JPH09509339A - 医用放射線療法のための装置 - Google Patents

医用放射線療法のための装置

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JPH09509339A JP7516514A JP51651495A JPH09509339A JP H09509339 A JPH09509339 A JP H09509339A JP 7516514 A JP7516514 A JP 7516514A JP 51651495 A JP51651495 A JP 51651495A JP H09509339 A JPH09509339 A JP H09509339A
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ナンコ ノルベルト
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ベスローテン フェンノートシャップ オプティシェ インドゥストリー ”デ オウデ デルフト”
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Abstract

(57)【要約】 医用放射線療法のための装置は、患者の治療領域に装着可能な変形自在の担体マット(1)を有する。この担体マットは、そのマット面の内部に延在する予め設けられた収容チャネル(7)を、ガイドスリーブの収容又は挿入のために有している。このガイドスリーブ内において、実質的には点状の放射線源を移動させること及び位置決めすることが可能である。この担体マットは、全体が1つ塊として、シリコン又はシリコンに類似する加圧殺菌可能な原材料から形成されている。この担体マットは、相互に隣接配置され相互に首状の区間(8)を介して接続された多数の球体(9)又は丸い球に似たボール状の多数の物体(9a)から形成されており、収容チャネルは、これらの球体(9)及び/又は首状の区間(8)を貫いて延在している。この結果、担体マットの厚みが所定の最小の厚みである場合でも、とりわけ良好な可動性及び形状適応性が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】 医用放射線療法のための装置 本発明は、患者の治療領域に装着可能な変形自在の担体マットを有する医用放 射線療法のための装置であって、この担体マットは、ガイドスリーブのためのも のであり、このガイドスリーブ内において、実質的には点状の放射線源を移動さ せること及び位置決めすることが可能であり、前記担体マットは、そのマット面 の内部に延在する予め設けられた収容チャネルを、前記ガイドスリーブ等々の収 容のために有している医用放射線療法のための装置に関する。 放射線療法においては、いわゆる後装填法(アフターローディング法)がすで に公知である。この方法においては、細い管状の、ガイドスリーブによって構成 されたアプリケータが、まず最初に被治療箇所の所望の位置に挿入される。次に 、放射線源として放射性試料が、放射線保護容器から、アプリケータに連結され た中空ゾンデを通って、アプリケータ内の治療箇所へ遠隔操作されて装填される 。 複数のガイドスリーブ又はアプリケータのための止め具として、可塑的に変形 自在の原材料から形成されたムラージュが、針状のガイドスリーブの中に挿入さ れる。可塑的に変形自在の原材料としては、例えば彫 塑用粘土、フォームラバーなどが公知である。ガイドスリーブの外部端部に中空 ゾンデを連結することができ、この中空ゾンデは、アフターローディング装置に 接続されている。そして、このアフターローディング装置を介して放射線保護容 器内にある放射線源が、順次個々のガイドスリーブ(アプリケータ)内に挿入さ れる。 所期の治療法にとっては、ガイドスリーブを担体マット(ムラージュ)の内部 で正確に位置決めすることが必要である。この場合、次のことに注意するべきで ある。すなわち、放射線強度は、放射線源に対する距離によって線形に減少する のではなく、2次放射のせいで、放射線源からの距離がある一定の距離になった 場合に、放射線強度が最大値になる。 従って、放射線量の計算のためには、一方ではムラージュ自体の治療領域に対 する相対的な位置が、そして他方では担体マット内部のガイドスリーブの位置が 重要な意味を持つ。 