JPH095691A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH095691A
JPH095691A JP7159242A JP15924295A JPH095691A JP H095691 A JPH095691 A JP H095691A JP 7159242 A JP7159242 A JP 7159242A JP 15924295 A JP15924295 A JP 15924295A JP H095691 A JPH095691 A JP H095691A
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JP
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substrate
chemical
treatment
tank
chemical liquid
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JP7159242A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Suhara
忠浩 須原
Kenji Sugimoto
賢司 杉本
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温の薬液や精密な温度調節が必要な薬液、
また、高濃度の薬液を用いる処理を行ってもスループッ
トの低下を防止するとともに、省スペースで良好な洗浄
を達成すること。 【構成】 基板WFに薬液処理を施す少なくとも1つの
薬液槽CBと、薬液槽CBで処理を施された基板WFに
薬液処理、水洗処理、及び乾燥処理の内少なくとも2つ
を施す多機能槽OBとを備える。このため、高温状態で
使用する薬液や精密な温度調節が必要な薬液、高濃度の
状態で使用する薬液を用いる処理では薬液槽CBを用
い、その他の薬液を用いる処理では多機能槽OBを用い
ることができるので、スループットの低下を防止できる
とともに、省スペースで良好な洗浄を達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体基板や液晶ガ
ラス基板などの薄板状基板(以下、単に基板と称する)
を処理液に浸漬してこの表面に洗浄等の諸処理を施す基
板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような基板処理装置とし
て、単一機能の複数の処理槽に基板を順次浸漬してこれ
に一連の処理を行う多槽式処理装置と、多機能の単一処
理槽に薬液や純水等の処理液を順次投入して槽内の基板
に一連の処理を行う単槽式処理装置とが存在する。
【0003】より具体的に説明すると、前者の多槽式処
理装置は、一種類の薬液を用いて基板に処理を行なう薬
液処理槽と水洗槽とをそれぞれ1つ以上備える。そし
て、これらの槽に予め定められた手順で基板を順次浸漬
する複数工程により、基板表面の汚染物質を除去した
り、基板表面の酸化膜をエッチングしたり、レジスト膜
を剥離したりする。
【0004】一方、後者の単槽式処理装置は、薬液処理
及び水洗処理が可能な単一処理槽を備える。そして、こ
の単一処理槽中に基板を支持したままで薬液と純水とを
予め定められた手順で交互に供給して置換することによ
り、基板表面の汚染物質を除去したり、基板表面の酸化
膜をエッチングしたり、レジスト膜を剥離したりする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の装置で
は、基板を槽から槽に移し換える操作が不可欠であるた
め、かかる移し換え工程の際に基板表面における汚染物
質や、パーティクルの付着、不要膜の形成等の洗浄不良
の問題が生じ易い。また、多数の処理槽を設けなければ
ならなくなることから、基板処理装置全体の寸法が必然
的に増大せざるを得ない。
【0006】一方、後者の装置では、前者のような問題
は生じないものの、槽内の薬液を一旦純水に置換し、そ
の後、他の薬液に置換する工程が不可欠であるため、高
温の薬液を使用しなければならない処理や、精密な温度
