JPH09510239A - ポリキレート化剤 - Google Patents

ポリキレート化剤

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JPH09510239A JP7523292A JP52329295A JPH09510239A JP H09510239 A JPH09510239 A JP H09510239A JP 7523292 A JP7523292 A JP 7523292A JP 52329295 A JP52329295 A JP 52329295A JP H09510239 A JPH09510239 A JP H09510239A
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マージラム,ローレンス
カルボルホ,ジョアン
ギャリッティ,マーシャ
フェルマン,ジャー,ダグラス
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ニコムド サルター,アイエヌシー.
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、例えば診断造影操作に有用であり、かつインビボで分解可能で排泄しうるフラグメントを遊離するポリキレート化剤化合物を提供する。このような化合物は好都合には、少なくとも30,000D、好ましくは少なくとも40,000D、特に好ましくは50,000〜150,000Dの分子量を有する式(I)のポリキレート化剤:R1(X1R2((X2)pL)n)m(式中、X1は代謝切断可能でR1X3 mおよびX4R2((X2)pL)nフラグメントを遊離するリンカー部分であり、ここでX3およびX4はX1の切断残基であり;R1X3 mは生体許容性の重合体、好ましくは実質的に単分散性重合体であり、特に40,000D未満、殊に30,000D未満、とりわけ20,000D未満の分子量を有するもの、例えば第一世代〜第六世代のデンドリマーであり;X4R2((X2)pL)nは40,000D未満、好ましくは30,000D未満、特に20,000D未満の分子量を有するポリキレート化剤フラグメントであり、これらの各部分は好ましくは同一であり;pは0または1であり;X2は存在する場合は、代謝切断可能でモノキレート化剤フラグメントを遊離するリンカー部分であり;各Lは巨大環状キレート化剤部分であり、ここで巨大環状骨格は好ましくは9〜25の環員子を有し、好ましくは場合により酸素または硫黄で中断されていてもよいポリアザシクロアルカンであり;R2((X2)p)nは直鎖状または分岐状のバックボーン部分であり、好ましくは各L基と、これが結合するX1部分との間に20原子以下の鎖、およびこれにより結合されたL基の各々の対の間に25原子以下の鎖を提供し、これらの鎖は好都合には窒素および/または酸素および/または硫黄で中断されていてもよい炭素鎖であり;各nは少なくとも2の値、好ましくは2〜25、特に2〜12の値を有する整数であり;各mは少なくとも2の値、好ましくは200以下、特に3〜100の値を有する整数であり、式(I)のポリキレート化剤中のL基の総数は少なくとも20、好ましくは50〜200である)、およびその金属キレートおよび塩である。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリキレート化剤 本発明は、ポリキレート化剤、ならびに対応する二機能性ポリキレート化剤( 例えばポリキレート化剤の部位指向性巨大分子状接合物)、およびそのキレート および塩、およびその医学的用途、特に診断造影の分野での用途に関する。 ポリキレート化剤は、その増強された造影特性および部位特異性のために、磁 気共鳴造影(MRI)、X線、ガンマシンチグラフィーおよびCTスキャンニン グを用いた、哺乳類の選択された器官、組織、細胞などのインビボでのイメージ を増強するために使用するのに特に適している。ポリキレート化剤は、これらの 造影様式での血管内コントラスト剤、血液プール剤として使用するのにも特に適 している。このように、ポリキレート化剤は、血管の造影、例えば磁気共鳴血管 造影に、血液流および血液量の測定に、血管分布が正常組織から異なるために病 変の同定および特性決定に、呼吸器疾患の評価のための肺の造影に、および血液 潅流研究に使用できる。ポリキレート化剤はまた、金属の解毒、放射性同位体の 治療上の送出および診断用核の医療上の適用についてよく研究されている。 医療上の造影様式、例えばMRI、X線、ガンマシンチグラフィーおよびCT スキャンニングは、病気の診断および治療に極めて重要な手段になってきている 。体内部分のある造影は、X線のような特定の型の造影において周囲の組織から 識別すべきその部分、例えば骨の本来の(内在的な)属性に基づいている。他の 器官および解剖上の成分は、特別の造影技術により個々に明るくしたときにのみ 、目で見ることができる。 広範囲の様々な解剖上の成分のイメージを提供する可能性を有する、このよう な一つの技術は、生体標的性イメージ増強金属に関連する。このような手順は体 内の特定の器官および/または腫瘍、またはこのような局在部位のイメージを創 り出すか、または増強する可能性を有する一方で、背景が低減し、かつ望ましく ない部位が同時に明るくなることにより潜在的な干渉が生じる。 研究者らは長年の間、種々の金属をキレート化すると、生理的に許容されるこ のような金属の投与量が増加するので、身体部分のイメージを増強するためにイ ンビボで使用できることを認めている(例えばC.D.Russel and A.G.Speiser, J.Nucl.Med.21: 1086(1988)および米国特許1,647,447(Gries et al.)参 照)。しかしながら、このような単純なキレートのイメージ増強剤は、さらに変 更しないと、特に有意な部位特異性を一般に提供しない。 部位特異性の治療剤または診断剤を製造するために、金属キレートを組織また は器官標的性分子、例えばタンパク質のような生体分子に結合させることが、広 く示唆されている。 多くのこのような二機能性キレート化剤、即ちキレート化剤部分があるために 治療上または診断上有用な金属イオンを強力に結合することができ、かつ部位特 異性分子成分があるためにキレート化した金属イオンを関心のある身体部位に選 択的に送出することができる剤は、公知であるか、または文献で提案されている 。このように、例えばMRIコントラスト剤の分野での比較的早期の刊行物、例 えばGB-A-2169598(Schering)およびEP-A-136812(Technicare)においてさえも 、二機能性キレート化剤の常磁性金属イオンキレートをコントラスト剤として使 用することが示唆された。 部位特異性巨大分子へのキレート化剤部分の結合は、多数の方法により、例え ばKrejcarek et al.の混合無水物法(Biochemical and Blophysical Research Communications 77: 581(1977))、Hnatowich et al.の環状無水物法(Science 2 20 :613(1983)、その他参照)、Meares et al.のバックボーン誘導体化法(Ana l.Biochem.142: 68(1984)、その他参照―これはSchering がEP-A-331616で、MRIまたはX線コントラスト剤として使用するために部位 特異性ポリキレート化剤を製造するのに用いた技術である)、および例えばAmer sham(WO-A-85/05554参照)、およびNycomed(EP-A-186947、その他参照)がM RIコントラスト剤として使用するために二機能性キレート化剤の常磁性金属イ オンキレートを製造するのに用いたリンカー分子法により行われてきた。 即ち、Krejcarek et al.(上記)は、ポリアミノポリカルボン酸(PAPCA)キ レート化剤、詳しくはDTPA(ジエチレントリアミン五酢酸)を、ヒト血清アルブ ミン(HSA)のようなタンパク質に、PAPCAのトリエチルアミン塩とイソブチルク ロロホルメート(IBCF)との反応により、およびIBCF-PAPCA付加物とタンパク質 との反応により、どのようにすれば接合させることができるかを開示している。 彼らの目的は、生物学的機能を測定するためにヒト血清アルブミン分子当たり1 個の放射性金属を結合させることであった。 種々の造影技術の部位特異的な使用は全て、部位指向性巨大分子に接合させた 複数の適切な金属イオンを用いることを必要とするか、またはこれを用いること により増強されるであろう。例えば、標的組織内の水プロトンのT1緩和時間の 50%短縮は、効果的なMRIコントラスト剤のための必要条件であると考えら れる。抗体のその抗原に対する親和性、およびこれら抗原の標的組織中での濃度 を考慮して、これらのレベルのT1短縮をもたらすために、各抗体分子は多数の 常磁性中心を担持しなけらばならないと推定されている。(Eckelman,et al., NATO ASI Series,Series A,152: 571(1988)参照。) Unger et al.はInvestigation Radiology 20: 693(1985)において、Gd-DTPA と接合させた抗-CEAモノクローナル抗体を用いて、磁気共鳴造影についての腫瘍 の増強を解析した。彼らは、抗体分子当たり4個のGd原子を結合させた場合に腫 瘍の増強を認めず、効果的であるためには、巨大分子当たり遙に大きい造影金属 原子の比率が必要であろうと予想した。 同様に、SchreveおよびAisenはMag.Res.in Medicine 3: 336(1986)におい て、記載された技術を用いて腫瘍に送出しうる常磁性イオンの濃度が、ヒトに対 しては大用量の結果を招き、造影へのこのアプローチを、その用途において著し く制限するであろうと結論した。 しかしながら、部位特異的イメージ増強のためには、二機能性キレート化剤の このようなキレートの、組織または器官を標的する部分の部位特異性は、キレー ト化剤部分の接合によって破壊されてはならないことが重要である。