JPH0957867A - 木目模様付き板状樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

木目模様付き板状樹脂成形品の製造方法

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JPH0957867A
JPH0957867A JP21346595A JP21346595A JPH0957867A JP H0957867 A JPH0957867 A JP H0957867A JP 21346595 A JP21346595 A JP 21346595A JP 21346595 A JP21346595 A JP 21346595A JP H0957867 A JPH0957867 A JP H0957867A
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Shinya Kumagai
信也 熊谷
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Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着色ペレットの配合量を大きく変化させて
も、押出成形等の熱加工を安定して行え、必要に応じて
木目模様の色調や柄等を多岐にわたって変化させること
ができるとともに、美観や剛性等に優れた良好な物性の
成形品を得る。 【解決手段】 塩化ビニル樹脂に木粉が配合された樹脂
組成物に対し、着色材が配合される以外は前記組成物と
同組成の色材入り樹脂組成物からなる粉粒状の着色ペレ
ットを分散混合して成形材料を得、その成形材料を熱加
工成形して板状樹脂成形品Pを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板目模様、柾目
模様等の木目模様を有する板状樹脂成形品の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】各種の建築材料として使用される木目模
様付き板状樹脂成形品を押出成形等により製造する方法
が従来より多数提案されている。このうち着色材により
木目模様を付与する方法としては、塩化ビニル樹脂組成
物からなるベース材に、着色材入り塩化ビニル樹脂組成
物からなる着色ペレットを少量混合して成形材料を得、
その成形材料を押出成形することによって木目模様付き
の板状樹脂成形品を製造する方法が周知である。
【0003】例えば特公昭57−55735号公報に
は、ベース材と、それに対し溶融粘度が異なる薄片状の
着色ペレットとを混合した成形材料を用いる方法が開示
され、更に特公昭63−53216号公報には、ベース
材と、それに対し可塑化温度が異なる複数種の塩化ビニ
ル樹脂組成物からなる着色ペレットとを混合した成形材
料を用いる方法が開示されている。
【0004】また、他の方法として、ベース材と、それ
に対し母材樹脂の重合度が異なる着色ペレットとを混合
した成形材料を用いるもの等が知られている。
【0005】これらの製造方法は、いずれも熱成形時に
おけるベース材と着色ペレットとの流動特性の差を利用
したものであり、すなわち熱成形時において着色成分
(着色ペレット)のベース材中への混合を不完全に行っ
て、樹脂成形品に、着色成分による流れ模様を残存さ
せ、人工的に木目模様を付与するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
製造方法はいずれも、ベース材と、それとは異なる成分
の樹脂組成物からなる着色ペレットとを混合して押出成
形するものであるため、混合される樹脂組成物同士の親
和性に問題がある。このため着色ペレットの配合量が少
ない場合はまだしも配合量が多くなると、熱成形時にお
ける成形材料の流動特性にばらつきが生じ、安定した熱
成形を行えず、更に成形加工された成形品に良好な物性