調節が必要な薬液を用いる処理を行うためには温度調節
に時間が掛かりスループットが極めて低下する。また、
高濃度の薬液を使用せねばならない処理を行うためには
槽内の薬液を所定の濃度にするまでに時間が掛かりスル
ープットが極めて低下する。
【0007】そこで、この発明は高温の薬液や精密な温
度調節が必要な薬液、また、高濃度の薬液を用いる処理
を行ってもスループットの低下を防止できるとともに、
省スペースで良好な洗浄を達成できる基板処理装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の基板処理装置は、基板に所定の薬液処理
を施す少なくとも1つの薬液専用処理槽と、薬液専用処
理槽にて薬液処理を施された基板に薬液処理、水洗処理
及び乾燥処理のうちの少なくとも2つを施す多機能処理
槽とを備えることを特徴とする。
【0009】また、請求項2の基板処理装置は、薬液専
用処理槽から薬液を導き出し、導き出された薬液を再び
薬液専用処理槽に導入する薬液の循環機構と、循環機構
または、薬液専用処理槽に設けられ、薬液の温度調節を
行う温度調節手段とを備えることを特徴とする。
【0010】また、請求項3の基板処理装置は、薬液専
用処理槽が、高温酸液による薬液処理を行うことを特徴
とする。
【0011】また、請求項4の基板処理装置は、薬液専
用処理槽が、硫酸と過酸化水素水との混合溶液、または
燐酸または硫酸または硝酸のうちいずれかの薬液による
薬液処理を行うことを特徴とする。
【0012】また、請求項5の基板処理装置は、薬液専
用処理槽が、バッファードフッ酸による薬液処理を行う
ことを特徴とする。
【0013】また、請求項6の基板処理装置は、多機能
処理槽が、基板に乾燥処理を施すことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の基板処理装置では、基板に所定の薬
液処理を施す少なくとも1つの薬液専用処理槽と、基板
に薬液処理、水洗処理及び乾燥処理のうちの少なくとも
2つを施す多機能処理槽とを備えるので、高温状態で使
用する薬液や精密な温度調節が必要な薬液、また、高濃
度の状態で使用する薬液を用いる処理では薬液専用処理
槽を用い、高温状態で使用する必要がなく、精密な温度
調節が必要ではなく、かつ、高濃度の状態で使用する必
要のない薬液を用いる処理では多機能処理槽を用いるこ
とができる。
【0015】また、請求項2の基板処理装置では薬液専
用処理槽から薬液を導き出し、導き出された薬液を再び
薬液専用処理槽に導入する薬液の循環機構と薬液の温度
調節を行う温度調節手段とを備えているので、循環機構
が薬液を循環させて薬液専用処理槽内の薬液を対流さ
せ、また、温度調節手段が薬液の温度を調節することに
よって薬液専用処理槽内の薬液の温度を管理する。よっ
て、薬液専用処理槽内の薬液の温度を均一かつ一定に保
つことができる。
【0016】また、請求項3の基板処理装置では、薬液
専用処理槽が高温酸液による薬液処理を行うので、薬液
を均質でかつ均一高温の状態に保つことが必要とされる
かかる高温酸液による薬液処理を効率的で良好なものと
することができる。
【0017】また、請求項4の基板処理装置では、薬液
専用処理槽が硫酸と過酸化水素水との混合液または燐酸
または硫酸または硝酸のうちいずれかの薬液による薬液
処理を行うので、均質でかつ均一高温の状態に保つこと
が必要とされる前記硫酸と過酸化水素水との混合液また
は燐酸または硫酸または硝酸のうちいずれかの薬液によ
る処理を効率的で良好なものとすることができる。
【0018】また、請求項5の基板処理装置では、薬液
専用処理槽がバッファードフッ酸による薬液処理を行う
ので、薬液を均質でかつ均一温度の状態に保つことが必
要とされるかかるバッファードフッ酸による薬液処理を
効率的で良好なものとすることができる。
【0019】また、請求項6の基板処理装置では、多機
能処理槽が基板に乾燥処理を施すので、基板を槽外に取
り出すことなく乾燥処理を終了することができ、大気の
影響による汚染等の弊害を防止できる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の具体的
