JPH095692A - 液晶装置の製造方法、及びそれに用いる液晶層厚測定装置 - Google Patents
液晶装置の製造方法、及びそれに用いる液晶層厚測定装置Info
- Publication number
- JPH095692A JPH095692A JP17948595A JP17948595A JPH095692A JP H095692 A JPH095692 A JP H095692A JP 17948595 A JP17948595 A JP 17948595A JP 17948595 A JP17948595 A JP 17948595A JP H095692 A JPH095692 A JP H095692A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- light
- crystal panel
- crystal layer
- layer thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】液晶パネルPの特性や配向性の著しい低下を防
止する。 【構成】透明電極3a,3b等の形成されたガラス基板
1a,1bは、基板貼り合わせ工程にて貼り合わせら
れ、その基板間隙にはカイラルスメクチック液晶2が注
入される(液晶注入工程)。このようにして作成した液
晶パネルPは、駆動用IC等が接続された上でケースに
実装される(実装工程)。この液晶注入工程から実装工
程の間では、種々の光源(例えば、生産ラインの照明)
が液晶パネルPに対して光を照射するが、これらの光源
は、フィルタで覆われて360〜420nmの波長領域
の光を照射しないようになっている。したがって、液晶
2は光を吸収せず、液晶パネルPの特性や配向性の低下
が防止される。
止する。 【構成】透明電極3a,3b等の形成されたガラス基板
1a,1bは、基板貼り合わせ工程にて貼り合わせら
れ、その基板間隙にはカイラルスメクチック液晶2が注
入される(液晶注入工程)。このようにして作成した液
晶パネルPは、駆動用IC等が接続された上でケースに
実装される(実装工程)。この液晶注入工程から実装工
程の間では、種々の光源(例えば、生産ラインの照明)
が液晶パネルPに対して光を照射するが、これらの光源
は、フィルタで覆われて360〜420nmの波長領域
の光を照射しないようになっている。したがって、液晶
2は光を吸収せず、液晶パネルPの特性や配向性の低下
が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カイラルスメクチック
液晶を有する液晶装置の製造方法、及びそれに用いる液
晶層厚測定装置に関する。
液晶を有する液晶装置の製造方法、及びそれに用いる液
晶層厚測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カイラルスメクチック液晶、特に
強誘電性液晶の屈折率異方性を利用して偏光素子との組
み合わせにより透過光線を制御する型の表示素子がクラ
ーク(Clark)及びラガーウォル(Lagerwa
ll)により提案されている(特開昭56−10721
6号公報、米国特許第4367924号明細書等)。
強誘電性液晶の屈折率異方性を利用して偏光素子との組
み合わせにより透過光線を制御する型の表示素子がクラ
ーク(Clark)及びラガーウォル(Lagerwa
ll)により提案されている(特開昭56−10721
6号公報、米国特許第4367924号明細書等)。
【0003】この強誘電性液晶は、一般に特定の温度域
において、非らせん構造のカイラルスメクチックC相
(SmC* )又はH相(SmH* )を有し、この状態に
おいて、加えられる電界に応答して第1の光学的安定状
態と第2の光学的安定状態のいずれかを取り、且つ電界
の印加のないときはその状態を維持する性質、すなわち
双安定性を有し、また電界の変化に対する応答も速やか
であり、高速ならびに記憶型の表示素子用としての広い
利用が期待されている。
において、非らせん構造のカイラルスメクチックC相
(SmC* )又はH相(SmH* )を有し、この状態に
おいて、加えられる電界に応答して第1の光学的安定状
態と第2の光学的安定状態のいずれかを取り、且つ電界
