JPH0955363A - 銅系金属用研磨液および半導体装置の製造方法 - Google Patents

銅系金属用研磨液および半導体装置の製造方法

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JPH0955363A
JPH0955363A JP13503896A JP13503896A JPH0955363A JP H0955363 A JPH0955363 A JP H0955363A JP 13503896 A JP13503896 A JP 13503896A JP 13503896 A JP13503896 A JP 13503896A JP H0955363 A JPH0955363 A JP H0955363A
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英明 平林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 銅(Cu)または銅合金(Cu合金)の浸漬
時において前記Cu等を全く溶解せず、かつ研磨処理時
に前記CuまたはCu合金を実用的な速度で研磨するこ
とが可能な銅系金属用研磨液を提供しようとものであ
る。 【解決手段】 銅と反応して水に難溶性で、かつ銅より
も機械的に脆弱な銅錯体を生成する水溶性の有機酸、研
磨砥粒および水を含有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅系金属用研磨液
および半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程の一つである配線
層形成においては、表面の段差を解消する目的でエッチ
バック技術が採用されている。このエッチバック技術
は、半導体基板上の絶縁膜に配線形状の溝を形成し、前
記溝を含む前記絶縁膜上にCu膜を堆積し、前記Cu膜
をポリシング装置および研磨液を用いて研磨処理し、前
記溝内のみにCu膜を残存させて埋め込み配線層を形成
する方法である。
【0003】ところで、前記研磨液としては従来よりコ
ロイダルシリカのような研磨砥粒が分散された純水から
なるものが用いられている。しかしながら、前記研磨液
をポリシング装置の研磨パッドに供給して基板上に成膜
されたCu膜を前記研磨パッドに所定の加重を与えなが
ら研磨する場合には、単に前記研磨砥粒と研磨パッドに
よる機械的な研磨が前記Cu膜になされるのみである。
このため、研磨速度が10nm/分と低いという問題が
あった。
【0004】一方、J.Electrochem.So
c.,VoL.138.No11,3460(199
1)、VMIC Conference,ISMIC−
101/92/0156(1992)またはVMIC
Conference,ISMIC−102/93/0
205(1993)には、アミン系コロイダルシリカの
スラリーまたはK3 Fe(CN)6 、K4 (CN)6
Co(NO32 が添加されたスラリーからなるCu膜
またはCu合金膜の研磨液が開示されている。
【0005】しかしながら、前記研磨液は浸漬時と研磨
時との間でCu膜のエッチング速度に差がない。その結
果、前述したエッチバック工程後において前記溝内のC
u配線層は研磨液に接触されると、浸漬時と研磨時との
間でCu膜のエッチング速度に差がないため、前記Cu
配線層がさらに前記研磨液によりエッチングされる。し
たがって、前記溝内のCu配線層の表面位置が前記絶縁
膜の表面より低くなるため、前記絶縁膜の表面と面一の
配線層の形成が困難になり、平坦性が損なわれる。ま
た、形成された埋め込みCu配線層は、絶縁膜の表面と
面一に埋め込まれたCu配線層に比べて抵抗値が高くな
る。
【0006】特開平7−233485号公報には、アミ
ノ酢酸およびアミド硫酸から選ばれる少なくとも1種の
有機酸と酸化剤と水とを含有する銅系金属用研磨液が開
示されている。この銅系研磨液は、銅(Cu)または銅
合金(Cu合金)の浸漬時と研磨処理時との間で数倍な
いし数十倍のエッチング速度差を示す。すなわち、前記
研磨液の一成分であるアミノ酢酸は、下記反応式に示す
ようにCuの水和物と反応して水に溶解する錯体を生成
する。
【0007】Cu(H2 O)4 2++2H2 NCH2 CO
OH→Cu(H2 NCH2 COOH)2 +4H2 O+2
+ Cuは、前記アミノ酢酸と水との混合液とは反応しな
い。このような反応系において、酸化剤(例えば過酸化
水素)を添加することにより前記反応式の矢印に示す方
向に反応が進み、Cuのエッチングがなされる。前記研
磨液に例えばCu膜を浸漬すると、その表面に酸化層が
生成されてCuのエッチング(溶解)が抑制される。一
方、前記Cu膜を前記研磨液が存在する研磨パッドで研
磨すると、酸化層が前記研磨パッドにより機械的に研磨
されて純Cuが表面に露出し、研磨液中のアミノ酢酸お
よび過酸化水素の作用により化学的研磨が急激になされ
る。つまり、研磨処理工程ではCu膜の研磨面に常に純
Cuが露出して研磨液中のアミノ酢酸および過酸化水素
による化学的エッチングがなされる。ただし、前記研磨
液はCuまたはCu合金の研磨直後の表面に酸化層が生
成されない期間においてCuまたはCu合金を多少溶解
する恐れがある。
【0008】また、前記特開平7−233485号公報
には前記銅系金属用研磨液を用いて銅または銅合金から
なる配線材料膜をエッチバックして埋め込み配線を形成
する半導体装置の製造方法が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、銅
(Cu)または銅合金(Cu合金)の浸漬時において前
記Cu等を全く溶解せず、かつ研磨処理時に前記Cuま
たはCu合金を実用的な速度で研磨することが可能な銅
系金属用研磨液を提供しようとするものである。
【0010】本発明の別の目的は、半導体基板上の絶縁
膜に溝および開口部から選ばれる少なくとも一つの部材
を形成し、前記絶縁膜上に堆積された銅(Cu)または
銅合金(Cu合金)からなる配線材料膜を短時間でエッ
チバックできると共に絶縁膜表面と面一で高精度の埋め
込み配線層を形成することが可能な半導体装置の製造方
法を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる銅系金属
用研磨液は、銅と反応して水に難溶性で、かつ銅よりも
機械的に脆弱な銅錯体を生成する水溶性の有機酸、研磨
砥粒および水を含有することを特徴とするものである。
【0012】本発明に係わる半導体装置の製造方法は、
半導体基板上の絶縁膜に配線層の形状に相当する溝およ
び開口部から選ばれる少くとも一つの部材を形成する工
程と、前記溝および開口部から選ばれる少くとも一つの
部材を含む前記絶縁膜上に銅または銅合金からなる配線