な実施例について説明する。
【0021】図1は、第1実施例の基板処理装置の構成
を示す斜視図である。図示のように、この装置は、未処
理基板を収納しているカセットCが投入されるカセット
搬入部2と、このカセット搬入部2からのカセットCが
載置され内部から複数の基板が同時に取り出される基板
取出部3と、カセットCから取り出された未処理基板が
順次洗浄処理される基板処理部5と、洗浄処理後の複数
の処理済み基板が同時にカセット中に収納される基板収
納部7と、処理済み基板を収納しているカセットCが払
い出されるカセット搬出部8とを備える。さらに、装置
の前側には、基板取出部3から基板収納部7に亙って基
板移載搬送機構9が配置されており、洗浄処理前、洗浄
処理中及び洗浄処理後の基板を一箇所から別の箇所に搬
送したり移載したりする。
【0022】カセット搬入部2は、水平移動、昇降移動
及び垂直軸回りの回転が可能なカセット移載ロボットC
R1を備え、カセットステージ21a上の所定位置に載
置された一対のカセットCを基板取出部3に移載する。
【0023】基板取出部3は、昇降移動する一対のホル
ダ3a、3bを備える。そして、各ホルダ3a、3bの
上面にはガイド溝が刻設されており、カセットC中の未
処理基板を垂直かつ互いに平行に支持することを可能に
する。したがって、ホルダ3a、3bが上昇すると、カ
セットC中から基板が取り出される。カセットC中から
取り出された基板は、基板移載搬送機構9に設けた搬送
ロボットTRに受け渡され、水平移動後に基板処理部5
に投入される。
【0024】基板処理部5は、薬液を収容する薬液槽C
Bを備える薬液処理部52と、純水を収容する水洗槽W
Bを備える水洗処理部54と、単一槽内で各種の薬液処
理や水洗処理を行う多機能槽OBを備える多機能処理部
56と、スピンドライヤを内蔵する乾燥部58とから構
成される。
【0025】基板処理部5において、薬液処理部52及
び水洗処理部54の後方側には、第1基板浸漬機構55
が配置されており、これに設けた上下動及び横行可能な
リフタヘッドLH1によって、搬送ロボットTRから受
け取った基板を薬液処理部52の薬液槽CBに浸漬した
り、水洗処理部54の水洗槽WBに浸漬したりする。ま
た、多機能処理部56の後方側には、第2基板浸漬機構
57が配置されており、これに設けた上下動可能なリフ
タヘッドLH2によって、搬送ロボットTRから受け取
った基板を多機能処理部56の多機能槽OB内に支持す
る。
【0026】基板収納部7は、基板取出部3と同様の構
造を有し、昇降可能な一対のホルダ7a、7bによっ
て、搬送ロボットTRに把持された処理済み基板を受け
取ってカセットC中に収納する。
【0027】また、カセット搬出部8は、カセット搬入
部2と同様の構造を有し、移動自在のカセット移載ロボ
ットCR2を備え、基板収納部7上に載置された一対の
カセットをカセットステージ8a上の所定位置に移載す
る。
【0028】基板移載搬送機構9は、水平移動及び昇降
移動が可能な搬送ロボットTRを備える。そして、この
搬送ロボットTRに設けた一対の回転可能なハンド9
1、92よって基板を把持することにより、基板取出部
3のホルダ3a、3bに支持された基板を基板処理部5
の第1基板浸漬機構55に設けたリフタヘッドLH1側
に移載したり、このリフタヘッドLH1側から隣りの第
2基板浸漬機構57に設けたリフタヘッドLH2側に移
載したり、このリフタヘッドLH2側から基板収納部7
のホルダ7a、7bに移載したりする。
【0029】図2は、図1の基板処理装置を正面側から
見た場合の構造を模式的に示す図である。薬液処理部5
2に設けた薬液槽CBの底部側には、バルブV1を介し
て薬液C0の供給用配管が接続されるとともに、バルブ
V2を介してドレン用配管が接続されている。さらに、
薬液槽CBには、循環機構52aが設けられており、薬
液槽CB上部からオーバーフローした薬液C0を圧送す
るポンプPとこのポンプPから圧送されてきた薬液C0
を濾過するフィルタFとを備える。そして循環機構52
aにはフィルタFで濾過された薬液C0の温度調節手段
である温調器Tが設けられている。温調器Tで所望の温
度に維持された薬液C0は、薬液槽CBの底部側から再
