JPH0956493A - 棚装置 - Google Patents

棚装置

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JPH0956493A
JPH0956493A JP7217184A JP21718495A JPH0956493A JP H0956493 A JPH0956493 A JP H0956493A JP 7217184 A JP7217184 A JP 7217184A JP 21718495 A JP21718495 A JP 21718495A JP H0956493 A JPH0956493 A JP H0956493A
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Isamu Kojima
勇 小島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棚装置について、木製部材を強度部材として
鋼製部材と組み合わせることにより、木質の長所を強調
しながら、木質部分の反り等の変形を起こしにくい、剛
性の高い側板構造とし、さらに背の低い棚装置を背の高
いものに変更する場合に、背の低い棚装置の部材を生か
しながら部材の追加で変更可能とする。 【解決手段】 正面から見て方形枠状に形成された鋼製
の補強枠8を、2枚の側板51、61に固定して連結す
る。また、側板4が、木製板からなる複数の側板パネル
12、12を鋼製の中間支柱14を介して、前後方向に
連結したものである場合には、補強枠8を側板4の前後
方向の中央部にある前記の中間支柱14に固着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図書館や事務所等
で使用されて書籍や物品を載せる棚装置に関し、特にそ
の側板を中心とした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、棚装置としては、木質系、鋼材系
等各種のものがあるが、大型のものでは、外観のよさと
強度の確保の観点から、鋼製部材と木製部材を組み合わ
せた棚装置が多く用いられている。鋼製部材と木製部材
を組み合わせた棚装置としては、例えば、実公平1ー1
8043号公報に記載されているようなものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この棚装置は、大きな
積載重量、長期間使用、乾燥等により変形し反りが生じ
ることを防止するために、側板内面に鋼板を内張りし、
この鋼板の内張りにより増大した重量を軽減するため
に、鋼製支柱を特殊な断面形状の太いものとして、それ
に、前後に分割して小型とした木製の側板を掛け止めす
るようにしている。
【0004】しかし、上述の従来の棚装置の側板構造
は、変形や反りを防止するために木製の側板に内張りし
た鋼板によって、木質の化粧効果が大きく損なわれるば
かりでない。側板が、支柱に掛け止めされて単に木質の
化粧として使用されているだけで、棚装置本体の強度部
材として用いられていないために、鋼製支柱や、支柱を
立てる鋼製脚等の部材に、棚板や積載物ばかりか側板の
荷重も一手に受け持たせることになる。そして、鋼製支
柱を特殊な断面形状に太くするなどして剛性を高めた
り、支柱を極めて堅固に支持する脚部材や、強固な施行
組み付け作業を要した。
【0005】また、これらの棚装置は背の低いものから
背の高いものに変更しようとする場合に、支柱または側
板を背の高いものにそっくり変更しなければならず、今
まで使用していた低い棚用の支柱または側板が無駄にな
っていた。
【0006】本発明の目的は、このような問題点を解決
するために、木製部材を強度部材として用いることによ
り、木質の長所を強調しながら、木質部分の反り等の変
形しにくい、剛性の高い側板構造とし、さらに背の低い
棚装置を背の高いものに変更する場合に、背の低い棚装
置の部材を生かしながら部材の追加で変更可能とする棚