材料膜を堆積する工程と、銅と反応して水に難溶性で、
かつ銅よりも機械的に脆弱な銅錯体を生成する水溶性の
有機酸、研磨砥粒および水を含有する研磨液を用いて前
記配線材料膜を前記絶縁膜の表面が露出するまで研磨処
理することにより前記配線材料膜を前記絶縁膜にその表
面と面一の埋め込み配線層を形成する工程とを具備した
ことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる銅系金属用
研磨液を詳細に説明する。この銅系金属用研磨液は、銅
と反応して水に難溶性で、かつ銅よりも機械的に脆弱な
銅錯体を生成する水溶性の有機酸、研磨砥粒および水を
含有する。
【0014】前記有機酸としては、例えば2−キノリン
カルボン酸(キナルジン酸)、2−ピリジンカルボン
酸、2,6−ピリジンカルボン酸、キノン等を挙げるこ
とができる。
【0015】前記有機酸は、前記研磨液中に0.1重量
%以上含有されることが好ましい。前記有機酸の含有量
を0.1重量%未満にすると、CuまたはCu合金の表
面に銅よりも機械的に脆弱な銅錯体を十分に生成するこ
とが困難になる。その結果、研磨時においてCuまたは
Cu合金の研磨速度を十分に高めることが困難になる。
より好ましい前記有機酸の含有量は、0.3〜1.2重
量%である。
【0016】前記研磨砥粒は、シリカ、ジルコニア、酸
化セリウムおよびアルミナから選ばれる少なくとも1つ
の材料から作られる。前記研磨砥粒は、特に研磨に適し
た硬度を有するアルミナ粒子をベースとすることが好ま
しい。すなわち、アルミナ粒子単独もしくはアルミナ粒
子とコロイダルシリカのようなシリカ粒子との混合粒子
から研磨砥粒を形成することが好ましい。
【0017】前記研磨砥粒は、0.02〜0.1μmの
平均粒径を有し、球状もしくは球に近似した形状を有す
ることが好ましい。このような研磨砥粒を含む研磨液に
よりCuまたはCu合金を研磨処理を行うと、Cuまた
はCu合金表面への損傷を抑制できる。特に、γ−アル
ミナ粒子はその製造上、球状のものを簡単に作れるため
に好適である。
【0018】前記研磨砥粒は、前記研磨液中に1〜20
重量%含有されることが好ましい。前記研磨砥粒の含有
量を1重量%未満にすると、その効果を十分に達成する
ことが困難になる。一方、前記研磨砥粒の含有量が20
重量%を越えると、研磨液の粘度等が高くなって取扱い
難くなる。より好ましい研磨砥粒の含有量は、2〜10
重量%である。
【0019】本発明に係わる研磨液は、さらに銅錯体生
成促進剤を含有することを許容する。このような銅錯体
生成促進剤としては、例えば過酸化水素(H22 )、
次亜塩素酸ソーダ(NaClO)のような酸化剤を用い
ることができる。
【0020】前記酸化剤は、前記研磨液中に前記有機酸
に対して重量割合で10倍以上含有することが好まし
い。前記酸化剤の含有量を重量割合で前記有機酸に対し
て10倍未満にすると、CuまたはCu合金の表面への
銅錯体生成を十分に促進することが困難になる。より好
ましい前記酸化剤の含有量は、前記有機酸に対して重量
割合で30倍以上、さらに好ましくは50倍以上であ
る。
【0021】本発明に係わる研磨液は、さらにアルカリ
剤のようなpH調節剤を含有することを許容する。この
ようなアルカリ剤としては、例えば水酸化カリウム、コ
リンが好適である。
【0022】本発明に係わる研磨液は、さらに非イオン
性、両性イオン性、陰イオン性、陽イオン性の界面活性
剤が添加されることを許容する。前記非イオン性界面活
性剤としては、例えばポリエチレングリコールフェニル
エーテル、エチレングリコール脂肪酸エステルを挙げる
ことができる。前記両性イオン性界面活性剤としては、
例えばイミダゾリベタイン等を挙げることができる。前
記陰イオン性界面活性剤としては、例えばドデシル硫酸
ナトリウム等を挙げることができる。前記陽イオン性界
面活性剤としては、例えばステアリントリメチルアンモ
ニウムクロライド等を挙げることができる。これらの界
面活性剤は、2種以上の混合物の形態で用いてもよい。
このような界面活性剤をさらに含む研磨液は、後述する
ようにCuまたはCu合金とSiN膜およびSiO2
ような絶縁膜との選択研磨性を高めることが可能にな
る。
【0023】前記界面活性剤は、前記研磨液中に1モル
/リットル以上添加されることが好ましい。前記界面活
性剤の添加量を1モル/リットル未満にすると、研磨時
においてCuまたはCu合金とSiO2 のような絶縁膜
との選択研磨性を高めることが困難になる。より好まし
い界面活性剤の添加量は、10〜100モル/リットル
の範囲である。
【0024】本発明に係わる銅系金属用研磨液により例
えば基板上に成膜されたCu膜またはCu合金膜を研磨
するには、図1に示すポリシング装置が用いられる。す
なわち、ターンテーブル1上には例えば布から作られた
研磨パッド2が被覆されている。研磨液を供給するため
の供給管3は、前記研磨パッド2の上方に配置されてい
る。上面に支持軸4を有する基板ホルダ5は、研磨パッ
ド2の上方に上下動自在でかつ回転自在に配置されてい
る。このようなポリシング装置において、前記ホルダ5
により基板6をその研磨面(例えばCu膜)が前記研磨
パッド2に対向するように保持し、前記供給管3から前
述した組成の研摩液7を供給しながら、前記支持軸4に
より前記基板6を前記研磨パッド2に向けて所望の加重
を与え、さらに前記ホルド5および前記ターンテーブル
1を互いに反対方向に回転させることにより前記基板上
のCu膜が研磨される。
【0025】以上説明した本発明に係わる銅系金属用研
磨液は、銅と反応して水に難溶性で、かつ銅よりも機械
的に脆弱な銅錯体を生成する水溶性の有機酸、研磨砥粒
および水を含有するため、CuまたはCu合金の浸漬時
において前記Cu等を全く溶解せず、研磨時においてC
uまたはCu合金を実用的な速度で研磨することができ
る。ここで、実用的な研磨速度とは従来の研磨砥粒のみ
を含有する研磨液を用いた場合の3倍以上であることを
意味する。
【0026】すなわち、前記研磨液の一成分である有機
酸、例えば2−キノリンカルボン酸は、下記化1に示す
反応式に示すようにCuの水和物(Cuイオン)と反応
して水に難溶性の錯体を生成する性質を有する。
【0027】
【化1】
【0028】前記反応式によりCuまたはCu合金の表
面に生成された銅錯体は、水に溶解されないものの、C
uに比べて脆弱であるため、研磨処理により容易に研磨
される。
【0029】また、さらに酸化剤のような銅錯体生成促
進剤を含有する前記研磨液は、前記反応式による銅錯体
の生成が促進され、研磨時においてCuまたはCu合金
を従来の研磨砥粒のみを含有する研磨液をに比べて5倍
以上の速度で研磨することが可能になる。
【0030】図2は、本発明の研磨液と従来の研磨液を
用いて、基板上に成膜されたCu膜を研磨処理した時の
