JPH0958871A - ロータリーフィーダー - Google Patents

ロータリーフィーダー

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JPH0958871A
JPH0958871A JP21502295A JP21502295A JPH0958871A JP H0958871 A JPH0958871 A JP H0958871A JP 21502295 A JP21502295 A JP 21502295A JP 21502295 A JP21502295 A JP 21502295A JP H0958871 A JPH0958871 A JP H0958871A
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air
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Toshiaki Zaike
敏彰 財家
Ryoichi Miyagawa
良一 宮川
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Aishin Industrial Corp
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SEKISUI PLANT SYST KK
Aishin Industrial Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粉粒体がロータの外周面を越えて軸受側に侵入
することを防止する。 【解決手段】ロータリーフィーダー1を構成するロータ
3の側板33の外周面に環状溝33xを形成し、この環
状溝33xに対向する胴部21に空気孔21bを形成す
る。空気孔21bを通って環状溝33xに供給された圧
縮空気は、ロータ3の回転によって大きな回転速度を付
加され、その結果、圧縮空気は圧縮空気が保有している
圧力だけでなくロータ3の回転によって付加された流速
を伴い、側板33の外周面と胴部21の内周面との微小
な隙間を経て側板33の収容凹部3a側に向かって勢い
よく噴出する。したがって、前述の隙間を通って粉粒体
が軸受41側に侵入するのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリーフィー
ダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ペレットやパウダーなどの粉
粒体の定量供給装置としてロータリーフィーダーが使用
されている。このロータリーフィーダー1は、図12に
示すように、胴部21およびこの胴部21にそれぞれ連
結された供給部22と排出部23からなるケーシング2
と、このケーシング2の胴部21内で回転可能なロータ
本体31、このロータ本体31に放射状に固定されて先
端が胴部21の内周面に摺接可能な複数枚のベーン32
およびこのベーン32の両側端に設けられた側板33か
らなるロータ3とで構成され、ロータ3は、ケーシング
2の両側に配設された軸受41を介して回転自在に軸支
された回転軸4に一体に連結されている。そして、粉粒
体を収容するホッパー5の排出口5aに前記ケーシング
2における供給部22の上端開口22aが接続され、ま
た、排出部23の下端開口23aが空気輸送管6の導入
口6aに接続されている。
【0003】したがって、回転軸4をチェーンスプロケ
ット8や歯車などを介して回転駆動させると、回転軸4
と一体のロータ3が回転し、ホッパー5に収容された粉
粒体は、ケーシング2の供給部22を経て流下し、隣接
する一対のベーン32、側板33およびロータ本体31
で形成される収容凹部3aと胴部21の内周面とで形成
される収容空間Sに収容された後、排出部23を通って
空気輸送管6に排出され、さらに、空気輸送管6に図示
しないブロアーなどの空気源を介して供給された圧送空
気によって受け入れ設備まで空気輸送されるようになっ
ている。
【0004】ところで、このようなロータリーフィーダ
ー1は、その機能上ケーシング2における胴部21の内
周面と、ロータ3におけるベーン32の先端および側板
33の外周面との間に微小な隙間が形成されており、粉
粒体の輸送時、粉粒体がこの微小な隙間を通って、ケー
シング2における胴部21の開口部21aを遮蔽するサ
