JPH0955283A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JPH0955283A
JPH0955283A JP7204469A JP20446995A JPH0955283A JP H0955283 A JPH0955283 A JP H0955283A JP 7204469 A JP7204469 A JP 7204469A JP 20446995 A JP20446995 A JP 20446995A JP H0955283 A JPH0955283 A JP H0955283A
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JP
Japan
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heating
heat
roll
heated
heating roll
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JP7204469A
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Inventor
Hiroaki Ishio
博明 石尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱ロールを介した熱源からシートへの熱の
伝達経路が単純で、不要な部分での熱の発散を防止でき
る加熱効率のよいものとする。 【構成】 搬送されるシート状の被加熱物4に接してこ
れを加熱する加熱ロール3を備え、この加熱ロール3は
表面層3aを熱伝導性のよい材料で形成し、この表面層
の内側に断熱性のよい材料で形成した内側層3bを形成
したものとし、加熱ロール3の表面層3aを外側から加
熱する加熱手段1aを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば粉体像を静電転
写されたシートの熱定着処理、あるいはシート材の上に
シートを重合してラミネートする熱一体化処理と云った
ことを行う加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機やレーザビームプ
リンタ等で、トナー像が静電転写されたシートを熱定着
するのに、図3に示すような加熱装置が一般に用いられ
ている。このものはアルミ製の加熱ロールbにニクロム
抵抗線ヒータやハロゲンランプ等の熱源aを内蔵し、シ
ートcを搬送ベルトeによって搬送しながら加熱ロール
bの表面に接触させて、シートcの上のトナー像を加熱
溶融させてシートc上に定着させるようにしている。こ
の定着には搬送ベルトeの代わりに加圧ローラが用いら
れることがある。
【0003】近時では、加熱処理の高速化が要求され、
熱源aの容量増大やシートcと加熱ロールbとの接触面
積の増大を図るなどして対応している。
【0004】接触面積の増大は、搬送ベルトeのガイド
ローラdによる張設経路の設定によって自由に行える。
加圧ローラを採用する場合はこれの表面にゴム層を設け
て所定のニップ幅を持って加熱ロールbと接触し、ロー
ラ間のニップ幅にてシートcの加熱ロールbへの接触面
積が増大するようにしている。
【0005】また、加圧ローラ内にも熱源を設けてシー
トcを裏面からも加熱できるようにしたものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、次のような課題がある。
【0007】(1) 熱源aから発生する熱は、輻射によっ
て金属製の加熱ロールbを加熱し、加熱ロールbの内側
から外側に伝導した熱をシートcに移動させると言う熱
の伝達経路が複合した間接方式の加熱であるため、シー
トcを数秒と言った高速に昇温させることが困難であっ
た。
【0008】(2)(1)のように高速に昇温できないことか
ら、節電やまわりへの熱影響を緩和すると云ったことの
ために、熱源aを断続的に通電、通電停止して使用する
と、シートcを所定の温度領域に昇温するのに長い時間
がかかり一定時間あたりの熱処理能率が低下する。
【0009】(3) 熱源aにより加熱された加熱ロールb
とシートcとの接触が片側だけであるため、被加熱物の
厚さ方向に温度差が生じて被加熱物が熱変形によりカー
ルし、複写物やプリント物では、それ以降の搬送に支障
を来したり、各種の取扱いに不便であったりするし、ラ
ミネート加工等したシート状の工業製品であると品質に
係わることが多く、不良品が増加する。