研磨速度(加工速度)を前記研磨液の温度との関係でプ
ロットしたものである。本発明の研磨液は、有機酸(例
えば2−キノリンカルボン酸)0.3重量%、銅錯体生
成促進剤(例えば過酸化水素)16.7重量%、γ−ア
ルミナ粒子1.3重量%、コロイダルシリカ4.0重量
%および水からなる組成を有する。従来の研磨液は、γ
−アルミナ粒子1.3重量%、コロイダルシリカ4.0
重量%および水からなる組成を有する。図2中のaは、
本発明の研磨液による特性線、bは従来の研磨液による
特性線、である。なお、研磨処理は前述した図1に示す
ポリシング装置を用いて行った。すなわち、基板ホルダ
5にCu膜が成膜された基板をそのCu膜が例えばロー
デル・ニッタ社製商品名;SUBA800からなる研磨
パッド2側に対向するように逆さにして保持し、支持軸
4により前記基板を研磨パッド2に300g/cm2
加重を与え、さらにターンテーブル1および前記ホルダ
5をそれぞれ100rpmの速度で互いに反対方向に回
転させながら、研磨液を供給管3から12.5ml/分
の速度で前記研磨パッド2に供給することによって研磨
処理を行った。
【0031】図2から明らかなように、本発明の研磨液
によるCu膜の研磨速度(特性線a)は研磨砥粒のみを
含む従来の研磨液による研磨速度(特性線b)の約6倍
程度になることがわかる。
【0032】図3は、2−キノリンカルボン酸、過酸化
水素、研磨砥粒(γ−アルミナ粒子とコロイダルシリ
カ)および水からなる組成の研磨液において、過酸化水
素、γ−アルミナ粒子およびコロイダルシリカの含有量
をそれぞれ16.7重量%、1.3重量%、4.0重量
%と一定とし、2−キノリンカルボン酸の含有量を変化
させた時の基板上に成膜されたCu膜の研磨処理時の研
磨速度(加工速度)をプロットしたものである。なお、
研磨処理は図1に示すポリシング装置を用い、前述した
のと同様な手順で行った。
【0033】図3から明らかなように研磨液中の2−キ
ノリンカルボン酸の含有量が多くなるに従ってCuの研
磨速度が増大することがわかる。図4は、2−キノリン
カルボン酸、過酸化水素、研磨砥粒(γ−アルミナ粒子
とコロイダルシリカ)および水からなる組成の研磨液に
おいて、2−キノリンカルボン酸、γ−アルミナ粒子お
よびコロイダルシリカの含有量をそれぞれ0.3重量
%、1.3重量%、4.0重量%と一定とし、過酸化水
素の含有量を変化させた時の基板上に成膜されたCu膜
の研磨処理時の研磨速度(加工速度)をプロットしたも
のである。なお、研磨処理は図1に示すポリシング装置
を用い、前述したのと同様な手順で行った。
【0034】図4から明らかなようにCu膜の研磨処理
時において、過酸化水素を含有しない研磨液を用いた場
合にはCu膜の加工速度は約51nm/分であるが、過
酸化水素の含有量の増加に伴ってCu膜の加工速度は上
昇し、9重量%以上含有した研磨液では約90nm/分
にまで達する。つまり、過酸化水素水は前記錯体形成の
促進剤として寄与し、研磨パットおよび研磨液中の研磨
砥粒による機械的な研磨過程で露出する下地のCuまた
はCu合金が速やかに前記反応式にしたがって脆弱な性
質を有する銅錯体を生成するものと考えられる。
【0035】事実、図5の(A)に示すように基板11
上に凹凸を有するCu膜12を形成し、この基板11を
図4に示す研磨速度が高い組成の研磨液(2−キノリン
カルボン酸、γ−アルミナ粒子、コロイダルシリカおよ
び過酸化水素がそれぞれ0.3重量%、1.3重量%、
4.0重量%、16.7重量%含有)に3分間浸漬する
と、図5の(B)に示すようにCu膜12表面に銅錯体
層13が生成される。前記研磨液浸漬後のCu膜表面を
XPS(X線光電子分光法)で分析した。その結果、C
u膜表面において多量の炭素が検出され、Cuは少量し
か検出されなかった。また、AES(オージェ電子分光
法)によって前記銅錯体層の厚さを調べた。その結果、
前記銅錯体層の厚さは約20nmであった。
【0036】図1に示すポリシング装置および前記組成
の研磨液を用いて図5の(B)に示す変質層13が表面
に形成されたCu膜12を前記研磨液が存在する研磨パ
ッドで研磨すると、図5の(C)に示すようにCu膜1
2の凸部に対応する銅錯体層13が前記パッドにより機
械的に容易に研磨されて純Cuが表面に露出する。この
研磨直後のCu表面をXPS(X線光電子分光法)で分
析すると、Cuのみが検出され、酸化も殆どなされてい
なかった。つまり、研磨処理工程ではCu膜表面にCu
よりも脆弱な銅錯体層が生成されながら、その銅錯体層
を研磨パッド等で機械的に除去(研磨)することによっ
て、Cu膜の表面加工が進行する。
【0037】なお、前述した図3に示す2−キノリンカ
ルボン酸無添加の研磨液を用いた時のCu研磨速度(約
15nm/min)と図4に示す過酸化水素無添加の研
磨液(2−キノリンカルボン酸、研磨砥粒および水から
なる組成)を用いた時のCu研磨速度(約51nm/m
in)とを比較すれば明らかなように、2−キノリンカ
ルボン酸、研磨砥粒および水からなる組成を有する本発
明の研磨液は、2−キノリンカルボン酸が無添加の従来
の研磨液に比べて3倍以上の高い研磨速度を有すること
がわかる。
【0038】したがって、本発明に係わる研磨液はCu
またはCu合金の浸漬時において前記Cu等を全く溶解
せず、研磨時においてCuまたはCu合金を実用的な速
度(従来の研磨砥粒を含む研磨液を用いた場合の3倍以
上の速度)で研磨することができる。このため、研磨処
理工程において研磨液の供給タイミング等によりCuの
エッチング量が変動する等の問題を回避でき、その操作
を簡便に行うことができる。
【0039】また、前記ポリシング装置により前記基板
上のCu膜を研磨する際、前記Cu膜は研磨パッドが所
定の加重で当接(摺接)されている間のみ研磨され、前
記研磨パッドが前記Cu膜から離れると、研磨が直ちに
停止されるため、研磨処理後においてCu膜がさらにエ
ッチングされる、いわゆるオーバーエッチングを阻止す
ることができる。
【0040】さらに、図5の(C)に示すように凹凸を
有するCu膜12は研磨工程において側面からのエッチ
ングがなされず、前記研磨パッドと当接する凸部表面か
ら順次エッチングすることができるため、後述するエッ
チバック技術に極めて好適である。また、研磨加工が施
されたCu膜表面は研磨液に接触して前述した銅錯体層
が生成されるものの、その厚さは20nmと極めて薄い
ため、前記銅錯体層を除去して純Cu表面を露出させる
際にCu膜が過度に膜減りするのを回避できる。
【0041】本発明に係わる研磨液において、コリンの
ようなアルカリ剤を加えてpHを調節することによっ
て、Cuの研磨速度(加工速度)を制御できる。図6
は、例えば2−キノリンカルボン酸、γ−アルミナ粒
子、コロイダルシリカおよび過酸化水素がそれぞれ0.
