JPH0959652A - 重油基材の製造方法 - Google Patents

重油基材の製造方法

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JPH0959652A
JPH0959652A JP7233192A JP23319295A JPH0959652A JP H0959652 A JPH0959652 A JP H0959652A JP 7233192 A JP7233192 A JP 7233192A JP 23319295 A JP23319295 A JP 23319295A JP H0959652 A JPH0959652 A JP H0959652A
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JP
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stage
oil
temperature
reaction
mass
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JP7233192A
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English (en)
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Masaru Ushio
賢 牛尾
Minoru Hatayama
実 畑山
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G65/00Treatment of hydrocarbon oils by two or more hydrotreatment processes only
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G65/00Treatment of hydrocarbon oils by two or more hydrotreatment processes only
    • C10G65/02Treatment of hydrocarbon oils by two or more hydrotreatment processes only plural serial stages only
    • C10G65/04Treatment of hydrocarbon oils by two or more hydrotreatment processes only plural serial stages only including only refining steps

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硫黄含有量の比較的高い原料油を苛酷な水素
化処理条件下で処理し、硫黄含有量が原料油より低めら
れ、かつ、ドライスラッジ含有量が0.05質量%以下
の重油基材を製造する方法を開発する。 【解決手段】 ドライスラッジ含有量が0〜5.0質量
%で硫黄含有量が1.0〜10質量%である原料油を、
第1段階の水素化処理温度が340〜450℃、第2段
階の水素化処理温度が200〜440℃であり、かつ第
2段階の水素化処理温度が第1段階の水素化処理温度よ
り低く保持された二段階の工程で該原料油を水素化処理
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重油基材の製造法
に関し、詳しくは常圧蒸留装置または減圧蒸留装置より
得られる硫黄含有量の比較的高い石油蒸留残査物を、特
定された条件で水素化処理することにより重油基材を製
造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、我国における重油は硫黄含有量の
少ない原油を常圧蒸留装置で処理しナフサ、灯油、軽油
といった軽質炭化水素を除去することにより得られる硫
黄含有量の低い常圧蒸留残査物や、この低硫黄常圧蒸留
残査物を更に減圧蒸留装置で処理して減圧軽油を除去す
ることにより得られる低硫黄減圧蒸留残査物を主な基材
とし、これにさらに粘度等の調整に灯油、軽油などを混
合することで製造されてきた。
【0003】一方、低硫黄原油の供給不足や硫黄含有量
の多い原油から得られる常圧または減圧蒸留残査物の有
効利用、更に粘度調整用の灯油、軽油等の中間留分の増
産といった観点から、硫黄含有量の多い原油から得られ
る常圧または減圧蒸留残査物を高温高水素分圧下で水素
化触媒と接触させて脱硫、脱窒素、分解反応を進めるこ
