JPH0964233A - セラミック基板、その製造方法およびセラミック基板と樹脂製基板との接合体 - Google Patents
セラミック基板、その製造方法およびセラミック基板と樹脂製基板との接合体Info
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- JPH0964233A JPH0964233A JP8174295A JP17429596A JPH0964233A JP H0964233 A JPH0964233 A JP H0964233A JP 8174295 A JP8174295 A JP 8174295A JP 17429596 A JP17429596 A JP 17429596A JP H0964233 A JPH0964233 A JP H0964233A
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- Japan
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- conductor
- ceramic substrate
- pad
- ball
- brazing material
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-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/341—Surface mounted components
- H05K3/3431—Leadless components
Landscapes
- Wire Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】接合強度の高く接続信頼性の高い入出力端子を
備えるセラミック基板およびその製造方法を提供するこ
と、また、接続信頼性の高いセラミック基板と樹脂製基
板との接合体を提供すること。 【解決手段】セラミック基板の一主面上に、導体パッド
とCuを主成分とする導体ボールとをろう材によって固
着した入出力端子を形成する。
備えるセラミック基板およびその製造方法を提供するこ
と、また、接続信頼性の高いセラミック基板と樹脂製基
板との接合体を提供すること。 【解決手段】セラミック基板の一主面上に、導体パッド
とCuを主成分とする導体ボールとをろう材によって固
着した入出力端子を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミック基板、
その製造方法およびセラミック基板と樹脂製基板との接
合体に関し、特に、プリント基板等とボールボンディン
グを行うBGAタイプ等の電子部品用セラミック基板お
よびその製造方法、さらには、かかるセラミック基板と
樹脂製プリント基板との接合体に関する。
その製造方法およびセラミック基板と樹脂製基板との接
合体に関し、特に、プリント基板等とボールボンディン
グを行うBGAタイプ等の電子部品用セラミック基板お
よびその製造方法、さらには、かかるセラミック基板と
樹脂製プリント基板との接合体に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路の高性能化に伴い、セラミック
基板の多端子化(多ピン化)、小型化、高密度化の要求
がなされ、入出力端子の間隔(ピッチ)の微細化(ファ
イン化)が進んでいる。従来より用いられている形態で
あるPGA(Pin Grid Array)タイプセラミック基板の
場合、基板上に植設される端子の格子ピッチは、標準で
2.54mmであり、ピッチを1.27mmとしたもの
も用いられているが、これ以上の狭ピッチ化は困難であ
る。このため、入出力端子としてピンを用いる代わり
に、セラミック基板上に設けた導体パッド上に、ハンダ
からなる導体ボール(ハンダボール)を接合してなるB
GA(Ball Grid Array)タイプのセラミック基板が開
発され、かかる手法によって0.60mmピッチの狭ピ
ッチ化が可能となっている。
基板の多端子化(多ピン化)、小型化、高密度化の要求
がなされ、入出力端子の間隔(ピッチ)の微細化(ファ
イン化)が進んでいる。従来より用いられている形態で
あるPGA(Pin Grid Array)タイプセラミック基板の
場合、基板上に植設される端子の格子ピッチは、標準で
2.54mmであり、ピッチを1.27mmとしたもの
も用いられているが、これ以上の狭ピッチ化は困難であ
る。このため、入出力端子としてピンを用いる代わり
に、セラミック基板上に設けた導体パッド上に、ハンダ
からなる導体ボール(ハンダボール)を接合してなるB
GA(Ball Grid Array)タイプのセラミック基板が開
発され、かかる手法によって0.60mmピッチの狭ピ
ッチ化が可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ハンダボール
を用いたBGAでは、セラミック基板に集積回路チップ
を固着(ダイボンド)した後に、ハンダ(Sn/Pb)
からなる導体ボールの接合をしなければならない。ダイ
ボンド時にセラミック基板にかかる熱は、約450℃で
あり、融点が約200℃〜300℃であるハンダボール
は、溶融してしまうからである。集積回路チップをフリ
ップチップ技術によりセラミック基板に接続・固着する
場合でも、チップと基板との接続にハンダを用いるの
で、やはり、ハンダボールを、予め基板に設けておくこ
とは困難である。
を用いたBGAでは、セラミック基板に集積回路チップ
を固着(ダイボンド)した後に、ハンダ(Sn/Pb)
からなる導体ボールの接合をしなければならない。ダイ
ボンド時にセラミック基板にかかる熱は、約450℃で
あり、融点が約200℃〜300℃であるハンダボール
は、溶融してしまうからである。集積回路チップをフリ
ップチップ技術によりセラミック基板に接続・固着する
場合でも、チップと基板との接続にハンダを用いるの
で、やはり、ハンダボールを、予め基板に設けておくこ
とは困難である。
【0004】したがって、セラミック基板メーカは、P
GAタイプのセラミック基板については、ピンを予め基
板にろう付した状態で納入していたのに対して、ハンダ
ボールを用いたBGAタイプの基板については、セラミ
ック基板の導体パッドに前もってハンダボールを接合し
た状態にして、付加価値を高めて集積回路メーカにセラ
ミック基板を納入することは出来ない。逆に、集積回路
