JPH0958042A - サーマルヘッドの駆動方法 - Google Patents

サーマルヘッドの駆動方法

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JPH0958042A
JPH0958042A JP21184695A JP21184695A JPH0958042A JP H0958042 A JPH0958042 A JP H0958042A JP 21184695 A JP21184695 A JP 21184695A JP 21184695 A JP21184695 A JP 21184695A JP H0958042 A JPH0958042 A JP H0958042A
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JP
Japan
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power supply
energized
supply device
heating elements
heating element
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JP21184695A
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Satoru Takemoto
悟 竹本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源線の線抵抗によって生じる電圧降下に起
因する濃度ムラの発生を防止する。 【解決手段】 各発熱素子121 〜122nは、n個毎に
第1電源装置21で通電されるものと、第2電源装置2
2で通電されるものとに分けられている。共通電源線2
6には、第1電源装置21からの電流Iaと、この電流
Iaと向きが逆の第2電源装置22からの電流Ibとが
流れる。これらの電流は打ち消し合うため、実際には各
電源装置21,22で通電される発熱素子の個数の差に
応じた電流が流れ、共通電源線26による電圧降下が少
なくなる。これにより、発熱素子に印加される電圧の変
化が低減され、発熱素子の発生する熱エネルギーの変化
も少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリンタ
に用いられるサーマルヘッドの駆動方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタには、サーマルヘッド
でインクフイルムを加熱してインクを記録紙に転写する
熱転写記録方式と、感熱記録紙をサーマルヘッドで直接
に加熱して発色させる感熱記録方式とが知られている。
これらのいずれの方式のサーマルプリンタでも、複数の
発熱素子を主走査方向に並べたサーマルヘッドを用いて
る。
【0003】サーマルヘッドの発熱素子は、電圧を印加
して電流を流すことによって、その流れた電流の大きさ
に応じた熱エネルギーを発生し、この熱エネルギーによ
って画素を記録する。サーマルヘッドの各発熱素子は、
一端が第1の電源線で電源装置と接続され、他端が例え
ばトランジスタ等のドライブ回路を介して第2の電源線
で電源装置に接続されている。そして、このドライブ回
路を画像データに応じて選択的にON,OFFすること
により、対応する発熱素子に電圧を印加し電流を流して
発熱させる。例えば感熱記録方式では、この発熱による
熱エネルギーが感熱記録紙が与えられて、感熱記録紙が
発色して画素が記録される。また、発熱素子の通電時間
あるいは通電回数を制御して、感熱記録紙に与える熱エ
ネルギーの大きさを制御することで、画素の濃度を変化
させている。
【0004】発熱素子を通電した際には、各電源線の線
抵抗により、電圧降下が生じ、発熱素子に印加される電
圧は、電源装置の出力電圧よりも低くなる。この電圧降
下の大きさは、通電される発熱素子の個数によって変化
する。この電圧降下が発生すると発熱素子に流れる電流
の大きさが変化するため発熱素子が発生する熱エネルギ
ーが変化する。この熱エネルギーの変化により、画素の
発色濃度が変わるため、記録された画像に濃度ムラが生
じるといった問題があった。
【0005】このような問題を解決するために、発熱素
子の通電中に発熱素子に印加される電圧を検知して、検
知した電圧に基づいて電源装置の出力電圧を変化させ
て、発熱素子に印加される電圧を一定に維持するように
制御するサーマルプリンタ装置が知られている(特開平
1−150557号)。
【0006】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、一般に、
サーマルヘッドの発熱素子は、数μsecと極めて短時
間な通電を行うため、発熱素子に印加される電圧を検知
