JPH09509346A - 目的物の皮下定着のためのカニューレ - Google Patents
目的物の皮下定着のためのカニューレInfo
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Abstract
(57)【要約】
生体の体内に目的物を定着させるためのカニューレ(10)であって、このカニューレ(10)は、第1のハンドル(16)を有するカニューレホルダ(14)と、第2のハンドル(20)を有するスリーブ(18)を備える。スリーブは、カニューレホルダ(14)を少なくとも一部において取り囲むとともに、それと相対的に軸方向に移動可能であり、かつ、カニューレ内に延出するマンドリン(24)を有する。当該目的物は、マンドリンと目的物を収容したカニューレ(10)との間の相対運動によって体内に定着できる。カニューレの挿入操作及び目的物の定着操作をワンハンドでのみ行い得るようにするために、スリーブ(18)から延出した第2のハンドル(22)上に押圧力がかかるときに、カニューレホルダから延出した少なくとも1つの拡開部材又はカニューレホルダあるいはスリーブから延出した把持又は押上げ部材(54)によってスリーブがカニューレホルダ(14)に係止される構成が提案される。
Description
【発明の詳細な説明】
目的物の皮下定着のためのカニューレ
本発明は、生体の体内に目的物を定着させるためのカニューレに係り、当該カ
ニューレは第1のハンドルを有するカニューレホルダと、該カニューレホルダを
少なくとも一部において囲むとともにこれに対して軸方向に相対移動可能なスリ
ーブとを備え、該スリーブは第2のハンドルを有するとともに該カニューレの内
側で延出したマンドリンを有する構成である。前記の目的物、例えば長期間用の
医療用調合剤や同一確認用坦持体あるいは放射性物質を含んだカプセルなどの目
的物が該目的物を支持するカニューレとマンドリンとの間の相対運動によって定
着可能となっている。
この種のカニューレは、国際公開公報WO92/15362号に開示されてい
る。この種のカニューレによって、まず、該目的物を定着操作する前に前もって
知られた位置に配置することが可能になったので、体内埋込み(インプラント)
が簡単になるとともに所望の体内組織へ確実に定着させることができる。特に、
位置固定は、カニューレ端部で少なくとも一部分を閉成する閉成部材によって行
われる。この閉成部材は、医療添加剤を含んだ軟膏状材料や接着剤、あるいはシ
リコン栓などの形状を有する。
位置固定の技術において目的物の埋め込みに際して、
体内に異物が導入され、それが望ましくない反応や予期しない反応を引き起こす
恐れがある。
生体の皮下に固形状又は半固形状の調合剤を定着させるための他のカニューレ
は、例えば、米国特許第4,900,304号、同第4,950,234号又は
欧州特許第0255123号により公知である。
欧州特許公開第0304107号には、埋め込み物の定着のためのインジェク
ション・カニューレが開示されている。このカニューレは、1回限りの使い捨て
のものである。
米国特許第4,820,267号によれば、搬送目的のためにのみ埋め込み物
がカニューレ内に固定される。すなわち、マンドリンを用い、先端部ではピンを
用いて固定される。このピンが不用意にカニューレから滑り落ちることを防止す
るために、ピンは保護ケースにより外側で固定される。
動物の同一確認のために国際公開公報WO90/05488号には、可撓性の
カニューレが示されている。この先端部分の横断面はマンドリンがスライド移動
する部分よりも小さく構成されている。
米国特許第4,846,793号又は第4,994,028号により、冒頭に
述べたこの種のカニューレは公知であり、ここにおいては、スリーブはカニュー
レホルダに対して相対的に回転可能となっており、これによって相互の係合が行
われる。しかし、この構成は、
カニューレの挿入操作及びこれに続く目的物の定着操作を基本的に両手でしかで