【0010】加熱ロールと加圧ロールを利用した両側か
らの加熱では熱処理速度の向上が図れる。しかし、前記
間接加熱による加熱効率の問題は解消されないので、十
分な速度での加熱処理には、やはり熱源aの全体として
大きな熱容量が必要となるので、節電やまわりへの熱影
響の問題は依然として生じる。また、加熱ロールおよび
加圧ロール双方のシートへの熱の伝達構造が同一になら
ないので、表裏の温度差を無くすのは困難であってカー
ルの問題も解消し切れない。
【0011】(4) 熱源aから発生した熱は加熱ロールb
の全域にほぼ均等に亘っているのに、加熱ロールbがシ
ートcに熱を伝達する部分は全周のうちの極く僅かな部
分であるので、加熱ロールbの表面の大部分で熱が無駄
に放散しており、シートcの加熱処理に利用される熱量
の割合が少なく、この面でも大容量のヒータが必要とな
り、エネルギーの有効利用の点からも効率よい加熱方法
が望まれる。
【0012】本発明は上記従来のような問題点を解決す
るもので、加熱ロールを介した熱源からシートへの熱の
伝達経路が単純で、不要な部分での熱の発散を防止でき
る加熱効率のよい加熱装置を提供することを主たる目的
としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、請求項1の発明は、搬送されるシート状の
被加熱物に接してこれを加熱する加熱ロールを備え、こ
の加熱ロールは表面層を熱伝導性のよい材料で形成し、
この表面層の内側に断熱性のよい材料で形成した内側層
を形成したものとし、加熱ロールの表面層を外側から加
熱する加熱手段を設けたことを特徴とするものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
てさらに、被加熱物を搬送しながら加熱するために、被
加熱物を搬送し、途中被加熱物を加熱ロールの表面に接
触させる搬送手段を備えている。
【0015】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
てさらに、加熱効率を高めるために、搬送手段は少なく
とも表面層が断熱性のよい可撓性の材料よりなるベルト
部材であり、加熱ロール表面の所定範囲に沿うようにし
てある。
【0016】請求項4の発明は、請求項1〜3の発明の
いずれかにおいてさらに、加熱ロールよりも搬送方向上
流側位置で、被加熱物を非接触で加熱する補助加熱手段
を備えたものとする。
【0017】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
てさらに、加熱手段および補助加熱手段は、熱源と熱源
からの輻射熱を所定域に集中させる反射部材とで構成さ
れている。
【0018】請求項6の発明は、請求項4、5の発明の
いずれかにおいてさらに、加熱ロールおよび補助加熱手
段は被加熱物の表面と裏面とに対向して設けられてい
る。
【0019】請求項7の発明は、請求項4〜6の発明の
いずれかにおいてさらに、加熱ロール、加熱手段および
補助加熱手段の被加熱物への加熱部を除いたまわりを断
熱壁でほぼ密閉する断熱ケースを設けてある。
【0020】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
てさらに、加熱ロール、加熱手段、補助加熱手段、断熱
ケース、および搬送手段の全てを1つの本体部材に装備
してある。
【0021】
【作用】請求項1の発明の上記構成では、加熱ロールが
搬送されるシート状の被加熱物と接する表面の側から熱
源にて加熱されて、限られた厚みの熱伝導性のよい表面
層に蓄熱しながら、断熱性のよい材料よりなる内側層に
より内側への放熱を防止されるので、効率よく早期に均
一昇温するし、所定温度に昇温した後の加熱ロールの加
熱は、被加熱物との接触によって消費した熱量、および
再度加熱部に戻ってくるまでに表面から発散する僅かの
熱量を補償する程度に行い、表面側から受けた熱を表面
側から被加熱物に伝達する単純な熱伝達経路で、しか
も、加熱ロールの被加熱物を加熱する部分を、表面側か
らの加熱により温度が回復した直後の表面として、加熱
ロールの表面まわりでの放熱の影響なく被加熱物を設定
通りの正確な温度で熱効率がよく高速処理を実現しなが
ら加熱できるようになるので、均一加熱を損なわないで
立上がりが早く、節電のための断続した通電、通電停止
によっても十分な速度で加熱処理することができ、熱源
の必要容量を小さく抑えて節電を図り、まわりへの熱影
響の少ないものとすることができる。
【0022】請求項2の発明の上記構成では、請求項1