が得られず、良好な美観や十分な機械的強度が得られな
くなってしまう。従って着色ペレットの配合量を少なく
する必要があり、木目模様の色調や柄の種類が制限さ
れ、需要に合わせて木目模様の色調や柄等を多岐にわた
って変化させることができないという問題が発生する。
【0007】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、着色成分の配合量を大きく変化させても熱加工を安
定して行えて、必要に応じて木目模様の色調や柄等を多
岐にわたって変化させることができるとともに、美観や
剛性等に優れた良好な物性の成形品を得ることができる
木目模様付き板状樹脂成形品の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の木目模様付き板状樹脂成形品の製造方法
は、塩化ビニル樹脂に木粉が配合された樹脂組成物から
なる粒子複合材料と、前記樹脂組成物に着色材が配合さ
れた色材入り樹脂組成物からなる着色ペレットとを混合
して成形材料を得、前記成形材料を熱加工成形して板状
樹脂成形品を製造するものを要旨とする。
【0009】この発明においては、塩化ビニル樹脂組成
物からなる粒子複合材料に、着色材が配合される以外は
上記組成物と同成分の組成物からなる着色ペレットを混
合して成形材料を得、その成形材料を熱加工して板状樹
脂成形品を製造するものであるため、成形材料における
粒子複合材料と着色ペレットとの親和性が良く、着色ペ
レットの配合量が多くとも、成形材料の熱加工特性が劣
化することがなく、安定して熱加工を行えるとともに、
美観や剛性等に優れた良好な物性の成形品を得ることが
できる。
【0010】また着色ペレットは粒子複合材料との親和
性が良いので、着色ペレットの配合量が制限されなくな
り、その配合量を適当に変更させることにより、木目模
様の色調や柄等を多岐にわたって変化させることができ
る。
【0011】以下、本発明の構成を詳細に説明する。
【0012】本発明において、粒子複合材料は、塩化ビ
ニル樹脂に木粉が配合された樹脂組成物からなるものを
使用する。本発明に使用される塩化ビニル樹脂は、平均
重合度が600〜1300のもの、好ましくは下限値が
700以上、上限値が1100以下のものを使用するの
が良い。この重合度が低過ぎるものを使用すると、成形
品の強度が低下する等、良好な物性の成形品を得るのが
困難であり、逆に重合度が高過ぎるものでは、熱成形時
の溶融温度及び溶融粘度が高くなり、ゲル化不良が生じ
て、安定した熱成形を行うのが困難になるため、好まし
くない。
【0013】また木粉としては、含水率1〜5%のもの
を好適に用いることができ、特に粒子径が1.0μm〜
100μmのものはより一層好適に使用できる。木粉の
粒子径が100μmを越えるものを使用すると、成形材
料の溶融粘度が過度に高くなり、ゲル化不良等が生じ
て、安定した熱成形を行うのが困難になる恐れがある。
なお木粉は1.0μm未満に粉砕するのに非常に手間が
かかり、コストも上昇するので、1.0μm未満のもの
を使用するのは好ましくない。
【0014】木粉の配合量は、塩化ビニル樹脂100重
量部に対し、10〜200重量部、より好ましくは下限
値が30重量部以上、上限値が70重量部以下とするの
が良い。すなわち木粉の配合量が少な過ぎると、得られ
た成形品に良好な木質感を得るのが困難であり、逆に配
合量が多過ぎると、成形材料の溶融粘度が過度に高くな
り、安定した熱成形を行うのが困難になる恐れがあり、
好ましくない。
【0015】また粒子複合材料としての樹脂組成物は、
上記塩化ビニル樹脂、木粉の他、安定剤、滑剤、改質
剤、可塑剤等の周知の添加剤を適宜配合しても良い。
【0016】本発明においては、上記樹脂組成物に対
し、加熱混練を行い、ペレット状に造粒した粒状ないし
は粉状の均質混和物を、粒子複合材料として使用する。
なお本発明の粒子複合材料は、必ずしも粉粒状に造粒す
