JPH095682A - 着色コンタクトレンズおよびその製造法 - Google Patents

着色コンタクトレンズおよびその製造法

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JPH095682A
JPH095682A JP8008693A JP869396A JPH095682A JP H095682 A JPH095682 A JP H095682A JP 8008693 A JP8008693 A JP 8008693A JP 869396 A JP869396 A JP 869396A JP H095682 A JPH095682 A JP H095682A
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桐 寛 司 片
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島 忠 雄 児
Yoichi Ushiyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煮沸消毒処理等によっても変色、退色などの
変化をきたさない十分な堅牢度を有する着色ソフトコン
タクトレンズの提供。 【解決手段】 下記の式(I)で表されるポリ(メタ)
アクリル酸エステル結合金属フタロシアニン化合物によ
ってコンタクトレンズを着色する。 【化1】 (式中、Mはフタロシアニンが配位可能な金属原子を表
し、Rはハロゲン原子を表し、mは0〜4の整数を表
し、R1 は水素原子またはメチル基を表し、Aは水素原
子、C1 12アルキル基、ヒドロキシC1 12アルキル
基、またはグリセロール基を表す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】発明の分野 本発明は、着色コンタクトレンズに関し、更に詳しくは
特定の着色剤によって着色されたコンタクトレンズ、と
りわけソフトコンタクトレンズに関する。
【0002】背景技術 着色されたコンタクトレンズは、保存容器等の中でのレ
ンズの有無や識別を容易にするほか、万一紛失したとき
見つけ易いという利点がある。また、強い紫外線から眼
を保護し、または直射日光の下での眩惑を防止し、さら
には商品イメージを向上させるためなどに有効である。
コンタクトレンズは角膜に接触していることから、着色
剤成分は安全なものでなければならず、また溶出の程度
はゼロかそれに極めて近いものでなければならない。コ
ンタクトレンズは、さらに常に水の存在する環境下で使
用され、特にソフトコンタクトレンズはその製品の特性
上常に水で膨潤している含水ゲルの状態で使用され、さ
らに煮沸等の消毒処理を必要とするため、水による膨潤
や煮沸によって着色剤が溶出しないような強固な染着性
が要求される。とりわけ、レンズ重量の半分以上を水が
占めるようないわゆる高含水ソフトコンタクトレンズの
場合、より強固な染色性が要求されるといえる。
【0003】従来、コンタクトレンズの着色方法には、
ポリマーを重合する以前に液体状の重合性モノマーの
状態で色素あるいは顔料を添加して着色を行ういわゆる
先染めと、予め作製された無色透明のコンタクトレン
ズ成形物に染色を施して着色を行ういわゆる後染めとが
知られている。
【0004】先染めとしては、例えば特開昭49−69
39号公報には(メタ)アクリル酸系単量体の重合反応
系に該単量体と反応し得る反応染料を添加した後、重合
して着色コンタクトレンズを得る方法が、また特開昭6
3−50581号公報には予め水不溶性色素をヒドロゲ
ルからなるコンタクトレンズ内部に存在させておき、つ
いで水中での膨潤状態で色素を微粒子状に析出させて着
色ソフトコンタクトレンズを得る方法が、特開平1−2
80464号公報には眼用レンズに使用されるビニル系
モノマーに可溶でそれら重合性モノマーとの共重合可能
な特定の重合性色素を使用して着色コンタクトレンズを
得る方法が開示されている。
【0005】さらに特公平4−71431号公報には重
合性の眼用レンズ材料、特にコンタクトレンズや眼内レ
ンズに用いる、重合性のメタクリロイル基またはアクリ
ロイル基を含有する銅フタロシアニン誘導体よりなる眼
用レンズ用染料が開示されている。
【0006】一方、後染めとしては、例えば特公昭53
−2692号公報にはコンタクトレンズに着色層を印刷
またはコーティングして着色コンタクトレンズを得る方
法が、特公昭59−39553号公報にはバット染料を
用いた染色方法が開示されており、還元された水可溶性
バット染料をコンタクトレンズ中に浸透させた後、酸化
処理を行うことによって不溶化して着色コンタクトレン
ズを得る方法が、さらに特開昭58−46319号公報
にはコンタクトレンズ基材中の水酸基、アミノ基、アミ
ド基等と共有結合する反応染料を用いて着色コンタクト
レンズを得る方法が開示されている。
【0007】これら従来技術によれば一定の着色堅牢性
等を備えた着色コンタクトレンズが得られるが、更に強
固な着色性を有するコンタクトレンズへの希求が依然と
して存在していると言える。さらに、これらの従来技術
の一部は、未反応のモノマーまたは着色成分を取り除く
操作などが必要なことから工程が煩雑となり不利であ
る。
【0008】また、これら従来技術には、着色剤成分を
添加することでレンズ自体の強度が改善されたとする知
見は報告されていない。
【0009】
【発明の概要】本発明者らは、今般、特定のフタロシア
ニンを含む重合体が、コンタクトレンズの着色剤として
優れた特性を有すると同時に、わずかな存在量にもかか
わらず意外にもコンタクトレンズの強度を向上させると
の知見を得た。本発明はかかる知見に基づくものであ
る。
【0010】従って、本発明は容易に退色、変色しない
着色性が得られるコンタクトレンズ用着色剤、とりわけ
高含水ソフトコンタクトレンズにおいて強固な着色性が
得られるコンタクトレンズ用着色剤の提供をその目的と
している。
【0011】また本発明は、上記着色剤によって着色さ
れた、容易に退色、変色しない着色コンタクトレンズお
よびその製造法の提供をその目的としている。
【0012】本発明によるコンタクトレンズ用着色剤
は、下記の式(I)で表されるポリ(メタ)アクリル酸
エステル結合金属フタロシアニン化合物を含んでなるも
の、である。
【0013】
【化2】 (式中、Mはフタロシアニンが配位可能な金属原子を表
し、Rはハロゲン原子を表し、mは0〜4の整数を表す
が、但しフタロシアニン基中の一つのRはポリ(メタ)
アクリル酸エステル部分との結合を表し、R1 は水素原
子またはメチル基を表し、Aは水素原子、C1 12アル
キル基、ヒドロキシC1 12アルキル基、またはグリセ
ロール基を表す)また、本発明による着色コンタクトレ
ンズは、上記本発明による着色剤によって着色されたも
の、である。
【0014】
【発明の具体的説明】式(I)の化合物 本発明によるコンタクトレンズ用着色剤は、上記の式
(I)で表されるポリ(メタ)アクリル酸エステル結合
金属フタロシアニン化合物を含んでなるものである。こ
のポリ(メタ)アクリル酸エステル結合金属フタロシア
ニン化合物は、金属フタロシアニン基と、(メタ)アク
