JPH0960589A - 片頭ピストン型圧縮機 - Google Patents
片頭ピストン型圧縮機Info
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- JPH0960589A JPH0960589A JP7212207A JP21220795A JPH0960589A JP H0960589 A JPH0960589 A JP H0960589A JP 7212207 A JP7212207 A JP 7212207A JP 21220795 A JP21220795 A JP 21220795A JP H0960589 A JPH0960589 A JP H0960589A
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Landscapes
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空調装置のスイッチのオン・オフ動作により
最小容量から最大容量への切り換えを迅速に行い、冷房
フィーリングを向上することができる片頭ピストン型圧
縮機を提供する。 【解決手段】 スプール24はシリンダブロック11に
貫設された収容孔23に収容されている。同スプール2
4は斜板20の傾動に連動して、外部冷媒回路47に連
通される吸入通路27と吸入室35との連通を遮断する
閉位置と、開放する開位置との間をスライド移動され
る。このスプール24にはクランク室15と吸入通路2
7とを連通する第1の放圧通路を形成する放圧通口43
が形成されている。吐出室36とクランク室15を接続
する圧力供給通路44には電磁開閉弁45が設けられて
いる。クランク室15と吸入通路27は放圧通路47に
より連通され、該通路47は最小容量状態で、クランク
室圧力と吸入圧力との差圧が設定値を越えた場合に開放
される差圧弁48が配設されている。
最小容量から最大容量への切り換えを迅速に行い、冷房
フィーリングを向上することができる片頭ピストン型圧
縮機を提供する。 【解決手段】 スプール24はシリンダブロック11に
貫設された収容孔23に収容されている。同スプール2
4は斜板20の傾動に連動して、外部冷媒回路47に連
通される吸入通路27と吸入室35との連通を遮断する
閉位置と、開放する開位置との間をスライド移動され
る。このスプール24にはクランク室15と吸入通路2
7とを連通する第1の放圧通路を形成する放圧通口43
が形成されている。吐出室36とクランク室15を接続
する圧力供給通路44には電磁開閉弁45が設けられて
いる。クランク室15と吸入通路27は放圧通路47に
より連通され、該通路47は最小容量状態で、クランク
室圧力と吸入圧力との差圧が設定値を越えた場合に開放
される差圧弁48が配設されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片頭ピストン型圧
縮機に関し、特に、外部冷媒回路と圧縮機との間の冷媒
循環を止めて、零ではない最小容量運転を継続できるク
ラッチレス圧縮機として好適な片頭ピストン型圧縮機に
関する。
縮機に関し、特に、外部冷媒回路と圧縮機との間の冷媒
循環を止めて、零ではない最小容量運転を継続できるク
ラッチレス圧縮機として好適な片頭ピストン型圧縮機に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載された空調装置の冷房回路に
組み込まれる圧縮機として、斜板の傾角を変更すること
により容量調節が可能なクラッチレスピストン型圧縮機
(以下、圧縮機とする)がある(特開平6−34684
5号公報参照)。この圧縮機は、ハウジングに形成した
シリンダボア内に片頭ピストンを往復動可能に収容し、
ハウジング内のクランク室に配設された回転軸には回転
支持体を止着している。その回転支持体には片頭ピスト
ンを往復動させるための斜板を傾動可能に支持し、吐出
圧領域と前記クランク室を接続する圧力供給通路には、
空調装置のスイッチにより作動される電磁開閉弁を設け
ている。冷房不要時には前記開閉弁を開放することによ
りピストンを介したクランク室の圧力と吸入室の圧力と
の差圧により斜板の傾角が零ではない最小容量をもたら
す最小傾角に保持され、最小容量運転が行われる。この
最小容量運転では、外部冷媒回路と圧縮機との間の冷媒
循環が遮蔽体によって阻止され、圧縮機内部では少量の
冷媒の循環が行われ、斜板等の摺動部の潤滑が行われ
る。そして、冷房負荷が大きくなって前記開閉弁が閉鎖
されると、前記差圧が小さくなって斜板の傾角が増大さ
れ、大容量運転が行われる。
組み込まれる圧縮機として、斜板の傾角を変更すること
により容量調節が可能なクラッチレスピストン型圧縮機
(以下、圧縮機とする)がある(特開平6−34684
5号公報参照)。この圧縮機は、ハウジングに形成した
シリンダボア内に片頭ピストンを往復動可能に収容し、
ハウジング内のクランク室に配設された回転軸には回転
支持体を止着している。その回転支持体には片頭ピスト
ンを往復動させるための斜板を傾動可能に支持し、吐出
圧領域と前記クランク室を接続する圧力供給通路には、
空調装置のスイッチにより作動される電磁開閉弁を設け
ている。冷房不要時には前記開閉弁を開放することによ
りピストンを介したクランク室の圧力と吸入室の圧力と
の差圧により斜板の傾角が零ではない最小容量をもたら
す最小傾角に保持され、最小容量運転が行われる。この
最小容量運転では、外部冷媒回路と圧縮機との間の冷媒
循環が遮蔽体によって阻止され、圧縮機内部では少量の
冷媒の循環が行われ、斜板等の摺動部の潤滑が行われ
る。そして、冷房負荷が大きくなって前記開閉弁が閉鎖
されると、前記差圧が小さくなって斜板の傾角が増大さ
れ、大容量運転が行われる。
【0003】上記の圧縮機では外部駆動源(例えば、車
両のエンジン)との間の動力伝達系に電磁クラッチを介
在させる必要がなくなる。このため、圧縮機全体の重量
及びコストの低減を図ることができる。又、同電磁クラ
ッチのオン・オフによるエンジンの急激なトルク変動に
ともなうショックもない。
両のエンジン)との間の動力伝達系に電磁クラッチを介
在させる必要がなくなる。このため、圧縮機全体の重量
及びコストの低減を図ることができる。又、同電磁クラ
ッチのオン・オフによるエンジンの急激なトルク変動に
ともなうショックもない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の圧縮機では最小
容量運転における吐出容量が他の圧縮機と比較して小さ
いので、圧縮機のクランク室内に液冷媒が溜まっている
と、斜板の回転による液冷媒のフォーミング(泡立ち)
現象に起因して、次のような問題が生じる。
容量運転における吐出容量が他の圧縮機と比較して小さ
いので、圧縮機のクランク室内に液冷媒が溜まっている
と、斜板の回転による液冷媒のフォーミング(泡立ち)
現象に起因して、次のような問題が生じる。
【0005】大容量運転状態で、開閉弁が開放されて吐
出圧域のガスが圧力供給通路からクランク室へ供給され
ると、前記差圧が増大して斜板の傾角は最小となる。こ
の状態で、エンジンが停止されて圧縮機も停止される
と、クランク室内の冷媒ガスの一部は時間の経過ととも
に液冷媒となる。その後、エンジンにより圧縮機が再起
動されると、圧縮機は最小容量で起動される。この状態
で空調装置のスイッチがオンされると、開閉弁が閉鎖さ
れて、クランク室への吐出冷媒ガスの供給が停止され
る。外部冷媒回路内の吸入圧力は充分に回復しており、
クランク室圧力が低下すると、前記差圧の減少が速やか
に行われ、斜板の傾角が増大されて、大容量運転とな
る。ここで、例えば前記空調装置のスイッチがオフされ
て大容量運転状態から最小容量運転に切り換えられた
後、直ちに該スイッチが再びオンされると、吸入冷媒管
