JPH0953824A - ガスタービンの燃焼器 - Google Patents
ガスタービンの燃焼器Info
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- JPH0953824A JPH0953824A JP20484495A JP20484495A JPH0953824A JP H0953824 A JPH0953824 A JP H0953824A JP 20484495 A JP20484495 A JP 20484495A JP 20484495 A JP20484495 A JP 20484495A JP H0953824 A JPH0953824 A JP H0953824A
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- JP
- Japan
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- liner
- gas turbine
- combustion
- combustor
- combustion chamber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガスタービンの燃焼器において、構造の簡素
化をはかる。 【解決手段】 筒形をしたセラミック製ライナ1を金属
製燃焼筒5の内側に介装し、燃焼筒5をライナ1を挟ん
で複数の筒状部材5a,5bに分割し、燃焼筒5とライ
ナ1の燃焼室壁が段差無く連続するように各筒状部材5
a,5bにライナ1と係合する環状凸部21を形成す
る。
化をはかる。 【解決手段】 筒形をしたセラミック製ライナ1を金属
製燃焼筒5の内側に介装し、燃焼筒5をライナ1を挟ん
で複数の筒状部材5a,5bに分割し、燃焼筒5とライ
ナ1の燃焼室壁が段差無く連続するように各筒状部材5
a,5bにライナ1と係合する環状凸部21を形成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミック製ライ
ナを備えるガスタービンの燃焼器の改良に関するもので
ある。
ナを備えるガスタービンの燃焼器の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】高温雰囲気の中で使用されるライナをセ
ラミック材により形成したガスタービンにあっては、脆
性材料であるセラミック材に応力が集中することを避け
なければならない。
ラミック材により形成したガスタービンにあっては、脆
性材料であるセラミック材に応力が集中することを避け
なければならない。
【0003】従来のガスタービンの燃焼器として、例え
ば図5に示すようなものがある(特開平5−11854
9号公報、参照)。
ば図5に示すようなものがある(特開平5−11854
9号公報、参照)。
【0004】これについて説明すると、ガスタービンの
燃焼器は、燃焼室11を画成する筒形をしたセラミック
製ライナ1を備える。ライナ1の基端部にはスワーラ3
が接続し、スワーラ3の内側に燃料噴射弁6が配設され
ている。
燃焼器は、燃焼室11を画成する筒形をしたセラミック
製ライナ1を備える。ライナ1の基端部にはスワーラ3
が接続し、スワーラ3の内側に燃料噴射弁6が配設され
ている。
【0005】スワーラ3はスプリング4を介してライナ
1の端部に押し付けられ、スプリング4の付勢力により
複数のアーム19を介して弾性的に支持される。
1の端部に押し付けられ、スプリング4の付勢力により
複数のアーム19を介して弾性的に支持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のガスタービンの燃焼器にあっては、セラミッ
ク製ライナ1の周囲には複数のアーム19が設けられる
構造のため、構造が複雑化し、生産性、整備性等の悪化
を招くという問題点があった。
うな従来のガスタービンの燃焼器にあっては、セラミッ
ク製ライナ1の周囲には複数のアーム19が設けられる
