JPH09510310A - ファジイ制御方法及び装置 - Google Patents
ファジイ制御方法及び装置Info
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- JPH09510310A JPH09510310A JP7523766A JP52376695A JPH09510310A JP H09510310 A JPH09510310 A JP H09510310A JP 7523766 A JP7523766 A JP 7523766A JP 52376695 A JP52376695 A JP 52376695A JP H09510310 A JPH09510310 A JP H09510310A
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Abstract
(57)【要約】
本発明によっては新規なファジイ制御方法及び装置が提案される。従来通有の方法及び装置と異なって、ファジイ制御器(コントローラ)の入力量として、曖昧性のある量が処理されずに、確率密度分布値を有する入力量が処理される。従って、ファジイ制御器(コントローラ)の推論手法では曖昧性のない(明瞭な)値が処理されるのではなく、本発明によっては、入力値の確率密度分布値がそれのメンバーシップ関数として処理される。当該の手法によっては殊に非対称の確率密度分布値の場合に利点が得られる。第一には、制御器の一層良好な応答特性が得られ、そして、第二には情報損失のような、信号のプレフィルタリングの際生じる欠点が回避され得る。
Description
【発明の詳細な説明】
ファジイ制御方法及び装置
ファジイ制御器(コントローラ)は益々重要性を帯びて来ている、それという
のは、複雑な制御上の問題はファジイ制御器(コントローラ)によっては従来手
法によるよりも、簡単に解決され得ることが屡々であるからである。但し、屡々
、実際上は制御偏差としては曖昧性のない(明瞭な)量が生じないで、ノイズを
伴う(付随した)量が生じ、このノイズを伴う(付随した)量はフィルタリング
されていない状態で制御器(コントローラ)に供給されると、ファジイ制御器(
コントローラ)の制御特性に悪影響を及ぼす。
ファジイ制御器(コントローラ)(FC)に係わる公知の理論的研究論文及び
アプリケーション(応用)では、当該の制御器(コントローラ)に対する曖昧性
のない入力量が考慮される(マムダニ(Mamdani)−制御器(コントロー
ラ)〔0〕)。当該入力量は、ファジイ制御器(コントローラ)内でスケーリン
グされ、ここでファジィ化される〔0.1〕。ここで“ファジィ化”とは、所定
の入力基準ファジィセット(集合)に相応して曖昧性のない正規化入力量にはそ
れに対応する帰属度(グレード)が対応付けられることである。それに引き続い
て、公知形式で入力基準ファ
ジィセット(集合)に基づいて、ファジイ制御器(コントローラ)のIF−TH
EN規則が実行処理され、その結果として入力基準ファジィセット(集合)が、
形成される。当該の入力基準ファジィセット(集合)からは、デファジィ化によ
り(例えば重心手法により)、曖昧性のない(明瞭な)出力量が生成される。当
該の出力量は非正規化(正規化解除)され、物理的操作量として、被制御区間に
供給される。有効信号にノイズが重畳されている場合、ファジイ制御器(コント
ローラ)においてランダム性信号値が後続処理されるか、又は当該の信号はプリ
フィルタリングされる。
フィルタリングされていない信号の欠点となるのは、一般的にファジイ制御器
(コントローラ)が統計的に直線的でない伝送素子としてノイズを直線的に操作
量に伝えることである。当該区間はLPF特性を有する場合、それ自体フィルタ
のような作用をする。勿論、調整操作装置及び区間は、当該手段により過度に大
の負荷を受ける。プリフィルタリングの欠点となるのは、移動平均値が、プリフ
ィルタリングにより生ぜしめられるが、更なる統計的モーメント及び信号の分散
についての情報が失われることである。当該情報は、個々の測定値の信頼性につ
いての情報のみならず、当該値の場合により存在する非対称性についての情報を
も含む。後者の情報は測定系における非対称性に関しての情報を送出し得るが、
