JPH0951450A - ガンマ補正回路 - Google Patents

ガンマ補正回路

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JPH0951450A
JPH0951450A JP7202370A JP20237095A JPH0951450A JP H0951450 A JPH0951450 A JP H0951450A JP 7202370 A JP7202370 A JP 7202370A JP 20237095 A JP20237095 A JP 20237095A JP H0951450 A JPH0951450 A JP H0951450A
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circuit
cathode
gamma correction
resistor
crt
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JP7202370A
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Shigeru Tomita
茂 富田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力増幅トランジスタのコレクタとCRTの
カソードとの間に配置(挿入)された前記抵抗R1の有
する抵抗値の大小にかかわらず、CRT画面輝度の過度
の上昇の防止,前記出力増幅トランジスタ出力信号の高
周波成分に関するf特の劣化防止,並びに送像側の行う
ガンマ補正が有効に機能させることができるガンマ補正
回路を提供すること。 【解決手段】 抵抗R1とコンデンサC1からなる並列
回路を構成するコンデンサC1の容量をCRT9のカソ
ード容量より大きな値とする事でCRT9のカソード1
に印加される電圧の高周波成分を抵抗R1と並列に配置
されたコンデンサC1を迂回して通過させる事ができ、
増幅回路31の出力増幅トランジスタQ2のコレクタを
低インピーダンスとすることで、出力増幅トランジスタ
Q2のコレクタ・ベース間に発生する静電容量CCBの影
響を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガンマ補正回路に係
り、特にテレビジョン受像機等の陰極線管を利用したデ
ィスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】受像管(CRT又は陰極線管ともいう)
のR・G・Bの3色蛍光体は、入力した映像信号の電圧
に比例して発光しない。そのため、送信側(放送局等)
で、このR・G・B信号の特性を補正(ガンマ補正)し
て送信している。これに伴い、受像機側で高彩度画像
(色の濃い画像)を受像する際に、解像度が低下してし
まうという現象が発生している。これは、撮像管の出力
は被写体の明暗に対して比例しているが、前記ガンマ補
正という非直線回路を通った後、マトリックス回路等に
より輝度信号及び色信号に変換するため、色信号によっ
ても被写体の輝度情報が伝送されている。この色信号に
対して帯域制限がなされるために輝度のディテールの伝
送が低下してしまうということに起因する。
【0003】図4は3原色画像のディテールの再現特性
を示すグラフである。
【0004】前述の通り、現行テレビジョン放送ではブ
ラウン管の有するガンマ特性の補正は送信側(放送局
等)で行われている。送信側がガンマ補正を行ったR・
G・B信号を輝度信号と色信号とに変換して伝送した場
合、定輝度原理すなわち、明るさを表す情報は輝度信号
のチャネルだけで伝送され、色信号のチャネルでは伝送
されないという原則が成立しなくなる。このため、前記
のとおり、送信側でガンマ補正を行い、しかも色信号の
帯域を輝度信号の帯域に比べ1/3〜1/4以下に狭くして伝
送すると、彩度が高くなるに従い、図4に示す如くに色
信号の伝送帯域以上の周波数帯域の輝度信号の伝送特性
が劣化することになる。
【0005】図5はγ<1,γ>1,γ=1の場合にけ
る特性を示すグラフである。
【0006】γとは一般的に入出力の直線性の関係を表
