JPH0962171A - ホログラムカラーフィルターの作製方法 - Google Patents
ホログラムカラーフィルターの作製方法Info
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- JPH0962171A JPH0962171A JP21873295A JP21873295A JPH0962171A JP H0962171 A JPH0962171 A JP H0962171A JP 21873295 A JP21873295 A JP 21873295A JP 21873295 A JP21873295 A JP 21873295A JP H0962171 A JPH0962171 A JP H0962171A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複製によってホログラムカラーフィルターを
作製する際に、原版ホログラム両面、原版ホログラムと
ホログラム感材間のギャップ等での不要反射等に起因す
る不要干渉縞を低減する方法。 【解決手段】 レリーフ型計算機ホログラム原版7に、
ホログラム感材8を重ね合わせ、原版7側からレーザ光
9を入射させて複製することによってホログラムカラー
フィルターを作製する方法において、原版7の入射側に
楔状の透明部材15を重ね合わせて、原版7の入射側の
面と射出側の面を相互に非平行にすることにより、透明
部材15の入射側の面で反射された光とホログラム原
版7を直進する光とは非平行になり、感光層13中で
干渉しても比較的間隔の狭い干渉縞となり、表示画像に
重なっても目立たず表示の質を低下させることがなくな
る。
作製する際に、原版ホログラム両面、原版ホログラムと
ホログラム感材間のギャップ等での不要反射等に起因す
る不要干渉縞を低減する方法。 【解決手段】 レリーフ型計算機ホログラム原版7に、
ホログラム感材8を重ね合わせ、原版7側からレーザ光
9を入射させて複製することによってホログラムカラー
フィルターを作製する方法において、原版7の入射側に
楔状の透明部材15を重ね合わせて、原版7の入射側の
面と射出側の面を相互に非平行にすることにより、透明
部材15の入射側の面で反射された光とホログラム原
版7を直進する光とは非平行になり、感光層13中で
干渉しても比較的間隔の狭い干渉縞となり、表示画像に
重なっても目立たず表示の質を低下させることがなくな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホログラムカラー
フィルターの作製方法に関し、特に、計算機ホログラム
から複製によってホログラムカラーフィルターを作製す
る場合に、界面での不要反射に起因する不要干渉縞を低
減したホログラムカラーフィルターの作製方法に関す
る。
フィルターの作製方法に関し、特に、計算機ホログラム
から複製によってホログラムカラーフィルターを作製す
る場合に、界面での不要反射に起因する不要干渉縞を低
減したホログラムカラーフィルターの作製方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ホログラムアレーの1つとして、本出願
人は、特願平5−12170号等において、液晶表示装
置用ホログラムカラーフィルターを提案した。その構成
は、偏心したフレネルゾーンプレート状の微小ホログラ
ムアレーからなるものである。以下、簡単にこのホログ
ラムカラーフィルターについて説明する。
人は、特願平5−12170号等において、液晶表示装
置用ホログラムカラーフィルターを提案した。その構成
は、偏心したフレネルゾーンプレート状の微小ホログラ
ムアレーからなるものである。以下、簡単にこのホログ
ラムカラーフィルターについて説明する。
【0003】図7の断面図を参照にしてこのホログラム
カラーフィルターを用いた液晶表示装置について説明す
る。同図において、規則的に液晶セル6′(画素)に区
切られた液晶表示素子6のバックライト3入射側にこの
ホログラムカラーフィルターを構成するホログラムアレ
ー5が離間して配置される。液晶表示素子6背面には、
各液晶セル6′の間に設けられたブラック・マトリック
ス4が配置される。以上の他、図示しない偏光板が液晶
表示素子6の両側に配置される。なお、ブラック・マト
リックス4の間には、従来のカラー液晶表示装置と同様
に、R、G、Bの分色画素に対応した色の光を通過する
吸収型のカラーフィルターを配置するようにしてもよ
い。
カラーフィルターを用いた液晶表示装置について説明す
る。同図において、規則的に液晶セル6′(画素)に区
切られた液晶表示素子6のバックライト3入射側にこの
ホログラムカラーフィルターを構成するホログラムアレ
ー5が離間して配置される。液晶表示素子6背面には、
各液晶セル6′の間に設けられたブラック・マトリック
ス4が配置される。以上の他、図示しない偏光板が液晶
表示素子6の両側に配置される。なお、ブラック・マト
リックス4の間には、従来のカラー液晶表示装置と同様
に、R、G、Bの分色画素に対応した色の光を通過する
吸収型のカラーフィルターを配置するようにしてもよ
い。
【0004】ホログラムアレー5は、R、G、Bの分色
画素の繰り返し周期、すなわち、液晶表示素子6の紙面
内の方向に隣接する3つの液晶セル6′の組各々に対応
して、その繰り返しピッチと同じピッチでアレー状に配
置された微小ホログラム5′からなり、微小ホログラム
5′は液晶表示素子6の紙面内の方向に隣接する3つの
液晶セル6′各組に整列して各々1個ずつ配置されてお
り、各微小ホログラム5′は、ホログラムアレー5の法
線に対して角度θをなして入射するバックライト3の中
の緑色の成分の光を、その微小ホログラム5′に対応す
る3つの分色画素R、G、Bの中心の液晶セルG上に集
光するようにフレネルゾーンプレート状に形成されてい
るものである。そして、微小ホログラム5′は、回折効
率の波長依存性がないかもしくは少ない、レリーフ型、
位相型、振幅型等の透過型ホログラムからなる。ここ
で、回折効率の波長依存性がないかもしくは少ないと
は、リップマンホログラムのように、特定の波長だけを
回折し、他の波長は回折しないタイプのものではなく、
1つの回折格子で何れの波長も回折するものを意味し、
この回折効率の波長依存性が少ない回折格子は、波長に
応じて異なる回折角で回折する。
画素の繰り返し周期、すなわち、液晶表示素子6の紙面
内の方向に隣接する3つの液晶セル6′の組各々に対応
して、その繰り返しピッチと同じピッチでアレー状に配
置された微小ホログラム5′からなり、微小ホログラム