ドリフトのようなシステマ
ティック(系統的)なエラー障害を成すものでもあり得る。
本発明の基礎を成す課題とするところは、ファジイ制御器(コントローラ)の
入力量に加わるノイズが本来の有効信号と共に処理され、ここで信号混成体”有
効信号−ノイズ”の統計的特性が操作量の計算の際考慮されるように、当該のノ
イズが処理されるようにして、ファジイ制御器(コントローラ)を用いての制御
を行うための方法及び装置を提供することにある。
上記課題は本発明によりその方法に対しては請求の範囲1の構成要件により、
そして、その装置に対しては請求の範囲8の構成要件により解決される。
本発明の発展形態はサブクレームから明らかである。
本発明の方法による利点とするところはファジイ制御器(コントローラ)には
平均化された曖昧性のない(明瞭な)値が制御偏差として供給されるのではなく
、確率密度分布値を有する値が供給されるところにある。当該の値の非対称的確
率密度分布値が生じる場合、それにより、推論手順(手続き)におけるファジィ
規則の相異なる重み(ウェイト)づけが行われ得、そして統計的情報はファジイ
制御器(コントローラ)により作成される操作量に影響を及ぼす。
本発明の方法の有利な実施例(形態)により、制御偏差として、統計的ノイズ
を有する値が次のようにし
て処理される、即ち、設定された時間間隔に亘って当該の量の確率密度分布値を
求めるのである。
更に、本発明の方法によっては空間的に分散された測定値をも次のようにして
処理することもできる、即ち、測定値を、1つの空間領域に亘って該測定値の確
率密度分布値として、解釈(捕捉)し、ファジイ制御器(コントローラ)に制御
偏差として供給するのである。
特に有利には、制御器の時定数に相応する時間中確率密度分布値を求め得る。
本発明の方法の使用の際或1つの時間間隔を複数のサブ時間間隔に細分化し、
そして、そこで信号の測定値を検出し得る。生起出現する測定値の頻度のカウン
ト(計数)により、簡単に、信号の確率密度分布値を求め得る。
更に有利には、本発明の方法の使用の場合、マムダニ法による推論手法の条件
部分において、少なくとも1つ基準−入力−ファジィ集合に対して制御偏差−メ
ンバーシップ関数としての確率密度分布値の平均(値)を形成し、そして、クロ
ス(交わり結合、カット)値としてのクロス(交わり結合、カット)点−帰属値
を求め、そして、推論手順の結論部においてすべてのクロス(交わり結合、カッ
ト)点の帰属(度)値をさらに処理し、而して、統計的情報を最適に関与させる
(組み込む)操作量を得ることが可能になる。
なお、亦、有利にはTakagiーSugeno(高木ー菅野)ー手法を使用
するファジイ制御器(コントローラ)の使用の際、ファジイ−規則に対する規則
(ルール)重みをマムダニー制御器におけると同じように求め、而も、これを、
曖昧性のない(明瞭な)出力量を求めるため確率密度分布値ないし、制御偏差−
メンバーシップ関数の重心値、と乗算するとよいのである。
特に有利に可能なファジイ制御のための装置構成によれば、1つの分類器が設
けられており、前記分類器は、制御偏差信号から次のようにして、確率密度分布
値を求める、即ち、所定の時間間隔をおいて測定値を検出し、上記測定値の頻度
をカウント(計数)するのである。
また、特に本発明の有利な装置構成では、マムダニ(Mamdani)−メソ
ッド(手法)又はTakagi−Sugeno(高木−菅野)−メソッド(手法
)により動作する推論ユニットが設けられるのである、それというのは、上記の
手法は最も頻繁に、使用されるファジィ制御手法であるからである。
次に本発明を図を用いて説明する。
図1は本発明のファジイ制御器(コントローラ)を有する制御区間を略示する
。
図2は確率密度分布値を求める手法の様子を示す。
図3はマムダニ制御器の場合における推論手法過程
の説明図である。
図4は、本発明の方法を使用するファジイ制御器(コントローラ)の制御特性
の特性図である。
図5はTakagiーSugeno(高木ー菅野)−推論法による制御器のブ
ロック接続図である。
図6は、TakagiーSugeno(高木ー菅野)−推論法ー制御器の場合
における推論手法過程(プロセス)の説明図である。