3重量%、1.3重量%、4.0重量%、16.7重量
%を含み、コリンを添加してpHを4〜9.5に調節し
た研磨液を用いて基板上に成膜されたCu膜を研磨処理
した時の前記Cu膜の研磨速度(加工速度)を示す特性
図である。この図6に示すようにpHが高くなるに伴っ
てCu膜の研磨速度が低下し、特にpHが8以上で研磨
速度が極端に低下する。
【0042】本発明に係わる研磨液において、非イオン
性、両性イオン性、陰イオン性、陽イオン性の界面活性
剤を添加することによって、研磨時においてCuまたは
Cu合金とSiO2 のような絶縁膜との選択研磨性を高
めることができる。図7は、例えば2−キノリンカルボ
ン酸、γ−アルミナ粒子、コロイダルシリカおよび過酸
化水素がそれぞれ0.3重量%、1.3重量%、4.0
重量%、16.7重量%を含み、陰イオン性界面活性剤
であるドデシル硫酸ナトリウム(SDS)の添加量を変
化させた研磨液を用いて基板上に成膜されたCu膜、プ
ラズマ窒化シリコン膜(P−SiN膜)およびSiO2
膜を研磨処理した時のそれらの膜の研磨速度(加工速
度)を示す特性図である。なお、図7中のAはCu膜の
研磨速度を示す特性線、BはP−SiN膜の研磨速度を
示す特性線、CはSiO2 膜の研磨速度を示す特性線、
である。この図7に示すようにSDSの添加量の増加に
伴ってCu膜の研磨速度は上昇する。一方、SDSの添
加量の増加に伴って前記P−SiN膜およびSiO2
の研磨速度は低下し、SDSの添加量が10mモル/リ
ットルになると、前記P−SiN膜およびSiO2 膜の
研磨速度はほぼ零になる。したがって、SDSの添加に
よってCuとP−SiN膜およびSiO2 のような絶縁
膜との選択研磨性を高めることができる。このような選
択研磨性を高める界面活性剤は、陰イオン性界面活性剤
であるSDSのみならず、図8に示すように両生界面活
性剤、陽イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤で
も同様に達成することができる。
【0043】なお、本発明に係わる研磨液において2−
キノリンカルボン酸以外の銅と反応して水に難溶性で、
かつ銅よりも機械的に脆弱な銅錯体を生成する水溶性の
有機酸である2−ピリジンカルボン酸、2,6−ピリジ
ンカルボン酸、キノン等を用いた場合でも前述したよう
にCuまたはCu合金の浸漬時において前記Cu等を全
く溶解せず、研磨時においてCuまたはCu合金を実用
的な速度で研磨することができる。
【0044】次に、本発明に係わる半導体装置の製造方
法を説明する。この半導体装置の製造方法は、半導体基
板上の絶縁膜に配線層の形状に相当する溝および開口部
から選ばれる少くとも一つの部材(member)を形成する
工程と、前記溝および開口部から選ばれる少くとも一つ
の部材を含む前記絶縁膜上に銅または銅合金からなる配
線材料膜を堆積する工程と、銅と反応して水に難溶性
で、かつ銅よりも機械的に脆弱な銅錯体を生成する水溶
性の有機酸、研磨砥粒および水を含有する研磨液を用い
て前記配線材料膜を前記絶縁膜の表面が露出するまで研
磨処理することにより前記配線材料膜を前記絶縁膜にそ
の表面と面一の埋め込み配線層を形成する工程とを具備
する。
【0045】前記絶縁膜としては、例えばシリコン酸化
膜、ボロン添加ガラス膜(BPSG膜)、リン添加ガラ
ス膜(PSG膜)等を用いることができる。この絶縁膜
上には、窒化シリコン、炭素、アルミナ、窒化ホウ素、
ダイヤモンド等からなる研磨ストッパ膜が被覆されるこ
とを許容する。
【0046】前記Cu合金としては、例えばCu−Si
合金、Cu−Al合金、Cu−Si−Al合金、Cu−
Ag合金等を用いることができる。前記CuまたはCu
合金からなる配線材料膜は、スパッタ蒸着、真空蒸着等
により堆積される。
【0047】前記研磨液中の前記有機酸の含有量は、前
述した銅系金属用研磨液と同様な範囲にすることが好ま
しい。前記研磨液中の前記研磨砥粒としては、例えばア
ルミナ粒子、シリカ粒子、酸化セリウム粒子、ジルコニ
ア粒子等を挙げることができる。前記研磨砥粒は、特に
研磨に適した硬度を有するアルミナ粒子をベースとする
ことが好ましい。すなわち、アルミナ粒子単独もしくは
アルミナ粒子とコロイダルシリカのようなシリカ粒子と
の混合粒子から研磨砥粒を形成することが好ましい。
【0048】前記研磨砥粒は、0.02〜0.1μmの
平均粒径を有し、球状もしくは球に近似した形状を有す
ることが好ましい。このような研磨砥粒を含む研磨液に
より研磨処理を行うと、CuまたはCu合金表面への損
傷を抑制できる。特に、γ−アルミナ粒子はその製造
上、球状のものを簡単に作れるために好適である。
【0049】前記研磨砥粒の含有量は、前述した銅系金
属用研磨液と同様な1〜20重量%、より好ましくは2
〜7重量%の範囲にすることが好ましい。前記研磨液
は、さらに銅錯体生成促進剤を含有することを許容す
る。このような銅錯体生成促進剤としては、例えば過酸
化水素(H22 )、次亜塩素酸ソーダ(NaClO)
のような酸化剤を用いることができる。
【0050】前記酸化剤は、前記研磨液中に前記有機酸
に対して重量割合で10倍以上含有することが好まし
い。前記酸化剤の含有量を重量割合で前記有機酸に対し
て10倍未満にすると、CuまたはCu合金の表面への
銅錯体生成を十分に促進することが困難になる。より好
ましい前記酸化剤の含有量は、前記有機酸に対して重量
割合で30倍以上、さらに好ましくは50倍以上であ
る。
【0051】前記研磨液は、さらにアルカリ剤のような
pH調節剤を含有することを許容する。このようなアル
カリ剤としては、例えば水酸化カリウム、トリメチルア
ンモニウムヒドロキシドが好適である。
【0052】前記研磨液は、さらに非イオン性、両性イ
オン性、陰イオン性、陽イオン性の界面活性剤が添加さ
れることを許容する。前記非イオン性界面活性剤として
は、例えばポリエチレングリコールフェニルエーテル、
エチレングリコール脂肪酸エステルを挙げることができ
る。両性イオン性界面活性剤としては、例えばイミダゾ
リベタイン等を挙げることができる。陰イオン性界面活
性剤としては、例えばドデシル硫酸ナトリウム等を挙げ
ることができる。陽イオン性界面活性剤としては、例え
ばステアリントリメチルアンモニウムクロライド等を挙
げることができる。これらの界面活性剤は、2種以上の
混合物の形態で用いてもよい。
【0053】前記研磨液による研磨処理は、例えば前述
した図1に示すポリシング装置が用いて行われる。図1
に示すポリシング装置を用いる研磨処理において、基板
ホルダで保持された基板を前記研磨パッドに与える加重
は研磨液の組成により適宜選定される。例えば、有機酸
である2−キノリンカルボン酸、研磨砥粒および水をか
らなる組成の研磨液では前記加重を50〜1000g/
cm2 にすることが好ましい。
【0054】本発明に係わる半導体装置の製造におい
て、前記半導体基板上の前記溝および開口部から選ばれ
る少なくとも一つのmemberを含む前記絶縁膜には前記配
線材料膜を堆積する前にバリア層を形成することを許容
する。このようなバリア層を前記溝および開口部から選
ばれる少なくとも一つのmemberを含む前記絶縁膜に形成
することによって、Cuのような配線材料膜の堆積、エ
ッチバックにより前記バリア層で囲まれた埋め込み配線
層を前記溝および開口部の少なくとも一方に形成するこ
とが可能になる。その結果、配線材料であるCuが前記
絶縁膜に拡散するのを前記バリア層で阻止し、Cuによ
る半導体基板の汚染を防止することが可能になる。
【0055】前記バリア層は、例えばTiN、Ti、N
b、WまたはCuTa合金からなる。このようなバリア