る必要はなく、塊状や薄片状であっても良い。
【0017】この粒子複合材料としては、キャピラリー
レオメータ(バレル径9.55mm、バレル全長350
mm、バレル有効長250mm、キャピラリー径1.0
mm、キャピラリー長10mm)を用いて測定した溶融
粘度が、溶融温度170℃、せん断速度91.2sec
-1において、1.0×104 〜10.0×104 ポイズ
であるものを使用するのが好ましい。この溶融粘度が低
過ぎるものでは、熱成形時において、粒子複合材料と後
述の着色ペレットとの混練が過度に行われて、良好な木
目模様を現出させることができず、好ましくない。逆に
溶融粘度が高過ぎるものでは、ゲル化不良が生じて、安
定した熱成形を行うのが困難になるばかりか、粒子複合
材料と着色ペレットとの混練が適度に行われず、天然感
に乏しい木目模様が現出する恐れがあり、好ましくな
い。
【0018】粒子複合材料の溶融粘度の調整は、マトリ
ックス樹脂である塩化ビニル樹脂の種類(重合度等)
や、添加剤の種類、添加量を適当に変更することにより
行える。
【0019】また粒子複合材料としては、ゲル化時間が
100〜400秒のもの、より好ましくは下限が150
秒以上、上限が200秒以下のものを使用するのが良
い。すなわちゲル化時間が速過ぎるものでは、熱成形時
において、粒子複合材料と着色ペレットとの混練が過度
に行われて、良好な木目模様を現出させることができ
ず、好ましくない。逆に遅過ぎるものでは、ゲル化不良
が生じて、安定した熱成形を行うのが困難になるばかり
か、粒子複合材料と着色ペレットとの混練が適度に行わ
れず、天然感に乏しい木目模様が現出する恐れがあり、
好ましくない。
【0020】ここで、本発明におけるゲル化時間とは、
東洋精機株式会社製のラボプラストミル「20C20
0」により、測定試料55gを、温度170℃、回転速
度30rpmの条件で混練した際に、ゲル化に伴う最大
トルクに達するまでの時間をいう。参考までに、通常の
塩化ビニル樹脂ではゲル化時間が30秒程度となる。
【0021】粒子複合材料のゲル化時間の調整は、マト
リックス樹脂の種類(重合度等)や、添加材の種類、添
加量を適当に変更することにより行える。
【0022】一方、粒子複合材料に配合される着色ペレ
ットは、顔料等の着色材が配合される点を除いて、上記
樹脂組成物に対し、同じ組成のもの(配合成分及び配合
量が共に等しいもの)により構成される。配合される着
色材としては、ブラウン系の顔料等を好適に使用でき、
例えば高分子アゾ系顔料等を好適物として例示できる。
【0023】着色ペレットとしての色材入り樹脂組成物
中における着色材の含有量は、0.5〜20重量%程度
が好ましい。
【0024】本発明においては、この色材入り樹脂組成
物に対し、加熱混練を行い、粉状ないしは粒状に造粒し
た均質混和物を、着色ペレットとして使用する。
【0025】なお、上記粒子複合材料(コンパウンド)
に、着色材を配合したものを、再度加熱混練して造粒し
た均質混和物を、着色ペレットとして使用しても良い。
【0026】こうして製造された着色ペレットは、上記
粒子複合材料と比較して、少量の着色材が混入される以
外は、同成分であるため、溶融粘度や、ゲル化時間等の
流動特性は、ほぼ同じになる。
【0027】この着色ペレットはその粒子の大きさ(体
積)が大きければ、太くてコントラストの強い木目模様
が成形品に現出される一方、大きさ(体積)が小さけれ
ば、細くコントラストの弱い木目模様が現出される。も
っとも本発明においては、着色ペレットの粒子の大きさ
は、特に限定されるものではないが、天然感に満ち溢れ
た木目模様を付与するには、粒子の体積が、1mm3 〜1
cm3 のものを使用するのが好ましい。
【0028】本発明においては、上記粒子複合材料に、
着色ペレットを分散混合(ドライブレンド)したもの
を、成形材料として使用する。
【0029】このときの着色ペレットの配合量は、特に
