JPH0953420A - 内燃機関の弁装置 - Google Patents
内燃機関の弁装置Info
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- JPH0953420A JPH0953420A JP7204643A JP20464395A JPH0953420A JP H0953420 A JPH0953420 A JP H0953420A JP 7204643 A JP7204643 A JP 7204643A JP 20464395 A JP20464395 A JP 20464395A JP H0953420 A JPH0953420 A JP H0953420A
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内燃機関の効率の向上を図った弁装置を提供
すること。 【解決手段】 排気弁1の下面には燃焼室側に向って凸
状に湾曲した膨出部16が形成されており、排気弁1が
開弁した時、排出ガスが膨出部16の外周面に沿って円
滑に下流側へと流れるように、膨出部16の外表面は略
流線形状に形成されている。排気弁1の傘部17には複
数個の略螺旋状の溝18と壁20がステム3の軸心C2
を中心として軸対称に交互に配置され、且つステム3の
上部には平坦部19が形成され排気弁1は回転できない
ようになっている。排気弁1が開弁して膨出部16の外
表面を円滑に流れた排気ガスは傘部17に設けられた略
螺旋状の溝18に流れ込み、該溝18の曲面に沿って旋
回流となって旋回し排気ポート5の下流へと円滑に且つ
速やかに排出されるのでポンピングロスが減少する。
すること。 【解決手段】 排気弁1の下面には燃焼室側に向って凸
状に湾曲した膨出部16が形成されており、排気弁1が
開弁した時、排出ガスが膨出部16の外周面に沿って円
滑に下流側へと流れるように、膨出部16の外表面は略
流線形状に形成されている。排気弁1の傘部17には複
数個の略螺旋状の溝18と壁20がステム3の軸心C2
を中心として軸対称に交互に配置され、且つステム3の
上部には平坦部19が形成され排気弁1は回転できない
ようになっている。排気弁1が開弁して膨出部16の外
表面を円滑に流れた排気ガスは傘部17に設けられた略
螺旋状の溝18に流れ込み、該溝18の曲面に沿って旋
回流となって旋回し排気ポート5の下流へと円滑に且つ
速やかに排出されるのでポンピングロスが減少する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の弁装置
に係り、特に、排気ガスを円滑に流出させることができ
る排気弁を備え、更に、吸入ガスを円滑に吸入させるこ
とができる吸気弁をも備えた内燃機関の弁装置に関す
る。
に係り、特に、排気ガスを円滑に流出させることができ
る排気弁を備え、更に、吸入ガスを円滑に吸入させるこ
とができる吸気弁をも備えた内燃機関の弁装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関の弁装置のシリンダ上部
の断面図を図10に示す。図において、100は排気
弁、101はその傘部、102は排気弁100のステ
ム、103はバルブフェイス、105は末端部の排気ポ
ート、同じく106は吸気弁、107は末端部の吸気ポ
ートを示している。そして、シリンダ109内にはピス
トン110が往復動自在に嵌挿されており、シリンダ1
09の上部にはガスケットを介してシリンダヘッド11
1が固定されている。シリンダヘッド111の内部には
排気ポート105が形成されており、該排気ポート10
5の開口端には環状のバルブシート112が鋳込みや圧
入等の方法で取り付けられており、閉弁状態においては
そのバルブシート面に排気弁100のバルブフェイス1
03の外周縁が環状に密着して、排気ポート105と燃
焼室との間を遮断する。
の断面図を図10に示す。図において、100は排気
弁、101はその傘部、102は排気弁100のステ
ム、103はバルブフェイス、105は末端部の排気ポ
ート、同じく106は吸気弁、107は末端部の吸気ポ
ートを示している。そして、シリンダ109内にはピス
トン110が往復動自在に嵌挿されており、シリンダ1
09の上部にはガスケットを介してシリンダヘッド11
1が固定されている。シリンダヘッド111の内部には
排気ポート105が形成されており、該排気ポート10
5の開口端には環状のバルブシート112が鋳込みや圧
入等の方法で取り付けられており、閉弁状態においては
そのバルブシート面に排気弁100のバルブフェイス1
03の外周縁が環状に密着して、排気ポート105と燃
焼室との間を遮断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の排気弁100は
シリンダ109側に面する下面113が略平面状である
ため、排気行程においてガスが排出されるとき、図10
において点々範囲Aで示される下面113側の領域は速
度がほぼ0で圧力が高い、いわゆる死水域となる。一
方、排気ガスの下流側にあたる排気弁100の上面であ
る傘部101は吸気弁106の傘部108と同様の形状
であるため、吸気弁106としての吸入ガスの流入には
滑らかな形状で適しているといえるが、排気ガスが流出
するには傘部101が内側にえぐれすぎているため、図
10において渦の範囲Bで示される傘部101側の領域
では、排気ガス流が該傘部101の曲面まで追従するこ
とができず剥離してしまう。以上のことから、従来の排
気弁100では排気ガスの円滑な流出が妨げられ、内燃
機関の効率が悪化してしまうという問題点を有してい
た。
シリンダ109側に面する下面113が略平面状である
ため、排気行程においてガスが排出されるとき、図10
において点々範囲Aで示される下面113側の領域は速
度がほぼ0で圧力が高い、いわゆる死水域となる。一
方、排気ガスの下流側にあたる排気弁100の上面であ
る傘部101は吸気弁106の傘部108と同様の形状
であるため、吸気弁106としての吸入ガスの流入には
滑らかな形状で適しているといえるが、排気ガスが流出
するには傘部101が内側にえぐれすぎているため、図
10において渦の範囲Bで示される傘部101側の領域
では、排気ガス流が該傘部101の曲面まで追従するこ
とができず剥離してしまう。以上のことから、従来の排
