JPH0960661A - 軸受の支持構造 - Google Patents
軸受の支持構造Info
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- JPH0960661A JPH0960661A JP7213651A JP21365195A JPH0960661A JP H0960661 A JPH0960661 A JP H0960661A JP 7213651 A JP7213651 A JP 7213651A JP 21365195 A JP21365195 A JP 21365195A JP H0960661 A JPH0960661 A JP H0960661A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸受レースの共回り防止する軸受の支持構造
を提供する。 【構成】 突起部8bが、止め輪8に設けられ、案内溝
3cがインナーレース32に設けられている。そして、
その案内溝3cは、ロータ2の回転方向に向かうほど、
軸受3の径方向外方に向かうように形成されている。こ
れにより、インナーレース32が回転すると、止め輪8
が段付き部7側に移動するので、軸受3は、止め輪8に
よって、段付き部7に押さえつけられる。したがって、
インナーレース32の共回りを抑制することができる。
を提供する。 【構成】 突起部8bが、止め輪8に設けられ、案内溝
3cがインナーレース32に設けられている。そして、
その案内溝3cは、ロータ2の回転方向に向かうほど、
軸受3の径方向外方に向かうように形成されている。こ
れにより、インナーレース32が回転すると、止め輪8
が段付き部7側に移動するので、軸受3は、止め輪8に
よって、段付き部7に押さえつけられる。したがって、
インナーレース32の共回りを抑制することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸受の支持構造に関す
るもので、車両用空調装置に用いられる圧縮機の電磁ク
ラッチの軸受に用いて好適である。
るもので、車両用空調装置に用いられる圧縮機の電磁ク
ラッチの軸受に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁クラッチの軸受の組付け構造
としては、例えば、実開昭63−64936号公報に記
載のように、圧縮機のボス部に軸受の位置決め用のスト
ッパを兼ねる段付き部を設けて、この段付き部に軸受の
当接するように軸受を挿入し、次に、軸受け用止め輪
を、ボス部に設けられた溝に装着するものである。
としては、例えば、実開昭63−64936号公報に記
載のように、圧縮機のボス部に軸受の位置決め用のスト
ッパを兼ねる段付き部を設けて、この段付き部に軸受の
当接するように軸受を挿入し、次に、軸受け用止め輪
を、ボス部に設けられた溝に装着するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に軸
受を組付ける際は、回転側の軸受レース(本例では、ア
ウターレース)を、しまりばめとして回転体をなすロー
タにはめ込み、静止側の軸受レース(本例では、インナ
ーレース)を、すきまばめとして保持部材なすボス部に
はめ込む。(JIS B 1566(転がり軸受のはめ
あい)より) そのため、特に低温時等においては、すきまばめではめ
込まれた静止側の軸受レースとボス部との温度膨張係数
の差異によって隙間が生じ、両者の嵌合状態が緩み、静
止側の軸受レースが共回りするという問題を有してい
た。
受を組付ける際は、回転側の軸受レース(本例では、ア
ウターレース)を、しまりばめとして回転体をなすロー
タにはめ込み、静止側の軸受レース(本例では、インナ
ーレース)を、すきまばめとして保持部材なすボス部に
はめ込む。(JIS B 1566(転がり軸受のはめ
あい)より) そのため、特に低温時等においては、すきまばめではめ
込まれた静止側の軸受レースとボス部との温度膨張係数
の差異によって隙間が生じ、両者の嵌合状態が緩み、静
止側の軸受レースが共回りするという問題を有してい
た。
【0004】本発明は、上記点に鑑み、軸受レースの共
回り防止する軸受の支持構造を提供することを目的とす
る。
回り防止する軸受の支持構造を提供することを目的とす
る。
【0005】
【発明の概要】上記目的を達成するために、以下の技術
的手段を用いる。請求項1に記載の発明では、止め輪
