JPH0964079A - 樹脂製品の成形方法およびそれに用いるリードフレーム - Google Patents
樹脂製品の成形方法およびそれに用いるリードフレームInfo
- Publication number
- JPH0964079A JPH0964079A JP7217954A JP21795495A JPH0964079A JP H0964079 A JPH0964079 A JP H0964079A JP 7217954 A JP7217954 A JP 7217954A JP 21795495 A JP21795495 A JP 21795495A JP H0964079 A JPH0964079 A JP H0964079A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- mold
- lead frame
- leaked
- molding
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- Pending
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- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂バリが金型に付着しないようにして樹脂
パッケージの成形作業能率を向上する。 【構成】 リードフレーム2は半導体チップが固定され
た状態で金型に配置され、樹脂パッケージ20が成形さ
れる。リードフレーム2には漏出樹脂引っ掛け部として
の孔28が形成されており、金型を型合わせした状態で
樹脂はキャビティ内に注入され、かつ金型に形成された
エアーベント部から漏出した樹脂29は孔28に捕捉さ
れる。これにより、型開きを行うと樹脂29は金型に付
着することが回避される。
パッケージの成形作業能率を向上する。 【構成】 リードフレーム2は半導体チップが固定され
た状態で金型に配置され、樹脂パッケージ20が成形さ
れる。リードフレーム2には漏出樹脂引っ掛け部として
の孔28が形成されており、金型を型合わせした状態で
樹脂はキャビティ内に注入され、かつ金型に形成された
エアーベント部から漏出した樹脂29は孔28に捕捉さ
れる。これにより、型開きを行うと樹脂29は金型に付
着することが回避される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリードフレームに固定さ
れた半導体チップを樹脂により封止して半導体装置を製
造する技術に関する。
れた半導体チップを樹脂により封止して半導体装置を製
造する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂封止形の半導体装置を組み立てる半
導体装置の製造プロセスには、樹脂封止のための樹脂成
形装置つまりモールド装置として、たとえば、特開昭52
-95765号公報に記載されるようなトランスファーモール
ド装置が用いられる。この装置によってリードフレーム
に固定つまりボンディングされた半導体チップおよびリ
ードフレームのうちインナーリード部が樹脂パッケージ
の部分により封止される。
導体装置の製造プロセスには、樹脂封止のための樹脂成
形装置つまりモールド装置として、たとえば、特開昭52
-95765号公報に記載されるようなトランスファーモール
ド装置が用いられる。この装置によってリードフレーム
に固定つまりボンディングされた半導体チップおよびリ
ードフレームのうちインナーリード部が樹脂パッケージ
の部分により封止される。
【0003】樹脂成形装置は上金型と下金型とを有し、
これら両方の金型によってこれらを型合わせした状態の
もとで樹脂パッケージの形状に対応したキャビティが形
成される。このキャビティ内に溶融状態の樹脂を注入す
ることにより、キャビティの形状に対応した形状の樹脂
パッケージが成形されることになる。
これら両方の金型によってこれらを型合わせした状態の
もとで樹脂パッケージの形状に対応したキャビティが形
成される。このキャビティ内に溶融状態の樹脂を注入す
ることにより、キャビティの形状に対応した形状の樹脂
パッケージが成形されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】樹脂の注入時に溶融状