構造のため、構造が複雑化し、生産性、整備性等の悪化
を招くという問題点があった。
【0007】本発明は上記の問題点を解消し、ガスター
ビンの燃焼器において、構造の簡素化をはかることを目
的とする。
ビンの燃焼器において、構造の簡素化をはかることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のガスタ
ービンの燃焼器は、燃焼室を画成する金属製燃焼筒を筒
形に形成し、筒形をしたセラミック製ライナを燃焼筒の
内側に介装し、燃焼筒をライナを挟んで複数の筒状部材
に分割し、燃焼筒とライナの燃焼室壁が段差無く連続す
るように各筒状部材にライナと係合する環状凸部を形成
する。
ービンの燃焼器は、燃焼室を画成する金属製燃焼筒を筒
形に形成し、筒形をしたセラミック製ライナを燃焼筒の
内側に介装し、燃焼筒をライナを挟んで複数の筒状部材
に分割し、燃焼筒とライナの燃焼室壁が段差無く連続す
るように各筒状部材にライナと係合する環状凸部を形成
する。
【0009】請求項2に記載のガスタービンの燃焼器
は、請求項1に記載の発明において、前記各筒状部材を
ライナの外周で互いに接合させ、各筒状部材の接合部を
溶接により固着する。
は、請求項1に記載の発明において、前記各筒状部材を
ライナの外周で互いに接合させ、各筒状部材の接合部を
溶接により固着する。
【0010】請求項3に記載のガスタービンの燃焼器
は、請求項2に記載の発明において、前記燃焼筒に軸方
向に延びる二次空気導入口を開口させ、ライナに二次空
気導入口と燃焼室を連通して周方向に延びるスリットを
開口させる。
は、請求項2に記載の発明において、前記燃焼筒に軸方
向に延びる二次空気導入口を開口させ、ライナに二次空
気導入口と燃焼室を連通して周方向に延びるスリットを
開口させる。
【0011】請求項4に記載のガスタービンの燃焼器
は、請求項1に記載の発明において、前記各筒状部材を
ライナを挟んで互いに離し、各筒状部材を結ぶ複数の連
結ロッドを備える。
は、請求項1に記載の発明において、前記各筒状部材を
ライナを挟んで互いに離し、各筒状部材を結ぶ複数の連
結ロッドを備える。
【0012】請求項5に記載のガスタービンの燃焼器
は、請求項4に記載の発明において、前記ライナに各筒
状部材の間に面して二次空気導入口を開口する。
は、請求項4に記載の発明において、前記ライナに各筒
状部材の間に面して二次空気導入口を開口する。
【0013】
【作用】請求項1に記載のガスタービンの燃焼器におい
て、ライナは金属製燃焼筒に挿入される構造により、金
属製燃焼筒によって燃焼器の構造強度が担われ、脆性材
料であるセラミックからなるライナに働く機械的応力を
低減する。
て、ライナは金属製燃焼筒に挿入される構造により、金
属製燃焼筒によって燃焼器の構造強度が担われ、脆性材
料であるセラミックからなるライナに働く機械的応力を
低減する。
【0014】ライナの端部を他の部材に接合させて燃焼
室を密封する構造を持たないため、構造の簡素化がはか
れるとともに、ライナに導入される二次空気流量等にバ
ラツキが生じることを防止し、所期の燃焼性能が得られ
る。
室を密封する構造を持たないため、構造の簡素化がはか
れるとともに、ライナに導入される二次空気流量等にバ
ラツキが生じることを防止し、所期の燃焼性能が得られ
る。
【0015】ガスタービンの運転停止時に生じるライナ
と外筒の熱収縮差は、ライナと燃焼筒の間に画成される
隙間により吸収され、ライナに働く熱応力を低減する。
と外筒の熱収縮差は、ライナと燃焼筒の間に画成される
隙間により吸収され、ライナに働く熱応力を低減する。
【0016】燃焼室を画成する壁面は、燃焼筒とライナ
の間で段差無く連続しているため、火炎が燃焼筒からラ
イナの壁面に沿って伝播することを促し、高い燃焼性が
得られる。
の間で段差無く連続しているため、火炎が燃焼筒からラ
イナの壁面に沿って伝播することを促し、高い燃焼性が
得られる。
【0017】ガスタービンの運転時、拡散燃焼する火炎
に晒されるライナは高温となるが、ライナは耐熱性の高
いセラミックを材質として形成することにより、耐熱性
が向上する。
に晒されるライナは高温となるが、ライナは耐熱性の高
いセラミックを材質として形成することにより、耐熱性
が向上する。
【0018】金属製燃焼筒は、ライナの下流側に位置し
て燃焼室を画成しており、拡散燃焼する火炎に晒され
ず、その耐熱性および耐高温酸化性を十分に確保でき
る。
て燃焼室を画成しており、拡散燃焼する火炎に晒され
ず、その耐熱性および耐高温酸化性を十分に確保でき
る。
【0019】ライナの燃焼室に面する壁面は熱面となっ
て、ガスタービンの運転中に燃料噴射弁からの燃料噴霧
の噴射が瞬間的に途絶えて失火しても、次の瞬間に噴射
が再開された燃料噴霧がライナの熱面に触れることによ
り再着火し、運転を継続することができる。
て、ガスタービンの運転中に燃料噴射弁からの燃料噴霧
の噴射が瞬間的に途絶えて失火しても、次の瞬間に噴射
が再開された燃料噴霧がライナの熱面に触れることによ
り再着火し、運転を継続することができる。
【0020】燃焼室の壁面に段差部が無いため、燃焼室
壁面の温度が局部的に高まるヒートスポットが発生する
ことを防止できるとともに、燃焼室壁面にカーボン等が
堆積することを防止できる。
壁面の温度が局部的に高まるヒートスポットが発生する
ことを防止できるとともに、燃焼室壁面にカーボン等が
堆積することを防止できる。
【0021】セラミック製ライナは筒形に形成され、断
面形が急激に変化する部位を持っていないため、ガスタ
ービンの運転時に応力集中が発生することを防止でき
る。また、ライナの成形、焼成中に割れや変形が生じる
ことが抑えられ、生産性を高められ、製品のコストダウ
ンがはかれる。
面形が急激に変化する部位を持っていないため、ガスタ
ービンの運転時に応力集中が発生することを防止でき
る。また、ライナの成形、焼成中に割れや変形が生じる
ことが抑えられ、生産性を高められ、製品のコストダウ
ンがはかれる。
【0022】請求項2に記載のガスタービンの燃焼器に
おいて、ライナは溶接により固着される各筒状部材の間
に挟持され、構造の簡素化がはかれる。
おいて、ライナは溶接により固着される各筒状部材の間
に挟持され、構造の簡素化がはかれる。
【0023】請求項3に記載のガスタービンの燃焼器に
おいて、燃焼筒の軸方向に延びる二次空気導入口とライ
ナの周方向に延びるスリットとが互いに連通する開口面
積は、ライナが燃焼筒に対して回転しても変化せず、二
次空気導入口を介して燃焼室に導入される空気量特性が
変化することを防止して、所期の燃焼性能が得られる。
おいて、燃焼筒の軸方向に延びる二次空気導入口とライ
ナの周方向に延びるスリットとが互いに連通する開口面
積は、ライナが燃焼筒に対して回転しても変化せず、二
次空気導入口を介して燃焼室に導入される空気量特性が
変化することを防止して、所期の燃焼性能が得られる。
【0024】請求項4に記載のガスタービンの燃焼器に
おいて、ライナは連結ロッドを介して固着される各筒状
部材の間に挟持される構造により、構造の簡素化がはか
れるとともに、燃焼室に導かれる空気流に晒され、ライ
ナの温度が上昇することにより、熱面による再着火性が
低下するものの、セラミック製ライナの耐熱性を高めら
れる。
おいて、ライナは連結ロッドを介して固着される各筒状
部材の間に挟持される構造により、構造の簡素化がはか
れるとともに、燃焼室に導かれる空気流に晒され、ライ
ナの温度が上昇することにより、熱面による再着火性が
低下するものの、セラミック製ライナの耐熱性を高めら
れる。
【0025】各筒状部材がライナの両端部のみを覆うよ
うにして、各筒状部材の長さを短縮することが可能とな
り、生産性を向上がはかれる。
うにして、各筒状部材の長さを短縮することが可能とな
り、生産性を向上がはかれる。
【0026】請求項5に記載のガスタービンの燃焼器に
おいて、ライナの形状が簡素化されることにより、生産
性の向上がはかれるとともに、ライナが燃焼筒に対して
回転しても二次空気導入口を介して燃焼室に導入される
空気量特性が変化することを防止して、所期の燃焼性能
が得られる。
おいて、ライナの形状が簡素化されることにより、生産
性の向上がはかれるとともに、ライナが燃焼筒に対して
回転しても二次空気導入口を介して燃焼室に導入される
空気量特性が変化することを防止して、所期の燃焼性能
が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0028】図1に示すように、ガスタービンの燃焼器
は、燃焼室11を画成する筒形をした金属製燃焼筒5を
備える。
は、燃焼室11を画成する筒形をした金属製燃焼筒5を
備える。
【0029】図2に示すように、燃焼筒5の上流端部に
は椀形をしたドーム4を介して金属製保炎用スワーラ3
が接続され、スワーラ3がフランジ10に結合され、フ
ランジ10が燃焼器の図示しないケーシングに締結され
る。フランジ10には燃料噴射弁6や点火栓9が取付け
られる。
は椀形をしたドーム4を介して金属製保炎用スワーラ3
が接続され、スワーラ3がフランジ10に結合され、フ
ランジ10が燃焼器の図示しないケーシングに締結され
る。フランジ10には燃料噴射弁6や点火栓9が取付け
られる。
【0030】燃焼筒5の下流側端部が図示しないスクロ
ールの入口に嵌合して、燃焼室11で発生した燃焼ガス
は図示しないスクロールを通って図示しないタービンへ
と送られる。
ールの入口に嵌合して、燃焼室11で発生した燃焼ガス
は図示しないスクロールを通って図示しないタービンへ
と送られる。
【0031】図示しないコンプレッサから送られる加圧
空気は、熱交換器によって加熱された後、燃焼筒5の外
側に画成される流路15を通ってスワーラ3に向けて流
れ、スワーラ3を介して燃焼室11に旋回しながら流入
する。
空気は、熱交換器によって加熱された後、燃焼筒5の外
側に画成される流路15を通ってスワーラ3に向けて流
れ、スワーラ3を介して燃焼室11に旋回しながら流入
する。
【0032】スワーラ3の内側には燃焼室11に臨む燃
料噴射弁6が配設される。スワーラ3の外側には燃焼室
11に臨む点火栓9が配設される。
料噴射弁6が配設される。スワーラ3の外側には燃焼室
11に臨む点火栓9が配設される。
【0033】燃料噴射弁6から噴射された燃料は、スワ
ーラ3から導入される空気と混合しながら拡散燃焼し、
燃焼筒5に開口した二次空気導入口12および希釈空気
導入口13から取り込まれる空気と混合しながら燃焼す
る。
ーラ3から導入される空気と混合しながら拡散燃焼し、
燃焼筒5に開口した二次空気導入口12および希釈空気
導入口13から取り込まれる空気と混合しながら燃焼す
る。
【0034】燃焼室11は、燃料噴射弁6から噴射され
た燃料がスワーラ3から導入される空気と混合しながら
拡散燃焼する拡散燃焼領域11aと、二次空気導入口1
2および希釈空気導入口13から取り込まれる空気と混
合しながら燃焼する希薄燃焼領域11bとに分けられ
る。拡散燃焼領域11aでは希釈燃焼領域11bに比べ
て高温となり、金属製燃焼筒5が拡散燃焼する火炎に晒
されると、その耐熱性を十分に確保できない。
た燃料がスワーラ3から導入される空気と混合しながら
拡散燃焼する拡散燃焼領域11aと、二次空気導入口1
2および希釈空気導入口13から取り込まれる空気と混
合しながら燃焼する希薄燃焼領域11bとに分けられ
る。拡散燃焼領域11aでは希釈燃焼領域11bに比べ
て高温となり、金属製燃焼筒5が拡散燃焼する火炎に晒
されると、その耐熱性を十分に確保できない。
【0035】そこで、金属製燃焼筒5の内側に筒形をし
たセラミック製ライナ1が挿入される。ライナ1は拡散
燃焼領域11aに面して設けられ、拡散燃焼する火炎に
晒されるが、セラミックを材質として形成することによ
り、その耐熱性を十分に確保できる。
たセラミック製ライナ1が挿入される。ライナ1は拡散
燃焼領域11aに面して設けられ、拡散燃焼する火炎に
晒されるが、セラミックを材質として形成することによ
り、その耐熱性を十分に確保できる。
【0036】燃焼筒5にはライナ1に係合する環状凸部
21が一体形成される。環状凸部21はライナ1の外周
面および両端部に対峙するようにコの字形断面をもって
外径方向に膨出して形成される。
21が一体形成される。環状凸部21はライナ1の外周
面および両端部に対峙するようにコの字形断面をもって
外径方向に膨出して形成される。
【0037】ライナ1の燃焼室壁は、燃焼筒5の燃焼室
壁と略同一径で形成される。これにより、燃焼室11を
画成する壁面は、燃焼筒5からライナ1へと段差無く連
続するようになっている。
壁と略同一径で形成される。これにより、燃焼室11を
画成する壁面は、燃焼筒5からライナ1へと段差無く連
続するようになっている。
【0038】本実施形態では、燃焼筒5はライナ1を挟
むように2つの筒状部材5a,5bに分割して形成され
る。各筒状部材5a,5bは、両者の間にライナ1を介
装した状態で、ライナ1の外周に位置する互いの接合部
22が溶接により固着される。
むように2つの筒状部材5a,5bに分割して形成され
る。各筒状部材5a,5bは、両者の間にライナ1を介
装した状態で、ライナ1の外周に位置する互いの接合部
22が溶接により固着される。
【0039】燃焼筒5に開口した二次空気導入口12
は、ライナ1の外径方向に位置して、燃焼筒5の軸方向
に延びる長円形に形成される。
は、ライナ1の外径方向に位置して、燃焼筒5の軸方向
に延びる長円形に形成される。
【0040】図3にも示すように、ライナ1には二次空
気導入口12と燃焼室11を連通するスリット14が形
成される。スリット14はライナ1の周方向に延びる帯
状に形成される。
気導入口12と燃焼室11を連通するスリット14が形
成される。スリット14はライナ1の周方向に延びる帯
状に形成される。
【0041】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
説明する。
【0042】ガスタービンの運転時、拡散燃焼領域11
aでは燃料噴射弁6から噴射された燃料がスワーラ3か
ら導入される空気と混合しながら拡散燃焼する。拡散燃
焼する火炎に晒されるライナ1は高温となるが、ライナ
1は耐熱性の高いセラミックを材質とすることにより、
高い耐熱性が得られる。
aでは燃料噴射弁6から噴射された燃料がスワーラ3か
ら導入される空気と混合しながら拡散燃焼する。拡散燃
焼する火炎に晒されるライナ1は高温となるが、ライナ
1は耐熱性の高いセラミックを材質とすることにより、
高い耐熱性が得られる。
【0043】ライナ1の燃焼室11に面する壁面は熱面
となって、ガスタービンの運転中に燃料噴射弁6からの
燃料噴霧の噴射が瞬間的に途絶えて失火しても、次の瞬
間に噴射が再開された燃料噴霧がライナ1の熱面に触れ
ることにより再着火し、運転を継続することができる。
となって、ガスタービンの運転中に燃料噴射弁6からの
燃料噴霧の噴射が瞬間的に途絶えて失火しても、次の瞬
間に噴射が再開された燃料噴霧がライナ1の熱面に触れ
ることにより再着火し、運転を継続することができる。
【0044】燃焼室11を画成する壁面は、燃焼筒5と
ライナ1の間で段差無く連続しているため、火炎が燃焼
筒5からライナ1の壁面に沿って伝播することを促し、
高い燃焼性が得られる。また、燃焼室11の壁面に段差
部が無いため、燃焼室壁面の温度が局部的に高まるヒー
トスポットが発生することを防止できるとともに、燃焼
室壁面にカーボン等が堆積することを防止できる。
ライナ1の間で段差無く連続しているため、火炎が燃焼
筒5からライナ1の壁面に沿って伝播することを促し、
高い燃焼性が得られる。また、燃焼室11の壁面に段差
部が無いため、燃焼室壁面の温度が局部的に高まるヒー
トスポットが発生することを防止できるとともに、燃焼
室壁面にカーボン等が堆積することを防止できる。
【0045】二次空気導入口12および希釈空気導入口
13から取り込まれる空気と混合しながら燃焼する希薄
燃焼領域11bは、拡散燃焼領域11aに比べて低温と
なり、希釈燃焼領域11bに面する金属製燃焼筒5の耐
熱性および耐高温酸化性を十分に確保できる。
13から取り込まれる空気と混合しながら燃焼する希薄
燃焼領域11bは、拡散燃焼領域11aに比べて低温と
なり、希釈燃焼領域11bに面する金属製燃焼筒5の耐
熱性および耐高温酸化性を十分に確保できる。
【0046】ライナ1は燃焼筒5に挿入されて支持され
る構造により、金属製燃焼筒5によって燃焼器の構造強
度が担われ、燃焼器に働く機械的応力がライナ1に作用
しない。したがって、脆性材料であるセラミックからな
るライナ1の強度が十分に確保される。
る構造により、金属製燃焼筒5によって燃焼器の構造強
度が担われ、燃焼器に働く機械的応力がライナ1に作用
しない。したがって、脆性材料であるセラミックからな
るライナ1の強度が十分に確保される。
【0047】セラミック製ライナ1はその肉厚な筒形に
形成され、断面形が急激に変化する部位を持っていない
ため、ガスタービンの運転時に応力集中が発生すること
を防止できる。また、ライナ1の成形、焼成中に割れや
変形が生じることが抑えられ、生産性を高められ、製品
のコストダウンがはかれる。
形成され、断面形が急激に変化する部位を持っていない
ため、ガスタービンの運転時に応力集中が発生すること
を防止できる。また、ライナ1の成形、焼成中に割れや
変形が生じることが抑えられ、生産性を高められ、製品
のコストダウンがはかれる。
【0048】なお、耐熱金属製燃焼筒5の熱膨張係数が
16〜18×10-6(1/K)であるのに対して、セラ
ミック製ライナ1の熱膨張係数が3〜5×10-6(1/
K)である。ガスタービンの運転停止時に生じるライナ
1と外筒5等の熱収縮差は、ライナ1と燃焼筒5の間に
画成される隙間により吸収され、ライナ1に熱応力が生
じることを抑えられる。
16〜18×10-6(1/K)であるのに対して、セラ
ミック製ライナ1の熱膨張係数が3〜5×10-6(1/
K)である。ガスタービンの運転停止時に生じるライナ
1と外筒5等の熱収縮差は、ライナ1と燃焼筒5の間に
画成される隙間により吸収され、ライナ1に熱応力が生
じることを抑えられる。
【0049】燃焼筒5の軸方向に延びる長円形に形成さ
れた二次空気導入口12とライナ1の周方向に延びる帯
状に形成されたスリット14とが互いに連通する開口面
積は、ライナ1が燃焼筒5に対して回転しても変化せ
ず、二次空気導入口12を介して燃焼室11に導入され
る空気量特性が変化することを防止して、所期の燃焼性
能が得られる。
れた二次空気導入口12とライナ1の周方向に延びる帯
状に形成されたスリット14とが互いに連通する開口面
積は、ライナ1が燃焼筒5に対して回転しても変化せ
ず、二次空気導入口12を介して燃焼室11に導入され
る空気量特性が変化することを防止して、所期の燃焼性
能が得られる。
【0050】次に、図4に示す実施の形態について説明
する。なお、図1等との対応部分には同一符号を用い
る。
する。なお、図1等との対応部分には同一符号を用い
る。
【0051】ライナ1には流路15と燃焼室11を結ぶ
複数の二次空気導入口24が開口する。各二次空気導入
口24は略円形に形成される。
複数の二次空気導入口24が開口する。各二次空気導入
口24は略円形に形成される。
【0052】燃料噴射弁6から噴射された燃料は、スワ
ーラ3から導入される空気と混合しながら拡散燃焼しラ
イナ1に開口した二次空気導入口12および燃焼筒5に
開口した希釈空気導入口13から取り込まれる空気と混
合しながら燃焼する。
ーラ3から導入される空気と混合しながら拡散燃焼しラ
イナ1に開口した二次空気導入口12および燃焼筒5に
開口した希釈空気導入口13から取り込まれる空気と混
合しながら燃焼する。
【0053】燃焼筒5はライナ1を挟むように2つの筒
状部材5a,5bに分割して形成される。各筒状部材5
a,5bは、両者の間にライナ1を介装した状態で、ラ
イナ1の外周面の大部分が流路15に露出するように形
成される。
状部材5a,5bに分割して形成される。各筒状部材5
a,5bは、両者の間にライナ1を介装した状態で、ラ
イナ1の外周面の大部分が流路15に露出するように形
成される。
【0054】各筒状部材5a,5bを結ぶ複数の金属製
棒状の連結ロッド23が設けられる。各連結ロッド23
の両端部が各筒状部材5a,5bに溶接により固着され
る。
棒状の連結ロッド23が設けられる。各連結ロッド23
の両端部が各筒状部材5a,5bに溶接により固着され
る。
【0055】この場合も、燃焼筒5にはライナ1に係合
する環状凸部21が一体形成される。環状凸部21はラ
イナ1の外周面および両端部に対峙するようにコの字形
断面をもって外径方向に膨出して形成され、燃焼室11
を画成する壁面は、燃焼筒5からライナ1へと段差無く
連続するようになっている。
する環状凸部21が一体形成される。環状凸部21はラ
イナ1の外周面および両端部に対峙するようにコの字形
断面をもって外径方向に膨出して形成され、燃焼室11
を画成する壁面は、燃焼筒5からライナ1へと段差無く
連続するようになっている。
【0056】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
説明する。
【0057】ガスタービンの運転時、ライナ1の外周面
が流路15を流れる空気流に晒され、ライナ1の温度上
昇が抑えられることにより、熱面による再着火性が低下
するものの、セラミック製ライナ1の耐熱性を高められ
る。
が流路15を流れる空気流に晒され、ライナ1の温度上
昇が抑えられることにより、熱面による再着火性が低下
するものの、セラミック製ライナ1の耐熱性を高められ
る。
【0058】ライナ1に開口した各二次空気導入口24
は略円形に形成され、ライナ1の形状が簡素化されるこ
とにより、生産性の向上がはかれる。
は略円形に形成され、ライナ1の形状が簡素化されるこ
とにより、生産性の向上がはかれる。
【0059】2つの筒状部材5a,5bは、ライナ1の
両端部のみを覆うように形成されることにより、各筒状
部材5a,5bの長さを短縮し、生産性を向上がはかれ
る。
両端部のみを覆うように形成されることにより、各筒状
部材5a,5bの長さを短縮し、生産性を向上がはかれ
る。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載のガ
スタービンの燃焼器は、ライナは燃焼室の壁面に段差部
を設けることなく金属製燃焼筒に挿入される構造によ
り、燃焼室壁面にヒートスポットが発生したり、カーボ
ン等が堆積することを防止できるとともに、構造の簡素
化がはかれ、生産性、整備性等を改善することができ
る。
スタービンの燃焼器は、ライナは燃焼室の壁面に段差部
を設けることなく金属製燃焼筒に挿入される構造によ
り、燃焼室壁面にヒートスポットが発生したり、カーボ
ン等が堆積することを防止できるとともに、構造の簡素
化がはかれ、生産性、整備性等を改善することができ
る。
【0061】請求項2に記載のガスタービンの燃焼器
は、ライナは溶接により固着される各筒状部材の間に挟
持され、構造を簡素化して、製品のコストダウンがはか
れる。
は、ライナは溶接により固着される各筒状部材の間に挟
持され、構造を簡素化して、製品のコストダウンがはか
れる。
【0062】請求項3に記載のガスタービンの燃焼器
は、ライナが燃焼筒に対して回転しても、二次空気導入
口を介して燃焼室に導入される空気量特性が変化せず、
所期の燃焼性能が得られる。
は、ライナが燃焼筒に対して回転しても、二次空気導入
口を介して燃焼室に導入される空気量特性が変化せず、
所期の燃焼性能が得られる。
【0063】請求項4に記載のガスタービンの燃焼器
は、ライナは連結ロッドを介して固着される各筒状部材
の間に挟持される構造により、構造を簡素化して、製品
のコストダウンがはかれるとともに、セラミック製ライ
ナは燃焼室に導かれる空気流に晒されることによりその
耐熱性を高められる。
は、ライナは連結ロッドを介して固着される各筒状部材
の間に挟持される構造により、構造を簡素化して、製品
のコストダウンがはかれるとともに、セラミック製ライ