路内の吸入圧力は大容量運転で一旦低下し、その上昇は
緩やかに行われ、しかもクランク室内には液冷媒が溜ま
っていて、この液冷媒が斜板により攪拌されてフォーミ
ング現象を生じ、クランク室圧力が高い状態に保持され
る時間が長くなる。クランク室から放圧通路を介して吸
入室へ還流される冷媒ガスの量にも限度があり、この結
果、前記差圧の減少が遅れて最小容量から最大容量への
切り換え動作が遅くなり、冷房フィーリングが低下す
る。
出圧域のガスが圧力供給通路からクランク室へ供給され
ると、前記差圧が増大して斜板の傾角は最小となる。こ
の状態で、エンジンが停止されて圧縮機も停止される
と、クランク室内の冷媒ガスの一部は時間の経過ととも
に液冷媒となる。その後、エンジンにより圧縮機が再起
動されると、圧縮機は最小容量で起動される。この状態
で空調装置のスイッチがオンされると、開閉弁が閉鎖さ
れて、クランク室への吐出冷媒ガスの供給が停止され
る。外部冷媒回路内の吸入圧力は充分に回復しており、
クランク室圧力が低下すると、前記差圧の減少が速やか
に行われ、斜板の傾角が増大されて、大容量運転とな
る。ここで、例えば前記空調装置のスイッチがオフされ
て大容量運転状態から最小容量運転に切り換えられた
後、直ちに該スイッチが再びオンされると、吸入冷媒管
路内の吸入圧力は大容量運転で一旦低下し、その上昇は
緩やかに行われ、しかもクランク室内には液冷媒が溜ま
っていて、この液冷媒が斜板により攪拌されてフォーミ
ング現象を生じ、クランク室圧力が高い状態に保持され
る時間が長くなる。クランク室から放圧通路を介して吸
入室へ還流される冷媒ガスの量にも限度があり、この結
果、前記差圧の減少が遅れて最小容量から最大容量への
切り換え動作が遅くなり、冷房フィーリングが低下す
る。
【0006】なお、前記フォーミング現象がない場合に
は、クランク室圧力の低下は、放圧通路を通して円滑に
行われるので、吸入圧力の上昇が遅れていても、前記差
圧の減少速度に問題はなく、最小容量から最大容量への
切り換えが適正に行われる。
は、クランク室圧力の低下は、放圧通路を通して円滑に
行われるので、吸入圧力の上昇が遅れていても、前記差
圧の減少速度に問題はなく、最小容量から最大容量への
切り換えが適正に行われる。
【0007】本発明は上記従来技術に存在する問題点に
着目してなされたものであって、その第1の目的は例え
ば、最小容量運転状態でクランク室にフォーミング現象
が生じ、空調装置のスイッチが頻繁にオン・オフされた
場合にも、最小容量から最大容量への切換動作を迅速に
行うことができ、冷房フィーリングを向上することがで
きる片頭ピストン型圧縮機を提供することにある。
着目してなされたものであって、その第1の目的は例え
ば、最小容量運転状態でクランク室にフォーミング現象
が生じ、空調装置のスイッチが頻繁にオン・オフされた
場合にも、最小容量から最大容量への切換動作を迅速に
行うことができ、冷房フィーリングを向上することがで
きる片頭ピストン型圧縮機を提供することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、斜板の傾動運動を
利用して遮蔽体の動作を確実に行うことができる片頭ピ
ストン型圧縮機を提供することにある。本発明の第3の
目的は、遮蔽手段の構成を簡素化することができる片頭
ピストン型圧縮機を提供することにある。
利用して遮蔽体の動作を確実に行うことができる片頭ピ
ストン型圧縮機を提供することにある。本発明の第3の
目的は、遮蔽手段の構成を簡素化することができる片頭
ピストン型圧縮機を提供することにある。
【0009】本発明の第4の目的は、スプールを支持す
るベアリングの潤滑性を向上することができる片頭ピス
トン型圧縮機を提供することにある。本発明の第5の目
的は、差圧弁の応答性が向上し、構造を簡素化すること
ができる片頭ピストン型圧縮機を提供することにある。
るベアリングの潤滑性を向上することができる片頭ピス
トン型圧縮機を提供することにある。本発明の第5の目
的は、差圧弁の応答性が向上し、構造を簡素化すること
ができる片頭ピストン型圧縮機を提供することにある。
【0010】本発明の第6の目的は、圧縮機と車両エン
ジンとの間の動力を断続することなく、冷房負荷に応じ
て圧縮機の実質的な起動・停止を行うことができる片頭
ピストン型圧縮機を提供することにある。
ジンとの間の動力を断続することなく、冷房負荷に応じ
て圧縮機の実質的な起動・停止を行うことができる片頭
ピストン型圧縮機を提供することにある。
【0011】本発明の第7の目的は、圧縮機を小型・軽
量化することができ、起動ショックをさらに緩和するこ
とができる片頭ピストン型圧縮機を提供することにあ
る。
量化することができ、起動ショックをさらに緩和するこ
とができる片頭ピストン型圧縮機を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明では、ハウジングに形成したシリ
ンダボア内に片頭ピストンを往復動可能に収容し、ハウ
ジング内のクランク室に配設された回転軸には回転支持
体を止着し、その回転支持体には片頭ピストンを往復動
させるための斜板を傾動可能に支持し、吐出圧領域と前
記クランク室を接続する圧力供給通路には開閉弁を設
け、該開閉弁により圧力供給通路が開放された状態で、
ピストンを介したクランク室の圧力と吸入室の圧力との
差圧により斜板の傾角を零ではない最小容量をもたらす
最小傾角に保持し、前記圧力供給通路が閉鎖された状態
で、前記差圧により斜板の傾角を増大して最大容量に
し、クランク室と吸入室との間にブローバイガスをクラ
ンク室から吸入室に戻す抽気通路を設けた片頭ピストン
型圧縮機において、外部冷媒回路と前記吸入室を連通す
る吸入通路に対し、前記開閉弁により圧力供給通路が開
放されたとき、該吸入通路を閉鎖する遮蔽手段を設け、
クランク室と前記遮断手段の上流側の吸入圧領域とを放
圧通路により連通し、前記斜板の傾角が最小に保持され
た状態でクランク室内の圧力と前記遮蔽手段の上流側吸
入圧力との差圧が設定値を越えた場合に、該放圧通路を
開放する放圧手段を設けている。
に請求項1記載の発明では、ハウジングに形成したシリ
ンダボア内に片頭ピストンを往復動可能に収容し、ハウ
ジング内のクランク室に配設された回転軸には回転支持
体を止着し、その回転支持体には片頭ピストンを往復動
させるための斜板を傾動可能に支持し、吐出圧領域と前
記クランク室を接続する圧力供給通路には開閉弁を設
け、該開閉弁により圧力供給通路が開放された状態で、
ピストンを介したクランク室の圧力と吸入室の圧力との
差圧により斜板の傾角を零ではない最小容量をもたらす
最小傾角に保持し、前記圧力供給通路が閉鎖された状態
で、前記差圧により斜板の傾角を増大して最大容量に
し、クランク室と吸入室との間にブローバイガスをクラ
ンク室から吸入室に戻す抽気通路を設けた片頭ピストン
型圧縮機において、外部冷媒回路と前記吸入室を連通す
る吸入通路に対し、前記開閉弁により圧力供給通路が開
放されたとき、該吸入通路を閉鎖する遮蔽手段を設け、
クランク室と前記遮断手段の上流側の吸入圧領域とを放
圧通路により連通し、前記斜板の傾角が最小に保持され
た状態でクランク室内の圧力と前記遮蔽手段の上流側吸
入圧力との差圧が設定値を越えた場合に、該放圧通路を
開放する放圧手段を設けている。
【0013】上記発明では圧縮機の斜板が最小傾角で停
止され、開閉弁により圧力供給通路が開放され、遮蔽手
段により吸入通路が閉鎖された状態で、車両エンジンに
より圧縮機が起動されると、片頭ピストンがシリンダボ
ア内で往復動され、最小容量運転が行われる。この状態
ではシリンダボア内作動室から吐出室へ吐出された冷媒
ガスは圧力供給通路を通してクランク室へ流れ、該クラ
ンク室から抽気通路を通して吸入室へ吸入され、さらに
前記作動室へと循環する。この少量の循環冷媒ガスによ