態の樹脂がキャビティ内全体に充填されるように、キャ
ビティ内の空気を樹脂の注入時に外部に排出するために
金型にはエアーベント部が形成されている。したがっ
て、樹脂を注入するとこのエアーベン部から樹脂の一部
が漏出することになり、それが樹脂バリとなる。
態の樹脂がキャビティ内全体に充填されるように、キャ
ビティ内の空気を樹脂の注入時に外部に排出するために
金型にはエアーベント部が形成されている。したがっ
て、樹脂を注入するとこのエアーベン部から樹脂の一部
が漏出することになり、それが樹脂バリとなる。
【0005】エアーベント部からの漏出樹脂により発生
する樹脂バリは、樹脂パッケージが成形された後に型開
きすると、金型に付着して残る場合がある。このため、
樹脂バリが金型に付着したままの状態で、次の樹脂パッ
ケージを成形すると、注入樹脂の未充填が発生して、所
定の形状の樹脂パッケージを成形することができなくな
り、不良品が発生し、特に自動成形機においては継続着
工となり、成形歩留りが低下することになる。
する樹脂バリは、樹脂パッケージが成形された後に型開
きすると、金型に付着して残る場合がある。このため、
樹脂バリが金型に付着したままの状態で、次の樹脂パッ
ケージを成形すると、注入樹脂の未充填が発生して、所
定の形状の樹脂パッケージを成形することができなくな
り、不良品が発生し、特に自動成形機においては継続着
工となり、成形歩留りが低下することになる。
【0006】そこで、従来、金型を定期的に清掃して樹
脂バリを金型から除去する作業を行っているが、これを
完全に除去しないと不良品が発生することになるので、
突発的に除去作業を慎重に行う必要があり、樹脂パッケ
ージの成形作業能率を向上させる上でネックとなってい
る。
脂バリを金型から除去する作業を行っているが、これを
完全に除去しないと不良品が発生することになるので、
突発的に除去作業を慎重に行う必要があり、樹脂パッケ
ージの成形作業能率を向上させる上でネックとなってい
る。
【0007】本発明の目的は、エアーベント樹脂バリが
金型に付着しないようにして継続的に発生する未充填不
良を未然に防止し、樹脂パッケージの成形作業能率を向
上することにある。
金型に付着しないようにして継続的に発生する未充填不
良を未然に防止し、樹脂パッケージの成形作業能率を向
上することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0010】すなわち、本発明の樹脂製品の成形方法
は、金型を型合わせした状態で金型により樹脂製品の形
状に対応して形成されるキャビティ内に樹脂を注入する
とともに、金型に形成されたエアーベント部から前記キ
ャビティ内の空気を排出し、エアーベント部から漏出し
た樹脂をフレーム部材に形成された漏出樹脂引っ掛け部
に案内し、金型を型開きしたときに漏出樹脂をフレーム
部材に付着させて金型に付着しないようにしたことを特
徴とする。
は、金型を型合わせした状態で金型により樹脂製品の形
状に対応して形成されるキャビティ内に樹脂を注入する
とともに、金型に形成されたエアーベント部から前記キ
ャビティ内の空気を排出し、エアーベント部から漏出し
た樹脂をフレーム部材に形成された漏出樹脂引っ掛け部
に案内し、金型を型開きしたときに漏出樹脂をフレーム
部材に付着させて金型に付着しないようにしたことを特
徴とする。
【0011】また、本発明のリードフレームは、金型を
型合わせした状態で金型により樹脂パッケージの形状に
対応して形成されるキャビティ内に注入され、かつ金型
に形成されたエアーベント部から漏出した樹脂を捕捉す
る漏出樹脂引っ掛け部を有している。漏出樹脂引っ掛け
部は、リードフレームを貫通する孔またはリードフレー
ムの表面に形成された溝により形成される。
型合わせした状態で金型により樹脂パッケージの形状に
対応して形成されるキャビティ内に注入され、かつ金型
に形成されたエアーベント部から漏出した樹脂を捕捉す
る漏出樹脂引っ掛け部を有している。漏出樹脂引っ掛け
部は、リードフレームを貫通する孔またはリードフレー
ムの表面に形成された溝により形成される。
【0012】
【作用】本発明にあっては、フレーム部材に樹脂製品を
取り付けた状態で成形する場合には、樹脂製品の成形に
際してエアーベント部からの漏出樹脂の発生が不可避と
なるが、その漏出樹脂をフレーム部材に積極的に付着さ
