JPH0958953A - 直流ドアモータ制御装置 - Google Patents

直流ドアモータ制御装置

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JPH0958953A
JPH0958953A JP23901995A JP23901995A JPH0958953A JP H0958953 A JPH0958953 A JP H0958953A JP 23901995 A JP23901995 A JP 23901995A JP 23901995 A JP23901995 A JP 23901995A JP H0958953 A JPH0958953 A JP H0958953A
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door
current
door motor
voltage
induced voltage
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Masayoshi Nishida
正義 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流ドアモータ8の加速時の加速電流を大き
く取ることができ、しかもドアに人が挟まった場合に
は、そのドアの力を制限することができる直流ドアモー
タ制御装置を提供することにある。 【解決手段】 誘起電圧演算手段15は、電圧検出器1
4で検出した直流ドアモータ8の端子に印加される端子
電圧V、及び電流検出器13で検出した直流ドアモータ
8の電機子に流れる電機子電流Iaに基づいて直流ドア
モータ8の誘起電圧Vを演算する。判定制御手段19
は、演算した誘起電圧Eが予め定めた電圧設定値Er以
下であり、かつ電機子電流Iaが予め定めた電流設定値
Ir以上であるときは、直流ドアモータ8への電力をし
ゃ断する。これにより、ドアに人が挟まった場合には直
流ドアモータの駆動を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアを開閉駆動す
るための直流ドアモータを制御する直流ドアモータ制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、エレベータのドア装置におい
て、ドアの開閉動作中にドアの敷き居に異物が挟まった
り、人が挟まってドアの開閉動作が妨げられたりする
と、ドアはロック状態となりドアを駆動する直流ドアモ
ータに過電流が流れる。その際には、その戸開閉力は大
きくなってしまう。
【0003】従来は、このような戸開閉力で人が挟まれ
た時の受ける力を軽減するため、直流ドアモータの電機
子電流を検出する電流検出装置を設け、検出した電機子
電流がその電流設定値以上となると、直流ドアモータへ
の電圧指令値を下げたり、零に落としてドアの戸開閉力
を落としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ドアの重量が
大きかったり、ドアの開閉速度が速かったりした場合に
は、これらのドアを加速させるためのドアの加速電流も
大きい。したがって、直流ドアモータの電機子電流の電
流設定値を大きくして、直流ドアモータの加速時には誤
検出しないようにしなければならない。電機子電流の電
流設定値を大きくした場合には、人が挟まれた時の力が
大きかった。
【0005】そこで、本発明の目的は、直流ドアモータ
の加速時の加速電流を大きく取ることができ、しかもド
アに物が挟まった場合には、そのドアの力を制限するこ
とができる直流ドアモータ制御装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、直流
ドアモータの端子に印加される端子電圧を検出する電圧
検出器と、直流ドアモータの電機子に流れる電機子電流
を検出する電流検出器と、端子電圧及び電機子電流に基
づいて直流ドアモータの誘起電圧を演算する誘起電圧演
算手段と、誘起電圧が予め定めた電圧設定値以下であり
かつ電機子電流が予め定めた電流設定値以上であるとき
は直流ドアモータへの電力をしゃ断するための制御指令
を出力する判定制御手段とを備えている。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、電流設定値は、ドアの加速電流値以下の電流値とし
たものである。これにより、ドアに物が挟まった場合に
