JPH0960608A - 油圧式作業機械のアクチュエータ制御装置 - Google Patents

油圧式作業機械のアクチュエータ制御装置

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Publication number
JPH0960608A
JPH0960608A JP21213495A JP21213495A JPH0960608A JP H0960608 A JPH0960608 A JP H0960608A JP 21213495 A JP21213495 A JP 21213495A JP 21213495 A JP21213495 A JP 21213495A JP H0960608 A JPH0960608 A JP H0960608A
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JP
Japan
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actuator
pilot
valve
flow rate
control valve
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Application number
JP21213495A
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English (en)
Inventor
Takahiro Hanamoto
貴博 花本
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウィンチ作動時のショックによる振動を増幅
される前に抑制し、速やかに減衰させる。 【構成】 ウィンチモータ11の巻下作動によって発生
する振動を振動センサ24によって検出し、振動発生時
に、コントローラ21からの信号によって作動する巻下
側パイロット管路18中の電磁比例流量制御弁20によ
ってコントロールバルブ13に供給されるパイロット流
量を減少させ、同バルブ13の動きを抑えてウィンチモ
ータ流量の変化を小さくする構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧クレーン等の油圧式
作業機械においてアクチュエータの作動を制御するアク
チュエータ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧クレーンのウィンチ制御装置を例に
とって従来技術を説明する。
【0003】図8において、1はウィンチ駆動用の油圧
モータ(以下、ウィンチモータという)、2はこのウィ
ンチモータ1に対する油圧供給源としての主油圧ポンプ
で、この主油圧ポンプ2とウィンチモータ1との間に油
圧パイロット切換式のコントロールバルブ(方向制御
弁)3が設けられている。
【0004】このコントロールバルブ3は、図の上側か
ら順に巻上・中立・巻下各位置を有し、この三位置間で
の切換わり作動によってウィンチモータ1の作動、すな
わちウィンチの巻上、停止、巻下の各作動が制御され
る。4はリリーフ弁、5はカウンタバランス弁である。
【0005】6は巻上側および巻下側両減圧弁6a,6
bを備えた操作弁(リモコン弁)で、この操作弁6のレ
バー操作によって両減圧弁6a,6bの一方に二次圧が
出力され、この二次圧がパイロット圧としてコントロー
ルバルブ3の巻上側および巻下側両パイロット室3a,
3bの一方に供給される。
【0006】7は操作弁6の巻上側パイロット管路、8
は巻下側のパイロット管路、9はパイロット油圧源とし
ての補助油圧ポンプ、Tはタンクである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなウィンチ制
御装置において、操作弁5が急操作されると、パイロッ
ト圧がコントロールバルブ3に急激に導入されて同バル
ブ3が一気に切換わり作動するため、ウィンチモータ1
が急始動し、ショックが発生する。
【0008】このショックは、とくに荷を吊った状態で
巻下側に急操作された場合に生じ易く、このショックが
機体の振動となってオペレータに伝わり、この振動によ
り操作弁6がさらに動かされて振動がどんどん増幅され
るという問題が生じていた。
【0009】なお、この点の対策として、オペレータが
