JPH0961779A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JPH0961779A
JPH0961779A JP21784595A JP21784595A JPH0961779A JP H0961779 A JPH0961779 A JP H0961779A JP 21784595 A JP21784595 A JP 21784595A JP 21784595 A JP21784595 A JP 21784595A JP H0961779 A JPH0961779 A JP H0961779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
light
crystal display
display element
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21784595A
Other languages
English (en)
Inventor
Makiko Satou
摩希子 佐藤
Yuzo Hisatake
雄三 久武
Ryoichi Watanabe
良一 渡辺
Hitoshi Hado
仁 羽藤
Yoshihiro Watanabe
好浩 渡邉
Hiroyoshi Nakamura
弘喜 中村
Nobu Ikegaki
展 生垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP21784595A priority Critical patent/JPH0961779A/ja
Publication of JPH0961779A publication Critical patent/JPH0961779A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光散乱特性が高く、駆動電圧が低く、視野角
が広く、応答速度も速い液晶表示素子を具備する、スク
リーンが置かれた環境の下でより見易い表示画像を得る
ことができる液晶表示装置を提供すること。 【解決手段】 光源光学系と液晶表示素子との間に配置
される第1の絞り手段と、液晶表示素子と投射光学系と
の間に配置される第2の絞り手段と、スクリーンの明る
さに基づいて、第1及び/又は第2絞り手段の集光角を
調整する制御手段とを具備する液晶表示装置において、
前記液晶表示素子を構成する一対の基板の少なくとも一
方の電極は、最も広い部分の幅を50μm以下とする導
電体部と最も広い部分の幅を50μm以下とする非導電
体部を有し、一方の電極の導電体部と他方の電極の非導
電体部が対向しており、かつ非導電体部の最も狭い部分
の幅をSとし、一対の基板間の間隔をDとしたとき、 S/2D≧tan(π/9) の関係を満すことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号に基づい
て画像処理を行う液晶表示装置に係り、特に、光源光を
液晶表示素子を介してスクリーン上に投射する液晶表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、プラズマ発光パネルや液晶パネル
がCRT表示装置に代わる小型で軽量な平面表示装置と
して注目されている。この平面表示装置は、表示動作に
おいて自ら光を放つ自発光型のものと、表示動作におい
て独立した光源から入射する光の透過率を制御する透過
率制御型のものとにほぼ分類できる。例えば、プラズマ
発光パネルは自発光型に属し、液晶パネルは透過率制御
型に属する。
【0003】この中で特に液晶パネルは次世代の表示装
置の本命として考えられ、その技術開発が様々な実用分
野で進められている。一般的な液晶パネルは、液晶デバ
イスハンドブックで紹介されているツイステッドネマテ
ィック型に代表されるように、偏光板を使用して線偏光
された光を複屈折性または旋光性を示す液晶層に入射さ
せることを特徴とする。しかし、こうした液晶パネル
は、光源から得られる光量が偏光板を通過する際に1/
2に低下するという欠点を有する。
【0004】最近では、上述した偏光板を必要としない
液晶パネルが開発されている。この液晶パネルは、液晶
材料が高分子樹脂中に分散される高分子分散型、又は微
粒子が液晶材料中に分散される微粒子分散型の液晶層を
透明な1対の電極基板間に有し、この液晶層に入射した
光線の空間的な伝搬方向を変調させる散乱型変調素子と
して機能する。この場合、光源光の利用効率は、偏光板
を用いた装置よりも向上される。
【0005】高分子分散型液晶は、例えば電圧が印加さ
れない電極間の画素領域において入射光線を散乱させる
乳白色の光散乱状態に設定され、電圧が印加される電極
間の画素領域において、入射光線が散乱しにくい透明な
光透過状態に設定される。このため、各画素領域の散乱
性がその透過光および反射光の強度を映像信号に応じて
変化するよう制御され、これら透過光および反射光のい
ずれか一方が投射光学系によりスクリーンに導かれる。
【0006】高分子分散型液晶は、そのポリマーの形状
やポリマーと液晶層との混合比に制約がある。また外部
から印加した電圧は、ポリマーと液晶層とに分圧される
ため、液晶には印加電圧の一部しか印加されない。この
ため、充分に低い駆動電圧で高い応答速度が要求される
駆動特性を満足させようとすると、充分な光散乱特性が
得られないのが実状である。
【0007】また、これらの方式においても、光散乱状
態と光透過状態とで液晶の分子配列が著しく異なるた
め、電気光学特性にヒステリシスが生じてしまう。これ
に対し、光散乱状態における液晶分子配列をある程度制
御(例えば、カプセル内面における液晶分子配列を制御
するためにポリマーに疎水性の物質を混合する等)し、
前記ヒステリシスを軽減させることも可能であるが、こ
のことは同時に光散乱を弱めることになり、実用的では
ない。
【0008】前述したように、従来の液晶表示素子は透
過率が低く、狭い視角依存性を有し、高い駆動電圧を要
し、かつ応答速度も遅いといった問題を有していた。
【0009】このような問題を解決するために、各画素
において実効的に一様な分子配列とすることにより光透
過状態を実現し、また、2種以上の電界方向をもって、
屈折レンズ効果や回折格子効果を得ることにより、光散
乱状態を実現する方式の液晶表示素子が提案されてい
る。ここで、屈折レンズ効果とは、液晶層厚方向に液晶
分子が連続的に傾きを変え、液晶層の屈折率が連続的に
変化することにより入射した光を屈折させる効果を言
う。また、回折格子効果とは、液晶分子の異常光屈折率
ne と常光屈折率no とが液晶平面において、規則的に
交互に出現することにより、液晶層に回折格子が形成さ
れ、その結果平行光が散乱する効果をいう。
【0010】本発明者らは、このような原理に基づく新
規な液晶表示素子の提案を特願平3−172935号に
おいて行っている。また特願平6−298496号は、
前記提案に係る液晶表示素子の諸特性をさらに向上させ
るものである。前記提案の液晶表示素子も、透過光およ
び散乱光のいずれか一方が投射光学系によりスクリーン
に導かれ、投射型液晶表示装置として応用できる。
【0011】図27は、従来の投射型液晶表示装置の構
成を概略的に示す図である。図27において、光源部4
01は、光源となるランプ402およびこの光源から光
を集束させて平行光線にするコリメータ光学系403を
有する。液晶表示素子404は、コリメータ光学系40
3から入射する平行光線の空間的な伝搬方向を2次元的
に変調するものである。駆動回路410は、映像信号に
応じて液晶表示素子404を駆動するために用いられ
る。投射光学系406はある一定の角度範囲において液
晶表示素子404の透過光を取り出す絞りユニット40
5を有し、取り出された透過光をスクリーン407に投
射する。これにより、画像が映像信号に対応する光強度
分布でスクリーン407上に表示される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、表示画像の
コントラスト比および明るさは、液晶表示素子404か
ら出射される光のうちで表示に使用される光線の角度分
布に依存する。コントラスト比はこの角度分布が小さい
ほど向上し、明るさはこの角度分布が大きいほど向上す
る。絞りユニット405の集光角は、このような相反す
る関係にある表示画像のコントラスト比および明るさが
使用者によって指定された部屋の明るさに対して最適と
なるような光線の角度分布を得るために調整される。し
かし、従来の投射型表示装置では、最適化を行っても、
見易い表示画像が得られないことがあった。
【0013】本発明は、投写型液晶表示装置において、
液晶表示素子としては特願平6−172935号および
特願平6−298496号で提案したものを用い、上述
した技術課題に鑑みなされたものである。
【0014】即ち、本発明の目的は、光散乱特性が高
く、駆動電圧が低く、視野角が広く、応答速度も速い液
晶表示素子を具備する、スクリーンが置かれた環境の下
でより見易い表示画像を得ることができる液晶表示装置
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、光源光学系
と、この光源光学系から出射された光の空間的な伝搬方
向を2次元領域で変調する液晶表示素子と、この液晶表
示素子からの変調光を画像としてスクリーンに投射する
投射光学系と、前記光源光学系と前記液晶表示素子との
間に配置され、前記光源光学系から前記液晶表示素子に
入射する光束を制限する第1の絞り手段と、前記液晶表
示素子と前記投射光学系との間に配置され、前記液晶表
示素子から前記投射光学系に入射する変調光の光束を制
限する第2の絞り手段と、絞り調節モードにおいて前記
液晶表示素子に所定条件で変調光を生成させ、前記所定
条件で生成される変調光がスクリーンに投射された状態
で得られるスクリーンの明るさに基づいて、表示画像の
コントラスト比を最大とする最適値に前記第1および第
2絞り手段のうちの少なくとも一方の集光角を調整する
制御手段とを具備する液晶表示装置において、前記液晶
表示素子は、対向配置され、それぞれの対向面に電極が
形成された一対の基板と、これら基板間に挟持されたネ
マティック液晶組成物からなる液晶層とを備え、前記一
対の基板の少なくとも一方の電極は、1画素毎に最も広
い部分の幅を50μm以下とする導電体部と最も広い部
分の幅を50μm以下とする非導電体部からなる領域を
有し、少なくとも1画素毎に画素内の一部の領域におい
て、一方の電極の導電体部と他方の電極の非導電体部が
対向しており、かつ前記非導電体部の最も狭い部分の幅
をSとし、前記対向配置された一対の基板間の間隔をD
としたとき、 S/2D≧tan(π/9) の関係が満たすことを特徴とする液晶表示装置を提供す
る。
【0016】上記液晶表示装置において、以下の態様が
可能である。
【0017】(1)前記制御手段は、第1および第2絞
り手段の集光角を略一致させる制御を行うように構成さ
れていることを特徴とする液晶表示装置。
【0018】(2)前記制御手段は、前記スクリーン上
の表示輝度を測定する測定手段を含むことを特徴とする
液晶表示装置。
【0019】(3)前記制御手段は、前記所定条件とし
て少なくとも2種類の異なる光強度Iを設定する設定手
段を含むことを特徴とする液晶表示装置。
【0020】(4)前記制御手段は、前記設定手段によ
って設定された少なくとも2種類の光強度Iと、これら
光強度Iで生成された変調光がスクリーンに投射された
ときに前記測定手段により測定された表示輝度Lとを式
L=qI+LO (q:投射係数,LO :液晶表示装置が
置かれた環境からの光に基づく前記スクリ−ン上の環境
輝度)に代入することにより投射係数qおよび環境輝度
O を求める環境解析手段と、投射係数qおよび環境輝
度LO の様々な関係に対してコントラスト比を最大とす
る集光角を示すデータテーブルを格納する格納手段と、
前記環境解析手段によって求められた投射係数qおよび
環境輝度LO の関係に対応して前記データテーブルにお
いて集光角を特定し、この集光角を前記最適値に決定す
る処理手段を含むことを特徴とする液晶表示装置。
【0021】(5)前記設定手段は、第1の光強度を設
定するために白画像表示用の変調度を指定し、第2の光
強度を設定するために黒画像表示用の変調度を指定する
