JPH096052A - 電子写真用フェライトキャリア - Google Patents
電子写真用フェライトキャリアInfo
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- JPH096052A JPH096052A JP7157335A JP15733595A JPH096052A JP H096052 A JPH096052 A JP H096052A JP 7157335 A JP7157335 A JP 7157335A JP 15733595 A JP15733595 A JP 15733595A JP H096052 A JPH096052 A JP H096052A
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Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 有害金属を含まない組成を有し、かつ、画像
特性に優れ、寿命の長い電子写真フェライトキャリアを
提供する。 【構成】 Me0.5Fe2.5O4(Meは1価の金属を示
す)で表される立方晶系の単元系フェライト若しくはM
eまたはFeの1部をMnで置換した複合系フェライト
であって、モル比でMeOのLiOは4〜30%、MnO
は50%以下Fe2O350〜95%からなる組成に対し、V2
O5及びBi2O3を0.01〜1.2重量%含有する組
成を有し、飽和磁化値が40emu/g以上、電気抵抗率が
103Ω・cm以上、平均粒径が20〜150μmの球状粒
子からなる。
特性に優れ、寿命の長い電子写真フェライトキャリアを
提供する。 【構成】 Me0.5Fe2.5O4(Meは1価の金属を示
す)で表される立方晶系の単元系フェライト若しくはM
eまたはFeの1部をMnで置換した複合系フェライト
であって、モル比でMeOのLiOは4〜30%、MnO
は50%以下Fe2O350〜95%からなる組成に対し、V2
O5及びBi2O3を0.01〜1.2重量%含有する組
成を有し、飽和磁化値が40emu/g以上、電気抵抗率が
103Ω・cm以上、平均粒径が20〜150μmの球状粒
子からなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真用二成分系現
像剤に用いられるキャリアに係り、特にLi系フェライ
トキャリアに関するものである。
像剤に用いられるキャリアに係り、特にLi系フェライ
トキャリアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真の現像法としては磁気ブラシ現
像法、ジャンピング現像法などの種々の方法が知られて
おり、これらの現像法に使用される現像剤としては、ト
ナーのみからなる一成分系現像剤とキャリアとトナーか
ら二成分系現像剤があることはよく知られている。この
うち、二成分系現像剤を構成するキャリアは、適当な摩
擦帯電特性を持ちトナー粒子を吸引すること、粒子の内
外部が緻密であり、粒子の強度が十分で破壊が生じない
こと、粒子が流動性に富むこと、粒子が均一であるこ
と、表面の状態が湿度などによって変わらず種々の特性
が安定であること、耐摩耗性を有すること、飽和磁化や
保磁力などの磁気的特性質が適切なことなどが要求され
る。
像法、ジャンピング現像法などの種々の方法が知られて
おり、これらの現像法に使用される現像剤としては、ト
ナーのみからなる一成分系現像剤とキャリアとトナーか
ら二成分系現像剤があることはよく知られている。この
うち、二成分系現像剤を構成するキャリアは、適当な摩
擦帯電特性を持ちトナー粒子を吸引すること、粒子の内
外部が緻密であり、粒子の強度が十分で破壊が生じない
こと、粒子が流動性に富むこと、粒子が均一であるこ
と、表面の状態が湿度などによって変わらず種々の特性
が安定であること、耐摩耗性を有すること、飽和磁化や
保磁力などの磁気的特性質が適切なことなどが要求され
る。
【0003】上述した諸特性を満足させる為に従来から
種々のキャリア材料が検討されてきているが、現在広く
使用されているキャリアの一つに鉄粉がある。鉄粉キャ
リアは、通常鉄粉の表面に適当な処理(酸化処理、樹脂
被覆等)を施して使用されているが、長時間使用すると
粒子の表面が物理的あるいは化学的に変化して、トナー
が付着したり、あるいは被覆樹脂が剥離したり、さらに
は使用環境の湿度に敏感になって画像の鮮明度がうすれ
たりするため寿命が短いという欠点がある。
種々のキャリア材料が検討されてきているが、現在広く
使用されているキャリアの一つに鉄粉がある。鉄粉キャ
リアは、通常鉄粉の表面に適当な処理(酸化処理、樹脂