リル酸系コポリマー部(以下、「ポリマー部」というこ
とがある)とが結合した構造を有する。
【0015】式(I)中において、Mはフタロシアニン
が配位可能な金属を表すが、好ましくは銅、コバルト、
ニッケルが挙げられる。特にMが銅である化合物が好ま
しい。
【0016】また、フタロシアニン基の水素原子はハロ
ゲン(例えば、臭素または塩素原子)により置換されて
いてもよい。すなわち、式(I)中のRがハロゲン原子
であってもよい。一般に金属フタロシアニン基をハロゲ
ン化すると、可視光域の吸収スペクトル波長が短波長側
にシフトするため、このハロゲン置換によって種々の色
彩の異なる式(I)の化合物を得ることができる。特
に、銅フタロシアニンを塩素化した塩素化銅フタロシア
ニンは鮮やかな緑色に呈色するので好ましい。
【0017】式(I)の化合物において、ポリマー部を
構成するポリ(メタ)アクリル酸エステル単位として
は、Aが水素原子の場合である(メタ)アクリル酸、A
がC112のアルキル基であるアルキル(メタ)アクリ
レート、AがヒドロキシC1 12アルキル基であるヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリレート、そしてAがグリ
セロール基であるグリセリンのモノ(メタ)アクリル酸
エステルが挙げられる。好ましいそれらの具体例として
は、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)ア
クリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレートが挙げられる。本発
明においてポリマー部における(メタ)アクリル酸単位
は、ホモポリマーであってもコポリマーであってもよ
く、またコポリマーである場合その構造はランダムであ
ってもブロックであってもよい。
【0018】(メタ)アクリル酸エステルの選択および
その組成比は、コンタクトレンズの原料モノマーの種
類、原料モノマーとの溶解性等を考慮することで適宜決
定されてよく、例えば高含水ソフトコンタクトレンズと
する場合には、親水性の(メタ)アクリル酸エステルを
加えることが好ましい。
【0019】本色素のポリマー部の分子量(重合度)
は、金属フタロシアニンを起点とした重合性モノマーの
連鎖反応を行わせるための反応条件、例えば重合温度、
重合時間、pH、重合禁止剤の添加等によって制御可能
であり、煮沸等によって式(I)の化合物が溶出せず、
またコンタクトレンズの原料モノマーとの相溶性や重合
後のコンタクトレンズ物性を考慮すると数平均分子量と
しては5,000〜500,000が好ましく、より好
ましくは10,000〜300,000である。
【0020】本発明において、式(I)の化合物のコン
タクトレンズへの添加量は、その効果が得られ、またコ
ンタクトレンズへの悪影響が生じない範囲で適宜決定さ
れてよいが、好ましくはコンタクトレンズの乾燥重量基
準で0.001〜2%程度であり、より好ましくは0.
01〜0.5%程度である。
【0021】式(I)の化合物が添加されたコンタクト
レンズの着色は堅牢であり、ハードコンタクトレンズは
無論のこと、煮沸または薬品による消毒処理を必要とす
るソフトコンタクトレンズにあっても長期間ほとんど退
色、変色などを生じない。特に高含水率(例えば含水率
45%以上、より好ましくは50%以上)のソフトコン
タクトレンズにおいても、その煮沸または薬品による消
毒処理によって容易に退色、変色を生じない。本発明の
好ましい態様によれば、式(I)の化合物で着色された
高含水率ソフトコンタクトレンズは、連続200時間の
煮沸(単純計算で約800回の煮沸消毒処理に対応)が
行われても、ほとんど退色、変色を生じない。
【0022】更に意外なことには、そのわずかな存在量
にもかかわらず、式(I)の化合物が添加されること
で、コンタクトレンズの光学性能および機械的強度の向
上が図られることが見出された。本発明の好ましい態様
によれば、上記した式(I)の添加により、20%以上
の平均破断強度、および15%以上の平均伸度の向上が
期待できる。以下の理論によって本発明が限定的に解釈
されないことを条件にその理由の仮説を述べれば次の通
りである。本発明による式(I)の化合物が、重合性モ
ノマーに添加され、重合反応が行われることで、モノマ
ーの共重合性の向上が図られるのではないかと考えられ
る。より具体的には、式(I)の化合物が存在すること
で、モノマーの重合性の違いや、極性の違いに由来する
相溶性の悪さによる相分離の発生を防ぎ、均一な共重合
体が得られるのではないかと予想される。均一な共重合
体が得られることで、均一で光学性能および機械的強度
の優れたコンタクトレンズを得ることができるものと予
想される。
【0023】式(I)の化合物の合成 式(I)の化合物は、例えば金属フタロシアニン基のジ
アゾニウム塩を重合性モノマー、つまり(メタ)アクリ
ル酸エステルと混合し、これを重合することによって製
造することができる。より具体的には、まず金属フタロ
シアニンをニトロ化してニトロ金属フタロシアニンを合
成し、これを還元してアミノ金属フタロシアニンを得
る。続いてアミノ金属フタロシアニンをジアゾ化し、そ
の後ジアゾ化合物を重合性モノマーの存在下にて分解さ
せることにより生じた金属フタロシアニンの窒素ラジカ
ルが、重合性モノマーに対して重合開始剤として作用す
ることにより、金属フタロシアニンを起点とした重合性
モノマーの連鎖反応が起こり、金属フタロシアニン基と
(メタ)アクリル酸系コポリマーとが結合したポリ(メ
タ)アクリル酸エステル結合金属フタロシアニン化合物
を得ることができる。
【0024】具体的な温度、溶媒などの反応条件は、堀
口による文献(色材、38巻、3号、100−108
頁、1964年)に記載された方法に準じて適宜決定さ
れてよい。
【0025】また、式(I)の化合物として市販品を利
用することも可能であり、その具体例としてはセイカゲ
ン−O−ブルーBKH−1416(大日精化工業株式会
社製)が挙げられる。
【0026】着色コンタクトレンズおよびその製造 本発明による着色コンタクトレンズは、上記式(I)の
化合物が添加された以外は、コンタクトレンズとして慣
用されている高分子化合物を特別な限定なしに利用して
構成することができる。
【0027】コンタクトレンズを主として構成する高分
子は、次のような重合性モノマーの一種または二種以上
を重合させることによって得られるものであってよい。
コンタクトレンズ原料となる重合性モノマーとしては、
一般的に用いられるラジカル重合可能な化合物、すなわ
ちビニル基、アリル基、または(メタ)アクリル基を分
子中に1個以上含む化合物が挙げられる。重合性モノマ
ーの好ましい具体例としては、アルキル(メタ)アクリ
レート、シロキサニル(メタ)アクリレート、フルオロ
アルキル(メタ)アクリレート、ヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、多価アルコールの(メタ)アクリル
酸エステル、ビニル(メタ)アクリレート等の(メタ)
アクリル酸エステル類、スチレンの誘導体、N−ビニル
ラクタム、(多価)カルボン酸ビニル等のビニル化合物