指定手段を含むことを特徴とする液晶表示装置。
【0022】(6)前記白画像表示用の変調度で生成さ
れる変調光が前記スクリーンに投射された状態で前記集
光角の可変範囲においてこの集光角を一定の割合で変化
させ、この変化のたびに前記測定手段より測定される明
るさをLONとし、前記黒画像表示の変調度で生成される
変調光が前記スクリーンに投射された状態で前記集光角
の可変範囲においてこの集光角を一定の割合で変化さ
せ、この変化のたびに前記測定手段により測定される明
るさをLOFF とし、各集光角について得られた明るさL
ONおよびLOFF の比をコントラスト比として求め、この
コントラスト比が最大となる集光角を前記最適値として
決定する処理手段を含むことを特徴とする液晶表示装
置。
【0023】本発明の液晶表示装置において、制御手段
は、絞り調整モードにおいて液晶表示素子に対し所定条
件で変調光を生成させ、所定条件で生成される変調光が
スクリーンに投射された状態で得られるスクリーンの明
るさに基づいて表示画像のコントラスト比を最大とする
最適値に、第1および第2絞り手段のうち少なくとも一
方の集光角、すなわち開口寸法を調整する。これは、表
示画像の明るさとコントラスト比とが液晶表示素子に入
射する光束の角度分布に依存することを本発明者が見い
だした結果として行われるものである。
【0024】液晶表示素子に入射する光束の角度分布を
反映したスクリーンの明るさを最適集光角の決定に用い
ることにより、スクリーンが置かれている環境の下でよ
り見易い表示画像を得ることができる。また、部屋の明
るさが変化した場合でも、絞り調節モードにおいて集光
角を自動的に最適値に修正することが出来る。
【0025】ここで本発明の理解を容易にするために、
スクリーンに表示される画像の明るさとコントラスト比
の関係を説明する。
【0026】図1は、ランプから平行光線を得るコリメ
ータ光源の一例を示す。このコリメータ光源は、光軸に
沿って並べられたランプ10、集束レンズ11、絞り1
2およびコリメータレンズ13により構成される。
【0027】実在するランプ10の特徴の一つは、光を
一点から放つ点発光体ではないことにある。集束レンズ
系11は、一定の面積をもったランプ10の表面から放
たれる光を半径Rの円形ランプ像20として絞り12に
集束させる。絞り12は、光軸に垂直な平面においてラ
ンプ像20の光束面積を制限する。従って、ランプ像2
0は、絞り12の半径rによって決定される面積の面発
光体22と考えられる。この面発光体22からの光束
は、コリメータレンズ13を介して液晶表示素子14に
入射する。しかし、発光体22の平面的な広がりは、こ
の液晶表示素子14に入射する光線に角度分布をもたら
す原因となる。
【0028】図2は、コリメータレンズ13の入射光線
を示す。このコリメータレンズ13は面発光体22の中
心に焦点を持つ充分収差の小さい凸レンズであり、この
面発光体22から放射される光線を互いに平行にするた
めに用いられる。ここで、面発光体22の中心をa点と
し、面発光体22の端部b点とすると、a点からコリメ
ータレンズ13に向かう同族光線は、コリメータレンズ
13の透過後いずれも光軸と平行になる。しかし、b点
からコリメータレンズ13に向かう同族光線は、コリメ
ータレンズ13の透過後いずれも光軸と所定の角度θを
なす。この角度θはランプ像22のa点とb点の距離、
すなわち半径rに比例する。
【0029】コリメータレンズ13は、発光体22全体
に対応して±θの角度で分布する光束を液晶表示素子に
向けて出射する。θがあまり大きくない範囲にあるとす
れば、液晶表示素子に入射した入射光束の角度分布Ωi
は、立体角として次式(1)のように表すことができ
る。
【0030】
【数1】 従って、入射光束の角度分布Ωi とランプ像22の面積
とは比例関係にある。このため、絞り12を通過して液
晶表示素子に入射する光束強度をIi で表すと、角度分
布Ωi および光束強度Ii はr<Rの範囲において絞り
12の半径rの増大に対応して強い意味での単調増加傾
向を示すことが分かる。
【0031】次に、強度Ii の光束が入射する散乱型液
晶表示素子の表示特性について説明する。図3は、液晶
表示素子への入射光束の角度分布Ωi と液晶表示素子か
らの出射光束の角度分布ΩO との関係を示す。単純化す
るため、入射光束は角度分布Ωi の範囲で一様であり、
この範囲外に存在しないものとする。また、液晶表示素
子は散乱状態において入射光束を一様に散乱させる。こ
の散乱能力は、角度分布を持たない入射光束に対応して
得られる出射光束の角度分布ΩO をΩP として表され
る。
【0032】この角度分布ΩP が入射光束の角度分布Ω
i よりも充分に大きいとすれば、液晶表示素子の表示特
性は、光源側および投射側絞りと以下のような関係にな
る。
【0033】入射光束の角度分布Ωi は、光源側絞りの
状態を示し、その絞りの集光角ΩA1に対して次式(2)
のようになる。
【0034】
【数2】 無散乱状態にある液晶表示素子から得られる出射光束の
角度分布ΩO をΩO ONで表示すると、この角度分布Ω
O ONは、次式(3)に示すように入射光束の角度分布Ω
i をそのまま反映する。
【0035】 ΩO =ΩO ON=Ωi …(3) 散乱状態にある液晶表示素子から得られる出射光束の角
度ΩO をΩO OFF で表すと、この角度分布ΩO OFF は図
3に示されるように液晶表示素子の散乱能力を示す角度
分布ΩP に入射光束の角度分布Ωi を重畳した形になる
が、Ωi <ΩPという関係から次式(4)に示すように
近似的にΩP とすることができる。
【0036】
【数3】 上述した出射光束は、その角度分布ΩO の範囲内で一様
であり、投射側の絞りにより決まる一定の集光角ΩA2
範囲のみ取り出され表示される。次式(5)および
(6)は入射光束強度Ii に対する出射光束の強度IO
の関係を示す。
【0037】 IO =(ΩA2/ΩO )・Ii (ΩA2<ΩO の場合) …(5) この場合、出射光束の強度IO はΩO とΩA2の比で決ま
る。
【0038】 IO =Ii (ΩA2≧ΩO の場合) …(6) コントラスト比CRは、液晶表示素子が散乱状態にある
場合の出射光束強度IONと無散乱状態にある場合の出射
光束強度IOFF の比として得られる。一般的にΩA2<Ω
P であることから、ΩA2とΩA1の大小関係について場合
分けすると、コントラスト比CRは次式(7)および
(8)に示すようになる。
【0039】ΩA2≦ΩA1<ΩP の場合 CR=ION/IOFF =(Ii ΩA2/ΩA1)/(Ii ΩA2/ΩP ) =ΩP /ΩA1 …(7) ΩA1≦ΩA2<ΩP の場合 CR=ION/IOFF =Ii /(Ii ΩA2/ΩP ) =ΩP /ΩA2 …(8) すなわち、光源絞りの集光角ΩA1および投射側絞りの集
光角ΩA2のうち大きい方の集光角をΩA で表すと、コン
トラスト比CRは次式(9)に示すように集光角ΩA
散乱能力を示す角度分布ΩPの比となる。
【0040】 CR=ΩP/ΩA …(9) ここで、表示画像のコントラスト比および明るさ、すな
わち出射光束強度IONを決定する集光角ΩA1とΩA2の大
きさの関係を考える。ΩA1≦ΩA2の場合、白表示の出射
光束密度IONは式(6)よりΩA2に依存せず一定であ
り、式(9)よりコントラスト比が最大になる条件はΩ
A1=ΩA2である。ΩA1≧ΩA2の場合、式(7)よりコン
トラスト比はCR=ΩP /ΩA1であり、式(5)よりI
ON=Ii ΩA2/ΩA1である。従って、ΩA2=ΩA1(=Ω
i )の時に出射光束密度が強くなる条件、および任意の
明るさにおいて最もコントラスト比がよくなる条件はΩ
A1=ΩA2である。
【0041】以上のように、光源側絞りの集光角ΩA1
投射側絞りの集光角ΩA2が一致することが最も表示特性
をよくする条件となる。
【0042】以上の最適条件下で考えた場合でも、表示
画像の明るさ、すなわち出射光束強度ION(=Ii )は
絞りの半径rの増大に伴って向上するが、表示画像のコ
ントラスト比CRはこれに伴って逆に低下することが分
かる。すなわち、絞りの大きさを調整することによりI
ONおよびCRを変化させても、これらを共に向上させ得
ないことが分かる。
【0043】以上は定性的な考察であり、より詳細な考
察は光学系の方式により個々に行う必要があるが、表示
画像の明るさとコントラスト比がトレードオフしてしま
うという基本的な振る舞いは、高分子分散型、微粒子分
散型、あるいはDMD等の光の空間的な伝搬方向を変調
する液晶表示素子を使用した場合において共通である。
【0044】ここで、散乱型液晶表示素子として、各画
素において実効的に一様な分子配列をすることにより光
透過状態を実現し、また、2種以上の電界方向をもっ
て、屈折レンズ効果や回折格子効果を得ることにより、
光散乱状態を実現するような原理に基づく新規な液晶表
示素子を用いた投写型表示装置の動作によりスクリーン
に表示される画像のコントラスト比について考察する。
【0045】この表示画像のコントラスト比は、スクリ
ーンを取り巻く環境に影響される。このため、照明され
た部屋におかれたスクリーン上に画像を表示させ、液晶
表示素子からの出射光束の強度および画像のコントラス
ト比を絞りの集光角に対応して測定した。
【0046】図4は、集光角に対応して測定された液晶
表示素子からの出射光束の強度および画像のコントラス
ト比を示す。この関係から、最大コントラスト比をもた
らす最適値が集光角の調整範囲内に存在することがわか
る。
【0047】表示装置の動作により画像がスクリーンに
表示されるとき、このスクリーンの明るさLは、表示画
像の明るさLONおよびLOFF と、スクリーンが置かれた
環境に依存する背景の明るさLO との和になる。従っ
て、実際のコントラスト比CRroomは明るさLONおよび
OFF を用いて、次式(10)のように表される。
【0048】 CRroom=(LON+LO )/(LOFF /LO ) …(10) 背景の明るさLO は、スクリーンが置かれた部屋の照明
光および窓から採光される外光等の強さにこのスクリー
ンの表示形式(光透過型、光反射型)で決まる光透過率
および光反射率の一方を乗じた値である。このLO は、
式(9)で得られる本来のコントラスト比CRを著しく
低下させる影響力を持つため、無視することはできな
い。
【0049】LO の値が充分小さい場合、コントラスト
比は1/ΩA という本来の傾きに近い依存性を示し、集
光角ΩA が小さいほどコントラスト比がよくなる。逆に
Oの値が充分に大きい場合には、最大となる明るさが
コントラスト比に関して支配的になり、この集光角ΩA
が大きいほどコントラスト比が大きくなる傾向になる。
【0050】そこで、LO が中間的な値である場合に絞
り集光角ΩA に対応して得られるコントラスト比CR
roomについて考察する。絞りの集光角ΩA 、表示装置か
らの投射光の強度Iおよびスクリーンの明るさLの関係
は、比例係数kおよびqを用いることにより次式(1
1)のように示すことがきる。
【0051】 L=kΩA =qI …(11) 次式(12)の背景の明るさLO を考慮した実際のコン
トラスト比CRroomを示す。
【0052】 CRroom=(LON+LO )/(Loff +LO ) =(ΩA +LO /k)/(ΩA2/ΩP +LO /k)…(12) LO =0の場合、前述したように集光角ΩA が小さいほ
どコントラスト比が良くなる。次式(13)はLO が0
より大きい有限値である場合にコントラスト比を最大に
するための必要条件を示す。
【0053】
【数4】 コントラスト比が最大になる点が存在する場合、それは
背景の明るさLO および絞りの集光角ΩA に依存した形
になる。式(13)において集光角ΩA が実現可能な解
を持つ場合、この解はコントラスト比CRroomを最大に
する最適値となる。しかし、絞りの集光角ΩA は実際の
光源の大きさによって実質的に決まる範囲内でしか調整
できない。この調整可能範囲の上限値はLO がある一定
値を越えたときからコントラスト比をできるだけ最大値
の近くに設定する最適値となる。また、LO がほぼ0の
値である場合、集光角ΩA が小さいほどコントラスト比
が良くなる。しかし、実際に集光角ΩAを小さくしすぎ
ると、表示画像が暗くなって見づらくなる。このような
場合、集光角ΩA は表示画像が見やすい範囲で最小とさ