図1に示す制御回路の例では、マムダニーファジイ制御器(コントローラ)F
Rが設けられている。当該制御回路には基準量(ガイド量)としてXdが加えら
れ、これは帰還量yと結合されて制御偏差eが形成される。上記制御偏差は正規
化素子Scにて例えばスケーリング係数との乗算により或1つのインターバル(
間隔)へ写像変換され得(universe of discourse)、そ
して、引き続いて分類器KLに供給される。該分類器においては、時間間隔Tの
経過中頻度分布が形成され、ついで、例えば最大の頻度値への正規化により、入
力メンバーシップ関数が形成される。該メンバーシップ関数は、次いで、推論ユ
ニットRに供給される。それに続いてデファジイ化器Defuzzにおけるデフ
ァジィ過程(プロセス)及びDenにおける非正規化(正規化解除)過程が行わ
れる。ファジイ制御器(コントローラ)FRは、Sc、KL、R、Defuzz
及びDenから成り、上記
ファジイ制御器(コントローラ)の出力として、操作量uが得られ、該操作量は
制御区間plに供給される。該制御区間は、それを制御量xnに変換し、それに
より、上記制御量xnはノイズ量dに加えられ、それと加算的に結合されて、帰
還(フィードバック)量が形成される。
従来技術の認定の際に既述のように、当該の制御回路において、ファジイ制御
器(コントローラ)FRの推定ユニットには制御偏差としては曖昧性のない量で
はなく、寧ろ(却って)、ファジイ制御器(コントローラ)には曖昧性のある量
、例えば当該量の時間依存の値の確率密度分布値の形のものが供給されるか、又
は、或1つの空間領域に関して、当該量の値の確率密度分布値の形態の空間的に
分布された量が、上記ファジイ制御器(コントローラ)に供給される。ここで留
意すべきは、当該量の曖昧性が一方では例えばノイズの伴う(付随した)基準量
(ガイド量)xdに基因し得、又は、曖昧性のある(不明瞭な)制御偏差が次の
ようにして生じる、即ち、帰還量に曖昧性のある量ノイズ信号dが加えられるこ
とにより、曖昧性のある(不明瞭な)制御偏差が生じるということである。要す
るに、制御回路に曖昧性のない(明瞭な)値を入力するのではなく、寧ろ(却っ
て)、確率密度分布値を制御偏差として入力し、そして、該制御偏差をファジイ
制御器(コントローラ)FRの推論過程にて処理する
という新規な手法を講じるものである。。推論プロセッサRでは例えば、当該の
正規化された確率密度分布値が制御偏差−メンバーシップ関数として解釈される
。
換言すれば、条件部においても、推論プロセッサRの条件部においても、制御
偏差の曖昧性のない(明瞭な)値でなく、制御偏差のメンバーシップ関数が入力
量として処理される。而して、従来技術と異なって、基準メンバーシップ関数と
の1つのクロス(交わり結合、カット)点が得られるだけでなく(のみならず)
、基準メンバーシップ関数の特性経過に依存して、複数のクロス(交わり結合、
カット)点が得られ、そのうち、例えば最大の帰属度を有するものが選択される
、他方ではクリスプ入力側を使用する従来技術と異なって、基準メンバーシップ
関数の重なり度(クロスポイントレベル=7、クロスポイントレベル=0.5〔
4〕に対して2つより多くの基準メンバーシップ関数を同時にクロス(交わり結
合、カット)し得ることが可能となる、而して、例えば、制御偏差−メンバーシ
ップ関数の非対称特性経過により、2つより多くの異なった入力基準ファジィセ
ット(集合)が相異なって重み付けられるという本発明の効果が得られる。クロ
ス(交わり結合、カット)点として見出された帰属(度)値は、引き続いて、推
論手法プロセッサの結論部において、出力基準ファジィセット(集合)に対する
所定
のファジィ規則に依存してカット(交わり結合)され得る。それに引き続いて例
えば、慣用(通有)の重点手法(メソッド)の適用により、Defuzzにてデ
ファジィ化のため、及び引き続いての非正規化(正規化解除)のため曖昧性のな
い(明瞭な)値が出力量として得られる。従来使用されているデファジィ化のた
めの制御方法と異なって、当該値は入力される制御偏差の統計的特性経過に依存
する。それにより、ノイズのある信号へのファジイ制御器(コントローラ)の改
善された応答特性が得られ、また、更に、入力される制御偏差の付加的フィルタ