被覆等)を施して使用されているが、長時間使用すると
粒子の表面が物理的あるいは化学的に変化して、トナー
が付着したり、あるいは被覆樹脂が剥離したり、さらに
は使用環境の湿度に敏感になって画像の鮮明度がうすれ
たりするため寿命が短いという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記鉄粉キャリアの欠
点を消すべく、フェライト粒子をキャリアを用いること
が特公平3-47502号,同3-52623号,同4-3868号,同6-48393
号及び特開昭62-297857号などにより提案され、実用化
されている。しかしながら、通常のフェライトキャリア
はZnを含有するので、最近環境汚染の問題などから有
害金属(Zn、Ba等)を含む廃棄物に法的な規制もみ
られるなど、フェライトキャリアは実用上の面から対応
を迫られている。すなわち有害金属を含まずに上述した
諸特性を満足する必要があるといった、上記規制をクリ
アするための解決すべき重要な課題をかかえている。
点を消すべく、フェライト粒子をキャリアを用いること
が特公平3-47502号,同3-52623号,同4-3868号,同6-48393
号及び特開昭62-297857号などにより提案され、実用化
されている。しかしながら、通常のフェライトキャリア
はZnを含有するので、最近環境汚染の問題などから有
害金属(Zn、Ba等)を含む廃棄物に法的な規制もみ
られるなど、フェライトキャリアは実用上の面から対応
を迫られている。すなわち有害金属を含まずに上述した
諸特性を満足する必要があるといった、上記規制をクリ
アするための解決すべき重要な課題をかかえている。
【0005】本発明はかかる要望に応えるためになされ
たものであり有害金属を含まない組成を有し、かつ、画
像特性に優れ、寿命の長い電子写真用フェライトキャリ
アを提供することを目的とするものである。
たものであり有害金属を含まない組成を有し、かつ、画
像特性に優れ、寿命の長い電子写真用フェライトキャリ
アを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、Me0.5Fe2.5O4(Meは1価の金属を示
す)で表される立方晶の単元系フェライト若しくはMe
またはFeの一部をMnで置換した複合系フェライトで
あって、モル比でMeOのLiOは4〜30%、Fe2
O350〜95%からなる組成に対し、V2O5及びBi2
O3を0.01〜1.2重量%含有する組成を有し、も
って結晶組織の粗大化が抑制され、かつ結晶組織が均一
化され、そして飽和磁化が40emu/g以上、電気抵抗率
が103Ω・cm以上の特性を有し、かつ平均粒径が20〜
150μmである球状フェライト粒子をキャリアとした
ことを特徴とするものである。
に本発明は、Me0.5Fe2.5O4(Meは1価の金属を示
す)で表される立方晶の単元系フェライト若しくはMe
またはFeの一部をMnで置換した複合系フェライトで
あって、モル比でMeOのLiOは4〜30%、Fe2
O350〜95%からなる組成に対し、V2O5及びBi2
O3を0.01〜1.2重量%含有する組成を有し、も
って結晶組織の粗大化が抑制され、かつ結晶組織が均一
化され、そして飽和磁化が40emu/g以上、電気抵抗率
が103Ω・cm以上の特性を有し、かつ平均粒径が20〜
150μmである球状フェライト粒子をキャリアとした
ことを特徴とするものである。
【0007】本発明者等は、従来のフェライトキャリア
について調査、検討した結果、画質に影響を及ぼす帯電
量の調節に関し、電気抵抗を変えるのみでは、キャリア
が使用されるそれぞれの複写機やプリンター等の機構や
現像条件などの違いにより全く効果を発揮しない場合が
あることを知見した。引続きフェライトキャリアの材料
組成と帯電量との関係、およびそれらと画像濃度との関
係等を種々検討した結果、飽和磁化の変化と相俟って容
易に所望の画像濃度が得られるフェライトキャリアの組
成領域を見出し、それに基づいて本発明を完成したもの
である。
について調査、検討した結果、画質に影響を及ぼす帯電
量の調節に関し、電気抵抗を変えるのみでは、キャリア
が使用されるそれぞれの複写機やプリンター等の機構や
現像条件などの違いにより全く効果を発揮しない場合が
あることを知見した。引続きフェライトキャリアの材料
組成と帯電量との関係、およびそれらと画像濃度との関
係等を種々検討した結果、飽和磁化の変化と相俟って容
易に所望の画像濃度が得られるフェライトキャリアの組
成領域を見出し、それに基づいて本発明を完成したもの
である。
【0008】本発明において、LiO,MnO,および