している。テレビジョンにおいては画面(映像)の明る
さが引き延ばされるか、または圧縮されるかの程度を示
すのに使用される数値である。例えば、図5(a)はγ
<1の場合の特性を示す目の視覚のレスポンスを示した
グラフであり、図5(b)はγ>1の場合の特性を示す
CRTのカソード電圧に対するカソード電流の特性を示
したグラフであり、図5(c)はγ=1の場合の特性を
示す増幅器の特性を示したグラフである。同図は、それ
ぞれ直線尺度上の特性であるが、縦・横の両座標軸共に
対数目盛で表せば、特性はおよそ直線で近似され、その
傾斜値がガンマ(γ)となる。カラーテレビジョンで忠
実な色を再現するためには、送像,受像を含めた総合の
ガンマを1にする必要がある。
【0007】ところで、図5(b)は前述の通り、CR
Tのカソード電圧Vkに対するCRTのカソード電流I
kの特性を示したグラフであり、その特性は、以下の式
により表される。即ち、 Ik = g・(Vk)^γ ……… 式1 rk = Vk/(γ・Ik) ……… 式2 尚、式中の各記号は次の通りである。また、“(Vk)
^γ”はVkのγ乗べきを表す。
【0008】Vk:CRTのカソード電圧(カットオフ
電圧を基準) Ik:CRTのカソード電流 rk:CRTのカソードの持つ等価抵抗 γ :ガンマ定数(2<γ<3) g :CRTの光電変換特性の感度に関係する定数図6
は送受系のガンマを示す図である。
【0009】図6において、まず、増幅器32及び34
のガンマ値、即ちγ2,γ4は一般に直線領域で動作させ
れば1である。そして、撮像管のガンマ値、即ちγ1
光電変換特性の傾斜値であり、プランビコン(撮像管)
31では γ1≒1である。また、受像管35のガンマ値
は電光変換特性の傾斜値であって、これをγ5 とする
と、各色(3原色)共γ5≒2.2である。これは、発光出
力が信号電圧に正比例しないことを意味していて、何ら
かの形で補正しないと、ガンマ値が、受像管(CRT)
35の入力端まで1であったとしても、映像信号の輝度
変化(特に輝度の増加)によって色相と飽和度が変化
(図4参照)してしまう。即ち、受像管の有するガンマ
特性によって、R・G・Bの3原色の混合比に変化が生
じることになり、忠実な色の再現ができなくなることに
なる。
【0010】そこで、現行テレビジョンシステムでは、
送像側にガンマ補正回路33を設けて送受系の総合のガ
ンマ値が1となるように設定を行うと共に、画面が明る
くなりすぎる(画面輝度の過度の上昇)のを抑圧する処
理を行っている。例えば、撮像管31に、前記プランビ
コンを用いた場合におけるガンマ補正回路33のガンマ
値γ3 は、γ = γ1・γ2・γ3・γ4・γ5 = 1 で
あることから、γ3 = 1 /(γ1・γ2・γ4・γ5
により求めることができる。ここで、γ1 = γ2
γ4 = 1 また、γ5 = 2.2 であるから、γ3 = 1
/(γ1・γ2・γ4・γ5)= 1/2.2 = 0.45と求めるこ
とができる。ここで、図7はガンマ補正回路33の特性
を示したグラフであり、図8は受像管(CRT)35の
電光変換特性を示したグラフである。
【0011】図7(b)は、前記プランビコン(撮像
管)31から入力された映像信号を、前記ガンマ補正回
路33により、ガンマ値0.45で補正された前記映像信号
のE0-Ei 特性を直線尺度で表したグラフであり、図7
(a)は、図7(b)のグラフの縦・横両座標軸を共に
対数目盛(対数尺度)で表したグラフである。このよう
に、グラフの縦・横両座標軸を共に対数目盛で表すこと
により、ガンマ補正回路33の特性は直線で表され、そ
の直線の傾きtanθ1 がガンマ補正回路33のガンマ
値(γ3=0.45)を表している。
【0012】また、図8(b)は、前記受像管(CR
T)35に入力された映像信号のE−L特性を直線尺度
で表したグラフであり、図8(a)は、図8(b)のグ
ラフの縦・横両座標軸を共に対数目盛(対数尺度)で表
したグラフである。このようにグラフの縦・横両座標軸
を共に対数目盛で表すことにより、受像管(CRT)3
5の電光変換特性は直線で表され、その直線の傾きta
nθ2 が受像管35のガンマ値(γ5=2.2)を表してい
る。
【0013】理想的には、上述のように送像側のガンマ
