JPH0963873A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JPH0963873A
JPH0963873A JP7220233A JP22023395A JPH0963873A JP H0963873 A JPH0963873 A JP H0963873A JP 7220233 A JP7220233 A JP 7220233A JP 22023395 A JP22023395 A JP 22023395A JP H0963873 A JPH0963873 A JP H0963873A
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JP
Japan
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core
side core
combustion engine
internal combustion
coil
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Withdrawn
Application number
JP7220233A
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English (en)
Inventor
Yoichi Yasukura
洋一 安蔵
Noboru Sugiura
登 杉浦
Kazutoshi Kobayashi
和俊 小林
Hiroshi Watanabe
博 渡辺
Hidetoshi Oishi
英俊 大石
Kenichi Katagishi
健一 片岸
Eiichiro Kondo
英一郎 近藤
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Hitachi Ltd
Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱衝撃性、絶縁性などの耐久性に優れた信頼
性の高い内燃機関用点火装置を提供する。 【解決手段】センタコア7,低圧側コア18あるいは高
圧側コア9を、1次ボビン1,2次ボビン3あるいはケ
ース5などの弾性材からなる構成部材に内包する、また
は、高圧側コア9を2次ボビン3に形成したポケット部
3aに収納する、あるいは、低圧側コア18を弾性部材
12で被覆するなどの構成とすることによって、絶縁用
エポキシ樹脂6から隔離した内燃機関用点火装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用点火装
置に係り、特に、プラグホール内に収納される円筒形の
点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の点火装置は、特開平2−9291
3号公報に開示されているように、円筒形のケース内部
に開磁路コアを収容し、該コアの外に1次コイルと2次
コイルを嵌合して、前記ケース内に絶縁用樹脂を注型し
硬化させると共に、該ケース内の筒壁中にサイドコアを
内蔵する開磁路形の点火装置であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
コアの周囲が直接充填絶縁材に接触しており、コアと充
填絶縁材との熱膨張係数の差が大きいため、熱衝撃など
により充填絶縁材の内部においてクラックが発生し、あ
るいは、充填絶縁材とコアなどの構成部材との間に剥離
が発生し、その発生部分で絶縁破壊が起きるという問題
があった。
【0004】従って本発明は、内部クラックや絶縁材と
構成部材間の剥離を防止し、絶縁耐久性に優れた信頼性
の高い内燃機関用点火装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する内燃
機関用点火装置は、1次コイルと該1次コイルに電気絶
縁層を介して巻層された2次コイルとからなる円筒形の
コイル層と、該コイル層の筒内に配置され軸方向に延長
されたセンタコアと、該センタコアの両端にあって2次
コイル低圧側及び高圧側に分けて半径方向に延長されて
それぞれ配置された低圧側コア及び高圧側コアとから構
成され、磁気的に結合された内側閉磁路を形成する内部
コアと、前記コイル層と前記内部コアとの間を電気的に
絶縁する充填絶縁材と、前記内部コアを前記充填絶縁材
から隔離するように当該内部コアを内包する弾性材から
成る構成部材と、前記充填絶縁材が充填され、当該充填
絶縁材で固定される前記内部コアと前記構成部材と前記
コイル層とを収容するケースと、軸方向に延長し円周方
向に拡がることの可能な切れ目を有し、前記ケースの外
周に配置されて外側閉磁路を形成する円筒形の外部コア
とを含むものである。
【0006】さらに、前記構成部材は、前記1次コイル
用の1次ボビンと兼用され、該1次ボビンは、前記セン
タコア及び前記低圧側コアを内包し、前記1次ボビンに
内包された前記低圧側コアは、当該低圧側コアの上方を
弾性部材で軸方向上方から被覆され、前記充填絶縁材か
ら隔離されるものであっても良い。
【0007】換言すれば、充填絶縁材が、コアと直接に
接することがないように、コアの周囲を1次ボビン、2
次ボビンあるいはケースなどの構成部材で内包し、充填
絶縁材から隔離する構造とする。またさらに、1次ボビ
ン、2次ボビンあるいはケース等の構成部材で内包し難
い部分は、コアと充填絶縁材の間に熱応力を吸収する弾
性部材で被覆し隔離する構造とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照し説明する。
【0009】図1は、本発明による一実施例の内燃機関
用点火装置の構成を示す断面図である。1次ボビン1
は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリフェ
ニレンサルファイド(PPS)等の弾性材としての熱可
塑性合成樹脂で成形され、該1次ボビン1には1次コイ
ル2が巻層されている。また、変性ポリフェニレンオキ
サイド(変性PPO)等の弾性材としての熱可塑性合成
樹脂で成形された2次ボビン3には、2次コイル4が巻
層されている。そして、少なくとも1次コイル2と2次
コイル4とから、円筒形のコイル層が構成される。すな
わち、ボビンの無い構造のコイル層の場合は、単に1次
コイルに電気絶縁層を介して2次コイルが巻層されるも
のである。なお、具体的に記載すれば、1次コイル2
は、線径0.3〜1.0mm程度のエナメル線を一層あ
たり数十回ずつ、数層にわたり合計100〜300回程
度巻かれている。2次コイル4は、線径0.03〜0.