操作弁6をゆっくり操作することによってショックの発
生そのものを防止することが考えられるが、常にこのよ
うな操作を強いることはオペレータの操作負担が大き
く、疲労が激しくなる。
【0010】一方、コントロールバルブ3にダンパを設
けて、同バルブ3のスプールの動きを遅くすることが考
えられる。しかし、こうすると常に全ストロークでスプ
ール移動速度が遅くなるため、コントロールバルブ3の
切換えに時間がかかり、応答性が悪くなる。
【0011】そこで本発明は、ショックによる振動を増
幅前の段階で抑制し、速やかに減衰させることができる
油圧式作業機械のアクチュエータ制御装置を提供するも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、アク
チュエータの作動によって発生する振動を検出する振動
検出手段と、外部から操作されてアクチュエータに対す
る供給流量を制御するアクチュエータ流量制御手段と、
上記振動検出手段によって振動が検出されたときに上記
アクチュエータ流量制御手段に操作量に対するアクチュ
エータ流量の変化を小さくする方向の指令信号を出力す
るコントローラとを具備してなるものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、コントローラが、振動検出手段によって検出された
振動が予め記憶された振動データとの比較において抑制
すべきか否かを判別する演算部と、この演算部によって
抑制すべき振動と判別されたときに上記流量制御手段に
対してアクチュエータ流量の変化を小さくする方向の指
令信号を出力する出力部とを具備してなるものである。
【0014】請求項3の発明は、請求項1または2の構
成において、アクチュエータ流量制御手段が、アクチュ
エータの作動を制御する油圧パイロット切換式のコント
ロールバルブと、このコントロールバルブのパイロット
室にパイロット圧を供給する操作弁と、コントローラか
らの信号に基づいてこの操作弁とコントロールバルブの
パイロット室とを結ぶパイロット管路の流量を制御する
パイロット流量制御弁とによって構成されたものであ
る。
【0015】請求項4の発明は、請求項3の構成におい
て、パイロット流量制御弁として電磁比例流量制御弁が
用いられたものである。
【0016】請求項5の発明は、請求項3の構成におい
て、パイロット流量制御弁として、コントロールバルブ
のパイロット室を操作弁に連通させる開通位置と、上記
パイロット室をタンクに連通させる遮断位置との間で切
換わり作動する電磁切換弁が用いられたものである。
【0017】請求項6の発明は、請求項3の構成におい
て、パイロット流量制御弁として、コントロールバルブ
のパイロット室を操作弁に連通させる開通位置と上記パ
イロット室をタンクに連通させる遮断位置との間で切換
わり作動する電磁切換弁と、この電磁切換弁と操作弁と
の間においてパイロット流量を制御する流量制御弁とが
設けられたものである。
【0018】請求項7の発明は、請求項5または6の構
成において、電磁切換弁の遮断位置でコントロールバル
ブのパイロット室をタンクに連通させるタンクラインに
絞りが設けられたものである。
【0019】請求項8の発明は、請求項3の構成におい
て、アクチュエータ流量制御手段が、アクチュエータの
作動を制御する油圧パイロット切換式のコントロールバ
ルブと、このコントロールバルブのパイロット室にパイ
ロット圧を供給する操作弁と、コントローラからの信号
に基づいてこの操作弁とコントロールバルブのパイロッ
ト室とを結ぶパイロット管路の圧力を制御するパイロッ
ト圧力制御弁とによって構成されたものである。
【0020】請求項9の発明は、請求項1または2の構
成において、アクチュエータ流量制御手段が、アクチュ
エータの作動を制御する油圧パイロット切換式のコント
ロールバルブと、このコントロールバルブのパイロット
室にパイロット圧を供給する操作弁と、コントローラか
らの信号に基づいて上記コントロールバルブとは別の位
置で油圧ポンプとアクチュエータとを結ぶアクチュエー
タ回路の流量を制御する電磁比例流量制御弁とによって
構成されたものである。
【0021】請求項10の発明は、請求項1乃至9のい
ずれかの構成において、振動検出手段として、機体の振
動を検出する振動センサが設けられたものである。
【0022】請求項11の発明は、請求項1乃至9のい
ずれかの構成において、振動検出手段として、アクチュ
