JPH096366A - ファジィノイズ消去装置 - Google Patents

ファジィノイズ消去装置

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JPH096366A
JPH096366A JP7149938A JP14993895A JPH096366A JP H096366 A JPH096366 A JP H096366A JP 7149938 A JP7149938 A JP 7149938A JP 14993895 A JP14993895 A JP 14993895A JP H096366 A JPH096366 A JP H096366A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 能動的にノイズを消去するノイズ消去装置に
関し,DSP等の適応フィルタを使用することなく簡単
な構成で,柔軟に能動ノイズ消去を行うことのできるノ
イズ消去装置を提供することを目的とする。 【構成】 伝達関数が未知の未知系の伝達関数を推定
し,そのノイズを消去する信号を印加することにより能
動的にノイズを消去するノイズ消去装置において,未知
系の伝達関数を推定してその出力に印加するノイズ消去
信号を発生するファジィ適応フィルタとを備え,入力信
号の時系列の複数のサンプリングデータをN等分し,そ
のN等分された区間毎にメンバシップ関数を定め,入力
信号と出力の誤差信号とにより能動的にメンバシップ関
数を更新し,入力信号とメンバシップ関数とによりファ
ジィ推論をして能動的に最適ノイズ消去信号を生成する
構成を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ファジィ推論すること
により能動的にノイズを消去するファジィノイズ消去装
置に関する。
【0002】能動騒音制御装置,制振制御システム,画
像処理システム,音声処理システム等の信号処理システ
ムのノイズをファジィ理論を応用して能動的に消去する
ものである。
【0003】
【従来の技術】図5は従来の能動ノイズ消去装置の系を
表すものであり,入力信号Xj が伝播する系(未知系)
の伝達関数を推定し,適応フィルタにより能動的にノイ
ズ消去信号を発生して未知系の出力信号に印加し,ノイ
ズ消去を行う系を表している。
【0004】図5において,110は未知系であって,
入力信号Xj を伝達するものである。111は加算部で
あって,未知系110の出力gj にノイズNj (外乱)
を加算するものである。
【0005】112は加算部であって,ノイズを含む信
号にノイズ消去信号Gj を加算するものである。113
は適応フィルタであって,入力Xj と出力Ej をもとに
最適なノイズ消去信号を生成するものである。
【0006】114は適応フィルタの最適係数算出部で
あって,NLMS法により最適係数を算出するものであ
る。図5の構成の動作を説明する。
【0007】入力信号Xj は未知系110を伝播し,出
力gj を出力する。未知系110の出力gj は加算部1
11でノイズNj を加えられ加算部112でノイズ消去
信号Gj を印加し,gj とGj との差をとるものであ
る。ノイズ消去信号を印加された誤差Ej は最適係数算
出部114に入力され,最適係数算出部114はノイズ
消去に最適な適応フィルタの係数を算出する。適応フィ
ルタ113は最適係数算出部114の算出した最適係数
により,入力信号Xj を基にノイズ消去信号Gjを発生
する。但し,図5では音響帰還系は省略されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の能動ノイズ消去
装置は,適応フィルタをFIRフィルタにより構成し,
誤差信号(出力)を一義的なスカラー量で制御している
ので柔軟性をもって適応制御することができなかった。
また,DSP等を使用して構成するので回路規模が大き
くなり,特に,伝達系の周波数応答が長くなるとデジタ
ルFIRフィルタのタップ数が多くなり処理速度が遅延
する難点があった。
【0009】本発明は,DSP等の適応フィルタを使用
することなく簡単な構成で,能動的にノイズ消去を行う
ことのできるファジィノイズ消去装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は,伝達関数が未
知の未知系の伝達関数を推定し,そのノイズを消去する
信号を印加することにより能動的にノイズを消去するノ
イズ消去装置において,未知系の伝達関数を推定してそ
の出力に印加するノイズ消去信号を発生するファジィ適
応フィルタとを備え,入力信号の時系列の複数のサンプ
リングデータをN等分し,そのN等分された区間毎にメ
ンバシップ関数を定め,そのメンバシップ関数の形状に
より,離散区間を補間させ入力信号と出力の誤差信号と