1mm程度のエナメル線を用いて、計5000〜200
00回程度分割して巻かれている。
【0010】一方、ケース5は、1次ボビン1と同じよ
うな弾性材としての熱可塑性合成樹脂で成形されてお
り、ケース5とコネクタ部24が一体成形されている。
【0011】そして、本実施例のような円筒形の点火装
置の場合、軸方向の寸法が長くなるため成形上、1°以
下のテーパが必要となる。そのため、ケース5の内側に
あるコイル収容部にのみ抜きテーパが設けられている。
内部コアの主たるコアを形成するセンタコア7は、珪素
鋼板をプレス積層して形成されたものであり、弾性材か
ら成る構成部材としての1次ボビン1の内側に配置され
る。外部コアとしてのサイドコア8は、2次コイル4の
外側にあるケース5の外周に配置され、薄い珪素鋼板を
円筒状に丸めて成るものである。
【0012】そしてサイドコア8は、軸方向に延長し円
周方向に拡がる切れ目8aを有するが、これについては
後述する。本実施例のサイドコア8は、板厚0.3〜
0.7mmの珪素鋼板一枚で構成される。しかし、二枚
以上重ねうず電流損を減らすと共に、サイドコア8の断
面積を増やして出力を向上することも可能である。
【0013】主たる内側閉磁路を形成するセンタコア7
と外側閉磁路を形成するサイドコア8とを磁気的に結合
して閉磁路を完成するために、センタコア7の両端にあ
って半径方向に延長した、2次コイル4の低圧側にある
低圧側コア18と、2次コイル4の高圧側にある高圧側
コア9とをそれぞれ分けて配置する。尚、センタコア7
と高圧側コア9と低圧側コア18とから構成された内部
コアが、内側閉磁路を形成している。
【0014】本実施例では、センタコア7と低圧側コア
18は、一体にT字形にプレスされ1次ボビン1の内側
に収容されている。そして、低圧側コア18の上部は、
可撓性エポキシ樹脂やゴム材などから成る弾性部材12
で被覆する。これによって、充填絶縁材としての絶縁用
エポキシ樹脂6と、センタコア7及び低圧側コア18と
は隔離されている。なお、上記のようにT字形コアに一
体に形成することは、磁気エネルギの損失(磁気損)を少
なくする、低圧側コア18と1次ボビン1との組立作業
性を良くする、または、コア金型費用を軽減することに
結び付くものである。
【0015】高圧側コア9は、弾性材から成る構成部材
としての2次ボビン3に設けられたポケット部3aに収
納され、絶縁用エポキシ樹脂6と隔離されている。な
お、高圧側コア9を収納するポケット部3aは、2次ボ
ビン3にだけでなく、1次ボビン1やケース5に設ける
ことも可能である。即ち、ポケット部3aは、1次ボビ
ン1,2次ボビン3またはケース5のいずれとも一体成
形することができる。さらに、ポケット部3aのみ別部
品として、ケース5に圧入するあるいは接着固定するこ
ともできる。
【0016】閉磁路コアの一部にはコアギャップがあ
り、このコアギャップに、1次コイル2により形成され
た磁束と反対方向の磁束を磁路中に発生させるマグネッ
ト10が嵌め込まれている。マグネット10は、磁路中
に反対方向の磁束を発生させることにより、珪素鋼板コ
アの磁化曲線の飽和点以下で動作させるようにしたもの
である。例えば、保持力5kOe以上のマグネットを使
用すれば、熱による減磁が少ないため、樹脂ケースとの
一体成形も可能となる。これらのコイル部構成部品は、
ケース5の中に圧入され、Tg点が115℃〜135℃
で、かつ熱膨張係数が、 Tg点以下の温度範囲に於け
る平均値として10〜50×10-6/℃の銅ヒートシン
クに近い値、例えば、25×10-6/℃程度の絶縁用エ
ポキシ樹脂6からなる絶縁層で高電圧から絶縁される。
2次コイル4で発生した高電圧は、点火装置の長さを少
しでも低減するように、長手方向に対し、垂直方向に配
置された過早着火防止用の高圧ダイオード17,高圧端
子13,スプリング14を介して点火プラグに供給され
る。点火プラグが挿入される部分は、シリコンゴム等の
ゴムブーツ15で絶縁する。シリンダヘッドカバーと接
する部分にはシール用のシールゴム16が設けられてい
る。
【0017】コイル上部にあってケース5に収容される
イグナイタユニット20は、点火のための高電圧を発生
する電気回路である。そして、箱型にプレス成形された
銅またはアルミ製の金属製ベース26内に、パワートラ
ンジスタチップ21とハイブリッドIC回路28とが内
蔵されており、シリコンゲル29が充填されている。そ
して、イグナイタユニット20は、ケース5に設けてあ
るイグナイタユニット20の位置決め突起53,52
(図1には図示されていない)で位置決めされる。また、
金属製ベース26には、イグナイタ側端子22がポリブ
チレンテレフタレートなどの熱可塑性合成樹脂で、一体
成形されている端子台27がシリコン接着剤で接着され
ている。イグナイタ側端子22は、1次コイル端子23
やコネクタ側端子25と溶接で電気的に接続される。
【0018】次に、図2の主要部品展開図を用い、本発
明の構造について詳しく説明する。図2は、図1の実施
例の主要構成部品の展開図である。センタコア7は、低
圧側コア18と一体にプレス加工され且つ積層され、本
発明による一実施例のT字形コアとして形成される。マ
グネット10が取付けられた後の、センタコア7及び低
圧側コア18から成るT字形コアは、1次ボビン1の内
側に収容される。換言すれば、一方の内部コアとしての
T字形コアは1次ボビン1に内包されることになる。ま
た、本実施例のような円筒形コイルの場合、1次ボビン
1の軸方向上方から低圧側コア18を組み付け易くする
ために、1次ボビン1には、T字形コアが固定され収容
されるためのT字形ポケット部1aが形成されている。
したがって、弾性材からなる1次ボビン1が、センタコ
ア7及び低圧側コア18から成る一方の内部コアを充填
絶縁材6から隔離するよう、当該内部コアを内包する弾
性材から成る構成部材として兼用されることになる。
【0019】なおこの場合、低圧側コア18が収容され
た部位の低圧側コア及びサイドコア間の閉磁路ギャップ
は、ケース5と1次ボビン1の肉厚の分と磁気損とを考
慮すれば、1.0mm〜2.5mmの範囲に限定される
ことになる。そして、低圧側コア18の上部に、熱応力
吸収用の可撓性エポキシ樹脂などから成る弾性部材12
を注型するために設けられた、T字形ポケット部1aの
T部高さHpは、低圧側コア18のT部高さHcよりも、
高くなるように構成されている。ところで、T字形コア
には、いろいろな実施例がある。図3に示す実施例は、
センタコア7と低圧側コア18とは、別々に珪素鋼板の
プレス幅を変えて多角形形状にプレス積層したブロック
を組合せる実施例である。また、図4のように珪素鋼板
のプレス工程において幅を順次増減させて積層し円筒形
状に近づけ断面積を増やすようにする実施例もある。図
3や図4とは別に、センタコア7と低圧側コア18を一
体にプレス幅を順次増減させて積層して、図5に示すよ
うにT字形コアを形成することもできる。
【0020】図2に戻って、図にすように、一方の内部
コアを内包した一方の構成部材としての1次ボビン1
は、圧入部1cを介して2次ボビン3に圧入される。他
方の構成部材としての2次ボビン3は、半径方向から挿
入される他方の内部コアとしての高圧側コア9を収納す
るポケット部3aを有し、該ポケット部3aに高圧側コ
ア9を内包した後に、圧入部3cを介してケース5に圧
入固定される。また、この場合の高圧側コア9とサイド
コア8との間の閉磁路ギャップは、ケース5の肉厚と2
次ボビン3の肉厚の分と磁気損とを考慮すれば、1.0
mm〜2.5mmの範囲に限定されることになる。そし
て、1次ボビン1及び2次ボビン3と、2次ボビン3及
びケース5の圧入嵌合構造によって、高圧側コア9も絶
縁用エポキシ樹脂6から隔離されている。
【0021】以上のように、弾性材から成る構成部材と
しての1次ボビン1及び2次ボビン3によって内包され
た、センタコア7,低圧側コア18及び高圧側コア9か
らなる内部コアが、充填絶縁材としての絶縁用エポキシ
樹脂6とは隔離されているので、内部コアと充填絶縁材
との熱膨張係数の差によって発生する熱応力や熱衝撃な
どが、弾性材から成る構成部材としての1次ボビン1及
び2次ボビン3によって吸収され、該熱応力等に起因す
る絶縁用エポキシ樹脂6のクラックや、絶縁用エポキシ
樹脂と他の部材との剥離などが防止される。
【0022】一方、ケース5の外側に配置されて外側閉
磁路を形成する、外部コアとしての円筒形のサイドコア
8は、軸方向に延長し円周方向に拡がることの可能な切
れ目8aを有する。この切れ目8aが円周方向に拡がる
ことによって、内部コアや充填絶縁材などの熱膨張によ
る半径方向の変形や歪みの逃げ場ができる。換言すれ
ば、切れ目8aがないと筒で押さえ付けられた上記変形
等は軸方向に逃げることになり、軸方向の熱応力等が増