層は、15〜50nmの厚さを有することが好ましい。
以上説明した本発明に係わる半導体装置の製造方法は、
半導体基板上の絶縁膜に配線層に相当する溝および開口
部から選ばれる少なくとも1つの部材(member)を形成
し、前記memberを含む前記絶縁膜上にCuまたはCu合
金からなる配線材料膜を堆積し、さらに銅と反応して水
に難溶性で、かつ銅よりも機械的に脆弱な銅錯体を生成
する水溶性の有機酸、研磨砥粒および水を含有する研磨
液と例えば前述した図1に示すポリシング装置とを用い
て前記配線材料膜を前記絶縁膜の表面が露出するまで研
磨する。前記研磨液は、既述したようにCu膜またはC
u合金膜の浸漬時において前記Cu膜またはCu合金膜
を全く溶解せず、かつ研磨時においてCu膜またはCu
合金膜を実用的な速度(従来の研磨砥粒を含む研磨液を
用いた場合の3倍以上の速度)で研磨することができ
る。特に、酸化剤のような銅錯体生成促進剤をさらに含
有する研磨液を用いた場合にはCu膜またはCu合金膜
を従来の研磨砥粒を含む研磨液に比べて5倍以上の速度
で研磨することが可能になる。その結果、前記研磨工程
において前記配線材料膜はその表面から順次ポリシング
される、いわゆるエッチバックがなされるため、前記絶
縁膜の溝および開口部から選ばれる少なくとも1のmemb
erにCuまたはCu合金からなる埋め込み配線層を前記
絶縁膜表面と面一に形成できる。また、エッチバック工
程後の前記配線層は前記研磨液と接触されるが、前述し
たようにCuまたはCu合金を全く溶解しないため、前
記配線層が溶解(エッチング)されるのを回避できる。
【0056】したがって、高精度の埋め込み配線層を有
すると共に、表面が平坦な構造を有する半導体装置を製
造することができる。また、前記絶縁膜に形成された埋
め込み配線層の表面は、研磨液に接触して前述した銅錯
体層が生成されるものの、その厚さは20nmと極めて
薄いため、前記銅錯体層を除去して純Cu表面を露出さ
せる際に埋め込み配線層が過度に膜減りするのを回避で
きる。
【0057】さらに、球状もしくは球に近似した形状の
研磨砥粒を含む研磨液を用いることによって、前記エッ
チバック工程において配線材料膜の割れや傷の発生を抑
制できるため、前記絶縁膜に信頼性の高い埋め込み配線
層を形成することができる。
【0058】さらに、前記絶縁膜上に予め窒化シリコ
ン、炭素、アルミナ、窒化ホウ素、ダイヤモンド等から
なる研磨ストッパ膜を被覆すれば、前記配線材料膜のエ
ッチバック工程において絶縁膜が研磨されるを防止でき
る。その結果、下地の絶縁膜の膜減り(シンニング)を
抑制でき、絶縁耐圧の高い半導体装置を製造することが
可能になる。
【0059】さらに、非イオン性、両性イオン性、陰イ
オン性、陽イオン性の界面活性剤がさらに含有する研磨
液を用いれば、前記エッチバック工程においてCuまた
はCu合金からなる配線材料膜とSiO2 のような絶縁
膜との選択研磨性を高めることができる。その結果、下
地の絶縁膜の膜減り(シンニング)を抑制でき、絶縁耐
圧の高い半導体装置を製造することが可能になる。ま
た、このような界面活性剤を含む研磨液を用いることに
よって、前記エッチバック工程後の洗浄において前記絶
縁膜上に残留した微細な配線材料および有機物等の汚染
物質を容易に除去することが可能になる。その結果、絶
縁膜表面の有機物や残留配線材料が除去された清浄な表
面を有する半導体装置を製造することができる。
【0060】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照
しして詳細に説明する。 (実施例1)まず、図9の(A)に示すように表面に図
示しないソース、ドレイン等の拡散層が形成されたシリ
コン基板21上にCVD法により層間絶縁膜としての例
えば厚さ1000nmのSiO2 膜22を堆積した後、
前記SiO2 膜22にフォトエッチング技術により配線
層に相当する形状を有する深さ500nmの複数の溝2
3を形成した。つづいて、図9の(B)に示すように前
記溝23を含む前記SiO2 膜22上にスパッタ蒸着に
より厚さ15nmのTiNからなるバリア層24および
厚さ600nmのCu膜25をこの順序で堆積した。
【0061】次いで、前述した図1に示すポリシング装
置の基板ホルダ5にFIG.9Bに示す基板21を逆さ
にして保持し、前記ホルダ5の支持軸4により前記基板
をターンテーブル1上のローデル・ニッタ社製商品名;
SUBA800からなる研磨パッド2に300g/cm
2 の加重を与え、前記ターンテーブル1およびホルダ5
をそれぞれ100rpmの速度で互いに反対方向に回転
させながら、研磨液を供給管3から12.5ml/分の
速度で前記研磨パッド2に供給して前記基板21に堆積
したCu膜25およびバリア層24を前記SiO2 膜2
2の表面が露出するまで研磨した。ここで、前記研磨液
として2−キノリンカルボン酸0.3重量%、平均粒径
30nmのγ−アルミナ粒子1.4重量%およびコロイ
ダルシリカ4.1重量%を含む純水からなものを用い
た。前記研磨工程において、前記研磨液はCu膜との接
触時のエッチングが全く起こらず、前記研磨パッドによ
る研磨時の研磨速度が約51nm/分であった。このた
め、研磨工程において図9の(B)に示す凸状のCu膜
25は前記研磨パッドと機械的に接触する表面から優先
的にポリシングされ、さらに露出したバリア層24がポ
リシングされる、いわゆるエッチバックがなされた。そ
の結果、図9の(C)に示すように前記溝23内にバリ
ア層24が残存すると共に、前記バリア層24で覆われ
た前記溝23内に前記SiO2 膜22表面と面一な埋め
込みCu配線層26が形成された。
【0062】また、前記ポリシング装置のホルダ5によ
る前記研磨パッド2への加重を解除し、かつターンテー
ブル1およびホルダ5の回転の停止した後において、前
記Cu配線層26が前記研磨液に接触されても溶解(エ
ッチング)されることがなかった。
【0063】(実施例2)まず、表面にソース、ドレイ
ン等の拡散層が形成されたシリコン基板上にCVD法に
より層間絶縁膜としての例えば厚さ1000nmのSi
2 膜を堆積した後、前記SiO2 膜にフォトエッチン
グ技術により配線層に相当する形状を有する深さ500
nmの複数の溝を形成した。つづいて、前記溝を含む前
記SiO2膜上にスパッタ蒸着により厚さ15nmのT
iNからなるバリア層および厚さ600nmのCu膜を
この順序で堆積した。
【0064】次いで、前述した図1に示すポリシング装
置の基板ホルダ5に前記基板を逆さにして保持し、前記
ホルダ5の支持軸4により前記基板をターンテーブル1
上のローデル・ニッタ社製商品名;SUBA800から
なる研磨パッド2に300g/cm2 の加重を与え、前
記ターンテーブル1およびホルダ5をそれぞれ100r
pmの速度で互いに反対方向に回転させながら、研磨液
を供給管3から12.5ml/分の速度で前記研磨パッ
ド2に供給して前記基板に堆積したCu膜およびバリア
層を前記SiO2 膜の表面が露出するまで研磨した。こ
こで、前記研磨液として2−キノリンカルボン酸0.3
重量%、過酸化水素16.7重量%、平均粒径30nm
のγ−アルミナ粒子1.3重量%およびコロイダルシリ
カ4.0重量%を含む純水からなり、重量割合で2−キ
ノリンカルボン酸に対して過酸化水素が約56倍である
ものを用いた。前記研磨工程において、前記研磨液はC
u膜との接触時のエッチングが全く起こらず、前記研磨
パッドによる研磨時の研磨速度が約85nm/分であっ
た。このため、研磨工程において凸状のCu膜は前記研
磨パッドと機械的に接触する表面から優先的にポリシン
グされ、さらに露出した前記バリア層がポリシングされ