により能動的にメンバシップ関数を更新し,入力信号と
メンバシップ関数とによりファジィ推論をして能動的に
最適ノイズ消去信号を生成するようにした。
【0011】図1は本発明の基本構成を示す図である。
図1において,1は未知系である。
【0012】2はサンプリング部である。3はファジィ
適応フィルタである。4は,加算部であって,ファジィ
適応フィルタ3の出力するノイズ消去信号G j を未知系
の信号出力に加え,未知系の出力gj との差をとるもの
である。
【0013】ファジィ適応フィルタ3において,11は
脱ファジィ化部である。12はファジィ推論部である。
【0014】14はグレード演算部であって,入力サン
プリング値Xj をサポートとしてメンバシップ関数によ
りグレードを求めるものである。15はメンバシップ関
数保持部であって,メンバシップ関数を保持するもので
ある。
【0015】16はメンバシップ関数更新部であって,
メンバシップ関数の更新を行うものである。メンバシッ
プ関数の更新は,例えば最小自乗法等に基づいてなさ
れ,μ S,j+1=μS,j +KXj (gj −Gj )/ΣXj
2 に従う。但し,sは入力信号の時系列のn個のサンプ
リングデータをN等分した区間を表す。Σは区間sにお
ける各jについての和である。
【0016】17は,旧グレード保持部であって,グレ
ード演算部14の演算したグレードを旧グレード
(μj )として保持するものである。18は誤差演算部
である。誤差を入力し,例えばNLMS法によりメンバ
シップ関数を更新するために必要な最適値を求めるもの
で,各区間毎にKXj (gj−Gj )/ΣXj 2 を演算
するものである。以後,KXj (gj −Gj )/ΣX j
2 =βとし,区間SのβをβS であらわす。
【0017】
【作用】図2を参照して図1の本発明の基本構成の動作
を説明する。図2 (a)は入力信号のサンプリングXj
時系列データ{Xj }を示し,S1,S2 ,・・・,S
N は入力サンプリング列Xj を所定の周期で区切った区
間であり,それぞれの区間にメンバシップ関数が割り当
てられるものである。例えば,S1 はメンバシップ関数
1 ,S2 はメンバシップ関数M2 ,SN はメンバシッ
プ関数MN を割り当てる。
【0018】図2 (b)はメンバシップ関数(M1
2 ,・・・,MN )であって,それぞれ入力サンプリ
ング区間に割り当てられるものである。例えば,MIN
−MAX法でファジィ推論する場合,各区間のサンプリ
ング値をサポートとしてグレードを求め,その最小値を
推論に採用する。図2 (b)において,μ1 ,μ2 ,・・
・,μN はそのようにして求めたグレードの最小値であ
る。即ち,μ1 は区間S1のサンプリングデータに対し
てメンバシップ関数M1 を適用した場合のグレードの最
小値である。図2 (b)の場合,S1 の区間のグレードの
最小値はサポートV 2 (j=2のサンプリング値に対応
する)のグレードである。μ2 は区間S2 のサンプリン
グデータに対してメンバシップ関数M2 を適用した場合
のグレードの最小値である。μN は区間SN のサンプリ
ングデータに対してメンバシップ関数MN を適用した場
合のグレードの最小値である。
【0019】図2 (c)はそのようにして得た推論結果で
ある。図2 (d)は図2 (c)の推論結果を統合したもので
ある。Gj は統合結果の重心である。
【0020】図2 (a)のサンプリング信号の入力列{X
j }が時刻tj におけるものとする。グレード演算部1
4は,図2 (b)に示すように区間毎のメンバシップ関数
(M 1 ,M2 ,・・・,MN )と入力信号Xj に基づい
て区間毎の各Xj (j=0〜4)のグレードを求める。
求めたグレードは旧グレード保持部17に保持する。
【0021】ファジィ推論部12は区間毎のグレードに
基づいて,例えばその最小値により区間毎にファジィ推
論する(図2 (c)参照)。脱ファジィ化部11は各区間
の推論結果を統合し,例えば重心によりGj を求めて出
力する。
【0022】一方,誤差演算部18は誤差Ej を基にβ
(=KXj (gj −Gj )/ΣXj 2 )を求める。Σは
各区間におけるjについての和である。即ち,区間S1
におけるj=0〜4について,βを求め,同様に区間S
2 ,・・・,SN についてβ 2 ,・・・,βN を求め
る。そして,メンバシップ関数更新部16は誤差演算部
18の求めた,各区間毎のβS および旧グレードとによ
り,μS,j+1 =μS,j +βS によりメンバシップ関数は
メンバシップ関数保持部15に保持する。
【0023】次の時刻tj+1 で入力サンプリング列{X
j+1 }に基づいて上記の演算を行い,時刻tj+1 におけ
るノイズ消去信号Gj+1 を求めて出力する。本発明によ
れば,DSP等の適応フィルタを使用することなく簡単
