JPH0952007A - 耐酸性フィルター - Google Patents
耐酸性フィルターInfo
- Publication number
- JPH0952007A JPH0952007A JP20697895A JP20697895A JPH0952007A JP H0952007 A JPH0952007 A JP H0952007A JP 20697895 A JP20697895 A JP 20697895A JP 20697895 A JP20697895 A JP 20697895A JP H0952007 A JPH0952007 A JP H0952007A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- felt
- fiber
- meta
- fibers
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 苛酷な酸雰囲気中においても、メタ型芳香族
アラミド繊維の有する特性を損なうことなく、また濾過
布として優れた耐熱性、耐薬品性、耐久性等の特性を有
する耐酸性フィルターを提供すること。 【解決手段】 経糸がメタ型アラミド繊維で緯糸がポリ
四フッ化エチレン繊維である基布にフェルトが一体成型
されており、さらに該フェルトが無機微粒子及びフッ素
系樹脂で処理されている耐酸性フィルター。
アラミド繊維の有する特性を損なうことなく、また濾過
布として優れた耐熱性、耐薬品性、耐久性等の特性を有
する耐酸性フィルターを提供すること。 【解決手段】 経糸がメタ型アラミド繊維で緯糸がポリ
四フッ化エチレン繊維である基布にフェルトが一体成型
されており、さらに該フェルトが無機微粒子及びフッ素
系樹脂で処理されている耐酸性フィルター。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐酸性フィルターに
関する。さらに詳しくは、都市ゴミ焼却炉の排ガス、工
場排気ガス等の排ガス中の微粒子を捕集するバッグフィ
ルター等に利用される耐酸性フィルターに関する。
関する。さらに詳しくは、都市ゴミ焼却炉の排ガス、工
場排気ガス等の排ガス中の微粒子を捕集するバッグフィ
ルター等に利用される耐酸性フィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、集塵用フィルターとしては種々の
フィルターが知られている。一般に集塵用フィルター用
繊維として利用されている繊維は、金属繊維、ガラス繊
維、アラミド繊維等であるが、特にメタ型アラミド繊維
がよく利用されている。メタ型アラミド繊維は、耐熱性
に優れ、それを活かし、例えば都市ゴミ焼却炉などの排
ガス中の微粒子などを捕集するバッグフィルター用素材
として、高温状態に暴露される分野で広く使用されてい
る。しかしながら、排ガス中には硫酸ミスト、塩酸ミス
トなどが含有されており、長期間高温状態で運転される
ため、濾過布が劣化して途中でバッグが破損するなどの
トラブルが発生しやすいという問題がある。このため、
耐熱耐薬品性フィルターとして、耐熱性基布にフッ素系
樹脂、シリコン樹脂、コロイダルアルミナ等を付着せし
めてフィルターの耐熱性、耐薬品性、耐久性等を向上さ
せる方法が種々提案がされている。例えば、「ガラス繊
維等の無機質繊維クロスにシリコン、ポリ四フッ化エチ
レン系樹脂、グラファイト等のフィルター用処理を施す
に際して、予めコロイダルアルミナによる処理を施して
おくか又はシリコン、ポリ四フッ化エチレン系樹脂、グ
ラファイト等の処理と同時にコロイダルアルミナによる
処理も行うことにより、該クロスに対し、0.03〜5
重量%の範囲でアルミナを付着せしめる高温用フィルタ
ークロスの処理方法。」(特公昭47−14866号公
報)、「全芳香族ポリアミド繊維及び布帛をフッ素系樹
脂エマルジョンで処理し該フッ素系樹脂被膜を付与した
ことを特徴とする改良された全芳香族ポリアミド繊維及
び布帛。」(特開昭56−107073号公報)、「芳
香族ポリアミド繊維からなる繊維構造物の繊維表面が、
珪素、アルミニウム、リチウムなどの酸化物からなる群
から選択された1種以上の化合物とフッ素系樹脂とで被