りクランク室内の斜板等の各摺動部の潤滑が行われる。
止され、開閉弁により圧力供給通路が開放され、遮蔽手
段により吸入通路が閉鎖された状態で、車両エンジンに
より圧縮機が起動されると、片頭ピストンがシリンダボ
ア内で往復動され、最小容量運転が行われる。この状態
ではシリンダボア内作動室から吐出室へ吐出された冷媒
ガスは圧力供給通路を通してクランク室へ流れ、該クラ
ンク室から抽気通路を通して吸入室へ吸入され、さらに
前記作動室へと循環する。この少量の循環冷媒ガスによ
りクランク室内の斜板等の各摺動部の潤滑が行われる。
【0014】そして、空調装置のスイッチがオンされ
て、遮蔽手段による吸入通路の閉鎖が解かれるととも
に、開閉弁が閉鎖されると、圧力供給通路が閉鎖される
ので、吐出室からクランク室へのガスの供給が停止さ
れ、クランク室の圧力が低下する。このため、クランク
室と吸入室とのピストンを介した差圧が減少して、斜板
の傾角が増大し、ピストンのストロークが増大されて圧
縮機が大容量に切り換えられ、吐出された冷媒ガスは外
部冷媒回路に送られ、車両室内の冷房に供される。
て、遮蔽手段による吸入通路の閉鎖が解かれるととも
に、開閉弁が閉鎖されると、圧力供給通路が閉鎖される
ので、吐出室からクランク室へのガスの供給が停止さ
れ、クランク室の圧力が低下する。このため、クランク
室と吸入室とのピストンを介した差圧が減少して、斜板
の傾角が増大し、ピストンのストロークが増大されて圧
縮機が大容量に切り換えられ、吐出された冷媒ガスは外
部冷媒回路に送られ、車両室内の冷房に供される。
【0015】この発明では、最小容量運転に切り換えら
れた状態で、クランク室内の液冷媒が泡立つフォーミン
グ現象によりクランク室圧力が低下せず、該クランク室
圧力と吸入圧力との差圧が設定値以上になると、放圧通
路に設けた放圧手段が作動されて放圧通路が開放され、
前記差圧が設定値以下に保持される。このため、例えば
空調装置のスイッチが頻繁にオン・オフされても、最小
容量から最大容量への切り換え動作が迅速に行われ、冷
房フィーリングが向上する。
れた状態で、クランク室内の液冷媒が泡立つフォーミン
グ現象によりクランク室圧力が低下せず、該クランク室
圧力と吸入圧力との差圧が設定値以上になると、放圧通
路に設けた放圧手段が作動されて放圧通路が開放され、
前記差圧が設定値以下に保持される。このため、例えば
空調装置のスイッチが頻繁にオン・オフされても、最小
容量から最大容量への切り換え動作が迅速に行われ、冷
房フィーリングが向上する。
【0016】請求項2記載の発明では、請求項1におい
て前記遮蔽手段は、シリンダブロックの収容室に嵌入さ
れ、かつ斜板の傾動に追従して往復動される遮蔽体であ
る。上記発明では斜板の傾動運動を利用して遮蔽体の動
作が確実に行われる。
て前記遮蔽手段は、シリンダブロックの収容室に嵌入さ
れ、かつ斜板の傾動に追従して往復動される遮蔽体であ
る。上記発明では斜板の傾動運動を利用して遮蔽体の動
作が確実に行われる。
【0017】請求項3記載の発明では、請求項2におい
て前記遮蔽体はシリンダブロックの中心部に形成した収
容室と回転軸との間に斜板の傾動により回転軸の軸線方
向への往復動可能に介在された有蓋筒状のスプールであ
って、該スプールの蓋部には吸入通路の遮蔽面が設けら
れ、該スプールはバネにより開放方向へ付勢されてい
る。
て前記遮蔽体はシリンダブロックの中心部に形成した収
容室と回転軸との間に斜板の傾動により回転軸の軸線方
向への往復動可能に介在された有蓋筒状のスプールであ
って、該スプールの蓋部には吸入通路の遮蔽面が設けら
れ、該スプールはバネにより開放方向へ付勢されてい
る。
【0018】上記発明では大容量運転から最小容量運転
への切り換え時に斜板によりスプールが閉鎖方向へ移動
され、スプールの遮蔽面により吸入通路が閉鎖される。
又、小容量運転から大容量運転への切り換え時にスプー
ルはバネにより開放方向へ移動され、吸入通路が開放さ
れる。この発明では遮蔽手段の構成が簡素化できる。
への切り換え時に斜板によりスプールが閉鎖方向へ移動
され、スプールの遮蔽面により吸入通路が閉鎖される。
又、小容量運転から大容量運転への切り換え時にスプー
ルはバネにより開放方向へ移動され、吸入通路が開放さ
れる。この発明では遮蔽手段の構成が簡素化できる。
【0019】請求項4記載の発明では、請求項3におい
て前記スプールはベアリングを介して回転軸に支持し、
該ベアリングの隙間と、スプールに形成した放圧通口と
により抽気通路が形成されている。
て前記スプールはベアリングを介して回転軸に支持し、
該ベアリングの隙間と、スプールに形成した放圧通口と
により抽気通路が形成されている。
【0020】上記発明では、回転軸を支持するベアリン
グの潤滑性が向上する。請求項5記載の発明では、請求
項1において前記前記放圧手段は、放圧通路の途中にお
いて常にはバネにより閉弁方向に付勢され、かつ、クラ
ンク室圧力と遮蔽手段の上流側の吸入圧力との差圧を感
知して作動される差圧弁である。
グの潤滑性が向上する。請求項5記載の発明では、請求
項1において前記前記放圧手段は、放圧通路の途中にお
いて常にはバネにより閉弁方向に付勢され、かつ、クラ
ンク室圧力と遮蔽手段の上流側の吸入圧力との差圧を感
知して作動される差圧弁である。
【0021】上記発明では、クランク室圧力と吸入圧力
との差圧が設定値以上となった場合に差圧弁が作動さ
れ、応答性が向上し、構造が簡素化される。請求項6記
載の発明では、請求項1〜5のいずれかにおいて前記開
閉弁は空調装置のオン・オフスイッチ及び冷房負荷の検
出器の信号により作動されるものである。
との差圧が設定値以上となった場合に差圧弁が作動さ
れ、応答性が向上し、構造が簡素化される。請求項6記
載の発明では、請求項1〜5のいずれかにおいて前記開
閉弁は空調装置のオン・オフスイッチ及び冷房負荷の検
出器の信号により作動されるものである。
【0022】上記発明では、空調装置のスイッチのオン
・オフ及び冷房負荷の検出器からの信号によって、開閉
弁が作動されて、圧縮機が最小容量と最大容量との間で
切り換えられ、圧縮機と車両エンジンとの間の動力を断
続することなく、冷房負荷に応じて圧縮機の実質的な起
動・停止を行うことができる。
・オフ及び冷房負荷の検出器からの信号によって、開閉
弁が作動されて、圧縮機が最小容量と最大容量との間で
切り換えられ、圧縮機と車両エンジンとの間の動力を断
続することなく、冷房負荷に応じて圧縮機の実質的な起
動・停止を行うことができる。
【0023】請求項7記載の発明では、請求項1〜6の
いずれかにおいて前記回転軸の前端部に嵌合固定された
プーリは、車両のエンジンの回転運動に直結されてい
る。上記発明では、圧縮機の回転軸とプーリとの間に電
磁クラッチが存在しないので、圧縮機を小型・軽量化す
ることができる。
いずれかにおいて前記回転軸の前端部に嵌合固定された
プーリは、車両のエンジンの回転運動に直結されてい
る。上記発明では、圧縮機の回転軸とプーリとの間に電
磁クラッチが存在しないので、圧縮機を小型・軽量化す
ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施形態を図面
に基づいて説明する。なお、図1〜3の左側を前側、右
側を後側とする。
に基づいて説明する。なお、図1〜3の左側を前側、右
側を後側とする。
【0025】図1において11はシリンダブロックを示
し、フロントハウジング12は同シリンダブロック11
の前端に接合されている。リヤハウジング13はシリン
ダブロック11の後端にバルブプレート14を介して接
合固定されている。本実施形態においては、前記シリン
ダブロック11、フロントハウジング12、リヤハウジ
ング13及びバルブプレート14により可変容量圧縮機
のハウジングが構成されている。
し、フロントハウジング12は同シリンダブロック11