える。したがって、切れ目8aを有することによって、
軸方向の熱応力の増加が回避され、該熱応力に起因する
絶縁用エポキシ樹脂6のクラックや絶縁用エポキシ樹脂
6と他の部材との剥離などが防止されることになる。
【0023】またさらに、図2に示す主要構成部品であ
るセンタコア7,低圧側コア18,1次ボビン1,2次
ボビン3を、ケース5に組付け後、1次ボビン1のT字
形ポケット部1aの隙間、すなわち、前述した(Hp−H
c)の寸法差に、主に軸方向の熱応力吸収のための弾性部
材12を注型して、当該低圧側コア18の上方を該弾性
部材で軸方向から被覆し、充填絶縁材としての絶縁用エ
ポキシ樹脂6から低圧側コア18またはセンタコア7を
隔離するものである。この弾性部材12によって、内部
コアと充填絶縁材との熱膨張係数の差によって発生する
軸方向の熱応力(前述のように増加傾向にある軸方向の
熱応力)が主に吸収され、前述のクラックや剥離防止の
効果をさらに高めることができる。
【0024】以上を纏めれば、次のようになる。即ち、
充填絶縁材が、コアと直接に接することがないように、
センタコア、高圧側コアなどのコアの周囲を、1次ボビ
ン、2次ボビンあるいはケース等の構成部材で内包し、
充填絶縁材から隔離する構造とすることにより、内部ク
ラックや充填絶縁材と構成部材間の剥離などの発生が防
止できる。 また、円筒形コイルの場合、組立作業
性を考慮すると、軸方向上方から構成部品を組み付ける
ようになるので、低圧側コアは1次ボビンの軸方向上方
から1次ボビン内に収容される。しかし、低圧側コアの
上部は、円筒形コイルの組立作業性の関係から、1次ボ
ビン等の構成部材で該低圧側コアをカバーできないた
め、熱応力吸収用の弾性部材を低圧側コアと充填絶縁材
との間に入れるものである。
【0025】すなわち、1次ボビン、2次ボビンあるい
はケース等の構成部材で内包し難い部分は、コアと充填
絶縁材の間に熱応力を吸収する弾性部材で被覆し隔離す
る構造とすることによって、内部クラックや充填絶縁材
と構成部材との剥離などの発生が防止できる。以上の結
果、耐熱衝撃性、絶縁性などに優れた信頼性の高い円筒
形点火装置が提供される。
【0026】図6は、本発明による一実施例のイグナイ
タユニットの配置図である。図6に示すようにイグナイ
タユニット20をケース5に設けられている位置決め突
起52,53で横方向の位置を固定し、縦方向はケース
5に載せることで位置決めする。該位置決め突起52,
53は、ケース5の上方からの組立作業性を容易とする
ように、ケース5の上部端面まで該突起が延長している
ものである。コネクタ側端子25aは、1次コイル端子
23bと接続され、その他のコネクタ側端子25b,2
5cは、それぞれイグナイタ側端子22c,22bに接
続される。更に、イグナイタ側端子22aと1次コイル
端子23aが接続される。1次コイル端子23a,23
bは、1次ボビン1から接続する関係上、イグナイタユ
ニット20の両サイドに配置される。
【0027】次に、図7は、図6の接続構造を示す部分
鳥瞰図であり、図を参照して、1次コイルとの接続方法
を詳しく説明する。1次ボビン1に、1次コイル端子2
3aを固定する1次コイル端子圧入ポケット部1bが設
けられており、該ポケット部1bに1次コイル端子23
aが圧入固定されている。1次コイル端子23aの1次
コイル巻きつけ部23a1は、1次ボビン1から半径方
向(垂直方向)にL字形に曲げられており、1次コイル2
の端末が巻きつけ易いように構成されている。また、イ
グナイタ側端子22aと溶接される側には、溶接時の応
力を緩和・吸収し、1次コイル巻きつけ部23a1に応
力が伝わるのを防止する目的で、一部分に湾曲部23a
2を設けている。イグナイタ側端子22a,22b,2
2cおよびコネクタ側端子25a,25b,25cはL
字形に加工されている。
【0028】また、溶接箇所が横一列になるよう配置さ
れている。そのために溶接作業が容易である。さらに、
溶接作業の場合は、スパッタがコイル巻線部に飛散しな
いよう構成する必要があり、本実施例では、図6に示す
ように、イグナイタユニット20で、コイル巻線部(1
次コイル2)をカバーするよう配置する。ただし、絶縁
用エポキシ樹脂6の注型性や1次コイル2との配線作業
性等に悪影響を及ぼさない範囲に配置する必要がある。
さらに、スパッタの飛散する範囲をコイル巻線部から遠
ざける意味から、各端子の溶接位置は、ケース5のコイ
ル収容部5cから1mm以上とする。また、溶接する端
子の先端は位置は、ケース5の端面から2〜6mm内側
の位置に来るように構成し、絶縁用エポキシ樹脂6で必
ず覆われるようにし防水信頼性を確保している。
【0029】以上のようにイグナイタユニット20を固
定し、絶縁用エポキシ樹脂6を注型硬化させた後、2次
ボビン3のポケット部3aに、高圧側コア9を収納し、
接着剤で固定した後、薄板からなるサイドコア8のバネ
アクションを利用して円筒状のサイドコア8をケース5
に装着する。ところで、サイドコア8の円周方向に拡が
る少なくとも1か所に設けられた切れ目8aは、上記バ
ネアクションを利用し易くしており、ケース5にサイド
コア8を挿入する場合の組立作業性の向上に役に立つも
のでもある。さらに切れ目8aは、磁束の1ターンショ
ートを防ぐためにも役に立つものでもある。同時に、サ
イドコア8の円筒壁面のバネアクションでもって高圧側
コア9を押さえ付け、ポケット部3aに高圧側コア9を
固定するのに役に立つものでもある。
【0030】ここで、自動車用のエンジンと円筒形の点
火装置の最大外径について、説明する。具体的には、排
気容量が1000〜3000cc位の自動車用のエンジンにおい
て、狭いシリンダブロックの部分に穿孔したプラグホー
ルに収納される細長い円筒形状の点火装置に対しては、
厳しい寸法制限が課せられる。従って、点火装置の2次
エネルギ発生値を30(mJ)に限定すれば、点火装置のコ
イル部位の最大外径はφ22mm〜φ24(mm)の範囲に、
該コイル部位の全長は、130〜150(mm)の範囲にあ
る細長い円筒形状に限定される。したがって、前述した
ように、低圧側コア18及びサイドコア8間の閉磁路ギ
ャップ、ならびに、高圧側コア9及びサイドコア8間の
非直接接触側の閉磁路ギャップは、1.0mm〜2.5m
mの範囲に、換言すれば、充填絶縁材から隔離するため
に内部コアを内包する弾性材の肉厚範囲に、限定される
ものである。
【0031】図8は、本発明による他の実施例の内燃機
関用点火装置の構成を示す断面図である。図9は、図8
の実施例のイグナイタユニットの配置図である。イグナ
イタユニット20を1チップタイプイグナイタ42にし
た場合の実施例である。1チップタイプイグナイタ42
は、放熱用の金属板41にねじ止めするか、もしくは熱
伝導性に優れた接着剤で固定する。その金属板41がケ
ース5に設けられた位置決め突起52、54で固定され
る。端子の接続方法、構成等は、図1、図6、図7に示
す実施例と同様であるため説明は省略する。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、各コアを、1次ボビ
ン,2次ボビンまたはケースなどの弾性を有する樹脂製
の構成部材で内包する、あるいは、コアの一部を弾性部
材でカバーするなどによって、絶縁用エポキシ樹脂から
隔離することができるので、熱応力によるクラックや構
成部材間の剥離が防止され、内燃機関用点火装置の耐久
性(耐絶縁劣化性など)が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の内燃機関用点火装置の
構成を示す断面図である。
【図2】図1の実施例の主要構成部品の展開図である。
【図3】本発明による他の実施例のT字形コアを示す図
である。
【図4】本発明による別の実施例のT字形コアを示す図
である。
【図5】本発明によるもう一つ別の実施例のT字形コア
を示す図である。
【図6】本発明による一実施例のイグナイタユニットの
配置図である。
【図7】図6の接続構造を示す部分鳥瞰図である。
【図8】本発明による他の実施例の内燃機関用点火装置
の構成を示す断面図である。
【図9】図8の実施例のイグナイタユニットの配置図で
ある。
【符号の説明】
1…1次ボビン、1a…T字形ポケット部、1b…1次
コイル端子圧入ポケット部、1c,3c…圧入部、2…
1次コイル、3…2次ボビン、3a…ポケット部、4…
2次コイル、5…ケース、5c…コイル収容部、6…絶
縁用エポキシ樹脂、7…センタコア、8…サイドコア、
8a…切れ目、9…高圧側コア、10…マグネット、1
2…弾性部材、13…高圧端子、14…スプリング、1
5…ゴムブーツ、16…シールゴム、17…高圧ダイオ
ード、18…低圧側コア、20…イグナイタユニット、
21…パワートランジスタチップ、22,22a,22
b22c…イグナイタ側端子、23,23a,23b…