5′は液晶表示素子6の紙面内の方向に隣接する3つの
液晶セル6′各組に整列して各々1個ずつ配置されてお
り、各微小ホログラム5′は、ホログラムアレー5の法
線に対して角度θをなして入射するバックライト3の中
の緑色の成分の光を、その微小ホログラム5′に対応す
る3つの分色画素R、G、Bの中心の液晶セルG上に集
光するようにフレネルゾーンプレート状に形成されてい
るものである。そして、微小ホログラム5′は、回折効
率の波長依存性がないかもしくは少ない、レリーフ型、
位相型、振幅型等の透過型ホログラムからなる。ここ
で、回折効率の波長依存性がないかもしくは少ないと
は、リップマンホログラムのように、特定の波長だけを
回折し、他の波長は回折しないタイプのものではなく、
1つの回折格子で何れの波長も回折するものを意味し、
この回折効率の波長依存性が少ない回折格子は、波長に
応じて異なる回折角で回折する。
【0005】このような構成であるので、ホログラムア
レー5の液晶表示素子6と反対側の面からその法線に対
して角度θをなして入射する白色のバックライト3を入
射させると、波長に依存して微小ホログラム5′による
回折角は異なり、各波長に対する集光位置はホログラム
アレー5面に平行な方向に分散される。その中の、赤の
波長成分は赤を表示する液晶セルRの位置に、緑の成分
は緑を表示する液晶セルGの位置に、青の成分は青を表
示する液晶セルBの位置にそれぞれ回折集光するよう
に、ホログラムアレー5を構成配置することにより、そ
れぞれの色成分はブラック・マトリックス4でほとんど
減衰されずに各液晶セル6′を通過し、対応する位置の
液晶セル6′の状態に応じた色表示を行うことができ
る。
レー5の液晶表示素子6と反対側の面からその法線に対
して角度θをなして入射する白色のバックライト3を入
射させると、波長に依存して微小ホログラム5′による
回折角は異なり、各波長に対する集光位置はホログラム
アレー5面に平行な方向に分散される。その中の、赤の
波長成分は赤を表示する液晶セルRの位置に、緑の成分
は緑を表示する液晶セルGの位置に、青の成分は青を表
示する液晶セルBの位置にそれぞれ回折集光するよう
に、ホログラムアレー5を構成配置することにより、そ
れぞれの色成分はブラック・マトリックス4でほとんど
減衰されずに各液晶セル6′を通過し、対応する位置の
液晶セル6′の状態に応じた色表示を行うことができ
る。
【0006】このように、ホログラムアレー5をカラー
フィルターとして用いることにより、従来のカラーフィ
ルター用バックライトの各波長成分を無駄なく吸収なく
各液晶セル6′へ入射させることができるため、その利
用効率を大幅に向上させることができる。
フィルターとして用いることにより、従来のカラーフィ
ルター用バックライトの各波長成分を無駄なく吸収なく
各液晶セル6′へ入射させることができるため、その利
用効率を大幅に向上させることができる。
【0007】このような、ホログラムアレーからなるカ
ラーフィルターの製造は、例えば計算機ホログラムから
なる微小ホログラムレンズアレーから出た多点収束光と
ゼロ次透過光との二光束干渉による複製方法(特願平5
−14572号)によっている。その複製方法を図6の
断面図を参照にして簡単に説明すると、微小ホログラム
5′のホログラム干渉縞を計算機によって計算し、例え
ば電子線レジストを塗布したガラス基板上へ電子ビーム
によってその干渉縞を描画し、現像して、レリーフ型の
計算機ホログラム(CGH:Computer Gen
eratedHologram)5″のアレー7を作製
する。次いで、図6に示すように、このようにして作製
したCGHアレー7のレリーフ面上に、ガラス基材12
上にフォトポリマー等の感光層13を設けその上にカバ
ーフィルム14を積層してなるホログラム感材8を、カ
バーフィルム14側で若干ギャップをおいて重ね合わ
せ、CGHアレー7側から図7のバックライト3に相当
する角度θでレーザ光9を入射させ、CGHアレー7の
各CGH5″によって生じる収束回折光10と直進透過
光11とを感光層13中で干渉させて、CGHアレー7
を複製する。この複製されたホログラムが図7のホログ
ラムアレー5として用いられる。また、この複製ホログ
ラムを原版としてさらに複製することによってホログラ
ムアレー5を作製することもできる。
ラーフィルターの製造は、例えば計算機ホログラムから
なる微小ホログラムレンズアレーから出た多点収束光と
ゼロ次透過光との二光束干渉による複製方法(特願平5
−14572号)によっている。その複製方法を図6の
断面図を参照にして簡単に説明すると、微小ホログラム
5′のホログラム干渉縞を計算機によって計算し、例え
ば電子線レジストを塗布したガラス基板上へ電子ビーム
によってその干渉縞を描画し、現像して、レリーフ型の
計算機ホログラム(CGH:Computer Gen
eratedHologram)5″のアレー7を作製
する。次いで、図6に示すように、このようにして作製
したCGHアレー7のレリーフ面上に、ガラス基材12
上にフォトポリマー等の感光層13を設けその上にカバ
ーフィルム14を積層してなるホログラム感材8を、カ
バーフィルム14側で若干ギャップをおいて重ね合わ
せ、CGHアレー7側から図7のバックライト3に相当
する角度θでレーザ光9を入射させ、CGHアレー7の
各CGH5″によって生じる収束回折光10と直進透過
光11とを感光層13中で干渉させて、CGHアレー7
を複製する。この複製されたホログラムが図7のホログ
ラムアレー5として用いられる。また、この複製ホログ
ラムを原版としてさらに複製することによってホログラ
ムアレー5を作製することもできる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CGH
アレー7を原版として図6のような複製方法で作製され
るホログラムアレー5には、CGHアレー7の両面での
不要反射、CGHアレー7とホログラム感材8の間のギ
ャップでの不要反射等に起因する不要干渉縞が重畳記録
されてしまう。この不要干渉縞は、ホログラムアレー5
の回折効率を低下させてしまうと共に、このホログラム
カラーフィルターを組み込んだ図7のような液晶表示装
置においては、その不要干渉縞が表示画像に重なって見
えてしまい、表示の質を低下させてしまう。
アレー7を原版として図6のような複製方法で作製され
るホログラムアレー5には、CGHアレー7の両面での
不要反射、CGHアレー7とホログラム感材8の間のギ
ャップでの不要反射等に起因する不要干渉縞が重畳記録
されてしまう。この不要干渉縞は、ホログラムアレー5