の前端に接合されている。リヤハウジング13はシリン
ダブロック11の後端にバルブプレート14を介して接
合固定されている。本実施形態においては、前記シリン
ダブロック11、フロントハウジング12、リヤハウジ
ング13及びバルブプレート14により可変容量圧縮機
のハウジングが構成されている。
【0026】クランク室15はシリンダブロック11と
フロントハウジング12との内空間に形成されている。
回転軸16は同クランク室15内を通るようにフロント
ハウジング12とシリンダブロック11との間に回転可
能に架設支持されている。被動プーリ17は、回転軸1
6のフロントハウジング12からの突出端部に連結され
ている。同被動プーリ17はベルト18を介して図示し
ない車両のエンジンに、電磁クラッチを介することなく
直結されている。
フロントハウジング12との内空間に形成されている。
回転軸16は同クランク室15内を通るようにフロント
ハウジング12とシリンダブロック11との間に回転可
能に架設支持されている。被動プーリ17は、回転軸1
6のフロントハウジング12からの突出端部に連結され
ている。同被動プーリ17はベルト18を介して図示し
ない車両のエンジンに、電磁クラッチを介することなく
直結されている。
【0027】回転支持体19はクランク室15内におい
て前記回転軸16に止着されている。又、斜板20は回
転軸16に対して、同回転軸16の軸線方向へスライド
可能かつ傾動可能に支持されている。支持アーム21は
回転支持体19に突設されており、同支持アーム21と
斜板20に設けられたガイドピン22との係合により、
斜板20は回転軸16と一体的に回転可能である。
て前記回転軸16に止着されている。又、斜板20は回
転軸16に対して、同回転軸16の軸線方向へスライド
可能かつ傾動可能に支持されている。支持アーム21は
回転支持体19に突設されており、同支持アーム21と
斜板20に設けられたガイドピン22との係合により、
斜板20は回転軸16と一体的に回転可能である。
【0028】収容孔23はシリンダブロック11の中心
部において回転軸16の軸線方向に貫設されており、同
収容孔23内には有蓋円筒状のスプール24がスライド
可能に収容されている。同スプール24は収容孔23内
に配置されたコイル状のバネ25により前方(斜板20
側)に付勢される。
部において回転軸16の軸線方向に貫設されており、同
収容孔23内には有蓋円筒状のスプール24がスライド
可能に収容されている。同スプール24は収容孔23内
に配置されたコイル状のバネ25により前方(斜板20
側)に付勢される。
【0029】前記回転軸16の後端部はスプール24の
内部に挿入されている。そして、ベアリング26はアン
ギュラベアリングであり、同回転軸16の後端部とスプ
ール24の大径部24αの内周面との間に介在されてい
る。従って、回転軸16の後端部はベアリング26及び
スプール24を介して収容孔23の内周面で支持されて
いる。
内部に挿入されている。そして、ベアリング26はアン
ギュラベアリングであり、同回転軸16の後端部とスプ
ール24の大径部24αの内周面との間に介在されてい
る。従って、回転軸16の後端部はベアリング26及び
スプール24を介して収容孔23の内周面で支持されて
いる。
【0030】前記ベアリング26の外輪26αはスプー
ル24の大径部24αの内周面に止着されており、内輪
26βは回転軸16の周面をスライド可能である。従っ
て、ベアリング26はスプール24とともにスライド移
動される。なお、スプール24の斜板20側への移動
は、ベアリング26が回転軸16の後端部に形成された
段差部16αに当接されることにより阻止される。
ル24の大径部24αの内周面に止着されており、内輪
26βは回転軸16の周面をスライド可能である。従っ
て、ベアリング26はスプール24とともにスライド移
動される。なお、スプール24の斜板20側への移動
は、ベアリング26が回転軸16の後端部に形成された
段差部16αに当接されることにより阻止される。
【0031】吸入通路27はリヤハウジング13の中心
部に形成されている。同吸入通路27は前記収容孔23
に連通されており、収容孔23側の吸入通路27の開口
の周囲には位置決め面28が形成されている。前記スプ
ール24の先端面は遮蔽面29をなし、同遮蔽面29が
位置決め面28に当接されることにより遮蔽面29と位
置決め面28とのシール作用により吸入通路27と収容
孔23の内空間との連通が遮断される。従って、位置決
め面28は遮蔽面を兼ねる。
部に形成されている。同吸入通路27は前記収容孔23
に連通されており、収容孔23側の吸入通路27の開口
の周囲には位置決め面28が形成されている。前記スプ
ール24の先端面は遮蔽面29をなし、同遮蔽面29が
位置決め面28に当接されることにより遮蔽面29と位
置決め面28とのシール作用により吸入通路27と収容
孔23の内空間との連通が遮断される。従って、位置決
め面28は遮蔽面を兼ねる。
【0032】伝達筒30は前記斜板20とベアリング2
6との間に介在され、前記回転軸16上をスライド移動
可能である。この伝達筒30の前端は斜板20に当接可
能であり、同伝達筒30の後端はベアリング26の内輪
26βに当接可能である。
6との間に介在され、前記回転軸16上をスライド移動
可能である。この伝達筒30の前端は斜板20に当接可
能であり、同伝達筒30の後端はベアリング26の内輪
26βに当接可能である。
【0033】そして、斜板20がスプール24側へ傾動
するに伴い、同斜板20は伝達筒30に当接され、同伝
達筒30はベアリング26の内輪26βに押接される。
そのため、スプール24は伝達筒30の押接作用により
バネ25のばね力に抗して位置決め面28側へ移動さ
れ、その遮蔽面29が位置決め面28に当接される。こ
の状態で、斜板20は最小傾角状態となり、遮蔽面29
と位置決め面28との当接により、吸入通路27が封止
される。ここで、最小傾角状態における斜板20の傾角
は、0°より僅かに大きい値となるように設定されてい
る。
するに伴い、同斜板20は伝達筒30に当接され、同伝
達筒30はベアリング26の内輪26βに押接される。
そのため、スプール24は伝達筒30の押接作用により
バネ25のばね力に抗して位置決め面28側へ移動さ
れ、その遮蔽面29が位置決め面28に当接される。こ
の状態で、斜板20は最小傾角状態となり、遮蔽面29
と位置決め面28との当接により、吸入通路27が封止
される。ここで、最小傾角状態における斜板20の傾角
は、0°より僅かに大きい値となるように設定されてい
る。
【0034】なお、斜板20のフロントハウジング12
側への傾動は、回転支持体19と斜板20に設けられた
突部31との当接によって規制され、この規制された位
置が斜板20の最大傾角となる。
側への傾動は、回転支持体19と斜板20に設けられた
突部31との当接によって規制され、この規制された位
置が斜板20の最大傾角となる。
【0035】シリンダボア32は前記シリンダブロック
11に貫設形成され、片頭ピストン33は同シリンダボ
ア32内に収容されている。前記斜板20はシュー34
を介して片頭ピストン33に係合されており、同斜板2
0の回転運動が片頭ピストン33の前後往復運動に変換
される。
11に貫設形成され、片頭ピストン33は同シリンダボ
ア32内に収容されている。前記斜板20はシュー34
を介して片頭ピストン33に係合されており、同斜板2
0の回転運動が片頭ピストン33の前後往復運動に変換
される。
【0036】図面において35は吸入室、36は吐出室
を示し、両者は吸入ポート37、吸入弁38、シリンダ
ボア32内の作動室32a、吐出ポート39及び吐出弁
40を介して接続されている。従って、吸入室35内の
冷媒ガスは片頭ピストン33の復動動作によりシリンダ
ボア22内の作動室32aへ流入され、流入された冷媒