の発明においてさらに、被加熱物を搬送手段により搬送
しながら加熱ロールに接触させて連続的に加熱処理する
ことができ、高速処理に適したものとなる。
【0023】請求項3の発明の上記構成では、請求項2
の発明においてさらに、搬送手段が自身の可撓性を利用
して被加熱物を加熱ロール表面の所定の範囲に沿うよう
に案内し、加熱ロールから被加熱物への移動熱量が増大
するとともに、断熱性にすぐれていることにより加熱ロ
ーラおよび被加熱物から搬送手段側への放熱を抑えるの
で、加熱ロールによる被加熱物の加熱効率および加熱速
度をさらに向上することができる。
【0024】請求項4の発明の上記構成では、請求項1
〜3の発明のいずれかにおいてさらに、加熱ロールより
も搬送方向上流側位置にある補助加熱手段が、搬送され
る被加熱物を他部材を介さない非接触な輻射方式で加熱
するので、被加熱物の搬送に全く影響せずに、熱効率よ
く予備加熱することができ、被加熱物の昇温をさらに早
めて加熱処理のさらなる高速化が図れる。
【0025】請求項5の発明の上記構成では、請求項4
の発明においてさらに、加熱手段および補助加熱手段
が、熱源からの輻射熱を反射部材によって所定域に集中
させるように働くので、補助加熱手段での輻射による被
加熱物の予備加熱と、加熱手段による加熱ロールの加熱
とを無理なく熱効率よく達成することができ、熱源の必
要容量を低く抑えるとともにまわりへの熱影響を抑制す
ることができる。
【0026】請求項6の発明の上記構成では、請求項
4、5の発明のいずれかにおいてさらに、加熱ロールお
よび補助加熱手段が被加熱物の表面と裏面とに対向して
被加熱物を表裏両側から必要な加熱容量を分担しながら
加熱して、前記特徴ある加熱処理にて被加熱物を同一の
加熱構造にて表裏均一に昇温させ、被加熱物が表裏の温
度差によりカールするようなことを防止することがで
き、また、補助加熱手段での前段の加熱と、加熱ロール
での後段の加熱とにより目標温度までの昇温を段階的に
無理なく確実かつ早期に達成することができる。
【0027】請求項7の発明の上記構成では、請求項
5、6の発明のいずれかにおいてさらに、加熱ロールお
よび補助加熱手段の被加熱物への加熱部を除いたまわり
が、これをほぼ密閉する断熱ケースの断熱壁で囲われて
いるので、加熱ロール、加熱手段および補助加熱手段か
らの熱が外周りに放散するのを防止して、他への熱影響
を抑制するとともに熱効率を向上することができる。
【0028】請求項8の発明の上記構成では、請求項7
の発明においてさらに、加熱ロール、加熱手段、補助加
熱手段、断熱ケース、および搬送手段の全てを1つの本
体部材に装備してあり、これらを一体に取り扱って着脱
して補修したり、交換したりできるので、メンテナンス
の手間が軽減する。
【0029】
【実施例】以下、本発明の幾つかの代表的な実施の形態
について図を参照しながら説明する。
【0030】図1は本発明の第1の実施の形態を示し、
電子写真複写機の転写シート4を被加熱物として加熱し
熱定着を行う加熱装置10に適用されている。加熱装置
10は第1の熱源としてのハロゲンランプ1aを利用し
た加熱ロール3と、第2の熱源としてのハロゲンランプ
1bを利用した補助加熱手段とを備え、これらが加熱ブ
ロックをなして転写シート4を加熱する部分を除く範囲
でほぼ密閉するようにロックウールやセラミックス等の
断熱性のよい断熱壁7aで囲われている。
【0031】加熱ブロックの下には、転写シート4をハ
ロゲンランプ1bの下を経て加熱ロール3の部分に送り
付けて排出する搬送手段としての搬送ベルト5が設けら
れ、これを適数のガイドローラ6a〜6dにより張設し
て搬送ブロックをなし、この搬送ブロックにも転写シー
ト4の搬送面を残した範囲を囲うロックウール等の断熱
性のよい断熱壁7bが施されている。搬送ベルト5はゴ
ムや樹脂等の断熱性のよい材料よりなるものであって、
案内し搬送する転写シート4を自身の可撓性を利用して
加熱ロール3の外周の所定の範囲に沿わせて、加熱面積
が円周方向に増大するようにしてある。図では加熱ロー
ル3の転写シート4との接触角がほぼ45°となるよう
にしてある。しかし、これに限られることはなく、必要
に応じて設定すればよい。
【0032】ハロゲンランプ1aは加熱ロール3の表面
を輻射熱で加熱するものであり、反射板2aによって加
熱ロール3の表面の円周方向の一部に輻射熱が集中し、
これが加熱ロール3の全幅に及ぶようにされている。加
熱ロール3はアルミニウム等の熱伝導性のよい材料によ
り表面層3aを形成し、表面層3aの内側にセラミック
ス等の断熱性のよい材料よりなる内側層3bを形成して