れる。
【0054】次に、本発明の液晶表示装置で用いた液晶
表示素子の構造及び原理を、図面を参照して以下に説明
する。
【0055】本発明に係るLCDは、各画素において実
効的に一様な分子配列とすることにより光透過状態を実
現し、また、2種以上の電界方向をもって、屈折レンズ
効果及び回折格子効果を得ることにより、光散乱状態を
実現するものである。ここで、屈折レンズ効果とは、液
晶層厚方向に液晶分子が連続的に傾きを変え、液晶層の
屈折率が連続的に変化することにより入射した光を屈折
させる効果をいう。また、回折格子効果とは、液晶分子
の異常光屈折率ne と常光屈折率no とが液晶平面にお
いて、規則的に交互に出現することにより、液晶層に回
折格子が形成され、その結果平行光を散乱する効果をい
う。
【0056】屈折レンズ効果や回折格子効果による光散
乱は、2種以上の電界方向の境界部にウォール(壁)状
の分子配列を形成することにより得られる。
【0057】上述の、本発明者らが既に提案した1画素
における電極構造の一例を図5(a)に、電圧を印加し
た場合の分子配列構造の一例を図5(b)に示す。図5
(b)に示す分子配列構造は、スプレイ配列であり、な
おかつ上下基板表面における液晶分子のプレチルト角が
上下でほぼ等しいことを特徴としている。
【0058】すなわち、上下基板31,32にそれぞれ
画素単位で複数のストライプ状の電極33,34を配置
し、各電極の導電部33a,34aと非導電体部33
b,34bを等間隔に1/2ピッチずらして対向させ
る。上下配向膜35,36の配向方向を同じ方向とし、
液晶層40の液晶分子Mをスプレイ配列としている。上
下電極33,34に電圧を印加すると、斜め電界eが発
生する。
【0059】次に、このようなスプレイ配列に斜め電界
を印加したときの液晶分子の挙動を図6(a)ないし
(f)により説明する。
【0060】図6(a)ないし(f)は、上下基板3
1,32の表面の液晶分子の配向方向およびプレチルト
角α0 が同一で、しかも液晶分子に捻れのない状態にお
いて、電極形状がそれぞれ異なる場合の分子配列への影
響を示すもので、図6(a)ないし(c)は電圧無印加
時の状態、図6(d)ないし(f)は電圧印加時の状態
を表している。
【0061】図6(a)および(d)は上下基板の電極
形状が等しく、液晶層厚方向にのみ電界が印加される状
態を示している。液晶分子は、液晶層厚dの中点である
位置d0 において基板と平行になっており、図6(d)
に示すように、電極33,34に電源から電圧V0 を印
加しても、基板と平行になる位置は変わらない。
【0062】図6(b)は、下基板32の電極34を図
中左半分に形成し、右半分は無電極領域とし、上基板3
1の他方の電極33は図中右半分に形成し、左半分は無
電極領域としたもので、相互の電極33,34は無電極
領域に対面している。電圧V0 を印加すると、電極の相
互のずれのために、液晶層の横電界成分をもつ電界が加
わり、図6(e)に示すように、分子Mは急峻な右上が
りの分子配列になる。
【0063】一方、図6(c)は下基板32の電極34
を図中右半分に形成し、左半分は無電極領域とし、上基
板31の他方の電極33は図中左半分に形成し、右半分
は無電極領域としたもので、相互の電極33,34は無
電極領域に対面している。図6(f)に示すように、電
圧V0 を印加すると、電極の相互のずれのために、液晶
層に横電界成分を持つ電界が加わり、図示の左上がりの
矢印EL 成分を持つ電気力線eが発生するため、液晶分
子Mの向きは急峻な左上がりの配列になる。すなわち、
電圧印加時の液晶分子の配列は横電界成分を持つ斜め電
界の形成に依存する。
【0064】こうした分子配列では、電界の印加の仕方
によってはその分子のチルト方向が図示するごとく、2
方向となる。これは、電圧を印加しない状態での液晶分
子配列が液晶層の上半分と下半分で対称な形をしている
ことに因っている。つまりは、液晶分子のチルト方向が
2以上の自由度を持っていることによる。
【0065】そこで、図5(a)に示すように、上電極
33を複数のストライプ状導電体部33aを非導電体部
33bを介して等間隔に配置した電極パターンとし、同
様に下電極パターン34を複数のストライプ状導電体部
34aを非導電体部34bを介して等間隔に配置したパ
ターンとして、これら電極を相対向させたときに、一方
の電極の導電体部33aまたは34aが他方の電極の非
導電体部34bまたは33bに対向するように、基板間
に間隙を形成するように重ねる。
【0066】この場合、上下基板の液晶配向方向が同一
方向になるように、配向膜にラビング処理を施してお
く、この結果、無電圧時は、液晶はスプレイ配列状態を
整然と保持するが、電圧印加時には導電体部が上下電極
でずれているため、電極間に横電界成分を持つ斜め電界
が発生し、図5(b)に示すように交互に傾斜方向を変
えた電気力線eを形成する。
【0067】液晶分子Mは、電気力線に沿って起きあが
り配列するので、右上がり斜め電界と左上がり斜め電界
との境界で液晶配列が不連続となり、分子のチルト方向
の境界部(図中DL)にウォールライン(本発明では、
電界印加時に発生するメモリー性の強い一般的な意味で
のディスクリネーションと区別するために「ウォール」
と称する。)が発生する。よって、電圧を印加すると図
示するように、分子のチルト方向の境界部(図中DL)
にウォールラインを発生することができ、入射光を散乱
させる機能を得ることができる。
【0068】このように、液晶分子のチルト方向の2以
上の自由度を持たせるには、図5(b)の分子配列構造
の他、たとえば、液晶組成物として負の誘電異方性をも
つネマティック液晶組成物を用い、液晶分子配列を上下
基板におけるプレチルト角が90°である完全な垂直配
列としても同様の効果を得ることができる。この場合、
液晶分子のチルトダウン方向の自由度が2以上となる。
【0069】つまり、液晶分子が電圧を印加していない
状態では実効的に一様な分子配列であり、液晶分子のチ
ルトアップ方向、もしくはチルトダウン方向の自由度が
2以上である液晶分子配列に対して、斜め電界が微細な
領域毎に相反する2方向以上に印加されるように考慮し
た電極であれば、前述した問題を解決した優れた表示性
能を得ることができる。
【0070】具体的に、チルトダウン方向の自由度が2
以上ある分子配列としては、スプレイ配列、スプレイツ
イスト配列、垂直配列等が挙げられる。
【0071】また、電極構造としては、電極の微少領域
内に導電体部と非導電体部を形成し、基板間で、液晶層
を挟んで相対向する一方の電極の導電体部と他方の電極
の非導電体部を対面させた構造であり、分子のチルト方
位を著しく異ならせる部分を多数設けるような電極構造
であればよい。
【0072】前述のような電極構造を一画素内で多数形
成することにより、液晶分子の起きあがる方向が微細に
分割されるので、一画素内に多数のウォールラインを発
生することが出来、この部分で光散乱を起こさせること
が可能である。
【0073】このような原理に基づくLCDは、光を散
乱させる手段として、液晶以外の媒体を必要とせず、な
おかつ、光透過状態と光散乱状態とで液晶の分子配列が
著しく異なることがなく、不連続な液晶分子配列を伴わ
ずに実現することができるので、印加電圧が小さく、ヒ
ステリシスのない、きわめて良好な光散乱状態を得るこ
とができる。
【0074】また、複雑な製造工程によらずにLCDを
製造することができる構成でもある。更に、2方向以上
に斜め電界を発生させ、各方向の斜め電界に従い、液晶
分子がチルトアップもしくはチルトダウンし、2種以上
の電界方向の境界部にウォール(壁)状の分子配列が形
成され、周期的な屈折率分布が形成される。液晶分子に
よって、周期的な屈折率分布を形成することで、屈折効
果および回折格子効果により、充分な散乱状態が得られ
るというものである。非偏光を散乱させる場合は、2方
向以上で周期的な屈折率分布を形成しなければならな
い。ここで、各方位に形成する屈折率分布はそれぞれ、
同周期で、同じ強度を持つことが望ましい。
【0075】そのような周期的な屈折率分布の形成は、
斜め電界の角度および強度に大きく依存する。すなわ
ち、斜め電界の角度が小さいと、法線方向の電界成分の
みが強くなりすぎ、電極の非導電体部に法線電界にちか
い電界が印加され、非導電体部の液晶分子は導電体部の
液晶分子と同様の変化をし、屈折率がセル面内で均一と
なり、周期的な屈折率分布が形成されない。一方、斜め
電界の角度が大きいと、電界成分が横方向成分のみとな
り、非導電体部の液晶層の厚み方向に電界が印加され
ず、液晶分子がほとんど変化しない。したがって、周期
的な屈折率分布が形成され、より優れた散乱を得るため
に、この斜め電界の角度を最適にすることが重要にな
る。
【0076】ここで、斜め電界を最適に印加するために
は、本発明者らの実験によれば、液晶分子のチルト方向
が2以上の自由度を持った液晶分子配列を持ち、かつ対
向配置された両基板間において、少なくとも1画素毎に
画素内の一部領域で前記導電体部と前記非導電体部が対
向しており、かつ前記非導電体部の最も狭い部分の幅を
Sとし、前記対向配置された両基板間隔をDとしたと
き、 S/2D≧tan(π/9) の関係が満たされていることが必要条件となることが見
出だされた。前記条件を満たせば、充分な散乱特性をも
つ液晶表示素子が得られる。
【0077】また、本発明者らは、種々の実験により、
前記条件に加えて以下に示す条件を満たせば諸特性をさ
らに向上させることが出来ることを見出だした。このこ
とについて以下に説明する。
【0078】回折格子の光散乱効果は、ΔNdに依存
し、次式で表される。
【0079】T〜cos2 (ΔNd・π/λ) ここで、Tは散乱強度(入射光に対する強度)である。
ここで、ΔNは屈折率分布の最大値と最小値の差であ
り、dは液晶層厚を、λは入射光の波長を表す。この式
から、回折格子の光散乱効果はΔNdに依存し、ΔNd
に対して極値を持つことがわかる。したがって、ΔNd
の値が著しく大きいと、液晶セルの電気光学特性に極値
が生じてしまう。これはアナログ信号を用いた階調表現
を困難にしてしまう。また、ΔNdが著しく小さいと、
充分な散乱効果が得られない。
【0080】本発明者らは、光散乱効果をより起こしや
すい液晶分子配列を見出だすため種々の実験を行った結
果、液晶分子配列は、図7に示す配列が理想的な配列で
あり、散乱効果が高いことを確認した。
【0081】図7に示す配列は、液晶分子が交互に90
°回転した配列を持ち、液晶分子M1 ,M2 の間は連続
的に変化している。この配列の場合、2方向それぞれで
屈折率分布が形成され、2方向の屈折率分布は半周期ず
れた同じ屈折率分布を有している。2方位に同周期の屈
折率分布を持つように液晶分子を配列させれば、屈折効
果および回折格子効果により、高い散乱効果を示す。
【0082】本発明は、斜め電界を用いて液晶分子を図
7に示すような配列とすることにより、より散乱効果の
高いLCDを得ることを特徴とする。そして、斜め電界
の角度やΔNd等の適切値は、電極の導電体部と非導電
体部の幅、基板間の液晶層厚等に依存することを見いだ
し、種々の実験研究により最適な範囲を見いだした。こ
れらについて以下説明する。
【0083】本発明に使用される第1のLCDの電極構
造は、各画素毎に片側がストライプ状で他の片側が連続
電極である。具体的な一例としては、図8に示す電極構
造を挙げることができる。1画素の部分を示す図8にお
いて、導電体部33aおよび非導電体部33bからなる
複数のストライプを形成する電極33が上基板に画素単
位で配置されている。この電極33の導電体部33aと
非導電体部33bとの幅を比較すると33a<33bと
なる構成になっている。下基板に配置されている電極3
4は全面導電体部となっている。また、導電体部33a
は1画素内で相互に電気的に接続されている。
【0084】図9(a)および(b)は、電極の配列と
液晶分子の関係を示す図で、LCD法線方向での断面形
状を見たとき、電極の配列は両基板に導電体部を有する
幅EEと非導電体部を有する幅RSが交互に配置される
断面形状となっている。
【0085】なお、LCD法線方向での断面形状を見た
とき、EEとRSが交互に配置される断面形状として
は、図10および図11に示すような組み合わせなども
考えられる。これらの電極構造によっても本願発明の効