ガスは片頭ピストン23の往動動作により吐出室36へ
吐出される。
を示し、両者は吸入ポート37、吸入弁38、シリンダ
ボア32内の作動室32a、吐出ポート39及び吐出弁
40を介して接続されている。従って、吸入室35内の
冷媒ガスは片頭ピストン33の復動動作によりシリンダ
ボア22内の作動室32aへ流入され、流入された冷媒
ガスは片頭ピストン23の往動動作により吐出室36へ
吐出される。
【0037】前記吸入室35は通口41を介して収容孔
23に連通されている。そして、スプール24が前記閉
位置に配置されると、通口41は吸入通路27から遮断
される。吸入通路27は可変容量圧縮機内へ冷媒ガスを
導入する入口であり、スプール24が吸入通路27から
吸入室35に到る経路上で遮断する位置は吸入通路27
の下流側である。
23に連通されている。そして、スプール24が前記閉
位置に配置されると、通口41は吸入通路27から遮断
される。吸入通路27は可変容量圧縮機内へ冷媒ガスを
導入する入口であり、スプール24が吸入通路27から
吸入室35に到る経路上で遮断する位置は吸入通路27
の下流側である。
【0038】通路42は前記回転軸16内に形成され、
その入口42αは回転軸16の前端側に、又、出口42
βはスプール24の内部に開口されている。放圧通口4
3は、前記スプール24の先端面に貫設されている。従
って、クランク室15内の冷媒ガスはベアリング26の
隙間と放圧通口43により収容孔23の内部空間に流入
し、通口41を介して吸入室35に流れる。前記ベアリ
ング26の隙間、放圧通口43及び通口41は絞りを有
する抽気通路R1を構成する。
その入口42αは回転軸16の前端側に、又、出口42
βはスプール24の内部に開口されている。放圧通口4
3は、前記スプール24の先端面に貫設されている。従
って、クランク室15内の冷媒ガスはベアリング26の
隙間と放圧通口43により収容孔23の内部空間に流入
し、通口41を介して吸入室35に流れる。前記ベアリ
ング26の隙間、放圧通口43及び通口41は絞りを有
する抽気通路R1を構成する。
【0039】圧力供給通路44は吐出室36とクランク
室15とを接続し、同通路44上には電磁開閉弁45が
介在されている。そして、同電磁開閉弁45のオン・オ
フにより圧力供給通路44が開放(オフ時)及び閉鎖
(オン時)される。なお、図1においては、電磁開閉弁
45がオンされ、圧力供給通路44が閉鎖された状態を
示している。同電磁開閉弁45のオン・オフは、空調装
置のスイッチSWや後述する冷房負荷の検出器としての
温度センサ60等からの外部信号により切り換えが行わ
れる。
室15とを接続し、同通路44上には電磁開閉弁45が
介在されている。そして、同電磁開閉弁45のオン・オ
フにより圧力供給通路44が開放(オフ時)及び閉鎖
(オン時)される。なお、図1においては、電磁開閉弁
45がオンされ、圧力供給通路44が閉鎖された状態を
示している。同電磁開閉弁45のオン・オフは、空調装
置のスイッチSWや後述する冷房負荷の検出器としての
温度センサ60等からの外部信号により切り換えが行わ
れる。
【0040】そして、本実施例においては、図1に示す
ように、前記シリンダブロック11及びリヤハウジング
13にはクランク室15と吸入通路27の遮蔽面29の
上流側とを連通する放圧通路47が形成されている。該
放圧通路47にはクランク室15内の圧力Pcと吸入圧
力Psとの差圧ΔPが設定値P1以上になった場合に開
放され、以下になると閉鎖される放圧手段としての差圧
弁48が設けられている。設定値P1とは図4に示すよ
うに斜板を最小傾角に保持するのに必要な圧力PcとP
sとの差圧ΔPの最低値である。差圧弁48はシリンダ
ブロック11に形成した収容穴49に収容した弁体50
と、該弁体50を常には閉位置に付勢するバネ51とに
より構成され、弁体50のバネ51室側には吸入圧力P
sが作用する通路52が形成されている。
ように、前記シリンダブロック11及びリヤハウジング
13にはクランク室15と吸入通路27の遮蔽面29の
上流側とを連通する放圧通路47が形成されている。該
放圧通路47にはクランク室15内の圧力Pcと吸入圧
力Psとの差圧ΔPが設定値P1以上になった場合に開
放され、以下になると閉鎖される放圧手段としての差圧
弁48が設けられている。設定値P1とは図4に示すよ
うに斜板を最小傾角に保持するのに必要な圧力PcとP
sとの差圧ΔPの最低値である。差圧弁48はシリンダ
ブロック11に形成した収容穴49に収容した弁体50
と、該弁体50を常には閉位置に付勢するバネ51とに
より構成され、弁体50のバネ51室側には吸入圧力P
sが作用する通路52が形成されている。
【0041】上記構成の可変容量圧縮機において、吸入
室35へ冷媒ガスを導入する吸入通路27と、吐出室3
6から冷媒ガスを吐出する吐出口55とは外部冷媒回路
56で接続されている。外部冷媒回路56上には凝縮器
57、膨張弁58及び蒸発器59が介在されている。膨
張弁58は蒸発器59の出口側のガス圧の変動に応じて
冷媒流量を制御する。前記蒸発器59の出口側の温度を
検出する温度センサ60は、冷房負荷が低減(又は増
大)して温度が下限(又は上限)設定値になった場合
に、開閉弁45をオフ(又はオン)して圧力供給通路4
4を開放(又は閉鎖)させる信号を出力する。
室35へ冷媒ガスを導入する吸入通路27と、吐出室3
6から冷媒ガスを吐出する吐出口55とは外部冷媒回路
56で接続されている。外部冷媒回路56上には凝縮器
57、膨張弁58及び蒸発器59が介在されている。膨
張弁58は蒸発器59の出口側のガス圧の変動に応じて
冷媒流量を制御する。前記蒸発器59の出口側の温度を
検出する温度センサ60は、冷房負荷が低減(又は増
大)して温度が下限(又は上限)設定値になった場合
に、開閉弁45をオフ(又はオン)して圧力供給通路4
4を開放(又は閉鎖)させる信号を出力する。
【0042】次に、本実施例の作用について説明する。
さて、図2は車室内の冷房負荷が小さくて、空調装置の
スイッチSWがオフされて、エンジンの動力により圧縮
機が最小容量で運転されている状態を示す。この状態で
はスプール24が吸入通路27を閉鎖する位置に保持さ
れ、前記スイッチSWのオフにより電磁開閉弁45が開
放されて、圧力供給通路44が開放されている。又、斜
板20の最小傾角は0°ではない、つまり片頭ピストン
33のスロトークはゼロではないため、シリンダボア3
2から吐出室36への吐出は行われている。少量の吐出
冷媒ガスは通路44からクランク室15に導かれる。ク
ランク室15内の冷媒ガスはベアリング26の隙間、通
口43及び41を介して吸入室35に吸入され、シリン
ダボア32内の作動室32aで圧縮された後、再び吐出
室36から圧力供給通路44を経てクランク室15へ導
かれる。この冷媒ガスの循環によりクランク室15内の
斜板20等の摺動部はガス中のミスト状の油により潤滑
される。
さて、図2は車室内の冷房負荷が小さくて、空調装置の
スイッチSWがオフされて、エンジンの動力により圧縮
機が最小容量で運転されている状態を示す。この状態で
はスプール24が吸入通路27を閉鎖する位置に保持さ
れ、前記スイッチSWのオフにより電磁開閉弁45が開
放されて、圧力供給通路44が開放されている。又、斜
板20の最小傾角は0°ではない、つまり片頭ピストン
33のスロトークはゼロではないため、シリンダボア3
2から吐出室36への吐出は行われている。少量の吐出
冷媒ガスは通路44からクランク室15に導かれる。ク
ランク室15内の冷媒ガスはベアリング26の隙間、通
口43及び41を介して吸入室35に吸入され、シリン
ダボア32内の作動室32aで圧縮された後、再び吐出
室36から圧力供給通路44を経てクランク室15へ導
かれる。この冷媒ガスの循環によりクランク室15内の
