JPH0961441A - スキャニングプローブ - Google Patents
スキャニングプローブInfo
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- JPH0961441A JPH0961441A JP22066995A JP22066995A JPH0961441A JP H0961441 A JPH0961441 A JP H0961441A JP 22066995 A JP22066995 A JP 22066995A JP 22066995 A JP22066995 A JP 22066995A JP H0961441 A JPH0961441 A JP H0961441A
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Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】大型の試料も測定できる良好な走査型プローブ
顕微鏡を実現するためのスキャニングプローブを提供す
る。 【解決手段】チューブスキャナー2は一端が支柱(図示
せず)に固定され、自由端にはハウジング101が取り
付けられている。ハウジング101には、ニュートラル
時のチューブスキャナー2の中心軸103に一致する光
軸104を持つ対物レンズ8と、光軸104に45°の
角度で固定された反射ミラー102とが設けられてい
る。反射ミラー102と光軸104の交点は、対物レン
ズ8の後ろ側焦点面の近傍に位置している。対物レンズ
8の前側焦点面には、チップ7を先端に備えたカンチレ
バー6が紙面に垂直な向きでハウジング101に固定さ
れている。ハウジング101の外側には、対物レンズ8
と相俟って臨界角法合焦検出光学系を構成する部材が、
ベースに対して固定位置に配置されている。
顕微鏡を実現するためのスキャニングプローブを提供す
る。 【解決手段】チューブスキャナー2は一端が支柱(図示
せず)に固定され、自由端にはハウジング101が取り
付けられている。ハウジング101には、ニュートラル
時のチューブスキャナー2の中心軸103に一致する光
軸104を持つ対物レンズ8と、光軸104に45°の
角度で固定された反射ミラー102とが設けられてい
る。反射ミラー102と光軸104の交点は、対物レン
ズ8の後ろ側焦点面の近傍に位置している。対物レンズ
8の前側焦点面には、チップ7を先端に備えたカンチレ
バー6が紙面に垂直な向きでハウジング101に固定さ
れている。ハウジング101の外側には、対物レンズ8
と相俟って臨界角法合焦検出光学系を構成する部材が、
ベースに対して固定位置に配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査型プローブ顕
微鏡に用いられるスキャニングプローブ、すなわち、ト
ンネル電子や原子分子等の量子力学的要素と相互作用す
るチップを自由端に備えたカンチレバーと、カンチレバ
ーを走査する手段と、カンチレバーの上下動やねじれを
検出する検出光学系とから構成されるスキャニングプロ
ーブに関する。
微鏡に用いられるスキャニングプローブ、すなわち、ト
ンネル電子や原子分子等の量子力学的要素と相互作用す
るチップを自由端に備えたカンチレバーと、カンチレバ
ーを走査する手段と、カンチレバーの上下動やねじれを
検出する検出光学系とから構成されるスキャニングプロ
ーブに関する。
【0002】
【従来の技術】走査型プローブ顕微鏡(SPM)は、物
質の超微細構造を観察測定するための装置であり、走査
型トンネル顕微鏡(STM)、原子間力顕微鏡(AF
M)、ラテラルフォース顕微鏡(LFM)などの総称で
ある。
質の超微細構造を観察測定するための装置であり、走査
型トンネル顕微鏡(STM)、原子間力顕微鏡(AF
M)、ラテラルフォース顕微鏡(LFM)などの総称で
ある。
【0003】SPMの一例として、図6に示す装置が知
られている。ベース1に固定されたチューブスキャナー
2の自由端にサンプルステージ4が固定されており、こ
のサンプルステージ4の上にサンプル5が載置される。
チューブスキャナー2は、円筒状の圧電体に対して、そ
の内側に一つの共通電極を設け、外側に四つの駆動電極
3を設けて構成されたアクチュエーターで、各駆動電極
に印加する電圧を独立に制御することにより、その自由
端を振り子状に任意の方向に移動させることができる。
これによりサンプル5は、検出光学系100の光軸に対
してほぼ垂直な平面内でラスタースキャンされる。
られている。ベース1に固定されたチューブスキャナー
2の自由端にサンプルステージ4が固定されており、こ
のサンプルステージ4の上にサンプル5が載置される。
チューブスキャナー2は、円筒状の圧電体に対して、そ
の内側に一つの共通電極を設け、外側に四つの駆動電極
3を設けて構成されたアクチュエーターで、各駆動電極
に印加する電圧を独立に制御することにより、その自由
端を振り子状に任意の方向に移動させることができる。
これによりサンプル5は、検出光学系100の光軸に対
してほぼ垂直な平面内でラスタースキャンされる。
【0004】サンプル5の上方には、これと量子力学的
相互作用をする分子レベルの鋭利な先端を持つチップ7
が配置される。このチップ7はカンチレバー6の先端に
設けられており、片持ち梁状に支持される。また、カン