せることにより、型開きした後に金型には漏出樹脂がバ
リとなって付着することが回避される。これにより、金
型を繰り返し使用して樹脂成形を行っても、樹脂バリの
存在に起因した樹脂製品の不良品の発生が防止されて成
形歩留りが向上する。また、金型を頻繁に清掃すること
が不要となり、樹脂成形の作業能率が向上する。
取り付けた状態で成形する場合には、樹脂製品の成形に
際してエアーベント部からの漏出樹脂の発生が不可避と
なるが、その漏出樹脂をフレーム部材に積極的に付着さ
せることにより、型開きした後に金型には漏出樹脂がバ
リとなって付着することが回避される。これにより、金
型を繰り返し使用して樹脂成形を行っても、樹脂バリの
存在に起因した樹脂製品の不良品の発生が防止されて成
形歩留りが向上する。また、金型を頻繁に清掃すること
が不要となり、樹脂成形の作業能率が向上する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0014】図1は半導体装置を製造するための樹脂成
形装置の基本構造を示す断面図であり、図2は図1に示
された樹脂成形装置の下金型の一例を示す平面図であ
る。
形装置の基本構造を示す断面図であり、図2は図1に示
された樹脂成形装置の下金型の一例を示す平面図であ
る。
【0015】図示する樹脂成形装置は、予め半導体チッ
プつまり半導体ペレット1が固定されたリードフレーム
2に半導体チップ1を樹脂封止するために樹脂製品とし
ての樹脂パッケージを形成して、半導体装置を製造する
ために使用される。
プつまり半導体ペレット1が固定されたリードフレーム
2に半導体チップ1を樹脂封止するために樹脂製品とし
ての樹脂パッケージを形成して、半導体装置を製造する
ために使用される。
【0016】この樹脂成形装置は、支柱3により図示し
ない固定プラテンに取り付けられた上型ベース部材4
と、可動プラテン5に取り付けられた下型ベース部材6
とを有し、可動プラテン5は油圧により作動する図示し
ないシリンダによって上下動自在となっている。
ない固定プラテンに取り付けられた上型ベース部材4
と、可動プラテン5に取り付けられた下型ベース部材6
とを有し、可動プラテン5は油圧により作動する図示し
ないシリンダによって上下動自在となっている。
【0017】下型ベース部材6には第1金型としての下
金型7が固定され、上型ベース部材4には第2金型とし
ての上金型8が固定されており、下金型7は可動プラテ
ン5を上下動することによって上金型8に向けて接近離
反移動する。両方の金型7,8にはそれぞれ凹部9a,
9bが形成されており、金型を型合わせすると、パーテ
ィング面ないし成形分割平面とも言われる型合わせ面に
は、凹部9a,9bによって樹脂製品を成形するための
キャビティ9が形成される。
金型7が固定され、上型ベース部材4には第2金型とし
ての上金型8が固定されており、下金型7は可動プラテ
ン5を上下動することによって上金型8に向けて接近離
反移動する。両方の金型7,8にはそれぞれ凹部9a,
9bが形成されており、金型を型合わせすると、パーテ
ィング面ないし成形分割平面とも言われる型合わせ面に
は、凹部9a,9bによって樹脂製品を成形するための
キャビティ9が形成される。
【0018】上型ベース部材4と下型ベース部材6に
は、それぞれ図示省略したヒータが内蔵されており、ヒ
ータによって上金型8と下金型7とがそれぞれ加熱され
るようになっている。
は、それぞれ図示省略したヒータが内蔵されており、ヒ
ータによって上金型8と下金型7とがそれぞれ加熱され
るようになっている。
【0019】上金型8には上型ベース部材4を貫通して
円筒形状のポット11が取り付けられており、このポッ
ト11内には軸方向に摺動自在にプランジャ12が装着
されている。ポット11内には樹脂製のタブレット13
が配置されるようになっており、このタブレット13は
ヒータにより下金型7および上金型8がそれぞれ加熱さ
れることによって溶融状態となる。図1は溶融された後
のタブレット13がキャビティ9内に充填された状態を
示す。
円筒形状のポット11が取り付けられており、このポッ
ト11内には軸方向に摺動自在にプランジャ12が装着
されている。ポット11内には樹脂製のタブレット13
が配置されるようになっており、このタブレット13は
ヒータにより下金型7および上金型8がそれぞれ加熱さ