は、そのドアの力を制限する。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、誘起電圧演算手段及び判定制御手段を
マイクロコンピュータで構成し、電機子電流と端子電圧
とをアナログ値からデジタル値に変換してマイクロコン
ピュータに入力するA/D変換器と、電圧設定値及び電
流設定値を予め記憶した外部メモリと、ドアの開閉指
令、ドアの位置信号及びドアの機種をマイクロコンピュ
ータに入力するための入力インタフェースとを備えてい
る。
【0009】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、端子電圧指令値の変化に対する誘起電圧の変化が所
定の関数関係から外れたときは、判定制御手段は、直流
ドアモータへの電力をしゃ断するための制御指令を出力
するようにしたものである。
【0010】請求項5の発明は、請求項3又は請求項4
の発明において、ドアが戸開端又は戸閉端の位置にある
ときの誘起電圧を零として、誘起電圧演算手段での誘起
電圧の演算に必要な電機子抵抗の補正演算を行う補正手
段を設けたものである。これにより、周囲の温度変化に
より電機子抵抗が変化しても誘起電圧の演算は正確に行
うことができる。
【0011】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、ドアに物が挟まれた場合に、ドアの機種に拘らずド
アの挟む力が均一になるような電流設定値を、ドアの機
種ごとに外部メモリに記憶させるようにしたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態
を示すブロック構成図である。この第1の実施の形態
は、電機子電流Iaが予め定めた電流設定値Ir以上と
なった条件だけでなく、誘起電圧Eがその電圧設定値E
r以下となった条件とのAND条件で、ドアに人が挟ま
ったことを検出するようにしたものである。したがっ
て、ドアを加速させるために直流ドアモータ8の電機子
電流Iaが大きくなったとしても、それだけでは、ドア
に人が挟まれたとは判定しないので、ドアが重い場合や
ドアの開閉速度が速い場合であっても誤動作することは
ない。また、誘起電圧Eがその電圧設定値Er以下とな
った条件が成立している状態で、電機子電流Iaが予め
定めた電流設定値Ir以上となったときは、ドアに人が
挟まれていると判定するので、その場合の電流設定値I
rを直流ドアモータ8の加速電流よりも小さく設定すれ
ば、人が挟まれた時に受ける力を軽減することができ
る。
【0013】図1において、直流ドアモータ8への電源
は、三相交流電源1を三相全波整流回路2で全波整流し
たのち平滑コンデンサ3により平滑し、ブリッジ接続さ
れたスイッチング素子4〜7を介して制御された直流電
源である。すなわち、直流ドアモータ8の端子にはモー
タ制御回路9で制御された直流電圧が印加され、これに
よりドアを開閉する。
【0014】ブリッジ接続されたスイッチング素子4〜
7は、モータ制御回路9により制御される。すなわち、
モータ制御回路9は、ドアの開閉パターンの指令信号を
発生するパターン発生回路10と、このパターン発生回
路10からのパターン信号に基づいて直流ドアモータ8
の端子電圧を制御するための制御回路11とを有してお
り、制御回路11は、パターン発生回路10からのパタ
ーン信号に応じてスイッチング素子4〜7にゲート信号
を出力し直流ドアモータ8に印加される端子電圧を制御
する。また、ゲート信号しゃ断回路12は、制御回路1
1からのスイッチング素子4〜7へのゲート信号をしゃ
断し、スイッチング素子4〜7の動作を停止させるもの
である。
【0015】一方、直流ドアモータ8に流れる電機子電
流Iaは電流検出器13で検出され、直流ドアモータ8
に印加される端子電圧Vは電圧検出器14で検出され
る。これら電機子電流Ia及び端子電圧Vは誘起電圧演
算手段15に入力され、この誘起電圧演算手段15で直
流ドアモータ8の誘起電圧Eが演算される。
【0016】そして、判定制御手段19で誘起電圧Eが
その電圧設定値Er以下で、かつ、電機子電流Iaが予
め定めた電流設定値Ir以上のときは、直流ドアモータ
8への電力をしゃ断するための制御指令(ゲート信号遮
断指令信号)sをゲート信号しゃ断回路12に出力す
る。つまり、電機子電流Iaが予め定めた電流設定値I
r以上となった条件だけでなく、誘起電圧Eがその電圧