イドプレート24の内面とロータ3における側板33の
外面とで形成される空間に侵入し、ついにはシール部材
(図示せず)や軸受41に入り込んで損傷させ、回転軸
4、すなわち、ロータ3を回転不能に陥らせる問題があ
った。
【0005】このため、実開昭61−5833号公報に
記載されるように、空気輸送管から分岐させた分流管を
ケーシングのサイドプレートに接続し、圧縮空気をケー
シングのサイドプレート内面とロータの側板外面との間
に形成される空間(サイドチャンバー)に供給すること
により、ケーシングにおける胴部の内周面とロータにお
ける側板の外周面との間に形成される微小な隙間を経て
ロータの収容凹部側に圧縮空気を噴出させ、側板の外周
面を越えて侵入しようとする粉粒体を押し戻してシール
部材や軸受への入り込みを防止することが提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな粉粒体の侵入防止構造では、ロータにおける側板の
外周面全長にわたって軸受側に粉粒体が侵入しない程度
の圧力と流速で圧縮空気をサイドチャンバーからロータ
の収容凹部側に噴出させる必要があるが、長大な側板の
外周全長にわたって圧縮空気を均一に噴出させることは
ほとんど不可能である。しかも、側板の外周面にいった
ん粉粒体の噛み込みが発生すると、サイドチャンバーに
供給された圧縮空気は、その噛み込み部分を避けて空気
抵抗の少ない部分、すなわち、噛み込みの発生していな
い部分から噴出することから、噛み込みを除去すること
はできない。このため、側板の外周面から粉粒体の侵入
が継続し、シール部材や軸受を損傷させ、ついには、ロ
ータを回転不能に陥らせるものである。
【0007】また、圧縮空気をケーシングのサイドプレ
ート内面とロータの側板外面との間に形成される空間
(サイドチャンバー)にいったん供給した後、ケーシン
グにおける胴部の内周面とロータにおける側板の外周面
との間に形成される微小な隙間を経てロータの収容凹部
側に圧縮空気を噴出させる場合、図13(a)に示すよ
うに、サイドチャンバー内の静止した状態の圧縮空気が
ロータの収容凹部側に噴出するだけであるから、圧縮空
気が保有している圧力による流速しか生じない。なお、
サイドチャンバー内の圧縮空気は静止しているので、た
だ単に圧縮空気の圧力によって、ロータにおける側板の
外周面全周から小さな流速で矢印方向(ロータの軸心と
平行な方向)に噴出しようとするだけである。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、粉粒体による軸受やシール部材の損傷を確
実に防止することのできるロータリーフィーダーを提供
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明における請求項1記載の発明は、胴部お
よびこの胴部にそれぞれ連結された供給部と排出部から
なるケーシングと、このケーシングの両側に配設された
軸受を介して回転自在に軸支された回転軸と、この回転
軸に一体に連結され、ケーシングの胴部内で回転するロ
ータとで構成され、ロータを回転させることによってケ
ーシングの供給部から流下する粉粒体が、ロータに形成
された収容凹部とケーシングの胴部内周面とで形成され
る収容空間に収容され、排出部を通って排出されるロー
タリーフィーダーにおいて、前記ロータの両端外周面も
しくはロータの両端外周面に対向するケーシングの胴部
内周面の少なくとも一方に環状溝を形成し、この環状溝
に連通する空気孔もしくは環状溝に対面する空気孔をケ
ーシングまたはロータに形成し、該空気孔を通って環状
溝に供給された圧縮空気が、ロータの両端外周面とケー
シングの胴部内周面との隙間からロータの収容凹部側に
向けて噴出するようになされていることを特徴とするも
のである。
【0010】また、請求項2記載の発明は、胴部および
この胴部にそれぞれ連結された供給部と排出部からなる
ケーシングと、このケーシングの両側に配設された軸受
を介して回転自在に軸支された回転軸と、この回転軸に
一体に連結され、ケーシングの胴部内で回転するロータ
とで構成され、ロータを回転させることによってケーシ
ングの供給部から流下する粉粒体が、ロータに形成され
た収容凹部とケーシングの胴部内周面とで形成される収
容空間に収容され、排出部を通って排出されるロータリ
ーフィーダーにおいて、前記ロータの両端外周面もしく