れることによって溶融状態となる。図1は溶融された後
のタブレット13がキャビティ9内に充填された状態を
示す。
【0020】溶融状態となった樹脂をキャビティ9内に
案内するために、ポット11とキャビティ9とを連通さ
せるランナー14が型合わせ面に形成され、このランナ
ー14のキャビティ9への入口部がゲート15となって
いる。
案内するために、ポット11とキャビティ9とを連通さ
せるランナー14が型合わせ面に形成され、このランナ
ー14のキャビティ9への入口部がゲート15となって
いる。
【0021】図2は図1に示された下金型7の一例を示
す平面図であり、図示する場合には5つの半導体チップ
1を有するリードフレーム2が合計12枚装填されるよ
うになっており、図示する場合には合計60個のキャビ
ティ9を構成する凹部9aが下金型7に形成されてお
り、一度の成形工程によって全ての半導体チップ1を樹
脂封止することができる。1枚のリードフレーム2に予
め固定される半導体チップ1の数や、一度の成形工程に
よって成形される樹脂パッケージの数は任意の数に設定
することができることは言うまでもない。
す平面図であり、図示する場合には5つの半導体チップ
1を有するリードフレーム2が合計12枚装填されるよ
うになっており、図示する場合には合計60個のキャビ
ティ9を構成する凹部9aが下金型7に形成されてお
り、一度の成形工程によって全ての半導体チップ1を樹
脂封止することができる。1枚のリードフレーム2に予
め固定される半導体チップ1の数や、一度の成形工程に
よって成形される樹脂パッケージの数は任意の数に設定
することができることは言うまでもない。
【0022】図3は図2に示された下金型7のうち1つ
の樹脂パッケージを成形する部分を示す拡大斜視図であ
り、図4は下金型7の上に載置されるリードフレーム2
のうち図3に対応する部分を示す平面図であり、図4に
あっては半導体チップ1を封止する樹脂パッケージ20
が成形された状態を示す。
の樹脂パッケージを成形する部分を示す拡大斜視図であ
り、図4は下金型7の上に載置されるリードフレーム2
のうち図3に対応する部分を示す平面図であり、図4に
あっては半導体チップ1を封止する樹脂パッケージ20
が成形された状態を示す。
【0023】図4に示すリードフレーム2は、QFP(Q
uad Flat Package) タイプの半導体装置を形成するため
のものであり、リードフレーム2は外枠部21,22
と、四辺形となったダム部23と、半導体チップ1の四
辺に対応させて多数のリード24を有している。それぞ
れのリード24のうち樹脂パッケージ20により覆われ
る部分はインナーリード部24aとなり、外部に突出し
た部分はアウターリード部24bとなる。図4にあって
は、作図の便宜上、1つのインナーリード部24aのみ
が示されている。
uad Flat Package) タイプの半導体装置を形成するため
のものであり、リードフレーム2は外枠部21,22
と、四辺形となったダム部23と、半導体チップ1の四
辺に対応させて多数のリード24を有している。それぞ
れのリード24のうち樹脂パッケージ20により覆われ
る部分はインナーリード部24aとなり、外部に突出し
た部分はアウターリード部24bとなる。図4にあって
は、作図の便宜上、1つのインナーリード部24aのみ
が示されている。
【0024】半導体チップ1が固定されるタブ25は、
タブ吊りリード26によってダム部23に連なってお
り、図示するリードフレーム2にあっては、樹脂パッケ
ージ20の4つの角部つまり四隅に対応して4本のタブ
吊りリード26が設けられている。
タブ吊りリード26によってダム部23に連なってお
り、図示するリードフレーム2にあっては、樹脂パッケ
ージ20の4つの角部つまり四隅に対応して4本のタブ
吊りリード26が設けられている。
【0025】図3に示すように、下金型7に形成されて
キャビティ9を構成する凹部9aに連通するゲート15
は、樹脂パッケージ20の4つの角部のうちの1つに対
応する位置で凹部9aに連通している。したがって、図
示する樹脂成形装置にあっては、樹脂パッケージ20の
角部からキャビティ9内に溶融状態の樹脂が注入される
ことになる。樹脂を注入することによって、キャビティ
9内に占位していた空気が加圧されることになり、その