とで、低硫黄かつ低粘度の重油基材を製造する水素化処
理プロセスが開発され、商業運転されている。この水素
化処理プロセスの代表的な運転条件は、反応温度350
〜450℃、反応塔入口の水素分圧9.8〜19.6M
Pa、液空間速度0.1〜5.0h-1、反応塔入口の水
素/油比250〜1700Nm3 /m3 である。
【0004】これらの水素化処理プロセスは上述したと
おり、低硫黄原油の供給不足や硫黄含有量の多い原油か
ら得られる常圧または減圧蒸留残査物の有効利用、更に
粘度調整用の灯油、軽油等の中間留分の増産といった観
点から、非常に有意義なものであるが、反応温度を高く
する等の苛酷度の高い運転条件で蒸留残査物を水素化処
理すると、生成物中にドライスラッジが析出してしま
う。なお、ドライスラッジとは、一般に1.0μm以上
の径を持つアスファルテン分子を主体とした粒子であ
る。
【0005】ドライスラッジを多く含有する基材を重油
の基材として使用すると、他の基材と混合時あるいは貯
蔵期間中にそれらがさらに巨大スラッジに成長し、燃料
油フィルターや遠心式油清浄機の閉塞、燃料油加熱器の
ファウリング、および燃焼機関の重油噴射ノズルの閉塞
等のトラブルが発生する懸念がある。したがってこれま
では、水素化処理プロセスの運転において、ドライスラ
ッジが析出しない反応温度を上限とするような運転条件
の制約を受けざるを得なかった。
【0006】また、蒸留残査物の水素化処理で用いられ
る水素化触媒は通常運転時間と共に脱硫、脱窒素、分解
反応の活性が低下するため、運転中の触媒活性の低下を
補償するための反応温度の昇温を考慮して運転初期の反
応温度を決めるが、運転期間中の原油タイプに代表され
る原料油種の変更や生成油硫黄含有量の目標値の変更等
により触媒活性の低下が予想以上に進み、運転の途中で
運転末期の設計反応温度に到達してしまうことがある。
【0007】したがってたとえ運転初期の反応温度をド
ライスラッジが析出しない温度以下に設定しても、運転
途中に運転末期の設計反応温度に到達するとドライスラ
ッジが発生するため、それ以降は脱硫、脱窒素、分解反
応の転化率を下げる、厳しい反応条件が要求される減圧
蒸留残査物の処理比率を下げる、または反応条件の緩や
かな常圧蒸留残査物のみを処理する、あるいはその処理
量を下げるといった制限を受けていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、硫黄含有量
の比較的高い原料油を苛酷な水素化処理条件下で処理
し、硫黄含有量およびドライスラッジ含有量の低い重油
基材を製造する方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは硫黄含有量
の比較的多い石油蒸留残査物を苛酷水素化処理して低硫
黄含有量の重油基材を得る際に起こる上記問題点を解決
すべく研究を重ねた結果、特定された条件で原料油を水
素化処理することにより、硫黄含有量およびドライスラ
ッジ含有量の低い重油基材が得られることを見い出し、
本発明を完成するに至った。
【0010】本発明は、ドライスラッジ含有量が0〜
5.0質量%で硫黄含有量が1.0〜10質量%である
原料油を、第1段階の水素化処理温度が340〜450
℃、第2段階の水素化処理温度が200〜440℃であ
り、かつ第2段階の水素化処理温度が第1段階の水素化
処理温度より低く保持された二段階の工程で該原料油を
水素化処理することを特徴とする、ドライスラッジ含有
量が0.05質量%以下で硫黄含有量が原料油より低め
られた重油基材の製造方法を提供するものである。以
下、本発明の内容について詳細に説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の重油基材の製造方法にお
ける原料油としては、具体的には例えば、石油蒸留残査
物が挙げられる。これら石油蒸留残査物としては、具体
的には例えば、常圧蒸留装置より得られる、通常、蒸留
温度300℃以上の留分を70質量%以上、好ましくは
90質量%以上、より好ましくは95質量%以上含む残
査物;減圧蒸留装置より得られる、通常、蒸留温度40
0℃以上の留分を70質量%以上、好ましくは90質量
%以上、より好ましくは95質量%以上含む残査物;こ
れら常圧蒸留残査物と減圧蒸留残査物を任意の割合で混
合した残査油;これら常圧蒸留残査物、減圧蒸留残査物
またはそれらの混合物を水素化処理して得られる硫黄分
や窒素分等が減少した生成油;またはこれらの混合物な
どが挙げられる。
【0012】なお、本発明でいう蒸留温度とは、JIS
K 2254に規定する「石油製品−蒸留試験方法」