度この槽に戻されて還流することとなる。このように、
循環機構52aが薬液槽CBから薬液C0を導き出し、
導き出された薬液C0を再び薬液槽CBに導入すること
で薬液槽CB内の薬液C0を対流させ、また、温調器T
が薬液C0の温度を調節する。よって、薬液槽CB内の
薬液C0の温度を均一かつ一定に保つことができる。ま
た、循環機構52aは薬液C0を濾過するフィルタFを
備えるので、薬液槽CBに環流される薬液C0は常に清
浄に保たれる。なお、本実施例では温調器Tを循環機構
52aに設けたが薬液槽CB内に設けても良い。
【0030】この薬液槽CBに収容される薬液C0は1
00℃より高い高温状態で使用する薬液(高温酸液)や
精密な温度調節が必要な薬液、また、純水で希釈しない
高濃度の状態で使用する薬液であることが望ましい。こ
のような薬液C0として、例えば、硫酸過水(硫酸と過
酸化水素水との混合溶液)は硫酸と過酸化水素水とを体
積比4:1〜2:1に混合し、純水で希釈せず、130
℃以上の高温状態にて使用する。また、燐酸、硝酸、硫
酸(オゾンを併用する場合を含む)、は純水で希釈せず
に投入され160℃以上の高温状態にて使用する。ま
た、精密な温度調節が必要な薬液C0としては例えばバ
ッファードフッ酸があり、常温(20℃〜25℃)にて
誤差0.1℃程度以下の精密な温度調節が必要とされ
る。
【0031】この薬液槽CBには1種類の薬液C0が収
容され、異なる薬液や純水と置換されることはない。従
って、薬液C0は常に一定高温に調節される。また、高
濃度の薬液を薬液C0として用いる場合においても、薬
液C0が異なる薬液や純水と置換されることはないので
薬液C0を常に高濃度に維持できる。
【0032】水洗処理部54に設けた水洗槽WBの底部
側には、バルブV3を介して純水W0の供給用配管が接続
されるとともに、バルブV4を介してドレン用配管が接
続されている。
【0033】多機能処理部56に設けた多機能槽OB
は、特別な温調を必ずしも必要としない薬液や純水が順
次投入される構造となっていて、単一の槽で各種の処理
を連続して実行することができる。この多機能槽OBの
底部側には、バルブV5〜V8を介して、薬液C1〜C3及
び純水W1のいずれかを選択的に供給可能な供給用配管
が接続されているとともに、バルブV9を介してドレン
用配管が接続されている。また、多機能槽OBの上部に
は、バルブV10を介してドレン用配管が接続されてお
り、オーバーフローした薬液C1〜C3や純水W1を槽外
に排出する。さらに、多機能槽OBには、循環機構56
aが設けられており、多機能槽OB上部からオーバーフ
ローしたいずれかの薬液C1〜C3を圧送するポンプPと
このポンプPから圧送されてきた薬液を濾過するフィル
タFとを備える。フィルタFで濾過された薬液C1〜C3
は、多機能槽OBの底部側からこの槽に戻されて還流す
ることとなる。なお、図示していないが、多機能槽OB
の底部には、循環機構56aから戻ってきたいずれかの
薬液C1〜C3を槽内に一様に拡散させて槽内の薬液C1
〜C3に一様な対流を形成する機構を備える。薬液C1〜
C3にこのように一様な対流を形成することにより、多
機能槽OB内の薬液C1〜C3を常に均質なものとするこ
とができる。
【0034】この多機能槽OBに収容される薬液C1〜
C3としては、100℃より高い高温に維持する必要が
なく、精密な温度調節が必要なく、かつ、高濃度に維持
する必要がないものが望ましい。このような薬液とし
て、例えば、塩酸と過酸化水素水との混合溶液である塩
酸過水は塩酸と過酸化水素水と純水とを1:1:6〜
1:2:15の体積比で混合することによって希釈さ
れ、40℃〜85℃の温度にて使用される。また、アン
モニア水溶液と過酸化水素水との混合溶液であるアンモ
ニア過水は、アンモニア水溶液と過酸化水素水と純水と
を1:1:5〜1:2:7の体積比で混合することによ
って希釈され、40℃〜85℃の温度で使用される。さ
らに、フッ酸は、フッ酸と純水とを1:20〜1:10
00の体積比で混合することによって希釈され、常温で
使用される。
【0035】以下、図2を参照して第1実施例の基板処
理装置の動作を簡単に説明する。基板取出部3上のカセ
