JPH0953319A - 木質床材 - Google Patents

木質床材

Info

Publication number
JPH0953319A
JPH0953319A JP20685395A JP20685395A JPH0953319A JP H0953319 A JPH0953319 A JP H0953319A JP 20685395 A JP20685395 A JP 20685395A JP 20685395 A JP20685395 A JP 20685395A JP H0953319 A JPH0953319 A JP H0953319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
wooden
wood
groove
grooves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20685395A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuki Kondo
伸樹 近藤
Takashi Hagiwara
孝志 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Woodtec Corp
Original Assignee
Asahi Woodtec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Woodtec Corp filed Critical Asahi Woodtec Corp
Priority to JP20685395A priority Critical patent/JPH0953319A/ja
Publication of JPH0953319A publication Critical patent/JPH0953319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 木質板の溝の上側部分の破損による不快な踏
み鳴り、木質板の谷反り、およびそれに伴う溝の上側部
分の折れ曲がりによる条の表出が生じ難い上、生産効率
や製造コストの面でも優れている遮音性木質床材を提供
する。 【解決手段】 木質床材1 は、裏面に開口した複数の溝
4,5 を有する木質板2 と、木質板2 の下に配された緩衝
部材6 とよりなる。木質板2 は、上板2Aと下板2Bとを接
合してなり、溝4,5 を下板2Bに形成する。全部または一
部の溝4 の深さを、下板2Bの厚さとほぼ等しくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木質床材、とくに
遮音性を有する木質床材に関する。
【0002】なお、この明細書において、「遮音性」と
は、床衝撃音遮断性能をいう。
【0003】
【従来の技術】遮音性を有する木質床材としては、図3
に示すように、裏面に開口した複数の溝(4,5) を有する
木質板(22)と、木質板(22)の下に配された緩衝部材(6)
とよりなるものが広く知られている。また、木質板(22)
の表面には、通常、木質単板等の貼着や塗装等により化
粧層(3) が形成されている。
【0004】ここで、木質板(22)の溝(4,5) は、木質板
(22)に可撓性を付与して床下地に馴染ませ易くするとと
もに、遮音性を向上させるために、深く形成されている
ものが少なくない。例えば、特開平6−336814号
公報に開示されているように、木質板が5プライ合板よ
りなる場合、通常、上から2層目の単板まで達するよう
な深さの溝が形成されている。
【0005】また、図4に示すように、木質板(2) が上
板(2A)と下板(2B)とよりなり、下板(2B)に裏面に開口し
た溝(4) が形成され、上板(2A)と下板(2B)との間に弾性
シート材または緩衝シート材(33)が介在されている木質
床材(31)も、従来より知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の木質床材のうち、図3に示す木質床材(21)につ
いては、次のような3つの問題があった。即ち、木質床
材(21)の場合、木質板(22)における溝(4,5) の上側部分
が溝(4,5) のない部分に比べてかなり肉薄となるので、
その部分の曲げ強度が十分とはいえなかった。したがっ
て、施工された床材(21)の上を人が歩いて局部的な荷重
がかかると、木質板(22)の溝(4,5) の上側部分が破損し
て、ミシッという不快な音(以下、「踏み鳴り」とい
う。)を生じることがあった。
【0007】また、木質床材(21)の場合、木質板(22)に
谷反りを生じることが少なくなかった。このような谷反
りの原因としては、木質板(22)の含水率分布にバラツキ
があること、複数の深い溝(4,5) の形成により木質板(2
2)のバランスが損なわれていること、木質板(22)の表面
に形成された化粧層(3) により木質板(22)の上下間のバ
ランスが損なわれていること等が考えられる。そして、
上述のように木質板(22)に谷反りが生じると、木質板(2
2)と緩衝部材(6) との接合や木質床材(21)の床下地への
接着施工が行ない難いという問題がある。また、谷反り
した木質床材(21)は、施工し難いだけでなく、施工後そ
の一部が床下地から剥れて浮き上がるという問題があっ
た。
【0008】さらに、複数の深い溝(4,5) が形成された
直後の木質板(22)は、瞬間的に谷反り傾向を示すが、深
い溝(4,5) によって剛性が弱くなっているので、平面上
に載置するとその自重によってフラットになることがあ
り、そのさい曲げ強度の不十分な溝(4,5) の上側部分が
溝(4,5) の長さ方向に沿って折れ曲がってしまうことが
あった。また、谷反りした状態の木質板(22)を緩衝部材
(6) と接合するさい、さらには谷反りした状態の木質床
材(21)を床下地に接着施工するさいにも、木質板(22)の
溝(4,5) の上側部分が溝(4,5) の長さ方向に沿って折れ
曲がる場合があった。これらの場合には、木質床材(21)
表面に折れ曲がり部の条が現れ、美観上好ましくなかっ
た。
【0009】一方、図4に示す木質床材(31)の場合、上
述した谷反りの問題や折れ曲がり部の条の表出の問題に
ついては、上板(2A)と下板(2B)との間に弾性シート材ま
たは緩衝シート材(33)が介在されることにより幾分解消
されている。しかし、溝(4)の深さが下板(2B)の厚さよ
りもやや浅くなされている上、下板(2B)がいずれも弾性
に富む弾性シート材または緩衝シート材(33)と緩衝部材
(6) とで挟まれているので、施工された木質床材(31)の
上を人が歩くと、曲げ強度が少ない下板(2B)の溝(4) の
上側部分が破損し、木質床材(21)の場合と同様に踏み鳴
りを生じるという問題があった。また、木質床材(31)の
場合、弾性シート材または緩衝シート材(33)の分だけ使
用する材料が増え、製造工程も多くなるので、生産効率
や製造コストの面で好ましくなかった。
【0010】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであって、請求項1記載の発明の目的は、木質板の
溝の上側部分の破損による不快な踏み鳴り、木質板の谷
反り、およびそれに伴う溝の上側部分の折れ曲がりによ
る条の表出が生じ難い上、生産効率や製造コストの面で
も優れている遮音性木質床材を提供することにあり、ま
た、請求項2記載の発明の目的は、木質板さらには木質
床材の谷反りをより一層軽減させることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のうち請求項1記載の発明は、裏面に開口
した複数の溝を有する木質板と、木質板の下に配された
緩衝部材とよりなる木質床材において、木質板が、上板
と下板とが接合されてなり、溝が下板に形成され、全部
または一部の溝の深さが下板の厚さとほぼ等しくなされ
ているものである。
【0012】ここで、「ほぼ等しい」とは、溝の深さが
下板の厚さと一致する場合および溝の深さが下板の厚さ
よりもやや小さい場合をいう。
【0013】上記の木質床材によれば、木質板における
各溝の上側部分には、溝が形成された下板とは別の上板
が存在するので、単体の木質板に深い溝が形成された場
合と比べて、同部分の曲げ強度が向上する。また、溝が
形成されていない上板は、板としてのバランスが損なわ
れていないため、反りが生じ難く、したがって、木質
板、さらには木質床材に反りが生じるのが軽減される。
さらに、上記のように木質板としての曲げ強度が上板に
依存できるため、下板の厚さとほぼ等しい深さの溝を下
板に形成することができ、その結果、施工された木質床
材の上を人が歩いたさいにも、破損するおそれのある箇
所が少なく、踏み鳴りが生じ難い。
【0014】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の木質床材における木質板の上板と下板との間にシー
ト材が介在されているものである。
【0015】上記の木質床材によれば、木質板の表面、
即ち、上板の表面に化粧層が形成されている場合でも、
化粧層とシート材との間でバランスがとれるため、上板
が反り難くなり、したがって、木質板、さらには木質床
材に反りが生じるのがより一層軽減される。また、施工
後に、床材表面の化粧層が、室内の温度や湿度の変化の
影響を受けて収縮した場合でも、シート材が抗張材とし
て機能することにより上板の谷反りが軽減され、ひいて
は木質床材の谷反りが軽減される。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
および図2を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明のうち請求項1記載の発明
の実施の形態を示すものであり、図示の木質床材(1)
は、裏面に開口した複数の溝(4,5) を有する木質板(2)
と、木質板(2) の下に配された緩衝部材(6) とよりな
る。木質板(2) は、上板(2A)と下板(2B)とが接合されて
なる。下板(2B)には、これの幅方向にのびる複数の横溝
(4) と、長さ方向にのびる複数の縦溝(5) とが形成され
ており、横溝(4) の深さが下板(2B)の深さとほぼ等しく
なされている。上板(2A)の表面には、化粧層(3) が形成
されている。
【0018】上板(2A)の材料としては、合板、中質繊維
板(MDF)、パーティクルボード、ハードボード等が
挙げられるが、表面への化粧および接合用加工の容易性
ならびに曲げ強度を考慮して、合板または中質繊維板が
好適に用いられる。合板の場合、3プライ以上のものが
好ましい。合板は、偶数プライのものであってもよく、
その場合、各層の単板の繊維方向が交互に直交するもの
であっても、一部の隣接する層の単板同士の繊維方向が
互いに平行になるものであってもよい。また、上板(2A)
は、上下2層で構成されるとともに、両層の間に、例え
ば、高密度軟質シートや発泡倍率1.5倍〜6倍の低発
泡体シートが介在せられたものでもよい。上板(2A)の厚
さは、好適には1.5〜7.5mmの範囲、より好適に
は2.4〜5.5mmの範囲で設定される。遮音性の面
からいえば上板(2A)は薄い程良いが、厚さ1.5mm未
満とすると、曲げ強度が不十分となって人が歩行するさ
いに溝(4,5) の上側部分が破損するおそれがあり、一
方、厚さ7.5mmを越えると、床材としての剛性が高
くなりすぎて遮音性が低下するおそれがあるからであ
る。
【0019】下板(2B)は、上板(2A)の材料の中から適当
に選ばれるが、溝加工や接合用加工が容易で加工仕上り
が良く、パーティクルボードやハードボードの場合より
も優れた強度の接合部が得られる合板または中質繊維板
が好適に用いられる。なお、合板は、割れや抜け節等の
欠陥が多く、通常化粧用台板合板として使用できない針
葉樹製合板やラワン合板であってもよい。また、欠陥の
多いパーティクルボードや針葉樹製合板等の周縁部に、
加工が容易で、接合部の仕上りが良く、強度も相対的に
強い合板や中質繊維板を配してなるものを用いてもよ
い。下板(2B)の厚さは、上板(2A)の厚さや木質床材(1)
全体の厚さとの関連において決定されるが、2.5〜1
5mmの範囲が適当である。下板(2B)にはその厚さとほ
ぼ同じ深さの溝(4) が形成されるためか、下板(2B)の厚
さが上記範囲であれば、他の条件を一致させる限り遮音
性がほとんど変わらないことが判明した。もっとも、接
合用加工の点からみれば、上板(2A)と下板(2B)とを合わ
せた厚さが5mm以上となるように、下板(2B)の厚さを
設定するのが好ましい。なお、上板(2A)および下板(2B)
が共に合板よりなる場合、上板(2A)の表単板の繊維方向
と下板(2B)の表単板の繊維方向とは、互いに平行であっ
ても交差していてもよい。
【0020】化粧層(3) は、木質単板、挽き板、コル
ク、模様が印刷された紙や合成樹脂シート等を上板(2A)
の表面に貼着したり、塗装を施したりすることによって
形成される。なお、上板(2A)が合板よりなり、化粧層
(3) が木質単板よりなる場合、木質単板のヒワレを防ぐ
ために、不織布、紙、布等の薄いシートを両者の間に介
在させたり、また、合板の表単板と木質単板の繊維方向
が互いに直交するように貼着するようにしてもよい。
【0021】図1の木質床材(1) においては、横溝(4)
と縦溝(5) とが格子状に形成されているが、横溝(4) お
よび縦溝(5) のうちいずれか一方のみを形成するように
してもよい。溝の深さは、踏み鳴りや遮音性等の点から
みれば、下板(2B)の厚さと一致させるのが最適である。
但し、上板(2A)に溝が達することは、上板(2A)の強度を
損ない、踏み鳴りを発生させる要因となるので、好まし
くない。したがって、現状の溝加工の精度を考慮すれ
ば、厚さ1.2mm以下、好適には厚さ0.6mm以下
の残存部を下板(2B)に設けるようにするのが実際上望ま
しいと考えられる。なお、溝の深さは必ずしも全て同じ
にする必要はなく、例えば、図1のように縦横に格子状
に溝を形成する場合、横溝(4) の深さと縦溝(5) の深さ
が異なるようにしてもよい。但し、横溝(4) と縦溝(5)
を形成する場合、好適には、少なくとも横溝(4) の深さ
が下板(2B)の厚さとほぼ等しいものとなされる。溝幅
は、好適には0.7〜3.5mm、より好適には0.8
〜3.0mmの範囲で設定される。溝は、その深さが下
板(2B)の厚さとほぼ等しいものとなされるため、溝幅が
3.5mmを越えると、溝の上側部分の上板(2A)が歩行
時等に破損するおそれがある一方、溝幅が0.7mm未
満であると、遮音性を維持するために溝の数を増やす必
要があり、また、切削加工用刃物の刃先を薄くする必要
があって、これにより回転切削中に刃物の横振れが大き
くなるので、溝付け状態の管理および刃物管理が難しく
なるからである。隣り合う溝間の間隔は、好適には5〜
50mm、より好適には8〜30mmとなされる。遮音
性や床下地への馴染み易さという点からみれば、溝間の
間隔は狭い程良いが、5mm未満では木質板(2) の強度
が不十分となる一方、50mmを越えると遮音性の効果
が十分とはいえず、遮音等級L−45やL−50のレベ
ルを達成し難くなるからである。溝間の間隔は、必ずし
も等間隔である必要はなく、適宜に間隔を変えてもよ
い。なお、化粧層(3) 表面に溝が施されている場合に
は、上板(2A)の破損を防止するために、化粧層(3)の溝
と下板(2B)の溝(4,5) とが一致しないようにするのが好
ましい。下板(2B)裏面に占める溝(4,5) の面積比率は、
好適には5〜30%、より好適には9〜22%である。
5%未満であると溝の存在による遮音性等の効果が十分
に発揮されない一方、30%を越えると木質板(2) の強
度が不十分となるからである。
【0022】緩衝部材(6) には、発泡体や繊維物質等の
公知の緩衝材が、単独で、あるいは複数のものを組み合
わせて用いられる。発泡体としては、ポリエチレン、ポ
リプロビレン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン等の合成
樹脂、天然ゴム、合成ゴムを材料とする各発泡体や、こ
れらのうちから数種類を組み合わせてなるものが挙げら
れ、発泡倍率は通常10〜50倍となされる。また、材
料や発泡倍率、発泡形態(独立気泡、連続気泡)の異な
る数種類の発泡体を組合わせてなるものを用いてもよ
い。繊維物質としては、インシュレーションボード、ガ
ラス繊維、ポリエステル、ナイロン(商標)、ポリプロ
ピレン等の不織布、フェルト、カーペット等が挙げられ
るが、これらの材料にアスファルトピッチ等の撥水剤や
硬化後にも弾性を有するウレタン樹脂等の合成樹脂を含
浸させてなるものが用いられてもよい。なお、ガラス繊
維や不織布等については、木質板(2) と接着するさいに
接着剤が完全に浸透して緩衝性が損なわれるという問題
があるため、単独で使用する場合は厚さ4mm以上、他
の材料と組み合せて使用する場合は厚さ1mm以上とす
るのが好ましい。また、鉄、鉛等の金属粉末、炭酸カル
シウム、硫酸バリウム等の無機質粉末を混入してなる塩
化ビニル系、合成ゴム系、アスファルト系等の材料から
なる高比重(1.0以上)の軟質シートを、上記の材料
と組み合わせて用いるようにしてもよい。また、床下地
への接着施工のさいの接着剤の浸透による緩衝部材(6)
の緩衝性の低下を防ぐため、緩衝部材(6) と床下地との
間に、木質単板、不織布、ポリエチレンやポリプロピレ
ン等のポリオレフィン系樹脂シート等を介在させるよう
にしてもよい。緩衝部材(6) の形状としては、平板状の
ものの他、上面および下面のうち少なくともいずれか一
方に多数の凹凸が形成されたものであってもよい。緩衝
部材(6) の厚さは、3〜7mmが一般的である。
【0023】上記の木質床材(1) は、例えば次のように
して製造される。即ち、まず、上板(2A)を下板(2B)に接
着した後、上板(2A)の表面に化粧層(3) を形成して木質
板(2) を構成し、次に、この木質板(2) の周縁部に接合
用加工を施し、必要に応じて着色・塗装処理を行なった
後、木質板(2) の下板(2B)に溝(4,5) を形成し、最後
に、木質板(2) の裏面に緩衝部材(6) を接着する。ここ
で、接着は、冷圧、熱圧のいずれによるものでもよく、
また、高周波を利用したものであってもよく、任意に選
択できる。なお、木質床材(1) の製造工程や製造方法
は、上記例示のものに限定されず、その他のものであっ
てももちろんよい。
【0024】そして、施工の場合は、例えば、床下地ま
たは木質床材(1) の裏面に、エポキシ系樹脂等の施工用
接着剤を塗布し、木質床材(1) を床下地に順次敷設して
いく。なお、このさい隣り合う木質床材(1) 同士の接合
部を施工用接着剤で部分的あるいは全体的に接着するよ
うにしてもよい。
【0025】図2は、本発明のうち請求項2記載の発明
の実施の形態を示すものである。図2において、木質床
材(11)は、木質板(2) の上板(2A)と下板(2B)との間にシ
ート材(7) が介在されている点を除いて、図1の木質床
材(1) と同じである。
【0026】シート材(7) は、木質床材(11)表面の化粧
層(3) とのバランスが良く、また、上板(2A)の谷反りの
動きに抗し得るものが好ましく、具体的には、紙、不織
布、合成樹脂含浸紙や、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体といった熱可塑性樹脂等からなる合成樹脂
層の両面に同種類または異なる種類の紙、不織布等を配
してなる3層シート、木質単板等が挙げられる。シート
材(7) の厚さは、35μm〜0.4mmの範囲が好まし
い。35μm未満では、化粧層(3) とのバランスがとれ
ず、一方、0.4mmを越えても、谷反り防止効果に大
差がないので製造コストの面から好ましくなく、しかも
層間剥離のおそれがあるからである。化粧層(3) が木質
単板よりなる場合、シート材(7) の引張り強さ(JIS
・P8113に準じる)は、好適には幅15mm当り4
kgf以上、より好適には5kgf以上であることが要
求される。但し、シート材(7) に木質単板を用いる場合
は、化粧層(3) と同じ性質を有するので、必ずしも上記
の引張り強さを満たす必要はない。
【0027】上記の木質床材(11)は、木質床材(1) とほ
ぼ同様にして製造され施工されるが、シート材(7) は、
上板(2A)と下板(2B)のうちいずれに先に接着してもよ
い。
【0028】
【実施例】次に、本発明の実施例を比較例とともに説明
する(図1〜図3参照)。
【0029】実施例1 この実施例の木質床材(1) は、厚さ2.5mmの3プラ
イ合板よりなる上板(2A)と厚さ8.5mmの針葉樹製3
プライ合板よりなる下板(2B)とを接着して得られた木質
板(2) の裏面に、発泡倍率45倍で連続発泡により形成
された厚さ2.0mmの上部合成樹脂発泡体と発泡倍率
30倍で独立発泡により形成された厚さ2.5mmの下
部合成樹脂発泡体とよりなる緩衝部材(6) が接着されて
なり、その幅は145mm、長さは909mmである
(図1参照)。木質板(2) の表面には、表面にウレタン
樹脂塗装が施された厚さ0.25mmのナラ単板が接着
せられて化粧層(3) が形成されている。木質板(2) の裏
面には、木質板(2) の幅方向にのびる幅1.5mm、深
さ8.0mmの横溝(4) が、木質板(2) の長さ方向に1
2.5mm間隔おきに切削形成されるとともに、木質板
(2) の長さ方向にのびる幅1.5mm、深さ5.0mm
の縦溝(5) が、木質板(2) の幅方向に16.0mm間隔
おきに切削形成されている。また、木質板(2) の周縁部
には、本実加工が施されている(図示略)。そして、木
質床材(1) は、接着工法により床下地に施工されてい
る。
【0030】実施例2 この実施例の木質床材(11)は、上板(2A)と下板(2B)との
間に、耐熱性ポリエチレンシートの両面に紙を熱融着し
てなりかつ引張り強さ(JIS・P8113に準じる)
が幅15mm当り5.5kgfである3層シートよりな
るシート材(7)を介在させてなること以外、実施例1と
同じである(図2参照)。
【0031】実施例3 この実施例の木質床材(11)は、下板(2B)が厚さ5.5m
mのラワン製5プライ合板よりなり、横溝(4) の深さが
5.0mm、縦溝(5) の深さが3.5mmであること以
外、実施例2と同じである(図2参照)。
【0032】実施例4 この実施例の木質床材(11)は、上板(2A)が厚さ2.7m
mの中質繊維板よりなり、シート材(7) が厚さ0.25
mmの木質単板よりなること以外、実施例2と同じであ
る(図2参照)。
【0033】比較例 比較例の木質床材(21)は、実施例3の木質床材(11)にお
いて、木質板(22)を厚さ9.0mmのラワン製5プライ
合板により構成し、横溝(4) の深さを6.0mm、縦溝
(5) の深さを4.5mmとしたものである(図3参
照)。
【0034】上記実施例1〜4および比較例について、
谷反りの有無、遮音性、表面の状態および踏み鳴りの有
無を観察、測定したところ、次のような結果が得られ
た。
【0035】まず、緩衝部材(6) に接着する前の状態の
木質板(2,22)について、その長さ方向の谷反りの有無を
観察したところ、実施例1および比較例については、僅
かに谷反りしているものが多かったが、その他について
は、谷反りのないものがほとんどであり、僅かに谷反り
しているものが少数あった。また、木質板(2,22)に緩衝
部材(6) を接着した木質床材(1,11,21) の状態では、上
記と同様の傾向がみられたが、施工上の問題はなかっ
た。
【0036】遮音性に関し、JIS・A1418に準じ
て軽量衝撃音テストを行なったところ、実施例1〜4お
よび比較例のいずれについても、遮音等級L−45レベ
ルの測定結果が得られた。
【0037】施工後の各木質床材(1,11,21) の表面を観
察したところ、比較例のみに、溝(4,5) の上側部分の折
れ曲がりによる条が表面に多数現われていた。
【0038】施工後の各木質床材(1,11,21) の上を歩行
したところ、比較例のみに、溝(4,5) の上側部分の破壊
によるミシッという踏み鳴りが発生した。
【0039】
【発明の効果】本発明のうち請求項1記載の発明によれ
ば、木質板における各溝の上側部分に、溝が形成された
下板とは別の上板が存在するため、単体の木質板に深い
溝が形成された場合と比べて、同部分の曲げ強度が向上
し、また、溝が形成されない上板は、板としてのバラン
スが損なわれていないため、反りが生じ難くなり、さら
に、上記のように木質板としての曲げ強度が上板に依存
できるため、下板の厚さとほぼ等しい深さの溝を下板に
形成することができ、その結果、施工された木質床材の
上を人が歩いたさいに破損するおそれのある箇所が少な
い。したがって、上記発明によれば、木質板の溝の上側
部分の破損による不快な踏み鳴り、木質板の谷反りおよ
びそれに伴う溝の上側部分の折れ曲がりによる条の表出
が生じ難い木質床材が得られる上、図4に示す従来例と
比べると使用材料や製造工程も少なく生産効率や製造コ
ストの面でも有利である。
【0040】また、請求項2記載の発明によれば、上板
の表面に化粧層が形成されている場合でも、化粧層とシ
ート材との間でバランスがとれるとともに、シート材が
抗張材として機能するため、上板が反り難くなり、ひい
ては、木質床材に反りが生じるのがより一層軽減され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のうち請求項1記載の発明による木質床
材の実施の形態を示す部分拡大縦断面図である。
【図2】本発明のうち請求項2記載の発明による木質床
材の実施の形態を示す部分拡大縦断面図である。
【図3】従来の木質床材を示す部分拡大縦断面図であ
る。
【図4】従来の他の木質床材を示す部分拡大縦断面図で
ある。
【符号の説明】
(1) …木質床材 (2) …木質板 (2A)…上板 (2B)…下板 (4) …横溝 (5) …縦溝 (6) …緩衝部材 (7) …シート材 (21)…木質床材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 15/18 602 8702−2E E04F 15/18 602F 15/20 8702−2E 15/20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に開口した複数の溝(4,5) を有する
    木質板(2) と、木質板(2) の下に配された緩衝部材(6)
    とよりなる木質床材において、木質板(2) が、上板(2A)
    と下板(2B)とが接合されてなり、溝(4,5) が下板(2B)に
    形成され、全部または一部の溝(4) の深さが下板(2B)の
    厚さとほぼ等しくなされている木質床材。
  2. 【請求項2】 木質板(2) の上板(2A)と下板(2B)との間
    に、シート材(7) が介在されている請求項1記載の木質
    床材。
JP20685395A 1995-08-14 1995-08-14 木質床材 Pending JPH0953319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20685395A JPH0953319A (ja) 1995-08-14 1995-08-14 木質床材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20685395A JPH0953319A (ja) 1995-08-14 1995-08-14 木質床材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0953319A true JPH0953319A (ja) 1997-02-25

Family

ID=16530137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20685395A Pending JPH0953319A (ja) 1995-08-14 1995-08-14 木質床材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0953319A (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004537663A (ja) * 2001-07-27 2004-12-16 ベーリンゲ、イノベイション、アクチボラグ シール手段を持つフロアパネル
JP2009150128A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 床材とその製造方法
JP2014066126A (ja) * 2012-09-10 2014-04-17 Asahi Woodtec Corp 木質床材
JP2014177808A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Pluswood Co Ltd 床材
US9222267B2 (en) 2006-01-12 2015-12-29 Valinge Innovation Ab Set of floorboards having a resilient groove
US9249581B2 (en) 2009-09-04 2016-02-02 Valinge Innovation Ab Resilient floor
JP2016053280A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 永大産業株式会社 木質系床材
US9314936B2 (en) 2011-08-29 2016-04-19 Valinge Flooring Technology Ab Mechanical locking system for floor panels
US9410328B2 (en) 2003-02-24 2016-08-09 Valinge Innovation Ab Floorboard and method for manufacturing thereof
US9605436B2 (en) 2003-12-02 2017-03-28 Valinge Innovation Ab Floorboard, system and method for forming a flooring, and a flooring formed thereof
US10059084B2 (en) 2014-07-16 2018-08-28 Valinge Innovation Ab Method to produce a thermoplastic wear resistant foil
JP2018168682A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 東リ株式会社 土間用床材
US10301830B2 (en) 2013-03-25 2019-05-28 Valinge Innovation Ab Floorboards provided with a mechanical locking system
US10486399B2 (en) 1999-12-14 2019-11-26 Valinge Innovation Ab Thermoplastic planks and methods for making the same
JP2020165290A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 大建工業株式会社 防音床材
US10975580B2 (en) 2001-07-27 2021-04-13 Valinge Innovation Ab Floor panel with sealing means
KR102496059B1 (ko) * 2022-05-31 2023-02-06 주식회사 멜텍 복합 구조의 마루 바닥재
US11725395B2 (en) 2009-09-04 2023-08-15 Välinge Innovation AB Resilient floor
US12215505B2 (en) 2009-09-04 2025-02-04 Välinge Innovation AB Resilient floor

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10486399B2 (en) 1999-12-14 2019-11-26 Valinge Innovation Ab Thermoplastic planks and methods for making the same
JP2004537663A (ja) * 2001-07-27 2004-12-16 ベーリンゲ、イノベイション、アクチボラグ シール手段を持つフロアパネル
US10975580B2 (en) 2001-07-27 2021-04-13 Valinge Innovation Ab Floor panel with sealing means
US9410328B2 (en) 2003-02-24 2016-08-09 Valinge Innovation Ab Floorboard and method for manufacturing thereof
US10137659B2 (en) 2003-02-24 2018-11-27 Valinge Innovation Ab Floorboard and method for manufacturing thereof
US9605436B2 (en) 2003-12-02 2017-03-28 Valinge Innovation Ab Floorboard, system and method for forming a flooring, and a flooring formed thereof
US9222267B2 (en) 2006-01-12 2015-12-29 Valinge Innovation Ab Set of floorboards having a resilient groove
US9765530B2 (en) 2006-01-12 2017-09-19 Valinge Innovation Ab Floorboards comprising a decorative edge part in a resilient surface layer
US10450760B2 (en) 2006-01-12 2019-10-22 Valinge Innovation Ab Floorboards comprising a decorative edge part in a resilient surface layer
US11702847B2 (en) 2006-01-12 2023-07-18 Valinge Innovation Ab Floorboards comprising a decorative edge part in a resilient surface layer
US11066836B2 (en) 2006-01-12 2021-07-20 Valinge Innovation Ab Floorboards comprising a decorative edge part in a resilient surface layer
JP2009150128A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 床材とその製造方法
US12215505B2 (en) 2009-09-04 2025-02-04 Välinge Innovation AB Resilient floor
US9249581B2 (en) 2009-09-04 2016-02-02 Valinge Innovation Ab Resilient floor
US11725395B2 (en) 2009-09-04 2023-08-15 Välinge Innovation AB Resilient floor
US9314936B2 (en) 2011-08-29 2016-04-19 Valinge Flooring Technology Ab Mechanical locking system for floor panels
US12209417B2 (en) 2011-08-29 2025-01-28 Ceraloc Innovation Ab Mechanical locking system for floor panels
JP2014066126A (ja) * 2012-09-10 2014-04-17 Asahi Woodtec Corp 木質床材