(8)または第2軸受レース(32)のうち、いずれか
一方に突起部(8b、3e)が設けられており、さら
に、突起部(8b、3e)が挿入されるように、他端側
に突起部(8b、3e)の移動を案内する案内部(3
c、8e)設けられている。
的手段を用いる。請求項1に記載の発明では、止め輪
(8)または第2軸受レース(32)のうち、いずれか
一方に突起部(8b、3e)が設けられており、さら
に、突起部(8b、3e)が挿入されるように、他端側
に突起部(8b、3e)の移動を案内する案内部(3
c、8e)設けられている。
【0006】そして、溝(9)形状および止め輪(8)
の断面形状は、止め輪(8)の曲率半径が小さくなるほ
ど、止め輪(8)が、段付き(7)側に移動するように
形成されている。さらに、突起部(8b、3e)が案内
部(3c、8e)に沿って移動したとき、止め輪(8)
の曲率半径が小さくなるように案内部(3c、8e)が
形成されていることを特徴とする。
の断面形状は、止め輪(8)の曲率半径が小さくなるほ
ど、止め輪(8)が、段付き(7)側に移動するように
形成されている。さらに、突起部(8b、3e)が案内
部(3c、8e)に沿って移動したとき、止め輪(8)
の曲率半径が小さくなるように案内部(3c、8e)が
形成されていることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明では、突起部(8
b)が、止め輪(8)に設けられ、案内部(3c)が第
2軸受レース(32)に設けられている請求項1に記載
の軸受の支持構造においては、案内部(3c)は、突起
部(8b)側面のうち、少なくとも軸受(3)の径方向
外方側で接する案内壁面(3d)を有している。そし
て、その案内壁面(3d)は、回転体(2)の回転方向
に向かうほど、軸受(3)の径方向外方に向かうように
形成されていることを特徴とする。
b)が、止め輪(8)に設けられ、案内部(3c)が第
2軸受レース(32)に設けられている請求項1に記載
の軸受の支持構造においては、案内部(3c)は、突起
部(8b)側面のうち、少なくとも軸受(3)の径方向
外方側で接する案内壁面(3d)を有している。そし
て、その案内壁面(3d)は、回転体(2)の回転方向
に向かうほど、軸受(3)の径方向外方に向かうように
形成されていることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明では、突起部(3
e)が第2軸受レース(32)に設けられ、案内部(8
e)が止め輪(8)に設けられている請求項1に記載の
軸受の支持構造において、案内部(8e)は、突起部
(3e)側面のうち、少なくとも軸受(3)の径方向内
方側で接する案内壁面(8f)を有している。そして、
その案内壁面(8f)は、回転体(2)の回転方向に向
かうほど、軸受(3)の径方向外方に向かうように形成
されていることを特徴とする。
e)が第2軸受レース(32)に設けられ、案内部(8
e)が止め輪(8)に設けられている請求項1に記載の
軸受の支持構造において、案内部(8e)は、突起部
(3e)側面のうち、少なくとも軸受(3)の径方向内
方側で接する案内壁面(8f)を有している。そして、
その案内壁面(8f)は、回転体(2)の回転方向に向
かうほど、軸受(3)の径方向外方に向かうように形成
されていることを特徴とする。
【0009】上記請求項1〜3に記載の発明の構成によ
れば、第2軸受レース(32)が、回転すると、止め輪
(8)が段付き部(7)側に移動するので、第2軸受レ
ース(32)は、止め輪(8)によって、段付き部
(7)に押さえつけられる。したがって、第2軸受レー
ス(32)の共回りを抑制することができる。
れば、第2軸受レース(32)が、回転すると、止め輪
(8)が段付き部(7)側に移動するので、第2軸受レ
ース(32)は、止め輪(8)によって、段付き部
(7)に押さえつけられる。したがって、第2軸受レー
ス(32)の共回りを抑制することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施の形
態について説明する。 (第1実施形態)図1において、1は駆動側プーリで、
図示しないベルトを介して自動車エンジンから回転力を
受けて回転するものである。このプーリ1はVベルトが
係合されるV溝が一体形成されており、鉄系金属で製作
されている。
態について説明する。 (第1実施形態)図1において、1は駆動側プーリで、
図示しないベルトを介して自動車エンジンから回転力を
受けて回転するものである。このプーリ1はVベルトが
係合されるV溝が一体形成されており、鉄系金属で製作
されている。
【0011】2は断面コの字形状の2重リング形状に形
成された駆動側ロータ(駆動側回転部材)で、鉄系金属
(強磁性体)で製作されており、プーリ1とは溶接等の
接合手段で一体に接合されている。このロータ2の内側
リング2eには、軸受3のアウターレース31がしまり
ばめにてはめ合わされ、この軸受3のインナーレース3
2は、圧縮機4のフロントハウジング5のボス部6にす
きまばめにてはめ合わされている。そして、両レースに
配置された玉軸受用鋼球(転動体)33により、ロータ
2はボス部6上に回転自在に支持されている。
成された駆動側ロータ(駆動側回転部材)で、鉄系金属
(強磁性体)で製作されており、プーリ1とは溶接等の
接合手段で一体に接合されている。このロータ2の内側
リング2eには、軸受3のアウターレース31がしまり
ばめにてはめ合わされ、この軸受3のインナーレース3
2は、圧縮機4のフロントハウジング5のボス部6にす
きまばめにてはめ合わされている。そして、両レースに
配置された玉軸受用鋼球(転動体)33により、ロータ
2はボス部6上に回転自在に支持されている。
【0012】また、フロントハウジング5側のボス部6
には、軸受3の回転軸方向一端側3aに当接する段付き
部7が、ボス部6の全周に渡って形成されている。そし
て、その他端側3bには、軸受3のスラスト方向の位置
決め用のばね鋼鋼材製の止め輪8が、ボス部6の全周に
形成された凹状の溝9に装着されている。なお、止め輪
8、溝9および軸受3の端部3b(図1のA部)の詳細
形状については後述する。
には、軸受3の回転軸方向一端側3aに当接する段付き
部7が、ボス部6の全周に渡って形成されている。そし
て、その他端側3bには、軸受3のスラスト方向の位置
決め用のばね鋼鋼材製の止め輪8が、ボス部6の全周に
形成された凹状の溝9に装着されている。なお、止め輪
8、溝9および軸受3の端部3b(図1のA部)の詳細
形状については後述する。
【0013】10は電磁吸引力を発生する電磁手段をな
すステータ部、11はこのステータ部10のコイルハウ
ジング(固定磁極部材)で、断面コの字形状の2重リン
グ形状に鉄系金属(強磁性体)で形成されている。この
コイルハウジング11の内部には励磁コイル12および
その巻枠13が収納され、樹脂部材14により絶縁固定
されている。
すステータ部、11はこのステータ部10のコイルハウ
ジング(固定磁極部材)で、断面コの字形状の2重リン
グ形状に鉄系金属(強磁性体)で形成されている。この
コイルハウジング11の内部には励磁コイル12および
その巻枠13が収納され、樹脂部材14により絶縁固定
されている。
【0014】15は、ステータ部10を前記圧縮機4の
フロントハウジング5に保持固定するためのステーで、
溶接等の手段によってコイルハウジング11に一体に接
合されている。このステー15は、磁化特性に優れ、且
つ所望の機械的強度を有する鉄系金属(冷間圧延鋼板)
製で、中央部に円形穴15aを有する略円盤形状(リン
グ状)に形成されている。
フロントハウジング5に保持固定するためのステーで、
溶接等の手段によってコイルハウジング11に一体に接
合されている。このステー15は、磁化特性に優れ、且
つ所望の機械的強度を有する鉄系金属(冷間圧延鋼板)
製で、中央部に円形穴15aを有する略円盤形状(リン
グ状)に形成されている。
【0015】また、16は、ステー15をフロントハウ
ジング5に固定する止め輪であり、17は、止め輪16
をはめ込む凹溝である。また、前述のロータ2の径方向
に延びる摩擦面2aには円周方向に延びる円弧状の磁気
遮断溝2b、2cが形成されており、さらに径方向外方
の磁気遮断溝2bの部位には摩擦材2dが配設され、伝
達トルクの向上を図るようにしてある。
ジング5に固定する止め輪であり、17は、止め輪16
をはめ込む凹溝である。また、前述のロータ2の径方向
に延びる摩擦面2aには円周方向に延びる円弧状の磁気
遮断溝2b、2cが形成されており、さらに径方向外方
の磁気遮断溝2bの部位には摩擦材2dが配設され、伝
達トルクの向上を図るようにしてある。
【0016】19はロータ2の摩擦面2aに対向して配
設されたアーマチャで、リング状の平板形状に鉄系金属
(強磁性体)で形成されている。このアーマチャ19は
励磁コイル12の非通電時にはロータ2の摩擦面2aか
ら所定の微小距離離れた位置に保持されるようになって
いる。このアーマチャ19にも円周方向に延びる円弧状
の磁気遮断溝19aが形成されている。
設されたアーマチャで、リング状の平板形状に鉄系金属
(強磁性体)で形成されている。このアーマチャ19は
励磁コイル12の非通電時にはロータ2の摩擦面2aか
ら所定の微小距離離れた位置に保持されるようになって
いる。このアーマチャ19にも円周方向に延びる円弧状
の磁気遮断溝19aが形成されている。
【0017】20は鉄系金属からなるリベット(連結機
構)で、アーマチャ19を鉄系金属からなるリング状の
保持部材21に固定するためのものである。22はゴム
にて円筒状に成形された弾性部材で、前記保持部材21
の円筒部21aの内周面と、ハブ23の円筒部23aの
外周面との間に配置され、この両部材21、23に対し
て一体成形されて一体に結合されている。
構)で、アーマチャ19を鉄系金属からなるリング状の
保持部材21に固定するためのものである。22はゴム
にて円筒状に成形された弾性部材で、前記保持部材21
の円筒部21aの内周面と、ハブ23の円筒部23aの
外周面との間に配置され、この両部材21、23に対し
て一体成形されて一体に結合されている。
【0018】この弾性部材22の材質としては、自動車
の使用環境温度範囲(−30°C〜120°)に対し
て、トルク伝達およびトルク変動吸収の面で優れた特性
を発揮するゴムを用いることが好ましい。この弾性部材
22はその弾性力によりアーマチャ19を励磁コイル1
2の非通電時にロータ2の摩擦面2aから所定の微小距
離離れた位置に保持する役割を果たすとともに、通電時
に回転方向のトルク変動吸収の役割を果たす。
の使用環境温度範囲(−30°C〜120°)に対し
て、トルク伝達およびトルク変動吸収の面で優れた特性
を発揮するゴムを用いることが好ましい。この弾性部材
22はその弾性力によりアーマチャ19を励磁コイル1
2の非通電時にロータ2の摩擦面2aから所定の微小距
離離れた位置に保持する役割を果たすとともに、通電時
に回転方向のトルク変動吸収の役割を果たす。
【0019】また、前述のハブ23は鉄系金属にて形成
されており、その中心部には、円筒部23bが形成され
ており、この円筒部23bを介して、圧縮機4の回転軸
(図示せず)は、ボルト等によりハブ23にねじ止め固
定されている。次に前述のA部について、図2、3を用
いてさらに述べる。軸受3のインナーレース32の端面
3bと接する止め輪8の面8aには、軸受3の回転軸方
向に突出したピン状の突起部8bが設けられ、この突起
部8bは、インナーレース32に設けられた突起部8b
の移動を案内する案内溝(案内部)3aに挿入されてい
る。因みに本実施の形態では突起部8bの直径は約1m
mとし、その突起寸法hは約1.5mmであり、対応す
る案内溝3cの溝幅は約1.3mmとし、その深さ寸法
Hは約2mmである。
されており、その中心部には、円筒部23bが形成され
ており、この円筒部23bを介して、圧縮機4の回転軸
(図示せず)は、ボルト等によりハブ23にねじ止め固
定されている。次に前述のA部について、図2、3を用
いてさらに述べる。軸受3のインナーレース32の端面
3bと接する止め輪8の面8aには、軸受3の回転軸方
向に突出したピン状の突起部8bが設けられ、この突起
部8bは、インナーレース32に設けられた突起部8b
の移動を案内する案内溝(案内部)3aに挿入されてい
る。因みに本実施の形態では突起部8bの直径は約1m
mとし、その突起寸法hは約1.5mmであり、対応す
る案内溝3cの溝幅は約1.3mmとし、その深さ寸法
Hは約2mmである。
【0020】また、突起部8bは、案内溝3cを形成す
る案内溝壁面(案内壁面)のうち、軸受3の径方向外方
側の案内溝壁面3dに接しており、この案内溝壁面3d
の形状(案内溝3cを軸受3の回転軸方向からみた形
状)は、図3に示すように、ロータ2の回転方向に進む
ほど、軸受3の径方向外方(r1 >r2 )に延びるよう
に形成されている。そして、突起部8bは、この案内溝
3cの溝形状に沿って移動する。
る案内溝壁面(案内壁面)のうち、軸受3の径方向外方
側の案内溝壁面3dに接しており、この案内溝壁面3d
の形状(案内溝3cを軸受3の回転軸方向からみた形
状)は、図3に示すように、ロータ2の回転方向に進む
ほど、軸受3の径方向外方(r1 >r2 )に延びるよう
に形成されている。そして、突起部8bは、この案内溝
3cの溝形状に沿って移動する。
【0021】また、止め輪8を装着する溝9の溝壁のう
ち、軸受3と反対側に位置する溝壁は、図2に示すよう
に、ボス部6の中心に向かうほど、段付き部7に近づく
ように斜面9aが設けられ、この斜面9aに対向する壁
面9bは、ボス部6の径方向に真っ直ぐ延びている。ま
た、止め輪8を溝9に装着した状態で、溝9の斜面9a
に面する止め輪8の面は、斜面9aに沿うように、斜面
8cが設けられており、この斜面8cは、止め輪8の径
方向内方に向かうほど、その厚みWが薄くなるように形
成されている。なお、面8aは、止め輪8を溝9に装着
した状態で、壁面9bと平行となるように形成されてい
る。
ち、軸受3と反対側に位置する溝壁は、図2に示すよう
に、ボス部6の中心に向かうほど、段付き部7に近づく
ように斜面9aが設けられ、この斜面9aに対向する壁
面9bは、ボス部6の径方向に真っ直ぐ延びている。ま
た、止め輪8を溝9に装着した状態で、溝9の斜面9a
に面する止め輪8の面は、斜面9aに沿うように、斜面
8cが設けられており、この斜面8cは、止め輪8の径
方向内方に向かうほど、その厚みWが薄くなるように形
成されている。なお、面8aは、止め輪8を溝9に装着
した状態で、壁面9bと平行となるように形成されてい
る。
【0022】次に、上述の電磁クラッチの組付けについ
て述べる。先ず、ステータ部10をステー15を介し
て、圧縮機4のフロントハウジング5に組付ける。具体
的には、円形穴15a周縁部にて圧縮機4のフロントハ
ウジング5の円形外周面に嵌合し、凹溝17に止め輪1
6を専用工具を用いて装着する。
て述べる。先ず、ステータ部10をステー15を介し
て、圧縮機4のフロントハウジング5に組付ける。具体
的には、円形穴15a周縁部にて圧縮機4のフロントハ
ウジング5の円形外周面に嵌合し、凹溝17に止め輪1
6を専用工具を用いて装着する。
【0023】そして、ロータ2の内側リング2eに軸受
3のアウターレース31が圧接するように、軸受3をロ
ータ2の中心部に圧入する。そして、軸受3が段付き部
7に当接するまで、軸受3のインナーレース32をボス
部6の円筒面に挿入する。次に、インナーレース32端
部3bに接するように止め輪8を溝9に専用工具を用い
て装着する。
3のアウターレース31が圧接するように、軸受3をロ
ータ2の中心部に圧入する。そして、軸受3が段付き部
7に当接するまで、軸受3のインナーレース32をボス
部6の円筒面に挿入する。次に、インナーレース32端
部3bに接するように止め輪8を溝9に専用工具を用い
て装着する。
【0024】次に、アーマチャ19をリベット20を用
いて保持部材21に組付ける。そして、保持部材21
(ハブ13)の中心円筒部23bを圧縮機4の回転軸に
挿入し、薄い座がね状のシム24によって、摩擦面2a
とアーマチャ19との間の空隙gを所定寸法に調整した
後、ボルト25によって固定する。次に本実施の形態の
特徴作動を述べた後、その効果を述べる。
いて保持部材21に組付ける。そして、保持部材21
(ハブ13)の中心円筒部23bを圧縮機4の回転軸に
挿入し、薄い座がね状のシム24によって、摩擦面2a
とアーマチャ19との間の空隙gを所定寸法に調整した
後、ボルト25によって固定する。次に本実施の形態の
特徴作動を述べた後、その効果を述べる。
【0025】ロータ2の回転とともにインナーレース3
2が、ロータ2の回転方向に共回りすると、図4に示す
ように、突起部8bは案内溝3cに沿って移動し、案内
溝3cに対して相対的に8dに示す位置に移動する。こ
れにより、止め輪8は、その曲率半径が小さくなるよう
に変形するので、図1の破線に示すように、止め輪8
は、ボス部6の径方向内方に移動する。このとき、止め
輪8の斜面8cは、溝9の斜面9aに沿って移動するの
で、止め輪8の面8aは、ボス部6に設けられて段付き
部7の向き(図1の破線)に移動する。
2が、ロータ2の回転方向に共回りすると、図4に示す
ように、突起部8bは案内溝3cに沿って移動し、案内
溝3cに対して相対的に8dに示す位置に移動する。こ
れにより、止め輪8は、その曲率半径が小さくなるよう
に変形するので、図1の破線に示すように、止め輪8
は、ボス部6の径方向内方に移動する。このとき、止め
輪8の斜面8cは、溝9の斜面9aに沿って移動するの
で、止め輪8の面8aは、ボス部6に設けられて段付き
部7の向き(図1の破線)に移動する。
【0026】上述の作動により、インナーレース32
が、ロータ2の回転方向に共回りすると、止め輪8が、
ボス部6に設けられて段付き部7の向きに移動するの
で、インナーレース32をスラスト方向に押さえ付ける
力Fが発生し、段付き部7および止め輪8の面8aとイ
ンナーレース32との間の摩擦力によって、インナーレ
ース32の共回りを抑制することができる。
が、ロータ2の回転方向に共回りすると、止め輪8が、
ボス部6に設けられて段付き部7の向きに移動するの
で、インナーレース32をスラスト方向に押さえ付ける
力Fが発生し、段付き部7および止め輪8の面8aとイ
ンナーレース32との間の摩擦力によって、インナーレ
ース32の共回りを抑制することができる。
【0027】なお、このとき、止め輪8が回転する場合
もあるが、止め輪8は、止め輪8の復元力によって、常
に溝9の斜面9aに押さえつけられているので、止め輪
8は、インナーレース32と一体になって回転しない。
したがって、突起部8bは案内溝3cに沿って移動する
ので、上述のように、止め輪8の曲率半径が小さくなる
ように変形しゆき、止め輪8は溝9に食い込んでゆく。
そして、インナーレース32の共回りを抑制する。
もあるが、止め輪8は、止め輪8の復元力によって、常
に溝9の斜面9aに押さえつけられているので、止め輪
8は、インナーレース32と一体になって回転しない。
したがって、突起部8bは案内溝3cに沿って移動する
ので、上述のように、止め輪8の曲率半径が小さくなる
ように変形しゆき、止め輪8は溝9に食い込んでゆく。
そして、インナーレース32の共回りを抑制する。
【0028】(第2実施形態)ところで、上述の実施の
形態では、止め輪8側に突起部8bを設け、インナーレ
ース32に側に案内溝3cを設けたが、図5、6に示す
ように、インナーレース32に側に突起部を設け、止め
輪8側に案内溝3cを設けても本発明を実施することが
できる。
形態では、止め輪8側に突起部8bを設け、インナーレ
ース32に側に案内溝3cを設けたが、図5、6に示す
ように、インナーレース32に側に突起部を設け、止め
輪8側に案内溝3cを設けても本発明を実施することが
できる。
【0029】インナーレース32は、図5に示すよう
に、第1実施形態で述べた止め輪8に設けられた突起部
8bと同一形状の突起部3eを設ける。また、止め輪8
は、図6に示すように、案内溝8eの径方向内方側の案
内溝壁面(案内壁面)8fは、ロータ2の回転方向に向
かうほど、軸受3の径方向外方に向かうように形成され
ている。そして、突起部3eは、少なくとも案内溝壁面
8fに接している。なお、突起部3e径寸法、突起寸法
hおよび案内溝8eの溝幅は、第1実施形態と同じであ
る。
に、第1実施形態で述べた止め輪8に設けられた突起部
8bと同一形状の突起部3eを設ける。また、止め輪8
は、図6に示すように、案内溝8eの径方向内方側の案
内溝壁面(案内壁面)8fは、ロータ2の回転方向に向
かうほど、軸受3の径方向外方に向かうように形成され
ている。そして、突起部3eは、少なくとも案内溝壁面
8fに接している。なお、突起部3e径寸法、突起寸法
hおよび案内溝8eの溝幅は、第1実施形態と同じであ
る。
【0030】次に作動について述べる。突起部3eは、
インナーレース32の共回りによって案内溝壁面8fに
接しながら、径方向外方側に移動してゆく。したがっ
て、止め輪8の曲率半径が次第に小さくなり、図7に示
すように、止め輪8は、実線で示した位置から破線で示
した位置に移動する。これにより、インナーレース32
は、段付き部7に押さえ付けられるので、インナーレー
ス32の共回りを抑制することができる。
インナーレース32の共回りによって案内溝壁面8fに
接しながら、径方向外方側に移動してゆく。したがっ
て、止め輪8の曲率半径が次第に小さくなり、図7に示
すように、止め輪8は、実線で示した位置から破線で示
した位置に移動する。これにより、インナーレース32
は、段付き部7に押さえ付けられるので、インナーレー
ス32の共回りを抑制することができる。
【0031】ところで、突起部8bおよび案内溝3cを
それぞれ1つ設けたが、突起部8bおよび案内溝3cを
それぞれ複数個設けても本発明を実施することができ
る。また、止め輪8の形状は、通常の転がり軸受用止め
輪に用いられるC型でもよい。また、上述の実施の形態
では、インナーレース32が共回りする場合について述
べた、本発明に係る共回り防止機構は、アウターレース
31側の共回り防止機構にも適用することができる。
それぞれ1つ設けたが、突起部8bおよび案内溝3cを
それぞれ複数個設けても本発明を実施することができ
る。また、止め輪8の形状は、通常の転がり軸受用止め
輪に用いられるC型でもよい。また、上述の実施の形態
では、インナーレース32が共回りする場合について述
べた、本発明に係る共回り防止機構は、アウターレース
31側の共回り防止機構にも適用することができる。
【0032】この場合は、アウターレース31側に突起
部8bまたは案内溝3cを設け、これに対応する位置の
止め輪8に、案内溝3cまたは突起部8bを設ければよ
い。また、突起部8b、3eの断面形状は、円形に限ら
れるものではなく、矩形等のその他の形状でもよい。さ
らに、本発明の用途は、電磁クラッチ用の軸受の共回り
防止機構に限定されるものではなく、圧縮機内の軸受等
のその他の軸受の共回り防止機構にも適用可能である。
部8bまたは案内溝3cを設け、これに対応する位置の
止め輪8に、案内溝3cまたは突起部8bを設ければよ
い。また、突起部8b、3eの断面形状は、円形に限ら
れるものではなく、矩形等のその他の形状でもよい。さ
らに、本発明の用途は、電磁クラッチ用の軸受の共回り
防止機構に限定されるものではなく、圧縮機内の軸受等
のその他の軸受の共回り防止機構にも適用可能である。
【0033】なお、上述の実施形態における圧縮機4
は、周知の斜板型、ベーン型、スクロール型等のいずれ
のタイプでもよい。また、弾性部材22は、板バネ等の
その他の弾性体でもよい。
は、周知の斜板型、ベーン型、スクロール型等のいずれ
のタイプでもよい。また、弾性部材22は、板バネ等の
その他の弾性体でもよい。
【図1】本発明に係る第1実施形態を電磁クラッチに適
用した場合の電磁クラッチの断面図である。
用した場合の電磁クラッチの断面図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】第1実施形態に係るインナーレースに設けられ
た案内溝を示す正面図である。
た案内溝を示す正面図である。
【図4】図2のB矢視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るインナーレースの
正面図である。
正面図である。
【図6】第2実施形態に係る止め輪の正面図である。
【図7】第2実施形態を適用した場合の図1に於けるA
部拡大図である。
部拡大図である。
1…プーリ、2…ロータ、3…軸受、4…圧縮機、5…
フロントハウジング、6…ボス部、7…段付き部、8…
止め輪、9…溝、10…ステータ部、11…コイルハウ
ジング、12…励磁コイル、13…巻枠、14…樹脂
材、15…ステー、16…止め輪、17…凹溝、18…
コネクタ、19…アーマチャ、20…リベット、21…
保持部材、22…弾性部材、23…ハブ、8b、3e…
突起部、3a、8e…案内溝、8c、9a…斜面、31
…アウターレース、32…インナーレース。
フロントハウジング、6…ボス部、7…段付き部、8…
止め輪、9…溝、10…ステータ部、11…コイルハウ
ジング、12…励磁コイル、13…巻枠、14…樹脂
材、15…ステー、16…止め輪、17…凹溝、18…
コネクタ、19…アーマチャ、20…リベット、21…
保持部材、22…弾性部材、23…ハブ、8b、3e…
突起部、3a、8e…案内溝、8c、9a…斜面、31
…アウターレース、32…インナーレース。
Claims (3)
- 【請求項1】 外部からの回転力を受けて回転する回転
体(2)に結合した第1軸受レース(31)と、 前記回転体(2)に対して静止した保持部材(6)に結
合した第2軸受レース(32)と、 前記両軸受レース(31、32)の間に配置されて前記
回転体(2)を回転可能にする転動体(33)とからな
る軸受(3)を備え、 前記保持部材(6)に形成され、前記第2軸受レース
(32)の端面のうち、前記軸受(3)の回転軸方向一
端側(3a)に当接する段付き部(7)と前記第2軸受
レース(32)の他端(3b)側に接するように配置さ
れ、C形状に形成された軸受用止め輪(8)と、 前記保持部材(6)に形成され、前記止め輪(8)が装
着される溝(9)とを有し、 前記溝(9)形状および前記止め輪(8)の断面形状
は、前記止め輪(8)の曲率半径が小さくなるほど、前
記止め輪(8)が、前記段付き(7)側に移動するよう
に形成されている軸受の支持構造において、 前記第2軸受レース(32)または前記止め輪(8)の
うち、いずれか一方に設けられた突起部(8b、3e)
と、 前記突起部(8b、3e)が挿入されるように他端側に
設けられ、前記突起部(8b、3e)の移動を案内する
案内部(3c、8e)とを具備し、 前記突起部(8b、3e)が前記案内部(3c、8e)
に沿って移動したときに、前記止め輪(8)の曲率半径
が小さくなるように、前記案内部(3c、8e)が形成
されていることを特徴とする軸受の支持構造。 - 【請求項2】 前記突起部(8b)が、前記止め輪
(8)に設けられ、 前記案内部(3c)が前記第2軸受レース(32)に設
けられている軸受の支持構造において、 前記案内部(3c)は、前記突起部(8b)側面のう
ち、少なくとも前記軸受(3)の径方向外方側で接する
案内壁面(3d)を有しており、 その案内壁面(3d)は、前記回転体(2)の回転方向
に向かうほど、前記軸受(3)の径方向外方に向かうよ
うに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
軸受の支持構造。 - 【請求項3】 前記突起部(3e)が前記第2軸受レー
ス(32)に設けられ、 前記案内部(8e)が前記止め輪(8)に設けられてい
る軸受の支持構造において、 前記案内部(8e)は、前記突起部(3e)側面にう
ち、少なくとも前記軸受(3)の径方向内方側で接する
案内壁面(8f)を有しており、 その案内壁面(8f)は、前記回転体(2)の回転方向
に向かうほど、前記軸受(3)の径方向外方に向かうよ
うに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
軸受の支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7213651A JPH0960661A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 軸受の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7213651A JPH0960661A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 軸受の支持構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0960661A true JPH0960661A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16642702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7213651A Pending JPH0960661A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 軸受の支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0960661A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016014472A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-28 | 日本精工株式会社 | スナップリング |
| CN107643172A (zh) * | 2017-10-30 | 2018-01-30 | 南京磁谷科技有限公司 | 一种超速试验台主机中的上角接触轴承的安装结构 |
-
1995
- 1995-08-22 JP JP7213651A patent/JPH0960661A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016014472A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-28 | 日本精工株式会社 | スナップリング |
| CN107643172A (zh) * | 2017-10-30 | 2018-01-30 | 南京磁谷科技有限公司 | 一种超速试验台主机中的上角接触轴承的安装结构 |
| CN107643172B (zh) * | 2017-10-30 | 2023-11-24 | 南京磁谷科技有限公司 | 一种超速试验台主机中的上角接触轴承的安装结构 |
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