きないという欠点がある。
本発明の目的は、冒頭に述べたこの種のカニューレを改善し、一方においては
、埋め込むべき目的物を支障なく確実に位置固定することができ、該目的物の埋
め込みに際して体内に一緒に挿入可能な異物を必要としないカニューレを提供す
ることにある。又、該カニューレが不透明材料、特に金属より成る場合でも該目
的物の位置を極めて容易にチェック可能とするものである。
又、本発明の目的は、他方において、片方の手で該カニューレを体内へ挿入す
るとともに、続いてカニューレを引き出すことによって目的物を定着できるよう
にすることである。
上記目的の片方の手によるワンハンド操作は以下の構成によって解決される。
すなわち、押圧力がスリーブから延出した第2ハンドルに作用している場合に、
カニューレホルダを有するスリーブが、該ホルダから延出した少なくとも1つの
拡開部材あるいはカニューレホルダ又はスリーブから延出した係止部材又はレバ
ー部材によって係止可能な構成によって解決される。
上記構成によって、体内へのカニューレの挿入の際にカニューレは、挿入のた
めに必要な圧力がスリーブから、あるいは又、グリップ部をなす第2ハンドルか
ら来る場合に、スリーブに対して、従って又、マンドリンに対して相対移動を全
く起さないか、あるいは殆ど実質的
に起こさない。
目的物を定着させるために必要なことは、カニューレホルダを第2ハンドルの
方向に沿って軸方向に単に移動させることである。これによって、カニューレホ
ルダから延出した係止部材がスリーブに対して自動的に係合が外れるか、あるい
はレバー部材がカニューレホルダを第2ハンドルの方向に軸方向に手で引張るこ
とによりスリーブに対して係合が外れるようにコントロールされる。
特に本発明においては、カニューレホルダはカニューレを取り囲む移動不能の
延出部と、これを囲むとともにこれに対して軸方向に相対移動可能で第1のハン
ドルを有するスリーブ体とを備え、前記延出部からスリーブ体内に挿通され第2
のハンドル上への押圧力の付与に際してスリーブの一部に対して当接する拡開部
材が突出し、第2のハンドルの方向に第1のハンドルが移動する際にスリーブ体
が該拡開部材とその一部において係合離脱して前記延出部を一緒に引張る。
その他、スリーブから揺動可能なレバー状の係止部材を突出させ、該係止部材
をカニューレホルダあるいはそのハンドルに対して当接可能に構成することも可
能である。
ここにおいて、係止部材は折曲されたアングルレバーが望ましく、その短い方
の脚は第2のハンドルの領域においてカニューレより離間した外面に沿っている
ととも
に、その長い方の脚は、その自由端がカニューレから離間した第1のハンドルの
側に当接可能な構成である。
前記アングルレバーは第2のハンドルから延出するとともにアングルレバーの
揺動軸線を形成する支承部に締め付け固定可能である。
アングルレバーの揺動を容易にするために、その短い方の脚はその自由端領域
のところで第2のハンドルに支持されるとともに、その支持部と前記支承部の間
で第2のハンドルより離間した位置を占める。又、長い方の脚をカニューレホル
ダないしはそのグリップ部をなすハンドルとの係合より離脱させるためには、短
い方の脚上に押圧力を付与することのみが必要である。これによって、長い方の
脚は、カニューレから自動的に離れる方向に移動する。この場合、短い方の脚は
その一部、好ましくはその自由端のところで第2のハンドルと強く係合し得るの
で、アングルレバーが不用意に揺動して戻ってしまうような事態を確実に防止で
きる。
更に別途の解決手段として提案することは、レバー部材をカニューレホルダか
ら延出させ、該レバー部材をスリーブに沿ってその外側を通すとともに、このス
リーブと係合可能に構成することである。このレバー部材は、好ましくはフイル
ム・ヒンジなどのヒンジを介して第1のハンドルと連結し得る。揺動、すなわち
スリーブからの離脱動作のために、レバー部材から突起の形状のハンドルが突出
し、このハンドルは当該レバー部材が