エータ制御油圧回路の圧力を検出する圧力センサが設け
られたものである。
【0023】
【作用】上記構成によると、振動検出手段によってアク
チュエータ作動による振動が検出されたときに、コント
ローラからの信号に基づくアクチュエータ流量制御手段
の作動により、同制御手段の操作量に対するアクチュエ
ータ流量の変化が小さく抑えられる。
【0024】これにより、アクチュエータ速度の変化が
抑えられて振動が増幅される前に抑制され、速やかに減
衰することとなる。
【0025】この場合、請求項2の構成によると、コン
トローラにより、検出された振動が予め記憶された振動
データと比較され、抑制すべき振動と判別されたときに
のみ振動抑制作用が働く。
【0026】従って、振動データとして、アクチュエー
タの作動に起因する振動を振動数や振幅の面から正確に
求めて記憶させておくことにより、他の原因による振動
に対する無駄な制御を排し、的確な制御を行うことがで
きる。
【0027】一方、制御方式に関して、請求項3乃至8
の構成によると、油圧パイロット切換式のコントロール
バルブを制御するパイロット管路の流量(請求項3〜
7)または圧力(請求項8)が減少することによってコ
ントロールバルブの動きが抑えられ、これによってアク
チュエータ流量の変化が小さく抑えられる。
【0028】すなわち、パイロット管路を通じてコント
ロールバルブが制御されることにより、アクチュエータ
が間接的に制御される。
【0029】このため、流量制御弁等の制御弁が小形で
すむとともに、制御が容易となる。
【0030】これに対し、請求項9の構成によると、ア
クチュエータ回路に設けられた電磁比例流量制御弁によ
って、直接、アクチュエータ流量が制御され、振動抑制
作用が働く。
【0031】このため、制御の応答性が良く、より正確
な制御を行うことができる。
【0032】また、パイロット流量を制御する請求項3
〜7の構成のうち、請求項4の構成によると、電磁比例
流量制御弁によってパイロット流量を連続的に制御でき
るため、単にパイロット管路を開閉する構成(請求項
5)と比較して、振動状態(振動の大きさ等)に応じた
最適な制御を行うことが可能となる。
【0033】ただし、請求項5の構成によると、制御が
単純となり、コントローラの構成が簡単ですむ。
【0034】請求項6の構成によると、パイロット管路
を開閉する電磁切換弁と、パイロット流量を変化させる
流量制御弁とを組み合わせているため、たとえば大振動
に対しては管路を遮断し、それ以外はパイロット流量の
大小制御を行う等、振動状態に応じた制御の使い分けが
可能となる。
【0035】また、電磁切換弁を用いた請求項5,6の
構成を前提とする請求項7の構成によると、コントロー
ルバルブのパイロット室とタンクとを結ぶタンクライン
に絞りが設けられているため、コントロールバルブが中
立位置に緩やかに復帰し、アクチュエータの急停止、こ
れによる新たなショックの発生を防止することができ
る。
【0036】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図7によって説明す
る。
【0037】以下の実施例では、従来説明に合わせて油
圧クレーンのウィンチモータ制御装置を適用対象として
例にとっている。
【0038】第1実施例(図1参照) 11はウィンチモータ、12はこのウィンチモータ11
に対する圧油供給源としての主油圧ポンプ、13はウィ
ンチモータ11の作動(回転方向と速度)を制御する油
圧パイロット切換式のコントロールバルブ、14はリリ
ーフ弁、15はカウンタバランス弁である。
【0039】コントロールバルブ13の巻上側パイロッ
ト室13aは、巻上側パイロット管路17を介して操作
弁16の巻上側減圧弁16aに、巻下側パイロット室1
3bは巻下側パイロット管路18を介して巻下側減圧弁
16bにそれぞれ接続されている。19はパイロット油
圧源としての補助油圧ポンプ、Tはタンクである。
【0040】両パイロット管路17,18のうち、巻下
側パイロット管路18に電磁比例流量制御弁(以下、単
に比例弁という)20が設けられ、コントロールバルブ
13と操作弁16とこの比例弁20とによって、ウィン
チモータ11に対する供給流量を制御するウィンチモー
タ流量制御手段が構成されている。
【0041】比例弁20は、コントローラ21からの指
令信号によって全閉状態から連続的に開度が変化し、こ