覆されてなる耐薬品性濾材。」(特開昭61−1492
17号公報)などが開示されている。しかし、これらの
技術をもってしても耐熱性、耐薬品性、耐久性等は万全
ではない。
フィルターが知られている。一般に集塵用フィルター用
繊維として利用されている繊維は、金属繊維、ガラス繊
維、アラミド繊維等であるが、特にメタ型アラミド繊維
がよく利用されている。メタ型アラミド繊維は、耐熱性
に優れ、それを活かし、例えば都市ゴミ焼却炉などの排
ガス中の微粒子などを捕集するバッグフィルター用素材
として、高温状態に暴露される分野で広く使用されてい
る。しかしながら、排ガス中には硫酸ミスト、塩酸ミス
トなどが含有されており、長期間高温状態で運転される
ため、濾過布が劣化して途中でバッグが破損するなどの
トラブルが発生しやすいという問題がある。このため、
耐熱耐薬品性フィルターとして、耐熱性基布にフッ素系
樹脂、シリコン樹脂、コロイダルアルミナ等を付着せし
めてフィルターの耐熱性、耐薬品性、耐久性等を向上さ
せる方法が種々提案がされている。例えば、「ガラス繊
維等の無機質繊維クロスにシリコン、ポリ四フッ化エチ
レン系樹脂、グラファイト等のフィルター用処理を施す
に際して、予めコロイダルアルミナによる処理を施して
おくか又はシリコン、ポリ四フッ化エチレン系樹脂、グ
ラファイト等の処理と同時にコロイダルアルミナによる
処理も行うことにより、該クロスに対し、0.03〜5
重量%の範囲でアルミナを付着せしめる高温用フィルタ
ークロスの処理方法。」(特公昭47−14866号公
報)、「全芳香族ポリアミド繊維及び布帛をフッ素系樹
脂エマルジョンで処理し該フッ素系樹脂被膜を付与した
ことを特徴とする改良された全芳香族ポリアミド繊維及
び布帛。」(特開昭56−107073号公報)、「芳
香族ポリアミド繊維からなる繊維構造物の繊維表面が、
珪素、アルミニウム、リチウムなどの酸化物からなる群
から選択された1種以上の化合物とフッ素系樹脂とで被
覆されてなる耐薬品性濾材。」(特開昭61−1492
17号公報)などが開示されている。しかし、これらの
技術をもってしても耐熱性、耐薬品性、耐久性等は万全
ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の事情
を背景としてなされたものであり、その目的は、苛酷な
酸雰囲気中においても、メタ型芳香族アラミド繊維の有
する特性を損なうことなく、濾過布としての優れた耐熱
性、耐薬品性、耐久性等の特性を有する耐酸性フィルタ
ーを提供することにある。
を背景としてなされたものであり、その目的は、苛酷な
酸雰囲気中においても、メタ型芳香族アラミド繊維の有
する特性を損なうことなく、濾過布としての優れた耐熱
性、耐薬品性、耐久性等の特性を有する耐酸性フィルタ
ーを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記本発明の課題は、
「経糸がメタ型アラミド繊維及び緯糸がポリ四フッ化エ
チレン繊維からなる基布に、フェルトが一体成型されて
なる耐酸性フィルターであって、該一体成型されてなる
フェルトが、無機微粒子及びフッ素系樹脂で処理されて
なる耐酸性フィルター」により達成される。
「経糸がメタ型アラミド繊維及び緯糸がポリ四フッ化エ
チレン繊維からなる基布に、フェルトが一体成型されて
なる耐酸性フィルターであって、該一体成型されてなる
フェルトが、無機微粒子及びフッ素系樹脂で処理されて
なる耐酸性フィルター」により達成される。
【0005】
【発明の実施の形態】耐熱性フィルター用として使用さ
れている基布又はフェルトを構成する繊維には、従来炭
素繊維、金属繊維、ガラス繊維、有機耐熱性繊維などが
知られており、また有機耐熱性繊維としては、メタ型ア
ラミド繊維、ポリフェニレントリアゾール繊維、ポリオ
キシチアゾール繊維、ポリイミド繊維、ポリベンゾイミ
ダゾール繊維などが知られている。本発明においては、
フェルトを一体成型する基布には、経糸としてメタ型ア
ラミド繊維、緯糸としてポリ四フッ化エチレン繊維を用
いた織物が用いられ、通常スクリムの形態で用いられる
ことが多い。ここでメタ型アラミド繊維とは、メタ型芳
香族ジアミンとメタ型芳香族ジカルボン酸との反応によ
り生成するポリマーあるいはそのコポリマーからなる繊
維であり、なかでもメタフェニレンジアミンとイソフタ
ル酸クロライドとの反応により生成するポリメタフェニ
レンイソフタルアミドを主成分とする繊維が好ましい。
また緯糸は、通常バッグフィルターは捕集した塵埃を払
い落とす時のパルスにより緯糸方向に引張応力を受ける
ため、耐薬品性のみならず伸度が大きい繊維を使用する
ことが大切で、ポリ四フッ化エチレン繊維(PTFE繊
維)であることが好ましい。
れている基布又はフェルトを構成する繊維には、従来炭
素繊維、金属繊維、ガラス繊維、有機耐熱性繊維などが
知られており、また有機耐熱性繊維としては、メタ型ア
ラミド繊維、ポリフェニレントリアゾール繊維、ポリオ
キシチアゾール繊維、ポリイミド繊維、ポリベンゾイミ
ダゾール繊維などが知られている。本発明においては、
フェルトを一体成型する基布には、経糸としてメタ型ア
ラミド繊維、緯糸としてポリ四フッ化エチレン繊維を用
いた織物が用いられ、通常スクリムの形態で用いられる
ことが多い。ここでメタ型アラミド繊維とは、メタ型芳
香族ジアミンとメタ型芳香族ジカルボン酸との反応によ
り生成するポリマーあるいはそのコポリマーからなる繊
維であり、なかでもメタフェニレンジアミンとイソフタ
ル酸クロライドとの反応により生成するポリメタフェニ
レンイソフタルアミドを主成分とする繊維が好ましい。
また緯糸は、通常バッグフィルターは捕集した塵埃を払
い落とす時のパルスにより緯糸方向に引張応力を受ける
ため、耐薬品性のみならず伸度が大きい繊維を使用する
ことが大切で、ポリ四フッ化エチレン繊維(PTFE繊
維)であることが好ましい。
【0006】またフェルトを構成する繊維は、従来公知
の前記繊維をいずれも用いることができるが、メタ型ポ
リアミド繊維、特にポリメタフェニレンイソフタルアミ
ドを主成分とする繊維が好ましい。
の前記繊維をいずれも用いることができるが、メタ型ポ
リアミド繊維、特にポリメタフェニレンイソフタルアミ
ドを主成分とする繊維が好ましい。
【0007】基布に一体成型されたフェルトを処理す
る、すなわちフィルターの耐酸加工に使用する無機微粒
子としては、アルミナ、シリカ、ジルコニウム等、およ
びこれらの水和物を用いることができるが、特にアルミ
ナゾルが好ましい。アルミナゾル以外の無機微粒子でも
効果はあるが、処理後の加工布の硬さが増加するなどの
取扱上の問題を生ずる場合がある。ここで言うアルミナ
ゾルとは、平均粒径が5〜200mμのコロイド状のア
ルミナ水和物であり、通常該粒子は陰イオンを安定剤と
して水中に分散している懸濁液であり、アルミナ自身が
陽性に帯電しているため、陰イオンがアルミナ粒子の表
面及びその近傍に配位され、このためコロイドに安定性
が付与されている。なお粒子形状は、特に限定する必要
はなく球状のもの、羽毛状のもの、いずれをも用いるこ
とができるが、特に羽毛状のものは,繊維との絡みが多
いので、球状のものに比べて耐久性に優れたフィルター
が得られるので好ましい。この羽毛状粒子の1個は、約
60万個のアルミナが重合して出来たものであり、耐熱
性、耐薬品性が特に良好である。
る、すなわちフィルターの耐酸加工に使用する無機微粒
子としては、アルミナ、シリカ、ジルコニウム等、およ
びこれらの水和物を用いることができるが、特にアルミ
ナゾルが好ましい。アルミナゾル以外の無機微粒子でも
効果はあるが、処理後の加工布の硬さが増加するなどの
取扱上の問題を生ずる場合がある。ここで言うアルミナ
ゾルとは、平均粒径が5〜200mμのコロイド状のア
ルミナ水和物であり、通常該粒子は陰イオンを安定剤と
して水中に分散している懸濁液であり、アルミナ自身が
陽性に帯電しているため、陰イオンがアルミナ粒子の表
面及びその近傍に配位され、このためコロイドに安定性
が付与されている。なお粒子形状は、特に限定する必要
はなく球状のもの、羽毛状のもの、いずれをも用いるこ
とができるが、特に羽毛状のものは,繊維との絡みが多
いので、球状のものに比べて耐久性に優れたフィルター
が得られるので好ましい。この羽毛状粒子の1個は、約
60万個のアルミナが重合して出来たものであり、耐熱
性、耐薬品性が特に良好である。
【0008】この無機微粒子の付着量は、フェルト繊維
重量に対し10〜25重量%である。10重量%未満で
は、均一付着させることが困難となって、耐酸性能にバ
ラツキを生じさせる場合がある。一方、25重量%を超
える場合には、フェルトを構成する繊維間に堆積し、フ
ェルトとしての通気性が不充分となる場合がある。
重量に対し10〜25重量%である。10重量%未満で
は、均一付着させることが困難となって、耐酸性能にバ
ラツキを生じさせる場合がある。一方、25重量%を超
える場合には、フェルトを構成する繊維間に堆積し、フ
ェルトとしての通気性が不充分となる場合がある。
【0009】次ぎにフェルトの処理に用いられるフッ素
系樹脂は、例えばポリ四フッ化エチレン(略称:PTF
E)、四フッ化エチレン・パーフルオロビニルエーテル
共重合体(略称:PFA),四フッ化エチレン・六フッ
化プロピレン共重合体などである。これらのフッ素系ビ
ニル重合体は、通常、微粒子化した状態で水に分散して
いるディスパージョン(分散液)として使用する。ま
た、フェルトへの固着性を向上させるために、バインダ
ー成分として、下記式(化1)で表されるフッ素化ウレ
タン化合物を添加・配合して使用することが好ましい。
系樹脂は、例えばポリ四フッ化エチレン(略称:PTF
E)、四フッ化エチレン・パーフルオロビニルエーテル
共重合体(略称:PFA),四フッ化エチレン・六フッ
化プロピレン共重合体などである。これらのフッ素系ビ
ニル重合体は、通常、微粒子化した状態で水に分散して
いるディスパージョン(分散液)として使用する。ま
た、フェルトへの固着性を向上させるために、バインダ
ー成分として、下記式(化1)で表されるフッ素化ウレ
タン化合物を添加・配合して使用することが好ましい。
【0010】
【化1】
【0011】式中、Rはアルキル基、好ましくは炭素数
1〜5のアルキル基を表し、Rfはパーフルオロアルキ
ル基、好ましくは炭素数1〜5のパーフルオロアルキル
基を表す。また、nは1〜8の整数である。
1〜5のアルキル基を表し、Rfはパーフルオロアルキ
ル基、好ましくは炭素数1〜5のパーフルオロアルキル
基を表す。また、nは1〜8の整数である。
【0012】この様なフッ素化ウレタン化合物として
は、ヘキサメチレンジソシアネート等の脂肪族イソシア
ネート化合物と、β−パーフルオロアルキルエチルアル
コール等のパーフルオロアルキル基を含有する活性水素
化合物及び脂肪族アルコールとの反応生成物を主成分と
するウレタン化合物を例示することができる。前記フッ
素系ビニル重合体とこのフッ素化ウレタン化合物との配
合割合は、固形分比率で約1:1が最も良好な性能を示
し好ましい。このバランスが崩れると、加工樹脂被膜の
硬さが硬くなりすぎたり、フェルトへの付着性が低下し
たりする。
は、ヘキサメチレンジソシアネート等の脂肪族イソシア
ネート化合物と、β−パーフルオロアルキルエチルアル
コール等のパーフルオロアルキル基を含有する活性水素
化合物及び脂肪族アルコールとの反応生成物を主成分と
するウレタン化合物を例示することができる。前記フッ
素系ビニル重合体とこのフッ素化ウレタン化合物との配
合割合は、固形分比率で約1:1が最も良好な性能を示
し好ましい。このバランスが崩れると、加工樹脂被膜の
硬さが硬くなりすぎたり、フェルトへの付着性が低下し
たりする。
【0013】フッ素系樹脂の付着量(フッ素系ビニル重
合体とフッ素化ウレタン化合物との合計量)は、繊維重
量に対して5〜12重量%である。5重量%未満では均
一に付着させることが困難となり、フッ素系樹脂の付着
が少ない部分から劣化しやすくなるため充分な耐酸性能
が得られない。一方、12重量%を超える場合には、フ
ェルト硬度が高くなりすぎてバッグ縫製時にトラブルが
発生しやすくなる。
合体とフッ素化ウレタン化合物との合計量)は、繊維重
量に対して5〜12重量%である。5重量%未満では均
一に付着させることが困難となり、フッ素系樹脂の付着
が少ない部分から劣化しやすくなるため充分な耐酸性能
が得られない。一方、12重量%を超える場合には、フ
ェルト硬度が高くなりすぎてバッグ縫製時にトラブルが
発生しやすくなる。
【0014】以上に説明した本発明の耐酸性フィルター
を製造するには、例えば、経糸にメタ型アラミド繊維,
緯糸にポリ四フッ化エチレン繊維をもちいた基布に、メ
タ型芳香族アラミド繊維のカット綿を配し、ニードルパ
ンチングを施して基布と一体させて先ずフェルトを作成
する。次いでこのフェルトを加工処理するが、本発明に
おいては、無機微粒子を含有する処理剤とフッ素系樹脂
を含有する処理剤とを別々に処理してもよく、またこれ
らを共に含有する処理剤で処理してもよい。しかし別々
に処理する場合には、無機微粒子を含有する処理剤で先
ず処理した後にフッ素系樹脂を含有する処理剤で処理す
る。かくすることにより、得られるフィルターの耐酸性
能及びその耐久性は一段と良好になるのでより好まし
い。例えば、先ず羽毛状アルミナのアルミナゾル(濃度
約10%)に含浸し、105〜150℃で乾燥後190
〜210℃で熱処理を行い、引き続き、PTFE微粒子
水分散液にフッ素化ウレタン化合物を添加配合したフッ
素系樹脂(濃度10〜20%)に含浸し、マングルで絞
り、105〜150℃で乾燥し、次いで190〜210
℃で熱処理を行うことにより、適度な硬さと樹脂付着量
を有する耐酸性フィルターを得ることができる。
を製造するには、例えば、経糸にメタ型アラミド繊維,
緯糸にポリ四フッ化エチレン繊維をもちいた基布に、メ
タ型芳香族アラミド繊維のカット綿を配し、ニードルパ
ンチングを施して基布と一体させて先ずフェルトを作成
する。次いでこのフェルトを加工処理するが、本発明に
おいては、無機微粒子を含有する処理剤とフッ素系樹脂
を含有する処理剤とを別々に処理してもよく、またこれ
らを共に含有する処理剤で処理してもよい。しかし別々
に処理する場合には、無機微粒子を含有する処理剤で先
ず処理した後にフッ素系樹脂を含有する処理剤で処理す
る。かくすることにより、得られるフィルターの耐酸性
能及びその耐久性は一段と良好になるのでより好まし
い。例えば、先ず羽毛状アルミナのアルミナゾル(濃度
約10%)に含浸し、105〜150℃で乾燥後190
〜210℃で熱処理を行い、引き続き、PTFE微粒子
水分散液にフッ素化ウレタン化合物を添加配合したフッ
素系樹脂(濃度10〜20%)に含浸し、マングルで絞
り、105〜150℃で乾燥し、次いで190〜210
℃で熱処理を行うことにより、適度な硬さと樹脂付着量
を有する耐酸性フィルターを得ることができる。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、実施例における性能評価は下記の方法で実施
した。 <耐酸性保持率>フィルターサンプルを、7%硫酸水溶
液中に浸漬し、80mmHgの減圧雰囲気中で3時間保
持し、フィルターサンプルのフェルト内部まで均一に硫
酸を浸透させた。その後、サンプルを取り出し、表面に
付着した硫酸を軽く拭き取り、そのまま、200℃に設
定した熱風乾燥機中で1時間保持した。この処理前後で
の、フェルトの強度変化(強度保持率)から耐酸性能を
評価した。 <フェルト硬さ>サンプルを巾10mmにカットし、長
さ5cmのスパンを有する支持台の上に置き、中央部に
10gの荷重を置いたときの撓み量を測定してその硬さ
を評価した。
る。なお、実施例における性能評価は下記の方法で実施
した。 <耐酸性保持率>フィルターサンプルを、7%硫酸水溶
液中に浸漬し、80mmHgの減圧雰囲気中で3時間保
持し、フィルターサンプルのフェルト内部まで均一に硫
酸を浸透させた。その後、サンプルを取り出し、表面に
付着した硫酸を軽く拭き取り、そのまま、200℃に設
定した熱風乾燥機中で1時間保持した。この処理前後で
の、フェルトの強度変化(強度保持率)から耐酸性能を
評価した。 <フェルト硬さ>サンプルを巾10mmにカットし、長
さ5cmのスパンを有する支持台の上に置き、中央部に
10gの荷重を置いたときの撓み量を測定してその硬さ
を評価した。
【0016】[実施例1〜5,比較例1〜3]経糸がメ
タ型アラミド繊維(商品名:コーネックス、帝人株式会
社製)からなり、緯糸がポリ四フッ化エチレン(PTF
E)繊維からなるスクリム(タテ、ヨコとも1000デ
ニールの繊維からなる平織りメッシュ状織物:経糸密
度、緯糸密度ともに13〜15本/インチ)を用いた。
このスクリムを基布として、その両側に、単糸繊度が2
デニールで繊維長が51mmであるメタ型アラミド短繊
維(商品名:コーネックス、帝人株式会社製)を、目付
け500g/m2 となる割合で配し、これにニードルパ
ンチングを施して基布と一体化したフェルトを作成し
た。
タ型アラミド繊維(商品名:コーネックス、帝人株式会
社製)からなり、緯糸がポリ四フッ化エチレン(PTF
E)繊維からなるスクリム(タテ、ヨコとも1000デ
ニールの繊維からなる平織りメッシュ状織物:経糸密
度、緯糸密度ともに13〜15本/インチ)を用いた。
このスクリムを基布として、その両側に、単糸繊度が2
デニールで繊維長が51mmであるメタ型アラミド短繊
維(商品名:コーネックス、帝人株式会社製)を、目付
け500g/m2 となる割合で配し、これにニードルパ
ンチングを施して基布と一体化したフェルトを作成し
た。
【0017】得られたフェルトを、羽毛状アルミナゾル
の水分散液(商品名;AS−200、日産化学株式会社
製、濃度10%)中に浸漬、絞りを行い、150℃で乾
燥させた後、200℃で熱処理を行って、羽毛状アルミ
ナを繊維重量に対し表1記載の量付着させた。次いで、
PTFE水分散液(商品名:AD−1、旭硝子株式会社
製、濃度60%)85重量部とフッ素化ウレタン化合物
(商品名:AG3001、旭硝子株式会社製、濃度20
%)255重量部に水415重量部を混合した処理液中
に浸漬、絞りを行い、150℃で乾燥、引き続き200
℃で熱処理を行い、繊維重量に対し表1記載の割合でフ
ッ素系樹脂を付着させた。以下にその結果を示す。
の水分散液(商品名;AS−200、日産化学株式会社
製、濃度10%)中に浸漬、絞りを行い、150℃で乾
燥させた後、200℃で熱処理を行って、羽毛状アルミ
ナを繊維重量に対し表1記載の量付着させた。次いで、
PTFE水分散液(商品名:AD−1、旭硝子株式会社
製、濃度60%)85重量部とフッ素化ウレタン化合物
(商品名:AG3001、旭硝子株式会社製、濃度20
%)255重量部に水415重量部を混合した処理液中
に浸漬、絞りを行い、150℃で乾燥、引き続き200
℃で熱処理を行い、繊維重量に対し表1記載の割合でフ
ッ素系樹脂を付着させた。以下にその結果を示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】本発明の耐酸性フィルターは、より苛酷
な高温酸性雰囲気においても、優れた耐熱性、耐薬品
性、耐久性等を示すので、都市ゴミ焼却炉の排ガス、工
場排気ガス等の排ガス中の微粒子を捕集するバッグフィ
ルター等に好適に使用することができる。
な高温酸性雰囲気においても、優れた耐熱性、耐薬品
性、耐久性等を示すので、都市ゴミ焼却炉の排ガス、工
場排気ガス等の排ガス中の微粒子を捕集するバッグフィ
ルター等に好適に使用することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 基布にフェルトが一体成型されてなるフ
ィルターにおいて、基布の経糸がメタ型アラミド繊維、
緯糸がポリ四フッ化エチレン繊維であり、基布に一体成
型されたフェルトが、無機微粒子及びフッ素系樹脂で処
理されてなることを特徴とする耐酸性フィルター。 - 【請求項2】 無機微粒子がアルミナである請求項1記
載の耐酸性フィルター。 - 【請求項3】 アルミナが羽毛状アルミナである請求項
2記載の耐酸性フィルター。 - 【請求項4】 フェルトがメタ型アラミド繊維からなる
請求項1〜3のいずれか1項に記載の耐酸性フィルタ
ー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20697895A JPH0952007A (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | 耐酸性フィルター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20697895A JPH0952007A (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | 耐酸性フィルター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0952007A true