斜板20等の摺動部はガス中のミスト状の油により潤滑
される。
【0043】この斜板20の傾角がほぼ零の最小容量運
転では、前記抽気通路R1に前記ベアリング26の隙
間、小通路面積の通口43等からなる絞りがあるので、
クランク室圧力Pcと吸入室圧力Psとの差圧ΔPは、
通常ある値に保持され、最小容量運転が継続される。
転では、前記抽気通路R1に前記ベアリング26の隙
間、小通路面積の通口43等からなる絞りがあるので、
クランク室圧力Pcと吸入室圧力Psとの差圧ΔPは、
通常ある値に保持され、最小容量運転が継続される。
【0044】上記最小容量運転が継続された状態では、
外部冷媒回路56の吸入圧力Psが所定値まで回復して
いて高く、クランク室圧力Pcと吸入圧力Psとの差圧
ΔPは設定値P1以下に保持される。この状態で仮にク
ランク室15内に液冷媒が溜まり、斜板20の回転によ
りフォーミング現象が起きていて、クランク室圧力Pc
が高くても、前記差圧ΔPは設定値P1を越えることは
ないので、差圧弁48は閉じたままに保たれる。
外部冷媒回路56の吸入圧力Psが所定値まで回復して
いて高く、クランク室圧力Pcと吸入圧力Psとの差圧
ΔPは設定値P1以下に保持される。この状態で仮にク
ランク室15内に液冷媒が溜まり、斜板20の回転によ
りフォーミング現象が起きていて、クランク室圧力Pc
が高くても、前記差圧ΔPは設定値P1を越えることは
ないので、差圧弁48は閉じたままに保たれる。
【0045】車室内の冷房負荷が大きくなり、空調装置
のスイッチSWがオンされると、電磁開閉弁45が励磁
されて圧力供給通路44が閉じられるので、吐出室36
からクランク室15への高圧の冷媒ガスの供給が停止さ
れる。このため、クランク室15内のガスが抽気通路R
1から吸入室35へ流入されて、クランク室15内の圧
力Pcは吸入室35内の低圧力、即ち吸入圧Psに近づ
いていく。そのため、クランク室15内の圧力Pcと吸
入圧力Psとの前記差圧ΔPが適正な変化速度で減少
し、斜板20の傾角は図1に示すように最大傾角側に移
動され、大容量運転に切り換えられる。従って、この斜
板20の移行にともない、スプール24はその押しつけ
状態から開放され、バネ25の作用により、同スプール
24は前方にスライド移動される。この時、吸入通路2
7は封止状態から開放されて内部循環が停止され、外部
冷媒回路56から同吸入通路27を介して冷媒ガスが吸
入室35に導入される。
のスイッチSWがオンされると、電磁開閉弁45が励磁
されて圧力供給通路44が閉じられるので、吐出室36
からクランク室15への高圧の冷媒ガスの供給が停止さ
れる。このため、クランク室15内のガスが抽気通路R
1から吸入室35へ流入されて、クランク室15内の圧
力Pcは吸入室35内の低圧力、即ち吸入圧Psに近づ
いていく。そのため、クランク室15内の圧力Pcと吸
入圧力Psとの前記差圧ΔPが適正な変化速度で減少
し、斜板20の傾角は図1に示すように最大傾角側に移
動され、大容量運転に切り換えられる。従って、この斜
板20の移行にともない、スプール24はその押しつけ
状態から開放され、バネ25の作用により、同スプール
24は前方にスライド移動される。この時、吸入通路2
7は封止状態から開放されて内部循環が停止され、外部
冷媒回路56から同吸入通路27を介して冷媒ガスが吸
入室35に導入される。
【0046】大容量運転中には、冷房負荷に応じて、吸
入圧力Psが変動し、この変動に基づいて前記差圧ΔP
が変化する。従って、冷房負荷に応じて、斜板20の傾
角が変化し、片頭ピストン33の往復動ストロークが調
節され、吐出容量が調整される。
入圧力Psが変動し、この変動に基づいて前記差圧ΔP
が変化する。従って、冷房負荷に応じて、斜板20の傾
角が変化し、片頭ピストン33の往復動ストロークが調
節され、吐出容量が調整される。
【0047】可変容量圧縮機の最大容量運転により、冷
房負荷が小さくなって、蒸発器59における温度がフロ
ストを発生し始める下限設定値になると、温度センサ6
0からの信号により電磁開閉弁45がオフされて圧力供
給通路44が開放され、吐出室36とクランク室15と
が連通される。従って、吐出室36内の高圧冷媒ガスが
圧力供給通路44を介してクランク室15へ供給され、
クランク室15内の圧力が高くなる。クランク室15内
の圧力上昇により斜板20の傾角が最小傾角へ迅速に移
行される。この斜板20の最小傾角への移行にともな
い、伝達筒30を介して押接されたスプール24がバネ
25に抗して吸入通路27側にスライド移動される。
房負荷が小さくなって、蒸発器59における温度がフロ
ストを発生し始める下限設定値になると、温度センサ6
0からの信号により電磁開閉弁45がオフされて圧力供
給通路44が開放され、吐出室36とクランク室15と
が連通される。従って、吐出室36内の高圧冷媒ガスが
圧力供給通路44を介してクランク室15へ供給され、
クランク室15内の圧力が高くなる。クランク室15内
の圧力上昇により斜板20の傾角が最小傾角へ迅速に移
行される。この斜板20の最小傾角への移行にともな
い、伝達筒30を介して押接されたスプール24がバネ
25に抗して吸入通路27側にスライド移動される。
【0048】そして、スプール24の遮蔽面29が位置
決め面28に当接されることにより、斜板20は最小傾
角に保持され、かつ、吸入通路27と吸入室35との連
通が遮断される。従って、外部冷媒回路47から吸入室
35への冷媒ガス流入が阻止され、前述した図2に示す
最小容量運転となる。
決め面28に当接されることにより、斜板20は最小傾
角に保持され、かつ、吸入通路27と吸入室35との連
通が遮断される。従って、外部冷媒回路47から吸入室
35への冷媒ガス流入が阻止され、前述した図2に示す
最小容量運転となる。
【0049】最小容量運転が継続されて冷房負荷が増大
し、蒸発器59における温度が上限設定値になると、温
度センサ60からの信号により電磁開閉弁45がオンさ
れて圧力供給通路44が閉鎖され、最小容量運転から最
大容量運転へ切り換えられる。
し、蒸発器59における温度が上限設定値になると、温
度センサ60からの信号により電磁開閉弁45がオンさ
れて圧力供給通路44が閉鎖され、最小容量運転から最
大容量運転へ切り換えられる。
【0050】一方、最小容量運転状態で、エンジンが停
止されて圧縮機が停止されると、クランク室15内には
液冷媒が溜まり、外部冷媒回路56内の吸入圧力Psも
所定値まで回復する。この状態で、空調装置のスイッチ
SWがオンされると、圧縮機は大容量へ切り換えられ、
その後、スイッチSWがオフされて最小容量運転に切り
換えられ、さらに前記液冷媒が無くならない間に同スイ
ッチSWがオンされ、大容量に切り換えられる場合があ
る。この場合には、電磁開閉弁45のオンにより圧力供
給通路44が閉鎖され、クランク室15のガスが抽気通
路R1を介して放出される。しかし、空調装置のスイッ
チSWが最後にオンされた後、吸入冷媒回路56内の吸
入圧力Psは暫くの間低い状態になっており、かつ、ク
ランク室15内で液冷媒によるフォーミング現象が生じ
るので、前記差圧ΔPが設定値P1以上となって図3に
示すように差圧弁48が開放される。この結果、クラン
ク室15内の冷媒ガスが抽気通路R1の他、放圧通路4
7からも吸入通路27に戻されるので、前記差圧ΔPの
減少が適正速度で行われ、最小容量から最大容量への切
り換え動作が迅速に行われ、冷房フィーリングが向上す
る。
止されて圧縮機が停止されると、クランク室15内には
液冷媒が溜まり、外部冷媒回路56内の吸入圧力Psも
所定値まで回復する。この状態で、空調装置のスイッチ
SWがオンされると、圧縮機は大容量へ切り換えられ、
その後、スイッチSWがオフされて最小容量運転に切り
換えられ、さらに前記液冷媒が無くならない間に同スイ
ッチSWがオンされ、大容量に切り換えられる場合があ