補正回路33のガンマ定数γ3 を設定することにより、
送受系の総合のガンマ値を1(γ3×γ5≒1)とするこ
とができ、受像管35に入力される映像信号の輝度変化
(特に輝度の増加)によって色相と飽和度が変化(図4
参照)してしまうことを防止することができる。
【0014】ところが、前述の通り、送像側(放送局)
は受像側の受像管35のガンマ値をγ5=2.2とみなし、
送像側ガンマ定数γ3 で信号処理を行った後の映像信号
を送信してくるが、実際には、テレビジョン受像機の種
類等によって、受像管(CRT)35の電光変換特性、
即ちガンマ定数の値は、少なからずばらつき(2<γ<
3)を有している。
【0015】図9は、従来の陰極線管(CRT)ドライ
ブ回路の1系統を示した回路図例である。
【0016】図9において、入力端子41から入力され
た色差信号v1 は、ビデオ信号増幅回路31を構成する
トランジスタQ1のベースに入力されていて、トランジ
スタQ1のエミッタは抵抗 RE並びにCRT2のカソー
ド1のカットオフ電圧調整抵抗Rcを介して基準電位点
GNDに接続されると共に輝度信号Yの入力端子42に
接続されている。また、トランジスタQ1のコレクタは
トランジスタQ2のエミッタと接続されていて、トラン
ジスタQ2のベースは定電圧源E3のプラス側と接続さ
れ、トランジスタQ2のコレクタは典型値として約 3.3
kΩの抵抗値を有し陰極線管(CRT)画面輝度の過度
の上昇を抑制する働きを有する抵抗R1を介してCRT
2のカソード1と接続されると共に、抵抗R0を介して
定電圧源E2のプラス側及びコンデンサC4と接続され
ている。また、トランジスタQ2のコレクタ・抵抗R1
間には電圧viが発生していて、前記定電圧源E2,定
電圧源E3のマイナス側及び前記コンデンサC4の抵抗
R0と反対側の電極は、それぞれ基準電位点GNDと接
続されている。
【0017】さらに、ヒーター4はヒーター電圧源eH
に接続されていて、スクリーングリッド5はスクリーン
電圧源 ESのプラス側と接続されていて、フォーカスグ
リッド6はフォーカス電圧源 EFのプラス側と接続され
ていて、CRT2のアノード3は高圧アノード電圧源H
Vのプラス側と接続されている。そして、前記ヒーター
電圧源eH の一端,前記定電圧源ES,EF,HV3のマ
イナス側は、それぞれ基準電位点GNDと接続されてい
る。また、抵抗R0,トランジスタQ2のコレクタ・エ
ミッタ路,トランジスタQ1のコレクタ・エミッタ路,
抵抗RE ,カットオフ調整抵抗Rcにより構成される直
列回路には電流icが流れていて、抵抗R1 のCRT2
側には等価的にインピーダンスrk(カソード1の等価
抵抗)が存在しており、同図におけるインピーダンスr
kの典型的な値は25kΩ〜140kΩである。
【0018】以上のよに構成された従来の陰極線管(C
RT)ドライブ回路において、前述の通り、送像側(放
送局)は、受像側のCRT2のガンマ特性をγ5=2.2と
してガンマ補正された色信号(映像信号)を送信してく
る。一方、実際には、テレビジョン受像機の種類等によ
って、CRT2の電光変換特性、即ちガンマ定数の値に
はばらつきがあり(ほとんどのCRTの有するガンマ値
は 2.2より大きい)、そのため、CRT2の画面が明る
くなりすぎてしまう傾向があり、これに伴い、特に輝度
の増加に伴って色相と飽和度が変化(図4参照)してし
まうという現象(不具合)が発生する。
【0019】前記従来の陰極線管(CRT)ドライブ回
路の構成中の抵抗R1はそれを抑えるためのものであ
る。即ち、出力増幅トランジスタQ2のコレクタとCR
T2のカソード1の間に抵抗R1を挿入することによ
り、抵抗R1がカソード1の等価抵抗rkに対して直列
に入り、カソード電流Ikの増加(画面の明るさの増
加)に対し、カソード電流の交流分ikの増加率を下げ
るようにはたらき、前記CRT2の画面が明るくなりす
ぎてしまう傾向を抑制するように作用する。これによ
り、CRT2の画面輝度の過度の上昇を抑圧することが
でき、送像側の行うガンマ補正が有効に機能するように
なる(前述)。
【0020】図10は前記抵抗R1の効果を説明するた
めの図である。
【0021】図10(a)は、前記図9の等価回路であ
る。出力増幅トランジスタQ2のコレクタと、抵抗R0
