JPH09510286A - 環状あり溝内取付け用のシールエレメント - Google Patents

環状あり溝内取付け用のシールエレメント

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JPH09510286A JP8513255A JP51325596A JPH09510286A JP H09510286 A JPH09510286 A JP H09510286A JP 8513255 A JP8513255 A JP 8513255A JP 51325596 A JP51325596 A JP 51325596A JP H09510286 A JPH09510286 A JP H09510286A
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Abstract

(57)【要約】 環状溝内に取付けるためのシールエレメントが開示されている。この溝は、開口部と、第1および第2の側壁と、その側壁の間を軸方向に延びる底壁とを有している。その側壁は、各側壁がそれぞれ前記開口部に近づくにつれ相互に接近するように延び、あり形状のトロイダル横断面を形成している。前記溝内において、第1の側壁は、全体的に内側に湾曲した表面で前記底壁と接している。このシールエレメントは環状の形状を有し、トロイダル横断面で見て第1および第2の弧状部分と一対のばり点とを具備するシール外表面を有する。この第1弧状部分は前記側壁および前記底壁と接触し、前記溝の開口部から部分的に突出している。また第2弧状部分は、前記溝の内側に湾曲した表面の一部によって相補的に受容されている。前記一対の型ばり点は、シール外表面の反対側に位置しており、各ばり点は、シール外表面において、密封された流体から離れた部分に位置している。

Description

【発明の詳細な説明】 環状あり溝内取付け用のシールエレメント 従来の技術 本発明は、相対的に動きうる部分間に密封をほどこすための環状シール(密封 )アセンブリに関する。より詳細には、本発明は、そのシール(密封)エレメン ト上の型ばり(モールドフラッシング)線つまり型分割線を密封する流体から離 して位置させ、そのシールエレメントの好ましくないトロイダル回転を防止する 、環状あり溝(ドーヴテイルグルーヴ)用シールエレメントに関する。 ピストンとその周囲のシリンダーやプラグ部材とその周囲のハウジングなどの ような近接する環状表面間に密封を行うことは、当業技術において周知である。 このような密封は通常、合成ゴムや天然ゴムなどの比較的弾性を有していて非可 塑性のシール材から作られたシールエレメントを用いて行われる。そのシールエ レメントはほぼ環状であり、しばしばトロイダル横断面において全般的に円形の 形状を有している。このシールエレメントは通常、中心部材または周辺部材の一 方における環状の溝またはグランド(パッキン押え)内に位置している。 ある種の用途には、あり形状のトロイダル横断面を有する溝を用いることが知 られている。図1から3に示すように、このようなあり溝10は通例、開口部1 2、第1および第2の側壁14および16、側壁14と16の間に延びる軸方向 底壁18を有する。 溝10のあり形状は、各側壁14、16がそれぞれ溝10の 開口部12に近づくにつれて相互に接近するように側壁14、16が延びること によって得られる。このとき、各側壁14、16の底壁18に対する角度は90 度より小さい。また通例、側壁14、16のうち少なくとも一方は、全体的に内 側に湾曲した表面19によって底壁18と接している。 全般的に円形のトロイダル横断面を有するシールエレメントを、あり溝10と 関連して用いることは周知である。そのような先行技術によるシールエレメント 20は、図1に示されていて、通常、成型方式で作られたものである。従って、 先行技術によるシールエレメント20は全体として、その表面24上の、型の両 方の半分部が接した点に、一般的に反対側に位置する一対の型ばり点または型分 割点22a、22bを有している。成型方式の特質によって、型ばり点の一方2 2aは、表面24において溝10に対して外側部分の上に当然存し、密封された 流体(図1には図示せず)と直接に接触する。 図1に示す、先行技術によるシールエレメント20は、効果的な密封を行える ように構成し、かつ必要な大きさとすることができるが、ある密封流体は、先行 技術によるシールエレメント20を点22a、22bにおいて劣化させ、先行技 術によるシールエレメント20を破損させる流体があることも知られている。こ のような密封流体には、半導体の加工処理用に使用される数種の色々なプラズマ (処理用ガスの組み合わせ)が含まれる。 