果を得ることができるが、図10および図11のような
電極構造にした場合、アライメントが困難になるという
問題が生じる。このため、本発明に使用される第1のL
CDは、片側の基板の電極が1画素内において画素毎に
導電体部と非導電体部とからなり、他の基板の電極は連
続した導電体部からなることを特徴とする。
【0086】本発明者らの実験によると、図8および図
9に示す電極構造の場合、tan(π/9)≦RS/2
D≦tan(7π/18)の関係が満たされている電極
構造とすることにより、より優れた特性が得られること
がわかった。RS/2Dがtan(π/9)未満では、
法線方向の電界成分のみが強くなりすぎ、電極の非導電
体部に法線電界に近い電界が印加され、非導電体部の液
晶分子は導電体部の液晶分子と同様の変化をし、屈折率
がセル面内で均一となり、周期的な屈折率分布が形成さ
れなくなる。一方、RS/2Dがtan(7π/18)
を越えると、電界成分が横方向のみとなり、非導電体部
の液晶層の厚み方向の液晶分子が殆ど変化しなくなるこ
とが実験により確認された。
【0087】また、tan(π/6)≦RS/2D≦t
an(7π/18)の範囲、好ましくはtan(π/
6)≦RS/2D≦tan(π/3)の範囲、より好ま
しくはtan(π/4)<RS/2D≦tan(7π/
18)の範囲に、さらに好ましくはtan(π/4)<
RS/2D≦tan(π/3)の範囲内において、周期
的な屈折率分布が形成され、屈折レンズ効果および回折
格子効果による高い散乱効果が得られる。この領域を利
用して意図する屈折率分布を容易に実現することができ
る。
【0088】例えば図12に示すような構成の場合、分
子配列が変化しない部分を1画素内に形成することによ
り、周期的な屈折率分布を実現することができる。な
お、RS/2D>tan(7π/18)の範囲では、必
要最小限の斜め電界が得られなくなり、本発明に使用さ
れるLCDの特徴である屈折レンズ効果および回折格子
効果が弱まるため、高い散乱効果が得られにくくなる。
【0089】導電体部の幅EEについては、実験の結
果、次のことがわかった。例えば、EEが3Dより大き
いと、非導電体部にも法線方向に電界が強くかかってし
まい、法線電界に近い電界が印加され、導電体部の液晶
分子と同様の分子配列となり、屈折率がセル面内で均一
となり、周期的な屈折率分布が形成されなくなる。ま
た、EEがD/2より小さければ、液晶分子配列を変化
させるだけの充分な斜め電界が印加されなくなってしま
う。
【0090】導電体部の幅EEと非導電体部の幅RSと
の関係は、液晶組成物が負の誘電率異方性を有する場合
はRS/3≦EE≦1.1×RSであり、正の誘電率異
方性を有する場合は0≦EE≦RSである。以下、その
理由について図13および図14により説明する。
【0091】回折格子効果は、屈折率n1 ,n2 が交互
に並んでいる場合に起こる。回折格子効果により散乱状
態が最も強くなるn1 ,n2 の比は1:1であることが
知られている(M.ボルン・E.ウォルフ:光学の原理
II、東海大学出版会(1975)637)。したがっ
て、回折格子効果を高めるためには、平面図的にみて屈
折率が大きい部分と小さい部分の幅がほぼ同一になれば
よい。
【0092】本発明に使用される第1のLCDとして、
片側が全面導電体部で、他の片側電極のみが導電体部と
非導電体部を形成している電極構造を用い、これに負の
誘電率異方性を持つ液晶材料を挟持したときは、図13
(c)に示すように、電圧無印加時は屈折率が一様な値
1 となる。しかし、電圧印加時はEE部に法線電界が
かかり、図14(b)に示すようにRS部に斜め電界が
かかる。またEE部は法線電界により液晶分子が一様に
チルトダウンするので、ストライプ電極方位の屈折率は
一様な値n2 となる。
【0093】一方、RS部は、液晶分子が斜め電界の方
向にチルトダウンして、屈折率分布は連続的に変化した
分布となる。従って、ストライプ電極方位の成分に対す
る屈折率分布は、図14(c)に示す分布となる。よっ
て、Von時の屈折率がn2 となる幅Wn2 は、EEに等
しくなるが、屈折率がn1 となる幅Wn1 は、RSより
小さくなる。
【0094】ここで、EE部は一様な屈折率であり、R
S部は屈折率が連続変化しているので、EE部とRS部
との幅が等しい場合、屈折率分布を平面的に見ると、W
1<Wn2 となる。よって、Wn1 :Wn2 =1:1
とするためには、EE部の幅はRS部の幅より小さくす
る必要がある。Wn1 :Wn2 =1:1の条件は、最適
な構成とする必要十分条件であり、実用上の効果を得る
範囲である。つまり、EE部の幅はRS部の幅より小さ
い場合、斜め電界の強度および角度を調整することによ
って、Wn1 :Wn2 =1:1の条件を実現することが
できる。
【0095】製造マージンなどによりEE部の幅がRS
部の幅より大きくなった場合でも、回折格子効果が全く
現れないわけではなく、実験の結果、RSの1.1倍の
幅までは実用上問題のないことがわかった。しかし、R
Sの幅がより大きすぎると、電界のかからない範囲が生
じてしまい、仮に斜め電界を調整しても、RSの領域で
はn2 を形成することができなくなる。よって、Wn1
>Wn2 となり、回折格子効果が得られなくなってしま
う。実験の結果、回折格子効果が得られる下限値はRS
/3≦EEであることがわかった。
【0096】以上の説明において、ストライプ電極方位
の偏光成分に対する屈折率分布の例で説明したが、スト
ライプ電極方位と直交する方位の偏光成分に対する屈折
率分布は反転する。
【0097】また、誘電率異方性が正の液晶組成物を用
いた場合、EEの部分では法線電界がかかるため、屈折
率はどの偏光成分に対してもn1 となるため、直交する
それぞれの偏光成分の屈折率分布の周期が等しくならな
い。よって、EEの幅は小さい程よい。従って、誘電率
異方性が正の液晶組成物の場合は、0≦EE≦RSであ
れば、回折格子効果および屈折レンズ効果は、RSとE
Eの比には依存しない。
【0098】このように、液晶組成物の誘電率異方性の
相違により、EEの範囲を上述の値とすることにより、
最適な斜め電界を印加することができ、良好な回折格子
効果を得ることができる。
【0099】以上の関係を満たす値に設定することで、
本発明の第1のLCDに充分な斜め電界が印加される。
このような電極構造を有するLCDにおける液晶分子の
挙動を図9(a)および図9(b)により説明する。
【0100】図9(a)は電圧無印加時における、図9
(b)は電圧印加時における液晶分子の挙動をそれぞれ
示す平面図と断面図である。なお、上配向膜35および
下配向膜36の配向処理は、上基板表面におけるラビン
グ方向が電極と平行な方向になるように施し、その配向
方向は上下基板で180°ずれている垂直配向処理であ
る(図8)。その結果、液晶層20の液晶分子Mは、ホ
メオトロピック配列となっている。
【0101】上電極33および下電極34に電圧を印加
すると、図9(b)に示すような斜め方向電界eが発生
する。液晶分子Mは、斜め電界の法線成分によりチルト
ダウンする。それと同時に、液晶層厚方向に斜め電界の
横方向成分の電界が印加されるため、液晶分子は液晶層
内方向にツイスト現象を起こす。すなわち、液晶分子は
ツイストしながらチルトダウンし、ストライプ方向に対
し斜めに傾いた分子配列となる。両基板ともに導電体部
であるEE部は、法線電界がかかり、チルトダウンのみ
生じ、ツイスト現象は起こらない。したがって、液晶の
配列は図9(b)に示すような形状をなす。
【0102】図9(b)に示す液晶分子の配列は、図7
に示した理想的な分子配列に近い配列となっており、高
い散乱効果が得られることを実験により確認した。
【0103】次に、本発明の液晶表示装置に使用される
第2のLCDについて説明する。
【0104】本発明の液晶表示装置に使用される第2の
LCDの電極構造は、各画素毎に導電体部と非導電体部
とから構成される。具体的な一例としては、図15に示
す電極構造を挙げることができる。
【0105】図15は、1画素の部分を示すもので、電
極構造は、上基板および下基板にそれぞれ画素単位で複
数のストライプを形成する電極33および34を配置
し、各電極の導電体部33aおよび34aの幅と非導電
体部33bおよび34bの幅とを比較すると、33a<
33b,34a<34bである。非導電体部33b,3
4bの中央に対向させて、それぞれ導電体部34a,3
3aを配置した構成となっている。また、導電体部33
aまたは34aは、それぞれ1画素内で電気的に接続さ
れている。
【0106】図16(a)および(b)は、電極の配列
と液晶分子の関係を示す図であり、LCD法線方向での
断面形状を見たとき、電極の配列は両基板とも非導電体
部である幅SSを挟んで1枚の電極付き基板のみに導電
体部を有する幅REと他の1枚の電極付き基板のみに導
電体部を有する幅FEとが交互に配置される断面形状と
なっている。
【0107】このような電極構造において、tan(π
/9)≦SS/D≦tan(7π/18)の関係を満た
すことにより、より優れた特性が得られることを実験の
結果見出だした。SS/Dがtan(π/9)未満であ
ると、法線方向の電界成分のみが強くなりすぎ、電極の
非導電体部に法線電界にちかい電界が印加され、非導電
体部の液晶分子は導電体部の液晶分子と同様の変化を
し、周期的な屈折率分布が形成されなくなる。
【0108】一方、SS/Dがtan(7π/18)を
こえると、電界成分が横方向のみとなり、非導電体部の
液晶層の厚み方向の液晶分子がほとんど変化しなくなる
ことが実験により確認された。また、tan(π/6)
≦SS/D≦tan(7π/18)の範囲に、好ましく
はtan(π/6)≦SS/D≦tan(π/3)の範
囲に、より好ましくはtan(π/4)<SS/D≦t
an(7π/18)の範囲に、さらに好ましくはtan
(π/4)<SS/D≦tan(π/3)の範囲内にお
いて、周期的な屈折率分布が形成され、屈折レンズ効果
および回折格子効果による高い散乱効果が得られる。
【0109】この第2のLCDにおいて、REとFEと
の間に両基板とも非導電体部である部分SSが常に含ま
れているのは、常に横方向の電界を発生させやすくする
ためである。SSの幅が大きくなりすぎると電界強度が
弱まり、液晶分子が変化しなくなってしまうため、SS
の幅は前述の範囲内に設定する。また、画素面内におい
て、SSの幅は同じ幅であることが望ましい。しかし、
LCDを作製するときに発生するマージン等の問題によ
りSSの幅にばらつきが生じることが考えられる。その
際には、1画素内の隣り合う導電体部FEを電気的に一
つに接続することなく、異なった電位とすることができ
る電極構造とすることが好ましい。このような電極構造
とすることによりSSの幅のずれに応じた電位差を生じ
させることができ、電界強度のばらつきを抑えることが
できる。
【0110】本発明の第2のLCDにおいて、上下基板
の導電体部の幅をD/2以上、3D以下とすることによ
り、優れた特性が得られる。これは、たとえば、FEま
たはREが3Dをこえると、非導電体部にも法線方向に
電界が強くかかってしまい、法線電界に近い電界が印加
され、導電体部の液晶分子と同様の分子列となり、ウォ
ールが形成されない。また、D/2より小さければ、液
晶分子配列を変化させるだけの充分な斜め電界が印加さ
れなくなってしまうことが実験により確認されている。
【0111】以上の関係を満たす値に設定することで、
本発明の液晶表示装置に使用される第2のLCDに、充
分な斜め電界が印加される。このような電極構造を有す
るLCDにおける液晶分子の挙動を、図16(a)およ
び図16(b)により説明する。
【0112】図16(a)は電圧無印加時における、図
16(b)は電圧印加時における液晶分子の挙動をそれ
ぞれ示す平面図と断面図である。なお、上配向膜35お
よび下配向膜36の配向方向は180°ずれており、液
晶層20の液晶分子Mをユニホーム配列としている(図
15)。
【0113】上下電極33,14に電圧を印加すると、
図16(b)に示すような、斜め方向電界eが発生す
る。液晶分子は、斜め電界の法線成分により、チルトア
ップする。それと同時に、液晶層面内方向に斜め電界の
横方向成分の電界が印加されるため、液晶分子は液晶層
面内方向にツイスト現象を起こす。ここで、液晶分子は
初期的に電極方向と平行に配列しており、斜め電界に対