Fe2O3の各成分はフェライトキャリアとしての特性を
満足するための基本成分であり、その含有量が、モル比
でLiO 4〜30%(好ましくは10〜25%),MnOは
0〜50%(複合系フェライトの場合は好ましくは10〜3
0%),Fe2O3 50〜95%(好ましくは60〜90%)の範囲内で
あれば良く、これに特定の金属酸化物を2種以上添加す
ることにより上記目的が達成される。
Fe2O3の各成分はフェライトキャリアとしての特性を
満足するための基本成分であり、その含有量が、モル比
でLiO 4〜30%(好ましくは10〜25%),MnOは
0〜50%(複合系フェライトの場合は好ましくは10〜3
0%),Fe2O3 50〜95%(好ましくは60〜90%)の範囲内で
あれば良く、これに特定の金属酸化物を2種以上添加す
ることにより上記目的が達成される。
【0009】MnOはMe0.5Fe2.5O4の組成に固溶
する際に飽和磁化の向上に寄与し、また、画像濃度に顕
著に影響を及ぼす帯電量制御にも大きく影響する。飽和
磁化はMnOが多い程向上する。飽和磁化が高い(例え
ば55emu/g以上)場合は、磁気ブラシ法においては現像
剤を保持するマグネットロール上に高い磁気ブラシを形
成するので高い画像濃度が得易いという利点がある。一
方MnOを含まない単元系のLi0.5Fe2.5O4では、
飽和磁化そのものはフェリ磁性の理論により減少するた
めに、マグネットロール上には低い磁気ブラシが形成さ
れるようになる。そのため概して磁気ブラシの穂立ちは
柔らかく、中間調の再現性は良好であるが画像濃度は低
下し易くなる。但し、飽和磁化が低い(例えば50emu/g
以下)場合でも現像条件(例えば現像ギャップ)を工夫す
ることによって画像濃度、解像度を高めることができる
こともわかった。すなわち、フェライトキャリアは飽和
磁化が高い程画質が向上すると考えられていたが、単元
系Li系フェライトのように飽和磁化がそれ程高くない
場合でも、高品質の画像が得られることも判明した。
する際に飽和磁化の向上に寄与し、また、画像濃度に顕
著に影響を及ぼす帯電量制御にも大きく影響する。飽和
磁化はMnOが多い程向上する。飽和磁化が高い(例え
ば55emu/g以上)場合は、磁気ブラシ法においては現像
剤を保持するマグネットロール上に高い磁気ブラシを形
成するので高い画像濃度が得易いという利点がある。一
方MnOを含まない単元系のLi0.5Fe2.5O4では、
飽和磁化そのものはフェリ磁性の理論により減少するた
めに、マグネットロール上には低い磁気ブラシが形成さ
れるようになる。そのため概して磁気ブラシの穂立ちは
柔らかく、中間調の再現性は良好であるが画像濃度は低
下し易くなる。但し、飽和磁化が低い(例えば50emu/g
以下)場合でも現像条件(例えば現像ギャップ)を工夫す
ることによって画像濃度、解像度を高めることができる
こともわかった。すなわち、フェライトキャリアは飽和
磁化が高い程画質が向上すると考えられていたが、単元
系Li系フェライトのように飽和磁化がそれ程高くない
場合でも、高品質の画像が得られることも判明した。
【0010】なお、上記の効果は本発明に係わる金属酸
化物を加えることによってなし得るものであり、前記組
成範囲内において、V2O5とBi2O3を複合添加するこ
とにより、単元系フェライトではLiとFe、複合系フ
ェライトではLi,Mn,Fe等が低融点のV2O5及び
Bi2O3と相互に化学反応を起こすことによって、焼結
密度の向上(約4.5g/cm3以上)及び異常結晶粒成長の抑
制(平均結晶粒径を約20μm以下にすること)により、均
質な粒子表面形態が得られるものである。
化物を加えることによってなし得るものであり、前記組
成範囲内において、V2O5とBi2O3を複合添加するこ
とにより、単元系フェライトではLiとFe、複合系フ
ェライトではLi,Mn,Fe等が低融点のV2O5及び
Bi2O3と相互に化学反応を起こすことによって、焼結
密度の向上(約4.5g/cm3以上)及び異常結晶粒成長の抑
制(平均結晶粒径を約20μm以下にすること)により、均
質な粒子表面形態が得られるものである。
【0011】本発明の目的とする焼結密度の向上と異常
結晶粒成長の抑制のためには、2種の金属酸化物の添加
量は、0.01重量%以上は必要である。金属酸化物の
含有量が0.5重量%を越えると異常粒成長が発生し始
めるが、添加量が1.2重量%程度までは、本発明に係
わるLi系のフェライトの場合は粒子の表面が荒れて粗
になることはなく、むしろ滑らかになる性質を有してお
り、粒子表面をスチレン−アクリル系樹脂シリコーン樹
脂、フッ素樹脂等で被覆する場合に、使用中に樹脂が剥