の「6.減圧法蒸留試験方法」に準拠して測定される温
度を意味する。以降、本発明における石油留分の蒸留温
度とは、すべて上記方法により測定される値を意味す
る。
【0013】また本発明の原料油としては、これら石油
蒸留残査物100重量部に対して、接触分解装置(FC
C)から得られる分解重質軽油(ヘビーサイクル油)や
スラリー油を40重量部以下、好ましくは20重量部以
下配合したような混合油なども好ましく用いることがで
きる。
【0014】さらに本発明の原料油としては、後述する
第2段階の水素化処理工程における出口油の一部をリサ
イクルして、上記の石油蒸留残査物や混合油100重量
部に対してこのリサイクル油を50重量部以下、好まし
くは30重量部以下配合した混合油なども、また好まし
く用いることができる。
【0015】本発明における原料油のドライスラッジ含
有量の下限値は0質量%であり、一方、その上限値は
5.0質量%、好ましくは1.0質量%である。ドライ
スラッジ含有量の上限値が5.0質量%を超える場合
は、水素化処理工程における原料油供給系統でのストレ
ーナーやバルブの閉塞、熱交換器や加熱炉のファウリン
グによる伝熱効率の低下等の問題を生じる恐れがあるた
め好ましくない。
【0016】なお本発明におけるドライスラッジ含有量
とは、ASTM D 4870-92に規定する”Standard Test Meth
od for Determination of Total Sediment in Residual
Fuels”に準拠して測定される全沈降物量を意味する。
以降、本発明におけるドライスラッジ含有量とは、すべ
てこの方法により測定される値を意味する。
【0017】またこの石油蒸留残査物の硫黄含有量の下
限値は1.0質量%、好ましくは2.0質量%であり、
一方、その上限値は10質量%、好ましくは6.0質量
%である。硫黄含有量が1.0質量%未満の場合は本発
明のような二段階の工程での水素化処理を要さずとも重
油基材を製造することが可能であり、エネルギーコスト
的に不利である。また硫黄含有量が10質量%を超える
場合は、得られる重油基材の硫黄含有量が高くなり、ボ
イラー燃料として用いた場合に燃焼排ガス中の硫黄酸化
物量の増大をもたらしてしまう。また得られる重油基材
の硫黄含有量をより低下させるためには、反応塔や周辺
機器等の建設費が急激に上昇したり、多量のカッター材
を必要とするため、それぞれ好ましくない。
【0018】なお、本発明における硫黄含有量とは、JI
S K 2541-1992 に規定する「原油及び石油製品−硫黄分
試験方法」の「6.放射線式励起法」に準拠して測定さ
れる硫黄含有量を意味する。以降、本発明における硫黄
含有量とは、すべて上記方法により測定される値を意味
する。
【0019】本発明においては、これら原料油に対して
まず第1段階の水素化処理を実行する。この第1段階の
水素化処理温度の下限値は340℃、好ましくは370
℃であり、一方、その上限値は450℃、好ましくは4
30℃である。第1段階での水素化処理温度が340℃
未満の場合は触媒活性が十分に発揮されないため脱硫、
脱窒素および分解反応が実用の領域まで進まず、一方、
その水素化処理温度が450℃を超える場合はコーキン
グ反応が激しくなり、触媒上にコークが堆積して触媒活
性が急速に低下し、触媒寿命が短くなるため、それぞれ
好ましくない。
【0020】また第1段階の水素化処理工程における温
度以外の他の条件は任意である。しかし、第1段階の入
口の水素分圧は、通常、下限値が8. 0MPa、好まし
くは9.8MPaであり、一方、上限値が25.0MP
a、好ましくは19.6MPaの範囲で行うことができ
る。入口の水素分圧が8.0MPa未満の場合は触媒上
のコーク生成が激しくなり触媒寿命が極端に短くなる懸
念があり、一方、その水素分圧が25.0MPaを越え
る場合は反応塔や周辺機器等の建設費が急激に上昇し、
経済的に実用性が失われる懸念がある。
【0021】また、第1段階での原料油の液空間速度
(LHSV)は、通常、下限値が0.05h-1、好まし
くは0.1h-1であり、一方、上限値が5.0h-1、好
ましくは2.0h-1の範囲で行うことができる。液空間
速度(LHSV)が0.05h-1未満の場合は、反応塔
の建設費が莫大になり経済的に実用性が失われる懸念が
あり、一方、液空間速度(LHSV)が5.0h-1を越
える場合は触媒活性が十分に発揮されず、脱硫、脱窒素
および分解反応が実用の領域まで進まない懸念がある。
【0022】また、第1段階の入口の水素/油比は、通
常、下限値が250Nm3 /m3 、好ましくは600N
3 /m3 であり、一方、上限値が1700Nm3 /m