との間に発生したCRT2のカソード1に供給される入
力電圧viは、カソード1の電流の交流分ikとして前
記抵抗R1を流れ、CRT2のカソード1の等価抵抗r
kに供給されるように表すことができる。
【0022】また、前記入力電圧viは以下の式で表さ
れる。即ち、 vi=(R0・v1)/(RE+Rc) ……… 式3 尚、図10(a)の等価回路はR1<rkを満たしてい
るとする。
【0023】また、図10(b)は前記抵抗R1の効果
を示すik−Ik特性曲線であり、前記抵抗R1を挿入
することにより、挿入前は点線mに示す特性を持ってい
たCRT2が、実線nに示す特性に変化することが従来
より知られていて、前記CRT2の画面輝度の過度の上
昇を抑制するために利用されていた。
【0024】さて、近年におけるテレビジョン受像機
は、テレビ放送の受信のほか、文字放送の受信、ビデオ
ディスクなどの信号を再生するディスプレイとして用い
ることが多くなってきている。このため、前記従来例で
示した1回路例のように、テレビジョン受像機の映像増
幅回路や色信号出力回路を高帯域化して、より忠実に信
号を再生できるようになされている。特に、色信号出力
回路では信号の周波数が高く、かつ大振幅の電圧を受像
管に加える必要がある。
【0025】前記図9はトランジスタQ1のベースに色
差信号v1を、エミッタに輝度信号をそれぞれ加え、コ
レクタから原色信号を取り出す回路である。また、トラ
ンジスタQ2は単に直流電圧E3により動作していて、
CRT2に原色信号を供給している。これは、前記CR
T2をドライブするのに必要な広帯域で高い電圧に増幅
し供給するためである。
【0026】ところで、一般に、トランジスタにはベー
ス・コレクタ間に容量CCBが存在する。図11はトラン
ジスタQ2による増幅回路の等価回路を示す図である。
【0027】図11(a)に示すように、トランジスタ
Q2のベース・コレクタ間には静電容量CCBが存在す
る。そして、図11(b)に示すように、ベースに加わ
った入力信号e1 は増幅されてコレクタに現れ、静電容
量CCBを通る電流imが流れることになる。この影響は
図11(c)に示すように等価的にベースが(1+G)
倍の容量を有するコンデンサで接地されていることにな
り、高い周波数まで増幅することが困難であることを示
している。尚、前記Gは出力信号e2 の電圧利得を表し
ている。
【0028】この現象をミラー効果といい、信号の高周
波成分がカットされる現象が発生する。例えば、図9に
示した従来例の場合、抵抗R1= 3.3kΩ,出力増幅ト
ランジスタQ2の静電容量CCB≒4pF,CRT2のカ
ソード容量(≒4pF)となり、カットオフ周波数が以
下のように求まる。すなわち、 (カットオフ周波数)=1/(2π×3.3×(4+4)) = 6 (MHz) ……… 式4 これにより、出力増幅トランジスタQ2の出力信号にお
ける高域成分(6MHz 以上)がカットされてしまうこと
が分かる。
【0029】ところで、静電容量CCBの影響を小さくす
るためには、コレクタを低いインピーダンスでいつも固
定しておけばよい。そこで、高域成分に関するf特(周
波数特性)をかせぐため、前記抵抗R1の抵抗値を小さ
くする方法が考えられる。しかしながら、この方法によ
ると、前記カソード電流Ikの増加(画面の明るさの増
加)に対し、カソード電流の交流分ikの増加率を下げ
ることになり、前記CRT2の画面輝度の過度の上昇を
抑制する作用の低下が発生し、消費電力が増すと共に送
像側の行うガンマ補正が有効に機能しなくなるという問
題(欠点)が発生する。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の陰
極線管(CRT)ドライブ回路によれば、CRTの画面
輝度の過度の上昇を抑制するために、出力増幅トランジ
スタのコレクタとCRTのカソードの間に抵抗R1を挿
入すると、前記出力増幅トランジスタの出力信号の高周
波成分に関するf特が劣化するという問題(欠点)があ
った。
【0031】また、前記抵抗R1の抵抗値を小さくする
と、CRTの画面輝度の過度の上昇が発生すると共に、
送像側の行うガンマ補正が有効に機能しなくなるという
問題(欠点)があった。
