JPH0955714A - スペクトル拡散通信システム - Google Patents

スペクトル拡散通信システム

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JPH0955714A
JPH0955714A JP7206159A JP20615995A JPH0955714A JP H0955714 A JPH0955714 A JP H0955714A JP 7206159 A JP7206159 A JP 7206159A JP 20615995 A JP20615995 A JP 20615995A JP H0955714 A JPH0955714 A JP H0955714A
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signal
signals
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spread
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JP7206159A
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Naoki Okamoto
直樹 岡本
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Priority to EP00202965A priority patent/EP1058411A3/en
Priority to EP00202962A priority patent/EP1067699A3/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤り率特性を向上させることのできるスペク
トル拡散通信システムを提供することである。 【解決手段】 この発明のスペクトル拡散通信システム
の送信機は、データ発生部1、差動符号化部3、S/P
変換部5、乗算器11〜17、PN発生器7、ローカル
信号発生器9、変調器19〜25、遅延素子27〜3
3、合波器35、周波数変換部37、電力増幅39およ
び送信アンテナ41を含む。パラレル信号P1〜P4と
PN発生器7からの拡散符号とを乗算した後に、遅延素
子27〜33により遅延させることにより多重を行なっ
ている。また、遅延時間同士の時間差は、相互に1チッ
プ以上任意の時間としている。このため、誤り率特性を
向上させることができるとともに、相関出力の劣化を防
ぎ復調が困難になるのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトル拡散通
信システムに関し、特に、通信特性の劣化を防止し、多
重して高速通信することのできるスペクトル拡散通信シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ通信には、狭帯域変調方式
を用いた通信が一般に実用されている。これらは、受信
機における復調は比較的小型の回路で実現できるが、室
内(オフィスや工場など)のようにマルチパスや狭帯域
の有色雑音に弱いという欠点がある。
【0003】これに対して、スペクトル拡散通信システ
ムは、データのスペクトルを拡散符号によって拡散し、
広帯域で伝送するため、これらの欠点を解消できるとい
う利点を持つ。
【0004】日本においても、2.45GHz帯のIS
Mバンドで使用が認可され、実用化されようとしてい
る。この帯域において、認められている帯域は、26M
Hz帯域であり、また、拡散率は10以上となってい
る。このため、たとえば、BPSK変調方式などを用い
た場合、伝送できるデータレートは、1.3MHz程度
となっていた。
【0005】しかし、一方では、高速通信が望まれてお
り、これを実現するには多重化伝送する必要が生じてき
た。この場合、1つの方法として、データを同一の拡散
符号で拡散し、それを遅延して多重する方法が提案され
ている。このことを詳細に説明する。
【0006】図38は、従来のスペクトル拡散通信シス
テムの送信器を示す概略ブロック図である。図38を参
照して、従来のスペクトル拡散通信システムの送信機
は、シリアル/パラレル変換部461、拡散変調器46
3,465,467、遅延回路469,471,47
3、拡散符号発生器(PN発生器)475、同期回路4
77、加算器479、増幅器481、局部発振器48
3、同期用拡散符号発生器(同期用PN発生器)48
5、乗算回路487およびミキシング回路489を含
む。
【0007】従来のスペクトル拡散通信システムの送信
機においては、シリアルベースバンドデータSは、シリ
アル/パラレル変換部461によりNチャネル並列デー
タに変換される。一方、PN発生器475で生成された
第1の拡散符号はN種類の遅延回路469〜473に入
力される。遅延時間は、拡散符号パターン1周期分の時
間より短く選ばれ、かつ、各遅延回路における遅延時間
は異なるものとなっている。
【0008】さらに、同期用PN発生器485は、第1
の拡散符号に同期して第2の拡散符号を発生する。第2
の拡散符号は、受信側との同期の補足および保持のため
に使用されるものである。
【0009】さて、シリアル/パラレル変換部461が
出力するNチャネルの並列データは、拡散変調器463
〜467によりN種類の位相の異なる第1の拡散符号に
より拡散変調がなされる。拡散変調されたデータは加算
器479においてアナログ加算され、1チャネルのデー
タに変化される。
【0010】ミキシング回路489は、同期用PN発生
器485の出力および局部発振器483の出力をミキシ
ングし、乗算器487は、加算器479の出力とミキシ
ング回路489の出力を乗算する。乗算されたデータは
増幅器481で増幅されて無線信号として、図示しない
共用器から図示しないアンテナを介して外部に送出され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した従来の
スペクトル拡散通信システムの送信機は、特開平4−3
60434号公報に開示されているものであるが、この
公報には、遅延回路469〜473の遅延時間はそれぞ
れ異なるということが言及されている。しかし、遅延が
1チップ以上ということは示されていない。1チップ以
内の遅延にした場合、受信機において、相関出力が重な
ってしまい、誤り率特性が劣化するという問題点があっ
た。このことを詳細に説明する。
【0012】図39は、送信側で遅延を1チップ以内に
したときの受信側の相関出力を示す図である。横軸は時
間tを示す。図39を参照して、2つの相関波形が重な
っていることがわかる。この場合、サンプル点SPにお
いて、重なり部分の信号成分(矢印aで示す部分)の影
響によって、相関出力が劣化し、受信時の誤り率特性が
劣化する。これは、スペクトル拡散における自己相関特
性が1チップ以上離れれば独立であるが、それ以内で
は、独立でないことに起因する。
【0013】また、従来のスペクトル拡散通信システム
の送信機においては、第1の拡散符号を遅延して、その
遅延した第1の拡散符号と、パラレル変換したデータと
を乗算することで拡散している。この方式では、データ
の変化点と拡散符号のスタートがずれてしまう。このた
め、相関器を用いた復調が困難になるという問題点があ
った。このことを詳細に説明する。
【0014】図40は、図38における、パラレル変換
されたデータ(Nチャネル並列データ)および第1の拡
散符号を示す図である。
【0015】図40(ア)は、図38の送信機のノード
a1,a2…aNにおけるパラレル変換されたデータを
示している。なお、各ノードa1〜aNのデータは、す
べて同一タイミングになっている。
【0016】図40(イ)は、図38の受信機のノード
bにおける第1の拡散符号を示している。なお、拡散符
号1周期は、Tとしている。
【0017】図40(ウ)は、図38の受信機のノード
c1,c2…cNにおける拡散符号を示している。これ
らのノードc1〜cNにおける第1の拡散符号は、対応
する遅延回路469〜473によって、それぞれ、遅延
時間τ1 〜τN だけ遅延されている。このため、図40
(ア)および(ウ)に示されるように、第1の拡散符号
のタイミングとパラレル変換されたデータのタイミング
がずれている。第1の拡散符号のタイミングとパラレル
変換されたデータのタイミングがずれてしまった場合の
影響について詳しく説明する。
【0018】図41は、送信機において、第1の拡散符
号のタイミングとパラレル変換されたデータのタイミン
グがずれたことを原因とする悪影響を説明するための図
である。
【0019】図41(a)は、図38におけるノードa
1でのパラレル変換されたデータを示している。なお、
Bは、データ1ビットを示している。
【0020】図41(b)は、図38のノードbにおけ
る拡散符号を示している。図41(c)は、図38のノ
ードc1における拡散符号を示している。これらの図か
らわかるように、パラレル変換されたデータに対して、
第1の拡散符号は、τ1 だけ遅れており、タイミングが
ずれている。
【0021】図41(d)は、パラレル変換されたデー
タと第1の拡散符号のタイミングがずれていないとき
の、図示しない受信機における相関出力を示している。
図41(e)は、パラレル変換されたデータと第1の拡
散符号のタイミングが、遅延時間τ1 だけずれている場
合の、受信機における相関出力を示している。
【0022】図41(d)および(e)に示されるよう
に、パラレル変換されたデータのタイミングと第1の拡
散符号のタイミングがずれた場合には、受信機におい
て、相関出力が小さくなる。これは、入力信号(デー
タ)が第1の拡散符号の途中で反転しているため、第1
の拡散符号が、図示しない受信機の相関器の持っている
符号と変わってしまうためである。このことを詳細に説
明する。
【0023】図42は、データと第1の拡散符号のタイ
ミングが一致しているときの相関出力の具体例を示す図
である。
【0024】aの行は、データを示す。bの行は、第1
の拡散符号を示す。なお、第1の拡散符号は7チップで
ある。すなわち、第1の拡散符号は、(101010
1)である。
【0025】cの行は、データと第1の拡散符号とを乗
算した結果を示している。dの行は、受信機の相関器が
持つ相関器符号を示している。eの行は、相関出力を示
している。
【0026】図43は、データと第1の拡散符号のタイ
ミングがずれているときの、受信機における相関出力の
具体例を示す図である。
【0027】図43を参照して、aの行は、データを示
している。bの行は、第1の拡散符号を示している。こ
の第1の拡散符号は、図42に示した第1の拡散符号と
同様に7チップである。
【0028】cの行は、データと第1の拡散符号を乗算
した結果である。dの行は、受信機の相関器が持つ相関
器符号を示している。eの行は、相関出力を示してい
る。
【0029】aの行およびbの行に示すように、データ
と第1の拡散符号のタイミングはずれている。図42に
おいて、左から2番目のデータ1に基づく相関出力は7
である。一方、図43においては、左から2番目のデー
タ1に基づく相関出力は、5になっている。このような
図42と図43の対比から、データと第1の拡散符号が
ずれている場合には、相関出力が劣化していることがわ
かる。左から3番目のデータ0についても同様に、相関
出力が劣化している。
【0030】図43において、左から2番目のデータ1
に基づく相関出力が7ではなく5になった理由について
説明する。データに対して、第1の拡散符号が遅れてい
る。このため、左から2番目のデータ1に対応する左か
ら2番目の拡散符号の最後の情報1(矢印fで示す)
は、左から2番目のデータ1と乗算されるのではなく、
その次に来る左から3番目のデータ0(矢印gで示す)
と乗算されることになる。このため、cの行の左から2
番目に示すように、拡散符号とデータを乗算した結果
は、1010100となってしまう。一方、図42にお
いては、cの行の左から2番目に示すように、データと
第1の拡散符号を乗算した結果は、1010101とな
っている。
【0031】なお、相関器符号は、図42と図43で同
じである。このようなことから、図42の左から2番目
のデータ1に基づく相関出力は7になり、図43のデー
タ1に基づく相関出力は5となり、劣化してしまう。左
から3番目のデータ0に基づく相関出力についても同様
のことが言える。
【0032】以上により、データと第1の拡散符号のタ
イミングがずれた場合には、復調が困難になるという原
因が明らかになった。
【0033】さらに、特開平5−252141号公報に
開示されているスペクトル拡散通信システムにおいて
は、遅延して多重するときの遅延は、1チップまたは2
チップ間隔ずらし、その自己相関のサイトローブが一定
の周期で自己相関が0となる符号を用いることが示され
ている。しかし、1チップ以上任意の時間ということは
示されていない。
【0034】この場合、符号の特殊性から、遅延できる
時間は、符号の自己相関が0となる点、つまり、たとえ
ば、2チップまたは1チップという規定に縛られ、スペ
クトル拡散通信システムの設計の自由度が小さくなると
いう問題点が生じていた。
【0035】また、たとえば、マルチパスによる遅延波
がある場合、数チップの時間にわたって遅延波が広がる
ことがある。このようなときに、遅延間隔が2チップで
は、空間による遅延波が重なってしまうため、特性が劣
化するという問題点が生じていた。
【0036】さらに、復調方式として、上記した特開平
4−360434号公報のスペクトル拡散通信システム
の受信機は、拡散符号をかけて能動式逆拡散をしてい
る。また、上述した特開平5−252141号公報のス
ペクトル拡散通信システムの受信機は、マッチドフィル
タ(相関器)出力をそのままサンプリングして、復調デ
ータとしている。
【0037】この場合、マルチパスなどにより、いくつ
かの波が多重して入力してきた場合には、そのうちの干
渉を受けた1波のみ復調するにすぎず、特性面で劣化が
生じるという問題点があった。
【0038】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、誤り率特性を劣化させることな
く、多重して通信できるスペクトル拡散通信システムを
提供することを目的とする。
【0039】この発明の他の目的は、相関出力の劣化を
防ぎ復調が困難になるのを防止して、多重して通信する
ことのできるスペクトル拡散通信システムを提供するこ
とである。
【0040】この発明のさらに他の目的は、設計の自由
度が大きいスペクトル拡散通信システムを提供すること
である。
【0041】この発明のさらに他の目的は、マルチパス
化での通信特性を向上させることのできるスペクトル拡
散通信システムを提供することである。
【0042】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のスペ
クトル拡散通信システムは、送信手段と、受信手段とを
備える。送信手段は、シリアル/パラレル変換手段、拡
散符号発生手段、乗算手段、変調手段、遅延手段および
送信信号出力手段を含む。
【0043】シリアル/パラレル変換手段は、データ列
を複数のパラレル信号に変換する。拡散符号発生手段
は、拡散符号を発生する。乗算手段は、複数のパラレル
信号と拡散符号とを乗算し、複数の拡散信号を発生す
る。変調手段は、複数の拡散信号を変調し、複数の中間
周波数信号を発生する。遅延手段は、複数の異なる遅延
時間を有している。そして、遅延手段は、複数の中間周
波数信号を、それぞれ複数の異なる遅延時間で遅延さ
せ、複数の遅延信号を発生する。送信信号出力手段は、
複数の遅延信号を合波して、送信信号として出力する。
【0044】遅延手段における複数の異なる遅延時間
は、相互に、1チップ以上の任意の時間差を有する。
【0045】このように、本発明の請求項1のスペクト
ル拡散通信システムにおいては、複数のパラレル信号と
拡散符号を乗算した複数の拡散信号を変調した複数の中
間周波数信号をそれぞれ異なる遅延時間で遅延させるこ
とによりデータを多重している。このため、パラレル信
号のタイミングと拡散符号のタイミングとが、多重する
ための遅延を原因としてずれることがなく、2つのタイ
ミングは一致している。
【0046】その結果、本発明の請求項1のスペクトル
拡散通信システムにおいては、受信側における、相関出
力の劣化を防止でき、復調の困難さを回避して、多重通
信ができる。
【0047】さらに、遅延時間同士の時間差を1チップ
以上としているため、復調したい信号とその信号の次に
来る信号とが重なることがなく、誤り率特性を向上させ
ることができる。
【0048】さらに、遅延時間を限定することなく任意
の時間としているため、システムの設計の自由度を大き
くすることができる。
【0049】本発明の請求項2のスペクトル拡散通信シ
ステムは、送信手段と、受信手段とを備える。送信手段
は、シリアル/パラレル変換手段、拡散符号発生手段、
乗算手段、遅延手段および送信信号出力手段を含む。
【0050】シリアル/パラレル変換手段は、データ列
を複数のパラレル信号に変換する。拡散符号発生手段
は、拡散符号を発生する。乗算手段は、複数のパラレル
信号と拡散符号とを乗算し、複数の拡散信号を発生す
る。遅延手段は、複数の異なる遅延時間を有する。そし
て、遅延手段は、ベースバンドである複数の拡散信号
を、それぞれ、複数の異なる遅延時間で遅延させ、複数
の遅延信号を発生する。
【0051】送信信号出力手段は、複数の遅延信号を合
波して、送信信号として出力する。複数の異なる遅延時
間は、相互に、1チップ以上の任意の時間差を有する。
【0052】このように、本発明の請求項2のスペクト
ル拡散通信システムにおいては、複数のパラレル信号と
拡散符号とを乗算した複数の拡散信号を遅延させること
により、多重を行なっている。このため、拡散符号のタ
イミングとパラレル信号のタイミングとは、多重するた
めの遅延を原因としてずれることがなく、2つのタイミ
ングは一致する。
【0053】その結果、本発明の請求項2のスペクトル
拡散通信システムにおいては、受信側の相関出力の劣化
を防止でき、復調の困難さを回避して多重して通信でき
る。
【0054】さらに、遅延時間を1チップ以上にしてい
るため、復調したい信号とその信号の次に来る信号とが
重なることがなく、誤り率特性を向上させることができ
る。
【0055】さらに、遅延時間同士の時間差を任意の時
間として制限を設けていないので、システムの設計の自
由度を大きくすることができる。
【0056】さらに、ベースバンドである拡散信号を遅
延させているため、遅延手段をデジタル回路で構成で
き、システムの小型化および高集積化が可能となる。
【0057】本発明の請求項3のスペクトル拡散通信シ
ステムは、送信手段および受信手段とを含む。送信手段
は、シリアル/パラレル変換手段、第1の遅延手段、拡
散符号発生手段、第2の遅延手段、乗算手段および送信
信号出力手段を含む。
【0058】シリアル/パラレル変換手段は、データ列
を複数のパラレル信号に変換する。第1の遅延手段は、
複数の異なる遅延時間を有する。そして、第1の遅延手
段は、ベースバンドである複数のパラレル信号を、それ
ぞれ複数の異なる遅延時間で遅延させ、複数の遅延パラ
レル信号を発生する。
【0059】拡散符号発生手段は、拡散符号を発生す
る。第2の遅延手段は、第1の遅延手段における複数の
異なる遅延時間と同じ複数の遅延時間を有する。そし
て、第2の遅延手段は、拡散符号を、複数の遅延時間で
遅延させ、複数の遅延拡散符号を発生する。
【0060】乗算手段は、複数の遅延パラレル信号と複
数の遅延拡散符号とを乗算し、複数の拡散信号を発生す
る。送信信号出力手段は、複数の拡散信号に基づく複数
の信号を合波して、送信信号として出力する。
【0061】なお、乗算手段は、遅延時間が同一の遅延
パラレル信号と遅延拡散符号とを乗算している。また、
複数の異なる遅延時間は、相互に、1チップ以上の任意
の時間差を有している。
【0062】このように、本発明の請求項3のスペクト
ル拡散通信システムにおいては、遅延拡散符号に対応す
るパラレル信号を、その遅延拡散符号の遅延時間と同一
の遅延時間で遅延させている。このため、遅延パラレル
信号のタイミングと遅延拡散符号のタイミングとが、多
重するための遅延を原因としてずれることがなく、2つ
のタイミングは一致する。
【0063】その結果、本発明の請求項3のスペクトル
拡散通信システムにおいては、受信側の相関出力の劣化
を防止でき、復調の困難さを回避して、多重して通信す
ることができる。
【0064】さらに、遅延時間同士の時間差を1チップ
以上にしているため、復調したい信号とその信号の次に
来る信号とが重なることがなく、誤り率特性を向上させ
ることができる。
【0065】さらに、遅延時間同士の時間差を任意の時
間とし、制限を設けていないため、システムの設計の自
由度を大きくすることができる。
【0066】さらに、べースバンドであるパラレル信号
を遅延させているため、遅延手段をデジタル回路で構成
でき、システムの小型化および高集積化が可能となる。