さらに、先行技術によるシールエレメント20のトロイダル横断面は全般的に 円形であるため、先行技術によるシールエレ メント20の取付けおよび作用によって、そのシールエレメントのトロイダル回 転運動が引き起こされる可能性がある。このようなトロイダル回転運動は、先行 技術によるシールエレメント20の不適当な取付け状態や好ましくない内部応力 の原因となる。その結果、このトロイダル回転運動が、先行技術によるシールエ レメント20に著しい摩耗や破損を発生させていた。 本発明は、あり形状の環状溝内に取付けるためのシールエレメントであって、 そのシールエレメントがその溝内において、その型ばり点と密封された流体との 接触を避けるように位置するシールエレメントを包含するものである。さらに、 本発明によるシールエレメントは、取付け時および作用中のトロイダル回転運動 を防止するトロイダル横断面形状を有している。 発明の概要 簡単に言えば、本発明は、環状溝内に取付けるためのシールエレメントを包含 する。この溝は、開口部と、第1および第2の側壁と、その側壁の間を軸方向に 延びる底壁とを有している。あり形状のトロイダル横断面を形成するため、これ らの側壁は、各側壁がそれぞれ前記開口部に近づくにつれて、相互に接近するよ うに延びている。前記溝内において、第1の側壁は、全体的に内側に湾曲した表 面で前記底壁と接している。 そのシールエレメントは、環状の形状を有しエラストマー素材で形成されたエ レメントであり、トロイダル横断面において第1および第2の弧状部分と一対の ばり点とを具備する外表面を有している。この第1弧状部分は、第1の半径と第 1の半径 中心とを有しており、その第1半径は、この第1弧状部分が前記側壁および前記 底壁と接触し、前記溝の開口部から部分的に突出するような大きさになっている 。前記第2弧状部分は、前記第1半径より小さい第2半径と第2の半径中心とを 有しており、前記第2弧状部分が前記溝の内側に湾曲した表面の一部によって相 補的に受容されるようにその第2半径の大きさが設定されており、かつその第2 半径中心が前記第1半径中心から片寄っている。前記一対の型ばり点は前記外表 面の反対側に位置しており、各ばり点は、前記シール外表面の、密封された流体 とは接触しない部分に位置している。 図面の簡単な説明 上述の概要、および後述する実施例は、付属の図面とともに読むことによりよ く理解がされるだろう。これら図面には、本発明を説明するため、望ましい実施 態様が示されている。しかし、本発明が、図示された配置および手段のみに限定 されないことは理解されるべきである。付属図面において; 図1は環状あり溝内に位置する、先行技術によるシールエレメントのトロイダ ル横断面図である。 図2は前記あり溝内に位置する、本発明によるシールエレメントのトロイダル 横断面図であり、ここでそのシールエレメントは、その溝の一方の隅の方向に延 びる突出部を有している。 図3は前記溝の開口部を横切って延びる表面によって圧縮されている図2のシ ールエレメントのトロイダル横断面図である。 好ましい実施例の詳細な説明 以下の説明において使用される用語のうち、あるものは単に 便宜的理由から用いられているのであって、限定的なものではない。「左」、「 右」、「上部」、「下部」は、参照される図面内での方向を示す。「内側に」、 「外側に」はそれぞれ、参照されている要素の幾何学的中心へ向かう方向および その中心から離れる方向を示す。このような用語の使用法には、以上特定した用 語とその派生語、および類似した意味を持つ用語が包含される。 図面を参照し詳細に説明すると、図中、同一の数字は全図にわたって同一の要 素を示すために用いられている;図2には、本発明の望ましい実施態様にもとづ いて構成されたシールエレメント26が示されている。シールエレメント26が 環状の形態をなしており、エラストマー素材で形成されていることが理解される べきである。このエラストマー素材には、望ましくは、ペルフルオロエラストマ ー素材またはフッ素エラストマー素材が包含されるが、本発明の精神と範囲に反 することなく他の素材も使用しうることが認識できよう。 図2に示すトロイダル横断面において、シールエレメント26のシール外表面 28は、第1および第2の全般的に弧状の部分30、32を有している。第1の 全般的に弧状の部分30は、前記表面から第1の半径中心34までの第1の平均 半径R1を有しており、第1の半径中心34は、シールエレメント26が溝10 内にあるとき、溝10のほぼ中心に位置している。第1の平均半径R1は、望ま しくは、第1の弧状部分30が溝10の側壁14、16および底壁18と接触す るような大きさであり、かつ第1の弧状部分30が溝10の開口部12から突出 するよ うな大きさである。 第2の全般的に弧状の部分32は、第1の平均半径R1より小さくかつ第2の 半径中心36まで延びる第2の平均半径R2を有している。