ナは燃焼室に導かれる空気流に晒されることによりその
耐熱性を高められる。
【0064】請求項5に記載のガスタービンの燃焼器
は、ライナの形状を簡素化して、製品のコストダウンが
はかれるとともに、ライナが燃焼筒に対して回転しても
二次空気導入口を介して燃焼室に導入される空気量特性
が変化することを防止して、所期の燃焼性能が得られ
る。
は、ライナの形状を簡素化して、製品のコストダウンが
はかれるとともに、ライナが燃焼筒に対して回転しても
二次空気導入口を介して燃焼室に導入される空気量特性
が変化することを防止して、所期の燃焼性能が得られ
る。
【図1】本発明の実施の形態を示す燃焼器の断面図。
【図2】同じく燃焼器の斜視図。
【図3】同じくライナの斜視図。
【図4】他の実施の形態を示す燃焼器の断面図。
【図5】従来例を示す燃焼器の断面図。
1 ライナ 3 スワーラ 5 燃焼筒 5a筒状部材 5b筒状部材 6 燃料噴射弁 11 燃焼室 11a拡散燃焼領域 11b希薄燃焼領域 12 二次空気導入口 14 スリット 21 環状凸部 22 接合部 23 連結ロッド 24 二次空気導入口
Claims (5)
- 【請求項1】燃焼室を画成する金属製燃焼筒を筒形に形
成し、 筒形をしたセラミック製ライナを燃焼筒の内側に介装
し、 燃焼筒をライナを挟んで複数の筒状部材に分割し、 燃焼筒とライナの燃焼室壁が段差無く連続するように各
筒状部材にライナと係合する環状凸部を形成したことを
特徴とするガスタービンの燃焼器。 - 【請求項2】前記各筒状部材をライナの外周で互いに接
合させ、 各筒状部材の接合部を溶接により固着したことを特徴と
する請求項1に記載のガスタービンの燃焼器。 - 【請求項3】前記燃焼筒に軸方向に延びる二次空気導入
口を開口させ、 ライナに二次空気導入口と燃焼室を連通して周方向に延
びるスリットを開口させたことを特徴とする請求項2に
記載のガスタービンの燃焼器。 - 【請求項4】前記各筒状部材をライナを挟んで互いに離
し、 各筒状部材を結ぶ複数の連結ロッドを備えたことを特徴
とする請求項1に記載のガスタービンの燃焼器。 - 【請求項5】前記ライナに各筒状部材の間に面して二次
空気導入口を開口したことを特徴とする請求項4に記載
のガスタービンの燃焼器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20484495A JPH0953824A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | ガスタービンの燃焼器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20484495A JPH0953824A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | ガスタービンの燃焼器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0953824A true JPH0953824A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16497335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20484495A Pending JPH0953824A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | ガスタービンの燃焼器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0953824A (ja) |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP20484495A patent/JPH0953824A/ja active Pending
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