JPH09509404A - 神経アウトカムを改良するための組成物及び方法 - Google Patents

神経アウトカムを改良するための組成物及び方法

Info

Publication number
JPH09509404A
JPH09509404A JP7517338A JP51733894A JPH09509404A JP H09509404 A JPH09509404 A JP H09509404A JP 7517338 A JP7517338 A JP 7517338A JP 51733894 A JP51733894 A JP 51733894A JP H09509404 A JPH09509404 A JP H09509404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gpe
injury
pro
igf
cns
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7517338A
Other languages
English (en)
Inventor
デビッド グルックマン,ピーター
エドワード ウィリアムズ,クリストファー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Auckland Uniservices Ltd
Original Assignee
Auckland Uniservices Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Auckland Uniservices Ltd filed Critical Auckland Uniservices Ltd
Publication of JPH09509404A publication Critical patent/JPH09509404A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/17Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • A61K38/22Hormones
    • A61K38/30Insulin-like growth factors, i.e. somatomedins, e.g. IGF-1, IGF-2
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/04Peptides having up to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • A61K38/05Dipeptides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/04Peptides having up to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • A61K38/06Tripeptides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/28Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Hospice & Palliative Care (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 トリペプチド グリシン−プロリン−グルタミン(GPE)を損傷前に又は通常、損傷後に投与して、中枢神経系への障害を軽減することができる。GPEは特に、但し排他的ではなく、海馬内のニューロン救助に有用であると思われる。GPEの利益として下記のことが挙げられる:(a)血液−脳バリヤーを通過するので、注射による末梢投与によって有効である;(b)免疫系にチャレンジするとは思われない;(c)安価である;(d)その治癒比が高い。GPEはまた、CSF中に注入することもできる。GPEは分娩又は選択的脳若しくは心臓手術の前に投与することができる。慢性的神経障害には、経皮投与が有用である。酸素欠乏/虚血による実験的傷害を含めた外傷後の哺乳動物(胎児哺乳動物を含む)のCNSは、GPE保護下では、細胞障害若しくは死及び部分的収縮の組織学的評価によって判定して、障害の緩和を示した。

Description

【発明の詳細な説明】 神経アウトカムを改良するための組成物及び方法 発明の技術分野 本発明は、哺乳動物における中枢神経系(CNS)細胞損傷を治療又は予防す るための一末梢神経系をも保護するための一方法及び治療組成物に関し、さらに 詳しくは、CNS(又はPNS)の細胞に影響する又は影響し易い損傷又は疾患 を治療するために中枢神経系内の天然に生成する又は導入される特定の2−若し くは3−ペプチドの濃度を高める方法に関する。発明の背景 中枢神経系は、分化したニューロンが実際に再生不能であると言う点で、哺乳 動物の器官の中で特有である。機能の永久的な損失が脳に対する充分に重度な損 傷の考えられる結果である。困難な出産中の低酸素症によって脳が損傷を受けた 小児を見かけることは特に嘆かわしい。それ故、損傷後の死から中枢神経系の細 胞(神経膠細胞をも含む)を保護する手段が必要とされる。 ヒト又は他の哺乳動物の中枢神経系(CNS)に対する仮死性、外傷性、中毒 性、感染性、変性、代謝性、虚血性又は低酸素性傷害後に、幾つかの異なる種類 の細胞にある程度の障害が生ずることがある。例えば、心室周囲のロイコマラシ ア(leucomalacia)(心室周囲の寡突起神経膠細胞に影響を与える病変)は一般に 、発達中のプレターム脳(developing preterm brain)に対する低酸素性虚血性損 傷の結果であると考えられる(Bejar等,Am.J.Obstet.Gyn ecol.,159:357〜363(1988);Sinha等,Arch. Dis.Child.,65:1017〜1020(1990);Young等 ,Ann.Neurol.,12:445〜448(1982))。外傷、仮死 、虚血、毒素又は感染によるCNSに対する障害はしばしば起こり、感覚的、運 動的又は認識的な欠陥を惹起することがある。CNSにおける非ニューロン細胞 である神経膠細胞が正常なCNS機能のために必要である。梗塞は一部の低酸素 性虚血性に誘導される障害の主要な要因であり、神経膠細胞の欠損が 梗塞の本質的な要因である。損傷から暫く経って、明らかに“自己破壊性(self- destructive)”神経活性が生ずる一種の“遅延損傷プロセス(delayed injury pr ocess)”が存在するように思われる。この活性をコントロールする試みによって 遅延損傷プロセスによる効果を緩和できるようである。 CNSの疾患は特定の細胞集団の欠損をも惹起する可能性がある。例えば、多 発性硬化症はミエリンと寡突起神経膠細胞との欠損に関連して生じ、同様に、パ ーキンソン病はドパミン作動性ニューロンの欠損に関連して生ずる。CNS損傷 又は疾患がニューロン及び/又は他の種類の細胞の顕著な欠損を生じうる状況に は、例えば剥離後、帯閉塞のような胎児ジストレスに関連した又は子宮内成長遅 延に関連した周産期仮死;適切な蘇生法若しくは呼吸の失敗に付随した周産期仮 死;ニアミスひん死、ニアミス揺藍死、一酸化炭素吸入、アンモニア若しくはそ の他のガス中毒、心停止、虚脱、昏睡、髄膜炎、低血糖症及びてんかん重積状態 に付随した重度なCNS傷害;冠状動脈バイパス手術に付随した脳仮死発作;発 作、低血圧性発作及び高血圧性クリーゼに付随した脳無酸素症又は虚血;及び脳 損傷がある。 CNS損傷又は疾患がCNSの細胞に障害を惹起しうる他の多くの例がある。 これらの例における損傷を治療することが望ましい。また、例えば心臓バイパス 手術のような状況下で誘導される脳仮死の結果として傷つけられるCNS障害度 を予防又は軽減することが望ましい。 我々は以前に(ニュージーランド特許出願第239211号−“神経アウトカ ム(outocome)を改良するためのIGF−1”、これの内容は本明細書に援用され る)、インシュリン様成長因子1(IGF−1)と呼ばれる成長因子が予想外の 作用を有する、すなわち脳細胞を仮死又は虚血性脳傷害後の死から保護すること を実証している(Gluckman等,Biochem Biophys Re s Commun 182:593〜599,1992)。