ットC中の基板WFは、上昇する一対のホルダ3a、3
bによってカセットC外に取り出され、搬送ロボットT
Rの一対のハンド91、92に把持されてこれに受け渡
される。一対のハンド91、92に把持された基板WF
は、水平方向に搬送されてリフタヘッドLH1の保持部
材55aに受け渡される。リフタヘッドLH1の保持部
材55aに保持された基板WFは、そのまま薬液処理部
52の薬液槽CBに浸漬され薬液処理が施された後、水
洗処理部54の水洗槽WBに浸漬されて水洗処理が施さ
れる。次に、水洗処理後の基板WFがリフタヘッドLH
1の保持部材55a側から搬送ロボットTRの一対のハ
ンド91、92側に受け渡され、これら一対のハンド9
1、92からリフタヘッドLH2の保持部材57aに受
け渡される。次に、この保持部材57aに保持された水
洗処理後の基板WFは、多機能槽0Bに浸漬されて各種
薬液処理や水洗処理が繰り返し施され、最後に仕上げの
水洗処理が施される。次に、水洗処理後の基板WFがリ
フタヘッドLH2の保持部材57aから搬送ロボットT
Rの一対のハンド91、92に受け渡される。次に、一
対のハンド91、92に支持された基板WFは、乾燥部
58に移載されてここで乾燥処理される。最後に、乾燥
後の基板WFは、搬送ロボットTRの一対のハンド9
1、92に受け渡された後、一対のホルダ7a、7bに
受け渡されてカセットC中に収納される。
【0036】多機能処理部56における動作をより具体
的に説明すると、例えば多機能槽0B内に薬液C1を満
たした状態で、保持部材57aに保持された基板WFを
槽内に浸漬して所定時間の経過を待って薬液C1による
処理を終了する。この状態で、下方から純水W1を供給
して薬液C1をオーバーフローさせながら槽内の薬液C1
を純水W1に置換して基板WFの水洗を終了する。次
に、下方から薬液C2を供給して純水W1をオーバーフロ
ーさせながら槽内の純水W1を薬液C2に置換して槽内に
支持された基板WFに薬液C2による処理を開始し、所
定時間の経過を待って薬液C2による処理を終了する。
この状態で、下方から純水W1を再度供給して薬液C2を
オーバーフローさせながら槽内の薬液C2を純水W1に置
換して基板WFの水洗を終了する。以上のような処理を
繰返すことにより、所望の薬液処理を適宜組み合わせた
処理を基板WFに連続的に施すことができる。この際、
基板WFが大気に触れることがないので、大気の影響で
基板WF表面に不要な膜が形成される等の弊害が生じに
くい。また、基板WFが槽間で搬送されないので、汚染
やパーティクルの付着の抑制が容易となる。
【0037】なお、以上の処理では薬液や純水をオーバ
ーフローさせながら置換させることとしているが、現在
処理中の薬液や純水を一旦ドレンした後に次に処理すべ
き薬液や純水を投入することもできる。この場合、基板
WFが大気に晒されるが、基板WFが槽間で搬送されな
いので汚染やパーティクルの付着の抑制が比較的容易に
なるとともに、単一槽で多機能を実現しているので基板
洗浄全体としての小型化を図ることができる。
【0038】図3は、搬送ロボットTRに設けた一対の
ハンド91、92の構造及び動作を説明する図である。
図3(a)は、乾燥した複数の基板WF1を一対のドラ
イ側ガイド溝91a、92aによって支持した状態を示
す図であり、図3(b)は、純水が付着した複数の基板
WF2を一対のウェット側ガイド溝91b、92bによ
って支持した状態を示す図である。図3(a)のように
乾燥した基板WF1を扱う場合、各ハンド91、92の
一端側の対向面にそれぞれ平行等間隔で刻設されている
ドライ側ガイド溝91a、92aによって、基板取出部
3や乾燥部58からの乾燥した基板WF1を垂直かつ等
間隔に支持する。図3(b)のように純水が付着した基
板WF2を扱う場合、各ハンド91、92を図3(a)
の状態からそれぞれ水平回転軸91c、92cを中心と
して180゜回転させる。そして、その他端側の対向面
にそれぞれ平行等間隔で刻設されている一対のウェット
側ガイド溝91b、92bによって水洗処理部54や多
機能処理部56からの純水が付着した基板WF2を垂直
かつ等間隔に支持する。このように、ドライ側ガイド溝