【0067】本発明の請求項4のスペクトル拡散通信シ
ステムは、送信手段および受信手段を含む。送信手段
は、シリアル/パラレル変換手段、ラッチ手段、拡散符
号発生手段、遅延手段、乗算手段、送信信号出力手段お
よびラッチ制御手段を含む。
【0068】シリアル/パラレル変換手段は、データ列
を複数のパラレル信号に変換する。ラッチ手段は、複数
のパラレル信号をラッチして複数のラッチ信号を発生す
る。
【0069】拡散符号発生手段は、拡散符号を発生す
る。遅延手段は、複数の異なる遅延時間を有する。そし
て遅延手段は、拡散符号を複数の異なる遅延時間で遅延
させ、複数の遅延拡散符号を発生する。
【0070】乗算手段は、複数のラッチ信号と複数の遅
延拡散符号とを乗算し、複数の遅延拡散符号を発生す
る。
【0071】送信信号出力手段は、複数の遅延拡散信号
に基づく信号を合波して、送信信号として出力する。ラ
ッチ制御手段は、複数のラッチ制御信号を発生する。ラ
ッチ制御信号は、対応する遅延拡散符号のスタートチッ
プと同一タイミングである。
【0072】また、ラッチ手段は、複数のラッチ制御信
号により、複数のパラレル信号をラッチする。これによ
り、乗算手段で乗算される複数のラッチ信号のタイミン
グと複数の遅延拡散符号のタイミングとが一致する。な
お、複数の異なる遅延時間は、相互に1チップ以上の任
意の時間差を有している。
【0073】このように、本発明の請求項4のスペクト
ル拡散通信システムにおいては、ラッチ手段およびラッ
チ制御手段を設けることにより、ラッチ信号のタイミン
グと遅延拡散符号のタイミングを一致させている。
【0074】その結果、本発明の請求項4のスペクトル
拡散通信システムにおいては、受信側の相関出力の劣化
を防止でき、復調の困難を回避して、多重して通信する
ことができる。
【0075】さらに、遅延時間同士の時間差を1チップ
以上にしているため、復調したい信号とその信号の次に
来る信号とが重なることがなく、誤り率特性を向上させ
ることができる。
【0076】さらに、遅延時間同士の時間差を、任意の
時間とし、制限を設けていないので、システムの設計の
自由度を大きくすることができる。
【0077】本発明の請求項5のスペクトル拡散通信シ
ステムにおいては、請求項1から4のいずれか1項に記
載のスペクトル拡散通信システムにおいて、送信手段
は、データ列の差動符号化を行なう差動符号化手段をさ
らに含んでいる。
【0078】差動符号化手段は、シリアル/パラレル変
換手段の前段に設けられている。シリアル/パラレル変
換手段は、差動符号化されたデータ列を受ける。
【0079】受信手段は、受信した送信信号に基づき復
調を行なう復調手段を含んでいる。復調手段は、差動復
号化手段および積分手段を含んでいる。
【0080】差動復号化手段は、送信信号に基づく信号
を用いて、差動復号化を行ない、差動復号化信号を発生
する。積分手段は、時間的広がりを持った差動復号化信
号を所定の時間範囲で積分する。
【0081】このように、本発明の請求項5のスペクト
ル拡散通信システムにおいては、送信手段は、差動符号
化されたデータ列を複数のパラレル信号に変換すること
により多重を行なっている。そして、受信手段は、この
ような送信手段からの送信信号に基づく信号を用いて、
差動復号化を行ない、差動復号化信号を所定の時間範囲
で積分する。このため、差動復号化を行なう信号同士の
時間間隔が短く、その間のパスの変化も小さくなるた
め、PDIの効果が向上する。
【0082】その結果、本発明の請求項5のスペクトル
拡散通信システムにおいては、マルチパス化での通信特
性の向上を図ることができる。
【0083】本発明の請求項6のスペクトル拡散通信シ
ステムにおいては、請求項1から4のいずれか1項に記
載のスペクトル拡散通信システムにおいて、送信手段
は、第1のパラレル/遅延制御手段をさらに含んでい
る。第1のパラレル/遅延制御手段は、使用環境に応じ
て、複数のパラレル信号にする数(多重数)および複数
の異なる遅延時間を設定する。
【0084】その結果、本発明の請求項6のスペクトル
拡散通信システムにおいては、回線効率を向上させるこ
とができる。
【0085】本発明の請求項7のスペクトル拡散通信シ
ステムでは、請求項1から4のいずれか1項に記載のス
ペクトル拡散通信システムにおいて、送信手段は、デー
タ発生手段および第2のパラレル/遅延制御手段をさら
に含んでいる。
【0086】データ発生手段は、情報の内容によって、
データレートを変化させ、データ列を発生する。
【0087】第2のパラレル/遅延制御手段は、データ
レートの変化に関係なく、シンボルレートが一定になる
ように、複数のパラレル信号にする数(多重数)および
複数の異なる遅延時間を設定する。ここで、シンボルレ
ートは、シリアル/パラレル変換した後のレートを示
す。
【0088】このように本発明の請求項7のスペクトル
拡散通信システムにおいては、情報の内容によってデー
タレートを変化させるマルチレート方式を用いる場合
に、シンボルレートが常に一定になるようにしている。
【0089】その結果、本発明の請求項7のスペクトル
拡散通信システムにおいては、伝送帯域幅を一定に保っ
たまま通信できるので、周波数チャンネルのコントロー
ルの必要がなく、容易にマルチレート化を実現できる。
【0090】本発明の請求項8のスペクトル拡散通信シ
ステムでは、請求項1から4のいずれか1項に記載のス
ペクトル拡散通信システムにおいて、多重された複数の
信号において、その隣り合う信号同士の時間差が一定に
なるように複数の異なる遅延時間を設定する。
【0091】このように、信号同士が一定の時間間隔に
なるよう遅延時間が設定される。その結果、本発明の請
求項8のスペクトル拡散通信システムにおいては、受信
側において、遅延させる経路が1つだけでよくなるた
め、システムの回路規模を大幅に小さくすることができ
る。
【0092】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるスペクトル拡
散通信システムについて図面を参照しながら、説明す
る。
【0093】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態によるスペクトル拡散通信システムの送
信機を示す概略ブロック図である。
【0094】図1を参照して、第1の実施の形態による
スペクトル拡散通信システムの送信機は、データ発生部
1、差動符号化部3、シリアルパラレル変換部(S/P
変換部)5、拡散符号発生器(PN発生器)7、ローカ
ル信号発生器9、乗算器11,13,15,17、変調
器19,21,23,25、遅延素子27,29,3
1,33、合波器35、周波数変換部37、電力増幅部
39および送信アンテナ41を含む。
【0095】データ発生部1で発生したデータは、差動
符号化部3によって差動符号化される。差動符号化され
たデータは、S/P変換部5によって、複数のパラレル
信号(複数のパラレルデータ)に変換される。PN発生
器7は、拡散符号を発生する。乗算器11〜17は、複
数のパラレル信号P1〜P4とPN発生器7からの拡散
符号とを乗算し、拡散信号M1〜M4を発生する。
【0096】変調器19〜25は、ローカル信号発生器
9からのローカル信号を用いて、拡散信号M1〜M4を
変調して、中間周波数信号(IF信号)I1〜I4にす
る。遅延素子27〜33は、中間周波数信号I1〜I4
を遅延し、遅延信号D1〜D4を発生する。
【0097】遅延素子27〜33のそれぞれの遅延時間
は異なっている。さらに、遅延素子27〜33の遅延時
間は、相互に、1チップ以上の任意の時間差を有してい
る。このような遅延時間の設定を、「第1の遅延時間設
定方式」と呼ぶことにする。
【0098】遅延信号D1〜D4は、合波器35により
合波される。この合波された信号は、周波数変換部37
により、周波数変換される。この周波数変換された信号
は電力増幅部39により増幅され、送信アンテナ41に
より送信信号として出力される。
【0099】図2は、図1のパラレル信号P1〜P4の
タイミングと拡散符号のタイミングを示す図である。図
2を参照して、上は、たとえば、図1のパラレル信号P
1を示す。aは、データ1ビットを示している。
【0100】図2において、下は、拡散符号を示してい
る。bは、拡散符号1周期を示している。
【0101】図2に示されているように、パラレル信号
P1のタイミングと、拡散符号のタイミングとが一致し
ている。なお、パラレル信号P2〜P4のタイミングと
拡散符号のタイミングとも同様に一致している。
【0102】以上のように、第1の実施の形態において
は、パラレル信号P1〜P4と拡散符号とを乗算した拡
散信号M1〜M4を変調した中間周波数信号I1〜I4
を遅延素子27〜33により遅延させることにより、デ
ータを多重している。このため、パラレル信号P1〜P
4のタイミングと拡散符号のタイミングとが、多重する
ための遅延を原因として、ずれることがなく、2つのタ
イミングは一致している。
【0103】その結果、第1の実施の形態においては、
受信側の相関出力の劣化を防止でき、復調の困難さを回
避して、多重して通信することが可能になる。
【0104】さらに、遅延時間同士の時間差を、1チッ
プ以上にしているため、復調したい信号とその信号の次
に来る信号とが重なることがなく、誤り率特性を向上さ
せることができる。すなわち、受信側において、遅延し
て多重した信号同士の干渉によって、信号が劣化するこ
とがなくなり、誤り率特性を向上できる。
【0105】さらに、遅延時間同士の時間差を、従来の
ように制限を設けることなく(従来では1チップまたは
2チップとしていた)、任意の時間としているため、ハ
ードウェア、すなわち、スペクトル拡散通信システムの
設計の自由度を大きくすることができる。
【0106】なお、図1の遅延素子27〜33のうちの
一番短い遅延時間を0とすることもできる。この場合に
も、上記したと同様の効果を奏する。
【0107】また、これと同等なものとして、遅延素子
27〜33のうちの1つを省くこともできる。
【0108】図1の差動符号化部3における差動符号化
について詳細に説明する。DBPSKやDQPSK変調
においては、1ビット(1シンボル)前の信号との位相
差から、データを判別する。そのため、送信側では、送
信するデータの細工をする。これが差動符号化である。
【0109】DBPSKを例にして考えると、データが
「1」のとき、位相差が0、データが「0」のとき、位
相差が180°になるように、送信位相を作ることが差
動符号化である。詳しく説明する。
【0110】図3は、図1の差動符号化部3における差
動符号化を説明するための図である。
【0111】図3(a)は、情報データを示している。
図3(b)は、送信位相を示している。図3(c)は、
位相差を示している。図3(d)は、受信側における、
復調データを示している。
【0112】図3を参照して、一番左側のデータ、送信
位相、位相差および復調データについて考えてみる。な
お、(b)の一番左側の0°は、初期値として設定した
ものである。データが「1」のとき、上記したように、
位相差が0になるように送信位相を作るため、(b)の
左から2番目に示すように、データ「1」に対する送信
位相は0°となる。他のデータについても同様にして送
信位相を求める。
【0113】このようにして図1の差動符号化部3は、
送信位相を作るが、実際には、角度を送信するわけでは
ないので、DBPSK変調においては、送信信号(送信
データ)として、送信位相が0°のとき1を、送信位相
が180°のとき0を送ることになる。すなわち、差動
符号化部3では、情報データから、送信位相に応じた送
信データを作ることを行なう。なお、DBPSKは、差
動2相位相シフトキーイングであり、DQPSKは差動
4相位相シフトキーイングである。
【0114】さらに、多重した複数の信号において、そ
の隣り合う信号同士の時間差が一定になるように遅延素
子27〜33の遅延時間を設定する。なお、遅延素子2
7〜33の遅延時間は、相互に1チップ以上の任意の時
間差を有することは、上述したとおりである。このよう
な遅延時間の設定を「第2の遅延時間設定方式」と呼ぶ
ことにする。たとえば、遅延素子27の遅延時間を他の
遅延素子29〜33の遅延時間よりも小さくして、その
遅延時間を基準となる遅延時間とする。そして、他の遅
延素子29〜33の遅延時間が、遅延素子27の基準と
なる遅延時間の指定数倍となるように設定する。
【0115】すなわち、遅延素子27と遅延素子29の
遅延時間の差、遅延素子29と遅延素子31の遅延時間
の差および遅延素子31と遅延素子33の遅延時間の差
が遅延素子27の基準となる遅延時間と同一になるよう
に設定する。
【0116】こうすることにより、受信側において、遅
延させる経路が1つだけでよくなるので、システムの回
路規模を大幅に小さくすることができる。また、多重の
数に関係なく、受信側では、遅延の経路は1つなので、
多重数が増えても、システムの回路規模は一定で大きく
ならない。
【0117】(第2の実施の形態)第1の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムにおいては、中間周波
数信号I1〜I4を遅延して多重していたが、第2の実
施の形態によるスペクトル拡散通信システムでは、ベー
スバンドの信号を遅延することにより多重を行なう。
【0118】図4は、本発明の第2の実施の形態による
スペクトル拡散通信システムの送信機を示す概略ブロッ
ク図である。
【0119】図4を参照して、第2の実施の形態による
スペクトル拡散通信システムの送信機は,データ発生部
1、差動符号化部3、S/P変換部5、PN発生器7、
ローカル信号発生器9、乗算器11,13,15,1
7、遅延素子27,29,31,33、合波器35、変
調器51、周波数変換部37、電力増幅部39および送
信アンテナを含む。なお、図1と同様の部分については
同一の参照符号を付し、その説明を適宜省略する。
【0120】遅延素子27〜33は、乗算器11〜17
からの乗算信号M1〜M4を、それぞれ異なる遅延時間
で遅延し、遅延信号D1〜D4を発生する。ここで、乗
算信号M1〜M4は、ベースバンドの信号であり、遅延
素子27〜33は、ベースバンドの信号を遅延したこと
になる。
【0121】また、パラレル信号P1〜P4と拡散符号
を乗算した乗算信号M1〜M4を遅延して多重してい
る。このため、拡散符号のタイミングとパラレル信号P
1〜P4のタイミングとが、多重するための遅延を原因
としてずれることがなく、2つのタイミングは一致して
いる。
【0122】合波器35は、遅延信号D1〜D4を合波
する。変調器51は、この合波された信号を、ローカル
信号発生器9からのローカル信号を用いて変調し、中間
周波数信号にする。周波数変換部37は、この中間周波
数信号を周波数変換する。周波数変換部37により周波
数変換された信号は、電力増幅部39により増幅され、
送信アンテナ41により送出される。
【0123】以上のように第2の実施の形態では、拡散
符号のタイミングとパラレル信号P1〜P4のタイミン
グとを一致させている。その結果、受信側の相関出力の
劣化を防止でき、復調の困難さを回避して、多重して通
信することが可能になる。
【0124】さらに、遅延時間同士の時間差を、1チッ
プ以上にしているため、復調した信号とその信号の次に
くる信号とが重なることがなく、誤り率特性を向上させ
ることができる。すなわち、受信側において、遅延して
多重した信号同士の干渉によって、信号が劣化すること
がなくなり、誤り率特性を向上できる。
【0125】さらに、遅延時間同士の時間差を、従来の
ように制限を設けることなく(従来では1チップまたは
2チップとしている)、任意の時間としているため、ハ
ードウェア、すなわち、スペクトル拡散通信システムの
設計の自由度を大きくすることができる。
【0126】なお、図4の遅延素子27〜33のうちの
一番短い遅延時間と0とすることもできる。この場合に
も、上記したと同様の効果を奏する。また、これと同等
なものとして、遅延素子27〜33のうちの1つを省く
こともできる。さらに、第1の実施の形態で説明したと
同様に、遅延素子27〜33の遅延時間は、第2の遅延
時間設定方式を用いることもできる。すなわち、多重し
た複数の信号において、その隣り合う信号同士の時間差
が一定で1チップ以上の任意の時間になるように遅延素
子27〜33の遅延時間を設定する。この場合には、受
信側において、遅延させる経路が1つだけでよくなるの
で、システムの回路規模が大幅に小さくなる。また、多
重数に関係なく、遅延の経路が1つなので、多重数が増
えても、システムの回路規模は大きくならない。
【0127】また、ベースバンドの乗算信号M1〜M4
を遅延して多重しているため、遅延素子27〜33とし
てデジタル的な遅延素子を用いることができ、送信機の
小型化、高集積化が可能となる。
【0128】(第3の実施の形態)第1および第2の実
施の形態では、拡散符号を乗算した後の信号を遅延して
いたが、第3の実施の形態によるスペクトル拡散通信シ
ステムでは、拡散符号を遅延させて多重する場合につい
て説明する。
【0129】図5は、本発明の第3の実施の形態による
スペクトル拡散通信システムの送信機を示す概略ブロッ
ク図である。
【0130】図5を参照して、第3の実施の形態による
スペクトル拡散通信システムによるスペクトル拡散通信
システムの送信機は、データ発生部1、差動符号化部
3、S/P変換部5、PN発生器7、ローカル信号発生
器9、遅延器61,63,65,67,69,71,7
3,75、乗算器11,13,15,17、変調器1
9,21,23,25、合波器35、周波数変換部3
7、電力増幅部39および送信アンテナ41を含む。な
お、図1と同様の部分については同一の参照符号を付
し、その説明を適宜省略する。したがって、主に特徴部
分について説明する。
【0131】遅延器61〜67は、パラレル信号P1〜
P4を遅延して、遅延パラレル信号D1〜D4を発生す
る。一方、遅延器69〜75は、PN発生器7からの拡
散符号を遅延し、遅延拡散符号B1〜B4を発生する。
なお、遅延器61と遅延器69の遅延時間、遅延器63
と遅延器71の遅延時間、遅延器65と遅延器73の遅
延時間および遅延器67と遅延器75の遅延時間は同一
である。
【0132】乗算器11〜17は、遅延パラレル信号D
1〜D4と、遅延器69〜75からの遅延拡散符号B1
〜B4とを乗算し、拡散信号M1〜M4を発生する。こ
こで、遅延器61〜67の遅延時間と、遅延器61〜6
7に対応する遅延器69〜75の遅延時間とが同一であ
るため、遅延パラレル信号D1〜D4のタイミングと遅
延拡散符号B1〜B4のタイミングとは一致している。
【0133】遅延器69〜75の遅延時間はそれぞれ異
なっている。そして、遅延時間同士の時間差は、1チッ
プ以上の任意の時間である(第1の遅延時間設定方
式)。
【0134】遅延器69〜75のうちの最も短い遅延時
間を有する遅延器の遅延時間を0とすることもできる。
この場合には、その遅延器に対応した、パラレル信号P
1〜P4を遅延させるための遅延器の遅延時間も0とす
る。たとえば、遅延器69の遅延時間を0としたときに
は、遅延器61の遅延時間を0とする。なお、遅延時間
同士の関係は上記したと同様である。また、これと同等
なものとして、遅延時間を0とする遅延器をなくすこと
もできる。
【0135】変調器19〜25は、拡散信号M1〜M4
を、ローカル信号発生器9からのローカル信号を用い
て、変調し、中間周波数信号(IF信号)にする。合波
器35は、変調器19〜25からの中間周波数信号を合
波する。合波された信号は、周波数変換部37および電
力増幅部39を経て送信アンテナ41により送信信号と
して送信アンテナ41から送出される。なお、パラレル
信号P1〜P4は、ベースバンドの信号であり、遅延器
61〜67は、ベースバンドの信号を遅延していること
になる。
【0136】以上のように、第3の実施の形態では、拡
散符号の遅延時間と、対応するパラレル信号P1〜P4
の遅延時間とを同一にしている。このため、遅延拡散符
号B1〜B4のタイミングと遅延パラレル信号D1〜D
4のタイミングとが、多重するための遅延を原因として
ずれることがなく、2つのタイミングは一致する。
【0137】その結果、第3の実施の形態においては、
受信側の相関出力の劣化を防止でき、復調の困難さを回
避して多重して通信することができる。
【0138】遅延器61〜67の遅延時間同士の時間差
および遅延器69〜75の遅延時間同士の時間差は1チ
ップ以上の任意の時間である(第1の遅延時間設定方
式)。
【0139】その結果、第3の実施の形態では、復調し
たい信号とその信号の次に来る信号とが重なることがな
く、誤り率特性を向上させることができる。さらに、遅
延時間同士の時間差が従来例のように制限もなく(従来
では、1チップまたは2チップとしている)、任意の時
間としているため、ハードウェア、すなわち、システム
の設計の自由度を大きくすることができる。
【0140】さらに、ベースバンドであるパラレル信号
P1〜P4を遅延して多重しているため、遅延器61〜
67をデジタル回路で構成でき送信機の小型化および高