インシュリンはまた 神経保護作用を有し(Voll等,Neurology 41:423〜428 (1991))、インシュリンとIGF−1とは両方ともIGF−1受容体に結 合することができるので、IGF−1のこの脳救助作用機序がIGF−1受容体 によって仲介されることが一般に想定された(Guan等,J.Cereb. Blood Flow Metab.13:609〜616(1993))。 IGF−1が神経組織内でタンパク質分解開裂によってデス1−3N IGF −1(すなわち、分子のアミノ末端から3アミノ酸が欠失したIGF−1)に修 飾されることができ、そのため、この開裂後に、N末端トリペプチドである3ア ミノ酸ペプチドgly−pro−gluも存在することが知られている。このト リペプチドはGPEとも呼ばれる。デス1−3N IGF−1もIGF−1受容 体に結合するが、GPEは結合しないので、GPEはIGF−1のニューロン救 助作用にとって重要ではないと考えられた。 我々の以前の研究は、低酸素性−虚血による脳損傷後に脳がそのIGF−1の 産生を高め、さらに、2種類の特異的結合タンパク質[IGF結合タンパク質− 2(IGFBP−2)とIGF結合タンパク質−3(IGFBP−3)]の合成 をも増大させることを実証した(Gluckman等,Biochem Bio phys Res Commun,182:593〜599(1992)及びK lemp等,Brain Res,18:55〜61(1992))。これらが IGF−1をニューロン救助のために必要な濃度に達するまで損傷部位に引き入 れることが仮定された。この理由から、IGF−1が、結合タンパク質に良好に 結合しないデス1−3N IGF−1よりも、損傷から離れた部位に投与されて 、より強力であることが予想された。事実は実際にこの通りであり−IGF−1 がニューロン救助活性を示した濃度に等しい濃度においてデス1−3N IGF −1はニューロン救助剤として有意に活性ではなかった。したがって、先行技術 は、IGF−1によって達成されるニューロン救助モードとしてIGF−1受容 体における活性を指摘している。 現在までに、インビボにおけるCNS障害を生じるCNS損傷若しくは疾患を 予防又は治療するための開裂トリペプチドGPE自体の操作(manipulation)に関 する有効な(enabling)参考文献は先行技術に存在しない。発明の目的 上記必要性を簡単で、しかも効果的なやり方で満たすために少なくともある程 度有利であるか、又は公衆に有用な選択性を少なくとも与える、CNS障害の治 療又は予防のための方法及び/又は薬剤(治療組成物)を提供することが、本発 明の目的である。発明の説明 したがって、広範囲な態様において、本発明は、哺乳動物(又は患者)が罹患 した神経損傷の治療方法であって、哺乳動物のCNSにおけるトリペプチドGP E(3アミノ酸ペプチドgly−pro−glu)の有効濃度及び/又はGPE 類似体(analogue)の有効濃度を高める工程を含む方法を含む。特に、哺乳動物の CNSにおけるGPEの濃度は効果的に上昇する。 GPEの好ましい類似体には、gly−pro−glu(GPE)、gly− pro及びpro−gluから成る群から選択されるペプチドがある。 関連する態様において、本発明は、GPEの可能な活性位置が、細胞体(ニュ ーロンと、例えば神経膠、Schwann細胞等のようなサポート細胞(support ing cell)とを含む)が存在するような、神経系の部分を含むために採られる、 中枢神経系(CNS)の損傷の治療に関する。したがって、末梢神経の治療は、 脳、脊髄等の治療と同様に、本発明の一部である。 さらに詳しくは、本発明は少なくとも海馬内のニューロン損傷の治療方法を含 む。 (本明細書で用いるかぎり、“治療(treat)”なる用語はCNS損傷後に受け るニューロン欠損、神経膠細胞及びその他の細胞の欠損を軽減することによる、 CNS障害の重症度を緩和する試みを少なくとも意味する。この用語はCNS損 傷後のこのような障害の最少化を意味する。) (本明細書で用いるかぎり、“損傷(injury)”なる用語は、CNSに対する、 仮死、虚血、発作、毒素、感染、外傷、出血、及び外科的損傷を含む。) GPE及び/又はその類似体を患者に直接投与することが好ましい。或いは、 患者への投与時に患者のCNS中のGPEの有効濃度又はGPEの天然生成類似 体の有効濃度を高める化合物を投与することができる。例えば、IGF−1の有 効性(availability)を高めることはGPEの濃度上昇を招来する。 好ましくは、損傷時点の前から及び/又はCNS損傷の100時間後まで、よ り好ましくはCNS損傷の0.5〜8時間後までの期間に薬剤を投与する。 或いは、選択操作がCNSに損傷を与えるように思われる場合には、選択操作 の前に薬剤を投与して、この操作中にGPEレベルが上昇するように配慮する。 第1形式では、前記GPE及び/又は、gly−pro−glu、gly−p ro及びpro−gluから成る群から選択される、その1種以上の類似体を側 大脳−脳室注入(lateral cerebro-ventricular injection)によって又は外科的 に挿入したシャントを介して患者の脳の側大脳−脳室に、CNS損傷の時点から その8時間後までの全体(inclusive)時間で投与することが好ましい。 他の好ましい形式では、GPE及び/又は、gly−pro−glu、gly −pro及びpro−gluから成る群から選択される、その1種以上の類似体 を、CNS損傷の時点からその8時間後までの全体時間で、患者の大脳実質中へ の注入によって投与する。 本発明の他の好ましい形式では、GPE及び/又は、gly−pro−glu 、gly−pro及びpro−gluから成る群から選択される、その1種以上 の類似体を、CNS損傷の時点からその8時間後までの全体時間で、脳の側脳室 中に通過させるために患者に末梢投与する(peripherally administered)。末梢 経路(peripheral route)とは、静脈内、経口、直腸、鼻腔、皮下、吸入、腹腔内 又は筋肉内経路を意味する。側大脳−脳室注入によって又は外科的に挿入したシ ャントを介してGPE自体を投与することが好ましい。 損傷パターン又はCNS損傷後の経過時間に応じて、薬剤を投与することが好 ましい。 投与量範囲が体重100gにつきGPE(若しくは前記類似体、又はその濃度 を高める前記化合物)約0.1μg〜約10mgであることが好ましい。 投与量範囲が体重100gにつきGPE 約1mgであることがより好ましい 。 任意に、投与量率(dose rate)は、CSFへのアクセスに適した側脳室又は他 の灌流部位中への、人工的CSF中での注入のために約10μg/kgであるこ とができる。 GPE(又はその濃度を高める前記類似体若しくは前記化合物)は単独で又は 、神経膠及びニューロンのようなCNS細胞の欠損を改善するように設計された 、他の薬剤若しくは成長因子と組合せて用いることができる。 “予防する(prevent)”とは、CNS損傷後に受けたCNS障害の重症度の軽 減を意味し、その結果、CNS障害の症状の抑制を含むことができる。 さらに他の態様では、本発明は、CNS障害を治療するための薬剤の製造にお けるGPE及び/又はその類似体の使用を提供する。 或いは、本発明は、患者に投与すると、患者のCNSにおけるGPE及び/又 はその天然生成類似体の有効濃度を高める化合物の、CNS障害を治療するため の薬剤の製造における使用を提供する。 本発明はまた、薬剤学的に受容されるキャリヤー又は希釈剤中のヒト投与形と して任意に形成されるGPE及び/又はその類似体を含む、CNS損傷後に受け るCNS障害の治療に適した薬剤に関する。 関連する態様では、GPE含有薬剤を薬剤学的に受容される適当な賦形剤と共 に形成することができる。 他の関連する態様では、GPE含有薬剤を哺乳動物投与形として提供すること ができる。 他の関連態様では、CNS障害の治療用薬剤は、CNS障害を受けた患者に投 与すると、前記患者のCNSにおけるGPE及び/又はその天然生成類似体の有 効濃度を高める化合物又は組成物をヒト投与形として含むことができる。 或いは、GPEレベルを剌激する薬剤を哺乳動物投与形として提供することが できる。 本発明はさらに、神経系の変性の慢性形に苦しむ患者をGPE及び/又はその 類似体の長期間にわたる投与によって治療する方法を提供する。 このような患者に、GPE及び/又はその類似体(任意に、適当な、薬剤学的 に受容されるキャリヤー等と共に)を、吸収が粘膜を通して行われるような、形 態又は経路によって投与することができる。 任意に、GPE及び/又はその類似体を、電荷を有する分子として提供して、 電気泳動方法によって吸収を助けることができる。 