メーカは、集積回路チップを実装後に、セラミック基板
にハンダボールを接合する工程が必要となって面倒であ
る。更に、ハンダボールを基板の導体パッドに接合する
工程で不良が生ずると、集積回路チップを基板に実装・
固着した後であるから、高価な集積回路チップが無駄に
なって損害が大きくなってしまう。
GAタイプのセラミック基板については、ピンを予め基
板にろう付した状態で納入していたのに対して、ハンダ
ボールを用いたBGAタイプの基板については、セラミ
ック基板の導体パッドに前もってハンダボールを接合し
た状態にして、付加価値を高めて集積回路メーカにセラ
ミック基板を納入することは出来ない。逆に、集積回路
メーカは、集積回路チップを実装後に、セラミック基板
にハンダボールを接合する工程が必要となって面倒であ
る。更に、ハンダボールを基板の導体パッドに接合する
工程で不良が生ずると、集積回路チップを基板に実装・
固着した後であるから、高価な集積回路チップが無駄に
なって損害が大きくなってしまう。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであって、BGAタイプのセラミック基板において
も、PGAタイプと同様に、集積回路チップの固着前に
入出力端子をろう付形成することにより、セラミック基
板メーカーにとってはセラミック基板の付加価値を高
め、集積回路メーカーにとっては集積回路チップ固着後
のハンダボール形成工程を省略し、高価な集積回路チッ
プの無駄をなくすことを目的とする。さらには、接合強
度の高く接続信頼性の高い入出力端子を備えるセラミッ
ク基板およびその製造方法を提供すること、また、接続
信頼性の高いセラミック基板と樹脂製基板との接合体を
提供することを目的とする。
ものであって、BGAタイプのセラミック基板において
も、PGAタイプと同様に、集積回路チップの固着前に
入出力端子をろう付形成することにより、セラミック基
板メーカーにとってはセラミック基板の付加価値を高
め、集積回路メーカーにとっては集積回路チップ固着後
のハンダボール形成工程を省略し、高価な集積回路チッ
プの無駄をなくすことを目的とする。さらには、接合強
度の高く接続信頼性の高い入出力端子を備えるセラミッ
ク基板およびその製造方法を提供すること、また、接続
信頼性の高いセラミック基板と樹脂製基板との接合体を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、その解決手段
は、一主面上に入出力端子を有するセラミック基板であ
って、該入出力端子が、該一主面上に形成された導体パ
ッドと、Cuを主成分とする導体ボールと、該導体ボー
ルを該導体パッドにろう付固着するろう材とを備えるセ
ラミック基板である。更に、前記ろう材が、Ag−Cu
共晶銀ろうである場合には、ろう材も安価であり、ろう
付工程も従来のPGAタイプのセラミック基板における
ピンのろう付工程を流用でき、都合がよい。
は、一主面上に入出力端子を有するセラミック基板であ
って、該入出力端子が、該一主面上に形成された導体パ
ッドと、Cuを主成分とする導体ボールと、該導体ボー
ルを該導体パッドにろう付固着するろう材とを備えるセ
ラミック基板である。更に、前記ろう材が、Ag−Cu
共晶銀ろうである場合には、ろう材も安価であり、ろう
付工程も従来のPGAタイプのセラミック基板における
ピンのろう付工程を流用でき、都合がよい。
【0007】更に、前記導体ボールの半径をRとしたと
きに、前記導体パッド上の前記ろう材の拡がりが、該導
体パッドにおける該導体ボールとの最近接点からろう材
の最外周までの距離Lが0.5R以上で、かつ該導体パ
ッドの周縁に達しない拡がりである場合には、導体ボー
ルが導体パッドに高い強度で接合される。さらに、導体
パッド周囲のセラミック基板にクラックが入ったり、導
体パッド付近でセラミック基板がえぐり取れることもな
い。従って、強固に固着形成された入出力端子を備える
セラミック基板とすることができる。
きに、前記導体パッド上の前記ろう材の拡がりが、該導
体パッドにおける該導体ボールとの最近接点からろう材
の最外周までの距離Lが0.5R以上で、かつ該導体パ
ッドの周縁に達しない拡がりである場合には、導体ボー
ルが導体パッドに高い強度で接合される。さらに、導体
パッド周囲のセラミック基板にクラックが入ったり、導
体パッド付近でセラミック基板がえぐり取れることもな
い。従って、強固に固着形成された入出力端子を備える
セラミック基板とすることができる。
【0008】また、上記セラミック基板の製造に適する
方法としては、Cuを主成分とする導体ボールにろう材
を被覆したろう材被覆導体ボールを、セラミック基板の
一主面上に形成された導体パッド上に載置し、加熱によ
り該ろう材を溶融して、該導体ボールを該導体パッドに
ろう付するセラミック基板の製造方法がある。かかるろ
う材被覆導体ボールを用いれば、ろう付接合時のろう材
量を容易にコントロールして入出力端子を製造できる。
方法としては、Cuを主成分とする導体ボールにろう材
を被覆したろう材被覆導体ボールを、セラミック基板の
一主面上に形成された導体パッド上に載置し、加熱によ
り該ろう材を溶融して、該導体ボールを該導体パッドに
ろう付するセラミック基板の製造方法がある。かかるろ
う材被覆導体ボールを用いれば、ろう付接合時のろう材
量を容易にコントロールして入出力端子を製造できる。
【0009】さらに、他の解決手段は、セラミック基板
の一主面上に形成された導体パッドと、Cuを主成分と
する導体ボールと、該導体ボールを該導体パッドにろう
付固着するろう材と、を備える入出力端子を有し、前記
導体ボールの半径をR(mm)としたときに、前記導体パッ
ド上の前記ろう材の拡がりが、該導体パッドにおける該
導体ボールとの最近接点から、ろう材の最外周までの距
離L(mm)が0.5R以上で、かつ、該導体パッドの周縁
に達しない拡がりであるセラミック基板と、樹脂製基板
の一主面上であって該入出力端子に対応した位置に接続
パッドを有する樹脂製基板とを、該入出力端子と該接続
パッドとのハンダ付けにより接続したセラミック基板と
樹脂製基板との接合体であって、該セラミック基板の入
出力端子相互間の最大距離をD(mm)としたときに、D<
127Rの関係を満たすセラミック基板と樹脂製基板と
の接合体である。このようにすれば、接続信頼性の高い
接合体とすることができる。
の一主面上に形成された導体パッドと、Cuを主成分と
する導体ボールと、該導体ボールを該導体パッドにろう