気弁100では排気ガスの円滑な流出が妨げられ、内燃
機関の効率が悪化してしまうという問題点を有してい
た。
【0004】本発明は、従来技術の有する叙上の問題点
に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところ
は、排気ガスを円滑に流出させることができる排気弁を
備え、更に、吸入ガスを円滑に吸入させることができる
排気弁をも備えることによりいわゆるポンピングロスを
減少させて内燃機関の効率を向上させることができる弁
装置を提供しようとするものである。
に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところ
は、排気ガスを円滑に流出させることができる排気弁を
備え、更に、吸入ガスを円滑に吸入させることができる
排気弁をも備えることによりいわゆるポンピングロスを
減少させて内燃機関の効率を向上させることができる弁
装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、吸気ポートに設けられステムを有する吸
気弁と、排気ポートに設けられステムを有する排気弁と
を具備する内燃機関の弁装置において、上記排気弁の下
面には凸状に湾曲し外表面が略流線形状の曲面をなした
膨出部が形成されており、また上記排気弁の上面である
傘部には複数の略螺旋状の溝部と壁部とが上記ステムの
軸心を中心として軸対称に交互に配置されており、更
に、上記ステム上部には軸方向に延びた平坦部が形成さ
れ上記排気弁の回転を防止したことを特徴とするもので
ある。
決するために、吸気ポートに設けられステムを有する吸
気弁と、排気ポートに設けられステムを有する排気弁と
を具備する内燃機関の弁装置において、上記排気弁の下
面には凸状に湾曲し外表面が略流線形状の曲面をなした
膨出部が形成されており、また上記排気弁の上面である
傘部には複数の略螺旋状の溝部と壁部とが上記ステムの
軸心を中心として軸対称に交互に配置されており、更
に、上記ステム上部には軸方向に延びた平坦部が形成さ
れ上記排気弁の回転を防止したことを特徴とするもので
ある。
【0006】そして、上記吸気弁の下面には凸状に湾曲
し外表面が略流線形状の曲面をなした膨出部を形成し、
また上記吸気弁の上面である傘部には複数の略螺旋状の
溝部と壁部とを上記ステムの軸心を中心として軸対称に
交互に配置し、更に、上記ステム上部には軸方向に延び
た平坦部を形成して上記吸気弁の回転を防止することも
できる。
し外表面が略流線形状の曲面をなした膨出部を形成し、
また上記吸気弁の上面である傘部には複数の略螺旋状の
溝部と壁部とを上記ステムの軸心を中心として軸対称に
交互に配置し、更に、上記ステム上部には軸方向に延び
た平坦部を形成して上記吸気弁の回転を防止することも
できる。
【0007】また、上記排気ポートの内周面には、上記
排気弁の傘部に設けた略螺旋状の溝の巻き方向と同一の
巻き方向を有する螺子状の溝を形成し、また、上記吸気
ポートの内周面には、上記吸気弁の傘部に設けた略螺旋
状の溝の巻き方向と同一の巻き方向を有する螺子状の溝
を形成している。
排気弁の傘部に設けた略螺旋状の溝の巻き方向と同一の
巻き方向を有する螺子状の溝を形成し、また、上記吸気
ポートの内周面には、上記吸気弁の傘部に設けた略螺旋
状の溝の巻き方向と同一の巻き方向を有する螺子状の溝
を形成している。
【0008】さらに、上記排気弁下面の膨出部には、排
気ガス流の旋回流を更に助長するように、複数の略螺旋
状の溝部と壁部とを上記膨出部の中心に対して軸対称に
交互に配置しており、また、上記吸気弁下面の膨出部に
は、吸入ガス流の旋回流を更に助長するように、複数の
略螺旋状の溝部と壁部とを上記膨出部の中心に対して軸
対称に交互に配置している。
気ガス流の旋回流を更に助長するように、複数の略螺旋
状の溝部と壁部とを上記膨出部の中心に対して軸対称に
交互に配置しており、また、上記吸気弁下面の膨出部に
は、吸入ガス流の旋回流を更に助長するように、複数の
略螺旋状の溝部と壁部とを上記膨出部の中心に対して軸
対称に交互に配置している。
【0009】そして、上記排気弁には中空部を形成し、
該中空部には上方に空隙部を残して金属ナトリウムを封
入してもよい。また、上記吸気弁には中空部を形成し、
該中空部には上方に空隙部を残して金属ナトリウムを封
入してもよい。
該中空部には上方に空隙部を残して金属ナトリウムを封
入してもよい。また、上記吸気弁には中空部を形成し、
該中空部には上方に空隙部を残して金属ナトリウムを封
入してもよい。
【0010】次に、本発明の作用について述べることと
する。排気弁のステムに下方向の力が作用し、該ステム
が下方に移動すると、排気弁が開弁する。該排気弁の下
面には凸状に湾曲した膨出部が形成されており、しかも
該膨出部の外表面は略流線形状の曲面になっているの
で、排気弁の下部においては排気ガスは膨出部の略流線
形状の曲面に沿って円滑に下流側へと流出する。そし
て、排気弁上面においては、傘部に複数個の略螺旋状の
溝部と壁部とがステムの軸心を中心として軸対称に配置
され、また、上記ステムの上部には軸方向に延びた平坦
部が形成され上記排気弁の回転を防止しているので、上
流側から流出してきた排気ガスは略螺旋状の溝部へと流
れ込み、該溝部の曲面に沿って旋回流となって円滑に旋
回する。そして、略螺旋状の溝部から流出した排気ガス
は旋回しながら排気ポートの下流側へと速やかに排出さ
れる。
する。排気弁のステムに下方向の力が作用し、該ステム
が下方に移動すると、排気弁が開弁する。該排気弁の下
面には凸状に湾曲した膨出部が形成されており、しかも
該膨出部の外表面は略流線形状の曲面になっているの
で、排気弁の下部においては排気ガスは膨出部の略流線
形状の曲面に沿って円滑に下流側へと流出する。そし
て、排気弁上面においては、傘部に複数個の略螺旋状の
溝部と壁部とがステムの軸心を中心として軸対称に配置
され、また、上記ステムの上部には軸方向に延びた平坦
部が形成され上記排気弁の回転を防止しているので、上
流側から流出してきた排気ガスは略螺旋状の溝部へと流
れ込み、該溝部の曲面に沿って旋回流となって円滑に旋
回する。そして、略螺旋状の溝部から流出した排気ガス
は旋回しながら排気ポートの下流側へと速やかに排出さ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。図1は本発明の内燃機関