制限されず、配合量が多くとも、従来のように成形加工
性や成形品の物性に問題が生じることはないが、成形品
に天然感に満ち溢れた木目模様を付与するには、着色ペ
レットの配合量を、粒子複合材料100重量部に対し1
〜20重量部程度に設定するのが良く、特に好ましくは
下限値を3重量部以上、上限値を10重量部以下に設定
するのが良い。
【0030】本発明においては、上記成形材料を、押出
成形、カレンダー成形、射出成形等、プラスチック加工
技術において周知の熱加工により成形して、板状樹脂成
形品を得ることができるが、特に押出成形を用いるのが
好ましい。
【0031】例えばT型ダイスを装備した押出機により
上記成形材料を押出成形して、板状樹脂成形品を製造し
たり、あるいは丸型ダイスを装備した押出機により上記
成形材料をチューブ状に押出成形した後、このチューブ
状押出品を押出方向に沿って切り開いて展開することに
よって、板状樹脂成形品を製造する方法が好適である。
【0032】この押出成形においては、着色成分(着色
ペレット)を未着色成分(粒子複合材料)に適度に混合
させた状態で成形することにより、樹脂成形品に、着色
成分による流れ模様、すなわち木目模様を付与する。
【0033】ここで樹脂成形品の木目模様の色調や柄
は、成形材料中の着色ペレットの配合量や、種類を適宜
選択することにより変更することができる。
【0034】例えば体積の小さい着色ペレットを、少量
配合した成形材料を使用すると、図3(a)に示すよう
に成形品(P)に、コントラストが弱く、細筋の木目模
様(L)が粗密に付与されるとともに、体積の小さい着
色ペレットを多量に配合したものでは、同図(b)に示
すようにコントラストが弱く、細筋の木目模様(L)が
緻密に付与される。更に体積の大きい着色ペレットを、
少量配合したものでは、同図(c)に示すようにコント
ラストが強く、太筋の木目模様(L)が粗密に付与され
るとともに、体積の大きい着色ペレットを多量に配合し
たものでは、同図(d)に示すようにコントラストが強
く、太筋の木目模様(L)が緻密に付与されることとな
る。
【0035】また押出機のスクリュー回転速度等、成形
条件を変更することによっても、木目模様の柄等を適宜
変化させることが可能になる。
【0036】
【実施例】次に、本発明に関連した実施例及びその効果
を導出するための比較例、参照例につき、詳細に説明す
る。
【0037】<使用材料> ・PVC…重合度が700、800、1100、130
0、2600の5種類のポリ塩化ビニル ・木粉…平均粒子径が50μmのものと、150μmの
ものとの2種類 ・改質剤…三菱レーヨン株式会社製「メタブレン(商品
名)」 ・安定剤…三塩基性硫酸鉛(安定剤1)、ブチル錫マレ
ートポリマー(安定剤2)、ブチル錫ラウレート(安定
剤3)の3種類 ・滑剤…ポリエチレンワックス(滑剤1)、ステアリン
酸、脂肪酸金属塩等の脂肪酸系のもの(滑剤2)、ステ
アリン酸カルシウム(滑剤3A)、ステアリン酸カルシ
ウムとステアリン酸亜鉛の混合系のもの(滑剤3B)、
ステアリン酸カルシウムとステアリン酸鉛の混合系のも
の(滑剤3C)の5種類 ・着色材…高分子アゾ系顔料 <熱加工装置> ・Tダイ付押出機…2軸押出機(口径55mm、L/D
=18)にリップ幅550mmT型ダイスを装着したも
の。
【0038】・丸ダイ付押出機…上記同様の2軸押出機
に丸型ダイスを装着したもの。ただし図1及び図2に示
すように丸型ダイス(10)としては、その内部の環状
樹脂流路(11)の最大径部における中間に、スパイダ
ーを兼用し、かつ、内外2列で千鳥状に多数の分流貫通
孔(21)を開口率50%の割合で穿設した厚さ50m
mの環状多孔部材(20)を組み込んだものを使用し
た。なお図1において、(30)は押出機、(31)は
スクリュー、(32)はアダプター、(33)はマンド
レルないしはトピードである。
【0039】<実施例1>
【表1】 上表1に示すように、重合度(Pn)700のPVCを
