JPH0952949A - ポリカーボネート有機溶剤溶液の洗浄方法 - Google Patents

ポリカーボネート有機溶剤溶液の洗浄方法

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JPH0952949A
JPH0952949A JP20725295A JP20725295A JPH0952949A JP H0952949 A JPH0952949 A JP H0952949A JP 20725295 A JP20725295 A JP 20725295A JP 20725295 A JP20725295 A JP 20725295A JP H0952949 A JPH0952949 A JP H0952949A
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俊之 安田
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正浩 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粗製ポリカーボネート有機溶剤溶液を水性洗
浄液で効率よく洗浄を行い、また、有機溶剤溶液と水性
洗浄液との分離性を高め、その分離所要時間を短縮す
る。 【解決手段】 不純物を含むポリカーボネート有機溶剤
溶液を水性洗浄液を用いて洗浄する方法において、前記
ポリカーボネート有機溶剤溶液と水性洗浄液とを混合
し、形成される分散液滴粒径が微小となり得る攪拌動力
でこれを攪拌し、油中水型分散相を形成させる第1工程
と、ついで、前記混合物に必要量の水性洗浄液をさらに
添加し、これを転相させるために十分で、且つ、相分離
後のポリカーボネート有機溶剤溶液中の水分量を最小に
する近傍の攪拌動力で攪拌し、水中油型分散相に転相さ
せる第2工程と、その後、ポリカーボネート有機溶剤溶
液相と水性洗浄液相とに分離する分離工程からなること
を特徴とするポリカーボネート有機溶剤溶液の洗浄方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリカーボネート有
機溶剤溶液の洗浄方法に関するものである。詳しくは、
界面重合法によって製造された粗製ポリカーボネート有
機溶剤溶液のような不純物を含むポリカーボネート有機
溶剤溶液を水性洗浄液を用いて効率よく洗浄することに
より、精製されたポリカーボネート有機溶剤溶液を得る
ことができ、また、これを安価な設備で達成することが
できるポリカーボネート有機溶剤溶液の洗浄方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート製造方法として、塩化
メチレン等の有機溶剤を使用した界面法による重合方法
が通常実施されている。この方法により重合された粗製
ポリカーボネート有機溶剤溶液中には、未反応モノマ
ー、重合反応の際に生成した不純物またはその他の原因
で生成した不純物、特にフェノール類、強アルカリ、触
媒として使用されるアンモニウム塩、副生成物である無
機塩類及びそれらのイオン等が含まれている。
【0003】これらの不純物は、ポリマー中に残留する
と着色、熱安定性の低下、耐スチーム性の低下等の問題
を引き起こす。そこで、これらの不純物は、一般的には
多段抽出法、オリフィス塔、攪拌槽等を用いた水洗によ
り除去されるが、有機溶剤溶液中のポリカーボネートの
濃度が高いと、その溶液が高粘度になるため、単なる水
洗操作だけでは十分に除去できない。
【0004】そのため、このような高濃度・高粘度の条
件下における洗浄技術としては、例えば、特公昭59−
38967号公報に示されるように、攪拌槽2段によっ
て油中水型分散相で洗浄後、水中油型分散相に相転換
し、静置分離槽で分離する方法、特開昭63−1050
28号公報や特開平1−96212号公報等に示される
ように、一定以上の攪拌動力で攪拌後、油中水型分散相
を形成させ、次いで、遠心分離機を使用して分離する方
法等が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
59−38967号公報に開示された洗浄法では、前段
の油中水型分散相の形成時と後段の水中油型分散相の形
成時で同じ攪拌を実施しているため、その洗浄性及びポ
リカーボネート有機溶剤溶液と水性洗浄液との分離性は
十分に満足できるものではない。
【0006】また、ポリカーボネート有機溶剤溶液と水