して垂直な方向になっている。
【0114】よって、ツイストを得る方向は、右回り、
左回り双方が可能である。チルトアップ×(右回りツイ
ストまたは左回りツイスト)となり、結果的には対向す
る2方位へのチルトアップを得る。つまり、チルト方位
の自由度は2となる。即ち、液晶分子はツイストしなが
らチルトアップし、ストライプ方向に対し斜めに傾いた
分子配列となる。また、導電体部13a,14aは対向
する部分が非導電体部の中央であるため、斜め電界の影
響を殆ど受けない。このため、この部分の液晶分子は変
化しない。従って、液晶の配列は、図16(b)に示す
ような形状となる。
【0115】図16(b)に示す液晶分子の配列は、図
5に示した理想的な分子配列に近い配列となっており、
2つの偏光方向にほぼ同周期で、同じ強度をもつ屈折率
分布が形成されているため、非偏光において高い散乱効
果が得られる。
【0116】このように本発明の液晶表示装置に使用さ
れるLCDは、2つの偏光方向にほぼ同周期で同じ強度
をもつ屈折率分布が、より理想的な分子配列に近く形成
されるため、既提案のLCDよりさらに非偏光の散乱効
果を高めることができる。
【0117】ところで、回折格子効果は、前述のように
屈折率n1 ,n2 が交互に並んでいる場合に起こり、回
折格子効果により散乱状態が最も強くなるn1 ,n2
比は1:1であることが知られている。本発明者らは、
種々の実験により、n1 :n2 =1:1に最もなりやす
い電極構成が、REまたはFEの幅とSSの幅が等しい
場合であることを確認し、そのREまたはFEの幅の許
容値を実験により調べた。その結果、REまたはFEの
幅がSSの幅の0.9倍未満または1.1倍をこえる
と、n1 :n2 =1:1が形成できにくくなることが認
められた。従って、0.9×SS≦RE≦1.1×SS
および0.9×SS≦FE≦1.1×SSに設定するこ
とが望ましい。
【0118】しかし、例えば電極間間隙等の他のパラメ
ータによっても斜め電界の強度は変化するため、その場
合には他のパラメータを最適に設定することにより
1 :n2 =1:1と形成することが望ましい。
【0119】なお、本発明の液晶表示装置に使用される
LCDにおいて、屈折率分布の周期は、一部の領域で同
一の周期の屈折率分布を得ることが出来ればよく、たと
えば周期の異なる屈折率分布が1画素内に存在しても、
回折格子効果及び屈折レンズ効果を得ることもできる。
【0120】次に、液晶分子の配列について説明する。
【0121】本発明は、斜め電界を用いて液晶分子を図
5に示すような配列とすることにより、より散乱効果の
高いLCDを得ることにある。
【0122】本発明のLCDでは、液晶分子が斜め電界
によりツイスト現象を起こしながらチルトダウンもしく
はチルトアップしている。ユニホーム配列、ホメオトロ
ピック配列に限らず、液晶分子が電圧を印加していない
状態で一様な分子配列であり、電圧を印加するとツイス
ト現象とチルトアップもしくはチルトダウンが同時に生
ずるような分子配列、例えばスプレイ配列等でも同様の
効果が得られる。
【0123】本発明の分子配列は、理想的には、自由度
が2である。ユニホーム配列とホメオトロピック配列を
用いることがより望ましい。
【0124】ここで、ユニホーム配列の場合は、導電体
部と非導電体部からなる電極を持つ2枚の基板を組み合
わせた電極構成で、ホメオトロピック配列の場合は、電
極全面が導電体の基板と導電体部と非導電体部からなる
電極を持つ基板を組み合わせた電極構成であることが望
ましい。例えば、ユニホーム配列で、電極全面が導電体
の基板と導電体部と非導電体部からなる電極を持つ基板
を組み合わせた場合は、導電体部で全方位の屈折率がn
1 となるため、各偏光方向において、散乱効果は得られ
るが、各方位の屈折率分布が異なるため、図9に示した
LCDよりは散乱効果が低下する。ホメオトロピック配
列で導電体部と非導電体部からなる電極を持つ2枚の基
板を組み合わせた場合にも、同様のことがいえる。
【0125】従って、液晶分子配列が、ユニホーム配列
の場合には図15に示した電極構成を、ホメオトロピッ
ク配列の場合には図8に示した電極構成とすることが望
ましい。
【0126】また、前述のように、回折格子の光散乱効
果はΔNdに依存する。ここで、ΔNdは屈折率分布の
最大値と最小値の差であり、液晶組成物の屈折率異方性
Δn(=ne −no )に依存し、図7に示すような理想
的な分子配列であれば、ΔnとΔNは等しくなり、n2
=ne ,n1 =no となる。しかし、本発明のLCD
は、チルトアップもしくはチルトダウンしながらツイス
トするため、ΔNはΔnの値より小さくなる傾向があ
る。このため、液晶組成物のΔnの設定は任意のΔNよ
り大きい値に設定する必要がある。
【0127】本発明のLCDにおけるLCDの光直進率
は、前述の式、T〜cos2 (ΔNd・π/λ)で表さ
れるので、ΔNd/λ=1/2のときが光直進率が0と
なり、最も大きな回折格子効果が得られる。ΔNd/λ
=1/2が実現するΔndは、種々のΔndを変化さ
せ、電気光学特性を測定することにより、以下の範囲内
に設定すればよいことが実験により確認された。
【0128】可視光全領域400nm〜700nmから
なる光を入射させる場合、液晶組成物の屈折率異方性Δ
nと液晶層厚dの積が、350nm≦Δnd≦1050
nmとなるような範囲内で設定すればよい。350nm
より小さい場合、十分な散乱効果が得られず、1050
nmより大きいと電気光学特性に極値を2以上もつこと
になる。このことは、実験により確認した。
【0129】もしくは、分光特性のバンド幅が100n
m以下である単色光を入射させる場合、入射させる単色
光の中心波長をλとしたとき、Δndは、(λ−50)
/2nm≦Δnd≦2(λ+50)nmの範囲内で設定
すればよい。
【0130】上述の可視光領域の範囲と同様に、Δnd
の値が大きいと、液晶セルの電気光学特性に極値が複数
生じてしまい、またΔndが上記の範囲より小さいと、
散乱効果が低いことが実験により確認された。
【0131】また、本発明におけるLCDの散乱像は、
屈折効果と回折格子効果とを利用しているため、光が一
定の角度に回折された点状散乱像となる。例えば、図8
に示すLCDの構成の散乱像は、図17(a)および図
17(b)に示すように、光源25よりの光はストライ
プ電極を有するLCD47と直交する方向の直線上に点
状散乱が確認できる。図17(a)は電圧無印加時を、
図17(b)は電圧印加時をそれぞれ示す。図17
(b)に示す散乱像の1次回折角度θは次式で表され
る。
【0132】sinθ〜λ/P ここでPは、液晶分子により形成された屈折率分布の周
期である。本発明のLCDにおいて、1次回折角度θは
1deg以上必要である。1deg以下であると、0次
回折光と1次回折光の距離が近くなりすぎ、回折光同士
が重なってしまい、充分な散乱効果が得られなくなって
しまう。また、1次回折角度は大きいほど散乱角度も大
きくなる。回折角を大きくするためには、屈折率分布の
周期を小さくすればよい。
【0133】しかし、本発明者らは、屈折率分布の周期
は電極の非導電体部と導電体部の和とほぼ等しいことを
確認しており、非導電体部と導電体部の幅には前述のよ
うな種々の制約があり、あまり幅を狭めることはできな
い。本発明者らは、1次回折角度が10degすなわち
非導電体部と導電体部の幅和が2.5μm(λ=440
nm)が限界であることを確認した。また、1次回折角
度が1degのときは、非導電体部と導電体部の幅の和
は、36μm(λ=640nm)である。
【0134】よって、電極付き基板において、一方の導
電体部と非導電体部からなる電極を持つ基板と、他方の
電極全面が導電体である基板とを対向させた本発明の第
1のLCDの場合は、2.5μm≦EE+RS≦36μ
mの範囲内で設定すればよい。
【0135】導電体部と非導電体部からなる電極を持つ
2枚の基板を組み合わせた本発明の第2のLCDの場合
は、2.5μm≦RE+SS≦36μm、および2.5
μm≦FE+SS≦36μmの範囲内に設定すればよ
い。
【0136】このような種々の条件を設定することによ
り、本発明のLCDは、屈折レンズ効果と回折格子効果
により、散乱角度の大きい高い散乱効果を得ることが可
能である。
【0137】また、本発明のLCDを捩じれ角0deg
で作製し、直交した2枚の偏光板間に各ラビング方向と
一方の偏光板の吸収軸が平行となるように組み合わせる
と、散乱光源を用いた場合でも透過型のディスプレイと
することができる。この場合、複屈折効果を利用した光
学モードとなり、前述した透過率は低下するが、光透過
状態を液晶層の光散乱状態によって実現するため、視角
依存性が少ないといった効果を得る。特に、階調表示を
した際に表示が反転するような現象が生じないため、直
視型のディスプレイとして、従来のTN−LCDなどよ
り優れた表示特性を得ることができる。
【0138】本発明のLCDは、光を散乱させる機能を
有するので、LCDを照射する光源は、LCD面内に対
して垂直な角度を有する平行光であることが望ましい。
具体的には、LCD平面の法線方向となす角度が10d
eg未満の角度の光を入射することがてきれば、光源と
して問題がないことが実験により確認された。光を平行
にする手段として、たとえばシュリーレン光学系等が挙
げられる。
【0139】図18は、一般に用いられるシュリーレン
光学装置の構成図である。シュリーレン光学装置は、反
射鏡58およびランプ59から構成される平行光源45
とLCD47、集光レンズ48、不要光を取り除く絞り
49、表示画像を拡大投影する投影レンズ50、スクリ
ーン51から構成されている。
【0140】つぎに動作について説明する。光源から平
行光束として出射した照明光束はLCD47に照射され
る。光源59のランプとしては、たとえばメタルハライ
ドランプ、キセノンランプ等の放電ランプやハロゲンラ
ンプ等が反射鏡58と合わせて使用される。LCD47
の面上には画像が表示され、表示画像の濃淡に応じて面
内に入射した光束が透過または散乱される。LCD47
の表示面に対して垂直に出射した光束Lo は集光レンズ
48により絞り上に集光され、絞り49を透過した後
に、投射レンズ50に入射する。LCD48で散乱し、
集光レンズ48を透過した光束Le は絞り49により遮
断され、投射レンズ50に入射することはできない。す
なわち絞り49は不要光(散乱光)を選択的に遮断し、
LCD47からほぼ垂直に出射する光束のみを選択的に
投射レンズに送り込むことにより、コントラストを向上
させる働きをする。投射レンズ50を透過した光束はス
クリーン51上に拡大結像される。
【0141】本発明の第1または第2のLCDを用いる
投影型液晶表示装置について図19および図20により
説明する。
【0142】図19に示す投影型液晶表示装置は、光源
45よりの光はシュリーレンレンズ46によりほぼ平行
光となり本発明のLCD47と集光レンズ48を経て投
射レンズ50によりスクリーン51に投影される構造と
なっている。LCDに入射された平行光のうち直進した
光のみを投影するために集光レンズ48の焦点の位置に
絞り49を設けてLCD47で散乱させた光を遮断する
構成となっている。
【0143】また、図20に示す投影型液晶表示装置
は、本発明のLCDを2枚以上用い、図19で使用した
光源と同等の機能を持つRGBの3波長を含む白色光源
57を用い、これを任意の波長に分光させる。分光させ
る手段としては、ダイクロイックミラー、カラーフィル
タ等が挙げられる。分光させた光をそれぞれLCD47
a,47b,47cに入射させている。こうすることに
より、各波長毎に光路を制御することが可能となる。よ
って、カラー表示が実現できる。
【0144】本発明のLCDをマトリクス表示に用いた
場合、変調部画素面積つまりは開口部の値によっては、
全体の透過率が低くなる問題が生じる。とくに投影型液
晶表示装置に用いるLCDは素子の単純化が構成上必要
とされる。単純マトリクスの場合は絶縁領域が、またス
イッチング素子の場合はスイッチング素子や配線領域を
含めて非変調部の占める割合が大きくなる。コントラス
トを確保するためには、これら非変調部を遮光すること
が望ましいので、これらLCDは事実上透過率が低くな
っていた。
【0145】このような問題は、LCDの光透過路に光