付固着するろう材と、を備える入出力端子を有し、前記
導体ボールの半径をR(mm)としたときに、前記導体パッ
ド上の前記ろう材の拡がりが、該導体パッドにおける該
導体ボールとの最近接点から、ろう材の最外周までの距
離L(mm)が0.5R以上で、かつ、該導体パッドの周縁
に達しない拡がりであるセラミック基板と、樹脂製基板
の一主面上であって該入出力端子に対応した位置に接続
パッドを有する樹脂製基板とを、該入出力端子と該接続
パッドとのハンダ付けにより接続したセラミック基板と
樹脂製基板との接合体であって、該セラミック基板の入
出力端子相互間の最大距離をD(mm)としたときに、D<
127Rの関係を満たすセラミック基板と樹脂製基板と
の接合体である。このようにすれば、接続信頼性の高い
接合体とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明においては、Cu(融点1
083℃)を主成分とする導体ボール(Cuボール)を
使用しているので、ハンダボールのように、集積回路チ
ップのダイボンディング時にかかる約450℃の温度で
溶融することはない。更に、Cuボールを導体パッドに
接合するのにろう材によるろう付を行っている。ここ
で、ISO等の分類によれば、ろう接のうち、ろう付と
は使用するろう材の融点が450℃以上の場合をいい、
ろう材の融点が450℃未満の場合のはんだ付とは区別
されるものである。従って、ろう付けに使用されるろう
材(硬ろう)もまた、ダイボンディングの熱では溶解せ
ず、本発明による入出力端子は、集積回路チップのダイ
ボンディング工程で溶解することはない。即ち、ダイボ
ンディング工程前に入出力端子を予め形成しておくこと
が可能となる。
083℃)を主成分とする導体ボール(Cuボール)を
使用しているので、ハンダボールのように、集積回路チ
ップのダイボンディング時にかかる約450℃の温度で
溶融することはない。更に、Cuボールを導体パッドに
接合するのにろう材によるろう付を行っている。ここ
で、ISO等の分類によれば、ろう接のうち、ろう付と
は使用するろう材の融点が450℃以上の場合をいい、
ろう材の融点が450℃未満の場合のはんだ付とは区別
されるものである。従って、ろう付けに使用されるろう
材(硬ろう)もまた、ダイボンディングの熱では溶解せ
ず、本発明による入出力端子は、集積回路チップのダイ
ボンディング工程で溶解することはない。即ち、ダイボ
ンディング工程前に入出力端子を予め形成しておくこと
が可能となる。
【0011】更に、導体ボールに使用するCuの熱膨張
係数は、約17×10ー6/℃と大きいものの、柔らかく
ヤング率が小さい。従って、本発明にかかる入出力端子
を格子状に形成してBGAタイプの基板とし、これをプ
リント基板にはんだ付けにより接合・搭載した場合、セ
ラミック基板とプリント基板の間に生じる熱膨張差をC
uボールの変形により容易に吸収できる。従って、両基
板間の熱ストレスが緩和され、両基板間の接続信頼性が
高くできる。その上、はんだ付けによりプリント基板へ
セラミック基板の入出力端子を接合する場合に、Cuボ
ールは溶融しないので、その端子形状を保ったまま接合
される。即ち、Cuボールは押しつぶされて変形するこ
とがないので、セラミック基板とプリント基板の間隔を
一定に保つ役割を果たす。
係数は、約17×10ー6/℃と大きいものの、柔らかく
ヤング率が小さい。従って、本発明にかかる入出力端子
を格子状に形成してBGAタイプの基板とし、これをプ
リント基板にはんだ付けにより接合・搭載した場合、セ
ラミック基板とプリント基板の間に生じる熱膨張差をC
uボールの変形により容易に吸収できる。従って、両基
板間の熱ストレスが緩和され、両基板間の接続信頼性が
高くできる。その上、はんだ付けによりプリント基板へ
セラミック基板の入出力端子を接合する場合に、Cuボ
ールは溶融しないので、その端子形状を保ったまま接合
される。即ち、Cuボールは押しつぶされて変形するこ
とがないので、セラミック基板とプリント基板の間隔を
一定に保つ役割を果たす。
【0012】更に、ろう材としてAg−Cu共晶銀ろう
を用いる場合には、Ag−Cu共晶銀ろうが比較的安価
で入手しやすく、従来のPGAタイプのセラミック基板
の場合に、ピンを基板にろう付する場合に常用されてい
るので、その加熱条件や装置等のろう付工程を流用して
安定に製造が可能である。
を用いる場合には、Ag−Cu共晶銀ろうが比較的安価
で入手しやすく、従来のPGAタイプのセラミック基板
の場合に、ピンを基板にろう付する場合に常用されてい
るので、その加熱条件や装置等のろう付工程を流用して
安定に製造が可能である。
【0013】更に、本発明によれば導体パッドとCuボ
ールのろう付において、ろう材の形成するメニスカス、
換言すれば、ろう材の導体パッド上の拡がりをコントロ
ールすることにより、入出力端子の強度を安定化させる
ことができる。Cuボールの半径をR(mm)としたとき
に、Cuボールと導体パッドがパッドの最も近い点(厳
密にはCuボールと導体パッドの間には、ろう材が存在
するので、両者は接してはいない場合がある。本願では
この点を最近接点と呼ぶ)を原点として、メニスカスの
先端(ろう材の最外周)までの距離Lが、0.5R未満
のときは、Cuボールと導体パッド間の接合強度が低く
なる。ろう材量が少なすぎるためである。
ールのろう付において、ろう材の形成するメニスカス、
換言すれば、ろう材の導体パッド上の拡がりをコントロ
ールすることにより、入出力端子の強度を安定化させる
ことができる。Cuボールの半径をR(mm)としたとき
に、Cuボールと導体パッドがパッドの最も近い点(厳
密にはCuボールと導体パッドの間には、ろう材が存在
するので、両者は接してはいない場合がある。本願では
この点を最近接点と呼ぶ)を原点として、メニスカスの
先端(ろう材の最外周)までの距離Lが、0.5R未満
のときは、Cuボールと導体パッド間の接合強度が低く
なる。ろう材量が少なすぎるためである。
【0014】一方、ろう材が導体パッドの周縁端にまで
拡がった場合には、ろう付時の応力が導体パッドの周縁
端に集中するので、導体パッドの周囲のセラミックにク
ラックが入るなど、導体パッドとセラミック基板との密
着強度の低下が生ずる。したがって、ろう材の導体パッ
ド上の拡がりを適当な大きさにコントロールすることに
より、Cuボールと導体パッドの接合強度を高くし、か
つ導体パッドとセラミック基板との密着強度をも高くで