る、いわゆるエッチバックがなされた。その結果、前記
溝内にバリア層が残存すると共に、前記バリア層で覆わ
れた前記溝内に前記SiO2 膜表面と面一な埋め込みC
u配線層が形成された。
【0065】また、前記ポリシング装置のホルダ5によ
る前記研磨パッド2への加重を解除し、かつターンテー
ブル1およびホルダ5の回転の停止した後において、前
記Cu配線層が前記研磨液に接触されても溶解(エッチ
ング)されることがなかった。
【0066】(実施例3)まず、表面にソース、ドレイ
ン等の拡散層が形成されたシリコン基板上にCVD法に
より層間絶縁膜としての例えば厚さ1000nmのSi
2 膜を堆積した後、前記SiO2 膜にフォトエッチン
グ技術により配線層に相当する形状を有する深さ500
nmの複数の溝を形成した。つづいて、前記溝を含む前
記SiO2膜上にスパッタ蒸着により厚さ15nmのT
iNからなるバリア層および厚さ600nmのCu膜を
この順序で堆積した。
【0067】次いで、前述した図1に示すポリシング装
置の基板ホルダ5に前記基板を逆さにして保持し、前記
ホルダ5の支持軸4により前記基板をターンテーブル1
上のローデル・ニッタ社製商品名;SUBA800から
なる研磨パッド2に300g/cm2 の加重を与え、前
記ターンテーブル1およびホルダ5をそれぞれ100r
pmの速度で互いに反対方向に回転させながら、研磨液
を供給管3から12.5ml/分の速度で前記研磨パッ
ド2に供給して前記基板に堆積したCu膜およびバリア
層を前記SiO2 膜の表面が露出するまで研磨した。こ
こで、前記研磨液として2−キノリンカルボン酸0.3
重量%、過酸化水素16.7重量%、平均粒径30nm
のγ−アルミナ粒子1.3重量%およびコロイダルシリ
カ4.0重量%、陰イオン性界面活性剤であるドデシル
硫酸ナトリウム10mモル/lを含む純水からなり、重
量割合で2−キノリンカルボン酸に対して過酸化水素が
約56倍であるものを用いた。前記研磨工程において、
前記研磨液はCu膜との接触時のエッチングが全く起こ
らず、前記研磨パッドによる研磨時の研磨速度が約85
nm/分であった。このため、研磨工程において凸状の
Cu膜は前記研磨パッドと機械的に接触する表面から優
先的にポリシングされ、さらに露出したバリア層がポリ
シングされる、いわゆるエッチバックがなされた。その
結果、前記溝内に前記バリア層が残存すると共に、前記
バリア層で覆われた前記溝内に前記SiO2 膜表面と面
一な埋め込みCu配線層が形成された。
【0068】また、界面活性剤を含む前記組成の研磨液
は前述した図7に示すようにCuとSiO2 との研磨選
択性が高いため、前記エッチバック工程においてSiO
2 膜(層間絶縁膜)の膜減り(シンニング)を防止する
ことができた。
【0069】さらに、前記ポリシング装置のホルダ5に
よる前記研磨パッド2への加重を解除し、かつターンテ
ーブル1およびホルダ5の回転の停止した後において、
前記Cu配線層が前記研磨液に接触されても溶解(エッ
チング)されることがなかった。
【0070】次いで、前記埋め込み配線層の形成後の基
板を純水を用いて超音波洗浄を行った。このように洗浄
処理を行うことによって、SiO2 膜(層間絶縁膜)等
の表面に残留したCu研磨片、Cu錯体の研磨片および
2−キノリンカルボン酸のような有機物が除去され、S
iO2 膜の表面を清浄化できた。
【0071】したがって、実施例3によれば前記層間絶
縁膜の溝内にその深さと同様な厚さを有する埋め込みC
u配線層を前記層間絶縁膜表面と面一に形成することが
でき、配線層の形成後の基板表面を平坦化することがで
きた。また、界面活性剤を含む前記組成の研磨液を用い
たエッチバック工程によりCu配線層の形成した後、純
水で超音波洗浄を行うことによって、前記研磨液中の界
面活性剤の作用により層間絶縁膜表面が容易に清浄化さ
れるため、Cu本来の低抵抗性を持つ埋め込みCu配線
層を有する高信頼性の半導体装置を製造することができ
た。
【0072】(実施例4)まず、表面にソース、ドレイ
ン等の拡散層が形成されたシリコン基板上にCVD法に
より層間絶縁膜としての例えば厚さ1000nmのSi
2 膜を堆積した後、前記SiO2 膜にフォトエッチン
グ技術により配線層に相当する形状を有する深さ500
nmの複数の溝を形成した。つづいて、前記溝を含む前
記SiO2膜上にスパッタ蒸着により厚さ15nmのT
iNからなるバリア層および厚さ600nmのCu膜を
この順序で堆積した。
【0073】次いで、前述した図1に示すポリシング装
置の基板ホルダ5に前記基板を逆さにして保持し、前記
ホルダ5の支持軸4により前記基板をターンテーブル1
上のローデル・ニッタ社製商品名;SUBA800から
なる研磨パッド2に300g/cm2 の加重を与え、前
記ターンテーブル1およびホルダ5をそれぞれ100r
pmの速度で互いに反対方向に回転させながら、研磨液
を供給管3から12.5ml/分の速度で前記研磨パッ
ド2に供給して前記基板に堆積したCu膜およびバリア
層を前記SiO2 膜の表面が露出するまで研磨した。こ
こで、前記研磨液として2−ピリジンカルボン酸0.6
重量%、平均粒径30nmのγ−アルミナ粒子1.4重
量%およびコロイダルシリカ4.1重量%を含む純水か
らなるものを用いた。前記研磨工程において、前記研磨
液はCu膜との接触時のエッチングが全く起こらず、前
記研磨パッドによる研磨時の研磨速度が約30nm/分
であった。このため、研磨工程において凸状のCu膜は
前記研磨パッドと機械的に接触する表面から優先的にポ
リシングされ、さらに露出した前記バリア層がポリシン
グされる、いわゆるエッチバックがなされた。その結
果、前記溝内にバリア層が残存すると共に、前記バリア
層で覆われた前記溝内に前記SiO2 膜表面と面一な埋
め込みCu配線層が形成された。
【0074】また、前記ポリシング装置のホルダ5によ
る前記研磨パッド2への加重を解除し、かつターンテー
ブル1およびホルダ5の回転の停止した後において、前
記Cu配線層が前記研磨液に接触されても溶解(エッチ
ング)されることがなかった。
【0075】(実施例5)まず、図10の(A)に示す
ように表面に図示しないソース、ドレイン等の拡散層が
形成されたシリコン基板21上にCVD法により例えば
厚さ800nmのSiO2 膜22および研磨ストッパ膜
としての厚さ200nmのSi34 膜27をこの順序
で堆積して層間絶縁膜を形成した後、前記Si34
27および前記SiO2 膜22にフォトエッチング技術
により配線層に相当する形状を有する深さ500nmの
複数の溝23を形成した。つづいて、図10の(B)に
示すように前記溝23を含む前記Si34 膜27上に
スパッタ蒸着により厚さ15nmのTiNからなるバリ
ア層24および厚さ600nmのCu膜25をこの順序
で堆積した。
【0076】次いで、前述した図1に示すポリシング装
置の基板ホルダ5に図10の(B)に示す基板21を逆
さにして保持し、前記ホルダ5の支持軸4により前記基
板をローデル・ニッタ社製商品名;SUBA800から
なる研磨パッド2に300g/cm2 の加重を与え、前
記ターンテーブル1およびホルダ5をそれぞれ100r
pmの速度で互いに反対方向に回転させながら、研磨液
を供給管3から12.5ml/分の速度で前記研磨パッ
ド2に供給して前記基板21に堆積したCu膜25およ
び前記バリア層24を前記Si34 膜27の表面が露
出するまで研磨した。ここで、前記研磨液として2−キ
ノリンカルボン酸0.3重量%、過酸化水素16.7重
量%、平均粒径30nmのγ−アルミナ粒子1.3重量
%および平均粒径30nmのコロイダルシリカ4.0重