学的に凸レンズと同等の機能を有する層を設けることで
解決することができる。そのような例を図21および図
22に示す。図21において、入射光側外面後面の基板
間に、光学的に凸レンズと同等の機能を有する層60を
設け、遮光層に進行する光を画素の開口部内変調部に集
光させている。また、本発明のLCDにおいて、液晶層
に入射して通過する光は基板法線方向に平行な光路をと
ることが望ましい。よって、図21に示すように、開口
部に集光した光の進行方向が基板法線方向とほぼ同一方
向となれば、透過率向上とともにコントラストの維持を
実現できる。こうした作用を得るには、図22に示すよ
うに、本発明のLCDの入射光側基板の電極と前述の光
学的に凸レンズと同等の機能を有する層との間に、光学
的に凸レンズもしくは凹レンズと同等の機能を持つ層6
0を設ければよい。光学的に凸レンズと同等の機能を持
つ層と光学的に凸レンズもしくは凹レンズと同等の機能
を持つ層を透過した光は、LCD面内の法線方向とのな
す角度が、入射光のLCD面内の法線方向となす角度の
0.9ないし1.1倍となるように前述の光学的に凸レ
ンズと同等の機能を制御すれば、液晶層に入射される光
は平行度を保つことができ透過率とともにコントラスト
の維持が実現できる。
【0146】
【実施の形態】以下、本発明の第1の実施例に係わる投
写型表示装置を図面を参照して説明する。
【0147】図23はこの投写型表示装置の構成を示
す。この投写型表示装置は、回転楕円型のミラー10
1、光源ランプ102、電動絞り104、コンデンサレ
ンズ103、散乱型液晶表示素子108、フィールドレ
ンズ109、投射レンズ110、および電動絞り111
が光軸上に並べられた光学系を有する。ランプ102か
ら得られた光は直接ミラー101で反射してコリメータ
レンズ103に入射する。コリメータレンズ103はこ
の入射光を互いに平行な光線として液晶表示素子108
に入射させる。この液晶表示素子108は入射光の空間
的な伝搬方向を2次元領域で変調するもので、液晶表示
素子駆動回路107により駆動される。この液晶表示素
子108は液晶材料が高分子樹脂中に分散された液晶層
を一対の透明電極基板間に備えた液晶パネルである。フ
ィールドレンズ109は液晶表示素子108からの変調
光を投射レンズ群110に導き、投射レンズ群110は
この変調光を反射型スクリーンSCに投射する。すなわ
ち、この投射型表示装置の基本的な表示原理は従来と同
様である。
【0148】この表示装置では、電動絞り104が光源
ランプ102およびコリメータレンズ103間に配置さ
れ、電動絞り111が投射レンズ群110内に配置され
る。電動絞り104は液晶表示素子108に入射される
光線の角度範囲を制御するため光源ランプ102からの
光源光の光束を絞り、電動絞り111はスクリーンSC
に投射される光線の角度範囲を制御するため液晶表示素
子108からの変調光の光束を絞る。電動絞り104お
よび111の各々は耐熱性に優れた5枚のセラミックブ
レードCBおよびサーボモータMとを有し、セラミック
ブレードCBの組み合わせにより構成される円形の開口
の寸法、すなわち半径rをサーボモータMで変化させる
ことにより集光角が変化する円形の可変絞りとして機能
する。
【0149】さらにこの表示装置は、表示動作全体を制
御する表示制御回路121、この表示制御回路121に
よって指定される輝度レベルに設定されたラスター信号
を発生するラスター信号発生回路122、表示制御回路
121によって指定される集光角、すなわち開口半径r
を持つよう電動絞り104および111絞りの各々を駆
動する絞り駆動回路123、スクリーンSCの明るさを
検出しこの明るさに応じたアナログ電圧信号を発生する
光センサ128、および光センサ128からの電圧信号
をデジタル信号に変換して表示制御回路121に入力す
るための光センサインターフェイス回路124を有す
る。
【0150】表示制御回路121は、データバス125
を介してラスター信号発生回路122、絞り駆動回路1
23、および光センサインターフェース回路124に接
続され、光センサ128は、光センサインターフェース
回路124に接続され、絞り駆動回路123は、電動絞
り104および111絞りに接続され、液晶表示素子駆
動回路107は、液晶表示素子108に接続される。
【0151】この表示装置は、ラスター信号発生回路1
22の状態によって制御される切替スイッチSW1およ
びSW3と、絞り調整を命じるプッシュスイッチSW2
を有する。スイッチSW1は、映像信号が供給されるビ
デオ入力端131に接続される第1接点、ラスター信号
発生回路122のラスター信号出力端に接続される第2
接点、液晶表示素子駆動回路107に接続される共通接
点、およびラスター信号発生回路122のステータス出
力端子に接続される制御端子を有する。
【0152】スイッチSW2は、表示制御回路121の
一対のスイッチ接続端子間に接続される。スイッチSW
3は、可変抵抗127の一端に接続される第1接点、固
定抵抗126の一端に接続される第2接点、絞り駆動回
路123の抵抗接続端子の一方に接続される共通接点、
およびラスター信号発生回路122のステータス出力端
子に接続される制御端子を有する。固定抵抗126およ
び可変抵抗127の他端は、絞り駆動回路123の抵抗
接続端子の他方に接続される。
【0153】表示制御回路121は、スイッチSW2が
押されたことを検出して絞り調節モードを設定する。ラ
スター信号発生回路122は、通常停止状態に維持さ
れ、この絞り調節モードにおいて動作状態にされる。ス
イッチSW1は、ラスター信号発生回路122が停止状
態にあるときに供給されるステータス信号の下で共通接
点を第1接点に接続され、ラスター信号発生回路122
が動作状態にあるときに供給されるステータス信号の下
で共通接点を第2接点に接続される。すなわち、通常ス
イッチSW1は、映像信号を液晶表示素子駆動回路10
7に供給し、スイッチSW3は、可変抵抗127を絞り
駆動回路123を接続する。
【0154】ラスター信号発生回路122が絞り調節モ
ードの設定により動作状態になった場合、スイッチSW
1は、ラスター信号を液晶表示素子駆動回路107に供
給し、スイッチSW2は、固定回路126を絞り駆動回
路123に接続する。
【0155】絞り駆動回路123は、固定抵抗126に
接続された状態において電動絞り104および111を
表示制御回路121によって指定される集光角、すなわ
ち開口半径に調整する。可変抵抗127は、こうして設
定された集光角をさらに修正するために設けられたもの
で、手動で操作される。絞り駆動回路123は、可変抵
抗127に接続された状態において可変抵抗127が操
作されたとき、集光角の値を可変抵抗127の抵抗値に
応じて正および負の方向に修正する。
【0156】光センサ128は、例えばフォトダイオー
ドで構成され、スクリーンSCの明るさは、光センサ1
28から光センサインターフェース124を介して表示
制御回路121に供給される信号に基づいて測定され
る。
【0157】表示制御回路121は、様々なデータ処理
を行うマイクロプロセッサMPおよびこのマイクロプロ
セッサMPの制御プログラムおよび様々なデータを格納
するメモリSMを有する。制御プログラムは、絞り制御
モードで最適な集光角を決定するための処理ルーチンを
含む。
【0158】次に、この表示装置の動作を図24及び図
25を参照して説明する。
【0159】表示制御回路121は、電源投入に伴って
制御プログラムを実行することにより、図24に示す表
示制御処理を行う。この表示制御処理が開始されると、
ステップS201でプッシュスイッチSW2が押された
かどうかがチェックされる。プッシュスイッチSW2が
押されたことが検出されると、表示制御回路121は、
ステップS202でラスター信号発生装置122を動作
状態にするため、絞り調整モードを設定し、ラスター信
号の輝度レベルを最高にするようラスター信号発生装置
122に指定する。
【0160】スイッチSW1は、ラスター信号発生装置
122から発生されたラスター信号を液晶表示素子駆動
回路107に供給し、スイッチSW3は、固定抵抗12
6を絞り駆動回路123に接続する。このとき、液晶表
示素子駆動回路107は、ラスター信号に対応して光透
過率(変調度)が最大となるよう、液晶表示素子108
を駆動し、スクリーンSC全体に白画像を表示させる最
も明るい変調光を出射させる。この後、表示制御回路1
21は、ステップS203で様々な絞りの集光角に対す
るスクリーンSCの明るさを求める測定処理を行う。
【0161】図26は、この測定処理をさらに詳細に示
す。表示制御回路121は、液晶表示素子108を実際
に駆動するために要する応答時間を考慮して決定され
る。0.5秒程度の時間が経過するのをステップS25
2で各絞りを最も絞った状態に設定するために、集光角
1.0×10-3sradを絞り駆動回路123に指定す
る。表示制御回路121は、各絞りが最も絞られた状態
で光センサ128により検出されたスクリーンの明るさ
をステップS254で測定する。
【0162】その後、表示制御回路121は、ステップ
253で集光角度を0.5×10-3sradの割合で増
加させ、集光角が増大される毎に光センサ128により
検出されたスクリーンの明るさをステップS254で測
定する。ステップ255で集光角が9.5×10-3sr
adという絞りを最も開いた状態にする値に達したこと
が検出されると、白画像を表示した場合の測定処理が終
了し、図24に示すステップS204が実行される。
【0163】このステップ204では、表示制御回路1
21は、ステップS202でラスター信号の輝度レベル
を最低にするよう、ラスター信号発生装置122に指定
する。スイッチSW1およびSW2は、ステップS20
2のときと同様に機能する。このとき、液晶表示素子駆
動回路107は、ラスター信号に対応して光透過率(変
調度)が最小となるよう、液晶表示素子108を駆動
し、スクリーンSC全体に黒画像を表示させる最も暗い
変調光を出射させる。
【0164】その後、表示制御回路121は、ステップ
S205で再び図27に示す測定処理を行う。黒画像を
表示した場合の測定処理が終了すると、ステップS20
6が実行される。
【0165】このステップS206では、表示制御回路
121が集光角とコントラスト比との関係を示すデータ
テーブルを作成する。このデータテーブルは、同一集光
角に対してステップS203で得られた明るさの測定値
とステップS205で得られた明るさの測定値との比を
コントラスト比として求めることにより作成される。表
示制御回路121は、ステップS207でコントラスト
比が最大となる最適な集光角を絞り駆動回路123に指
定する。
【0166】絞り駆動回路123がこの最適な集光角を
持つよう電動絞り104及び111の各々を駆動する
と、表示制御回路121はラスター信号発生装置122
を停止状態にするため、絞り調整モードを解除し、再び
ステップS201を実行する。絞り調整モードの解除
後、スイッチSW1は、ビデオ入力端に入力される映像
信号を変調駆動回路107に供給し、スイッチSW3
は、可変抵抗127を絞り駆動回路123に接続する。
【0167】上述した実施例では、スイッチSW2を押
すことにより、コントラスト比が最大となる絞りの最適
集光角が求められ、絞りがこの最適集光角を持つように
自動的に調整される。可変抵抗器127は、この調整後
利用可能になるので、最適集光角の下で得られる表示画
像の明るさをさらに好みに応じて明るくまたは暗くなる
方向に変更することができる。
【0168】実施例1に用いた液晶表示素子の構造を以
下に説明する。
【0169】図8は、第1のLCDの上下電極のパター
ンを示す斜視図である。図9(a)は電圧無印加時の電
極を相対向させた液晶セルの平面図と断面図、図9
(b)は電圧印加時の液晶セルの平面図と断面図であ
る。
【0170】ガラスでできた上基板11の一方の面にI
TO(Indium Tin Oxide)からなるストライプ状の透明
な上電極33を形成し、その表面に上配向膜(JALS
−204−R14、日本合成ゴム製)35を積層する。
他方のガラスでできた下基板32の一面にITOからな
る透明な下電極34を形成し、その表面に下配向膜(J
ALS−204−R14、日本合成ゴム製)36を積層
する。上配向膜35および下配向膜36のプレチルト角
は87°である。