チレバー6の動きを検出するための臨界角法を用いた検
出光学系100が設けられている。この検出光学系10
0は、カンチレバー6の背面に対する合焦状態を調べる
ことにより、カンチレバー6の動きをとらえる。これら
のカンチレバー6と検出光学系100は、前述の走査機
構とは独立に設けられている。
相互作用をする分子レベルの鋭利な先端を持つチップ7
が配置される。このチップ7はカンチレバー6の先端に
設けられており、片持ち梁状に支持される。また、カン
チレバー6の動きを検出するための臨界角法を用いた検
出光学系100が設けられている。この検出光学系10
0は、カンチレバー6の背面に対する合焦状態を調べる
ことにより、カンチレバー6の動きをとらえる。これら
のカンチレバー6と検出光学系100は、前述の走査機
構とは独立に設けられている。
【0005】サンプル5がラスタースキャンされる際、
サンプル5の表面の微小な凹凸(ミクロンオーダー〜オ
ングストロームオーダー)に応じて、チップ7の先端と
サンプル5の表面の間に生じる量子力学的相互作用力に
より、カンチレバー6の自由端が微小に変位する。
サンプル5の表面の微小な凹凸(ミクロンオーダー〜オ
ングストロームオーダー)に応じて、チップ7の先端と
サンプル5の表面の間に生じる量子力学的相互作用力に
より、カンチレバー6の自由端が微小に変位する。
【0006】このカンチレバー6の自由端の変位すなわ
ちチップ7の変位を調べることにより、例えば、CDの
ピット形状のようなサブミクロンの表面構造から、グラ
ファイトやマイカの原子配列のようなオングストローム
以下の構造まで、画像化して観察することができる。
ちチップ7の変位を調べることにより、例えば、CDの
ピット形状のようなサブミクロンの表面構造から、グラ
ファイトやマイカの原子配列のようなオングストローム
以下の構造まで、画像化して観察することができる。
【0007】ここで、検出光学系100の動作について
説明する。レーザーダイオード(LD)9から射出され
たレーザー光は、コリメータレンズ10で平行光束にさ
れ、偏光ビームスプリッター(PBS)11で反射さ
れ、λ/4板12で円偏光にされ、対物レンズ8により
カンチレバー6の背面に集光される。カンチレバー6か
らの反射光は、対物レンズ8に入射し、λ/4板12に
より最初とは直交する直線偏光にされ、今度はPBS1
1を透過し、ハーフミラー13で二つに分割され、一方
は臨界角プリズム14を経て二分割ディテクタ15に入
射し、他方は臨界角プリズム16を経て二分割ディテク
タ17に入射する。
説明する。レーザーダイオード(LD)9から射出され
たレーザー光は、コリメータレンズ10で平行光束にさ
れ、偏光ビームスプリッター(PBS)11で反射さ
れ、λ/4板12で円偏光にされ、対物レンズ8により
カンチレバー6の背面に集光される。カンチレバー6か
らの反射光は、対物レンズ8に入射し、λ/4板12に
より最初とは直交する直線偏光にされ、今度はPBS1
1を透過し、ハーフミラー13で二つに分割され、一方
は臨界角プリズム14を経て二分割ディテクタ15に入
射し、他方は臨界角プリズム16を経て二分割ディテク
タ17に入射する。
【0008】ここで、カンチレバー6の位置と二分割デ
ィテクタの出力の関係について、図5を参照して説明す
る。まず、カンチレバー6の自由端は、水平状態を維持
したまま、上下方向に変位するものとして考える。カン
チレバー6が合焦位置にあるとき、二分割ディタクタ1
5に入射するビームは、図5(a)に示されるように、
その強度分布は均一で、二分割ディテクタ15の各受光
部の出力A、Bは等しい。一方、カンチレバー6が非合
焦位置にあるとき、臨界角プリズム14に入射するビー
ムは平行光束ではなく、集束性光束または発散性光束と
なるため、光軸に対して左右いずれかは全反射条件から
はずれ、プリズム内部での反射に際して損失が生じ、図
5(b)または図5(c)に示されるように、その強度
分布は不均一となり、各受光部の出力A、Bは等しくな
くなる。従って、A−Bを調べることにより、カンチレ
バー6の上下方向の変位が求められる。この説明は二分
割ディテクタ15に関するものであるが、二分割ディテ
クタ17についても同様である。
ィテクタの出力の関係について、図5を参照して説明す
る。まず、カンチレバー6の自由端は、水平状態を維持
したまま、上下方向に変位するものとして考える。カン
チレバー6が合焦位置にあるとき、二分割ディタクタ1
5に入射するビームは、図5(a)に示されるように、
その強度分布は均一で、二分割ディテクタ15の各受光
部の出力A、Bは等しい。一方、カンチレバー6が非合
焦位置にあるとき、臨界角プリズム14に入射するビー
ムは平行光束ではなく、集束性光束または発散性光束と
なるため、光軸に対して左右いずれかは全反射条件から
はずれ、プリズム内部での反射に際して損失が生じ、図
5(b)または図5(c)に示されるように、その強度
分布は不均一となり、各受光部の出力A、Bは等しくな
くなる。従って、A−Bを調べることにより、カンチレ
バー6の上下方向の変位が求められる。この説明は二分
割ディテクタ15に関するものであるが、二分割ディテ
クタ17についても同様である。
【0009】これまで、カンチレバー6の自由端は常に
水平であるとしたが、実際には、上下方向の変位に伴な
って、その傾きも変わる。カンチレバー6の自由端が傾