任意に、本発明はさらに、予想されるイベント(例えば、心臓開放手術のよう な、ある一定の処置)中のCNS障害の影響を最小にするための物質(GPE若 しくは類似体、又はその濃度を高めるような化合物)の予防的使用を提供する。 本発明を上記で大ざっぱに定義するが、本発明がこれに限定されずに、その記 載が例示である実施態様を含むことは当業者によって理解されるであろう。図面の簡単な説明 以下の実施例と図面とを参照するならば、本発明がさらにより良く理解される であろう。 図1は、酸素欠乏後2時間目のビヒクルのみ、IGF−1(50μg)、又は NMDAアンタゴニストMK801(1mg)、又はIGF−1+MK801に よる治療後の皮質性梗塞の発生率(incidence)を示す。以前の研究と同様に、皮 質性梗塞の発生率はIGF−1治療群において低く、MK801は低い効果を有 した。 図2は、羊胎児における虚血後2時間目のIGF−1(1μg)による治療の 効果の例を示す。横軸下方の名称は脳の種々な部分の標準的な略号である。この 投与量は神経保護的(neuroprotective)であるが、MK801とは異なり、発作 を抑制しなかった。 図3は、酸素欠乏後2時間目のGPE又はビヒクル(3μg)による治療後の 皮質性梗塞と海馬障害(hippocampal damage)の発生率を示す。[海馬障害の発生 率はGPE(3μg)による治療後に減少した。* P<0.05] 図4は、同じ例からの結果を示す;左側の2柱は治療後に残留する生存皮質組 織の領域(このため、立体解析学からの容積)を脳の右側と左(損傷)側との比 として示し、CA−1と標識された2柱は障害後に残留する生存ニューロンの割 合(右側と左側との比較)を示す。 図5は、GPEの末梢(腹腔内)投与後の海馬(CA−2領域)におけるニュ ーロンアウトカム(neuronal outcome)に対するGPEの用量−反応効果を示す。 縦軸はR/L比(脳の非結紮側と結紮側との比)を示す。 図6は、海馬の損傷側におけるGPEの結合を示す顕微鏡写真である。発明の技術的詳細 我々は、インシュリン様成長因子(IGF−1)が神経組織においてタンパク 質分解開裂によって修飾されて、デス1−3N IGF−1(すなわち、分子の アミノ末端から3アミノ酸が欠失したIGF−1)と、N末端トリペプチドであ る3アミノ酸ペプチドgly−pro−glu(GPE)とになると言う観察を 追及した。デス1−3N IGF−1もIGF−1受容体に結合するが、GPE は結合しないので、GPEはIGF−1のニューロン救助作用にとって重要では ないと考えられた。意外にも、GPEは有効である。 我々の以前の研究は、低酸素性−虚血による脳損傷後に脳がそのIGF−1の 産生を高め、さらに、2種類の特異的結合タンパク質[IGF結合タンパク質− 2(IGFBP−2)とIGF結合タンパク質−3(IGFBP−3)]の合成 をも増大させることを実証した(Gluckman等,Biochem Bio phys Res Commun,182:593〜599(1992)及びK lemp等,Brain Res,18:55〜61(1992))。これらが IGF−1をニューロン救助のために必要な濃度に達するまで損傷部位に引き入 れることが仮定された。この理由から、IGF−1が、結合タンパク質に良好に 結合しないデス1−3N IGF−1よりも、損傷から離れた部位に投与されて 、より強力であることが予想された。事実は実際にこの通りであり−IGF−1 がニューロン救助活性を示した濃度に等しい濃度においてデス1−3N IGF −1はニューロン救助剤として有意に活性ではなかった。したがって、先行技術 は、IGF−1によって達成されるニューロン救助モードとしてIGF−1受容 体における活性を指摘している。 現在までに、インビボにおけるCNS障害を生じるCNS損傷若しくは疾患を 予防又は治療するための開裂トリペプチドGPE自体の操作(manipulation)に関 する有効な(enabling)参考文献は先行技術に存在しない。 意外にも、GPE自体が神経救助の現象の根拠となる化合物であると思われる ことを、我々は発見した(例えば、実施例3を参照)。これが我々に、トリペプ チドの方が製造が容易であり、より順応性があり、かつ免疫学的に攻撃性がより 少なく、そのため、より有効であると考えられるので、IGF−1によって神経 損傷又は神経疾患を治療することが、あまり正当に根拠ある提案ではないと主張 させる。 Sara(特許、EP0366638A2)は、GPEがニューロン細胞の活 性を変えるための免疫調節剤として作用することができると示唆している。これ はグルタメートとグリシンとを含むので、部分的アゴニスト又はアンタゴニスト としてNMDAクラスの受容体に作用すると思われると、彼女は示唆している。 典型的なNMDA受容体アンタゴニストはMK801である。それ故、我々は損 傷後に投与した、IGF−1の作用をMK801に比較し、付加的な効果を探し た。 本明細書における実験1は、低酸素性−虚血損傷を受けたラットにおいて、I GF−1の作用がNMDA受容体アンタゴニストの使用によって模倣されないか 又は増大しないことを示す非限定的例である。この研究は、IGF−1が神経活 性を調節する作用によって機能を果たさないことを示す。これに反して、IGF −1、GPE及びMK801は全て、視床下部組織からのゴナドトロピン放出に 対して同じ作用を及ぼす(Bourgingnon等の「成長調節」(印刷中) )、このことはIGF−1が、ホルモン放出に関してNMDA仲介ニューロン活 性を調節するように作用するGPEのプロホルモンとして作用し、したがって、 GPEがニューロン救助剤であると予想する予めの根拠(prior reason)は存在し ないことを示した。したがって、ニューロン死を停止させることができるGPE を形成するためのプロホルモンとしてIGF−1が機能することを示唆する先行 技術は存在しなかった。むしろ、IGF−1がIGF−1受容体を介して機能す ることを、先行技術は示唆している。 実験2は、羊胎児の虚血モデルにおいてニューロン救助を誘導したIGF−1 が皮質の脳波記録的活性(electroencephalographic activity)を抑制せず、MK 801が抑制することを示す、羊胎児における非限定的例である(Tan等,A nn Neurol 32:677〜682(1992))。 実験3は、IGF−1がニューロン活性を調節せずにIGF−1受容体を介し て神経救助剤として機能することを先行技術が示唆しているにも拘わらず、GP EがIGF−1と同様に強力なニューロン救助剤であることを示す非限定的例で ある。低酸素性−虚血直後の、対照動物においてニューロン死を示すことが判明 している領域でDNA分解(degeneration)が生ずる前に、GPEを投与した。視 床下部のニューロン欠損と皮質性梗塞との程度が低いことは、仮死によるニュー ロン欠損と神経膠細胞欠損とが軽度であることを表す。GPEが細胞死を防止す る機序は知られていないが、ニューロン活性の調節によるものでないことは明ら かである。 実験4は、GPEが低酸素症を含めた傷害後2時間に腹腔内に投与する場合に 、ニューロンアウトカムに有意な有益効果を及ぼすことを示す、生後21日間の ラットにおける非限定的例である。 SaraはGPEがニューロン活性を調節することを示し、ニューロン活性を 示す作用剤(例えばNMDA)はニューロン損傷の治療にある程度の役割を果た すことができるので、Saraは神経学的疾患の治療としてのGPEの使用を示 唆したが、実証はしなかった。しかし、GPEがニューロン及び神経膠の死を防 止することによる神経学的疾患の防止に使用可能であると言う我々のクレームに 関する先行技術は存在しない。本発明が志す臨床用途の種類は、Saraのもの とは完全に異なる。 我々によるさらに最近の研究は、GPEの効果が海馬自体(CA1−2)にお いて最大に発揮されると言う所見を支持する傾向がある。したがって、GPE等 に関する我々のデータは、第一に、主として海馬に関する疾患に対して最も意味 があり、第二に、作用機序がさらに充分に理解されるならば、他のニューロン集 団にも意味があると思われる。好ましい実施態様の説明 本発明は神経障害の処置方法に関する。第1態様では、本発明は、CNS損傷 が生じた後のCNS障害の治療方法に関する。例えば、患者は周産期仮死、又は 発作若しくは本明細書で前述したCNS損傷の他の非限定的例に関連した仮死若 しくは脳虚血に罹患したと考えられる。これらの例では、CNS障害の症状を軽 減又は解消することが望ましい。 