してから、電源装置の出力電圧を制御を行っても、電源
装置がこれに応答できない場合が多く、抜本的な解決に
は到っていない。
【0007】本発明は上記問題を解決するためになされ
たもので、電源線の線抵抗によって生じる電圧降下に起
因する濃度ムラをサーマルヘッドの駆動方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、サーマルヘッドの各発熱
素子を第1の電源装置で通電される第1のグループと第
2の電源装置によって通電される第2のグループとに分
け、第1のグループに対しては、各発熱素子から第1の
電源装置と第2の電源装置との共通の電源線に向かう方
向に電流を流し、第2のグループに対しては、共通の電
源線から各発熱素子に向かう方向に電流すことにより、
共通の電源線の線抵抗による電圧降下を低減させるよう
にしたものである。
【0009】請求項2記載の発明では、各発熱素子は、
隣接した複数個の発熱素子毎に1個のサブグループにま
とめ、端から数えて偶数となるサブグループで第1のグ
ループを形成し、奇数となるサブグループで第2のグル
ープを形成するようにしたものであり、請求項3記載の
発明では、各発熱素子は、端から数えて偶数となるもの
で第1のグループを形成し、奇数となるもので第2のグ
ループを形成するようにしたものである。
【0010】請求項4記載の発明では、サーマルヘッド
の各発熱素子は、第1の電源装置によって通電される状
態と、第1の電源装置との共通の電源線に第1の電源装
置と逆方向に電流を流す第2の電源装置によって通電さ
れる状態とのいずれか一方の状態に切換え可能とされて
おり、第1電源装置で通電される発熱素子の個数と第2
電源装置で通電される発熱素子の個数がほぼ同じになる
ように通電すべき発熱素子毎に電源装置を決定し、共通
の電源線の線抵抗による電圧降下を低減させるようにし
たものである。
【0011】請求項5記載の発明では、通電すべき各発
熱素子は、隣合う複数個ずつにグループ化し、隣合うグ
ループは電流の向きが逆になるように、異なる電源装置
で通電されるようにしたものであり、請求項6記載の発
明では、通電すべき各発熱素子は、隣合うものが互いに
異なる電源装置によって通電されるようにしたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図2に示すように、サーマルヘッ
ド10には、2n個の発熱素子121 〜12 2nを主走査
方向にライン状に並べて配列された発熱素子アレイ10
aが設けれられている。各発熱素子121 〜122nは、
ヘッド駆動装置によって通電されて発熱する。そして、
この時に発生した熱エネルギーの大きさに応じた濃度で
画素PSが記録紙14に記録されるようになっている。
【0013】記録紙14に記録される1本のラインは主
走査方向に並んだ2n個の画素PSからなり、各画素P
Sは対応する発熱素子で記録され、サーマルヘッド10
と記録紙14とを相対的に副走査方向に移動させながら
複数のラインを記録して、記録紙14に1個の画像を記
録する。
【0014】図1にヘッド駆動装置の概略を示す。ヘッ
ド駆動装置は、同じ出力電圧を出力し、発熱素子121
〜12n を通電するための第1電源装置21,発熱素子
12 n+1 〜122nをを通電するための第2電源装置2
2,画像処理回路23からの画像データに応じて選択的
に発熱素子を駆動するためのスイッチングユニット2
4,スイッチングユニット24に制御されて発熱素子を
選択的に通電するドライブユニット25とから構成され
ている。
【0015】画像処理回路23は、γ補正等の画像処理
を行い、記録すべき1ラインの第1〜第2n画素の2n
個の画像データをスイッチングユニット24に送る。ス
イッチングユニット24は、2n個のスイッチング回路
241 〜242nから構成されている。各スイッチング回
路241 〜242nは、画像データがそれぞれ入力され、
この画像データに応じた個数の駆動パルスを作成して、
駆動パルスを1個ずつ順次に出力する。
【0016】ドライブユニット25は、2n個のトラン
ジスタ251 〜252nから構成されており、各トランジ
スタ251 〜252nのベース端子には、それぞれ対応す
るスイッチング回路からの駆動パルスが入力され、駆動
パルスが入力されている間にコレクタ−エミッタ間をO
Nとなる。これにより、各トランジスタ251 〜25 2n
は、1画素の記録時には、対応する画像データの大きさ
に応じた回数だけONとされ、画像データに応じた回数
で各発熱素子121 〜122nを通電する。
【0017】トランジスタ251 〜252nのうちのn個
のトランジスタ251 〜25n は、コレクタ端子がそれ
ぞれ対応する発熱素子121 〜12n の一端に接続さ
れ、エミッタ端子が互いに接続され、これらのエミッタ
端子は、第1電源装置21のマイナス端子と第2電源装
置12のプラス端子とが共有する共通電源線26を介し
て、第1電源装置21のマイナス端子に接続されてい
る。そして、これらのトランジスタ251 〜25n に接
続された発熱素子121 〜12n の他端は、第1電源線
27を介して第1電源装置21のプラス端子に接続され
ている。これにより、発熱素子121 〜12n は、対応
するトランジスタがONとなると、第1電源装置21に
よって電圧が印加されて通電されて発熱する。
【0018】一方、トランジスタ251 〜252nのうち
の残りのn個のトランジスタ25n+ 1 〜252nは、コレ
クタ端子がそれぞれ対応する発熱素子12n+1 〜122n
の一端に接続され、エミッタ端子が互いに接続され、こ
れらのエミッタ端子は、第2電源線28を介して第2電
源装置22のマイナスに接続されている。そして、これ
らのトランジスタ25n+1 〜252nに接続された発熱素
子12n+1 〜122nの他端は、共通電源線26を介し
て、第2電源装置22のプラス端子に接続されている。
これにより、発熱素子12n+1 〜122nは、対応するト
ランジスタがONとなると、第2電源装置22によって
電圧が印加されて通電され、発熱する。
【0019】このようにして、各発熱素子121 〜12
2nは、スイッチングユニット24及びドライブユニット
25とによって、選択的に駆動される。そして、1ライ
ンの記録では、各発熱素子121 〜122nは、対応する
画像データに応じた回数で通電され、その回数に応じた
熱エネルギーを発生する。これにより、記録紙14に
は、感熱記録方式や熱転写方式によって画像データに応
じた濃度で、1ラインに2n個の画素が記録される。
【0020】発熱素子121 〜12n のいずれかを通電
した際には、その通電された発熱素子の個数に応じた電
流Iaが、第1電源装置21のプラス端子から第1電源
線27,発熱素子を介して、共通電源線26を流れて、
第1電源装置21のマイナス端子に流れ込む。また、発
熱素子12n+1 〜122nのいずれかを駆動した際には、
その通電された発熱素子の個数に応じた電流Ibが、第
2電源装置22のプラス端子から共通電源線26を流れ
て、発熱素子,第2電源線28を介して、第2電源装置
22のマイナス端子に流れ込む。
【0021】したがって、共通電源線26には、第1電
源装置21からの電流Iaと、この電流Iaと向きが逆
の第2電源装置22からの電流Ibとが流れて打ち消し
合うう。このため、実際には共通電源線26には、第1
電源装置21が通電する発熱素子の個数と、これと同時
に第2電源装置22が通電する発熱素子の個数との差に
応じた電流が流れることになる。このようにして、共通
電源線26に流れる電流を少なくして共通電源線26の
抵抗による電圧降下を低減することにより、発熱素子に
印加される電圧を各電源装置21,22の出力電圧に近
づけるとともに、印加される電圧の変化を少なくして記
録された画像に濃度ムラが発生しないようにしている。
【0022】上記構成による作用について簡単に説明す
る。画像処理回路10から画像処理が施された1ライン
分の画像データが出力され、これらの画像データはスイ
ッチングユニット24に送られ、各スイッチング回路2
1 〜242nには、それぞれ対応する画像データが入力
される。各スイッチング回路241 〜242nは、入力さ
れた画像データに応じた個数の駆動パルスを作成して、
駆動パルスを1個ずつドライブユニット25の対応する
トランジスタ251 〜252nに送る。例えば、画像デー
タが「255」の場合には、255個の駆動パルスを持
った駆動パルス列が作成され、255回に分けて駆動パ
ルスが順次に送り出される。なお、画像データが「0」
の場合には、駆動パルスの個数は「0」となり駆動パル
スは送りだされない。また、駆動パルスは、各スイッチ
ング回路241 〜242nからタイミングを同期させて送
り出される。
【0023】まず、入力された画像データが「1」以上
の各スイッチング回路から第1番目の駆動パルスがドラ
イブユニット25の対応するトランジスタに送られる。
そして、この第1番目の駆動パルスが入力された各トラ
ンジスタが同時にONとなる。例えば、第1電源装置2
1側のトランジスタ251 〜25n のいずれかがONと
なると、このトランジスタに対応する発熱素子には、第
1電源線27,共通電源線26を介して第1電源装置2
1による電圧が印加され、電流が流れて発熱する。同様
に、第2電源装置22側のトランジスタ25n+1 〜25
2nのいずれがONとなると、このトランジスタに対応す
る発熱素子には、第2電源線28,共通電源線26を介
して第2電源装置22による電圧が印加され、電流が流
れて発熱する。この時に、各トランジスタ251 〜25
2nは、選択的に同時にONとなるから第1電源装置21
によって通電される発熱素子と、第2電源装置22によ
って通電される発熱素子とは、この第1番目の駆動パル
スによって同時に通電される。
【0024】第1番目の駆動パルスによる発熱素子の通
電が終了すると、第2番目の駆動パルスがスイッチング
ユニット25から出力される。この第2番目の駆動パル
スは、「2」以上の画像データが入力されたスイッチン
グ回路からのみ出力される。この第2番目の駆動パルス
によって、上記同様にして、発熱素子アレイ10aの発
熱素子121 〜122nが選択的に駆動され、同時に通電
される。以降同様にして、3番目以降の駆動パルスをド
ライブユニット25に送り、画像データに応じた回数で
各発熱素子121 〜122nを通電する。
【0025】このようにして、各発熱素子121 〜12
2nは、画像データに応じた回数で各電源装置21,22
から電圧が印加され、この印加された電圧の大きさと、
その回数(時間)とに応じた熱エネルギーを発生する。
そして、各発熱素子121 〜122nが発生した熱エネル
ギーに応じた濃度で対応する画素が記録紙14に記録さ
れ、画像の第1ライン目が記録される。
【0026】第1ライン目の記録後に、第2ライン目以
降を第1ライン目と同様にして順次に記録し、記録紙1
4に1個の画像を記録する。
【0027】ところで、各発熱素子121 〜122nは、
その抵抗値と印加される電圧とに応じた熱エネルギーを
発生するが、各電源装置21,22と各発熱素子121
〜122nを接続する電線やプリント基板の配線すなわち
第1電源線27,第2電源線28,共通電源線26に
は、線抵抗があるの電圧降下が生じる。この電圧降下の
ため、各電源装置21,22の出力電圧が発熱素子に印
加される電圧とはならない。そして、この電圧降下は、
各電源線26〜28を流れる電流の大きさに比例して大
きくなる。ここで、各発熱素子は、並列に接続されてい
るので、同時に通電される発熱素子の個数が多いほど電
源線に流れる電流が大きくなる。すなわち、同時に通電
される発熱素子の個数に応じて、発熱素子に印加される
電圧が変化し、これに応じて1個の発熱素子が発生する
熱エネルギーが変化する。
【0028】したがって、1回の発熱による熱エネルギ
ーの誤差は小さいが、1画素の記録では多数回通電され
るため、熱エネルギー誤差が大きくなる。この熱エネル
ギーによって画像データに表された所定の濃度で画素を
記録することができなくなる。
【0029】例えば、同じ濃度の画素だけを、多数記録
した1ラインと少数記録した1ラインとの間では、どち
らのラインの画素も本来同じ濃度で記録されるべきであ
るが、画素を多く記録した1ラインの方が、発熱素子に
印加される電圧が低くなって、発熱素子が発生する熱エ
ネルギーが小さくなるため濃度が低くなってしまう。こ
のようにして、電圧降下によって濃度ムラが発生する。
【0030】しかしながら、上述したように、このヘッ
ド駆動装置では、共通電源線26には、第1電源装置2
1によって流れる電流Iaと第2電源装置22によって
流れる電流Ibの向きが互いに逆となるようにしてある
から、これらは互いに打ち消しあって、共通電源線26
に流れる電流値が小さくなる。
【0031】例えば、第1電源装置21によって通電さ
れる発熱素子の個数と、第2電源装置22によって通電
される発熱素子の個数とが同じであれば、共通電源線2
6には、同じ電流の大きさで、互いに向きが逆となった
電流Iaと電流Ibとが、流れようとするから、これら
は完全に打ち消しあって共通電源線26に流れる電流は
「0」となる。すなわち、この場合に、共通電源線26
には、電流が流れないから、電圧降下が生じないことに
なる。
【0032】そして、発熱素子121 〜12n に印加さ
れる電圧は、第1電源線27による電圧降下だけの影響
を受け、発熱素子12n+1 〜122nに印加される電圧
は、第2電源線28による電圧降下だけの影響を受け、
それぞれは共通電源線26による電圧降下の影響を受け
なくなる。このため、従来のような1個の電源装置を用
いて、この電源装置から各発熱素子に向かう電流、及び
各発熱素子から電源装置に向かう電流を全て同一方向に
流すようにしたものと比較すると、電圧降下を半分に抑
えることができ、その分発熱素子の発熱エネルギー誤差
を低減することができ、濃度ムラの発生を防止すること
ができる。
【0033】また、各電源装置21,22のそれぞれが
通電する発熱素子の個数が同一ではない場合には、電流
が共通電源線26にも流れることになるが、その電流の
大きさは、各電源装置21,22のそれぞれが通電する
発熱素子の個数の差に応じたものとなる。したがって、
この場合には、共通電源線26による電圧降下を低くで
きる分だけ、各発熱素子121 〜122nに印加される電
圧の変化を少なくすることができるので、濃度ムラの発
生を防止することができる。
【0034】図1に示す例では、発熱素子の配列の順番
によって、発熱素子121 〜122nを図2中で第1電源
装置21を電源とする左半分と、第2電源装置22を電
源とする右半分とに分けているが、例えば、図3に示す
ように、各発熱素子121 〜122nを、隣接する複数個
(図3に示す例では3個)の発熱素子からなるグループ
に分けて、これらグループの配列の順番で交互に第1電
源装置21で通電されるものと第2電源装置22で通電
されるものとに分けてもよい。このときには、第1電源
装置21で通電されるグループと、第2電源装置22で
通電されるグループの個数を同じにするのがよい。
【0035】また、図4に示すように、発熱素子1
1 ,123 ,・・・・122n-1を第1電源装置21で
通電し、発熱素子122 ,124 ,・・・・122nを第
2電源装置で通電するようにして、第1電源装置21と
第2電源装置22によって通電される発熱素子を交互に
配列するようにしてもよい。なお、図3,図4には、図
1と同じものには同符号を付してある。
【0036】図5に示す例では、同時に通電される発熱
素子を調べ、第1電源装置21と第2電源装置22との
それぞれが通電する発熱素子の個数を同じにするように
したものである。なお、図1と同じものには、同符号を
付してある。
【0037】スイッチングユニット30のスイッチング
回路301 には、ドライブユニット31のコンプリメン
タリ接続された一対のNPN型とPNP型のトランジス
タ321 331 とが接続されている。同様にして、他の
スイッチング回路302 〜302nにもコンプリメンタリ
接続された一対のNPN型とPNP型のトランジスタ3
2 ,332 、323 333 、・・・・332n,332n
とが接続されている。そして、各スイッチング回路30
1 〜302nは、コントローラ35に制御されて、発熱素
子を通電する際には接続された一方のトランジスタをO
Nとする。これにより、NPN型のトランジスタ3
1 ,322 ,・・・322nをONとした時には、第1
電源装置21によって発熱素子は通電されて発熱し、P
NP型のトランジスタ331 ,332 ,・・・332n
ONとした時には、第2電源装置22によって発熱素子
は通電されて発熱するようになっている。
【0038】コントローラ35には、画像処理回路23
から記録すべき1ライン分の画像データが入力される。
このコントローラ35は、1ライン分の画像データを基
にして、同時に通電される発熱素子の個数を求める。そ
して、得られた個数から、第1電源装置21で通電され
る発熱素子の個数と、第2電源装置22で通電される発
熱素子とが同数となるようにしてスイッチング回路30
1 〜302nを制御する。なお、1画素を記録する時には
複数回に分けて通電するから、各回の通電毎に同時に通
電される発熱素子の個数が求められ、各回の通電毎に第
1電源装置21で通電される発熱素子の個数と、第2電
源装置22で通電される発熱素子とが同数となるように
して、各スイッチング回路301 〜302nが制御され
る。
【0039】例えば、コントローラ35は、発熱素子の
配列の順番で、一端側の発熱素子121 側から順に、同
時に通電すべき発熱素子の内の半数の発熱素子を第1電
源装置21で通電するようにし、残りの半数の通電すべ
き発熱素子を第2電源装置22で通電するようにして、
各スイッチング回路301 〜302nを制御する。このよ
うにして、通電される複数の発熱素子を配列順に2分割
して、第1電源装置21,第2電源装置22で通電する
発熱素子の個数を同じにする。なお、同時に通電される
発熱素子が奇数個となる場合には、一方の電源装置で通
電される発熱素子の個数は1個多いことは当然である。
【0040】上記構成によれば、どのような1ラインを
記録する場合においても、各回の通電時には、第1電源
装置21と第2電源装置22によって通電される発熱素
子の個数がほぼ同数となり、共通電源線26に電流が流
れないか、流れても極めて微小な電流である。したがっ
て、共通電源線26に生じる電圧降下が殆どないから、
発熱素子に印加される電圧の変化をなくすことができる
ようになり、濃度ムラの発生を防止することができる。
【0041】なお、各電源装置21,22によって通電
する発熱素子の配し方は、上記のように2分割する方法
に限らない。例えば、通電すべき発熱素子をその配列の
順番で複数個ずつグループに分けて、これらのグループ
の配列の順番で、第1電源装置21で通電されるグルー
プと第2電源装置22で通電されるグループとが交互に
並ぶようにしてもよい。また、通電される発熱素子につ
いてのみ、その配列の順番に第1電源装置21で通電さ
れるもの、第2電源装置22で通電されるものとが交互
に並ぶようにしてもよい。
【0042】上記に説明した各例では、1画素を記録す
る際に発熱素子を断続的に複数回通電して、画像データ
に応じた濃度の画素を記録するようにしているが、発熱
素子を連続的に通電し、画像データに応じた熱エネルギ
ーを発生させて、画像データに応じた濃度で画素を記録
してもよい。
【0043】
【発明の効果】上述したように、本発明のサーマルヘッ
ドの駆動方法によれば、第1の電源装置によって通電さ
れ、第1の電源装置と第2の電源装置との共通の電源線
を介して第1の電源装置に電流が流れ込むように電流が
流される発熱素子と、第2の電源装置によって通電さ
れ、共通の電源線を介して第2の電源装置から電流が流
れ出すように電流が流される発熱素子とに分け、共通の
電源線に流れる電流量を低くして、共通の電源線の線抵
抗による電圧降下を低減するようにしたから、電圧降下
に起因する濃度ムラの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したサーマルヘッドとヘッド駆動
装置の接続を示す回路図である。
【図2】サーマルヘッドと記録紙とを示す説明図であ
る。
【図3】予め発熱素子をグループ化してグループの配列
順に通電する電源を変えた例を示す回路図である。
【図4】予め各電源装置で通電される発熱素子を交互に
ならべるようにした例を示す回路図である。
【図5】発熱素子毎に、電源装置を切り換え可能とした
例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 サーマルヘッド 10a 発熱素子アレイ 121 〜122n 発熱素子 21,22 電源装置 24,30 スイッチングユニット 241 〜242n,301 〜302n スイッチング回路 25 ドライブユニット 251 〜252n トランジスタ 31 ドライブユニット 321 〜322n,331 〜332n トランジスタ 35 コントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の発熱素子を一列に並べ、これらの
    発熱素子を選択的に通電して対応する画素を記録するサ
    ーマルヘッドの駆動方法において、 前記各発熱素子を第1の電源装置で通電される第1のグ
    ループと第2の電源装置によって通電される第2のグル
    ープとに分け、第1のグループに対しては、各発熱素子
    から第1の電源装置と第2の電源装置との共通の電源線
    に向かう方向に電流を流し、第2のグループに対して
    は、共通の電源線から各発熱素子に向かう方向に電流す
    ことにより、共通の電源線の線抵抗による電圧降下を低
    減させることを特徴とするサーマルヘッドの駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記各発熱素子は、隣接した複数個の発
    熱素子毎に1個のサブグループにまとめ、端から数えて
    偶数となるサブグループで第1のグループを形成し、奇
    数となるサブグループで第2のグループを形成すること
    特徴とする請求項1記載のサーマルヘッドの駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記各発熱素子は、端から数えて偶数と
    なるもので第1のグループを形成し、奇数となるもので
    第2のグループを形成することを特徴とする請求項1記
    載のサーマルヘッドの駆動方法。
  4. 【請求項4】 多数の発熱素子を一列に並べ、これらの
    発熱素子を選択的に通電して対応する画素を記録するサ
    ーマルヘッドの駆動方法において、 前記各発熱素子は、第1の電源装置によって通電される
    状態と、第1の電源装置との共通の電源線に第1の電源
    装置と逆方向に電流を流す第2の電源装置によって通電
    される状態とのいずれか一方の状態に切換え可能とされ
    ており、第1電源装置で通電される発熱素子の個数と第
    2電源装置で通電される発熱素子の個数がほぼ同じにな
    るように通電すべき発熱素子毎に電源装置を決定し、共
    通の電源線の線抵抗による電圧降下を低減させることを
    特徴とするサーマルヘッドの駆動方法。
  5. 【請求項5】 通電すべき各発熱素子は、隣合う複数個
    ずつにグループ化し、隣合うグループは電流の向きが逆
    になるように、異なる電源装置で通電されるようにした
    ことを特徴とする請求項4記載のサーマルヘッドの駆動
    方法。
  6. 【請求項6】 通電すべき各発熱素子は、隣合うものが
    互いに異なる電源装置によって通電されることを特徴と
    する請求項4記載のサーマルヘッドの駆動方法。
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