空気を外部に排出するために、樹脂パッケージ20の他
の3つの角部に対応させて下金型7にはエアーベント部
27が形成されている。それぞれのエアーベント部27
は両方の金型7,8の間に形成される隙間を介して外部
に連通されている。
キャビティ9を構成する凹部9aに連通するゲート15
は、樹脂パッケージ20の4つの角部のうちの1つに対
応する位置で凹部9aに連通している。したがって、図
示する樹脂成形装置にあっては、樹脂パッケージ20の
角部からキャビティ9内に溶融状態の樹脂が注入される
ことになる。樹脂を注入することによって、キャビティ
9内に占位していた空気が加圧されることになり、その
空気を外部に排出するために、樹脂パッケージ20の他
の3つの角部に対応させて下金型7にはエアーベント部
27が形成されている。それぞれのエアーベント部27
は両方の金型7,8の間に形成される隙間を介して外部
に連通されている。
【0026】上金型8も図3に示す下金型7と同様にゲ
ート15およびエアーベント部27が形成されており、
下金型7とほぼ同様の構造となっているが、図1に示す
ように、下金型7にのみゲート15を形成するようにし
ても良い。同様に、エアーベント部27についても、下
金型7のみに設けるようにしても良い。また、上金型8
のみにゲート15やエアーベント部27を設けるように
しても良い。
ート15およびエアーベント部27が形成されており、
下金型7とほぼ同様の構造となっているが、図1に示す
ように、下金型7にのみゲート15を形成するようにし
ても良い。同様に、エアーベント部27についても、下
金型7のみに設けるようにしても良い。また、上金型8
のみにゲート15やエアーベント部27を設けるように
しても良い。
【0027】リードフレーム2には、図4に示すよう
に、樹脂パッケージ20の4つの角部のうちゲート15
に対応する角部を除き、他の3つの角部に対応するタブ
吊りリードのアウター部の部分に、孔28が形成されて
おり、3つの孔28はそれぞれ樹脂引っ掛け部を構成し
ている。リードフレーム2を下金型7の上に載置する
と、それぞれの樹脂引っ掛け部としての孔28は、図3
に示すエアーベント部27に対応した位置となる。
に、樹脂パッケージ20の4つの角部のうちゲート15
に対応する角部を除き、他の3つの角部に対応するタブ
吊りリードのアウター部の部分に、孔28が形成されて
おり、3つの孔28はそれぞれ樹脂引っ掛け部を構成し
ている。リードフレーム2を下金型7の上に載置する
と、それぞれの樹脂引っ掛け部としての孔28は、図3
に示すエアーベント部27に対応した位置となる。
【0028】このような構造の樹脂成形装置を用いて、
リードフレーム2に予めタブ25の部分に固定された半
導体チップ1を樹脂で封止する際には、リードフレーム
2を下金型7と上金型8との間に配置する。この状態で
はリードフレーム2に形成された孔28は金型のエアー
ベント部27に位置することになる。
リードフレーム2に予めタブ25の部分に固定された半
導体チップ1を樹脂で封止する際には、リードフレーム
2を下金型7と上金型8との間に配置する。この状態で
はリードフレーム2に形成された孔28は金型のエアー
ベント部27に位置することになる。
【0029】ポット11内に投入されたタブレット13
つまりパッケージ樹脂材料がヒータによって加熱溶融状
態となり、プランジャ12による加圧力でランナー14
およびゲート15を通じてキャビティ9内に樹脂が注入
される。樹脂の注入に伴ってキャビティ9などの空間内
の気体は、エアーベント部27から金型の外部に排出さ
れる。
つまりパッケージ樹脂材料がヒータによって加熱溶融状
態となり、プランジャ12による加圧力でランナー14
およびゲート15を通じてキャビティ9内に樹脂が注入
される。樹脂の注入に伴ってキャビティ9などの空間内
の気体は、エアーベント部27から金型の外部に排出さ
れる。
【0030】そして、キャビティ9内に注入される樹脂
の量が増加するに従って、注入された樹脂の一部はエア
ーベント部27から漏出することになり、図5および図
6に示すように、エアーベント部27から漏出した樹脂
29は漏出樹脂引っ掛け部としての孔28に案内されて
そこに食い付くことになる。図5にあっては、漏出した
樹脂29は点を付して示されている。
の量が増加するに従って、注入された樹脂の一部はエア
