JPH0961295A - 反射体の光促進劣化試験方法 - Google Patents

反射体の光促進劣化試験方法

Info

Publication number
JPH0961295A
JPH0961295A JP21355595A JP21355595A JPH0961295A JP H0961295 A JPH0961295 A JP H0961295A JP 21355595 A JP21355595 A JP 21355595A JP 21355595 A JP21355595 A JP 21355595A JP H0961295 A JPH0961295 A JP H0961295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
reflector
silver
test method
wavelength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21355595A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kawamoto
悟志 川本
Shin Fukuda
福田  伸
Nobuhiro Fukuda
信弘 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP21355595A priority Critical patent/JPH0961295A/ja
Publication of JPH0961295A publication Critical patent/JPH0961295A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 反射体の光促進劣化試験方法であって、
可視光光源10よりでた光を、紫外線カットフィルター
20で紫外線を除くことにより、可視光を主体とする光
を該反射体30に照射することにより行う反射体の光促
進劣化試験方法。 【効果】 本発明の光促進劣化試験方法を用いることに
より、液晶表示装置のバックライト用ランプリフレクタ
ーにて発生する銀の光劣化を短時間で再現することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器及び照明
機器等に用いられる反射体の光劣化試験方法に関し、更
に詳しくは、液晶表示装置及び蛍光灯等に用いられる高
分子を主材として形成される反射体の光促進劣化試験に
関する。
【0002】
【従来の技術】可視光域で高い反射率を持つ金属として
は銀があげられる。しかしながら銀は大気にさらされる
と硫化し黒化するために、銀を蒸着した光学用のミラー
などでは定期的に銀を成膜し直す必要があった。そのた
めに一部の用途を除いて一般的に用いられていなかっ
た。近年、反射膜として銀を用いた高反射率の銀反射体
が液晶表示装置のバックライト部のランプリフレクター
を中心に、蛍光灯の反射傘等に用いられている。これら
はPET(ポリエチレンテレフタレート)/銀薄膜層/
接着層/アルミ板からなるいわゆる銀反射板や、PET
/銀薄膜層/白塗装/接着層/アルミ薄膜層/高分子フ
ィルム/白塗装からなるいわゆる銀反射シートであり、
透明高分子フィルムであるPETを銀の保護層として用
いることにより、従来からの問題点であった大気曝露に
よる銀の硫化、酸化を防止し、高反射率を維持すること
に成功した。たとえば銀反射体である上記銀反射板、銀
反射シートの信頼性試験結果の一例をあげると、高温試
験(80℃、1000時間)及び、低温試験(−20
℃、1000時間)、高温高湿試験(60℃、95%R
H,1000時間)においても硫化等による黒化は観察
されず、また反射率の低下も観察されなかった。
【0003】しかしながら、バックライトユニット高温
点灯試験(上記銀反射シートからなるランプリフレクタ
ーを液晶表示装置のバックライトユニットに組み込み、
60℃の高温槽内で行う点灯試験)を行ったところ、数
千時間で反射面が紫色に変色し、反射率が急激に低下す
るという新たな問題が発生した。本発明者らは、上記銀
反射体の光劣化を再現すると共に短時間で劣化させる目
的で、高強度のキセノンランプ光による照射試験及び紫
外線ランプ光を用いた光照射試験を行った。しかしなが
ら、どちらの試験においても反射率の低下は見られたも
のの、反射面は黄色に変色しており、バックライトユニ
ット高温点灯試験に比べ明らかに劣化挙動が異なってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高分子を主
材として形成される反射体に関して、特に透明高分子フ
ィルム(A)、銀薄膜層(B)の少なくともA、Bから
なる銀反射体に関して、バックライトユニット点灯試験
において発生した光劣化を短時間で再現する光促進劣化
試験方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するため手段】本発明者らは、かかる問題
を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、上記銀反射