きがあると、カンチレバーの位置が合焦状態であって
も、反射光が光軸からずれるために、二分割ディテクタ
15に入射するビームは、図5(d)に示されるよう
に、中心位置からずれたものとなる。このため、カンチ
レバー6が合焦位置にあっても、A−Bが0にならな
い。
水平であるとしたが、実際には、上下方向の変位に伴な
って、その傾きも変わる。カンチレバー6の自由端が傾
きがあると、カンチレバーの位置が合焦状態であって
も、反射光が光軸からずれるために、二分割ディテクタ
15に入射するビームは、図5(d)に示されるよう
に、中心位置からずれたものとなる。このため、カンチ
レバー6が合焦位置にあっても、A−Bが0にならな
い。
【0010】この傾きに対するビームの移動による誤差
を補正するために、検出光学系100は、図6に示され
る位置関係で配置された二つの臨界角プリズム14と1
6を有しており、カンチレバー6の自由端の変位は、二
分割ディテクタ15と17の各受光部の出力をそれぞれ
A、B、C、Dとして、(A−B)+(C−D)で求め
られる。カンチレバー6が傾いた状態で合焦位置にある
ときの、二分割ディテクタ15と17に入射するビーム
は、図5(d)と図5(e)に示され、これから分かる
ように、カンチレバー6が傾いていても合焦位置にあれ
ば(A−B)+(C−D)は0になり、カンチレバー6
の傾きによるビームの移動に起因する誤差は自動的に補
正される。
を補正するために、検出光学系100は、図6に示され
る位置関係で配置された二つの臨界角プリズム14と1
6を有しており、カンチレバー6の自由端の変位は、二
分割ディテクタ15と17の各受光部の出力をそれぞれ
A、B、C、Dとして、(A−B)+(C−D)で求め
られる。カンチレバー6が傾いた状態で合焦位置にある
ときの、二分割ディテクタ15と17に入射するビーム
は、図5(d)と図5(e)に示され、これから分かる
ように、カンチレバー6が傾いていても合焦位置にあれ
ば(A−B)+(C−D)は0になり、カンチレバー6
の傾きによるビームの移動に起因する誤差は自動的に補
正される。
【0011】この傾き補正の説明からLFMへの応用が
容易に考えられる。すなわち、カンチレバー6が図の様
に紙面内方向ではなく、紙面に対して垂直方向に延びる
ように配置されれば、ラテラルフォースによるカンチレ
バー6のねじれが、図5(d)と図5(e)のビームシ
フトとなって現れる。そこで(A−B)+(C−D)が
0になるように、チューブスキャナー2のZ方向を制御
して常に合焦状態を維持しながら、(A−B)+(D−
C)を計算してやれば、カンチレバーのねじれ角が測定
できる。A−BまたはD−Cのいずれか一方でもよい
が、両方を積算することで感度が向上する。
容易に考えられる。すなわち、カンチレバー6が図の様
に紙面内方向ではなく、紙面に対して垂直方向に延びる
ように配置されれば、ラテラルフォースによるカンチレ
バー6のねじれが、図5(d)と図5(e)のビームシ
フトとなって現れる。そこで(A−B)+(C−D)が
0になるように、チューブスキャナー2のZ方向を制御
して常に合焦状態を維持しながら、(A−B)+(D−
C)を計算してやれば、カンチレバーのねじれ角が測定
できる。A−BまたはD−Cのいずれか一方でもよい
が、両方を積算することで感度が向上する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図6に示した装置は、
チューブスキャナーと臨界角法による合焦検出光学系を
組み合わせることにより、カンチレバーの極めて微小な
上下変位とねじれ角を同時に測定でき、AFMやLFM
として利用でき、大変有用である。
チューブスキャナーと臨界角法による合焦検出光学系を
組み合わせることにより、カンチレバーの極めて微小な
上下変位とねじれ角を同時に測定でき、AFMやLFM
として利用でき、大変有用である。
【0013】しかし、図6の装置には、以下のような問
題点がある。こうした極微細構造の検討に対するニーズ
は、半導体や液晶パネルの製造分野にまで広がりつつあ
り、必然的に大きなサンプルの観察測定が望まれてい
る。これに対して、図1の装置では、サンプルの走査機
構は極めて小規模であり、8インチウェハーや大型液晶
パネルを搭載する能力がない。
題点がある。こうした極微細構造の検討に対するニーズ
は、半導体や液晶パネルの製造分野にまで広がりつつあ
り、必然的に大きなサンプルの観察測定が望まれてい
る。これに対して、図1の装置では、サンプルの走査機
構は極めて小規模であり、8インチウェハーや大型液晶
パネルを搭載する能力がない。
【0014】チューブスキャナーに代えて、大型の走査
ステージを用いてサンプルを走査しようとすると、ステ
ージ移動の分解能がけた違いに不足する。すなわち、こ
の手の装置の目的は、前述したように、ミクロンオーダ
ーからオングストロームオーダーまでの微細構造の測定
を行なうことにあり、測定のための横分解能も同等のレ
ベルを必要とするので、ウェハーや液晶パネルを搭載し
得るようなステージでは、この精度を実現することは難
しい上に、走査速度も激減する。
ステージを用いてサンプルを走査しようとすると、ステ
ージ移動の分解能がけた違いに不足する。すなわち、こ
の手の装置の目的は、前述したように、ミクロンオーダ
ーからオングストロームオーダーまでの微細構造の測定
を行なうことにあり、測定のための横分解能も同等のレ