離するといった不都合を生ずることはなく、実用が可能
である。金属酸化物の添加量が多くなると焼結密度が低
下することも考慮すると、2種の金属酸化物の添加量は
0.01〜1.2重量%とする必要がある。但し、フェライト
粒子の表面に樹脂を被覆せずにそのまま使用する場合は
トナースペントによる寿命の低下を防止するために上記
添加量は0.6重量%以下が望ましい。
結晶粒成長の抑制のためには、2種の金属酸化物の添加
量は、0.01重量%以上は必要である。金属酸化物の
含有量が0.5重量%を越えると異常粒成長が発生し始
めるが、添加量が1.2重量%程度までは、本発明に係
わるLi系のフェライトの場合は粒子の表面が荒れて粗
になることはなく、むしろ滑らかになる性質を有してお
り、粒子表面をスチレン−アクリル系樹脂シリコーン樹
脂、フッ素樹脂等で被覆する場合に、使用中に樹脂が剥
離するといった不都合を生ずることはなく、実用が可能
である。金属酸化物の添加量が多くなると焼結密度が低
下することも考慮すると、2種の金属酸化物の添加量は
0.01〜1.2重量%とする必要がある。但し、フェライト
粒子の表面に樹脂を被覆せずにそのまま使用する場合は
トナースペントによる寿命の低下を防止するために上記
添加量は0.6重量%以下が望ましい。
【0012】すなわち、本発明においては、モル比でL
iO 4〜30%,MnO 0〜50%,Fe2O3 50〜95%の基
本組成に低融点の金属酸化物であるV2O5とBi2O3、
(これらの金属酸化物となり得る金属塩類でもよい)を
1.2重量%以下の少量を添加することによって、飽和磁
化を40〜75emu/g、保磁力を50 Oe以下、電気抵抗を10
3Ω・cm以上にそれぞれ収めることができるものである。
これらの特性と帯電量及び画質とのからみによって画像
濃度の高い画像が得られるのである。本発明において、
上記の金属酸化物を少量添加することにより焼粒密度が
向上するが、焼結促進剤としては、上記の金属酸化物の
他に例えば、As2O3,Sb2O3,B2O3,SiO2,CaOな
どの金属酸化物を添加しても良い。これらの金属酸化物
の代わりに加熱により金属酸化物となり得る金属化合物
を添加してもよい。
iO 4〜30%,MnO 0〜50%,Fe2O3 50〜95%の基
本組成に低融点の金属酸化物であるV2O5とBi2O3、
(これらの金属酸化物となり得る金属塩類でもよい)を
1.2重量%以下の少量を添加することによって、飽和磁
化を40〜75emu/g、保磁力を50 Oe以下、電気抵抗を10
3Ω・cm以上にそれぞれ収めることができるものである。
これらの特性と帯電量及び画質とのからみによって画像
濃度の高い画像が得られるのである。本発明において、
上記の金属酸化物を少量添加することにより焼粒密度が
向上するが、焼結促進剤としては、上記の金属酸化物の
他に例えば、As2O3,Sb2O3,B2O3,SiO2,CaOな
どの金属酸化物を添加しても良い。これらの金属酸化物
の代わりに加熱により金属酸化物となり得る金属化合物
を添加してもよい。
【0013】また、本発明において、キャリア粒子は、
その平均粒径が20〜150μmの範囲内にある性状のもので
あることが望ましく、特殊な静電記録などの用途の場合
を除いては、粒径が20μm未満の場合には、キャリア飛
散などがあり、一方、粒径が150μmを越える場合には、
画像そのものが粗となり好ましくない。
その平均粒径が20〜150μmの範囲内にある性状のもので
あることが望ましく、特殊な静電記録などの用途の場合
を除いては、粒径が20μm未満の場合には、キャリア飛
散などがあり、一方、粒径が150μmを越える場合には、
画像そのものが粗となり好ましくない。
【0014】また、本発明において、フェライトキャリ
アの飽和磁化値は40〜75emu/gの範囲内にであることが
望ましい。飽和磁化の値が40emu/gより小さい場合には
現像ギャップを狭くしてもマグネットロールとの吸着力
が低下して磁気ブラシが小さくなるため、目標とする高
濃度でかつ鮮明な画像を得ることは困難となり、一方、
飽和磁化が75emu/gを越える場合には、磁力が強いため
に磁気ブラシが鎖状となり易く、中間調の良い画像が得
にくいためである。
アの飽和磁化値は40〜75emu/gの範囲内にであることが
望ましい。飽和磁化の値が40emu/gより小さい場合には
現像ギャップを狭くしてもマグネットロールとの吸着力
が低下して磁気ブラシが小さくなるため、目標とする高
濃度でかつ鮮明な画像を得ることは困難となり、一方、
飽和磁化が75emu/gを越える場合には、磁力が強いため
に磁気ブラシが鎖状となり易く、中間調の良い画像が得
にくいためである。