量%を含む純水からなり、重量割合で2−キノリンカル
ボン酸に対して過酸化水素が約56倍であるものを用い
た。前記研磨工程において、前記研磨液はCu膜との接
触時のエッチングが全く起こらず、前記研磨パッドによ
る研磨時の研磨速度が約100nm/分であった。この
ため、図10の(B)に示す凸状のCu膜25は前記研
磨パッドと機械的に接触する表面から優先的にポリシン
グされ、さらに露出した前記バリア層24がポリシング
される、いわゆるエッチバックがなされた。
【0077】その結果、図10の(C)に示すように前
記溝23内に前記バリア層24が残存すると共に、前記
バリア層24で覆われた前記溝23内に前記Si34
膜27表面と面一な埋め込みCu配線層26が形成され
た。また、前記ポリシング装置のホルダ5による前記研
磨パッド2への加重を解除し、かつターンテーブル1お
よびホルダ5の回転の停止した後において、前記Cu配
線層26が前記研磨液に接触されても溶解(エッチン
グ)されることがなかった。さらに、研磨砥粒を含む前
記研磨液を用いたポリシング工程において前記層間絶縁
膜は表面側に研磨ストッパ膜として機能するSi34
膜27を形成しているため、前記エッチバック工程での
膜減りを抑制することができた。このため、良好な絶縁
耐圧を有する層間絶縁膜を備えた半導体装置を製造する
ことができた。
【0078】(実施例6)まず、図11の(A)に示す
ように表面にn+ 型拡散層31が形成されたp型シリコ
ン基板32上にCVD法により第1層間絶縁膜としての
例えば厚さ1000nmのSiO2 膜33を堆積した
後、前記拡散層31に対応する前記SiO2膜33にフ
ォトエッチング技術によりビアホール34を形成した。
つづいて、図11の(B)に示すように前記ビアホール
34を含む前記SiO2 膜33上にスパッタ蒸着により
厚さ20nmのTiNからなるバリア層35を堆積した
後、スパッタ蒸着により厚さ1100nmのCu膜36
を堆積した。
【0079】次いで、前述した図1に示すポリシング装
置のホルダ5に図11の(B)に示す基板32を逆さに
して保持し、前記ホルダ5の支持軸4により前記基板を
ローデル・ニッタ社製商品名;SUBA800からなる
研磨パッド2に300g/cm2 の加重を与え、前記タ
ーンテーブル1およびホルダ5をそれぞれ100rpm
の速度で互いに反対方向に回転させながら、研磨液を供
給管3から12.5ml/分の速度で前記研磨パッド2
に供給して前記基板32に堆積したCu膜36およびバ
リア層35を前記SiO2 膜33の表面が露出するまで
研磨した。ここで、前記研磨液として2−キノリンカル
ボン酸0.3重量%、過酸化水素16.7重量%、平均
粒径30nmのγ−アルミナ粒子1.3重量%およびコ
ロイダルシリカ4.0重量%、陰イオン性界面活性剤で
あるドデシル硫酸ナトリウム10mモル/lを含む純水
からなり、重量割合で2−キノリンカルボン酸に対して
過酸化水素が約56倍であるものを用いた。前記研磨工
程において、前記研磨液はCu膜との接触時のエッチン
グが全く起こらず、前記研磨パッドによる研磨時の研磨
速度が約85nm/分であった。このため、図11の
(B)に示す凸状のCu膜36は前記研磨パッドと機械
的に接触する表面から優先的にポリシングされ、さらに
露出したバリア層35がポリシングされる、いわゆるエ
ッチバックがなされた。
【0080】その結果、図11の(C)に示すように前
記ビアホール34内にバリア層35が残存すると共に、
前記バリア層35で覆われた前記ビアホール34内に前
記SiO2 膜33表面と面一なCuからなるビアフィル
37が形成された。また、界面活性剤を含む前記組成の
研磨液は前述した図7に示すようにCuとSiO2 との
研磨選択性が高いため、前記エッチバック工程において
SiO2 膜(層間絶縁膜)の膜減り(シンニング)を防
止することができた。さらに、前記ポリシング装置のホ
ルダ5による前記研磨パッド2への加重を解除し、かつ
ターンテーブル1およびホルダ5の回転の停止した後に
おいて、前記ビアフィル37が前記研磨液に接触されて
もエッチングが進行することがなかった。つづいて、前
記ビアフィル37の形成後の基板を純水を用いた超音波
洗浄を行ってSiO2 膜33表面を清浄化した。
【0081】次いで、図12の(D)に示すように前記
ビアフィル37を含む前記SiO2膜33上にCVD法
により第2層間絶縁膜としての例えば厚さ800nmの
Si34 膜38を堆積した後、前記Si34 膜38
にフォトエッチング技術により配線層に相当する形状を
有する深さ400nmの複数の溝39を形成した。さら
に、前記ビアフィル37上にに位置する前記溝39にフ
ォトエッチング技術によりスルーホール40を形成し
た。つづいて、図12の(E)に示すように前記溝39
およびスルーホール40を含む前記Si34 膜38上
にスパッタ蒸着により厚さ900nmのCu膜41を堆
積した。
【0082】次いで、前述した図1に示すポリシング装
置の基板ホルダ5に図12の(E)に示す基板32を逆
さにして保持し、前記ホルダ5の支持軸4により前記基
板をローデル・ニッタ社製商品名;SUBA800から
なる研磨パッド2に300g/cm2 の加重を与え、前
記ターンテーブル1およびホルダ5をそれぞれ100r
pmの速度で互いに反対方向に回転させながら、前述し
たエッチバック工程で用いたのと同様な組成を有する研
磨液を供給管3から12.5ml/分の速度で前記研磨
パッド2に供給して前記基板32に堆積したCu膜41
を前記Si34 膜38の表面が露出するまで研磨し
た。
【0083】その結果、図12の(E)に示す凸状のC
u膜41は前記研磨パッドと機械的に接触する表面から
優先的にポリシングされる、いわゆるエッチバックがな
された。このようなエッチバックにより図12の(F)
に示すように前記溝39内に前記Si34 膜38表面
と面一な埋め込みCu配線層42が形成された。同時
に、前記スルーホール40を通して前記ビアフィル37
と接続される埋め込みCu配線層42が形成された。ま
た、前記ポリシング装置のホルダ5による前記研磨パッ
ド2への加重を解除し、かつターンテーブル1およびホ
ルダ5の回転の停止した後において、前記Cu配線層4
2が前記研磨液に接触されてもエッチングが進行するこ
とがなかった。
【0084】したがって、実施例6によれば第1、第2
の層間絶縁膜33、39を有し、前記第1層間絶縁膜3
3にその表面と面一なビアフィル37が形成され、第2
層間絶縁膜39にその表面と面一なCu配線層42が形
成された多層配線構造を有し、かつ表面が平坦化された
半導体装置を製造することができた。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば銅
(Cu)または銅合金(Cu合金)の浸漬時において前
記Cu等を全く溶解せず、かつ研磨処理時に前記Cuま
たはCu合金を実用的な速度で研磨することが可能な銅
系金属用研磨液を提供することができる。
【0086】また、本発明によれば半導体基板上の絶縁
膜に溝および開口部から選ばれる少なくとも1つの部材
を形成し、前記絶縁膜上に堆積されたCuまたはCu合
金からなる配線材料膜を短時間でエッチバックでき、ひ
いては前記絶縁膜にCuまたはCu合金からなる埋め込
み配線層を前記絶縁膜表面と面一となるように形成した
表面が平坦な半導体装置の製造方法を提供できる。
【0087】さらに、本発明によれば半導体基板上の絶
縁膜に溝および開口部から選ばれる少なくとも1つの部
材を形成し、前記絶縁膜上に堆積されたCuまたはCu
合金からなる配線材料膜を短時間でエッチバックして絶
縁膜表面と面一の埋め込み配線層を形成することがで