プラスティック製のガイドスリーブを担体マット内に挿入する際に、次のよう な問題が発生する。すなわち、ガイドスリーブを直線に延在させること、そして 担体マット表面及び隣接するガイドスリーブに対する距離を一定に維持すること は、実際には実現不可能である、という問題である。 担体マット内への挿入の際のガイドスリーブの横方 向変位をあまり大きくさせないために、挿入過程で鉄製マンドリン線が、ガイド スリーブに挿入される。この結果、少し不撓性を高めることができる。しかし、 それでもやはり、手動で挿入過程を行う場合、ガイドスリーブの位置の一定維持 を所望する程度の正確さで実現することは大抵不可能である。 もう1つの問題が次のことから生じる。すなわち、長さが長くなるに従って挿 入過程の困難さが増していくため、ガイドスリーブの長さはできる限り短くすべ きであり、それゆえ、実質的にはガイドスリーブの長さは担体マットの大きさに 適合調整される。従って、アフターローディング装置に通じる中空ゾンデのため の接続部は担体マットの近傍に設けられ、その結果、体内での治療の場合、前記 接続部は、連結箇所が血液などの体液と接触し得る領域に存在することになる、 という不都合が生じる。 ヨーロッパ特許第292630号公報から、すでに医用放射線療法のための装 置が公知であり、この装置は、ガイドスリーブのための、その装置のマット面内 部に延在する予め設けられた収容チャネルを有する。その結果、放射線源に対す る正確な位置設定も可能となる。この装置で使用される担体マットは、使い捨て 製品として構想されており、吸収性の高い原材料から 形成される。この担体マットは、きわめて薄い。 しかし、前述したように、放射線強度は、放射線源に対する距離によって線形 に減少するのではなく、2次放射のせいで、放射線源からの距離がある一定の距 離になった場合に、放射線強度が最大値になる、という点に注意すべきである。 放射線源と治療箇所との典型的な(最小の)間隔は、ほぼ5mmである。その結 果、ガイドのために使用され、そしてまた間隔維持器として使用される担体マッ トは、相応の厚みを、例えばほぼ10mmの厚みを有する必要がある。しかし、1 0mmの厚みを有するマットの形状適応性能は、屈曲した領域では、悪化するか、 又はもはや十分とはいえない程に低化し得る。そして、マット自体によって設定 された被放射線照射領域に対する距離は、必ずしも維持されない。 本発明の課題は、本明細書の冒頭で言及したタイプの、放射線療法のための装 置を製作することであり、この装置においては、吸収される放射線量を良好な精 度で予め計算することを実現できる。このために、担体マットは、比較的大きな 厚みが放射線物理学的に設定される場合でも、比較的大きく屈曲した領域に適応 し得る。結局、担体マットは、再利用できるようになる。 この課題の解決法として、本発明においては次のこ とを提案する。すなわち、担体マットは、全体が1つ塊として、シリコン又はシ リコンに類似する加圧殺菌可能な原材料から形成されており、前記担体マットは 、相互に隣接配置され相互に首状の区間を介して接続された多数の球体又は丸い 球に似たボール状の多数の物体から形成されており、前記収容チャネルは、これ らの球体及び/又は首状の区間を貫いて延在していること、である。 上記解決法によって、担体マットの変形自在性は著しく改善され、その他に、 担体マットを被治療生体組織に正確に設置することができ、その結果、例えば体 内での治療の際、望ましくない担体マットの装着が回避される。 担体マットに使用される原材料によって、この担体マットは、一方で高い可撓 性を有し、他方で担体マットを使用後にオートクレーブで殺菌することが可能に なる。従って、担体マットは再利用でき、それに伴いコスト安に使用できる。 担体マットのとりわけ良好な変形自在性のために設けられた、個々のエレメン トの丸い形又は球形は、その滑らかで窪みのない面によって、有利には担体マッ トの簡単な殺菌容易性に寄与する。 最後に、担体マットを比較的簡単に、例えば鋳造方法で製造することができる 。 ガイドスリーブ等々の収容又は挿入のための、担体 マットのマット面の内部に延在する予め設けられた収容チャネルは、有利には次 のような可能性を有する。すなわち、ガイドスリーブを、それぞれの担体マット の箇所において、位置ないしは延在に関して正確に設けられた収容チャネルの中 に問題なく挿入できるという可能性である。それに応じて、挿入されたガイドス リーブは、担体マット内部に正確に設置される。