ある。内側層3bは筒状であるが中実体にしてもよい。
【0033】ハロゲンランプ1bは転写シート4を加熱
ロール3よりも上流側で輻射熱によって予熱するための
ものであり、これも反射板2bによって輻射熱が通過す
る転写シート4の前後方向の一部に集中し、これが転写
シート4の全幅に及ぶようにしてある。
【0034】つまり、転写シート4は搬送ベルト5によ
って搬送されながら、まず、ハロゲンランプ1bによっ
て予備加熱され、次に加熱ロール3によって接触加熱さ
れながら所定の温度領域に昇温され、熱定着が連続して
行われる。
【0035】この際、加熱ロール3よりも搬送方向上流
側位置にあるハロゲンランプ1bが、搬送される転写シ
ート4を他部材を介さない非接触な輻射方式で加熱し
て、転写シート4の搬送に全く影響せずに、熱効率よく
予備加熱することができ、次の加熱ローラ3による加熱
とで、転写シート4の昇温を加熱ローラ3単独での加熱
の場合に比しさらに早めて加熱処理のさらなる高速化が
図れる。
【0036】しかも、ハロゲンランプ1a、1bによる
転写シート4および加熱ロール3の加熱が、輻射熱を反
射板2a、2bによって転写シート4および加熱ロール
3上の各所定域に集中させるように働くので、輻射によ
る予備加熱および、加熱ロール3の加熱を共に効率よく
達成することができ、その分、熱源の必要容量を低く抑
えるとともにまわりへの熱影響を抑制することができ
る。
【0037】特に、加熱ロール3は、搬送される転写シ
ート4と接する表面の側からハロゲンランプ1aにて加
熱されて、限られた厚みの熱伝導性のよい表面層3aに
蓄熱しながら、断熱性のよい材料よりなる内側層3bに
より内側への放熱を防止されるので、効率よく早期に均
一昇温するし、所定温度に昇温した後の加熱ロール3の
加熱は、転写シート4との接触によって消費した熱量、
および再度加熱部に戻ってくるまでに表面から発散する
僅かの熱量を補償する程度に行い、表面側から受けた熱
を表面側から転写シート4に伝達する単純な熱伝達経路
で、しかも、加熱ロール3の被加熱物を加熱する部分
を、表面側からの加熱により温度が回復した直後の表面
として、加熱ロール3の表面まわりでの放熱の影響なく
転写シート4を設定通りの正確な温度で熱効率がよく高
速処理を実現しながら加熱できるようになるので、均一
加熱を損なわないで立上がりが早く、節電のための断続
した通電、通電停止によっても十分な速度で加熱処理す
るそとができ、熱源の必要容量を小さく抑えて節電を図
り、まわりへの熱影響の少ないものとすることができ
る。
【0038】また、搬送ベルト5が転写シート4を加熱
ロール3表面の所定の範囲に沿うように案内し、加熱ロ
ール3から転写シート4への移動熱量が増大するととも
に、搬送ベルト5が断熱性にすぐれていることにより加
熱ローラ3および転写シート4から搬送ベルト5側への
放熱を抑えるので、加熱ロール3による転写シート4の
加熱効率および加熱速度をさらに向上することができ
る。
【0039】また、前記特徴のある加熱方式と、加熱ブ
ロックおよび搬送ブロックを断熱壁7a、7bで前記の
ように囲っていることにより、ハロゲンランプ1a、1
bおよび加熱ロール3からの周辺雰囲気への放散熱を抑
えることができ、装置10の消費電力を通常920W要
していたのを650Wに低減できた。しかも、その分だ
け周りへの熱影響も抑制することができる。
【0040】この装置10はさらにユニット9として1
つのものに集約合体したことにより、メンテナンス、交
換が容易になっている。しかもユニット9とするのに、
さらにこれを断熱性のよいケースで覆ったものとするこ
とにより、断熱壁7a、7bと、これらとの間の断熱空
間とによる3重の断熱構造として、さらなる熱効率の増
大と周りへの熱影響の防止とを図ることができる。
【0041】図2は本発明の第2の実施の形態としての
複写機用の加熱装置10を示している。このものは搬送
する転写シート4の表面側と裏面側とに、第1の実施の
形態におけるのと同様の加熱ブロックを配置し、それぞ
れの加熱ブロックにおける加熱ロール3、13および補
助加熱手段であるハロゲンランプ1b、1dの転写シー
ト4に対する加熱部を除く部分をほぼ密閉する断熱壁7
a、7bによって囲ってある。
【0042】上加熱ブロックの加熱ロール3はこれの表
面に上加熱ブロック内で対向したハロゲンランプ1aと
反射板2a、および下加熱ブロックにあるガイドローラ
6d〜6fによって張設した搬送ベルト5bと協働し、
下加熱ブロックの加熱ロール13はこれの表面に下加熱
ブロック内で対向したハロゲンランプ1cと反射板2