ベルを必要とするので、ウェハーや液晶パネルを搭載し
得るようなステージでは、この精度を実現することは難
しい上に、走査速度も激減する。
【0015】また、検出光学系100の方をチューブス
キャナーで支持して、これを走査させようとすると、圧
電素子の力学的能力に対し、検出系100の荷重が過大
となり、チューブスキャナーの振動特性が劣化し、高速
走査には堪えられない。
キャナーで支持して、これを走査させようとすると、圧
電素子の力学的能力に対し、検出系100の荷重が過大
となり、チューブスキャナーの振動特性が劣化し、高速
走査には堪えられない。
【0016】さらに、カンチレバー6のみを走査させよ
うとすると、走査範囲は最大100μm×100μm程
度が望まれるので、測定ビームがカンチレバー6から外
れてしまったり、カンチレバー6上でのビーム位置の移
動量が大きくなることで、致命的な測定誤差が生じるお
それがある。本発明は、大型の試料にも対応し得る走査
型プローブ顕微鏡を実現するためのスキャニングプロー
ブを提供することを目的とする。
うとすると、走査範囲は最大100μm×100μm程
度が望まれるので、測定ビームがカンチレバー6から外
れてしまったり、カンチレバー6上でのビーム位置の移
動量が大きくなることで、致命的な測定誤差が生じるお
それがある。本発明は、大型の試料にも対応し得る走査
型プローブ顕微鏡を実現するためのスキャニングプロー
ブを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のスキャニングプ
ローブは、尖鋭なチップを先端に備えるカンチレバー
と、その前側焦点面にカンチレバーが位置するように配
置された対物レンズと、対物レンズの光軸に対して傾け
て配置された平面ミラーであって、対物レンズの光軸と
の交点が対物レンズの後ろ側焦点面近傍に位置する平面
ミラーと、カンチレバーと対物レンズと平面ミラーを収
容し、これらを所定の位置関係に保持するハウジング
と、ハウジングを移動可能に支持するスキャナーと、ハ
ウジングとは独立に設けられた、カンチレバーの変位と
ねじれを光学的に検出する検出光学系とを有している。
検出光学系は平面ミラーに向けて平行光束を射出し、平
行光束は平面ミラーで反射されて対物レンズによりカン
チレバーに集光される。カンチレバーで反射された光は
対物レンズを通って平面ミラーにより検出光学系に向け
て反射され、検出光学系はこの反射光を受け、これに基
づきカンチレバーの変位とねじれを検出する。
ローブは、尖鋭なチップを先端に備えるカンチレバー
と、その前側焦点面にカンチレバーが位置するように配
置された対物レンズと、対物レンズの光軸に対して傾け
て配置された平面ミラーであって、対物レンズの光軸と
の交点が対物レンズの後ろ側焦点面近傍に位置する平面
ミラーと、カンチレバーと対物レンズと平面ミラーを収
容し、これらを所定の位置関係に保持するハウジング
と、ハウジングを移動可能に支持するスキャナーと、ハ
ウジングとは独立に設けられた、カンチレバーの変位と
ねじれを光学的に検出する検出光学系とを有している。
検出光学系は平面ミラーに向けて平行光束を射出し、平
行光束は平面ミラーで反射されて対物レンズによりカン
チレバーに集光される。カンチレバーで反射された光は
対物レンズを通って平面ミラーにより検出光学系に向け
て反射され、検出光学系はこの反射光を受け、これに基
づきカンチレバーの変位とねじれを検出する。
【0018】例えば、検出光学系は、反射光のビームの
位置を検出する手段と、臨界角法により合焦状態を検出
する手段とを有している。あるいは、検出光学系は、反
射光のビームの位置を検出する手段と、共焦点法により
合焦状態を検出する手段とを有している。
位置を検出する手段と、臨界角法により合焦状態を検出
する手段とを有している。あるいは、検出光学系は、反
射光のビームの位置を検出する手段と、共焦点法により
合焦状態を検出する手段とを有している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。第一の実施の形態につ
いて図1を用いて説明する。図中、従来例と同じ部材
は、同じ参照符号で示してある。
の実施の形態について説明する。第一の実施の形態につ
いて図1を用いて説明する。図中、従来例と同じ部材
は、同じ参照符号で示してある。
【0020】サンプル5はXYステージ(図示せず)の
上に載置され、XYステージを用いて比較的大型なサン
プル5の中の測定箇所が、チューブスキャナー2の中心
軸103の近辺に配置される。
上に載置され、XYステージを用いて比較的大型なサン
プル5の中の測定箇所が、チューブスキャナー2の中心
軸103の近辺に配置される。
【0021】チューブスキャナー2は一端が支柱(図示
せず)に固定されており、自由端にはハウジング101
が取り付けられている。ハウジング101の中には、チ
ューブスキャナー2がニュートラルな状態のときに、中
心軸103に一致する光軸104を有する対物レンズ8
と、光軸104に45°の角度で固定された反射ミラー
102とが設けられている。反射ミラー102と光軸1
04の交点は、対物レンズ8の後ろ側焦点面の近傍に位
置している。
せず)に固定されており、自由端にはハウジング101
が取り付けられている。ハウジング101の中には、チ
ューブスキャナー2がニュートラルな状態のときに、中
