JPH095522A - 無偏光ビームスプリッター - Google Patents

無偏光ビームスプリッター

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JPH095522A
JPH095522A JP7180694A JP18069495A JPH095522A JP H095522 A JPH095522 A JP H095522A JP 7180694 A JP7180694 A JP 7180694A JP 18069495 A JP18069495 A JP 18069495A JP H095522 A JPH095522 A JP H095522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractive index
polarized component
light
beam splitter
thin film
Prior art date
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Pending
Application number
JP7180694A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Funabiki
伸夫 船引
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
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Publication of JPH095522A publication Critical patent/JPH095522A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で安価、かつ広い波長帯域に亙って出射
光のS偏光成分とP偏光成分の割合が入射光と同等であ
る無偏光ビームスプリッターを提供する。 【構成】 本発明の無偏光ビームスプリッターは、平板
状の透明基板10の両面に、高屈折率薄膜と低屈折率薄
膜とを交互に積層した多層膜20、30を有し、基板1
0の夫々の面で反射および透過する出射光のS偏光成分
とP偏光成分の割合が入射光と同等になると共に、基板
10の両面に多層膜20、30を形成するので、各面で
反射および透過する出射光のS偏光成分とP偏光成分の
割合を自由に選択でき、無偏光の有効波長域が十分広い
ものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学機器等において光
路を二分するビームスプリッターに関し、特に、光ファ
イバ通信機器の光学系中に設けられて信号光からモニタ
ー光を分岐する無偏向ビームスプリッターに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビームスプリッターは、図6に
示すように、プリズム40と41との傾斜面の間に、一
定の反射率を有する光学膜50が設けられた構造をして
いる。このビームスプリッターに入射した光は、光学膜
50の反射率特性により、透過光と反射光に分岐され、
反射光は入射光に対して通常90°の方向に出射され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の光フ
ァイバ通信技術の発展により、高品位レーザーダイオー
ド光源や光ファイバアンプ等のコヒーレント光を扱う光
学系には、入射光と出射光との間に偏光特性の変化が生
じない、つまり無偏光の光学素子が要求されおり、特
に、信号光モニター用のビームスプリッターでは、ビー
ムスプリッターを透過する信号光、およびモニター光に
偏光特性の差が生じることは、信号光それ自体の品位を
低下させ、かつ不正確なモニターを行うことになる。
【0004】しかしながら、従来、図6に示すビームス
プリッターの光学膜50の特性として、反射光のS偏光
成分の割合がP偏光成分の割合より遥かに大きくなる傾
向、即ち、透過光のP偏光成分の割合をS偏光成分の割
合より遥かに大きくさせる傾向がある。そこで、前記ビ
ームスプリッターの出射光のS偏光成分とP偏光成分の
割合を入射光と同等にするため、光学膜50を多層構造
としたものが提案されているが、S偏光成分とP偏光成
分の割合に波長依存性があり、広い波長域での割合を同
等にすることができず、近年の波長多重型光通信機器の
光学系には使用できないという問題点があった。
【0005】更に、プリズムを二個用いるビームスプリ
ッターは、それ自体の小型化が困難であり、かつ部材加
工や多層光学膜の成膜、並びにそれらの組立てに要する
費用が高価となる問題点があった。
【0006】本発明は、従来のビームスプリッターの上
記問題点に鑑みて成されたもので、小型で安価、かつ波
長多重形光通信機器の光学系に使用可能な広い波長帯域
に亙って出射光のS偏光成分とP偏光成分の割合が入射
光と同等である無偏光ビームスプリッターを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の無偏光ビームスプリッターは、平板状の透
明基板の両面に、高屈折率薄膜と低屈折率薄膜とを交互
に積層し、出射光のS偏光成分とP偏光成分の割合を入
射光と同等にしてなることを特徴とする。
【0008】また、本発明の無偏光ビームスプリッター
は、前記透明基板の屈折率(NS )と、高屈折率薄膜の
屈折率(NH )と、低屈折率薄膜の屈折率(NL )とを 1.4<NS <1.8 1.7<NH <2.5 1.3<NL <1.8 にしてなることを特徴とする。
【0009】本発明の無偏光ビームスプリッターは、平
板状の透明基板の夫々の面上の多層膜のS偏光成分とP
偏光成分の反射率の割合どうしを使用波長領域に亙って
相殺しあう分布となるように膜屈折率と光学的膜厚およ
び膜層数を設定することにより、基板の両面で反射およ
び透過してくる出射光のS偏光成分とP偏光成分の割合
を入射光と同等にするものである。ここで「同等」と表
現しているのは、全く同じ場合のみならず、実用に差し
支えのない程度の差を有する場合も含むことを意味す
る。具体的な数字で示すと、例えば、所定の光の波長域
で、基板の吸収による損失を0%と仮定すると、基板の
入射側でS偏光成分の反射率が2%で透過率98%、P
偏光成分の反射率が3%で透過率97%となる場合、透
過側でS偏光成分の反射率が3%で透過率97%、P偏
光成分の反射率が2%で透過率98%となれば、このビ
ームスプリッターでは、光のS偏光成分、P偏光成分共
に同等の5%反射され、95%透過する。
【0010】本発明の平板状の透明基板に使用され、波
長帯域が1400〜1700nmにおける屈折率が1.
4〜1.8の範囲の材料として、例えば、BLC(日本
電気硝子(株)製ホウ硅酸ガラス、屈折率が1.48〜
1.49)、石英ガラス(屈折率が1.43〜1.4
6)、サファイア(屈折率が1.73〜1.76)等が
使用可能であり、屈折率が1.7〜2.5の範囲の高屈
折率薄膜の材料として、例えば、誘電体であるTiO2
(屈折率が2.20〜2.30)、Ta25(屈折率が
1.90〜2.10)、ZrO2 (屈折率が1.90〜
2.00)等が使用可能であり、屈折率が1.3〜1.
8の範囲の低屈折率薄膜の材料として、例えば、誘電体
であるSiO2 (屈折率が1.44〜1.46)、Mg
2F (屈折率が1.35〜1.36)、Al23(屈折
率が1.50〜1.60)等が使用可能である。これら
の誘電体は光通信で使用される赤外領域の光を殆ど吸収
することなく、膜それ自体の強度が高い上に、基板に対
する膜付着強度も高く、更に物理的・化学的耐久性に優
れており取り扱いが容易である。
【0011】
【作用】本発明の無偏光ビームスプリッターは、平板状
の透明基板の両面に、高屈折率薄膜と低屈折率薄膜とを
交互に積層し、出射光のS偏光成分とP偏光成分の割合
を入射光と同等にしてなるので、基板の夫々の面で反射
および透過する光のS偏光成分とP偏光成分の割合を夫
々の面の多層膜で調整することにより、出射光のS偏光
成分とP偏光成分の割合を入射光と同等にできると共
に、基板両面に多層膜を形成するので、その多層膜での
反射光および透過光のS偏光成分とP偏光成分の割合を
自由に選択でき、その偏光特性の有効波長域を十分広く
できる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示す概念図、図2
は要部拡大断面図を示している。これらの図において、
1、3は入射側高屈折率薄膜、2、4は入射側低屈折率
薄膜、5、7は透過側高屈折率薄膜、6、8は透過側低
屈折率薄膜、10は板状透明基板、20は入射側多層
膜、30は透過側多層膜をそれぞれ示している。
【0013】平板状の透明基板10としてホウ硅酸ガラ
スのBLC(日本電気硝子(株)製、屈折率1.48〜
1.49)を材料として、寸法が4mm×4mm×0.
5mmの両面が鏡面であるガラス板を精密洗浄した後、
この基板の夫々の面に、高屈折率薄膜としてTa25
低屈折率薄膜としてSiO2 を膜材料として使用して、
理論設計上、中心波長1550nm、入射角45°、反
射率5%の仕様となる表1に示す膜の順序および光学的
膜厚の多層膜20および30を真空蒸着法で蒸着して成
膜して、無偏光ビームスプリッターを作製した。
【0014】
【表1】
【0015】先ず、平板状の透明基板10の入射側にT
25とSiO2 とが交互に四層積層された多層膜20
を成膜して試料を作成し、その試料に対し、波長140
0〜1700nmの光を入射角45°で光を入射させ、
S偏光成分およびP偏光成分の夫々の反射率を測定し
た。その測定結果を図3の分光特性図に示す。
【0016】先記の多層膜20が付いた試料とは別個
に、平板状の透明基板10の透過側にTa25とSiO
2 とが交互に四層積層された多層膜30を成膜して試料
を作成し、その試料に対し、波長1400〜1700n
mの光を入射角45°で光を入射させ、S偏光成分およ
びP偏光成分の夫々の反射率を測定した。その測定結果
を図4の分光特性図に示す。
【0017】図3と図4とに示した分光特性を有する多
層膜を、平板状の透明基板10の入射側および透過側の
夫々の面に多層膜20および30を積層して成膜した完
成品のビームスプリッターに対し、波長1400〜17
00nmの光を入射角45°で光を入射させ、S偏光成
分およびP偏光成分の夫々の反射率を測定した。その測
定結果を図5の分光特性図に示す。
【0018】その結果、図5に示されたS偏光成分とP
偏光成分の反射率の分布から、反射率5.0±1.0
%、S偏光成分とP偏光成分の反射率差0.3dB以内
の条件で、有効波長範囲が1480nm〜1600nm
におよぶ120nmに亙る広帯域の無偏光ビームスプリ
ッターが製作できたことが確認された。
【0019】
【発明の効果】本発明の無偏光ビームスプリッターによ
れば、出射光のS偏光成分とP偏光成分の割合を入射光
に対して同等にすると共に、その偏光特性の有効波長域
を十分な広さに確保できるので、高品位レーザーダイオ
ード光源や光ファイバアンプ等のコヒーレント光を扱う
光学系および波長多重型光通信機器の光学系の信号光の
モニターに使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す概念図。
【図2】図1の要部拡大断面図。
【図3】本発明実施例の入射側多層膜の分光特性図。
【図4】本発明実施例の透過側多層膜の分光特性図。
【図5】本発明実施例のビームスプリッターの分光特性
図。
【図6】従来技術の構成を示す概念図。
【符号の説明】
1、3 入射側高屈折率薄膜 2、4 入射側低屈折率薄膜 5、6 透過側高屈折率薄膜 7、8 透過側低屈折率薄膜 10 板状透明基板 20 入射側多膜 30 透過側多層膜 40 入射側プリズム 41 透過側プリズム 50 光学膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の透明基板の両面に、高屈折率薄
    膜と低屈折率薄膜とを交互に積層し、出射光のS偏光成
    分とP偏光成分の割合を入射光と同等にしてなることを
    特徴とする無偏光ビームスプリッター。
  2. 【請求項2】 前記透明基板の屈折率(NS )と、高屈
    折率薄膜の屈折率(NH )と、低屈折率薄膜の屈折率
    (NL )とを 1.4<NS <1.8 1.7<NH <2.5 1.3<NL <1.8 にしてなることを特徴とする請求項1記載の無偏光ビー
    ムスプリッター。
JP7180694A 1995-06-22 1995-06-22 無偏光ビームスプリッター Pending JPH095522A (ja)

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JP7180694A JPH095522A (ja) 1995-06-22 1995-06-22 無偏光ビームスプリッター

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JP7180694A JPH095522A (ja) 1995-06-22 1995-06-22 無偏光ビームスプリッター

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JPH095522A true JPH095522A (ja) 1997-01-10

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ID=16087679

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JP7180694A Pending JPH095522A (ja) 1995-06-22 1995-06-22 無偏光ビームスプリッター

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JP (1) JPH095522A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11242116A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Nec Eng Ltd 波長可変光フィルタ及びこれを組合わせた光増幅器
JP2009294679A (ja) * 2004-12-02 2009-12-17 Asahi Glass Co Ltd 投射型表示装置

Cited By (2)

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