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は次のようにして解決される。 (1) 左右の側板の間に複数段の棚板を掛け渡した棚装
置において、正面から見て方形枠状に形成された鋼製の
補強枠を、2枚の側板に固定してそれらを連結する。
【0008】(2) 上記(1)項において、前後方向の幅
を大として、前後両面から積載物を出し入れ可能とした
棚装置においては、補強枠を側板の前後方向の中央部で
固定する。
【0009】(3) 上記(2)項において、側板を、木製
板からなる複数の側板パネルを鋼製の中間支柱を介して
前後方向に連結したものとし、かつ補強枠を側板の前後
方向の中央部にある前記中間支柱に固定する。
【0010】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、側板を上下につなぐことにより背を高くしうるよう
にした棚装置においては、方形枠状の補強枠を、上下に
つないだ2個の側板にまたがって位置させ、上下及び左
右の4個の側板に固定しそれらを連結する。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施例1)本発明の実施例1を図1〜図8を用いて説
明する。実施例1は、図書館等で使用する大型の書棚で
あり、前後両面から書物を出し入れできる複式の棚装置
である。まず、図1〜3を用いて概略の説明をする。棚
装置(1)は、左右端部に1対の側板(2)(3)と、さらに
中央にも1個の側板(4)を有している。この3個の側板
(2)(3)(4)は棚装置(1)を床に立てる脚でもある。
【0012】3個の側板(2)(3)(4)の間には、天板
(5)(5)、10枚の棚板(6)、左右1対の下部構造棚板
(7)(7)が、掛け渡されている。棚板は全部で6段であ
る。この中で、天板(5)(5)、及び下部構造棚板(7)
(7)は3個の側板(2)(3)(4)にボルトで強固に固定さ
れている。
【0013】強度部材としては、上記の側板(2)(3)
(4)、天板(5)(5)、下部構造棚板(7)(7)以外に、本
発明の特徴としての、鋼製角管を溶接して正面から見て
方形枠状に形成された補強枠(8)(8)があり、側板(2)
(3)(4)にそれぞれの間の前後方向中央にボルトで固定
されている。補強枠(8)は、角管で溶接されているため
に剛性があり、棚装置(1)が上下で左右にずれる変形を
防止する、筋交いの働きをしている。
【0014】各棚板(6)の上には、本の倒れを防ぐ多く
のブックサポート(9)が設けられており、また、棚装置
(1)が書物を前後両面から出し入れできるよう2列に並
べるのに必要なブックストッパ(10)が、棚板(6)の前後
中央に設けられている。側板(3)の上部にある(11)は、
図書の分類番号等を入れるカード入れである。
【0015】次に、側板の構造を中心に、細部構造を図
4〜図8を用いて説明する。側板3個のうちの中間位置
にある側板(4)は、その主な構成部品として、前後に並
ぶ2枚の側板パネル(12)(12)と、2枚の側板パネル(12)
(12)に対して、その前後の端面にほぼ同じ高さで接して
立つ1対の前後端支柱(13)(13)と、中央にほぼ同じ高さ
で立ち2枚の側板パネル(12)(12)をつなぐ中間支柱(14)
と、上下の端面に接し結合する上下1対の横補強材(15)
(16)とを有している。
【0016】側板パネル(12)は、木製板からなり、木質
系パネルとしての美観とともに、適度の厚みと必要な強
度を有しており、さらに、その前後の端面及び上下の端
面には、外周を1周する角溝状の凹溝(17)が形成されて
いる。ただし図で明らかなように、凹溝(17)の溝幅は同
じでも、深さは前後、上下で異なっている。前後端支柱
(13)は、鋼製角管からなり、その長さは側板パネル(12)
の上下の凹溝(17)の底から底までの長さに等しく、側板
パネル(12)の前後の端面の凹溝(17)に前後方向の約半分
を埋めて嵌合している。