の弁装置におけるシリンダ上部の断面図を示したもので
あり、図1において1は排気弁、2はバルブフェイス、
3は排気弁1のステム、5は排気ポート、6は吸気弁、
7は吸気弁のステム、8は吸気ポートを示している。そ
して、シリンダ10内にはピストン11が往復動自在に
嵌挿されており、シリンダ10の上部にはガスケットを
介してシリンダヘッド12が固定されている。シリンダ
ヘッド12の内部には排気ポート5が形成されており、
該排気ポート5の開口端には環状のバルブシート13が
鋳込みや圧入等の方法で取り付けられており、閉弁状態
においてはそのバルブシート面に排気弁1のバルブフェ
イス2の外周縁が環状に密着して排気ポート5と燃焼室
とを遮断する。同様にして、シリンダヘッド12の内部
には吸気ポート8が形成されており、該吸気ポート8の
開口端には環状のバルブシート15が鋳込みや圧入等の
方法で取り付けられており、閉弁状態においてはそのバ
ルブシート面に吸気弁6のバルブフェイス15の外周縁
が環状に密着して吸気ポート8と燃焼室とを遮断する。
及び図2に基づいて説明する。図1は本発明の内燃機関
の弁装置におけるシリンダ上部の断面図を示したもので
あり、図1において1は排気弁、2はバルブフェイス、
3は排気弁1のステム、5は排気ポート、6は吸気弁、
7は吸気弁のステム、8は吸気ポートを示している。そ
して、シリンダ10内にはピストン11が往復動自在に
嵌挿されており、シリンダ10の上部にはガスケットを
介してシリンダヘッド12が固定されている。シリンダ
ヘッド12の内部には排気ポート5が形成されており、
該排気ポート5の開口端には環状のバルブシート13が
鋳込みや圧入等の方法で取り付けられており、閉弁状態
においてはそのバルブシート面に排気弁1のバルブフェ
イス2の外周縁が環状に密着して排気ポート5と燃焼室
とを遮断する。同様にして、シリンダヘッド12の内部
には吸気ポート8が形成されており、該吸気ポート8の
開口端には環状のバルブシート15が鋳込みや圧入等の
方法で取り付けられており、閉弁状態においてはそのバ
ルブシート面に吸気弁6のバルブフェイス15の外周縁
が環状に密着して吸気ポート8と燃焼室とを遮断する。
【0012】排気弁1の下面には燃焼室側に向って凸状
に湾曲した膨出部16が形成されており、排気弁1が開
弁したとき排出されるガスが該膨出部16の外周面に沿
って円滑に下流側へと流れるように、湾曲した膨出部1
6の外表面は略流線形状に形成されている。また、排気
弁1の上面である傘部17には複数個の略螺旋状の溝1
8が設けられている。略螺旋状の溝18の隣りには略螺
旋状の壁20が設けられており、該壁20により略螺旋
状の溝18と次の溝18とは離隔され仕切られている。
そして、この溝18と壁20の複数個の対が排気弁1の
軸心C2 を中心として軸対称に配置されている。壁20
の高さは傘部17の最下端で最も高く、最上端では0と
なり、排気弁1のステム3に滑らかに連続してつながっ
ている。溝18の深さは、壁20に接する箇所は傘部1
7の最下端で最も深く、最上端では0となり、排気弁1
のステム3に滑らかに連続してつながっているが、円周
方向の深さは、軸心C2 を中心として時計回りの方向に
滑らかな曲面状をなして浅くなっており、且つ隣側(図
中左側)の壁20の尾根部に一致している。
に湾曲した膨出部16が形成されており、排気弁1が開
弁したとき排出されるガスが該膨出部16の外周面に沿
って円滑に下流側へと流れるように、湾曲した膨出部1
6の外表面は略流線形状に形成されている。また、排気
弁1の上面である傘部17には複数個の略螺旋状の溝1
8が設けられている。略螺旋状の溝18の隣りには略螺
旋状の壁20が設けられており、該壁20により略螺旋
状の溝18と次の溝18とは離隔され仕切られている。
そして、この溝18と壁20の複数個の対が排気弁1の
軸心C2 を中心として軸対称に配置されている。壁20
の高さは傘部17の最下端で最も高く、最上端では0と
なり、排気弁1のステム3に滑らかに連続してつながっ
ている。溝18の深さは、壁20に接する箇所は傘部1
7の最下端で最も深く、最上端では0となり、排気弁1
のステム3に滑らかに連続してつながっているが、円周
方向の深さは、軸心C2 を中心として時計回りの方向に
滑らかな曲面状をなして浅くなっており、且つ隣側(図
中左側)の壁20の尾根部に一致している。
【0013】図2は図1における排気弁1を矢印D方向
からみた矢視図である。図において、略螺旋状の溝18
と略螺旋状の壁20とはステム3の軸心C2 に対して6
個ずつ交互に軸対称に配置されている。そして、螺旋の
方向は排気弁1の外周部、即ちバルブフェイス2近傍か
ら軸心C2 に向って時計回りになっており、従って、排
気ガスの流れも中心に向って時計回りに旋回することに
なる。更に、吸、排気弁6及び1が内燃機関の吸排気行
程に応じてシリンダ内を往復動する点に関しては従来技
術と同様であるが、本実施の形態における排気弁1のス
テム3の上部は断面形状が円形ではなく、軸方向に延び
た平坦部19を形成したいわゆるD形断面となってお
り、上記ステム3の上部のD形断面を有する部分が嵌挿
されるシリンダヘッド12の部位も同様のD形断面の嵌
挿孔が形成されているため、上記排気弁1は往復動する
にあたり回転が防止されるようになっている。従って、
排気ガスの旋回流の反力を受けても排気弁1はステム3
の軸心C2 の回りを回転することはない。
からみた矢視図である。図において、略螺旋状の溝18
と略螺旋状の壁20とはステム3の軸心C2 に対して6
個ずつ交互に軸対称に配置されている。そして、螺旋の
方向は排気弁1の外周部、即ちバルブフェイス2近傍か
ら軸心C2 に向って時計回りになっており、従って、排
気ガスの流れも中心に向って時計回りに旋回することに
なる。更に、吸、排気弁6及び1が内燃機関の吸排気行
程に応じてシリンダ内を往復動する点に関しては従来技
術と同様であるが、本実施の形態における排気弁1のス
テム3の上部は断面形状が円形ではなく、軸方向に延び
た平坦部19を形成したいわゆるD形断面となってお
り、上記ステム3の上部のD形断面を有する部分が嵌挿
されるシリンダヘッド12の部位も同様のD形断面の嵌
挿孔が形成されているため、上記排気弁1は往復動する
にあたり回転が防止されるようになっている。従って、
排気ガスの旋回流の反力を受けても排気弁1はステム3