心軸103に一致する光軸104を有する対物レンズ8
と、光軸104に45°の角度で固定された反射ミラー
102とが設けられている。反射ミラー102と光軸1
04の交点は、対物レンズ8の後ろ側焦点面の近傍に位
置している。
【0022】対物レンズ8の前側焦点面には、チップ7
を先端に備えたカンチレバー6が、紙面に垂直な方向に
延びる向きで、ハウジング101の壁面に固定されてい
る。チューブスキャナー2は、従来例と同様に、外側に
四つの駆動電極(図示せず)を持ち、これに印加する電
圧を制御することにより、自由端を任意の方向に振り子
状に移動できる。これにより、チップ7はサンプル5の
表面をラスター走査される。
を先端に備えたカンチレバー6が、紙面に垂直な方向に
延びる向きで、ハウジング101の壁面に固定されてい
る。チューブスキャナー2は、従来例と同様に、外側に
四つの駆動電極(図示せず)を持ち、これに印加する電
圧を制御することにより、自由端を任意の方向に振り子
状に移動できる。これにより、チップ7はサンプル5の
表面をラスター走査される。
【0023】ハウジング101の外側には、従来例と同
じ臨界角法合焦検出光学系100を構成する対物レンズ
8以外の部材が、ベースに対して固定位置に配置されて
いる。
じ臨界角法合焦検出光学系100を構成する対物レンズ
8以外の部材が、ベースに対して固定位置に配置されて
いる。
【0024】LD9からの入射光(その主光線を符号1
05で示してある)は、コリメートレンズ10で平行光
束にされ、偏光ビームスプリッター11で反射され、λ
/4板12を通過し、反射ミラー102に入射する。入
射光105は、チューブスキャナー2がニュートラルの
位置にある場合、対物レンズ8の光軸104と反射ミラ
ー102の交点に入射する。しかし、図1に示されるよ
うに、チューブスキャナー2が移動した状態では、入射
光105は前述の交点よりわずか下方に入射する。反射
ミラー102で反射された入射光105が光軸104に
対して成す角度は、光軸104と中心軸103が成す角
度θに等しくθである。従って、入射光105は、対物
レンズ8の焦点距離をfとして、カンチレバー6の背面
に対して、光軸104からftanθだけ離れた点に集
光する。
05で示してある)は、コリメートレンズ10で平行光
束にされ、偏光ビームスプリッター11で反射され、λ
/4板12を通過し、反射ミラー102に入射する。入
射光105は、チューブスキャナー2がニュートラルの
位置にある場合、対物レンズ8の光軸104と反射ミラ
ー102の交点に入射する。しかし、図1に示されるよ
うに、チューブスキャナー2が移動した状態では、入射
光105は前述の交点よりわずか下方に入射する。反射
ミラー102で反射された入射光105が光軸104に
対して成す角度は、光軸104と中心軸103が成す角
度θに等しくθである。従って、入射光105は、対物
レンズ8の焦点距離をfとして、カンチレバー6の背面
に対して、光軸104からftanθだけ離れた点に集
光する。
【0025】カンチレバー6で反射された検出光106
は、対物レンズ8を通って、反射ミラー102に入射す
る。その入射位置は、反射ミラー102と光軸104の
交点よりもわずか上方に位置する。従って、反射ミラー
102で反射された検出光106は、入射光105に対
して上方にδyずれ、λ/4板12に向かう。λ/4板
12を通過した検出光106は、偏光ビームスプリッタ
ー11を透過し、ハーフミラー13で二分され、それぞ
れ臨界角プリズム14と16を経て、二分割ディテクタ
ー15と17に入射する。
は、対物レンズ8を通って、反射ミラー102に入射す
る。その入射位置は、反射ミラー102と光軸104の
交点よりもわずか上方に位置する。従って、反射ミラー
102で反射された検出光106は、入射光105に対
して上方にδyずれ、λ/4板12に向かう。λ/4板
12を通過した検出光106は、偏光ビームスプリッタ
ー11を透過し、ハーフミラー13で二分され、それぞ
れ臨界角プリズム14と16を経て、二分割ディテクタ
ー15と17に入射する。
【0026】このスキャニングプローブをラテラルフォ
ース顕微鏡(LFM)に用いる場合には、入射光105
に対する検出光106のずれδyは、従来例の説明から
容易に理解できるように、カンチレバー6のねじれ角に
対して測定誤差となって重畳される。(なお、このスキ
ャニングプローブをAFMに用いる場合には、単にチッ
プ7の上下動を測定するので、前述したように傾きによ
る誤差は二個の臨界角プリズムによって補正されるので
問題はない)。従って、入射光105と検出光106の
ずれδyが、LFMにとって無視できるほど微小であれ
ば、LFMの検出信号に対し、何等補正を加えることな
く、全走査領域でカンチレバー6のねじれ角を正確に測
定することができる。
ース顕微鏡(LFM)に用いる場合には、入射光105
に対する検出光106のずれδyは、従来例の説明から
容易に理解できるように、カンチレバー6のねじれ角に
対して測定誤差となって重畳される。(なお、このスキ
ャニングプローブをAFMに用いる場合には、単にチッ
プ7の上下動を測定するので、前述したように傾きによ
る誤差は二個の臨界角プリズムによって補正されるので
問題はない)。従って、入射光105と検出光106の
ずれδyが、LFMにとって無視できるほど微小であれ
ば、LFMの検出信号に対し、何等補正を加えることな