3 、好ましくは1500Nm3 /m3 の範囲で行うこと
ができる。水素/油比が250Nm3 /m3 未満の場合
は触媒上のコーク生成が激しくなり触媒寿命が極端に短
くなる懸念があり、一方、水素/油比が1700Nm3
/m3 を超える場合は、反応塔や周辺機器等の建設費が
急激に上昇し、経済的に実用性が失われる懸念がある。
【0023】また第1段階での水素化処理工程の操作
は、油とガスを並行で下降流または上昇流で行うことが
でき、また、油とガスを向流で行うこともできる。ま
た、第1段階の水素化処理工程として触媒を充填して使
用される反応塔は、単独の反応塔または連続した複数の
反応塔のどちらで構成されていてもよい。更に反応塔内
は、単独の触媒床または複数の触媒床のどちらで構成さ
れていてもよい。
【0024】またさらに、第1段階の水素化処理工程に
おける各反応塔の間や各触媒床の間に、後続の反応塔や
触媒床の入口の反応温度を調節する目的で、気体、液体
または液体と気体の混合物を注入することも可能であ
る。
【0025】ここでいう気体は、通常、水素;例えばメ
タン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン
等の炭素数1〜6のパラフィン系炭化水素およびこれら
の混合物など、注入する温度、圧力で気体として存在で
きる炭化水素;または水素とこれら炭化水素との混合
物;が好ましく用いられるが、例えば硫化水素、アンモ
ニア、窒素など、注入する温度、圧力で気体として存在
できる他の物質を含んでいてもよい。
【0026】また、ここでいう液体は、通常、例えば、
灯油、直留軽油、減圧軽油などの石油蒸留物;石油蒸留
残査物;石油蒸留物や石油蒸留残査物などの水素化処理
油;石油蒸留物や石油蒸留残査物などの熱分解油;石油
蒸留物や石油蒸留残査物などの接触分解油;またはこれ
らの混合物;など、注入する温度、圧力で液体として存
在できる炭化水素が好ましく用いられるが、後述する第
2段階の水素化処理工程における出口油の一部をリサイ
クルして使用するのが更に好ましい。
【0027】第1段階において各反応塔の間や各触媒床
の間に気体や液体を注入する場合、それらの注入量は任
意であるが、通常、気体を注入する場合は注入量が気体
/油比で1700Nm3 /m3 以下の範囲で行うことが
でき、液体を注入する場合は注入量が液体/油比で1m
3 /m3 以下の範囲で行うことができる。
【0028】なお、第1段階の水素化処理工程において
複数の反応塔または触媒床を使用する場合、本発明にお
ける第1段階の水素化処理温度は、各反応塔の間や各触
媒床の間への気体、液体または液体と気体の混合物の注
入の有無にかかわらず、またさらに反応塔の数に関係な
く、第1段階のすべての触媒床を対象にして、各触媒床
の入口温度と出口温度を平均した温度に各触媒床の触媒
充填重量比率を乗じて加えた触媒重量平均温度(WAB
T)で定義される。
【0029】また、第1段階の水素化処理工程における
水素化処理触媒としては、従来公知の任意の水素化処理
触媒が使用可能である。具体的には例えば、アルミナ、
シリカ、チタニア、ジルコニア、マグネシア、アルミナ
−シリカ、アルミナ−ボリア、アルミナ−チタニア、ア
ルミナ−ジルコニア、アルミナ−マグネシア、アルミナ
−シリカ−ジルコニア、アルミナ−シリカ−チタニア、
各種ゼオライト、セピオライト、モンモリロナイト等の
各種粘土鉱物などの多孔性無機酸化物を担体とし、これ
に水素化活性金属を担持した物を好ましく用いることが
できる。
【0030】該担持金属としては、通常、周期律表第V
IA、VA、VB、およびVIII族の金属から選ばれ
る少なくとも1種の水素化活性金属種が好ましく用いら
れ、特にコバルト、モリブデン、ニッケルをそれぞれ単
独で、または、コバルト、モリブデン、ニッケルを2種
あるいは3種組み合わせて多孔性無機酸化物に担持した
触媒がより好ましく用いられる。なお、本発明の第1段
階の水素化処理工程で用いる水素化処理触媒は、通常市
販されている水素化処理触媒でも十分目的が達成可能で
あり、本発明は触媒の種類によって何ら制限されるもの
ではない。
【0031】上述した第1段階の水素化処理工程で得ら
れる水素化処理油のドライスラッジ含有量は、通常、原
料油のドライスラッジ含有量より増加するか、少なくと
も0.05重量%を越える値、より一般的には、通常、
0.2質量%以上の値となる。またこの第1段階の水素
化処理工程により、通常、実質的に原料油の脱硫反応、
脱窒素反応および分解反応の大部分が達成される。
【0032】第1段階の水素化処理工程で得られる水素
化処理油の硫黄含有量は何ら規定されるものではない