な構成で,柔軟に能動的にノイズ消去を行うことのでき
るノイズ消去装置を提供することができる。
【0024】
【実施例】図3は本発明の実施例である。図3におい
て,21は未知系であって,入力信号を伝達するもので
ある。
【0025】22はサンプリングパルスジェネレータで
あって,入力信号をサンプリングするものである。23
は乗算部であって,サンプリングパルスジェネレータ2
2のパルスと入力信号を乗算してサンプリング入力信号
j を生成するものである。
【0026】24は加算部であって,未知系の出力にノ
イズNj を加算するものである。25は加算部であっ
て,ノイズを含む未知系の出力にノイズ消去信号Gj
加算するものである。
【0027】26はファジィ適応フィルタである。27
は白色雑音源(M−seq)である。ファジィ適応フィ
ルタ26において,34はファジィ推論部である。
【0028】34’は最小値判定部であって,それぞれ
の区間におけるグレードの最小値を求めるものである。
35は脱ファジィ化部である。
【0029】35’は重心演算部であって,各区間のフ
ァジィ推論の結果を統合して重心を求めるものである。
36はメンバシップ関数更新部であり,μS,j+1=μ
S,j +KXj (gj −Gj )/ΣXj 2 に従って,メン
バシップ関数を更新するものである。sは区間を表し,
Σは各区間でのjの和をとることを表し,例えば,j=
J+1〜(n+1)Jの各離散区間における加算平均を
とる。
【0030】37は誤差演算部であり,NLMSで最適
フィルタ係数を求める場合に必要なβ(=KXj (gj
−Gj )/ΣXj 2 )を求めるものである。38はK保
持部であって,ステップゲインKを保持するものであ
る。
【0031】39はグレード演算部である。40はメン
バシップ関数保持部40である。41は旧グレード保持
部である。
【0032】図4は本発明の実施例の動作説明図であ
る。図4 (a)は入力信号のサンプリングデータの時系列
信号を表し,サンプリング時間間隔は250μs,であ
り,125μs毎(5サンプリング毎)に時間を区切っ
たものである。t1 ,t2 ,・・・t8 は時間の区切で
あり,それぞれの時間の区切りをS1 ,S2 ,S3 ,・
・・,S8 とする。図4 (a)は100Hzの信号のサン
プリングを表す。
【0033】図4 (b)は,各時間の区切りにおけるメン
バシップ関数を表す。M1 はS1 におけるメンバシップ
関数,M2 はS2 におけるメンバシップ関数,M3 はS
3 におけるメンバシップ関数,M8 はS8 におけるメン
バシップ関数である。各メンバシップ関数の横軸(サポ
ート)はそれぞれの区間におけるサンプリング値であ
る。M1 において,a0 ,a1 ,a2 ,a3 ,a4 は,
それぞれj=0,1,2,3,4におけるサンプリング
値であり,それぞれのグレードはμ1,0 ,μ1,1,μ
1,2 ,μ1,3 ,μ1,4 である。同様に,M2 において,
0 ,b1 ,b2 ,b3 ,b4 はそれぞれ,j=5,
6,7,8,9におけるサンプリング値であり,それぞ
れのグレードはμ2,0 ,μ2,1 ,μ2,2 ,μ2,3 ,μ
2,4 である。M3において,d0 ,d1 ,d2 ,d3
4 は,それぞれj=10,11,12,13,14に
おけるサンプリング値であり,それそれのグレードはμ
3,0 ,μ3, 1 ,μ3,2 ,μ3,3 ,μ3,4 である。M8
おいて,h0 ,h1 ,h2 ,h3 ,h4 は,それぞれj
=35,36,37,38,39におけるサンプリング
値であり,それぞれのグレードはμ8,0 ,μ8,1 ,μ
8,2 ,μ8,3 ,μ8,4 である。
【0034】ファジィ推論部34において最小値判定部
34’は各区間におけるグレードの最小値を求める。区
間S1 ,S2 ,S3 ,S4 ,・・・,S8 におけるグレ
ードの最小値をμ1 ,μ2 ,μ3 ,・・・,μ8 とす
る。図4 (c)は図4 (b)に各メンバシップ関数とサポー
ト(サンプリングデータの区間における平均値とのMA
Xをとることによりファジィ推論をした結果である。
【0035】上記において,メンバシップ関数の更新
は,μs,(j+1) =μs,j +βS (βS は区間Sにおける
KXj (gj −Gj )/ΣXj 2 )である。
【0036】重心Gj は次の式で算出する。
【0037】
【数1】
【0038】図4を参照して,図3の実施例の動作を説
明する。サンプリングパルスジェネレータ22のサンプ
リングのタイミングに従って入力信号をサンプリングし
入力信号の時系列データ{Xj }を生成する。グレード
演算部39は各サンプリングXj のグレードを求める
(図4 (b)参照)。求めたグレードは,旧グレード保持
部41に保持する。また,ファジィ推論部34は各区間
のグレードの最小値を求めファジィ推論する(図4 (c)