【0032】そこで、本発明はこのような問題を解決す
るため、前記出力増幅トランジスタのコレクタとCRT
のカソードの間に配置(挿入)された前記抵抗R1の有
する抵抗値の大小にかかわらず、CRT画面輝度の過度
の上昇の防止,前記出力増幅トランジスタ出力信号の高
周波成分に関するf特の劣化防止,並びに送像側の行う
ガンマ補正が有効に機能させることができるガンマ補正
回路を提供することを目的とするものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よるガンマ補正回路は、陰極線管ドライブ回路を構成す
るガンマ補正回路であって、陰極線管と、前記陰極線管
のカソードに供給されるビデオ信号を増幅するビデオ信
号増幅回路と、前記ビデオ信号増幅回路の出力端と前記
陰極線管のカソードとの間に挿入接続された、コンデン
サと抵抗から構成されるCR並列回路とを具備したこと
を特徴とする。
【0034】請求項2に記載の発明によるガンマ補正回
路は、陰極線管ドライブ回路を構成するガンマ補正回路
であって、RGBカラーディスプレイ管と、映像信号を
増幅すると共に前記RGBカラーディスプレイ管の3つ
のカソードそれぞれにRGBの3原色信号を供給する3
系統のビデオ信号増幅回路と、前記3系統のビデオ信号
増幅回路の各々の出力端と前記RGBカラーディスプレ
イ管の3系統のカソードとの間に挿入接続された、コン
デンサと抵抗から構成される3系統のCR並列回路とを
具備したことを特徴とする。
【0035】ここで、上記請求項1または2に記載のガ
ンマ補正回路によれば、ビデオ信号増幅回路の出力端と
前記陰極線管のカソードとの間に、コンデンサと抵抗か
ら構成されるCR並列回路を設けたので、高域周波数特
性の劣化を防止することができ、送像側の行うガンマ補
正を有効に機能させることが可能となる。また、前記抵
抗の抵抗値を大きく設定することが可能であることか
ら、CRTの画面輝度の過度の上昇を防止する効果をも
合わせて持つことが可能である。請求項3に記載の発明
によるガンマ補正回路は、請求項1または2に記載のガ
ンマ補正回路において、前記CR並列回路を構成するコ
ンデンサの容量は、前記陰極線管のカソード容量よりも
大きいことを特徴とする。
【0036】ここで、上記請求項3に記載のガンマ補正
回路によれば、上記請求項1または2に記載のガンマ補
正回路の有する作用に加えて、前記抵抗の抵抗値を大き
く設定することが可能であることから、白側に対し黒側
のゲインを大きくすることができ、画質をさらに向上さ
せることができる。
【0037】請求項4に記載の発明によるガンマ補正回
路は、請求項1,2または3に記載のガンマ補正回路に
おいて、前記ビデオ信号増幅回路は、電圧源出力型増幅
器であることを特徴とする。
【0038】ここで、上記請求項4に記載のガンマ補正
回路によれば、前記ビデオ信号増幅回路として、電圧源
出力型増幅器(オペアンプ)を用いたことにより、IC
化に適し、対ノイズ性に優れた回路を構成することが可
能である。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明であるガンマ
補正回路を白黒受像管に適用した場合における陰極線管
(CRT)ドライブ回路の実施の一形態例を示す回路図
及びその周波数特性図である。
【0040】図1(a)において、一端が、カットオフ
カソード直流定電圧源VK0(180V)のプラス側に接
続された信号源(入力電圧)viの他端は抵抗R1とコ
ンデンサC1とからなる並列回路の一端と接続されてい
て、該並列回路の他端はCRT9のカソード1に接続さ
れている。また、ヒーター4はヒーター電圧源eH に接
続されていて、スクリーングリッド5はスクリーン電圧
源 ESのプラス側と接続されていて、フォーカスグリッ
ド6はフォーカス電圧源 EFのプラス側と接続されてい
て、CRT9のアノード3は高圧アノード電圧源HVの
プラス側と接続されている。そして、前記ヒーター電圧
源eH の一端,前記定電圧源ES,EF,HV,VK0のマ
イナス側は、それぞれ、基準電位点GNDと接続されて
いる。また、このとき、抵抗R1とコンデンサC1とか
らなる前記並列回路を構成するコンデンサC1の容量
は、CRT9のカソード容量(≒4pF)より十分に大