が、通常、その下限値は0.01質量%、好ましくは
0.1質量%であり、一方、その上限値は2.0質量
%、好ましくは1.0質量%が一般的である。また第1
段階の水素化処理工程で得られる水素化処理油の窒素含
有量も何ら規定されるものではないが、通常、その下限
値は0.01質量%、好ましくは0.1質量%であり、
一方、その上限値は1.0質量%、好ましくは0.5質
量%が一般的である。
【0033】なお、本発明における窒素含有量とは、JI
S K 2609-1990 に規定する「原油及び石油製品−窒素分
試験方法」の「7.化学発光法」に準拠して測定される
窒素含有量を意味する。以降、本発明における窒素含有
量とは、すべて上記方法により測定される値を意味す
る。
【0034】本発明では上述の第1段階の水素化処理を
行った処理油に対して、次いで第2段階の水素化処理を
実行する。この第2段階の水素化処理温度の下限値は2
00℃、好ましくは250℃であり、一方、その上限値
は440℃、好ましくは400℃である。第2段階での
水素化処理温度が200℃未満の場合は触媒活性が十分
に発揮されないためスラッジ分の水素化反応が実用の領
域まで進まず、一方、その水素化処理温度が440℃を
超える場合はスラッジ分の水素化が進まずに、逆にスラ
ッジ分が生成してしまうため、それぞれ好ましくない。
【0035】さらに本発明では第2段階の水素化工程に
おいて、その水素化処理温度を第1段階の水素化処理温
度より低い値に設定して水素化処理を実施することが重
要である。第2段階の水素化処理工程における水素化処
理温度は、第1段階での水素化処理温度より低い温度で
あれば、上記の温度範囲内で任意の温度に設定すること
が可能であるが、両段階での水素化処理温度の差が好ま
しくは10℃以上、より好ましくは20℃以上あること
が望ましい。本発明において、第2段階の水素化処理温
度が第1段階の水素化処理温度と同一または第1段階の
水素化処理温度より高い場合は、スラッジ分の水素化が
進まずに、逆にスラッジ分が生成してしまうため好まし
くない。
【0036】また第2段階の水素化処理工程における温
度以外の他の条件は任意である。しかし、第2段階の入
口の水素分圧は、通常、下限値が1.0MPaであり、
一方、上限値が25.0MPa、好ましくは19.6M
Paの範囲で行うことができる。入口の水素分圧が1.
0MPa未満の場合は触媒活性が十分に発揮されず、ス
ラッジ分の水素化反応が実用の領域まで進まない懸念が
あり、一方、その水素分圧が25.0MPaを越える場
合は反応塔や周辺機器等の建設費が急激に上昇し、経済
的に実用性が失われる懸念がある。
【0037】また、第2段階での原料油(第1段階の水
素化処理を経た水素化処理油)の液空間速度(LHS
V)は、通常、下限値が0.1-1、好ましくは0.2h
-1であり、一方、上限値が10h-1、好ましくは4.0
-1の範囲で行うことができる。液空間速度(LHS
V)が0.1h-1未満の場合は、反応塔の建設費が莫大
になり経済的に実用性が失われる懸念があり、一方、液
空間速度(LHSV)が10h-1を越える場合は触媒活
性が十分に発揮されず、スラッジ分の水素化反応が実用
の領域まで進まない懸念がある。
【0038】また、第2段階の入口の水素/油比は、通
常、下限値が50Nm3 /m3 、好ましくは200Nm
3 /m3 であり、一方、上限値が1700Nm3 /m
3 、好ましくは1500Nm3 /m3 の範囲で行うこと
ができる。水素/油比が50Nm3 /m3 未満の場合
は、触媒上のコーク生成が激しくなり触媒寿命が極端に
短くなる懸念があり、一方、水素/油比が1700Nm
3 /m3 を超える場合は、反応塔や周辺機器等の建設費
が急激に上昇し、経済的に実用性が失われる懸念があ
る。
【0039】また第2段階での水素化処理工程の操作
は、油とガスを並行で下降流または上昇流で行うことが
でき、また、油とガスを向流で行うこともできる。ま
た、第2段階の水素化処理工程として触媒を充填して使
用される反応塔は、単独の反応塔または連続した複数の
反応塔のどちらで構成されていてもよい。更に、反応塔
内は、単独の触媒床または複数の触媒床のどちらで構成
されていてもよい。
【0040】またさらに、第2段階の水素化処理工程に
おける各反応塔の間や各触媒床の間に、後続の反応塔や
触媒床の入口の反応温度を調節する目的で、気体、液体
または液体と気体の混合物を注入することも可能であ
る。
【0041】ここでいう気体は、通常、水素;例えばメ
タン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン
等の炭素数1〜6のパラフィン系炭化水素およびこれら