リングを省き得るという効果が得られる。ここで、勿論、フィルタにより生じる
(生起する)欠点も回避し得る。
図2は時間依存性の確率密度分布値がどのように得られるかを例示する。先ず
、以下のことを基礎としなければならない、即ち、例えばファジイ制御器(コン
トローラ)において、所定の時間間隔T中入来信号、本事例では制御偏差eNが
チェックされることを基礎としなければならない。即ち、このことは次のように
して行われる、即ち時間間隔T中信号eNが多重に測定されるのである。引き続
いて、例えば、種々異なる被測定値のカウントを行い得、而して各ちeNl〜eNn
に対して頻度値が得られる。当該の値は、確率密度分布値p(eN)としてプロ
ットし得る。そのような確率密度分布値の1例を図3a中WDとして示されてい
る
。
図2bには確率密度分布値WDから制御偏差信号eNの解釈可能なメンバーシ
ップ関数が得られる様子を示す。そこには、メンバーシップ関数μ(eN)に依
存してのeNの個々の値が示されている。図示のメンバーシップ関数ZFはヒス
トグラムの形態で示されている。確率密度分布値WDを、メンバーシップ関数μ
(eN)に移行変換するため、例えば、最大確率値P(eN)が正規化量として使
用される。それにより、確率密度分布値WDは、例えば、1に正規化せしめられ
て、ZGが得られるようにするものである。
ここで、どのように手段が講じられるかを以下詳しく説明する。
本発明の枠内において、所定の時間T内で、kの測定を用いて、確率密度分布
値pがヒストグラムの形態で記録される。この目的のため、物理的信号(例えば
エラー誤差信号)は所定のスケーリング係数Neで次のようにスケーリングされる
、即ち、正規化された信号eNが所定の確率を以て、(n−1)のクラスに分け
られた所定の領域Ie=(e1、en)内に入るようにスケーリングされる。
eN=Ne・e (1)
これによれば、分類器を用いて、同様に所定のインターバル(間隔)eN∈ei
、ei+1が、領域Ie=(e1、en)内で割り当てられる。k(回、個)
の測定を用いて、Ie=(e1、en)におけるeNの頻度分布に対する(nー1)
のクラスを有するヒストグラムが形成される。上記ヒストグラムからは最大値p
(eN)maxへのすべての頻度値p(eN)の正規化により、メンバーシップ関数
μ(eN)が形成され、該メンバーシップ関数は、次のような意味内容(意味づ
け)を有する:
eNは、
eN(p(eN)max) (2)
である。
それにより、p(eN)=p(eN)maxを有するeNー値は、帰属(度)値μ(
eN)=1をとる。
唯一の入力側を有するファジイ制御器(コントローラ)の場合、生じるメンバ
ーシップ関数μ(eN)に対しては制御規則セットが適用される。例として図3
bの制御規則セットを用いる。
マムダニー推論手法の場合、夫夫の入力基準ファジイセット(集合)eN=N
B,…PBに対する入力ファジィセット(集合)の平均(最小値)が、形成され
、そして、最大の帰属値μ1max…μ3maxが形成される。当該の最大値によっては
、出力基準ファジィセット(集合)uN=NB,…PBが、クリップ(カット)
される。
デファジフィケーションは、出力ファジィセット(集合)の場合重心の形成に
より簡単に行わせ得る。
1への正規化の実行処理手法は好適である、それというのは、概してファジィ
セット(集合)はファジィ制御器(コントローラ)の推論手順(手続き)にて評
価のため1に正規化されるからである。本発明の方法にとっては、どのような大
きさに正規化されるかは全くどうでもよい。ただ以下のことを留意しさえすれば
よい、即ち、入力基準ファジィセット(集合)及び出力基準ファジイセット(集
合)にも使用されるのと同じ正規化量が、確率密度分布値の正規化のために使用
されることを留意しさえすればよい。それというのは、そうしないとそれらの量
の有意の比較が可能でなくなるからである。
図3にはファジィー推論プロセスと組合せての本発明の方法の実施の際の種々
異なる過程の例が示してある。ここで、部分aにて、基礎となるファジィ規則が
示されている。部分bには推論プロセスの条件部における(実行処理)手法が示
され、そして、部分cには結論部における見出された帰属値の評価が示してある
。