が挙げられる。より好ましい具体例としては、例えばス
チレン、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレ
ート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メ
タ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2,3−ジ
ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−エチルヘキシ
ルメタクリレート、イソボルニルメタクリレート、ベン
ジルメタクリレート、2−メタクリロイルオキシエチル
コハク酸、フマル酸およびそれらのエステル類、メタク
リロニトリル、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−
ビニル−2−ピロリドンが挙げられる。
【0028】これらの重合性モノマーのうち、光学材料
としての光学性能、医療材料としての安全性等を考慮す
ると、本発明の着色ソフトコンタクトレンズの組成成分
としての重合性モノマーは(メタ)アクリル酸エステル
の中から選択することが特に好ましい。
【0029】更に近年、コンタクトレンズが眼に及ぼす
負担を軽減させる目的で、ハード、ソフトいずれにおい
ても酸素透過性に優れた材料が開発され、コンタクトレ
ンズとして上市されている。本発明による着色コンタク
トレンズにおいても、これら材料を利用することができ
る。そのような化合物の具体例としてはフルオロアルキ
ル(メタ)アクリレートやシロキサニル(メタ)アクリ
レートなどの疎水性モノマーと、N,N−ジメチルアク
リルアミド等の親水性モノマーとの共重合体によって構
成されるコンタクトレンズが挙げられる。
【0030】上記のフルオロアルキル(メタ)アクリレ
ートの具体例としては、下記の式(II)で表される化
合物が挙げられる。この化合物は、酸素透過性ととも
に、コンタクトレンズに必要な特性である耐汚染性につ
いても好ましい化合物とされている。
【0031】
【化3】 (式中、R2 は水素原子またはメチル基を表し、−Ci
j 2i+1-jは直鎖状または分岐状のフッ素含有基を表
し、iは1〜18の整数を表し、そしてjは1〜2iの
整数を表す) 一般式(II)で表されるフルオロアルキル(メタ)ア
クリレートの具体例としては、例えば2,2,2−トリ
フルオロエチル(メタ)アクリレート、2,2,2−ト
リフルオロ−1−トリフルオロメチルエチル(メタ)ア
クリレート、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフル
オロペンチル(メタ)アクリレート、3,3,4,4,
5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル(メタ)ア
クリレート、3,3,4,4,5,5,6,6,7,
7,8,8,8−トリデカフルオロオクチル(メタ)ア
クリレート、3,3,4,4,5,5,6,6,7,
7,8,8,9,9,10,10,10−ヘプタデカフ
ルオロデシル(メタ)アクリレート、1,1,2,2−
テトラヒドロパーフルオロオクタデシル(メタ)アクリ
レート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メ
タ)アクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7,8,8,9,9−ヘキサデカフルオロ
ノニル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,4,
4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,
10,11,11−エイコサフルオロウンデシル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
【0032】さらに、上記のシロキサニル(メタ)アク
リレートは、フルオロアルキル(メタ)アクリレートと
同様に高酸素透過性を発現するために重要な成分の一つ
であるとされており、具体的には下記の式(III)で
表される化合物である。
【0033】
【化4】 (式中、R3 は水素原子またはメチル基であり、Xおよ
びYは炭素数1〜5のアルキル基、フェニル基、または
下記の基(IV):
【0034】
【化5】 (式中Bは炭素数1〜5のアルキル基、フェニル基を示
し、bは0〜5の整数を示す)からなる群より選ばれる
基を表し、aは1〜3の整数である。) 一般式(III)で示されるシロキサニル(メタ)アク
リレートの具体例としては、例えばトリメチルシリルメ
チル(メタ)アクリレート、ペンタメチルジシロキサニ
ルメチル(メタ)アクリレート、メチルビス(トリメチ
ルシロキシ)シリルメチル(メタ)アクリレート、トリ
ス(トリメチルシロキシ)シリルメチル(メタ)アクリ
レート、ビス(トリメチルシロキシ)(ペンタメチルジ
シロキサニルオキシ)シリルメチル(メタ)アクリレー
ト、トリメチルシロキシビス(ペンタメチルジシロキサ
ニルオキシ)シリルメチル(メタ)アクリレート、トリ
ス(ペンタメチルジシロキサニルオキシ)シリルメチル
(メタ)アクリレート、トリメチルシリルエチル(メ
タ)アクリレート、ペンタメチルジシロキサニルエチル
(メタ)アクリレート、メチルビス(トリメチルシロキ
シ)シリルエチル(メタ)アクリレート、トリス(トリ
メチルシロキシ)シリルエチル(メタ)アクリレート、
ビス(トリメチルシロキシ)(ペンタメチルジシロキサ
ニルオキシ)シリルエチル(メタ)アクリレート、トリ
メチルシロキシビス(ペンタメチルジシロキサニルオキ
シ)シリルエチル(メタ)アクリレート、トリス(ペン
タメチルジシロキサニルオキシ)シリルエチル(メタ)
アクリレート、トリメチルシリルプロピル(メタ)アク
リレート、ペンタメチルジシロキサニルプロピル(メ
タ)アクリレート、メチルビス(トリメチルシロキシ)
シリルプロピル(メタ)アクリレート、トリス(トリメ
チルシロキシ)シリルプロピル(メタ)アクリレート、
ビス(トリメチルシロキシ)(ペンタメチルジシロキサ
ニルオキシ)シリルプロピル(メタ)アクリレート、ト
リメチルシロキシビス(ペンタメチルジシロキサニルオ
キシ)シリルプロピル(メタ)アクリレート、トリス
(ペンタメチルジシロキサニルオキシ)シリルプロピル
(メタ)アクリレート、1,3−ビス(メタ)アクリロ
イルオキシエチル−1,1,3,3−テトラメチルジシ
ロキサン、1,3−ビス(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンが
挙げられる。
【0035】さらに本発明の好ましい態様によれば、上
記の重合性モノマーに加え、架橋剤を添加して重合して
得られた高分子から着色コンタクトレンズを構成しても
よい。架橋剤の好ましい例としては、エチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレ
ート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、グリセリンジ(メタ)アクリレート、ジビニルベン