性洗浄液との分離に遠心分離機が有効であるが、設備コ
ストが大きい。一方、一般的に実施されている単なる静
置分離方法だけでは、分離所要時間が長いという不都合
がある。さらに、ポリカーボネート有機溶剤溶液に残留
する水分は、ポリマーの物性に悪影響を与える不純物が
多く含有されており、分離時に水分量をさらに低下させ
る必要がある。
【0007】本発明は、粗製ポリカーボネート有機溶剤
溶液と水性洗浄液とを混合し、油中水型分散相を形成さ
せる工程及び水中油型分散相を形成させる工程におい
て、この混合物に適切な攪拌動力を与えることで効率よ
く洗浄を行い、また、有機溶剤溶液相と水性洗浄液相と
の分離性を高め、残留水分量を低下させるとともに、そ
の分離所要時間を短縮することを目的としたものであ
る。また、これを安価な設備で達成することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、不純
物を含むポリカーボネート有機溶剤溶液を水性洗浄液を
用いて洗浄する方法において、(1)前記ポリカーボネ
ート有機溶剤溶液と水性洗浄液とを水相比が1〜40容
量%となるように混合し、形成される分散液滴粒径が1
00μm以下となる攪拌動力でこれを攪拌し、油中水型
分散相を形成させる第1工程と、(2)ついで、前記混
合物に水相比が15〜90容量%となるように必要量の
水性洗浄液をさらに添加し、これを転相させるために十
分で、且つ、相分離後のポリカーボネート有機溶剤溶液
中の水分量を最小とする近傍の攪拌動力で攪拌し、水中
油型分散相に転相させる第2工程と、(3)その後、ポ
リカーボネート有機溶剤溶液相と水性洗浄液相とに分離
する分離工程からなることを特徴とし、効率よく洗浄を
行い、また、有機溶剤溶液と水性洗浄液との分離性を高
めるものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、前記ポリ
カーボネート有機溶剤溶液のポリカーボネートの濃度が
6〜30重量%の範囲において、前記第1工程の攪拌が
0.1kW・hr/m3 を越える攪拌動力であり、前記
第2工程の攪拌が0.01〜0.10kW・hr/m3
の範囲の攪拌動力であることを特徴としたもので、より
具体的な洗浄条件を示したものである。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、ポリカーボネート有機
溶剤溶液相と水性洗浄液相とを分離する分離工程が、静
置分離方法であることを特徴としたものである。また、
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に記載の発明に
おいて、攪拌する手段が、ラインミキサー、オリフィス
ミキサーまたはスタティックミキサーであることを特徴
としたものである。
【0011】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
1〜4に記載の発明において、第2工程の水性洗浄液と
して、分離工程で分離された水性洗浄液の全部または一
部をリサイクルして使用することを特徴としたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明で対象とするポリカーボネ
ート有機溶剤溶液は、界面法の重合反応系から取り出さ
れた不純物を含んだポリカーボネート有機溶剤溶液が代
表的なものであるが、これに限定されるものではなく、
予め何らかの洗浄を行ったポリカーボネート有機溶剤溶
液あるいは別途に調整されたポリカーボネート有機溶剤
溶液であってもよい。
【0013】界面法による重合反応は、通常に実施され
ている方法、すなわち、有機溶剤の存在下、ジヒドロキ
シ化合物のアルカリ塩水溶液にホスゲンを反応させる方
法である。前記重合反応で使用される有機溶剤として
は、実質的に水に不溶な有機溶剤であり、具体的には、
塩化メチレン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、テト
ラクロロエタン、トリクロロエタン、ジクロロエタン、
1,2−ジクロロエチレン等の塩素化炭化水素、あるい
はこれらとジオキサン、テトラヒドロフラン、アセトフ
ェノン、アセトン、トルエン、キシレン、n−ヘプタ
ン、シクロヘキサン等との混合物等が挙げられるが、本
発明が対象とするポリカーボネート有機溶剤溶液中の有
機溶剤としても前記の有機溶剤を適用することができ、