の印加のないときはその状態を維持する性質、すなわち
双安定性を有し、また電界の変化に対する応答も速やか
であり、高速ならびに記憶型の表示素子用としての広い
利用が期待されている。
【0004】ところで、このような液晶素子P(以下、
“液晶パネルP”とする)は、図1に示すように、一対
のガラス基板1a,1bを備えており、これらの基板1
a,1bの間隙にはカイラルスメクチック液晶2が挟持
されている(詳細は後述)。また、この液晶パネルP
は、所定の電界が印加されることにより種々の情報を表
示するが、電界が印加されていない状態においても、液
晶の双安定性によって表示内容が保持されるようになっ
ている。
“液晶パネルP”とする)は、図1に示すように、一対
のガラス基板1a,1bを備えており、これらの基板1
a,1bの間隙にはカイラルスメクチック液晶2が挟持
されている(詳細は後述)。また、この液晶パネルP
は、所定の電界が印加されることにより種々の情報を表
示するが、電界が印加されていない状態においても、液
晶の双安定性によって表示内容が保持されるようになっ
ている。
【0005】そして、この構造の液晶パネルPは、以下
の製造工程を経て製造されていた。
の製造工程を経て製造されていた。
【0006】 基板貼り合わせ工程 ガラス基板1a,1bに透明電極等を形成した上で、こ
れらを貼り合わせる。
れらを貼り合わせる。
【0007】 液晶注入工程 貼り合わせた液晶セルの内部を真空にし、その基板間隙
にカイラルスメクチック液晶2を注入する。
にカイラルスメクチック液晶2を注入する。
【0008】 偏光板貼付工程 液晶セルの外面に偏光板を貼付する。
【0009】 実装工程 このようにして作成した液晶パネルPに駆動用IC等を
接続し、それらをケース(筐体)に実装する。
接続し、それらをケース(筐体)に実装する。
【0010】ところで、この製造工程においては、液晶
パネルPは様々な光源(例えば、生産ラインの照明等)
によって照明されることとなる。そして、照射される光
のうち、波長が360nm以下の光はガラス基板1a,
1bに吸収され、波長が420nm以上の光は液晶パネ
ルPを透過するが、波長領域が360nm〜420nm
の光は液晶2に吸収される。そして、この光を吸収する
度合いは、光の強度が強い程大きく、光の照射時間が長
い程大きい。
パネルPは様々な光源(例えば、生産ラインの照明等)
によって照明されることとなる。そして、照射される光
のうち、波長が360nm以下の光はガラス基板1a,
1bに吸収され、波長が420nm以上の光は液晶パネ
ルPを透過するが、波長領域が360nm〜420nm
の光は液晶2に吸収される。そして、この光を吸収する
度合いは、光の強度が強い程大きく、光の照射時間が長
い程大きい。
【0011】そして、液晶2が光を吸収した場合には液
晶パネルPの表示品質が悪化してしまうため、従来より
種々の対策が取られていた。
晶パネルPの表示品質が悪化してしまうため、従来より
種々の対策が取られていた。
【0012】例えば、液晶注入時においては、400n
m以下の波長領域の光を遮光する技術が特開平4−35
6018号公報等に開示されており、液晶2による光の
吸収が防止されていた。
m以下の波長領域の光を遮光する技術が特開平4−35
6018号公報等に開示されており、液晶2による光の
吸収が防止されていた。
【0013】また、仮に、液晶2に光が吸収されてしま
ったとしても、液晶パネルPを所定温度(カイラルスメ
クチック液晶が等方相となる温度)で所定時間(例え
ば、1〜6時間)保持して再配向処理を行ない、表示品
質の悪化を防止していた。
ったとしても、液晶パネルPを所定温度(カイラルスメ
クチック液晶が等方相となる温度)で所定時間(例え
ば、1〜6時間)保持して再配向処理を行ない、表示品
質の悪化を防止していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
対策は、液晶注入工程、或は該工程以前に光が照射され
た場合に関するものであり、液晶注入工程以降に関する
ものではなかった。
対策は、液晶注入工程、或は該工程以前に光が照射され
た場合に関するものであり、液晶注入工程以降に関する
ものではなかった。
【0015】しかし、実際の製造ラインにおいては、液
晶注入工程以降においても液晶パネルPに種々の光が照
射され、その光は液晶2に吸収されていた。
晶注入工程以降においても液晶パネルPに種々の光が照
射され、その光は液晶2に吸収されていた。
【0016】例えば、液晶注入工程以降において偏光顕
微鏡によって液晶層の厚みが測定されたりするが、その
際に、ハロゲンランプからの光が液晶パネルPに照射さ
れていた。また、生産ラインの蛍光灯などの光が液晶パ
ネルPに照射されていた。そして、この液晶注入工程以
降において、360nm〜420nmの波長領域の光が
液晶2に一旦吸収されてしまうと、液晶注入工程以前の
ように再配向処理によってもその影響は解消されなかっ
た。
微鏡によって液晶層の厚みが測定されたりするが、その
際に、ハロゲンランプからの光が液晶パネルPに照射さ
れていた。また、生産ラインの蛍光灯などの光が液晶パ
ネルPに照射されていた。そして、この液晶注入工程以
降において、360nm〜420nmの波長領域の光が
液晶2に一旦吸収されてしまうと、液晶注入工程以前の
ように再配向処理によってもその影響は解消されなかっ
た。
【0017】そして、液晶パネルPを駆動するに際し、
一旦電界を印加して該電界を切ると、光を吸収した液晶
パネルPは、駆動マージンが低下され、表示状態が完全
には維持されず、一部の液晶2の光学的安定状態が反転
してコントラストが低下し、液晶パネルPの表示品質が
悪化してしまうという問題があった。なお、本発明者
は、ハロゲンランプによる最大光量の光を1分間照射
し、その後、30msec、30Vの矩形波を印加して
液晶パネルPを駆動してみた。この駆動により、液晶パ
ネルPは黒を表示したが、矩形波の印加を止めると、図
2(同液晶パネルの表示状態を示す顕微鏡写真)に示す
ように、黒表示の状態は均一には保たれず、部分的に白
表示の部分が生じてしまっていた。なお、光を照射する
前後において、液晶の相転移温度に変化はなかった。
一旦電界を印加して該電界を切ると、光を吸収した液晶
パネルPは、駆動マージンが低下され、表示状態が完全
には維持されず、一部の液晶2の光学的安定状態が反転
してコントラストが低下し、液晶パネルPの表示品質が
悪化してしまうという問題があった。なお、本発明者
は、ハロゲンランプによる最大光量の光を1分間照射
し、その後、30msec、30Vの矩形波を印加して
液晶パネルPを駆動してみた。この駆動により、液晶パ
ネルPは黒を表示したが、矩形波の印加を止めると、図
2(同液晶パネルの表示状態を示す顕微鏡写真)に示す
ように、黒表示の状態は均一には保たれず、部分的に白
表示の部分が生じてしまっていた。なお、光を照射する
前後において、液晶の相転移温度に変化はなかった。
【0018】ここで、駆動マージンが低下するメカニズ
ムについて簡単に説明する。
ムについて簡単に説明する。
【0019】液晶の注入は、液晶セルの内部を真空にし
た上で行なわれるが、この真空引きによって、配向制御
膜の表面や内部の吸着物が除去される。しかし、吸着物
が除去されずに残留した場合には、液晶注入後の配向状
態に何らかの影響を与え、特定波長領域の光が照射され
た場合には、液晶パネルPの特性(駆動マージンやコン
トラスト)や配向性が著しく低下すると考えられる(因
に、吸着物の除去の程度は、液晶パネル全体で均一では
なく、液晶2を注入する注入口の近傍程良好で、注入口
から離れる程悪くなる傾向にある。また、液晶パネルP
の特性の低下は、注入口から離れる程顕著であり、この
ことは本発明者も実験により確かめている。)。
た上で行なわれるが、この真空引きによって、配向制御
膜の表面や内部の吸着物が除去される。しかし、吸着物
が除去されずに残留した場合には、液晶注入後の配向状
態に何らかの影響を与え、特定波長領域の光が照射され
た場合には、液晶パネルPの特性(駆動マージンやコン
トラスト)や配向性が著しく低下すると考えられる(因
に、吸着物の除去の程度は、液晶パネル全体で均一では
なく、液晶2を注入する注入口の近傍程良好で、注入口
から離れる程悪くなる傾向にある。また、液晶パネルP
の特性の低下は、注入口から離れる程顕著であり、この
ことは本発明者も実験により確かめている。)。
【0020】そこで、本発明は、駆動マージンやコント
ラストの低下を防止し、表示品質が良好な液晶装置を製
造する、液晶装置の製造方法を提供することを目的とす
るものである。
ラストの低下を防止し、表示品質が良好な液晶装置を製
造する、液晶装置の製造方法を提供することを目的とす
るものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、2枚の基板を所定間隙を開け
て貼り合わせる基板貼り合わせ工程と、これら2枚の基
板の間隙にカイラルスメクチック液晶を注入する液晶注
入工程と、これらの工程を経て製造された液晶素子を筐
体内部に実装する実装工程と、を有する液晶装置の製造
方法において、前記液晶注入工程と前記実装工程との間
において前記液晶素子を照明する光源を遮光手段によっ
て覆い、少なくとも、360〜420nmの波長領域の
光が液晶層に照射されないようにした、ことを特徴とす
る。
みなされたものであって、2枚の基板を所定間隙を開け
て貼り合わせる基板貼り合わせ工程と、これら2枚の基
板の間隙にカイラルスメクチック液晶を注入する液晶注
入工程と、これらの工程を経て製造された液晶素子を筐
体内部に実装する実装工程と、を有する液晶装置の製造
方法において、前記液晶注入工程と前記実装工程との間
において前記液晶素子を照明する光源を遮光手段によっ
て覆い、少なくとも、360〜420nmの波長領域の
光が液晶層に照射されないようにした、ことを特徴とす
る。
【0022】また、光源及び偏光顕微鏡からなり、液晶
層の厚みを測定する液晶層厚測定装置において、前記光
源を遮光手段によって覆い、かつ、360〜420nm
の波長領域の光が液晶層に照射されないようにした、こ
とを特徴とする。
層の厚みを測定する液晶層厚測定装置において、前記光
源を遮光手段によって覆い、かつ、360〜420nm
の波長領域の光が液晶層に照射されないようにした、こ
とを特徴とする。
【0023】
【作用】以上構成に基づき、基板貼り合わせ工程におい
て、2枚の基板が所定間隙を開けて貼り合わせられ、そ
の間隙には、液晶注入工程にてカイラルスメクチック液
晶が注入される。そして、これらの工程を経て製造され
た液晶素子は、実装工程にて筐体内部に実装される。と
ころで、前記液晶注入工程と前記実装工程との間におい
て、前記液晶素子は、種々の光源によって照明される
が、これらの光源は遮光手段によって覆われている。そ
の結果、前記液晶素子には、360〜420nmの波長
領域の光は照射されない。
て、2枚の基板が所定間隙を開けて貼り合わせられ、そ
の間隙には、液晶注入工程にてカイラルスメクチック液
晶が注入される。そして、これらの工程を経て製造され
た液晶素子は、実装工程にて筐体内部に実装される。と
ころで、前記液晶注入工程と前記実装工程との間におい
て、前記液晶素子は、種々の光源によって照明される
が、これらの光源は遮光手段によって覆われている。そ
の結果、前記液晶素子には、360〜420nmの波長
領域の光は照射されない。
【0024】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0025】まず、本発明の第1実施例について、図1
及び図3に沿って説明する。
及び図3に沿って説明する。
【0026】図1は、液晶パネルPの構造を模式的に示
す断面図であるが、液晶パネルPは、平行に配置された
2枚のガラス基板1a,1b(以下、適宜“上基板1
a”及び“下基板1b”とする)を備えており、これら
の基板1a,1b上には、In2 O3 やITO(Ind
ium Tin Oxide)等の透明電極3a,3b
が形成されている。なお、これらの透明電極3a,3b
の表面には適当な遮光メタル層を設けている。
す断面図であるが、液晶パネルPは、平行に配置された
2枚のガラス基板1a,1b(以下、適宜“上基板1
a”及び“下基板1b”とする)を備えており、これら
の基板1a,1b上には、In2 O3 やITO(Ind
ium Tin Oxide)等の透明電極3a,3b
が形成されている。なお、これらの透明電極3a,3b
の表面には適当な遮光メタル層を設けている。
【0027】また、これらの透明電極3a,3bは、S
i2 O2 膜、TiO2 膜、又はTa2 O5 膜等からなる
絶縁膜5a,5bによってそれぞれ被覆されている。な
お、この絶縁膜5a,5bは、スパッタ法で200〜3
00Å程度の厚さに形成されている。
i2 O2 膜、TiO2 膜、又はTa2 O5 膜等からなる
絶縁膜5a,5bによってそれぞれ被覆されている。な
お、この絶縁膜5a,5bは、スパッタ法で200〜3
00Å程度の厚さに形成されている。
【0028】さらに、これらの絶縁膜5a,5bは、厚
さが50〜1000Å程度の配向制御膜6a,6bによ
って被覆されている。なお、この配向制御膜6a,6b
は、ポリイミド等によってスピンコート法により形成さ
れている。すなわち、2000rpmの速度で回転して
いるガラス基板1a,1b上に溶液(下記構造式で示さ
れる日立化成社製のポリアミド酸LQ1802の1%N
MP溶液)を垂らし、そのまま20秒間回転させた。そ
の後、270℃の温度で約1時間加熱焼成処理を施し
た。そして、これらの配向制御膜6a,6bの表面には
一軸配向処理(ラビング処理)を施している。
さが50〜1000Å程度の配向制御膜6a,6bによ
って被覆されている。なお、この配向制御膜6a,6b
は、ポリイミド等によってスピンコート法により形成さ
れている。すなわち、2000rpmの速度で回転して
いるガラス基板1a,1b上に溶液(下記構造式で示さ
れる日立化成社製のポリアミド酸LQ1802の1%N
MP溶液)を垂らし、そのまま20秒間回転させた。そ
の後、270℃の温度で約1時間加熱焼成処理を施し
た。そして、これらの配向制御膜6a,6bの表面には
一軸配向処理(ラビング処理)を施している。
【0029】
【化1】 一方、基板間隙には多数のビーズスペーサ7,…が配置
されており、これらのビーズスペーサ7,…によって基
板間隙が規定されている。これらのビーズスペーサ7,
…によって規定される基板間隙は、カイラルスメクチッ
ク液晶2のらせん配列構造の形成を抑制するのに十分に
小さい距離、例えば0.1〜3μmに設定することが好
ましく、本実施例においては1.2〜1.3μmに設定
されている。また、これらのビーズスペーサ7,…は、
シリカビーズ、アルミナビーズ等によって形成されてい
る。
されており、これらのビーズスペーサ7,…によって基
板間隙が規定されている。これらのビーズスペーサ7,
…によって規定される基板間隙は、カイラルスメクチッ
ク液晶2のらせん配列構造の形成を抑制するのに十分に
小さい距離、例えば0.1〜3μmに設定することが好
ましく、本実施例においては1.2〜1.3μmに設定
されている。また、これらのビーズスペーサ7,…は、
シリカビーズ、アルミナビーズ等によって形成されてい
る。
【0030】なお、ガラス基板1a,1bを貼り合わせ
た状態では、それぞれのラビング処理軸は、側面視にお
いては平行となり、平面視(上基板1a側から見た場
合)においては、下基板1b側のラビング処理軸が上基
板1a側のラビング処理軸よりも時計周りの方向に8°
回転した位置となるように設定されている。
た状態では、それぞれのラビング処理軸は、側面視にお
いては平行となり、平面視(上基板1a側から見た場
合)においては、下基板1b側のラビング処理軸が上基
板1a側のラビング処理軸よりも時計周りの方向に8°
回転した位置となるように設定されている。
【0031】さらに、ガラス基板1a,1bの端部はシ
ール部材(不図示)によって接着されており、該間隙に
は、強誘電性液晶、好ましくは、少なくとも2つの安定
状態を持つカイラルスメクチック液晶2が配置されてい
る。また、このガラス基板1a,1bの外面には、それ
ぞれ偏光板9a,9bが貼付されている。なお、下記
に、液晶2の組成を示す。
ール部材(不図示)によって接着されており、該間隙に
は、強誘電性液晶、好ましくは、少なくとも2つの安定
状態を持つカイラルスメクチック液晶2が配置されてい
る。また、このガラス基板1a,1bの外面には、それ
ぞれ偏光板9a,9bが貼付されている。なお、下記
に、液晶2の組成を示す。
【0032】
【化2】 また、液晶2の相転移温度は下記のようになった。
【0033】
【化3】 -10.6 ℃ → Cry ← SmC* ← SmA ← Ch ← Iso -14.5 ℃ 66.3 85.6 92.4 さらに、10℃、30℃、50℃での各温度の自発分極
値、コーン角の値は下記のようになった。
値、コーン角の値は下記のようになった。
【0034】
【表1】 次に、液晶パネルPの製造方法について説明する。
【0035】本実施例においては、ガラス基板1a,1
bの表面に、透明電極3a,3b、絶縁膜5a,5b及
び配向制御膜6a,6bを順次形成する。次に、このガ
ラス基板1a又は1bの表面にビーズスペーサ7,…を
散布し、2枚のガラス基板1a,1bを貼り合わせる
(基板貼り合わせ工程)。次に、作成した液晶セルを真
空引きし、96°の温度に保持した液晶2を基板間隙に
注入する(液晶注入工程)。
bの表面に、透明電極3a,3b、絶縁膜5a,5b及
び配向制御膜6a,6bを順次形成する。次に、このガ
ラス基板1a又は1bの表面にビーズスペーサ7,…を
散布し、2枚のガラス基板1a,1bを貼り合わせる
(基板貼り合わせ工程)。次に、作成した液晶セルを真
空引きし、96°の温度に保持した液晶2を基板間隙に
注入する(液晶注入工程)。
【0036】その後、液晶層厚測定装置を用いて液晶層
の厚みを測定する。この液晶層厚測定装置は、光源と、
偏光顕微鏡と、からなり、光源はフィルタ(遮光手段)
にて覆われて、360〜420nmの波長領域の光が遮
断されるようになっている。
の厚みを測定する。この液晶層厚測定装置は、光源と、
偏光顕微鏡と、からなり、光源はフィルタ(遮光手段)
にて覆われて、360〜420nmの波長領域の光が遮
断されるようになっている。
【0037】さらに、液晶パネルPの両面に偏光板9
a,9bを貼付し、駆動用IC等を透明電極3a,3b
に接続する。そして、この液晶パネルPを不図示のケー
ス(筐体)内に実装する(実装工程)。なお、液晶注入
工程と実装工程との間において、液晶パネルPは、種々
の光源(例えば、生産ラインの照明等)によって照射さ
れるが、これらの光源にも、上記液晶層厚測定装置と同
様のフィルタを配置して、360〜420nmの波長領
域の光を遮断するようになっている。
a,9bを貼付し、駆動用IC等を透明電極3a,3b
に接続する。そして、この液晶パネルPを不図示のケー
ス(筐体)内に実装する(実装工程)。なお、液晶注入
工程と実装工程との間において、液晶パネルPは、種々
の光源(例えば、生産ラインの照明等)によって照射さ
れるが、これらの光源にも、上記液晶層厚測定装置と同
様のフィルタを配置して、360〜420nmの波長領
域の光を遮断するようになっている。
【0038】次に、本実施例の効果について説明する。
【0039】本実施例によれば、液晶注入工程と実装工
程との間において360〜420nmの波長領域の光は
遮断されるため、液晶2が光を吸収せず、その結果、液
晶パネルPの特性(駆動マージンやコントラスト)や配
向性の著しい低下が防止される。そのため、液晶パネル
Pの表示特性も良好に維持される。
程との間において360〜420nmの波長領域の光は
遮断されるため、液晶2が光を吸収せず、その結果、液
晶パネルPの特性(駆動マージンやコントラスト)や配
向性の著しい低下が防止される。そのため、液晶パネル
Pの表示特性も良好に維持される。
【0040】なお、本発明者は、本実施例の効果を確認
すべく、実験を行なった。 〈実験1〉液晶層の厚みを測定するに際して、ハロゲン
ランプからの光を、フィルタを介して1分間照射し、そ
の後、30msec、30Vの矩形波を印加した。そし
て、矩形波の印加を止め、表示状態を確認したところ、
図3(当該パネルの表示状態を示す顕微鏡写真)に示す
ように、黒表示状態が均一に保持されていることが確認
された。なお、光を照射する前後において、液晶の相転
移温度に変化はなかった。 〈実験2〉また、本発明者は、液晶パネルPの半分をア
ルミホイルで覆い、他の半分は露出させた状態で、蛍光
灯で1200ルクスの光を7時間照射した。そして、駆
動マージンの低下具合を調べた。その結果、アルミホイ
ルで遮光しなかった部分だけ駆動マージンが低下し、ア
ルミホイルで遮光した部分は駆動マージンは低下せず、
表示特性の悪化は観察されなかった。
すべく、実験を行なった。 〈実験1〉液晶層の厚みを測定するに際して、ハロゲン
ランプからの光を、フィルタを介して1分間照射し、そ
の後、30msec、30Vの矩形波を印加した。そし
て、矩形波の印加を止め、表示状態を確認したところ、
図3(当該パネルの表示状態を示す顕微鏡写真)に示す
ように、黒表示状態が均一に保持されていることが確認
された。なお、光を照射する前後において、液晶の相転
移温度に変化はなかった。 〈実験2〉また、本発明者は、液晶パネルPの半分をア
ルミホイルで覆い、他の半分は露出させた状態で、蛍光
灯で1200ルクスの光を7時間照射した。そして、駆
動マージンの低下具合を調べた。その結果、アルミホイ
ルで遮光しなかった部分だけ駆動マージンが低下し、ア
ルミホイルで遮光した部分は駆動マージンは低下せず、
表示特性の悪化は観察されなかった。
【0041】なお、上述実施例においては、360〜4
20nmの波長領域の光のみを遮断し、それ以外の波長
領域の光を透過するフィルタを用いたが、もちろんこれ
に限る必要はなく、360〜420nmの波長領域の光
を遮断し、かつ他の波長領域にてある程度の光を透過す
るフィルタであれば、360〜420nm以外の波長領
域の光を多少遮断するフィルタであっても良い。
20nmの波長領域の光のみを遮断し、それ以外の波長
領域の光を透過するフィルタを用いたが、もちろんこれ
に限る必要はなく、360〜420nmの波長領域の光
を遮断し、かつ他の波長領域にてある程度の光を透過す
るフィルタであれば、360〜420nm以外の波長領
域の光を多少遮断するフィルタであっても良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
液晶注入工程と実装工程との間において360〜420
nmの波長領域の光は遮断されるため、液晶が光を吸収
せず、その結果、液晶素子の特性(駆動マージンやコン
トラスト)や配向性の著しい低下が防止される。そのた
め、液晶素子の表示特性も良好に維持される。
液晶注入工程と実装工程との間において360〜420
nmの波長領域の光は遮断されるため、液晶が光を吸収
せず、その結果、液晶素子の特性(駆動マージンやコン
トラスト)や配向性の著しい低下が防止される。そのた
め、液晶素子の表示特性も良好に維持される。
【図1】液晶パネルの構造を示す断面図。
【図2】従来の液晶パネルにおけるカイラルスメクチッ
ク液晶の表示での状態を示した図面に代わる顕微鏡写
真。
ク液晶の表示での状態を示した図面に代わる顕微鏡写
真。
【図3】本発明の効果として、カイラルスメクチック液
晶の表示状態を示した図面に代わる顕微鏡写真。
晶の表示状態を示した図面に代わる顕微鏡写真。
1a,1b ガラス基板(基板) 2 カイラルスメクチック液晶 3a,3b 透明電極 5a,5b 絶縁膜 6a,6b 配向制御膜 P 液晶パネル(液晶素子)
Claims (2)
- 【請求項1】 2枚の基板を所定間隙を開けて貼り合わ
せる基板貼り合わせ工程と、これら2枚の基板の間隙に
カイラルスメクチック液晶を注入する液晶注入工程と、
これらの工程を経て製造された液晶素子を筐体内部に実
装する実装工程と、を有する液晶装置の製造方法におい
て、 前記液晶注入工程と前記実装工程との間において前記液
晶素子を照明する光源を遮光手段によって覆い、少なく
とも、360〜420nmの波長領域の光が液晶層に照
射されないようにした、 ことを特徴とする液晶装置の製造方法。 - 【請求項2】 光源及び偏光顕微鏡からなり、液晶層の
厚みを測定する液晶層厚測定装置において、 前記光源を遮光手段によって覆い、かつ、360〜42
0nmの波長領域の光が液晶層に照射されないようにし
た、 ことを特徴とする液晶層厚測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17948595A JPH095692A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 液晶装置の製造方法、及びそれに用いる液晶層厚測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17948595A JPH095692A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 液晶装置の製造方法、及びそれに用いる液晶層厚測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH095692A true JPH095692A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=16066659
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17948595A Pending JPH095692A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 液晶装置の製造方法、及びそれに用いる液晶層厚測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH095692A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009058962A (ja) * | 2002-03-06 | 2009-03-19 | Lg Display Co Ltd | 液晶表示素子の製造ライン |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP17948595A patent/JPH095692A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009058962A (ja) * | 2002-03-06 | 2009-03-19 | Lg Display Co Ltd | 液晶表示素子の製造ライン |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0636919B1 (en) | Method of producing a liquid crystal display apparatus | |
| JP3178773B2 (ja) | 液晶表示素子及びその製造方法 | |
| JP2002122870A (ja) | 液晶表示装置及びその製造方法、並びに液晶滴下装置 | |
| US6646699B2 (en) | Liquid crystal display with band-pass filter | |
| KR19990045029A (ko) | 액정표시장치와 편광조사방법 및 그 장치 | |
| JP3982146B2 (ja) | 液晶装置及びその製造方法並びにそれを用いた電子機器 | |
| JPH10333145A (ja) | 採光機構付液晶表示装置 | |
| CN101071203A (zh) | 电光装置、电光装置用基板、电光装置的制造方法以及投影机 | |
| TWI290647B (en) | Laser repairing device | |
| JP4172737B2 (ja) | 液晶素子及び該液晶素子の製造方法及び製造装置 | |
| JPH095692A (ja) | 液晶装置の製造方法、及びそれに用いる液晶層厚測定装置 | |
| CN100465705C (zh) | 具有多液晶元间隙的垂直取向模式反射-透射液晶显示器 | |
| JPH0293519A (ja) | 光書き込み型空間光変調器 | |
| US20050140839A1 (en) | Liquid crystal display device | |
| JPH0829792A (ja) | 液晶表示パネルの製造方法 | |
| JP2005010408A (ja) | 光配向処理方法および液晶表示装置の製造方法 | |
| JP3887980B2 (ja) | 液晶装置及び電子機器 | |
| JP2000227595A (ja) | 液晶表示素子の製造方法 | |
| JP4362220B2 (ja) | Uvキュアラブル液晶を用いた液晶セルの製造方法 | |
| KR100898781B1 (ko) | 외관검사장치 및 이를 이용한 액정표시장치의 제조방법 | |
| JP3382461B2 (ja) | 透明導電膜及び液晶表示素子の製造方法 | |
| JP2001356348A (ja) | 液晶配向膜の製造方法、並びに液晶表示装置およびその製造方法 | |
| JPH08248367A (ja) | 液晶表示装置の製造方法および液晶表示装置 | |
| JPH05333327A (ja) | 液晶表示素子及び液晶表示素子ユニット | |
| JPH08313881A (ja) | 高分子分散型液晶素子およびその製造法と製造装置 |