JPH0961436A - 蛍光抗体検査装置 - Google Patents
蛍光抗体検査装置Info
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- JPH0961436A JPH0961436A JP21223295A JP21223295A JPH0961436A JP H0961436 A JPH0961436 A JP H0961436A JP 21223295 A JP21223295 A JP 21223295A JP 21223295 A JP21223295 A JP 21223295A JP H0961436 A JPH0961436 A JP H0961436A
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Landscapes
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業時の視覚的負担を軽減することができ、
かつ、作業の能率化を図ることのできる蛍光抗体検査装
置を提供する。 【解決手段】 複数のウェルを有するスライドプレート
が所定位置に保持される試料ステージ20に、ステージ
の移動量を検出する移動量検出部21を設けることによ
って、情報処理装置12が、現在、蛍光顕微鏡11の観
察対象となっているウェルを特定できるようにするとと
もに、マイク13の出力を符号化する音声入力変換部2
6を設け、蛍光顕微鏡11の観察者の発声内容が、記憶
装置27内に観察対象となっているウェルに対応づけら
れて記憶されるように情報処理装置12を構成する。
かつ、作業の能率化を図ることのできる蛍光抗体検査装
置を提供する。 【解決手段】 複数のウェルを有するスライドプレート
が所定位置に保持される試料ステージ20に、ステージ
の移動量を検出する移動量検出部21を設けることによ
って、情報処理装置12が、現在、蛍光顕微鏡11の観
察対象となっているウェルを特定できるようにするとと
もに、マイク13の出力を符号化する音声入力変換部2
6を設け、蛍光顕微鏡11の観察者の発声内容が、記憶
装置27内に観察対象となっているウェルに対応づけら
れて記憶されるように情報処理装置12を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光抗体検査を行
う際に用いられる蛍光抗体検査装置に係わり、特に、多
数の検体を検査する際に用いられる蛍光抗体検査装置に
関する。
う際に用いられる蛍光抗体検査装置に係わり、特に、多
数の検体を検査する際に用いられる蛍光抗体検査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光抗体法は、抗核抗体、抗DNA抗体
(クリシディア法)、抗胃壁細胞抗体、抗平滑筋抗体、
抗ミトコンドリア抗体、抗好中球細胞質抗体等の自己免
疫性疾患検査や、EBウィルス、風疹ウィルス抗体、ヘ
ルペスウィルス抗体(抗原)、サイトメガロウィルス抗
体、クラジミア トラコマティス抗体(抗原)、クラジ
ミア シッタシ抗体(抗原)、エンドトキシン、トキソ
プラズマ抗体、FTA−ABS等の感染症検査や、癌の
組織診断等に用いられている検査法である。
(クリシディア法)、抗胃壁細胞抗体、抗平滑筋抗体、
抗ミトコンドリア抗体、抗好中球細胞質抗体等の自己免
疫性疾患検査や、EBウィルス、風疹ウィルス抗体、ヘ
ルペスウィルス抗体(抗原)、サイトメガロウィルス抗
体、クラジミア トラコマティス抗体(抗原)、クラジ
ミア シッタシ抗体(抗原)、エンドトキシン、トキソ
プラズマ抗体、FTA−ABS等の感染症検査や、癌の
組織診断等に用いられている検査法である。
【0003】この検査法は、直接法と間接法に分類さ
れ、直接法では、被験者の組織、細胞等をスライドプレ
ート上に固定し、これに蛍光標識された抗体を反応さ
せ、その免疫的染色像を顕微鏡で観察する。また、間接
法では、通常スライドプレート上に細胞や組織等の抗原
を予め固定し、被験サンプル中のこの抗原に対する抗体
を反応させた上で、蛍光標識された抗体を更に反応さ
せ、被験サンプル中の目的抗体の存在をその免疫的染色
像を蛍光顕微鏡で観察することにより検出する。
れ、直接法では、被験者の組織、細胞等をスライドプレ
ート上に固定し、これに蛍光標識された抗体を反応さ
せ、その免疫的染色像を顕微鏡で観察する。また、間接
法では、通常スライドプレート上に細胞や組織等の抗原
を予め固定し、被験サンプル中のこの抗原に対する抗体
を反応させた上で、蛍光標識された抗体を更に反応さ
せ、被験サンプル中の目的抗体の存在をその免疫的染色
像を蛍光顕微鏡で観察することにより検出する。
【0004】たとえば、間接蛍光抗体法である抗核抗体
検査では、以下のような手順で蛍光抗体検査が行われ
る。図6に、坑核抗体検査に用いられるスライドプレー
トの一例を示す。図示したように、スライドプレート4
1には、複数のウェル42が設けられている。スライド
プレート41自体は、ガラスで形成されており、ウェル
42を除くスライドプレート41表面には、テフロンコ
ートが施されている。ウェル42の底面はガラスがむき
出しになっており、また、ウェル周辺はテフロンコート
されているので、ウェル42には、水溶液を盛り上げて
乗せることが可能となっている。
検査では、以下のような手順で蛍光抗体検査が行われ
る。図6に、坑核抗体検査に用いられるスライドプレー
トの一例を示す。図示したように、スライドプレート4
1には、複数のウェル42が設けられている。スライド
プレート41自体は、ガラスで形成されており、ウェル
42を除くスライドプレート41表面には、テフロンコ
ートが施されている。ウェル42の底面はガラスがむき
出しになっており、また、ウェル周辺はテフロンコート
されているので、ウェル42には、水溶液を盛り上げて
乗せることが可能となっている。
【0005】このようなウェルにヒト癌細胞であるHep2
細胞の懸濁液を乗せるとHep2細胞はガラスに接着するの
で、これをアセトン等で固定し、抗原とする。次いで、
被験サンプルである血清をのせ、被験サンプル中の特異
抗体を固定細胞中の抗原物質と反応させる。そして、そ
の結合した抗体に、蛍光標識された抗イムノグロブリン
(標識抗体)を反応させた後、その染色像を蛍光顕微鏡
で観察することにより抗核抗体の判定を行う。
細胞の懸濁液を乗せるとHep2細胞はガラスに接着するの
で、これをアセトン等で固定し、抗原とする。次いで、
被験サンプルである血清をのせ、被験サンプル中の特異
抗体を固定細胞中の抗原物質と反応させる。そして、そ
の結合した抗体に、蛍光標識された抗イムノグロブリン
(標識抗体)を反応させた後、その染色像を蛍光顕微鏡
で観察することにより抗核抗体の判定を行う。
【0006】抗核抗体の判定方法は、定性検査法と定量
検査法に分けられる。定性検査では、蛍光の存在の観察
により、「陰性」であるか「陽性」であるかの判定が行
われ、「陽性」である場合には、蛍光の存在分布位置を
観察することにより存在分布パターン(染色パターン)
の判定も行われる。なお、蛍光は光量が少ないものであ
るので、蛍光顕微鏡観察は暗室で行われる。また、染色
パターンの判定は、観察した蛍光の存在分布位置を、図
7(a)〜(e)に示したような5つのパターンのいず
れかに分類することにより行われ、たとえば、(a)に
模式的に示してあるように、均質な蛍光分布が観察され
た場合には、観察者は、その被験サンプルの染色パター
ンとして、「ホモジニアス」(あるいはその略称である
「ホモ」)を記録する。
検査法に分けられる。定性検査では、蛍光の存在の観察
により、「陰性」であるか「陽性」であるかの判定が行
われ、「陽性」である場合には、蛍光の存在分布位置を
観察することにより存在分布パターン(染色パターン)
の判定も行われる。なお、蛍光は光量が少ないものであ
るので、蛍光顕微鏡観察は暗室で行われる。また、染色
パターンの判定は、観察した蛍光の存在分布位置を、図
7(a)〜(e)に示したような5つのパターンのいず
れかに分類することにより行われ、たとえば、(a)に
模式的に示してあるように、均質な蛍光分布が観察され
た場合には、観察者は、その被験サンプルの染色パター
ンとして、「ホモジニアス」(あるいはその略称である
「ホモ」)を記録する。
【0007】たとえば、血清を20倍希釈したものを被
験サンプルとして用いた場合、抗核抗体検査に用いる蛍
光標識物質は蛍光顕微鏡下で緑色に発色するので、「陽
性」である場合には緑色が、「陰性」である場合には、
対比染色の赤色が観察されることになる。定性検査で
は、まず、この陰陽性の判定を行い、陽性であった場合
には、さらに染色パターンの観察が行われる。そして、
観察者は、染色パターンを判定するとともに、それらの
大まかな蛍光強度を、引き続いて行う定量試験のために
観察する。
験サンプルとして用いた場合、抗核抗体検査に用いる蛍
光標識物質は蛍光顕微鏡下で緑色に発色するので、「陽
性」である場合には緑色が、「陰性」である場合には、
対比染色の赤色が観察されることになる。定性検査で