ゼンジアリルフタレート、ジエチレングリコールビスア
リルカーボネート等の多官能モノマーが挙げられる。
【0036】また、本発明による着色コンタクトレンズ
は、紫外線吸収剤など通常コンタクトレンズに使用され
ている添加剤を含んでいてもよい。
【0037】本発明による着色コンタクトレンズは、前
記式(I)の化合物によって着色がなされてなる以外
は、慣用されているコンタクトレンズの製造法によって
製造されてよい。重合方法、重合条件、および重合開始
剤の種類や添加量等は、使用する重合性モノマーの特
性、すなわち粘度、体積収縮率、重合速度等を考慮し
て、適宜決定されてよい。
【0038】一般的なコンタクトレンズの主要な製造方
法としては、レースカット法(切削研磨法)、モールド
法(注型法)、スピンキャスト法(遠心注型法)の三種
類を挙げることができ、本発明による着色コンタクトレ
ンズは、これらいずれの方法よっても好ましく製造する
ことができる。
【0039】レースカット法は現在コンタクトレンズの
製造に最も一般的に用いられている方法であり、棒状ま
たはボタン状のコンタクトレンズ材料を旋盤によって切
り出し、切削、研磨を行ってコンタクトレンズを製造す
る方法である。
【0040】また、モールド法およびスピンキャスト法
は、ほとんどがソフトコンタクトレンズの製造に用いら
れている方法である。モールド法はレンズ形状の空間を
有する成形型に重合性モノマーを充填し、これを重合し
てコンタクトレンズを製造する方法であり、スピンキャ
スト法は重合性モノマーを回転する型の中に流し込み遠
心力で原料が薄く広がるのを利用してコンタクトレンズ
を製造する方法である。
【0041】本発明による着色コンタクトレンズをレー
スカット法によって製造する場合、まず棒状またはボタ
ン状のコンタクトレンズ材料を製造する必要がある。そ
の製造は、具体的には、式(I)の化合物を分散、溶解
させた重合性モノマーをガラス管またはポリプロピレン
製、ポリテトラフルオロエチレン製の重合管、またはシ
ート状の空隙中に注入し、通常重合開始剤の存在下加熱
あるいは紫外線等の活性エネルギー線の照射によって行
う。また、重合収縮や重合熱等によりポリマー中に重合
歪が生じた場合、これを解消するために加熱アニールす
ることが好ましい。
【0042】ここで、上記重合反応に使用される具体的
な重合開始剤としてはラジカル重合開始剤が好ましく、
例えばベンゾイルパーオキサイド、ジイソプロピルパー
オキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシピバレー
ト、t−ブチルパーオキシジイソブチレート、t−ブチ
ルパーオキシイソプロピルカーボネート、ラウロイルパ
ーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)等が挙げられる。
また、活性エネルギー線の照射の場合には、ベンゾイン
エーテル等の光重合開始剤や必要に応じて増感剤を用い
る。これらの開始剤の使用量は、使用するモノマーに対
し0.001〜2重量%が好ましい。
【0043】こうして得られたバー材をレースカット法
により切削研磨加工を行い、コンタクトレンズ形状を形
成し、ドライ状態の着色コンタクトレンズを得る。続い
て、このドライ状態のコンタクトレンズを水または生理
食塩水中に浸漬することによってレンズを膨潤させて着
色ソフトコンタクトレンズを得ることができる。
【0044】また、モールド法を利用した着色ソフトコ
ンタクトレンズの製造は、次のように行われるのが好ま
しい。まず、式(I)の化合物を分散、溶解させた重合
性モノマーを、コンタクトレンズ製造用の樹脂型として
一般的に使用されている型に充填し、加熱して熱重合を
行うか、または紫外線等の活性エネルギー線を照射して
光重合を行う。本発明において好ましい製造法として
は、雄型と雌型を組み合わせた際に形成される空間に重
合性モノマーを充填してコンタクトレンズを製造する方
法、または雄型と雌型を組み合わせた際に形成される空
間に重合性モノマーを充填しこれを重合した後、両型が
合致したままの状態であるいは雌型を取り外した状態で
雄型をレンズ切削用旋盤に取り付け、レンズのFC(フ
ロントカーブ:コンタクトレンズが角膜に接触する面の
反対側の面またはその面の曲率のことをいう。これに対
してコンタクトレンズが角膜に接する面またはその面の
曲率のことをBC:ベースカーブと呼ぶ)側を切削加工
してコンタクトレンズを製造する方法の二つが挙げられ
る。特に後者の方法はブランクモールド法とも呼ばれ、
品質のばらつきの少ないコンタクトレンズを低コストで
製造できるというモールド法の利点と、仕様の異なる多
品種のコンタクトレンズを製造できるというレースカッ
ト法の利点を併せ持つ特徴がある。よって、この方法と
本発明による式(I)の化合物を用いた着色技術を組み
合わせることにより、さらに効率的に高品質な着色ソフ
トコンタクトレンズを製造することが可能となるので好
ましい。
【0045】具体的な製造方法としては、樹脂型の雌型
の凹状面に着色成分を含有した重合性モノマーを必要量
吐出し、これに雄型の凸状面が先の凹状面に合致するよ
うに重ね合わせ、これを加熱して熱重合を行うか、また
は紫外線を照射して光重合を行いコンタクトレンズ形状
の成形体を得る。重合収縮、重合熱によりポリマー中に
重合歪が生じた場合、これを解消するためにその後加熱
アニールしてもよい。FC側を切削加工してコンタクト
レンズ形状を形成する場合には、硬化後、両型が合致し
たままの状態でまたは雌型を取り外した状態で雄型をア
タッチメントを介してレンズ切削用旋盤に取り付け、レ
ンズのFC側を切削加工してドライ状態の着色コンタク
トレンズを得る。
【0046】こうして得られたドライ状態のコンタクト
レンズを水または生理食塩水中に浸漬することによって
レンズを膨潤させて着色ソフトコンタクトレンズを得る
ことができる。この際、コンタクトレンズ製造用樹脂型
に接着しているドライ状態のコンタクトレンズを直接水
または生理食塩水中に浸漬することで、樹脂型からの離
型とソフトコンタクトレンズの膨潤を同時に行うことが
好ましく、工程が省略でき効率的に着色ソフトコンタク
トレンズの製造が行える。
【0047】さらに、上記方法によって得られたソフト
コンタクトレンズは一般的に相当量の未反応モノマーを
含有している場合があるため、コンタクトレンズを水ま
たは生理食塩水中に浸漬して加熱することで、未反応モ
ノマーを取り除くのが好ましい。
【0048】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0049】実施例1 N−ビニルピロリドン70重量部、メチルメタクリレー
ト29重量部、テトラエチレングリコールジメタクリレ
ート0.5重量部、ポリ(メタ)アクリル酸エステル結
合銅フタロシアニン0.02重量部(数平均分子量:約
50,000、ポリマー部を構成している単量体組成:
メチルメタクリレート10部、ブチルメタクリレート1
0部、および2−ヒドロキシエチルメタクリレート3
部)、アゾビス(2,4ージメチルバレロニトリル)