100重量部、粒径50μmの木粉を50重量部、改質
剤を20重量部、安定剤(1)を1重量部、滑剤(1)
を1重量部、滑剤(2)を1重量部配合した樹脂組成物
を、溶融混練して造粒し、溶融粘度7.6×104 ポイ
ズ、ゲル化時間154秒の粒子複合材料を得た。
【0040】一方、高分子アゾ系の顔料を10重量部配
合した以外は、上記樹脂組成物と同じ組成の色材入り樹
脂組成物を、溶融混練して造粒し、溶融粘度7.6×1
4ポイズ、ゲル化時間154秒の着色ペレットを得
た。
【0041】
【表2】 そして上表2に示すように粒子複合材料100重量部に
対し着色ペレットを3重量部混合(ドライブレンド)し
て成形材料を得た。
【0042】続いてその成形材料を上記Tダイ付押出機
を用い、ホッパー温度170℃、シリンダー出口温度1
70℃、アダプター温度175℃、ダイス温度175
℃、スクリュー回転数20rpmの条件で、押出成形し
て、板状樹脂成形品を得た。
【0043】こうして得られた成形品を目視により観察
して、天然木材の木目に類似しているものから順に、
「5」、「4」、「3」、「2」、「1」として5段階
で評価した。なおこの評価が3以上のものは人工木材製
品として利用できるものである。
【0044】更に成形品に触れて、木の風合いに類似し
ているか否かを、上記と同様に5段階で評価した。
【0045】更に成形品表面の仕上がり具合を、上記と
同様に5段階で評価した。
【0046】また押出成形時において、成形時の安定性
を上記と同様5段階で評価した。
【0047】<実施例2>上表1に示すように重合度1
100のPVCを使用した以外は、実施例1と同様にし
て、溶融粘度8.2×104 ポイズ、ゲル化時間202
秒の粒子複合材料及び着色ペレットを得た。
【0048】続いて上表2に示すように粒子複合材料1
00重量部に、着色ペレットを10重量部混合して成形
材料を得、実施例1と同様に押出成形を行って成形品を
得て、同様の評価を行った。
【0049】<実施例3>上表1に示す配合剤を同表に
示す割合で配合し、実施例1と同様にして、溶融粘度
9.7×104 ポイズ、ゲル化時間101秒の粒子複合
材料及び着色ペレットを得た。
【0050】続いて上表2に示すように粒子複合材料1
00重量部に、着色ペレットを20重量部混合して成形
材料を得、実施例1と同様に押出成形を行って成形品を
得て、同様の評価を行った。
【0051】<実施例4>上表1に示す配合剤を同表に
示す割合で配合し、実施例1と同様にして、溶融粘度
8.0×104 ポイズ、ゲル化時間175秒の粒子複合
材料及び着色ペレットを得た。
【0052】続いて上表2に示すように粒子複合材料1
00重量部に、着色ペレットを30重量部混合して成形
材料を得、実施例1と同様に押出成形を行って成形品を
得て、同様の評価を行った。
【0053】<実施例5>上表1に示す配合剤を同表に
示す割合で配合し、実施例1と同様にして、溶融粘度、
7.8×104 ポイズ、ゲル化時間183秒の粒子複合
材料及び着色ペレットを得た。
【0054】続いて上表2に示すように粒子複合材料1
00重量部に、着色ペレットを50重量部混合して成形
材料を得、実施例1と同様に押出成形を行って成形品を
得て、同様の評価を行った。
【0055】<実施例6>上表1に示す配合剤を同表に
示す割合で配合し、実施例1と同様にして、溶融粘度
8.7×104 ポイズ、ゲル化時間231秒の粒子複合
材料及び着色ペレットを得た。
【0056】続いて上表2に示すように粒子複合材料1
00重量部に、着色ペレットを3重量部混合して成形材
料を得た。
【0057】そしてその成形材料を上記丸ダイ付押出機
を用い、上記と同じ条件で、チューブ状に押出成形し、
この押出品を押出方向に沿って切り開いて展開すること
によって、板状樹脂成形品を得て、上記と同様の評価を
行った。
【0058】<実施例7>上表1に示す配合剤を同表に
示す割合で配合し、実施例1と同様にして溶融粘度8.