る。この場合には、電磁開閉弁45のオンにより圧力供
給通路44が閉鎖され、クランク室15のガスが抽気通
路R1を介して放出される。しかし、空調装置のスイッ
チSWが最後にオンされた後、吸入冷媒回路56内の吸
入圧力Psは暫くの間低い状態になっており、かつ、ク
ランク室15内で液冷媒によるフォーミング現象が生じ
るので、前記差圧ΔPが設定値P1以上となって図3に
示すように差圧弁48が開放される。この結果、クラン
ク室15内の冷媒ガスが抽気通路R1の他、放圧通路4
7からも吸入通路27に戻されるので、前記差圧ΔPの
減少が適正速度で行われ、最小容量から最大容量への切
り換え動作が迅速に行われ、冷房フィーリングが向上す
る。
【0051】なお、圧縮機の大容量運転中に車両エンジ
ンが停止すれば圧縮機の運転も停止され、電磁開閉弁4
5がオフされる。従って、大前述したように斜板20は
最小傾角に移行され、可変容量圧縮機の停止状態では斜
板20は最小傾角に保持される。
ンが停止すれば圧縮機の運転も停止され、電磁開閉弁4
5がオフされる。従って、大前述したように斜板20は
最小傾角に移行され、可変容量圧縮機の停止状態では斜
板20は最小傾角に保持される。
【0052】 以上のように、前記実施形態では、最
小容量運転状態で、液冷媒が泡立つフォーミング現象に
よりクランク室15の圧力Pcと吸入室圧力Psとの差
圧ΔPが設定値P1以上になると、放圧通路47に設け
た差圧弁48により同放圧通路47が開放されて、前記
差圧ΔPが設定値P1以下に保持される。このため、前
述した最小容量から最大容量に切り換える動作が迅速に
行われ、冷房フィーリングが向上する。
小容量運転状態で、液冷媒が泡立つフォーミング現象に
よりクランク室15の圧力Pcと吸入室圧力Psとの差
圧ΔPが設定値P1以上になると、放圧通路47に設け
た差圧弁48により同放圧通路47が開放されて、前記
差圧ΔPが設定値P1以下に保持される。このため、前
述した最小容量から最大容量に切り換える動作が迅速に
行われ、冷房フィーリングが向上する。
【0053】 前記実施形態では、放圧手段が弁体5
0とバネ51により構成されているので、差圧ΔPによ
る放圧通路47の開閉動作が円滑に行われる。又、構造
を簡素化でき、コストを低減することができる。
0とバネ51により構成されているので、差圧ΔPによ
る放圧通路47の開閉動作が円滑に行われる。又、構造
を簡素化でき、コストを低減することができる。
【0054】 前記実施形態では、スプール24の通
孔43とベアリング26の隙間とにより抽気通路R1を
形成したので、ベアリング26の潤滑性を向上すること
ができる。
孔43とベアリング26の隙間とにより抽気通路R1を
形成したので、ベアリング26の潤滑性を向上すること
ができる。
【0055】なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で
以下の形態でも実施できる。 (1)回転軸16とプーリ17との間に電磁式のクラッ
チ(図示略)を設けて、外部の駆動源と、回転軸16と
を断続可能な構成とする。空調装置のスイッチSWがオ
ンされた状態では、電磁クラッチがオンされるとともに
前記電磁開閉弁45が冷房負荷の検出器からの信号によ
りオン・オフされて圧縮機が最大容量と最小容量との間
で切り換えられる。又、空調装置のスイッチSWがオフ
された場合には、前記電磁クラッチをオフして、圧縮機
を停止すること。
以下の形態でも実施できる。 (1)回転軸16とプーリ17との間に電磁式のクラッ
チ(図示略)を設けて、外部の駆動源と、回転軸16と
を断続可能な構成とする。空調装置のスイッチSWがオ
ンされた状態では、電磁クラッチがオンされるとともに
前記電磁開閉弁45が冷房負荷の検出器からの信号によ
りオン・オフされて圧縮機が最大容量と最小容量との間
で切り換えられる。又、空調装置のスイッチSWがオフ
された場合には、前記電磁クラッチをオフして、圧縮機
を停止すること。
【0056】この実施形態の場合にも最小容量から最大
容量への切り換えを迅速に行い、冷房フィーリングを向
上することができる。 (2)前記スプール24の遮蔽面29による吸入通路2
7の開閉を、図示しないが電磁開閉弁により行うこと。
この開閉弁を電磁開閉弁45の動作と同期して作動する
こと。この実施形態の場合にも前記実施形態と同様の作
用、効果がある。
容量への切り換えを迅速に行い、冷房フィーリングを向
上することができる。 (2)前記スプール24の遮蔽面29による吸入通路2
7の開閉を、図示しないが電磁開閉弁により行うこと。
この開閉弁を電磁開閉弁45の動作と同期して作動する
こと。この実施形態の場合にも前記実施形態と同様の作
用、効果がある。
【0057】(3)前記差圧弁48を圧縮機のハウジン
グの外部に配管した第2放圧管路(通路)に設けるこ
と。この実施形態の場合にも前記実施形態と同様の作
用、効果がある。
グの外部に配管した第2放圧管路(通路)に設けるこ
と。この実施形態の場合にも前記実施形態と同様の作
用、効果がある。
【0058】(4)前記差圧弁48に代えて、クランク
室圧力及び吸入圧力を検出する検出器(図示略)を設
け、最小容量運転状態において、両検出器からの検出信
号による前記差圧ΔPが設定値以上の場合に、電磁開閉
弁を開放し、設定値以下の場合に閉鎖するようにするこ
と。この実施形態の場合にも前記実施形態と同様の作
用、効果がある。
室圧力及び吸入圧力を検出する検出器(図示略)を設
け、最小容量運転状態において、両検出器からの検出信
号による前記差圧ΔPが設定値以上の場合に、電磁開閉
弁を開放し、設定値以下の場合に閉鎖するようにするこ
と。この実施形態の場合にも前記実施形態と同様の作
用、効果がある。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は特許請
求の範囲の欄に記載したように構成したので、次のよう
な効果がある。
求の範囲の欄に記載したように構成したので、次のよう
な効果がある。
【0060】請求項1記載の発明では、例えば空調装置
のスイッチのオン・オフが繰り返され、クランク室内に
フォーミング現象が生じても最小容量から最大容量への
切り換えを迅速に行い、冷房フィーリングを向上するこ
とができる。
のスイッチのオン・オフが繰り返され、クランク室内に
フォーミング現象が生じても最小容量から最大容量への
切り換えを迅速に行い、冷房フィーリングを向上するこ
とができる。
【0061】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の効果に加えて斜板の傾動運動を利用して遮蔽体の
動作を確実に行うことができる。請求項3記載の発明で
は、請求項2記載の発明の効果に加えて遮蔽手段の構成
を簡素化することができる。
発明の効果に加えて斜板の傾動運動を利用して遮蔽体の
動作を確実に行うことができる。請求項3記載の発明で
は、請求項2記載の発明の効果に加えて遮蔽手段の構成
を簡素化することができる。
【0062】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明の効果に加えてスプールを支持するベアリングの潤
滑性を向上することができる。請求項5記載の発明で
は、請求項1記載の発明の効果に加えて差圧弁の応答性
が向上し、構造を簡素化することができる。
発明の効果に加えてスプールを支持するベアリングの潤
滑性を向上することができる。請求項5記載の発明で
は、請求項1記載の発明の効果に加えて差圧弁の応答性
が向上し、構造を簡素化することができる。
【0063】請求項6記載の発明では、請求項1〜5の
いずれかに記載の発明の効果に加えて圧縮機と車両エン
ジンとの間の動力を断続することなく、冷房負荷に応じ
て圧縮機の実質的な起動・停止を行うことができる。
いずれかに記載の発明の効果に加えて圧縮機と車両エン