CNS障害は例えば、永久的な免疫学的に不完全な認識機能(cognitive funct ion)及び/又は発作障害の起こし易さの程度によって臨床的に測定することがで きる(我々の実験では、我々は組織学的方法を用いている)。 CNS障害を治療するために、CNS中及び/又は患者の脳中のGPE及び/ 又はその類似体の濃度を高めるべきであることが提案されている。したがって、 GPE及び/又はその類似体を患者に直接投与することができる。“GPE”な る用語は、特に、gly−pro−glu又はgly−pro又はpro− gluを意味する。GPEの類似体とは、GPEと同様な生物学的な効果を発揮 する化合物を意味する。これらの化合物はヒト又は他の動物から誘導することが できる。GPEと類似体は天然ソースから精製するか又は合成方法によって製造 することができる。合成GPEは商業的に入手可能である。 或いは、患者への投与時に、CNS中のGPE及び/又は天然生成類似体の有 効濃度を高める化合物を投与することができる。“有効濃度”とは、CNS損傷 に効果を及ぼすことができる、患者のCNS中のGPE及び/又は類似体の生物 学的濃度を意味する。例えば、IGF−1の有効濃度を高めることはGPE形成 を強化することができる。 GPE、その類似体及び、その有効濃度を高める化合物は中枢的に又は全身的 に投与することができる。組成物を患者のCNSに直接投与することが望ましい 。したがって、バーホール(burrhole)を介しての側脳室、又は前泉門、腰椎若し くは大糟穿刺等を含む方法によって、組成物を脳又は脳脊髄液中に直接投与する ことができる。 必要な場合には、数種の化合物の組合せを投与することができる。さらに、こ れらを他の作用剤又は、例えば形質転換成長因子β(TGF−β)のような成長 因子と共に再投与することができる。 上記実験は、神経傷害後のIGF−1発現が特定の時間経過後に生じ、身体の 特定の領域(area)に生じることを示す。したがって、最も望ましい結果を得るた めには、組成物を患者のCNS損傷パターンと損傷後の経過時間とに応じて投与 すべきである。最大のCNS損傷が生じた身体領域に組成物を直接投与すること ができる。 組成物を例えば損傷後約0.5〜100時間に投与することができ、1回の治 療のみでよいこともある。或いは、患者に反復治療を施すこともできる。 適当な投与量範囲は例えば、組成物を中枢に投与する場合に、体重100gに つきGPE(及び/又は類似体又はその濃度を高める化合物)約0.1〜100 0μgであることができる。 治療を損傷前に(並びに損傷後に)−例えば、選択的手術前に−施すことがで きる。適当な選択的処置の例には、脳葉の収縮(retraction)が脳浮腫を生じる可 能性がある神経手術、又は症例の約75%において不可避な小塞栓が脳機能の検 知可能な損傷を生じると言われる心臓開放(例えば、弁交換)がある。 本発明はまた、CNS損傷を治療するための薬剤にも関する。薬剤はGPE及 び/又はその類似体又は、例えばIGF−1のような、CNS中のGPE濃度を 高める化合物を含むことができる。化合物を例えば技術上周知であるような、薬 剤学的に受容されるキャリヤー若しくは希釈剤に含めて供給することが望ましい 。GPE、その類似体、及びその濃度を高める化合物はペプチド合成方法によっ て製造することができる。或いは、化合物を天然のソースから単離することがで きる。 免疫学的効果が殆ど又は全く無い化合物を、他の副作用が重要ではないと実証 されるかぎり、長期間にわたって投与することができる。脳における高いGPE レベルを促進する薬剤化合物(例えば、GPE自体)の経口量を例えばパーキン ソン病、多発性硬化症、アルツハイマー病等のような慢性的CNS障害の罹患者 に長期間にわたって投与することを、我々は提案する。この場合に、GPEのト リペプチド性が、舌下に投与されたトローチ剤からの頬粘膜を介しての直接吸収 による循環中へのその侵入を可能にすると考えられる。我々は、GPEが腹腔内 投与によって有効である(若いラットにおいて)ことを実証したので、GPEは CSF中への注入に少なくとも限定されない。このような疾患におけるGPE療 法の効果は、臨床試験を試みないかぎり、確立することは困難である。 本発明は下記実験データによって支持される。下記試験において、以下のこと が判明した: (1)IGF−1のニューロン救助効果はNMDA受容体アンタゴニストの使用 によって模倣されず又は増大されない。 (2)NMDA受容体アンタゴニストとは異なり、IGF−1によるニューロン 救助療法は発作活性(seizure activity)を抑制しない。したがって、IGF−1 による治療のニューロン救助効果が主としてNMDA受容体を介して仲介される ことはない。 (3)GPEと呼ばれるIGF−1の末端トリペプチドのCNSレベルの変化は 、CNS損傷の結果として生じるCNS障害に変化を与えることができる。 本発明を下記実施例によってさらに説明する。これらの実施例は説明のために のみ提供するのであり、本発明の如何なる意味での限定をも意図するものではな い。明細書を通して記載した特許及び文献の参考資料の全ては本明細書に援用さ れる。記載する試験はオークランド大学の動物倫理委員会によって認可されたも のである。実験1 この研究の目的は、IGF−1の作用部位を解明するために、CNS損傷後の IGF−1投与とNMDA受容体アンタゴニストMK801投与との効果を比較 することである。実験はCNS損傷後2時間におけるビヒクル、IGF−1、M K801、又はIGF−1+MK801によるラットの治療を包含した。これら のラットは標準方法で誘導された脳半球の一方における低酸素性−虚血損傷を有 した。頚動脈の1つを結紮し、2時間後に、動物に一定期間の吸入による酸素欠 乏を受けさせた。酸素欠乏の長さと程度、周囲温度及び湿度を限定して、障害の 程度を標準化した。壊死ニューロンに対して特異的な染料(酸性フクシン)を用 いる組織学的分析のために5日後に動物を殺した。このような実験において、細 胞死は典型的に動脈結紮の側に限定され、主として、海馬、歯状回及び結紮半球 の外側皮質(lateral cortex)において生ずる。 成熟Wistalラット(68,280〜320g)を3%ハロタン/O2麻 酔下で用意した。右側頚動脈を結紮した。ガイドカニューレをブレグマから8. 2mm前方及び正中線から1.4mm右側の硬膜上に置いた。ラットを麻酔から 1時間回復させ、次に、湿度85±5%、温度34±0.5℃のインキュベータ ーに1時間入れてから、酸素欠乏状態にした。酸素濃度を低下させ、6±0.2 O2%の低酸素に10分間維持した。低酸素後に、ラットを2時間インキュベー ターに保持してから、IGF−1(n=17)、MK801(n=17)、MK 801+IGF−1(n=17)又はビヒクルのみ(n=17)のいずれかで処 置した。50μgのIGF−1又はビヒクル(0.15M PBS中の0.1% BSA(pH7.3))のみを脳室内(IVC)注入によって投与した。同時に 、MK801 1mg/0.5ml又は生理食塩水のみを用いて、ラットを皮下 (IP)処置した。50μgのIGF−1又はビヒクルのみの脳室内注入は、1 . 5〜2%ハロタン麻酔下において1μl/分で右側脳室中に実施した。各治療群 のラットに同時に注入した。実験中にラットは食餌に自由に接近させ、低酸素後 120時間目にナトリウムペントバルビトールの過剰投与量によって安楽死させ た。簡単に、脳をその場でFAM(ホルムアルデヒド,酢酸,メタノール=1: 1:8)で灌流し、パラフィン封埋した。切片をチオニンと酸性フクシンとによ って染色した。神経膠並びにニューロンの死による組織死又は実質部全体壊死(p arenchymal pan-necrosis)の領域として定義される、皮質性梗塞の存在を実験グ ループ分けを知らされていない評価者による光学顕微鏡検査によって測定した。 結果は図1に表す、図1は脳のR(結紮頚動脈)側とL側の比を示し、A柱は ビヒクル、B柱はIGF−1(50μg)、C柱はMK801(1mg)、D柱 はIGF−1(50μg)+MK801(1mg)である。(p(*)=0.03 1) 我々自身による以前の研究と同様に、皮質性梗塞の発生率は対照における65 %に比べてIGF−1処置後は低かった(33%)(Guan等,J.Cere b.Blood Flow metab.13:609〜616(1993)) ;然るに、MK801処置後の発生率は50%であった。IGF−1とMK80 1との組合せは41%であった。したがって、低酸素性−虚血損傷を受けたラッ トでは、IGF−1の作用はNMDA受容体アンタゴニストの使用によって模倣 されず増大もされない。実験2 この試験の目的は、虚血性脳損傷後のIGF−1による処置(図2参照)とN MDA受容体アンタゴニストMK801による以前に発表された研究の、羊胎児 における虚血後発作及びニューロン欠損に対する効果を比較することであった( Tan等,Ann Neurol.32:677〜682(1992))。 方法は以前の試験の方法であった(Tan等,Ann Neurol.32: 677〜682(1992))。簡単には、妊娠後期の羊胎児に、EEG、項部 活性(nuchal activity)及び血圧を記録するための機器を慢性的に備えてから、 子宮に戻した。実験を通して皮質EEG活性、項部活性及び血圧を記録し、胎児 脳を30分間の虚血にさらした。2時間後に、これらを1μgのIGF−1(n =6)又はビヒクル(人工的CSF)(n=6)の側脳室中への注入によって処 置した。5日後に、脳を固定して、既述されたようにニューロン欠損に関して評 価した(Tan等,Ann Neurol.32:677〜682(1992) )。 図2は幾つかの脳領域(横軸上の略号によって確認)のニューロン欠損スコア を非処理側の%として示す。全ての場合に、ビヒクルは左手柱であり、IGF− 1(1μg)の効果は右側である。 結果は、電気的活性が顕著に抑制されたNMDAアンタゴニスト処理羊(Ta n等,Ann Neurol.32:677〜682(1992))とは異なり 、IGF−1はニューロンを救助したが(図2)、羊胎児における虚血後の発作 活性を抑制しないことを示す。この試験はまた、IGF−1の神経保護効果が主 としてNMDA受容体又は脳の電気的活性変化を介して生ずるのではないことを 示唆する。実験3 この試験の目的は、低酸素性−虚血脳損傷後2時間に投与した、GPE処置の 効果をビヒクルの処置効果に比較することであった。 神経保護性であることが既に判明しているIGF−1(50μg)に存在する 量に等しくなるようにGPE(3μg)投与量を選択した(Guan等,J.C ereb.Blood Flow metab.13:609〜616(199 3))。片側低酸素性−虚血を成熟(300±10g)雄Wistarラットに 誘導した。ラットに軽度のハロタン麻酔下で片側頚動脈結紮を施した。1時間の 回復後に、損傷を与える前に、ラットを34℃、湿度85±5%におけるインキ ュベーターに1時間入れた。これらのラットに10分間の吸入による仮死(Fi O2,6%)を与え、仮死後にインキュベーターに1時間入れた。吸入による損 傷の停止後2時間に、3μgのGPE(n=15)又はリン酸塩緩衝化生理食塩 水のみ(n=15)の、定位的に(stereotaxically)制御した側大脳−脳室注入 を実施した。動物を次に、120時間維持し、麻酔し、組織学的評価のために脳 をその場で固定した。 生残ニューロンと死亡ニューロンとをチオニン/酸性フクシン染色法を用いて 識別した[C.Williams,A.Gunn,C.Mallard,P.G luckman,Ped Res,(1990);A.Brown,J.Bri eley,J.Neurol.Sci.16:59〜84(1971)]。スコ アリング(scoring)方法を用いて、これらの結果は図3に示す。非結紮側にもニ ューロン障害が存在し、まだGPE療法は結紮半球における海馬障害の発生率を ビヒクル処置対照に比べて減じることは明らかである(Fisher完全検定(e xact test)によってp<0.05)。IGF−1による我々の以前の研究と同様 に、皮質性梗塞の発生率はGPE処置後は27%であり、53%の対照/ビヒク ル処置ラットに比べて、低下した(Guan等,J.Cereb.Blood Flow metab.13:609〜616(1993))。 図3は、酸素欠乏後2時間のビヒクル(A柱とC柱)又はGPE(3μg)( B柱とD柱)による処置後の皮質性梗塞(A柱とB柱)と海馬障害(C柱とD柱 )の発生率を示す。海馬障害の発生率はGPE(3μg)による処置後に低下し た。星印は確率p<0.05を意味する。 図4は同じ実験の後期のより重要な評価である。この図に関して、A柱とB柱 は対照ビヒクル又はGPE(3μg)に関する、脳の皮質の左側と右側との間の 比例的な面積欠損(loss of area)(これは立体解析学の周知の原理を用いて補外 して、容積を算出することができる)を示す。容積をコンピューター画像分析法 (computer-aided image analysis technique)を用いて算出した。C柱とD柱は 海馬に関し、実験後に残留する生存ニューロンの割合を、再び右側カウントと左 側カウントとを比較して、示す。星印は0.04の確率を意味する。染色後に、 ニューロンを顕微鏡を用いて計数した。GPEの投与は損傷細胞数を有意に減少 させた。したがって、成熟ラットにおける仮死損傷後のGPEの1回中枢注入は 組織学的に評価した、アウトカムの顕著な改良を付随した。 ラット脳内のGPE結合部位の位置を確認するための組織学的実験は、Dra gunow等(1988,Brain Research 462,252〜2 57)に既述されるように、定量的受容体オートラジオグラフィーを用いて脳の 冠状切片(coronal section)における[3H]GPE結合の位置を確認した。新 鮮な凍結脳切片をクリオスタットで切断し、使用するまで−80℃に保存 した。次に、切片を解凍し、50mM TrisHCl(pH7.4)(250 μl/切片)と共に室温において10分間プレインキュベートした。切片を次に 乾燥させ、TrisHCl緩衝剤(50mM,pH7.4)中に構成した[3H ]GPE5x105カウント/分の250μl/切片を室温において1時間加え た。次に、切片を氷冷Tris−HCl中でそれぞれ1分間ずつ2回洗浄した後 に、氷冷蒸留水中で1回、1分間すすぎ洗いした。次に、切片を4℃において一 晩乾燥させ、[3H]感受性フィルムに2週間並置させ(apposed)、展開させて 、オートラジオグラムを作成した。 図6に表す結果は、左海馬が放射性物質を結合し、右側の対応する面が殆ど反 応を示さないことを実証する。既存の(pre-existing)損傷のために、この側のニ ューロンは存在しなかった。このラジオオートグラフはGPEの特定の結合部位 を示し、GPEがこの重要な核に特別な利益を与えると言う我々の考えを支持す る傾向がある。実験の概要 CNS損傷の時点から開始して損傷後約8時間まで(神経損傷後約2時間の時 点を含む)の期間に単回投与量で投与したGPE(これらの実験では、0.15 Mリン酸塩緩衝化生理食塩水中に溶解)は、神経損傷後に受けたCNS障害の重 症度の軽減又は解消に治療効果を示した。GPEはCNS損傷に関連したニュー ロン欠損、梗塞、及び神経膠細胞、その他の細胞の欠損の軽減に特に有用である 。したがって、本発明の少なくとも好ましい形式では、CNS障害を実質的に予 防又は治療することができるCNS障害の治療方法及び/又は薬剤が提供される ことを知ることができる。CNS障害は仮死、低酸素、毒素、梗塞、虚血又は外 傷に付随して生じうる。本発明の主要な用途がヒトに対してであることは認識さ れるであろう。しかし、本発明の有用性はこれに限定されず、他の非ヒト動物( 特に、哺乳動物)の治療も本発明の範囲内である。 それ故、本発明は、GPE及び/又は同様な効果の他の化合物を含む薬剤をC NS損傷時又は損傷後の患者に投与し、さもなくば損傷後に生ずると考えられる 重大な自己誘導性障害を防止することによってCNS障害を最小にすると言う必 然的な結果を得ると言う投与の役割を認識する;すなわち、本発明は、既に生じ た障害の修復に関与するのではなく、重大な長期間の障害が起こる前の、このよ うな障害の発生を最小にするための、損傷時又は損傷後の治療に関する。実施例1 周産期仮死に起因する哺乳動物の幼児又は新生児の脳障害の緩和 我々のラット及び羊胎児モデルでの投与量率に基づくと、脳障害を緩和にする ための適切な方法は、胎児困難(distress)の開始の約12時間以内から困難後約 120時間までに0.1μg/kg〜10mg/kgの範囲内、より好ましくは 約1mg/kgの好ましい投与量率で標準生理食塩水中のGPE又はその類似体 を静脈内経路で幼児の循環に注入することである。治療の開始時には、高い負荷 量(loading dose)を用いることができる。或いは、胎盤が大いに機能していると きに、GPEを最初に約5mg/kgの高い静脈内投与量率で母体循環を介して 投与することができる。或いは、側脳室中への人工的CSF中での約10μg/ kgの脳室内注入を指示に従って適用することができる。実施例2 発作に起因するヒト又は哺乳動物の脳障害の緩和 我々のラット及び羊胎児モデルでの投与量率に基づくと、脳障害を緩和にする ための適切な方法は、神経学的徴候の開始の約12時間以内から約120時間後 までに0.1μg/kg〜10mg/kgの範囲内、より好ましくは約1mg/ kgの好ましい投与量率で標準生理食塩水中のGPE又はその類似体を静脈内経 路で患者の循環に注入することである。治療の開始時には、高い負荷量を用いる ことができる。或いは、同じ投与量を密閉式頚動脈注射によって投与することが できる。或いは、側脳室中への人工的CSF中での約10μg/kgの脳室内注 入を指示に従って適用することができる。実施例3 脳内出血に起因するヒト又は哺乳動物の脳障害の緩和 我々のラット及び羊胎児モデルでの投与量率に基づくと、脳障害を緩和にする ための適切な方法は、出血の開始後約120時間までに0.1μg/kg〜10 mg/kgの範囲内、より好ましくは約1mg/kgの好ましい投与量率で標準 生理食塩水中のGPE又はその類似体を静脈内経路で患者の循環に注入すること である。治療の開始時には、高い負荷量を用いることができる。或いは、側脳室 中への人工的CSF中での約10μg/kgの脳室内注入を指示に従って適用す ることができる。実施例4 外傷性頭部損傷に起因するヒト又は哺乳動物の脳障害の緩和 我々のラット及び羊胎児モデルでの投与量率に基づくと、脳障害を緩和にする ための適切な方法は、損傷の約12時間以内から約120時間後までに0.1μ g/kg〜10mg/kgの範囲内、より好ましくは約1mg/kgの好ましい 投与量率で標準生理食塩水中のGPE又はその類似体を静脈内経路で幼児の循環 に注入することである。治療の開始時には、高い負荷量を用いることができる。 或いは、側脳室中への人工的CSF中での約10μg/kgの脳室内注入を指示 に従って適用することができる。実施例5 GPEの末梢投与が有効である。 この試験の目的は、低酸素性−虚血脳損傷後2時間に投与した、GPE処置の 効果をビヒクルの処置効果に比較することであった。中枢的に(centrally)必要 な投与量よりも大きい全身投与量範囲になるように、2〜200μgの投与量を 選択した(実験3参照)。 生後21日間(45±5g)Wistarラットに片側低酸素性−虚血損傷を 誘導した。ラットに軽度のハロタン麻酔下で片側頚動脈結紮を施した。1時間の 回復後に、損傷を与える前に、ラットを34℃、湿度85±5%におけるインキ ュベーターに1時間入れた。これらのラットに1分間の吸入による低酸素(Fi O2,8.0%)を与え、その後、室温(22℃)及び正常酸素に戻した。損傷 の停止後2時間に、0.25mlの2、20又は200μg/ラットのGPE又 は生理食塩水のみの単回腹腔内注入を実施した。動物を次に、120時間維持し 、麻酔し、組織学的評価のために脳をその場で固定した。 生残ニューロンと死亡ニューロンとをチオニン/酸性フクシン染色法を用いて 識別した(Guan等,J.Cereb.Blood Flow metab. 13:609〜616(1993))。右側のCA1−2領域における生存ニュ ーロンの、左側生存ニューロン数に対する%としての比によって点数を与える結 果を図5に示す。A柱はビヒクル、B柱はGPE(2mg)、C柱はGPE(2 0μg)、D柱はGPE(200μg)である。この図において、P値(0.0 31)はArcsin変換後に多くの群を比較するワンウェイ(one way)ANO VAを用いる方法によって算出した。 GPE療法(20μg)は海馬のCA1−2領域におけるニューロン欠損を減 少させた(p<0.05)。したがって、ラットにおける仮死損傷後のGPEの 単回末梢注入は、組織学的に評価して、アウトカムの顕著な改良を付随した。 オプション:腹腔内経路の我々の選択は、少なくとも部分的には、このような 小動物では他の経路が困難であることによって決定された。腹腔内経路はGPE を循環に、それ故、血液−脳バリヤーにより良好にアクセスさせると思われるが 、例えば静脈内、筋肉内又は皮下経路のような他の経路も、有効投与量率が大き くなる可能性があるが、利用可能であると考えられる。 上記実験は、以前に好まれたIGF−1治療に比べたGPEの利益が、(IG F−1とは異なり)GPEが血液−脳バリヤーを通ることができ、そのため、末 梢部位からCNSにアクセス可能であることを含むことを実証する。薬理学 図5が根拠とする用量−反応実験を別として、我々はGPEの薬理学的性質を まだ研究していない。我々はGPEが血液中で他のペプチドと同じ半減期を有す ると考える;我々は、肝臓と腎臓とが比較的迅速に循環GPEを吸収すると考え る;また、我々は、GPEが比較的大きい治癒比を有すると考える;予想される 比較的迅速な吸収を考慮すると、定常注入(steady infusion)としての静脈内投 与が好ましい。利益 本発明によって与えられる、特にIGF−1を凌駕する利益等を次に挙げる: (1)有効成分がインビトロにおいて又は他の手段(例えば組換え体方法)によ って容易に合成可能である。 (2)小分子が身体を通って、区画間(例えば、血液−脳バリヤー及び粘膜)に 容易に拡散可能であり、その投与方法の選択及び損傷発生部位へのその到 達可能性を容易にする。 1つの非CSF例を挙げて、腹腔内投与が効果的であることを、我々は実 証している。 (3)小分子は免疫系にチャレンジしないように思われるので、長期間にわたっ て投与可能であり、予防的に投与することができる。 (4)種による差(species difference)は重要でないように思われる。 本発明を上記で大ざっぱに定義するが、本発明がこれらに限定されず、その記 載が例示である実施態様を含むことを当業者は理解するであろう。最後に、本発 明の請求の範囲から逸脱せずに、上記に対する種々な変更及び改良がなされうる ことが理解されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 264070 (32)優先日 1994年7月22日 (33)優先権主張国 ニュー・ジーランド(NZ) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,N L,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SI,SK,TJ,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ウィリアムズ,クリストファー エドワー ド ニュージーランド国 1001 オークラン ド,サイモンズ ストリート 58,ユニサ ービシズ ハウス,オークランド ユニサ ービシズ リミテッド 気付

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.トリペプチド又はジペプチドを含む群から選択されるペプチドの有効量を 含む、神経障害の治療用薬剤組成物。 2.ペプチドが(a)トリペプチドgly−pro−glu(GPE)、(b )ジペプチドgly−pro及び(c)ジペプチドpro−gluを含む群から 選択される、請求項1記載の薬剤組成物。 3.レシピエント哺乳動物の神経系内の選択ペプチドの濃度を高める化合物の 有効量をさらに含む、請求項1記載の薬剤組成物。 4.哺乳動物における神経膠細胞に対する神経障害の治療又はニューロンの治 療のためのトリペプチド又はジペプチドの、哺乳動物の神経系への投与に適した 薬剤組成物製造における使用。 5.哺乳動物における神経膠細胞障害並びにニューロン障害を含めた神経障害 の治療方法であって、(a)トリペプチドgly−pro−glu(GPE)、 (b)ジペプチドgly−pro及び(c)ジペプチドpro−gluを含む群 から選択されるペプチドの有効量を含む組成物の投与を含む方法。 6.ペプチド組成物を急性損傷の開始前12時間から開始後100時間までの 期間内に投与する請求項5記載の方法。 7.神経細胞の生残に不利な条件の存在中の少なくとも一部で、神経系内に上 昇した細胞保護レベルのGPEが存在するように、急性損傷の開始後0.5〜8 時間にペプチド組成物を投与する、請求項6記載の方法。 8.CNSに損傷を与えるように思われる選択操作に関連して、この選択操作 中に神経系内に上昇したレベルのGPEが存在するように、この選択操作の前に ペプチド組成物の有効量を予防的に投与する、請求項5記載の方法。 9.ペプチド組成物の投与量範囲がレシピエント哺乳動物の体重1kgにつき ペプチド約1μg〜約100mgである、請求項5記載の方法。 10.哺乳動物の神経系への投与に適した薬剤組成物であって、それが投与され る哺乳動物体に、(a)トリペプチドgly−pro−glu(GPE)、(b )ジペプチドgly−pro及び(c)ジペプチドpro−gluを含む群 から選択されるトリペプチド又はジペプチドの高レベルを合成させ、放出させる ことができる前記組成物。
JP7517338A 1993-12-23 1994-12-20 神経アウトカムを改良するための組成物及び方法 Pending JPH09509404A (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NZ25057293 1993-12-23
NZ26009194 1994-03-14
NZ26407094 1994-07-22
NZ264070 1994-07-22
NZ260091 1994-07-22
NZ250572 1994-07-22
PCT/NZ1994/000143 WO1995017204A1 (en) 1993-12-23 1994-12-20 Composition and methods to improve neural outcome

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09509404A true JPH09509404A (ja) 1997-09-22

Family

ID=27353710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7517338A Pending JPH09509404A (ja) 1993-12-23 1994-12-20 神経アウトカムを改良するための組成物及び方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6780848B2 (ja)
EP (1) EP0735894A4 (ja)
JP (1) JPH09509404A (ja)
CA (1) CA2178711A1 (ja)
WO (1) WO1995017204A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002518340A (ja) * 1998-06-15 2002-06-25 ニューロンズ・リミテッド チロシンヒドロキシラーゼの調整
JP2006523213A (ja) * 2003-03-20 2006-10-12 ニューレン ファーマシューティカルズ リミテッド 神経保護大環状化合物及びそれらの使用方法

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09509404A (ja) 1993-12-23 1997-09-22 オークランド ユニサービシズ リミテッド 神経アウトカムを改良するための組成物及び方法
US6812208B2 (en) 1993-12-23 2004-11-02 Neuronz Ltd. Methods to improve neural outcome
JP2001501930A (ja) 1996-10-04 2001-02-13 オークランド ユニサーヴィスィズ リミテッド 神経酵素の調節
US6187906B1 (en) * 1997-08-11 2001-02-13 Aukland Uniservices Limited Methods to improve neural outcome
AU2001289160A1 (en) * 2000-08-24 2002-03-04 Neuronz Ltd. Gpe analogs
US7112570B2 (en) 2000-08-24 2006-09-26 Neuren Pharmaceuticals, Ltd. GPE analogs
US7192931B2 (en) * 2000-10-12 2007-03-20 Neuren Pharmaceuticals Ltd. Treatment of demyelinating diseases
US20020177239A1 (en) * 2001-03-16 2002-11-28 Thomas Gregory Brian Anti-GPE antibodies, their uses, and analytical methods for GPE
AU2002303856A1 (en) 2001-05-24 2002-12-03 Neuronz Limited Gpe analogs and peptidomimetics
US7714020B2 (en) 2001-05-24 2010-05-11 Neuren Pharmaceuticals Limited Treatment of non-convulsive seizures in brain injury using G-2-methyl-prolyl glutamate
US7605177B2 (en) 2001-05-24 2009-10-20 Neuren Pharmaceuticals Limited Effects of glycyl-2 methyl prolyl glutamate on neurodegeneration
FR2827170B1 (fr) * 2001-07-13 2004-07-16 Soc Extraction Principes Actif Utilisation de peptides pour augmenter l'adhesion cellulaire
EP1469875A1 (en) * 2002-01-29 2004-10-27 Wyeth Compositions and methods for modulating connexin hemichannels
AU2003241569A1 (en) * 2002-05-24 2003-12-12 Children's Medical Center Corporation White matter neuroprotectant pyrroloquinoline quinone compounds and methods of use thereof
US20050233976A1 (en) * 2002-05-29 2005-10-20 Saegia Pharmaceuticals, Inc. Therapeutic methods
BR0314561A (pt) * 2002-10-10 2006-01-17 Uab Research Foundation Sistema e método de neuro-proteção ativa para detectar e impedir ferimento traumático do cérebro e ferimento da medula espinhal
WO2005097161A2 (en) * 2004-03-30 2005-10-20 Neuren Pharmaceuticals Limited Gpe and g-2mepe, caffeine and alkanol for treatment of cns injury
FI124032B1 (fi) * 2006-04-20 2014-02-14 Metso Power Oy Leijukattila ja sen arinaelementti
RU2301678C1 (ru) * 2006-05-30 2007-06-27 Общество С Ограниченной Ответственностью "Сиа Пептайдс" Пептид, стимулирующий регенерацию нейронов центральной нервной системы, фармацевтическая композиция на его основе и способ ее применения
WO2008137135A1 (en) * 2007-05-03 2008-11-13 Gore Enterprise Holdings, Inc. Compression resistant closure
BRPI0812768A2 (pt) * 2007-06-08 2014-12-02 Massachusetts Inst Technology Igf para o tratamento de síndrome de rett e transtornos sinápticos.
JP6348283B2 (ja) 2011-01-27 2018-06-27 ニューレン ファーマシューティカルズ リミテッド グリシル−l−2−メチルプロリル−l−グルタミン酸を用いる自閉症スペクトラム障害の治療