その結果、収容チャネルの位置 に基づいて正確な照射放射線量を予め計算することができる。ガイドスリーブ挿 入の際の補助手段としてのマンドリンの利用は、この場合には必要ない。また、 ガイドスリーブの長さはもはや重要ではない。その結果、ガイドスリーブを、そ の長さに関して、(一つの又は複数の)中空ゾンデとガイドスリーブとの外部接 続端部が適切な接近しやすい箇所に存在するように、設計することができる。 本発明の有利な実施形態は、収容チャネルが所定の網目パターン状に配置され 、有利には収容チャネルが相互に隣接して平行に、例えば相互に同じ側面間隔で 配置されるように構成される。 担体マット内にある収容チャネルにガイドスリーブを装着する場合に、このよ うな網目パターン状配置をすることにより、個々に適切な装着の構図の選択肢が 十分に拡がる。その結果、大抵の応用例に対して万能の担体マットが使用可能な いしは利用可能となる。 本発明の別の実施形態は、少なくとも収容チャネルの一部が、担体マットの平 面側に対して平行に延在する中心面からずれて配置されるように構成される。 例えば、全収容チャネルが、中心面に対してずれて配置される場合、つまり向 かい合った平面側よりも一方の平面側により近く配置される場合には、担体マッ トの向きを変えることによって、被治療生体組織に対する様々な異なる距離をと ることができる。例えば中心面の両側の収容チャネルを断面においてジグザグ状 に配置する場合、担体マットの延在方向において異なる放射線照射距離をとるこ とができる。 本発明の別の実施形態によれば、担体マットは、有利には収容チャネルないし は球体等々の間に穴を有するように構成される。このことによって、担体マット の変形自在性及び適応性は改善され、そしてまた切迫した状況下での使用及び大 きく屈曲した領域にマットを設置する場合での使用が可能になる。 本発明の有利な実施形態では、球体が、その相互に向き合った側面では、首状 の区間との接続箇所領域において、それぞれ前記首状の区間の半分の長さ分だけ 平坦にされており、隣接する球体の中心間の距離は、球体の直径に相当するよう に構成されている。 このことによって、隣接する球体の横方向の網目パターン間隔ないしは球体の 中にある収容チャネルの横 方向の網目パターン間隔は、正確に球体の直径に相当する。この結果、有利には 、3つのすべての座標方向において、同一の測定を行うことができる。 場合によっては、例えば担体マットの相応の原材料選択がなされた場合、収容 チャネル自体を、放射線源ないしはアフターローディング装置に接続された中空 ゾンデのためのガイド管として構成することができる。個々のガイドスリーブは 、この場合もはや必要ではない。この実施形態では、ガイドチャネル、つまり収 容チャネルの一方の終端部に中空ゾンデとの連結部が設けられ得る。 さらに、担体マットに、製造の際に挿入されたガイドスリーブを設けることも できる。この実施形態ではガイドスリーブを後付け装着する必要はもはやない。 本発明の別の実施形態は、担体マット及び/又はガイドスリーブにおいて、放 射線遮蔽エレメントが、該担体マット及び/又はガイドスリーブの裏側に配置さ れ、望ましくない裏側への放射が抑えられるように構成される。この放射線遮蔽 エレメントによって、望ましくない裏側への放射を回避又は少なくとも低減する ことができる。 この場合、有利には、放射線遮蔽エレメントに、担体マットと接合するための 止め具が設けられるように構成される。この止め具は、有利には担体マットの穴 にはめ込むために茸の形に形成される。この遮蔽手段を、必要に応じて、放射線 源が可動する場所に非常に的確に装着することができる。この止め具によって、 この放射線遮蔽エレメントのすばやい着脱ないしは移し変えが可能となる。 有利には、この放射線遮蔽エレメントは、細長い形状に又は板状に形成され、 それぞれ少なくとも一つの球体の領域上に、そして場合によってはこの球体に隣 接する首状の区間に延在する。 このことによって、担体マットの良好な形状適応性が影響を受けることはほと んどない。 場合によっては、ガイドスリーブは、少なくとも放射線遮蔽領域を有し、この 放射線遮蔽領域は、ガイドスリーブの周縁部を覆っている。従って、放射線源の 近傍ですでに放射線遮蔽が行われている。この放射線遮蔽は、必要に応じて、担 体マット上の放射線遮蔽と連携して、とりわけ効果的な放射線遮蔽を行う。