ジンとの間の動力を断続することなく、冷房負荷に応じ
て圧縮機の実質的な起動・停止を行うことができる。
【0064】請求項7記載の発明では、請求項1〜6の
いずれかに記載の発明の効果に加えて圧縮機の回転軸と
プーリとの間に電磁クラッチが存在しないので、圧縮機
を小型・軽量化することができ、起動ショックをさらに
緩和することができる。
いずれかに記載の発明の効果に加えて圧縮機の回転軸と
プーリとの間に電磁クラッチが存在しないので、圧縮機
を小型・軽量化することができ、起動ショックをさらに
緩和することができる。
【図1】 可変容量圧縮機の大容量状態の縦断面図。
【図2】 可変容量圧縮機の小容量状態の縦断面図。
【図3】 可変容量圧縮機の小容量状態の縦断面図。
【図4】 容量とクランク室圧力と吸入圧力との差圧と
の関係を示すグラフ。
の関係を示すグラフ。
11…ハウジングを構成するシリンダブロック、12…
同じくフロントハウジング、13…同じくリヤハウジン
グ、15…クランク室、16…回転軸、19…回転支持
体、20…斜板、24…遮蔽体としてのスプール、32
…シリンダボア、33…片頭ピストン、35…吸入室、
36…吐出圧領域としての吐出室、41…抽気通路を構
成する通路、43…同じく放圧通口、47…放圧通路、
48…差圧弁、50…弁体、51…バネ、60…負荷検
出器としての温度センサ、R1…抽気通路、SW…スイ
ッチ。
同じくフロントハウジング、13…同じくリヤハウジン
グ、15…クランク室、16…回転軸、19…回転支持
体、20…斜板、24…遮蔽体としてのスプール、32
…シリンダボア、33…片頭ピストン、35…吸入室、
36…吐出圧領域としての吐出室、41…抽気通路を構
成する通路、43…同じく放圧通口、47…放圧通路、
48…差圧弁、50…弁体、51…バネ、60…負荷検
出器としての温度センサ、R1…抽気通路、SW…スイ
ッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥野 卓也 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (7)
- 【請求項1】 ハウジングに形成したシリンダボア内に
片頭ピストンを往復動可能に収容し、ハウジング内のク
ランク室に配設された回転軸には回転支持体を止着し、
その回転支持体には片頭ピストンを往復動させるための
斜板を傾動可能に支持し、吐出圧領域と前記クランク室
を接続する圧力供給通路には開閉弁を設け、ピストンを
介したクランク室の圧力とシリンダボア内の圧力との差
圧により斜板の傾角を変更するようにし、クランク室と
吸入室との間にブローバイガスをクランク室から吸入室
に戻す抽気通路を設けた片頭ピストン型圧縮機におい
て、 外部冷媒回路と前記吸入室を連通する吸入通路に対し、
前記開閉弁により圧力供給通路が開放されたとき、該吸
入通路を閉鎖する遮蔽手段を設け、クランク室と前記遮
断手段の上流側の吸入圧領域とを放圧通路により連通
し、前記斜板の傾角が最小に保持された状態でクランク
室内の圧力と前記遮蔽手段の上流側吸入圧力との差圧が
設定値を越えた場合に、該放圧通路を開放する放圧手段
を設けた片頭ピストン型圧縮機。 - 【請求項2】 前記遮蔽手段は、シリンダブロックの収
容室に嵌入され、かつ斜板の傾動に追従して往復動され
る遮蔽体である請求項1に記載の片頭ピストン型圧縮
機。 - 【請求項3】 前記遮蔽体はシリンダブロックの中心部
に形成した収容室と回転軸との間に斜板の傾動により回
転軸の軸線方向への往復動可能に介在された有蓋筒状の
スプールであって、該スプールの蓋部には吸入通路の遮
蔽面が設けられ、該スプールはバネにより開放方向へ付
勢されている請求項2に記載の片頭ピストン型圧縮機。 - 【請求項4】 前記スプールはベアリングを介して回転
軸を支持し、該ベアリングの隙間と、スプールに形成し
た放圧通口とにより抽気通路が形成されている請求項3
に記載の片頭ピストン型圧縮機。 - 【請求項5】 前記放圧手段は、放圧通路の途中におい
て常にはバネにより閉弁方向に付勢され、かつ、クラン
ク室圧力と遮蔽手段の上流側の吸入圧力との差圧を感知
して作動される差圧弁である請求項1に記載の片頭ピス
トン型圧縮機。 - 【請求項6】 前記開閉弁は空調装置のオン・オフスイ
ッチ及び冷房負荷の検出器からの信号により開閉動作さ
れるものである請求項1〜5のいずれかに記載の片頭ピ
ストン型圧縮機。 - 【請求項7】 前記回転軸の前端部に嵌合固定されたプ
ーリは、車両のエンジンの回転運動に直結されている請
求項1〜6のいずれかに記載の片頭ピストン型圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7212207A JPH0960589A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 片頭ピストン型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7212207A JPH0960589A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 片頭ピストン型圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0960589A true JPH0960589A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16618706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7212207A Pending JPH0960589A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 片頭ピストン型圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0960589A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002021721A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-01-23 | Toyota Industries Corp | 容量可変型圧縮機の容量制御機構 |
| KR100899972B1 (ko) * | 2006-11-03 | 2009-05-28 | 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 | 압축기의 흡입 스로틀 밸브 |
-
1995
- 1995-08-21 JP JP7212207A patent/JPH0960589A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002021721A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-01-23 | Toyota Industries Corp | 容量可変型圧縮機の容量制御機構 |
| KR100899972B1 (ko) * | 2006-11-03 | 2009-05-28 | 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 | 압축기의 흡입 스로틀 밸브 |
| KR100947199B1 (ko) * | 2006-11-03 | 2010-03-11 | 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 | 압축기의 흡입 스로틀 밸브 |
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