4×104 ポイズ、ゲル化時間162秒の粒子複合材料
及び着色ペレットを得た。
【0059】続いて上表2に示すように粒子複合材料1
00重量部に着色ペレットを10重量部混合して成形材
料を得、実施例6と同様に押出成形を行って成形品を得
て、同様の評価を行った。
【0060】<実施例8>上表1に示す配合剤を同表に
示す割合で配合し、実施例1と同様にして溶融粘度7.
6×104 ポイズ、ゲル化時間197秒の粒子複合材料
及び着色ペレットを得た。
【0061】続いて上表2に示すように粒子複合材料1
00重量部に着色ペレットを20重量部混合して成形材
料を得、実施例6と同様に押出成形を行って成形品を得
て、同様の評価を行った。
【0062】<実施例9>上表1に示す配合剤を同表に
示す割合で配合し、実施例1と同様にして溶融粘度は
8.8×104 ポイズ、ゲル化時間211秒の粒子複合
材料及び着色ペレットを得た。
【0063】続いて上表2に示すように粒子複合材料1
00重量部に着色ペレットを30重量部混合して成形材
料を得、実施例6と同様に押出成形を行って成形品を得
て、同様の評価を行った。
【0064】<実施例10>上表1に示すように、同表
に示す配合剤を同表に示す割合で配合し、実施例1と同
様にして溶融粘度5.6×104 ポイズ、ゲル化時間2
28秒の粒子複合材料及び着色ペレットを得た。
【0065】続いて上表2に示すように粒子複合材料1
00重量部に着色ペレットを80重量部混合して成形材
料を得、実施例6と同様に押出成形を行って成形品を得
て、同様の評価を行った。
【0066】<実施例11>
【表3】 上表3に示す配合剤を同表に示す割合で配合した樹脂組
成物を、実施例1と同様に溶融混練して造粒し、溶融粘
度13×104 ポイズ、ゲル化時間255秒のペレット
状粒子複合材料を得た。
【0067】一方、高分子アゾ系の顔料を10重量部配
合した以外は、上記樹脂組成物と同じ組成の色材入り樹
脂組成物を、溶融混練して造粒し、溶融粘度13×10
4 ポイズ、ゲル化時間255秒の着色ペレットを得た。
【0068】
【表4】 そして上表4に示すように粒子複合材料100重量部に
対し着色ペレットを3重量部混合(ドライブレンド)し
て成形材料を得、上記実施例1と同様に、押出成形を行
い成形品を得て、同様の評価を行った。
【0069】<実施例12>上表3に示す配合剤を同表
に示す割合で配合し、実施例11と同様にして、溶融粘
度12×104 ポイズ、ゲル化時間68秒の粒子複合材
料及び着色ペレットを得、同様に成形材料を得た。
【0070】そしてこの成形材料を用いて実施例1と同
様に成形品を得て、表4に示すように同様の評価を行っ
た。
【0071】<実施例13>上表3に示す配合剤を同表
に示す割合で配合し、実施例11と同様にして、溶融粘
度17×104 ポイズ、ゲル化時間274秒の粒子複合
材料及び着色ペレットを得、同様に成形材料を得た。
【0072】そしてこの成形材料を用いて実施例1と同
様に成形品を得て、表4に示すように同様の評価を行っ
た。
【0073】<実施例14>上表3に示す配合剤を同表
に示す割合で配合し、実施例11と同様にして、溶融粘
度16×104 ポイズ、ゲル化時間306秒の粒子複合
材料及び着色ペレットを得、同様に成形材料を得た。
【0074】そしてこの成形材料を用いて実施例1と同
様に成形品を得て、表4に示すように同様の評価を行っ
た。
【0075】<実施例15>上表3に示す配合剤を同表
に示す割合で配合し、実施例11と同様にして、溶融粘
度16×104 ポイズ、ゲル化時間232秒の粒子複合
材料及び着色ペレットを得、同様に成形材料を得た。
【0076】そしてこの成形材料を用いて実施例1と同
様に成形品を得て、表4に示すように同様の評価を行っ
た。
【0077】<実施例16>上表3に示す配合剤を同表
に示す割合で配合し、実施例11と同様にして、溶融粘
度8.6×104 ポイズ、ゲル化時間205秒の粒子複
合材料及び着色ペレットを得、同様に成形材料を得た。
【0078】そしてその成形材料を用いて、実施例6と