の軸心C2 の回りを回転することはない。
【0014】次に、本発明の第1の実施の形態の作動に
ついて説明する。今、排気弁1のステム3に下方向の力
が作用し、該ステム3が下方向に移動すると、バルブシ
ート13に着座していた排気弁1が該バルブシート13
から離座し該排気弁1が開弁する。排気弁1の下面には
凸状に湾曲した膨出部16が形成されており、しかも該
膨出部16の外表面は略流線形状に形成されているの
で、排気弁1の下面(上流側)においては、燃焼室に充
満した排気ガスは図1の矢印で示されるように膨出部1
6の略流線形状の曲面に沿って円滑に下流側へと流出す
る。そして、排気弁上面(下流側)においては、複数個
の略螺旋状の溝18が傘部17に形成されており、該略
螺旋状の溝18の深さは壁20に接する箇所は傘部17
の最下端で最も深く、最上端では0となりステム3に滑
らかに連続してつながっており、また、円周方向の深さ
は、軸心C2 を中心として時計回りの方向に滑らかな曲
面状をなして浅くなっており、且つ隣側(図中左側)の
壁20の尾根部に一致している。更に、図2に示すよう
に螺旋の方向はバルブフェイス2近傍から軸心C2 に向
って時計回りになっている。従って、排気弁上面(下流
側)においては、上流側から流出してきた排気ガスは矢
印で示すように、バルブフェイス2近傍から略螺旋状の
溝18へと流れ込み、溝18の曲面に沿って旋回流とな
り軸心C2 に向って時計回りに円滑に旋回する。そし
て、略螺旋状の溝18から流出した排気ガスはステム3
を時計方向に旋回しながら排気ポート5の下流側へと速
やかに排出される。このように、従来、排気弁の下部に
発生していた大きな死水域ができることもなく、また排
気弁上部には大きな剥離域が発生することもない。従っ
て、排気ガスの排出が円滑に行なわれ、ガス交換が効率
的に行なわれるため、ポンピングロスが低減し、内燃機
関の効率を向上させることができる。
ついて説明する。今、排気弁1のステム3に下方向の力
が作用し、該ステム3が下方向に移動すると、バルブシ
ート13に着座していた排気弁1が該バルブシート13
から離座し該排気弁1が開弁する。排気弁1の下面には
凸状に湾曲した膨出部16が形成されており、しかも該
膨出部16の外表面は略流線形状に形成されているの
で、排気弁1の下面(上流側)においては、燃焼室に充
満した排気ガスは図1の矢印で示されるように膨出部1
6の略流線形状の曲面に沿って円滑に下流側へと流出す
る。そして、排気弁上面(下流側)においては、複数個
の略螺旋状の溝18が傘部17に形成されており、該略
螺旋状の溝18の深さは壁20に接する箇所は傘部17
の最下端で最も深く、最上端では0となりステム3に滑
らかに連続してつながっており、また、円周方向の深さ
は、軸心C2 を中心として時計回りの方向に滑らかな曲
面状をなして浅くなっており、且つ隣側(図中左側)の
壁20の尾根部に一致している。更に、図2に示すよう
に螺旋の方向はバルブフェイス2近傍から軸心C2 に向
って時計回りになっている。従って、排気弁上面(下流
側)においては、上流側から流出してきた排気ガスは矢
印で示すように、バルブフェイス2近傍から略螺旋状の
溝18へと流れ込み、溝18の曲面に沿って旋回流とな
り軸心C2 に向って時計回りに円滑に旋回する。そし
て、略螺旋状の溝18から流出した排気ガスはステム3
を時計方向に旋回しながら排気ポート5の下流側へと速
やかに排出される。このように、従来、排気弁の下部に
発生していた大きな死水域ができることもなく、また排
気弁上部には大きな剥離域が発生することもない。従っ
て、排気ガスの排出が円滑に行なわれ、ガス交換が効率
的に行なわれるため、ポンピングロスが低減し、内燃機
関の効率を向上させることができる。
【0015】図3は本発明の第2の実施の形態を示した
ものである。また、前述の第1の実施の形態と共通する
構造部分については同じ参照符号を示すことによって、
重複する説明を省略する。以下、後述する他の実施の形
態についても同様である。前述した第1の実施の形態に
おいては排気弁1の形状のみを変更したが、本実施の形
態においては吸気弁6の形状をも本発明の技術的思想に
基づいて変更している。図において、吸気弁6の下面に
は燃焼室側に向って凸状に湾曲した膨出部27が形成さ
れており、吸気弁6が開弁したとき流入する吸入ガスが
剥離を生ずることなく該膨出部27の外周面に沿って円
滑にシリンダ10内へと流れるように、湾曲した膨出部
27の外表面は略流線形状に形成されている。また、吸
気弁6の上面である傘部28には複数個の略螺旋状の溝
30が設けられている。略螺旋状の溝30の隣りには略
螺旋状の壁31が設けられており、該壁31により略螺
旋状の溝30と次の溝30とは離隔され仕切られてい
る。そして、該溝30と該壁31の複数個の対が吸気弁
6の軸心C1 を中心として軸対称に配置されている。そ
して、壁31の高さ、溝30の深さ、円周方向の深さは
第1の実施の形態に示された排気弁1の場合と同様であ
るが、螺旋の方向が該排気弁1と異なる。
ものである。また、前述の第1の実施の形態と共通する
構造部分については同じ参照符号を示すことによって、
重複する説明を省略する。以下、後述する他の実施の形
態についても同様である。前述した第1の実施の形態に
おいては排気弁1の形状のみを変更したが、本実施の形
態においては吸気弁6の形状をも本発明の技術的思想に
基づいて変更している。図において、吸気弁6の下面に
は燃焼室側に向って凸状に湾曲した膨出部27が形成さ
れており、吸気弁6が開弁したとき流入する吸入ガスが
剥離を生ずることなく該膨出部27の外周面に沿って円
滑にシリンダ10内へと流れるように、湾曲した膨出部
27の外表面は略流線形状に形成されている。また、吸
気弁6の上面である傘部28には複数個の略螺旋状の溝
30が設けられている。略螺旋状の溝30の隣りには略
螺旋状の壁31が設けられており、該壁31により略螺
旋状の溝30と次の溝30とは離隔され仕切られてい
る。そして、該溝30と該壁31の複数個の対が吸気弁
6の軸心C1 を中心として軸対称に配置されている。そ
して、壁31の高さ、溝30の深さ、円周方向の深さは
第1の実施の形態に示された排気弁1の場合と同様であ
るが、螺旋の方向が該排気弁1と異なる。
【0016】図4は図3における吸気弁6を矢印E方向