91a、92aによって乾燥した基板WF1のみを支持
し、ウェット側ガイド溝91b、92bによって純水の
付着した基板WF2のみを支持するとういう、ハンドリ
ング部の使い分けにより、一対のハンド91、92の乾
燥や洗浄工程を必ずしも必要としなくなる。
【0039】図4は、第1基板浸漬機構55に設けたリ
フタヘッドLH1又はその保持部材55aの動作を更に
具体的に説明する図である。搬送ロボットTRの一対の
ハンド91、92(この場合、ドライ側ガイド溝91
a、92aを用いている)に支持された基板WFは、薬
液槽CB上方の第1待機位置にあるリフタヘッドLH1
の保持部材55aに移載される(図4(a))。この基
板WFを保持した保持部材55aは、第1待機位置から
薬液槽CB中の第1浸漬位置に降下する(図4
(b))。薬液処理を終了した基板WFを保持する保持
部材55aは、第1浸漬位置から薬液槽CB上方の第1
退避位置に上昇する(図4(c))。この基板WFを保
持する保持部材55aは、薬液槽CB上方の第1退避位
置から水洗槽WB上方の第2退避位置に横行する(図4
(d))。この基板WFを保持した保持部材55aは、
第2待機位置から水洗槽WB中の第2浸漬位置に降下す
る(図4(e))。水洗処理を終了した基板WFを保持
する保持部材55aは、第2浸漬位置から水洗槽WB上
方の第2退避位置に上昇し、この基板WFを搬送ロボッ
トTRの一対のハンド91、92(この場合、図3
(b)に示すウェット側ガイド溝91b、92bを用い
る)に移載する(図4(f))。このような動作を行っ
た場合、保持部材55aは常に水洗された状態で一対の
ハンド91、92に支持された基板WFを受け取ること
ができるだけでなく、一対のハンド91、92も、常に
水洗された基板WFを保持部材55aから受け取ること
ができる。よって、一対のハンド91、92を基板WF
の処理ごとに洗浄する必要がなくなり、スループットが
向上するとともに、ハンド用の専用洗浄機構を省略して
省スペース化を図ることができる。
【0040】図5は、第2実施例の基板処理装置の正面
構造を模式的に示す図である。第2実施例は、第1実施
例の変形例であるので、第1実施例と共通する部分につ
いては同一符号を付して説明を省略する。
【0041】図からも明らかなように、第2実施例の基
板処理装置は、スピンドライヤを内蔵する乾燥部58を
設けていない。その代わり、多機能槽OBを備える多機
能処理部56が減圧乾燥も行い得るものとなっている。
即ち、多機能槽OBは内部を減圧することができる図示
せぬチャンバー内に配されており、純水W1による最終
的なリンスの後に、多機能槽OB中の純水W1表面にア
ルコール蒸気Aを供給し、基板WFの引き上げの際にそ
の表面に付着した水分をアルコールで置換し、更にチャ
ンバー内を減圧することによって基板WFを迅速かつ均
一に乾燥することができる。このように、多機能槽OB
内で薬液及び純水による処理を一括して実行することが
できるのみならず、乾燥までも一括して実行することが
できるので、基板WFを槽外に取り出すことなく乾燥処
理することができ、ウォータマークの発生その他の大気
の影響による汚染等の弊害を防止できる。
【0042】以上、実施例に即してこの発明について説
明したが、この発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。例えば、薬液処理部52には単一の薬液槽CBの
みを設けてあるが、この薬液処理部52に2以上の同種
又は異種の薬液槽を設けて基板処理の工程の多様性を増
すこともできる。さらに、水洗処理部54にも単一の水
洗槽WBのみを設けてあるが、この水洗処理部54に2
以上の水洗槽を設けてもよい。
【0043】また、上記実施例では、薬液処理部52と
水洗処理部54とを一組として1つの処理ユニットを備
えるのみであるが、このような処理ユニットを基板洗浄
装置内に複数設けて基板処理の工程の多様性を増すこと
もできる。この場合、各処理ユニット内では、図2に示
すリフタヘッドLH1と同様に横行可能なリフタヘッド
を備える基板浸漬機構を用いて基板WFの搬送を行う。
もっとも、このように横行可能なリフタヘッドLH1で