c、および上加熱ブロックにあるガイドローラ6a〜6
cによって張設した搬送ベルト5aと協働するようにし
てある。なお、加熱ロール13は表面層3cと内側層3
dとから構成されるが、内側層3dが中実体となってい
る。また、下加熱ブロックの補助加熱手段は熱源として
のハロゲンランプ1dと反射板2dとによって構成して
いる。
【0043】他の構造は第1の実施の形態と変わるとこ
ろはないので、重複する説明は省略する。
【0044】このように、加熱ロール3、補助加熱手段
としてのハロゲンランプ1b、および加熱ロール13、
補助加熱手段としてのハロゲンランプ1dが、転写シー
ト4の表面と裏面とに対向して転写シート4を表裏両側
から必要な加熱容量を分担しながら加熱して、前記第1
の実施の形態における特徴ある加熱処理にて転写シート
4を同一の加熱構造にて表裏均一に昇温させ、転写シー
ト4が表裏の温度差によりカールするようなことを防止
することができるし、補助的な加熱手段であるハロゲン
ラップ1b、1dによる前段の加熱と、加熱ロール3、
13による後段の加熱とにより目標温度までの昇温を段
階的に無理なく確実かつ早期に達成することができる。
【0045】具体的には、転写シート4は補助的な加熱
手段であるハロゲンランプ1bおよび反射板2bによっ
て、また補助的な加熱手段であるハロゲンランプ1dお
よび反射板2dによって、それぞれ同時に表裏を加熱さ
れて、室温から70℃ぐらいまでほぼ1秒で昇温され
る。次にハロゲンランプ1a、1cによって加熱された
2つの加熱ロール3、13によって目標温度172℃ま
で表裏から熱伝導加熱される。上記の実施の形態では転
写シート4を熱定着のために加熱する場合についてのみ
述べたが、シートの上に他のシートをラミネートするの
に加熱するような場合にも本発明は適用できる。また、
加熱ロールの加熱手段や補助加熱手段の熱源としてはハ
ロゲンラップに限られることはなく、種々の熱源を採用
してもよいことは勿論である。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、加熱ロールが
表面の側から加熱されて、限られた厚みの熱伝導性のよ
い表面層に蓄熱しながら、断熱性のよい材料よりなる内
側層により内側への放熱を防止されて効率よく早期に均
一昇温し、所定温度に昇温した後は加熱ロールの被加熱
物との接触によって消費した熱量、および再度加熱部に
戻ってくるまでに表面から発散する僅かの熱量を補償す
る程度の加熱にて、表面側から受けた熱を表面側から被
加熱物に伝達する単純な熱伝達経路で、しかも、被加熱
物を表面側からの加熱により温度が回復した直後の表面
で加熱して、加熱ロールの表面まわりでの放熱の影響な
く被加熱物を設定通りの正確な温度で熱効率のよい高速
処理を実現しながら加熱でき、均一加熱を損なわないで
立上がりが早く、節電のための断続した通電、通電停止
によっても十分な速度で加熱処理することができ、熱源
の必要容量を小さく抑えて節電を図り、まわりへの熱影
響の少ないものとすることができる。
【0047】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
においてさらに、被加熱物を搬送手段により搬送しなが
ら加熱ロールに接触させて連続的に加熱処理することが
でき、高速処理に適したものとなる。
【0048】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
においてさらに、搬送手段が被加熱物を加熱ロール表面
の所定の範囲に沿わせて被加熱物への移動熱量が増大
し、かつ搬送手段の断熱性により加熱ローラおよび被加
熱物から搬送手段側への放熱を抑えて、加熱ロールによ
る被加熱物の加熱効率および加熱速度をさらに向上する
ことができる。
【0049】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
発明のいずれかにおいてさらに、加熱ロールよりも搬送
方向上流側位置にある補助加熱手段が、搬送される被加
熱物を他部材を介さない非接触な輻射方式で加熱するの
で、被加熱物の搬送に全く影響せずに、熱効率よく予備
加熱することができ、被加熱物の昇温をさらに早めて加
熱処理のさらなる高速化が図れる。
【0050】請求項5の発明によれば、請求項4の発明
においてさらに、加熱手段および補助加熱手段が、熱源
からの輻射熱を反射部材によって所定域に集中させるよ
うに働き、補助加熱手段での輻射による被加熱物の予備
加熱と、加熱手段による加熱ロールの加熱とを熱効率よ