設定値Er以下となった条件とのAND条件で、ドアに
人が挟まったことを検出するようにしている。
【0017】判定制御手段19は、誘起電圧演算手段1
5で演算された誘起電圧Eとその電圧設定値Erとを比
較し、誘起電圧Eが電圧設定値Er以下となったときに
直流ドアモータ8に人が挟まったと判定し、直流ドアモ
ータ8をロックする制御指令s1を出力するモータロッ
ク検出手段16と、電流検出器13で検出された電機子
電流Iaがその電流設定値Ir以上となったときは直流
ドアモータ8に人が挟まったと判定し、直流ドアモータ
8をロックする制御指令s2を出力する過電流検出手段
17と、モータロック検出手段16の制御指令s1及び
過電流検出手段17の制御指令s2の双方が成立したと
きに、ゲート信号しゃ断回路12に制御指令sを出力す
るAND回路18とから構成されている。なお、この第
1の実施の形態では、誘起電圧演算手段15、モータロ
ック検出手段16及び過電流検出手段17は、オペアン
プを用いた回路により構成している。
【0018】ここで、直流ドアモータ8の基本式は、下
記の(1)〜(3)式で示される。
【0019】V=E+Ia・Ra …(1) V:直流ドアモータの印加電圧 E:直流ドアモータの誘起電圧 Ia:直流ドアモータの電機子電流 Ra:直流ドアモータの電機子抵抗 E=k1・Φ・N …(2) k1:定数 Φ:直流ドアモータの界磁磁束 N:直流ドアモータの回転数 T=k2・Φ・Ia …(3) T:直流ドアモータのトルク k2:定数 誘起電圧演算手段15では、上記(1)式により、電圧
検出器14で検出された直流ドアモータ8の端子電圧V
及び電流検出器13で検出された電機子電流Iaに基づ
いて、直流ドアモータ8の誘起電圧Eを演算することに
なる。この場合、電機子抵抗Raは予め一定値として誘
起電圧演算手段15に設定されている。
【0020】この誘起電圧Eは、(2)式から分かるよ
うに、界磁磁束Φが一定であるとすると、直流ドアモー
タ8の回転数Nと比較関係にある。このことから、人が
ドアに挟まった場合、直流ドアモータ8がロック状態と
なり回転数Nが落ちるので誘起電圧Eも落ちる。誘起電
圧Eの低下により、その電圧設定値Er以下となると、
モータロック検出手段16は、直流ドアモータ8がロッ
ク状態になったと判断し制御指令s1を出力する。
【0021】一方、(3)式から分かるように、磁界磁
束Φが一定のときの直流ドアモータ8のトルクTは、電
機子電流Iaに比較関係にある。このことから、直流ド
アモータ8の電機子電流Iaがその電流設定値Ir以上
になったことを過電流検出手段17で検出する。すなわ
ち、過電流検出手段17は、電機子電流Iaがその電流
設定値Ir以上になったときは、直流ドアモータ8がロ
ック状態であるトルクT以上が出力されていると判断
し、AND回路18に制御指令s2を出力する。そし
て、AND回路18は、制御指令s1及び制御指令s2
の双方が入力されたときゲート信号しゃ断回路12に制
御指令sを出力し、直流ドアモータ8への印加電圧Vを
遮断する。つまり、スイッチング素子4〜7のスイッチ
ングを停止し、直流ドアモータ8への電力供給を断値、
直流ドアモータ8を減速させる。
【0022】ここで、過電流検出手段17での電機子電
流Iaの電流設定値Irは、ドアの加速電流値以下の電
流値を設定する。すなわち、過電流検出手段17の電流
設定値Irを直流ドアモータ8の加速電流により小さい
値に設定することにより、人がドアに挟まったりした時
の受ける力がより小さくなる。これは、誘起電圧Eがそ
の電圧設定値Er以下となった条件が成立している状態
で、電機子電流Iaが予め定めた電流設定値Ir以上と
なったときは、ドアに人が挟まれていると判定するの
で、その場合の電流設定値Irを直流ドアモータ8の加
速電流よりも小さく設定すれば、人が挟まれた時に受け
る力を軽減することができるからである。
【0023】以上述べたように、この第1の実施の形態
によれば、端子電圧V及び電機子電流Iaに基づいて直
流ドアモータ8の誘起電圧Eを演算し、誘起電圧Eが予
め定めた電圧設定値以下でありかつ電機子電流Irが予
め定めた電流設定値以上のときは直流ドアモータ8への
電力をしゃ断するようにしているので、人がドアに挟ま
って電機子電流Iaが大きくなった場合のロック電流
と、ドアを加速するために電機子電流Iaが大きくなっ
た場合の加速電流とを識別することが可能になり、電機
子電流Iaの電流設定値を加速電流値以下に設定しても
ロック電流を検出することができる。したがって、人が
挟まれた時に受ける力を軽減することができる。
【0024】次に、本発明の第2の実施の形態を図2に
示す。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実
施の形態に対し、誘起電圧演算手段15及び判定制御手
段19をマイクロコンピュータ22で構成したものであ
る。それに伴い、電機子電流Iaと端子電圧Vとをアナ
ログ値からデジタル値に変換してマイクロコンピュータ
22に入力するA/D変換器25と、電圧設定値Er及
び電流設定値Irを予め記憶した外部メモリ28と、ド
アの開閉指令、ドアの位置信号及びドアの機種をマイク
ロコンピュータ22に入力するための入力インタフェー
ス27と、モータ制御回路9に出力信号を出力する出力
インターフェース23とを備えてたものである。
【0025】また、マイクロコンピュータ22に、以下
の機能を付加させている。すなわち、マイコンにより直
流ドアモータ8の電圧指令値の変化に対する誘起電圧E
の変化によって、ドアに人が挟まれたこと判断する。こ
れにより、人がドアに挟まれて受ける力をより軽減させ
る。また、直流ドアモータ8の温度上昇により変動する
電機子抵抗Raの値を、ドアが戸開端又は戸閉端の位置
にあるときの誘起電圧Eを零として補正し、誘起電圧E
の演算精度を向上させる。さらにまた、開閉させるドア
の機種が異なる場合には、そのドアに適切な電流設定値
Irを予め外部メモリ28に設定しておき、マイクロコ
ンピュータ22はドアの機種に拘らずドアの挟む力が均
一になるように電流設定値Irを選定し、ドアの違いに
よる人が挟まれたときに受ける力の違いを防ぐ。
【0026】図2において、直流ドアモータ8への電源
は、三相交流電源1を三相全波整流回路2で全波整流し
たのち平滑コンデンサ3により平滑し、ブリッジ接続さ
れたスイッチング素子4〜7を介して制御された直流電
源である。すなわち、直流ドアモータ8の端子にはモー
タ制御回路9で制御された直流電圧が印加され、これに
よりドアを開閉する。
【0027】ブリッジ接続されたスイッチング素子4〜
7は、モータ制御回路9のゲート信号発生回路24によ
り制御される。また、モータ制御回路9のゲート信号し
ゃ断回路12により、ゲート信号発生回路24からのゲ
ート信号をしゃ断する。すなわち、マイクロコンピュー
タ22からは、出力インターフェース23を介してゲー
ト信号発生回路24にはゲート信号Gが出力され、ゲー
ト信号しゃ断回路12には、ゲート信号遮断指令信号s
が出力される。このゲート信号遮断指令信号sにより、
ゲート信号遮断回路12はスイッチング素子4〜7への
ゲート信号をしゃ断し、スイッチング素子4〜7の動作
を停止させる。
【0028】電流検出器13で検出された直流ドアモー
タ8に流れる電機子電流Iaは、A/D変換器25aで
アナログ値からデジタル値に変換され、マイクロコンピ
ュータ22に入力される。また、電圧検出器14で検出
された直流ドアモータ8に印加される端子電圧Vは、A
/D変換器25bでアナログ値からデジタル値に変換さ
れ、マイクロコンピュータ22に入力される。また、入
力インターフェース27からは、戸開閉指令、ドア位置
信号、又はドア機種信号がマイクロコンピュータ22へ
入力され、外部メモリ28には、電機子抵抗Ra、電流
設定値Er、電流設定値Ir等が予め記憶され、マイク
ロコンピュータ22によりアクセスされる。外部メモリ
28は、外部より書き換えが可能となっている。
【0029】直流ドアモータ8の電機子電流Ia及び端
子電圧Vは、A/D変換器25を介してマイクロコンピ
ュータ22に入力され、マイクロコンピュータ22は、
(1)式に基づき直流ドアモータ8の誘起電圧Eを計算
する。このときに必要な直流ドアモータ8の電機子抵抗
Raは、予め外部メモリ28に書き込まれており、誘起
電圧Eの演算時に読み込まれる。また、モータロック検
出手段16に入力する電圧設定値Erや過電流検出手段
17に入力する電流設定値Irも予め外部メモリ28に
記憶されている。
【0030】演算された誘起電圧Eは、外部メモリ28
に記憶された電圧設定値Erと比較され、誘起電圧Eが
この電圧設定値Er以下であれば、直流ドアモータ8が
ロック状態になったと判断する。そして、この時の電機
子電流Iaがその電流設定値Ir以上の場合には、ドア
に人が挟まれてその時の戸開閉が大きいと判断し、ゲー
ト信号Gをしゃ断する制御指令sを出力する。これによ
り、ゲート信号遮断回路12は、スイッチング素子4〜
7のスイッチングをしゃ断し、直流ドアモータ8への電
力供給をしゃ断する。したがって、直流ドアモータ8の
電流は減少し、直流ドアモータ8は減速する。
【0031】これらの一連の処理内容を図3のフローチ
ャートに示す。まず、マイクロコンピューター22は直
流ドアモータ8の端子電圧V及び電機子電流Iaを入力
し(S1)、外部メモリ28より電機子抵抗Ra、電圧
設定値Er及び電流設定値Irを読み出す(S2)。そ
して、誘起電圧Eを算出し(S3)、誘起電圧Eが電圧
設定値Er以下か否かを判定する(S4)。誘起電圧E
が電圧設定値Erより大きい場合は、ドアに人が挟まっ
ている状態ではないので、ステップS1に戻る。一方、
誘起電圧Eが電圧設定値Er以下のときは、電機子電流
Iaがその電流設定値Ir以上か否かを判定する(S
5)。電機子電流Iaがその電流設定値Ir未満のとき
は、ドアに人が挟まっている状態ではないので、ステッ
プS1に戻る。
【0032】一方、誘起電圧Eが電圧設定値Er以下
で、かつ、電機子電流Iaがその電流設定値Ir以上の
ときは、ドアに人が挟まっている状態で有るので、マイ
クロコンピュータ22は、出力インターフェース23を
介してゲート信号遮断回路12に制御指令sを出力し、
スイッチング素子4〜7のゲート信号Gを遮断する(S
6)。これにより、ドアに人が挟まった状態ではそれ以
上のドアの開閉力が印加されないようにしている。
【0033】次に、マイクロコンピュータ22により、
直流ドアモータ8の端子電圧指令値の変化に対する誘起
電圧Eの変化を監視し、端子電圧指令値と誘起電圧Eと
の変化特性が所定の関数関係から外れたときは、判定制
御手段19は、直流ドアモータ8への電力をしゃ断する
ための制御指令sを出力する。例えば、端子電圧指令は
増加させているのに誘起電圧Eが減少した場合などに
は、直流ドアモータ8にロック状態が発生していると判
断し、ゲート信号遮断回路12に制御指令sを出力し、
直流ドアモータ8を減速させる。このように、直流ドア
モータ8の端子電圧指令値の変化に対する誘起電圧Eの
変化によってドアに人が挟まれたか否かを判断すること
で、より早く人がドアに挟まれたことを検出することが
できるので、人がドアに挟まれて受ける力をより軽減さ
せることができる。
【0034】また、直流ドアモータ8の誘起電圧Eを計
算する際の電機子抵抗Raは、温度上昇により変化す
る。そのような場合には、演算した誘起電圧Eに誤差が
生じてしまうので、その誤差を補正するべく電機子抵抗
Raの補正計算を行う。すなわち、マイクロコンピュー
タ22に補正手段を設け、この補正手段で、ドアが戸開
端又は戸閉端の位置にあるときの誘起電圧Eを零とし
て、誘起電圧演算手段15での誘起電圧Eの演算に必要
な電機子抵抗Raの補正演算を行う。この補正演算によ
り得られた電機子抵抗Raを外部メモリ28に書き込む
ことにより、電機子抵抗Raの熱変動に伴う誘起電圧E
の差をなくし、ドアに人が挟まった場合の人の受ける力
の軽減ができる。
【0035】また、ドアに人が挟まれた場合に、ドアの
機種に拘らずドアの挟む力が均一になるように、電流設
定値Irをドアの機種ごとに外部メモリ28に記憶させ
る。すなわち、電流設定値Irを外部メモリ28にいく
つか持つことにより、例えば、エレベータドアの様に各
階におけるドアの種類の違いによるドアの戸開閉力の違
いを、ドアごとにそれぞれ別個の電流設定値Irで制御
し、人が挟まれた時に受ける力を常に同一に軽減する。
これにより、開閉させるドアの種類が異なるものであっ
ても、ドアの違いによる人が挟まれた時受ける力の違い
を防ぐことが可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、人がドア
に挟まれたことを電機子電流が大きくなったことの条件
だけで判断するのではなく、誘起電圧がその電圧設定値
以下となったことの条件とのAND条件で判断するよう
にしているので、電機子電流が大きくなった場合には、
人がドアに挟まれて電機子電流が大きくなったロック電
流であるのか、直流ドアモータの加速のために電機子電
流が大きくなった加速電流であるのかを判断することが
できる。
【0037】したがって、人がドアに挟まれたことを検
出するための電流設定値を小さく設定することが可能と
なり、そうした場合には、人が受けるドアの戸開閉力を
軽減することができる。また、同様に、加速トルク以下
の値にて直流ドアモータのトルクを制限できる。
【0038】さらに、エレベータドアのように各階にお
けるドアのトルクのばらつきや、直流ドアモータの温度
上昇により電機子抵抗の変化においても、人が受けるド
アの力に変化がなく軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態を示すブロ
ック構成図である。
【図2】図2は、本発明の第2の実施の形態を示すブロ
ック構成図である。
【図3】図3は、本発明の第2の実施の形態における処
理内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 三相交流電源 2 三相全波整流回路 3 平滑コンデンサ 4〜7 スイッチング素子 8 直流ドアモータ 9 モータ制御回路 10 パターン発生回路 11 制御回路 12 ゲート信号遮断回路 13 電流検出器 14 電圧検出器 15 誘起電圧演算手段 16 モータロック検出手段 17 過電流検出手段 18 AND回路 19 判定制御手段 22 マイクロコンピュータ 23 出力インターフェース 24 ゲート信号発生回路 25 A/D変換器 27 入力インターフェース 28 外部メモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流ドアモータの端子電圧の指令値を変
    化させてドアの開閉駆動を行う直流ドアモータ制御装置
    において、前記直流ドアモータの端子に印加される端子
    電圧を検出する電圧検出器と、前記直流ドアモータの電
    機子に流れる電機子電流を検出する電流検出器と、前記
    端子電圧及び前記電機子電流に基づいて前記直流ドアモ
    ータの誘起電圧を演算する誘起電圧演算手段と、前記誘
    起電圧が予め定めた電圧設定値以下でありかつ前記電機
    子電流が予め定めた電流設定値以上であるときは前記直
    流ドアモータへの電力をしゃ断するための制御指令を出
    力する判定制御手段とを備えたことを特徴とする直流ド
    アモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電流設定値は、前記ドアの加速電流
    値以下の電流値としたことを特徴とする請求項1に記載
    の直流ドアモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記誘起電圧演算手段及び前記判定制御
    手段をマイクロコンピュータで構成し、前記電機子電流
    と前記端子電圧とをアナログ値からデジタル値に変換し
    て前記マイクロコンピュータに入力するA/D変換器
    と、前記電圧設定値及び前記電流設定値を予め記憶した
    外部メモリと、前記ドアの開閉指令、前記ドアの位置信
    号及び前記ドアの機種を前記マイクロコンピュータに入
    力するための入力インタフェースとを備えたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の直流ドアモータ制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記端子電圧指令値の変化に対する前記
    誘起電圧の変化が所定の関数関係から外れたときは、前
    記判定制御手段は、前記直流ドアモータへの電力をしゃ
    断するための制御指令を出力するようにしたことを特徴
    とする請求項3に記載の直流ドアモータ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記ドアが戸開端又は戸閉端の位置にあ
    るときの前記誘起電圧を零として、前記誘起電圧演算手
    段での前記誘起電圧の演算に必要な電機子抵抗の補正演
    算を行う補正手段を設けたことを特徴とする請求項3又
    は請求項4に記載の直流ドアモータ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ドアに物が挟まれた場合に、前記ド
    アの機種に拘らず前記ドアの挟む力が均一になるような
    前記電流設定値を、前記ドアの機種ごとに前記外部メモ
    リに記憶させるようにしたことを特徴とする請求項3乃
    至請求項5に記載の直流ドアモータ制御装置。
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