はなく、同図に示すリフタヘッドLH2のように昇降移
動のみ可能なリフタヘッドを各薬液槽や各水洗槽に設け
ることもできるが、その場合、搬送ロボットTRのハン
ド91、92を洗浄するための専用洗浄機構及び専用乾
燥機構を装置内に設ける必要が生じる。
【0044】また、上記実施例では、多機能処理部56
に多機能槽0Bを一つのみ設けているが、複数の多機能
槽0Bを設けて基板処理の多様性を増すこともできる。
さらに、各多機能槽0Bは、上記実施例で示した機能の
組み合わせに限るものではなく、単一薬液処理及び水洗
処理の2機能のものとすることができ、さらに水洗処理
及び乾燥処理の2機能のものとすることができ、さらに
3機能以上を用途に応じて適宜組み合わせることができ
る。この際、多機能槽0Bに槽内の処理液の温度をある
程度調節することができる温調装置を設けることもでき
る。
【0045】なお、上記実施例では薬液処理部52と多
機能処理部56との間に水洗処理部54が設けられてい
る。このため、薬液処理部52における薬液処理が終了
したときに、多機能処理部56に何らかの事故があった
場合等、基板WFを多機能処理部56に搬送することが
できない場合には、薬液処理が終了した基板WFを水洗
処理部54に投入することができるので、基板WFが薬
液処理部52で過度に処理を施されることを防止でき、
良好な洗浄を達成できる。
【0046】また、上記実施例では明確にしていない
が、基板を連続的に投入する場合にも、上記実施例の基
板処理装置を利用できることはいうまでもない。例え
ば、第1実施例の場合、薬液処理部52及び水洗処理部
54を一組とする処理ユニットにカセットCからの一群
の基板WFを投入する。次に、この処理ユニットでの処
理を終了した一群の基板WFを多機能処理部56に投入
した後、薬液処理部52及び水洗処理部54を一組とす
る処理ユニットにカセットCからの別の一群の基板WF
を投入する。次に、この多機能処理部56での処理を終
了した一群の基板WFを乾燥部58に投入した後、多機
能処理部56に薬液処理部52及び水洗処理部54を一
組とする処理ユニットからの一群の基板WFを投入し、
この処理ユニットにカセットCからのさらに別の一群の
基板WFを投入する。以上のような動作を繰り返すこと
により、基板の連続的処理が可能になり、基板処理のス
ループットが増大する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の基板処
理装置によれば基板に所定の薬液処理を施す少なくとも
1つの薬液専用処理槽と、薬液専用処理槽にて薬液処理
を施された基板に薬液処理、水洗処理及び乾燥処理のう
ちの少なくとも2つを施す多機能処理槽とを備えるの
で、高温状態で使用する薬液や精密な温度調節が必要な
薬液、また、高濃度の状態で使用する薬液を用いる処理
では薬液専用処理槽を用い、高温状態で使用する必要が
なく、精密な温度調節が必要ではなく、かつ、高濃度の
状態で使用する必要のない薬液を用いる処理では多機能
処理槽を用いることができる。従って、スループットの
低下を防止できるとともに、省スペースで良好な洗浄を
達成できる。
【0048】また、請求項2の基板処理装置では薬液専
用処理槽から薬液を導き出し、導き出された薬液を再び
薬液専用処理槽に導入する薬液の循環機構と薬液の温度
調節を行う温度調節手段とを備えており、循環機構が薬
液を循環させて薬液専用処理槽内の薬液に対流を形成さ
せ、また、温度調節手段が薬液の温度を調節することに
よって薬液専用処理槽内の薬液の温度を管理する。よっ
て、薬液専用処理槽内の薬液の温度を均一かつ一定に保
つことができる。従って、良好な基板処理を行うことが
できる。
【0049】また、請求項3の基板処理装置によれば、
薬液専用処理槽が高温酸液による薬液処理を行うので、
薬液を均質でかつ均一高温の状態に保つことが必要とさ
れるかかる高温酸液による薬液処理を効率的で良好なも
のとすることができる。
【0050】また、請求項4の基板処理装置によれば薬
液専用処理槽が硫酸と過酸化水素水との混合液または燐
酸または硫酸または硝酸のうちいずれかの薬液による薬
液処理を行うので、薬液を高温の状態に保つことが必要