く、全走査領域でカンチレバー6のねじれ角を正確に測
定することができる。
【0027】この条件を満足させることができるかどう
かを検討するため、図2の光路図を用いて、δyの計算
式を導いた。チューブスキャナー2の支点から、対物レ
ンズ8の光軸104と反射ミラー102の交点102c
までの長さをl、チューブスキャナー2が走査されるこ
とにより、光軸104が中心軸103に対して成す角を
θ、交点102cの振れ幅をwとすると、交点102c
の上昇量Δは、次式で与えられる。
かを検討するため、図2の光路図を用いて、δyの計算
式を導いた。チューブスキャナー2の支点から、対物レ
ンズ8の光軸104と反射ミラー102の交点102c
までの長さをl、チューブスキャナー2が走査されるこ
とにより、光軸104が中心軸103に対して成す角を
θ、交点102cの振れ幅をwとすると、交点102c
の上昇量Δは、次式で与えられる。
【0028】
【数1】
【0029】反射ミラー102と光軸104の交点10
2cから対物レンズ8の後ろ側焦点までの距離をz、対
物レンズ8の焦点距離をfとすると、入射光105がカ
ンチレバー6に入射する角度Φは次式となる。
2cから対物レンズ8の後ろ側焦点までの距離をz、対
物レンズ8の焦点距離をfとすると、入射光105がカ
ンチレバー6に入射する角度Φは次式となる。
【0030】
【数2】
【0031】以後、適当なxy座標軸に対する反射ミラ
ー102の式と、対物レンズ8から反射ミラー102ま
での検出光106の式を導き、その交点座標(x,y)
を求める作業を経て、最終的に、ずれδyが次式で得ら
れる。
ー102の式と、対物レンズ8から反射ミラー102ま
での検出光106の式を導き、その交点座標(x,y)
を求める作業を経て、最終的に、ずれδyが次式で得ら
れる。
【0032】
【数3】
【0033】(3)式に基づくシミュレーション結果を
図3に示す。横軸は走査幅wに対する光軸104の傾き
θ(w)、縦軸がδyである。反射ミラー102の位置
によるδyの変化の様子がよく理解できる。
図3に示す。横軸は走査幅wに対する光軸104の傾き
θ(w)、縦軸がδyである。反射ミラー102の位置
によるδyの変化の様子がよく理解できる。
【0034】数値の一例をあげると、l=80mm、f
=5mm、θ=0.0358°、w=50μm、z=0
の場合、δy=0.0287μmとなる。LFMとし
て、カンチレバー6のねじれ角に対するδyも式(3)
を用いて計算することができる。ただし、ねじれ角をφ
とすると、式(3)のΦの代わりにΦ+2φを用いなけ
ればならない。
=5mm、θ=0.0358°、w=50μm、z=0
の場合、δy=0.0287μmとなる。LFMとし
て、カンチレバー6のねじれ角に対するδyも式(3)
を用いて計算することができる。ただし、ねじれ角をφ
とすると、式(3)のΦの代わりにΦ+2φを用いなけ
ればならない。
【0035】φに対するδyの数値例として、θ=0、
φ=2°、その他の条件は上記数値例と同じとすると、
δy=349.634μmとなる。従って、S/Nは、
0.8×10-4となり、補正を必要としないレベルと考
えてよい。
φ=2°、その他の条件は上記数値例と同じとすると、
δy=349.634μmとなる。従って、S/Nは、
0.8×10-4となり、補正を必要としないレベルと考
えてよい。
【0036】カンチレバー6上の集光点と光軸104の
ずれ量は前述したようにftanθなので、±3.1μ
mであり、測定ビームがカンチレバー6から外れたり、
カンチレバー6の上下動の測定に多大の誤差を生じさせ
ることはない。
ずれ量は前述したようにftanθなので、±3.1μ
mであり、測定ビームがカンチレバー6から外れたり、
カンチレバー6の上下動の測定に多大の誤差を生じさせ
ることはない。
【0037】さらに副次的利点として、カンチレバー6
が傾いた状態でデフォーカスした場合、二分割ディテク
ター15と17に入射するビームは、図5(f)と図5
(g)に示されるように、強度分布の暗部(点々で示し
た部分)と明部の境界がディテクターの分割線からずれ
てしまうのが一般的である。従って、従来例で説明した
傾き補正は、合焦点を誤ることはないが、非合焦量に対
する信号の直線性が微妙に変化する。しかし、本発明に
おいては、zがゼロまたは極微小なので、前述のずれは
ほぼΔと考えてよい。なぜなら、強度分布変化の境界線
は図2の対物レンズ8に垂直に戻る一点鎖線に対応し、
これは必ず光軸104とFBで交わる。従って、ここに
反射ミラー102の光軸104の交点102cがあれ
ば、その入射光105とのずれはΔとなる。
が傾いた状態でデフォーカスした場合、二分割ディテク
ター15と17に入射するビームは、図5(f)と図5
(g)に示されるように、強度分布の暗部(点々で示し
た部分)と明部の境界がディテクターの分割線からずれ
てしまうのが一般的である。従って、従来例で説明した
傾き補正は、合焦点を誤ることはないが、非合焦量に対
する信号の直線性が微妙に変化する。しかし、本発明に
おいては、zがゼロまたは極微小なので、前述のずれは
ほぼΔと考えてよい。なぜなら、強度分布変化の境界線
は図2の対物レンズ8に垂直に戻る一点鎖線に対応し、
これは必ず光軸104とFBで交わる。従って、ここに
反射ミラー102の光軸104の交点102cがあれ