きる。即ち、入出力端子自体の強度および、セラミック
基板との密着強度を高く安定化させることができる。
拡がった場合には、ろう付時の応力が導体パッドの周縁
端に集中するので、導体パッドの周囲のセラミックにク
ラックが入るなど、導体パッドとセラミック基板との密
着強度の低下が生ずる。したがって、ろう材の導体パッ
ド上の拡がりを適当な大きさにコントロールすることに
より、Cuボールと導体パッドの接合強度を高くし、か
つ導体パッドとセラミック基板との密着強度をも高くで
きる。即ち、入出力端子自体の強度および、セラミック
基板との密着強度を高く安定化させることができる。
【0015】かかるろう材の拡がりを適当な範囲とする
には、ろう材を適度な量だけ的確に供給する必要があ
る。Cuボールにろう材を被覆する場合には、被覆する
厚みを適当量とすることで、ろう材量をコントロールで
きる。更に、ろう材とCuボールを一度(同時に)に導
体パッド上に載置することとなり、確実にCuボールを
ろう付できる。更に、Cuボール表面は、ろう材に被覆
されているために酸化が防止される。しかも、Cuボー
ルを被覆していたろう材で、導体パッドとCuボールが
ろう付されるのであるから、Cuボールは確実にろう材
に濡れ、安定したろう付が可能となる。
には、ろう材を適度な量だけ的確に供給する必要があ
る。Cuボールにろう材を被覆する場合には、被覆する
厚みを適当量とすることで、ろう材量をコントロールで
きる。更に、ろう材とCuボールを一度(同時に)に導
体パッド上に載置することとなり、確実にCuボールを
ろう付できる。更に、Cuボール表面は、ろう材に被覆
されているために酸化が防止される。しかも、Cuボー
ルを被覆していたろう材で、導体パッドとCuボールが
ろう付されるのであるから、Cuボールは確実にろう材
に濡れ、安定したろう付が可能となる。
【0016】また、セラミック基板と樹脂製基板との接
合体にあっては、両者の材質の有する熱膨張係数の違い
から、入出力端子に熱応力がかかる。しかし、上述のよ
うなろう材の拡がりを持つ入出力端子を樹脂製基板の接
続パッドと半田付け接続し、セラミック基板の入出力端
子相互間の最大距離をD(mm)としたときに、D<127
Rの関係を満たすようにした場合には、Cuボールの変
形によって両者の熱膨張差を吸収するので、高い接続信
頼性を得ることができ、温度サイクル試験などにより繰
り返し熱応力が入出力端子に掛かっても破断を生じな
い。なお、樹脂製基板には、エポキシ樹脂、フェノール
樹脂などの基板や、ガラス布基材エポキシ樹脂基板(ガ
ラスエポキシ基板)、ガラス布基材BTレジン基板、紙
−エポキシ樹脂基板、紙−フェノール樹脂基板などが挙
げられる。
合体にあっては、両者の材質の有する熱膨張係数の違い
から、入出力端子に熱応力がかかる。しかし、上述のよ
うなろう材の拡がりを持つ入出力端子を樹脂製基板の接
続パッドと半田付け接続し、セラミック基板の入出力端
子相互間の最大距離をD(mm)としたときに、D<127
Rの関係を満たすようにした場合には、Cuボールの変
形によって両者の熱膨張差を吸収するので、高い接続信
頼性を得ることができ、温度サイクル試験などにより繰
り返し熱応力が入出力端子に掛かっても破断を生じな
い。なお、樹脂製基板には、エポキシ樹脂、フェノール
樹脂などの基板や、ガラス布基材エポキシ樹脂基板(ガ
ラスエポキシ基板)、ガラス布基材BTレジン基板、紙
−エポキシ樹脂基板、紙−フェノール樹脂基板などが挙
げられる。
【0017】
【実施例】本発明にかかる実施例を、図を参照しつつ説
明する。図1は、実施例にかかるセラミック基板の平面
図、図2は、このセラミック基板の入出力端子部分の部
分拡大断面図である。セラミック基板1は、外形寸法□
24mm×0.60mm厚の正方形板状で、アルミナ
(Al2O3)を主成分とし、熱膨張係数は6.8×10
-6/℃である。また、基板の一主面(表面)1A上に
は、入出力端子2が、基板周縁部にピッチ1.27mm
の格子状で260(=18X18-8X8)ヶ形成されている。この
入出力端子2は、図2に示すように、基板1の一主面1
A上に形成された導体パッド3と、Cuからなる導体ボ
ール4およびCuボール4をパッド3にろう付するろう
材5からなり、端子2全体には、Ni1μmおよびAu
0.5μmからなるメッキ層6が被覆されている。
明する。図1は、実施例にかかるセラミック基板の平面
図、図2は、このセラミック基板の入出力端子部分の部
分拡大断面図である。セラミック基板1は、外形寸法□
24mm×0.60mm厚の正方形板状で、アルミナ
(Al2O3)を主成分とし、熱膨張係数は6.8×10
-6/℃である。また、基板の一主面(表面)1A上に
は、入出力端子2が、基板周縁部にピッチ1.27mm
の格子状で260(=18X18-8X8)ヶ形成されている。この
入出力端子2は、図2に示すように、基板1の一主面1
A上に形成された導体パッド3と、Cuからなる導体ボ
ール4およびCuボール4をパッド3にろう付するろう
材5からなり、端子2全体には、Ni1μmおよびAu
0.5μmからなるメッキ層6が被覆されている。
【0018】入出力端子2相互の最大距離D(mm)
は、最外周の対角位置にある端子間の距離であり、D=
1.27×17×√2=30.5mmである。また、セ
ラミック基板1内部には、パッド3に接続する位置に、
ビアホールV1が形成され、更に内部配線M及びビアホ
ールV2により裏面1Bにまで通じていて、この裏面1
BにはビアホールV2に対応して裏面パッドPが形成さ
れている。
は、最外周の対角位置にある端子間の距離であり、D=
1.27×17×√2=30.5mmである。また、セ
ラミック基板1内部には、パッド3に接続する位置に、
ビアホールV1が形成され、更に内部配線M及びビアホ
ールV2により裏面1Bにまで通じていて、この裏面1
BにはビアホールV2に対応して裏面パッドPが形成さ
れている。
【0019】ここで、パッド3は、スパッタリングによ
る薄膜、即ちTi(0.2μm)+Mo(0.3μm)
+Cu(0.5μm)からなる薄膜およびこの薄膜上に
形成された電解Cuメッキ(10μm)からなり、パッ
ド3の半径Pは、0.225mm、0.45mm、0.
50mmの3種類とした。
る薄膜、即ちTi(0.2μm)+Mo(0.3μm)
+Cu(0.5μm)からなる薄膜およびこの薄膜上に
形成された電解Cuメッキ(10μm)からなり、パッ
ド3の半径Pは、0.225mm、0.45mm、0.