図3の部分aは、実質的に、それだけで明らかである。ただ以下のことを留意
しさえすればよい、即ち、規則R1〜R5は、通し番号付けされており、また、
、ここで、正規化量が、基準量として使用される、即ち(換言すれば)、eNは
正規化制御偏差として使用され、そして、uNは、正規化(規準化)操作量とし
て
使用されることに留意しさえすればよい。更にNBは negative bi
g,NSは negative small,Zは0、PSは positiv
e small,PBは positive bigを表わす。
図3bには入力基準ファジィセット(集合)と制御偏差−メンバーシップ関数
eNとのクロス(交わり結合、カット)形成の様子を示す。ここで、制御偏差−
メンバーシップ関数に対するクロス(交わり結合、カット)形成により、帰属値
μ1max〜μ5maxが得られる。当該の関数相互間の結合の際の手法、ここでではク
ロス(交わり結合、カット)部形成が、言語変数の論理結合により行われ得、上
記言語変数はファジィ規則R1〜R5にて設定、確定される。詳しく述べると、
eN及びNSのクロス(交わり結合、カット)点としてμ2maxが得られ、そして
、eN及びZのクロス(交わり結合、カット)点としてμ3maxが得られ、eNとN
Bとのクロス(交わり結合、カット)点の帰属値としてμ1maxが得られ、eNと
PSとのクロス(交わり結合、カット)点の帰属値としてμ4maxが得られ、eN
とPBとのクロス(交わり結合、カット)点の帰属値としてμ1maxが得られる。
当該例から明らかなように、他のプロセス(手順、手続き)に比して、メンバー
シップ関数の分布状態を同じでない(異なった)ものにすれば、種々異なる(様
々の)帰
属値が生ぜしめられるのである。。それにより本発明の方法は慣用の方法とは異
なり、ここでは、上記の慣用方法はたんに1つの曖昧性のない(明瞭な)値(こ
れはガウス分布を有する同じ分布状態のメンバーシップ関数とも見なされ得る)
が使用されるものである。
ここで、例えば条件部にて最大帰属値μmaxが求められる。このことはファジ
ィ規則R1〜R5及び選択された論理結合に依存して行われる。帰属(度)値と
して関数−クロス(交わり結合、カット)点の最大値とは別の帰属値を使用する
ことも可能である。
図3cには、本発明のための例としてのマムダニファジイ制御器(コントロー
ラ)の結論部における過程の様子を示す。図3a,3bは相互に矢印により相互
に連結されている。該矢印は結論部中で相応の個所に使用される個々のファジィ
規則の指称符号を示している。出力基準ファジィセット(集合)に対する帰属値
はファジイ制御器(コントローラ)の条件部から帰属値を介して見出される。当
該の帰属値は図3c中相応にダイヤグラムの左縁に相応に示してある。結論部か
らの曖昧性のない出力値uNは、常法で結論部により見出された面の重点の形成
により求められる。
制御器が変数S=λ・e+e*を処理する場合(Slidingーmodeー
ファジイ制御器(コントローラ)〔2〕)、例えば次のステップが実施される
1.yの測定及び引き続いての設定値ー実際値比較に
よるeの決定
2.eの正規化(スケーリング):eN=Ne・e
3.y*の測定及び引き続いての設定値ー実際値−比較によるe*の決定
4.e*の正規化(スケーリング):e*N=Ne・e*
5.SN=eN+e*Nの形成
6.領域IS=(S1、Sn)内での(n−1)の所定クラスに相応するSNの分類
7.ステップ6にて得られた頻度分布の正規化によるファジィセット(集合)μ
sNの形成
8.次の規則の実行処理
而して、uNに対する1つの出力ファジィセット(集合)の結果が得られる。
9.重心ー形成によるuNのデファジィフィケーション
10.uNの非正規化(正規化解除):u=Nu・uN
11.制御区間への操作量uの出力
ファジィ入力及びクリスプ値ー出力に対するファジイ制御器(コントローラ)
の伝送特性はクリスプ値ー入力及びクリスプ値出力に対する伝送特性と同じ簡単
な手法では求められ得ない。その理由となるのは、入
力と出力との間にもはやPointーtoーPointーmapping(一対
一写像)の関係が存在せず、そして、そのような特性の記録が、入力ファジィセ
ット(集合)の選ばれたパラメータを用いてしか行われ得ないからである。鐘状