0.1重量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管
に入れ、内部の窒素置換、脱気を繰り返し真空下溶封し
た。この封管を、温水中30℃で5時間、40℃で5時
間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間
加熱し、さらに大気炉中100℃で5時間加熱して重合
を行いバー材を得た。得られたバー材をレースカット法
にて切削加工してドライ状態のコンタクトレンズを作製
し、これを純水中に浸漬することでレンズを膨潤させ
た。その後、純水中で120分間の煮沸処理をして未反
応モノマーを取り除いた。得られたソフトコンタクトレ
ンズは均一に青く着色されており、その含水率は70%
であった。
【0050】次にこのソフトコンタクトレンズに対して
以下の試験を行って、その耐久性を確認した。
【0051】(1)耐光試験:透明ガラス製バイアル瓶
(内容量10cc)に0.9%生理食塩水および着色ソ
フトコンタクトレンズ1枚を入れ、このバイアル瓶をフ
ェードメーター(FAL−25AX、スガ試験機株式会
社製)に投入してレンズを100時間露光させ耐光試験
を行った。
【0052】上記試験前後の退色の評価を次のように行
った。なおここで、退色とは色素の溶出または色素を構
成している分子の構造変化などによって着色濃度が低下
することをいうものとする。
【0053】まず、コンタクトレンズの着色濃度を測定
した。本発明による式(I)の化合物は、おおむね55
0nmから650nmの範囲に最大吸収を示す。よっ
て、上記の600nmを基準として着色濃度を評価する
こととした。具体的には、分光光度計(U3500、日
立製作所株式会社製)を使用して、レンズ(含水ソフト
コンタクトレンズの場合には0.9%生理食塩水にて含
水させたさせた状態のレンズ)の可視光線の光線透過率
の測定を行い、波長800nmと600nmとにおける
光線透過率の差(%)を着色濃度とした。そして、上記
試験前後の着色濃度のポイント差を、退色の評価の基準
とした。
【0054】また、変色の評価は処理していない対照レ
ンズとの目視による比較によって行った。
【0055】(2)煮沸耐久試験:透明ガラス製バイア
ル瓶(内容量10cc)に0.9%生理食塩水および着
色ソフトコンタクトレンズ1枚を入れ、このバイアル瓶
を100℃大気恒温槽中に投入して、200時間連続加
熱による煮沸を行った。
【0056】退色の評価および変色の評価は、上記
(1)と同様に行った。
【0057】以上の耐久試験を行った結果は、次の通り
であった。
【0058】耐光試験(1)の結果、試験前の初期の着
色濃度は4.2%、試験後のそれは4.2%であり、よ
って退色は0ポイントであった。また、変色は認められ
なかった。
【0059】また、煮沸耐久試験(2)の結果、試験前
の初期の着色濃度は4.2%、試験後のそれは4.0%
であり、よって退色は0.2ポイントであった。また、
変色は認められなかった。
【0060】実施例2 2−ヒドロキシエチルメタクリレート97重量部、エチ
レングリコールジメタクリレート2重量部、ポリ(メ
タ)アクリル酸エステル結合銅フタロシアニン(数平均
分子量:約50,000、ポリマー部を構成している単
量体組成:メチルメタクリレート10部、ブチルメタク
リレート10部、および2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート3部)0.02重量部、アゾビス(2,4ージメ
チルバレロニトリル)0.1重量部をよく混合し、この
混合物をガラス製封管に入れ、内部の窒素置換、脱気を
繰り返し真空下溶封した。この封管を、温水中30℃で
5時間、40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3
時間、70℃で3時間加熱し、さらに大気炉中100℃
で2時間加熱して重合を行いバー材を得た。得られたバ
ー材をレースカット法にて切削加工してドライ状態のコ
ンタクトレンズを作製し、これを純水中に浸漬すること
でレンズを膨潤させた。その後、純水中で30分間の煮
沸処理をして未反応モノマーを取り除いた。
【0061】得られたソフトコンタクトレンズは均一に
青く着色されており、その含水率は37%であった。
【0062】また、このレンズについて実施例1と同様
の耐久試験を行った。その結果、耐光試験、煮沸耐久試
験のいずれにおいても退色は0ポイントであり、また変
色も認められなかった。
【0063】実施例3 2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート70重量
部、メチルメタクリレート28重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート1重量部、ポリ(メタ)アクリル
酸エステル結合塩素化銅フタロシアニン(数平均分子
量:約40,000、ポリマー部を構成している単量体
組成:エチルメタクリレート15部、ブチルメタクリレ
ート5部、および2−ヒドロキシエチルメタクリレート
1部)0.03重量部、アゾビス(2,4ージメチルバ
レロニトリル)0.05重量部をよく混合し、この混合
物をガラス製封管に入れ、内部の窒素置換、脱気を繰り
返し真空下溶封した。この封管を、温水中30℃で5時
間、40℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時
間、70℃で3時間加熱し、さらに大気炉中100℃で
2時間加熱して重合を行いバー材を得た。得られたバー
材をレースカット法にて切削加工してドライ状態のコン
タクトレンズを作製し、これを純水中に浸漬することで
レンズを膨潤させた。その後、純水中で30分間の煮沸
処理をして未反応モノマーを取り除いた。
【0064】得られたソフトコンタクトレンズは均一に
緑色に着色されており、その含水率は38%であった。
【0065】また、このレンズについて実施例1と同様
の耐久試験を行った。その結果、耐光試験における退色
は0.1ポイント、煮沸耐久試験における退色は0.2
ポイントにとどまり、またいずれの試験においても変色
は認められなかった。
【0066】実施例4 N−ビニルピロリドン70重量部、メチルメタクリレー
ト29重量部、テトラエチレングリコールジメタクリレ
ート0.5重量部、ポリ(メタ)アクリル酸エステル結
合臭素化銅フタロシアニン(数平均分子量:約50,0
00、ポリマー部を構成している単量体組成:メチルメ
タクリレート10部、ブチルメタクリレート10部、お
よび2−ヒドロキシエチルメタクリレート3部)0.0
2重量部、アゾビス(2,4ージメチルバレロニトリ
ル)0.1重量部をよく混合し、この混合物をガラス製
封管に入れ、内部の窒素置換、脱気を繰り返し真空下溶
封した。この封管を、温水中30℃で5時間、40℃で
5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3
時間加熱し、さらに大気炉中100℃で5時間加熱して
重合を行いバー材を得た。得られたバー材をレースカッ
ト法にて切削加工してドライ状態のコンタクトレンズを
作製し、これを純水中に浸漬することでレンズを膨潤さ