50mmの3種類とした。
【0020】これに半径Rが0.15mm、0.30m
m、0.45mmの3種類のCuボール4を用意し、更
に、これらのCuボール4表面にAg−Cu共晶銀ろう
を被覆してろう材被覆導体ボール45としたものを用
い、図3のように、導体パッド3上にろう材被覆導体ボ
ール45を載置し、約830℃に加熱して、導体ボール
4をパッド3にろう付した。このようにすれば、ろう材
5の量が一定になるので、ろう材の拡がり(メニスカス
の大きさ)もほぼ一定となり、寸法や接合強度等の均質
な端子2を一挙に形成することができる。また、Cuボ
ールは、表面が酸化していないため、及びろう材で被覆
されていたため、確実に導体パッドにろう付できた。こ
の場合において、パッドとボールの大きさの組合せは、
下記表1のようにした。
m、0.45mmの3種類のCuボール4を用意し、更
に、これらのCuボール4表面にAg−Cu共晶銀ろう
を被覆してろう材被覆導体ボール45としたものを用
い、図3のように、導体パッド3上にろう材被覆導体ボ
ール45を載置し、約830℃に加熱して、導体ボール
4をパッド3にろう付した。このようにすれば、ろう材
5の量が一定になるので、ろう材の拡がり(メニスカス
の大きさ)もほぼ一定となり、寸法や接合強度等の均質
な端子2を一挙に形成することができる。また、Cuボ
ールは、表面が酸化していないため、及びろう材で被覆
されていたため、確実に導体パッドにろう付できた。こ
の場合において、パッドとボールの大きさの組合せは、
下記表1のようにした。
【0021】
【表1】
【0022】また、Cuボール4を被覆するAg−Cu
共晶銀ろうの厚みを変化させてろう材量を変化させ、ろ
う材5のパッド3上の拡がり(メニスカスの長さ)を変
化させた。ここで、ろう材5の拡がりは、図2に示すよ
うに、前述したCuボール4とパッド3の最近接点か
ら、ろう材の5の最外周までの距離L(mm)で表すことと
する。
共晶銀ろうの厚みを変化させてろう材量を変化させ、ろ
う材5のパッド3上の拡がり(メニスカスの長さ)を変
化させた。ここで、ろう材5の拡がりは、図2に示すよ
うに、前述したCuボール4とパッド3の最近接点か
ら、ろう材の5の最外周までの距離L(mm)で表すことと
する。
【0023】更に、かかる入出力端子2の頂上部分に、
図4に示すようにワイヤWをはんだSではんだ付けし、
セラミック基板1の一主面1Aに垂直に、20mm/m
inの速度で端子2が破壊するまで引っ張り、その引張
強度と、破壊モードを調査した。破壊モードは、Cuボ
ール4とパッド3の間でろう材5が破断するモード1
(図5参照)と、CuボールとワイヤWの間ではんだS
が破断するモード2(図6参照)と、パッド3の周辺の
セラミック基板1が破壊してパッド3の下のセラミック
がえぐり取れるモード3(図7参照)の3種に分けられ
た。その結果を表2に示す。なお、各試料ともセラミッ
ク基板5ケ用意し、各基板の端子260点中から5点選
択して引張試験を行った。従って各試料とも25点づつ
測定した。またその強度は25ケの測定値の最小値及び
最大値で表示した。
図4に示すようにワイヤWをはんだSではんだ付けし、
セラミック基板1の一主面1Aに垂直に、20mm/m
inの速度で端子2が破壊するまで引っ張り、その引張
強度と、破壊モードを調査した。破壊モードは、Cuボ
ール4とパッド3の間でろう材5が破断するモード1
(図5参照)と、CuボールとワイヤWの間ではんだS
が破断するモード2(図6参照)と、パッド3の周辺の
セラミック基板1が破壊してパッド3の下のセラミック
がえぐり取れるモード3(図7参照)の3種に分けられ
た。その結果を表2に示す。なお、各試料ともセラミッ
ク基板5ケ用意し、各基板の端子260点中から5点選
択して引張試験を行った。従って各試料とも25点づつ
測定した。またその強度は25ケの測定値の最小値及び
最大値で表示した。
【0024】
【表2】
【0025】表2によれば、図5に示すモード1は、L
<0.5Rの場合、即ち、ろう材5の拡がりが少ない試
料番号1、5、9の場合に生じている。これらの場合に
は、引張強度も0.1〜0.4kgと小さい。これは、
ろう材量が少ないためであり、引張に対して、少量のろ
う材では十分な強度を得られないことを示している。一
方、ろう材の量が多いために、パッド3の外周端までろ
う材5が拡がった試料番号4、8、12の場合には、破
壊モードはいずれもセラミックが破壊する図6に示すモ
ード3となっている。また、これらの場合には、いずれ
も0.3〜0.7kgの低い引張強度となっている。パ
ッド3の外周端までろう材5が達すると、ろう付け後に
ろう材5が大きく熱収縮するために、パッド3の外周付
近に過大な応力が発生するからである。
<0.5Rの場合、即ち、ろう材5の拡がりが少ない試
料番号1、5、9の場合に生じている。これらの場合に
は、引張強度も0.1〜0.4kgと小さい。これは、
ろう材量が少ないためであり、引張に対して、少量のろ
う材では十分な強度を得られないことを示している。一
方、ろう材の量が多いために、パッド3の外周端までろ
う材5が拡がった試料番号4、8、12の場合には、破
壊モードはいずれもセラミックが破壊する図6に示すモ
ード3となっている。また、これらの場合には、いずれ
も0.3〜0.7kgの低い引張強度となっている。パ
ッド3の外周端までろう材5が達すると、ろう付け後に
ろう材5が大きく熱収縮するために、パッド3の外周付
近に過大な応力が発生するからである。
【0026】これらに比べ、L≧0.5Rで、かつ、ろ
う材5がパッド3の外周端まで拡がらない、試料番号
2、3、6、7、10、11の場合には、破壊モードは
ワイヤWと端子2との間のはんだSで破断する図7に示
すモード2になっており、引張強度も1.0〜1.2k
gと十分の大きく、かつ、ばらつきの少ない値を示す。
これは、パッド3とCuボール4が強固にろう付され、
かつセラミック基板1とパッド3との間に発生する応力
も比較的低いからであり、はんだSの破断強度を上回る
接合強度が得られていること、および、均質な入出力端
子が得られたことを示している。
う材5がパッド3の外周端まで拡がらない、試料番号
2、3、6、7、10、11の場合には、破壊モードは
ワイヤWと端子2との間のはんだSで破断する図7に示
すモード2になっており、引張強度も1.0〜1.2k
gと十分の大きく、かつ、ばらつきの少ない値を示す。
これは、パッド3とCuボール4が強固にろう付され、
かつセラミック基板1とパッド3との間に発生する応力
も比較的低いからであり、はんだSの破断強度を上回る
接合強度が得られていること、および、均質な入出力端
子が得られたことを示している。
【0027】次いで、図8および図9に示すように、外
形45×55mm、厚み1.6mm、熱膨張係数11.
8×10-6/℃のガラスエポキシ製プリント基板7を用
意した。このプリント基板7の表面7Aには、セラミッ
ク基板1の入出力端子2に対応する位置に、それぞれ半
径0.225mm、0.45mm、0.50mmの接続
パッド8が形成され、接続パッド8の下部にはプリント
基板の7を貫通して裏面7Bに達するビアホール9、お
よびその裏面上にはチェックパッド10が形成されてい
る。
形45×55mm、厚み1.6mm、熱膨張係数11.