は、まず、この陰陽性の判定を行い、陽性であった場合
には、さらに染色パターンの観察が行われる。そして、
観察者は、染色パターンを判定するとともに、それらの
大まかな蛍光強度を、引き続いて行う定量試験のために
観察する。
【0008】このような手順で定性検査は行われるが、
観察作業を円滑かつ確実に行うために、通常、定性検査
は、各ウェル内の被験サンプルの過去データ・他項目デ
ータを参考にしつつ進められている。
観察作業を円滑かつ確実に行うために、通常、定性検査
は、各ウェル内の被験サンプルの過去データ・他項目デ
ータを参考にしつつ進められている。
【0009】また、定量試験としては、一般に限界希釈
法が用いられている。限界希釈法では、被験サンプルを
2倍ずつに希釈することによって、目的抗体の濃度が2
分の1ずつ下がっていく数種の被験サンプルが用意され
る。そして、各希釈サンプルに対して陰陽性の判定を行
い、陽性と判定された希釈濃度限界が、その被験サンプ
ルに対する定量的なデータとして用いられる。
法が用いられている。限界希釈法では、被験サンプルを
2倍ずつに希釈することによって、目的抗体の濃度が2
分の1ずつ下がっていく数種の被験サンプルが用意され
る。そして、各希釈サンプルに対して陰陽性の判定を行
い、陽性と判定された希釈濃度限界が、その被験サンプ
ルに対する定量的なデータとして用いられる。
【0010】たとえば、定性検査の結果、20倍希釈で
は強い陽性であることが判明している被験サンプルがあ
り、その被験サンプルを希釈していったときに、40
倍、80倍、160倍希釈までは、陽性と判定され、3
20倍希釈で陰性となった場合には、限界の希釈は16
0倍ということになり、この希釈度が定量的なデータと
して使用される。当該データは、力価(又は抗体価)と
呼ばれており、上述のケースでは、被験サンプルは、
「力価160倍」と判定されることになる。
は強い陽性であることが判明している被験サンプルがあ
り、その被験サンプルを希釈していったときに、40
倍、80倍、160倍希釈までは、陽性と判定され、3
20倍希釈で陰性となった場合には、限界の希釈は16
0倍ということになり、この希釈度が定量的なデータと
して使用される。当該データは、力価(又は抗体価)と
呼ばれており、上述のケースでは、被験サンプルは、
「力価160倍」と判定されることになる。
【0011】なお、実際には、全ての希釈度に関して検
査が行われることは少なく、定性試験時における蛍光強
度の観察結果を基に、被験サンプルの力価がおおまかに
推測され、検査を行う希釈度が選択されている。
査が行われることは少なく、定性試験時における蛍光強
度の観察結果を基に、被験サンプルの力価がおおまかに
推測され、検査を行う希釈度が選択されている。
【0012】定量検査の概要は以上のようなものである
が、このとき観察者はどのウェルからどのウェルまで、
この段階希釈が行われているのかを認識した上で観察を
行うことになる。
が、このとき観察者はどのウェルからどのウェルまで、
この段階希釈が行われているのかを認識した上で観察を
行うことになる。
【0013】以上のように、蛍光抗体検査を行う場合に
は、定性・定量検査のいずれの検査においても、検査対
象となっているウェル内に存在している被験サンプルに
関する何らかの情報を参照する必要がある。また、定性
検査時には、「陰性」あるいは「陽性」といった判定結
果が、定量検査時には、たとえば「ホモ 160倍」と
いった判定結果が得られることになるが、当然、これら
の判定結果を記録することも必要である。
は、定性・定量検査のいずれの検査においても、検査対
象となっているウェル内に存在している被験サンプルに
関する何らかの情報を参照する必要がある。また、定性
検査時には、「陰性」あるいは「陽性」といった判定結
果が、定量検査時には、たとえば「ホモ 160倍」と
いった判定結果が得られることになるが、当然、これら
の判定結果を記録することも必要である。
【0014】このため、従来より、蛍光抗体検査は、必
要な情報(検体情報)が記録された紙面あるいはコンピ
ュータ等の情報処理装置を、蛍光顕微鏡の側において、
顕微鏡観察と、検体情報の読取作業あるいは判定結果の
記録作業を交互に行うといった形で行われている。
要な情報(検体情報)が記録された紙面あるいはコンピ
ュータ等の情報処理装置を、蛍光顕微鏡の側において、
顕微鏡観察と、検体情報の読取作業あるいは判定結果の
記録作業を交互に行うといった形で行われている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、蛍光抗体
検査は、蛍光顕微鏡観察作業と、検体情報確認・判定結
果記録作業を交互に行うことにより進められるが、蛍光
顕微鏡観察作業が、光量の少ないものを観察する作業で
あるのに対し、検体情報の確認や判定結果の記録は、文
字が容易に読める状態で行われる作業であるため、従来
の蛍光抗体検査は、全体として、頻繁かつ過激な目の光
量調節を強要する作業となっていた。また、この検査の
専門性の高さと判定基準を一定にする必要性から、限ら
れた人数の作業者が長時間行うのが常である。このた
め、作業者に著しい視力低下が生じることも報告されて
おり、労働災害問題にもなりつつある。
検査は、蛍光顕微鏡観察作業と、検体情報確認・判定結
果記録作業を交互に行うことにより進められるが、蛍光
顕微鏡観察作業が、光量の少ないものを観察する作業で
あるのに対し、検体情報の確認や判定結果の記録は、文
字が容易に読める状態で行われる作業であるため、従来
の蛍光抗体検査は、全体として、頻繁かつ過激な目の光
量調節を強要する作業となっていた。また、この検査の
専門性の高さと判定基準を一定にする必要性から、限ら
れた人数の作業者が長時間行うのが常である。このた
め、作業者に著しい視力低下が生じることも報告されて
おり、労働災害問題にもなりつつある。
【0016】さらに、従来の蛍光抗体検査では、対物レ
ンズと、たとえば情報出力画面を交互に見ることが必要
とされるので、視点の移動、人の目の焦点合わせ、そし
て目の光量調節等にも時間を要していた。このため、1
ウェルの観察にかかる時間が長くならざるをえず、過酷
な労働環境が長時間にわたることにもなっていた。
ンズと、たとえば情報出力画面を交互に見ることが必要
とされるので、視点の移動、人の目の焦点合わせ、そし
て目の光量調節等にも時間を要していた。このため、1
ウェルの観察にかかる時間が長くならざるをえず、過酷
な労働環境が長時間にわたることにもなっていた。
【0017】そこで本発明の目的は、作業時の視覚的負
担を軽減することができ、かつ、作業の能率化を図るこ
とのできる蛍光抗体検査装置を提供することにある。
担を軽減することができ、かつ、作業の能率化を図るこ
とのできる蛍光抗体検査装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による蛍光抗体検
査装置は、(イ)被験サンプルが供される複数個のウェ
ルが設けられたスライドプレートを所定位置に保持する
とともに、観察位置をスライドプレート上で移動させる
ための試料ステージを備えた蛍光顕微鏡と、(ロ)スラ
イドプレート上に用意される被験サンプルに関する検体
情報を記憶するための記憶手段と、(ハ)試料ステージ
の所定の基準点からの移動量を検出する移動量検出手段
と、(ニ)この移動量検出手段により検出された移動量
と、前記スライドプレート上の各ウェルの配置に関する
予め定められた配置情報とを用いて蛍光顕微鏡の観察対
象のウェルを指定する指定手段と、(ホ)この指定手段
により指定されたウェル内の被験サンプルに関する検体
情報を音声によって入力する音声入力手段と、(ヘ)こ
の音声入力手段により入力された検体情報を指定手段に
より指定されるウェルと対応づけて記憶手段に書き込む
第1制御手段とを備える。
査装置は、(イ)被験サンプルが供される複数個のウェ
ルが設けられたスライドプレートを所定位置に保持する
とともに、観察位置をスライドプレート上で移動させる
ための試料ステージを備えた蛍光顕微鏡と、(ロ)スラ
イドプレート上に用意される被験サンプルに関する検体
情報を記憶するための記憶手段と、(ハ)試料ステージ
の所定の基準点からの移動量を検出する移動量検出手段
と、(ニ)この移動量検出手段により検出された移動量
と、前記スライドプレート上の各ウェルの配置に関する
予め定められた配置情報とを用いて蛍光顕微鏡の観察対
象のウェルを指定する指定手段と、(ホ)この指定手段
により指定されたウェル内の被験サンプルに関する検体
情報を音声によって入力する音声入力手段と、(ヘ)こ
の音声入力手段により入力された検体情報を指定手段に
より指定されるウェルと対応づけて記憶手段に書き込む
第1制御手段とを備える。
【0019】すなわち、本発明では、蛍光顕微鏡の試料
ステージの移動量を検出する移動量検出手段を設けると
ともに、試料ステージ上におけるスライドプレートの保
持位置を所定位置とすることによって、そのスライドプ
レート内のいずれのウェルが蛍光顕微鏡の観察対象とな
っているかを、移動量検出手段が検出する移動量を基