の回折効率を低下させてしまうと共に、このホログラム
カラーフィルターを組み込んだ図7のような液晶表示装
置においては、その不要干渉縞が表示画像に重なって見
えてしまい、表示の質を低下させてしまう。
【0009】本発明はこのような従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、原版ホログラム
から複製によってホログラムカラーフィルターを作製す
る際に、原版ホログラム両面、原版ホログラムとホログ
ラム感材間のギャップ等での不要反射等に起因する不要
干渉縞を低減する方法を提供することである。
みてなされたものであり、その目的は、原版ホログラム
から複製によってホログラムカラーフィルターを作製す
る際に、原版ホログラム両面、原版ホログラムとホログ
ラム感材間のギャップ等での不要反射等に起因する不要
干渉縞を低減する方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のホログラムカラーフィルターの作製方法は、集光性
の要素ホログラムを周期的に配置したアレーからなり、
各要素ホログラムが記録面の法線に対して角度をなして
入射する白色光を記録面に沿う方向に波長分散させて分
光するホログラムカラーフィルターのレリーフ型ホログ
ラム原版、あるいは、その原版にホログラム感材を重ね
合わせて、レリーフ型ホログラム原版側からレーザ光を
入射させて、レリーフ型ホログラム原版の各要素ホログ
ラムによって生じる収束回折光と直進透過光とをホログ
ラム感材の感光層中で干渉させて複製して得られたホロ
グラム複製第1原版に、ホログラム感材を重ね合わせ、
前記レリーフ型ホログラム原版あるいはホログラム複製
第1原版側からレーザ光を入射させて複製することによ
ってホログラムカラーフィルターを作製する方法におい
て、前記レリーフ型ホログラム原版あるいはホログラム
複製第1原版の入射側に楔状の透明部材を重ね合わせ
て、前記レリーフ型ホログラム原版あるいはホログラム
複製第1原版の入射側の面と射出側の面を相互に非平行
にすることを特徴とする方法である。
明のホログラムカラーフィルターの作製方法は、集光性
の要素ホログラムを周期的に配置したアレーからなり、
各要素ホログラムが記録面の法線に対して角度をなして
入射する白色光を記録面に沿う方向に波長分散させて分
光するホログラムカラーフィルターのレリーフ型ホログ
ラム原版、あるいは、その原版にホログラム感材を重ね
合わせて、レリーフ型ホログラム原版側からレーザ光を
入射させて、レリーフ型ホログラム原版の各要素ホログ
ラムによって生じる収束回折光と直進透過光とをホログ
ラム感材の感光層中で干渉させて複製して得られたホロ
グラム複製第1原版に、ホログラム感材を重ね合わせ、
前記レリーフ型ホログラム原版あるいはホログラム複製
第1原版側からレーザ光を入射させて複製することによ
ってホログラムカラーフィルターを作製する方法におい
て、前記レリーフ型ホログラム原版あるいはホログラム
複製第1原版の入射側に楔状の透明部材を重ね合わせ
て、前記レリーフ型ホログラム原版あるいはホログラム
複製第1原版の入射側の面と射出側の面を相互に非平行
にすることを特徴とする方法である。
【0011】本発明の別のホログラムカラーフィルター
の作製方法は、前記レリーフ型ホログラム原版あるいは
ホログラム複製第1原版側の入射側の面、射出側の面、
前記ホログラム感材の入射側の面の少なくも1面に反射
防止膜又は光吸収膜を設けることを特徴とする方法であ
る。
の作製方法は、前記レリーフ型ホログラム原版あるいは
ホログラム複製第1原版側の入射側の面、射出側の面、
前記ホログラム感材の入射側の面の少なくも1面に反射
防止膜又は光吸収膜を設けることを特徴とする方法であ
る。
【0012】本発明のさらに別のホログラムカラーフィ
ルターの作製方法は、前記レリーフ型ホログラム原版あ
るいはホログラム複製第1原版と前記ホログラム感材と
を相互に角度をなして重ね合わせることを特徴とする方
法である。
ルターの作製方法は、前記レリーフ型ホログラム原版あ
るいはホログラム複製第1原版と前記ホログラム感材と
を相互に角度をなして重ね合わせることを特徴とする方
法である。
【0013】本発明のもう1つのホログラムカラーフィ
ルターの作製方法は、前記レーザ光の入射角を前記レリ
ーフ型ホログラム原版あるいはホログラム複製第1原版
のブリュースター角近傍の角度とすることを特徴とする
方法である。
ルターの作製方法は、前記レーザ光の入射角を前記レリ
ーフ型ホログラム原版あるいはホログラム複製第1原版
のブリュースター角近傍の角度とすることを特徴とする
方法である。
【0014】本発明のもう1つのホログラムカラーフィ
ルターの作製方法は、集光性の要素ホログラムを周期的
に配置したアレーからなり、各要素ホログラムが記録面
の法線に対して角度をなして入射する白色光を記録面に
沿う方向に波長分散させて分光するホログラムカラーフ
ィルターのレリーフ型ホログラム原版にホログラム感材
を重ね合わせて、レリーフ型ホログラム原版側からレー
ザ光を入射させて、レリーフ型ホログラム原版の各要素
ホログラムによって生じる収束回折光と直進透過光とを
ホログラム感材の感光層中で干渉させて複製して得られ
たホログラム複製第1原版に、ホログラム感材を重ね合
わせ、前記ホログラム複製第1原版側からレーザ光を入
射させて複製することによってホログラムカラーフィル
ターを作製する方法において、前記ホログラム複製第1
原版と前記ホログラム感材との間に吸収性の屈折率整合
液を介して重ね合わせることを特徴とする方法である。
ルターの作製方法は、集光性の要素ホログラムを周期的
に配置したアレーからなり、各要素ホログラムが記録面
の法線に対して角度をなして入射する白色光を記録面に
沿う方向に波長分散させて分光するホログラムカラーフ
ィルターのレリーフ型ホログラム原版にホログラム感材
を重ね合わせて、レリーフ型ホログラム原版側からレー
ザ光を入射させて、レリーフ型ホログラム原版の各要素
ホログラムによって生じる収束回折光と直進透過光とを
ホログラム感材の感光層中で干渉させて複製して得られ
たホログラム複製第1原版に、ホログラム感材を重ね合
わせ、前記ホログラム複製第1原版側からレーザ光を入
射させて複製することによってホログラムカラーフィル
ターを作製する方法において、前記ホログラム複製第1
原版と前記ホログラム感材との間に吸収性の屈折率整合
液を介して重ね合わせることを特徴とする方法である。
【0015】本発明は、上記の何れか2つ以上の方法を
同時に採用するホログラムカラーフィルターの作製方法
も含むものである。