【0017】中間支柱(14)もまた、鋼製角管からなり、
その長さは前後端支柱(13)と同じであり、前後にある2
個の側板パネル(12)(12)の前後の端面の凹溝(17)(17)に
嵌合し、挟み付けられている。中間支柱(14)の断面形状
は同じ角形で同じ幅だが、前後方向長さは前後端支柱(1
3)よりも大きくし、側板パネル(12)(12)が中間支柱(14)
をその凹溝(17)(17)の底面で挟みつけた時に、側板パネ
ル(12)(12)の端面間では大きな間隙が形成されるように
してある。その大きな間隙に面した中間支柱(14)の側面
には、前後方向中心位置で高さ方向中央部に方形の補強
枠(8)を取り付けるための2個のボルト孔(18)と、補強
枠(8)の前後両側で棚板(6)を掛け渡す棚ブラケット(1
9)を係止させるための係止孔(20)の列を片側で2列、両
側面で計4列上下方向に向けて設けている。
【0018】さらに、上下1対の横補強材(15)(16)も、
鋼製角管からなり、その長さは2個の側板パネル(12)(1
2)が中間支柱(14)を挟み付けている時の前後の凹溝(17)
(17)の底から底までの長さに等しく、2個の側板パネル
(12)(12)の上下の端面の凹溝(17)(17)に全部を嵌合させ
ている。
【0019】以上の部品は、次のように組み立てられ結
合されて、1個の中間用側板(4)となる。2枚の側板パ
ネル(12)(12)の凹溝(17)(17)に対して、1対の前後端支
柱(13)(13)、中間支柱(14)、上下1対の横補強材(15)(1
6)が嵌め込まれて、1対の前後端支柱(13)(13)と上下1
対の横補強材(15)(16)が作り出す4個のコーナー部で、
それらの開口孔に4個のL形コーナー連結部材(21)を差
し込んで、前後端支柱(13)側の差込部を2個のボルトで
固定し、連結する。
【0020】さらに、前後につながった1対の前後端支
柱(13)(13)と2個の側板パネル(12)(12)と中間支柱(14)
とを前後方向に貫通する上下2個のボルト孔と、上部の
前後1対のL形コーナー連結部材(21)(21)と上横補強材
(15)とを前後方向に貫通する1個のボルト孔とに、3個
の長いボルト(22)を貫通させ、ナット(22a) と締め込
む。その前に、上下1対の横補強材(15)(16)をそれぞれ
2本のボルト(23)で中間支柱(14)の上下の端面にねじ込
み固定しておく。
【0021】かくして、中間用側板(4)の本体部が組み
上がる。これは、長期間に耐える充分な強度を持つもの
であり、変形も反りもしにくいものである。さらに、中
間用側板(4)は木製としての美観もよく考えている。す
なわち、前端支柱(13)の前側と後端支柱(13)の後ろ側と
に上下に長い前後カバー(24)(24)を被せて、中間用側板
(4)を組立結合しているボルト(22)の頭とナット(22a)
等を覆うようにしている。前後端支柱(13)への前後カバ
ー(24)の取り付けは、図示を省略したが、例えば、支柱
(13)に設けた孔に前後カバー(24)に設けたフックを係止
させて行うのがよい。また、中間支柱(14)の両側面の前
後方向の中心部には補強枠(8)を取り付けるための露出
部があるが、この部分には上下に長い横カバー(25)(25)
を被せている。また、上横補強材(15)の上面には上部カ
バー(26)(27)を被せている。
【0022】ここで、前後端支柱(13)(13)に前後カバー
(24)(24)を被せた場合に、前後カバー(24)と側板パネル
(12)との端面間に間隙が形成されるようにしてあり、そ
の間隙に位置する前後端支柱(13)(13)の側面には、棚ブ
ラケット(19)を係止させるための係止孔(20)の列を両面
に1列づつ上下に並べて設けている。
【0023】このために、前後カバー(24)(24)、横カバ
ー(25)(25)、上部カバー(26)(27)により、各支柱等は、
幅の狭い係止孔(20)の列の部分のみを残して、金属面を
隠されることになる。無論、カバー類は引き抜き材も使
われているが、木質感の色彩を施すのがよい。なお、下