ーベント部27から漏出することになり、図5および図
6に示すように、エアーベント部27から漏出した樹脂
29は漏出樹脂引っ掛け部としての孔28に案内されて
そこに食い付くことになる。図5にあっては、漏出した
樹脂29は点を付して示されている。
【0031】注入された樹脂が冷却固化すると、キャビ
ティ9の形状に対応した樹脂製品つまり樹脂パッケージ
20が形成され、漏出樹脂29は孔28に固定される。
冷却固化した後に下金型7を下降移動させることにより
両方の金型7,8を離反させ、樹脂パッケージ20が成
形されたリードフレーム2を取り出すと、エアーベント
部27から漏出した後に孔28に食い付いた状態の樹脂
バリつまり漏出樹脂29は、リードフレーム2に捕捉さ
れることになり、金型7,8には付着することがない。
ティ9の形状に対応した樹脂製品つまり樹脂パッケージ
20が形成され、漏出樹脂29は孔28に固定される。
冷却固化した後に下金型7を下降移動させることにより
両方の金型7,8を離反させ、樹脂パッケージ20が成
形されたリードフレーム2を取り出すと、エアーベント
部27から漏出した後に孔28に食い付いた状態の樹脂
バリつまり漏出樹脂29は、リードフレーム2に捕捉さ
れることになり、金型7,8には付着することがない。
【0032】樹脂パッケージ20の成形が完了した後に
は、後の工程でダム部23の部分が切除されて、樹脂パ
ッケージ20の外方にアウターリード部24bが突出し
た半導体装置が得られる。
は、後の工程でダム部23の部分が切除されて、樹脂パ
ッケージ20の外方にアウターリード部24bが突出し
た半導体装置が得られる。
【0033】樹脂成形装置を用いて所定の数の樹脂パッ
ケージ20による樹脂封止がなされた後には、さらに新
たなリードフレーム2が両金型の間に配置されて、樹脂
成形が繰り返される。このように、繰り返して樹脂の成
形を行っても、両方の金型7,8には漏出樹脂(樹脂バ
リ)29が付着することがないので、樹脂バリ29の除
去作業を行うことなく、次の成形作業を行うことができ
る。これにより、不良品の発生が低減されて成形歩留り
が向上するとともに、成形作業能率が大幅に向上する。
ケージ20による樹脂封止がなされた後には、さらに新
たなリードフレーム2が両金型の間に配置されて、樹脂
成形が繰り返される。このように、繰り返して樹脂の成
形を行っても、両方の金型7,8には漏出樹脂(樹脂バ
リ)29が付着することがないので、樹脂バリ29の除
去作業を行うことなく、次の成形作業を行うことができ
る。これにより、不良品の発生が低減されて成形歩留り
が向上するとともに、成形作業能率が大幅に向上する。
【0034】図7は漏出樹脂引っ掛け部の変形例を示す
図であり、この場合にはリードフレーム2のうち下金型
7に対向する表面に形成された溝30により漏出樹脂引
っ掛け部を形成している。同様の溝30をリードフレー
ム2の反対側の表面に形成するようにしても良い。
図であり、この場合にはリードフレーム2のうち下金型
7に対向する表面に形成された溝30により漏出樹脂引
っ掛け部を形成している。同様の溝30をリードフレー
ム2の反対側の表面に形成するようにしても良い。
【0035】図8は漏出樹脂引っ掛け部のさらに他の変
形例を示す図であり、この場合にはひょうたん形の孔2
8aにより漏出樹脂引っ掛け部を形成しており、図5に
示すような円形の孔以外に種々の形状にすることができ
る。また、図8に二点鎖線で示すように、リードフレー
ム2にスリット31を形成して孔28aをダム部23の
内側に連通させるようにしても良い。
形例を示す図であり、この場合にはひょうたん形の孔2
8aにより漏出樹脂引っ掛け部を形成しており、図5に
示すような円形の孔以外に種々の形状にすることができ
る。また、図8に二点鎖線で示すように、リードフレー
ム2にスリット31を形成して孔28aをダム部23の
内側に連通させるようにしても良い。
【0036】なお、漏出樹脂引っ掛け部を形成する位置
は、図示するようなタブ吊りリード26のアウター部に
限られず、他の位置に設けるようにしても良い。
は、図示するようなタブ吊りリード26のアウター部に
限られず、他の位置に設けるようにしても良い。
【0037】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0038】たとえば、図示する場合にはリードフレー