【0171】上電極33は、大きさが96μm×96μ
mである。1画素毎に幅16μmの複数のスリット状の
非導電体部33bを有して幅8μmの導電体部33aを
24μmピッチでストライプ状に配列したパターンであ
り、1画素96μm幅の中に4本の導電体部33aを形
成する。相対する下電極34は1画素内全面が導電体部
である。
【0172】下電極34はTFTスイッチング素子39
を有し、ゲート線43と信号線44に接続される。
【0173】上配向膜35の配向方向Fおよび下配向膜
36の配向方向Rは図8に示すように、電極の導電体に
平行するように、かつ180°異なる方向となるように
設定する。これら方向にラビング処理をした。また上下
基板の間隙を5μmとし液晶セルを形成する。この基板
間に誘電率異方性が負のネマティック液晶(ZLI−4
330、メタルジャパン製)を充填し、液晶層40とす
る。この液晶は屈折率異方性(Δn)が0.143で、
Δndは735nmである。図9(a)および図9
(b)において、Mは棒状の液晶分子の形状を模式図的
に表す。
【0174】ここで、散乱型液晶で得られた表示実験の
結果を示す。コントラスト比は集光角1.0×10-3
radの場合で70:1、集光角9.5×10-3sra
dの場合で18:1となった。また、白画像表示時の光
量は、集光角1.0×10-3sradの場合で18lm
で、集光角9.5×10-3sradの場合で75lmの
表示であった。また、部屋の明るさを変えて表示実験を
行ってみたが、その都度スイッチSW2を押すことで電
動絞り104および111の集光角がコントラスト比を
最大とする最適値に速やかに調整されるため、こうした
使用環境の変化に対して容易に対処できる。
【0175】以下、本発明の第2の実施例に係る投射型
表示装置を図26を参照して説明する。
【0176】この第2の実施例の表示装置は、表示制御
回路121に設けられたメモリSMの内容を除いて第1
の実施例の装置と全く同様のハードウエアで構成され
る。このため、同様部分を同一参照符号で示し、ハード
ウエア部分の説明を省略する。この実施例では、電動絞
り104および111に共通な可変範囲にある様々な集
光角とこれら集光角の下で白画像および黒画像をそれぞ
れ表示するために、変調素子から出射される変調光強度
との標準的な関係を示すデータテーブルが予めメモリS
Mに格納され、制御プログラムがこのテーブルを使用す
るために修正される。
【0177】すなわち、表示制御回路121は、電源投
入に伴って制御プログラムを実行することにより、図2
8に示す表示制御処理を行う。この表示制御処理が開始
されると、ステップS301でプッシュスイッチSW2
が押されたかどうかがチェックされる。プッシュスイッ
チSW2が押されたことが検出されると、表示制御回路
121は、ステップS302でラスター信号発生装置1
22を作動状態にするため、絞り調整モードを設定し、
2.1×10-3sradという標準的な絞りの集光角を
絞り駆動回路123に指定し、さらにステップS303
でラスター信号の輝度レベルを最高にするよう、ラスタ
ー信号発生装置122に指定する。
【0178】スイッチSW1は、ラスター信号発生装置
122から発生されたラスター信号を変調素子駆動回路
107に供給し、スイッチSW3は、固定抵抗126を
絞り駆動回路123に接続する。このとき、変調素子駆
動回路107は、ラスター信号に対応して光透過率(変
調度)が最大となるよう変調素子108を駆動し、スク
リーンSC全体に白画像を表示させる最も明るい変調光
を出射させる。
【0179】その後、表示制御回路121は、変調素子
108を実際に駆動するために要する応答時間を考慮し
て決定される0.5秒程度の所定時間が経過するのをス
テップS304で待ち、絞りの集光角が2.1×10-3
sradに設定された状態で光センサ128により検出
された明るさをステップS305で測定する。さらに、
表示制御回路121は、ステップS306でラスター信
号の輝度レベルを最低にするよう、ラスター信号発生装
置122に指定する。
【0180】スイッチSW1およびSW3は、ステップ
S303のときと同様に機能する。このとき、変調素子
駆動回路107は、ラスター信号に対応して光透過率
(変調度)が最小となるよう、変調素子108を駆動
し、スクリーンSC全体に黒画像を表示させる最も暗い
変調光を出射させる。この後、表示制御回路121は、
変調素子108を実際に駆動するために要する応答時間
を考慮して決定される0.5秒程度の所定時間が経過す
るのをステップS307で待ち、絞りの開口角が2.1
×10-3sradに設定された状態で光センサ128に
より検出された明るさをステップS308で測定する。
【0181】表示制御回路121は、ステップS309
で、白画像をスクリーンに表示した状態において得られ
る明るさLONと変調素子108から出射される変調光の
強度IONおよび背景の明るさLO との関係を表す式LON
=qION+LO 、並びに黒画像がスクリーンに表示され
た状態において得られる明るさLOFF と変調素子108
から出射される変調光の強度IOFF および背景の明るさ
O との関係を表わす式LOFF =qIOFF +LO に含ま
れる投射係数qおよび背景の明るさLO を求める。
【0182】すなわち、ステップS305およびS30
8で得られたLONおよびLOFF の測定値が変調光の強度
ONおよびIOFF と共にこれらの式に代入される。ここ
で、qは正の定数であり、IONおよびIOFF はメモリS
Mに格納されたデータテーブルから得られる値である。
その後、ステップS310で、表示制御回路121はス
テップS309で既知となったqおよびLO をステッブ
S309で示したLON=qION+LO およびLOFF =q
OFF +LO という2つの式に代入し、さらに絞りに共
通な可変範囲において集光角を変化させたとしてデータ
テーブルから得られる変調光の強度IONおよびIOFF
これらの式に代入することにより、コントラスト比LON
/LOFF が最大となる集光角を求め、ステッブS311
でこの集光角を絞り駆動回路123に指定する。
【0183】絞り駆動回路123がこの集光角を持つよ
う電動絞り104および111の各々を駆動すると、表
示制御回路121は、ステップS312でラスター信号
発生装置122を停止状態にするため、絞り調整モード
を解除し、再びステップS301を実行する。絞り調整
モード解除後、スイッチSW1は、ビデオ入力に入力さ
れる映像信号を変調素子駆動回路107に供給し、スイ
ッチSW3は、可変抵抗127を絞り駆動回路123に
接続する。
【0184】この第2の実施例では、第1の実施例と同
様にスイッチSW2を押すことにより、コントラスト比
が最大となる絞りの最適な集光角が求められ、絞りがこ
の最適集光角を持つよう、自動的に調整される。可変抵
抗器127は、この調整後、利用可能になるので、最適
集光角の下で得られる表示画像の明るさをさらに好みに
応じて明るくまたは暗くなる方向に変更することができ
る。
【0185】さらにこの実施例では、絞りの集光角を短
時間で最適化することができる。すなわち、第1の実施
例では、白画像および黒画像をスクリーンに表示させた
状態で、可変範囲において0.5×10-3sradの割
合で絞りの集光角を変化させ、その度にスクリーンの明
るさを測定しなくてはならない。これに対し、第2の実
施例では、スクリーンの明るさを測定する回数がメモリ
SMに予め用意されたデータテーブルを利用することに
より2回に低減でき、その結果、絞りの集光角を最適化
するために必要とされる時間を、5秒以下にすることが
可能になる。
【0186】また、この第2の実施例においては、式L
=qI+LO におけるqおよびLOを推定するために、
標準的な集光角において得られる最も明るい光強度ION
の変調光および最も暗い光強度IOFF の変調光の2つを
各々出射光として用いて明るさLを測定したが、それ以
外の変調状態を用いても、本発明の主旨を損なうもので
はない。
【0187】例えば、所定の中間調レベルに設定された
変調素子の変調度において集光角を最大としたときに得
られる変調光の光強度IAMAXおよび集光角を最小にした
ときに得られる変調光の光強度IAMINと、これら変調光
をそれぞれ出射光として用いて測定された明るさLAMAX
およびLAMINとを次式(14)および(15)に代入す
ることによりqおよびLO を求めてもよい。
【0188】 LAMAX=qIAMAX+LO …(14) LAMIN=qIAMIN+LO …(15) 要点は、qおよびLO を求めるために少なくとも2つの
異なる光強度の変調光をスクリーンSCに投射し、この
ときに得られるスクリーンSCの明るさを測定すること
にある。ただし、qおよびLO の精度はこれら変調光の
強度差が大きいほど向上することから、一方の変調光の
強度を最大に設定し他方の変調光の強度を最小にするこ
とが好ましい。
【0189】また、2つの異なる強度の変調光を投射す
る代わりに例えば3つ以上n個の異なる変調光を投射す
ることもできる。これら変調光の投射により得られる明
るさLi は、次式(16)によって表される。
【0190】 Li =qIi +LO (i=1,2,…,n) …(16) この場合、qおよびLO を最小自乗法等の手法を用いて
求めてもよい。これらqおよびLO が求められれば、様
々な比q/LO に対する最適な絞り状態の関係を示す一
次元のデータテーブルから、求めたqおよびLO の比に
対応する最適な絞りの状態を決定することができる。
【0191】尚、上述した各実施例では、反射型のスク
リーンSCがフロント側で表示画像を見るために用いら
れたが、透過型のスクリーンがリア側で表示画像を見る
ために用いられてもよい。
【0192】さらに、各実施例では、表示装置が変調素
子の透過光を変調光として利用するように構成された
が、変調素子の反射光を利用するように構成されてもよ
い。
【0193】
【発明の効果】本発明によれば、散乱型液晶表示素子と
して、各画素において実効的に一様な分子配列をするこ
とにより光透過状態を実現し、また、2種以上の電界方
向をもって、屈折レンズ効果や回折格子効果を得ること
により、光散乱状態を実現するような原理に基づく新規
な液晶表示素子を用い、前記液晶表示素子に入射する光
束の角度分布を反映するスクリーンの明るさが表示画像
のコントラスト比を最大とする絞り調整に利用されるた
め、スクリーンが置かれた環境の下でより見やすい表示
画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための、ランプから平行光線
を得るコリメータ光源の一例を示す図。
【図2】図1に示すコンデンサレンズの入射光線を示す
図。
【図3】図1に示す液晶表示素子への入射光束の角度分
布と液晶表示素子からの出射光束の角度分布との関係を
示す図。
【図4】照明された部屋に置かれたスクリーン上に画像
を表示させた場合に集光角に対応して測定された液晶表
示素子からの出射光束の強度および画像のコントラスト
比を示す特性図。
【図5】先に提案され液晶表示素子を説明する図で、
(a)は上下電極のパターンを示す斜視図、(b)は電
圧印加時の液晶セルの平面図と断面図。
【図6】スプレイ配列の液晶分子の印加電圧の有無によ
る振る舞いを説明する断面略図であり、(a)〜(c)
は電圧無印加時、(d)〜(f)は電圧印加時を示す
図。
【図7】理想的な液晶分子配列を示す図
【図8】本発明の液晶表示装置に使用される第1の液晶
表示素子における上下電極のパターンを示す斜視図。
【図9】本発明の液晶表示装置に使用される第1の液晶
表示素子を説明する図で、(a)は電圧無印加時の液晶
セルの平面図と断面図、(b)は電圧印加時の液晶セル
の平面図と断面図。
【図10】EEとRSが交互に配置される断面形状の一
例を示す図。
【図11】EEとRSが交互に配置される断面形状の他
の一例を示す図。
【図12】本発明の一実施例を説明する図。
【図13】電圧無印加時のEEとRSとの関係を説明す
る図。
【図14】電圧印加時のEEとRSとの関係を説明する
図。
【図15】本発明の液晶表示装置に使用される第2の液
晶表示素子における上下電極のパターンを示す斜視図。
【図16】本発明の液晶表示装置に使用される第2の液
晶表示素子を説明する図で、(a)は電圧無印加時の液
晶セルの平面図と断面図、(b)は電圧印加時の液晶セ