同時に採用するホログラムカラーフィルターの作製方法
も含むものである。
【0016】本発明においては、複製のために原版ホロ
グラムとホログラム感材を重ね合わせたときに、不要反
射を行う界面間を相互に非平行にして不要干渉縞の間隔
を狭くして目立たなくするか、界面での反射を少なくし
て不要干渉縞の発生を少なくするか、正規に記録される
干渉縞に対する不要干渉縞の強度をより小さくするかの
何れかを行うので、ホログラムカラーフィルターを用い
た液晶表示装置において不要干渉縞が低減でき、表示の
質が向上すると共に、回折効率も向上する。
グラムとホログラム感材を重ね合わせたときに、不要反
射を行う界面間を相互に非平行にして不要干渉縞の間隔
を狭くして目立たなくするか、界面での反射を少なくし
て不要干渉縞の発生を少なくするか、正規に記録される
干渉縞に対する不要干渉縞の強度をより小さくするかの
何れかを行うので、ホログラムカラーフィルターを用い
た液晶表示装置において不要干渉縞が低減でき、表示の
質が向上すると共に、回折効率も向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の基本的原理には3つあ
る。その第1は、原版ホログラムとホログラム感材を重
ね合わせたときに不要反射を行う界面間を相互に非平行
にして、不要干渉縞の間隔を狭くして目立たなくする方
法である。その第2は、界面での反射を少なくして不要
干渉縞の発生を少なくする方法である。その第3は、正
規に記録される干渉縞に対する不要干渉縞の強度をより
小さくすることである。
る。その第1は、原版ホログラムとホログラム感材を重
ね合わせたときに不要反射を行う界面間を相互に非平行
にして、不要干渉縞の間隔を狭くして目立たなくする方
法である。その第2は、界面での反射を少なくして不要
干渉縞の発生を少なくする方法である。その第3は、正
規に記録される干渉縞に対する不要干渉縞の強度をより
小さくすることである。
【0018】以下、これらの方法を図面を参照にして順
次説明して行く。図1は、CGH原版7の両面で反射し
た光と直接透過光との干渉による不要干渉縞の間隔を狭
くして目立たなくする配置である。すなわち、CGH原
版7のレリーフ面17上に、ガラス基材12上にフォト
ポリマー等の感光層13を設けその上にカバーフィルム
14を積層してなるホログラム感材8を、カバーフィル
ム14側で若干ギャップをおいて重ね合わせ、CGH原
版7側から図7のバックライト3に相当するレーザ光9
を入射させ、CGH原版7の各CGHによって生じる収
束回折光と直進透過光とを感光層13中で干渉させて、
CGH原版7を複製する。この複製は、図6の従来の場
合と同様である。この際、CGH原版7の入射側の面
(図の上側の面)から入射した光は、CGH原版7の
レリーフ面17で一部反射され、その入射側の面(図の
上側の面)に再度入射し、その面で一部反射されて光
となる。このとの光は、CGH原版7の両面が略平
行の場合、レリーフ面17を通過し、ホログラム感材8
に入射し、感光層13中で干渉して比較的間隔の広い不
要干渉縞を記録してしまう。すると、複製されたホログ
ラムカラーフィルターを組み込んだ図7のような液晶表
示装置において、その不要干渉縞が表示画像に重なって
見えてしまい、表示の質を低下させてしまう。
次説明して行く。図1は、CGH原版7の両面で反射し
た光と直接透過光との干渉による不要干渉縞の間隔を狭
くして目立たなくする配置である。すなわち、CGH原
版7のレリーフ面17上に、ガラス基材12上にフォト
ポリマー等の感光層13を設けその上にカバーフィルム
14を積層してなるホログラム感材8を、カバーフィル
ム14側で若干ギャップをおいて重ね合わせ、CGH原
版7側から図7のバックライト3に相当するレーザ光9
を入射させ、CGH原版7の各CGHによって生じる収
束回折光と直進透過光とを感光層13中で干渉させて、
CGH原版7を複製する。この複製は、図6の従来の場
合と同様である。この際、CGH原版7の入射側の面
(図の上側の面)から入射した光は、CGH原版7の
レリーフ面17で一部反射され、その入射側の面(図の
上側の面)に再度入射し、その面で一部反射されて光
となる。このとの光は、CGH原版7の両面が略平
行の場合、レリーフ面17を通過し、ホログラム感材8
に入射し、感光層13中で干渉して比較的間隔の広い不
要干渉縞を記録してしまう。すると、複製されたホログ
ラムカラーフィルターを組み込んだ図7のような液晶表
示装置において、その不要干渉縞が表示画像に重なって
見えてしまい、表示の質を低下させてしまう。
【0019】そこで、図1の場合は、CGH原版7のレ
ーザ光9の入射側の面上に屈折率がCGH原版7と略同
じ楔状の透明部材、すなわち、ウエッジ部材15を密着
させるようにする。こうすると、実質的にCGH原版7
の両面を形成するウエッジ部材15の上側の面とCGH
原版7のレリーフ面17は平行でなくなり、CGH原版
7へ入射した光と、CGH原版7のレリーフ面17で
一部反射され、ウエッジ部材15の入射側の面(図の上
側の面)で反射された光とは、相互にある程度の角度
をなす光となり、感光層13中で干渉しても比較的間隔
の狭い干渉縞が記録されることになる。したがって、こ
の不要干渉縞は表示画像に重なっても目立たず、表示の
質を低下させることがなくなる。なお、ウエッジ部材1
5は別体でなく、CGH原版7と一体に形成してもよ
い。
ーザ光9の入射側の面上に屈折率がCGH原版7と略同
じ楔状の透明部材、すなわち、ウエッジ部材15を密着
させるようにする。こうすると、実質的にCGH原版7
の両面を形成するウエッジ部材15の上側の面とCGH
原版7のレリーフ面17は平行でなくなり、CGH原版
7へ入射した光と、CGH原版7のレリーフ面17で
一部反射され、ウエッジ部材15の入射側の面(図の上
側の面)で反射された光とは、相互にある程度の角度
をなす光となり、感光層13中で干渉しても比較的間隔
の狭い干渉縞が記録されることになる。したがって、こ
の不要干渉縞は表示画像に重なっても目立たず、表示の
質を低下させることがなくなる。なお、ウエッジ部材1
5は別体でなく、CGH原版7と一体に形成してもよ
い。
【0020】次に、図2は、界面での反射を少なくする
方法の1つである。すなわち、複製のために若干ギャッ
プをおいて重ね合わせたCGH原版7とホログラム感材
8のCGH原版7の両側の面、及び、ホログラム感材8
のカバーフィルム14の表面に反射防止膜16を配置す
る例である。このようにすると、CGH原版7の両側の
面で不要は反射が起きず、また、CGH原版7とホログ