部の前後1対のL形コーナー連結部材(21)(21)の下面に
は、雌ねじを加工し、棚装置(1)の水平を出すための2
個のアジャスタ(28)の雄ねじ部をねじ込んでいる。
【0024】次に、左右の端部にある1対の側板(2)
(3)の構造を説明する。端部用側板(2)(3)の場合は、
中間用側板(4)と異なり、棚板(6)を取り付けるのは内
側の1面のみであるから、外側面でより多く木質感を出
せる構造としている。
【0025】端部用側板(3)は、主な構成部品として、
前後に並ぶ2個の内側側板パネル(29)(29)と、その内側
側板パネル(29)(29)の前後の端面に同じ高さで接する1
対の前後端支柱(13)(13)と、2枚の内側側板パネル(29)
(29)に挟まれてそれらをつなぐ中間支柱(14)と、同じく
上下の端面に接して結合する上下1対の横補強材(15)(1
6)と、これらの部品の組まれた状態のものに対して外側
から被さって嵌まりながら重なる外側側板パネル(30)と
を有している。
【0026】上記部品のうち前後端支柱(13)(13)、中間
支柱(14)、横補強材(15)(16)は、中間用側板(4)のもの
と同じものである。内側側板パネル(29)は、木製板から
なり、その前後及び上下の端面に、その内側側面に沿っ
て外周を1周して外方に突き出ている板状の突部(31)を
有している。ただし突部(31)の高さは端面によって異な
る。内側側板パネル(29)の形状は、中間用側板(4)の側
板パネル(12)から、その端面で凹溝(17)を形成している
横壁の厚さでその横壁を含んで1方の側面を削り落とし
たのと同じである。
【0027】外側側板パネル(30)は、中央に広くくぼん
だ平らな面を有しており、前述の内側側板パネル(29)(2
9)、前後端支柱(13)(13)、中間支柱(14)、横補強材(15)
(16)を組み付けて、それらを中間用側板(4)と同様に、
4個のL形コーナー連結部材(21)と、前後方向を向くボ
ルト(22)とナット(22a) 、及びその他のボルトにより締
め付けたものをくぼんだ面内に収容して、前後と上の3
方をぴったり囲んで(ただしボルト(22)の頭、ナット(2
2a) 等の部分のみは肉を逃がしている)、下方のみは開
放しており、内側側板パネル(29)の板状の突部(31)と外
側側板パネル(30)のくぼんだ平らな面とで、前後端支柱
(13)(13)、中間支柱(14)、横補強材(15)(16)の側面を挟
み付け、内側側板パネル(29)と外側側板パネル(30)とを
2本のボルト(32)(32)を内側から通して、ねじ止めして
いる。
【0028】外側側板パネル(30)は、厚みを増し、前後
コーナー部に勾配を付け、化粧板として美観を増してい
る。その美観のために、前述のボルト(32)のためのねじ
孔は、外側側板パネル(30)の外側面までは貫通していな
い。内側側板パネル(29)(29)、前後端支柱(13)(13)、中
間支柱(14)、横補強材(15)(16)の組付けは、中間用側板
(4)の場合と全く同じであり、4個のL形コーナー連結
部材(21)(21)、3本の長いボルト(22)と普通長さのボル
トで行われる。
【0029】外側側板パネル(30)は、中間用側板(4)の
前後カバー(24)(24)、横カバー(25)(25)、上部カバー(2
6)(27)と同じに支柱等の金属を覆い隠す機能を有してい
るから、これらの部品を必要としない。ただし、中間支
柱(14)の内側面を覆うための横カバー(25)1個と、新た
に前後端支柱(13)(13)の一部(係止孔(20)の列より前後
外側部分)を覆うために端部横カバー(33)2個とが設け
ている。これで、各支柱等は、幅の狭い係止孔(20)の列
の部分のみを残して、金属面を隠されることになる。
【0030】なお、中間用側板(4)と同じように、下部
の前後1対のL形コーナー連結部材(21)(21)の下面に
は、雌ねじを加工し、棚装置(1)の水平を出すための2
個のアジャスタ(28)の雄ねじ部をねじ込んでいる。
【0031】次に、この側板(2)(3)(4)を用いての棚