もはやスリーブと係合しないとき把持される。レバー部材はスリーブ内で接線方
向に延出するのが望ましいが、半径方向への延出も可能である。ハンドルはこの
レバー部材の領域に位置するとともにスリーブを通して突出する。
レバー部材自体は端部側突起によってスリーブ内に係止可能であり、ここにお
いて、カニューレホルダがスリーブに係止された際に、端部側突起はスリーブを
通ってカニューレホルダの凹所に係合する。
レバー部材が、好ましくはスリーブの方向に、好ましくは材料自体の性質でば
ね付勢力が予め付与されており、これによって、カニューレホルダとスリーブ間
の自動的係合がカニューレ挿入の際に生じる構成とすれば、レバー部材はこれに
対して力が作用しない場合にスリーブより離間した位置を占め、従って、当該係
合をコントロールした状態で行うことができる。
しかし、又、係合構成の如何に拘らず、片方の手及び同じ手で、第2のハンド
ル上への押圧によりカニューレの挿入操作が可能であるとともに係合解除や解錠
操作及びグリップ部をカニューレの軸方向に引き戻すことによってなされるカニ
ューレの引き出し操作が可能である。解除動作は拡開部材を用いることによって
、あるいは、レバー部材をスリーブないしはカニューレホルダに適宜に固定する
こといよって自動的に行い得る。ここにおいて、第2のハンドル上に力が作用し
ている場合に
レバー部材が係合状態を維持し、他方、第1ハンドルを第2のハンドルの方向に
引いた場合には、レバー部材は錠止状態から開放される。勿論、終端錠止もレバ
ー部材のコントロールされた移動や調節によって行い得る。
本発明によって、埋め込むべき目的物を支障なく、かつ確実に位置固定を行う
ために、以下の構成が提案される。すなわち、少なくとも外方に向かう弾性を有
する目的物がカニューレの一部によって固定され、当該カニューレが該目的物と
カニューレ先端部との間の横断面と比較してこれと異なる横断面あるいは凹陥穴
を有する構成である。ここにおいて縮小した横断面は、少なくとも周囲に部分的
に設けたビード状部分によって形成できる。又、横断面を変化させる他の可能な
構成として、カニューレ壁面部分に隆起を形成するか又は、凹陥穴を形成するこ
とである。更に、横断面の変更を行うために、カニューレを圧縮し、これによっ
て埋め込むべき目的物を固定することも同様に考えられる。
又更に、当該目的物を固定するカニューレ部分において、観察窓として凹陥穴
を構成することもできる。この凹陥穴によって横断面の形状変化、あるいは目的
物が膨らむことのできる空間ができ、これによって位置固定も同様に行われる。
本発明によれば、目的物を埋め込む前に固定すべき領域でカニューレに横断面
の形状変化を行うことにより、当該目的物の位置固定を極めて簡単に達成できる
。
埋め込むべき目的物は、少なくとも外方に向かって可撓性ないしは弾性を呈する
性質があるので、この目的物を損傷する危険を伴うことなく確実に固定できる。
特に、外皮によって医療用又は放射性の調合剤が包まれた目的物のような場合に
望ましい。
その他の本発明の詳細、利点、特徴は、以下、図面を参照して説明する実施の
形態より容易に理解されるであろう。
図1は医療用調合剤や同一確認用坦持体などの目的物の埋め込みのためのカニ
ューレの縦断面図である。
図2は図1に示すカニューレの要部拡大断面図である。
図3は図1に示すカニューレの他の部分の要部拡大断面図である。
図4はカニューレの他の実施形態の縦断面図である。
図5は図4に示すカニューレの一部を90度回転させて示す要部外観図である
。
図6は図5のA−B線に沿って見た横断面図である。
図7はカニューレの第3の実施形態を示す縦断面図である。
図8は図7のC−D線に沿って見た横断面図である。
図9は図7に提案された係止機構と代行可能な他の解決構成を示す図である。
動物あるいは人間の生体内に、特にレプティード(Reptid)などの長期間用調
合剤等の医療用調合剤やカプセル状の放射性調合剤(スラーク(Slak))あるい
は同一確認用坦持体を埋め込むために、カニューレ(10)が用いられる。この