ラム感材8の間のギャップでも不要な反射が起きないた
め、ギャップ間での繰り返し反射による不要干渉縞が発
生しない。なお、CGH原版7の両側の面、ホログラム
感材8のカバーフィルム14の表面の何れか1面あるい
は2面にのみ反射防止膜16を設けても不要干渉縞を低
減することができる。
方法の1つである。すなわち、複製のために若干ギャッ
プをおいて重ね合わせたCGH原版7とホログラム感材
8のCGH原版7の両側の面、及び、ホログラム感材8
のカバーフィルム14の表面に反射防止膜16を配置す
る例である。このようにすると、CGH原版7の両側の
面で不要は反射が起きず、また、CGH原版7とホログ
ラム感材8の間のギャップでも不要な反射が起きないた
め、ギャップ間での繰り返し反射による不要干渉縞が発
生しない。なお、CGH原版7の両側の面、ホログラム
感材8のカバーフィルム14の表面の何れか1面あるい
は2面にのみ反射防止膜16を設けても不要干渉縞を低
減することができる。
【0021】なお、CGH原版7とホログラム感材8の
間のギャップに関しては、何れの面にも反射防止膜16
を設けず、カバーフィルム14の表面あるいはレリーフ
面17にND膜(吸収膜)のみを設けても、この表面で
反射する光の強度がND膜の吸収により低減されるた
め、このND膜を直接通過した光と、このND膜で反射
され、CGH原版7のレリーフ面17あるいはCGH原
版7の上側の面で反射され、その後このND膜を通過し
た光、あるいは、カバーフィルム14表面で反射され、
その後このND膜で反射されカバーフィルム14に入射
した光との間の強度比が低下するため、不要干渉縞の強
度の相対比が低下させることができる。
間のギャップに関しては、何れの面にも反射防止膜16
を設けず、カバーフィルム14の表面あるいはレリーフ
面17にND膜(吸収膜)のみを設けても、この表面で
反射する光の強度がND膜の吸収により低減されるた
め、このND膜を直接通過した光と、このND膜で反射
され、CGH原版7のレリーフ面17あるいはCGH原
版7の上側の面で反射され、その後このND膜を通過し
た光、あるいは、カバーフィルム14表面で反射され、
その後このND膜で反射されカバーフィルム14に入射
した光との間の強度比が低下するため、不要干渉縞の強
度の相対比が低下させることができる。
【0022】さて、図2のような配置でCGH原版7を
複製する場合、レーザ光9は必ずしもバックライト3に
相当する角度θで入射させる必要はない。レーザ光9の
波長を変えることにより、その入射角は変更可能であ
る。これは角度チューニングと呼ばれており、ホログラ
ム複製における波長と入射角をこのように変更しても、
原版7の複製は可能である。そこで、図3に示すよう
に、レーザ光9としてP偏光(紙面に平行な直線偏光)
を用い、その入射角がCGH原版7のブリュースター角
θB になるように波長を変更してCGH原版7の複製を
行う。ブリュースター角θB は、よく知られているよう
に、界面の入射側の屈折率をn1 、界面の射出側の屈折
率をn2 とするとき、tanθB =n2 /n1 の関係を
満たす入射角であり、このとき、P偏光のその界面での
反射率はゼロになる性質を有する角度である。したがっ
て、CGH原版7の複製のためのレーザ光9としてP偏
光を用い、そのCGH原版7への入射角をブリュースタ
ー角θB になるように波長を変更すると、CGH原版7
の両面で不要な反射は起きず、その両面での反射に基づ
く不要干渉縞は発生しない。しかも、CGH原版7を直
進した0次光は、ホログラム感材8表面のカバーフィル
ム14で反射されても、CGH原版7の両面には同様に
ブリュースター角θB で入射することになるため、CG
H原版7とホログラム感材8の間のギャップでも不要な
繰り返し反射は起きず、不要干渉縞が発生しない。な
お、レーザ光9の入射角は厳密にブリュースター角θB
である必要は必ずしもなく、その近傍、具体的にはθB
±5°程度の範囲であれば、ほとんど反射が起きず、不
要干渉縞の実質的な発生を防止することができる。
複製する場合、レーザ光9は必ずしもバックライト3に
相当する角度θで入射させる必要はない。レーザ光9の
波長を変えることにより、その入射角は変更可能であ
る。これは角度チューニングと呼ばれており、ホログラ
ム複製における波長と入射角をこのように変更しても、
原版7の複製は可能である。そこで、図3に示すよう
に、レーザ光9としてP偏光(紙面に平行な直線偏光)
を用い、その入射角がCGH原版7のブリュースター角
θB になるように波長を変更してCGH原版7の複製を
行う。ブリュースター角θB は、よく知られているよう
に、界面の入射側の屈折率をn1 、界面の射出側の屈折
率をn2 とするとき、tanθB =n2 /n1 の関係を
満たす入射角であり、このとき、P偏光のその界面での
反射率はゼロになる性質を有する角度である。したがっ
て、CGH原版7の複製のためのレーザ光9としてP偏
光を用い、そのCGH原版7への入射角をブリュースタ
ー角θB になるように波長を変更すると、CGH原版7
の両面で不要な反射は起きず、その両面での反射に基づ
く不要干渉縞は発生しない。しかも、CGH原版7を直
進した0次光は、ホログラム感材8表面のカバーフィル
ム14で反射されても、CGH原版7の両面には同様に
ブリュースター角θB で入射することになるため、CG
H原版7とホログラム感材8の間のギャップでも不要な
繰り返し反射は起きず、不要干渉縞が発生しない。な
お、レーザ光9の入射角は厳密にブリュースター角θB
である必要は必ずしもなく、その近傍、具体的にはθB
±5°程度の範囲であれば、ほとんど反射が起きず、不
要干渉縞の実質的な発生を防止することができる。
【0023】次に、図4は、複製のために若干ギャップ
をおいて重ね合わせるCGH原版7とホログラム感材8
を完全に平行ではなく、微小な角度δ、具体的には1°
以上5°以下だけ相互に傾ける配置を示すものである。
このような配置をとると、CGH原版7を直進した光
と、CGH原版7のレリーフ面17から出た0次光がホ
ログラム感材8表面のカバーフィルム14で反射され、
再びレリーフ面17に入射し、そこで反射された光と
の間では、相互にある程度の角度をなすことになり、感
光層13中で干渉しても比較的間隔の狭い干渉縞が記録
されることになる。したがって、CGH原版7とホログ
ラム感材8の間のギャップ内での繰り返し反射による不
要干渉縞は、表示画像に重なっても目立たず表示の質を
低下させることはない。
をおいて重ね合わせるCGH原版7とホログラム感材8
を完全に平行ではなく、微小な角度δ、具体的には1°
以上5°以下だけ相互に傾ける配置を示すものである。
このような配置をとると、CGH原版7を直進した光
と、CGH原版7のレリーフ面17から出た0次光がホ
ログラム感材8表面のカバーフィルム14で反射され、
再びレリーフ面17に入射し、そこで反射された光と
の間では、相互にある程度の角度をなすことになり、感
光層13中で干渉しても比較的間隔の狭い干渉縞が記録
されることになる。したがって、CGH原版7とホログ
ラム感材8の間のギャップ内での繰り返し反射による不
要干渉縞は、表示画像に重なっても目立たず表示の質を
低下させることはない。
【0024】ところで、以上の説明は、ホログラム複製
の原版として、レリーフ型のCGH原版7を前提にして
いたが、このCGH原版7にホログラム感材8を重ね合
わせて図1〜図4のような配置で複製して得たホログラ
ム(以下、ホログラム複製第1原版H1と呼ぶ。)を原
版として、そのホログラム複製第1原版H1に同様にホ
ログラム感材8を重ね合わせて図1〜図4のような配置
で複製してもよい。これらの場合も、不要干渉縞を低減
あるいはなくすことができる。
の原版として、レリーフ型のCGH原版7を前提にして
いたが、このCGH原版7にホログラム感材8を重ね合
わせて図1〜図4のような配置で複製して得たホログラ
ム(以下、ホログラム複製第1原版H1と呼ぶ。)を原
版として、そのホログラム複製第1原版H1に同様にホ
ログラム感材8を重ね合わせて図1〜図4のような配置
で複製してもよい。これらの場合も、不要干渉縞を低減
あるいはなくすことができる。
【0025】ところで、CGH原版7からの複製の際
は、CGH原版7とホログラム感材8の間に屈折率整合
液(以下、IMFと呼ぶ。)を介在させて複製すること
はできなかった。それは、IMFを間に介在させると、
CGH原版7とレリーフ面17の回折作用が失われてし
まい、複製ができなくなるからであった。しかし、ホロ
グラム複製第1原版H1からの複製の際には、第1原版
H1はレリーフ型のホログラムではなく体積位相型のホ
ログラムであるので、ホログラム複製第1原版H1とホ
ログラム感材8の間に屈折率整合液を介在させて、不要
な反射が起きないようにすることができる。その際、図
5に示すように、ホログラム複製第1原版H1とホログ
ラム感材8の間に介在させる屈折率整合液として、色着
きIMF18を用いると、ホログラム複製第1原版H1
とホログラム感材8の間のギャップ内で繰り返し反射し
た光は、3回以上色着きIMF18を通過し、一方、こ
の色着きIMF18を直通した光は1回しか色着きIM
F18を通過しないので、相互に干渉可能な光間の強度
比が大幅に低下するため、不要干渉縞の強度の相対比が
大幅に低下し、不要干渉縞の強度は弱まることになる。
は、CGH原版7とホログラム感材8の間に屈折率整合
液(以下、IMFと呼ぶ。)を介在させて複製すること
はできなかった。それは、IMFを間に介在させると、
CGH原版7とレリーフ面17の回折作用が失われてし
まい、複製ができなくなるからであった。しかし、ホロ
グラム複製第1原版H1からの複製の際には、第1原版
H1はレリーフ型のホログラムではなく体積位相型のホ
ログラムであるので、ホログラム複製第1原版H1とホ
ログラム感材8の間に屈折率整合液を介在させて、不要
な反射が起きないようにすることができる。その際、図
5に示すように、ホログラム複製第1原版H1とホログ
ラム感材8の間に介在させる屈折率整合液として、色着
きIMF18を用いると、ホログラム複製第1原版H1
とホログラム感材8の間のギャップ内で繰り返し反射し
た光は、3回以上色着きIMF18を通過し、一方、こ
の色着きIMF18を直通した光は1回しか色着きIM
F18を通過しないので、相互に干渉可能な光間の強度
比が大幅に低下するため、不要干渉縞の強度の相対比が
大幅に低下し、不要干渉縞の強度は弱まることになる。
【0026】なお、図5の場合は、ホログラム複製第1
原版H1とホログラム感材8の間のギャップ内での繰り
返し反射を防止するために、さらに、このギャップに面
するホログラム複製第1原版H1のカバーフィルム14
の表面及びホログラム感材8のカバーフィルム14の表
面に反射防止膜あるいはND膜(光吸収膜)16を配置
してある。この反射防止膜あるいはND膜(光吸収膜)
16の作用は上記の説明から明らかであるので説明は省
く。また、図5の場合、ホログラム感材8のガラス基材
12の感光層13とは反対側の表面からの反射による不
要干渉縞の発生を防止するために、その面に吸収層19
を設けてある。このようにホログラム感材8のガラス基
材12の感光層13とは反対側の表面に吸収層19を設
けることにより、ホログラム感材8裏面からの不要な反
射光が除去でき、それに基づく不要干渉縞の発生を防止
することができる。図1〜図4においても同様である。
原版H1とホログラム感材8の間のギャップ内での繰り
返し反射を防止するために、さらに、このギャップに面
するホログラム複製第1原版H1のカバーフィルム14
の表面及びホログラム感材8のカバーフィルム14の表
面に反射防止膜あるいはND膜(光吸収膜)16を配置
してある。この反射防止膜あるいはND膜(光吸収膜)
16の作用は上記の説明から明らかであるので説明は省
く。また、図5の場合、ホログラム感材8のガラス基材
12の感光層13とは反対側の表面からの反射による不
要干渉縞の発生を防止するために、その面に吸収層19
を設けてある。このようにホログラム感材8のガラス基
材12の感光層13とは反対側の表面に吸収層19を設
けることにより、ホログラム感材8裏面からの不要な反
射光が除去でき、それに基づく不要干渉縞の発生を防止
することができる。図1〜図4においても同様である。
【0027】さて、以上においては、原版7、H1の0
次光と1次回折光の間の比率については、何ら言及しな
かったが、0次光に基づく不要干渉縞を低減させるため
には、1次回折光の割合、すなわち、回折効率を上げれ
ばよいことは明らかである。また、ホログラム感材8の
層構成については、カバーフィルム14、感光層13、
ガラス基材12間の屈折率差が少ない方が界面での反射
が少なくなり、不要干渉縞の低減が可能になることも明
らかである。望ましくは、各層間の屈折率差が0.01
以下である。
次光と1次回折光の間の比率については、何ら言及しな
かったが、0次光に基づく不要干渉縞を低減させるため
には、1次回折光の割合、すなわち、回折効率を上げれ
ばよいことは明らかである。また、ホログラム感材8の
層構成については、カバーフィルム14、感光層13、
ガラス基材12間の屈折率差が少ない方が界面での反射
が少なくなり、不要干渉縞の低減が可能になることも明
らかである。望ましくは、各層間の屈折率差が0.01
以下である。
【0028】以上、本発明の不要干渉縞の発生を低減す
る方法、不要干渉縞が目立たなくする方法それぞれにつ
いて説明してきたが、2つ以上の方法を同時に採用して
よいことは明らかである。
る方法、不要干渉縞が目立たなくする方法それぞれにつ
いて説明してきたが、2つ以上の方法を同時に採用して
よいことは明らかである。
【0029】ところで、以上の本発明は、ホログラムカ
ラーフィルターを複製により作製する場合の不要干渉縞
の発生を低減するか目立たなくする方法についてであっ
たが、本発明はホログラムカラーフィルターに限らず、
他のホログラムの複製による作製方法にも適用できるこ
とは明らかである。
ラーフィルターを複製により作製する場合の不要干渉縞
の発生を低減するか目立たなくする方法についてであっ
たが、本発明はホログラムカラーフィルターに限らず、
他のホログラムの複製による作製方法にも適用できるこ
とは明らかである。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のホログラムカラーフィルターの作製方法によると、複
製のために原版ホログラムとホログラム感材を重ね合わ
せたときに、不要反射を行う界面間を相互に非平行にし
て不要干渉縞の間隔を狭くして目立たなくするか、界面
での反射を少なくして不要干渉縞の発生を少なくする
か、正規に記録される干渉縞に対する不要干渉縞の強度
をより小さくするかの何れかを行うので、ホログラムカ
ラーフィルターを用いた液晶表示装置において不要干渉
縞が低減でき、表示の質が向上すると共に、回折効率も
向上する。
のホログラムカラーフィルターの作製方法によると、複
製のために原版ホログラムとホログラム感材を重ね合わ
せたときに、不要反射を行う界面間を相互に非平行にし
て不要干渉縞の間隔を狭くして目立たなくするか、界面
での反射を少なくして不要干渉縞の発生を少なくする
か、正規に記録される干渉縞に対する不要干渉縞の強度
をより小さくするかの何れかを行うので、ホログラムカ
ラーフィルターを用いた液晶表示装置において不要干渉
縞が低減でき、表示の質が向上すると共に、回折効率も
向上する。
【図1】本発明によるホログラムカラーフィルターの作
製方法の1実施例を実施する配置を示す断面図である。
製方法の1実施例を実施する配置を示す断面図である。
【図2】別の実施例の作製方法を実施する配置を示す断
面図である。
面図である。
【図3】さらに別の実施例の作製方法を実施する配置を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】さらにもう1つの実施例の作製方法を実施する
配置を示す断面図である。
配置を示す断面図である。
【図5】さらにもう1つ別の実施例の作製方法を実施す
る配置を示す断面図である。
る配置を示す断面図である。
【図6】従来の複製方法を説明するための断面図であ
る。
る。
【図7】ホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示
装置の断面図である。
装置の断面図である。
3…バックライト 4…ブラック・マトリックス 5…ホログラムアレー(ホログラムカラーフィルター) 5′…微小ホログラム 5″…CGH 6…液晶表示素子 6′…液晶セル 7…CGHアレー原版 8…ホログラム感材 9…レーザ光 10…収束回折光 11…直進透過光 12…ガラス基材 13…感光層 14…カバーフィルム 15…ウエッジ部材 16…反射防止膜又はND膜(吸収膜) 17…レリーフ面 18…色着き屈折率整合液(色着きIMF) 19…吸収層 H1…ホログラム複製第1原版
Claims (6)
- 【請求項1】 集光性の要素ホログラムを周期的に配置
したアレーからなり、各要素ホログラムが記録面の法線
に対して角度をなして入射する白色光を記録面に沿う方
向に波長分散させて分光するホログラムカラーフィルタ
ーのレリーフ型ホログラム原版、あるいは、その原版に
ホログラム感材を重ね合わせて、レリーフ型ホログラム
原版側からレーザ光を入射させて、レリーフ型ホログラ
ム原版の各要素ホログラムによって生じる収束回折光と
直進透過光とをホログラム感材の感光層中で干渉させて
複製して得られたホログラム複製第1原版に、ホログラ
ム感材を重ね合わせ、前記レリーフ型ホログラム原版あ
るいはホログラム複製第1原版側からレーザ光を入射さ
せて複製することによってホログラムカラーフィルター
を作製する方法において、 前記レリーフ型ホログラム原版あるいはホログラム複製
第1原版の入射側に楔状の透明部材を重ね合わせて、前
記レリーフ型ホログラム原版あるいはホログラム複製第
1原版の入射側の面と射出側の面を相互に非平行にする
ことを特徴とするホログラムカラーフィルターの作製方
法。 - 【請求項2】 集光性の要素ホログラムを周期的に配置
したアレーからなり、各要素ホログラムが記録面の法線
に対して角度をなして入射する白色光を記録面に沿う方
向に波長分散させて分光するホログラムカラーフィルタ
ーのレリーフ型ホログラム原版、あるいは、その原版に
ホログラム感材を重ね合わせて、レリーフ型ホログラム
原版側からレーザ光を入射させて、レリーフ型ホログラ
ム原版の各要素ホログラムによって生じる収束回折光と
直進透過光とをホログラム感材の感光層中で干渉させて
複製して得られたホログラム複製第1原版に、ホログラ
ム感材を重ね合わせ、前記レリーフ型ホログラム原版あ
るいはホログラム複製第1原版側からレーザ光を入射さ
せて複製することによってホログラムカラーフィルター
を作製する方法において、 前記レリーフ型ホログラム原版あるいはホログラム複製
第1原版側の入射側の面、射出側の面、前記ホログラム
感材の入射側の面の少なくも1面に反射防止膜又は光吸
収膜を設けることを特徴とするホログラムカラーフィル
ターの作製方法。 - 【請求項3】 集光性の要素ホログラムを周期的に配置
したアレーからなり、各要素ホログラムが記録面の法線
に対して角度をなして入射する白色光を記録面に沿う方
向に波長分散させて分光するホログラムカラーフィルタ
ーのレリーフ型ホログラム原版、あるいは、その原版に
ホログラム感材を重ね合わせて、レリーフ型ホログラム
原版側からレーザ光を入射させて、レリーフ型ホログラ
ム原版の各要素ホログラムによって生じる収束回折光と
直進透過光とをホログラム感材の感光層中で干渉させて
複製して得られたホログラム複製第1原版に、ホログラ
ム感材を重ね合わせ、前記レリーフ型ホログラム原版あ
るいはホログラム複製第1原版側からレーザ光を入射さ
せて複製することによってホログラムカラーフィルター
を作製する方法において、 前記レリーフ型ホログラム原版あるいはホログラム複製
第1原版と前記ホログラム感材とを相互に角度をなして
重ね合わせることを特徴とするホログラムカラーフィル
ターの作製方法。 - 【請求項4】 集光性の要素ホログラムを周期的に配置
したアレーからなり、各要素ホログラムが記録面の法線
に対して角度をなして入射する白色光を記録面に沿う方
向に波長分散させて分光するホログラムカラーフィルタ
ーのレリーフ型ホログラム原版、あるいは、その原版に
ホログラム感材を重ね合わせて、レリーフ型ホログラム
原版側からレーザ光を入射させて、レリーフ型ホログラ
ム原版の各要素ホログラムによって生じる収束回折光と
直進透過光とをホログラム感材の感光層中で干渉させて
複製して得られたホログラム複製第1原版に、ホログラ
ム感材を重ね合わせ、前記レリーフ型ホログラム原版あ
るいはホログラム複製第1原版側からレーザ光を入射さ
せて複製することによってホログラムカラーフィルター
を作製する方法において、 前記レーザ光の入射角を前記レリーフ型ホログラム原版
あるいはホログラム複製第1原版のブリュースター角近
傍の角度とすることを特徴とするホログラムカラーフィ
ルターの作製方法。 - 【請求項5】 集光性の要素ホログラムを周期的に配置
したアレーからなり、各要素ホログラムが記録面の法線
に対して角度をなして入射する白色光を記録面に沿う方
向に波長分散させて分光するホログラムカラーフィルタ
ーのレリーフ型ホログラム原版にホログラム感材を重ね
合わせて、レリーフ型ホログラム原版側からレーザ光を
入射させて、レリーフ型ホログラム原版の各要素ホログ
ラムによって生じる収束回折光と直進透過光とをホログ
ラム感材の感光層中で干渉させて複製して得られたホロ
グラム複製第1原版に、ホログラム感材を重ね合わせ、
前記ホログラム複製第1原版側からレーザ光を入射させ
て複製することによってホログラムカラーフィルターを
作製する方法において、 前記ホログラム複製第1原版と前記ホログラム感材との
間に吸収性の屈折率整合液を介して重ね合わせることを
特徴とするホログラムカラーフィルターの作製方法。 - 【請求項6】 請求項1から5の何れか2項以上の方法
を同時に採用することを特徴とするホログラムカラーフ
ィルターの作製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21873295A JPH0962171A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | ホログラムカラーフィルターの作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21873295A JPH0962171A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | ホログラムカラーフィルターの作製方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0962171A true JPH0962171A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16724573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21873295A Pending JPH0962171A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | ホログラムカラーフィルターの作製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0962171A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001265201A (ja) * | 2000-03-22 | 2001-09-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 複製用ホログラム原版 |
| JP2001272906A (ja) * | 2000-01-21 | 2001-10-05 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラム原版及びその作製方法 |
| JP2009175707A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Seiko Epson Corp | 微細構造体の製造方法 |
| JP2011227182A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 透過型体積ホログラムの製造方法および製造装置 |
| JP2011232511A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラムの製造方法 |
-
1995
- 1995-08-28 JP JP21873295A patent/JPH0962171A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001272906A (ja) * | 2000-01-21 | 2001-10-05 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラム原版及びその作製方法 |
| JP2001265201A (ja) * | 2000-03-22 | 2001-09-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 複製用ホログラム原版 |
| JP2009175707A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Seiko Epson Corp | 微細構造体の製造方法 |
| JP2011227182A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 透過型体積ホログラムの製造方法および製造装置 |
| JP2011232511A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラムの製造方法 |
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