きな値が設定されている。尚、前記信号源vi及び直流
定電圧源VK0は、従来の陰極線管(CRT)ドライブ回
路を構成するビデオ信号増幅回路31と等価であり、前
記入力電圧viは、ビデオ信号増幅回路31を構成する
出力増幅トランジスタQ2のコレクタに誘起される電圧
(信号)と同一のものである。また、前記抵抗R1とコ
ンデンサC1の典型的な設定値としては、例えば、R1
=6.8kΩ,C1=120pFである。
【0041】以上のように構成された、本発明であるガ
ンマ補正回路を含む陰極線管(CRT)ドライブ回路に
よれば、抵抗R1とコンデンサC1とからなる前記並列
回路を構成するコンデンサC1の容量を、前記CRT9
のカソード容量(≒4pF)より十分に大きな値とする
ことで、CRT9のカソード1に印加されるカソード電
圧のうちの高周波成分を、抵抗R1と並列に配置された
コンデンサC1を迂回して通過させることが可能とな
る。また、前記出力増幅トランジスタQ2のコレクタ側
を低インピーダンスとすることができるため、前記出力
増幅トランジスタQ2のコレクタ・ベース間に発生する
静電容量CCBの影響を小さくすることが可能となる。こ
れにより、CRT画面輝度の過度の上昇の防止,前記出
力増幅トランジスタ出力信号の高周波成分に関するf特
の劣化防止,並びに送像側の行うガンマ補正を有効に機
能させることが全て可能となる。
【0042】一方、図1(b),(c)は、入力電圧v
iに対するカソード電圧vkの入出力特性を示したもの
であり、(b)は、低周波信号成分の入出力特性を示し
ていて、(c)は高周波信号成分の入出力特性を示して
いる。(b),(c)からわかるように、本発明によれ
ば、抵抗R1の抵抗値を大きくとることが可能であるの
で、低周波信号成分に関しては、白側に対し黒側のゲイ
ンを大きくすることができ、高周波信号成分に関して
は、高周波信号成分の劣化を防止することで白側と黒側
のゲインを等しくできる。これにより、画質を向上させ
ることが可能となる。
【0043】以上、本発明を白黒受像管に適用したガン
マ補正回路の実施の一形態例について説明したが、本発
明をカラー受像管に適用することも勿論可能であり、以
下にその説明を行う。
【0044】図2は本発明であるガンマ補正回路をRG
Bカラーディスプレイ管に適用した場合における陰極線
管(CRT)ドライブ回路の他の実施の形態を示す回路
図である。
【0045】図2において、一端が基準電位点GNDに
接続された原色信号源Redの入力電圧vR の他端は、抵
抗R1RとコンデンサC1Rとからなる並列回路の一端と接
続されていて、前記CR並列回路の他端は、抵抗R2R
コイルL1Rとからなる並列回路の一端と接続されてい
る。また、前記LR並列回路の他端は、抵抗R3Rの一端
と接続されていて、前記抵抗R3Rの他端はCRT8のカ
ソード1Rに接続されている。
【0046】そして、一端が基準電位点GNDに接続さ
れた、原色信号源Greenの入力電圧vG の他端は、抵抗
1GとコンデンサC1Gとからなる並列回路の一端と接続
されていて、前記CR並列回路の他端は、抵抗R2Gとコ
イルL1Gとからなる並列回路の一端と接続されている。
また、前記LR並列回路の他端は、抵抗R3Gの一端と接
続されていて、前記抵抗R3Gの他端はCRT8のカソー
ド1Gに接続されている。
【0047】さらに、一端が基準電位点GNDに接続さ
れた原色信号源Blueの入力電圧vBの他端は、抵抗R1B
とコンデンサC1Bとからなる並列回路の一端と接続され
ていて、前記CR並列回路の他端は抵抗R2BとコイルL
1Bとからなる並列回路の一端と接続されている。また、
前記LR並列回路の他端は、抵抗R3Bの一端と接続され
ていて、前記抵抗R3Bの他端はCRT8のカソード1B
に接続されている。
【0048】そして、ヒーター4R,4G,4Bは、そ
れぞれヒーター電圧源eH に並列に接続されていて、ス
クリーングリッド5R,5G,5Bはスクリーン電圧源
Sのプラス側と接続されていて、フォーカスグリッド
6R,6G,6Bはフォーカス電圧源 EFのプラス側と
接続されている。また、CRT8のアノード3は高圧ア
ノード電圧源HVのプラス側と接続されている。さら
に、前記ヒーター電圧源eH の一端,前記定電圧源