二機能性キ レート化剤が一つだけのキレート化剤部分を含有する場合、これは一般的に深刻 な問題ではないが;数個のキレート化剤部分を単一の部位特異性巨大分子上に接 合させることにより二機能性ポリキレート化剤を製造する試みを行ったとき、キ レート化剤:部位特異性巨大分子の達成可能な最大比率はかなり制限されるだけ でなく、達成される比率が増大するにつれて、得られる二機能ポリキレート化剤 の部位特異性は減少することが認められた。 それでもなお、部位特異的巨大分子当たりのキレート化剤部分の数が増加した 二機能性ポリキレート化剤を製造するための多くの試みが行われてきた。 即ち、Hnatowich et al.(上記)は、タンパク質に結合させるために、キレー ト化剤DTPAの環状無水物を用いた。 これは比較的に簡単な1工程合成操作であり、結果として多くの他の研究者に より用いられている。しかしながら、出発材料中に二つの環状無水物基が存在す るので、巨大分子が広範囲に架橋して、容易に特性決定できない接合物の生成を 来すことがある(Hnatowich et al.,J.Immunol.Methods 65: 147(1983)参照 )。加えて、この操作法は、少なからぬキレート化剤部分が制御しがたく付加し 、それらが結合する巨大分子の部位特異性を破壊する点で、Krejcarekの混合 無水物法の場合と同じ不利益をこうむる。(Paik et al.J.Nucl.Med.25: 11 58(1983)も参照。) より多数のキレート化剤部分を、部位特異性巨大分子のその部位特異性を破壊 することなく、即ちその結合性部位(1つ以上)を妨害することなく結合させる 問題を克服するために、多数のキレート化剤部分を結合させてポリキレート化剤 を製造することができ、次いでその一つ以上を部位特異性巨大分子に接合させて 二機能性ポリキレート化剤を製造できるバックボーン分子の使用に対して、多く の提案がなされてきた。 従って、Hnatowich et al.(上記)の現在普通の環状無水物接合技術を用いて 、キレート化剤部分がEDTAおよびDTPAのような開鎖PAPCAの残基であり、かつバ ックボーン分子がポリリジンまたはポリエチレンイミンのようなポリアミンであ る二機能性ポリキレート化剤が製造されてきた。即ち、例えばManabe et al.はB iochemica et Biophysica Acta 883: 460-467(1986)において、環状無水物法 を用いて105個までのDTPA残基をポリ-L-リジンバックボーンに結合させたこと、 また、2-ピリジルジスルフィドリンカーを用いてポリリジン-ポリDTPAポリキレ ー化剤をモノクローナル抗体(抗-HLA IgG1)上に結合させ、部位特異性巨大分 子当たり約42.5個までのキレート化剤(DTPA残基)の置換を達成したことを報告 した。また、Torchlin et al.はHybridoma 6: 229-240(1987)において、DTPAお よびEDTAをポリエチレンイミンおよびポリリジンバックボーンに結合させ、次い でこれらをミオシン特異性モノクローナル抗体またはそのFabフラグメントに結 合させて、MRIまたはシンチグラフィーに用いるための二機能性ポリキレート 化剤を製造することを報告した。 ManabeおよびTorchlin et al.は、二機能性ポリキレート化剤の製造を報告し たが、Manabeが採用した環状無水物経路は架橋の問題、故に特性決定の問題を提 示し、Torchlin et al.は彼らの結論において、彼らの技術が腫瘍のMRIを 可能にするのに充分に常磁性金属濃度を増大できるかを疑った。 Sieving et al.はWO-90/12050に、ポリリジン-ポリDOTAのような巨大環状キ レート化部分を含むポリキレート化剤の製造、および対応する二機能性ポリキレ ート化剤の製造のための技術を開示した。Sieving et al.はまた、スターバー ストデンドリマー、例えばTomalia et al.(US-A-4587329およびPolymer Journa l 17:117(1985)参照)の第六世代PAMAMスターバーストデンドリマーを、この うようなポリキレート化剤の骨格として使用することも示唆した。 ポリキレート化剤の製造において、より高い金属担持(loading)能に向けた 動因は、高分子量生成物を製造する結果となった。可溶性生成物にとって、これ は、循環系内投与において化合物が細胞外液中に速やかに拡散するかまたは糸球 体濾過により排泄されるよりはむしろ、血中に保持されるという利点を有する。 従って、これらの化合物は、有効な血液プール造影剤として役立つことができる 。しかし、それにもかかわらず、ポリキレート化剤が、例えば造影終了後に必要 以上に長時間、体内に残留することは望ましくない。本発明は、一部は、診断上 および治療上有効なポリキレート化剤であって、それでもなお、それから充分に 特性決定されたポリキレートフラグメントが代謝切断された後に、例えば糸球体 濾過により急速に排泄可能なポリキレート化剤の製造を実現することにある。全 体的なポリキレート化剤構造内に切断可能なポリキレート化剤フラグメントを挿 入することは、バックボーン重合体上の各結合部位に付加しうるキレート化剤基 の数を増大させ、既に金属化されたポリキレート化剤サブユニットをバックボー ン重合体上に接合させることによりポリキレートを製造することができ、これに よって、完成したポリキレート化剤の金属担持率を改善できるという利点を付け 加えた。 従って、一つの観点からみると、本発明は、少なくとも30,000D、好ましく は少なくとも40,000D、特に好ましくは50,000〜150,000Dの分子量を有する下記 式Iのポリキレート化剤 R1(X1R2((X2)pL)n)m (I) (式中、X1は代謝切断可能でR1X3 mおよびX4R2((X2)pL)nフラグメントを遊離させ るリンカー部分であり、ここでX3およびX4X1の切断残基であり; R1X3 mは生体許容性の重合体、好ましくは実質的に単分散性重合体であり、特に4 0,000D未満、殊に30,000D未満、とりわけ20,000D未満の分子量を有するもの、例 えば第一世代〜第六世代のデンドリマーであり; X4R2((X2)pL)nは40,000D未満、好ましくは30,000D未満、特に20,000D未満の分子 量を有するポリキレート化剤フラグメントであり、これら部分の各々は好ましく は同一であり; pは0または1であり; X2は存在する場合は、代謝切断可能でモノキレート化剤フラグメントを遊離させ るリンカー部分であり; 各Lは巨大環状キレート化部分であり、ここで巨大環状骨格は好ましくは9〜2 5の環員子を有し、好ましくは場合により酸素または硫黄により中断されていて もよいポリアザシクロアルカンであり; R2((X2)pL)nは直鎖状または分岐状のバックボーン部分であり、好ましくは各L基 と、これが結合するX1部分との間に20原子以下の鎖、およびこれにより結合さ れたL基の各々の対の間に25原子以下の鎖を有し、これらの鎖は好都合には窒 素および/または酸素および/または硫黄で中断された炭素鎖であり; 各nは少なくとも2の値、好ましくは2〜25、特に2〜12の値を有する整数 であり; 各mは少なくとも2の値、好ましくは200以下、特に3〜100の値を有す る整数であり、式(I)のポリキレート化剤中のL基の合計数は少なくとも20、好 ましくは50〜200である)、およびその金属キレートおよび塩を提供する。 用語”ポリキレート化剤”は、以下において、文脈が許す場合はどこでも、金 属化されていない化合物だけでなく、その完全におよび部分的に金属化された形 態をも示すために用いられる。 望ましいならば、本発明に係る一つ以上のポリキレート化剤を、生体分布変性 剤に、即ち、分子全体、例えば親水性部分または部位指向性分子、例えばタンパ ク質またはタンパク質フラグメントの薬力学を変える部分に接合させて、二機能 性ポリキレート化剤を形成することができる。この場合、部位指向性分子との結 合もまた、好ましくは代謝切断可能であり、このため二機能性ポリキレート化剤 の生物分解により、部位指向性分子(またはそのフラグメント)が遊離され、な らびにポリキレート化剤のフラグメントが遊離される。これらの二機能性ポリキ レート化剤は本発明のもう一つの観点を形成し、例えばイメージの増強のために 、および/または標的された細胞、組織、器官および/または体管に、細胞毒用 量の放射性を送出させるために使用できる。あるいは、ポリキレート化剤は、部 位指向性分子と結合させないで、血液プール剤として使用できる。 ポリキレート化剤は、それら自体でまたは自動的に、一部は体内でのそれらの 独特な局在性のため、医学診断および治療において有用な本体(実質)である。 MR造影コントラスト増強に現在使用されている単量体キレート(例えばGdDTPA2- 、GdDOPA1-およびGdDTPA-BMA)は、それらの特異的な急速な生体分布(これは 身体の細胞外(および血管外)の空間にわたるこれらキレートの局在化を引き起 こす)に限ってインビボで用いられている。典型的には30〜200kD、特に40〜150 kD、殊に50〜120kDの分子量を有する本発明のポリキレート化剤は、モノキレー ト化剤に対して生体分布を根本的に変化させる。本発明のポリキレート化剤は、 一般的に数時間のオーダーの延長された血管内滞留 時間を有するが;それらの生体分解可能性のために、一般的に結局は細胞外液(E CF)内に立ち去ることができ、腎臓排泄を行うことができる。このように、これ らのポリキレート化剤(以下、拡大剤(magnifiers)という)は診断上有用な滞 留時間、主として血管内系に留まるので、これらは広範囲の用途、例えば血液プ ール造影、心臓潅流造影、脳造影、血管造影(blood vessel imaging)のために 、呼吸器疾患を評価するための肺造影、CNS腫瘍の検出および量の決定、および 血栓の検出および脈管系造影(angiography)において好適である。血液プール 剤として、これらは、血流または血量の研究に、特に病巣の検出および心筋潅流 の研究に関連して使用するのに特に適している。細胞外/血管外の空間に急速に 分散する従来の単量体MR造影コントラスト剤は、これらの目的のためには容易 に使用できない。さらに、それらの高められた緩和性を考慮すると、本発明のM R造影コントラスト剤は、現在の単量体MR造影コントラスト剤、例えばGdDTPA 、GdDOPAおよびGdDTPA-BMAに対して著しく低減された用量で投与することができ 、従ってそれらの使用において著しく改善された安全性限界を提供することがで きる。 