れによって巻下側パイロット管路18の流量が連続的に
変化する。
【0042】コントローラ21は、演算部22と出力部
23とから成っている。
【0043】演算部22には、予め、実験によって求め
た所定の振動データ、すなわちウィンチモータ11の急
巻下作動によって起こる特有の機体振動特性(振動数や
振幅)が記憶されている。
【0044】一方、機体には、たとえばアッパーフレー
ムに機体の振動を検出する加速度センサ等の振動センサ
24が設けられ、演算部22において、 この振動センサ24によって検出された機体の振動
と、記憶された振動データとが比較され、 抑制すべき振動か否かが判別され、 抑制すべき振動と判別されたときに、振動の大きさ
等の振動状態に応じた指令流量が演算され、出力部23
から比例弁20に流量指令信号(電流)が出力される。
【0045】これにより、ウィンチ巻下作動に起因する
振動が発生したときに、比例弁20の開度が絞られて巻
下側パイロット流量が減少し、コントロールバルブ13
の巻下側への動きが停止するかまたは小さくなるため、
ウィンチモータ11に供給される流量の変化が小さく
(流量変化がない状態を含む)抑えられる。
【0046】このため、振動発生後、この振動が機体を
通じてオペレータに伝わり、これによって操作弁16が
動かされても、ウィンチモータ11の速度変化は0また
は小さくなるため、振動が増幅されるおそれがなく、速
やかに減衰する。
【0047】そして、この振動減衰後は、コントローラ
21から比例弁20に流量増加方向の指令信号が出力さ
れ、定常状態に移行する。
【0048】第2実施例(図2参照) 第1実施例との相違点のみを説明する。
【0049】巻下側パイロット管路18に、パイロット
流量制御弁として第1実施例の比例弁20に代えて電磁
切換弁25が設けられている。
【0050】この電磁切換弁25は、コントローラ21
からの切換信号により、コントロールバルブ13の巻下
側パイロット室13bを巻下側減圧弁16bに連通させ
る開通(定常)位置イと、同パイロット室13bをタン
クライン26を通じてタンクTに連通させる遮断位置ロ
との間で切換わり作動する。
【0051】すなわち、ウィンチ巻下作動に起因する振
動が発生したときに開通位置イから遮断位置ロに切換わ
り、巻下側パイロット室13bのパイロット油の供給を
停止すると同時にパイロット室13b内の油をタンクT
に戻す。
【0052】この状態では、コントロールバルブ13は
巻下側には一切作動しないため、機体の振動によって操
作弁16が巻下側に動かされても、ウィンチモータ11
の巻下回転は行われない。
【0053】この構成によると、コントローラ21は、
振動センサ24によって検出された振動と記憶された振
動データとの比較によって電磁切換弁25を開通させる
か遮断させるかの判別だけを行えばよいため、コントロ
ーラ21(演算部22)の構成が簡単ですむ。
【0054】また、この実施例では、タンクライン26
に絞り27が設けられ、巻下側パイロット室13bから
タンクTに戻る油がこの絞り27によって絞られるよう
になっている。
【0055】こうすれば、電磁切換弁25の遮断時に、
コントロールバルブ13が中立位置に緩やかに復帰し、
ウィンチモータ11の急停止、これによる新たなショッ
クの発生が防止される。
【0056】第3実施例(図3参照) 第2実施例の構成を前提として、巻下側パイロット管路
18における電磁切換弁25よりも上流側(減圧弁16
b側)に、巻下側パイロット流量を変化させる電磁切換
式の流量制御弁28が設けられ、両弁25,28がコン
トローラ21によって制御されるように構成されてい
る。
【0057】この構成によると、たとえば予め設定され
た値を超える大振動に対しては電磁切換弁25によって
パイロット管路18を遮断し、それ以外は電磁比例流量
制御弁28によって振動状態に応じたパイロット流量の
大小制御を行うことにより、振動状態に応じた制御の使
い分けが可能となる。
【0058】なお、電磁切換式の流量制御弁28に代え
て、パイロット流量を連続的に変化させる電磁比例式の
流量制御弁を用いてもよい。
【0059】第4実施例(図4参照) 巻下側パイロット管路18に電磁比例減圧弁29が設け
られ、振動状態に応じたコントローラ21からの指令信
号により、この減圧弁29の二次圧、すなわち巻下側パ
イロット室13bに導入されるパイロット圧が制御され
る構成となっている。