【0015】また、本発明において、上記フェライトキ
ャリアの保磁力Hcが50 Oeを越える場合には、粒子その
ものが永久磁石の性質を持ちマグネットロール等に強く
付着して現像されるトナーの流動性を悪くするために、
画像むらが発生し良好な画像は得られなくなるので、そ
の保磁力は50 Oe以下であることが望ましく、より好ま
しくは10 Oe以下である。
ャリアの保磁力Hcが50 Oeを越える場合には、粒子その
ものが永久磁石の性質を持ちマグネットロール等に強く
付着して現像されるトナーの流動性を悪くするために、
画像むらが発生し良好な画像は得られなくなるので、そ
の保磁力は50 Oe以下であることが望ましく、より好ま
しくは10 Oe以下である。
【0016】さらに本発明においては、、フェライトキ
ャリアは耐摩耗性が大であること、ひいては長寿命化に
つながることから、フェライト粒子の破壊強度は5000g/
cm2以上であることが望ましい。なお、本発明におい
て、キャリアの磁気特性は振動試料型磁力計(東英工業
社製VSM−3型)にて最大10KOeの磁界中で測定
した値であり、電気抵抗はD.C.100V/mの電界
中で測定した値である。
ャリアは耐摩耗性が大であること、ひいては長寿命化に
つながることから、フェライト粒子の破壊強度は5000g/
cm2以上であることが望ましい。なお、本発明におい
て、キャリアの磁気特性は振動試料型磁力計(東英工業
社製VSM−3型)にて最大10KOeの磁界中で測定
した値であり、電気抵抗はD.C.100V/mの電界
中で測定した値である。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて、より詳細
に説明する。 (実施例)モル比で、表1に示す各種組成の試料となる
ように原料をそれぞれ秤量し、ボールミルにより混合し
た。得られた混合粉を800〜1000℃で仮焼し、仮焼した
試料をアトライターにより粉砕した。粉砕粉の粒径は、
空気透過法を用いて測定した結果、平均粒径で約1.0μm
であった。次いで、粉砕した試料に、バインダーとして
P.V.A(ポリビニールアルコール)を0.5〜1.0重量%加
え、スプレドライヤーにより造粒した。得られた造粒粉
をアルミナ製の容器に入れて大気中で1200℃で焼成し
た。なお、本発明のキャリアを製造するに際し、造粒粉
を多量に炉に装入して焼成する場合には、焼成の際に粒
成長して粒同志が結合することがあるため、ロータリー
キルン等で試料を回転しながら焼成することが望まし
い。このようにして得られた平均粒径約50μmのフェラ
イト粒子の諸特性を表1に示す。なお、表中の「結晶粒
径」は「平均結晶粒径」である。
に説明する。 (実施例)モル比で、表1に示す各種組成の試料となる
ように原料をそれぞれ秤量し、ボールミルにより混合し
た。得られた混合粉を800〜1000℃で仮焼し、仮焼した
試料をアトライターにより粉砕した。粉砕粉の粒径は、
空気透過法を用いて測定した結果、平均粒径で約1.0μm
であった。次いで、粉砕した試料に、バインダーとして
P.V.A(ポリビニールアルコール)を0.5〜1.0重量%加
え、スプレドライヤーにより造粒した。得られた造粒粉
をアルミナ製の容器に入れて大気中で1200℃で焼成し
た。なお、本発明のキャリアを製造するに際し、造粒粉
を多量に炉に装入して焼成する場合には、焼成の際に粒
成長して粒同志が結合することがあるため、ロータリー
キルン等で試料を回転しながら焼成することが望まし
い。このようにして得られた平均粒径約50μmのフェラ
イト粒子の諸特性を表1に示す。なお、表中の「結晶粒
径」は「平均結晶粒径」である。
【0018】
【表1】
【0019】これらの球状フェライト粒子を体積平均粒
径が10μm、D.C.4KV/cmにおける電気抵抗
が1×1015Ω・cmのトナー(日立金属製HMT43
3)とトナー濃度が4重量%となるように混合して二成
分現像剤を調製し、次の条件で15万枚の連続コピー試験
を行った。
径が10μm、D.C.4KV/cmにおける電気抵抗
が1×1015Ω・cmのトナー(日立金属製HMT43
3)とトナー濃度が4重量%となるように混合して二成
分現像剤を調製し、次の条件で15万枚の連続コピー試験
を行った。
【0020】(1)画像形成条件 感光体:opcドラム、周速60mm/sec、表面電位−
500V 現像ロール:外径20mmのSUS304製スリーブ
(周速150mm/sec)の内部に、4極非対称着磁を施
した円筒状フェライト磁石を固定配置。スリーブ上の磁
束密度は現像磁極が800G、他の磁極は600G。 現像キャップ:0.6mm、ドクターギャップ:0.5m
m 転写:コロナ転写、定着:熱ロール定着〔定着温度17