の特性の入力ファジィセット(集合)(正規化ガウスカーブ)に対しては、2つ
ある。
Sliding Mode−ファジイ制御器(コントローラ)は状態依存性の
フィルタのような作用を有するので〔2〕、ファジィ入力に対して次のような結
果が生じる:
比較的大きな分散(標準偏差σeN)を有する信号は、比較的小さな分散を有す
る信号より強くフィルタリングされる。更に、高い(低い)分散を有する信号に
対しては、位相平面の原点の方向で近似(接近)フェーズは、緩慢化(加速)さ
れる。このことは相応のフィルタ関係式により容易に分かる。このことはファジ
イ制御器(コントローラ)に最も近い非直線性の制御形式である境界層制御BL
付きのSliding Mode−制御の例に即して、最良に説明され得る。図
7は境界層制御BL付きSliding Mode−制御に対して位相平面にお
けるファジィ状態e及び
ここで、K−−最大制御器出力
λ−−スイッチング直線の上昇の絶対値
パラメータ変動、モデル不確実性の平均値
更に下記関数性が存在する
位相平面の原点の方向での状態ベクトル
の近似プロセスは、次のフィルタ関係式により求められ得る。
スイッチング直線に対して垂直方向:
スイッチング直線方向:
上記のSliding Mode−ファジイ制御器
(コントローラ)の場合において、同様の関係が成立つ、それというのは、その
ような制御器は境界層制御BL付きSliding Mode−制御器の一般化
であるからである。比較的大きな分散の場合は、比較的小さなμnが生ぜしめら
れるので、ファジイ(Fuzzy)関係式(6)において比較的小さなKが生じ
る。前記関係式(6)は、スイッチング直線方向での接近(近似)フェーズを表
す(表示する)。従って、モデリング(モデル化)された周波数、パラメータ変
な程度でフィルタリングされる(一層わずかに重み付けされる)。
図4は、本発明の方法により処理される制御プロセスの例を示す。指称符号は
、他の図におけると同じである。留意すべきことは、図4bの時間目盛り尺度は
図4aについても成立つ。図4aについて更に述べると左から右に向かって、所
定の時間間隔に関して、確率密度分布値ないし制御偏差の相応のメンバーシップ
関数がプロットしてある。当該の時間間隔は、例えば当該の値(これは下の軸に
て正規化時間としてプロットされている)から+100ms及び−100ms以
内のところに位置する。但し、上記時間間隔は他の値をとってもよい。明らかに
なることは、求められたメンバーシップ関数はガウス分布に従わないことにある
。特に時間64における値の場合に歴然としている。
図4bは、時間に関するサイン関数としての基準量(ガイド量)xdが示して
ある。同時に、本発明の方法により求められた制御量xを示す。更にダイヤグラ
ム中には帰属量としてのノイズを伴う量yが示してある。当該のノイズを伴う、
ないし確率密度分布値統計特性を有する量が、制御偏差形成のため使用されるの
で、図4aに示す確率密度分布値ないし制御偏差−メンバーシップ関数が得られ
る。特にサインカーブの変曲点(これはほぼ時間64のところに位置する)にお
いて明らかなように、統計特性の関与により一層良好な制御量xが与えられる。
図5にはTakagiーSugeno(高木ー菅野)−制御器(コントローラ
)の制御器構造が示してある。これを詳しく述べると、当該制御器はスケーリン
グユニットSc、分類器KL、制御ベース及び結論部Rekon並びに非正規化
(正規化解除)ユニットDenから成る。スケーリングユニットScにはTak
agiーSugeno(高木ー菅野)−制御器(コントローラ)の場合nの曖昧
性のない値x1〜xnが供給され、上記値は、1つの所定の時点にて求められたも
のである。分類器K1においては時間間隔に亘って、ヒストグラムが形成され、
そして、該ヒストグラムからは例えば最大値への正規化によりそれぞれの入力メ
ンバーシップ関数が形成される。ここでも、推論部Rekonは、条件部、結論
部とから成り、ここにお
いて、条件部は、マムダニ制御器におけると全く同じような動作するが、結論部
では見出された帰属値へ次のような関数機能が及ぼされる、即ちデファジィフィ
ケーションユニットなしで直接操作量UNの曖昧性のない値を生じさせる関数機