【0060】このように巻下側パイロット圧を制御する
ことにより、巻下側パイロット流量を制御する場合と比
較してコントロールバルブ13の制御、つまりウィンチ
モータ11の制御をより正確に行うことができる。
【0061】第5実施例(図5参照) コントロールバルブ13を遠隔操作する手段として、第
1〜第4各実施例の操作弁16に代えて、レバー操作に
よって電気指令信号を発生する電気式操作体(ポテンシ
ョメータ)30が用いられ、この操作体30からの指令
信号によって巻上側、巻下側両電磁比例減圧弁31,3
2の二次圧、すなわちコントロールバルブ13の巻上
側、巻下側両パイロット室13a,13bに対するパイ
ロット圧が変化する構成となっている。
【0062】指令信号は、振動センサ24からの信号と
ともにコントローラ21の演算部22に入力され、ウィ
ンチ巻下作動に起因する振動が検出されないときは、指
令信号によって減圧弁31,32が制御される。
【0063】一方、振動が検出されたときは、巻下側減
圧弁32に対しては、操作体30からの指令信号に代わ
って、振動状態に基づいて演算で求められた制御信号が
コントローラ21から出力され、これにより同減圧弁3
2からの巻下側パイロット圧が低く抑えられてコントロ
ールバルブ13の巻下側の動きが抑制される。
【0064】第6実施例(図6参照) 上記各実施例では、コントロールバルブ13の巻下側の
動きを規制してウィンチモータ11を間接的に制御する
構成をとっているのに対し、第6実施例ではウィンチモ
ータ11の巻下側管路中に電磁比例流量制御弁33を設
け、同制御弁33をコントローラ21により制御してウ
ィンチモータ11の巻下側流量を直接制御する構成をと
っている。
【0065】この直接制御方式によると、間接制御方式
と比較して、ウィンチモータ11の制御の応答性が良く
なるとともに、より正確な制御を行うことができる。
【0066】なお、図6では操作弁16およびパイロッ
ト管路17,18の図示を省略している。
【0067】第7実施例(図7参照) 第1〜第6各実施例では、振動センサ24によって機体
の振動を検出する構成をとったのに対し、第7実施例で
は、ウィンチモータ11の制御油圧回路の圧力を検出す
る構成をとっている。
【0068】すなわち、ウィンチモータ11の巻下時出
口側圧力を圧力センサ34で検出し、コントローラ21
の演算部22において、この検出された圧力の脈動状態
と、予め実験で求められ記憶されたウィンチモータ作動
に起因する圧力の脈動状態(振動数や振幅)とを比較し
て抑制すべき振動か否かを判別し、必要に応じて、第1
実施例の構成を例にとると巻下側パイロット管路18に
設けられた電磁比例流量制御弁20を制御する構成をと
っている。
【0069】あるいは、図7仮想線で示すように、操作
弁16が振動によって動かされることによって発生する
巻下側パイロット圧の脈動を圧力センサ34で検出して
もよい。
【0070】ところで、ウィンチモータ11の作動に起
因する振動はとくに巻下時に生じ易いため、上記各実施
例では同モータ11の巻下側の作動を制御する構成をと
ったが、必要に応じて巻上側の作動をも同様に制御する
構成をとってもよい。
【0071】また、本発明はウィンチモータに限らず、
クレーンのブーム起伏シリンダ回路等、他のアクチュエ
ータ制御装置にも適用することができる。
【0072】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、アク
チュエータの作動によって発生する振動を振動検出手段
によって検出し、振動発生時に、コントローラからアク
チュエータ流量制御手段に操作量に対するアクチュエー
タ流量の変化を小さくする方向の信号を送ってアクチュ
エータ速度の変化を抑える構成としたから、振動を増幅
前に抑制し、速やかに減衰させることができる。
【0073】この場合、請求項2の発明によると、コン
トローラにより、検出された振動が予め記憶された振動
データと比較され、抑制すべき振動と判別されたときに
のみ振動抑制作用が働くため、振動データとして、アク
チュエータの作動に起因する振動を振動数や振幅の面か
ら正確に求め、記憶させておくことにより、他の原因
(たとえば突風)による振動に対する無駄な制御を排
し、的確な制御を行うことができる。
【0074】一方、制御方式に関して、請求項3乃至8
の発明によると、油圧パイロット切換式のコントロール
バルブを制御するパイロット管路の流量(請求項3〜
7)または圧力(請求項8)を制御することによってコ
ントロールバルブの動きを抑える構成、すなわち、流量
および圧力ともに小さいパイロット管路を通じてコント
ロールバルブを制御し、アクチュエータ流量を制御する
構成としたから、流量制御弁等の制御弁が小形ですむと
ともに、制御が容易となる。
【0075】これに対し、請求項9の発明によると、ア
クチュエータ回路に設けた電磁比例流量制御弁によっ
て、直接、アクチュエータ流量を制御する構成としたか
ら、制御の応答性が良く、より正確な制御を行うことが
できる。
【0076】また、パイロット流量を制御する請求項3
〜7の発明のうち、請求項4の発明によると、電磁比例
流量制御弁によってパイロット流量を連続的に制御でき
るため、パイロット管路を開閉する場合(請求項5の発
明)と比較して、振動状態(振動の大きさ等)に応じた
最適な制御を行うことが可能となる。
【0077】ただし、請求項5の発明によると、制御が
単純となり、コントローラの構成が簡単ですむ。
【0078】請求項6の発明によると、パイロット管路
を開閉する電磁切換弁と、パイロット流量を変化させる
流量制御弁とを組み合わせているため、たとえば大振動
に対しては管路を遮断し、それ以外はパイロット流量の
大小制御を行う等、振動状態に応じた制御の使い分けが
可能となる。
【0079】また、電磁切換弁を用いた請求項5,6の
構成を前提とする請求項7の発明によると、コントロー
ルバルブのパイロット室とタンクとを結ぶタンクライン
に絞りが設けられているため、コントロールバルブが中
立位置に緩やかに復帰し、アクチュエータの急停止、こ
れによる新たなショックの発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す装置の全体構成図で
ある。
【図2】本発明の第2実施例を示す装置の全体構成図で
ある。
【図3】本発明の第3実施例を示す装置の全体構成図で
ある。
【図4】本発明の第4実施例を示す装置の全体構成図で
ある。
【図5】本発明の第5実施例を示す装置の全体構成図で
ある。
【図6】本発明の第6実施例を示す装置の一部省略構成
図である。
【図7】本発明の第7実施例を示す装置の全体構成図で
ある。
【図8】従来装置を示す全体構成図である。
【符号の説明】
11 アクチュエータとしてのウィンチモータ 12 油圧ポンプ 13 流量制御手段を構成するコントロールバルブ 16 同操作弁 20 同電磁比例流量制御弁 18 巻下側パイロット管路 21 コントローラ 22 演算部 23 出力部 24 機体の振動を検出する振動検出手段としての振動
センサ 25 電磁切換弁 28 電磁切換式流量制御弁 27 絞り 29 電磁比例減圧弁 30 アクチュエータ流量制御手段を構成する電気式操
作体 32 巻下側電磁比例減圧弁 33 ウィンチモータの巻下側管路に設けられた電磁比
例流量制御弁 34 油圧の脈動を検出する振動検出手段としての圧力
センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 19/02 G05D 19/02 D

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータの作動によって発生する
    振動を検出する振動検出手段と、外部から操作されてア
    クチュエータに対する供給流量を制御するアクチュエー
    タ流量制御手段と、上記振動検出手段によって振動が検
    出されたときに上記アクチュエータ流量制御手段に操作
    量に対するアクチュエータ流量の変化を小さくする方向
    の指令信号を出力するコントローラとを具備してなるこ
    とを特徴とする油圧式作業機械のアクチュエータ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧式作業機械におい
    て、コントローラが、振動検出手段によって検出された
    振動が予め記憶された振動データとの比較において抑制
    すべきか否かを判別する演算部と、この演算部によって
    抑制すべき振動と判別されたときに上記流量制御手段に
    対してアクチュエータ流量の変化を小さくする方向の指
    令信号を出力する出力部とを具備してなることを特徴と
    する油圧式作業機械のアクチュエータ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の油圧式作業機械
    のアクチュエータ制御装置において、アクチュエータ流
    量制御手段が、アクチュエータの作動を制御する油圧パ
    イロット切換式のコントロールバルブと、このコントロ
    ールバルブのパイロット室にパイロット圧を供給する操
    作弁と、コントローラからの信号に基づいてこの操作弁
    とコントロールバルブのパイロット室とを結ぶパイロッ
    ト管路の流量を制御するパイロット流量制御弁とによっ
    て構成されたことを特徴とする油圧式作業機械のアクチ
    ュエータ制御装置。
  4. 【請求項4】 パイロット流量制御弁として電磁比例流
    量制御弁が用いられたことを特徴とする請求項3記載の
    油圧式作業機械のアクチュエータ制御装置。
  5. 【請求項5】 パイロット流量制御弁として、コントロ
    ールバルブのパイロット室を操作弁に連通させる開通位
    置と、上記パイロット室をタンクに連通させる遮断位置
    との間で切換わり作動する電磁切換弁が用いられたこと
    を特徴とする請求項3記載の油圧式作業機械のアクチュ
    エータ制御装置。
  6. 【請求項6】 パイロット流量制御弁として、コントロ
    ールバルブのパイロット室を操作弁に連通させる開通位
    置と上記パイロット室をタンクに連通させる遮断位置と
    の間で切換わり作動する電磁切換弁と、この電磁切換弁
    と操作弁との間においてパイロット流量を制御する流量
    制御弁とが設けられたことを特徴とする請求項3記載の
    油圧式作業機械のアクチュエータ制御装置。
  7. 【請求項7】 電磁切換弁の遮断位置でコントロールバ
    ルブのパイロット室をタンクに連通させるタンクライン
    に絞りが設けられたことを特徴とする請求項5または6
    記載の油圧式作業機械のアクチュエータ制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の油圧式作業機械のアクチ
    ュエータ制御装置において、アクチュエータ流量制御手
    段が、アクチュエータの作動を制御する油圧パイロット
    切換式のコントロールバルブと、このコントロールバル
    ブのパイロット室にパイロット圧を供給する操作弁と、
    コントローラからの信号に基づいてこの操作弁とコント
    ロールバルブのパイロット室とを結ぶパイロット管路の
    圧力を制御するパイロット圧力制御弁とによって構成さ
    れたことを特徴とする油圧式作業機械のアクチュエータ
    制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または2記載の油圧式作業機械
    のアクチュエータ制御装置において、アクチュエータ流
    量制御手段が、アクチュエータの作動を制御する油圧パ
    イロット切換式のコントロールバルブと、このコントロ
    ールバルブのパイロット室にパイロット圧を供給する操
    作弁と、コントローラからの信号に基づいて上記コント
    ロールバルブとは別の位置で油圧ポンプとアクチュエー
    タとを結ぶアクチュエータ回路の流量を制御する電磁比
    例流量制御弁とによって構成されたことを特徴とする油
    圧式作業機械のアクチュエータ制御装置。
  10. 【請求項10】 振動検出手段として、機体の振動を検
    出する振動センサが設けられたことを特徴とする請求項
    1乃至9のいずれかに記載の油圧式作業機械のアクチュ
    エータ制御装置。
  11. 【請求項11】 振動検出手段として、アクチュエータ
    制御油圧回路の圧力を検出する圧力センサが設けられた
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の油
    圧式作業機械のアクチュエータ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109230893A (zh) * 2018-06-25 2019-01-18 武汉船用机械有限责任公司 一种软管缠绕系统及其控制方法
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