装置全体の組立について説明する。これら3個の側板
(2)(3)(4)とともに強度部材として、それらの間を横
に結合する天板(5)(5)、下部構造棚板(7)(7)が必要
であり、さらに本発明の特徴として、方形枠状に形成さ
れた補強枠(8)(8)が組み込まれる。
【0032】天板(5)は、上部構造棚板(34)、化粧天板
(35)と、上部構造棚板(34)の前後端面を覆う前後天板カ
バー(36)(36)とからなっている。上部構造棚板(34)は、
強度部材としての主体となるものであり、鋼板を溶接し
て形成されており、中間用側板(4)に対しては2個の中
間用連結金具(37)と、端部用側板(3)に対しては2個の
端部用連結金具(38)とを用いて、ボルト締めされ、結合
されている。化粧天板(35)は木製である。前後天板カバ
ー(36)(36)は、書籍分類や内容等を記した名札を差し込
むものであり、引き抜き材または合成樹脂材を使用して
いる。
【0033】下部構造棚板(7)は、鋼板製であり、上部
構造棚板(34)と同様に、中間用側板(4)に対しては2個
の中間用連結金具(37)と、端部用側板(3)に対しては2
個の端部用連結金具(38)とを用いて、ボルト締めされ、
結合されている。また、下部構造棚板(7)は、前後端面
の金属面を前後2個の底板カバー(39)で覆われている。
【0034】さらに、本発明の特徴である補強枠(8)
は、鋼製角管を溶接して正面から見て方形枠状に形成さ
れたものであり、剛性が高く、これが中間用側板(4)側
の中間支柱(14)に対しては2組の長寸のボルト(40)(40)
とナット(41)(41)とにより、端部用側板(3)側の中間支
柱(14)に対してはボルト(42)(42)により、横カバー(25)
(25)を介して、ねじ締め固定されている。
【0035】これが結合された結果として、補強枠(8)
の筋交いの機能により、棚装置(1)は、上下で左右にず
れる変形のしにくい剛性の高いものとなる。補強枠(8)
はもう1つの機能を持っている。即ち、棚装置を側板を
上下につなぐことにより背を高くする場合に、単に2個
の側板の上下端でつなぐだけでは剛性の弱いものになっ
てしまうが、方形枠状の補強枠(8)を、上下につないだ
2枚の側板にまたがって位置させ、上下及び左右の4個
の側板に同時に固定させることにより、上下につないだ
棚装置を剛性の高いものとすることができる。これにつ
いては実施例2で詳しく説明する。
【0036】棚板(6)は、図8に示すように、中間支柱
(14)に対してその多数の係止孔(20)のいずれかに棚ブラ
ケット(19)を係止させ、その棚ブラケット(19)により保
持される。実施例1の前後両面から書物を出し入れでき
る複式の棚装置では、係止孔(20)の列は、前後端支柱(1
3)(13)にそれぞれ1列、中間支柱(14)に2列、合計4列
あり、棚板(6)は前後に2枚取り付けられる。
【0037】(実施例2)本発明の実施例2を図9を用
いて説明する。実施例2は実施例1の前後両面から書物
を出し入れできる複式の棚装置に対して上に側板等を継
ぎ足して、背を高くした例である。
【0038】先ず、中間用側板(51)を説明する。実施例
1の標準型に組んだ中間用側板(3)から上横補強材(15)
と前後2個のコーナー連結部材(21)とを取り外したもの
へ、間座(52)を間に入れて、継ぎ足し用側板パネルアッ
シ(53)を上に載せ継ぎ足している。
【0039】継ぎ足し用側板パネルアッシ(53)は、標準
型と同様に、高さの低い継ぎ足し用の2個の側板パネル
(54)、2個の前後端支柱(55)、1個の中間支柱(56)を前
後につないだものである。継ぎ足し用前後端支柱(55)の
下部には、差込部(57)が設けられている。
【0040】継ぎ足し用側板パネルアッシ(53)は、前後
の差込部(57)を標準型の前後端支柱(13)(13)の上端の角
孔に差し込み、上面には、標準型の方から取り外した上
横補強材(15)と前後2個のL形コーナー連結部材(21)と