JPH0952007A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16532154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20697895A Pending JPH0952007A (ja) | 1995-08-14 | 1995-08-14 | 耐酸性フィルター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0952007A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100658177B1 (ko) * | 2004-04-12 | 2006-12-14 | 이노필텍(주) | 집진기용 내열 필터여재 및 그 제조방법 |
-
1995
- 1995-08-14 JP JP20697895A patent/JPH0952007A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100658177B1 (ko) * | 2004-04-12 | 2006-12-14 | 이노필텍(주) | 집진기용 내열 필터여재 및 그 제조방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0032744B1 (en) | Chemical-resistant wholly aromatic polyamide fiber material | |
| US4680221A (en) | Chemical-resistant filter material | |
| US6752847B2 (en) | High temperature polymer filtration medium | |
| WO2009051263A1 (ja) | 芳香族ポリアミドナノファイバー及びそれを含む繊維構造体 | |
| JP5104454B2 (ja) | バグフィルタ用ガラス繊維織物 | |
| JP6915837B2 (ja) | 集塵フィルター用ガラス繊維布帛及び該布帛を備えるバグフィルター | |
| EP0418285B1 (en) | Coated textile materials | |
| US4698243A (en) | Method for sizing and hydrolyzing polytetrafluoroethylene fabrics, fibers, yarns, or threads | |
| JP3809201B2 (ja) | 親水性四弗化エチレン樹脂多孔質膜及びその製造方法 | |
| WO1993006156A1 (en) | Process for making fluoropolymer composites | |
| CA2323614A1 (en) | Finish for glass fiber fabric | |
| JPH0952007A (ja) | 耐酸性フィルター | |
| JPWO2019117029A1 (ja) | ろ過材用不織布およびその製造方法 | |
| JP2009233480A (ja) | バグフィルタ用ガラス繊維織物の製造方法 | |
| JPH10513508A (ja) | ガス透過性繊維布 | |
| JP3595059B2 (ja) | 耐酸性フィルター | |
| JP4318620B2 (ja) | フィルタ及びフィルタ表面加工方法 | |
| JP3634440B2 (ja) | 耐酸性フィルターの製造方法 | |
| JP2010240576A (ja) | フィルターの表面加工方法、ニードルフィルター、織フィルター | |
| JP3678476B2 (ja) | 耐酸性フィルター | |
| JP3554594B2 (ja) | 耐酸性フィルター | |
| JP6838758B2 (ja) | フッ素樹脂含有ガラス繊維布及び該フッ素樹脂含有ガラス繊維布を含む集塵フィルター | |
| JPH08257323A (ja) | 耐酸性フィルター | |
| JP7466565B2 (ja) | 燃焼ガスろ過媒体 | |
| JP2003227070A (ja) | 繊維構造物 |