この 放射線遮蔽によって、これが行われない場合に必要な個々の放射線遮蔽は大部分 余計なものとなる。 本発明の付加的な実施形態は、その他の従属請求項から得られる。次に本発明 を、その重要な詳細とともに図面に基づいて詳しく説明する。 図1は、担体マットの一部分、及び概略的に示されたアフターローディング装置 の俯瞰図である。 図2は、内部に異なった収容チャネルを有する担体マットの部分図である。 図3及び4は、様々な収容チャネルを有する担体マットの細い側面からみた図で ある。 図5は、放射線遮断エレメントを有する担体マットの一部分の俯瞰図である。 図6は、複数の放射線遮断エレメントの側面図である。 図7は、タイル状の放射線遮断エレメントを有する担体マットの部分図である。 図8及び9は、周縁部に設けられた放射線遮断領域を有するガイドスリーブの図 である。 図10から13は、異なる形の輪郭を設けられた収容チャネルを有する担体マッ トの側面図である。図14は、個々の収容チャネル列が識別コード化された担体 マットの一部分の俯瞰図である。 図1に図示された担体マット1は、この実施例においては、ガイドスリーブ2 を収容するために使用される。この担体マットは医用放射線療法に使用され、治 療領域の被照射箇所に位置決めされる。そして、実質的には点状の放射線源が、 順次ガイドスリーブ2内に挿入される。この放射線源は、放射性試料から構成さ れており、精確に予め計算された時間の間このガイドスリーブ内で位置決めされ る。この放射線源は次にガ イドスリーブから引き出され、担体マットの別のガイドスリーブに挿入され、そ の中で位置決めされる。 ガイドスリーブ又はアプリケータの中へ放射性試料は挿入される。このガイド スリーブ又はアプリケータは、アフターローディング装置3に通じる中空ゾンデ 4と連結できる。このアフターローディング装置3は、放射線源5のための放射 線保護容器を内蔵している。この放射線源を、それぞれの治療の終了後、移送ケ ーブル6を使って放射線保護容器内に戻すことができる。このアフターローディ ング装置3は、放射線源5が順次それぞれのガイドスリーブ2に挿入され、担体 マット1の領域内の所定の箇所にも位置決めされるように、プログラミング可能 である。 治療の前に担体マット1は、治療領域の規模と位置に相応してガイドスリーブ 2を装着される。そのために、担体マット1には、網目パターン状に相互に隣接 して配置された収容チャネル7が設けられている。この収容チャネル7内にガイ ドスリーブ2が直接挿入される。特殊な補助手段、例えば鉄製マンドリン線は、 これまでは、針状のガイドスリーブを、収容チャネル7の設けられていない担体 マットに挿入するために必要だったが、本発明の装置では必要ない。 ガイドスリーブ2は、すでに担体マット1に設けられている収容チャネル7を 通って、正確に所定の延在方向に導かれる。その結果、放射線量ないしは所定の 箇所における放射線源5のそれぞれの滞留時間の相応に正確な計算を予め行うこ とも可能となる。 ムラージュとも呼ばれる担体マット1によって、被治療領域表面と放射線源と の間の距離が予め正確に設定される。 例えば、担体マット1は、通常の放射器を使用する場合には、均質な照射野及 び均質な放射線量に到達するためには、ほぼ10mmの厚みを有する。 担体マット1内に挿入されたガイドスリーブ2の位置及び後から挿入される放 射線源5の位置を変化させることができるように、担体マット1は、その中心面 の外にずれて配置された収容チャネル7を有する。図1では、収容チャネル7は 、ほぼ中心面内に配置されている。そして図2は、付加的に中心からはずれて延 在する収容チャネル7a、7bが設けられている担体マットの実施例を図示して いる。図2では、これらの収容チャネルは、球形エレメントから構成された担体 マット1の一部においてのみ図示されている。しかし、収容チャネルは、それぞ れ列の方向に、それぞれ隣接する球形体を貫いて継続している。この様子は、図 3及び4から見て取れる。 さらに、横方向に延在する収容チャネル7cを設けることもできる(図2)。 担体マット11は、実質的には平たい物体として、 良質な変形可能な柔軟なプラスティック原材料から形成することができる。とり わけ担体マットの良好な可動性及び変形自在性を、少し厚みを有する実施例、例 えば10mm又はそれより大きい厚みを有する実施例においても実現するために、 この担体マットは、相互に隣接配置され相互に首状の区間8を介して接続された 多数の球体9又はこれに類似した丸い多数の物体9aから形成されるように構成 される。特に図1及び2に図示されている実施形態は有利である。収容チャネル 7は、ここでは、球体9も首状の区間8も貫いて延在している。図2には、それ 以上に、さらに別の収容チャネル7a及び7cが図示されている。これらの収容 チャネルは、ただ球体9のみを貫いて延在している。しかし、治療のために準備 された担体マット1には、ガイドスリーブ2が挿入されているので、収容チャネ ル7a又は7b又は7cに挿入されたガイドスリーブ2内部の放射線源5に対し て、一貫したガイドが行われる。図1及び2に図示された担体マット1は、中心 面に関して対称に構成されており、この結果、両側方向に対して等しく良好な変 形自在性及び可動性を有する。 しかし、図3及び4に図示されているような担体マット1aの非対称な実施形 態も可能である。この場合、接続用首状区間8は、球形体9aの中心面内にでは なく、表面側の方にずれて設けられている。 球体9ないしは球形体9aの直径、首状の区間8の断面積、そして球体間のな いしは首状の区間の間の距離は、必要に応じて変化させることができ、そして例 えば必要な担体マットの間隔状況及び可動性に合わせて調整される。 放射線源5の全方位放射を回避し、特に治療領域の外部にある生体組織への照 射及び損傷を防止するために、遮蔽のための様々な異なる手段を設けることがで きる。例えば図5から9に図示された例がそれである。図5には、ほぼ曲面板状 の放射線遮蔽エレメント10が図示されており、この放射線遮蔽エレメントは、 担体マット1内にある収容チャネル7に沿って取り付けることができる。この遮 蔽エレメント10を担体マット1と接合するために、遮蔽エレメントに固定用く ぼみ11が設けられている。この固定用くぼみは、それぞれ球体9の両側で首状 の区間8にはめ込まれる。固定用くぼみ11の内のり直径は、ほぼ首状の区間8 の直径に相当し、この固定用くぼみは、ほぼ半円上に延在している。そのため、 下側の自由縁部は、首状の区間8をほぼしっかりと把持する。この結果、遮蔽エ レメント10を、その都度所定の箇所に留めることができる。有利には、担体マ ット1の可動性を最大限保持するために、多数の比較的短い遮蔽エレメント10 による遮蔽が行われる。それゆえ、この遮蔽エレメン トは、有利には一つの球体9の領域の上にだけ、場合によっては隣接する首状の 区間8の上にだけ延在する。しかし、担体マット11が平らに配置されている応 用例の場合、または担体マット11が1つの平面内でのみ変形される応用例の場 合には、より長い遮蔽エレメント10を使用してもよい。 図6及び7には、ほぼタイル状の遮蔽エレメント10aが図示されており、こ の遮蔽エレメント10aは、担体マット1、1aの穴13にはめ込むために、ほ ぼ茸の形をした固定用エレメント12を有している。遮蔽エレメント10a(遮 蔽エレメント10も)は、縁部側面の係合用の溝14を有することができる。そ の結果、隣接した遮蔽エレメントは、縁部側面でほぼ相互に係合し、十分に放射 線を通さない移行部分が作られている(図6)。しかし、また遮蔽エレメントを 、屋根瓦のように一部分が重なり合うように構成することもできる。これも図6 に図示されている。隣接する遮蔽エレメント10aの境界領域を被覆するために 、遮蔽用のカバーエレメント18(図6)を設けることができる。このカバーエ レメント18は、例えば差し込み式固定接合部19を介して遮蔽エレメント10 aに取り付けられうる。 また図6及び7に図示されたタイル状の遮蔽エレメント10aは、様々な異な る大きさに形成することができる 小さな遮蔽エレメントの場合、中心にただ1つの固定用エレメントを設ければ よい。一方で、大きな面状遮蔽エレメントの場合には、確実な固定を保証するた めに、1より大きい数の固定用エレメント12を設けることができる。 図8及び9には、放射線遮蔽手段の別の可能性が図示されている。この場合、 遮蔽部15が、直接ガイドスリーブ2に設けられている。この実施形態では、ガ イドスリーブ2の内部中空部17を取り囲む内壁の周縁部分の一部は遮蔽原材料 から形成され、同時に周縁部分の大きさによって、向かい側への可能な放射角度 が決定される。この様な遮蔽ガイドスリーブを収容チャネル7内部で位置固定す るために、ガイドスリーブ2と収容チャネル7は、担体マット1において、相互 に適合する長手方向の輪郭を有する。