カニューレ(10)としては、スチール製カニューレ、合成樹脂製カニューレあ
るいはその他の適宜の材質よりなるカニューレで、好ましくは斜めにカットされ
た先端部(12)を備えるものが用いられる。このカニューレ(10)はカニュ
ーレホルダ(14)に収納され、このホルダは、この実施形態ではグリップ部を
なすハンドル(16)を備えている。このハンドル(16)の前後にはスリーブ
(18)が延出しており、該スリーブ(18)はカニューレとは反対の側でスリ
ット状に切欠され、これによりカニューレ(10)の長手方向にスライドすると
ともに外側にハンドル(20)を備えた注入プランジャ(22)を動かす。この
注入プランジャ(22)は、カニューレ(10)に対して相対移動するマンドリ
ン(24)に接続され、このマンドリン(24)を介して図1には示されていな
いが、図2に拡大して示した目的物(26)がマンドリンとカニューレ(10)
の間の相対移動によって体内に定着される。この目的物(26)は、カニューレ
(10)の引張り動作によって定着されるのが望ましい。これによって、マンド
リン(24)がカニューレ先端部(12)の方向へ移動することにより、定着操
作が
自然に行われる。
カニューレ(10)は更に保護キャップ(17)によって囲まれ、このキャッ
プはカニューレホルダ(14)上に挿着されている。
ハンドル(16)とカニューレ先端部(12)の間においてカニューレ(10
)は、ルーメン収縮(28)のような幾何学的形状変化を有し、これは種々の方
法で形成することができる。例えば、カニューレ壁面に隆起を形成するか、又は
少なくとも周囲の一部に設けられたビード状部分で形成できる。特に、例えば上
記の隆起の形成により直径方向に互いに対応した2つの凹陥穴(28,30)が
形成され、この内端縁(32,34)はカニューレ(10)の内室に向かって突
出しているので、これによって所望の幾何学的形状変化又は横断面の縮小がなさ
れる。
このように横断面の形状変化を有するカニューレ(10)の部分(36)のと
ころで、埋め込むべき目的物(26)が固定される。このために必要なことは、
当該目的物が少なくとも外方に向かって可撓性ないし弾性を呈する性質を有する
ことであり、これによって、当該目的物が損傷を受けない。すなわち、例えば外
皮に包まれた調合剤や放射性物質が不用意に外部に漏れ出ることを確実に避ける
ことができる。
図1及び2から明らかなように、凹陥穴(28,30)は固定された目的物(
26)の光学的チェックを
同時に可能とする働きがある。すなわち観察窓の機能を持つ。この凹陥穴(28
,30)内に目的物が押入するので目的物の位置固定ができる。従って、この場
合に更に余分なルーメン型の形状変化を必要としない。
本発明においては、カニューレの挿入操作において、又、目的物(26)の定
着操作においても、単に片方の手によるワンハンド操作が可能である。これは、
挿入操作の間、スリーブ(18)はカニューレ(10)に対して、従って、カニ
ューレホルダ(14)に対して係止可能とされ、他方、それに続いてカニューレ
(10)を引き戻す場合には、すなわちハンドル(20)の方向にハンドル(1
6)を動かす場合には、単に軸方向の移動のみが必要となるからである。
上記の係止動作を可能とするので種々の解決手段がある。
例えばカニューレ延出部(38)に拡開部材(40)を設ける。その拡開部材
(40)の複数の自由端(44)はハンドル(16)の方向に延出するとともに
スリーブ(18)の方向にばね弾性をもって突出する。従って、ハンドル(20
)に押圧力が作用すると、拡開部材(40)の自由端(44)はスリーブ(18
)の内壁に形成した段部(46)に接する。
前記拡開部材(40)は、カニューレ(10)を移動不能に取り囲むカニュー
レ延出部(38)から突出し、その延出部はスリーブ体(48)によって囲まれ
、
このスリーブ体はグリップ部をなすハンドル(16)を有する。
カニューレ延出部(38)とスリーブ体(48)はカニューレホルダ(14)