を差し込んで、それぞれの差込部を2個のボルトで固定
し、上下を連結している。
【0041】さらに、継ぎ足し用側板パネルアッシ(52)
は、上では上横補強材(15)と前後2個のL形コーナー連
結部材(21)とを、下では継ぎ足し用の2個の側板パネル
(54)、2個の前後端支柱(55)、1個の中間支柱(56)とを
標準型同様に前後方向水平に貫通するボルト孔に対し
て、2個の長いボルト(22)(22)を通してナット(22a)(22
a)とともに締め付けている。
【0042】上横補強材(15)の上面には上部カバー(26)
を、継ぎ足し用の2個の前後端支柱(54)には継ぎ足し用
の前後カバー(58)(58)を被せてボルト(22)等を隠してい
る。次に、左端部用側板(61)について説明する。先ず、
実施例1の標準型の左端部用側板(2)から外側側板パネ
ル(30)の上面カバーを、上を向いた2個のピン(63)を有
する端部用側板間座(62)に替えて、その上に継ぎ足し用
端部用側板(64)を載せて、それ自身の下横補強材(16)に
2個のピン(63)を差し込んで上下を連結するのである。
【0043】継ぎ足し用端部用側板(64)の構造は、標準
型の端部用側板(2)と全く同じであり、ただ違うのは背
丈が低いだけである。即ち、図9では分解されていない
のではっきり図示されていないが、継ぎ足し用の2個の
内側側板パネル(65)、2個の継ぎ足し用前後端支柱(5
4)、1個の継ぎ足し用中間支柱(55)、上下1対の横補強
材(15)(16)とを、4個のL形コーナー連結部材(21)、2
個の長いボルト(22)、その他のボルトで連結した後、継
ぎ足し用の外側側板パネル(66)を被せて、内側からのボ
ルトで内側側板パネル(65)(65)と外側側板パネル(66)と
を固定し連結したものである。
【0044】上記のように組まれた単体の側板(51)(61)
を用いて、棚装置を組み上げる場合に、継ぎ足した上部
の強度・剛性は、それらの側板(51)(61)の上端で強度部
材としての天板(5)で連結するだけでは不充分である。
【0045】そこで、本発明は、すでに実施例1の標準
型棚装置(1)で用いている補強枠(8)を、側板の継ぎ足
し部にも左右で2個用いて補強しているのである。即
ち、図9では2個の方形状の補強枠(8)が用いられてい
るが、下側の1個がすでに実施例1で説明した筋交いの
機能をもって標準型の補強を行っているものであり、上
の方が、今回の側板の継ぎ足し部補強用のものである。
この上方の補強枠(8)は、左右、上下合わせて4個の側
板の中間支柱(14)(14)(55)(55)の側面に対して、横カバ
ー(25)(25)、継ぎ足し用横カバー(67)(67)(図示省略)
を介してボルトで固定され、継ぎ足し部を強固に補強し
ている。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を生じる。 (1) 請求項1のような構造とすると、鋼製の補強枠
は、筋交いの働きをして、棚装置全体の剛性を増すこと
ができる。補強枠自体は、棚装置の前側に設けるもので
はないから、積載物の出し入れの邪魔にならず、積載す
る物や書籍等の後ろに隠れて目立つことはない。逆にそ
の分、支柱等を細くすることができて、装置の重量を軽
減するとともに、それだけ木質部分を目立たせて、木質
のよさを強調することができる。したがって、特に図書
館等の大型書棚等として最適である。
【0047】(2) 請求項2のような構造とすると、請
求項1の場合と全く同じ効果を得ることができる。補強
枠自体は、前後方向の中央部に設けるが、前後両面から
積載物を出し入れするから、出し入れの邪魔にならず、
積載物の後ろに隠れて目立たない。前項同様に、図書館
等の大型書棚等として最適である。
【0048】(3) 請求項3のような構造とすると、筋
交いの働きをする補強枠を、前後方向の中央部にありか
つ変形しにくい鋼製の中間支柱に接続するから、確実に
棚装置全体の剛性を増すことができる。前項の効果を確
実にすることができる。
【0049】(4) 請求項4のような構造とすると、背
の高い棚装置にする場合に、標準型または背の低い棚装
置の側板関係の部材を生かして、剛性を持たせながら部
材を追加し継ぎ足すことができる。部材の共通化、コス
トダウンに貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の複式の棚装置の正面図であ
る。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】同じく端側側板取付部分の分解斜視図である。
【図5】同じく中間側板取付部分の分解斜視図である。
【図6】図1のA−A線による拡大横断平面図である。
【図7】図1のB−B線による中間部分の拡大縦断側面
図である。
【図8】本発明の実施例1で、棚板取付部の断面図であ
る。
【図9】本発明の実施例2の、背を高くした複式の棚装
置の側板取付部分の分解斜視図である。
【符号の説明】
(1) 棚装置 (2)(3) 端部用側板 (4) 中間用側板 (5) 天板 (6) 棚板 (7) 下部構造棚板 (8) 補強枠 (9) ブックサポート (10) ブックストッパ (11) カード入れ (12) 側板パネル (13) 前後端支柱 (14) 中間支柱 (15)(16) 横補強材 (17) 凹溝 (18) ボルト孔 (19) 棚ブラケット (20) 係止孔 (21) コーナー連結部材 (22)(23)(32)(40)(42) ボルト (22a)(41) ナット (24) 前後カバー (25) 横カバー (26)(27) 上部カバー (28) アジャスタ (29) 内側側板パネル (30) 外側側板パネル (31) 突部 (33) 端部横カバー (34) 上部構造棚板 (35) 化粧天板 (36) 前後天板カバー (37) 中間用連結金具 (38) 端部用連結金具 (39) 底板カバー (51) 継ぎ足しされた中間用側板 (52) 間座 (53) 継ぎ足し用側板パネルアッシ (54) 継ぎ足し用側板パネル (55) 継ぎ足し用前後端支柱 (56) 継ぎ足し用中間支柱 (57) 差込部 (58) 継ぎ足し用の前後カバー (61) 継ぎ足しされた端部用側板 (62) 端部用側板間座 (63) ピン (64) 継ぎ足し用端部用側板 (65) 継ぎ足し用内側側板パネル (66) 継ぎ足し用外側側板パネル (67) 継ぎ足し用横カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の側板の間に複数段の棚板を掛け渡
    した棚装置において、 正面から見て方形枠状に形成された鋼製の補強枠を、2
    枚の側板に固定してそれらを連結したことを特徴とする
    棚装置。
  2. 【請求項2】 前後方向の幅を大として、前後両面から
    積載物を出し入れ可能とした棚装置において、補強枠を
    側板の前後方向の中央部で固定したことを特徴とする請
    求項1記載の棚装置。
  3. 【請求項3】 側板は、木製板からなる複数の側板パネ
    ルを鋼製の中間支柱を介して前後方向に連結したもので
    あり、補強枠を側板の前後方向の中央部にある前記中間
    支柱に固定したことを特徴とする請求項2記載の棚装
    置。
  4. 【請求項4】 側板を上下につなぐことにより背を高く
    しうるようにした棚装置において、方形枠状の補強枠
    を、上下につないだ2個の側板にまたがって位置させ、
    上下及び左右の4個の側板に固定しそれらを連結したこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の棚装
    置。
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JP2009106693A (ja) * 2007-11-01 2009-05-21 Okamura Corp 書棚
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