同様に板状樹脂成形品を得て、上表4に示すように上記
と同様の評価を行った。
【0079】<実施例17>上表3に示す配合剤を同表
に示す割合で配合し、実施例11と同様にして、溶融粘
度9.7×104 ポイズ、ゲル化時間409秒の粒子複
合材料及び着色ペレットを得、同様に成形材料を得た。
【0080】そしてその成形材料を用いて、実施例16
と同様に成形品を得て、上表4に示すように同様の評価
を行った。
【0081】<実施例18>上表3に示す配合剤を同表
に示す割合で配合し、実施例11と同様にして、溶融粘
度19×104 ポイズ、ゲル化時間32秒の粒子複合材
料及び着色ペレットを得、同様に成形材料を得た。
【0082】そしてその成形材料を用いて、実施例16
と同様に成形品を得て、上表4に示すように同様の評価
を行った。
【0083】<実施例19>上表3に示す配合剤を同表
に示す割合で配合し、実施例11と同様にして、溶融粘
度7.7×104 ポイズ、ゲル化時間49秒の粒子複合
材料及び着色ペレットを得、同様に成形材料を得た。
【0084】そしてその成形材料を用いて、実施例16
と同様に成形品を得て、上表4に示すように同様の評価
を行った。
【0085】<実施例20>上表3に示す配合剤を同表
に示す割合で配合し、実施例11と同様にして、溶融粘
度5.2×104 ポイズ、ゲル化時間442秒の粒子複
合材料及び着色ペレットを得、同様に成形材料を得た。
【0086】そしてその成形材料を用いて、実施例16
と同様に成形品を得て、上表4に示すように同様の評価
を行った。
【0087】<比較例1>
【表5】 上表5に示す配合剤を同表に示す割合でそれぞれ配合
し、溶融粘度が互いに大きく異なる粒子複合材料及び着
色ペレットを得た。そして下表6に示すように、粒子複
合材料100重量部に対し着色ペレットを30重量部混
合して成形材料を得、その成形材料を用いて、実施例1
と同様に板状樹脂成形品を得て、上記と同様の評価を行
った。
【0088】
【表6】 <比較例2>上表5に示す各配合剤を同表に示す割合で
配合し、ゲル化温度が互いに大きく異なる粒子複合材料
及び着色ペレットを得た。そして上表6に示すように、
粒子複合材料100重量部に対し着色ペレットを40重
量部混合して成形材料を得、その成形材料を用いて、実
施例1と同様に板状樹脂成形品を得て、上記と同様の評
価を行った。
【0089】<比較例3>上表5に示すように母材樹脂
の重合度が互いに大きく異なる組成物を使用して、粒子
複合材料及び着色ペレットを得た。そして上表6に示す
ように、粒子複合材料100重量部に対し着色ペレット
を50重量部混合して成形材料を得、その成形材料を用
いて、実施例1と同様に板状樹脂成形品を得て、上記と
同様の評価を行った。
【0090】<比較例4>上表5、6に示すように木粉
の配合量を250重量部とした以外は、実施例1と同様
に成形材料を得、同様に成形して成形品を得て、同様の
評価を行った。
【0091】<比較例5>上表5、6に示すように木粉
の配合量を2重量部とした以外は、実施例1と同様に成
形材料を得、同様に成形して成形品を得て、同様の評価
を行った。
【0092】<参照例1>着色ペレットの粒子複合材料
に対する配合量を3重量部とした以外は、比較例1と同
様にして、成形材料を得、同様に板状樹脂成形品を得
て、同様の評価を行った。
【0093】<実施例21>実施例1と同組成の粒子複
合材料100重量部に対し、実施例1と同組成の着色ペ
レットを5重量部混合して成形材料を得、その成形材料
を用いて、実施例1と同様に板状樹脂成形品を得た。
【0094】<実施例22>実施例1と同組成の粒子複
合材料100重量部に対し、実施例1と同組成の着色ペ
レットを100重量部混合して成形材料を得、その成形
材料を用いて、実施例1と同様に板状樹脂成形品を得
た。
【0095】次に、実施例21、22、比較例1、参照
例1の各成形品に対し、良好な木目模様の有無と、JI
SK7100に準拠した衝撃強度と、ASTMD638
に準拠した引張強度と、ASTMD790に準拠した曲
げ強度とをそれぞれ測定した。その結果を下表7に示