8×10-6/℃のガラスエポキシ製プリント基板7を用
意した。このプリント基板7の表面7Aには、セラミッ
ク基板1の入出力端子2に対応する位置に、それぞれ半
径0.225mm、0.45mm、0.50mmの接続
パッド8が形成され、接続パッド8の下部にはプリント
基板の7を貫通して裏面7Bに達するビアホール9、お
よびその裏面上にはチェックパッド10が形成されてい
る。
【0028】このプリント基板7の接続パッド8とセラ
ミック基板1(試料番号3、7、11)の端子2を、図
8に示すようにはんだSにより接続した。はんだ付け
は、プリント基板7の接続パッド8にSn−Pb共晶は
んだのソルダーペーストを印刷し、端子2が接続パッド
8上に位置するようにプリント基板7上にセラミック基
板1を載置し、重りを載せた上でリフロー炉(約230
℃、大気雰囲気)を通過させて、はんだSによって端子
2を接続パッド8に接合することで行い、それぞれ試料
番号16、17、18とした。この場合に、Cuボール
4は、リフロー炉の温度では溶解しないため、セラミッ
ク基板1とプリント基板7の間隔は、少なくともCuボ
ール4の直径より大きくなるので、はんだボールのよう
につぶれて隣接する端子と短絡する等の問題は生じなか
った。
ミック基板1(試料番号3、7、11)の端子2を、図
8に示すようにはんだSにより接続した。はんだ付け
は、プリント基板7の接続パッド8にSn−Pb共晶は
んだのソルダーペーストを印刷し、端子2が接続パッド
8上に位置するようにプリント基板7上にセラミック基
板1を載置し、重りを載せた上でリフロー炉(約230
℃、大気雰囲気)を通過させて、はんだSによって端子
2を接続パッド8に接合することで行い、それぞれ試料
番号16、17、18とした。この場合に、Cuボール
4は、リフロー炉の温度では溶解しないため、セラミッ
ク基板1とプリント基板7の間隔は、少なくともCuボ
ール4の直径より大きくなるので、はんだボールのよう
につぶれて隣接する端子と短絡する等の問題は生じなか
った。
【0029】図9に示すように、このセラミック基板1
の裏面パッドPは、ビアホールV2、内部配線M、ビア
ホールV1、入出力端子2、はんだS、接続パッド8、
および、ビアホール9を介してチェックパッド10と接
続している。従って、セラミック基板側の裏面パッドP
とプリント基板側のチェックパッド10の間の導通の有
無を測定することにより、セラミック基板1とプリント
基板7の間の接続、即ち、端子2と接続パッド8の間の
接続の良否が判定できるようになっている。そこで、か
かる接続の信頼を評価するため、このはんだ付けされた
セラミック基板1及びプリント基板7を、恒温槽に投入
し、MIL−STD Cond.B(−65℃〜125
℃、各温度30分保持)に従って、300サイクルの温
度サイクル試験を行い、試験前後の導通の良否を測定し
た。
の裏面パッドPは、ビアホールV2、内部配線M、ビア
ホールV1、入出力端子2、はんだS、接続パッド8、
および、ビアホール9を介してチェックパッド10と接
続している。従って、セラミック基板側の裏面パッドP
とプリント基板側のチェックパッド10の間の導通の有
無を測定することにより、セラミック基板1とプリント
基板7の間の接続、即ち、端子2と接続パッド8の間の
接続の良否が判定できるようになっている。そこで、か
かる接続の信頼を評価するため、このはんだ付けされた
セラミック基板1及びプリント基板7を、恒温槽に投入
し、MIL−STD Cond.B(−65℃〜125
℃、各温度30分保持)に従って、300サイクルの温
度サイクル試験を行い、試験前後の導通の良否を測定し
た。
【0030】さらに、セラミック基板の大きさおよび入
出力端子数を変えたもの3種についても同様に製作し
た。なお、Cuボールと導体パッドを接続するろう材の
量、したがってろう材の拡がりは、試料番号3、7、1
1と同じとした。製作したセラミック基板は、いずれも
正方形板状でアルミナ(Al2O3)を主成分とし、基板
の一主面(表面)上には、入出力端子がピッチ1.27
mmの格子状にそれぞれ、100(=10X10)ヶ、420(=
26X26-16X16)ヶ、580(=34X34-24X24)ヶ形成されてい
る。これらのセラミック基板の入出力端子相互間の最大
距離は、それぞれ、16.2(=1.27X9X1.41)mm、4
4.9(=1.27X25X1.41)mm、59.3(=1.27X33X1.41)
mmである。これらの試料についても同様に、プリント
基板と接続し、温度サイクル試験を行った(試料番号1
3〜15、19〜21、22〜24)
出力端子数を変えたもの3種についても同様に製作し
た。なお、Cuボールと導体パッドを接続するろう材の
量、したがってろう材の拡がりは、試料番号3、7、1
1と同じとした。製作したセラミック基板は、いずれも
正方形板状でアルミナ(Al2O3)を主成分とし、基板
の一主面(表面)上には、入出力端子がピッチ1.27
mmの格子状にそれぞれ、100(=10X10)ヶ、420(=
26X26-16X16)ヶ、580(=34X34-24X24)ヶ形成されてい
る。これらのセラミック基板の入出力端子相互間の最大
距離は、それぞれ、16.2(=1.27X9X1.41)mm、4
4.9(=1.27X25X1.41)mm、59.3(=1.27X33X1.41)
mmである。これらの試料についても同様に、プリント
基板と接続し、温度サイクル試験を行った(試料番号1
3〜15、19〜21、22〜24)
【0031】これらの結果を、表3に示す。なお、この
試験に供した試料は条件毎に各5枚とし、全接続点のう
ち一点でも導通不良のものがあれば、その基板は不良と
判定した。
試験に供した試料は条件毎に各5枚とし、全接続点のう
ち一点でも導通不良のものがあれば、その基板は不良と
判定した。
【0032】
【表3】
【0033】表3の結果によれば、温度サイクル試験の
結果は、Cuボールの半径Rと入出力端子相互間の最大
距離Dとに関係があり、最大距離Dが大きくなると、半
径Rの大きいものだけが温度サイクル試験で断線を生じ
ないことが判る。これを、グラフに表すと、図10のよ
うになる。ここで、横軸は、Cuボールの半径R、縦軸
は最大距離Dであり、○印は温度サイクル試験において
良好であったものを示し、×印は導通不良となったもの
を示す。
結果は、Cuボールの半径Rと入出力端子相互間の最大
距離Dとに関係があり、最大距離Dが大きくなると、半
径Rの大きいものだけが温度サイクル試験で断線を生じ
ないことが判る。これを、グラフに表すと、図10のよ
うになる。ここで、横軸は、Cuボールの半径R、縦軸
は最大距離Dであり、○印は温度サイクル試験において
良好であったものを示し、×印は導通不良となったもの
を示す。
【0034】このグラフから明らかなように、半径Rが
大きいと、最大距離Dが大きくても温度サイクル試験で
不良とならないことが判る。不良となる領域とならない
領域は、図中一点鎖線で示した直線で分けることがで
き、この直線は、D=127Rで表すことができる。し
たがって、D<127Rの条件下では、温度サイクル試