なかでも前記塩素系炭化水素、または前記塩素系炭化水
素を60%以上含有する混合物が好ましく、特に塩化メ
チレンが好適である。
【0014】ジヒドロキシ化合物としては、2,2−ビ
ス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン (別名: ビスフ
ェノールA)、ビス(4−ヒドロキシフェニル) メタ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル) エタン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル) ブタン等のビ
ス(4−ヒドロキシフェニル) アルカン、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル) スルホン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル) スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルホキシド等、あるいは、これらのヒドロキシベンゼ
ン核に塩素、臭素等のハロゲン原子を有するハロゲン置
換ジヒドロキシ化合物等が挙げられる。
【0015】また、これらのジヒドロキシ化合物のアル
カリ塩を形成させるためのアルカリとしては、苛性ソー
ダ、苛性カリ等の強塩基性水酸化物等が挙げられる。前
記のジヒドロキシ化合物をアルカリ塩溶液下にホスゲン
と反応させ、重合されるポリカーボネートは、ビスフェ
ノールAを主体としたジヒドロキシ化合物とホスゲンと
の反応で得られる通常のポリカーボネートの他に、分岐
剤として、フロログルシン、トリメリット酸、1,1,
1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1−
〔α−メチル−α−(4’−ヒドロキシフェニル)エチ
ル〕−4−〔α’,α”−ビス(4”−ヒドロキシフェ
ニル)エチル〕ベンゼン等を使用し、分岐をもたせたポ
リカーボネート、臭素や塩素等を含むハロゲン含有ポリ
カーボネート、2種以上のジヒドロキシ化合物を共重合
させたポリカーボネート等の特殊なポリカーボネートで
あってもよい。また、必要に応じて、末端停止剤とし
て、n−ブチルフェノール、t−ブチルフェノール、n
−ベンチルフェノール、n−ヘキシルフェノール、シク
ロヘキシルフェノール、フェニルフェノール、ノニルフ
ェノール、ナフチルフェノール、クミルフェノール、ジ
−t−ブチルフェノール、ジクミルフェノール等を使用
したポリカーボネートであってもよい。
【0016】本発明で対象とする不純物を含むポリカー
ボネート有機溶剤溶液中のポリカーボネートの分子量
は、溶液として取り扱えるものであれば、特に制限はな
いが、通常、粘度平均分子量(以下、Mvと示す。) が
1,000〜100,000、好ましくは、Mvが2,
000〜50,000である。また、前記溶液中のポリ
カーボネートの濃度は、通常6〜30重量%、好ましく
は10〜25重量%に選ぶのがよい。濃度が30重量%
を越えると溶液の粘度が高くなり、ゲル化しやすく、安
定した洗浄操作が困難となる場合がある。逆に、濃度が
あまり低いとポリカーボネート溶液量が多くなり、これ
に伴って水性洗浄液も多量に必要になって装置自体が大
型になり経済的に不利となる。
【0017】ポリカーボネート有機溶剤溶液中の不純物
としては、未反応モノマ−類としてのジヒドロキシ化合
物、強アルカリとしての水酸化ナトリウム、触媒として
使用される第三級または第四級アンモニウム塩、重合に
よる副生成物である塩類等が考えられる。水性洗浄液と
しては、例えば、希アルカリ水、純水、希塩酸水溶液、
希硫酸水溶液等の希酸水溶液が挙げられるが、一般的に
は、主として未反応ジヒドロキシ化合物のアルカリ塩を
除去する目的の洗浄には希アルカリ水を用い、この中和
及び触媒の除去を目的とする洗浄には希酸水溶液を用
い、残存する酸及び塩を除去する目的の洗浄には精製さ
れた水が用いられる。
【0018】本発明においては、第1工程で、不純物を
含むポリカーボネート有機溶剤溶液と油中水型分散相を
形成し得る量の水性洗浄液とを混合し、その分散液滴粒
径が微小となるような攪拌を行い、油中水型分散相を形
成させることで、ポリカーボネート有機溶剤溶液中の不
純物を、分散相である水性洗浄液中に効率よく溶出させ
る。