す。
【0096】
【表7】 <総合評価>本発明に基づく実施例1〜22のように、
着色ペレットとして、粒子複合材料と実質的に同じ組成
のものを使用した場合、着色ペレットの配合量を変化さ
せても、熱加工を安定して行えるとともに、良好な物性
の成形品を得ることができる。特に実施例1〜10及び
21、22のように成形材料用の樹脂組成物として、特
定の溶融粘度や特定のゲル化時間等を有するものを使用
した場合、より一層、熱加工を安定して行え、より優れ
た物性の成形品を得ることができる。
【0097】これに対し、本発明の要旨を逸脱する場
合、着色ペレットの配合量が少ないもの(参照例1)で
は、所定の熱加工性や、物性を得ることが可能ではある
が、着色ペレットの配合量が多いもの(比較例1〜3)
や、木粉の配合量が特定範囲を逸脱するもの(比較例
4、5)では、熱加工性や、物性等が低下していた。
【0098】
【発明の効果】以上のように、本発明の木目模様付き板
状樹脂成形品の製造方法によれば、粒子複合材料と、そ
れと実質的に同じ組成の着色ペレットとを配合した成形
材料を、熱加工成形するものであるため、粒子複合材料
と着色ペレットとの親和性が良く、着色ペレットの配合
量を大きく変化させても熱加工を安定して行え、必要に
応じて木目模様の色調や柄等を多岐にわたって変化させ
ることができるとともに、美観や剛性等に優れた良好な
物性の成形品を得ることができるという効果がある。
【0099】本発明において、粒子複合材料及び着色ペ
レットを構成する樹脂組成物として、特定の溶融粘度を
有するもの、又は特定のゲル化時間を有するものを使用
する場合には、上記の効果をより確実に得ることができ
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に使用された押出成形装置のダ
イス部周辺を示す側断面図である。
【図2】実施例のダイスに装着された環状多孔部材を示
す正面図である。
【図3】本発明の製法に関連して熱加工された成形品の
一例を示す平面図である。
【符号の説明】
L…木目 P…成形品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル樹脂に木粉が配合された樹脂
    組成物からなる粒子複合材料と、前記樹脂組成物に着色
    材が配合された色材入り樹脂組成物からなる着色ペレッ
    トとを混合して成形材料を得、 前記成形材料を熱加工成形して板状樹脂成形品を製造す
    るものとした木目模様付き板状樹脂成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記樹脂組成物は、溶融温度170℃、
    せん断速度91.2sec-1における溶融粘度が、1.
    0×104 〜10.0×104 ポイズである請求項1記
    載の木目模様付き板状樹脂成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記樹脂組成物は、ゲル化時間が100
    〜400secである請求項1又は2記載の木目模様付
    き板状樹脂成形品の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH115286A (ja) * 1997-06-18 1999-01-12 Misawa Homes Co Ltd 化粧シート及びその製造方法
JP2006326842A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Aron Kasei Co Ltd 木調外観を付加した樹脂成形品
CN103921458A (zh) * 2013-08-30 2014-07-16 安徽美祥实业有限公司 一种pvc卷材地板的生产工艺
CN109555286A (zh) * 2018-11-29 2019-04-02 安徽可尔海思塑业有限公司 一种新型spc实木复合地板

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