ば、その入射光105とのずれはΔとなる。
【0038】ちなみに、前述の数値例における条件での
Δは、z=0ならば15.6nmでしかない。従って、
二分割ディテクター15と17上でのビームは図5
(h)と図5(i)のようになり、傾き補正がほぼ理想
的に効果を発揮する。
Δは、z=0ならば15.6nmでしかない。従って、
二分割ディテクター15と17上でのビームは図5
(h)と図5(i)のようになり、傾き補正がほぼ理想
的に効果を発揮する。
【0039】これまで、カンチレバーの動きを検出する
光学系としては、臨界角法を用いたものを例にあげて説
明してきたが、検出光学系はこれに限るものではない。
次に、検出光学系の別の例について、図4を参照して説
明する。
光学系としては、臨界角法を用いたものを例にあげて説
明してきたが、検出光学系はこれに限るものではない。
次に、検出光学系の別の例について、図4を参照して説
明する。
【0040】この検出光学系は、ハーフミラー13まで
は図1の光学系と同じであり、それ以降の部分におい
て、ビームの位置を検出する手段と、共焦点法により合
焦状態を検出する手段とを有している。
は図1の光学系と同じであり、それ以降の部分におい
て、ビームの位置を検出する手段と、共焦点法により合
焦状態を検出する手段とを有している。
【0041】具体的には、検出光学系は、図4に示すよ
うに、ハーフミラー13で反射されたビームの位置を調
べるポジションセンサー18、ハーフミラー13を透過
したビームを集光するレンズ19、レンズ19を通過し
たビームを二つに分けるハーフミラー20、ハーフミラ
ー20を透過したビームの集光点よりも後方に配置され
たピンホール21、ピンホール21を通過した光の強度
を検出する光検出器22、ハーフミラー20で反射され
たビームの集光点よりも前方に配置されたピンホール2
3、ピンホール23を通過した光の強度を検出する光検
出器24とを有している。
うに、ハーフミラー13で反射されたビームの位置を調
べるポジションセンサー18、ハーフミラー13を透過
したビームを集光するレンズ19、レンズ19を通過し
たビームを二つに分けるハーフミラー20、ハーフミラ
ー20を透過したビームの集光点よりも後方に配置され
たピンホール21、ピンホール21を通過した光の強度
を検出する光検出器22、ハーフミラー20で反射され
たビームの集光点よりも前方に配置されたピンホール2
3、ピンホール23を通過した光の強度を検出する光検
出器24とを有している。
【0042】二つのピンホール21と23は、ビームの
集光点から等しい距離、前後にずらして配置されてい
る。従って、カンチレバー6が合焦位置にあるときに
は、二つの光検出器22と24で検出される光量は等し
く、二つの光検出器22と24の出力差は0を示す。
集光点から等しい距離、前後にずらして配置されてい
る。従って、カンチレバー6が合焦位置にあるときに
は、二つの光検出器22と24で検出される光量は等し
く、二つの光検出器22と24の出力差は0を示す。
【0043】カンチレバー6が上下に移動して合焦位置
からはずれると、それに応じてビームの集光点が光軸に
沿って前後に移動するため、二つの光検出器22と24
に入射する光の光量が等しくなくなる。従って、二つの
光検出器22と24の出力差を調べることにより、カン
チレバー6の上下方向の移動を測定できる。
からはずれると、それに応じてビームの集光点が光軸に
沿って前後に移動するため、二つの光検出器22と24
に入射する光の光量が等しくなくなる。従って、二つの
光検出器22と24の出力差を調べることにより、カン
チレバー6の上下方向の移動を測定できる。
【0044】また、カンチレバー6がねじれると、ポジ
ションセンサー18に入射するビームの位置が移動す
る。従って、ビームの入射位置を調べることにより、カ
ンチレバー6のねじれが求められる。
ションセンサー18に入射するビームの位置が移動す
る。従って、ビームの入射位置を調べることにより、カ
ンチレバー6のねじれが求められる。
【0045】
【発明の効果】本発明のスキャニングプローブによれ
ば、カンチレバーを走査するタイプの走査型プローブ顕
微鏡が構成でき、シリコンウェハーやLCD基板などの
大型サンプルにも対応できるようになる。
ば、カンチレバーを走査するタイプの走査型プローブ顕
微鏡が構成でき、シリコンウェハーやLCD基板などの
大型サンプルにも対応できるようになる。
【0046】検出光学系は、ハウジングとは独立に設け
られているので、スキャナーの負荷が著しく大きくなる
ことはなく、振動特性が著しく損なわれることもない。
平面ミラーは、対物レンズの光軸と交わる位置が、対物
レンズの後ろ側焦点面近傍に配置されているので、スキ
ャナーの走査に伴なって生じる光路のずれが最小に抑え
られ、測定精度が著しく損なわれることもない。
られているので、スキャナーの負荷が著しく大きくなる
ことはなく、振動特性が著しく損なわれることもない。
平面ミラーは、対物レンズの光軸と交わる位置が、対物
レンズの後ろ側焦点面近傍に配置されているので、スキ
ャナーの走査に伴なって生じる光路のずれが最小に抑え
られ、測定精度が著しく損なわれることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のスキャニングプローブの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】図1のスキャニングプローブにおける光路を示