0℃、定着圧力(線圧)1Kg/cm〕 (2)画像形成条件 感光体:opcドラム、周速60mm/sec、表面電位−5
00V 現像ロール:外径32mmのSUS304製スリーブ(周
速250mm/sec)の内部に、4極非対称着磁を施した円
筒形フェライト磁石を固定配置。スリーブ上の磁束密度
は現像磁極が800G、他の磁極は600G。 現像キャップ:1.0mm、ドクターギャップ:0.8
mm 転写:コロナ転写、定着:熱ロール定着@ 定着温度17
0℃、定着圧力(線圧)1kg/cm (注)環境条件はともに20℃、60%R.H(常
温常湿)
500V 現像ロール:外径20mmのSUS304製スリーブ
(周速150mm/sec)の内部に、4極非対称着磁を施
した円筒状フェライト磁石を固定配置。スリーブ上の磁
束密度は現像磁極が800G、他の磁極は600G。 現像キャップ:0.6mm、ドクターギャップ:0.5m
m 転写:コロナ転写、定着:熱ロール定着〔定着温度17
0℃、定着圧力(線圧)1Kg/cm〕 (2)画像形成条件 感光体:opcドラム、周速60mm/sec、表面電位−5
00V 現像ロール:外径32mmのSUS304製スリーブ(周
速250mm/sec)の内部に、4極非対称着磁を施した円
筒形フェライト磁石を固定配置。スリーブ上の磁束密度
は現像磁極が800G、他の磁極は600G。 現像キャップ:1.0mm、ドクターギャップ:0.8
mm 転写:コロナ転写、定着:熱ロール定着@ 定着温度17
0℃、定着圧力(線圧)1kg/cm (注)環境条件はともに20℃、60%R.H(常
温常湿)
【0021】金属酸化物を含む本発明による上記組成の
試料2〜4、6、7および試料9〜11、13、14はいずれの条件で
も画像濃度1.5〜1.3の範囲内の濃度変化であり、現像条
件による顕著な有意差は認められなかった。しかしなが
ら、金属酸化物を含まない試料1と8の初期の画像濃度は
1.5であったものが連続コピー後は1.2まで低下し、金属
酸化物を含まない試料ではトナーによる汚染、すなわち
スペントトナー量が添加物を含む試料に比べて多く、こ
れは画像濃度に影響を及ぼす帯電量の変化に依存したも
のと考えられる。金属酸化物の添加量が多い試料5と1
2は、焼結密度がやや低下し、均質的な粒子表面が得ら
れず(トナースペントが増大し)、初期の画像濃度は高
いが、連続コピー後は1.1まで低下した。
試料2〜4、6、7および試料9〜11、13、14はいずれの条件で
も画像濃度1.5〜1.3の範囲内の濃度変化であり、現像条
件による顕著な有意差は認められなかった。しかしなが
ら、金属酸化物を含まない試料1と8の初期の画像濃度は
1.5であったものが連続コピー後は1.2まで低下し、金属
酸化物を含まない試料ではトナーによる汚染、すなわち
スペントトナー量が添加物を含む試料に比べて多く、こ
れは画像濃度に影響を及ぼす帯電量の変化に依存したも
のと考えられる。金属酸化物の添加量が多い試料5と1
2は、焼結密度がやや低下し、均質的な粒子表面が得ら
れず(トナースペントが増大し)、初期の画像濃度は高
いが、連続コピー後は1.1まで低下した。
【0022】つぎに、試料1、2、4及び試料8、9、11につい
て、それぞれトナー濃度が4.0重量%となるように上記ト
ナーを加えて現像装置に投入して連続回転(攪拌)テス
トを行った。フェライトキャリア表面のトナーによる汚
染の状態を調べた結果を図1、図2に示す。15万枚のコ
ピーテストに相当する75時間の連続回転では、本発明に
よる試料2と4のキャリア粒子表面へのトナー付着量は0.
5重量%以下で極めて少量であることが確認された。一
方、試料1と8では、トナー付着量は試料2,4,9,11より若
干多い。この差異は添加物の有無によるフェライトキャ
リア粒子表面の均質性と因果関係があり、粒子表面が粗
である程トナー付着量が増大することに起因している。
て、それぞれトナー濃度が4.0重量%となるように上記ト
ナーを加えて現像装置に投入して連続回転(攪拌)テス
トを行った。フェライトキャリア表面のトナーによる汚
染の状態を調べた結果を図1、図2に示す。15万枚のコ
ピーテストに相当する75時間の連続回転では、本発明に
よる試料2と4のキャリア粒子表面へのトナー付着量は0.
5重量%以下で極めて少量であることが確認された。一
方、試料1と8では、トナー付着量は試料2,4,9,11より若
干多い。この差異は添加物の有無によるフェライトキャ
リア粒子表面の均質性と因果関係があり、粒子表面が粗
である程トナー付着量が増大することに起因している。
【0023】図3は図1、図2の試料について、電気抵
抗の変化を示したもので、図3から連続回転による長時
間テストによっても、試料2と9の変化量は微少であるこ
とがわかる。このことは換言すればフェライトキャリア
の帯電量変化が僅少であることを意味しており、この結
果からも、本発明のフェライトキャリアは長寿命であ
り、優れた特性を持っていることがわかる。
抗の変化を示したもので、図3から連続回転による長時
間テストによっても、試料2と9の変化量は微少であるこ
とがわかる。このことは換言すればフェライトキャリア
の帯電量変化が僅少であることを意味しており、この結
果からも、本発明のフェライトキャリアは長寿命であ
り、優れた特性を持っていることがわかる。
【0024】なお、上述した本発明の実施例において、
混合機としてボールミルを使用したが、振動ミルまたは
ミキサー等を用いても良い。また、粉砕機としてはアト
ライターを使用したが、これも、ボールミルまたは、振
動ミル等、他の公知の粉砕機を用いても良い。
混合機としてボールミルを使用したが、振動ミルまたは
ミキサー等を用いても良い。また、粉砕機としてはアト
ライターを使用したが、これも、ボールミルまたは、振
動ミル等、他の公知の粉砕機を用いても良い。
【0025】
【発明の効果】以上の如く、低融点の金属酸化物を含む
本発明のフェライトキャリアは、無添加のフェライトキ
ャリアに比べて、異常結晶粒成長が抑制され、もってト
ナー汚染が少なく長寿命であり、電子写真装置(複写
機、レーザービームプリンタ等)の現像剤として使用し
た場合にその工業的価値は大である。
本発明のフェライトキャリアは、無添加のフェライトキ
ャリアに比べて、異常結晶粒成長が抑制され、もってト
ナー汚染が少なく長寿命であり、電子写真装置(複写
機、レーザービームプリンタ等)の現像剤として使用し
た場合にその工業的価値は大である。
【図1】単元系フェライトの現像装置の連続回転時間と
トナー付着量の関係を示す図である。
トナー付着量の関係を示す図である。
【図2】本発明に係わる複合系フェライトの添加物の有
無による現像装置の連続回転による回転時間とトナー付
着量の関係を示す図である。
無による現像装置の連続回転による回転時間とトナー付
着量の関係を示す図である。
【図3】単元系及び複合系フェライトの添加物の有無に
よる現像装置の連続回転による回転時間と電気抵抗の関
係を示す図である。
よる現像装置の連続回転による回転時間と電気抵抗の関
係を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 Me0.5Fe2.5O4(Meは1価の金属を
示す)で表される立方晶系の単元系フェライト若しくは
MeまたはFeの一部をMnで置換した複合系フェライ
トであって、モル比でMeOのLiOは4〜30%、Mn
Oは50%以下Fe2O3 50〜95%からなる組成に対し、
V2O5及びBi2O3を0.01〜1.2重量%含有する
組成を有し、飽和磁化値が40emu/g以上、電気抵抗率が
103Ω・cm以上、平均粒径が20〜150μmの球状粒
子からなることを特徴とする電子写真用フェライトキャ
リア。 - 【請求項2】 保磁力Hcが50 Oe以下であることを
特徴とする請求項1記載の電子写真用フェライトキャリ
ア。 - 【請求項3】 球状粒子の強度が5000g/cm2以上
であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子写
真用フェライトキャリア。 - 【請求項4】 球状粒子の表面が酸化または還元されて
いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
電子写真用フェライトキャリア。 - 【請求項5】 球状粒子の表面が樹脂で被覆されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子
写真用フェライトキャリア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7157335A JPH096052A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 電子写真用フェライトキャリア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7157335A JPH096052A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 電子写真用フェライトキャリア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH096052A true