に、たとえば、CPUによって構成される指定手段が、
指定(決定)出来るようにしておく。そして、音声入力
手段および第1制御手段を設けることによって、蛍光顕
微鏡の観察者の発声内容が、たとえば、磁気ディスク装
置などの記憶手段内に、指定手段が指定したウェルと対
応づけた形で記憶されるようにする。これにより、観察
結果等を発声しさえすれば、その情報が観察対象である
ウェルに対応づけて記録されることになり、蛍光顕微鏡
の接眼レンズから目を離すことなく、検査結果の記録が
行えることになる。
ステージの移動量を検出する移動量検出手段を設けると
ともに、試料ステージ上におけるスライドプレートの保
持位置を所定位置とすることによって、そのスライドプ
レート内のいずれのウェルが蛍光顕微鏡の観察対象とな
っているかを、移動量検出手段が検出する移動量を基
に、たとえば、CPUによって構成される指定手段が、
指定(決定)出来るようにしておく。そして、音声入力
手段および第1制御手段を設けることによって、蛍光顕
微鏡の観察者の発声内容が、たとえば、磁気ディスク装
置などの記憶手段内に、指定手段が指定したウェルと対
応づけた形で記憶されるようにする。これにより、観察
結果等を発声しさえすれば、その情報が観察対象である
ウェルに対応づけて記録されることになり、蛍光顕微鏡
の接眼レンズから目を離すことなく、検査結果の記録が
行えることになる。
【0020】また、本発明による蛍光検体検査装置に
は、指定手段により新たなウェルが指定されたときにそ
のウェルの識別情報を音声出力するウェル識別情報音声
出力手段を付加しても良い。
は、指定手段により新たなウェルが指定されたときにそ
のウェルの識別情報を音声出力するウェル識別情報音声
出力手段を付加しても良い。
【0021】この構成とした場合には、試料ステージの
操作によって、新たなウェルが顕微鏡の観察対象となっ
た場合、そのウェルを識別するための情報が音声出力さ
れることになるので、観察者は、蛍光顕微鏡の観察領域
内にどのウェルが存在しているかを容易に認識できるこ
とになり、たとえば、多くのウェルを有するスライドプ
レートから目的とするウェルをすばやく探し出せること
にもなる。
操作によって、新たなウェルが顕微鏡の観察対象となっ
た場合、そのウェルを識別するための情報が音声出力さ
れることになるので、観察者は、蛍光顕微鏡の観察領域
内にどのウェルが存在しているかを容易に認識できるこ
とになり、たとえば、多くのウェルを有するスライドプ
レートから目的とするウェルをすばやく探し出せること
にもなる。
【0022】さらに、本発明による蛍光抗体検査装置に
は、指定手段により新たなウェルが指定されたとき記憶
手段のその指定された新たなウェルを記憶手段から読み
出す第2制御手段と、この第2制御手段により読み出さ
れた検体情報に応じた音声情報を出力する音声出力手段
とを付加しても良い。
は、指定手段により新たなウェルが指定されたとき記憶
手段のその指定された新たなウェルを記憶手段から読み
出す第2制御手段と、この第2制御手段により読み出さ
れた検体情報に応じた音声情報を出力する音声出力手段
とを付加しても良い。
【0023】本発明をこのように構成した場合には、音
声入力手段によって入力され、記憶手段に記憶されてい
る検体情報が、再度、そのウェルが観測対象になったと
きに、第2制御手段によって読み出され、音声出力手段
によって音声出力されることになる。このため、蛍光顕
微鏡の接眼レンズから目を離すことなく、たとえば、前
回の判定結果が参照できることになる。
声入力手段によって入力され、記憶手段に記憶されてい
る検体情報が、再度、そのウェルが観測対象になったと
きに、第2制御手段によって読み出され、音声出力手段
によって音声出力されることになる。このため、蛍光顕
微鏡の接眼レンズから目を離すことなく、たとえば、前
回の判定結果が参照できることになる。
【0024】また、蛍光抗体検査装置を、(イ)被験サ
ンプルが供される複数個のウェルが設けられたスライド
プレートを所定位置に保持するとともに、観察位置をス
ライドプレート上で移動させるための試料ステージを備
えた蛍光顕微鏡と、(ロ)スライドプレート上に用意さ
れる被験サンプルに関する検体情報を記憶するための記
憶手段と、(ハ)試料ステージの所定の基準点からの移
動量を検出する移動量検出手段と、(ニ)この移動量検
出手段により検出された移動量と、スライドプレート上
の各ウェルの配置に関する予め定められた配置情報とを
用いて蛍光顕微鏡の観察対象のウェルを指定する指定手
段と、(ホ)この指定手段により新たなウェルが指定さ
れたとき記憶手段内のその指定された新たなウェルに関
する検体情報を読み出す第2制御手段と、(ヘ)この第
2制御手段により読み出された検体情報に応じた音声情
報を出力する音声出力手段とから構成することもでき
る。
ンプルが供される複数個のウェルが設けられたスライド
プレートを所定位置に保持するとともに、観察位置をス
ライドプレート上で移動させるための試料ステージを備
えた蛍光顕微鏡と、(ロ)スライドプレート上に用意さ
れる被験サンプルに関する検体情報を記憶するための記
憶手段と、(ハ)試料ステージの所定の基準点からの移
動量を検出する移動量検出手段と、(ニ)この移動量検
出手段により検出された移動量と、スライドプレート上
の各ウェルの配置に関する予め定められた配置情報とを
用いて蛍光顕微鏡の観察対象のウェルを指定する指定手
段と、(ホ)この指定手段により新たなウェルが指定さ
れたとき記憶手段内のその指定された新たなウェルに関
する検体情報を読み出す第2制御手段と、(ヘ)この第
2制御手段により読み出された検体情報に応じた音声情
報を出力する音声出力手段とから構成することもでき
る。
【0025】この発明によれば、記憶手段に記憶されて
いる検体情報が、そのウェルが観測対象になったとき
に、第2制御手段によって読み出され、音声出力手段に
よって音声出力されることになる。このため、本装置を
用いて蛍光抗体検査を行う場合には、蛍光顕微鏡の接眼
レンズから目を離すことなく、そのウェル内に供されて
いる被験サンプルに関する検体情報が得られることにな
り、検体情報を正確に把握した状態で観察作業が行える
ことになる。
いる検体情報が、そのウェルが観測対象になったとき
に、第2制御手段によって読み出され、音声出力手段に
よって音声出力されることになる。このため、本装置を
用いて蛍光抗体検査を行う場合には、蛍光顕微鏡の接眼
レンズから目を離すことなく、そのウェル内に供されて
いる被験サンプルに関する検体情報が得られることにな
り、検体情報を正確に把握した状態で観察作業が行える
ことになる。
【0026】また、この発明の蛍光抗体検査装置には、
検体情報として使用される単語がそれぞれ割り当てられ
た複数のキーを備え、押下されたキーに割り当てられた
単語を検体情報として入力するキー入力手段と、このキ
ー入力手段により入力された検体情報を前記指定手段に
より指定されるウェルと対応づけて前記記憶手段に書き
込む書込手段とを付加しても良い。
検体情報として使用される単語がそれぞれ割り当てられ
た複数のキーを備え、押下されたキーに割り当てられた
単語を検体情報として入力するキー入力手段と、このキ
ー入力手段により入力された検体情報を前記指定手段に
より指定されるウェルと対応づけて前記記憶手段に書き
込む書込手段とを付加しても良い。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明による蛍光抗体検査
装置を詳細に説明する。図1に、本発明による蛍光抗体
検査装置の構成を示す。図示してあるように、実施例の
蛍光抗体検査装置は、蛍光顕微鏡11と情報処理装置1
2とマイク13とスピーカ14によって構成されてい
る。
装置を詳細に説明する。図1に、本発明による蛍光抗体
検査装置の構成を示す。図示してあるように、実施例の
蛍光抗体検査装置は、蛍光顕微鏡11と情報処理装置1
2とマイク13とスピーカ14によって構成されてい
る。
【0028】蛍光顕微鏡11は、蛍光観察を行うための
光学機器であり、蛍光顕微鏡11には、手動のXYステ
ージである試料ステージ20と、移動量検出部21が備
えられている。試料ステージ20は、複数個のウェルが
設けられたスライドプレートを保持するためのステージ
であり、スライドプレート上の観察位置の移動(すなわ
ち、観察対象とするウェルの変更)は、この試料ステー
ジ20を操作することによって行われる。移動量検出部
21は、試料ステージ20の所定の基準点からの移動量
を検出する回路であり、X方向およびY方向の移動量を
出力する。なお、詳細は後述するが、本蛍光抗体検査装
置は、所定形状のスライドプレートを使用する装置とし
て構成されており、当該スライドプレートは、試料ステ
ージ20上の所定位置にセットされる。
光学機器であり、蛍光顕微鏡11には、手動のXYステ
ージである試料ステージ20と、移動量検出部21が備
えられている。試料ステージ20は、複数個のウェルが
設けられたスライドプレートを保持するためのステージ
であり、スライドプレート上の観察位置の移動(すなわ