の混合物など、注入する温度、圧力で気体として存在で
きる炭化水素;または水素とこれら炭化水素との混合
物;が好ましく用いられるが、例えば硫化水素、アンモ
ニア、窒素など、注入する温度、圧力で気体として存在
できる他の物質を含んでいてもよい。
【0042】また、ここでいう液体は、通常、例えば、
灯油、直留軽油、減圧軽油などの石油蒸留物;石油蒸留
残査物;石油蒸留物や石油蒸留残査物などの水素化処理
油;石油蒸留物や石油蒸留残査物などの熱分解油;石油
蒸留物や石油蒸留残査物などの接触分解油;またはこれ
らの混合物;など、注入する温度、圧力で液体として存
在できる炭化水素が好ましく用いられるが、第2段階の
水素化処理工程における出口油の一部をリサイクルして
使用するのが更に好ましい。
【0043】第2段階において各反応塔の間や各触媒床
の間に気体や液体を注入する場合、それらの注入量は任
意であるが、通常、気体を注入する場合は注入量が気体
/油比で1700Nm3 /m3 以下の範囲で行うことが
でき、液体を注入する場合は注入量が液体/油比で1m
3 /m3 以下の範囲で行うことができる。
【0044】なお、第2段階の水素化処理工程において
複数の反応塔または触媒床を使用する場合、本発明にお
ける第2段階の水素化処理温度は、各反応塔の間や各触
媒床の間への気体、液体または液体と気体の混合物の注
入の有無にかかわらず、またさらに反応塔の数に関係な
く、第2段階のすべての触媒床を対象にして、各触媒床
の入口温度と出口温度を平均した温度に各触媒床の触媒
充填重量比率を乗じて加えた触媒重量平均温度(WAB
T)で定義される。
【0045】また、第2段階の水素化処理工程における
水素化処理触媒としては、従来公知の任意の水素化処理
触媒が使用可能である。具体的には例えば、アルミナ、
シリカ、チタニア、ジルコニア、マグネシア、アルミナ
−シリカ、アルミナ−ボリア、アルミナ−チタニア、ア
ルミナ−ジルコニア、アルミナ−マグネシア、アルミナ
−シリカ−ジルコニア、アルミナ−シリカ−チタニア、
各種ゼオライト、セピオライト、モンモリロナイト等の
各種粘土鉱物などの多孔性無機酸化物を担体とし、これ
に水素化活性金属を担持した物を好ましく用いることが
できる。
【0046】該担持金属としては、通常、周期律表第V
IA、VA、VB、およびVIII族の金属から選ばれ
る少なくとも1種の水素化活性金属種が好ましく用いら
れ、特にコバルト、モリブデン、ニッケルをそれぞれ単
独で、または、コバルト、モリブデン、ニッケルを2種
あるいは3種組み合わせて多孔性無機酸化物に担持した
触媒がより好ましく用いられる。なお、本発明の第2段
階の水素化処理工程で用いる水素化処理触媒は、通常市
販されている水素化処理触媒でも十分目的が達成可能で
あり、本発明は触媒の種類によって何ら制限されるもの
ではない。
【0047】なお、本発明においては、第1段階と第2
段階の水素化処理を、一つの反応塔の中で行ってもよ
く、あるいは分離した2基以上の反応塔を用いて行って
もよい。また反応塔の中は複数個の触媒床に分かれてい
ても良い。
【0048】また本発明において、第2段階の水素化処
理温度を第1段階の水素化処理温度より下げる方法は特
に限定されるものでなく、任意の方法を採用することが
できる。具体的には従来公知の方法、例えば、低温の気
体、液体、あるいは気体と液体の両方を注入する方法、
または熱交換器による低温流体との熱交換の方法などを
用いることができる。
【0049】なおここでいう気体は、通常、水素;例え
ばメタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキ
サン等の炭素数1〜6のパラフィン系炭化水素およびこ
れらの混合物など、注入する温度、圧力で気体として存
在できる炭化水素;または水素とこれら炭化水素との混
合物;が好ましく用いられるが、例えば硫化水素、アン
モニア、窒素など、注入する温度、圧力で気体として存
在できる他の物質を含んでいてもよい。
【0050】また、ここでいう液体は、通常、例えば、
灯油、直留軽油、減圧軽油などの石油蒸留物;石油蒸留
残査物;石油蒸留物や石油蒸留残査物などの水素化処理
油;石油蒸留物や石油蒸留残査物などの熱分解油;石油
蒸留物や石油蒸留残査物などの接触分解油;またはこれ
らの混合物;など、注入する温度、圧力で液体として存
在できる炭化水素が好ましく用いられるが、第2段階の
水素化処理工程における出口油の一部をリサイクルして
使用するのが更に好ましい。
【0051】また、本発明における第1段階の水素化処
理と第2段階の水素化処理は連続的操作に限定されるわ
けではなく、第1段階の操作と第2段階の操作を個別に
実施してもよい。なお両段階の操作を個別に実施する場
合、第1段階と第2段階の間の条件は特に限定されるも
のではない。
【0052】本発明においては、以上の二段階の水素化
処理により、最終的にドライスラッジ含有量が0.05
質量%以下、好ましくは0.04質量%以下であり、か
つ硫黄含有量が原料油より低められた重油基材が得られ
る。得られる重油基材の硫黄含有量は、原料油の硫黄含
有量より低められてさえいれば任意の値でよいが、通
常、原料油に対する脱硫反応の達成率が好ましくは80
%以上、より好ましくは90%以上であるのが望まし
い。
【0053】なお、本発明における脱硫反応の達成率は
次式1で示される値を意味する。以降、本発明における
脱硫反応の達成率とは、すべてこの式1により計算され
る値を意味する。
【0054】
【数1】
【0055】また得られる重油基材の窒素含有量も何ら
規定されるものではないが、通常、原料油に対する脱窒
素反応の達成率が10%以上、好ましくは30%以上で
あるのが一般的である。
【0056】なお、本発明における脱窒素反応の達成率
は次式2で示される値を意味する。以降、本発明におけ
る脱窒素反応の達成率とは、すべてこの式2により計算
される値を意味する。
【0057】
【数2】
【0058】また本発明における二段階の水素化処理に
よる全体での分解反応達成率は任意であるが、通常20
%以上、好ましくは40%以上であるのが一般的であ
る。なお、本発明における分解反応の達成率は次式3で
示される値を意味する。以降、本発明における分解反応
の達成率とは、すべてこの式3により計算される値を意
味する。
【0059】
【数3】
【0060】また本発明においては、通常、第1段階の
水素化処理での脱硫反応達成率が、第2段階の水素化処
理工程も含めた全体の水素化処理での脱硫反応達成率の
80%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは9
5%以上を占めることが望ましい。
【0061】また本発明においては、通常、第1段階の
水素化処理での脱窒素反応達成率が、第2段階の水素化
処理工程も含めた全体の水素化処理での脱窒素反応達成
率の50%以上、好ましくは80%以上、より好ましく
は90%以上を占めることが望ましい。
【0062】さらに本発明においては、通常、第1段階
の水素化処理工程での分解反応達成率が、第2段階の水
素化処理工程も含めた全体の水素化処理での分解反応達
成率の75%以上、好ましくは85%以上、より好まし
くは90%以上を占めることが望ましい。
【0063】本発明により得られる重油基材は、単独で
も製品重油として使用可能である。また、具体的には例
えば、石油蒸留残査物;灯油;直留軽油;減圧軽油;石
油蒸留残査物を熱分解して得られる軽油や残油およびこ
れらの水素化処理油;接触分解装置より得られる軽質軽
油(ライトサイクル油)、重質軽油(ヘビーサイクル
油)、スラリー油;等の他の重油基材を適宜配合して、
製品重油とすることもできる。
【0064】
【実施例】次に実施例および比較例により本発明をさら
に詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら
限定されるものではない。
【0065】(実施例1)アルミナ担体にNiO 3質
量%とMoO3 11質量%を含有する市販脱硫触媒を、
直列に配した第1段階の水素化処理用ステンレス製反応
塔および第2段階の水素化処理用のステンレス製反応塔
にそれぞれ充填後、触媒を予備硫化した。次いで表1の
性状を有する減圧蒸留残査油を原料油とし、この反応塔
を用いて表2に示す反応条件で連続的に水素化処理を行
った。第1段階および第2段階の反応塔出口より得られ
た水素化処理油の性状;全水素処理工程での脱硫反応達
成率、脱窒素反応達成率、分解反応達成率;全水素処理
工程でのそれぞれの達成率に占める第1段階での脱硫反
応達成率、脱窒素反応達成率、分解反応達成率の割合も
表2に併記した。
【0066】(実施例2)実施例1と同一の原料油およ
び脱硫触媒を使用し、第1段階の反応塔の温度を表2に
示した450℃に変更した以外は実施例1と同一の反応
条件で水素化処理を行い、その結果も表2に併記した。
【0067】(実施例3)実施例1と同一の原料油およ
び脱硫触媒を使用し、第2段階の反応塔の温度を表2に
示した380℃に変更した以外は実施例1と同一の反応
条件で水素化処理を行い、その結果も表2に併記した。
【0068】(実施例4)第2段階の空間速度(LHS
V)の効果を確認するため、実施例1と同一の原料油お
よび脱硫触媒を使用し、第2段階の反応塔の触媒充填量