能がおよぼされる。Denにおける非正規化(正規化解除)後、上記操作量uN
からは曖昧性のない操作量uが形成される。
図6はTakagiーSugeno(高木ー菅野)−制御器(コントローラ)
の操作部の動作法の例を示す。例えば、制御偏差−メンバーシップ関数RZは、
規則(ルール)Ri(これは言語変数x1〜xnのnのアンド結合を含む)と結合
されるべきものでる。例えば、本発明の方法によれば、制御偏差−メンバーシッ
プ関数RZを言語変数の入力基準ファジィセット(集合)とクロス(交わり結合
、カット)させ、それにより、各言語変数xi 1〜xi nに対して1つの帰属値μx
i1(t)〜μxin(t)を別個に求める。規則RIに対して求められた当該の帰
属値の最小値MWは、TakagiーSugeno(高木ー菅野)−推論法−制
御器の結論部における規則重みとして用いられる、TakagiーSugeno
(高木ー菅野)−制御器(コントローラ)に対する曖昧性のない入力量x1〜xn
の同値(同等値)を求めるため、本発明の方法により入力値x1(t)ないしxn
(t)としてのそれぞれの制御偏差−メンバーシップ関数x1(t)の重
求めると有利であることが判明している。
TakagiーSugeno(高木ー菅野)−制御器(コントローラ)制御器
はそれの制御器(コントローラ)(規則)構造に関して、従来のマムダニファジ
イ制御器(コントローラ)と異なって構成されている〔3〕。マムダニファジイ
制御器(コントローラ)の場合規則の条件部においても、結論部においてもファ
ジィセットが生じるのに対して、TakagiーSugeno(高木ー菅野)−
推論法−ファジイ制御器(コントローラ)においては規則の条件部においてファ
ジィセットが生じるが、これに対し、結論部においては次のような関係式が存在
する(成り立つ)、即ち入力量変数と出力変数との間に算術関係を形成する関係
式がある。当該形式の規則は下記形態を有する
規則1 Ri:IF(x1=Xi 1)AND…AND(xn=Xi n)THEN ui=fi
(x1,…,x n)
上記規則は次のように計算される、即ち、先ずnのクリスプ値x1…xn(これ
は所定の時点にて測定されたものである)に対して帰属(度)値ファジィ値Xi
…Xi 1に対して帰属(度)値μxi1…μxinが求められる。上記の帰属(度)
値から規則重みが最小値形成により求められる。
μi=min(μxi1,…,μxin)
しかる後下記関係式
ui=fi(x1,…,xn)
が計算され、そして規則重みμi=min(μxi1,…,μxin)と乗算される。
m個の規則からはuiのm個の値が得られ、該値は、すべての規則実行処理後
次のように1つの制御器出力値uにまとめられる。
制御器出力は、既にクリスプ値であるのでTakagiーSugeno(高木
ー菅野)−推論法−制御構造はデファジィフィケーションブロックを有しない。
ファジィ入力量に対するTakagiーSugeno(高木ー菅野)−推論法
による制御器の動作(法)は、規則の条件部(側)の処理に関してはマムダニの
制御器(コントローラ)の動作(法)に依拠する。
1. 規則R1にて処理される基準ファジィセット(集合)Xi 1=Xi nに対する
ファジィ−入力−セット(集合)の平均集合
X1(t)=(μx1(x1(t)),x1(t))‥‥Xn(t)=(μxn(xn
(t))、xn(t))の形成
2.最大値μi kmaxの形成(但し、k=1、…n,基準ファジィ−セット(集合
)の番号);但し、ここで、前記の最大値は、それぞれの平均集合
X1(t)=(μx1(x1(t)),x1(t))‥‥Xn(t)=(μxn(xn
(t))、xn(t))(図12参照)
のすべての帰属(度)値の最大値である。
3.すべてのμi kmaxに関する最小値の形成
μi=min(μi 1max,…,μi nmax
当該式はi番目の規則Riに対する規則重みを表す。
クリスプ値入力側についての動作と異なって、Xk(t)はファジィセット(
集合)を表す。但し結論関係式の結果は、クリスプ値であるべきである。従って
、i番目の規則のもとの結論関係式ui=fi(x1…xn)において、クリスプ値
x1,…,xnは有利に
置換されるべきであり、上記重心に対して期待されているのは、それがファジィ