参照)。脱ファジィ化部35において重心演算部35’
は各推論結果を統合し,重心を求めGj として出力す
る。
【0039】誤差演算部37は誤差Ej を入力して,各
区間のβS を求める。メンバシップ関数更新部36は次
の時刻の入力サンプリング列{XJ+1 },Ej とβS
により最適メンバシップ関数を演算する。時刻jのとき
区間Sのメンバシップ関数をμS,j としたとき, 時刻j
+1のμS,j+1 =μS,j +βS である。但し,βS は区
間sのK(gj −Gj )/ΣXj 2 である。
【0040】図3の構成において,白色雑音源27はシ
ステムを立ち上げるとき,白色雑音を未知系に加え,周
波数応答特性を求めるために使用される。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば,DSP等の適応フィル
タを使用することなく簡単な構成で,柔軟に能動的にノ
イズ消去を行うことのできるノイズ消去装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の基本構成の説明図である。
【図3】本発明の実施例を示す図である。
【図4】本発明の実施例の説明図である。
【図5】従来の技術を示す図である。
【符号の説明】
1:未知系 2:サンプリング部 3:ファジィ適応フィルタ 4:加算部 11:脱ファジィ化部 12:ファジィ推論部 14:グレード演算部 15:メンバシップ関数保持部 16:メンバシップ関数更新部 17:旧グレード保持部 18:誤差演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03H 21/00 8842−5J H03H 21/00 // G05B 13/02 0360−3H G05B 13/02 N

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝達関数が未知の未知系の伝達関数を推
    定し,そのノイズを消去する信号を印加することにより
    能動的にノイズを消去するノイズ消去装置において,未
    知系の伝達関数を推定してその出力に印加するノイズ消
    去信号を発生するファジィ適応フィルタとを備え,入力
    信号の時系列の複数のサンプリングデータをN等分し,
    そのN等分された区間毎にメンバシップ関数を定め,入
    力信号と出力の誤差信号とにより能動的にメンバシップ
    関数を更新し,入力信号とメンバシップ関数とによりフ
    ァジィ推論をして能動的に最適ノイズ消去信号を生成す
    ることを特徴とするファジィノイズ消去装置。
  2. 【請求項2】 白色雑音源を備え,白色雑音を未知系に
    入力し,サンプリングして未知系を含むシステムの周波
    数応答特性をファジィ推論して求めることを特徴とする
    請求項1に記載のファジィノイズ消去装置。
  3. 【請求項3】 該区間におけるサンプリングデータと該
    区間のメンバシップ関数によりファジィ推論し,各区間
    のファジィ推論結果を統合し,統合結果に基づいてノイ
    ズ消去信号を出力することを特徴とする請求項1もしく
    は2に記載のファジィノイズ消去装置。
  4. 【請求項4】 区間sにおけるサンプリング信号Xj
    グレードをμS,J とするとき,Xj+1 におけるグレード
    をμS,j+1 =μS,j +KXj j /ΣXj 2(但し,K
    はステップゲイン,Ej は誤差,Σはそれぞれの区間に
    おいてjについての和である)に従って更新することを
    特徴とする請求項1,2もしくは3に記載のファジィノ
    イズ消去装置。
  5. 【請求項5】 正規化最小自乗法のアルゴリズムにおけ
    るμS,j+1=μS,j+KXj j /ΣXj 2 のΣをj=n
    J+1〜(n+1)J(Jは各離散区間における番号)
    の各離散区間に於ける加算平均で行うこととする請求項
    4に記載のファジィノイズ消去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008089449A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Mitsubishi Electric Corp 目標類別装置
CN108628160A (zh) * 2017-03-23 2018-10-09 西南石油大学 一种自适应模糊系统的分解结构
CN113539228A (zh) * 2021-07-30 2021-10-22 北京安声浩朗科技有限公司 降噪参数确定方法及其装置、主动降噪方法及其装置

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