はロータの両端外周面に対向するケーシングの胴部内周
面の少なくとも一方に環状溝を形成し、この環状溝に連
通する空気孔もしくは環状溝に対面する空気孔をケーシ
ングに形成し、該空気孔を通って環状溝に供給された圧
縮空気が、ロータの両端外周面とケーシングの胴部内周
面との隙間からロータの収容凹部側に向けて噴出するよ
うにし、また一方、ロータとケーシングのサイドプレー
トとの間に空気溜まりを形成し、この空気溜まりに連通
する供給口をケーシングのサイドプレートに形成し、前
記供給口を通って空気溜まりに供給された圧縮空気が、
ロータの両端外周面とケーシングの胴部内周面との隙間
から前記環状溝に流入するようになされていることを特
徴とするものである。
【0011】さらに、請求項3記載の発明は、胴部およ
びこの胴部にそれぞれ連結された供給部と排出部からな
るケーシングと、このケーシングの両側に配設された軸
受を介して回転自在に軸支された回転軸と、この回転軸
に一体に連結され、ケーシングの胴部内で回転するロー
タとで構成され、ロータを回転させることによってケー
シングの供給部から流下する粉粒体が、ロータに形成さ
れた収容凹部とケーシングの胴部内周面とで形成される
収容空間に収容され、排出部を通って排出されるロータ
リーフィーダーにおいて、前記ロータの両端外周面に環
状溝を形成し、この環状溝の収容凹部側の壁面と収容凹
部の内壁面との間に形成されるロータの外周面の幅が0
〜2.0mmであることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】なお、説明の便宜上、図12に示した従来
例の部材と同一の部材には同一の符号を用いる他、それ
らの詳細な説明は重複するため省略する。
【0014】図1には、本発明のロータリーフィーダー
1の第1の実施形態が示されており、そのロータ3にお
ける側板33の外周面には、その全周にわたって環状溝
33xが形成されている。一方、この側板33に形成さ
れた環状溝33xに対面するように、ケーシング2の胴
部21には複数個の空気孔21bが間隔をおいて形成さ
れており、この空気孔21bには、エア配管7が接続さ
れている。
【0015】なお、ケーシング2の開口部21aを遮蔽
するようにケーシング2の胴部21に固定されたサイド
プレート24の外面側には、回転軸4の両端を軸支する
軸受41を配設したベアリングケース42がボルト42
aを介して一体に連結されている他、回転軸4と一体の
スリーブ43を密封するグランドパッキンなどのシール
部材44が挾み込まれて一体に連結されている。
【0016】次に、本実施形態の作動について説明す
る。図示しない電動モータを回転駆動させ、チェーンス
プロケット8を介して回転軸4を回転駆動させると、回
転軸4と一体のロータ3が回転し、ホッパー5に収容さ
れた粉粒体は、ケーシング2の供給部22を経てロータ
3の収容凹部3aと胴部21の内周面とで形成される収
容空間Sに収容された後、排出部23を通って空気輸送
管6に排出される。
【0017】この状態で、図示しないブロワーなどの空
気源から圧縮空気をエア配管7を介して空気孔21bに
供給すると、その圧縮空気は、ロータ3の側板33の外
周面に形成された環状溝33xに向けて噴出され、該環
状溝33x内で均質化される。この場合、ロータ3が回
転しているので、このロータ3の回転に伴って環状溝3
3x内の空気も回転することになり、環状溝33x内の
圧縮空気は回転しながら側板33の外周面と胴部21の
内周面との微小な隙間を経て側板33の外面側(軸受4
1側)もしくは内面側(収容凹部3a側)に噴出する。
ここで、側板33の外面側は、前述したシール部材44
や軸受41によって密封されているので、瞬時にして側
板33の外面側の空気圧と環状溝33x内の空気圧は同
圧となる。つまり、環状溝33x内に供給された圧縮空
気は、側板33の内面側(収容凹部3a側)に向かって
のみ勢いよく噴出する。
【0018】また、空気孔21bから環状溝33x内に
供給された圧縮空気は、ロータ3の回転に伴って回転
し、回転しながら環状溝33x内から側板33の内面側
(収容凹部3a側)に向かって噴出するので、その結
果、環状溝33x内に供給された圧縮空気は、ロータ3
の回転によって大きな回転速度を付加された後に、側板
33の内面側(収容凹部3a側)に向かって噴出するこ
とになる。したがって、図13(b)に示すように、圧