せた。その後、純水中で120分間の煮沸処理をして未
反応モノマーを取り除いた。得られたソフトコンタクト
レンズは均一に緑色に着色されており、その含水率70
%であった。
【0067】また、このレンズについて実施例1と同様
の耐久試験を行った。その結果、耐光試験における退色
は0.1ポイント、煮沸耐久試験における退色は0.1
ポイントにとどまり、またいずれの試験においても変色
は認められなかった。
【0068】実施例5 N−ビニルピロリドン70重量部、メチルメタクリレー
ト29重量部、テトラエチレングリコールジメタクリレ
ート0.5重量部、ポリ(メタ)アクリル酸エステル結
合ニッケルフタロシアニン(数平均分子量:約40,0
00、ポリマー部を構成している単量体組成:エチルメ
タクリレート15部、ブチルメタクリレート5部、およ
び2−ヒドロキシエチルメタクリレート1部)0.03
重量部、アゾビス(2,4ージメチルバレロニトリル)
0.1重量部をよく混合し、この混合物をガラス製封管
に入れ、内部の窒素置換、脱気を繰り返し真空下溶封し
た。この封管を、温水中30℃で5時間、40℃で5時
間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時間
加熱し、さらに大気炉中100℃で5時間加熱して重合
を行いバー材を得た。得られたバー材をレースカット法
にて切削加工してドライ状態のコンタクトレンズを作製
し、これを純水中に浸漬することでレンズを膨潤させ
た。その後、純水中で120分間の煮沸処理をして未反
応モノマーを取り除いた。得られたソフトコンタクトレ
ンズは均一に青く着色されており、その含水率は70%
であった。
【0069】また、このレンズについて実施例1と同様
の耐久試験を行った。その結果、耐光試験における退色
は0.2ポイント、煮沸耐久試験における退色は0.3
ポイントにとどまり、またいずれの試験においても変色
は認められなかった。
【0070】実施例6 2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート60重量
部、N,N−ジメチルアクリルアミド17重量部、ブチ
ルメタクリレート20重量部、ジエチレングリコールジ
メタクリレート2重量部、ポリ(メタ)アクリル酸エス
テル結合銅フタロシアニン(数平均分子量:約20,0
00、ポリマー部を構成している単量体組成:ブチルメ
タクリレート10部、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート1部、および2,3−ジヒドロキシプロピルメタク
リレート1部)0.05重量部、t−ブチルパーオキシ
−2−エチルヘキサノエート0.1重量部をよく混合
し、この混合物をガラス製封管に入れ、内部の窒素置
換、脱気を繰り返し、真空下溶封した。この封管を、温
水中30℃で5時間、40℃で5時間、50℃で5時
間、60℃で3時間、70℃で3時間加熱し、さらに大
気炉中100℃で2時間加熱して重合を行いバー材を得
た。得られたバー材をレースカット法にて切削加工して
ドライ状態のコンタクトレンズを作製し、これを純水中
に浸漬することでレンズを膨潤させた。その後、純水中
で120分間の煮沸処理をして未反応モノマーを取り除
いた。得られたソフトコンタクトレンズは均一に青く着
色されており、その含水率54%であった。
【0071】また、このレンズについて実施例1と同様
の耐久試験を行った。その結果、耐光試験における退色
は0.2ポイント、煮沸耐久試験における退色は0.4
ポイントにとどまり、またいずれの試験においても変色
は認められなかった。
【0072】実施例7 N,N−ジメチルアクリルアミド55重量部、トリス
(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート
15重量部、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリ
レート25重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト3重量部、エチレングリコールジメタクリレート1重
量部、ポリ(メタ)アクリル酸エステル結合銅フタロシ
アニン(数平均分子量:約20,000、ポリマー部を
構成している単量体組成:ブチルメタクリレート10
部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート1部、および
2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート1部)
0.05重量部、アゾビス(2,4ージメチルバレロニ
トリル)0.1重量部をよく混合し、この混合物をガラ
ス製封管に入れ、内部の窒素置換、脱気を繰り返し真空
下溶封した。この封管を、温水中30℃で5時間、40
℃で5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃
で3時間加熱し、さらに大気炉中140℃で2時間加熱
して重合を行いバー材を得た。得られたバー材をレース
カット法にて切削加工してドライ状態のコンタクトレン
ズを作製し、これを純水中に浸漬することでレンズを膨
潤させた。その後、純水中で120分間の煮沸処理をし
て未反応モノマーを取り除いた。得られたソフトコンタ
クトレンズは均一に青く着色されており、その含水率4
9%であった。
【0073】また、このレンズについて実施例1と同様
の耐久試験を行った。その結果、耐光試験における退色
は0.1ポイント、煮沸耐久試験における退色は0.5
ポイントにとどまり、またいずれの試験においても変色
は認められなかった。
【0074】実施例8 重合性モノマーとして、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート97重量部、エチレングリコールジメタクリレー
ト2重量部、ポリ(メタ)アクリル酸エステル結合銅フ
タロシアニン(数平均分子量:約40,000、ポリマ
ー部を構成している単量体組成:エチルメタクリレート
15部、ブチルメタクリレート5部、および2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート1部)0.02重量部、2,
4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオ
キサイド0.5重量部をよく混合し、この混合物につい
て脱気、窒素置換を行った。その後、この混合物を、B
C光学面の曲率を7.21mmとした雄型とFC光学面の
曲率を7.70mmとした雌型とを組合せた際に形成され
るキャビティーに充填し、これに80W/cm高圧水銀
ランプを用いて距離15cmで200秒間紫外線を照射
して、混合物を硬化させた。得られたドライ状態のコン
タクトレンズを純水中で膨潤した後、さらに30分間の
煮沸処理をして未反応モノマーを取り除いた。
【0075】得られたソフトコンタクトレンズのBCは
8.60mmで、パワーは−3.00Dを有し、均一に青
く着色されていた。また、その含水率39%であった。
【0076】また、このレンズについて実施例1と同様
の耐久試験を行った。その結果、耐光試験における退色