集積化が可能となる。
【0141】さらに、第1の実施の形態で説明したと同
様に、遅延器63〜67の遅延時間は、第2の遅延時間
設定方式を用いることもできる。すなわち、多重した複
数の信号において、その信号同士の時間差が一定で1チ
ップ以上の任意の時間になるように遅延器63〜67の
遅延時間を設定する。この場合には、遅延器61〜遅延
器67に対応する遅延器69〜75の遅延時間について
も同様に設定する。
【0142】その結果、第3の実施の形態では、受信側
において、遅延させる経路が1つだけでよくなるので、
システムの回路規模が大幅に小さくなる。また、多重数
に関係なく、遅延の経路が1つなので、多重数が増えて
も、システムの回路規模は大きくならない。
【0143】(第4の実施の形態)図6は、本発明の第
4の実施の形態によるスペクトル拡散通信システムの送
信機を示す概略ブロック図である。
【0144】図6を参照して、第4の実施の形態による
スペクトル拡散通信システムの送信機は、データ発生部
1、差動符号化部3、S/P変換部5、PN発生器7、
ラッチ部81,83,85,87、ラッチコントローラ
89、遅延器69,71,73,75、乗算器11,1
3,15,17、変調器19,21,23,25、ロー
カル信号発生器9、合波器35、周波数変換部37、電
力増幅部39および送信アンテナ41を含む。なお、図
5と同様の部分については同一の参照符号を付し、その
説明は適宜省略する。主に特徴部分を説明する。
【0145】第3の実施の形態では、遅延した拡散符号
のタイミングと、パラレル信号P1〜P4のタイミング
とを一致させるために、遅延器61〜67を設けたが、
第4の実施の形態では、遅延した拡散符号のタイミング
と、パラレル信号P1〜P4のタイミングとを一致させ
るために、ラッチ部81〜87およびラッチコントロー
ラ89を設けている。
【0146】なお、遅延器69〜75の遅延時間同士の
時間差は、1チップ以上の任意の時間となるように設定
してあり、各遅延時間は、それぞれ異なっている(第1
の遅延時間設定方式)。
【0147】図7は、図6の送信機の各ノードにおける
信号(データ)を示した図である。なお、信号P1〜R
4の図においては、時間軸を共通にして示してある。な
お、図7の横方向が時間軸である。
【0148】図6および図7を参照して、データ発生部
1から発生されるデータAは、差動符号化され、S/P
変換部5によりパラレル信号(パラレルデータ)P1〜
P4に変換される。この場合、4つのパラレル信号P1
〜P4のタイミングは同一となっている。データAのう
ちD1、D5およびD9がパラレル信号P1となってい
る。データAのうち、D2、D6およびD10がパラレ
ル信号P2となっている。データAのうち、D3、D7
およびD11がパラレル信号P3となっている。データ
Aのうち、D4、D8およびD12がパラレル信号P4
となっている。
【0149】PN発生器7から発生された拡散符号は、
遅延器69〜75により遅延され遅延拡散符号B1〜B
4になる。ここで、遅延器69の遅延時間は0としてい
る。これと同等のものとして、遅延器69をなくすこと
もできる。図7に示すように、遅延拡散符号B2〜B4
は、遅延器71〜75の遅延時間に応じて、遅延されて
いるため、パラレル信号P1〜P4のタイミングとずれ
ている。遅延拡散符号B1は、遅延されていないため、
パラレル信号P1〜P4とタイミングは同一である。な
お、拡散符号1周期はTとしている。
【0150】ラッチコントローラ89は、PN発生器7
からの拡散符号発生のタイミングを受けて、ラッチ信号
(ラッチパルス)C1〜C4を発生する。各ラッチ信号
C1〜C4は、対応する遅延拡散符号B1〜B4のスタ
ートチップと同一タイミングである。
【0151】このようなラッチ信号C1〜C4により、
パラレル信号P1〜P4は、ラッチ部81〜87におい
てラッチされ、ラッチ信号R1〜R4となる。このた
め、図7に示すように、遅延拡散符号B1〜B4とラッ
チ信号R1〜R4のタイミングが一致する。
【0152】乗算器11〜17は、ラッチ信号R1〜R
4と遅延拡散符号B1〜B4とを乗算し、遅延拡散信号
M1〜M4を発生する。変調器19〜25は、遅延拡散
信号M1〜M4を、ローカル信号発生器9からのローカ
ル信号を用いて、変調し、中間周波数信号(IF信号)
にする。合波器35は、これらの中間周波数信号を合波
する。この合波された信号は、周波数変換部37および
電力増幅部39を経て、送信信号として送信アンテナ4
1より送出される。
【0153】以上のように、第4の実施の形態では、ラ
ッチ部81〜87およびラッチコントローラ89を設け
ることにより遅延拡散符号B1〜B4とパラレル信号P
1〜P4(ラッチ信号R1〜R4)のタイミングを一致
させている。
【0154】その結果、第4の実施の形態では、受信側
の相関出力の劣化を防止でき、復調の困難さを回避し
て、多重して通信することができる。
【0155】さらに、遅延器69〜75の遅延時間同士
の時間差を1チップ以上の任意の時間にしている(第1
の遅延時間設定方式)。このため、復調したい信号とそ
の信号の次に来る信号とが重なることがなく、誤り率特
性を向上させることができる。また、従来のように、遅
延時間同士の時間差の制限がなく、任意の時間としてい
るため、ハードウェア、すなわち、システムの設計の自
由度を大きくすることができる。
【0156】さらに、遅延器69〜75の遅延時間は、
第1の実施の形態と同様に、第2の遅延時間設定方式を
用いることもできる。すなわち、多重された複数の信号
において、その信号同士の時間差が一定で1チップ以上
の任意の時間になるように遅延器69〜75の遅延時間
を設定する。こうすることにより、受信側において、遅
延の経路が1つだけでよくなるので、システムの回路規
模が大幅に小さくなる。また、多重数にかかわらず、遅
延の経路は1つなので、多重数が増えてもシステムの回
路規模は大きくならない。
【0157】(第5の実施の形態)図8は、本発明の第
5の実施の形態によるスペクトル拡散通信システムの受
信機を示す概略ブロック図である。
【0158】図8を参照して、第5の実施の形態による
スペクトル拡散通信システムの受信機は、受信アンテナ
91、周波数変換部93、分配器95、遅延素子97,
99,101,103、周波数変換部105,107,
109,111,113、コリレータ115,117,
119,121,123、差動部125、判別部127
およびローカル信号発生器129を含む。なお、差動部
125および判別部127は復調部を構成する。
【0159】ここで、図8の受信機に対する送信機とし
ては、図1の送信機を用いる。受信アンテナ91は、図
1の送信機からの送信信号を受信する。周波数変換部9
3は、受信した送信信号を、中間周波数信号(IF信
号)に変換する。分配器95は、この中間周波数信号
を、複数の分配信号Z1〜Z4に分配する。なお、この
分配の数は、送信機でデータをパラレル変換した数(多
重数)より1つ多い。図1の送信機を用いているため、
図8の分配の数は、5となっている。なお、図1のパラ
レル変換の数は4である。
【0160】分配信号Z2〜Z5は、遅延素子97〜1
03により遅延される。遅延素子97〜103の遅延時
間は、たとえば、以下のように設定する。図1の送信機
の遅延素子27〜33の遅延時間を、それぞれτ1 、τ
2 、τ3 およびτ4 とする。なお、この遅延時間の大小
関係は次のとおりである。
【0161】τ1 >τ2 >τ3 >τ4 このような場合に、図8の受信機の遅延素子97の遅延
時間は、τ2 −τ1 、遅延素子99の遅延時間は、τ3
−τ2 、遅延素子101の遅延時間は、τ4 −τ3 とな
る。
【0162】図1において、先に来るデータ列(4つの
データを含む)がパラレル変換された後に、次に来るデ
ータ列(4つのデータを含む)がパラレル変換される。
ここで、先に来るデータ列を前のデータ列と呼ぶことに
し、先のデータ列の次に来るデータ列を後のデータ列と
呼ぶことにする。図1において、前のデータ列に基づく
遅延信号D4と、後のデータ列に基づく遅延信号D1と
の時間差が、図8における遅延素子103における遅延
時間である。以下、図1の遅延素子27〜33および図
8の遅延素子97〜103の遅延時間を上述したように
設定したとして説明をする。
【0163】周波数変換部105は、ローカル信号発生
器129からのローカル信号を用いて、分配信号Z1を
ベースバンドの信号に変換する。周波数変換部107〜
113は、ローカル信号発生器129からのローカル信
号を用いて、遅延された分配信号Z2〜Z5をベースバ
ンドの信号に変換する。なお、図示しないキャリア同期
回路(位相検波器)は、信号のキャリア位相オフセット
を検波し、コントロール信号を用いて、ローカル信号発
生器129を制御することによりキャリア同期をとって
いる。このため、周波数変換部105〜113から出力
される信号は、完全にベースバンド信号になっている。
【0164】周波数変換部105〜113から発生され
る信号は、送信時に用いた拡散符号で相関のとれるコリ
レータ(相関器)115〜123に入力され、相関信号
A〜Eとして出力される。なお、コリレータ(相関器)
115〜123から出力される相関信号を、相関出力と
呼ぶこともある。
【0165】差動部125は、相関信号A〜Eを用い
て、差動復号化を行なう。具体的には、相関信号Aと相
関信号Bとの差動、相関信号Bと相関信号Cとの差動、
相関信号Cと相関信号Dとの差動および相関信号Dと相
関信号Eとの差動をとることになる。このようにして差
動復号化された信号は、判別部127に入力される。判
別部127は、差動復号化された信号に基づき、データ
クロックに合わせて、データを判別し、外部に出力す
る。
【0166】差動部125における差動復号化について
詳しく説明する。図9は、図8の差動部125における
差動復号化を説明するための図である。
【0167】図9を参照して、図9(A)は、図8の相
関信号Aを示す。図9(B)は、図8の相関信号Bを示
す。図9(C)は、図8の相関信号Cを示す。図9
(D)は、図8の相関信号Dを示す。図9(E)は、図
8の相関信号Eを示す。
【0168】ここで、上記したように、遅延素子97の
遅延時間をτ2 −τ1 =τa とし、図8の遅延素子99
の遅延時間を、τ3 −τ2 =τb とし、遅延素子101
の遅延時間を、τ4 −τ3 =τc とする。図1におい
て、前のデータ列の遅延信号D4と後のデータ列の遅延
信号D1との時間差をτd とする。すなわち、図8の遅
延素子103の遅延時間をτd とする。なお、図9にお
いては、図1の遅延素子27の遅延時間を0としてい
る。すなわち、遅延素子27を取り除いた場合に相当す
る。
【0169】図9を参照して、信号a1〜信号a4は、
図1における、前のデータ列に基づいており、信号b1
〜信号b4は、後のデータ列に基づく信号を示してい
る。図9(A)〜(E)が示すように、相関信号Aに対
して、相関信号B〜Eは、それぞれ、時間τa 、τb
τc およびτd だけ遅れていることがわかる。
【0170】ここで、図8の差動部125においては、
図9のポイントP1で、図(A)の信号a2と図(B)
の信号a1とが同一時間上にあるので、信号a2と信号
a1との差動をとる。ポイントP2で、図(A)の信号
a3と図(C)の信号a2とが同一時間軸上にあるの
で、信号a3と信号a2との差動をとる。他の信号も同
様に、図(A)に示す相関信号Aを基準として、差動を
とることになる。このようにして差動をとることにより
データを復調する。
【0171】以上のように、第5の実施の形態における
スペクトル拡散通信システムにおいては、図1の送信機
を用いている。その結果、第5の実施の形態によるスペ
クトル拡散通信システムにおいては、第1の実施の形態
と同様の効果を奏する。
【0172】第5の実施の形態によるスペクトル拡散通
信システムは、送信側において、中間周波数信号を遅延
させることにより多重を行なっている。さらに、受信側
では、中間周波数信号を用いて遅延を行ない、その後、
完全にキャリア同期をとりベースバンドの信号にして処
理を行なっている。
【0173】(第6の実施の形態)第6の実施の形態に
よるスペクトル拡散システムの送信機は、図1の送信機
を用いる。なお、第5の実施の形態では、図1の遅延素
子29と遅延素子27の遅延時間の差をτa とし、遅延
素子31と遅延素子29の遅延時間の差をτb とし、遅
延素子33と遅延素子31との遅延時間の差をτc
し、前のデータ列の遅延信号D4と後のデータ列の遅延
信号D1との時間差をτd として、τa 〜τdの大きさ
については指定していない。第6の実施の形態では、τ
a 、τb 、τcおよびτd はすべて同一の時間となるよ
うに、図1の遅延素子27〜33の遅延時間を設定す
る。すなわち、第2の遅延時間設定方式を用いる。
【0174】図10は、本発明の第6の実施の形態によ
るスペクトル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロ
ック図である。
【0175】図10を参照して、本発明の第6の実施の
形態によるスペクトル拡散通信システムの受信機は、受
信アンテナ91、周波数変換部93、分配器95、遅延
素子131、周波数変換部133,135、コリレータ
137,139、差動部125、判別部127およびロ
ーカル信号発生器129を含む。なお、図8と同様の部
分については同一の参照符号を付し、その説明を適宜省
略する。
【0176】分配器95は、周波数変換部93からの中
間周波数信号を2つの分配信号ZZ1、ZZ2に分配す
る。分配信号ZZ1は、周波数変換部133およびコリ
レータ137を介して相関信号AAとなり、差動部12
5に入力される。分配信号ZZ2は、遅延素子131、
周波数変換部135およびコリレータ139を介して、
相関信号BBとして差動部125に入力される。
【0177】なお、周波数変換部133,135は、図
8の周波数変換部105〜113と同様であり、ローカ
ル信号発生器129および図示しないキャリア同期回路
(位相検波器)を用いて、完全にキャリア同期をとり、
分配信号ZZ1および遅延した分配信号ZZ2をベース
バンドの信号にしている。コリレータ137,139
も、図8のコリレータ115〜123と同様である。
【0178】相関信号AAは、図9(A)に示す信号に
相当し、τa 、τb 、τc およびτ d がすべて同一にな
っている場合である。詳細に説明する。
【0179】図11は、図10の相関信号AAおよび相
関信号BBを示す図である。図11を参照して、信号a
1 〜a4 は、図1の送信機において前のデータ列に基づ
く多重された信号であり、信号b1 〜b4 は、後のデー
タ列に基づく多重された信号である。ここで、隣合う信
号同士は、同一の時間間隔τa となっている。これは、
第6の実施の形態の説明の冒頭で述べたように、第2の
遅延時間設定方式を用い、図1の送信機の遅延時間を設
定したためである。
【0180】ここで、図11(AA)は、図10の相関
信号AAを示し、図11(BB)は、図10の相関信号
BBを示している。相関信号BBは、相関信号AAに対
して時間τa だけ遅れている。すなわち、図10の遅延
素子131の遅延時間はτaとなっている。このよう
に、図10の遅延素子131の遅延時間を、多重された
複数の信号において、その隣合う信号同士の時間差と同
一にしている。
【0181】図10の差動部125においては、相関信
号AAと相関信号BBのうち同一時間軸上にある信号同
士で差動をとる。
【0182】以上のように、第6の実施の形態では、第
2の遅延時間設定方式を採用した図1の送信機を用い、
受信側の相関信号に含まれる複数の信号列が同一の時間
間隔になるように、送信機における遅延時間を設定して
いる。
【0183】その結果、受信機の遅延の経路は1つでよ
く(図8は、遅延の経路は4つ)、受信機の回路規模を
大幅に小型化できる。
【0184】さらに、第6の実施の形態では、図1の送
信機を用いているため、第1の実施の形態と同様の効果
を奏する。
【0185】第6の実施の形態では、送信側において、
中間周波数信号を遅延することにより多重している。さ
らに、受信側においては、中間周波数信号を遅延して、
その後、完全にキャリア同期をとり、ベースバンドの信
号とすることにより処理を行なっている。また、送信側
においては、第2の遅延時間設定方式を採用している。
【0186】(第7の実施の形態)第7の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムでは、第5の実施の形
態と同様に図1の送信機を用いる。受信機は、図8の受
信機においてベースバンドにするための周波数変換部を
分配器の前段に設けたものである。
【0187】図12は、本発明の第7の実施の形態によ
るスペクトル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロ
ック図である。
【0188】図12を参照して、第7の実施の形態によ
るスペクトル拡散通信システムの受信機は、受信アンテ
ナ91、周波数変換部93,141、分配器95、ロー
カル信号発生器129、遅延素子97,99,101,
103、コリレータ115,117,119,121,
123、差動部125および判別部127を含む。な
お、図8と同様の部分については同一の参照符号を付し
その説明を適宜省略する。主に特徴部分について説明す
る。
【0189】周波数変換部93により発生された中間周
波数信号(IF信号)は、周波数変換部141によりベ
ースバンドの信号に変換される。なお、この場合、図8
と同様に、ローカル信号発生器129および図示しない
キャリア同期回路(位相検波器)を用いて、完全にキャ
リア同期をとり、完全にベースバンドの信号となってい
る。
【0190】分配器95は、周波数変換部141からの
ベースバンドの信号を5つに分配し分配信号Z1〜Z5
を発生する。遅延素子97〜103は、分配信号Z2〜
Z5を遅延する。なお、分配信号Z2〜Z5は、ベース
バンドであり、ベースバンドの信号が遅延されたことに
なる。なお、遅延時間の設定は、第5の実施の形態と同
様である。
【0191】分配信号Z1および遅延された分配信号Z
2〜Z5は、コリレータ115〜123に入力され、相
関信号A〜Eとなる。差動部125は、相関信号A〜E
に基づいて差動復号化を行なう。そして、差動復号化さ
れた信号は判別部127を介して、データとして出力さ
れる。
【0192】以上のように、第7の実施例では、分配器
95の前段に周波数変換部141を設けることにより、
ベースバンドである分配信号を遅延させることにより処
理を行なっている。
【0193】その結果、第7の実施の形態においては、
第5の実施の形態に比し、周波数変換部を5つから1つ
に減らすことができ回路規模を小さくすることができ
る。なお、第7の実施の形態では、多重数が増えても、
ベースバンドの信号に変換するための周波数変換部は1
つで済む。
【0194】また、ベースバンドの分配信号を遅延して
いるため、遅延素子97〜103をデジタル回路で構成
でき、受信機の小型化、高集積化が可能となる。
【0195】さらに、第7の実施の形態では、図1の送
信機を用いているため、第1の実施の形態と同様の効果
を奏する。
【0196】なお、遅延素子97〜103は、コリレー
タ117〜123の後段に設けることができる。この場
合にも、上記したと同様の効果を奏する。
【0197】第7の実施の形態では、送信側では、中間
周波数信号で遅延することにより多重を行なっている。
さらに、受信側においては、完全にキャリア同期したベ
ースバンドの信号を遅延することにより、差動復号化
(復調)を行なっている。
【0198】(第8の実施の形態)第8の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムでは、第2の遅延時間
設定方式を採用した図1の送信機を用いる。このため、
送信機および受信機における遅延時間の設定は、第6の
実施の形態で説明したと同様である。第8の実施の形態
によるスペクトル拡散通信システム受信機は、図10の
受信機のベースバンドの信号に変換するための周波数変
換部を、分配器の前段に設けたものである。
【0199】図13は、第8の実施の形態によるスペク
トル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図で
ある。なお、図10と同様の部分については同一の参照
符号を付し、その説明を適宜説明する。主に特徴部分に
ついて説明する。
【0200】図13を参照して、第8の実施の形態によ
るスペクトル拡散通信システムの受信機は、受信アンテ
ナ91、周波数変換部93,141、ローカル信号発生
器129、分配器95、遅延素子131、コリレータ1
37,139、差動部125および判別部127を含
む。
【0201】周波数変換部141は、周波数変換部93
からの中間周波数信号を、ローカル信号発生器129か
らのローカル信号(キャリア)を用いて、ベースバンド
の信号に変換する。なお、この場合には、図示しないが
キャリア同期回路を用いることにより、完全にキャリア