縮空気が保有している圧力だけでなくロータ3の回転に
よって付加された流速を伴い、環状溝33x内から側板
33の内面側(収容凹部3a側)に向かって矢印方向
(ロータ3の軸心に対して斜め方向)に噴出する。
【0019】そこで、粉粒体が側板33の外周面と胴部
21の内周面との微小な隙間を通って入り込もうとする
のを、圧縮空気の圧力およびロータ3によって加速され
た大きな空気の流速とで防止することができる。
【0020】また、側板33の外周面と胴部21の内周
面との微小な隙間に付着しつつある粉粒体を強力な力で
剥離させ、押し戻すことができるので、粉粒体がシール
部材44や軸受41に達することがなく、長期にわたっ
て安定した回転性能を維持することができる。
【0021】特に、空気輸送管6が加圧状態のときに
は、収容凹部3a内の粉粒体が、側板33の外周面と胴
部21の内周面との微小な隙間を経て側板33の外面側
に侵入しようとする傾向が強いが、このような粉粒体の
侵入は確実に防止されるものである。もちろん、空気輸
送管6が負圧状態あるいは常圧のときにも、粉粒体の侵
入を確実に防止できることはいうまでもない。
【0022】なお、ホッパー5内の粉粒体が落下してロ
ータ3の収容凹部3a内に入る際、軽い粉粒体は、側板
33の外周面と胴部21の内周面との隙間に入り込み、
詰まりを発生しやすいが、ロータ3が回転し、かつ、環
状溝33x内から収容凹部3a側に向けて圧縮空気が噴
出していることから、前述したように詰まりが発生した
り、成長して凝り固まることがない。
【0023】さらに、仮に、環状溝33x内に隙間を通
って粉粒体が侵入したとしても、環状溝33x内の空気
は、側板33の内面側に向かってのみ噴出されているの
で、その侵入した粉粒体は、収容凹部3a側に放出され
る方向に動く。すなわち、環状溝33xを経て外面側に
は侵入しにくい。このため、軸受41に粉粒体が入り込
んで焼付けを起こすことを防止することができる。
【0024】この場合、図2に詳細に示すように、ロー
タ3における側板33の外周面と、ケーシング2におけ
る胴部21の内周面との隙間δは、0.03〜0.2m
m、特に、0.05〜0.1mmが好ましい。また、側
板33の外周面と胴部21の内周面との隙間に粉粒体が
詰まりにくくするためには、環状溝33xの収容凹部3
a側の壁面と側板33の内壁面とで形成される側板33
の外周面の幅τ1 は、0〜2.0mm、特に、0〜1.
5mmが好適である。さらに、環状溝33xの軸受41
側の壁面と側板33の外壁面とで形成される側板33の
外周面の幅τ2は、0〜5.0mmが好ましい。
【0025】一方、側板33に形成される環状溝33x
の断面形状は、方形に限定するものではなく、図3に示
すように、台形、逆三角形、半円形などの各種形状を選
択することができる。そして、図3の(d)〜(f)に
おいては、環状溝33xの壁面と側板33の内壁面(外
壁面)とで形成される側板33の外周面は、ケーシング
2における胴部21の内周面に線状に対向することにな
り、その外周面の幅τ 1 (τ2 )は0となる。
【0026】次に、本発明のロータリーフィーダー1の
第2の実施形態を図4および図5に基づいて説明する
と、このロータリーフィーダー1においては、図1に示
した第1の実施形態と同様に、ロータ3における側板3
3の外周面に環状溝33xが形成される一方、この環状
溝33xに対面してケーシング2の胴部21にエア配管
7が接続された空気孔21bが形成されている。そし
て、側板33の外面には円形状の陥没部33aが形成さ
れてサイドプレート24の内面との間に空気溜まりkを
形成するようになっている。また、サイドプレート24
には、前述した空気溜まりkに連通するように、1個も
しくは複数個の供給口24bが形成されており、この供
給口24bには、圧縮空気のエア配管71が接続されて
いる。
【0027】なお、この実施形態においては、シール部
材44としてメカニカルシールが採用されている他、回
転軸4は歯車9を介して回転駆動されるようになってい
る。
【0028】したがって、この実施形態においては、図
示しない空気源から圧縮空気をエア配管7を介して空気
孔21bに供給すると、その圧縮空気は、ロータ3の側
板33の外周面に形成された環状溝33xに噴出され、
該環状溝33x内で均質化される。そして、ロータ3が
回転することによって、環状溝33x内の空気も回転
し、側板33の外周面と胴部21の内周面との微小な隙
間を経て側板33の外面側(軸受41側)もしくは内面
側(収容凹部3a側)に噴出する。ここで、空気源から
エア配管71を介して空気溜まりkに圧縮空気を供給す
ると、側板33の外面側は、前述したシール部材44や
軸受41によって密封されていることから、この空気溜
まりkの圧縮空気は、側板33の外周面と胴部21の内
周面との隙間を通って環状溝33xに噴出される。ま
た、側板33の外面側の圧力は、その内面側の圧力より
も高くなっており、必要に応じて圧力を調整することが
できる。したがって、環状溝33x内に噴出された圧縮
空気は、内面側に向かってのみ勢いよく噴出することに
なり、この隙間を通って粉粒体が入り込もうとするのを
防止することになる。
【0029】このように、側板33の内面側に比較して
その外面側の圧力が高く、しかも、側板33の外周面と
胴部21の内周面との隙間を通って圧縮空気が環状溝3
3xに向けて噴出されていることから、たとえ粉粒体が
環状溝33x内に到達し、側板33の外周面を越えて侵
入しようとしても、その粉粒体の侵入は抑制され、むし
ろ、圧力の低い側板33の内面側に押し戻されて排出さ
れるものである。
【0030】次に、本発明のロータリーフィーダー1の
第3の実施形態を図6乃至図8に基づいて説明すると、
このロータリーフィーダー1においては、ロータ3の側
板33の外周面に対向するケーシング2の胴部21の内
周面に環状溝21xが形成されている。そして、胴部2
1には、環状溝21xに連通する空気孔21bが形成さ
れており、この空気孔21bには、エア配管7が接続さ
れている。また、サイドプレート24の内面には、図7
に示すように、胴部21の開口部21aに対応する外周
縁から回転軸4の軸穴の内周縁にかけて複数個の分離帯
24cが形成されている。この結果、サイドプレート2
4とロータ3の側板33とで形成される空気溜まりk
は、前述した分離帯24cによって複数個に分割されて
いる。また、この各分割された空気溜まりkにそれぞれ
圧縮空気が供給されるように、サイドプレート24には
複数個の供給口24bが形成されている。
【0031】したがって、複数個の分離帯24cによっ
て複数個に分割された空気溜まりkの一方は、ロータ3
が反時計回りに回転する時、図8に示すように、ホッパ
ー5から流下する粉粒体をロータ3の収容凹部3aに収
容して排出するまでの上弦室側(図8において、Y−Y
線で区画された左上半部)に対応し、他方の空気溜まり
kは、ロータ3の収容凹部3aに収容された粉粒体を排
出して再びホッパー5から流下する粉粒体を受け取るま
での下弦室側(図8において、Y−Y線で区画された右
下半部)に対応している。
【0032】このため、分割された各空気溜まりkにエ
ア配管71を介して圧縮空気を供給するとともに、環状
溝21xにエア配管7および空気孔21bを介して圧縮
空気を供給した状態でロータ3を回転させると、前述し
た第2の実施形態の場合と同様に、各空気溜まりkに供
給された圧縮空気は、それぞれ側板33の外周面と胴部
21の内周面との隙間を通って環状溝21xに入り、エ
ア配管7および空気孔21bを介して環状溝21xに供
給された圧縮空気とともに、内面側(収容凹部3a側)
に向かってのみ噴出する。
【0033】また、分割された各空気溜まりkの圧力を
それぞれ調節し、側板33の外面側の圧力をその内面側
の圧力よりもより高い必要圧力に維持することにより、
環状溝21x内で回転している空気を、側板33の外周
面と胴部21の内周面との隙間から側板33の内面側に
向かって押し出し、勢いよく噴出させて粉粒体が環状溝
21x内に入るのをより効果的に防止することができ
る。
【0034】また、上弦室側に供給される圧縮空気の圧
力や風量を、下弦室側と同等かもしくはより高い設定と
しておくことが好ましい。このように、上弦室側の空気
溜まりkに供給される圧縮空気の圧力や風量を大きく設
定した場合には、当該上弦室側の空気溜まりkに対応す
る側板33の内面側に向かって、より多くの圧縮空気が
押し出される。つまり、環状溝21xに供給される圧縮
空気はロータが回転することによって該環状溝21x内
で回転して均質化される傾向にあるとはいえ、上弦室側
の空気溜まりk内に供給される圧縮空気の圧力や風量が
大きければ、上記環状溝21x内で回転している空気が
直ちに押し出されることになり、当該上弦室側の空気溜
まりkに対応する側板33の内面側に向かって圧縮空気
が勢いよく噴出することになる。
【0035】この場合、ロータリーフィーダー1の上弦
室側から、側板33の外周面と胴部21の内周面との隙
間を通って側板33の外面側へ侵入しようとする粉粒体
の量は、ロータリーフィーダー1の下弦室側から前述し
た隙間を経て側板33の外面側へ侵入しようとする粉粒
体よりも多い。そして、上弦室側から侵入しようとする
粉粒体については、上弦室側に対応する一方の空気溜ま
りk側に供給された圧縮空気が対抗して噴出することで
防止し、一方、下弦室側から侵入しようとする粉粒体に
ついては、下弦室側に対応する一方の空気溜まりk側に
供給された圧縮空気が対抗して噴出することで防止する
ことになる。
【0036】また、下弦室側に比べて相対的に多くの粉
粒体を押し戻す必要のある上弦室側に向けて噴出する圧
縮空気は、下弦室側に向けて噴出する圧縮空気よりも抵
抗が大きくなり、分離帯24cが無ければ空気抵抗の少
ない下弦室側に対応する空気溜まりkに逃げようとする
ものの、分離帯24cによって両方の空気溜まりkは連
通が阻止されていることから、上弦室側から侵入しよう
とする粉粒体を大きな空気圧で押し戻すことになる。
【0037】したがって、粉粒体が下弦室側からも上弦
室側からも側板33の外面側に侵入することができず、
この結果、粉粒体がシール部材44や軸受41などに入
り込むことを確実に防止することができる。
【0038】この実施形態においては、分離帯24cを
2個設けて空気溜まりkを二分割したものを例示した
が、分離帯24cを3個以上設けてもよく、また、空気
溜まりkを分割できればよいことから、その形状は特に
限定されないものである。また、分離帯24cをサイド
プレート24と一体に形成するものに代えて、サイドプ
レート24と別体に形成し、サイドプレート24に取り
付けるようにしてもよい。
【0039】ところで、これらのロータリーフィーダー
1のロータ3は、ロータ本体31、複数枚のベーン32
および左右の側板33から構成したが、図9に示すロー
タ3であってもよい。すなわち、このロータ3は、ケー
シング2における胴部21の内周面に外周面が摺接して
回転するとともに、ポケット(収容凹部)31aを形成
したロータ本体31で構成したものである。以下、この
ようなロータ3を有するロータリーフィーダー1につい
て、本発明の実施形態を図10および図11に基づいて
説明する。
【0040】この実施形態においては、ロータ本体31
の両端外周面およびこのロータ本体31の両端外周面が
対向するケーシング2における胴部21の内周面にそれ
ぞれ断面半円形状の環状溝31x,21xが形成されて
おり、これらの環状溝31x,21xが重なることによ
り、断面円形の環状溝が形成されるようになっている。
また、ロータ本体31には、前述した環状溝31xとロ
ータ本体31の外面との間を連通する複数個の空気孔3
1bが円周方向に間隔をおいて形成されている。一方、
サイドプレート24の内面には、胴部21の開口部21
aに対応する外周縁からロータ本体31の空気孔31b
の外面側開口部を越えた一定半径位置にかけて薄肉部2
4dが形成されており、このサイドプレート24の薄肉
部24dとロータ本体31の外面とによって空気溜まり
kが形成されている。さらに、サイドプレート24に
は、空気溜まりkに臨むように、すなわち、薄肉部24
dに開口するように、複数個の供給口24bが形成され
ており、この供給口24bにはエア配管71が接続され
ている。
【0041】したがって、この実施形態の場合において
も、ロータ3を回転させるとともに、図示しない空気源
から圧縮空気をエア配管71を介して空気溜まりkに供
給すると、その圧縮空気は、空気孔31bを通って環状
溝31x,21xに導かれる。この際、空気溜まりkの
空気圧と、環状溝31x,21xの空気圧とは同圧であ
ることから、環状溝31x,21xに導かれた圧縮空気
は、該環状溝31x,21x内で均質化され、ロータ本
体31の外周面と胴部21の内周面との隙間を通ってロ
ータ本体31のポケット31aに向けて噴出し、この隙
間を通って粉粒体が侵入するのを防止している。結局、
粉粒体は空気溜まりk側へ侵入することはできず、この
結果、粉粒体がシール部材44や軸受41などに入り込
むことを確実に防止することができ、長期にわたって安