【0019】混合させる水性洗浄液の量は、ポリカーボ
ネート有機溶剤溶液中のポリカーボネートの濃度、分子
量、用いる洗浄装置の容量等によって異なり一様に規定
できないが、ポリカーボネート有機溶剤溶液と水性洗浄
液との合計容積量を100容量%としたときの水性洗浄
液の容積比率、所謂、水相比が1〜40容量%、好まし
くは5〜35容量%となるように水性洗浄液を混合す
る。この水性洗浄液の量が1容量%より少ないと洗浄の
効果が低下し、一方、40容量%を越えると、水中油型
分散相を形成するようになって、洗浄効果が極端に低下
し、本発明の目的が達成できなくなる。
【0020】攪拌する手段としては、液−液の攪拌混合
に使用されるいかなる機器も使用可能であるが、滞留時
間が短く、且つ、コンパクトで十分な攪拌動力が得られ
る機器が好ましい。このような機器として、ラインミキ
サー、オリフィスミキサーやスタティックミキサーが好
適である。この水性洗浄液は、始めに少量だけ添加し、
油中水型分散相を形成しておき、さらに添加する方法を
とることもできる。それにより、油中水型分散相を維持
できる水相比を高めることができる。
【0021】前記ポリカーボネート有機溶剤溶液と水性
洗浄液とを水相比が1〜40容量%となるように混合
し、形成される分散液滴粒径が100μm以下、好まし
くは、70μm以下となる攪拌動力でこれを攪拌し、油
中水型分散相を形成させることにより、洗浄効果が向上
する。前記分散液滴粒径を微小にするには、0.1kW
・hr/m3 を越える攪拌動力とすればよい。前記攪拌
動力以下では、前記混合液において、微小な液滴となら
ず、洗浄効果の低下を引き起こす場合がある。
【0022】なお、攪拌動力は、ラインミキサーでは、
次式により算定する。 Pv=ρ×n3 ×Np×d5 /F/gc Pv:攪拌動力(kW・hr/m3 ) 、ρ :液密度(kg/m3 ) n :回転数 (rps) 、Np:動力数( − ) d :タービン径(m) 、F :液流量(m3 /hr) gc:重力換算係数(kg・m/kgf/s2 ) また、オリフィスミキサーやスタティックミキサーで
は、次式により算定する。 Pv=f×ΔP (f=1/36.7) Pv:攪拌動力(kW・hr/m3 ) 、ΔP:差圧
(kgf/cm2 ) f :換算係数(kW・hr・cm2 /m3 /kgf) 前述のようにして得られた油中水型分散相を形成した混
合物の全部または一部は、第2工程で、水中油型分散相
を形成させるため、必要量の水性洗浄液を添加した後、
これを転相させるために十分で、且つ、相分離後のポリ
カーボネート有機溶剤溶液中の水分量を最小とする近傍
の攪拌動力で攪拌し、水中油型分散相に転相させる。相
分離後のポリカーボネート有機溶剤溶液中の水分量を最
小とする近傍の攪拌動力で攪拌するとは、攪拌動力の最
大値を、相分離後のポリカーボネート有機溶剤溶液中の
水分量が最小となるときの攪拌動力の2倍までとするこ
とを意味する。
【0023】転相を生じさせ、且つ、相分離後のポリカ
ーボネート有機溶剤溶液中の水分量を最小とする近傍の
攪拌動力として、0.01〜0.10kW・hr/
3 、好ましくは、0.01〜0.06kW・hr/m
3 の範囲の攪拌動力を選ぶことができる。ポリマー溶液
と水とによって形成される相は、一般的に履歴(ヒステ
リシス) 現象があるため、水相比を所定の範囲にするだ
けでは転相しない場合があり、ある程度の攪拌が必要で
ある。攪拌動力が0.01kW・hr/m3 未満となる
と添加した水性洗浄液が均一に分散されず、効率よく転
相させることが困難となり易い。また一方、0.10k
W・hr/m3 を越える攪拌動力となると転相させた状
態で過度に攪拌することとなり、不純物を抽出した水性
洗浄液を再分散させることとなって、洗浄効果が低下
し、その後の分離時間も長くなる傾向がある。
【0024】転相させる時に添加する水性洗浄液の量
は、前記油中水型分散相を形成させるために添加した水
性洗浄液量によって異なるが、通常、前記水相比が、1
5〜90容量%、好ましくは、25〜90容量%の範囲
となるまで添加するのがよい。水相比が15容量%未満
では水中油型分散相を形成・保持するのが困難であり、
90容量%を越えると使用する水性洗浄液が多量に必要
となり効率的でない。
【0025】添加する水性洗浄液は、第1工程と同様に
精製された水性洗浄液であってもよいが、その使用量を
低減させるために、目的の洗浄を行って分離した後の水
性洗浄液の一部または全部をリサイクルして使用しても