を構成しており、拡開部材(40)は拡開部材(40)の自由端(44)がスリ
ーブ(18)の段部(46)に接するとき、スリーブ体(48)の開口(42)
に挿通し得る。
目的物(26)の定着を行う場合、上述のようにグリップ部をなすハンドル(
16)は軸方向に引かれる。これによって、まずスリーブ体(48)はカニュー
レ延出部(38)に沿って動く。この動きはスリーブ体(48)のリング状突起
(50)がカニューレ延出部(38)の段部(52)に接し、これをカニューレ
ホルダ(14)の更なる軸方向の移動に際して一緒に引く。
スリーブ体(48)とカニューレ延出部(38)との間で拡開部材(40)の
自由端(44)の方向に沿い、まず生じる相対移動によって、拡開部材はカニュ
ーレ(10)に向かって曲げられ、これによって、自由端(44)はスリーブ(
18)の段部(46)との係合から離脱するようになる。従って、カニューレホ
ルダ(14)はスリーブ(18)に対して軸方向に移動可能となる。スリーブ(
18)とカニューレホルダ(14)との間の可能な他の係止機構が図4〜9に示
されている。この機構の利点は、カニューレホルダ
(14)はスリーブ(18)内で移動可能な部分とともに複数部材で構成されず
、図1及び2で示した実施形態の場合のような互いに相対移動する部分を含まな
いことである。
図4〜6に示す実施形態において、注入プランジャ(22)を有するスリーブ
(18)のグリップ部をなすハンドル(20)から折曲形状の係止部材をなすア
ングルレバー(54)が延出しており、このアングルレバーはカニューレホルダ
(14)のグリップ部をなすハンドル(16)に係合可能となっている。従って
、グリップ部をなすハンドル(20)上にカニューレ先端部(12)の方向に押
圧力が作用した場合、スリーブ(18)は、カニューレホルダ(14)と一体と
なって軸方向に移動し得る。
アングルレバー(54)は支承部(57)によって構成された軸線(56)の
まわりで揺動可能である。アングルレバー(54)はこの支承部(57)内に係
入可能となっている。該支承部(57)はスリーブ(18)のグリップ部をなす
ハンドル(20)から突出している。
アングルレバー(54)の短い方の脚(58)は、カニューレ先端部(12)
とは反対側のグリップ部をなすハンドル(20)の面(60)に沿って延出する
とともに、この面(60)に対して、いくらかの領域において離間している。こ
の短い方の脚(58)は、好ましくは、こぶ状をなす端部(62)を有し、この
端部は
アングルレバー(54)が以下に述べるように解錠される場合にグリップ部をな
すハンドル(20)に係止可能となっている。又、アングルレバー(54)を、
例えばその短い方の脚(58)を介して係止させる構成も可能であり、これによ
って、不用意なアングルレバー(54)の揺動を解消できる。
勿論、短い方の脚(58)が常に係止されることは必ずしも必要とされない。
しかし、当該脚は当初、グリップ部をなすハンドル(20)に当接した状態とす
べきである。
アングルレバー(54)の短い方の脚(58)上に押圧力が作用してない限り
、アングルレバー(58)の長い方の脚(64)は、図5に示すようにグリップ
部をなすハンドル(16)の外側面(66)に接しているか、あるいはこれに対
して係止している。従って、カニューレ(10)をハンドル(20)に対し、又
、マンドリン(24)に対して相対移動させることなく、体内の組織への挿入を
行うことができる。カニューレ(10)内に収納してある目的物(26)を定着
させる場合、アングルレバー(54)の短い方の脚(58)上に押圧力を作用さ
せるか、この係止状態を解放する。これによって、長い方の脚(64)が軸線(
56)のまわりに外方へ揺動し、ハンドル(16)との係合から離れる。次いで
、ハンドル(16)を軸方向に引くことによって、目的物(26)は定着される
。これは、目的物(26)を固定
しているマンドリン(24)のその位置が保持され、これに対してカニューレ(