定した回転性能を維持することができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、ロータリーフィーダーにおけるロータの両端外周面
もしくはロータの両端外周面に対向するケーシングの胴
部内周面の少なくとも一方に環状溝を形成し、この環状
溝に連通する空気孔もしくは環状溝に対面する空気孔を
ケーシングまたはロータに形成し、該空気孔を通って環
状溝に供給された圧縮空気が、ロータの両端外周面とケ
ーシングの胴部内周面との隙間からロータの収容凹部側
に向けて噴出するようになされている。そこで、ロータ
の回転に伴って環状溝内の空気も回転することになり、
環状溝内に供給された圧縮空気はロータの回転によって
大きな回転速度を付加されることになる。その結果、圧
縮空気は圧縮空気が保有している圧力だけでなくロータ
の回転によって付加された流速を伴い、側板の外周面と
胴部の内周面との微小な隙間を経て側板の内面側(収容
凹部側)に向かって勢いよく噴出する。つまり、ロータ
の収容凹部側からロータの両端外周面とケーシングの胴
部内周面との隙間を通って軸受側に侵入しようとする粉
粒体は、環状溝からロータの両端外周面とケーシングの
胴部内周面との隙間を通ってロータ側に噴出する圧縮空
気によってロータの収容凹部側に押し戻されることにな
る。したがって、粉粒体がシール部材や軸受に入り込む
ことを確実に防止することができ、ロータリーフィーダ
ーを長期間にわたって安定して稼働させることができ
る。
【0043】また、請求項2記載の発明によれば、ロー
タリーフィーダーにおけるロータの両端外周面もしくは
ロータの両端外周面に対向するケーシングの胴部内周面
の少なくとも一方に環状溝を形成し、この環状溝に連通
する空気孔もしくは環状溝に対面する空気孔をケーシン
グに形成し、該空気孔を通って環状溝に供給された圧縮
空気が、ロータの両端外周面とケーシングの胴部内周面
との隙間からロータの収容凹部側に向けて噴出するよう
にし、また一方、ロータとケーシングのサイドプレート
との間に空気溜まりを形成し、この空気溜まりに連通す
る供給口をケーシングのサイドプレートに形成し、前記
供給口を通って空気溜まりに供給された圧縮空気が、ロ
ータの両端外周面とケーシングの胴部内周面との隙間か
ら前記環状溝に流入するようになされていることによ
り、ロータの外面側の圧力をその収容凹部側の圧力より
も高く維持し、環状溝内に噴出された圧縮空気を、ロー
タの両端外周面とケーシングの胴部内周面との隙間から
ロータの収容凹部側に向けてのみ勢いよく噴出する。し
たがって、ロータの収容凹部側からロータの両端外周面
とケーシングの胴部内周面との隙間を通って軸受側に侵
入しようとする粉粒体は、ロータの収容凹部側に確実に
押し戻されることになり、粉粒体の浸入を確実に防止す
ることができる。
【0044】さらに、請求項3記載の発明によれば、ロ
ータリーフィーダーにおけるロータの両端外周面に環状
溝を形成し、この環状溝の収容凹部側の壁面と収容凹部
の内壁面との間に形成されるロータの外周面の幅が0〜
2.0mmであることにより、ロータの両端外周面とケ
ーシングにおける胴部の内周面との隙間に粉粒体が詰ま
りにくい利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリーフィーダーの第1の実施形
態を示す断面図である。
【図2】図1のA部の拡大図である。
【図3】図1の側板に形成された環状溝の変形例を示す
部分拡大図である。
【図4】本発明のロータリーフィーダーの第2の実施形
態を示す断面図である。
【図5】図4のB部の拡大図である。
【図6】本発明のロータリーフィーダーの第3の実施形
態を示す断面図である。
【図7】図6のロータリーフィーダーにおけるサイドプ
レートの内面の斜視図である。
【図8】図6のX−X線断面図である。
【図9】本発明の他のロータリーフィーダーを示す断面
図である。
【図10】図9のロータリーフィーダーの断面図であ
る。
【図11】図10のZ−Z線断面図である。
【図12】従来のロータリーフィーダーを示す断面図で
ある。
【図13】本発明のロータリーフィーダーおよび従来の
ロータリーフィーダーにおける空気の流れを示す説明図
である。
【符号の説明】