とされる前記硫酸と過酸化水素水との混合液または燐酸
または硫酸または硝酸のうちいずれかの薬液による処理
を効率的で良好なものとすることができる。
【0051】また、請求項5の基板処理装置によれば、
薬液専用処理槽がバッファードフッ酸による薬液処理を
行うので、薬液を均質でかつ均一温度の状態に保つこと
が必要とされるかかるバッファードフッ酸による薬液処
理を効率的で良好なものとすることができる。
【0052】また、請求項6の基板処理装置によれば、
多機能処理槽が基板に乾燥処理を施すので、基板を槽外
に取り出すことなく乾燥処理を終了することができ、大
気の影響による汚染等の弊害を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の基板処理装置の全体構造を示す斜
視図である。
【図2】図1の基板処理装置の正面構造を示す図であ
る。
【図3】搬送ロボットのハンドの構造及び動作を説明す
る図である。
【図4】リフタヘッドの動作を説明する図である。
【図5】第2実施例の基板処理装置の正面構造を示す図
である。
【符号の説明】
2 カセット搬入部 3 基板取出部 5 基板処理部 7 基板収納部 8 カセット搬出部 9 基板移載搬送機構 52 薬液処理部 52a 循環機構 54 水洗処理部 56 多機能処理部 56a 循環機構 58 乾燥部 C カセット TR 搬送ロボット LH1、LH2 リフタヘッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に所定の薬液処理を施す少なくとも
    1つの薬液専用処理槽と、 前記薬液専用処理槽にて薬液処理を施された基板に薬液
    処理、水洗処理及び乾燥処理のうちの少なくとも2つを
    施す多機能処理槽とを備えることを特徴とする基板処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記薬液専用処理槽から薬液を導き出
    し、導き出された薬液を再び前記薬液専用処理槽に導入
    する薬液の循環機構と、 前記循環機構または、前記薬液専用処理槽に設けられ、
    薬液の温度調節を行う温度調節手段と、を備えることを
    特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記薬液専用処理槽は、高温酸液による
    薬液処理を行うことを特徴とする請求項2記載の基板処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記薬液専用処理槽は硫酸と過酸化水素
    水との混合溶液または燐酸または硫酸または硝酸のうち
    いずれかの薬液による薬液処理を行うことを特徴とする
    請求項2記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記薬液専用処理槽は、バッファードフ
    ッ酸による薬液処理を行うことを特徴とする請求項2記
    載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記多機能処理槽は、基板に乾燥処理を
    施すことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005191511A (ja) * 2003-12-02 2005-07-14 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置および基板処理方法
JP2006216891A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Tokyo Univ Of Agriculture & Technology 薄膜素子構造の作製方法、及び薄膜素子構造作製用の機能性基体
JP2016200821A (ja) * 2016-05-27 2016-12-01 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置

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