は0ポイント、煮沸耐久試験における退色は0.2ポイ
ントにとどまり、またいずれの試験においても変色は認
められなかった。
【0077】実施例9 重合性モノマーとして、N−ビニルピロリドン70重量
部、メチルメタクリレート29重量部、テトラエチレン
グリコールジメタクリレート0.5重量部、ポリ(メ
タ)アクリル酸エステル結合銅フタロシアニン(数平均
分子量:約50,000、ポリマー部を構成している単
量体組成:メチルメタクリレート10部、ブチルメタク
リレート10部、および2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート3部)0.02重量部、2,4,6−トリメチル
ベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド0.5重量
部をよく混合し、この混合物について脱気、窒素置換を
行った。その後、この混合物を、BC光学面の曲率を
5.53mmとした雄型とFC光学面の曲率を6.28mm
とした雌型とを組合せた際に形成されるキャビティーに
充填した。これに80W/cm高圧水銀ランプを用いて
距離15cmで600秒間紫外線を照射し、樹脂を硬化
させた。得られたドライ状態のコンタクトレンズを純水
中で膨潤した後、さらに120分間の煮沸処理をして未
反応モノマーを取り除いた。得られたソフトコンタクト
レンズのBCは8.60mmで、パワーは−3.00Dを
有し、均一に青く着色されていた。また、その含水率7
2%であった。
【0078】また、このレンズについて実施例1と同様
の耐久試験を行った。その結果、耐光試験における退色
は0.2ポイント、煮沸耐久試験における退色は0.4
ポイントにとどまり、またいずれの試験においても変色
は認められなかった。
【0079】実施例10 重合性モノマーとして、2,3−ジヒドロキシプロピル
メタクリレート70重量部、メチルメタクリレート28
重量部、エチレングリコールジメタクリレート1重量
部、ポリ(メタ)アクリル酸エステル結合銅フタロシア
ニン(数平均分子量:約40,000、ポリマー部を構
成している単量体組成:エチルメタクリレート15部、
ブチルメタクリレート5部、および2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート1部)0.02重量部、アゾビス
(2,4ージメチルバレロニトリル)0.2重量部をよ
く混合し、この混合物について脱気、窒素置換を行っ
た。その後、この混合物を、BC光学面の曲率を7.2
5mmとしたブランクモールド法用の雄型と雌型とを組合
せた際に形成されるキャビティーに充填した。これを熱
風循環式の恒温槽内に投入し、60℃で5時間、90℃
で3時間加熱した。硬化後雄型から雌型を取り外し、レ
ンズ半完成品が接着している雄型をレンズ切削用旋盤に
取り付け、レンズのFC側を曲率7.70mmにて切削し
た後、FC側表面を研磨した。得られたコンタクトレン
ズを純水中に浸漬することでレンズを膨潤させると同時
に樹脂型からの離型を行った。さらに純水中で120分
間の煮沸処理をして未反応モノマーを取り除いた。得ら
れたソフトコンタクトレンズのBCは8.60mmで、パ
ワーは−3.00Dを有し、均一に青く着色されてい
た。また、その含水率39%であった。
【0080】また、このレンズについて実施例1と同様
の耐久試験を行った。その結果、耐光試験における退色
は0ポイント、煮沸耐久試験における退色は0.2ポイ
ントにとどまり、またいずれの試験においても変色は認
められなかった。
【0081】さらに、こうして得られた着色ソフトコン
タクトレンズについて下記の強度試験を行った。まず、
生理食塩水による含水状態のソフトコンタクトレンズ
(厚さは0.06mm〜0.1mmの範囲である)を試験片
とし、この試験片を生理食塩水中で4mm間隔で上下端を
挟んで引き延ばして行き、破断した時の荷重(破断強
度)とその時の支点間の距離(伸び)を測定し、その測
定値より平均破断強度と平均伸度を求めた。なお、破断
強度については断面積当たりの荷重(g/mm2 )で表し、
伸びについては引き伸ばす前の支点間の距離と破断時の
支点間の距離より求めた伸度( %) で表した。その結
果、コンタクトレンズの平均破断強度は160g/mm2
あり、また平均伸度は143%であった。
【0082】実施例11 重合性モノマーとしてN,N−ジメチルアクリルアミド
58重量部、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロ
ピルメタクリレート10重量部、2,2,2−トリフル
オロエチルメタクリレート25重量部、2,3−ジヒド
ロキシプロピルメタクリレート5重量部、エチレングリ
コールジメタクリレート1重量部、ポリ(メタ)アクリ
ル酸エステル結合銅フタロシアニン(数平均分子量:約
20,000、ポリマー部を構成している単量体組成:
ブチルメタクリレート10部、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート1部、および2,3−ジヒドロキシプロピ
ルメタクリレート1部)0.02重量部、t−ブチルパ
ーオキシピバレート0.5重量部をよく混合し、この混
合物について脱気、窒素置換を行った。その後、この混
合物を、BC光学面の曲率を6.38mmとしたブランク
モールド法用の雄型と雌型とを組合せた際に形成される
キャビティーに充填した。これを熱風循環式の恒温槽内
に投入し、70℃で5時間、80℃で5時間加熱し、さ
らにアニールとして雌型を取り外した雄型を熱風循環式
のアニール炉内に投入し、130℃で5時間加熱した。
この後、レンズ半完成品が接着している雄型をレンズ切
削用旋盤に取り付け、レンズのFC側を曲率6.90mm
にて切削した後、FC側表面を研磨した。得られたコン
タクトレンズを純水中に浸漬することでレンズを膨潤さ
せると同時に樹脂型からの離型を行った。さらに純水中
で120分間の煮沸処理をして未反応モノマーを取り除
いた。
【0083】得られたソフトコンタクトレンズのBCは
8.60mmで、パワーは−3.00Dを有し、均一に青
く着色されていた。また、その含水率50%であった。
【0084】また、このレンズについて実施例1と同様
の耐久試験を行った。その結果、耐光試験における退色
は0ポイント、煮沸耐久試験における退色は0.1ポイ
ントにとどまり、またいずれの試験においても変色は認
められなかった。
【0085】さらに、このレンズについて実施例10と
同様の強度試験を行なった。その結果、コンタクトレン
ズの平均破断強度は226g/mm2 であり、また平均伸度
は330%であった。
【0086】実施例12 重合性モノマーとしてN,N−ジメチルアクリルアミド
58重量部、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロ
ピルメタクリレート10重量部、2,2,2−トリフル
オロエチルメタクリレート25重量部、2,3−ジヒド
ロキシプロピルメタクリレート5重量部、エチレングリ
コールジメタクリレート1重量部、セイカゲン−O−ブ
ルーBKH−1416(大日精化工業株式会社製)0.