よい。この転相を行う際の攪拌する手段として、液−液
の攪拌混合に使用されるいかなる機器も使用可能である
が、大きな攪拌動力を必要としない点から、スタティッ
クミキサーやオリフィスミキサーが好適である。
【0026】以上のようにして転相させた混合物は、次
いで、分離工程でポリカーボネート有機溶剤溶液相と水
性洗浄液相とに分離する。この分離は、通常知られてい
る静置分離槽、遠心分離機、塔式分離器等を用いて分離
可能であるが、前述したような適切な攪拌動力で転相す
ることで、分離状態が大幅に改善され、最終分離された
精製ポリカーボネート有機溶剤溶液中の水分量も極めて
低いレベルにあることや設備コストの面から、静置分離
槽を用いた静置分離方法が好ましい。
【0027】次に、本発明の実施態様の一例を図によっ
て説明する。図1は、本発明の実施に使用される装置の
一例を示す略図であり、1は粗製ポリカーボネート有機
溶剤溶液導入管、2は水性洗浄液導入管、3はラインミ
キサー、4は水性洗浄液供給管、5は分離水リサイクル
系、6はオリフィスミキサーまたはスタティックミキサ
ー、7は静置分離槽、8は水性洗浄液相、9は有機溶剤
溶液相、10は輸送ポンプ、11は排水系への抜き出し
管、12は次工程への供給管を示す。
【0028】粗製ポリカーボネート有機溶剤溶液は導入
管1から導入し、水性洗浄液は供給管2から供給し、ラ
インミキサー3で分散液滴粒径が微小となる攪拌を行
い、油中水型分散相を形成させて、次いで、さらに新た
な水性洗浄液または分離水リサイクルを供給管4または
分離水リサイクル系5から供給し、オリフィスミキサー
またはスタティックミキサーで転相に必要で、且つ、相
分離後のポリカーボネート有機溶剤溶液中の水分量を最
小とするような攪拌を行い、水中油型分散相に転相させ
る。これを静置分離槽7で静置することで、分液する。
【0029】本発明によるポリカーボネート有機溶剤溶
液の洗浄を多段で行うこともでき、その場合は、前記と
同形式の装置を用いて行えばよい。有機溶剤溶液相9を
該静置分離槽から抜き出し、輸送ポンプで、次の洗浄装
置の導入管1へ供給し、同様にして洗浄していく。ま
た、本発明は、ポリカーボネート有機溶剤溶液のアルカ
リ性条件下での洗浄、酸性条件下での洗浄及び純水洗浄
のいずれにも適用することができる。
【0030】
【実施例】以下に、本発明を実施例及び比較例により、
詳しく説明する。なお、本発明は下記の実施例により限
定されるものではない。 [実施例1]原料としては、塩化メチレン、ビスフェノ
ールA及びホスゲンを使用し、触媒としては、トリエチ
ルアミンを使用し、また、末端停止剤としては、p−t
−ブチルフェノールを使用して、通常の界面法によっ
て、ポリカーボネートの重合反応を行い、そのポリカー
ボネートのエマルジョンを遠心分離機で分離すること
で、粗製ポリカーボネート有機溶剤溶液を得た。該有機
溶剤溶液のポリカーボネート濃度は25重量%、Mvは
26,500であった。これに、さらに塩化メチレンを
追加して、ポリカーボネート濃度が13重量%になるよ
うに希釈したところ、この粗製ポリカーボネート有機溶
剤溶液は、未反応のビスフェノールAが131重量pp
m、トリエチルアミンが45重量ppm等の不純物を含
んでいた。
【0031】この希釈された粗製ポリカーボネート有機
溶剤溶液中の主に未反応ビスフェノールAを除去する目
的で、20容量%の水相比でアルカリ洗浄するため、ポ
リカーボネート溶液は200リットル/hrの供給速度
で、pH=12.5に調整した苛性ソーダ溶液からなる
水性洗浄液は50リットル/hrの供給速度でラインミ
キサ− (特殊機化工業製パイプラインホモミキサー、2
SL型、内容積0.3リットル、第1タービン翼の径4
2.5mm、第2タービン翼の径48.0mm、回転数
3,000rpm、動力計算時の動力数は、第1タービ
ンNp=1.4、第2タービンNp=0.8)に供給
し、攪拌動力として、0.79kW・hr/m3 で攪拌
した。この混合溶液の相状態は、該ミキサー出口でサン
プリングして調べてみたところ油中水型分散相であっ
た。また、分散液滴粒径は、45μmであった。
【0032】さらに連続して、この混合溶液に同じくp
H=12.5に調整した苛性ソーダ溶液からなる水性洗
浄液を83リットル/hrの供給速度で供給し、これを
オリフィスに通すことによって、差圧 ΔP=2.0k
gf/cm2 を与えて、実質的に攪拌し(攪拌動力0.
054kW・hr/m3 )、水中油型分散相に転相させ
た。
【0033】これを、静置分離槽に供給し、有機溶剤溶
液相と水性洗浄液相に分離した。静置分離槽に新たに供
給された水性洗浄液の総量の90%が分離するまでの所
要時間を測定したところ、8分であった。さらに静置
し、静置分離槽に供給されてから1時間後の有機溶剤溶
液相中のビスフェノールAを測定したところ、2重量p
pmであり、十分に低減され、アルカリ洗浄の目的が達
成されたことが確認された。測定は、液体クロマトグラ
フィー(スペクトラフィジック社製SP8800型、カ
ラム:東ソー製ODS80TS、25cm×0.46m
mφ)で行った。また、静置分離槽に供給されてから1
時間後の有機溶剤溶液相の水分量を測定したところ、
3,200重量ppmであった。十分に水分の分離が行
われていることも確認された。測定は、カールフィッシ
ャー水分計(三菱化成製CA−06型、ベーパライザー
VA−06型)で行った。その結果は、表1及び表2に
示す。
【0034】[実施例2]転相時の混合器として、スタ
ティックミキサー (住友重機械工業製スルザースタティ
ックミキサー、内径10mmφ、エレメント数12 )を
使用し、攪拌動力を0.041kW・hr/m3 とした
ことと転相時に供給する水性洗浄液として、静置分離槽
で分離した水性洗浄液のリサイクルを使用した以外は、
実施例1と同様に実施した。その結果は、表1及び表2
に示す。
【0035】[実施例3]転相時の混合器としてライン
ミキサー (特殊機化工業製、2SL型、内容積0.3リ
ットル、第1タービン翼の径42.5mm、第2タービ
ン翼の径48.0mm、回転数1,400rpm、動力
計算時の動力数は、第1タービンNp=1.4、第2タ
ービンNp=0.8)を使用し、攪拌動力を0.080
kW・hr/m3 としたこと以外は、実施例1と同様に
実施した。その結果は、表1及び表2に示す。
【0036】[比較例1]転相時の混合器として、ライ
ンミキサーを使用し、攪拌動力を0.79kW・hr/
3 とした以外は、実施例1と同様に実施した。その結
果、残留ビスフェノールAは、53重量ppmであり、
分離所要時間は、22分であり、目的とする洗浄効果も
低下し、水性洗浄液の分離性が悪化した。また、残留水
分量は、9,800重量ppmであり、残留水分量も多
いことがわかった。その結果は、表1及び表2に示す。
【0037】[比較例2]転相時の混合器として、オリ
フィスを使用し、攪拌動力を0.49kW・hr/m3
とした以外は、実施例1と同様に実施した。その結果
は、表1及び表2に示す。
【0038】[比較例3]転相時の混合器として、ライ
ンミキサーを使用し、攪拌動力を0.143kW・hr
/m3 とした以外は、実施例1と同様に実施した。その
結果は、表1及び表2に示す。
【0039】[比較例4]転相時の混合器として、オリ
フィスを使用し、攪拌動力を0.0054kW・hr/
3 とした以外は、実施例1と同様に実施した。攪拌動
力が低く、転相時に加えた水性洗浄液が十分に混合され
ず、油中水型分散相と水中油型分散相が共存するような
状態で、十分な分離ができていなかった。その結果は、
表1及び表2に示す。
【0040】[実施例4]実施例1において、アルカリ
洗浄を行った粗製ポリカーボネート有機溶剤溶液中のト
リエチルアミンを測定したところ、32重量ppmであ
ったので、これをさらに酸洗浄することとした。この場
合の水性洗浄液には、塩酸でpH=2.0に調整したも
のを使用し、表1に示す実施例1と同様な条件で、洗浄
を実施した。その結果、前記の分離の所要時間は3分で
あり、有機溶剤溶液相中のトリエチルアミンは0.1重
量ppmに低減され、また、水分量は、2,100重量
ppmに低減された。トリエチルアミンの測定は、ガス
クロマトグラフィー(島津製作所製GC−14A型、カ
ラム:PEG−2000型)で行った。その結果は、表
1及び表2に示す。
【0041】[実施例5]転相時の混合器として、スタ
ティックミキサー (住友重機械工業製スルザースタティ
ックミキサー、内径10mmφ、エレメント数24)を
使用し、攪拌動力を0.082kW・hr/m3 とした
以外は、実施例4と同様に実施した。その結果は、表1
及び表2に示す。
【0042】[実施例6]転相時に供給する水性洗浄液
として、静置分離槽で分離した水性洗浄液のリサイクル
を使用し、また、その供給速度を36リットル/hrと
し、水相比を30容量%とした以外は、実施例4と同様
に実施した。その結果は、表1及び表2に示す。
【0043】[実施例7]洗浄時のラインミキサーの回
転数を4,000rpm、塩酸でpH=2.0に調整し
た水性洗浄液の供給速度を35リットル/hr、水相比
を15容量%とし、また、転相時の水性洗浄液の供給速
度を98リットル/hrとした以外は、実施例4と同様
に実施した。その結果は、表1及び表2に示す。
【0044】[実施例8]転相時の混合器として、ライ
ンミキサーと使用し、攪拌動力を0.080kW・hr
/m3 とした以外は、実施例7と同様に実施した。その
結果は、表1及び表2に示す。
【0045】[比較例5]転相時の混合器として、オリ
フィスを使用し、攪拌動力を0.49kW・hr/m3