JPH096052A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15647450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7157335A Pending JPH096052A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 電子写真用フェライトキャリア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH096052A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005181944A (ja) * | 2003-03-13 | 2005-07-07 | Ricoh Co Ltd | 静電潜像現像用キャリア、現像剤、現像剤容器、画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
| EP2107425A1 (en) | 2008-03-31 | 2009-10-07 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | Carrier core material for an electrophotographic developer, carrier, and electrophotographic developer using the carrier |
| JP4763216B2 (ja) * | 2000-05-17 | 2011-08-31 | イーストマン コダック カンパニー | 磁気キャリア粒子 |
| US8039190B2 (en) | 2008-03-31 | 2011-10-18 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | Carrier core material for electrophotographic developer, carrier, and electrophotographic developer using the carrier |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP7157335A patent/JPH096052A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4763216B2 (ja) * | 2000-05-17 | 2011-08-31 | イーストマン コダック カンパニー | 磁気キャリア粒子 |
| JP2005181944A (ja) * | 2003-03-13 | 2005-07-07 | Ricoh Co Ltd | 静電潜像現像用キャリア、現像剤、現像剤容器、画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
| EP2107425A1 (en) | 2008-03-31 | 2009-10-07 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | Carrier core material for an electrophotographic developer, carrier, and electrophotographic developer using the carrier |
| US7862975B2 (en) | 2008-03-31 | 2011-01-04 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | Carrier core material for an electrophotographic developer, carrier, and electrophotographic developer using the carrier |
| US8039190B2 (en) | 2008-03-31 | 2011-10-18 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | Carrier core material for electrophotographic developer, carrier, and electrophotographic developer using the carrier |
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