き、その上エッチバック工程での絶縁膜の膜減りを抑制
でき、平坦な表面を有し、絶縁耐圧の優れた半導体装置
の製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨工程に使用されるポリシング装置
を示す概略図。
【図2】本発明の研磨液および研磨砥粒のみを含む従来
の研磨液を用いて、基板上に成膜されたCu膜を研磨処
理した時の研磨速度(加工速度)を前記研磨液の温度と
の関係で示した特性図。
【図3】2−キノリンカルボン酸、過酸化水素、研磨砥
粒および水からなる組成の研磨液における2−キノリン
カルボン酸の量とCu膜の研磨速度との関係を示す特性
図。
【図4】2−キノリンカルボン酸、過酸化水素、研磨砥
粒および水からなる組成の研磨液における過酸化水素の
量とCu膜の研磨速度との関係を示す特性図。
【図5】凹凸を有するCu膜を2−キノリンカルボン
酸、過酸化水素、研磨砥粒および水からなる組成の研磨
液に浸漬した時、ポリシング装置を用いて研磨処理した
時の状態を示す断面図。
【図6】本発明のpH調整された研磨液によるCu膜の
研磨速度を示す特性図。
【図7】研磨液によるCu膜、P−SiN膜およびSi
2 膜の研磨において、界面活性剤(ドデシル硫酸ナト
リウム)の添加量と前記各膜の研磨速度との関係を示す
特性図。
【図8】研磨液によるCu膜、P−SiN膜およびSi
2 膜の研磨において、添加される界面活性剤の種類と
前記各膜の研磨速度との関係を示す特性図。
【図9】本発明の実施例1における半導体装置の製造工
程を示す断面図。
【図10】本発明の実施例5における半導体装置の製造
工程を示す断面図。
【図11】本発明の実施例6おける半導体装置の製造工
程を示す断面図。
【図12】本発明の実施例6おける半導体装置の製造工
程を示す断面図。
【符号の説明】
1…ターンテーブル、 2…研磨パッド、 3…供給管、 5…ホルダ、 11、21、32…シリコン基板、 12、25、36、41…Cu膜、 13…酸化層、 22、33…SiO2 膜、 23、39…溝、 24、35…バリア層、 26、42…Cu配線層、 37…ビアフィル。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅と反応して水に難溶性で、かつ銅より
    も機械的に脆弱な銅錯体を生成する水溶性の有機酸、研
    磨砥粒および水を含有することを特徴とする銅系金属用
    研磨液。
  2. 【請求項2】 前記有機酸は、2−キノリンカルボン酸
    であることを特徴とする請求項1記載の銅系金属用研磨
    液。
  3. 【請求項3】 前記有機酸は、前記研磨液中に0.1重
    量%以上含有されることを特徴とする請求項1記載の銅
    系金属用研磨液。
  4. 【請求項4】 前記研磨砥粒は、シリカ、ジルコニア、
    酸化セリウムおよびアルミナから選ばれる少なくとも1
    つの材料から作られることを特徴とする請求項1記載の
    銅系金属用研磨液。
  5. 【請求項5】 前記研磨砥粒は、前記研磨液中に1〜2
    0重量%含有されることを特徴とする請求項1記載の銅
    系金属用研磨液。
  6. 【請求項6】 さらに銅錯体生成促進剤として酸化剤を
    含有することを特徴とする請求項1記載の銅系金属用研
    磨液。
  7. 【請求項7】 前記有機酸に対する前記酸化剤の含有比
    率は、重量比率で10倍以上であることを特徴とする請
    求項6記載の銅系金属用研磨液。
  8. 【請求項8】 さらに界面活性剤を含有することを特徴
    とする請求項1記載の銅系金属用研磨液。
  9. 【請求項9】 前記界面活性剤は、前記研磨液中に1モ
    ル/リットル以上添加されることを特徴とする請求項8
    記載の銅系金属用研磨液。
  10. 【請求項10】 半導体基板上の絶縁膜に配線層の形状
    に相当する溝および開口部から選ばれる少くとも一つの
    部材を形成する工程と、 前記溝および開口部から選ばれる少くとも一つの部材を
    含む前記絶縁膜上に銅または銅合金からなる配線材料膜
    を堆積する工程と、 銅と反応して水に難溶性で、かつ銅よりも機械的に脆弱
    な銅錯体を生成する水溶性の有機酸、研磨砥粒および水
    を含有する研磨液を用いて前記配線材料膜を前記絶縁膜
    の表面が露出するまで研磨処理することにより前記配線
    材料膜を前記絶縁膜にその表面と面一の埋め込み配線層
    を形成する工程とを具備することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記溝および開口部から選ばれる少く
    とも一つの部材(member)を形成する前に前記絶縁膜上に
    バリア層を被覆することを特徴とする請求項10記載の
    半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記バリア層は、TiN、Ti、N
    b、WまたはCuTa合金から選ばれる材料から作られ
    ることを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造
    方法。
  13. 【請求項13】 前記銅合金は、Cu−Si合金、Cu
    −Al合金、Cu−Si−Al合金、およびCu−Ag
    合金からなる群から選ばれる材料であることを特徴とす
    る請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記研磨液中の前記有機酸は、2−キ
    ノリンカルボン酸であることを特徴とする請求項10記
    載の半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記有機酸は、前記研磨液中に0.1
    重量%以上含有されることを特徴とする請求項10記載
    の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記研磨液中の前記研磨砥粒は、シリ
    カ、ジルコニア、酸化セリウムおよびアルミナから選ば
    れる少なくとも1つの材料から作られることを特徴とす
    る請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記研磨砥粒は、前記研磨液中に1〜
    20重量%含有されることを特徴とする請求項10記載
    の半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記研磨液中には、さらに銅錯体生成
    促進剤として酸化剤を含有することを特徴とする請求項
    10記載の半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記有機酸に対する前記酸化剤の含有
    比率は、重量比率で10倍以上であることを特徴とする
    請求項18記載の半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記研磨液には、さらに界面活性剤を
    含有することを特徴とする請求項10記載の半導体装置
    の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記界面活性剤は、前記研磨液中に1
    モル/リットル以上添加されることを特徴とする請求項
    20記載の半導体装置の製造方法。
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