とした以外は、実施例4と同様に酸洗浄を行った。この
結果、転相時の攪拌動力が大きいと洗浄性及び分離性が
低下することがわかった。その結果は、表1及び表2に
示す。
【0046】[比較例6]転相時に供給する水性洗浄液
として、静置分離槽で分離した水性洗浄液のリサイクル
を使用し、その供給速度を36リットル/hrとし、水
相比を30容量%とした以外は、比較例5と同様に実施
した。その結果は、表1及び表2に示す。
【0047】[比較例7]転相時の混合器として、ライ
ンミキサーを使用し、攪拌動力を0.143kW・hr
/m3 とした以外は、実施例4と同様に実施した。その
結果は、表1及び表2に示す。
【0048】[比較例8]転相時の混合器として、オリ
フィスを使用し、攪拌動力を0.0054kW・hr/
3 とした以外は、実施例4と同様に実施した。攪拌動
力が低く、転相時に加えた水性洗浄液が十分に混合され
ず、油中水型分散相と水中油型分散相が共存するような
状態で、十分な分離ができていなかった。その結果は、
表1及び表2に示す。
【0049】[比較例9]転相時に供給する水性洗浄液
として、静置分離槽で分離した水性洗浄液のリサイクル
を使用し、その供給速度は36リットル/hrとし、水
相比を30容量%とし、また、攪拌を実施しなかった以
外は、実施例4と同様に実施した。水中油型分散相が形
成しなかった。その結果は、表1及び表2に示す。
【0050】[実施例9]実施例4において、酸洗浄を
行った粗製ポリカーボネート有機溶剤溶液中のNa分、
Fe分をそれぞれ測定したところ、1重量ppm、0.
8重量ppmであったので、これをさらに純水で洗浄す
ることとした。表1に示す実施例1と同様な条件で純水
洗浄を実施した。その結果、前記の分離の所要時間は3
分で、有機溶剤溶液相中のNa分、Fe分は、それぞれ
0.05重量ppm、0.01重量ppmに低減され、
また、水分量は、1,900重量ppmに低減された。
Na分の測定は、イオンクロマト法(横河電機製ICP
S−9000型、カラム:ICS−C15型)で行っ
た。また、Fe分の測定は、原子吸光法(日立製作所製
Z8100型、光源:日立ホローカソードランプHLA
−4型)で行った。その結果は、表1及び表2に示す。
【0051】[実施例10]転相時の混合器として、ス
タティックミキサー (住友重機械工業製スルザースタテ
ィックミキサー、内径10mmφ、エレメント数8)を
用いて、攪拌動力を0.027kW・hr/m3 とした
以外は、実施例9と同様に実施した。その結果は、表1
及び表2に示す。
【0052】[実施例11]洗浄時のラインミキサー回
転数を4000rpm、純水の供給速度を35リットル
/hr、水相比を15容量%とし、また、転相時の混合
器として、ラインミキサーを使用し、その回転数を80
0rpmとしたことと転相時に供給する水性洗浄液とし
て、静置分離槽で分離した水性洗浄液のリサイクルを使
用し、その供給速度を98リットル/hrとした以外
は、実施例9と同様に実施した。その結果は、表1及び
表2に示す。
【0053】[比較例10]転相時の混合器として、オ
リフィスを使用し、攪拌動力を0.544kW・hr/
3 とした以外は、実施例9と同様に純水洗浄を行っ
た。この結果、転相時の攪拌動力が大きいと洗浄性及び
分離性が低下することがわかった。その結果は、表1及
び表2に示す。
【0054】[比較例11]洗浄時のラインミキサー回
転数を4,000rpmとした以外は、比較例10と同
様に純水洗浄を行った。その結果は、表1及び表2に示
す。
【0055】〔比較例12〕転相時の混合器として、ラ
インミキサーを使用し、攪拌動力を0.143kW・h
r/m3 とした以外は、実施例9と同様に実施した。そ
の結果は、表1及び表2に示す。
【0056】[比較例13]転相時の混合器として、オ
リフィスを使用し、攪拌動力を0.0054kW・hr
/m3 とした以外は、実施例9と同様に実施した。攪拌
動力が低く、転相時に加えた水性洗浄液が十分に混合さ
れず、油中水型分散相と水中油型分散相が共存するよう
な状態で、十分な分離ができていなかった。その結果
は、表1及び表2に示す。
【0057】[比較例14]洗浄時のラインミキサー回
転数を4,000rpmとし、転相時に攪拌を行わなか
った以外は、実施例9と同様に純水洗浄を行った。水中
油型分散相が形成しなかった。その結果は、表1及び表
2に示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【発明の効果】本発明に係るポリカーボネート有機溶剤
溶液の洗浄方法によれば、微小な分散液滴粒径を形成し
うるような攪拌動力を与え、油中水型分散相を形成させ
ることで、ポリカーボネート有機溶剤溶液中の不純物を
分散相である水性洗浄液中に効率よく溶出させ、ついで
必要量の水性洗浄液を添加し、また、これを転相させる
に十分で、且つ、相分離後のポリカーボネート有機溶剤
溶液中の水分量を最小とする近傍の攪拌動力を与え、水
中油型分散相を形成させることで、分液性をよりよく改
善させ、分液の所要時間が短縮できる。
【0061】また、分離槽として静置分離槽を用いるこ