S,EF,HVのマイナス側は、それぞれ基準電位点G
NDと接続されている。
【0049】ここで、前記抵抗R2RとコイルL1Rとから
なる並列回路,抵抗R2GとコイルL1Gとからなる並列回
路,並びに抵抗R2BとコイルL1Bとからなる並列回路
は、それぞれ、f特を向上させるための、カソードピー
キング回路である。また、抵抗R3R,抵抗R3G,並びに
抵抗R3Bは、それぞれ、CRT8の放電から、増幅器側
の回路を保護するための電流制限抵抗である。
【0050】以上のように構成された、本発明であるガ
ンマ補正回路を含むカラー陰極線管(CPT)ドライブ
回路は、原色信号R・G・Bそれぞれの3系統の信号ル
ートに設けられた、本発明であるCR並列回路(3系
統)、即ち、抵抗R1RとコンデンサC1RとからなるR信
号用並列回路,抵抗R1GとコンデンサC1GとからなるG
信号用並列回路,及び抵抗R1BとコンデンサC1Bとから
なるB信号用並列回路の各回路により、本発明を白黒受
像管に適用した、前記ガンマ補正回路の実施の一形態例
で説明したと同様の作用効果を、各原色信号R・G・B
の信号ルートに設けられた本発明であるCR並列回路に
より実現することができる。
【0051】次に、本発明であるガンマ補正回路を含む
陰極線管(CRT)ドライブ回路に電圧源出力型増幅器
を使用した場合について説明を行う。
【0052】図3は本発明であるガンマ補正回路を含む
陰極線管(CRT)ドライブ回路のビデオ信号増幅回路
31に電圧源出力型増幅器を使用した陰極線管(CR
T)ドライブ回路を示す回路図である。
【0053】図3において、電圧源出力型増幅器7を構
成する、一端が基準電位点GNDに接続された信号源
(入力電圧)v1の他端は抵抗REを介して、抵抗R0及
びコンデンサCfで構成される並列回路の一端と接続さ
れると共に、オペアンプ45の(−)入力端子に接続さ
れている。また、オペアンプ45の(+)入力端子は直
流電圧源E1のプラス側に接続されていて、前記CR並
列回路の他端はオペアンプ45の出力端子と接続される
と共に、抵抗R1とコンデンサC1とからなる並列回路
の一端と接続されていて、該CR並列回路の他端はCR
T2のカソード1に接続されている。また、ヒーター4
はヒーター電圧源eH に接続されていて、スクリーング
リッド5はスクリーン電圧源 ESのプラス側と接続され
ていて、フォーカスグリッド6はフォーカス電圧源 EF
のプラス側と接続されていて、CRT2のアノード3は
高圧アノード電圧源HVのプラス側と接続されている。
そして、前記ヒーター電圧源eH の一端,前記定電圧源
S,EF,HVのマイナス側は、それぞれ基準電位点G
NDと接続されている。
【0054】また、このとき、抵抗R1とコンデンサC
1とからなる前記CR並列回路を構成するコンデンサC
1の容量は、前記発明の実施の形態と同様に、CRT2
のカソード容量(≒4pF)より十分に大きな値が設定
されている。そして、前記コンデンサCfは、電圧源出
力型増幅器7の発振防止用の期間容量である。尚、前記
抵抗R1とコンデンサC1の典型的な値としては、例え
ば、抵抗R1の抵抗値は6.8kΩ、コンデンサC1の
容量は120pFである。
【0055】ところで、本発明の実施の形態による回路
は、図9のトランジスタQ1,Q2の部分をオペアンプ
の形式に置き換えたものであり、この場合、図3のオペ
アンプ45の出力端子より出力されるviは(−R0/
E)×v1で表される。これは、前記図10の信号源
(入力電圧)viに相当する。そして、図3のオペアン
プ45の出力端子より出力される信号源(入力電圧)v
iが、前記抵抗R1と前記コンデンサC1とからなるC
R並列回路を通過し、CRT2のカソード1に供給され
ることにより、前述と同様な作用効果、即ち、CRT画
面輝度の過度の上昇の防止,信号源(入力電圧)viか
ら供給される信号の高周波成分に関するf特の劣化防
止,並びに送像側の行うガンマ補正等を有効に機能させ
ることが実現されることになる。尚、本発明の実施の形
態による回路は、白黒受像管並びにRGBカラーディス
プレイ管共に適用可能であることは勿論である。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、前記