同期している。
【0202】分配器95は、周波数変換部141からの
ベースバンドの信号を2つに分配し分配信号ZZ1、Z
Z2を発生する。コリレータ137は、分配信号ZZ1
を用いて、送信時に用いた拡散符号で相関を取り相関信
号AAを発生する。分配信号ZZ2は、遅延素子131
を介して、コリレータ139に入力される。コリレータ
139は、遅延された分配信号ZZ2を用いて、送信時
に用いた拡散符号で相関を取り、相関信号BBを発生す
る。差動部125は、相関信号AA、BBを用いて、差
動復号化を行なう。差動復号化された信号は、判別部1
27を介してデータとして出力される。
【0203】なお、遅延素子131の遅延時間は、図1
0の遅延素子131の遅延時間と同様に、送信側で遅延
して多重された隣り合う信号同士の時間差に等しくなる
ように設定している。
【0204】以上のように、第8の実施の形態では、ベ
ースバンドの信号に変換するための周波数変換部を、分
配器の前段に設けることにより、ベースバンドの信号を
遅延することにより、処理を行なっている。
【0205】その結果、第8の実施の形態では、図10
の受信機に比し、周波数変換部を2つから1つに減らす
ことができるとともに遅延素子131をデジタル回路で
構成できるため、受信機の小型化を図ることができる。
【0206】さらに、第8の実施の形態では、第6の実
施の形態と同様に、第2の遅延時間設定方式を用いて送
信機における遅延時間の設定を行なっている。すなわ
ち、連続した隣り合う信号同士の時間差が一定になるよ
うに、受信機の遅延時間を設定している。
【0207】その結果、第8の実施の形態では、図13
に示すように受信機において、遅延の経路を1つにする
ことができ、受信機の回路規模の小型化を図ることがで
きる。さらに、多重数に関係なく、受信機の遅延の経路
は1つであるため、多重数が増えても回路規模が大きく
ならない。
【0208】さらに、第8の実施の形態では、図1の送
信機を用いているため、第1の実施の形態と同様の効果
を奏する。
【0209】第8の実施の形態では、送信側では、中間
周波数信号を遅延することにより多重を行なっている。
さらに、受信側においては、完全にキャリア同期が取れ
たベースバンドの信号を遅延させることにより、差動復
号化(復調)を行なっている。また、送信側において
は、第2の遅延時間設定方式を用いている。
【0210】(第9の実施の形態)第9の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムでは、図1の送信機を
用いる。さらに、第9の実施の形態では、図12の受信
機のコリレータを、分配器の前段に設けたものである。
【0211】図14は、本発明の第9の実施の形態によ
るスペクトル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロ
ック図である。なお、図12と同様の部分については同
一の参照符号を付し、その説明を適宜説明する。主に特
徴部分について説明する。
【0212】図14を参照して、第9の実施の形態によ
るスペクトル拡散通信システムの受信機は、受信アンテ
ナ91、周波数変換部93,141、ローカル信号発生
器129、コリレータ151、分配器95、遅延素子9
7,99,101,103、差動部125、判別部12
7を含む。
【0213】コリレータ151は、周波数変換部141
からのベースバンドの信号を用いて、送信時に用いた拡
散符号で相関を取り、相関信号を出力する。分配器95
はコリレータ151からの相関信号を、送信側で、パラ
レル信号にした数より1つ多い数で分配し、分配信号Z
1〜Z5を発生する。差動部125は、分配信号Z1お
よび遅延素子97〜103により遅延された分配信号Z
2〜Z5を受ける。
【0214】差動部125は、これらの分配信号Z1お
よび遅延された分配信号Z2〜Z5を用いて、差動復号
化を行なう。差動復号化された信号は、判別部127を
介してデータとして出力される。
【0215】以上のように、第9の実施の形態では、分
配器95の前段にコリレータ151を設けることによ
り、処理を行なっている。
【0216】その結果、第9の実施の形態では、図12
の受信機に比し、コリレータを5つから1つに減らすこ
とができ、受信機の回路規模を小さくすることができ
る。
【0217】さらに、第9の実施の形態では、図1の受
信機を使用しているため、第1の実施の形態と同様の効
果を奏する。
【0218】さらに、受信機において、遅延をベースバ
ンドで実現しているため、遅延素子として、デジタル遅
延素子を採用でき、受信機の小型化および高集積化が可
能となる。
【0219】第9の実施の形態では、送信側において、
中間周波数信号を遅延することにより多重を行なってい
る。さらに、受信機においては、完全にキャリア同期し
たベースバンド信号を処理することにより、差動復号化
(復調)を行なっている。
【0220】(第10の実施の形態)第10の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、第2の遅延
時間設定方式を採用した図1の送信機を用いている。こ
のため、送信機および受信機において、遅延時間は、第
6の実施の形態と同様に設定している。また、第10の
実施の形態の受信機では、図13の受信機におけるコリ
レータを、分配器の前段に設けたものである。
【0221】図15は、第10の実施の形態によるスペ
クトル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図
である。
【0222】図15を参照して、第10の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムの受信機は、受信アン
テナ91、周波数変換部93,141、ローカル信号発
生器129、コリレータ151、分配器95、遅延素子
131、差動部125、判別部127を含む。なお、図
13と同様の部分については同一の参照符号を付しその
説明を適宜省略する。主に特徴部分について説明する。
【0223】図15を参照して、コリレータ151は、
周波数変換部141からのベースバンドの信号を用い
て、送信時における拡散符号で相関を取る。分配器65
は、コリレータ151からのベースバンドである相関信
号を2つに分配し、分配信号ZZ1、ZZ2を発生す
る。差動部125は、分配信号ZZ1および遅延素子1
31にいより遅延された分配信号ZZ2を受ける。差動
部125により差動復号化された信号は、判別部127
を介し、データとして出力される。
【0224】なお、分配信号ZZ1、ZZ2は、図10
の相関信号AA、BBに相当し、差動部125における
差動復号化は、図10の差動部125の差動復号化と同
様に行なわれる。
【0225】以上のように、第10の実施の形態では、
分配器95の前段にコリレータ151を設けることによ
り、ベースバンドである相関信号を遅延することにより
処理を行なっている。
【0226】その結果、第10の実施の形態では、第8
の実施の形態の図13の受信機に比し、コリレータを2
つから1つにすることができるとともに遅延素子131
をデジタル回路で構成できるため、、回路規模を小型化
できる。
【0227】さらに、第10の実施の形態では、第2の
遅延時間設定方式を採用した図1の送信機を用いてお
り、この送信機および受信機における遅延時間の設定
は、第6の実施の形態と同様であるため、第1の実施の
形態および第6の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0228】第10の実施の形態では、送信側におい
て、中間周波数信号を遅延させることにより多重を行な
っている。さらに、受信側においては、完全にキャリア
同期を取ったベースバンドの信号を遅延させることによ
り処理を行なっている。また、送信側では、第2の遅延
時間設定方式を採用している。
【0229】(第11の実施の形態)第11の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、図1の送信
機を用いる。
【0230】図16は、本発明の第11の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムの受信機を示す概略ブ
ロック図である。なお、図8と同様の部分については同
一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。主に特徴
部分について説明する。
【0231】図16を参照して、第11の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムの受信機は、受信アン
テナ91、周波数変換部93、分配器95、遅延素子9
7,99,101,103、分配器161,163,1
65,167,169、周波数変換部171,173,
175,177,178,181,183,185,1
87,189、コリレータ191,193,195,1
97,199,201,203,205,207,20
9、差動部125および判別部127を含む。
【0232】分配器95は、送信機においてパラレル信
号にする数より1つ多い数で、周波数変換部93からの
中間周波数信号を分配し、分配信号Z1〜Z5を発生す
る。分配信号Z1および遅延素子97〜103により遅
延された分配信号Z2〜Z5は、分配器161〜169
に入力され、さらに2つに分配される。
【0233】分配器161〜169から発生された信号
は、周波数変換部171〜189により、ローカル信号
発生器129からのローカル信号、すなわち、送信側周
波数信号にほぼ同じ周波数のsin成分およびcos成
分を用いて、ほぼベースバンド(以下、「擬似ベースバ
ンド」という)の同相信号(以下、「I信号」という)
および直交信号(以下、「Q信号」という)に変換され
る。周波数変換部171〜189から発生されたI信号
およびQ信号は、コリレータ191〜209に入力され
る。
【0234】コリレータ191〜209は、I信号およ
びQ信号を用いて、送信時に用いた拡散符号で相関を取
り、相関信号を発生する。差動部125は、コリレータ
191〜209からの相関信号を用いて、差動復号化を
行なう。差動復号化された信号は、判別部127を介し
てデータとして出力される。
【0235】差動部125の動作については、図8の差
動部125と同様であるが、以下に、異なる部分につい
て説明する。
【0236】差動部125は、そこに入力される信号
が、ベースバンドでなく、擬似ベースバンドであるた
め、位相角の変化から、差動して復調を行なう。このた
め、差動部125では、図示しないが、I信号およびQ
信号の相関信号から、位相を検出する手段を有してい
る。詳しく説明する。
【0237】図17は、図16の差動部125における
差動復号化を説明するための図である。
【0238】図17(a)は、第5〜第10の実施の形
態における差動部125における差動を示す。図17
(b)は、図16の差動部125における差動を説明す
るための図である。
【0239】第5〜第10の実施の形態においては、完
全にキャリア同期したベースバンドの信号を用いて、差
動復号化を行なっている(同期復調方式)。この場合に
は、図17(a)に示すように(DBPSKの場合)、
I軸上に、データの内容に応じて相関信号が出る。(矢
印S1)。
【0240】したがって、位相差が、0°か、180°
かを判別するには、Q軸(I=0)が判断基準となる。
すなわち、位相角をθとすると、図のA1の領域(90
°≦θ≦−90°)に信号があるか、B1の領域(−9
0°≦θ≦90°)に信号があるかどうかにより、位相
差が0°か、180°かを判別する。
【0241】A1の領域は、位相差0°の判断領域で、
B1の領域は位相差180°の判断領域である。
【0242】本実施の形態においては、擬似ベースバン
ドの信号を用いて差動復号化(復調)を行なっている
(非同期復調方式)。このような、非同期復調方式で
は、データの内容に応じて出る信号は、その位相が不明
で、図17(b)に示すように、あるベクトルとして、
任意の位相を取る(矢印S2)。このような任意の位相
を取ったときの位相角をθ0 とする。したがって、位相
差が0°か、180°かの判別は、図17(b)に示す
ように、A2の領域(90°+θ0 ≦θ≦−90°+θ
0 )に信号があるか、B2の領域(−90°+θ0 ≦θ
≦90°+θ0 )に信号があるかどうかにより行なうこ
とになる。すなわち、破線で示す、軸Cを基準に判断す
ることになる。
【0243】A2の領域は、位相差0°の判断領域で、
B2の領域は位相差180°の判断領域である。
【0244】このようにして、差動復号化部125で
は、位相差の変化から、データ(0、1)を復調する。
すなわち、遅延しない、I信号に基づく相関信号および
Q信号に基づく相関信号より得られる位相と、各遅延タ
イミングごとの、I信号に基づく相関信号およびQ信号
に基づく相関信号の位相との差動を取ることで、データ
を復調するのである。なお、Q軸は、正弦搬送波の振幅
を示し、I軸は、余弦搬送波の振幅を示している。
【0245】以上のように、第11の実施の形態では、
完全なベースバンドの信号ではない擬似ベースバンドの
信号を用いて、差動復号化(復調)を行なっている。
【0246】その結果、第11の実施の形態では、キャ
リア同期せずに、差動復号化(復調)が可能となるた
め、キャリア同期回路(位相検波器)が不要になり、ベ
ースバンドの信号で差動復号化(復調)を行なう場合の
受信機に比し、回路規模を小さくすることができる。さ
らに、キャリア同期までの時間が0となるため、初期動
作が速くなり、通信時間の短いパケット通信等において
スループットを向上させることができる。
【0247】さらに、第11の実施の形態では、図1の
送信機を用いているため、第1の実施の形態と同様の効
果を奏する。第11の実施の形態では、送信側では、中
間周波数信号を遅延することにより多重を行なってい
る。さらに、受信側においては、非同期復調方式(完全
にキャリア同期していない擬似ベースバンドの信号を用
いて復調を行なう方式)を用い、中間周波数信号を遅延
することにより処理を行なっている。
【0248】(第12の実施の形態)第12の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、第2の遅延
時間設定方式を採用した図1の送信機を用いる。このた
め、送信機および受信機における遅延時間は、第6の実
施の形態と同様である。
【0249】図18は、本発明の第12の実施の形態に
スペクトル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロッ
ク図である。なお、図10と同様の部分については、同
一の参照符号を付し、その説明を適宜省略する。主に特
徴部分について説明する。
【0250】図18を参照して、第12の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムの受信機は、受信アン
テナ91、周波数変換部93、分配器95、遅延素子1
31、分配器213,215、周波数変換部217,2
19,221,223、コリレータ225,227,2
29,231、差動部125および判別部127を含
む。
【0251】分配信号ZZ1および遅延素子131によ
り遅延された分配信号ZZ2は、分配器213、215
に入力される。周波数変換部217〜223は、分配器
213、215からの信号を、ローカル信号発生器12
9からのローカル信号、すなわち、送信側周波数にほぼ
同じ周波数のsin成分およびcos成分を用いて、擬
似ベースバンド(ほぼベースバンド)であるI信号およ
びQ信号に変換する。コリレータ225〜231は、Q
信号およびI信号を用いて、送信時における拡散符号で
相関を取り、相関信号を発生する。差動部125は、コ
リレータ225〜231からの相関信号を用いて差動復
号化を行なう。差動復号化された信号は、判別部127
を介して、データとして出力される。なお、差動部12
5の動作は、図16の差動部125と同様である。
【0252】以上のように、第12の実施の形態では、
擬似ベースバンドの信号を用いて差動復号化(復調)を
行なっている(準同期検波方式で復調する方式すなわ
ち、非同期復調方式)。その結果、第12の実施の形態
では、完全にキャリア同期せずに、差動復号化(復調)
が可能となるため、キャリア同期回路(位相検波器)が
不要になり、完全なベースバンド信号で差動復号化する
場合に比し、回路規模を小さくすることができる。さら
に、キャリア同期までの時間が0となり、初期動作が速
くなるため、通信時間の短いパケット通信等において、
スループットを向上させることができる。
【0253】さらに、図1の送信機において、第2の遅
延時間設定方式を採用しているため第6の実施の形態と
同様に、連続する信号同士の時間差が一定となるように
遅延時間を設定している。その結果、第12の実施の形
態では、送信側において遅延の経路を1つにすることが
でき、システムの回路規模を大幅に小さくすることがで
きる。また、多重の数に関係なく、遅延の経路は1つで
よいため、多重数が増えても回路規模は大きくならな
い。
【0254】さらに、第12の実施の形態では、図1の
送信機を用いるため、第1の実施の形態と同様の効果を
奏する。
【0255】第12の実施の形態では、送信側では、中
間周波数信号を遅延することにより多重を行なってい
る。さらに、受信側では、中間周波数信号を遅延させ、
完全にキャリア同期していない擬似ベースバンドの信号
を用いて差動復号化(復調)を行なっている。さらに、
送信側においては、第2の遅延時間設定方式を採用して
いる。
【0256】(第13の実施の形態)第13の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムは、図16の擬似
ベースバンドに変換するための周波数変換部を遅延素子
および分配器の前において、擬似ベースバンドの信号を
遅延するように構成したものである。
【0257】なお、送信機は、図1の送信機を用いる。
図19は、本発明の第13の実施の形態にスペクトル拡
散通信システムの受信機を示す概略ブロック図である。
図16と同様の部分については、同一の参照符号を付
し、その説明を適宜省略する。主に特徴部分について説
明する。
【0258】図19を参照して、第13の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムの受信機は、受信アン
テナ91、周波数変換部93、分配器95、周波数変換
部241,243、分配器245,247、遅延素子2
49,251,253,255,257,259,26
1,263、コリレータ191,193,195,19
7,199,201,203,205,207,20
9、差動部125および判別部127を含む。
【0259】分配器95は、中間周波数信号を2つに分
配し分配信号を発生する。この分配信号の一方は、ロー
カル信号発生器129からのローカル信号、すなわち、
送信側周波数にほぼ同じ周波数のsin成分を用いて、
周波数変換部241により、擬似ベースバンドの信号
(ほぼベースバンドの信号)のQ信号(直交信号)に変
換される。分配器245は、周波数変換部241からの
Q信号を5つに分配し分配信号を発生する。なお、この
分配の数は、図1の送信機におけるパラレル信号にする
数より1つ多くなっている。
【0260】分配器240からの分配信号の1つはその
ままコリレータ191へ入力され、他の4つの分配信号
は遅延素子249〜255を介してコリレータ193〜
199に入力される。コリレータ191〜199からの
相関信号は差動部125に入力される。
【0261】一方、分配器95からの他方の分配信号
は、ローカル信号発生器129からのローカル信号、す
なわち、送信側周波数にほぼ同じ周波数のcos成分を
用いて、周波数変換部243により、擬似ベースバンド
のI信号(同相信号)に変換される。その後の処理は、
周波数変換部241からのQ信号と同様になされる。
【0262】差動部125は、コリレータ191〜20
9からの相関信号を用いて差動復号化を行ない、差動復
号化された信号は判別部127を介して、データとして
出力される。
【0263】なお、遅延素子249〜255の遅延時間
は、それぞれτa〜τdで、遅延素子257〜263の
遅延時間は、それぞれτa〜τdであり、、図16の遅
延素子97〜103と同様で図16と同様にして設定し
てある。差動部125も図16の差動部125と同様で
ある。
【0264】以上のように、第13の実施の形態では、
中間周波数信号を擬似ベースバンド信号に変換する周波
数変換部を遅延素子の前段に設けることにより、擬似ベ
ースバンドの信号を遅延することにより処理を行なって
いる。
【0265】その結果、第13の実施の形態では、図1
6の受信機に比し、遅延素子は4つから8つに増えるも
のの、擬似ベースバンドの信号に変換するための周波数
変換部は、10個から2つに大幅に減らすことができ、
回路規模を小さくすることができる。
【0266】さらに、擬似ベースバンドの信号を遅延さ