02重量部、アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)0.1重量部をよく混合し、この混合物について脱
気、窒素置換を行った。その後、この混合物を、ガラス
製封管に入れ、内部の窒素置換、脱気を繰り返し真空下
溶封した。この封管を、温水中30℃で5時間、40℃
で5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で
3時間加熱し、さらに大気炉中140℃で2時間加熱し
て重合を行いバー材を得た。得られたバー材をレースカ
ット法にて切削加工してドライ状態のコンタクトレンズ
を作製し、これを純水中に浸漬することでレンズを膨潤
させた。その後、純水中で120分間の煮沸処理をして
未反応モノマーを取り除いた。得られたソフトコンタク
トレンズは均一に青く着色されており、その含水率50
%であった。
【0087】このレンズについて実施例1と同様の耐久
試験を行った。その結果、耐光試験における退色は0ポ
イント、煮沸耐久試験における退色は0.1ポイントに
とどまり、またいずれの試験においても変色は認められ
なかった。
【0088】比較例1 ポリ(メタ)アクリル酸エステル結合銅フタロシアニン
に代えてC.I.Solvent Green 3を
0.02重量部添加した以外は、実施例1と同様に重
合、レンズ加工を行い着色ソフトコンタクトレンズを得
た。こうして得られたソフトコンタクトレンズは均一に
青緑色に着色されており、その含水率70%であった。
【0089】このコンタクトレンズについて実施例1と
同様に耐久試験を行った。その結果、煮沸耐久試験にお
いて10時間の連続加熱を行った時点で、明かな退色が
観察された。実施例1に記載の方法によって退色を評価
した結果、初期の着色濃度が4.5%であるのに対し
て、10時間加熱後の着色濃度は0.8%と低下した。
よって、退色は3.7ポイントであった。また、耐光試
験でも80時間後に色彩の変化がみられた。
【0090】比較例2 ポリ(メタ)アクリル酸エステル結合銅フタロシアニン
に代えてC.I.Reactive Blue 28を
0.05重量部添加した以外は実施例11と同様に重
合、レンズ加工を行いドライ状態のコンタクトレンズを
得た。着色成分をレンズ素材と結合させるため、このド
ライ状態のコンタクトレンズを純水中で膨潤した後、1
%NaOH水溶液に5分間浸漬した。その後レンズを大
量の水で十分に洗浄し、さらに純水中で120分間の煮
沸処理を行い着色ソフトコンタクトレンズを得た。こう
して得られたソフトコンタクトレンズは含水率55%で
BCが8.92mmと、目指した値が得られなかった。ま
た、強度試験を行ったところ平均破断強度143g/m
m2 、平均伸度260%の強度にとどまった。さらにこ
の着色ソフトコンタクトレンズは均一に青く着色されて
いたが、実施例1と同様の耐久試験を行った結果、初期
の着色濃度が5.1%であるのに対して、試験後の着色
濃度は3.9%と低下した。よって、退色は1.2ポイ
ントであった。
【0091】比較例3 ポリ(メタ)アクリル酸エステル結合銅フタロシアニン
を添加していない同組成のモノマーを使用した以外は、
実施例10と同様に重合、レンズ加工を行い含水ソフト
コンタクトレンズを得た。こうして得られたソフトコン
タクトレンズは含水率39%で、BCは8.60mm、パ
ワーは−3.00Dを有し、目指した形状が得られた。
【0092】得られたレンズについて実施例10と同様
の強度試験を行った。その結果、本比較例のレンズは平
均破断強度125g/mm2 、平均伸度115%の強度にと
どまった。
【0093】比較例4 ポリ(メタ)アクリル酸エステル結合銅フタロシアニン
を添加していない同組成のモノマーを使用した以外は、
実施例11と同様に重合、レンズ加工を行い含水ソフト
コンタクトレンズを得た。こうして得られたソフトコン
タクトレンズは含水率50%で、BCは8.60mm、パ
ワーは−3.00Dを有し、目指した形状が得られた。
しかしながら、強度試験を行ったところ、平均破断強度
184g/mm2 、平均伸度305%の強度にとどまった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09B 47/12 C09B 47/12

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の式(I)で表されるポリ(メタ)ア
    クリル酸エステル結合金属フタロシアニン化合物を含ん
    でなる、コンタクトレンズ用着色剤。 【化1】 (式中、 Mはフタロシアニンが配位可能な金属原子を表し、 Rはハロゲン原子を表し、 mは0〜4の整数を表すが、 但しフタロシアニン基中の一つのRはポリ(メタ)アク
    リル酸エステル部分との結合を表し、 R1 は水素原子またはメチル基を表し、 Aは水素原子、C1 12アルキル基、ヒドロキシC1
    12アルキル基、またはグリセロール基を表す)
  2. 【請求項2】Mが銅である、請求項1記載のコンタクト
    レンズ用着色剤。
  3. 【請求項3】mが1〜4の整数を表し、Rが塩素または
    臭素原子を表す、請求項1または2に記載のコンタクト
    レンズ用着色剤。
  4. 【請求項4】数平均分子量が5,000〜500,00
    0である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンタ
    クトレンズ用着色剤。
  5. 【請求項5】Aが炭素数1〜12のアルキル基である、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンタクトレンズ
    用着色剤。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか一項に記載の着色
    剤によって着色された、着色コンタクトレンズ。
  7. 【請求項7】請求項1〜5のいずれか一項に記載の着色
    剤をコンタクトレンズ原料となる重合性モノマー中に分
    散、溶解し、これを重合して製造される重合体からな
    る、請求項6記載の着色コンタクトレンズ。
  8. 【請求項8】コンタクトレンズを主として構成する高分
    子が、ポリ(メタ)アクリル酸エステルである、請求項
    6または7に記載の着色コンタクトレンズ。
  9. 【請求項9】コンタクトレンズを構成する高分子が、
    N,N−ジメチルアクリルアミド、フルオロアルキル
    (メタ)アクリレート、およびシロキサニル(メタ)ア
    クリレートを含んで重合された高分子である、請求項6
    〜8のいずれか一項に記載の着色コンタクトレンズ。
  10. 【請求項10】含水率が45%以上のソフトコンタクト
    レンズである、請求項6〜9のいずれか一項に記載の着
    色コンタクトレンズ。
  11. 【請求項11】請求項1〜5のいずれか一項に記載の着
    色剤をコンタクトレンズ原料となる重合性モノマー中に
    分散、溶解する工程と、 上記工程で得られた溶液中の重合性モノマーを重合させ
    て重合体を得る工程と、そして上記工程で得られた重合
    体をコンタクトレンズに加工する工程とを含んでなる、
    着色コンタクトレンズの製造法。
  12. 【請求項12】重合性モノマーが(メタ)アクリル酸エ
    ステルである、請求項11に記載の着色コンタクトレン
    ズの製造法。
  13. 【請求項13】N,N−ジメチルアクリルアミド、フル
    オロアルキル(メタ)アクリレート、およびシロキサニ
    ル(メタ)アクリレートを含むモノマーを重合性モノマ
    ーとして用いる、請求項11または12記載の着色コン
    タクトレンズの製造法。
  14. 【請求項14】コンタクトレンズを着色するための、請
    求項1で定義された式(I)の化合物の使用。
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