望ましくは、第2の 半径中心36は、シールエレメント26が溝10内にあるとき、第1の半径中心 34から溝10の内側に湾曲した表面19の方向に片寄っている。また望ましく は、第2の平均半径R2は、第2の弧状部分32が内側に湾曲した表面19の少 なくとも一部によって相補的に受容されるような大きさである。このように、第 2の弧状部分32は、溝10の一方の隅に向かって延びる、シールエレメント2 6のローブを画定している。 図1に示す先行技術によるシールエレメント20と同様、本発明によるシール エレメントは、多くの場合一対の型ばり点つまり型分割点38a、38bをしば しば作るところの成型方法によって作られている。図示のように、点38a、3 8bは、シールエレメント26の表面28上の全般的に反対側に位置している。 シールエレメント20の独特の形状のゆえに、ばり点38aは第1の弧状部分3 0に位置することが望ましく、ばり点38bは第2の弧状部分32に位置するこ とが望ましい。また望ましくは、図2から見てとれるように、ばり点38a、3 8b、第1および第2の半径中心34、36はすべて相対的に直線上に位置して いる。 図1に示す先行技術によるシールエレメント20とは対照的に、図2に示すシ ールエレメント26上の各ばり点38a、38bは、シールエレメント26の表 面28において、図3に示 す密封された流体41とは接触しない部分に位置している。こうして、図3に示 すように、表面40が溝10の開口部12を横切って延び、かつシールエレメン ト26を溝10内に圧縮するような位置にあるとき、ばり点38a、38bはい ずれも、密封流体41に接触しない。したがって、シールエレメント26の著し いいたみや破損は有意に減少するか、または防止される。 望ましくは、シールエレメント26はばり点38a、38bを図2に示すよう な位置にずらして成型される。このような成型方法はよく知られており、これ以 上の論述は不必要である。このように、応力を受けない状態において、シールエ レメント26の第2の弧状部分32およびばり点38bは、湾曲した表面19に よって相補的に受容され、ばり点38aは溝10の開口部12に向かって移動し ており、シールエレメント26は適正な状態に取付ける間でもトロイダル回転を 起こすことはない。 またシールエレメント26の表面28は、第1および第2の弧状部分30、3 2の間にはさまれた第1および第2の全般的に直線状の部分42、44を具備す ることが望ましい。より詳細には、それは図2に示すように、第1の直線状部分 42が、第1の弧状部分の一端と、それに対応する第2の弧状部分の一端との間 に延び、また第1の側壁14と全般に平行に位置し、かつ接触することである。 同様に、第2の直線状部分44は、第1の弧状部分30の他端と、第2の弧状部 分32の他端との間に延び、また底壁18と全般的に平行に位置し、かつ接触す ることである。したがって、第1および第2の弧状部分30、 32と第1および第2の直線状の部分42、44は協働してシールエレメント2 6の表面28を実質上連続的かつ完全に形成する。 図2に示すように、第1の弧状部分30は、第1および第2の弧状小部分46 、48を包含するように細分してもよい。この第1および第2の弧状小部分は、 それぞれ第1平均半径R1に実質上等しい平均半径R11、R12、および半径 中心50、52を有している。望ましくは、第1弧状小部分46の半径中心50 は、第1半径中心34から溝10の開口部12に向かって、第1平均半径R1に 対比して比較的小さい距離だけ片寄っている;また第2弧状小部分48の半径中 心52は、第1半径中心34から、溝10の開口部12を離れる方向に向かって 、第1平均半径R1に対比して比較的小さい距離片寄っている。こうして、第1 弧状小部分46は溝10の開口部12から突出し、第2弧状小部分48は溝10 の底壁18に接触する。平均半径R11およびR12は実質上第1平均半径R1 に等しいけれども、必然的に第1平均半径R1よりわずかに小さくなることが理 解されよう。 細分された第1の弧状部分30はまた、第1および第2の弧状小部分46、4 8の、第2の弧状部分32から離れている方の端部の間に延びるほぼ直線状の部 分54を有している。望ましくは、直線状部分54は第1平均半径R1に対比し て比較的小さい距離で延びている。より望ましくは、直線状部分54は、第1お よび第2の弧状小部分46、48の半径中心50、52の間の距離に実質上等し い距離で延びている。また望ましくは、 直線状部分54は、シールエレメント26が溝10内にあるとき、溝10の底壁 18に対して全般的に垂直方向を向いている。 本発明によるシールエレメント26の非対称の外形によって、取付け中および 作用中、シールエレメント26が溝10内でローリングおよび、ねじれを起こす ことが防止される。したがって、シールエレメント26は溝10内で適正な姿勢 を維持し、好ましくない内部応力やねじれは発生しない。