図8及び9に図示された実施例と図12に は、卵形の断面形が設けられている。しかし、図10及び11に図示されている ように、別の断面の輪郭を設けることもできる。それ以上に、周縁方向に非対称 な輪郭を使用することもできる。この非対称な輪郭によって、ガイドスリーブ2 は、ただ一つの適切な位置でのみ使用することができる。 図8及び9ないしは図6及び7又は図5に図示されているような個々の遮蔽手 段を互いに組み合わせて使用することもできる。 さらに言及すべきことは、ガイドスリーブ2内を導かれる放射線源5の遮蔽の ために、このガイドスリーブ2の上をスライドし、長手方向に溝のある遮蔽スリ ーブを設けることもできるということである。この遮蔽スリーブは、ほぼ図9に 図示された遮蔽部15のような周縁経過を有することになる。 有利には、収容チャネルを設けられた担体マットは、使用する以前にガイドス リーブ2を装着されるように構成される。これは、すでにあったガイドスリーブ 2を利用できるので有利である。しかし、このようなガイドスリーブ2が、担体 マットの製造の際に同時に挿入されるようにすることも可能である。そうすれば 、このマットは、完全装備の状態で使用者の手にわたり、すぐに使用することが できる。さらに、収容チャネル7自体が、放射線源のためのガイドを形成するよ うに構成されている。この場合、直接担体マットにおいて、収容チャネル7の出 口端部に、アフターローディング装置3と中空ゾンデ4とを連結するための接続 部が設けられる。今まで説明してきた実施例に示された担体マットの形は、格子 状の構造を有しており、担体マットの分離が簡単にできるようになっている。と いうのも、この場合、網目パターン状に分離線が設けられているからである。 担体マットをX線スクリーンに良好に表示することができるために、そして担 体マットの位置を制御するために、収容チャネル内にX線を通さない原材料カプ セル16が設けられている。この実施例においては、担体マット1の各球体9が 、このような原材料カプセル16を有する。担体マットの個々の収容チャネルを X線画像上で良好に互いに識別することができるために、原材料カプセルを符号 化形式で位置決めないしは構成することができる。 図14に図示された実施例では、第1列の第1番目の箇所に、第2列の第2番 目の箇所に等々、それぞれ少し大きめの原材料カプセルが設けられるように符号 化が行われている。しかし、符号化は、他の多様な実施形態において行うことが できる。 さらに、有利には担体マットに、網目パターン状に分散配置された位置センサ を設けることができる。これらの位置センサはコンピュータに接続されている。 このことによって、コンピュータ画像スクリーン上に担体マットの位置を直接表 示することができる。これらの位置センサによって、マットの形及びマット内を 導かれる放射器を考慮して、はるかに正確な放射線量の計算が実施できる。この 結果、それぞれの照射箇所における放射器の滞留時間をはるかに正確に計算する ことができる。 マットを、外部領域の治療のために、例えば体表面の腫瘍の治療のために使用 することができる。このためにマットは被治療領域に外部から設置される。さら に、ガイドチャネルの中に変形自在の補強エレメントを挿入することが可能であ る。この補強エレメントは、マットの形状適応に従って、このマットの形状を保 持するのに役立つ。この結果、マットを、複数回使用した場合でも、いつも良好 に位置決めすることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.患者の治療領域に装着可能な変形自在の担体マット(1、1a)を有する医 用放射線療法のための装置であって、 前記担体マット(1、1a)は、ガイドスリーブ(2)のためのものであり 、 該ガイドスリーブ(2)内において、実質的には点状の放射線源(5)を移 動させること及び位置決めすることが可能であり、 前記担体マット(1、1a)は、そのマット面の内部に延在する予め設けら れた収容チャネル(7、7a、7b、7c)を、前記ガイドスリーブ(2)の収 容のために有している医用放射線療法のための装置において、 前記担体マット(1、1a)は、全体が1つ塊として、シリコン又はシリコ ンに類似する加圧殺菌可能な原材料から形成されており、 前記担体マット(1、1a)は、相互に隣接配置され相互に首状の区間(8 )を介して接続された多数の球体(9)又は丸い球に似たボール状の多数の物体 (9a)から形成されており、 前記収容チャネルは、該球体(9)及び/又は首状の区間(8)を貫いて延 在していることを特徴とする医用放射線療法のための装置。 