ム2には4つのタブ吊りリード26が設けられている
が、2本あるいは1本のタブ吊りリードを有するリード
フレームとしても良い。さらには、図示するリードフレ
ーム2はQFPタイプの半導体装置のためのものを示す
が、SOP(Small Outline Package) タイプなどどのよ
うなタイプの半導体装置の製造のためのリードフレーム
にも適用することができる。また、図示実施例では、下
金型6を上下動させるようにしているが、上金型8を上
下動させるようにしても良く、その場合には、ポット1
1を下金型6に取り付けるようにし、プランジャ12を
下側からポット内に進入させるようにする。
ム2には4つのタブ吊りリード26が設けられている
が、2本あるいは1本のタブ吊りリードを有するリード
フレームとしても良い。さらには、図示するリードフレ
ーム2はQFPタイプの半導体装置のためのものを示す
が、SOP(Small Outline Package) タイプなどどのよ
うなタイプの半導体装置の製造のためのリードフレーム
にも適用することができる。また、図示実施例では、下
金型6を上下動させるようにしているが、上金型8を上
下動させるようにしても良く、その場合には、ポット1
1を下金型6に取り付けるようにし、プランジャ12を
下側からポット内に進入させるようにする。
【0039】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその利用分野である半導体装置の製造に
適用した場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、たとえば、板状の部材つまりフレーム材を
金型に挟み込んだ状態でこれに一体に成形される樹脂製
品であれば、どのような樹脂製品であっても成形するこ
とができる。
なされた発明をその利用分野である半導体装置の製造に
適用した場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、たとえば、板状の部材つまりフレーム材を
金型に挟み込んだ状態でこれに一体に成形される樹脂製
品であれば、どのような樹脂製品であっても成形するこ
とができる。
【0040】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0041】(1).樹脂製品を成形する場合に、これと一
体となるフレーム部材に樹脂バリが付着して金型には樹
脂バリが付着することがなくなる。
体となるフレーム部材に樹脂バリが付着して金型には樹
脂バリが付着することがなくなる。
【0042】(2).これにより、樹脂バリの存在に起因し
た樹脂製品の不良品の発生が防止されて成形歩留りが向
上する。
た樹脂製品の不良品の発生が防止されて成形歩留りが向
上する。
【0043】(3).金型を頻繁に清掃することが不要とな
り、樹脂成形の作業能率が向上する。
り、樹脂成形の作業能率が向上する。
【図1】リードフレームに樹脂パッケージを成形する樹
脂成形装置の基本構造を示す断面図である。
脂成形装置の基本構造を示す断面図である。
【図2】樹脂成形装置の下金型の一例を示す平面図であ
る。
る。
【図3】図2に示された下金型に形成されてキャビティ
を構成する凹部の1つを示す斜視図である。
を構成する凹部の1つを示す斜視図である。
【図4】樹脂パッケージが成形されたリードフレームの
一例を示す平面図である。
一例を示す平面図である。
【図5】図4の一部拡大平面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】漏出樹脂引っ掛け部の変形例を示す断面図であ
る。
る。
【図8】漏出樹脂引っ掛け部の変形例を示す平面図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 半導体チップ 2 リードフレーム 3 支柱 4 上型ベース部材 5 可動プラテン 6 下型ベース部材 7 下金型 8 上金型 9 キャビティ 9a,9b 凹部 11 ポット 12 プランジャ 13 タブレット 14 ランナー 15 ゲート 20 樹脂パッケージ 21,22 外枠部 23 ダム部 24 リード 24a インナーリード部 24b アウターリード部 25 タブ 26 タブ吊りリード 27 エアーベント部 28 孔(漏出樹脂引っ掛け部) 29 漏出樹脂(樹脂バリ)