せているため、遅延素子をデジタル回路で構成でき、受
信機の小型化および高集積化が可能となる。
【0267】さらに、図1の送信機を使用しているた
め、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0268】さらに、第11の実施の形態と同様に、完
全にキャリア同期していない擬似ベースバンドの信号に
より処理を行なっているので、キャリア同期回路(位相
検波器)が不要になり、完全なベースバンド信号で処理
する場合に比し、回路規模を小さくできる。さらに、キ
ャリア同期までの時間が0となるため、初期動作が速く
なり、通信時間の短いパケット通信とうにおいてスルー
プットを向上させることができる。
【0269】第13の実施の形態では、送信側では、中
間周波数信号で遅延することに多重を行なっている。さ
らに、受信側においては、完全にキャリア同期していな
い擬似ベースバンドの信号を遅延させ、その後、差動復
号化(復調)を行なっている。
【0270】(第14の実施の形態)第14の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、第2の遅延
時間設定方式を採用した図1の送信機を用いている。こ
のため、送信機および受信機における、遅延時間の設定
は、第6の実施の形態と同様である。第14の実施の形
態は、図18の擬似ベースバンドに変換するための周波
数変換部を、遅延素子の前段に設け、擬似ベースバンド
の信号を遅延することにより処理を行なうものである。
【0271】図20は、本発明の第14の実施の形態に
スペクトル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロッ
ク図である。なお、図18と同様の部分については、同
一の参照符号を付し、その説明を適宜省略する。主に特
徴部分について説明する。
【0272】図20を参照して、第14の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムの受信機は、受信アン
テナ91、周波数変換部93、分配器95、周波数変換
部291,293、分配器213,215、ローカル信
号発生器129、遅延素子229,301、コリレータ
225,227,229,231、差動部125および
判別部127を含む。
【0273】図20を参照して、分配信号ZZ1は、周
波数変換部291により、ローカル信号発生器129か
らのsin成分を用いて、擬似ベースバンドであるQ信
号(直交信号)に変換される。分配器213は、Q信号
を2つに分配する。分配器213からの一方の分配信号
はコリレータ225に入力され、相関信号として出力さ
れる。分配器213からの他方の分配信号は、遅延素子
229を介して、コリレータ227に入力され、相関信
号として出力される。
【0274】分配信号ZZ2は、周波数変換部293に
より、ローカル信号発生器129からのcos成分を用
いて、擬似ベースバンドであるI信号(同相信号)に変
換される。なお、その後の処理は、上述したQ信号の処
理と同様である。周波数変換部291は、図18の周波
数変換部217と同様であり、周波数変換部293は、
図18の周波数変換部219と同様であり、遅延素子2
99,301は、図18の遅延素子131と同様であ
る。したがって、遅延素子299,301の遅延時間
は、送信機において、最も近接する遅延時間同士の差で
ある。
【0275】以上のように、第14の実施の形態では、
擬似ベースバンドの信号に変換する周波数変換部を、遅
延素子の前段に設けることにより、擬似ベースバンドの
信号を遅延することにより処理を行なっている。
【0276】その結果、第14の実施の形態では、図1
8の受信機に比し、擬似ベースバンド信号に変換するた
めの周波数変換部を4つから2つにすることができ、受
信機の回路規模を小さくすることができる。
【0277】さらに、第14の実施の形態では、第2の
遅延時間設定方式を採用し、連続する信号同士の時間間
隔が同一となるように、送信機で遅延時間を設定してい
るため、第6の実施の形態と同様に、受信機側の遅延の
経路は1つでよく、回路規模を大幅に小さくすることが
できる。また、多重数に関係なく、遅延の経路は1つで
あるため、多重数が増えても回路規模は大きくならな
い。
【0278】さらに、擬似ベースバンドの信号を遅延さ
せているため、遅延素子をデジタル回路で構成でき、受
信機の小型化および高集積化が可能となる。
【0279】さらに、第14の実施の形態では、擬似ベ
ースバンドの信号を遅延させ、差動復号化(復調)を行
なっているため、キャリア同期回路(位相検波器)が不
要になり、完全なベースバンド信号で処理する場合に比
べ回路規模を小さくすることができる。さらに、キャリ
ア同期までの時間が0となるため、初期動作が速くな
り、通信時間の短いパケット通信等において、スループ
ットを向上できる。
【0280】第14の実施の形態では、送信機におい
て、中間周波数信号で遅延することにより多重を行なっ
ている。さらに、受信側では、完全にキャリア同期して
いない擬似ベースバンドの信号により差動復号化(復
調)を行なっている。また、第2の遅延時間設定方式を
用いている。
【0281】(第15の実施の形態)第15の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、図19のコ
リレータを後段の分配器の前に設けたものである。さら
に、送信機は図1の送信機を用いている。
【0282】図21は、第15の実施の形態にスペクト
ル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。なお、図19と同様の部分については、同一の参照
符号を付し、その説明を適宜省略する。主に特徴部分に
ついて説明する。
【0283】図21を参照して、第15の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムの受信機は、受信アン
テナ91、周波数変換部93、分配器95、周波数変換
部241,243、コリレータ311,313、分配器
245,247、ローカル信号発生器129、遅延素子
249,251,253,255,257,259,2
61,263、差動部125および判別部127を含
む。
【0284】コリレータ311は、周波数変換部241
からの擬似ベースバンドのQ信号を用いて、送信時に用
いた拡散符号により相関を取り相関信号を発生する。分
配器245は、コリレータ311からの相関信号を5つ
に分配し分配信号を発生する。分配器245からのの分
配信号の1つは、そのまま差動部125に入力され、他
の4つは、遅延素子249〜255を介して、差動部1
25に入力される。
【0285】なお、周波数変換部243から発生される
擬似ベースバンドのI信号についても、Q信号と同様に
処理される。差動部125は、分配器245,247か
らの2つの分配信号および遅延素子249〜263から
の8つの信号を受けて、差動復号化を行なう。差動復号
化された信号は判別部127を介してデータとして出力
される。
【0286】以上のように、第15の実施の形態では、
コリレータを擬似ベースバンドの信号を分配するための
分配器の前段に設けることにより、処理を行なってい
る。
【0287】その結果、第15の実施の形態では、図1
9の受信機に比し、10個のコリレータを2つに減らす
ことができ、回路規模を小さくすることができる。
【0288】さらに、図1の送信機を用いているため、
第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0289】さらに、擬似ベースバンドの信号を遅延さ
せているため、遅延素子をデジタル回路で構成でき、受
信機の小型化および高集積化が可能となる。
【0290】さらに、完全にキャリア同期していない擬
似ベースバンドの信号を用いて、差動復号化(復調)を
行なっているため、キャリア同期回路(位相検波器)が
不要になり、完全にベースバンド信号で処理を行なう場
合に比べ回路規模を小さくすることができる。また、キ
ャリア同期までの時間が0となるため、初期動作が速く
なり、通信時間の短いパケット通信等においてスループ
ットを向上できる。
【0291】第15の実施の形態では、送信側では、中
間周波数信号を遅延することにより多重を行なってい
る。さらに、受信側では、完全にキャリア同期していな
い擬似ベースバンドの信号を用いて処理を行なってい
る。
【0292】(第16の実施の形態)第16の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、図20のコ
リレータを擬似ベースバンドの信号を分配するための分
配器の前段に設けたものである。送信機は、第2の遅延
時間設定方式を採用した図1の送信機を用いている。
【0293】図22は、本発明の第16の実施の形態に
スペクトル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロッ
ク図である。なお、図20と同様の部分については、同
一の参照符号を付し、その説明を適宜省略する。主に特
徴部分について説明する。
【0294】図22を参照して、第16の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムの受信機は、受信アン
テナ91、周波数変換部93、分配器95、周波数変換
部291,293、コリレータ311,313、分配器
213,215、ローカル信号発生器129、遅延素子
299,301、差動部125および判別部127を含
む。
【0295】コリレータ311は、周波数変換部291
からの擬似ベースバンドであるQ信号を用いて、送信側
で用いた拡散符号で相関を取り相関信号を発生する。分
配器213は、コリレータ311からの相関信号を2つ
に分配し分配信号を発生する。分配器213からの一方
の分配信号は差動部125に入力される。分配器213
からの他方の分配信号は遅延素子299を介して、差動
部125に入力される。
【0296】周波数変換部293からの擬似ベースバン
ドであるI信号についても、Q信号と同様に処理され
る。差動部125は、分配器213,215からの2つ
の分配信号および、遅延素子299,301からの2つ
の遅延された分配信号を受ける。差動部125は、これ
らの信号に基づき差動復号化を行なう。差動復号化され
た信号は判別部127を介してデータとして出力され
る。
【0297】以上のように、第16の実施の形態では、
コリレータを擬似ベースバンド信号を分配するための分
配器の前段に設けることにより、処理を行なっている。
【0298】その結果、第16の実施の形態では、図2
0の受信機に比し、4つのコリレータを2つのコリレー
タに減らすことができ、回路規模の縮小を図ることがで
きる。
【0299】さらに、第16に実施の形態では、図1の
送信機を用いているため、第1の実施の形態と同様の効
果を奏する。
【0300】さらに、受信側で擬似ベースバンドの信号
を処理することにより差動復号化(復調)を行なってい
るため、キャリア同期回路(位相検波器)が不要とな
り、完全なベースバンド信号を用いて処理を行なう場合
に比べ回路規模を小さくすることができる。また、同期
までの時間が不要なことから、通信時間の短いパケット
通信などにおいては、同期時間が不要になることでスル
ープットを向上させることができる。
【0301】さらに、擬似ベースバンドの信号を遅延さ
せているため、遅延素子をデジタル回路で構成でき、受
信機の小型化および高集積化が可能となる。
【0302】さらに、第2の遅延時間設定方式を採用
し、第6の実施の形態と同様に、送信機における遅延時
間を、連続する信号同士の時間差がすべて同一になるよ
うに設定しているため、受信側における遅延の経路は1
つでよく、回路規模を大幅に小さくすることができる。
さらに、多重数に関係なく遅延の経路は1つなので、多
重数が増えても回路規模は大きくならない。
【0303】第16の実施の形態では、送信側では、中
間周波数信号を遅延することにより多重を行なってい
る。さらに、受信側においては、完全にキャリア同期し
ていない擬似ベースバンドの信号を遅延させることによ
り、その後の処理を行なっている。また、送信側におい
ては、第2の遅延時間設定方式を採用している。
【0304】(第17の実施の形態)第17の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、図4の送信
機と図12の受信機とによりスペクトル拡散通信システ
ムを構成したものである。特徴を説明する。送信機にお
いて、複数のパラレル信号P1〜P4を拡散符号で拡散
した後に遅延を行なっている。さらに、遅延時間同士の
時間差を、1チップ以上任意の時間としている(第1の
遅延時間設定方式)。また、ベースバンドの信号遅延す
ることにより多重を行なっている。
【0305】受信機は、完全にキャリア同期したベース
バンドの信号を遅延することにより差動復号化(復調)
を行なっている。
【0306】以上のような構成および特徴を有するた
め、第17の実施の形態によるスペクトル拡散通信シス
テムでは、第2の実施の形態および第7の実施の形態と
同様の効果を奏する。
【0307】(第18の実施の形態)第18の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、図4の送信
機と図13の受信機とを用いてスペクトル拡散通信シス
テムを構成したものである。特徴を説明する。送信機に
おいて、複数のパラレル信号P1〜P4を拡散符号で拡
散した後に遅延を行なっている。さらに、遅延時間同士
の時間差を、一定とし、1チップ以上任意の時間として
いる(第2の遅延時間設定方式)。また、ベースバンド
の信号遅延することにより多重を行なっている。
【0308】受信機は、完全にキャリア同期が取れたベ
ースバンドの信号を遅延させることにより、差動復号化
(復調)を行なっている。
【0309】以上のような構成および特徴を有するた
め、第18の実施の形態によるスペクトル拡散通信シス
テムでは、第2の実施の形態および第8の実施の形態と
同様の効果を奏する。
【0310】(第19の実施の形態)第19の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、図4の送信
機と図14の受信機とを用いてスペクトル拡散通信シス
テムを構成したものである。特徴を説明する。送信機に
おいて、複数のパラレル信号P1〜P4を拡散符号で拡
散した後に遅延を行なっている。さらに、遅延時間同士
の時間差を、1チップ以上任意の時間としている(第1
の遅延時間設定方式)。また、ベースバンドの信号遅延
することにより多重を行なっている。
【0311】受信機は、完全にキャリア同期したベース
バンドの信号を処理することにより、差動復号化(復
調)を行なっている。
【0312】以上のような構成および特徴を有するた
め、第19の実施の形態によるスペクトル拡散通信シス
テムでは、第2の実施の形態および第9の実施の形態と
同様の効果を奏する。
【0313】(第20の実施の形態)第20の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、図4の送信
機と図15の受信機とを用いてスペクトル拡散通信シス
テムを構成したものである。特徴を説明する。送信機に
おいて、複数のパラレル信号P1〜P4を拡散符号で拡
散した後に遅延を行なっている。さらに、遅延時間同士
の時間差を、一定とし、1チップ以上任意の時間として
いる(第2の遅延時間設定方式)。また、ベースバンド
の信号遅延することにより多重を行なっている。
【0314】受信機は完全にキャリア同期を取ったベー
スバンドの信号を遅延させることにより処理を行なって
いる。
【0315】以上のような構成および特徴を有するた
め、第20の実施の形態によるスペクトル拡散通信シス
テムでは、第2の実施の形態および第10の実施の形態
と同様の効果を奏する。
【0316】(第21の実施の形態)第21の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、図4の送信
機と図19の受信機とを用いてスペクトル拡散通信シス
テムを構成したものである。特徴を説明する。送信機に
おいて、複数のパラレル信号P1〜P4を拡散符号で拡
散した後に遅延を行なっている。さらに、遅延時間同士
の時間差を、1チップ以上任意の時間としている(第1
の遅延時間設定方式)。また、ベースバンドの信号遅延
することにより多重を行なっている。
【0317】受信機は、完全にキャリア同期していない
擬似ベースバンドの信号を遅延させ、その後、差動復号
化(復調)を行なっている。
【0318】以上のような構成および特徴を有するた
め、第21の実施の形態によるスペクトル拡散通信シス
テムでは、第2の実施の形態および第13の実施の形態
と同様の効果を奏する。
【0319】(第22の実施の形態)第22の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、図4の送信
機と図20の受信機とを用いてスペクトル拡散通信シス
テムを構成したものである。特徴を説明する。送信機に
おいて、複数のパラレル信号P1〜P4を拡散符号で拡
散した後に遅延を行なっている。さらに、遅延時間同士
の時間差を、一定とし、1チップ以上任意の時間として
いる(第2の遅延時間設定方式)。また、ベースバンド
の信号遅延することにより多重を行なっている。
【0320】受信機は、完全にキャリア同期していない
擬似ベースの信号により、差動復号化(復調)を行なっ
ている。
【0321】以上のような構成および特徴を有するた
め、第22の実施の形態によるスペクトル拡散通信シス
テムでは、第2の実施の形態および第14の実施の形態
と同様の効果を奏する。
【0322】(第23の実施の形態)第23の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、図4の送信
機と図21の受信機とを用いてスペクトル拡散通信シス
テムを構成したものである。特徴を説明する。送信機に
おいて、複数のパラレル信号P1〜P4を拡散符号で拡
散した後に遅延を行なっている。さらに、遅延時間同士
の時間差を、1チップ以上任意の時間としている(第1
の遅延時間設定方式)。また、ベースバンドの信号遅延
することにより多重を行なっている。
【0323】受信機は、完全にキャリア同期していない
擬似ベースバンドの信号を遅延させ、その後、差動復号
化(復調)を行なっている。以上のような構成および特
徴を有するため、第23の実施の形態によるスペクトル
拡散通信システムでは、第2の実施の形態および第15
の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0324】(第24の実施の形態)第24の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、図4の送信
機と図22の受信機とを用いてスペクトル拡散通信シス
テムを構成したものである。特徴を説明する。送信機に
おいて、複数のパラレル信号P1〜P4を拡散符号で拡
散した後に遅延を行なっている。さらに、遅延時間同士
の時間差を、一定とし、1チップ以上任意の時間として
いる(第2の遅延時間設定方式)。また、ベースバンド
の信号遅延することにより多重を行なっている。
【0325】受信機は、完全にキャリア同期していない
擬似ベースバンドの信号を遅延させることにより、その
後の処理を行なっている。また、送信機においては、第
2の遅延時間設定方式を採用している。以上のような構
成および特徴を有するため、第24の実施の形態による
スペクトル拡散通信システムでは、第2の実施の形態お
よび第16の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0326】(第25の実施の形態)第25の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、図4の送信
機を用いる。第25の実施の形態によるの受信機は、第
19の実施の形態で用いた図14の受信機において、遅
延素子97〜104に相当するものとして、2つのラッ
チ部およびラッチコントローラを設けたものである。
【0327】図23は、本発明の第25の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムの受信機を示す概略ブ
ロック図である。なお、第19の実施の形態で用いた図
14の受信機と同様の部分については同一の参照符号を
付し、その説明を適宜省略する。主に、特徴部分につい
て説明する。
【0328】図23を参照して、第25の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムの受信機は、受信アン
テナ91、周波数変換部93,141、ローカル信号発
生器129、コリレータ151、分配器95、ラッチ部
331,333、ラッチコントローラ335、差動部1
25および判別部127を含む。
【0329】分配器95は、コリレータ151からの相
関信号(相関出力)aを、2つに分配し、分配信号を発
生する。分配器95からの一方の分配信号はラッチ部3
31へ、他方の分配信号はラッチ部333へ入力され
る。
【0330】ラッチ部331は、分配器95からの一方
の分配信号を、ラッチコントローラ335からのラッチ
制御信号bによりラッチする。ラッチ部333は、分配
器95からの他方の分配信号をラッチコントローラ33
5からのラッチ制御信号cによりラッチする。
【0331】すなわち、コリレータ151からの相関信
号aは、4つの相関のずれた信号を時間的に多重した形
になっているので、ラッチコントローラ335からのラ
ッチ制御信号b,cにより、多重した信号の遅延時間の
タイミングにおいて、ラッチ部331,333でラッチ
することで、1つ遅延前の信号を保持できる。そして、
ラッチ部331,333からのラッチ信号d,eに基づ
き、これにより、差動部125で差動復号化を行ない、
復調する。差動復号化された信号は、判別部127を介
して、データとして出力される。さらに詳細に説明す
る。
【0332】図24は、図23のラッチ部331,33
3およびラッチコントローラ335を説明するための図
である。
【0333】図24(a)は、図23の相関信号aを示
す。図24(b)は、ラッチコントローラ335からの
ラッチ制御信号bを示す。図24(c)は、図23のラ
ッチコントローラ335からのラッチ制御信号cを示
す。図24(d)は、図23のラッチ部331からのラ
ッチ信号dを示す。図24(e)は、図23のラッチ部
333からのラッチ信号eを示す。
【0334】図23および図24を参照して、相関信号
aは、多重された4つの信号a1〜a4を含んでいる。
図4の送信器で遅延したことにより、信号a1と信号a
2とは、時間τaだけ離れている。信号a2と信号a3
とは時間τbだけ離れている。信号a3と信号a4と
は、時間τcだけ離れている。すなわち、送信機で、遅
延したことにより、相関ピークa1〜a4が、時間τ
a、τb、τcとずれて、重なった形となっている。
【0335】そこで、ラッチ部331,333のラッチ
タイミングを、ラッチ部331とラッチ部333とで、
交互に、τa、τb、τcと行なうことで、1遅延前と
差動できるようになる。詳しく説明する。
【0336】ラッチコントローラ335は、ラッチ制御
信号bを、信号a1および信号a3のタイミングで発生
する(図24(b))。そして、ラッチ部331は、こ
のようなラッチ制御信号bにより、信号a1および信号
a3のデータをラッチする(図24(d))。
【0337】ラッチコントローラ335は、信号a2お
よび信号a4のタイミングで、ラッチ制御信号cを発生
する(図24(c))。ラッチ部333は、このような
ラッチ制御信号cにより信号a2および信号a4のデー
タをラッチする(図24(e))。
【0338】したがって、差動部125では、ポイント
P1において、信号a1のデータと信号a2のデータと
の差動をとり、ポイントP2において、信号a2のデー
タと信号a3のデータとの差動をとり、ポイントP3に
おいて、信号a3のデータと信号a4のデータとの差動
をとる。このようにして、差動部125において、差動
復号化を行ない、復調をする。
【0339】なお、図24においては、受信機におけ
る、遅延時間のうち、一番短い遅延時間としては、ゼロ
を採用している。図4を参照して、遅延素子29の遅延
時間τ 2 は、図24の時間τaと同様であり、図1の遅
延素子31の遅延時間τ3 は、時間τa+時間τbと同
様であり、図1の遅延素子33の遅延時間τ3 は、図2
4の時間τa+時間τb+時間τcと同様である。
【0340】そして、図24の時間τa、τb、および
τcは、それぞれ、図14の、遅延素子97の遅延時間
τa、遅延素子99の遅延時間τbおよび遅延素子10
1の遅延時間τcと同様である。
【0341】以上のように、図14の遅延素子97〜1
03に相当するものとして、ラッチ部331,333お
よびラッチコントローラ335を設けることができたの
は、送信機において、遅延などをベースバンドで行なっ
ているため、受信機において、デジタル回路を容易に用
いることができるからである。なお、ラッチ部331,
333は、デジタル回路で構成する必要がある。
【0342】以上のように、第25の実施の形態では、
受信機において、複数の遅延素子を設ける代わりに、ラ
ッチ部331,333およびラッチコントローラ335
を設けている。
【0343】その結果、第25の実施の形態では、複数
の遅延素子からの信号を用いて、差動部125により差
動復号化を行なう場合に比べ、受信機の回路規模を小さ
くすることができる。
【0344】さらに、図4の送信機を用いているため、
第2の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0345】さらに、図14の受信機と第25の実施の
形態の受信機とは、その構成上、遅延素子があるか、ラ
ッチ部およびラッチコントローラがあるかの相違だけで
あるため、第25の実施の形態でも、第19の実施の形
態と同様の効果を奏する。
【0346】第25の実施の形態では、送信側におい
て、ベースバンド信号を遅延することにより多重を行な
っている。さらに、受信機においては、完全にキャリア
同期したベースバンド信号を処理することにより差動復
号化(復調)を行なっている。
【0347】(第26の実施の形態)第26の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、その送信機
および受信機は、第25の実施の形態の送信機およ受信
機の構成と同様である。すなわち、第26の実施の形態
では、図4の送信機と図23の受信機を用いている。異
なるのは、送信機において、第2の遅延時間設定方式を
採用し、遅延時間の設定を、第6の実施の形態と同様に
設定したことである。すなわち、送信機において、多重
された信号のうち、隣合う信号同士の時間差が同一にな
るように、遅延時間を設定している。また、図24にお
いて、τa=τb=τcとなっており、ラッチ制御信号
の時間間隔も一定になっていることが異なる。
【0348】以上の構成を有していることから、第26
の実施の形態では、第25の実施の形態と同様の効果を
奏する。
【0349】(第27の実施の形態)第27の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、図4の送信
機を用いている。また、第27の実施の形態では、第2
3の実施の形態の図21の受信機の、複数の遅延素子の
代わりに、ラッチ部およびラッチコントローラを設けた
ものである。
【0350】図25は、本発明の第27の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムの受信機を示す概略ブ
ロック図である。なお、図21および図23と同様の部
分については、同一の参照符号を付し、その説明を適宜
省略する。主に特徴部分について説明する。
【0351】図25を参照して、第27の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムの受信機は、受信アン
テナ91、周波数変換部93、分配器95、周波数変換
部241,243、コリレータ311,313、分配器
245,247、ローカル信号発生器129、ラッチ部
341,343,345,347、ラッチコントローラ
335、差動部125および判別部127を含む。
【0352】図25を参照して、コリレータ311から
の擬似ベースバンドである相関信号a1は、分配器24
5により、2つに分配されラッチ部341および343
に入力される。ここで、ラッチ部341,343は、ラ
ッチコントローラ335からのラッチ制御信号b1、c
1により、ラッチ部341,343に入力された信号を
ラッチする。
【0353】なお、ラッチ部341,343において、
ラッチされるタイミング、すなわち、ラッチコントロー
ラ335からのラッチ制御信号b1、c1のタイミング
は、第25の実施の形態で説明したと同様である。図2
5の、相関信号a1、ラッチ制御信号b1およびラッチ
制御信号c1は、それぞれ、図23の、相関信号a、ラ
ッチ制御信号bおよびラッチ制御信号cに相当するもの
である。
【0354】分配器247は、コリレータ313からの
擬似ベースバンドである相関信号a2を、2つに分配
し、ラッチ部345,347に入力する。
【0355】ラッチ部345,347は、ラッチコント
ローラ335からのラッチ制御信号b2およびラッチ制
御信号c2により、分配器247からの信号をラッチす
る。すなわち、ラッチ部345,347における、ラッ
チについては、上記した、ラッチ部341,343と同
様である。図25の相関信号a2、ラッチ制御信号b2
およびラッチ制御信号c2は、図23の、相関信号a、
ラッチ制御信号bおよびラッチ制御信号cに相当するこ
とになる。
【0356】以上のように、第27の実施の形態におい
ては、図21の複数の遅延素子の代わりに、ラッチ部3
41〜347およびラッチコントローラ335を設けた
ものである。
【0357】その結果、第27の実施の形態では、複数
の遅延素子からの信号に基づいて、差動復号化を行なう
場合に比し、受信機の回路規模を小さくすることができ
る。
【0358】さらに、第27の実施の形態では、図4の
送信機を使用しているため、第2の実施の形態と同様の
効果を奏する。
【0359】さらに、図21の受信機と本実施の形態に
よる受信機とは、その構成上、遅延素子があるか、ラッ
チ部およびラッチコントローラがあるかの相違だけであ
るため、第27の実施の形態では、第23の実施の形態
と同様の効果を奏する。
【0360】第27の実施の形態では、送信機において
は、ベースバンド信号を遅延することにより多重を行な
っている。さらに、受信機においては、安全にキャリア
同期していない擬似ベースバンド信号により差動復号化
(復調)を行なっている。なお、複数の遅延素子の代わ
りに、ラッチ部およびラッチコントローラを用いること
ができた理由は、第25の実施の形態と同様である。
【0361】(第28の実施の形態)第28の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、第27の実
施の形態と同様の構成を有する送信機および受信機を使
用する。すなわち、図4の送信機と図25の受信機を使
用する。
【0362】第27の実施の形態と異なるのは、第2の
遅延時間設定方式を採用し、第6の実施の形態と同様
に、送信機の遅延時間を設定していることである。すな
わち、多重された隣合う信号同士の時間差が、すべて同
一となるように、送信機における遅延時間を設定してい
る。また、ラッチコントローラ335からのラッチ制御
信号の発生タイミングが同一となる点で異なっている。
【0363】以上のような構成をしていることから、第
28の実施の形態では、第27の実施の形態と同様の効
果を奏する。
【0364】(第29の実施の形態)上述した第1から
第28の実施の形態においては、DBPSKなどを基準
に示したが、コリレータ(相関器)をIチャンネル、Q
チャンネル用意することで、DQPSKなどの位相変調
方式や振幅位相変調方式でも、上述した実施の形態と同
様の効果を奏するようにスペクトル拡散通信システムを
実現でき、一般性は失わない。
【0365】第29の実施の形態によるスペクトル拡散
通信システムでは、DQPSK方式にした場合の例を示
す。
【0366】図26は、本発明の第29の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムの送信機を示す概略ブ
ロック図である。なお、図1と同様の部分については同
一の参照符号を付し、その説明を適宜省略する。主に特
徴部分について説明する。図26は、DBPSK方式を
用いているスペクトル拡散通信システムの図1の送信機
に対応するものである。
【0367】図26を参照して、本発明の第29の実施
の形態によるスペクトル拡散通信システムの送信機は、
データ発生部1、差動符号化部3、S/P変換部5、乗
算器351,353,355,357,359,36
1,363,365、PN発生器7、変調器367,3
69,371,373、ローカル信号発生器9、遅延素
子27,29,31,33、合波器35、周波数変換部
37、電力増幅部39および送信アンテナ41を含む。
【0368】DBPSK方式と異なる点は(図1と異な
る点は)、S/P変換部5で、差動符号化部3からの信
号を、パラレル信号の数が2倍になるように分けている
点である(本実施の形態では、パラレル数は、8であ
り、図1では4である)。そして、乗算器351〜36
5は、8つのパラレル信号P1〜P8を、PN発生器7
からの拡散符号と乗算する。変調器367は、乗算器3
51,353からの2ビットのデータで、DQPSK変
調する。変調器369〜373についても、同様であ
る。以上がDBPSK方式を採用する図1と異なる点で
あるが、変調器367〜373から後段における処理
は、図1の送信機と同様である。このため、第1または
第2の遅延時間設定方式を採用している。
【0369】図27は、本発明の第29の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムの受信機を示す概略ブ
ロック図である。なお、図8と同様の部分については同
一の参照符号を付し、適宜その説明を省略する。主に特
徴部分について説明する。
【0370】図27の受信機は、DBPSK方式を用い
たスペクトル拡散通信システムの図8の受信機に対応す
るものである。図27を参照して、本発明の第29の実
施の形態によるスペクトル拡散通信システムの受信機
は、受信アンテナ91、周波数変換部93、分配器9
5、遅延素子381,383,385,387、周波数
変換部389,391,393,395,397、ロー
カル信号発生器129、コリレータ399,401,4
03,405,407,409,411,413,41
5,417、差動増幅部125および判別部127を含
む。差動部125は、図19の差動部125と同様であ
る。
【0371】DBPSK方式と異なる点は、周波数変換
部389〜397において、ローカル信号発生器129
からのcos成分およびsin成分を用いて、周波数変
換された後は、I信号(同相信号)およびQ信号(直交
信号)となり、コリレータ399〜417に入力される
ことである。コリレータ399〜417より後の処理
は、図8と同様である。
【0372】以上のように、第29の実施の形態では、
第5の実施の形態(送信機は図1、受信機は図8)がD
BPSK方式を用いているのに対し、DQPSK方式を
用いたものである。
【0373】このため、第29の実施の形態では、第5
の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0374】なお、第29の実施の形態では、図1の送
信機および図8の受信機に対応する送信機および受信機
を示したが、これ以外についても、DQPSK方式に対
応するには、DBPSK方式を採用した送信機のパラレ
ル数を2倍にして、I(同相)およびQ(直交)のデー
タとして用いることで、上述した、すべての実施の形態
に対応できる。これは、DBPSK方式とDQPSK方
式では、位相を1ビットで表わすか、2ビットで表わす
かの違いだけであるためである。
【0375】(第30の実施の形態)第1から第29の
実施の形態においては、受信機において、遅延時間同士
の時間差が1チップ以上の任意の時間である場合(第1
の遅延時間設定方式)および、遅延時間同士の時間差が
1チップ以上で同一である場合(第2の遅延時間設定方
式)の構成を示した。
【0376】しかし、現実の回路を組む場合、遅延素子
を、中間周波数帯域(IF帯域)で構成する場合などで
は、遅延時間同士の時間差を任意の時間にすることは難
しく、すべて同一にしようとしても、多重の数によって
は、実現できない場合がある。
【0377】また、遅延素子をベースバンドまたは擬似
ベースバンドで構成する場合などでは、デジタル遅延素
子などを用いるが、希望のパラレル数(多重数)で拡散
符号が割切れないなどの問題がある。たとえば、16チ
ップの拡散率であって、4多重の場合には、4で割切れ
るが、15チップでは、端数が出てしまい、適さないと
きがある。16チップにしても、5多重にすると、割切
れない。
【0378】そこで、第30の実施の形態によるスペク
トル拡散通信システムでは、送信機における遅延時間同
士の時間差が同一の時間のみで、実現できないなどの問
題がある場合には、そのうちのいくつかを同一の時間と
し、残りを任意の時間とすることにしたものである。ま
た、その逆も可能である。
【0379】その結果、第30の実施の形態では、実現
性のあるスペクトル拡散通信システムの回路を構成する
場合に、設計の自由度を増すことができる。さらに、第
30の実施の形態では、拡散符号のチップ数に関係な
く、多重数を決めることができ、自由にスペクトル拡散
通信システムの回路を組むことができる。
【0380】なお、第30の実施の形態では、第1から
第29の実施の形態で示したいずれかの送信機および受
信機を用いている。また、送信機における多重数に応じ
て(遅延時間同士の時間差を1チップ以上で同一とした
ときの多重数および1チップ以上で任意の時間としたと
きの多重数に応じて)、第5から第29の実施の形態に
おける受信機を組合せて用いる。このため、第1から第
29の実施の形態に対応した効果を奏する。
【0381】(第31の実施の形態)第31の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムでは、第5から第
30の実施の形態の受信機の差動部125と判別部12
7との間に、マルチパスなどによる影響を吸収できるP
DI(post detection integrator )部を設けたもので
ある。その一例について説明する。
【0382】図28は、本発明の第31の実施の形態の
スペクトル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロッ
ク図である。なお、図8と同様の部分については同一の
参照符号を付し、その説明を適宜省略する。図28の受
信機は、図8の受信機の判別部127と差動部125と
の間にPDI部421を設けたものである。ここで、送
信機は図1の送信機を用いる。
【0383】図28を参照して、本発明の第31の実施
の形態によるスペクトル拡散通信システムの受信機は、
受信アンテナ91、周波数変換部93、分配器95、遅
延素子97〜103、周波数変換部105〜113、ロ
ーカル信号発生器129、コリレータ115〜123、
差動部125、PDI部421および判別部127を含
む。
【0384】図28を参照して、PDIは、PDI部4
21において、マルチパスにより広がった差動復号化さ
れた信号Fを、所定時間(0〜TM )で積分することに
より行なう。なお、PDIについては、横山光雄著・
「スペクトル拡散通信システム」(科学技術出版社)に
詳細に説明されている。
【0385】図29は、一般的なPDIおよび本実施の
形態によるPDIを説明するための図である。
【0386】図29(a)は、一般的なPDIを説明す
るためのもので、図29(b)は、本実施の形態による
PDIを説明するための図である。
【0387】図29を参照して、(a)に示すように、
一般的に、拡散符号1周期Tに対して、差動をとること
で、PDIは、1波だけでなく、マルチパス波の信号を
復調できるメリットを持っている。
【0388】しかし、高速のフェージングが起こるマル
チパス環境下では、信号a2と、拡散符号1周期T前の
信号a1で、パス時の環境が変わってしまい、PDIを
行なっても、性能を向上できないか、あるいは、性能が
劣化するという状況になることがあった。
【0389】第31の実施の形態では、(b)に示すよ
うに、拡散符号1周期Tの間に、4つの信号が多重され
ているため、信号a1と信号a2、信号a2と信号a
3、信号a3と信号a4、信号a4と信号b1とで、差
動をとるので、差動をとる時間が多重を行なっていない
場合の数分の1になる。この結果、多重していない場合
(図29(a))に比べて、パス時の変化は、数分の1
で済むため、高速のフェージング環境下でも、PDIが
効果を発揮し、よい性能が得られる。
【0390】このように、第31の実施の形態では、多
重を行なわない場合に比べて、フェージング環境下での
特性を大幅に改善できる。
【0391】図30は、図28のPDI部421におけ
るPDIを説明するための図である。
【0392】図30(a)は、多重された4つの信号a
1〜a4を示している。ここで、図28の差動部125
は、信号a1と信号a2、信号a2と信号a3、信号a
3と信号a4とで差動をとる。
【0393】図30(b)は、図30(a)の信号a1
と信号a2とで差動をとった後の信号を示している。図
28のPDI部421は、図30(b)に示すような差
動をとった後の信号を用いてPDIを行なう。すなわ
ち、図30(b)に示す区間T M の間で、差動復号化さ
れた信号を積分することによりPDIを行なう。
【0394】図31は、図28のPDI部421におけ
るPDIの他の例を説明するための図である。
【0395】図31(a)は、多重された4つの信号a
1〜a4を示している。図30と異なるのは、1つの信
号の中で、反転している部分があるということである。
図28の差動部125は、信号a1と信号a2、信号信
号a2と信号a3、信号a3と信号a4とで差動をと
る。
【0396】図31(b)は、図31(a)の信号a1
と信号a2との差動をとった後の信号を示している。図
28のPDI部421では、図31(b)に示すような
区間TM において、差動復号化された信号を積分するこ
とによりPDIを行なう。
【0397】なお、差動復号化を行なった後にPDIを
行なうのは、図31に示すように、1つの信号の中で反
転する部分がある場合に、不都合が生じるからである。
すなわち、フェージングによって、ちょうど位相が反転
する長さのときに正負が逆になってしまう場合は、PD
Iを行なった後に差動復号化を行なうと不都合が生じ
る。このため、差動復号化を行なった後にPDIを行な
うこととしている。
【0398】以上のように、第31の実施の形態では、
信号同士の時間間隔が短い、多重した信号を用いて、差
動復号化を行なうため、多重していない信号を用いて差
動復号化を行なう場合に比べて、パス時の変化は小さ
く、高速のフェージング環境下でも、PDIが効果を発
揮し、よい性能を得ることができる。さらに、第5の実
施の形態の送信機および受信機と同様の送信機および受
信機を用いているため、第5の実施の形態と同様の効果
をも奏する。
【0399】なお、第31の実施の形態では、第5の実
施の形態の図8の差動部125と判別部127との間に
PDI部421を設けた場合について説明したが、第6
から第30の実施の形態の受信機の差動部125と判別
部127との間にPDIを設けることによっても、上記
したと同様の効果を奏する。さらに、その場合にも、第
6から第30の実施の形態のそれぞれの効果をも奏する
ことになる。
【0400】(第32の実施の形態)第31の実施の形
態では、1遅延前の信号と差動をとり(多重された信号
のうち、隣合う信号同士で差動を行ない)、その後PD
Iを行なって、高速な変動に追従できるメリットを示し
た。第32の実施の形態によるスペクトル拡散通信シス
テムでは、1遅延前の信号を用いて(差動復号化を行な
う2つの信号のうちの先の信号の1つ先の信号を用い
て)、PDIにおける、積分の区間(ウィンドウ)のコ
ントロールや、積分の重みづけを行なうものである。
【0401】たとえば、図30を用いて説明すると、信
号a2と信号a3との差動をとる場合は、信号a2、a
3の前にある信号a1(信号a2の1遅延前の信号)を
パイロット信号として、PDIのウィインドウ(図30
の区間TM )のコントロールや、積分の重みづけを行な
う。
【0402】このように、第32の実施の形態では、時
間的に近い信号(1遅延前)をパイロット信号として、
PDIをコントロールすることで、精度のよいPDIの
制御ができるようになる。その結果、第32の実施の形
態では、第31の実施の形態に比し、さらにPDIの効
果を向上させることができる。また、第5から第31の
実施の形態と同様の効果をも奏する。
【0403】なお、第32の実施の形態の送信機および
受信機は、第31の実施の形態と同様に、第5から第3
0の実施の形態における送信機および受信機を用い、そ
の受信機において、差動部と判別部との間にPDIを行
なうPDI部を設けたものである。
【0404】(第33の実施の形態)第33の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムの送信機および受
信機は、第31の実施の形態の送信機および受信機と同
様に、第5から第30の実施の形態の送信機および受信
機を用い、受信機において、差動部と判別部との間にP
DIを行なうPDI部を設けたものである。
【0405】第32の実施の形態では、たとえば、図3
0に示すように、信号a2と信号a3との差動をとると
きには、信号a2の1つ前の信号である信号a1をパイ
ロット信号として用いたが、第33の実施の形態では、
信号a2と信号a3の差動を行なう場合には、信号a2
より、数個前の期間の信号(すべてを図示していない)
を用いてPDIのウィンドウTM (信号を積分する時間
幅)や積分の重みづけをコントロールするものである。
【0406】時間的には、復調波の1遅延前のマルチパ
スが、復調波形のマルチパスに最も近いため、第32の
実施の形態のように、1遅延前の信号をパイロット信号
として用いるのが、理想的であるが、マルチパス以外の
雑音などにより、1遅延前の信号が崩れている場合があ
る。
【0407】たとえば、図30を用いて説明すると、信
号a2と信号a3の差動をとった信号が、図30(b)
に示す信号になった場合、図30(b)に示す信号のマ
ルチパスに最も近いのは、信号a1のマルチパスであ
る。しかし、マルチパス以外の雑音などにより、信号a
1が崩れている場合がある。ここで、「1遅延前の信
号」とは、信号a1のことであるが、一般的にいうと、
差動をとる2つの信号のうちの先の信号(早く到達する
信号)の1つ先の信号のことである。
【0408】そこで、第32の実施の形態では、差動復
号化された信号(PDIを行なおうとしている信号)の
元になる2つの信号のうちの前の信号(先に到達する信
号)の前にある複数の信号の平均をとり、それを元にし
て、PDIのウィンドウや積分の重みづけをコントロー
ルする。
【0409】その結果、第33の実施の形態では、マル
チパス以外の雑音などの影響により、1遅延前の信号が
崩れている場合でも、その影響を低減でき、精度のよい
PDIの実現が可能となり、復調する場合の誤り率を改
善できる。
【0410】また、第33の実施の形態では、拡散符号
1周期の間に、信号を遅延することにより、複数の信号
を多重している。このため、多重され、連続した複数の
信号の平均をとったとしても、その連続した複数の信号
の区間は、拡散符号1周期に比べて、時間的に短くなっ
ている。したがって、連続した複数個の信号の平均をと
っても、マルチパスに対しては、誤差が小さいという利
点を持っている。
【0411】さらに、差動復号化の元になる2つの信号
のうちの前にある信号(先に到達する信号)の前の複数
の信号のうち、差動復号化された信号の元になる信号に
近い信号のマルチパスほど、その差動復号化された信号
のマルチパスに、近くなっている。
【0412】したがって、多重され、連続した複数個の
信号を平均化するときに、PDIを行なおうとする差動
復号化された信号の元になる信号に、近い信号ほど、重
みづけを大きくして、重みづけ平均することで、マルチ
パス以外の雑音とマルチパスの影響を小さくすることが
できるようになる。また、第5から第31の実施の形態
と同様の効果をも奏する。
【0413】すなわち、マルチパスとしては、1遅延前
が最も近いので、平均化するときに1遅延、2遅延、3
遅延…と重み付けを時間の短いほうに大きくして重み付
け平均するものである。
【0414】本実施の形態をまとめると、2以上の複数
の、時間的に速い信号をパイロット信号とし、その平
均、あるいは重み付け平均を用いて、PDIを行なうこ
とを特徴としているものである。
【0415】(第34の実施の形態)図32は、第34
の実施の形態によるスペクトル拡散通信システムの送受
信機を示す概略ブロック図である。
【0416】図32を参照して、本発明の第34の実施
の形態によるスペクトル拡散通信システムの送受信機4
37は、データ発生部431、送受信部433および多
重数/遅延量コントローラ435を含む。なお、送受信
部433は、第1から第33の実施の形態のうちのいず
れかの送信機および受信機を用いる。
【0417】第1から第33の実施の形態においては、
多重数(パラレル信号にする数)および遅延量は固定し
ていた。しかし、多重数が増えるに従って、同一C/N
(信号雑音比)での誤り率が悪くなり、通信が困難にな
る状況がある。
【0418】そこで、本実施の形態においては、スペク
トル拡散通信システムに用いる送受信機を使う環境(誤
り率,C/N,遅延プロファイル等)に合わせて、外部
から、多重数および遅延量を変えることができるように
したものである。図32を参照して、データ発生部43
1は、送受信部433の図示しない送信部にデータを入
力する。そして、そのデータは遅延することにより多重
され、送信信号aとして出力される。
【0419】一方、送受信部433に含まれる図示しな
い受信部は、他の送信機からの送信信号bを受ける。そ
して、その信号を復調して復調データとして出力する。
【0420】そして、送受信機437の使用環境に合わ
せて、外部から、多重数/遅延量コントローラ435を
コントロールすることにより、送受信部433の多重数
および遅延量を設定する。
【0421】一般に、無線システムを設置、あるいは運
用する場合、予め使用環境により、通信可能な伝送レー
ト、距離などを設定して、アンテナの大きさや出力のア
ンプ電力を決定する。これと同様に、本実施の形態で
は、必要な伝送レートや所望の誤り率から、送受信機4
37の設置時に、多重数および遅延量を決定し、送受信
機437の外部から入力する。そして、その入力に応じ
て、多重数/遅延量コントローラ435は、送受信部4
33の多重数および遅延量を設定することになる。
【0422】また、データの内容、たとえば、音声やデ
ータによって必要となる誤り率は異なるので(音声の場
合10-3、データの場合10-8など)、外部のコンピュ
ータなどによるアプリケーションから、多重数/遅延量
コントローラ435が、多重数および遅延量を設定する
ための設定信号を受け、データの種類に応じて、多重数
および遅延量を可変することも可能となる。
【0423】また、外部からの入力により、使用場所で
の遅延分散が大きいときは遅延量を大きくしたり、送受
信間の距離が大きく信号レベルが小さいときは多重数を
減らしたりすることができる。
【0424】以上のように、第34の実施の形態では、
多重数および遅延量を、外部からの入力(外部信号)に
より、使用環境に合わせて設定することができ、回線効
率を向上させることができる。回線効率とは、たとえ
ば、送信するデータレートなどである。
【0425】さらに、送受信部433として、第1から
第33の実施の形態のうちのいずれかの送信機および受
信機を用いているため、第1から第33の実施の形態の
うちのいずれかと同様の効果をも奏する。
【0426】(第35の実施の形態)第35の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムの送受信機は、図
32の送受信機437において、復調データから誤り率
を算定する手段(誤り率算定回路)を設けたものであ
る。そして、この誤り率算定回路からの誤り率を元に、
多重数および遅延量を設定するものである。
【0427】図33は、本発明の第35の実施の形態に
よるスペクトル拡散通信システムの送受信機を示す概略
ブロック図である。なお、図32と同様の部分について
は同一の参照符号を付し、その説明を適宜省略する。主
に特徴部分について説明する。
【0428】送受信部433は、図示しないが、誤り率
算定回路を含んでいる。そして、この誤り率算定回路か
らの誤り率を元に、多重数/遅延量コントローラ435
は、送受信部433の多重数および遅延量を設定する。
ここでは、実際の誤り率が、所望の誤り率を下回るよう
に多重数および遅延量を設定する。
【0429】図34は、図33の送受信機437をさら
に詳細に説明した図である。なお、図33と同様の部分
については同一の参照符号を付し、その説明を適宜省略
する。
【0430】図34を参照して、送受信機437は、デ
ータ発生部431、多重数/遅延量コントローラ43
5、送信部443および受信部445を含む。なお、多
重数/遅延量コントローラ435は、制御器439およ
び処理部441を含む。
【0431】処理部441は、受信部445の図示しな
い誤り率算定回路からの誤り率に関する情報を受取り、
送信部443における多重数および遅延量を決定する。
そして、制御器439は、処理部441で決定した多重
数および遅延量に、送信部443の多重数および遅延量
がなるように送信部443の多重数および遅延量を設定
する。
【0432】データ発生部431は、制御器439から
設定する多重数を受けて、その多重数で決まる伝送容量
に応じたデータを発生する。
【0433】このようにして送信部443の遅延量およ
び多重数は設定される。そして、この多重数および遅延
量に基づき、データ発生部431からのデータを処理
し、送信信号aとして出力する。受信部445は、他の
送信機からの送信信号bを受けて、それを復調し、復調
データとして出力する。
【0434】ここで、多重数および遅延量と、誤り率と
の関係について説明する。たとえば、C/N=12dB
のとき、多重数が5の場合は、BER(誤り率)=10
-2程度である。そこで、誤り率を改善するため、多重数
を、5→4→3→2→1とすると、BERは、1×10
-2→4×10-3 →1.5×10-3→7×10-5→1×
10-8と改善される。
【0435】したがって、誤り率が悪いときは、多重数
を減らすことでこれを改善できる。一方、実際の誤り率
が10-5程度で、よい場合は、多重数を増やすことによ
って、伝送量を増やすことができる。
【0436】このように本実施の形態では、現在の回線
の状況(誤り率)に合わせて、多重数および遅延量をリ
アルタイムで設定する。その結果、第35の実施の形態
では、常に最適な多重数および遅延量となり、回線効率
を向上させることができる。
【0437】なお、第34の実施の形態では、予め、使
用環境に合わせて、多重数および遅延量を設定している
が、使用環境(通信環境)は、常に変化をしており、最
適値を得られにくい。
【0438】また、第35の実施の形態の送受信機は、
第34の実施の形態の送受信機に誤り率算定回路をさら
に設けたものであるため、第35の実施の形態では、第
34の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0439】さらに、送信するデータに誤り訂正符号を
含んだ通信システムにおいては、受信部445で検出し
た誤り率によって、送信部443の多重数および遅延量
を決定することもできる。この場合にも、上記したと同
様の効果を奏する。
【0440】なお、図32の送受信機の詳細も、図34
と同様である。この場合には、誤り率算定回路がないこ
とになる。
【0441】(第36の実施の形態)第36の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムの送受信機では、
図33および図34の送受信機の誤り率算定回路の代わ
りに、受信した信号から信号雑音比(C/N)を求める
手段(C/N算定回路)および、C/Nに適した多重数
および遅延量を設定したテーブルを設けたものである。
以下、図33および図34を、本実施の形態によるスペ
クトル拡散通信システムの送受信機として説明する。
【0442】図33を参照して、送受信部433は、C
/N算定回路を備え、そのC/N算定回路は、他の送信
機からの送信信号bに基づき、C/Nを求める。そし
て、多重数/遅延量コントローラ435は、C/N算定
回路からのC/Nに基づき、多重数および遅延量を決定
し、送受信部433の多重数および遅延量を設定する。
【0443】なお、多重/遅延量コントローラ435
は、上述したような、C/Nに適した多重数および遅延
量を設定したテーブルを有しており、これと求めたC/
Nに基づいて、多重数および遅延量を決定する。図34
でいうと、処理部441がこのような働きをする。
【0444】このように、第35の実施の形態が、誤り
率によって、多重数および遅延量を決定するのに対し、
本実施の形態は、C/Nにより多重数および遅延量を決
定している。
【0445】また、C/Nを測定した場合には、その特
性を、予め保持しておくことで、C/Nから、そのとき
の誤り率を算出できるので、実際の誤り率に合わせて多
重数および遅延量をコントロールすることができる。詳
しく説明する。
【0446】図35は、誤り率(BER)と信号雑音比
(C/N)との関係を示す図である。
【0447】矢印A1、A2、A3、A4およびA5
が、それぞれ示す線は、多重数が1、2、3、4、およ
び5の場合に相当する。なお、縦軸は誤り率(BER)
と、横軸は信号雑音比(C/N)を示す。
【0448】図35を参照して、C/Nが一定の場合
は、多重数が増えれば増えるほど、誤り率は悪くなって
いる。また、誤り率を一定にした場合には、多重数が増
えれば増えるほど、C/Nは大きくなっている。
【0449】C/Nを測定した場合には、図35のよう
な特性を予め保持しておくことで、C/Nからそのとき
の誤り率を算出できるので、実際の誤り率に合わせて多
重数および遅延量をコントロールできる。
【0450】以上のように、第36の実施の形態では、
受信した信号(送信信号b)により、C/Nを算定する
C/N算定回路、およびC/Nに適した多重数および遅
延量を設定したテーブルを有しているため、現在の回線
の状況(C/N)に合わせて、多重数および遅延量をリ
アルタイムにコントロールする。その結果、第36の実
施の形態では、常に、使用環境に応じて、最適な多重数
および遅延量となり、回線効率およびスループットを向
上させることができる。
【0451】また、第36の実施の形態では、第1から
第33の実施の形態のいずれかの送信機および受信機を
送受信機として用いているため、第1から第33の実施
の形態のいずれかの効果をも奏する。
【0452】(第37の実施の形態)第37の実施の形
態によるスペクトル拡散通信システムの送受信機は、図
33および図34の送受信機において、誤り率算定回路
の代わりに、受信した信号により、遅延波の遅延量を求
める手段(遅延量算定回路)を設けたものである。以
下、図33および図34の送受信機を、本実施の形態に
よる送受信機として説明する。
【0453】図33を参照して、送受信部433は、送
信信号bを受けて、マルチパスなどを原因とする遅延波
の遅延量(遅延プロファイル)を求める、遅延量算定回
路を備えている。
【0454】そして、遅延量算定回路からの遅延量(遅
延プロファイル)に基づき、多重数/遅延量コントロー
ラ435は、多重数および遅延量を決定し、送受信部4
33の多重数および遅延量を設定する。なお、図34の
処理部441が、受信部445に含まれる遅延量算定回
路からの遅延量(遅延プロファイル)を受けて、送信部
443の多重数および遅延量を決定する。送信信号bか
ら求めた遅延量によって、送信部443の多重数および
遅延量を決定するための方法について詳しく説明する。
【0455】図36は、受信した信号の遅延量(遅延プ
ロファイル)により多重数および遅延量を求める方法を
説明するための図である。
【0456】図36(a)は、伝送路にマルチパスがな
い場合の相関信号(相関ピーク)を示している。図36
(b)、(c)は、伝送路にマルチパスがある場合の相
関信号を示している。なお、図36(a)〜(c)は、
図34の他の送信機からの送信信号bに基づく信号を、
受信部445における図示しないコリレータ(相関器)
によって、送信側で用いた拡散符号で相関を取った相関
信号である。
【0457】図35(b)、(c)に示すように、マル
チパスがある場合は、マルチパスによる数多くの遅延波
により、相関信号が、遅延プロファイルを持った信号と
なる。図36(c)を参照して、信号アに対して、次の
多重した信号について考えてみる。信号アの次の多重し
た信号が信号イである場合は、信号アと信号イとは重な
ってしまい、復調時に誤り率劣化の原因となる。
【0458】一方、信号アの次に来る信号が信号エの場
合には、信号同士が重なり合うことがなく誤り率劣化は
ないが、信号アと信号エとが大きく離れているため多重
数が減ってしまう。そこで、信号アの次に来る信号が信
号ウの場合には、信号同士が重なり合うこともなく誤り
率の劣化もない。また、信号エのように、信号アと大き
く離れていないため、多重数を増やすことができるので
伝送量も上げることができる。
【0459】このように、多重数/遅延量コントローラ
135は、送受信部443からの遅延プロファイルに関
する情報(遅延量)に基づき、多重数および遅延量を決
定し、送受信部433の多重数および遅延量を設定す
る。
【0460】以上のように、第37の実施の形態では、
伝送路の遅延プロファイル(遅延量)により多重数およ
び遅延量を決定するため、誤り率劣化もなく、伝送量を
最適にすることができる。
【0461】さらに、第37の実施の形態では、第1か
ら第33の実施の形態のいずれかの送信機および受信機
を用いているため、第1から第33の実施の形態のいず
れかの効果をも奏する。
【0462】(第38の実施の形態)第38の実施の形
態によるでは、第34から第37の実施の形態のいずれ
かのスペクトル拡散通信システムの送受信機を用いる。
【0463】ここで、本実施の形態においては、使用環