体の光劣化は、透明高分子フィルム(A)が劣化し変色
しているのではなく、銀薄膜層(B)の表面が紫色に変
色していることを見いだした。そこで更に鋭意研究を重
ねた結果、紫外線を除いた可視光を主体とする光照射に
より、銀を選択的に劣化させ、紫色に変色させ得ること
を見いだした。更に、この銀の劣化は照射強度が大きい
ほど、また、試験温度が高いほど急速に進行することを
見いだした。本発明はかかる知見によりなされるに至っ
たものである。
【0006】すなわち、本発明は、(1)反射体の光促
進劣化試験方法であって、該反射体に可視光を主体とす
る光を照射することにより行う反射体の光促進劣化試験
方法、(2)可視光を主体とする光が、疑似太陽光から
得られるものである(1)の反射体の光促進劣化試験方
法、(3)実質的に紫外光を除くことのできるフィルタ
ーを通して、照射強度100mW/cm2 以上の疑似太
陽光を照射することにより行う(1)または(2)の反
射体の光促進劣化試験方法、(4)実質的に波長360
nm以下の紫外光を除くことのできるフィルターを通し
て、照射強度が100mW/cm2 以上700mW/c
2 以下である疑似太陽光を照射することにより行う
(1)〜(3)のいずれかの反射体の光促進劣化試験方
法、(5)反射体を加熱して行う(1)〜(4)のいず
れかの反射体の光促進劣化試験方法、(6)反射体を6
0℃以上150℃以下に加熱して行う(5)の反射体の
光促進劣化試験方法、(7)反射体が高分子を主材とし
て形成される反射体である(1)〜(6)のいずれかの
反射体の光促進劣化試験方法、(8)反射体が少なくと
も透明高分子フィルム、銀薄膜層からなる銀反射体であ
り、透明高分子フィルム側より光を照射して行う(1)
〜(7)のいずれかの反射体の光促進劣化試験方法に関
するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】先ず、添付図面について説明する
に、図1は本発明の光促進劣化試験方法を用いた装置概
略図である。可視光光源10よりでた光は、紫外線カッ
トフィルター20により紫外線を除かれ、反射体30に
照射される。反射体30は温度調節ステージ40により
加熱され一定温度に保たれる。
【0008】本発明で使用する温度調節ステージとは例
えば、面状ヒーター、熱電対、温調器からなり、熱電対
でサンプルである反射体の温度を測定し、温調器により
面状ヒーターをON/OFFすることにより、反射体の
温度を一定に保つものである。
【0009】また、可視光光源とは波長380nmから
780nmの可視域の光を発生する光源のことであり、
タングステンランプ、ハロゲンランプ、キセノンラン
プ、蛍光灯などが挙げられる。特にキセノンランプは、
高い照射強度が得られること、また、スペクトルが屋外
曝露に近似性があることから耐光性試験等に用いられて
いる。なお、可視光光源の中では、疑似太陽光が好まし
い。疑似太陽光とは、ソーラーシュミレーターと呼ばれ
る光源であり、そのスペクトルは晴天時屋外における太
陽光線と同様なスペクトルを持つ光源であり、上記キセ
ノンランプの規格化された光源といえる。ランプ間の差
異を無くすためにも試験にはこの様な規格化された光源
が用いられることが望ましい。
【0010】本発明において可視光を主体とする光と
は、上記可視光光源、特に好ましくは疑似太陽光より得
られる光の中で特に紫外部の光をカットした光を言い、
一例としてはいわゆる紫外線カットフィルターを通すこ
とによって得られる光を言う。紫外線カットフィルター
とは、紫外線を実質的に除くことのできるフィルターで
あり、紫外光をできるだけカットし、可視光等のより長
波長の光をできるだけ透過するフィルターである。
【0011】本発明において実質的に波長360nm以
下の紫外光を除くことのできるフィルターとは、波長3
60nmにおける透過率が5%以下のフィルターであ
り、より好ましくは3%以下のフィルターであり、更に
好ましくは1%以下のフィルターである。ここでフィル
ターのカット波長を表す指標に透過限界波長(例えば透
過率が72%になる波長と5%になる波長の中間値を言
う)があるが、これらの値と実質的に除かれる波長の値
が異なることは当業者の知るところである。実質的に波
長360nm以下の紫外光を除くことのできるフィルタ
ーを通して得られた疑似太陽光のスペクトルの一例を図
2に示す。これらの光の照射強度は好ましくは100m
W/cm2 以上であり、より好ましくは100mW/c
2 以上700mW/cm2 以下であり、更に好ましく
は300mW/cm2 以上700mW/cm2 以下であ
る。100mW/cm2 より弱い光では劣化に長時間を
要し現実的でない。また、700mW/cm2 を越える
と、劣化に要する時間は短いものの、透明高分子フィル
ムが劣化し破断する。また高熱になるために冷却の必要
性が生ずる。
【0012】反射体の光劣化を促進するためには反射体
を加熱することが好ましい。加熱温度は特に限定される
ものではないが、強いて言えば60℃以上150℃以下
である。60℃より低い温度では、十分な促進効果が得
られない。また、150℃を越える温度では高分子フィ
ルムが劣化し破断等が起こる。
【0013】本発明で試験することができる反射体と
は、反射体に入射する光を元の媒質に戻す物体のことで
あり、主にここでは可視領域の光の70%以上を、元の
媒質に戻す物体のことであり、より好ましくは可視光領
域の光の80%以上を元の媒質に戻す物体のことであ
り、更に好ましくは可視領域の光の90%以上を元の媒
質に戻す物体のことである。具体的には、銀を反射金属
として用いた銀反射体、アルミを反射金属に用いたいわ
ゆる鏡等が、また、硫酸バリウムやアルミナ等の白色顔
料を高分子中に分散させた白色シート等が挙げられる。
【0014】高分子を主材として形成さるた反射体と
は、いわゆる反射体を構成する部材中に高分子フィルム
等の樹脂を含む反射体を言う。特に光が透過または反射
する部分に高分子が用いられている反射体を言い、銀反
射板及び銀反射シート、白反射シート、金属蒸着フィル
ム等はこれにあたる。
【0015】銀反射体とは光の反射物質として銀を用い
た反射体を言い、銀反射板、銀反射シートがこれに当た
る。銀反射板とは、透明高分子フィルム(A)、銀薄膜
層(B)、接着層(C)、金属板(D)の少なくとも
A,B,C,Dからなる反射体であり、光は透明高分子
フィルム(A)側から入射し、銀薄膜層(B)により反
射される。
【0016】銀反射シートとは、透明高分子フィルム
(A)、銀薄膜層(B)、接着層(C)、高分子フィル
ム(D)の少なくともA,B,C,Dからなる反射体で
あり、例えば、PET/銀薄膜層/白色顔料層/接着層
/アルミ薄膜層/PET/白色顔料層からなる反射シー
トも含まれる。銀反射板と同様に透明高分子フィルム
(A)より光が入射し、銀薄膜層(B)により反射され
る。
【0017】透明高分子フィルムとは、可視光域におい
て透明な高分子フィルムのことであり、例えばポリエチ
レン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン
(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポ
リエーテルスルホン(PES)、ポリカーボネート(P
C)、三酢酸セルロース系樹脂、ポリアリレート系樹
脂、ポリスルホン系樹脂等が挙げられる。しかしながら
必ずしもこれらに限定されるわけではなく、可視光域で
透明であれば良い。透明性としては、波長550nmの
光線透過率が80%以上であることが好ましい。より好
ましくは、波長500〜700nmの範囲の光に対して
光線透過率が80%以上であり、更に好ましくは波長3
80〜780nmの範囲の光に対して光線透過率が80
%以上である。
【0018】白反射シートとは、いわゆるアルミナ、チ
タニア(チタン白)、酸化鉛(鉛白)、酸化亜鉛(亜鉛
華)、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、
チタン酸カリウム、珪酸ソーダ等の白色顔料入りの高分
子シートのことである。金属蒸着フィルムとは、高分子
フィルム上に金属薄膜を成膜したフィルムのことであ
り、アルミ蒸着フィルム等がこれに当たる。本発明は、
上記反射体に透明高分子フィルム側より可視光を主体と
する光を照射して行う、反射体の光促進劣化試験方法で
ある。
【0019】
【実施例】以下実施例を用いて本発明について説明す
る。反射率は、日立自動自記分光光度計(U−340
0)に150φ積分球を設置し測定した。尚、以下に示
す反射率は波長550nmにおける値である。 〔実施例1〕光源には山下電装(株)のソーラーシュミ
レータ(キセノンランプ使用)型式YSS−505H
を、紫外線カットフィルターには東芝化成工業(株)シ
ャープカットフィルター L−39(透過限界波長39
0nm、波長360nmにおける透過率が1%以下)を
用いて、実質的に360nm以下の波長の光を除いた照
射強度500mW/cm2 の擬似太陽光を得た。この光
を、温度調節ステージにより100℃に保たれた銀反射
シートに照射した。その結果、試験前には95%であっ
た反射率が、200時間経過後には50%に低下した。
劣化率は約47%であった。劣化部分を調べたところ、
銀薄膜層表面であることが分かった。これはバックライ
トユニット高温点灯試験で起きた劣化と同様であり、且
つ200時間という短時間で再現できた。
【0020】〔実施例2〕光源には山下電装(株)のソ
ーラーシュミレータ(キセノンランプ使用)型式YSS
−505Hを、紫外線カットフィルターには東芝化成工
業(株)シャープカットフィルター L−39(透過限
界波長390nm、波長360nmにおける透過率が1
%以下)を用いて、実質的に360nm以下の波長の光
を除いた照射強度500mW/cm2 の擬似太陽光を得
た。この光を、温度調節ステージにより70℃に保たれ
た銀反射シートに照射した。その結果、試験前には95
%であった反射率が、200時間経過後には85%に低
下した。劣化率は約11%であった。劣化部分を調べた
ところ、銀薄膜層表面であることが分かった。これはバ
ックライトユニット高温点灯試験で起きた劣化と同様で
あり、且つ200時間という短時間で再現できた。
【0021】〔実施例3〕光源には山下電装(株)のソ
ーラーシュミレータ(キセノンランプ使用)型式YSS
−505Hを、紫外線カットフィルターには東芝化成工
業(株)シャープカットフィルター L−39(透過限
界波長390nm、波長360nmにおける透過率が1
%以下)を用いて、実質的に360nm以下の波長の光
を除いた照射強度500mW/cm2 の擬似太陽光を得
た。この光を、温度調節ステージにより140℃に保た
れた銀反射シートに照射した。その結果、試験前には9
5%であった反射率が、200時間経過後には20%に
低下した。劣化率は約79%であった。劣化部分を調べ
たところ、銀薄膜層表面であることが分かった。これは
バックライトユニット高温点灯試験で起きた劣化と同様
であり、且つ200時間という短時間で再現できた。
【0022】〔実施例4〕光源には山下電装(株)のソ
ーラーシュミレータ(キセノンランプ使用)型式YSS
−505Hを、紫外線カットフィルターには東芝化成工
業(株)シャープカットフィルター L−39(透過限
界波長390nm、波長360nmにおける透過率が1
%以下)を用いて、実質的に360nm以下の波長の光
を除いた照射強度150mW/cm2 の擬似太陽光を得
た。この光を、温度調節ステージにより100℃に保た
れた銀反射シートに照射した。その結果、試験前には9
5%であった反射率が、200時間経過後には85%に
低下した。劣化率は約11%であった。劣化部分を調べ
たところ、銀薄膜層表面であることが分かった。これは
バックライトユニット高温点灯試験で起きた劣化と同様
であり、且つ200時間という短時間で再現できた。
【0023】〔実施例5〕光源には山下電装(株)のソ
ーラーシュミレータ(キセノンランプ使用)型式YSS
−505Hを、紫外線カットフィルターには東芝化成工
業(株)シャープカットフィルター L−39(透過限
界波長390nm、波長360nmにおける透過率が1
%以下)を用いて、実質的に360nm以下の波長の光
を除いた照射強度400mW/cm2 の擬似太陽光を得
た。この光を、温度調節ステージにより100℃に保た
れた銀反射シートに照射した。その結果、試験前には9
5%であった反射率が、200時間経過後には60%に
低下した。劣化率は約37%であった。劣化部分を調べ
たところ、銀薄膜層表面であることが分かった。これは
バックライトユニット高温点灯試験で起きた劣化と同様
であり、且つ200時間という短時間で再現できた。
【0024】〔実施例6〕光源には山下電装(株)のソ
ーラーシュミレータ(キセノンランプ使用)型式YSS
−505Hを、紫外線カットフィルターには東芝化成工
業(株)シャープカットフィルター L−39(透過限
界波長390nm、波長360nmにおける透過率が1
%以下)を用いて、実質的に360nm以下の波長の光
を除いた照射強度600mW/cm2 の擬似太陽光を得
た。この光を、温度調節ステージにより100℃に保た
れた銀反射シートに照射した。その結果、試験前には9
5%であった反射率が、200時間経過後には40%に
低下した。劣化率は約58%であった。劣化部分を調べ
たところ、銀薄膜層表面であることが分かった。これは
バックライトユニット高温点灯試験で起きた劣化と同様
であり、且つ200時間という短時間で再現できた。
【0025】〔比較例1〕銀反射シートからなるランプ
リフレクターを液晶表示装置のバックライトユニットに
組み込み組み、バックライトユニット点灯試験(25℃
の室温で行う点灯試験)を行った。尚、光源は冷陰極管
である。実施例1と同様に200時間経過後に銀反射シ
ートからなるランプリフレクターを取り出し反射率を測
定したところ、反射率は95%であり反射率の低下は観
察されなかった。また、変色も観察されなかった。
【0026】〔比較例2〕銀反射シートからなるランプ
リフレクターを液晶表示装置のバックライトユニットに
組み込み組み、バックライトユニット高温点灯試験(6
0℃の室温で行う点灯試験)を行った。尚、光源は冷陰
極管である。実施例1と同様に200時間経過後に銀反
射シートからなるランプリフレクターを取り出し反射率
を測定したところ、反射率は95%であり反射率の変化
は観察されなかった。また、変色も観察されなかった。
【0027】〔比較例3〕光源に紫外線ランプ(Q−P
ANEL社製、UVA−351ランプ)を用いた。この
光を、温度調節ステージにより100℃に保たれた銀反
射シートに照射した。実施例1と同様に200時間経過
後に反射率を測定したところ、反射率は95%であり反
射率の変化は観察されなかった。また、変色も観察され
なかった。
【0028】〔比較例4〕光源に山下電装(株)のソー
ラーシュミレータ(キセノンランプ使用)型式YSS−
505Hを用い、照射強度500mW/cm2 の擬似太
陽光を得た。紫外線カットフィルターは使用しなかっ
た。この光を、温度調節ステージにより100℃に保た
れた銀反射シートに照射した。その結果、試験前には9
5%であった反射率が、200時間経過後には55%に
低下した。劣化率は42%であった。しかしながら変色
は黄色であり、劣化部位を調べたところ、高分子フィル
ムであり、銀薄膜層は劣化していないことが分かった。
よってバックライトユニット高温点灯試験における長期
の試験で観察された劣化とは異なることが分かった。
【0029】表1に実施例1及び比較例1〜4に示した
試験方法による劣化率と劣化部位を示す。本発明の光劣
化試験ではバックライトユニット高温点灯試験における
数千時間の長期の試験で観察された劣化(反射率の低下
及び紫色の変色)が200時間という短時間で達成され
ていることが分かる。
【0030】
【表1】
【0031】表2に照射強度500mW/cm2 の実質
的に360nm以下の波長の光を除いた疑似太陽光を用
いたときの、反射体の加熱温度による劣化率の違いを示
す。加熱することにより光劣化が促進されることが分か
る。
【0032】
【表2】
【0033】表3に反射体の加熱温度を100℃とした
際の、実質的に360nm以下の波長の光を除いた疑似
太陽光の照射強度の違いによる劣化率の変化を示す。照
射強度が大きくなるにつれて劣化率が大きくなっている
ことが分かる。
【0034】
【表3】
【0035】
【発明の効果】本発明の光劣化試験方法を用いることに
より、液晶表示装置のバックライトユニット用ランプリ
フレクターにおいて発生した光劣化を非常に短期間で再
現できる。これにより反射体の光劣化の研究を効率よく
行うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光促進劣化試験装置概略図
【図2】実質的に波長360nm以下の紫外光を除くこ
とのできるフィルターを通して得られた疑似太陽光のス
ペクトル図
【符号の説明】
10 可視光光源 20 紫外線カットフィルター 30 反射体 40 温度調節ステージ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射体の光促進劣化試験方法であって、
    該反射体に可視光を主体とする光を照射することにより
    行う反射体の光促進劣化試験方法。
  2. 【請求項2】 可視光を主体とする光が、疑似太陽光か
    ら得られるものである請求項1記載の反射体の光促進劣
    化試験方法。
  3. 【請求項3】 実質的に紫外光を除くことのできるフィ
    ルターを通して、照射強度100mW/cm2 以上の疑
    似太陽光を照射することにより行う請求項1または2に
    記載の反射体の光促進劣化試験方法。
  4. 【請求項4】 実質的に波長360nm以下の紫外光を
    除くことのできるフィルターを通して、照射強度が10
    0mW/cm2 以上700mW/cm2 以下である疑似
    太陽光を照射することにより行う請求項1〜3のいずれ
    かに記載の反射体の光促進劣化試験方法。
  5. 【請求項5】 反射体を加熱して行う請求項1〜4のい
    ずれかに記載の反射体の光促進劣化試験方法。
  6. 【請求項6】 反射体を60℃以上150℃以下に加熱
    して行う請求項5記載の反射体の光促進劣化試験方法。
  7. 【請求項7】 反射体が高分子を主材として形成される
    反射体である請求項1〜6のいずれかに記載の反射体の
    光促進劣化試験方法。
  8. 【請求項8】 反射体が少なくとも透明高分子フィル
    ム、銀薄膜層からなる銀反射体であり、透明高分子フィ
    ルム側より光を照射して行う請求項1〜7のいずれかに
    記載の反射体の光促進劣化試験方法。
JP21355595A 1995-08-22 1995-08-22 反射体の光促進劣化試験方法 Pending JPH0961295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21355595A JPH0961295A (ja) 1995-08-22 1995-08-22 反射体の光促進劣化試験方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21355595A JPH0961295A (ja) 1995-08-22 1995-08-22 反射体の光促進劣化試験方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0961295A true JPH0961295A (ja) 1997-03-07

Family

ID=16641153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21355595A Pending JPH0961295A (ja) 1995-08-22 1995-08-22 反射体の光促進劣化試験方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0961295A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005514590A (ja) * 2001-12-19 2005-05-19 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 加速風化装置におけるスペクトル出力分布を操作するための光学フィルタ
JP2008197092A (ja) * 2007-01-17 2008-08-28 Atlas Material Testing Technology Gmbh 紫外線フィルタが一体形成された試験片用容器を備える露光又は暴露試験装置
CN108055005A (zh) * 2017-12-15 2018-05-18 浙江晶科能源有限公司 一种电池片的光衰方法
CN110736608A (zh) * 2019-09-28 2020-01-31 杭州丹鹏科技有限公司 一种测试反光板的智能设备
JP2024509443A (ja) * 2021-03-05 2024-03-01 ロンザ リミテッド 光安定性試験のための試験チャンバ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005514590A (ja) * 2001-12-19 2005-05-19 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 加速風化装置におけるスペクトル出力分布を操作するための光学フィルタ
JP2008197092A (ja) * 2007-01-17 2008-08-28 Atlas Material Testing Technology Gmbh 紫外線フィルタが一体形成された試験片用容器を備える露光又は暴露試験装置
US9377391B2 (en) 2007-01-17 2016-06-28 Artur Schoenlein Light or weathering testing device comprising a specimen enclosure with an integrated UV radiation filter
CN108055005A (zh) * 2017-12-15 2018-05-18 浙江晶科能源有限公司 一种电池片的光衰方法
CN110736608A (zh) * 2019-09-28 2020-01-31 杭州丹鹏科技有限公司 一种测试反光板的智能设备
JP2024509443A (ja) * 2021-03-05 2024-03-01 ロンザ リミテッド 光安定性試験のための試験チャンバ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101936946B1 (ko) 실내 태양광 자외선 모사 시험 장치 및 이를 이용한 시험 방법
JP4862784B2 (ja) 光学特性制御装置及び板状光学部材
CN104865688B (zh) 外置荧光模块的显微镜
JPH0560913A (ja) 光学フイルター構造体
JPS62297744A (ja) 耐候性試験機
CN104053982A (zh) 使用发光等离子体光源测试促进的光降解的装置和方法
KR20000053131A (ko) 조광 로드
CN202008060U (zh) 模拟太阳光照射装置
JP7523019B2 (ja) 表示装置
CA2206613C (en) Process and device for bonding discs to one another
JPH0961295A (ja) 反射体の光促進劣化試験方法
US4641033A (en) Apparatus and method preventing radiation induced degradation of optical elements
JP6407259B2 (ja) 複合透明照明デバイス
GB2340593A (en) A headlamp using zinc oxide coating for UV absorption
JP2001505122A (ja) 紫外線照射及び検査システム及び蛍光染料漏れ検出方法
HU180333B (en) Reflecting mirror for decreasing the luminous rays being in the infrared region
US6762419B1 (en) Ultraviolet light illumination and viewing system and method for fluorescent dye leak detection
JP2918960B2 (ja) 紫外線硬化型素材の硬化方法及びその装置
JPH0480336B2 (ja)
JPH10170426A (ja) 光堅ろう度試験装置及び光褪色方法
EP0503976B1 (en) Automotive arc headlamp with reduced UV emission
US4432641A (en) Visual defect inspection of masks
JP6919900B2 (ja) 耐候性試験機
JP2789541B2 (ja) 有機材料の耐天候試験用光源装置
Bergman et al. UV emission from general lighting lamps

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040706

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050111