ち、観察対象とするウェルの変更)は、この試料ステー
ジ20を操作することによって行われる。移動量検出部
21は、試料ステージ20の所定の基準点からの移動量
を検出する回路であり、X方向およびY方向の移動量を
出力する。なお、詳細は後述するが、本蛍光抗体検査装
置は、所定形状のスライドプレートを使用する装置とし
て構成されており、当該スライドプレートは、試料ステ
ージ20上の所定位置にセットされる。
【0029】情報処理装置12は、CPU(Central Pro
cessing Unit)22とROM(Read Only Memoly)23と
RAM(Random access Memoly)24と音声入力変換部2
5と音声出力変換部26と記憶装置27と表示装置28
とインターフェース29と、各部を相互に接続するバス
30とによって構成されている。
cessing Unit)22とROM(Read Only Memoly)23と
RAM(Random access Memoly)24と音声入力変換部2
5と音声出力変換部26と記憶装置27と表示装置28
とインターフェース29と、各部を相互に接続するバス
30とによって構成されている。
【0030】CPU22は、各部を統合的に制御する制
御回路であり、ROM23に格納されているプログラム
に従って動作する。RAM24は、その動作の際に作業
領域として使用される。たとえば、CPU22は、イン
タフェース29を制御して、移動量検出部21から試料
ステージ20の移動量を取得し、取得した移動量と、試
料ステージ20上の所定位置に保持されるスライドプレ
ート上の各ウェルの配置に関する配置情報とを用いて蛍
光顕微鏡11の観察対象となっているウェルがいずれの
ウェルであるかを判別(指定)する。
御回路であり、ROM23に格納されているプログラム
に従って動作する。RAM24は、その動作の際に作業
領域として使用される。たとえば、CPU22は、イン
タフェース29を制御して、移動量検出部21から試料
ステージ20の移動量を取得し、取得した移動量と、試
料ステージ20上の所定位置に保持されるスライドプレ
ート上の各ウェルの配置に関する配置情報とを用いて蛍
光顕微鏡11の観察対象となっているウェルがいずれの
ウェルであるかを判別(指定)する。
【0031】また、情報処理装置12には、蛍光顕微鏡
11を用いた被験サンプルの観察結果など、被験サンプ
ルに関する検体情報を音声入力するためのマイク13
と、音声入力された検体情報やウェルの識別情報を音声
出力するためのスピーカ14とが接続されており、マイ
ク13の出力は音声入力変換部25に、音声出力変換部
26の出力がスピーカ14に入力されている。
11を用いた被験サンプルの観察結果など、被験サンプ
ルに関する検体情報を音声入力するためのマイク13
と、音声入力された検体情報やウェルの識別情報を音声
出力するためのスピーカ14とが接続されており、マイ
ク13の出力は音声入力変換部25に、音声出力変換部
26の出力がスピーカ14に入力されている。
【0032】音声入力変換部25は、マイク13が出力
するアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する回
路であり、いわゆる、音声符号化を行う回路となってい
る。音声入力変換部25は、マイク13からのアナログ
音声信号が所定レベル以上であった場合には、そのアナ
ログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、内部に設け
られたメモリに一時記憶する。
するアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する回
路であり、いわゆる、音声符号化を行う回路となってい
る。音声入力変換部25は、マイク13からのアナログ
音声信号が所定レベル以上であった場合には、そのアナ
ログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、内部に設け
られたメモリに一時記憶する。
【0033】また、音声入力変換部25とCPU22と
の間には、割込信号線31が設けられており、音声入力
変換部25は、デジタル音声信号への変換が完了した際
に、割込信号線31を駆動して、CPU22に音声入力
がなされたことを通知する。割込を受けたCPU22
は、音声入力変換部25が生成したデジタル音声信号、
すなわち、マイク13によって入力された検体情報が、
そのときに観察対象となっているウェルに対応づけて記
憶装置27内に記憶されるよう各部を制御する。
の間には、割込信号線31が設けられており、音声入力
変換部25は、デジタル音声信号への変換が完了した際
に、割込信号線31を駆動して、CPU22に音声入力
がなされたことを通知する。割込を受けたCPU22
は、音声入力変換部25が生成したデジタル音声信号、
すなわち、マイク13によって入力された検体情報が、
そのときに観察対象となっているウェルに対応づけて記
憶装置27内に記憶されるよう各部を制御する。
【0034】本蛍光抗体検査装置では、記憶装置27と
してフロッピディスク装置を用いており、観察作業を開
始する前に、各ウェルにどのような被験サンプルを供し
てあるかが記憶された検体情報ファイルが、この記憶装
置27にセットされるフロッピディスク上に作成され
る。そして、CPU22によるデジタル音声信号の記録
は、その検体情報ファイルの内容を更新するといった形
で進められる。
してフロッピディスク装置を用いており、観察作業を開
始する前に、各ウェルにどのような被験サンプルを供し
てあるかが記憶された検体情報ファイルが、この記憶装
置27にセットされるフロッピディスク上に作成され
る。そして、CPU22によるデジタル音声信号の記録
は、その検体情報ファイルの内容を更新するといった形
で進められる。
【0035】音声出力変換部26は、音声入力変換部2
5の逆の処理を実行する回路であり、デジタル音声信号
を変換してスピーカ14の駆動に適した形態のアナログ
音声信号を生成する。この音声出力変換部26の制御
も、CPU22によって行われており、CPU22は、
観察対象となるウェルが変更された際に、音声出力変換
部26等を制御することによって、変更されたウェルに
関するウェル識別情報や、そのウェル内の被験サンプル
に関する検体情報をスピーカ14から出力させる。ま
た、このような制御と並行して、液晶表示画面を備えた
表示装置28の制御を行い、ウェル識別情報や表示可能
な検体情報を画面上に表示させる。
5の逆の処理を実行する回路であり、デジタル音声信号
を変換してスピーカ14の駆動に適した形態のアナログ
音声信号を生成する。この音声出力変換部26の制御
も、CPU22によって行われており、CPU22は、
観察対象となるウェルが変更された際に、音声出力変換
部26等を制御することによって、変更されたウェルに
関するウェル識別情報や、そのウェル内の被験サンプル
に関する検体情報をスピーカ14から出力させる。ま
た、このような制御と並行して、液晶表示画面を備えた
表示装置28の制御を行い、ウェル識別情報や表示可能
な検体情報を画面上に表示させる。
【0036】図2に、本装置で用いるスライドプレート
の形状を示す。図示してあるように、本装置で用いるス
ライドプレート41は、直径“L”のウェル42が、X
方向に間隔“dx”で12個、Y方向に間隔“dy”で
8個設けられたものである。各ウェルの識別には、図
中、スライドプレート41の上方または左方に表記して
ある“1”〜“12”、“A”〜“H”という記号を組み
合わせたウェル識別情報を用いており、たとえば、左上
隅に存在しているウェル42は、“A−1”というウェ
ル識別情報によって識別される。
の形状を示す。図示してあるように、本装置で用いるス
ライドプレート41は、直径“L”のウェル42が、X
方向に間隔“dx”で12個、Y方向に間隔“dy”で
8個設けられたものである。各ウェルの識別には、図
中、スライドプレート41の上方または左方に表記して
ある“1”〜“12”、“A”〜“H”という記号を組み
合わせたウェル識別情報を用いており、たとえば、左上
隅に存在しているウェル42は、“A−1”というウェ
ル識別情報によって識別される。
【0037】本蛍光抗体検査装置では、この図に示した
スライドプレート41が試料ステージ20の所定位置
(スライドプレートの各辺と試料ステージの各移動方向
とが平行になるように決定されている)にセットされ
て、観察が行われる。
スライドプレート41が試料ステージ20の所定位置
(スライドプレートの各辺と試料ステージの各移動方向
とが平行になるように決定されている)にセットされ
て、観察が行われる。
【0038】図3に、検体情報ファイルの概要を示す。
図示してあるように、検体情報ファイルには、ウェル識
別情報51に対応づけて、そのウェルに供された被験サ
ンプルに関する検体情報52が記憶される。検体情報5
2としては、キャラクタコードで構成された情報である
文字検体情報53と、音声情報を符号化した情報である
音声検体情報54が記憶されるようになっており、本装
置を最初に使用する際には、使用しているウェルのウェ
ル識別情報51と、文字検体情報53だけが記憶された
検体情報ファイルを作成する。
図示してあるように、検体情報ファイルには、ウェル識
別情報51に対応づけて、そのウェルに供された被験サ
ンプルに関する検体情報52が記憶される。検体情報5
2としては、キャラクタコードで構成された情報である
文字検体情報53と、音声情報を符号化した情報である
音声検体情報54が記憶されるようになっており、本装
置を最初に使用する際には、使用しているウェルのウェ
ル識別情報51と、文字検体情報53だけが記憶された
検体情報ファイルを作成する。
【0039】以下、本蛍光抗体検査装置の総合的な動作
を説明する。まず、図4を用いて、マイク13への音声
入力がなされていない場合における蛍光抗体検査装置の
動作(CPUの動作)を説明する。
を説明する。まず、図4を用いて、マイク13への音声
入力がなされていない場合における蛍光抗体検査装置の
動作(CPUの動作)を説明する。
【0040】マイク13への音声入力がなされていない
場合、CPUは、移動量検出部21から試料ステージ2
0の移動量を取得し(ステップS101)、取得した移
動量と、予め与えられているウェルの配置情報とを基
に、蛍光顕微鏡11の観察対象領域がスライドプレート
上のどの領域に存在しているかを把握する(ステップS
102)。このステップS102の具体的な手順を図5
を用いて説明する。
場合、CPUは、移動量検出部21から試料ステージ2
0の移動量を取得し(ステップS101)、取得した移
動量と、予め与えられているウェルの配置情報とを基
に、蛍光顕微鏡11の観察対象領域がスライドプレート
上のどの領域に存在しているかを把握する(ステップS
102)。このステップS102の具体的な手順を図5
を用いて説明する。
【0041】CPU22には、配置情報としては、“d
x”、“dy”、“L”、“12”、“8”といったウ
ェルの間隔、個数に関する情報(図2参照)と、スライ
ドプレート41を試料ステージ20の所定位置に保持さ
せた状態で、蛍光顕微鏡11の観察領域の中心に“A−
1”ウェルの中心がくるように試料ステージ20を移動
させたときのX、Y方向移動量“X0”、“Y0”とが与
えられており、観察対象領域の把握を行う場合、CPU
22は、まず、移動量検出部21が検出したX、Y方向
移動量“XS”、“YS”からそれぞれ“X0”、“Y0”
を減ずることによって、スライドプレート座標系(原点
は“A−1”ウェルの中心)における、観察領域の中心
にある点の座標“XP”、“YP”を求める(ステップS
201)。次いで、“XP−n・dx”の絶対値を最小
とする整数nを0〜11(X方向のウェルの個数に対
応)の中から求め、“YP−m・dy”の絶対値を最小
とする整数mを0〜7(Y方向のウェルの個数に対応)
の中から求める(ステップS202)。
x”、“dy”、“L”、“12”、“8”といったウ
ェルの間隔、個数に関する情報(図2参照)と、スライ
ドプレート41を試料ステージ20の所定位置に保持さ
せた状態で、蛍光顕微鏡11の観察領域の中心に“A−
1”ウェルの中心がくるように試料ステージ20を移動
させたときのX、Y方向移動量“X0”、“Y0”とが与
えられており、観察対象領域の把握を行う場合、CPU
22は、まず、移動量検出部21が検出したX、Y方向
移動量“XS”、“YS”からそれぞれ“X0”、“Y0”
を減ずることによって、スライドプレート座標系(原点
は“A−1”ウェルの中心)における、観察領域の中心
にある点の座標“XP”、“YP”を求める(ステップS
201)。次いで、“XP−n・dx”の絶対値を最小
とする整数nを0〜11(X方向のウェルの個数に対
応)の中から求め、“YP−m・dy”の絶対値を最小
とする整数mを0〜7(Y方向のウェルの個数に対応)
の中から求める(ステップS202)。
【0042】次に、求めたn、mを用いて、座標
“XP、YP”にある点と、座標“n・dx、m・dy”
にある点との間の距離“LP”を求め(ステップS20
3)、“LP”と“L/2”(ウェルの半径)との大小
関係を比較する(ステップS204)。そして、“LP
>L/2”が成立する場合(ステップS204;Y)に
は、観察対象がウェル外にあると判断し、その旨を記憶
(ステップS205)する。逆に、“LP>L/2”が
成立しない場合(ステップS204;N)には、観察対
象がウェル内にあると判断し、n、mを基に観察対象と
なっているウェルのウェル識別情報を作成・記憶(ステ
ップS205)する。たとえば、n、mがそれぞれ1、
2であった場合には、“C−2”といったウェル識別情
報が作成される。
“XP、YP”にある点と、座標“n・dx、m・dy”
にある点との間の距離“LP”を求め(ステップS20
3)、“LP”と“L/2”(ウェルの半径)との大小
関係を比較する(ステップS204)。そして、“LP
>L/2”が成立する場合(ステップS204;Y)に
は、観察対象がウェル外にあると判断し、その旨を記憶
(ステップS205)する。逆に、“LP>L/2”が
成立しない場合(ステップS204;N)には、観察対
象がウェル内にあると判断し、n、mを基に観察対象と
なっているウェルのウェル識別情報を作成・記憶(ステ
ップS205)する。たとえば、n、mがそれぞれ1、
2であった場合には、“C−2”といったウェル識別情
報が作成される。
【0043】このような手順でCPU22は観察対象領
域の把握(図4:ステップS102)を行った後に、把
握結果を基に試料ステージの移動操作によって新たなウ
ェルに観察対象が変更されたか否かを判断(ステップS
103)する。すなわち、今回、観察領域の中心がいず
れかのウェル内にあると判断され、前回、ステップS1
02を実行したときの観察領域の中心がウェルではない
部分に存在していた場合には、観察対象が新たなウェル
に変更されたものと判断(ステップS103;Y)す
る。そして、そのウェルに関する文字検体情報を、記憶
装置27内にセットされているフロッピディスク(検体
情報ファイル)から読み出し(ステップS104)、ウ
ェル識別情報と読み出した文字検体情報が画面上に表示
されるよう表示装置28を制御(ステップS105)す
る。
域の把握(図4:ステップS102)を行った後に、把
握結果を基に試料ステージの移動操作によって新たなウ
ェルに観察対象が変更されたか否かを判断(ステップS
103)する。すなわち、今回、観察領域の中心がいず
れかのウェル内にあると判断され、前回、ステップS1
02を実行したときの観察領域の中心がウェルではない
部分に存在していた場合には、観察対象が新たなウェル
に変更されたものと判断(ステップS103;Y)す
る。そして、そのウェルに関する文字検体情報を、記憶
装置27内にセットされているフロッピディスク(検体
情報ファイル)から読み出し(ステップS104)、ウ
ェル識別情報と読み出した文字検体情報が画面上に表示
されるよう表示装置28を制御(ステップS105)す
る。
【0044】次いで、音声出力変換部26等を制御して
ウェル識別情報を音声として出力させる(ステップS1
06)。このステップS106は、具体的には、以下の
ような手順で実行される。
ウェル識別情報を音声として出力させる(ステップS1
06)。このステップS106は、具体的には、以下の
ような手順で実行される。
【0045】既に説明したように、本蛍光抗体検査装置
で使用されるスライドプレート41は、“A”〜
“H”、“1”〜“12”といった20種の情報によって
各ウェルを識別できるものとなっている。ROM23内
には、これら20種の音をそれぞれ符号化したデジタル
音声信号が予め記憶されており、ウェル識別情報が“A
−1であった場合、CPU22は、ROM23内に記憶
されているデジタル音声信号から、“A”に対応する信
号と“1”に対応する信号を順に読み出して、音声出力
変換部26に供給する。
で使用されるスライドプレート41は、“A”〜
“H”、“1”〜“12”といった20種の情報によって
各ウェルを識別できるものとなっている。ROM23内
には、これら20種の音をそれぞれ符号化したデジタル
音声信号が予め記憶されており、ウェル識別情報が“A
−1であった場合、CPU22は、ROM23内に記憶
されているデジタル音声信号から、“A”に対応する信
号と“1”に対応する信号を順に読み出して、音声出力
変換部26に供給する。
【0046】このような手順でウェル識別情報の音声出
力を行った後、CPU22は、そのウェルに関する音声
検体情報が検体情報ファイル内に記憶されているか否か
を判断し、記憶されていた場合には(ステップS10
7;Y)、その音声検体情報に応じた音声出力を音声出
力変換部26に実行させ(ステップS108)、ステッ
プS101に戻る。
力を行った後、CPU22は、そのウェルに関する音声
検体情報が検体情報ファイル内に記憶されているか否か
を判断し、記憶されていた場合には(ステップS10
7;Y)、その音声検体情報に応じた音声出力を音声出
力変換部26に実行させ(ステップS108)、ステッ
プS101に戻る。
【0047】また、ウェルの変更がなされていない場合
(ステップS103;N)には、記憶装置27、表示装
置28等を制御することなく、ステップS101に戻
る。音声検体情報が検体情報ファイルに記憶されていな
い場合(ステップS107;N)にも、音声出力変換部
26等を制御することなく、ステップS101に戻る。
(ステップS103;N)には、記憶装置27、表示装
置28等を制御することなく、ステップS101に戻
る。音声検体情報が検体情報ファイルに記憶されていな
い場合(ステップS107;N)にも、音声出力変換部
26等を制御することなく、ステップS101に戻る。
【0048】このように、CPU22は、音声入力がな
されていないときには、検査対象とするウェルの変更
(試料ステージの移動)を監視する状態にあり、ウェル
の変更がなされた場合には、変更されたウェルに応じた
文字検体情報を表示し、音声検体情報が記憶されていた
場合には、その音声検体情報に応じた音声がスピーカ1
4から出力されるよう各部を制御する。
されていないときには、検査対象とするウェルの変更
(試料ステージの移動)を監視する状態にあり、ウェル
の変更がなされた場合には、変更されたウェルに応じた
文字検体情報を表示し、音声検体情報が記憶されていた
場合には、その音声検体情報に応じた音声がスピーカ1
4から出力されるよう各部を制御する。
【0049】次に、音声入力がなされた場合の動作を説
明する。既に説明したように、マイク14に音声が入力
された場合、音声入力変換部25は、入力された音声を
符号化するとともに、CPU22に対して割り込みをか
ける。
明する。既に説明したように、マイク14に音声が入力
された場合、音声入力変換部25は、入力された音声を
符号化するとともに、CPU22に対して割り込みをか
ける。
【0050】この割り込みを受けたCPUは、図4に示
した処理を中断し、音声入力変換部25によって生成さ
れたデジタル音声信号が、観察対象となっていることが
判別されているウェルに対応する音声検体情報として検
体情報ファイルに記憶されるように各部を制御する。こ
の際、そのウェルに関する音声検体情報が存在していた
場合には、検体情報ファイルへの、新たに入力された音
声検体情報の書き込みは、既存の音声検体情報に追加す
る形で行われる。そして、音声検体情報の記録の完了
後、中断していた処理を再開する。
した処理を中断し、音声入力変換部25によって生成さ
れたデジタル音声信号が、観察対象となっていることが
判別されているウェルに対応する音声検体情報として検
体情報ファイルに記憶されるように各部を制御する。こ
の際、そのウェルに関する音声検体情報が存在していた
場合には、検体情報ファイルへの、新たに入力された音
声検体情報の書き込みは、既存の音声検体情報に追加す
る形で行われる。そして、音声検体情報の記録の完了
後、中断していた処理を再開する。
【0051】このように構成された実施例の蛍光抗体検
査装置によれば、たとえば、抗核抗体検査を、以下のよ
うな手順で実行できることになる。たとえば、“A−
5”位置以降に幾つかの被験サンプルが用意されている
場合を考える。この場合、スライドプレートを試料ステ
ージにセットした後に、蛍光顕微鏡の観察領域内に、
“A−5”位置のウェルを移動させる操作が必要とされ
ることになる。従来、このような操作を行う際には、ス
ライドプレートと対物レンズの位置関係を観察しつつ、
試料ステージを操作するといった作業が必要であった
が、本装置では、観察領域内にあるウェルが音声および
画面表示によって観察者に通知されるので、観察者は、
“A−5”という情報が表示あるいは音声出力されるま
で、試料ステージを移動してやるだけで、簡単に目的と
するウェルを蛍光顕微鏡の観察対象とすることができる
ことになる。
査装置によれば、たとえば、抗核抗体検査を、以下のよ
うな手順で実行できることになる。たとえば、“A−
5”位置以降に幾つかの被験サンプルが用意されている
場合を考える。この場合、スライドプレートを試料ステ
ージにセットした後に、蛍光顕微鏡の観察領域内に、
“A−5”位置のウェルを移動させる操作が必要とされ
ることになる。従来、このような操作を行う際には、ス
ライドプレートと対物レンズの位置関係を観察しつつ、
試料ステージを操作するといった作業が必要であった
が、本装置では、観察領域内にあるウェルが音声および
画面表示によって観察者に通知されるので、観察者は、
“A−5”という情報が表示あるいは音声出力されるま
で、試料ステージを移動してやるだけで、簡単に目的と
するウェルを蛍光顕微鏡の観察対象とすることができる
ことになる。
【0052】その後、観察者は、ピント調節等を行っ
て、“A−5”ウェルの蛍光を観察することになるが、
本装置では、判定結果を発声するだけで、その情報が
“A−5”ウェルに関する音声検体情報として記録され
る。このため、判定結果を記録するために接眼レンズか
ら目を離す必要はなく、判定の完了後、直ぐに“A−
6”ウェルの観察が行えることになる。
て、“A−5”ウェルの蛍光を観察することになるが、
本装置では、判定結果を発声するだけで、その情報が
“A−5”ウェルに関する音声検体情報として記録され
る。このため、判定結果を記録するために接眼レンズか
ら目を離す必要はなく、判定の完了後、直ぐに“A−
6”ウェルの観察が行えることになる。
【0053】そして、一連の観察を終えた後に、再度、
各ウェルの観察を行う場合には、そのウェルに関する音
声検体情報が音声出力される。このため、前回の判定結
果を認識した上で観察が行えることになる。また、発声
した判定結果は、過去の判定結果に追記する形で記憶さ
れるので、再観察・判定が必要なウェルを容易に特定で
きることになる。
各ウェルの観察を行う場合には、そのウェルに関する音
声検体情報が音声出力される。このため、前回の判定結
果を認識した上で観察が行えることになる。また、発声
した判定結果は、過去の判定結果に追記する形で記憶さ
れるので、再観察・判定が必要なウェルを容易に特定で
きることになる。
【0054】たとえば、“A−5”および“A−6”ウ
ェルに関する最初の判定結果が共に「陽性」であり、
“A−5”ウェルに関する2回目の判定結果が「陰
性」、“A−6”ウェルに関する2回目の判定結果が
「陽性」であった場合には、2回の判定を終えた段階に
おける“A−5”ウェルに関する音声検体情報は「陽性
・陰性」、“A−6”ウェルに関する音声検体情報は
「陽性・陽性」となる。そして、再度、各ウェルを蛍光
顕微鏡11の視野下に移動したときには、これらの情報
が音声出力されるので、観測者は、2回の判定結果が異
なっていたウェルを覚えていなくとも、再観察・判定が
必要なウェルを容易に見いだすことができることにな
る。
ェルに関する最初の判定結果が共に「陽性」であり、
“A−5”ウェルに関する2回目の判定結果が「陰
性」、“A−6”ウェルに関する2回目の判定結果が
「陽性」であった場合には、2回の判定を終えた段階に
おける“A−5”ウェルに関する音声検体情報は「陽性
・陰性」、“A−6”ウェルに関する音声検体情報は
「陽性・陽性」となる。そして、再度、各ウェルを蛍光
顕微鏡11の視野下に移動したときには、これらの情報
が音声出力されるので、観測者は、2回の判定結果が異
なっていたウェルを覚えていなくとも、再観察・判定が
必要なウェルを容易に見いだすことができることにな
る。
【0055】以上、定性検査に用いる場合を例に、実施
例の蛍光抗体検査装置の動作を説明したが、定量検査時
には、判定結果として発声される内容が、「スペックル
320」(染色パターンがスペックル型で力価が32
0)、「ホモ 640」(染色パターンがホモジニアス
型で力価が640)といったものに変わるだけであり、
本装置を用いれば定量検査も、観察者の目に過度の負担
をかけることなく実現できることになる。
例の蛍光抗体検査装置の動作を説明したが、定量検査時
には、判定結果として発声される内容が、「スペックル
320」(染色パターンがスペックル型で力価が32
0)、「ホモ 640」(染色パターンがホモジニアス
型で力価が640)といったものに変わるだけであり、
本装置を用いれば定量検査も、観察者の目に過度の負担
をかけることなく実現できることになる。
【0056】また、本蛍光抗体検査装置では、音声入力
が行える情報の内容に制限はないので、検体情報ファイ
ル作成時に音声検体情報として、被験サンプルの識別番
号等を記憶させておけば、たとえば、“A−5”ウェル
が観察対象となったときに、「A−5 No.9567
05」というような音声を出力させることも可能であ
る。
が行える情報の内容に制限はないので、検体情報ファイ
ル作成時に音声検体情報として、被験サンプルの識別番
号等を記憶させておけば、たとえば、“A−5”ウェル
が観察対象となったときに、「A−5 No.9567
05」というような音声を出力させることも可能であ
る。
【0057】なお、本装置では、試料ステージ20とし
て手動のステージを用いているが、電動ステージを用い
ても良く、スピーカ14の代わりにイヤホーンを用いて
も良い。また、記憶装置27として、ハードディスク装
置や光磁気記録装置など他の書き換え可能な装置を用い
ることも出来る。また、スライドプレートとして、8×
12の96穴のスライドグラスを用いているが、スライ
ドプレートの形状は、これに限られるものではない。さ
らに、本装置では、使用できるスライドプレートを1種
に限定したが、複数のスライドプレートのウェルの配置
に関する情報を予め記憶させておき、使用するスライド
プレートを選択できるように構成することも容易であ
る。
て手動のステージを用いているが、電動ステージを用い
ても良く、スピーカ14の代わりにイヤホーンを用いて
も良い。また、記憶装置27として、ハードディスク装
置や光磁気記録装置など他の書き換え可能な装置を用い
ることも出来る。また、スライドプレートとして、8×
12の96穴のスライドグラスを用いているが、スライ
ドプレートの形状は、これに限られるものではない。さ
らに、本装置では、使用できるスライドプレートを1種
に限定したが、複数のスライドプレートのウェルの配置
に関する情報を予め記憶させておき、使用するスライド
プレートを選択できるように構成することも容易であ
る。
【0058】また、本装置では、音声符号化技術を用い
て、音声情報をデジタル信号に変換しているため、検体
情報ファイル内の音声検体情報は、ファイル内のデジタ
ルデータを見ただけでは、その内容を理解できない形態
で記憶されている。このため、印刷、表示等を行うため
には、音声検体情報を文字情報に変換してやることが必
要である。本装置では、この作業を、一連の観察が終わ
った後に、観察者が一括して行うことにしているが、音
声符号化技術の代わりに、音声認識技術を用いて、音声
入力された情報がキャラクタコードに変換されて検体情
報として記憶されるようにすることも可能である。
て、音声情報をデジタル信号に変換しているため、検体
情報ファイル内の音声検体情報は、ファイル内のデジタ
ルデータを見ただけでは、その内容を理解できない形態
で記憶されている。このため、印刷、表示等を行うため
には、音声検体情報を文字情報に変換してやることが必
要である。本装置では、この作業を、一連の観察が終わ
った後に、観察者が一括して行うことにしているが、音
声符号化技術の代わりに、音声認識技術を用いて、音声
入力された情報がキャラクタコードに変換されて検体情
報として記憶されるようにすることも可能である。
【0059】このように構成した場合には、キャラクタ
コードだけで検体情報ファイルを構成できることになる
ので、判定結果等の処理が容易になる。しかしながら、
現状では、すべての音声入力に高速に対応できるように
装置を構成するのは困難であるので、音声認識技術を採
用する場合には、入力可能な音声の種類を制限すること
が必要であると考えられる。なお、音声認識技術を用い
る場合には、音声合成技術を利用して音声出力変換部を
構成することになる。
コードだけで検体情報ファイルを構成できることになる
ので、判定結果等の処理が容易になる。しかしながら、
現状では、すべての音声入力に高速に対応できるように
装置を構成するのは困難であるので、音声認識技術を採
用する場合には、入力可能な音声の種類を制限すること
が必要であると考えられる。なお、音声認識技術を用い
る場合には、音声合成技術を利用して音声出力変換部を
構成することになる。
【0060】また、音声入力変換部を取り除いて、蛍光
顕微鏡の観察領域内に新たなウェルが移動されてきたと
きに、検体情報ファイル内に記憶された情報を音声出力
する機能だけを有する蛍光抗体検査装置を構成しても良
い。この構成とした場合には、被験サンプルに関する詳
細な情報を耳で確認しながら、蛍光観察が行えることに
なる。
顕微鏡の観察領域内に新たなウェルが移動されてきたと
きに、検体情報ファイル内に記憶された情報を音声出力
する機能だけを有する蛍光抗体検査装置を構成しても良
い。この構成とした場合には、被験サンプルに関する詳
細な情報を耳で確認しながら、蛍光観察が行えることに
なる。
【0061】さらに、マイクおよび音声入力変換部の代
わりに、「陰性」、「陽性」、「ホモ」、「20」、
「40」など、判定結果を表すときに必要な単語がそれ
ぞれに割り当てられた20種類程度のキーを備えたキー
ボードと、そのキーボードのキーが押下されたときに、
そのキーに割り当てられた単語をキャラクタコードで出
力する回路を設けるとともに、音声出力変換部として、
音声合成技術を利用したものを設ければ、キー配置を工
夫すれば、手を蛍光顕微鏡から離す必要はあるが、目視
による確認をしなくとも、判定結果の入力が行えること
になる。従って、この構成とした場合には、被験サンプ
ルに関する詳細な情報の取得と判定結果の記録が、接眼
レンズから目を離すことなく行える蛍光抗体検査装置が
得られることになる。
わりに、「陰性」、「陽性」、「ホモ」、「20」、
「40」など、判定結果を表すときに必要な単語がそれ
ぞれに割り当てられた20種類程度のキーを備えたキー
ボードと、そのキーボードのキーが押下されたときに、
そのキーに割り当てられた単語をキャラクタコードで出
力する回路を設けるとともに、音声出力変換部として、
音声合成技術を利用したものを設ければ、キー配置を工
夫すれば、手を蛍光顕微鏡から離す必要はあるが、目視
による確認をしなくとも、判定結果の入力が行えること
になる。従って、この構成とした場合には、被験サンプ
ルに関する詳細な情報の取得と判定結果の記録が、接眼
レンズから目を離すことなく行える蛍光抗体検査装置が
得られることになる。
【0062】
【発明の効果】本発明の、音声入力手段を備えた蛍光抗
体検査装置によれば、判定結果等を発声しさえすれば、
その情報が、そのとき観測対象となっている被験サンプ
ルに対応づけて記憶されるので、蛍光顕微鏡の接眼レン
ズから目を離すことなく、判定結果が記録できることに
なり、視覚的負担を大幅に軽減できることになる。ま
た、蛍光顕微鏡観察を連続的に行うことが可能となるの
で、従来の蛍光抗体検査に比して、視点の移動、目の焦
点合わせおよび光量調節などが必要とされるケースが少
なくなっており、その結果として、蛍光抗体検査に要す
る時間が大幅に短縮されることになる。また、顕微鏡操
作(観察ウェル移動、ピント合わせ)を行うのに必要な
両腕を、判定結果記録のために顕微鏡操作位置から離す
必要もないので、従来の蛍光抗体検査において両腕の移
動に要していた時間が、蛍光抗体検査に要する時間から
省かれることにもなっており、著しく効率的な検査作業
が実現できることになる。
体検査装置によれば、判定結果等を発声しさえすれば、
その情報が、そのとき観測対象となっている被験サンプ
ルに対応づけて記憶されるので、蛍光顕微鏡の接眼レン
ズから目を離すことなく、判定結果が記録できることに
なり、視覚的負担を大幅に軽減できることになる。ま
た、蛍光顕微鏡観察を連続的に行うことが可能となるの
で、従来の蛍光抗体検査に比して、視点の移動、目の焦
点合わせおよび光量調節などが必要とされるケースが少
なくなっており、その結果として、蛍光抗体検査に要す
る時間が大幅に短縮されることになる。また、顕微鏡操
作(観察ウェル移動、ピント合わせ)を行うのに必要な
両腕を、判定結果記録のために顕微鏡操作位置から離す
必要もないので、従来の蛍光抗体検査において両腕の移
動に要していた時間が、蛍光抗体検査に要する時間から
省かれることにもなっており、著しく効率的な検査作業
が実現できることになる。
【0063】そして、蛍光顕微鏡の観察領域下に新たな
ウェルが移動してきたときに、そのウェルを識別するた
めの情報が音声出力されるように構成した場合には、多
数のウェルから、目的とするウェルを観察対象として選
択する作業が容易に行えることにもなる。
ウェルが移動してきたときに、そのウェルを識別するた
めの情報が音声出力されるように構成した場合には、多
数のウェルから、目的とするウェルを観察対象として選
択する作業が容易に行えることにもなる。
【0064】さらに、蛍光顕微鏡の観察領域下に新たな
ウェルが移動してきたときに、そのウェルに関して記憶
されていた検体情報が音声出力されるように構成した場
合には、蛍光顕微鏡の接眼レンズから目を離すことな
く、前回の判定結果等を確認できることになるので、信
頼性の高い検査が実現できることにもなる。
ウェルが移動してきたときに、そのウェルに関して記憶
されていた検体情報が音声出力されるように構成した場
合には、蛍光顕微鏡の接眼レンズから目を離すことな
く、前回の判定結果等を確認できることになるので、信
頼性の高い検査が実現できることにもなる。
【0065】また、検体情報の音声出力だけが行われる
ように構成しても、蛍光顕微鏡の接眼レンズから目を離
すことなく、そのウェル内に供されている被験サンプル
に関する検体情報を取得できることになり、検体情報を
正確に把握した状態で観察作業が行えることになる。
ように構成しても、蛍光顕微鏡の接眼レンズから目を離
すことなく、そのウェル内に供されている被験サンプル
に関する検体情報を取得できることになり、検体情報を
正確に把握した状態で観察作業が行えることになる。
【0066】さらに、検体情報として使用されることが
ある単語(たとえば、「陰性」、「陽性」といった判定
結果)がそれぞれに割り当てられたキーを用いる構成と
した場合には、目視による確認をしなくとも、判定結果
の入力を行うことが可能となるので、迅速に観察作業が
行えることになる。
ある単語(たとえば、「陰性」、「陽性」といった判定
結果)がそれぞれに割り当てられたキーを用いる構成と
した場合には、目視による確認をしなくとも、判定結果
の入力を行うことが可能となるので、迅速に観察作業が
行えることになる。
【図1】 本発明による蛍光抗体検査装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】 本発明による蛍光抗体検査装置で用いるスラ
イドプレートの構成を示す平面図である。
イドプレートの構成を示す平面図である。
【図3】 本発明による蛍光抗体検査装置がその動作時
に参照・更新する検体情報ファイルの概要を示した説明
図である。
に参照・更新する検体情報ファイルの概要を示した説明
図である。
【図4】 本発明による蛍光抗体検査装置における音声
入力がなされていない場合の動作の流れを示した流れ図
である。
入力がなされていない場合の動作の流れを示した流れ図
である。
【図5】 本発明による蛍光抗体検査装置における観察
対象領域把握処理の流れを示した流れ図である。
対象領域把握処理の流れを示した流れ図である。
【図6】 蛍光抗体検査に用いられるスライドプレート
の概要を示した斜視図である。
の概要を示した斜視図である。
【図7】 蛍光抗体検査時に観測される染色パターンを
示した説明図である。
示した説明図である。
11 蛍光顕微鏡 12 情報処理装置 13 マイク 14 スピーカ 20 試料ステージ 21 移動量検出部 22 CPU 23 ROM 24 RAM 25 音声入力変換部 26 音声出力変換部 27 記憶装置 28 表示装置 29 インタフェース 30 バス 31 割込信号線 41 スライドプレート 42 ウェル 51 ウェル識別情報 52 検体情報 53 文字検体情報 54 音声検体情報
Claims (5)
- 【請求項1】 被験サンプルが供される複数個のウェル
が設けられたスライドプレートを所定位置に保持すると
ともに、観察位置を前記スライドプレート上で移動させ
るための試料ステージを備えた蛍光顕微鏡と、 前記スライドプレート上に用意される被験サンプルに関
する検体情報を記憶するための記憶手段と、 前記試料ステージの所定の基準点からの移動量を検出す
る移動量検出手段と、 この移動量検出手段により検出された移動量と、前記ス
ライドプレート上の各ウェルの配置に関する予め定めら
れた配置情報とを用いて蛍光顕微鏡の観察対象のウェル
を指定する指定手段と、 この指定手段により指定されたウェル内の被験サンプル
に関する検体情報を音声によって入力する音声入力手段
と、 この音声入力手段により入力された検体情報を前記指定
手段により指定されるウェルと対応づけて前記記憶手段
に書き込む第1制御手段とを備えることを特徴とする蛍
光抗体検査装置。 - 【請求項2】 さらに、前記指定手段により新たなウェ
ルが指定されたときにそのウェルの識別情報を音声出力
するウェル識別情報音声出力手段を備えることを特徴と
する請求項1記載の蛍光抗体検査装置。 - 【請求項3】 さらに、前記指定手段により新たなウェ
ルが指定されたとき前記記憶手段内のその指定された新
たなウェルに関する検体情報を読み出す第2制御手段
と、 この第2制御手段により読み出された検体情報に応じた
音声情報を出力する音声出力手段とを備えることを特徴
とする請求項1または請求項2記載の蛍光抗体検査装
置。 - 【請求項4】 被験サンプルが供される複数個のウェル
が設けられたスライドプレートを所定位置に保持すると
ともに、観察位置を前記スライドプレート上で移動させ
るための試料ステージを備えた蛍光顕微鏡と、 前記スライドプレート上に用意される被験サンプルに関
する検体情報を記憶するための記憶手段と、 前記試料ステージの所定の基準点からの移動量を検出す
る移動量検出手段と、 この移動量検出手段により検出された移動量と、前記ス
ライドプレート上の各ウェルの配置に関する予め定めら
れた配置情報とを用いて蛍光顕微鏡の観察対象のウェル
を指定する指定手段と、 この指定手段により新たなウェルが指定されたとき前記
記憶手段内のその指定された新たなウェルに関する検体
情報を読み出す第2制御手段と、 この第2制御手段により読み出された検体情報に応じた
音声情報を出力する音声出力手段とを備えることを特徴
とする蛍光抗体検査装置。 - 【請求項5】 さらに、検体情報として使用される単語
がそれぞれ割り当てられた複数のキーを備え、押下され
たキーに割り当てられた単語を検体情報として入力する
キー入力手段と、 このキー入力手段により入力された検体情報を前記指定
手段により指定されるウェルと対応づけて前記記憶手段
に書き込む書込手段とを備えることを特徴とする請求項
4記載の蛍光抗体検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21223295A JPH0961436A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 蛍光抗体検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21223295A JPH0961436A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 蛍光抗体検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0961436A true JPH0961436A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16619155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21223295A Pending JPH0961436A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 蛍光抗体検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0961436A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009204451A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Yokogawa Electric Corp | ウェルプレートとそれを用いた蛍光イメージングシステム |
| JP4707296B2 (ja) * | 2000-02-18 | 2011-06-22 | パナソニック株式会社 | 測定システム |
| JP2018059727A (ja) * | 2016-10-03 | 2018-04-12 | 溝口 さとし | 病理診断における検体取り違え防止システム |
| KR20190112012A (ko) * | 2017-01-27 | 2019-10-02 | 론자 리미티드 | 자동화된 시스템의 동적 제어 |
-
1995
- 1995-08-21 JP JP21223295A patent/JPH0961436A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4707296B2 (ja) * | 2000-02-18 | 2011-06-22 | パナソニック株式会社 | 測定システム |
| JP2009204451A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Yokogawa Electric Corp | ウェルプレートとそれを用いた蛍光イメージングシステム |
| JP2018059727A (ja) * | 2016-10-03 | 2018-04-12 | 溝口 さとし | 病理診断における検体取り違え防止システム |
| KR20190112012A (ko) * | 2017-01-27 | 2019-10-02 | 론자 리미티드 | 자동화된 시스템의 동적 제어 |
| JP2020508441A (ja) * | 2017-01-27 | 2020-03-19 | ロンザ リミテッドLonza Limited | 自動化システムを動的に制御すること |
| KR20230030053A (ko) * | 2017-01-27 | 2023-03-03 | 론자 리미티드 | 자동화된 시스템의 동적 제어 |
| JP2023059907A (ja) * | 2017-01-27 | 2023-04-27 | ロンザ リミテッド | 自動化システムを動的に制御すること |
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