抵抗R1と前記コンデンサC1とからなるCR並列回路
を構成するコンデンサC1の容量をCRTのカソード容
量(≒4pF)よりも十分に大きくすることにより、高
域周波数特性の劣化を防止することができ、送像側の行
うガンマ補正を有効に機能させることが可能となる。
【0057】また、上記効果と同時に、抵抗R1の抵抗
値を大きく設定することが可能であることから、CRT
の画面輝度の過度の上昇を防止する効果をも合わせて得
ることが可能となる。
【0058】さらに、全振幅のレベルを一定としたと
き、白側の利得に対し、黒側の利得を上げることができ
るので、くっきりとした高画質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるガンマ補正回路を、白黒受像管に
適用した場合における陰極線管(CRT)ドライブ回路
の実施の一形態例を示す回路図及びその周波数特性図で
ある。
【図2】本発明であるガンマ補正回路を、RGBカラー
ディスプレイ管に適用した場合における、陰極線管(C
RT)ドライブ回路の他の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図3】本発明であるガンマ補正回路を含む陰極線管
(CRT)ドライブ回路のビデオ信号増幅回路に、電圧
源出力型増幅器を使用した陰極線管(CRT)ドライブ
回路を示す回路図である。
【図4】3原色画像のディテールの再現特性を示すグラ
フである。
【図5】γ<1,γ>1,γ=1の場合にける特性を示
すグラフである。
【図6】送受系のガンマを示す図である。
【図7】ガンマ補正回路の特性を示したグラフである。
【図8】受像管(CRT)の電光変換特性を示したグラ
フである。
【図9】従来の陰極線管(CRT)ドライブ回路の1系
統を示した回路図例である。
【図10】前記抵抗R1の効果を説明するための図であ
る。
【図11】トランジスタQ2による増幅回路の等価回路
を示す図である。
【符号の説明】
1 …カソード 3 …アノード 4 …ヒーター 5 …スクリーングリッド 6 …フォーカスグリッド 9 …陰極線管(CRT) C1…コンデンサ R1…抵抗 vi…信号源(入力電圧) vk…カソード電圧 VKO…カットオフカソード電圧 eH …ヒーター電圧源 HV…高圧アノード電圧源 ES …スクリーン電圧源 EF …フォーカス電圧源
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【図5】
【図1】
【図2】
【図6】
【図7】
【図3】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陰極線管ドライブ回路を構成するガンマ補
    正回路であって、 陰極線管と、 前記陰極線管のカソードに供給されるビデオ信号を増幅
    するビデオ信号増幅回路と、 前記ビデオ信号増幅回路の出力端と前記陰極線管のカソ
    ードとの間に挿入接続された、コンデンサと抵抗から構
    成されるCR並列回路とを具備したことを特徴とするガ
    ンマ補正回路。
  2. 【請求項2】陰極線管ドライブ回路を構成するガンマ補
    正回路であって、 RGBカラーディスプレイ管と、 映像信号を増幅すると共に前記RGBカラーディスプレ
    イ管の3つのカソードそれぞれにRGBの3原色信号を
    供給する3系統のビデオ信号増幅回路と、 前記3系統のビデオ信号増幅回路の各々の出力端と前記
    RGBカラーディスプレイ管の3系統のカソードとの間
    に挿入接続された、コンデンサと抵抗から構成される3
    系統のCR並列回路とを具備したことを特徴とするガン
    マ補正回路。
  3. 【請求項3】前記CR並列回路を構成するコンデンサの
    容量は、前記陰極線管のカソード容量よりも大きいこと
    を特徴とする請求項1または2に記載のガンマ補正回
    路。
  4. 【請求項4】前記ビデオ信号増幅回路は、電圧源出力型
    増幅器であることを特徴とする請求項1,2または3に
    記載のガンマ補正回路。
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