1次コイル端子、23a1…1次コイル巻きつけ部、2
3a2…1次コイル端子湾曲部、24…コネクタ、2
5,25a,25b,25c…コネクタ側端子、26…
金属性ベース、27…端子台、28…ハイブリッドIC
回路、29…シリコンゲル、41…放熱板、42…1チ
ップイグナイタ、43…ねじ、52,53,54…位置
決め突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 和俊 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 渡辺 博 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 大石 英俊 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 片岸 健一 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 (72)発明者 近藤 英一郎 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1次コイルと該1次コイルに電気絶縁層を
    介して巻層された2次コイルとからなる円筒形のコイル
    層と、 該コイル層の筒内に配置され軸方向に延長されたセンタ
    コアと、該センタコアの両端にあって2次コイル低圧側
    及び高圧側に分けて半径方向に延長されてそれぞれ配置
    された低圧側コア及び高圧側コアとから構成され、磁気
    的に結合された内側閉磁路を形成する内部コアと、 前記コイル層と前記内部コアとの間を電気的に絶縁する
    充填絶縁材と、 前記内部コアを前記充填絶縁材から隔離するように当該
    内部コアを内包する弾性材から成る構成部材と、 前記充填絶縁材が充填され、当該充填絶縁材で固定され
    る前記内部コアと前記構成部材と前記コイル層とを収容
    するケースと、 軸方向に延長し円周方向に拡がることの可能な切れ目を
    有し、前記ケースの外周に配置されて外側閉磁路を形成
    する円筒形の外部コアとを含むことを特徴とする内燃機
    関用点火装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記構成部材は、半径
    方向から挿入される前記高圧側コアを収納するためのポ
    ケット部を有することを特徴とする内燃機関用点火装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記構成部材は、前記
    1次コイル用の1次ボビンと兼用され、該1次ボビン
    は、前記センタコア及び前記低圧側コアを内包すること
    を特徴とする内燃機関用点火装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記1次ボビンに内包
    された前記低圧側コアは、当該低圧側コアの上方を弾性
    部材で軸方向上方から被覆され、前記充填絶縁材から隔
    離されることを特徴とする内燃機関用点火装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれか1項に
    おいて、前記低圧側コア及び前記外部コアとしてのサイ
    ドコア間の閉磁路ギャップ、または、前記高圧側コア及
    び前記サイドコア間の閉磁路ギャップは、1.0mm〜
    2.5mmの範囲であることを特徴とする内燃機関用点火
    装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれか1項に
    おいて、前記ケースは、イグナイタユニットを収容する
    ことを特徴とする内燃機関用点火装置。
JP7220233A 1995-08-29 1995-08-29 内燃機関用点火装置 Withdrawn JPH0963873A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100432460B1 (ko) * 1997-05-23 2004-05-20 가부시끼가이샤 히다찌 카 엔지니어링 엔진용 점화 코일 장치, 및 플라스틱 헤드 커버 부착 엔진

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