験によって導通不良を生じないほど高い接続信頼性を得
られることが判る。これは、Cuボールのヤング率が小
さいために変形して、応力を吸収したため、基板の外周
側に位置する端子2においても、破断の問題を生ずるこ
となく良好な接続を維持することができたと推測され
る。
大きいと、最大距離Dが大きくても温度サイクル試験で
不良とならないことが判る。不良となる領域とならない
領域は、図中一点鎖線で示した直線で分けることがで
き、この直線は、D=127Rで表すことができる。し
たがって、D<127Rの条件下では、温度サイクル試
験によって導通不良を生じないほど高い接続信頼性を得
られることが判る。これは、Cuボールのヤング率が小
さいために変形して、応力を吸収したため、基板の外周
側に位置する端子2においても、破断の問題を生ずるこ
となく良好な接続を維持することができたと推測され
る。
【0035】また、プリント基板として、アルミナを主
成分とするセラミック製プリント基板を用いたこと以外
は同様にした場合(試料番号25〜36)についても、
温度サイクル試験を行った。結果を表4に示す。
成分とするセラミック製プリント基板を用いたこと以外
は同様にした場合(試料番号25〜36)についても、
温度サイクル試験を行った。結果を表4に示す。
【0036】
【表4】
【0037】表4から明らかなように、セラミック基板
1と熱膨張係数に差のほとんどないセラミック製プリン
ト基板においては、いずれの場合でも温度サイクル試験
で良好な結果が得られた。これは、プリント基板とセラ
ミック基板に間に熱膨張差が生じないため、入出力端子
に応力が掛からなかったためであると推測される。
1と熱膨張係数に差のほとんどないセラミック製プリン
ト基板においては、いずれの場合でも温度サイクル試験
で良好な結果が得られた。これは、プリント基板とセラ
ミック基板に間に熱膨張差が生じないため、入出力端子
に応力が掛からなかったためであると推測される。
【0038】なお、上記実施例では、導体パッドとして
スパッタリングによる薄膜層と電解メッキ層を組み合わ
せたものを用いたが、導体パッドとしてはこれに限定さ
れず、蒸着、イオンプレーティング等の他の薄膜技術
や、電解、無電解メッキ技術、厚膜技術、さらにはこれ
らの技術の組合せによってパッドを形成しても良い。ま
た、導体ボールとしてCuからなるボールを使用した
が、他の成分を含有する場合であっても良い。
スパッタリングによる薄膜層と電解メッキ層を組み合わ
せたものを用いたが、導体パッドとしてはこれに限定さ
れず、蒸着、イオンプレーティング等の他の薄膜技術
や、電解、無電解メッキ技術、厚膜技術、さらにはこれ
らの技術の組合せによってパッドを形成しても良い。ま
た、導体ボールとしてCuからなるボールを使用した
が、他の成分を含有する場合であっても良い。
【0039】更に、ろう材としては、Ag−Cu共晶銀
ろうを用いた例を示したが、他の銀ろう材、あるいは他
のろう材を用いても良いことは明らかである。特に、セ
ラミック基板の引張強度が低い場合には、なるべく低融
点のろう材を用いてろう付することが、熱応力を小さく
するのに有効である。
ろうを用いた例を示したが、他の銀ろう材、あるいは他
のろう材を用いても良いことは明らかである。特に、セ
ラミック基板の引張強度が低い場合には、なるべく低融
点のろう材を用いてろう付することが、熱応力を小さく
するのに有効である。
【0040】更に、上記実施例では、集積回路チップを
搭載するBGAタイプのセラミック基板を用いた場合を
示したが、集積回路チップを搭載した集積回路パッケー
ジを搭載するマザーボード用セラミック基板、あるいは
ダイボンディングによらずフリップチップ接続を行う集
積回路チップを搭載するセラミック基板であっても本発
明は適用できる。 例えば、集積回路チップをフリップ
チップ接続によりセラミック基板と接続する場合、本発
明を適用すれば、集積回路チップに形成するはんだボー
ルの組成や構成に関する自由度が向上して好ましい。ま
た、セラミック基板に形成するはんだボールの融点等と
の関係を考慮する必要も無くなる点でも好ましい。ま
た、入出力端子が格子状あるいは千鳥状に多数個形成さ
れたBGAタイプに限らず、少数の入出力端子をもつも
のに本発明を適用しても良いことは明らかである。
搭載するBGAタイプのセラミック基板を用いた場合を
示したが、集積回路チップを搭載した集積回路パッケー
ジを搭載するマザーボード用セラミック基板、あるいは
ダイボンディングによらずフリップチップ接続を行う集
積回路チップを搭載するセラミック基板であっても本発
明は適用できる。 例えば、集積回路チップをフリップ
チップ接続によりセラミック基板と接続する場合、本発
明を適用すれば、集積回路チップに形成するはんだボー
ルの組成や構成に関する自由度が向上して好ましい。ま
た、セラミック基板に形成するはんだボールの融点等と
の関係を考慮する必要も無くなる点でも好ましい。ま
た、入出力端子が格子状あるいは千鳥状に多数個形成さ
れたBGAタイプに限らず、少数の入出力端子をもつも
のに本発明を適用しても良いことは明らかである。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、はんだボールに代えて
Cuを主成分とする導体ボールを、そして、はんだ付け
の代わりにろう付を用いるために、セラミック基板に予
め入出力端子を形成しておき、その後に集積回路チップ
のダイボンディング、フリップチップ接続等が行える。
従って、セラミック基板メーカにおいては、付加価値の
高いセラミック基板を供給することができる。一方、集
積回路メーカにおいては、集積回路チップ搭載後にセラ
ミック基板にはんだボールを形成する工程を省略するこ
とができ、また、かかる工程において発生する不良によ
って高価な集積回路チップを無駄にすることがなくな
る。
Cuを主成分とする導体ボールを、そして、はんだ付け
の代わりにろう付を用いるために、セラミック基板に予
め入出力端子を形成しておき、その後に集積回路チップ
のダイボンディング、フリップチップ接続等が行える。
従って、セラミック基板メーカにおいては、付加価値の
高いセラミック基板を供給することができる。一方、集
積回路メーカにおいては、集積回路チップ搭載後にセラ
ミック基板にはんだボールを形成する工程を省略するこ
とができ、また、かかる工程において発生する不良によ
って高価な集積回路チップを無駄にすることがなくな
る。
【0042】更に、ろう材の拡がりを適度にコントロー
ルすることにより、導体ボールと導体パッドの接合強
度、およびセラミック基板と導体パッドとの密着強度を
安定させることができる。また、ヤング率の低いCuに
より、プリント基板等とセラミック基板の熱膨張係数の
違いに起因する熱応力を吸収することができ、接続信頼
性の高い入出力端子を備えるセラミック基板とすること
ができる。また、導体ボールをろう材で被覆したものを
用いれば、容易に接続信頼性の高い入出力端子を備える
セラミック基板を製造することができる。さらに、導体
ボールの半径Rと入出力端子相互の最大距離Dとを所定
の関係とすれば、高い接続信頼性を持つセラミック基板
と樹脂製基板との接続体とすることができる。
ルすることにより、導体ボールと導体パッドの接合強
度、およびセラミック基板と導体パッドとの密着強度を
安定させることができる。また、ヤング率の低いCuに
より、プリント基板等とセラミック基板の熱膨張係数の
違いに起因する熱応力を吸収することができ、接続信頼
性の高い入出力端子を備えるセラミック基板とすること
ができる。また、導体ボールをろう材で被覆したものを
用いれば、容易に接続信頼性の高い入出力端子を備える
セラミック基板を製造することができる。さらに、導体
ボールの半径Rと入出力端子相互の最大距離Dとを所定
の関係とすれば、高い接続信頼性を持つセラミック基板
と樹脂製基板との接続体とすることができる。
【図1】本発明にかかる入出力端子を備えたセラミック
基板の平面図である。
基板の平面図である。
【図2】図1のセラミック基板のうち、入出力端子部分
の構造を示す部分拡大断面図である。
の構造を示す部分拡大断面図である。
【図3】セラミック基板にろう材被覆Cuボールを載置
した状態を示す部分拡大断面図である。
した状態を示す部分拡大断面図である。
【図4】引張強度試験を行うため、入出力端子にワイヤ
をはんだ付けした状態を示す部分拡大断面図である。
をはんだ付けした状態を示す部分拡大断面図である。
【図5】引張強度試験により破壊した端子のモード1の
状態を示す部分拡大断面図である。
状態を示す部分拡大断面図である。
【図6】引張強度試験により破壊した端子のモード2の
状態を示す部分拡大断面図である。
状態を示す部分拡大断面図である。
【図7】引張強度試験により破壊した端子のモード3の
状態を示す部分拡大断面図である。
状態を示す部分拡大断面図である。
【図8】図1のセラミック基板との温度サイクル試験を
行うのに用いたプリント基板の平面図である。
行うのに用いたプリント基板の平面図である。
【図9】セラミック基板とプリント基板をはんだ付けに
よって接続した状態を示す部分拡大断面図である。
よって接続した状態を示す部分拡大断面図である。
【図10】Cuボールの半径Rおよび入出力端子相互間
の最大距離Dと温度サイクル試験の結果の関係を示すグ
ラフである。
の最大距離Dと温度サイクル試験の結果の関係を示すグ
ラフである。
1:セラミック基板 1A:セラミック基板の一主面 2:入出力端子 3:導体パッド 4:Cuボール 5:ろう材 6:メッキ層 V1、V2:ビアホール M:内部配線 P:裏面パッド 45:ろう材被覆Cuボール W:ワイヤ S:はんだ 7:プリント基板 8:接続パッド 9:ビアホール 10:チェックパッド
Claims (5)
- 【請求項1】一主面上に入出力端子を有するセラミック
基板であって、該入出力端子が、 該一主面上に形成された導体パッドと、 Cuを主成分とする導体ボールと、 該導体ボールを該導体パッドにろう付固着するろう材と
を備えるセラミック基板。 - 【請求項2】前記ろう材が、Ag−Cu共晶銀ろうであ
る請求項1に記載のセラミック基板。 - 【請求項3】前記導体ボールの半径をR(mm)としたとき
に、前記導体パッド上の前記ろう材の拡がりが、該導体
パッドにおける該導体ボールとの最近接点からろう材の
最外周までの距離L(mm)が0.5R以上で、かつ、該導
体パッドの周縁に達しない拡がりである請求項1または
2のいずれかに記載のセラミック基板。 - 【請求項4】Cuを主成分とする導体ボールにろう材を
被覆してなるろう材被覆導体ボールを、セラミック基板
の一主面上に形成された導体パッド上に載置し、加熱に
より該ろう材を溶融して、該導体ボールを該導体パッド
にろう付して入出力端子を形成するセラミック基板の製
造方法。 - 【請求項5】セラミック基板の一主面上に形成された導
体パッドと、Cuを主成分とする導体ボールと、該導体
ボールを該導体パッドにろう付固着するろう材と、を備
える入出力端子を有し、 前記導体ボールの半径をR(mm)としたときに、前記導体
パッド上の前記ろう材の拡がりが、該導体パッドにおけ
る該導体ボールとの最近接点から、ろう材の最外周まで
の距離L(mm)が0.5R以上で、かつ、該導体パッドの
周縁に達しない拡がりであるセラミック基板と、 樹脂製基板の一主面上であって該入出力端子に対応した
位置に接続パッドを有する樹脂製基板とを、 該入出力端子と該接続パッドとのハンダ付けにより接続
したセラミック基板と樹脂製基板との接合体であって、 該セラミック基板の入出力端子相互間の最大距離をD(m
m)としたときに、 D<127R の関係を満たすセラミック基板と樹脂製基板との接合
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8174295A JPH0964233A (ja) | 1995-06-15 | 1996-06-12 | セラミック基板、その製造方法およびセラミック基板と樹脂製基板との接合体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17438895 | 1995-06-15 | ||
| JP7-174388 | 1995-06-15 | ||
| JP8174295A JPH0964233A (ja) | 1995-06-15 | 1996-06-12 | セラミック基板、その製造方法およびセラミック基板と樹脂製基板との接合体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0964233A true JPH0964233A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=26495961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8174295A Pending JPH0964233A (ja) | 1995-06-15 | 1996-06-12 | セラミック基板、その製造方法およびセラミック基板と樹脂製基板との接合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0964233A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008532291A (ja) * | 2005-02-25 | 2008-08-14 | テッセラ,インコーポレイテッド | コンプライアンスを有する超小型電子アセンブリ |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP8174295A patent/JPH0964233A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008532291A (ja) * | 2005-02-25 | 2008-08-14 | テッセラ,インコーポレイテッド | コンプライアンスを有する超小型電子アセンブリ |
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