1 ロータリーフィーダー 2 ケーシング 21 胴部 21b 空気孔 21x 環状溝 22 供給部 23 排出部 24 サイドプレート 24b 供給口 24c 分離帯 3 ロータ 3a 収容凹部 31 ロータ本体 31a ポケット(収容凹部) 31x 環状溝 32 ベーン 33 側板 33a 陥没部 33x 環状溝 4 回転軸 41 軸受 44 シール部材 6 空気輸送管 7,71 エア配管 S 収容空間 k 空気溜まり

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部およびこの胴部にそれぞれ連結され
    た供給部と排出部からなるケーシングと、このケーシン
    グの両側に配設された軸受を介して回転自在に軸支され
    た回転軸と、この回転軸に一体に連結され、ケーシング
    の胴部内で回転するロータとで構成され、ロータを回転
    させることによってケーシングの供給部から流下する粉
    粒体が、ロータに形成された収容凹部とケーシングの胴
    部内周面とで形成される収容空間に収容され、排出部を
    通って排出されるロータリーフィーダーにおいて、前記
    ロータの両端外周面もしくはロータの両端外周面に対向
    するケーシングの胴部内周面の少なくとも一方に環状溝
    を形成し、この環状溝に連通する空気孔もしくは環状溝
    に対面する空気孔をケーシングまたはロータに形成し、
    該空気孔を通って環状溝に供給された圧縮空気が、ロー
    タの両端外周面とケーシングの胴部内周面との隙間から
    ロータの収容凹部側に向けて噴出するようになされてい
    ることを特徴とするロータリーフィーダー。
  2. 【請求項2】 胴部およびこの胴部にそれぞれ連結され
    た供給部と排出部からなるケーシングと、このケーシン
    グの両側に配設された軸受を介して回転自在に軸支され
    た回転軸と、この回転軸に一体に連結され、ケーシング
    の胴部内で回転するロータとで構成され、ロータを回転
    させることによってケーシングの供給部から流下する粉
    粒体が、ロータに形成された収容凹部とケーシングの胴
    部内周面とで形成される収容空間に収容され、排出部を
    通って排出されるロータリーフィーダーにおいて、前記
    ロータの両端外周面もしくはロータの両端外周面に対向
    するケーシングの胴部内周面の少なくとも一方に環状溝
    を形成し、この環状溝に連通する空気孔もしくは環状溝
    に対面する空気孔をケーシングに形成し、該空気孔を通
    って環状溝に供給された圧縮空気が、ロータの両端外周
    面とケーシングの胴部内周面との隙間からロータの収容
    凹部側に向けて噴出するようにし、また一方、ロータと
    ケーシングのサイドプレートとの間に空気溜まりを形成
    し、この空気溜まりに連通する供給口をケーシングのサ
    イドプレートに形成し、前記供給口を通って空気溜まり
    に供給された圧縮空気が、ロータの両端外周面とケーシ
    ングの胴部内周面との隙間から前記環状溝に流入するよ
    うになされていることを特徴とするロータリーフィーダ
    ー。
  3. 【請求項3】 胴部およびこの胴部にそれぞれ連結され
    た供給部と排出部からなるケーシングと、このケーシン
    グの両側に配設された軸受を介して回転自在に軸支され
    た回転軸と、この回転軸に一体に連結され、ケーシング
    の胴部内で回転するロータとで構成され、ロータを回転
    させることによってケーシングの供給部から流下する粉
    粒体が、ロータに形成された収容凹部とケーシングの胴
    部内周面とで形成される収容空間に収容され、排出部を
    通って排出されるロータリーフィーダーにおいて、前記
    ロータの両端外周面に環状溝を形成し、この環状溝の収
    容凹部側の壁面と収容凹部の内壁面との間に形成される
    ロータの外周面の幅が0〜2.0mmであることを特徴
    とするロータリーフィーダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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EP4332028A1 (en) * 2022-09-05 2024-03-06 Raumaster OY Rotary feeder

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