す図である。
す図である。
【図3】角θとずれδyの関係を示すグラフである。
【図4】図1の検出光学系に代わる別の検出光学系の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図5】図1または図6に示される臨界角法を用いた検
出光学系における二分割ディテクター上のビームのパタ
ーンを示す図である。
出光学系における二分割ディテクター上のビームのパタ
ーンを示す図である。
【図6】走査型プローブ顕微鏡の従来例を示す図であ
る。
る。
2…チューブスキャナー、6…カンチレバー、7…チッ
プ、8…対物レンズ、9…レーザーダイオード、10…
コリメータレンズ、11…偏光ビームスプリッター、1
2…λ/4板、13…ハーフミラー、14…臨界角プリ
ズム、15…二分割ディテクタ、16…臨界角プリズ
ム、17…二分割ディテクタ、101…ハウジング、1
02…反射ミラー。
プ、8…対物レンズ、9…レーザーダイオード、10…
コリメータレンズ、11…偏光ビームスプリッター、1
2…λ/4板、13…ハーフミラー、14…臨界角プリ
ズム、15…二分割ディテクタ、16…臨界角プリズ
ム、17…二分割ディテクタ、101…ハウジング、1
02…反射ミラー。
Claims (3)
- 【請求項1】尖鋭なチップを先端に備えるカンチレバー
と、 その前側焦点面にカンチレバーが位置するように配置さ
れた対物レンズと、 対物レンズの光軸に対して傾けて配置された平面ミラー
であって、対物レンズの光軸との交点が対物レンズの後
ろ側焦点面近傍に位置する平面ミラーと、 カンチレバーと対物レンズと平面ミラーを収容し、これ
らを所定の位置関係に保持するハウジングと、 ハウジングを移動可能に支持するスキャナーと、 ハウジングとは独立に設けられた、カンチレバーの変位
とねじれを光学的に検出する検出光学系とを有し、検出
光学系は平面ミラーに向けて平行光束を射出し、平行光
束は平面ミラーで反射されて対物レンズによりカンチレ
バーに集光され、カンチレバーで反射された光は対物レ
ンズを通って平面ミラーにより検出光学系に向けて反射
され、検出光学系はこの反射光を受けてこれに基づきカ
ンチレバーの変位とねじれを検出する、スキャニングプ
ローブ。 - 【請求項2】請求項1において、検出光学系は、反射光
のビームの位置を検出する手段と、臨界角法により合焦
状態を検出する手段とを有している、スキャニングプロ
ーブ。 - 【請求項3】請求項1において、検出光学系は、反射光
のビームの位置を検出する手段と、共焦点法により合焦
状態を検出する手段とを有している、スキャニングプロ
ーブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22066995A JPH0961441A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | スキャニングプローブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22066995A JPH0961441A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | スキャニングプローブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0961441A true JPH0961441A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16754605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22066995A Withdrawn JPH0961441A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | スキャニングプローブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0961441A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7681439B2 (en) | 2006-08-23 | 2010-03-23 | Mitutoyo Corporation | Measuring apparatus |
| KR20210022917A (ko) * | 2019-08-21 | 2021-03-04 | 경북대학교 산학협력단 | 고속 원자힘 현미경 |
-
1995
- 1995-08-29 JP JP22066995A patent/JPH0961441A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7681439B2 (en) | 2006-08-23 | 2010-03-23 | Mitutoyo Corporation | Measuring apparatus |
| KR20210022917A (ko) * | 2019-08-21 | 2021-03-04 | 경북대학교 산학협력단 | 고속 원자힘 현미경 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |