JPH0963061A - 光記録媒体とその情報記録方法および情報再生方法 - Google Patents

光記録媒体とその情報記録方法および情報再生方法

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JPH0963061A
JPH0963061A JP7240621A JP24062195A JPH0963061A JP H0963061 A JPH0963061 A JP H0963061A JP 7240621 A JP7240621 A JP 7240621A JP 24062195 A JP24062195 A JP 24062195A JP H0963061 A JPH0963061 A JP H0963061A
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recorded
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JP7240621A
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Kazuo Kuroda
和男 黒田
Akimasa Inoue
章賢 井上
Terushi Taniguchi
昭史 谷口
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Pioneer Electronic Corp
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/125Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
    • G11B7/126Circuits, methods or arrangements for laser control or stabilisation
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1816Testing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に最適な記録パワーで追記録が可能になる
とともに、所有する記録容量を無駄なく利用することが
できる光記録媒体と、この記録媒体への情報記録方法を
提供する。 【解決手段】 追記型光記録媒体において、本来、前回
記録した情報の最終位置を示すための識別エリアPA
を、パワーキャリブレーションのためのテスト記録エリ
アと兼用する構成とした。そして、識別エリアPAに続
く記録エリアに情報の追記をなすので、記録情報の記録
位置の近傍でパワーキャリブレーションを実行すること
になる。従って、記録位置の記録膜の特性にあった最適
パワー調整ができる。また、追記する際には必ずテスト
記録エリアが確保されるので、記録容量の許す限り情報
の追記を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0002】
【0001】
【0003】
【産業上の利用分野】本発明は、記録面上に集光される
光ビームにより記録面の物理的性状を変化させることに
より情報を記録する光記録媒体及びその情報の記録再生
方法に係わり、特に光ビーム強度のキャリブレーション
動作を伴う追記型光記録媒体及びこの光記録媒体への情
報の記録再生方法に関する。
【0004】
【0002】
【0005】
【従来の技術】追記型の光記録媒体としては、例えばC
D−R(追記型CD)などが知られている。このCD−
Rは、記録面上にレーザビームを集光させ、光エネルギ
ーを熱エネルギーに変換して記録面の物理的性状を変え
ることにより、情報を記録するようにしたものである。
【0006】ところで、このような記録媒体の場合、記
録材料として同一の材料のものを使用していても、材料
のばらつきなどによって個々の記録媒体毎に特性が微妙
に異なることが多い。このため、予め定められた固定パ
ワーのレーザビームを各記録媒体に一律に照射しても、
個々の記録媒体にとっては必ずしも最適なレーザパワー
とはならない。そこで、この種の記録媒体では、情報の
記録を開始する前に、レーザパワーを最適値に設定する
ためのレーザパワー調整(OPC:Optimum Power Cont
rol )を行っている。
【0007】図7に、前記CD−Rで採用されているレ
ーザパワー調整方法を示す。
【0008】CD−Rの場合、図示するように、CD−
Rのリードインエリアのさらに内周位置に、PCA(Po
wer Calibration Area)とよばれるパワー調整エリアを
用意し、記録開始前に、まずこのテストエリアで試し書
きすることにより、そのときのCD−Rにとって最適な
レーザパワーを求めるようにしている。
【0009】
【0003】
【0010】
【発明が解決しようとする課題】CD−Rなどの追記型
光記録媒体の場合、情報を一度書き込んだ位置には再書
込みすることができない。また、情報を書き込むための
記録装置(レコーダ)は、まず前記PCAに試し書きし
てレーザビームをパワー調整した後、情報記録エリアに
所定の情報を記録していくようなシステム仕様になって
いる。そこで、何回でも追記録できるようにするため
に、図7に示すように、前記パワー調整エリアPCA内
を例えば100個程度のブロックに分割し、1回の試し
書きに1ブロックづつを使用することにより、合計10
0回のパワー調整、すなわち合計100回の追記録を可
能としている。
【0011】しかしながら、100回の追記録が行われ
て全てのブロックが使用済みになると、例え情報記録エ
リアにまだ書込み可能な未記録部分(空きエリア)が残
っていたとしても、PCAにおける試し書きができない
ために追記録を行うことができないという問題があっ
た。
【0012】また、同一記録媒体内であっても、記録位
置に応じて記録膜の特性にはばらつきが存在するが、従
来の記録装置では、記録媒体上の特定位置(リードイン
エリアのさらに内周側)に配置されたPCAにてパワー
調整する構成であるため、ディスク製造時に、記録膜の
特性のばらつきを所定の範囲に抑えこむように膜の管理
を施す必要があり、ディスク価格を低減できない一因と
なっている。
【0013】また、記録情報の違法な複製を防止するた
めに、記録時には必ず実行されるレーザパワーのキャリ
ブレーションを利用できれば好都合である。
【0014】本発明は、前記のような問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、追記録
可能な回数をできるだけ増やすことができ、かつ、価格
の低減が図れる光記録媒体と、この記録媒体への情報記
録方法を提供することにある。
【0015】さらに他の目的とするところは、レーザパ
ワーのキャリブレーション動作を利用して、より簡単な
方法で記録情報の違法な複製を防止することのできる情
報記録方法及び情報再生方法を提供することにある。
【0016】
【0004】
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を解決するために考えられたもので、記録面上に集光
される光ビームによって記録面の物理的性状を変化させ
ることにより情報を記録する光記録媒体において、前記
光ビームの最適パワーを調整するためのテスト記録エリ
アを追記位置の近傍に設けるようにする。また、情報を
記録する毎に記録済み情報の区切りを示す識別エリアを
設け、これを前記テスト記録エリアとして用いる。
【0018】また、追記型光記録媒体における情報記録
方法において、前記光記録媒体上の追記位置を検索する
検索工程と、前記検索工程によって検索した追記位置の
直前に存在するテスト記録エリアに、前記光ビームを前
記光記録媒体に誘導する光ピックアップを移送する移送
工程と、前記テスト記録エリアにて前記光ビームの最適
記録パワーを調整する光強度調整工程と前記最適記録パ
ワーを用いて、前記追記位置より情報を記録する記録工
程とを有するようにする。
【0019】また、前記記録工程は、前記情報を記録し
た後、記録済み情報の区切りを示す識別エリアを形成す
るようにする。
【0020】また、前記光強度調整工程は、所定の範囲
内でパワーレベルを変化させて所定の情報パターンのテ
スト記録を行うテスト記録工程と、前記テスト記録工程
によって記録した前記情報パターンを再生するテスト再
生工程と、前記テスト再生工程によって再生した前記情
報パターンの再生状態に基づいて最適記録強度を判断す
る判断工程と、を有するようにする。
【0021】また、前記光記録媒体における記録済みの
テスト記録エリアを検索する第2の検索工程と、前記記
録済みのテスト記録エリアを再生する第2のテスト再生
工程と、を含み、前記第2のテスト再生工程にて再生し
た信号が所定の情報パターンと異なる場合、前記追記位
置の検索工程に移行しないように構成される。
【0022】また、前記光記録媒体における記録済みの
テスト記録エリアを再生した際に得られる情報パターン
が所定のパターンと一致するか否かを判断し、前記所定
のパターンと一致しない場合には、それ以降の記録動作
または再生動作に移行しないように構成される。
【0023】
【0005】
【0024】
【作用】請求項1に記載された構成を有する光記録媒体
の場合、光ビームの最適パワー調整をする為のテスト記
録エリアを追記録する位置の近傍に設けたので、追記位
置の記録膜の特性に合った最適パワー調整が可能とな
る。
【0025】また、請求項2に記載の光記録媒体の場
合、情報を記録する度に設けられる記録済み位置の区切
りを示す識別エリアをテスト記録エリアとするので、追
記位置の最適パワー調整が可能になると共に、テスト記
録エリアに起因する追記回数の制限を受けない。
【0026】請求項3に記載の情報記録方法によると、
追記位置を検索した後、その追記位置の前方に配置され
たテスト記録エリアにピックアップを移送し、そこで光
ビームのパワー調整を行った後、調整した最適パワーに
て追記録動作を行う。したがって、追記位置の記録膜の
特性に応じた最適パワーにて追記録が可能となる。
【0027】請求項4に記載の情報記録方法によると、
情報を追記録する度に記録済み位置の区切りを示す識別
エリアを設け、この識別エリアをテスト記録エリアとす
るので、追記位置の最適パワー調整が可能になると共
に、テスト記録エリアの記録容量に起因する追記回数の
制限を受けない。
【0028】請求項5に記載の情報記録方法によると、
パワーレベルを所定の範囲に亘って変化させながら所定
の情報パターンの試し書きを行い、この試し書きした情
報パターンの再生状態に基づいて最適パワーを設定す
る。
【0029】請求項6に記載の情報記録方法によると、
既に記録済みのテスト記録エリアに記録されているレー
ザパワーのキャリブレーション用の信号を再生し、再生
した信号が所定の情報パターンとは異なる場合、追記位
置の検索工程には移行しない。したがって、追記録動作
がなされなくなるので、記録の許可された正規の記録媒
体以外の記録媒体への情報の記録を阻止できる。
【0030】請求項7に記載の情報記録方法によると、
既に記録済みのテスト記録エリアに記録されている信号
を再生し、再生した信号が所定の情報パターンとは異な
る場合、それ以降の記録動作に移行しない。したがっ
て、記録の許可された正規の記録媒体以外の記録媒体へ
の情報の記録を阻止できる。
【0031】請求項8に記載の情報再生方法によると、
既に記録済みのテスト記録エリアに記録されている信号
を再生し、再生した信号が所定の情報パターンとは異な
る場合、それ以降の再生動作に移行しない。したがっ
て、再生の許可された正規の記録媒体以外の記録媒体か
らの情報の再生を阻止できる。
【0032】
【0006】
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0034】図1は、実施例に係わる光記録媒体(以
下、「ディスク」と称す)の信号記録配置図である。
【0035】図1(A)においてレーザパワー調整エリ
アPCA、リードインエリアRI及びリードアウトエリ
アは図6で説明したのと同様である。但し、PCAにつ
いては、従来のように100ブロックである必要はな
く、少なくとも、1ブロック分(すなわち、1回のキャ
リブレーションが可能)の記録領域が確保されていれば
良い。
【0036】この実施例では、追記する記録データ(D
ATA)の前に記録するデータのディレクトリや記録終
了位置を示すパーティションのアドレス等を記録するマ
ネージメント情報エリア(MA)と、記録データの次に
記録終了位置を示すパーティションエリア(PA)を設
ける。
【0037】ここで、ディスクに書き込むデータの書込
みフォーマットは、図1(B)に示すように、書込みデ
ータの一定長ごとに同期信号(SYNC)およびセクタ
番号(S#)を付加して書込むようにしている。
【0038】尚、PAは次の追記の際になされるレーザ
パワーのキャリブレーションのためのテスト記録領域と
して使用するため、追記時には同期信号及びセクタ番号
の形成に続いてデータ領域は確保されるものの、このデ
ータ領域には具体的なデータの書込みは行われない。
【0039】
【0007】図1(A)に示すように、最初の書込み
(Chapter 1)がなされたディスクに、2回目
の追記(Chapter 2)を行う場合は、まずMA
を読出してPAの位置を知り、PA位置にテスト記録用
データが書き込まれているか否かを判定し、テスト記録
用データが書き込まれていない場合は、テスト記録用デ
ータを書込みこれを再生してレーザパワーのキャリブレ
ーションを行った後で、Chapter 2で示すM
A,DATAを書き込むと共に、PAの領域を確保する
ようにする。したがって、複数の追記が行われた場合
は、最後に追記されたChapterのPAのみが書込
み終了位置(次の追記位置の直近に存在するテスト記録
領域)を示す。それ以前のChapterのPAは、テ
スト記録用データが記録されているので、容易に書込み
終了位置を知ることができる。
【0040】また、ディスクへの追記を終了し、ディス
クの記録内容を確定する場合は、図1(A)に示すよう
に、最後のPAに続いてROを書き込む。
【0041】尚、最初の書込み(Chapter 1)
を行う場合は、PCAでレーザパワーのキャリブレーシ
ョンを行う。
【0042】
【0008】次に、図2及び図3を参照して情報記録動
作を説明する。
【0043】図2は、記録/再生装置のブロック図、図
3は記録動作のフローチャートである。図2中、1は光
ディスク、2は光ディスク1を回転駆動するモータ、3
は光ピックアップ、4はサーボ回路、5は半導体レーザ
などの光源、6はエンコーダ、7はレーザ5のパワー制
御回路、8は再生ヘッドアンプ回路、9は再生用のデコ
ーダ、10はガイド信号用のデコーダ、11はプロセッ
サ(CPU)を示す。 いま、記録/再生装置がディス
ク1への記録モードに設定されると、CPU11は、図
3に示すようなレーザパワーの調整動作を実行する。
【0044】すなわち、まず、ディスクが載置位置にセ
ットされているか否かを確認する(S1)。この確認動
作は、ディスクが載置面に載置されていればフォーカス
インできることを利用して、例えば、所定の半径位置に
ピックアップを移送し、その位置でフォーカスインでき
ることを確認する。ディスクが載置されている場合、デ
ィスクの回転駆動を開始すると共に、フォーカスサー
ボ,トラッキングサーボなどディスク上にデータを記録
再生するために必要な種々のサーボ制御が正常になされ
ていることを確認する(S2)。次いで、ガイド信号デ
コーダ10から出力されるアドレス情報を参照しなが
ら、ディスク1のレーザパワー調整エリアPCAにアク
セスし(S3)、レーザパワー制御回路7を制御してピ
ックアップ3からディスク1に照射されるレーザビーム
の光強度を再生用の小さな値に設定するとともに、サー
ボ回路4を制御し、再生ヘッドアンプ8、デコーダ9に
よってディスク1の記録信号の再生状態とする。この
際、キャリブレーションは追記動作の前に行うことにな
っているから、少なくとも最初の書込み(Chapte
r 1)がなされていれば、PCAにはテスト記録され
たときのテスト記録用データが記録されている。したが
って、PCAを再生することによって得られるテスト記
録用データの存在を確認することにより、載置されたデ
ィスクが追記動作に伴うデータの書込みを一度も実行さ
れたことのない未書込の光ディスク(以下、ブランクデ
ィスクと称す)であるのか、少なくとも一度は書き込ま
れたことのあるディスクなのかを判別できる(S4,S
5)。
【0045】
【0009】S5において、載置されたディスクがブラ
ンクディスクであると判別された場合はS6に、また書
込済みである場合はS8に移行する。
【0046】S6では、ピックアップを再度PCAに移
送し、レーザパワーのキャリブレーションを行い、最適
なパワーを検知する。次いでS7に移行し、リードイン
エリアを形成すべく、レーザパワー制御回路7を制御し
てピックアップ3からディスク1に照射されるレーザビ
ームの光強度をS6にて求めた最適パワーに設定してリ
ードイン用のデータを記録する。続いて、書込みデータ
を基に作成したマネージメント情報(データのディレク
トリやパーティションのアドレス)および書込みデータ
を記録(S14,S15)した後、S16にてパーティ
ションエリアを確保(データ以外の同期信号やセクタ番
号の書込み)する。
【0047】一方、S5にてブランクディスクでは無い
と判別された場合、ピックアップを最初の書込み(Ch
apter 1)において作成されたMAへ移送し、マ
ネージメント情報の読取を行う(S8)。次いで、MA
に書き込まれているパーティションアドレスに基づいて
ピックアップをパーティションエリアへ移送してパーテ
ィションエリアの再生を行い(S9,S10)、パーテ
ィションエリアのデータ領域にテスト記録用データが存
在するか否か、すなわち、このパーティションエリアが
最終の書込み終了位置か否かを判定する(S11)。S
11にて最終の書込み終了位置ではないと判定した場合
には、パーティションエリアに続いて記録されているM
A(この場合、Chapter 2のMA)へピックア
ップを移送し、マネージメント情報の読取を行う(S1
2)。次いで、S11において最終の記録位置と判定さ
れるまで、上記S9〜S11のステップを繰り返し実行
する。
【0048】
【0010】S11にて最終の書込み終了位置であると
判定された場合には、そのパーティションエリアのデー
タ領域は未記録であるので、その未記録領域を利用して
今回の追記に先立つパワーキャリブレーションを実行し
て最適パワーを検知する(S13)。続いて、書込みデ
ータを基に作成したマネージメント情報および書込みデ
ータを記録し(S14,S15)、S16にてパーティ
ションエリアを確保する。
【0049】以上のように、本実施例によれば、追記す
る度に追記位置の直近にてレーザパワーのキャリブレー
ションを行うことができる。
【0050】
【0011】尚、本実施例では、光記録媒体として一度
だけ書込みの可能な追記型光ディスクを例に説明してい
るが、これに限定されるものではなく、請求の範囲にて
規定している通り、記録面上に集光される光ビームによ
って記録面の物理的性状を変化させることにより情報を
記録する光記録媒体(例えば、相変化型光ディスク)で
あれば、適用可能である。
【0051】次に、上記実施例によるレーザパワーのキ
ャリブレーションを利用し、記録情報の違法な複製を禁
止し得る記録/再生方法について図4乃至図6を用いて
説明する。
【0052】図4には違法な記録自体を禁止する場合の
記録動作のフローチャートを、また、図5には違法な方
法で記録された情報の再生を禁止する場合の再生動作の
フローチャートを示す。また、図6にはテスト記録する
際のレーザパワーの記録パターンを示す。
【0053】まず、本実施例を説明する前に、レーザパ
ワーのキャリブレーションについて簡単に説明する。
【0054】
【0012】レーザパワーのキャリブレーションは、最
適な記録パワーを求めるために、所定のテスト記録用デ
ータを所定の範囲に亘ってレーザパワーを段階的に変化
させてテスト記録し、これを再生したときの状態から最
も望ましいパワーを最適記録パワーとして選択する。例
えば、所定のテスト記録用データとしては、EFM信号
の3Tや11Tと呼ばれるパルス幅の信号を用いて、レ
ーザパワーを図6(A)に示すように、光ピックアップ
3から照射されるレーザビームのパワーを段階的に変え
ながらテスト記録を行い、このテスト記録が終了した
後、再生を行い、その再生信号の振幅レベルや再生波形
状態から記録パワーの最適値を求める。
【0055】尚、3Tや11Tではなく、特定のデータ
を変調した信号をテスト記録用データとしても構わな
い。この場合、変調されたデータは、通常のデータフォ
ーマットと同じ形式で記録される。
【0056】
【0013】次に、図4を用いて違法な記録の複製を禁
止し得る方法について説明する。
【0057】図4の特徴は、図3の記録動作において、
PCA或いは記録済みパーティションエリアに記録され
たテスト記録用データの状態から、許可された記録装置
で記録がなされたディスクであるか否かを判定し(S2
0,S21)、その結果に応じてそれ以降の記録動作を
実行しないようにする点にある。すなわち、テスト用記
録データは、上述の通りキャリブレーションの際に段階
的な記録パワーの変化を受けて記録されるが、所定の分
解能さえ満足されれば、記録パワーをどのような順番で
変化させてもキャリブレーション動作に与える影響はな
いから、この変化のさせ方に許可情報を含ませるのであ
る。
【0058】本実施例では、本来キャリブレーションの
ためになされる記録パワーの変化形態が、例えば図6
(B)に示すような、特定の変化パターンであるか否か
を判定するステップ(S20,S21)をPCAまたは
パーティションエリアの読み込みステップ(S4又はS
10)の後段に設けることによって、違法な複製を防止
する。
【0059】尚、特定パターンは、記録情報の著作権者
と記録/再生装置の製造者との間で、予め取り決めてお
けば良い。
【0060】
【0014】また特定パターンの検出は、再生RF信号
レベルの変化から検出しても良いし、再生信号を積分し
た積分値の変化から検出しても良い。また、再生信号の
エラー検出を行い、エラー頻度の変化から検出すること
も可能である。
【0061】次に図5を用いて違法な方法で記録された
ディスクを再生しない方法について説明する。
【0062】再生専用機の場合、リードインのさらに内
周側にあるPCAにはピックアップの移送ができない。
しかしながら、パーティションエリアはデータ記録領域
にあるのでこのエリアに記録された情報は読取が可能で
ある。
【0063】図6における特徴は、パーティションエリ
アを再生した後(S35)、記録済みパーティションエ
リアに記録されたテスト記録用データの状態から、許可
された記録装置で記録がなされたディスクであるか否か
を判定し(S36)、その結果に応じてそれ以降の再生
動作を実行しないようにする点にある。
【0064】判定の仕方は、図4にて説明した方法を適
用できる。つまり、パーティションエリアを再生した際
に得られるRF信号のレベルの変化から判定しても良い
し、エラー頻度の変化から判定することもできる。
【0065】尚、本実施例では、テスト記録用のレーザ
パワーの変化パターンを複製の許可情報として利用する
例を述べたが、これに限らず、種々の識別情報として利
用することができる。
【0066】
【0015】
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、次のような効果が得られる。
【0068】請求項1または、請求項2に記載の発明に
よれば、光ビームの最適パワー調整をする為のテスト記
録エリアを追記録する位置の近傍に設けたので、追記位
置の記録膜の特性に合った最適パワー調整が可能とな
り、記録膜の管理条件を緩くできるので光記録媒体のコ
ストの低減が図れる。
【0069】また、請求項2に記載の発明によれば、情
報を記録する度に設けられる記録済み位置の区切りを示
す識別エリアをテスト記録エリアとするので、テスト記
録エリアに起因する追記回数の制限を受けない。したが
って、情報記録エリアを有効に利用することが可能とな
る。
【0070】請求項3または請求項4に記載の発明によ
れば、追記位置を検索した後、その追記位置の前方に配
置されたテスト記録エリアにピックアップを移送し、そ
こで光ビームのパワー調整を行った後、調整した最適パ
ワーにて追記録動作を行う。したがって、追記位置の記
録膜の特性に応じた最適パワーにて追記録が可能とな
り、光記録媒体の記録膜の管理条件を緩くできる。
【0071】請求項4に記載の発明によれば、情報を追
記録する度に記録済み位置の区切りを示す識別エリアを
設け、この識別エリアをテスト記録エリアとするので、
テスト記録エリアの記録容量に起因する追記回数の制限
を受けない。
【0072】請求項6及び請求項7に記載の発明によれ
ば、既に記録済みのテスト記録エリアに記録されている
レーザパワーのキャリブレーション用の信号を再生し、
再生した信号が所定の情報パターンとは異なる場合、そ
れ以降の記録動作に移行しない。したがって、許可され
た正規の記録媒体以外は、記録動作がなされなくなり、
違法な複製の防止が図れる。
【0073】請求項8に記載の発明によれば、既に記録
済みのテスト記録エリアに記録されている信号を再生
し、再生した信号が所定の情報パターンとは異なる場
合、それ以降の再生動作に移行しない。したがって、再
生の許可された正規の記録媒体以外の記録媒体からの情
報の再生を阻止でき違法な複製の防止が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録媒体の記録フォーマットを示す
図である。
【図2】本発明の実施例の記録再生装置の構成図であ
る。
【図3】本発明の実施例の記録動作のフローチャートで
ある。
【図4】記録時に違法な複製を禁止するためのフローチ
ャートである。
【図5】違法な複製による光ディスクの再生を禁止する
ためのフローチャートである。
【図6】テスト記録する際のレーザパワーの変化パター
ンを示す。
【図7】従来のCD−Rの信号記録配置を示す。
【符号の説明】 1 ・・・・・ 追記型光ディスク 2 ・・・・・ モーター 3 ・・・・・ ピックアップ 4 ・・・・・ サーボ回路 5 ・・・・・ レーザ 6 ・・・・・ エンコーダー 7 ・・・・・ パワー制御回路 8 ・・・・・ 再生増幅器 9 ・・・・・ デコーダ 10 ・・・・・ ガイド信号デコーダ 11 ・・・・・ プロセッサ(CPU)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録面上に集光される
光ビームにより記録面の物理的性状を変化させることに
より情報を記録する光記録媒体及びその情報の記録再生
方法に係わり、特に光ビーム強度のキャリブレーション
動作を伴う追記型光記録媒体及びこの光記録媒体への情
報の記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】追記型の光記録媒体としては、例えばC
D−R(追記型CD)などが知られている。このCD−
Rは、記録面上にレーザビームを集光させ、光エネルギ
ーを熱エネルギーに変換して記録面の物理的性状を変え
ることにより、情報を記録するようにしたものである。
ところで、このような記録媒体の場合、記録材料として
同一の材料のものを使用していても、材料のばらつきな
どによって個々の記録媒体毎に特性が微妙に異なること
が多い。このため、予め定められた固定パワーのレーザ
ビームを各記録媒体に一律に照射しても、個々の記録媒
体にとっては必ずしも最適なレーザパワーとはならな
い。そこで、この種の記録媒体では、情報の記録を開始
する前に、レーザパワーを最適値に設定するためのレー
ザパワー調整(OPC:Optimum Power
Control)を行っている。図7に、前記CD−R
で採用されているレーザパワー調整方法を示す。CD−
Rの場合、図示するように、CD−Rのリードインエリ
アのさらに内周位置に、PCA(Power Cali
bration Area)とよばれるパワー調整エリ
アを用意し、記録開始前に、まずこのテストエリアで試
し書きすることにより、そのときのCD−Rにとって最
適なレーザパワーを求めるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】CD−Rなどの追記型
光記録媒体の場合、情報を一度書き込んだ位置には再書
込みすることができない。また、情報を書き込むための
記録装置(レコーダ)は、まず前記PCAに試し書きし
てレーザビームをパワー調整した後、情報記録エリアに
所定の情報を記録していくようなシステム仕様になって
いる。そこで、何回でも追記録できるようにするため
に、図7に示すように、前記パワー調整エリアPCA内
を例えば100個程度のブロックに分割し、1回の試し
書きに1ブロックづつを使用することにより、合計10
0回のパワー調整、すなわち合計100回の追記録を可
能としている。しかしながら、100回の追記録が行わ
れて全てのブロックが使用済みになると、例え情報記録
エリアにまだ書込み可能な未記録部分(空きエリア)が
残っていたとしても、PCAにおける試し書きができな
いために追記録を行うことができないという問題があっ
た。また、同一記録媒体内であっても、記録位置に応じ
て記録膜の特性にはばらつきが存在するが、従来の記録
装置では、記録媒体上の特定位置(リードインエリアの
さらに内周側)に配置されたPCAにてパワー調整する
構成であるため、ディスク製造時に、記録膜の特性のば
らつきを所定の範囲に抑えこむように膜の管理を施す必
要があり、ディスク価格を低減できない一因となってい
る。また、記録情報の違法な複製を防止するために、記
録時には必ず実行されるレーザパワーのキャリブレーシ
ョンを利用できれば好都合である。本発明は、前記のよ
うな問題を解決するためになされたもので、その目的と
するところは、追記録可能な回数をできるだけ増やすこ
とができ、かつ、価格の低減が図れる光記録媒体と、こ
の記録媒体への情報記録方法を提供することにある。さ
らに他の目的とするところは、レーザパワーのキャリブ
レーション動作を利用して、より簡単な方法で記録情報
の違法な複製を防止することのできる情報記録方法及び
情報再生方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を解決するために考えられたもので、記録面上に集光
される光ビームによって記録面の物理的性状を変化させ
ることにより情報を記録する光記録媒体において、前記
光ビームの最適パワーを調整するためのテスト記録エリ
アを追記位置の近傍に設けるようにする。また、情報を
記録する毎に記録済み情報の区切りを示す識別エリアを
設け、これを前記テスト記録エリアとして用いる。ま
た、追記型光記録媒体における情報記録方法において、
前記光記録媒体上の追記位置を検索する検索工程と、前
記検索工程によって検索した追記位置の直前に存在する
テスト記録エリアに、前記光ビームを前記光記録媒体に
誘導する光ピックアップを移送する移送工程と、前記テ
スト記録エリアにて前記光ビームの最適記録パワーを調
整する光強度調整工程と前記最適記録パワーを用いて、
前記追記位置より情報を記録する記録工程とを有するよ
うにする。また、前記記録工程は、前記情報を記録した
後、記録済み情報の区切りを示す識別エリアを形成する
ようにする。また、前記光強度調整工程は、所定の範囲
内でパワーレベルを変化させて所定の情報パターンのテ
スト記録を行うテスト記録工程と、前記テスト記録工程
によって記録した前記情報パターンを再生するテスト再
生工程と、前記テスト再生工程によって再生した前記情
報パターンの再生状態に基づいて最適記録強度を判断す
る判断工程と、を有するようにする。また、前記光記録
媒体における記録済みのテスト記録エリアを検索する第
2の検索工程と、前記記録済みのテスト記録エリアを再
生する第2のテスト再生工程と、を含み、前記第2のテ
スト再生工程にて再生した信号が所定の情報パターンと
異なる場合、前記追記位置の検索工程に移行しないよう
に構成される。また、前記光記録媒体における記録済み
のテスト記録エリアを再生した際に得られる情報パター
ンが所定のパターンと一致するか否かを判断し、前記所
定のパターンと一致しない場合には、それ以降の記録動
作または再生動作に移行しないように構成される。
【0005】
【作用】請求項1に記載された構成を有する光記録媒体
の場合、光ビームの最適パワー調整をする為のテスト記
録エリアを追記録する位置の近傍に設けたので、追記位
置の記録膜の特性に合った最適パワー調整が可能とな
る。また、請求項2に記載の光記録媒体の場合、情報を
記録する度に設けられる記録済み位置の区切りを示す識
別エリアをテスト記録エリアとするので、追記位置の最
適パワー調整が可能になると共に、テスト記録エリアに
起因する追記回数の制限を受けない。請求項3に記載の
情報記録方法によると、追記位置を検索した後、その追
記位置の前方に配置されたテスト記録エリアにピックア
ップを移送し、そこで光ビームのパワー調整を行った
後、調整した最適パワーにて追記録動作を行う。したが
って、追記位置の記録膜の特性に応じた最適パワーにて
追記録が可能となる。請求項4に記載の情報記録方法に
よると、情報を追記録する度に記録済み位置の区切りを
示す識別エリアを設け、この識別エリアをテスト記録エ
リアとするので、追記位置の最適パワー調整が可能にな
ると共に、テスト記録エリアの記録容量に起因する追記
回数の制限を受けない。請求項5に記載の情報記録方法
によると、パワーレベルを所定の範囲に亘って変化させ
ながら所定の情報パターンの試し書きを行い、この試し
書きした情報パターンの再生状態に基づいて最適パワー
を設定する。請求項6に記載の情報記録方法によると、
既に記録済みのテスト記録エリアに記録されているレー
ザパワーのキャリブレーション用の信号を再生し、再生
した信号が所定の情報パターンとは異なる場合、追記位
置の検索工程には移行しない。したがって、追記録動作
がなされなくなるので、記録の許可された正規の記録媒
体以外の記録媒体への情報の記録を阻止できる。請求項
7に記載の情報記録方法によると、既に記録済みのテス
ト記録エリアに記録されている信号を再生し、再生した
信号が所定の情報パターンとは異なる場合、それ以降の
記録動作に移行しない。したがって、記録の許可された
正規の記録媒体以外の記録媒体への情報の記録を阻止で
きる。請求項8に記載の情報再生方法によると、既に記
録済みのテスト記録エリアに記録されている信号を再生
し、再生した信号が所定の情報パターンとは異なる場
合、それ以降の再生動作に移行しない。したがって、再
生の許可された正規の記録媒体以外の記録媒体からの情
報の再生を阻止できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。図1は、実施例に係わる光記録媒体(以
下、「ディスク」と称す)の信号記録配置図である。図
1(A)においてレーザパワー調整エリアPCA、リー
ドインエリアRI及びリードアウトエリアは図6で説明
したのと同様である。但し、PCAについては、従来の
ように100ブロックである必要はなく、少なくとも、
1ブロック分(すなわち、1回のキャリブレーションが
可能)の記録領域が確保されていれば良い。この実施例
では、追記する記録データ(DATA)の前に記録する
データのディレクトリや記録終了位置を示すパーティシ
ョンのアドレス等を記録するマネージメント情報エリア
(MA)と、記録データの次に記録終了位置を示すパー
ティションエリア(PA)を設ける。ここで、ディスク
に書き込むデータ書込みフォーマットは、図1(B)に
示すように、書込みデータの一定長ごとに同期信号(S
YNC)およびセクタ番号(S#)を付加して書込むよ
うにしている。尚、PAは次の追記の際になされるレー
ザパワーのキャリブレーションのためのテスト記録領域
として使用するため、追記時には同期信号及びセクタ番
号の形成に続いてデータ領域は確保されるものの、この
データ領域には具体的なデータの書込みは行われない。
【0007】図1(A)に示すように、最初の書込み
(Chapter 1)がなされたディスクに、2回目
の追記(Chapter 2)を行う場合は、まずMA
を読出してPAの位置を知り、PA位置にテスト記録用
データが書き込まれているか否かを判定し、テスト記録
用データが書き込まれていない場合は、テスト記録用デ
ータを書込みこれを再生してレーザパワーのキャリブレ
ーションを行った後で、Chapter 2で示すM
A,DATAを書き込むと共に、PAの領域を確保する
ようにする。したがって、複数の追記が行われた場合
は、最後に追記されたChapterのPAのみが書込
み終了位置(次の追記位置の直近に存在するテスト記録
領域)を示す。それ以前のChapterのPAは、テ
スト記録用データが記録されているので、容易に書込み
終了位置を知ることができる。また、ディスクへの追記
を終了し、ディスクの記録内容を確定する場合は、図1
(A)に示すように、最後のPAに続いてROを書き込
む。尚、最初の書込み(Chapter 1)を行う場
合は、PCAでレーザパワーのキャリブレーションを行
う。
【0008】次に、図2及び図3を参照して情報記録動
作を説明する。図2は、記録/再生装置のブロック図、
図3は記録動作のフローチャートである。図2中、1は
光ディスク、2は光ディスク1を回転駆動するモータ、
3は光ピックアップ、4はサーボ回路、5は半導体レー
ザなどの光源、6はエンコーダ、7はレーザ5のパワー
制御回路、8は再生ヘッドアンプ回路、9は再生用のデ
コーダ、10はガイド信号用のデコーダ、11はプロセ
ッサ(CPU)を示す。いま、記録/再生装置がディス
ク1への記録モードに設定されると、CPU11は、図
3に示すようなレーザパワーの調整動作を実行する。す
なわち、まず、ディスクが載置位置にセットされている
か否かを確認する(S1)。この確認動作は、ディスク
が載置面に載置されていればフォーカスインできること
を利用して、例えば、所定の半径位置にピックアップを
移送し、その位置でフォーカスインできることを確認す
る。ディスクが載置されている場合、ディスクの回転駆
動を開始すると共に、フォーカスサーボ,トラッキング
サーボなどディスク上にデータを記録再生するために必
要な種々のサーボ制御が正常になされていることを確認
する(S2)。次いで、ガイド信号デコーダ10から出
力されるアドレス情報を参照しながら、ディスク1のレ
ーザパワー調整エリアPCAにアクセスし(S3)、レ
ーザパワー制御回路7を制御してピックアップ3からデ
ィスク1に照射されるレーザビームの光強度を再生用の
小さな値に設定するとともに、サーボ回路4を制御し、
再生ヘッドアンプ8、デコーダ9によってディスク1の
記録信号の再生状態とする。この際、キャリブレーショ
ンは追記動作の前に行うことになっているから、少なく
とも最初の書込み(Chapter1)がなされていれ
ば、PCAにはテスト記録されたときのテスト記録用デ
ータが記録されている。したがって、PCAを再生する
ことによって得られるテスト記録用データの存在を確認
することにより、載置されたディスクが追記動作に伴う
データの書込みを一度も実行されたことのない未書込の
光ディスク(以下、ブランクディスクと称す)であるの
か、少なくとも一度は書き込まれたことのあるディスク
なのかを判別できる(S4,S5)。
【0009】S5において、載置されたディスクがブラ
ンクディスクであると判別された場合はS6に、また書
込済みである場合はS8に移行する。S6では、ピック
アップを再度PCAに移送し、レーザパワーのキャリブ
レーションを行い、最適なパワーを検知する。次いでS
7に移行し、リードインエリアを形成すべく、レーザパ
ワー制御回路7を制御してピックアップ3からディスク
1に照射されるレーザビームの光強度をS6にて求めた
最適パワーに設定してリードイン用のデータを記録す
る。続いて、書込みデータを基に作成したマネージメン
ト情報(データのディレクトリやパーティションのアド
レス)および書込みデータを記録(S14,S15)し
た後、S16にてパーティションエリアを確保(データ
以外の同期信号やセクタ番号の書込み)する。一方、S
5にてブランクディスクでは無いと判別された場合、ピ
ックアップを最初の書込み(Chapter 1)にお
いて作成されたMAへ移送し、マネージメント情報の読
取を行う(S8)。次いで、MAに書き込まれているパ
ーティションアドレスに基づいてピックアップをパーテ
ィションエリアへ移送してパーティションエリアの再生
を行い(S9,S10)、パーティションエリアのデー
タ領域にテスト記録用データが存在するか否か、すなわ
ち、このパーティションエリアが最終の書込み終了位置
か否かを判定する(S11)。S11にて最終の書込み
終了位置ではないと判定した場合には、パーティション
エリアに続いて記録されているMA(この場合、Cha
pter 2のMA)へピックアップを移送し、マネー
ジメント情報の読取を行う(S12)。次いで、S11
において最終の記録位置と判定されるまで、上記S9〜
S11のステップを繰り返し実行する。
【0010】S11にて最終の書込み終了位置であると
判定された場合には、そのパーティションエリアのデー
タ領域は未記録であるので、その未記録領域を利用して
今回の追記に先立つパワーキャリブレーションを実行し
て最適パワーを検知する(S13)。続いて、書込みデ
ータを基に作成したマネージメント情報および書込みデ
ータを記録し(S14,S15)、S16にてパーティ
ションエリアを確保する。以上のように、本実施例によ
れば、追記する度に追記位置の直近にてレーザパワーの
キャリブレーションを行うことができる。
【0011】尚、本実施例では、光記録媒体として一度
だけ書込みの可能な追記型光ディスクを例に説明してい
るが、これに限定されるものではなく、請求の範囲にて
規定している通り、記録面上に集光される光ビームによ
って記録面の物理的性状を変化させることにより情報を
記録する光記録媒体(例えば、相変化型光ディスク)で
あれば、適用可能である。次に、上記実施例によるレー
ザパワーのキャリブレーションを利用し、記録情報の違
法な複製を禁止し得る記録/再生方法について図4乃至
図6を用いて説明する。図4には違法な記録自体を禁止
する場合の記録動作のフローチャートを、また、図5に
は違法な方法で記録された情報の再生を禁止する場合の
再生動作のフローチャートを示す。また、図6にはテス
ト記録する際のレーザパワーの記録パターンを示す。ま
ず、本実施例を説明する前に、レーザパワーのキャリブ
レーションについて簡単に説明する。
【0012】レーザパワーのキャリブレーションは、最
適な記録パワーを求めるために、所定のテスト記録用デ
ータを所定の範囲に亘ってレーザパワーを段階的に変化
させてテスト記録し、これを再生したときの状態から最
も望ましいパワーを最適記録パワーとして選択する。例
えば、所定のテスト記録用データとしては、EFM信号
の3Tや11Tと呼ばれるパルス幅の信号を用いて、レ
ーザパワーを図6(A)に示すように、光ピックアップ
3から照射されるレーザビームのパワーを段階的に変え
ながらテスト記録を行い、このテスト記録が終了した
後、再生を行い、その再生信号の振幅レベルや再生波形
状態から記録パワーの最適値を求める。尚、3Tや11
Tではなく、特定のデータを変調した信号をテスト記録
用データとしても構わない。この場合、変調されたデー
タは、通常のデータフオーマットと同じ形式で記録され
る。
【0013】次に、図4を用いて違法な記録の複製を禁
止し得る方法について説明する。図4の特徴は、図3の
記録動作において、PCA或いは記録済みパーティショ
ンエリアに記録されたテスト記録用データの状態から、
許可された記録装置で記録がなされたディスクであるか
否かを判定し(S20,S21)、その結果に応じてそ
れ以降の記録動作を実行しないようにする点にある。す
なわち、テスト用記録データは、上述の通りキャリブレ
ーションの際に段階的な記録パワーの変化を受けて記録
されるが、所定の分解能さえ満足されれば、記録パワー
をどのような順番で変化させてもキャリブレーション動
作に与える影響はないから、この変化のさせ方に許可情
報を含ませるのである。本実施例では、本来キャリブレ
ーションのためになされる記録パワーの変化形態が、例
えば図6(B)に示すような、特定の変化パターンであ
るか否かを判定するステップ(S20,S21)をPC
Aまたはパーティションエリアの読み込みステップ(S
4又はS10)の後段に設けることによって、違法な複
製を防止する。尚、特定パターンは、記録情報の著作権
者と記録/再生装置の製造者との間で、予め取り決めて
おけば良い。
【0014】また特定パターンの検出は、再生RF信号
レベルの変化から検出しても良いし、再生信号を積分し
た積分値の変化から検出しても良い。また、再生信号の
エラー検出を行い、エラー頻度の変化から検出すること
も可能である。次に図5を用いて違法な方法で記録され
たディスクを再生しない方法について説明する。再生専
用機の場合、リードインのさらに内周側にあるPCAに
はピックアップの移送ができない。しかしながら、パー
ティションエリアはデータ記録領域にあるのでこのエリ
アに記録された情報は読取が可能である。図6における
特徴は、パーティションエリアを再生した後(S3
5)、記録済みパーティションエリアに記録されたテス
ト記録用データの状態から、許可された記録装置で記録
がなされたディスクであるか否かを判定し(S36)、
その結果に応じてそれ以降の再生動作を実行しないよう
にする点にある。判定の仕方は、図4にて説明した方法
を適用できる。つまり、パーティションエリアを再生し
た際に得られるRF信号のレベルの変化から判定しても
良いし、エラー頻度の変化から判定することもできる。
尚、本実施例では、テスト記録用のレーザパワーの変化
パターンを複製の許可情報として利用する例を述べた
が、これに限らず、種々の識別情報として利用すること
ができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、次のような効果が得られる。請求項1または、請求
項2に記載の発明によれば、光ビームの最適パワー調整
をする為のテスト記録エリアを追記録する位置の近傍に
設けたので、追記位置の記録膜の特性に合った最適パワ
ー調整が可能となり、記録膜の管理条件を緩くできるの
で光記録媒体のコストの低減が図れる。また、請求項2
に記載の発明によれば、情報を記録する度に設けられる
記録済み位置の区切りを示す識別エリアをテスト記録エ
リアとするので、テスト記録エリアに起因する追記回数
の制限を受けない。したがって、情報記録エリアを有効
に利用することが可能となる。請求項3または請求項4
に記載の発明によれば、追記位置を検索した後、その追
記位置の前方に配置されたテスト記録エリアにピックア
ップを移送し、そこで光ビームのパワー調整を行った
後、調整した最適パワーにて追記録動作を行う。したが
って、追記位置の記録膜の特性に応じた最適パワーにて
追記録が可能となり、光記録媒体の記録膜の管理条件を
緩くできる。請求項4に記載の発明によれば、情報を追
記録する度に記録済み位置の区切りを示す識別エリアを
設け、この識別エリアをテスト記録エリアとするので、
テスト記録エリアの記録容量に起因する追記回数の制限
を受けない。請求項6及び請求項7に記載の発明によれ
ば、既に記録済みのテスト記録エリアに記録されている
レーザパワーのキャリブレーション用の信号を再生し、
再生した信号が所定の情報パターンとは異なる場合、そ
れ以降の記録動作に移行しない。したがって、許可され
た正規の記録媒体以外は、記録動作がなされなくなり、
違法な複製の防止が図れる。請求項8に記載の発明によ
れば、既に記録済みのテスト記録エリアに記録されてい
る信号を再生し、再生した信号が所定の情報パターンと
は異なる場合、それ以降の再生動作に移行しない。した
がって、再生の許可された正規の記録媒体以外の記録媒
体からの情報の再生を阻止でき違法な複製の防止が図れ
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録面上に集光される光ビームによって
    記録面の物理的性状を変化させることにより情報を記録
    する光記録媒体において、 前記光ビームの最適パワーを調整するためのテスト記録
    エリアを追記位置の近傍に設けたことを特徴とする光記
    録媒体。
  2. 【請求項2】 前記光記録媒体は、前記情報を記録する
    毎に記録済み情報の区切りを示す識別エリアが設けら
    れ、前記識別エリアを前記テスト記録エリアとすること
    を特徴とする請求項1に記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 記録面上に集光される光ビームによって
    記録面の物理的性状を変化させることにより情報を記録
    する追記型光記録媒体における情報記録方法であって、 前記光記録媒体上の追記位置を検索する検索工程と、 前記検索工程によって検索した追記位置の直前に存在す
    るテスト記録エリアに、前記光ビームを前記光記録媒体
    に誘導する光ピックアップを移送する移送工程と、 前記テスト記録エリアにて前記光ビームの最適記録パワ
    ーを調整する光強度調整工程と前記最適記録パワーを用
    いて、前記追記位置より情報を記録する記録工程とから
    なることを特徴とする情報記録方法。
  4. 【請求項4】 前記記録工程は、前記情報を記録した
    後、記録済み情報の区切りを示す識別エリアを形成する
    識別エリア形成工程を含み、前記識別エリアを前記テス
    ト記録エリアとすることを特徴とする請求項3に記載の
    情報記録方法。
  5. 【請求項5】 前記光強度調整工程は、所定の範囲内で
    パワーレベルを変化させて所定の情報パターンのテスト
    記録を行うテスト記録工程と、 前記テスト記録工程によって記録した前記情報パターン
    を再生するテスト再生工程と、 前記テスト再生工程によって再生した前記情報パターン
    の再生状態に基づいて最適記録パワーを判断する判断工
    程と、 からなることを特徴とする請求項3に記載の情報記録方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の情報記録方法は、 前記光記録媒体における記録済みのテスト記録エリアを
    検索する第2の検索工程と、 前記記録済みのテスト記録エリアを再生する第2のテス
    ト再生工程と、 を含み、前記第2のテスト再生工程にて再生した信号が
    所定の情報パターンと異なる場合、前記追記位置の検索
    工程に移行しないことを特徴とする情報記録方法。
  7. 【請求項7】 記録面上に集光される光ビームによって
    記録面の物理的性状を変化させることにより情報を記録
    する追記型光記録媒体における情報記録方法であって、 前記光記録媒体における記録済みのテスト記録エリアを
    再生した際に得られる情報パターンが所定のパターンと
    一致するか否かを判断し、前記所定のパターンと一致し
    ない場合には、それ以降の記録動作に移行しないことを
    特徴とする情報記録方法。
  8. 【請求項8】 記録面上に集光される光ビームによって
    記録面の物理的性状を変化させることにより情報を記録
    した追記型光記録媒体における情報再生方法であって、 前記光記録媒体における記録済みのテスト記録エリアを
    再生した際に得られる情報パターンが所定のパターンと
    一致するか否かを判断し、前記所定のパターンと一致し
    ない場合には、それ以降の再生動作に移行しないことを
    特徴とする情報再生方法。 【0001】
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