ルの平面図と断面図。
【図17】本発明の液晶表示装置に使用される第2の液
晶表示素子の散乱像を示す図。
【図18】シュリーレン光学装置の構成図。
【図19】投影型液晶表示装置を示す図。
【図20】他の投影型液晶表示装置を示す図。
【図21】液晶セルとマイクロレンズの断面図を示す
図。
【図22】他の液晶セルとマイクロレンズの断面図を示
す図。
【図23】本発明の第1の実施例に係る投射型表示装置
の構成を示す図。
【図24】図23に示す表示装置の動作を説明するため
のフローチャート。
【図25】図24示す測定処理をさらに詳細に示すフロ
ーチャートである。
【図26】本発明の第2の実施例に係る投射型表示装置
の動作を説明するためのフローチャート。
【図27】従来の投射型表示装置の構成を概略的に示す
図。
【符号の説明】
31…上基板、32…下基板、33…上電極、33a…
上電極導電部、33b…上電極非導電部、34…下電
極、34a…下電極導電部、34b…下電極非導電部、
35…上配向膜、36…下配向膜、39…スイッチング
素子、40…液晶層、43…ゲート線、44…信号線、
45…光源、46…シュリーレンレンズ、47…LC
D、48…集光レンズ、49…絞り、50…投射レン
ズ、51…スクリーン、52…駆動装置、53…ビテオ
信号出力装置、54,55…ダイクロイックミラー、5
6…全反射ミラー、57…白色光源、58…反射鏡、5
9…ランプ、60…マイクロレンズ層、101…回転楕
円型のミラー、102…ランプ、103…コンデンサレ
ンズ、104…電動絞り、107…変調素子駆動回路、
108…散乱型変調素子、109…フィールドレンズ、
110…投射レンズ群、111…電動絞り、121…表
示制御回路、122…ラスター信号発生回路、123…
絞り駆動回路、124…光センサインターフェース、1
26…固定抵抗、127…可変抵抗、128…光セン
サ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽藤 仁 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 渡邉 好浩 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 中村 弘喜 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 生垣 展 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源光学系と、 この光源光学系から出射された光の空間的な伝搬方向を
    2次元領域で変調する液晶表示素子と、 この液晶表示素子からの変調光を画像としてスクリーン
    に投射する投射光学系と、 前記光源光学系と前記液晶表示素子との間に配置され、
    前記光源光学系から前記液晶表示素子に入射する光束を
    制限する第1の絞り手段と、 前記液晶表示素子と前記投射光学系との間に配置され、
    前記液晶表示素子から前記投射光学系に入射する変調光
    の光束を制限する第2の絞り手段と、 絞り調節モードにおいて前記液晶表示素子に所定条件で
    変調光を生成させ、前記所定条件で生成される変調光が
    スクリーンに投射された状態で得られるスクリーンの明
    るさに基づいて、表示画像のコントラスト比を最大とす
    る最適値に前記第1および第2絞り手段のうちの少なく
    とも一方の集光角を調整する制御手段とを具備する液晶
    表示装置において、 前記液晶表示素子は、 対向配置され、それぞれの対向面に電極が形成された一
    対の基板と、 これら基板間に挟持されたネマティック液晶組成物から
    なる液晶層とを備え、 前記一対の基板の少なくとも一方の電極は、1画素毎に
    最も広い部分の幅を50μm以下とする導電体部と最も
    広い部分の幅を50μm以下とする非導電体部からなる
    領域を有し、少なくとも1画素毎に画素内の一部の領域
    において、一方の電極の導電体部と他方の電極の非導電
    体部が対向しており、かつ前記非導電体部の最も狭い部
    分の幅をSとし、前記対向配置された一対の基板間の間
    隔をDとしたとき、 S/2D≧tan(π/9) の関係を満たすことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、第1および第2絞り手
    段の集光角を略一致させる制御を行うように構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記スクリーン上の表
    示輝度を測定する測定手段を含むことを特徴とする請求
    項1に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記所定条件として少
    なくとも2種類の異なる光強度Iを設定する設定手段を
    含むことを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記設定手段によって
    設定された少なくとも2種類の光強度Iと、これら光強
    度Iで生成された変調光がスクリーンに投射されたとき
    に前記測定手段により測定された表示輝度Lとを式L=
    qI+LO (q:投射係数,LO :液晶表示装置が置か
    れた環境からの光に基づく前記スクリ−ン上の環境輝
    度)に代入することにより投射係数qおよび環境輝度L
    O を求める環境解析手段と、投射係数qおよび環境輝度
    O の様々な関係に対してコントラスト比を最大とする
    集光角を示すデータテーブルを格納する格納手段と、前
    記環境解析手段によって求められた投射係数qおよび環
    境輝度LO の関係に対応して前記データテーブルにおい
    て集光角を特定し、この集光角を前記最適値に決定する
    処理手段を含むことを特徴とする請求項4に記載の液晶
    表示装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、第1の光強度を設定す
    るために白画像表示用の変調度を指定し、第2の光強度
    を設定するために黒画像表示用の変調度を指定する指定
    手段を含むことを特徴とする請求項4に記載の液晶表示
    装置。
  7. 【請求項7】 前記白画像表示用の変調度で生成される
    変調光が前記スクリーンに投射された状態で前記集光角
    の可変範囲においてこの集光角を一定の割合で変化さ
    せ、この変化のたびに前記測定手段より測定される明る
    さをLONとし、前記黒画像表示の変調度で生成される変
    調光が前記スクリーンに投射された状態で前記集光角の
    可変範囲においてこの集光角を一定の割合で変化させ、
    この変化のたびに前記測定手段により測定される明るさ
    をLOFF とし、各集光角について得られた明るさLON
    よびLOFF の比をコントラスト比として求め、このコン
    トラスト比が最大となる集光角を前記最適値として決定
    する処理手段を含むことを特徴とする請求項6記載の液
    晶表示装置。
JP21784595A 1995-08-25 1995-08-25 液晶表示装置 Pending JPH0961779A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21784595A JPH0961779A (ja) 1995-08-25 1995-08-25 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21784595A JPH0961779A (ja) 1995-08-25 1995-08-25 液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0961779A true JPH0961779A (ja) 1997-03-07

Family

ID=16710668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21784595A Pending JPH0961779A (ja) 1995-08-25 1995-08-25 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0961779A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365607A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Sanyo Electric Co Ltd 投射型液晶プロジェクタ
JP2011170034A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Mitsubishi Electric Corp 光拡散装置、スクリーンおよび画像投写装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365607A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Sanyo Electric Co Ltd 投射型液晶プロジェクタ
JP2011170034A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Mitsubishi Electric Corp 光拡散装置、スクリーンおよび画像投写装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3232299B2 (ja) ディスプレイ装置
JPH1026765A (ja) 液晶表示素子、投影型液晶表示装置及び基板
KR100246081B1 (ko) 표시 장치
US5748275A (en) Liquid crystal display device and liquid crystal display apparatus
JPH1090708A (ja) 液晶表示素子
US20040257628A1 (en) Transmission type laminated hologram optical element and image display device comprising this optical element
JP6873499B2 (ja) 画素構造、表示デバイス、表示装置及び投影表示システム
US5576870A (en) Liquid crystal display panel having a phase grating formed of liquid crystal molecules
US6433847B1 (en) Reflection liquid crystal display which includes a pair of substrates
CA2058506C (en) Projector provided with a plurality of image generators
JP2014021140A (ja) スクリーン、および画像表示システム
JP2000147487A (ja) 液晶表示装置
EP1298484B1 (en) Liquid crystal display
US7477348B2 (en) Retarder, liquid crystal display element, and liquid crystal projector
JP3447895B2 (ja) 投射型表示装置におけるパラメータの設定方法
JP4082027B2 (ja) 照明装置およびこれを用いたプロジェクタ
JPH07199183A (ja) 表示装置
JPH0961779A (ja) 液晶表示装置
KR100890752B1 (ko) 반투과형 액정 소자
JP4194381B2 (ja) 光偏向装置
JPH07270719A (ja) 投写型表示装置
WO2020211625A1 (zh) 显示装置及其显示方法
CN100456101C (zh) 液晶显示器件及其制造方法
JPH1184357A (ja) 液晶表示装置
JP2001264727A (ja) 投射型表示装置