からみた矢視図である。図において、略螺旋状の溝30
と略螺旋状の壁31とはステム7の軸心C1 に対して6
個ずつ交互に軸対称に配置されている。そして螺旋の方
向は排気弁1とは逆にステム7の軸心C1 から吸気弁6
の外周部に向って時計回りになっており、従って吸入ガ
スの流れも吸気弁6の外周部に向って時計回りに旋回す
ることになる。更に、吸、排気弁6及び1が内燃機関の
吸排気行程に応じてシリンダ内を往復動する点に関して
は従来技術と同様であるが、本実施の形態における吸気
弁6のステム7の上部は断面形状が円形ではなく、軸方
向に延びた平坦部32を形成したいわゆるD形断面とな
っており、上記ステム7の上部のD形断面を有する部分
が嵌挿されるシリンダヘッド12の部位も同様のD形断
面の嵌挿孔が形成されているため、上記吸気弁6は往復
動するにあたり回転が防止されるようになっている。従
って、吸入ガスの旋回流の反力を受けても吸気弁6はス
テム7の軸心C1 の回りを回転することはない。
からみた矢視図である。図において、略螺旋状の溝30
と略螺旋状の壁31とはステム7の軸心C1 に対して6
個ずつ交互に軸対称に配置されている。そして螺旋の方
向は排気弁1とは逆にステム7の軸心C1 から吸気弁6
の外周部に向って時計回りになっており、従って吸入ガ
スの流れも吸気弁6の外周部に向って時計回りに旋回す
ることになる。更に、吸、排気弁6及び1が内燃機関の
吸排気行程に応じてシリンダ内を往復動する点に関して
は従来技術と同様であるが、本実施の形態における吸気
弁6のステム7の上部は断面形状が円形ではなく、軸方
向に延びた平坦部32を形成したいわゆるD形断面とな
っており、上記ステム7の上部のD形断面を有する部分
が嵌挿されるシリンダヘッド12の部位も同様のD形断
面の嵌挿孔が形成されているため、上記吸気弁6は往復
動するにあたり回転が防止されるようになっている。従
って、吸入ガスの旋回流の反力を受けても吸気弁6はス
テム7の軸心C1 の回りを回転することはない。
【0017】従って、吸気弁6が開弁すると、該吸気弁
6の傘部28には複数個の略螺旋状の溝30が形成され
ているため、下流側から流入してきた吸入ガス流は矢印
で示すように、時計方向の旋回流となって円滑に吸気ポ
ート8を流れ、且つ略螺旋状の溝30から流出した吸入
ガスは吸気弁6の下面に形成された膨出部27の略流線
形状の外表面に沿って矢印で示すように旋回しながら剥
離を生じることなく円滑且つ速やかにシリンダ10内に
流入する。このため、ガスの吸入が効率的に行なわれ、
いわゆるポンピングロスが減少すると共に、旋回流によ
って空気と燃料ガスとの混合が促進され、燃焼が効率的
に行なわれるため内燃機関としての効率を向上させるこ
とができる。
6の傘部28には複数個の略螺旋状の溝30が形成され
ているため、下流側から流入してきた吸入ガス流は矢印
で示すように、時計方向の旋回流となって円滑に吸気ポ
ート8を流れ、且つ略螺旋状の溝30から流出した吸入
ガスは吸気弁6の下面に形成された膨出部27の略流線
形状の外表面に沿って矢印で示すように旋回しながら剥
離を生じることなく円滑且つ速やかにシリンダ10内に
流入する。このため、ガスの吸入が効率的に行なわれ、
いわゆるポンピングロスが減少すると共に、旋回流によ
って空気と燃料ガスとの混合が促進され、燃焼が効率的
に行なわれるため内燃機関としての効率を向上させるこ
とができる。
【0018】図5は本発明の第3の実施の形態を示すも
ので、第3の実施の形態は、第2の実施の形態の内燃機
関の弁装置を改良したものに相当し、吸気ポート8及び
排気ポート5の内周面に螺子状の溝33及び35を設け
たものである。溝33の巻き方向は吸気弁6の傘部28
に形成された略螺旋状の溝30の巻き方向と同一の巻き
方向となっており、また、溝35の巻き方向も排気弁1
の傘部17に形成された略螺旋状の溝18の巻き方向と
夫々同一の巻き方向となっている。上記各溝33及び3
5は、夫々、実線の矢印で示されるように吸気ポート8
における吸入ガスの及び一点鎖線の矢印で示されるよう
に排気ポート5における排気ガスの旋回流の旋回を促進
し、更に、上記各溝33及び35により吸入ガスのシリ
ンダへの円滑な流入及び排気ガスの排気ポート下流側へ
の円滑な流出を行なうことができるようになっている。
しかも、吸入ガスの吸入時には、上記旋回流により空気
と燃料の混合も促進され良好な燃焼状態を得ることがで
きる。また、上記螺子状の溝33及び35の形成にあた
っては、吸気ポート8又は排気ポート5の入口側及び出
口側から螺子切り用工具によって溝33及び35を切れ
る範囲だけ切削すればよく、ボルト等を螺着する場合の
ように完全な形状で連続していなくても旋回流を得る目
的を達成することができる。従って、簡便な製作方法に
て価格の上昇を招来することもなく、上述した効果を得
ることができる。上記螺子状の溝は排気ポートの内周面
にのみ設けてもかまわない。
ので、第3の実施の形態は、第2の実施の形態の内燃機
関の弁装置を改良したものに相当し、吸気ポート8及び
排気ポート5の内周面に螺子状の溝33及び35を設け
たものである。溝33の巻き方向は吸気弁6の傘部28
に形成された略螺旋状の溝30の巻き方向と同一の巻き
方向となっており、また、溝35の巻き方向も排気弁1
の傘部17に形成された略螺旋状の溝18の巻き方向と
夫々同一の巻き方向となっている。上記各溝33及び3
5は、夫々、実線の矢印で示されるように吸気ポート8
における吸入ガスの及び一点鎖線の矢印で示されるよう
に排気ポート5における排気ガスの旋回流の旋回を促進
し、更に、上記各溝33及び35により吸入ガスのシリ
ンダへの円滑な流入及び排気ガスの排気ポート下流側へ
の円滑な流出を行なうことができるようになっている。
しかも、吸入ガスの吸入時には、上記旋回流により空気
と燃料の混合も促進され良好な燃焼状態を得ることがで
きる。また、上記螺子状の溝33及び35の形成にあた
っては、吸気ポート8又は排気ポート5の入口側及び出
口側から螺子切り用工具によって溝33及び35を切れ
る範囲だけ切削すればよく、ボルト等を螺着する場合の
ように完全な形状で連続していなくても旋回流を得る目
的を達成することができる。従って、簡便な製作方法に
て価格の上昇を招来することもなく、上述した効果を得
ることができる。上記螺子状の溝は排気ポートの内周面
にのみ設けてもかまわない。
【0019】図6は本発明の第4の実施の形態を示すも
ので、第4の実施の形態は、第3の実施の形態の内燃機
関の弁装置を改良したものに相当し、吸気弁6及び排気
弁1の下面の膨出部27及び16に略螺旋状の溝36及
び37を設けたものである。
ので、第4の実施の形態は、第3の実施の形態の内燃機
関の弁装置を改良したものに相当し、吸気弁6及び排気
弁1の下面の膨出部27及び16に略螺旋状の溝36及
び37を設けたものである。
【0020】図7は吸気弁6の下面の膨出部27をシリ
ンダ10側からみた正面図であり、複数個の略螺旋状の
溝36と壁38とは膨出部27の中心に対して8個ずつ
交互に軸対称に配置されており、そして螺旋の方向は膨
出部27の外周部から中心に向って反時計回りになって
いる。このことは第3の実施の形態における吸入ガス流
の方向を旋回流の方向へと図7における実線の矢印で示
すように更に助長することになり、旋回流の強度が増
し、より大きな効果を得ることができる。
ンダ10側からみた正面図であり、複数個の略螺旋状の
溝36と壁38とは膨出部27の中心に対して8個ずつ
交互に軸対称に配置されており、そして螺旋の方向は膨
出部27の外周部から中心に向って反時計回りになって
いる。このことは第3の実施の形態における吸入ガス流
の方向を旋回流の方向へと図7における実線の矢印で示
すように更に助長することになり、旋回流の強度が増
し、より大きな効果を得ることができる。
【0021】図8は排気弁1の下面の膨出部16をシリ
ンダ10側からみた正面図であり、複数個の略螺旋状の
溝37と壁38とは膨出部16の中心に対して8個ずつ
交互に軸対称に配置されており、そして螺旋の方向は膨
出部16の中心から外周部に向って反時計回りになって
いる。このことは第3の実施の形態における排気ガス流
の方向を旋回流の方向へと図7における一点鎖線の矢印
で示すように更に助長することになり、旋回流の強度が
増し、より大きな効果を得ることができる。上記略螺旋
状の溝は排気弁にのみ設けてもかまわない。
ンダ10側からみた正面図であり、複数個の略螺旋状の
溝37と壁38とは膨出部16の中心に対して8個ずつ
交互に軸対称に配置されており、そして螺旋の方向は膨
出部16の中心から外周部に向って反時計回りになって
いる。このことは第3の実施の形態における排気ガス流
の方向を旋回流の方向へと図7における一点鎖線の矢印
で示すように更に助長することになり、旋回流の強度が
増し、より大きな効果を得ることができる。上記略螺旋
状の溝は排気弁にのみ設けてもかまわない。
【0022】次に、本発明の内燃機関の弁装置に適用さ
れる排気弁の別の実施例について説明することとする。
図9は排気弁の別の実施例を示す半断面図である。図9
に示される排気弁1の外観形状は第1の実施の形態に示
される排気弁と同様であるが、排気弁1を中空とし排気
弁内部に金属ナトリウム21が封入されている点が異な
る。また、金属ナトリウム21が充填された上方には空
隙部22を設け、高温時、金属ナトリウム21が該空隙
部22内で膨張できるようになっている。該金属ナトリ
ウム21を封入したことにより、本発明の内燃機関に適
用される排気弁1の下部23の肉厚が従来の排気弁に比
して増加したことによる熱変形の増加を防止することが
でき、且つ金属ナトリウム21の比重の軽さによって排
気弁1全体としての軽量化を図ることができる。また、
金属ナトリウム21を封入するため、排気弁1を中空部
を有する弁本体部25とステムの一部を構成する中実部
26とに分割して構成し、弁本体部25の中空部に空隙
部22を残して金属ナトリウム21を充填後、弁本体部
25に中実部26を溶接等によって密封固着させるよう
にしてもよい。また、本実施例においては排気弁につい
て説明したが、吸気弁についても適用できることは勿論
のことである。
れる排気弁の別の実施例について説明することとする。
図9は排気弁の別の実施例を示す半断面図である。図9
に示される排気弁1の外観形状は第1の実施の形態に示
される排気弁と同様であるが、排気弁1を中空とし排気
弁内部に金属ナトリウム21が封入されている点が異な
る。また、金属ナトリウム21が充填された上方には空
隙部22を設け、高温時、金属ナトリウム21が該空隙
部22内で膨張できるようになっている。該金属ナトリ
ウム21を封入したことにより、本発明の内燃機関に適
用される排気弁1の下部23の肉厚が従来の排気弁に比
して増加したことによる熱変形の増加を防止することが
でき、且つ金属ナトリウム21の比重の軽さによって排
気弁1全体としての軽量化を図ることができる。また、
金属ナトリウム21を封入するため、排気弁1を中空部
を有する弁本体部25とステムの一部を構成する中実部
26とに分割して構成し、弁本体部25の中空部に空隙
部22を残して金属ナトリウム21を充填後、弁本体部
25に中実部26を溶接等によって密封固着させるよう
にしてもよい。また、本実施例においては排気弁につい
て説明したが、吸気弁についても適用できることは勿論
のことである。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】排気弁の下面には凸状に湾曲し外表面が略
流線形状の曲面をなした膨出部が形成されているので、
排気弁下部では排出されるガスが略流線形の曲面に沿っ
て円滑に流出し、従来の排気弁のように下部に大きな死
水域が発生することはない。また、上記排気弁の上面で
ある傘部には複数の略螺旋状の溝部と壁部とがステムの
軸心を中心として軸対称に交互に配置されており、更
に、上記ステム上部には軸方向に延びた平坦部が形成さ
れ上記排気弁の回転を防止しているので、排気弁上部で
は排気ガス流は略螺旋状の溝部へと流れ込み、該溝部の
曲面に沿って旋回流となって円滑且つ速やかに流出し、
従来のように排気弁上部に大きな剥離域が発生すること
はない。従って、排気ガスの排出が効率的に行なわれる
ため、ポンピングロスが低減し、内燃機関の効率を向上
させることができる。
流線形状の曲面をなした膨出部が形成されているので、
排気弁下部では排出されるガスが略流線形の曲面に沿っ
て円滑に流出し、従来の排気弁のように下部に大きな死
水域が発生することはない。また、上記排気弁の上面で
ある傘部には複数の略螺旋状の溝部と壁部とがステムの
軸心を中心として軸対称に交互に配置されており、更
に、上記ステム上部には軸方向に延びた平坦部が形成さ
れ上記排気弁の回転を防止しているので、排気弁上部で
は排気ガス流は略螺旋状の溝部へと流れ込み、該溝部の
曲面に沿って旋回流となって円滑且つ速やかに流出し、
従来のように排気弁上部に大きな剥離域が発生すること
はない。従って、排気ガスの排出が効率的に行なわれる
ため、ポンピングロスが低減し、内燃機関の効率を向上
させることができる。
【0025】また上記吸気弁の上面である傘部には複数
の略螺旋状の溝部と壁部とが上記ステムの軸心を中心と
して軸対称に交互に配置されており、更に、上記ステム
上部には軸方向に延びた平坦部が形成され上記吸気弁の
回転を防止しているので、上流側から流入してきた吸入
ガス流は旋回流となって略螺旋状の溝部に流入し、更
に、上記吸気弁の下面には凸状に湾曲し外表面が略流線
形状の曲面をなした膨出部が形成されているので、略螺
旋状の溝部から流出した吸入ガスは膨出部の略流線形状
の外表面に沿って旋回し剥離を生じることなく円滑且つ
速やかにシリンダ内に流入する。従って、ガスの吸入が
効率的に行なわれ、いわゆるポンピングロスが減少する
と共に、旋回流によって空気と燃料ガスとの混合が促進
され、燃焼が効率的に行なわれるため内燃機関としての
効率を向上させることができる。
の略螺旋状の溝部と壁部とが上記ステムの軸心を中心と
して軸対称に交互に配置されており、更に、上記ステム
上部には軸方向に延びた平坦部が形成され上記吸気弁の
回転を防止しているので、上流側から流入してきた吸入
ガス流は旋回流となって略螺旋状の溝部に流入し、更
に、上記吸気弁の下面には凸状に湾曲し外表面が略流線
形状の曲面をなした膨出部が形成されているので、略螺
旋状の溝部から流出した吸入ガスは膨出部の略流線形状
の外表面に沿って旋回し剥離を生じることなく円滑且つ
速やかにシリンダ内に流入する。従って、ガスの吸入が
効率的に行なわれ、いわゆるポンピングロスが減少する
と共に、旋回流によって空気と燃料ガスとの混合が促進
され、燃焼が効率的に行なわれるため内燃機関としての
効率を向上させることができる。
【0026】そして、上記排気ポートの内周面には、上
記排気弁の傘部に設けた略螺旋状の溝の巻き方向と同一
の巻き方向を有する螺子状の溝を形成したので排気ポー
トにおける排気ガスの旋回流の旋回を促進することがで
き、排気ガスの円滑な排出を行なうことができる。ま
た、上記吸気ポートの内周面にも、上記吸気弁の傘部に
設けた略螺旋状の溝の巻き方向と同一の巻き方向を有す
る螺子状の溝を形成したので、吸気ポートにおける吸入
ガスの旋回流の旋回を促進することができ、該旋回流に
より空気と燃料の混合も促進され良好な燃焼状態を得る
ことができる。
記排気弁の傘部に設けた略螺旋状の溝の巻き方向と同一
の巻き方向を有する螺子状の溝を形成したので排気ポー
トにおける排気ガスの旋回流の旋回を促進することがで
き、排気ガスの円滑な排出を行なうことができる。ま
た、上記吸気ポートの内周面にも、上記吸気弁の傘部に
設けた略螺旋状の溝の巻き方向と同一の巻き方向を有す
る螺子状の溝を形成したので、吸気ポートにおける吸入
ガスの旋回流の旋回を促進することができ、該旋回流に
より空気と燃料の混合も促進され良好な燃焼状態を得る
ことができる。
【0027】さらに、上記排気弁下面の膨出部には、複
数の略螺旋状の溝部と壁部とを上記膨出部の中心に対し
て軸対称に交互に配置したので、排気ガス流の旋回流を
更に助長させることができ、また、上記吸気弁下面の膨
出部にも、複数の略螺旋状の溝部と壁部とを上記膨出部
の中心に対して軸対称に交互に配置したので、吸入ガス
流の旋回流を更に助長させることができる。
数の略螺旋状の溝部と壁部とを上記膨出部の中心に対し
て軸対称に交互に配置したので、排気ガス流の旋回流を
更に助長させることができ、また、上記吸気弁下面の膨
出部にも、複数の略螺旋状の溝部と壁部とを上記膨出部
の中心に対して軸対称に交互に配置したので、吸入ガス
流の旋回流を更に助長させることができる。
【0028】また、上記吸気弁及び排気弁に中空部を形
成し、該中空部には上方に空隙部を残して金属ナトリウ
ムを封入したので、各弁下部の肉厚が従来の弁に比して
増加したことによる熱変形の増加を防止することがで
き、且つ、金属ナトリウムの比重の軽さによって弁全体
としての軽量化を図ることができる。
成し、該中空部には上方に空隙部を残して金属ナトリウ
ムを封入したので、各弁下部の肉厚が従来の弁に比して
増加したことによる熱変形の増加を防止することがで
き、且つ、金属ナトリウムの比重の軽さによって弁全体
としての軽量化を図ることができる。
【図1】本発明の内燃機関の弁装置の第1の実施の形態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】図1における排気弁を矢印D方向からみた矢視
図である。
図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図4】図3における吸気弁を矢印E方向からみた矢視
図である。
図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の第4の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図7】吸気弁の下面の膨出部をシリンダ側からみた正
面図である。
面図である。
【図8】排気弁の下面の膨出部をシリンダ側からみた正
面図である。
面図である。
【図9】本発明の内燃機関の弁装置に適用される排気弁
の別の実施例を示す半断面図である。
の別の実施例を示す半断面図である。
【図10】従来の内燃機関の弁装置の断面図である。
1…排気弁 3…ステム 5…排気ポート 6…吸気弁 7…ステム 8…吸気ポート 16,27…膨出部 17,28…傘部 18,30…溝 19,32…平坦部 20,31…壁 21…金属ナトリウム 22…空隙部 33…吸気ポートの溝 35…排気ポートの溝 36…吸気弁の溝 37…排気弁の溝 38…吸気弁の壁 39…排気弁の壁
Claims (8)
- 【請求項1】 吸気ポートに設けられステムを有する吸
気弁と、排気ポートに設けられステムを有する排気弁と
を具備する内燃機関の弁装置において、 上記排気弁の下面には凸状に湾曲し外表面が略流線形状
の曲面をなした膨出部が形成されており、また上記排気
弁の上面である傘部には複数の略螺旋状の溝部と壁部と
が上記ステムの軸心を中心として軸対称に交互に配置さ
れており、更に、上記ステム上部には軸方向に延びた平
坦部が形成され上記排気弁の回転を防止したことを特徴
とする内燃機関の弁装置。 - 【請求項2】 上記吸気弁の下面には凸状に湾曲し外表
面が略流線形状の曲面をなした膨出部が形成されてお
り、また上記吸気弁の上面である傘部には複数の略螺旋
状の溝部と壁部とが上記ステムの軸心を中心として軸対
称に交互に配置されており、更に、上記ステム上部には
軸方向に延びた平坦部が形成され上記吸気弁の回転を防
止したことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の弁装
置。 - 【請求項3】 上記排気ポートの内周面には、上記排気
弁の傘部に設けた略螺旋状の溝の巻き方向と同一の巻き
方向を有する螺子状の溝が形成されていることを特徴と
する請求項1記載の内燃機関の弁装置。 - 【請求項4】 上記排気ポートの内周面には、上記排気
弁の傘部に設けた略螺旋状の溝の巻き方向と同一の巻き
方向を有する螺子状の溝が形成され、また、上記吸気ポ
ートの内周面には、上記吸気弁の傘部に設けた略螺旋状
の溝の巻き方向と同一の巻き方向を有する螺子状の溝が
形成されていることを特徴とする請求項2記載の内燃機
関の弁装置。 - 【請求項5】 上記排気弁下面の膨出部には、排気ガス
流の旋回流を更に助長するように、複数の略螺旋状の溝
部と壁部とが上記膨出部の中心に対して軸対称に交互に
配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項3
に記載の内燃機関の弁装置。 - 【請求項6】 上記排気弁下面の膨出部には、排気ガス
流の旋回流を更に助長するように、複数の略螺旋状の溝
部と壁部とが上記膨出部の中心に対して軸対称に交互に
配置されており、また、 上記吸気弁下面の膨出部には、吸入ガス流の旋回流を更
に助長するように、複数の略螺旋状の溝部と壁部とが上
記膨出部の中心に対して軸対称に交互に配置されている
ことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の内燃機
関の弁装置。 - 【請求項7】 上記排気弁には中空部が形成されてお
り、該中空部には上方に空隙部を残して金属ナトリウム
が封入されていることを特徴とする請求項1から請求項
6のいずれか1項に記載の内燃機関の弁装置。 - 【請求項8】 上記吸気弁には中空部が形成されてお
り、該中空部には上方に空隙部を残して金属ナトリウム
が封入されていることを特徴とする請求項2又は請求項
4又は請求項6に記載の内燃機関の弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7204643A JPH0953420A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 内燃機関の弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7204643A JPH0953420A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 内燃機関の弁装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0953420A true JPH0953420A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16493882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7204643A Withdrawn JPH0953420A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 内燃機関の弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0953420A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105240072A (zh) * | 2015-11-03 | 2016-01-13 | 济南大学 | 一种电磁控制的排气门连接装置 |
| CN110621851A (zh) * | 2017-05-17 | 2019-12-27 | 联邦摩高气门机构公司 | 提升阀及其制造方法 |
| CN110662889A (zh) * | 2017-05-17 | 2020-01-07 | 联邦摩高气门机构公司 | 提升阀及其制造方法 |
| JP2020084773A (ja) * | 2018-11-15 | 2020-06-04 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関 |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP7204643A patent/JPH0953420A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105240072A (zh) * | 2015-11-03 | 2016-01-13 | 济南大学 | 一种电磁控制的排气门连接装置 |
| CN110621851A (zh) * | 2017-05-17 | 2019-12-27 | 联邦摩高气门机构公司 | 提升阀及其制造方法 |
| CN110662889A (zh) * | 2017-05-17 | 2020-01-07 | 联邦摩高气门机构公司 | 提升阀及其制造方法 |
| CN110662889B (zh) * | 2017-05-17 | 2021-07-23 | 联邦摩高气门机构公司 | 提升阀及其制造方法 |
| CN110621851B (zh) * | 2017-05-17 | 2021-08-06 | 联邦摩高气门机构公司 | 提升阀及其制造方法 |
| JP2020084773A (ja) * | 2018-11-15 | 2020-06-04 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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