JP2014177808A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Pluswood Co Ltd 床材
US10301830B2 (en) 2013-03-25 2019-05-28 Valinge Innovation Ab Floorboards provided with a mechanical locking system
US11898356B2 (en) 2013-03-25 2024-02-13 Välinge Innovation AB Floorboards provided with a mechanical locking system
US10493731B2 (en) 2014-07-16 2019-12-03 Valinge Innovation Ab Method to produce a thermoplastic wear resistant foil
US10059084B2 (en) 2014-07-16 2018-08-28 Valinge Innovation Ab Method to produce a thermoplastic wear resistant foil
US12343966B2 (en) 2014-07-16 2025-07-01 Valinge Innovation Ab Method to produce a thermoplastic wear resistant foil
JP2016053280A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 永大産業株式会社 木質系床材
JP2018168682A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 東リ株式会社 土間用床材
JP2020165290A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 大建工業株式会社 防音床材
KR102496059B1 (ko) * 2022-05-31 2023-02-06 주식회사 멜텍 복합 구조의 마루 바닥재
KR20230166875A (ko) * 2022-05-31 2023-12-07 주식회사 멜텍 복합 구조의 마루 바닥재
KR20230166876A (ko) * 2022-05-31 2023-12-07 주식회사 멜텍 복합 구조의 마루 바닥재

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8234829B2 (en) Floor panel and method for the manufacture thereof
CN100447361C (zh) 用于地板的地板块
NL2013046B1 (en) Panel suitable for assembling a waterproof floor or wall covering, method of producing a panel.
JP3134142B2 (ja) 床材および床構造
JP2733641B2 (ja) 建築用板
JP3757302B2 (ja) 木質床材および床構造
US20060053739A1 (en) Methods of providing water protection to floor structures and floor structures formed by the same
JP3543165B2 (ja) 木質床材および床材用木質板の製造方法
JP3068380B2 (ja) 化粧床材
JPH10102743A (ja) 溝付き化粧板
JP2781027B2 (ja) 木質床材
JP2717917B2 (ja) 木質系防音床材
JP3538448B2 (ja) 化粧床材
JPH11172904A (ja) 建築用化粧板
JP2646187B2 (ja) 建築用材
JPH0726701A (ja) 床材用基板および床材
JP2793063B2 (ja) 建築用床材
JPH06240852A (ja) 木質系防音床板
JPH079950Y2 (ja) 木質床材
JP2003019770A (ja) 表面仕上材
JPH10273967A (ja) 防音床材
JPH04297654A (ja) パネル状床材
JP2793064B2 (ja) 建築用床材
JP2584044Y2 (ja) 上り框材
JP2584043Y2 (ja) 上り框材

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040316

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040511

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040615

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040907

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02