Claims (5)
- 【請求項1】 第1金型と第2金型との間にフレーム部
材を介在させた状態で前記フレーム部材に樹脂製品を一
体に成形する樹脂製品の成形方法であって、 前記第1金型と第2金型とを型合わせした状態でこれら
両方の金型により前記樹脂製品の形状に対応して形成さ
れるキャビティ内に樹脂を注入するとともに、前記金型
に形成されたエアーベント部から前記キャビティ内の空
気を排出し、 前記エアーベント部から漏出した樹脂を前記フレーム部
材に形成された漏出樹脂引っ掛け部に案内し、 前記金型を型開きしたときに漏出樹脂を前記フレーム部
材に付着させて前記金型に付着しないようにしたことを
特徴とする樹脂製品の成形方法。 - 【請求項2】 半導体チップが固定された状態で第1金
型と第2金型との間に配置され、前記半導体チップを封
止する樹脂パッケージが成形されるリードフレームであ
って、 前記第1金型と第2金型とを型合わせした状態でこれら
両方の金型により前記樹脂パッケージの形状に対応して
形成されるキャビティ内に注入され、かつ前記金型に形
成されたエアーベント部から漏出した樹脂を捕捉する漏
出樹脂引っ掛け部を前記リードフレームに形成したこと
を特徴とするリードフレーム。 - 【請求項3】 請求項2記載のリードフレームであっ
て、前記漏出樹脂引っ掛け部を前記リードフレームを貫
通する孔または前記リードフレームの表面に形成された
溝としたことを特徴とするリードフレーム。 - 【請求項4】 請求項2または3記載のリードフレーム
であって、前記漏出樹脂引っ掛け部を前記樹脂パッケー
ジの4つの角部のうち少なくともいずれか1つの角部に
形成したことを特徴とするリードフレーム。 - 【請求項5】 請求項2、3または4記載のリードフレ
ームであって、前記漏出樹脂引っ掛け部をタブ吊りリー
ドのアウター部に形成したことを特徴とするリードフレ
ーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7217954A JPH0964079A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 樹脂製品の成形方法およびそれに用いるリードフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7217954A JPH0964079A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 樹脂製品の成形方法およびそれに用いるリードフレーム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0964079A true JPH0964079A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16712327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7217954A Pending JPH0964079A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 樹脂製品の成形方法およびそれに用いるリードフレーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0964079A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1312768C (zh) * | 2001-11-12 | 2007-04-25 | 三洋电机株式会社 | 引线架、树脂密封模型及使用它们的半导体 |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP7217954A patent/JPH0964079A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1312768C (zh) * | 2001-11-12 | 2007-04-25 | 三洋电机株式会社 | 引线架、树脂密封模型及使用它们的半导体 |
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