本発明のポリキレート化剤の代謝分解産物の全て、特に重合体R1X3 mおよびポ リキレート化剤フラグメントX4R2((X2)pL)nは、未分解のポリキレート化剤それ 自体が腎臓排泄されないほど充分に高い分子量を有していたとしても、腎臓排泄 可能なほど充分に低い分子量を有することが特に好ましい。同様に、ポリキレー ト化剤(およびそのキレート)は、血液プール剤として機能できるように水溶性 であることが好ましい。血液プール剤のためには、これは、血液プール造影コン トラストが得られるように毛細血管濾過が充分に遅くなるような、充分に大きな サイズおよび全体的分子量を有する分子であることが必要である。小球状タンパ ク質から類推して、腎臓閾値(最小分子量)は一般的に30〜40kDの範囲にあ ると考えることができる。分子のサイズおよび形状は、全体的分子量よりも重要 であることは勿論であるが、これらの最小分子量(金属化されていないポリキレ ート化剤について)は、かなり正確なガイドラインを提供する。従って、 本発明は、それ自体がよく特性決定された、通常は腎臓から容易に排泄可能なフ ラグメントに生物分解される、よく特性決定された血液プール剤を構成すること のできる一つの方法を提供する。こうして、ポリキレート化剤に担持された、潜 在的に毒性のある診断用または治療用の金属イオンが体内に蓄積されることが低 減される。 その上にポリキレート化剤フラグメントが乗せられる重合体バックボーン(R1) それ自体は、ポリキレート化剤の生体分布が一様であるように、また、再現可能 な金属担持率を達成できるように、実質的に単分散性であることが好ましい。金 属担持率とは、巨大環状キレート化剤基に担持される治療用または診断用の金属 イオンの数と、ポリキレート化剤分子の数との比率を意味する。 実際に、ポリキレート化剤フラグメント(R2((X2)pL)n)のための結合点(例 えばアミン、ヒドロキシル、カルボキシルなどの鎖中またはペンダントの反応性 官能基)を有する任意の生体許容性重合体、例えばポリリジン、ポリエチレンイ ミン、ポリサッカライドなどを用いることができる。しかしながら、デンドリマ ー状重合体、および特にいわゆるスターバーストデンドリマーを用いることが、 とりわけ好ましい。なぜならば、これらのものは、実質的に単分散性でよく特性 決定された形態で製造できるからであり、また、ポリキレート化剤フラグメント がデンドリマー状分子の周辺付近に配置される傾向があるので、デンドリマー構 造は、ポリキレート化剤フラグメントを重合体バックボーンの結合点上に一様に 担持させるのを容易にするからである。スターバーストデンドリマーを用いると 特にそうであり、それらの実質的に球状の形は、キレート化した金属イオンへの 水の最大のアクセスを提供するだけでなく、最適な金属化効率、即ち最大金属担 持を可能にする。 本発明により重合体バックボーンR1として使用するのに特に適するデンドリマ ーとしては、第一世代〜第六世代のデンドリマーが挙げられる。最適な世代はポ リキレート化剤フラグメントの性質、意図される投与経路および除去経路などに 依存することは勿論である。スターバーストデンドリマーを含む好適なバックボ ーン重合体は、以前の特許出願、例えばWO-A-91/05762、WO-A-90/12050およびPC T/EP92/02308、ならびにTomalia et al.のUS-A-4587329、US-A-4568737、US-A- 4558120、US-A-4507466、WO-A-88/01178およびAngew Chem Int Ed Eng 29: 138- 175で詳細に論じられている。 コントラスト剤が血液プール中に集まる必要がある場合には、好ましくは低世 代のデンドリマー状バックボーン、例えば第四世代または第五世代のデンドリマ ー状バックボーンが用いられる。このようなポリキレート化剤は、公知の血液プ ールおよびECFコントラスト剤と比較して向上した緩和性を有するので、より低 い有効用量で投与することができる。 代謝切断可能なリンカー基X1およびX2は、投与の後、一般に非経口投与の後に インビボで切断される任意の官能基であってよく、またはこれを含んでいてもよ い。切断の難易度は、分解前の望ましい半減期、例えば望ましい血中滞留時間が 得られるように、あるいは分解が主として特定の身体部位、例えば肝臓で起こる のを確保するように、これらリンカー部分を適切に選択することにより、選択す ることができる。エステル、ジスルフィド、アミド、アセタール、ケタール、エ ーテル、無水物およびラクタム官能基は、加水分解可能であるか、または生物分 解可能であると考えられる基の例である。望まれる分解部位に応じて、切断後ク リアランスを助けるように、生物標的性である部分、例えば親水性の、親脂質性 の、または荷電した部分をポリキレート化剤フラグメント中に導入することが望 ましいことがある。 代謝切断可能なX1基は、予備形成されたキレート化剤基(即ちR2((X2)pL)n部 分)の合成中に、結合点に存在していることが特に好ましい。従って、単量体巨 大環状キレート化剤基を予備形成された骨格上に接合させることが可能であ るが、本発明によれば、予備形成されたポリキレート化剤部分をバックボーン重 合体上に接合させることが好ましい。与えられたバックボーン重合体に関し、こ の合成経路は、バックボーンへの一つの結合点当たり複数のキレート化剤部分を 有するポリキレート化剤、その結果、金属化された生成物の場合に高い担持率を 有するポリキレート化剤を生じさせる。このことはさらに、嵩高な二量体状、三 量体状またはより高いオリゴマー状のポリキレート化剤フラグメントが、重合体 バックボーンへの結合部位での回転が限定されるので、全体的ポリキレート化剤 がT1MR造影剤である場合は、より大きな緩和性を生じさせるという利点を有 する。 これに関して、重合体状またはデンドリマー状バックボーン重合体に結合させ るための活性部位を含む、予備形成された二量体状またはデンドリマー状ポリキ レート化剤フラグメントを用いることが特に好ましい。接合させる際に接合部位 がそれ自体で代謝切断可能な結合を生成しない場合は、代謝切断可能な官能性リ ンカー部分を、予備形成されたポリキレート化剤フラグメント中またはバックボ ーン重合体中に挿入すべきである。これに関して、尿素、エーテル、エステル、 ダブルエステル、カルバメート、ジスルフィドまたは他の加水分解で切断可能な 基を、例えば予備形成されたポリキレート化剤フラグメント中に、ポリキレート 化剤バックボーンと反応性基(これによって前者が結合されて、全体的ポリキレ ート化剤の重合体状バックボーンとなる)との間に挿入することができる。ある いは、これらの切断可能な基はモノキレート化剤部分間に位置していてもよく、 このため、代謝フラグメント化に際して、モノキレート化剤または他の小さいポ リキレート化剤フラグメントを遊離させることができる。この性質を有するポリ キレート化剤は本発明のもう一つの観点を形成し、これらは、下記式IIで表され るポリキレート化剤 R1(X1R2((X2)pL)n)m (II) (式中、R1、R2、L、p、nおよびmは上記で定義したとおりであり、X1およびX2は リンカー部分であり、但し、各LとR2との間にある、結合部分X1およびX2の少な くとも一つは代謝分解可能である)、およびその金属キレートおよび塩、ならび に対応する二機能性ポリキレート化剤である。 従って、本発明の好ましい観点において、ポリキレート化剤フラグメントのバ ックボーンR2((X2)pL)nは分岐状ポリアルカン鎖を含み、これ自体は、場合によ り、炭素環状またはヘテロ環状の、飽和または不飽和の環(例えば、O、Nおよび Sから選択される0個、1個または2個のヘテロ原子を有する5〜8員環、例え ばフェニル環)、窒素原子、酸素原子、硫黄原子またはカルボニル基(後者は好 ましくは隣接鎖ヘテロ原子である)を含んでいてもよい。 予備形成されたポリキレート化剤フラグメントとしては、下記のものが挙げら れる。 上記の式中、X5は中心の骨格構造に結合させるために適切な部位を提供する基 、例えばアミン官能基に結合しうる変性アミン基であり、例えばX5は金属化されているか、または金属化されていない巨大環状キレート化剤部分で あり、巨大環の環窒素において構造の残部に結合していることが好ましいが、不 可欠ではない。 本発明のポリキレート化剤中の巨大環状キレート化剤部分は、任意の普通の巨 大環状キレート化剤、例えばDOTA、TETA、DO3Aなどの残基であってよい。巨大環 状骨格は、前記のように9〜25の環員子を有し、好都合には、場合により酸素ま たは硫黄で中断されていてもよいポリアザシクロアルカン環である。ポリキレー ト化剤フラグメントR2((X2)pL)nのための結合部位は、好ましくは環窒素である が、その代わりに、例えばMeares et alのUS-A-4687667に記載されているように 、環炭素において結合を行ってもよい。 巨大環状キレート化剤部分は、そのキレート化能がその環ヘテロ原子のみに基 づくことができ、従って環状のポリエーテルまたはポリアミンであることができ る。しかしながら、巨大環状キレート化剤部分は、好ましくは金属キレート化に 関与するペンダント基、例えばヒドロキシル基、アミノ基、ホスホネート基また はホスフィネート基、あるいはより好ましくはカルボキシル基を担持したC1-6ア ルキル基を有する。DO3AおよびDOTAから誘導された巨大環、即ち下記式の基が特 に好ましい。 本発明のポリキレート化剤中の巨大環状キレート化剤部分は、好ましくは反応 性のカルボキシル基またはアミン基(これは金属配位結合に不可欠ではない)を 有する巨大環状キレート化剤から誘導される。反応性基は、接合されたキレート 化剤部分が金属イオンと錯化する能力を保持する限り、遊離のキレート化剤にお いて金属配位基として機能することのできる基の一つであってよい。あるいは、 反応性基はキレート化剤の側鎖上またはバックボーン上の置換基であってもよい 。 さらに詳しくは、ここで用いられるように、巨大環状キレート化剤は、炭素原 子によって隔てられた、例えば場合により置換されていてもいメチレン基または 環状基、例えば芳香族基の炭素またはそれらの鎖によって隔てられた、特に好ま しくは場合により置換されていてもいC2-4アルキレン鎖によって隔てられた、例 えばN、P、B、OまたはASのようなドナー原子から構成された、一続きの連結され た閉じたバックボーンを有するキレート化剤と定義される。任意のメチレン基ま たはドナー原子は、原子価の条件が許す場合、巨大環の閉じた鎖が無傷のままで ある限り、置換されていてもよい。 本発明の一つの好ましい態様において、巨大環状キレート化剤は、下記式III で表されるものである。 式中、a、b、dおよびeは独立して、ゼロまたは正の整数であり、bまたはdは好ま しくは1、2、3または4であり;cおよびfは正の整数であり;全てのcの合計 は少なくとも3、好ましくは3、4または5であり;b+dの合計は少なくとも1 であり;各zは独立して、窒素、酸素、硫黄、燐、硼素または砒素であり、好ま しくはこれらの少なくとも二つ、特に少なくとも三つは窒素であり;各Yは独立 して、場合により置換されていてもよい5〜7員の炭素 環またはヘテロ環であり; R3は存在する場合は、独立して、水素、場合によりヒドロキシル化されていても よく、場合によりアルコキシル化されていてもよく、場合により基CO-G(ここで GはOR4またはNR4 2である)を有していてもよいアルキル基であり、また、Zが燐 であるときは、場合によりオキソであってもよく、少なくとも三つのZ(R3)a部分 は好ましくは窒素としてのZを有し、a=1、R3は場合により置換されていてもよい G-CO-アルキル基であり; R4およびR5は同一でも異なってもよく、それぞれ独立して、水素、場合によりア ルコキシル化されていてもよく、場合によりヒドロキシル化されていてもよいア ルキル、アリール、アルキルアリールまたはアラルキルであるか、あるいはR5は 基CO-Gであってもよく、またはこの基で置換されていてもよく;NR4 2は場合によ り置換されていてもよい、窒素に結合した5〜7員のヘテロ環(この環は場合に よりもう一つの窒素、酸素または硫黄の環ヘテロ原子を含んでいてもよい)であ ってもよく;二つのCR4R5基の代わりに、何れかの方向に少なくとも一つのZ基に よって隔てられているときは、場合により下記式の橋かけ構造 (ここで、u、g、h、i、j、k、l、w、x、q、r、sおよびtはそれぞれ独立して、 ゼロまたは正の整数であり、u、g、i、kおよびwは好ましくは1、2、3または 4であり;yは正の整数であり;h+l+j+x≧1、好ましくはy(h+1)≧1であり;Dは それぞれ独立して、硼素、炭素、窒素、燐またはPOである)が存在してもよい。 環部分Yのために好ましいものとしては、次のものが挙げられる。 ここで JはCH,COHまたはH; R6はCH2,CHOH,NR3,OまたはS; LはOまたはS. ヘテロ環状部分NR4 2のために好ましいものとしては、次のものが挙げられる。 例えば 上記のように、巨大環状キレート化剤は、二つ以上のバックボーン原子からの 分岐の結合により作り出された第二の”環”を含んでいてもよい。 巨大環状キレート化剤において、アルキル部分およびアルキレン部分は、別に 述べない限り、好ましくは8個以下、特に好ましくは4個以下の炭素原子を有す る。ヒドロキシまたはアルコキシで置換された部分は、モノ-またはポリ-置換さ れていてよく、両者での置換も意図される。どのアリール部分も、好ましくはC6-10 炭素環または5〜6員のヘテロ環である。巨大環において、バックボーンヘ テロ原子、例えばN、P、OまたはSは、好ましくは1〜8個、特に好ましくは2〜 6個の炭素バックボーン原子によって隔てられており、前記のように、巨大環状 キレート化剤は、好ましくは少なくとも3個のカルボキシル基またはカルボキシ ル誘導体基を有する。カルボキシアルキル基、特にカルボキシメチル基が結合し た、少なくとも3個の環窒素を含有する巨大環状キレート化剤が、特に好ましい 。 バックボーン部分R2((X2)pL)nへの巨大環状キレート化剤の結合は、任意の反 応性基、例えばR3またはR5基、特に好ましくはCO-G基を有するR3基によって行う ことができる。環ヘテロ原子(例えばDO3A中の)がプロトン化さ り、alkおよびX6は上記定義の通りである)と反応させるか、あるいはHal-CH2CO2 CH3と反応させ、次いでエチレン-ジアミンのようなジアミンと反応させると、 デンドリマー状バックボーンと結合させるための反応性基が提供される。他の標 準的なカップリング技術を用いることができ、従って本発明のポリキレート化剤 中の巨大環状キレート化部分は、式IIIのキレート化剤の残基(即ち、式IIIの基 であるが、環に結合した置換基の一つが、デンドリマーへの結合を提供するよう に変性または置き換えられている)を含むことが好ましい。 好都合には、巨大環状キレート化剤は、3個、4個、5個または6個(好まし くは4個)の環窒素を有し、これらが各々2個、3個または4個(好ましくは2 個)の環炭素によって隔てられているポリアザシクロアルカンの残基である。巨 大環状キレート化剤部分のための特に好ましいバックボーン構造としては、下記 のものが挙げられる。 特に好ましい巨大環状キレート化剤としては、式IVのものが挙げられる。 式中、ZはN、OまたはSであり、好ましくは全てのZまたは一つを除いた全てのZは Nであり; bはそれぞれ独立して、2、3または4、好ましくは2または3であり; fは3または4、好ましくは4であり; R3はそれぞれ独立して、水素、C1-3アルキル、あるいは場合により分岐していて もよく、場合によりヒドロキシル化されていてもよいCO-G-アルキル基であり;R5 はそれぞれ独立して、水素またはヒドロキシル基である。 従って、特に、巨大環状キレート化剤としては、ポリアザシクロアルカンポリ カルボキシレート、ヘキサアザ巨大環状物(HAMs)、およびセパルクレート類(s epulchrates)およびザルコファジン類(sarcophafines)を含むクリプテート類 (cryptates)が挙げられる。 典型的なポリアザシクロアルカンポリカルボキシレートとしては、1,4,7,10- テトラアザシクロドデカン四酢酸(DOTA)、1,4,7,10-テトラアザシクロドデカ ン-1,4,7-三酢酸(DO3A)、1-オキサ-4,7,10-トリアザシクロドデカン三酢酸(DO XA)、1,4,7-トリアザシクロノナン三酢酸(NOTA)および1,4,8,11-テトラアザシ クロテトラデカン四酢酸(TETA)が挙げられる。さらに、新規なテトラアザシク ロアルカンポリカルボキシレート、DOTA-N(2-アミノエチル)アミドおよびDOTA-N (4-アミノフェネチル)アミドも意図される。 テトラアザシクロアルカンポリカルボキシレート配位子の製造はよく知られて いる。DOTAの合成は、米国特許4,647,447(Gries et al.)、米国特許4,639,365 (Sherry)およびDesreux et al.のInorg.Chem.19: 1319(1980)に記載され ている。さらに、DOTAはParish Chemical Co.,Orem,UT,USAから商業的に入手 することができる。DO3Aの合成は、EP-A-292689(Squibb)に記載されている。D esreux,Inorg.Chem., 19: 1319(1980); Bryden et al,Anal.Chem. 53: 14 18(1981); Delgardo et al,Talanta, 29: 816(1982); Cacheris et al,Inorg .Chem, 26: 958(1987); Moi et al,Inorg.Chem,26: 3458(1987)およびMe ares et al,Acc.Chem.Res., 17: 202(1984)には、巨大環状配位子DOTA、NOT A、TETAおよびそれらのバックボーン誘導体化類自体の特性および化学(NOTAお よびTETAの製造を含む)が記載さ れている。米国特許4,678,667(Meares et al.)は、DOTAおよびTETAを含む、側 鎖が誘導体化された巨大環状配位子の製造を教えている。DOTAを誘導体化してDO TA-N(2-アミノエチル)アミドおよびDOTA-N(4-アミノフェネチル)アミドを形成す ることは、それぞれ以下の実施例2および3において詳細に説明される。上記で 引用した文献およびここで述べた他の全ての文献は、それらの全部が参考のため に本明細書中に取り入れられる。 ヘキサアザ巨大環状物としては、DeCola et al.がInorg.Chem.25: 1729(19 86)に記載した一連のN6巨大環状キレートが挙げられる。この文献もHAMsの製造 を記載しており、その全部が参考のために本明細書中に取り入れられる。 クリプテート類は、セパルクレート類、ザルコファジン類、および巨大環状ポ リエーテル(クラウンエーテル)および巨大二環状配位子を包含するポリ環状配 位子である。好ましい巨大環状ポリエーテルクリプテート類としては、側鎖誘導 体化された第一級アミンおよびカルボキシレートクリプテート類が挙げられる。 セパルクレート類としては、オクタアザ巨大二環状系、例えば1,3,6,8,10,13, 16,19-オクタアザビシクロ[6,6,6]エイコサンの誘導体が挙げられる。これらの キレートの第一級アミンおよびカルボキシレート誘導体が特に好ましい。コバル ト錯体としてのキレートの合成は、J.Amer.Chem.Soc.104: 6016(1982)に 記載されている。ザルコファジン類としては、ヘキサアザ巨大二環状系、例えば 3,6,10,13,16,19-ヘキサアザビシクロ[6,6,6]エイコサンの誘導体が挙げられる 。セパルクレート類およびザルコファジン類の合成は、それぞれCreaser et al .がJ.Amer.Chem.Soc.104: 6016(1982)に、Geue et al.がJ.Amer.Chem .Soc.106: 5478(1984)に記載している。Izatt and Chistensen,Eds.,Syst hetic Multidentated Compounds,Academic Pres(1978)およびLehn et al,Ac c Chem.Res.11: 49(1987)には、クリプテート類の合成が記 載されている。Cotton & Wilkinson”Advanced Inorganic Chemistry”には、カ プセル封入する(encapsulating)窒素含有巨大環状物を製造するためのクラウ ンエーテル鋳型合成の一般的方法が記載されている。これらの文献は、その全部 が参考のために本明細書中に取り入れられる。 金属イオンは、拡大剤(magnifiers)によるキレート化のために、それらの診 断上または治療上の役割を果たすそれらの能力に関して選択される。これらの役 割には、MR造影、ガンマシンチグラフィーまたはCTスキャンニング、または X線におけるイメージの増強、あるいは望ましくない細胞、例えば腫瘍細胞を殺 すために細胞毒性剤の送出が含まれるが、これらに限定されない。 核医学におけるように放射性核種に関する用途のために、本発明は、放射性核 種を巨大環状物で強固に結合するという利点を提供する。これは、金属の背景レ ベルが低いために、いっそう特異的なイメージを可能にする。 キレート化される種を適切に選択することにより、X線剤(例えばタングステ ンを選択することにより)として、または適切なランタニド金属イオンを選択す ることによりMRおよびX線コントラスト剤の両方として機能することが可能な 本発明に係るキレートを製造することができる。 X線用途に関して、光子エネルギー範囲(この範囲にわたり、本発明のポリキ レート化剤が最適に有効である)を拡張するために、用いられるポリキレートは 、ホモポリキレートの混合物として、またはヘテロポリキレートとしての何れか の、二つ以上の異なる金属のもであってよい。 キレート化により挿入できる金属は、ランタニドおよび他の金属イオン(同位 体およびその放射性同位体を含む)を包含し、その例としては、Mg、Ca、Sc、Ti 、B、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ga、Sr、Y、Zr、Tc、Ru、In、Hf、W、 Re、Os、PbおよびBiが挙げられる。前記の幾つかの特に好ましい放射性同位体と しては、153Sm、64Cu、67Cu、67Ga、68Ga、89Sr、88Y、90Y、99mTc、97Ru、103R u、111In、186Re、188Re、203Pb、211Bi、212Bi、213Biおよび214Biが挙げられ る。本発明のポリキレート化剤でキレート化するための金属の選択は、望まれる 治療または診断の用途によって決められる。 上記のように、本発明のポリキレート化剤でキレート化すべき金属イオンの選 択は、得られたポリキレートを使用しようとする診断技術または治療技術に依存 する。MR造影のためには、金属イオンは常磁性であり、好ましくは非放射性で あるべきである。X線および超音波造影のためには、例えば原子番号が少なくと も37、好ましくは少なくとも50の重金属イオンを用いるべきであり、ここで もまた、非放射性種であることが好ましい。シンチグラフィーまたは放射線治療 のためには、金属イオンは勿論、放射性同位体のイオンである。 金属イオンをキレート化剤およびポリキレート化剤で錯化する方法は、当業者 の技術水準内にある。用いられる各金属は、三つの一般的方法の一つ:即ち、直 接挿入、鋳型合成および/または金属交換によって、巨大環状キレート化剤部分 内に挿入することができる。直接挿入が好ましい。 金属イオンFe(III)、Cr(III)、Mn(II)、Hg(II)、Pb(II)、Bi(III)およびラン タニドは、下記の一般的操作法により、ポリアミノポリカルボキシレート内に直 接挿入できる。水溶性形態の金属、一般に無機塩を、適切な量の蒸留脱イオン水 に溶解する。溶液のpHを7未満である。等モル量のポリキレート化剤を含有す る水溶液を、金属溶液に室温で攪拌しながら加える。ポリキレート化剤のドナー 基が脱プロトン化されるまで、塩基、典型的には0.1 M HaOHを加えることにより 、混合物のpHを徐々に上昇させ、キレート化剤部分に応じて、pH範囲を一般 に7〜9にする。ランタニドイオンの場合には、金属水酸化物の沈澱を回避する ために、pHを8未満に保つように特に注意する必要がある。DOTAから誘 導された関連する巨大環状キレート化剤部分への金属の挿入は、以下に引用する 文献に記載されているように、通常はゆっくりした過程である。手順の特別な例 は、実施例および下記の文献中に記載されている。 Choppin et al,J.Inorg.Nucl.Chem.,33: 127(1971)、Margerum,Rec.Ch em.Prog.,24: 237(1973)およびD'Olieslarger et al,J.Inorg.Nucl.Che m.,35: 4255(1973)には、ポリアミノポリカルボキシレート中へのランタニド の直接挿入が記載されている。Margerstadt,Mag.Re.Med.,3: 808(1986)およ びWO-A-87/06229には、DOTA中へのGd(III)の挿入が記載されている。DOTAのBiお よびPb錯体の製造方法は、Kumar et al,J.Chem.Soc.Chem.Cormmun.,3: 14 5(1989)に記載されている。上記の文献は、それらの全部が参考のために本明 細書中に取り入れられる。 Hf、Zr、W、HgおよびTaの直接挿入は、よく知られた方法に従って行うことが できる。例えば米国特許4,176,173(Winchell)参照。 金属イオンが、結合するキレート化剤部分のドナー原子に対して、より適切な 酸化状態に還元される必要がある場合、金属交換が有用である。例えば99mTcま たは186/188Reを挿入するには、還元剤、例えばSncl2またはシステインを用い、 よく知られた方法で、金属イオンをTc(V)またはRe(V)に還元しなければならない 。この方法には中間錯体の形成が必要である。典型的な例は、TODAのような配位 子での錯化反応に先だって、グルコヘプトネートのような弱く配位する配位子の 存在下に99mTcをSnで還元することである。これらの方法は放射性薬物の分野で よく知られている。67Cuは、テトラアミンキレート、例えばtet Aまたはtet B( Bharadaredj et al.,JACS,108:(1986)参照)を利用して、より強く結合するキ レート化剤と反応させるためのCu(II)を安定化する。 鋳型合成は、Smith et al.がInorg.Chem.,24: 3469(1985)および27: 415 4(1988)に記載した方法により実施できる。HAM系の場合、金属イオンは、鋳型 合成により金属イオンの周りにキレート化剤を作ることによって巨大環状キレー ト化剤中に挿入される。よく知られた鋳型合成法は、Smith et al.(上記)に よりランタニド鋳型合成について記載されている。セパルクレートおよびザルコ ファジン巨大環状キレート化剤は同様にして、Coの周りでの鋳型合成によって製 造できる。Coは、Co(II)への還元、次いで15 M HBrでの抽出によって除去される 。次いで金属を含まないキレート化剤は、メタノール中での還流による単純な金 属塩との反応を介して、あるいはドナー錯体、例えばグルコヘプトネート、アス コルベートまたはシトレート塩からの金属交換によって金属化することができる 。トリフルオレートおよび/またはパークロレート塩の使用が好ましい。 広範囲の種類のクラウンエーテルおよびクリプテート、特にN、OおよびSを含 有するものは、同様の様式で、一つ以上の上記方法を用いて金属化することがで きる。 本発明のポリキレート化剤、特に二機能性ポリキレート化剤の金属キレート、 しかし場合により拡大剤ポリキレート化剤の金属キレートもまた、造影のために 患者に、特定の造影技術に関して所望のコントラストを得るのに充分な量で投与 することができる。一般的に、患者の体重1kg当たり0.001〜5.0ミリモルのキレ ート化した造影用金属の用量は、充分なコントラスト増強を達成するのに有効で ある。ほとんどのMRI用途のために好ましい造影用金属の用量は0.005〜1.2、 例えば0.02〜1.0mmol/kg体重であるが、X線用途のためには0.5〜1.5mmol/kgの 用量はX線減衰を達成するのに一般的に有効である。ほとんどのX線用途のため の好ましい用量はランタニドまたは重金属0.8〜1.2mmol/kg体重である。 X線用途に関して、光子エネルギー範囲(この範囲にわたり、本発明のポリキ レート化剤が最適に有効である)を拡張するために、用いられるポリキレートは 、ホモポリキレートの混合物として、またはヘテロポリキレートとしての何れか の、二つ以上の異なる金属のもであってよい。 部位指向性分子に拡大剤を結合させると、インビボでの標的特異性がより大き くなる。この分子は好ましくは抗体、抗体フラグメント、インビボでその部位に 移動して、キレート化した金属を送出する他のタンパク質または他の巨大分子で ある。本発明において、この部位指向性巨大分子がその標的に移動および/また は結合する能力は、キレート化した金属を加えることにより傷つけられない。分 子当たりのキレートの数は、その特別の標的のイメージを増強するのに充分であ る。得られる二機能性ポリキレートは本体が明確であり、望ましくは実質的に架 橋されていない。 好ましくは、二機能性ポリキレート化剤中への金属の挿入は、拡大剤(一つ以 上)を部位指向性分子に結合させる前に行われる。金属は、化学量論的量以下の レベルから完全な挿入まで滴定されるので、透析および大規模なクロマトグラフ ィー精製の必要が除かれる。このようにして、著しい損失および希釈が回避され る。金属イオンが部位指向性分子に非特異的に結合することも防止される。しか いながら、短い半減期を有する放射性核種に本発明を使用するには、最終工程と して二機能性ポリキレート化剤を金属化し、次いで簡単かつ迅速に精製(例えば ゲル濾過)して過剰の未結合放射性核種を除去することが必要であるかもしれな い。 二機能性ポリキレート化剤において、好ましくは一つまたは二つのバックボー ン分子を部位指向性分子に結合させる。部位指向性分子に結合しり拡大剤の数を 制限することにより、二機能性ポリキレート化剤の薬理的挙動は、高い標的特異 性および低い非特異的結合を示すことが予期される。 二機能性ポリキレート化剤は、多数の巨大環状キレート化剤部分を含むことが できる。これにより、部位特異的造影を、従来得られるレベル以上に増強するこ とが可能である。 本発明の二機能性ポリキレート化剤は、部位指向性分子への拡大剤のカップリ ングを伴う。部位指向性分子は、哺乳類体内の選ばれた標的の器官、組織、細胞 、細胞群または他の位置にインビボで自然に濃縮する全ての分子であってよい。 これらの分子は、アミノ酸、オリゴペプチド(例えばヘキサペプチド)、分子認 識ユニット(MRU's)、単鎖抗体(SCA's)、Fabフラグメントおよび抗体を含むこと ができる。部位指向性分子の例としては、ポリサッカライド(例えばCCKおよび ヘキサペプチド)、タンパク質(例えばレクチン、アシアロフェチュイン、ポリ クローナルIgG、血塊タンパク質(例えばヒルジン)、リポタンパク質およびグ リコタンパク質)、ホルモン、成長因子および凝塊因子(例えばPF4))が挙げ られる。典型的な部位指向性タンパク質としては、重合したフィブリンフラグメ ント(例えばE1)、血清アミロイド前駆体(SAP)タンパク質、低密度リポタン パク質(LDL)前駆体、血清アルブミン、無傷の血液細胞の表面タンパク質、受 容体結合性タンパク質、例えばエストロジェン、肝臓特異的タンパク質/重合体 、例えばガラクトシル-ネオグリコアルブミン(NGA)(Vera et al.,Radiology 1 51: 191(1984)参照)、様々な数のガラクトサミンが結合したN-(2-ヒドロキシ プロピル)メタクリルアミド(HMPA)共重合体(Duncan et al.,Biochim.Biop hys.Acta 880: 62(1986)参照)、およびアリルおよび6-アミノヘキシルグリ コシド(Wong et al.,Carbo.Res.170: 27(1987)参照)、およびフィブリノー ゲンが挙げられる。 部位指向性タンパク質は抗体であってもよい。抗体の選択、特に抗体の抗原特 異性の選択は、接合物の望まれる用途に依存する。モノクローナル抗体は、ポリ クローナルよりも好ましい。 ヒト血清アルブミン(HSA)は血管系の研究のための好ましいタンパク質であ る。HSAはSigma Chemical Co.を含む多くの供給源から商業的に入手できる。望 まれる抗原と反応する抗体の製造はよく知られている。抗体調製物は多くの供給 源から商業的に入手できる。フィブリンフラグメントE1はOlexa et al.,J.Bio .Chem.254: 4925(1979)に記載されたようにして製造できる。LDL前駆体およ びSAPタンパク質の製造はBeer et al.,J.Immunol.Methods 50: 17(1982)に記 載されている。上記の文献は、それらの全部が参考のために本明細書中に取り入 れられる。 バックボーン重合体を抗体および他のタンパク質に結合する方法は技術水準内 にある。このような方法はPierce 1989 Handbook and General Catalogおよびそ こで引用された文献、Blatter et al.,Blochem.,24: 1517(1985)およびJue et al.,Biochem.,17: 5399(1978)に記載されている。上記の文献は、それら の全部が参考のために本明細書中に取り入れられる。 一般的に、二機能性ポリキレート化剤は、部位指向性巨大分子にバックボーン 重合体を接合させる前に、ポリキレート化剤を構築することにより合成される。 ほとんどの場合、キレート化剤をバックボーンに結合させるために用いられる反 応条件は、タンパク質を変性させるであろう。従って、その三次元構造および生 物学的機能を保存するために、抗体または他の部位指向性タンパク質は、キレー ト化剤基がそのバックボーン分子上に担持される前には、一般的に接合されない 。このことは勿論、タンパク質を変性させることなく行うことができない場合で ある。部位指向性巨大分子に拡大剤を接合させる前またはその後に、金属イオン を加えてポリキレート化剤の金属錯体を形成することができる。特に金属がタン パク質と偶然に結合するのを回避するために、ポリキレート化剤をほとんどのタ ンパク質、特に抗体に接合させる前に、金属を加えることが好ましい。しかしな がら、幾つかの金属イオン、例えば短い半減期を有するランタニドの場合、金属 化 は、接合の後で使用直前に行うことが好ましい。 一般的に、公知の方法を用いて巨大環状キレート化剤をバックボーン分子に結 合させることができる。好ましい巨大環状キレート化剤、例えばDOTAの場合、従 来の混合無水物および環状無水物接合技術が効果的であるが、カルボキシル巨大 環状キレート化剤を無水媒体中で、全てのカルボキシルプロトンを引き抜くのに 充分な塩基度(即ち充分に高いpKa)のアミン塩基と反応させることにより混合 無水物操作法を変更すると、アミン塩が生成し、これは、従来技術の二機能性ポ リキレート化剤が伴う望ましくない架橋を引き起こすことなしに、バックボーン 分子のアミン基に接合しうる活性化無水物を生成させるために、アルキルハロホ ルメート(例えばイソブチルクロロホルメート)と反応させることができる。ほ とんどの巨大環状キレート化剤にとって、テトラメチルグアニジンまたは類似し た塩基度のアミン塩基が好ましい塩基である。 例えばMeares et al.(上記)と類似した手段でバックボーン誘導体化巨大環状 キレート化剤を使用することを伴う、より複雑な接合技術を、その代わりに用い てもよい。同様に、キレート化剤上の利用可能な反応性基に応じて、ハロアセチ ルハライド法、ホスゲン法またはチオホスゲン法により、キレート化剤をバック ボーン分子に結合させることができる。 ペンダントカルボキシレートを有する巨大環状物、例えばDOTA、TETA、TRITA (1,4,7,10-テトラアザシクロトリデカン四酢酸)およびNOTA(これらに限られ ない)に関して、カルボキシレートの一つは、バックボーン分子の第一級アミン 基と反応しうる本体を形成することができる。カルボキシレート基から反応性本 体を形成する方法としては、例えばイソブチルクロロホルメート(IBCF)を用いる 変更した混合無水物反応、またはカルボジイミド(例えばDCCまたはEDAC、Pierc e Catalog(1988)、252および253頁参照)を用いる”活性化エステル”の形成 が挙げられる。両方の反応順序は、安定なアミド結合 を介して複数の巨大環状キレート化剤部分で置換されたバックボーン重合体を生 じさせる。しかしながら、カルボキシレート含有巨大環状キレート化剤をバック ボーン分子に結合させる際に使用するためには、変更した混合無水物法が好まし い。 変更した混合無水物反応は、好ましくは5℃未満の融点を有する無水溶剤中で 、5℃以上の温度に冷却するか、またはその凝固点よりも約55℃以上高い温度 に冷却した無水溶剤中で行われる。適切な溶剤へのキレート化剤の可溶化は、好 都合には、アミン塩基を用いてキレート化剤のアミン塩をその場で製造すること により行われる。 塩基の選択は関連するカルボキシレートのpKaによって決められる。ほとんど の巨大環状物にとって、テトラメチルグアニジン(TMG)が特に好ましい。一般 的に塩基は、そのpKa値が、巨大環状キレート化剤の最高pKa値よりも少なくとも 0.5だけ、好ましくは0.8だけ、特に好ましくは少なくとも1.0だけ高い塩基から 選択することが好都合である。少なくとも11、特に少なくとも11.3、殊に少なく とも12のpKaを有するアミン塩基が特に好ましく、TMGのほかに、ピペリジン、キ ヌクリジンおよびN-エチルピペリジン、および特にDBU(1,8-ジアザビシクロ[5. 4.0]ウンデセン-7)およびDBN(1,5-ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン-5)が挙げら れる。さらなる塩基はMartell and Smith,”Critical Stability Constants”V ol.5,first supplement,Plenum Press NY 1982に列挙されている。 さて、適切な量の清潔な(チルド)アルキルハロホルメートを攪拌しながら加 え、冷却して、必要ならば例えば冷媒を加えて、溶剤の最初の温度を保持する。 イソブチルクロロホルメートが本質的に好ましい。得られた巨大環状キレート化 剤の活性化無水物は、アミン含有バックボーン分子と反応させて、ポリキレート 化剤またはポリキレート化剤フラグメントを形成することができる。ポリキレー ト化剤は、ほとんどの用途のために、この時点で金属化され、過剰の金属イオン および低分子量の金属錯体を除去するためにクロマトグラフィーまたは結晶化に より精製される。標的特異性分子とともに用いるために、少なくとも一つの遊離 アミンをなお含有している拡大剤ポリキレート化剤、またはその少なくとも部分 的に金属化された形態は、例えば多くのよく知られたヘテロ二機能性カップリン グ剤の一つと反応させることにより、標的分子に接合させる。先立つ金属化が適 当でない状態、例えば短い半減期を有するランタニド金属イオンを用いる場合、 二機能性ポリキレート化剤は、金属不含の拡大剤を用いて上記のようにカップリ ングさせ、次いで金属化し(下記参照)、最後にクロマトグラフィーまたは濾過 により迅速かつ簡単に精製することによって製造できる。 巨大環状キレート化剤はまた、配位していない第一級アミン基を介してバック ボーン分子に結合させることができる。配位していない第一級アミン基を有する 巨大環状キレート化剤としては、第一級アミン側鎖誘導体化DOTA巨大環状物、第 一級アミン誘導体化DO3A、および第一級アミン誘導体化ヘキサアザおよびオクタ アザ巨大環状物(HAMs、セパルクラート類およびザルコファジン類)、ならびに 広範囲の種類の誘導体化クラウンエーテルクリプテート類が挙げられる。 これらのキレート化剤上の配位していない第一級アミン基は、よく知られた条 件下でハロアセチルハライドと反応させて、ハロアセトアミドを形成することが できる。ハロアセトアミドは、バックボーン分子上の第一級アミン基と反応させ て、キレート化剤とバックボーン重合体との間で安定なアミド結合を形成するこ とができる。De Riemer et al,J.Labelled Compd.Radiopharm.18: 1517(198 1)に記載されたハロアセチルハライド法は、アミン含有キレート化剤をバックボ ーンに結合させるのに使用することができる。 巨大環状キレート化剤上のアミン基はまた、ホスゲンと反応させて反応性イソ シアネート基を作るか、あるいはチオホスゲンと反応させて反応性イソチオシア ネート基を作ることができる。これらの基は、バックボーン分子の第一級アミン 基と反応させて、それぞれ配位子とバックボーン重合体との間で安定な尿素結合 またはより安定なチオ尿素結合を形成することができる。Gansow,Inorg.Chimi ca Acta 91: 213(1984)およびMoi et al,J.Amer.Chem.Soc.110: 6266(1 988)には、それぞれホスゲンまたはチオホスゲン法を用いたイソシアネートま たはイソチオシアネート部分の形成を介して、アミン基を有するタンパク質にキ レート化剤を結合させる方法が記載されている。Desreux,Inorg.Dhem.19: 13 19(1980); Bryden et al,Anal.Chem 53:(1981); Delgardo et al,Talanta 29 : 815(1982); Cacheris et al,Inorg.Chem.26: 958(1987); Moi et al.,Ino rg.Chem 26: 3458(1987)およびMeares et al,Acc.Chem,Res.17: 202(19 84)も参照される。 キレート化剤がこの様式で接合されるバックボーンは、完全に形成されていて よく、即ち、R1(X1R2)m部分を含んでいてよく、あるいは好ましくは、ポリキレ ート化剤フラグメントは予備形成された重合体状バックボーンR1上に接合されて いてもよい。これは本発明の主要な特徴を形成する。即ち、このようにして、重 合体バックボーン上の各接合部位に、複数のキレート化剤基を担持させることが できる。さらに、ポリキレート化剤フラグメントが既に金属化されているならば 、そうしないと分子の周囲付近に位置していないキレート化剤基が効果的に金属 化されることがないように、最終ポリキレート化剤種の金属担持を最適化するこ とができる。 本発明の化合物にとって、X1は代謝切断可能であることが好ましく、予備形成 されたポリキレート化剤サブユニットの接合は、他のポリキレート化剤および特 にX1よりはむしろX2が切断可能なものへの合成アプローチを提供し、これらの新 規な化合物はまた、本発明の一つの観点を形成する。 従って、本発明は、式V R1X7 m (V) の化合物を、式VI X8R2((X2)pL)n (VI) (式中、X7およびX8は、基X1を生成するように接合可能な反応性基を含む)のポ リキレート化剤フラグメント分子と接合させることを含む、式IIのポリキレート 化剤(各基LおよびR1の間にある少なくとも一つの介在X1およびX2部分は代謝切 断可能である)の製造方法を提供する。 式VIのポリキレート化剤フラグメントは、それ自体が新規であり、これらのも の、それらのキレートおよびそれらの塩もまた、本発明のもう一つの観点を形成 する。 本発明に係るこの方法は、金属化された式VIのポリキレート化剤フラグメント を用いて実施することが特に好ましい。これらの化合物において、キレート化し た金属は、巨大環状キレート化剤基によって既に強固に保持されており、従って 、最終的ポリキレート化剤の最適な金属担持を達成できる。 しかしながら、ポリキレート化剤またはその二機能性ポリキレート化剤誘導体 を形成した後に、キレート化剤部分を金属化または金属交換してもよいことは勿 論であり、このような金属化または金属交換方法は、本発明のもう一つの観点を 形成する。 本発明のポリキレート化剤フラグメント化合物は、モノキレート化剤種をリン カー分子と反応させ、次いで必要ならば、反応性基X8(これを介してポリキレー ト化剤フラグメント分子が追って重合体バックボーンに結合される)を活性化す るか、または導入するすることによって製造することができる。 ポリキレート化剤フラグメントは二量体、三量体またはより高度なオリゴマー であってよいが、本発明の一つの好ましい実施態様において、これらは低世代、 即ちゼロ〜第六世代のデンドリマー状ポリキレート化剤、例えば国際特許出願番 号PCT/EP92/02308に記載されているようなデンドリマー状ポリキレート化剤に基 づいている。 このようなデンドリマー状ポリキレート化剤フラグメント分子を用いて、ポリ (デンドリマー状ポリキレート化剤)を製造することができる。これは、デンド リマーと二官能性連結基とを、モノ誘導体化デンドリマーが生成するように反応 させることにより行うことができ、次いで後者のものにモノキレート化剤を担持 させて、ポリキレート化剤フラグメント分子を生成させることができる。このデ ンドリマー状ポリキレート化剤フラグメント分子は、線状または分岐状の重合体 に接合させることができるが、デンドリマー状バックボーンに接合させることが 好ましい。 あるいは、ポリキレート化剤フラグメント自体を重合させて、線状また分岐状 のポリ(ポリキレート化剤)分子を製造することもできる。切断に際して40,000 D以下のフラグメントを遊離するように代謝切断可能なリンカー部分を組み込ん でいる場合のこのようなポリ(ポリキレート化剤)は、本発明のもう一つの観点 を形成し、それらのキレート化剤および塩、および対応する二機能性ポリキレー ト化剤も同様である。 このような代謝切断可能なリンカー部分は、ポリキレート化剤フラグメントの 間またはそれらの中に存在することができ、フラグメントが5個以上の巨大環状 キレート化剤部分を有する場合、例えばそれらがデンドリマー状である場合は、 両方の位置に存在することが好ましい。このようなポリ(ポリキレート化剤)は 、下記式VII [R2((X2)pL)nX1 q]m (VII) (式中、R2、L、p、nおよびmは式IIについて定義したとおりであり、q は正の整数、好ましくは1、2または3であり、X1は二つのR2基を連結するリン カー部分であり、X2はリンカー部分であり、X1および/またはX2は40,000D未満 、好ましくは30,000D未満、特に20,000D未満の分子量を有する切断産物を生成す るように代謝切断可能である)で表すことができる。 従って、例えばポリキレート化剤フラグメントが、Tomalia et al(上記)に 記載された型のG3.0ポリアミンスターバーストデンドリマーであって、その24個 のアミン末端のうち22個においてGdDO3A基を担持しているものである場には、生 存可能な血液プール造影剤を作るために、このような約4個のフラグメントを一 緒に連結する必要があるにすぎない。 従って、別の観点からみると、本発明はまた、式VIIIのポリキレート化剤化合 物 (R1)p[R2((X2)pL)nX1 q]m (VIII) (式中、各pは0または1であり;nおよびmはそれぞれ少なくとも2の値を有し 、L部分の合計数が少なくとも20であるような正の整数であり;qは正の整数、 例えば1〜100であり;X1および存在する場合のX2は代謝切断可能な部分であり 、各X1はR2((X2)pL)nをR1部分または別のR2((X2)p)n部分に連結するのに役立ち ;各Lは巨大環状キレート化剤部分であり;R1は存在する場合は、線状または分 岐状の重合体状部分であり;各R2は線状または分岐状のバックボーン部分であり ;この化合物は、その金属化されていない形態において少なくとも30,000Dの分 子量を有し、X1および存在する場合のX2部分の代謝切断から得られるフラグメン トは、その金属化されていない形態において30,000D未満の分子量を有する)、 およびそのキレート、塩および部位指向性分子との接合物を提供する。 本発明に係るポリキレート化剤およびポリキレート化剤フラグメント分子の製 造に適する反応スキームとしては、下記のものが挙げられる。 DO3A残基を表すことを示す。しかしながら、これは、環ヘテロ原子または環炭素 原子において結合した他の任意の金属-担持または金属-非担持の巨大環状キレー ト化剤残基を表してもよい。金属化されていないキレート化剤部分を用いる場合 、金属化は、ポリキレート化剤フラグメント分子の製造中の中間段階で、ポリキ レート化剤フラグメント分子の製造後に、または全体的ポリキレート化剤の製造 後にも行うことができる。 スキームIの方法において、ポリキレート化剤フラグメントは固体状支持体上 に構築される。これは、Stewart and Young,"Solid State Peptide Synthesis" ,2nd Edition,1984,Pierce Chemicalに記載されたのと類似の方法を用いて行 うことができる。 スキームG、HおよびIにおけるように、ポリキレート化剤フラグメントがデ ンドリマー状ポリキレート化剤である場合は、これらは金属化されていない形態 において5〜25kDの範囲の分子量を有し、これらで構築されたポリ(ポリキレ ート化剤)は3〜10個、好ましくは3〜6個のこのようなフラグメントを有す ることが好ましい。 上述した方法のほかに、デンドリマー状ポリキレート化剤フラグメントを一緒 に連結するための他の方法を用いることができる。これに関して、Torchilin et al.,Crinical Reviews in Therapeutic Drug Carrier Systems 7: 275-308(19 91)、US-A-4737550(Tomalia et al.)およびBrinkley,Bioconjugate Chem 3: 2-13(1991)が注目される。 本発明の化合物は、従来の医薬または獣医薬用助剤、例えば乳化剤、脂肪酸エ ステル、ゲル化剤、安定剤、酸化防止剤、浸透圧調節剤、緩衝剤、pH調節剤な どを用いて処方することができ、腸管外投与または腸管内投与、例えば注射また は注入、あるいは外部排泄管を有する体腔、例えば胃腸管、膀胱または子宮内へ の直接の投与に適する形態であってよい。従って、本発明の化合物は、従来の製 剤投与形態、例えばカプセル、タブレット、粉末、溶液、懸濁液、分散液、シロ ップ、坐剤などであってよいが、生理的に許容される担体媒質、例えば注射用水 中の溶液、懸濁液および分散液が一般的に好ましい。 従って、本発明に係る化合物は、生理的に許容される担体または賦形剤を用い て、完全にこの技術分野内の手段で、投与のために処方することができる。例え ば、本化合物は、所望により製剤上許容される賦形剤を添加して、水性媒質中に 懸濁または溶解させ、得られた溶液または懸濁液を次いで滅菌することができる 。好適な添加物としては、例えば生理的に生体適合性の緩衝剤(例えばトロメタ ミン塩酸塩など)、キレート化剤(例えばDTPA、DTPA-ビスアミドまたは錯化さ れていない拡大剤ポリキレート化剤など)またはカルシウムキレート錯体(例え ばカルシウムDTPA、CaNaDTPA-ビスアミド、カルシウム-拡大剤ポリキレート化剤 または拡大剤ポリキレート化剤のCaNa塩など)の添加(例えば0.01〜10モル%) 、あるいは所望によりカルシウム塩またはナトリウム塩(例えば拡大剤配位子の 金属キレート錯体と組み合わせた塩化カルシウム、アスコルビン酸カルシウム、 グルコン酸カルシウムまたは乳酸カルシウムなど)の添加(例えば1〜50モル% )が挙げられる。 本化合物を懸濁液の形態、例えば経口投与のために水または生理食塩水中の懸 濁液の形態に処方しようとするならば、少量の可溶性キレートを、経口溶液中に 伝統的に存在している1種以上の不活性成分および/または海面活性剤および/ または矯味矯臭用芳香剤と混合することができる。 身体のある部分のMRまたはX線造影のためには、コントラスト剤としての金 属キレートの最も好ましい投与様式は、腸管外投与、例えば静脈内投与である。 腸管外に投与可能な形態、例えば静脈溶液は滅菌されているべきであり、生理的 に許容されない物質を含んでいてはならず、投与時の刺激または他の不利な効果 を最小限にする低い浸透圧を有するべきであり、従って、コントラスト媒体は好 ましくは等張性または僅かに高張性であるべきである。好適なビヒクルとしては 、腸管外投与溶液のために普通に用いられるビヒクル、例えば塩化ナトリウム注 射液、リンゲル注射液、デキストロース注射液、デキストロース塩化ナトリウム 注射液、乳酸添加リンゲル注射液および他の溶液、例えばRemington's Pharmace utical Sciences,15th ed.,Easton: Mack Publishing Co.,pp.1405-1412 an d 1461-1487(1975)およびThe National Formulary XIV,14th ed.Washington : American Pharmaceutical Association(1975)に記載されているものが挙げ られる。溶液は、腸管外溶液に従来用いられる保存剤、抗微生物剤、緩衝剤、酸 化防止剤、およびキレートと共存可能であり、かつ製品の製造、貯蔵または使用 を妨害しない賦形剤および他の添加物を含有することができる。 もう一つの観点からみると、本発明は、本発明のポリキレート化剤の金属キレ ートまたはその塩を、1種以上の製剤用担体または賦形剤とともに含むイメージ 増強用または治療用の組成物を提供する。 さらのもう一つの観点からみると、本発明は、本発明に係るポリキレート化剤 、またはそのキレートまたは塩を使用して、イメージ増強コントラスト媒体また は治療用組成物を製造する方法を提供する。 別の観点からみると、本発明は、ヒトまたはヒト以外の動物の身体に、イメー ジ増強量の本発明に係るポリキレートまたはその塩を投与し、次いで上記身体の 少なくとも一部のイメージ、例えばMR、X線、超音波またはシンチクラフィー イメージを生じさせることを含む、ヒトまたはヒト以外の動物、特に哺乳類の身 体のイメージを生じさせる方法を提供する。 もう一つの観点からみると、本発明は、ヒトまたはヒト以外の動物の身体に、 治療上有効量の本発明に係るポリキレート化剤の放射性金属キレートを投与する ことを含む、ヒトまたはヒト以外の動物の身体の放射性治療方法を提供する。 他の観点からみると、本発明は、本発明に係るポリキレート化剤、またはその 弱いキレート錯体または生理的に許容される対イオンとの塩を、製剤用担体また は賦形剤とともに含む、解毒用組成物を提供する。 さらのもう一つの観点からみると、本発明は、ヒトまたはヒト以外の動物に、 解毒量の本発明に係るポリキレート化剤、またはその弱いキレート錯体または生 理的に許容される対イオンとの塩を投与することを含む、金属の解毒方法を提供 する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA, UG,US,UZ,VN (72)発明者 ギャリッティ,マーシャ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94618,オークランド,ロートン アベニ ュー 5140 (72)発明者 フェルマン,ジャー,ダグラス アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94550,リバーモア,レキシントン ウェ イ 1474

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも30,000Dの分子量を有し、下記式Iで表される化合物 R1(X1R2((X2)pL)n)m (I) (式中、X1は代謝切断可能でR1X3 mおよびX4R2((X2)pL)nフラグメントを遊離させ るリンカー部分であり、ここでX3およびX4は、X1の切断残基であり; R1X3 mは生体許容性の重合体であり; X4R2((X2)pL)nは40,000D未満の分子量を有するポリキレート化剤フラグメントで あり; pは0または1であり; X2は存在する場合は、代謝切断可能でモノキレート化剤フラグメントを遊離させ るリンカー部分であり; 各Lは巨大環状キレート化剤部分であり、ここで巨大環状骨格は好ましくは9〜 25の環員子を有し; R2((X2)p)nは直鎖状または分岐状のバックボーン部分であり; 各nは少なくとも2の値を有する整数であり; 各mは少なくとも2の値を有する整数であり、式Iのポリキレート化剤中のL基の 合計数は少なくとも20である)、およびその金属キレートおよび塩。 2. 切断フラグメントR1X3 mが40kD未満の分子量を有する単分散性重合体で ある、請求項1に記載の化合物。 3. 切断フラグメントX4R2((X2)pL)nが30kD未満の分子量を有する、請求項 1または2に記載の化合物。 4. 切断フラグメントX4R2((X2)pL)nが単分散性である、請求項3に記載の化 合物。 5. 切断フラグメントR1X3 mが第一〜第四世代のデンドリマーである、請求項 1〜4の何れかに記載の化合物。 6. 50〜150kDの範囲の分子量を有する、請求項1〜5の何れかに記載の化 合物。 7. 下記式IIで表される化合物 R1(X1R2((X2)pL)n)m (II) (式中、R1、R2、L、p、nおよびmは請求項1で定義したとおりであり、X1および X2はリンカー部分であり、但し、各LとR1との間における結合部分X1およびX2の 少なくとも一つは、代謝分解可能である)、およびその金属キレートおよび塩、 ならびに対応する二機能性ポリキレート化剤。 8. 下記式で表されるポリキレート化剤フラグメント化合物 X5R2((X2)pL)n (式中、R2、X2、p、Lおよびnは請求項1で定義したとおりであり、X5は該フラ グメント化合物のための共有結合部位を提供する官能基である)。 9. 下記式(A)〜(G)で表される、請求項8に記載の化合物 末端デンドリマーである)。 10. 下記式VIIで表される重合体状ポリキレート化剤化合物 [R2((X2)pL)nX1 q]m (VII) (式中、R2、L、p、nおよびmは請求項7の式IIについて定義したとおりであり、 qは正の整数であり、X1は二つのR2基を連結するリンカー部分であり、X2はリン カー部分であり、X1および/またはX2は代謝切断可能で40,000D未満の分子量を 有する切断産物を生成する)。 11. 下記式VIIIで表されるポリキレート化剤化合物 (R1)p[R2((X2)pL)nX1 q]m (VIII) (式中、各pは0または1であり;nおよびmはそれぞれ少なくとも2の値を有し 、L部分の合計数が少なくとも20であるような正の整数であり;qは正の整数で あり;X1および存在する場合のX2は代謝切断可能な部分であり、各X1はR2((X2)p L)nをR1部分または別のR2((X2)p)n部分に連結するのに役立ち;各Lは巨大環状キ レート化剤部分であり;R1は存在する場合は線状または分岐状の重合体状部分で あり;各R2は線状または分岐状のバックボーン部分であり;この化合物は、その 金属化されていない形態において少なくとも30,000Dの分子量を有し、X1および 存在する場合のX2部分の代謝切断から得られるフラグメントは、その金属化され ていない形態において30,000D未満の分子量を有する)、およびそのキレート、 塩、および部位指向性分子との接合物。 12. 金属化合物されたキレート化剤L部分を含む、請求項1〜11の何れか に記載の化合物。 13. 上記キレート化剤部分が常磁性金属または重金属イオン、または放射性 核種で金属化されている、請求項12に記載の化合物。 14. 上記キレート化剤部分が常磁性ランタニド金属イオンで金属化されてい る、請求項13に記載の化合物。 15. 生体分布変性剤に接合されている、請求項1〜14の何れかに記載の化 合物。 16. 少なくとも一つの生理的に許容される担体または賦形剤とともに、請求 項1〜15の何れかに記載の化合物を含む、製剤組成物。 17. キレート化剤基Lを金属化することを含む、請求項1〜15の何れかに 記載のキレート化剤化合物のキレートの製造方法。 18. 多機能性バックボーン化合物に、請求項8で定義した複数のポリキレー ト化剤フラグメント化合物を所望により金属化された形態で接合させることを含 む、請求項1に記載の化合物の製造方法。 19. ヒトまたはヒト以外の動物の身体に、イメージ増強量の、請求項1に記 載の化合物のポリキレートまたはその塩を投与し、次いで該身体の少なくとも一 部のイメージを生じさせることを含む、ヒトまたはヒト以外の動物の身体のイメ ージを生じさせる方法。 20. ヒトまたはヒト以外の動物の身体に、治療上有効量の、請求項1に記載 の化合物の放射性金属キレートを投与することを含む、ヒトまたはヒト以外の動 物の身体の放射性治療方法。 21. ヒトまたはヒト以外の動物の身体に、解毒量の、請求項1に記載のポリ キレート化剤化合物、またはその弱いキレート錯体または生理的に許容される対 イオンとのその塩を投与することを含む、解毒方法。 22. 請求項1に記載のポリキレート化合物、またはそのキレートまたは塩を 使用して、イメージ増強コントラスト媒体または治療用組成物を製造する方法。
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