を実施例1の場合の20容量%に減少させ、第2段階の
反応塔の反応条件を表2に示したLHSV2.5h-1お
よび温度380℃に変更した以外は実施例1と同一の反
応条件で水素化処理を行い、その結果も表2に併記し
た。
【0069】(実施例5)実施例1と同一の原料油およ
び脱硫触媒を使用し、第1段階の反応塔の入口の水素分
圧を16.7MPaに変更した以外は実施例1と同一の
反応条件で水素化処理を行い、その結果も表2に併記し
た。
【0070】(比較例1)第2段階の反応塔の低温処理
効果を明確化するため、実施例1と同一の原料油および
脱硫触媒を使用し、第2段階を通さずに第1段階の反応
塔だけの水素化処理(反応条件は実施例1の第1段階と
同一)を行った。その結果も表2に併記した。
【0071】(比較例2)第2段階の反応塔の低温処理
効果を明確化するため、実施例1と同一の原料油および
脱硫触媒を使用し、第2段階の反応塔温度を第1段階の
反応塔と同じ温度である430℃に設定した以外は実施
例1と同一の反応条件で水素化処理を行い、その結果も
表2に併記した。
【0072】(比較例3)第2段階の反応塔の低温処理
効果を明確化するため、実施例1と同一の原料油および
脱硫触媒を使用し、最終的に得られる水素化処理油が実
施例1で得られた油と同じ硫黄含有量となるように、第
1段階および第2段階の反応塔温度を412℃に設定し
た以外は実施例1と同一の反応条件で水素化処理を行
い、その結果も表2に併記した。
【0073】(比較例4)二段階の工程で水素化処理を
実施して最終的に得られる水素化処理油のドライスラッ
ジ含有量が0.05質量%以下を達成するには第2段階
の反応温度を200℃以上にする必要性を明確化するた
め、実施例1と同一の原料油および脱硫触媒を使用し、
第2段階の反応塔の温度を190℃に設定した以外は実
施例1と同一の反応条件で水素化処理を行い、その結果
も表2に併記した。
【0074】
【表1】
【0075】
【表2】
【0076】表2の結果から明らかなとおり、本発明の
方法によれば、硫黄含有量の比較的高い石油蒸留残査物
を原料油として用いた場合でも、苛酷な水素化処理条件
によって硫黄含有量が原料油より低められ、かつドライ
スラッジ含有量が0.05質量%以下の重油基材を得る
ことが可能である。さらに得られる重油基材は原料油よ
り窒素含有量も低められ、また蒸留温度565℃以上の
留分の含有量も大きく低下していることがわかる。
【0077】それに対して第2段階の水素化処理を行わ
ない比較例1、最終的に得られる水素化処理油が実施例
1で得られた油と同じ硫黄含有量となるように第1段階
および第2段階の反応塔温度を412℃に設定した比較
例3、および第2段階の反応塔の温度を190℃に設定
した比較例4では、実施例1と同程度に硫黄、窒素含有
量が低められかつ蒸留温度565℃以上の留分が減少し
ているものの、それぞれドライスラッジ含有量が0.5
6質量%、0.23質量%および0.49質量%と実施
例と比較して非常に高く、重油基材としては不適当であ
る。
【0078】また第2段階の反応塔温度を第1段階の反
応塔と同じ温度である430℃に設定した比較例2で
は、実施例1より硫黄、窒素含有量が低められかつ蒸留
565℃以上の留分が減少しているものの、ドライスラ
ッジ含有量が0.63質量%と、他の比較例よりさらに
悪化していることがわかる。
【0079】
【発明の効果】本発明の方法によれば、比較的硫黄含有
量の多い石油蒸留残査物を原料油とした場合でも、水素
化処理を特定条件のもとで二段階で行うことにより、最
終的にドライスラッジ含有量が0.05質量%以下の重
油基材を得ることができる。このため、通常行われる水
素化処理で受ける運転条件の制約、例えばドライスラッ
ジが析出しない反応温度の上限や、反応圧力の下限とい
った運転条件の制約を大幅に緩和でき、装置建設の経済
性を大幅に向上できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライスラッジ含有量が0〜5.0質量
    %で硫黄含有量が1.0〜10質量%である原料油を、
    第1段階の水素化処理温度が340〜450℃、第2段
    階の水素化処理温度が200〜440℃であり、かつ第
    2段階の水素化処理温度が第1段階の水素化処理温度よ
    り低く保持された二段階の工程で該原料油を水素化処理
    することを特徴とする、ドライスラッジ含有量が0.0
    5質量%以下で硫黄含有量が原料油より低められた重油
    基材の製造方法。
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