AU2019271189A1 (en) 2018-05-15 2021-01-07 Lloyd Hung Loi TRAN Therapeutic agent composition and method of use, for treatment of mild cognitive impairment, depression, and psychological disorders
KR20230158005A (ko) 2021-03-18 2023-11-17 씨젠 인크. 생물학적 활성 화합물의 내재화된 접합체로부터의 선택적 약물 방출

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3502041A1 (de) * 1985-01-23 1986-07-24 Grünenthal GmbH, 5190 Stolberg Verwendung von dipeptidderivaten zur behandlung posttraumatischer nervenschaeden
US5032109A (en) * 1987-02-10 1991-07-16 Drug Delivery Systems Inc. Electrolytic transdermal delivery of polypeptides
SE8803847A0 (sv) * 1988-10-27 1990-04-28 Kabigen Ab Neuromodulerande peptid
EP0597033B1 (en) * 1991-08-01 1997-04-09 Genentech, Inc. Igf-1 to improve the neural condition
US5439930A (en) 1992-04-14 1995-08-08 Russian-American Institute For New Drug Development Biologically active n-acylprolydipeptides having antiamnestic, antihypoxic and anorexigenic effects
AU3808493A (en) * 1992-04-14 1993-11-18 Russian-American Institute For New Drug Development Biologically active N-acylprolyldipeptides having antiamnestic, antihypoxic and anorexigenic effects
SE9301667D0 (sv) * 1993-05-14 1993-05-14 Kabi Pharmacia Ab New use
JPH09509404A (ja) 1993-12-23 1997-09-22 オークランド ユニサービシズ リミテッド 神経アウトカムを改良するための組成物及び方法
JP2001501930A (ja) 1996-10-04 2001-02-13 オークランド ユニサーヴィスィズ リミテッド 神経酵素の調節
JP2002518340A (ja) 1998-06-15 2002-06-25 ニューロンズ・リミテッド チロシンヒドロキシラーゼの調整

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002518340A (ja) * 1998-06-15 2002-06-25 ニューロンズ・リミテッド チロシンヒドロキシラーゼの調整
JP2006523213A (ja) * 2003-03-20 2006-10-12 ニューレン ファーマシューティカルズ リミテッド 神経保護大環状化合物及びそれらの使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
AU1328195A (en) 1995-07-10
US6780848B2 (en) 2004-08-24
US20020013277A1 (en) 2002-01-31
WO1995017204A1 (en) 1995-06-29
EP0735894A1 (en) 1996-10-09
EP0735894A4 (en) 1999-08-18
CA2178711A1 (en) 1995-06-29
AU700838B2 (en) 1999-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09509404A (ja) 神経アウトカムを改良するための組成物及び方法
US6187906B1 (en) Methods to improve neural outcome
Johnston et al. Insulin-like growth factor-1 is a potent neuronal rescue agent after hypoxic-ischemic injury in fetal lambs.
USRE43982E1 (en) IGF-1 to improve neural outcome
Guan et al. Selective neuroprotective effects with insulin-like growth factor-1 in phenotypic striatal neurons following ischemic brain injury in fetal sheep
WO1993009802A2 (en) Tgf-beta to improve neural outcome
JP2001519815A (ja) アレルゲン誘発性障害の治療におけるラクトフェリンの使用
CN1951410A (zh) 含药用人参的脑细胞或神经细胞保护剂
US5861373A (en) IGF-1 to improve the neural condition
JP4102437B2 (ja) アクチビンおよびインヒビン刺激因子を含有する医薬組成物
US6812208B2 (en) Methods to improve neural outcome
KR101933543B1 (ko) 말초 신경 손상을 치료하기 위한 뉴레귤린의 용도
WO2002016408A2 (en) Gpe analogs
EP1057489B1 (en) Use of midkine family proteins in the treatment of ischemic diseases
US20130012447A1 (en) Protein kinase c-delta inhibitors that protect against cellular injury and inflammation and promote astrocyte proliferation
JP2022501413A (ja) 炎症性神経障害を処置するための組成物及び方法
Liu et al. Prosaptide™ D5, a retro‐inverso 11‐mer peptidomimetic, rescued dopaminergic neurons in a model of Parkinson's disease
AU700838C (en) Composition and methods to improve neural outcome
DE60017793T2 (de) Verfahren zur vorbeugung und behandlung von beschädigungen des schleimhautgewebes
CN117062617A (zh) 脑损伤的组合治疗
CN1267149C (zh) 改善中枢输出的组合物和方法
CA2600628C (en) Combination of egf/ghrp-6 for neurogeneration of central nervous system following autoimmune damage
US8106009B2 (en) Pharmaceutical composition for preventing or treating ischemic diseases
WO2025179250A1 (en) Methods for the prophylaxis and treatment of autism related disorders
JP2025515349A (ja) Serpinペプチド誘導体およびその使用方法