く達成して、熱源の必要容量を低く抑えるとともにまわ
りへの熱影響を抑制することができる。
【0051】請求項6の発明によれば、請求項4、5の
発明のいずれかにおいてさらに、加熱ロールおよび補助
加熱手段が被加熱物の表面と裏面とから必要な加熱容量
を分担しながら加熱し、前記特徴ある加熱処理にて被加
熱物を同一の加熱構造にて表裏均一に昇温させ、被加熱
物が表裏の温度差によりカールするようなことを防止す
ることができ、また、補助加熱手段での前段の加熱と、
加熱ロールでの後段の加熱とにより目標温度までの昇温
を段階的に無理なく確実かつ早期に達成することができ
る。
【0052】請求項7の発明によれば、請求項5、6の
発明のいずれかにおいてさらに、加熱ロールおよび補助
加熱手段の被加熱物への加熱部を除いたまわりが、これ
をほぼ密閉する断熱ケースの断熱壁で囲われているの
で、加熱ロール、加熱手段および補助加熱手段からの熱
が外周りに放散するのを防止して、他への熱影響を抑制
するとともに熱効率を向上することができる。
【0053】請求項8の発明によれば、請求項7の発明
においてさらに、加熱ロール、加熱手段、補助加熱手
段、断熱ケース、および搬送手段の全てを1つのユニッ
トにして、これらを一体に取り扱って着脱して補修した
り、交換したりできるので、メンテナンスの手間が軽減
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における複写機用加
熱装置の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における複写機用加
熱装置の断面図である。
【図3】従来の複写機用加熱装置の断面図である。
【符号の説明】
1a〜1dハロゲンランプ 2a〜2d 反射板 3、13 加熱ロール 3a、3c 表面層 3b、3d 内側層 4 転写シート 5、5a、5b 搬送ベルト 7a、7b 断熱壁 9 加熱装置ユニット 10 加熱装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されるシート状の被加熱物に接して
    これを加熱する加熱ロールを備え、この加熱ロールは表
    面層を熱伝導性のよい材料で形成し、この表面層の内側
    に断熱性のよい材料で形成した内側層を形成したものと
    し、加熱ロールの表面層を外側から加熱する加熱手段を
    設けたことを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 被加熱物を搬送し、途中被加熱物を加熱
    ロールの表面に接触させる搬送手段を備えた請求項1に
    記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 搬送手段は少なくとも表面層が断熱性の
    よい可撓性の材料よりなるベルト部材であり、加熱ロー
    ル表面の所定範囲に沿うようにする請求項2に記載の加
    熱装置。
  4. 【請求項4】 加熱ロールよりも搬送方向上流側位置
    で、被加熱物を非接触で加熱する補助加熱手段を備えた
    請求項1〜3の何れかに記載の加熱装置。
  5. 【請求項5】 加熱手段および補助加熱手段は、熱源と
    熱源からの輻射熱を所定域に集中させる反射部材とで構
    成される請求項4に記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 加熱ロールおよび補助加熱手段は被加熱
    物の表面と裏面とに対向して設けられている請求項4、
    5の何れかに記載の加熱装置。
  7. 【請求項7】 加熱ロール、加熱手段および補助加熱手
    段の被加熱物への加熱部を除いたまわりを断熱壁でほぼ
    密閉する断熱ケースを設けた請求項4〜6の何れかに記
    載の加熱装置。
  8. 【請求項8】 加熱ロール、加熱手段、補助加熱手段、
    断熱ケース、および搬送手段の全てを1つのユニットに
    した請求項7に記載の加熱装置。
JP7204469A 1995-08-10 1995-08-10 加熱装置 Pending JPH0955283A (ja)

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JP7204469A JPH0955283A (ja) 1995-08-10 1995-08-10 加熱装置

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