2.収容チャネルは、所定の網目パターン状に配置されており、有利には前記収 容チャネルは、相互に平行に隣接して、例えば相互に同じ側面間隔で配置されて いることを特徴とする請求項1記載の装置。 3.少なくとも収容チャネルの一部は、担体マットの平面側に対して平行に延在 する中心面からずれて配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の装 置。 4.複数の収容チャネルは、異なる平面内に相互に上下に配置されていることを 特徴とする請求項3記載の装置。 5.収容チャネルは、相互に直角に延在して配置されていることを特徴とする請 求項1から4のうち1項記載の装置。 6.担体マットは、有利には収容チャネル(7ないじは球体(9)等の間に穴( 13)を有することを特徴とする請求項1から5のうち1項記載の装置。 7.穴(13)は、担体マット上に、網目パターン状に分散配置されていること を特徴とする請求項6記載の装置。 8.球体等は、相互に間隔を保って配置されており、首状の中間エレメント(8 )によって相互に接続されていることを特徴とする請求項1から7のうち1項記 載の装置。 9.球体(9)は、該球体の相互に向き合った側面で は、首状の区間(8)との接続箇所領域において、それぞれ前記首状の区間の半 分の長さ分だけ平坦にされており、隣接する球体の中心間の距離は、該球体の直 径に相当することを特徴とする請求項1から8のうち1項記載の装置。 10.収容チャネル自体は、放射線源ないしはアフターローディング装置(3)に 接続された中空ゾンデ(4)のためのガイドとして構成されていることを特徴と する請求項1から9のうち1項記載の装置。 11.担体マット及び/又はガイドスリーブ(2)において、放射線遮蔽エレメン ト(10、10a、15)は、望ましくない裏側への放射を抑えるように、前記 担体マット及び/又はガイドスリーブ(2)の裏側に配置されていることを特徴 とする請求項1から10のうち1項記載の装置。 12.遮蔽エレメントには、担体マットと接合するための止め具が設けられており 、該止め具は、有利には担体マットの穴(13)にはめ込むために、例えば茸の 形に形成されていることを特徴とする請求項11記載の装置。 13.遮蔽エレメントは、細長い形状に又は板状に形成され、それぞれ少なくとも 一つの球体(9)の領域上に、そして場合によっては該球体(9)に隣接する首 状の区間(8)に延在することを特徴とする請求項11又は12記載の装置。 14.隣接する遮蔽エレメントは、縁部分に係合用の溝を有し、及び/又は屋根瓦 状に部分的に重なり合って配置されていることを特徴とする請求項11から13 のうちの1項記載の装置。 15.ガイドスリーブ(2)は、少なくとも放射線遮蔽領域(15)を有し、該放 射線遮蔽領域(15)は、ガイドスリーブの周縁部を覆っていることを特徴とす る請求項11から14のうち1項記載の装置。 16.ガイドスリーブ(2)及び収容チャネル(7)は、担体マット内で相互にぴ ったり適合する長手方向の輪郭を、歪曲に対する安全保持の手段として有するこ とを特徴とする請求項1から15のうち1項記載の装置。 17.ガイドスリーブのための遮蔽手段として、長手方向に溝があり、前記ガイド スリーブ(2)の上をスライドすることができる遮蔽スリーブが設けられている ことを特徴とする請求項11から16のうち1項記載の装置。 18.収容チャネル内に、X線を通さない原材料カプセルが設けられ、該原材料カ プセルは、有利にはそれぞれの収容チャネルの位置に関連して符号化されている ことを特徴とする請求項1から17のうち1項記載の装置。 19.担体マットに、製造の際に挿入されたガイドスリーブ(2)が設けられてい ることを特徴とする請求 項1から18のうち1項記載の装置。 20.担体マットに、有利には網目パターン状に分散配置された位置センサが設け られており、該位置センサは、画像スクリーンを有するコンピュータに接続され ていることを特徴とする請求項1から19のうちの1項記載の装置。
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