10)が引かれる。
図7〜9に示す実施形態における係止動作は、レバー部材(68)を介して行
われる。このレバーはカニューレホルダ(14)のハンドル(16)から延出す
るとともにカニューレ(10)の方向に延出した突起形状の端部(70)とスリ
ーブ(18)に形成された凹所(72)内で接線方向又は半径方向に沿って係合
可能となっている。ここにおいて端部(70)はスリーブ(18)内に完全に挿
通されカニューレホルダ(14)の凹所(74)に係合する構成が望ましい。こ
れによって、特にスリーブ(18)の壁厚が薄い場合でも係止状態を強くするこ
とができる。
レバー部材(68)はフィルム・ヒンジ(76)のような部材を介してハンド
ル(16)と接続されスリーブの方向に材質自体の性質でばね付勢される構成が
望ましい。これによって、端部側突起(70)はスリーブ(18)と常に接した
状態を保つ。
解錠動作を可能とするため、すなわち、レバー部材(68)を凹所(72,7
4)から離脱させるために、ハンドル(78)がレバー部材(68)ないしは突
起から延出するとともにスリーブ(18)に沿ってその側方を通るか、及び/又
は半径方向に突出する。従って、突起(78)などのハンドルの把持によってレ
バー部材(68)がスリーブ(18)との係合より離脱すること
はない。
図7に示す実施形態に代えて、互いに直径方向に延出した一対のレバー部材(
80,82)をグリップ部をなすハンドル(16)から延出させるとともにこれ
らレバー部材はスリーブ(18)の方向には予め付勢しない構成も可能である。
むしろ、それらレバー部材のスリーブ(18)の方向に延出した端部(84,8
6)をスリーブ(18)の外面より離間させておく。係止動作を必要とする場合
、これらレバー部材(80,82)上にスリーブ(18)の方向に押圧力を作用
させねばならない。従って、突起(84,86)はスリーブ(18)の対応凹所
(88,90)ないしはカニューレホルダ(14)の対応凹所(92,94)に
係合する。
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- 【特許請求の範囲】 1.生体の体内に目的物を定着させるために、第1のハンドル(16)を有する カニューレホルダ(14)と、該ホルダを少なくとも一部において囲むとともに 該ホルダに対して軸方向に相対移動可能であり該カニューレ内で延出したマンド リン(24)を有し第2のハンドル(20)を備えたスリーブ(18)とを有し 、前記目的物がマンドリンと該目的物を収納するカニューレ(10)との間の相 対移動によって体内に定着されるカニューレ(10)において、前記スリーブ( 18)から延出した第2のハンドル(20)上に押圧力が付与される際に、前記 スリーブがカニューレホルダ(14)と、これから延出した少なくとも1つの拡 開部材(40)又はカニューレホルダ又はスリーブから延出した係止部材又はレ バー部材(54,68,80,82)によって係止可能としたことを特徴とする カニューレ。 2.前記カニューレホルダ(14)は、移動不能に該カニューレ(10)を取り 囲むカニューレ延出部(38)と、これを囲むとともにこれに対して軸方向に相 対移動可能で前記第1のハンドル(16)を有するスリーブ体(48)とよりな り、スリーブ(18)の方向にカニューレ先端部(12)より離間して延出する 少なくとも1つの拡開部材(40)が前記カニューレ延出部から突出し、該拡開 部材が第2のハンドル上に押圧力が付与され た際にスリーブの部分(46)に係合し、前記カニューレホルダ(14)から突 出した第1のハンドルが第2のハンドルの方向に移動する際に、前記スリーブ体 が前記拡開部材を前記スリーブの前記部分との係合より離脱させるとともに前記 延出部を一緒に移動させてなることを特徴とする請求項1に記載のカニューレ。 3.前記スリーブ(18)からレバー等で構成された揺動可能な係止部材(54 )が突出し、該係止部材は前記カニューレホルダ(14)ないしそのハンドル( 16)に係合可能であることを特徴とする請求項1に記載のカニューレ。 