境(誤り率、C/N、遅延プロファイルなど)に応じて
決定した多重数および遅延量を、送信データの一部には
め込んで、次のパケットフレームに用いる多重数および
遅延量を送出するものである。そして、受信側の送受信
機は、この送られてきた多重数および遅延量に関する情
報を用いて、自らの多重数および遅延量を自動的に設定
する。
【0464】すなわち、次のパケットについての多重数
および遅延量に関する情報をデータフォーマット上のフ
ラグとして送り込むことにより、相手局と多重数および
遅延量が齟齬することなく、システムを合わせることが
できる。このため、パケットごとに多重数および遅延量
の可変ができ、多重数および遅延量が最適化されること
になる。
【0465】このように、第38の実施の形態では、送
信側で、使用環境に応じて設定した多重数および遅延量
のデータを、データ発生部431に送り、この多重数お
よび遅延量のデータを送信データに付加して送信し、受
信側では、この送信されてきた多重数および遅延量のデ
ータに基づいて、復調する際の多重数(分配信号の数)
および遅延量を設定する。
【0466】以上のことから、第38の実施の形態で
は、データパケットごとに多重数および遅延量の最適化
を図ることができ、使用環境の時間変化に追随した多重
数および遅延量の最適化が可能となる。
【0467】さらに、第38の実施の形態では、送受信
機として第34から第37の実施の形態における送受信
機のいずれかを用いているため、第34から第37の実
施の形態のいずれかの効果をも奏する。
【0468】(第39の実施の形態)第39の実施の形
態におけるスペクトル拡散通信システムでは、一方の送
受信機として第38の実施の形態の送受信機を用い、他
方の送受信機として、第5から第33の実施の形態のい
ずれかの送信機および受信機を用いたものである。
【0469】第38の実施の形態では、送信側におい
て、使用環境に応じて設定した多重数および遅延量の情
報を送信信号に含ませることにより、受信側の復調系の
多重数および遅延量を設定したが、本実施の形態では、
第38の実施の形態と同様にして、送信側で使用環境に
応じて決定した多重数および遅延量に関する情報を送信
信号として送り(送信側の送受信機の多重数、遅延量
は、その使用環境に応じて決定されている)、受信側で
は、その送られてきた送信側の多重数および遅延量に関
する情報に基づき、復調系(受信機)および変調系(送
信機)の多重数および遅延量を設定する。
【0470】以上のように、第39の実施の形態では、
対向している送受信機の一方で、多重数および遅延量の
コントロールを行なえばよいので、一方の送受信機で決
めた多重数および遅延量に関する情報を用いて、他方の
送受信機の多重数および遅延量をコントロールできる。
【0471】その結果、第39の実施の形態では、使用
環境を判断する回路(これは、第35の実施の形態の誤
り率算定回路、第36の実施の形態のC/N算定回路、
第37の実施の形態の遅延プロファイル算定回路(遅延
量算定回路)など)や、多重数/遅延量コントロール回
路を、対向する送受信機の一方にのみ用いることができ
るため、スペクトル拡散通信システムの小型化、低価格
化を図ることができる。
【0472】さらに、第38の実施の形態で用いた送受
信機を用いているため、第38の実施の形態と同様の効
果をも奏する。
【0473】さらに、送受信機の一方は、第1から第3
3の実施の形態のいずれかの送信機および受信機を用い
ているため、第1から第33の実施の形態のいずれかの
効果をも奏する。
【0474】(第40の実施の形態)まず、マルチレー
ト方式について説明する。マルチレート方式とは、近年
のマルチメディアなどに用いられているデータ伝送の手
法の1つで、画像データや音声データなどの通信する内
容により伝送レートを変える方式である。このため、従
来の通信システムでは、マルチレート化に伴い、通信の
シンボルレートを変えるか、あるいは通信時間長を変え
る方法が取られていた。
【0475】たとえば、5Mbps(bit per second)
と1Mbpsの伝送レートの違いがあると、従来のBP
SK変調方式を用いた通信システムでは、シンボルレー
トも、5Msps(symbol per second )と1Msps
となり、伝送帯域幅が5倍変化していた。このため、周
波数チャンネルを変化させる必要があり、使用状況によ
って、チャンネル幅およびチャンネル数をコントロール
するので、その制御は困難であった。本実施の形態によ
るスペクトル拡散通信システムの送信機は、このような
問題点を解決するためのものである。
【0476】図37は第40の実施の形態によるスペク
トル拡散通信システムの送信機を示す概略ブロック図で
ある。
【0477】図37を参照して、本発明の第40の実施
の形態によるスペクトル拡散通信システムの送信機は、
マルチレートデータ発生部451、多重数/遅延量決定
回路453および送信部455を含む。
【0478】なお、送信部455は、第1から第4、第
29の実施の形態によるスペクトル拡散通信システムの
送信機を用いる。
【0479】マルチレートデータ発生部451は、送信
する情報の内容(たとえば音声、画像など)によって、
データレートを変化させて、データを発生する。そし
て、多重数/遅延量決定回路453は、マルチレートデ
ータ発生部451からの情報により、データレートに関
係なく、シンボルレートを一定にするように、多重数お
よび遅延量を決定し、送信部455の多重数および遅延
量を設定する。
【0480】たとえば、データレートが3Mbpsであ
れば、多重数を3、5Mbpsであれば多重数を5とす
ることで、シンボルレートは常に、1Mspsとなり、
同じ帯域幅を保ったまま、通信できる。
【0481】また、遅延量も、多重数に合わせて、多重
数が3のときは遅延量も大きくし、多重数が5のときは
遅延量を小さくする。
【0482】ここで、シンボルレートは、シリアル/パ
ラレル変換(S/P変換)した後のレートを示す。図
1、図4、図5、図6および図26でいえば、S/P変
換部5によって、シリアル/パラレル変換した後のレー
トが、シンボルレートである。また、1/4変換の場合
(たとえば、図1においてS/P変換部5によって、差
動符号化部3からのシリアル信号を、4つのパラレル信
号P1〜P4に変換した場合;4多重)、ビットレート
が4Mbpsであれば、シンボルレートは、1Msps
となる。
【0483】以上のように、第40の実施の形態では、
シンボルレートが一定になるように、多重数および遅延
量を決定するため、同じ帯域幅を保ったまま通信でき、
周波数チャンネルのコントロールの必要がなく、容易に
マルチレート化を実現できる。
【0484】すなわち、多重に関する回路以外の回路
が、データレートに関係なく同一のものを用いることが
でき、わずかな変更(多重数/遅延量決定回路453を
設けること)で、マルチレート化を実現できるようにな
る。
【0485】さらに、第40の実施の形態では、第1か
ら第4の実施の形態によるスペクトル拡散通信システム
の送信機を用いているため、第1から第4の実施の形態
による送信機のいずれかの効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるスペクトル拡
散通信システムの送信機を示す概略ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるスペクトル拡
散通信システムの送信機におけるデータと拡散符号との
関係を示す図である。
【図3】図1の差動符号化部における差動符号化を説明
するための図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態によるスペクトル拡
散通信システムの送信機を示す概略ブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態によるスペクトル拡
散通信システムの送信機を示す概略ブロック図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態によるスペクトル拡
散通信システムの送信機を示す概略ブロック図である。
【図7】図6のラッチ部およびラッチコントローラの動
作について詳細に説明するための図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態によるスペクトル拡
散通信システムの送信機を示す概略ブロック図である。
【図9】図8の差動部における差動復号化を説明するた
めの図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態によるスペクトル
拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図11】図10の差動部における差動復号化を説明す
るための図である。
【図12】本発明の第7の実施の形態によるスペクトル
拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図13】本発明の第8の実施の形態によるスペクトル
拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図14】本発明の第9の実施の形態によるスペクトル
拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図15】本発明の第10の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図16】本発明の第11の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図17】図16の差動部における差動復号化を説明す
るための図である。
【図18】本発明の第12の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図19】本発明の第13の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図20】本発明の第14の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図21】本発明の第15の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図22】本発明の第16の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図23】本発明の第25の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図24】図23のラッチ部およびラッチコントローラ
の動作を説明するための図である。
【図25】本発明の第27の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図26】本発明の第29の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの送信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図27】本発明の第29の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図28】本発明の第31の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの受信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図29】図28のPDI部におけるPDIを説明する
ための図である。
【図30】第31の実施の形態において、マルチパスが
ある場合の多重された信号およびPDIを行なった信号
を示す図である。
【図31】第31の実施の形態において、マルチパスが
ある場合の他の多重された信号およびPDIを行なった
信号を示す図である。
【図32】本発明の第34の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの送受信機を示す概略ブロック図で
ある。
【図33】本発明の第35の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの送受信機を示す概略ブロック図で
ある。
【図34】図33の送受信機をさらに詳細に示した図で
ある。
【図35】本発明の第36の実施の形態において、誤り
率とC/N(信号雑音比)との関係を示す図である。
【図36】本発明の第37の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの送受信機において、遅延プロファ
イルを用いて、多重数および遅延量を決定する手順を説
明するための図である。
【図37】本発明の第40の実施の形態によるスペクト
ル拡散通信システムの送信機を示す概略ブロック図であ
る。
【図38】従来のスペクトル拡散通信システムの送信機
を示す概略ブロック図である。
【図39】従来のスペクトル拡散通信システムの問題点
を説明するための図である。
【図40】図38における、パラレル変換されたデータ
および第1の拡散符号を示す図である。
【図41】図38の送信機において、第1の拡散符号の
タイミングとパラレル変換されたデータのタイミングと
がずれたことを原因とする悪影響を説明するための図で
ある。
【図42】データと第1の拡散符号のタイミングが一致
しているときの相関出力の具体例を示す図である。
【図43】データと第1の拡散符号のタイミングがずれ
ているときの相関出力の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1,431 データ発生部 3 差動符号化部 5,461 S/P変換部 7,475 PN発生器 9,129 ローカル信号発生器 11〜17,351〜365 乗算器 19〜25,51,367〜373 変調器 27〜33,97〜103,211,249〜263,
299,301,381〜387 遅延素子 35 合波器 37,93,105〜113,133,135,14
1,171〜189,217〜223,241,24
3,291,293,389〜397 周波数変換部 39 電力増幅部 41 送信アンテナ 61〜75 遅延器 81〜87,331,333,341〜347 ラッチ
部 89,335 ラッチコントローラ 91 受信アンテナ 95,161〜169,213,215,245,24
7 分配器 115〜123,137,139,151,191〜2
09,225〜231,311,313,399〜41
7 コリレータ 125 差動部 127 判別部 421 PDI部 433 送受信部 435 多重数/遅延量コントローラ 437 送受信機 439 制御器 441 処理部 443,455 送信部 445 受信部 451 マルチレートデータ発生部 453 多重数/遅延量決定回路 463,465,467 拡散変調器 469,471,473 遅延回路 477 同期回路 479 加算器 481 増幅器 483 局部発振器 485 同期用PN発生器 487 乗算回路 489 ミキシング回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信手段と、 受信手段とを備え、 前記送信手段は、 データ列を複数のパラレル信号に変換するシリアル/パ
    ラレル変換手段と、 拡散符号を発生する拡散符号発生手段と、 前記複数のパラレル信号と前記拡散符号とを乗算し、複
    数の拡散信号を発生する乗算手段と、 前記複数の拡散信号を、変調し、複数の中間周波数信号
    を発生する変調手段と、 複数の異なる遅延時間を有し、前記複数の中間周波数信
    号を、それぞれ前記複数の異なる遅延時間で遅延させ、
    複数の遅延信号を発生する遅延手段と、 前記複数の遅延信号を合波して、送信信号として出力す
    る送信信号出力手段とを含み、 前記複数の異なる遅延時間は、相互に、1チップ以上の
    任意の時間差を有する、スペクトル拡散通信システム。
  2. 【請求項2】 送信手段と、 受信手段とを備え、 前記送信手段は、 データ列を複数のパラレル信号に変換するシリアル/パ
    ラレル変換手段と、 拡散符号を発生する拡散符号発生手段と、 前記複数のパラレル信号と前記拡散符号とを乗算し、複
    数の拡散信号を発生する乗算手段と、 複数の異なる遅延時間を有し、ベースバンドである前記
    複数の拡散信号を、それぞれ前記複数の異なる遅延時間
    で遅延させ、複数の遅延信号を発生する遅延手段と、 前記複数の遅延信号を合波して、送信信号として出力す
    る送信信号出力手段とを含み、 前記複数の異なる遅延時間は、相互に、1チップ以上の
    任意の時間差を有する、スペクトル拡散通信システム。
  3. 【請求項3】 送信手段と、 受信手段とを備え、 前記送信手段は、 データ列を複数のパラレル信号に変換するシリアル/パ
    ラレル変換手段と、 複数の異なる遅延時間を有し、ベースバンドである前記
    複数のパラレル信号を、それぞれ前記複数の異なる遅延
    時間で遅延させ、複数の遅延パラレル信号を発生する第
    1の遅延手段と、 拡散符号を発生する拡散符号発生手段と、 前記複数の異なる遅延時間と同じ複数の遅延時間を有
    し、前記拡散符号を、前記複数の遅延時間で遅延させ、
    複数の遅延拡散符号を発生する第2の遅延手段と、 前記複数の遅延パラレル信号と前記複数の遅延拡散符号
    とを乗算し、複数の拡散信号を発生する乗算手段と、 前記複数の拡散信号に基づく複数の信号を合波して、送
    信信号として出力する送信信号出力手段とを含み、 前記乗算手段は、遅延時間が同一の前記遅延パラレル信
    号と前記遅延拡散符号とを乗算し、 前記複数の異なる遅延時間は、相互に、1チップ以上の
    任意の時間差を有する、スペクトル拡散通信システム。
  4. 【請求項4】 送信手段と、 受信手段とを備え、 前記送信手段は、 データ列を複数のパラレル信号に変換するシリアル/パ
    ラレル変換手段と、 前記複数のパラレル信号をラッチして複数のラッチ信号
    を発生するラッチ手段と、 拡散符号を発生する拡散符号発生手段と、 複数の異なる遅延時間を有し、前記拡散符号を前記複数
    の異なる遅延時間で遅延させ、複数の遅延拡散符号を発
    生する遅延手段と、 前記複数のラッチ信号と前記複数の遅延拡散符号とを乗
    算し、複数の遅延拡散信号を発生する乗算手段と、 前記複数の遅延拡散信号に基づく信号を合波して、送信
    信号として出力する送信信号出力手段と、 各々が、対応する前記遅延拡散符号のスタートチップと
    同一のタイミングである複数のラッチ制御信号を発生す
    るラッチ制御手段とを含み、 前記ラッチ手段は、前記複数のラッチ制御信号により、
    前記複数のパラレル信号をラッチし、これにより、前記
    乗算手段で乗算される前記複数のラッチ信号のタイミン
    グと前記複数の遅延拡散符号のタイミングとが一致し、 前記複数の異なる遅延時間は、相互に1チップ以上の任
    意の時間差を有する、スペクトル拡散通信システム。
  5. 【請求項5】 前記送信手段は、 前記データ列の差動符号化を行なう差動符号化手段をさ
    らに含み、 前記差動符号化手段は、前記シリアル/パラレル変換手
    段の前段に設けられ、 前記シリアル/パラレル変換手段は、差動符号化された
    前記データ列を受け、 前記受信手段は、 受信した前記送信信号に基づき復調を行なう復調手段を
    含み、 前記復調手段は、 前記送信信号に基づく信号を用いて、差動復号化を行な
    い、差動復号化信号を発生する差動復号化手段と、 時間的広がりを持った前記差動復号化信号を所定の時間
    範囲で積分する積分手段とを含む、請求項1から4のい
    ずれか1項に記載のスペクトル拡散通信システム。
  6. 【請求項6】 前記送信手段は、 その使用環境に応じて、前記複数のパラレル信号にする
    数および前記複数の異なる遅延時間を設定する第1のパ
    ラレル/遅延制御手段をさらに含む、請求項1から4の
    いずれか1項に記載のスペクトル拡散通信システム。
  7. 【請求項7】 前記送信手段は、 情報の内容によって、データレートを変化させ、前記デ
    ータ列を発生するデータ発生手段と、 前記データレートの変化に関係なく、シンボルレートが
    一定になるように、前記複数のパラレル信号にする数お
    よび前記複数の異なる遅延時間を設定する第2のパラレ
    ル/遅延制御手段とをさらに含む、請求項1から4のい
    ずれか1項に記載のスペクトル拡散通信システム。
  8. 【請求項8】 多重された複数の信号において、その隣
    り合う信号同士の時間差が一定になるように前記複数の
    異なる遅延時間を設定する、請求項1から4のいずれか
    1項に記載のスペクトル拡散通信システム。
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