さらに、本発明による シールエレメント26の斜めの分割点38a、38bは、密封された流体41に 対し露出されず、露出に起因する劣化および破損が防止される。 これまでの説明によって、本発明が環状のあり溝(トーヴテイルドグルーヴ) 内取付け用のシールエレメントを包含することが理解できよう。本発明による上 述の実施例に対して本発明の広範な概念に反することなく変更をなしうることは 当業者によって了承されよう。したがって、本発明はここで開示された特定の実 施態様に限定されるものではなく、添付の請求項の精神と範囲に包含されるあら ゆる修整を含むことを意図するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AM,AT,AU,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 バーク、 ジヨーン エイ. アメリカ合衆国 オハイオ州 44116 ロ ツキー リバー、 ネルソン パーク ド ライブ 3250

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 請求項1 開口部と、第1および第2の側壁と、前記側壁の間を軸方向に延 びる底壁とを有し、各側壁がそれぞれ前記開口部に近づくにつれて、前記側壁が 相互に接近するように延び、あり形状のトロイダル横断面を形成し、前記第1の 側壁が全体的に内側に湾曲した表面によって前記底壁と接しているところの環状 溝、の中に取付けるためのシールエレメントであり、密封流体を密封し、エラス トマー素材で形成された全般に環状の形状を有するエレメントを具備し、トロイ ダル横断面において: 第1の半径と第1の半径中心とを有する第1の全般的に弧状の部分において、 前記第1弧状部分が前記側壁と前記底壁とに接触し前記溝の開口部から部分的に 突出するように前記第1半径の大きさが設定されている弧状部分と; 前記第1半径より小さい第2半径と第2の半径中心とを有する第2の全般的に 弧状の部分において、前記第2弧状部分が前記溝の内側に湾曲した表面の一部に よって相補的に受容されるように前記第2半径の大きさが設定されておりかつ前 記第2半径中心が前記第1半径中心から片寄っている弧状部分と; シール外表面の全般的に互いに反対側に位置する一対の型ばり点において、前 記密封された流体とは接触しない前記シール外表面の部分に各ばり点が位置して いるような一対の型ばり点と、 を包含するシール外表面を有する、シールエレメント。 請求項2 前記第1および第2の弧状部分上のそれぞれに1個のばり点が位 置すること、を特徴とする、請求項1記載のシールエレメント。 請求項3 前記ばり点と前記第1および第2の半径中心とが相対的な直線上 に位置すること、を特徴とする、請求項2記載のシールエレメント。 請求項4 前記シール外表面がさらに、トロイダル横断面で見て、前記第1 の弧状部分の一端とそれに対応する前記第2の弧状部分の一端との間に延びる第 1の全般的に直線状の部分と、前記第1の弧状部分の他端と前記第2の弧状部分 の他端との間に延びる第2の全般的に直線状の部分と、を具備すること、を特徴 とする、請求項1記載のシールエレメント。 請求項5 前記第1の直線状の部分が前記第1の側壁と全般的に平行に位置 し、かつ接触しており、前記第2の直線状の部分が前記底壁と全般的に平行に位 置し、かつ接触していること、を特徴とする、請求項4記載のシールエレメント 。 請求項6 前記第1の弧状部分が;前記第1半径に実質上等しい半径と、前 記第1半径中心から前記溝の開口部に向かって前記第1半径に対比して比較的小 さい距離片寄っている半径中心とを具備し、前記側壁と接触し前記溝の開口部か ら部分的 に突出するように大きさが設定されている第1弧状小部分と;前記第1半径に実 質上等しい半径と、前記第1半径中心から前記溝の開口部を離れる方向に向かっ て前記第1半径に対比して比較的小さい距離片寄っている半径中心とを具備し、 前記底壁と接触するように大きさが設定されている第2弧状小部分と;を包含す ること、を特徴とする、請求項1記載のシールエレメント。 請求項7 前記第1弧状部分がさらに、前記第1弧状小部分の前記第2弧状 部分から遠位にある方の一端と、それに対応する前記第2弧状小部分の前記第2 弧状部分から遠位にある方の一端と、の間に前記第1半径に対比して比較的小さ い距離延びている全般的に直線状の部分を包含すること、を特徴とする請求項6 記載のシールエレメント。 請求項8 前記第1および第2の弧状小部分の間に延びる直線状の部分が前 記溝の底壁に対して全般的に垂直方向を向いていること、を特徴とする、請求項 7記載のシールエレメント。
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