とで、設備コストも最低限に抑えることができ、且つ、
前記の洗浄方法との組み合わせで、分離所要時間も低減
できる。これにより、熱安定性、耐スチーム性及び透明
性等に優れたポリカーボネート樹脂原料を製造するため
の効率的なポリカーボネート有機溶剤溶液の洗浄が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【符号の説明】
図1は、本発明の実施に使用される装置の一例を示す略
図である。 1・・・粗製ポリカーボネート有機溶剤溶液導入管、2
・・・水性洗浄液導入管、3・・・ラインミキサー、4
・・・水性洗浄液供給管、5・・・分離水リサイクル
系、6・・・オリフィスミキサーまたはスタティックミ
キサー、7・・・静置分離槽、8・・・水性洗浄液相、
9・・・有機溶剤溶液相、10・・・輸送ポンプ、11
・・・排水系への抜き出し管、12・・・次工程への供
給管。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施に使用される装置の一
例を示す略図である。
【符号の説明】 1・・・粗製ポリカーボネート有機溶剤溶液導入管、2
・・・水性洗浄液導入管、3・・・ラインミキサー、4
・・・水性洗浄液供給管、5・・・分離水リサイクル
系、6・・・オリフィスミキサーまたはスタティックミ
キサー、7・・・静置分離槽、8・・・水性洗浄液相、
9・・・有機溶剤溶液相、10・・・輸送ポンプ、11
・・・排水系への抜き出し管、12・・・次工程への供
給管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 栄蔵 千葉県市原市姉崎海岸1番地1 出光石油 化学株式会社内 (72)発明者 田中 洋 千葉県市原市姉崎海岸1番地1 出光石油 化学株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不純物を含むポリカーボネート有機溶剤
    溶液を水性洗浄液を用いて洗浄する方法において、
    (1)前記ポリカーボネート有機溶剤溶液と水性洗浄液
    とを水相比が1〜40容量%となるように混合し、形成
    される分散液滴粒径が100μm以下となる攪拌動力で
    これを攪拌し、油中水型分散相を形成させる第1工程
    と、(2)ついで、前記混合物に水相比が15〜90容
    量%となるように必要量の水性洗浄液をさらに添加し、
    これを転相させるために十分で、且つ、相分離後のポリ
    カーボネート有機溶剤溶液中の水分量を最小とする近傍
    の攪拌動力で攪拌し、水中油型分散相に転相させる第2
    工程と、(3)その後、ポリカーボネート有機溶剤溶液
    相と水性洗浄液相とに分離する分離工程からなることを
    特徴とするポリカーボネート有機溶剤溶液の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 ポリカーボネート濃度が6〜30重量%
    の範囲にある不純物を含むポリカーボネート有機溶剤溶
    液を水性洗浄液を用いて洗浄する方法において、(1)
    前記ポリカーボネート有機溶剤溶液と水性洗浄液とを水
    相比が1〜40容量%となるように混合し、これを0.
    1kW・hr/m3 を越える攪拌動力で攪拌し、油中水
    型分散相を形成させる第1工程と、(2)ついで、前記
    混合物に水相比が15〜90容量%となるように必要量
    の水性洗浄液をさらに添加し、これを0.01〜0.1
    0kW・hr/m3 の範囲の攪拌動力で攪拌し、水中油
    型分散相に転相させる第2工程と、(3)その後、ポリ
    カーボネート有機溶剤溶液相と水性洗浄液相とに分離す
    る分離工程からなることを特徴とするポリカーボネート
    有機溶剤溶液の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 ポリカーボネート有機溶剤溶液相と水性
    洗浄液相とを分離する分離工程が、静置分離方法である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のポリカーボ
    ネート有機溶剤溶液の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 攪拌する手段が、ラインミキサー、オリ
    フィスミキサーまたはスタティックミキサーであること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポリカー
    ボネート有機溶剤溶液の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 第2工程の水性洗浄液として、分離工程
    で分離された水性洗浄液の全部または一部をリサイクル
    して使用することを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載のポリカーボネート有機溶剤溶液の洗浄方法。
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