4.前記係止部材はアングルレバー(54)よりなり、該レバーの短い方の脚( 58)は第2のハンドルの領域において、カニューレ(10)とは反対側の該第 2のハンドルの外面に沿って延出することを特徴とする請求項3に記載のカニュ ーレ。 5.前記アングルレバー(54)は、前記第2のハンドル(20)から突出する とともに該アングルレバーのための揺動軸線(56)を形成する支承部(57) に固定可能であることを特徴とする上記請求項の少なくとも1に記載のカニュー レ。 6.前記アングルレバー(54)の短い方の脚(58)は、その自由端領域(6 2)において第2のハンドル(20)に支持及び/又は係止可能であるとともに 、該支持ないし係止位置と前記揺動軸線(56)の間で第2のハンドル(20) の外面(60)とは離間した位置を占めることを特徴とする上記請求項の少なく とも1に記載のカニューレ。 7.スリーブ(18)に沿ってその外側に位置するとともに該スリーブと係止可 能なレバー部材(68,80,82)が前記カニューレホルダ(14)から突出 してなることを特徴とする請求項1に記載のカニューレ。 8.前記レバー部材(68)が、好ましくはフィルム・ヒンジ等のヒンジ(76 )を介して第1のハンドル(16)と接続されるとともにスリーブ(18)に対 して半径方向又は側方に沿うハンドル(78)を介して把持可能であるとともに 揺動可能であることを特徴とする請求項7に記載のカニュー 9.前記レバー部材(68)はその端部側突起(70)によってスリーブ(18 )内に係止可能であることを特徴とする上記請求項の少なくとも1に記載のカニ ューレ。 10.前記カニューレホルダ(14)がスリーブ(18)に対して係止されると き、前記レバー部材(68)の端部側突起(70)はスリーブ(18)内を通り カニューレホルダの凹所(74)に係合することを特徴とする上記請求項の少な くとも1に記載のカニューレ。 11.前記レバー部材(68)はスリーブ(18)の方向に、好ましくは材質固 有の性質によってばね付勢されることを特徴とする上記請求項の少なくとも1に 記載のカニューレ。 12.前記レバー部材(80,82)は、この上に押圧力が作用していない場合 にスリーブ(18)に対して離間した位置を占めることを特徴とする上記請求項 の少なくとも1に記載のカニューレ。 13.2つのレバー部材(80,82)が第1のハンドル(16)から延出した ことを特徴とする上記請求項のいずれか1に記載のカニューレ。 14.当該目的物(26)は、少なくとも外方に向かう弾性を有し、カニューレ (10)の一部(36)によって固定され、該カニューレは該目的物とカニュー レ先端部(12)との間の横断面と比較して、これと異なる横断面又は凹陥穴( 28,30)を有してなることを特徴 とする上記請求項の好ましくは1に記載のカニューレ。 15.前記横断面ないしルーメン形状の変化は、少なくとも周囲の一部に設けら れたビード状部材によって構成されることを特徴とする請求項14に記載のカニ ューレ。 16.前記横断面ないしルーメン形状の変化は、カニューレ壁面部分に形成され た少なくとも1つの隆起(28,30)によって構成されることを特徴とする請 求項14に記載のカニューレ。 17.前記横断面ないしルーメン形状の変化は、カニューレ壁面部分に形成され た少なくとも1つの凹陥穴(28,30)によって構成され、該凹陥穴の内端縁 (32,34)はカニューレ内部に突出してなることを特徴とする請求項15に 記載のカニューレ。 18.前記目的物を固定するカニューレの部分(36)に観察窓としての凹陥穴 を設けたことを特徴とする請求項16に記載のカニューレ。 19.前記観察窓は、ルーメン形状変化を生じさせる少なくとも1つの凹陥穴( 28,30)であることを特徴 とする上記請求項の少なくとも1に記載のカニューレ。
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