入力量を十分良好に代表しているのということである。結論関係式は、次の通り
である。
そして、値全体(総合値)に対する関係式は同じく次のようになる
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ファジイ制御方法において、 a)ファジイ制御器(コントローラ)(FR)に制御偏差(e)としてその値 の確率密度分布を有する少なくとも1つの曖昧性のある量を供給し、 b)当該の確率密度分布値を1つの所定の値へ正規化し(Sc)、 c)ファジィ(Fuzzy)−制御器(コントローラ)(FR)の推論ー手順 (手続き)(R、Rekon)にて、正規化された確率密度分布値(WD)を制 御偏差−メンバーシップ関数(RZ)として、操作量(u)の形成のため曖昧性 のない(明瞭な)値の代わりに処理することを特徴とするファジイ制御方法。 2.設定された時間間隔に亘って少なくとも制御回路の時間的に変換する量の 1つの値の確率密度分布値(WD)を求め、そして、制御偏差(e)の形成のた め使用することを特徴とする請求のはに1記載の方法。 3.制御偏差(e)として、制御偏差及び制御偏差の時間微分(時間的導出値 )からなる差(偏差)を供給することを特徴とする請求の範囲2記載の方法。 4.設定された空間領域内の値の少なくとも1つの分布を、制御回路の空間的 に生起する量により求め、そして、制御偏差(e)の形成のため単に1つの値の 確率密度分布値(WD)として使用することを特徴とする請求の範囲1記載の方 法。 5.1つの制御過程中確率密度分布値(p)を求めることを特徴とする請求の 範囲2記載の方法。 6.1つの制御過程中確率密度分布値(p)を制御偏差の多重解析及び解析さ れた値のカウントにより求めることを特徴とする請求の範囲5記載の方法。 7.a)マムダニ法による推論手順(手続き)の条件部分において、少なくと も1つの入力ー基準ーファジィ集合に対して制御偏差−メンバーシップ関数の平 均(値)を形成し、そして、クロス(交わり結合、カット)値としてのクロス( 交わり結合、カット)点−帰属値を求め、 b)クロス(交わり結合、カット)点を推論手法の結論部にて操作量の形成のた め、使用することを特徴とする請求の範囲1から6までのうち1項記載の方法。 8.a)TakagiーSugeno(高木ー菅野)−推論法による推論手順 (手続き)の条件部分において、或1つの規則の少なくとも2つ入力基準ファジ ィ集合に対して、制御偏差−メンバーシップ関数の平均(値)を形成し、そして 、それぞれのクロス(交わり結合、カット)点の帰属(度)値をクロス(交わり 結合、カット)値−集合(量)として求め、 b)Takagi−Sugeno(高木−菅野)メソッド(手法)による推論 手順(手続き)の結論部に 対する曖昧性のない入力値として、制御偏差−メンバーシップ関数の重心値を求 め、 c)操作量の形成のため、入力値とクロス(交わり結合、カット)集合(量) の最小値との積を形成することを特徴とする請求の範囲1から6までのうち1項 記載の方法。 9.a)少なくとも1つ分類器(KL)及び推論ユニット(R、Rekon) が設けられており、 b)前記分類器(KL)には時間的に変化する制御偏差信号(e)が供給され るように構成されており、前記分類器は、それから、制御偏差信号値の確率密度 分布値信号を生成するものであり、 c)推論ユニットには確率密度分布値信号が供給され、該確率密度分布値信号 は、制御偏差−メンバーシップ関数として解釈され、そして、少なくとも1つの 更なるメンバーシップ関数と論理的結合され、それにより、1つの操作量を形成 するように構成されていることを特徴とするファジイ制御装置。 10.マムダニ(Mamudani)ー推論ユニット(R)が設けられているこ とを特徴とする請求の範囲9記載の装置。 11.Takagi−Sugeno(高木−菅野)ー推論ユニット(Rekon )が設けられていることを特徴とする請求の範囲9記載の装置。 12.境界層制御Boundary−Layer(B L)付きSlidingーMode−ファジイ制御器(コントローラ)が設けら れていることを特徴とする請求の範囲9記載の装置。
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