JPH0965567A - 高圧配電系統における地絡判別装置 - Google Patents
高圧配電系統における地絡判別装置Info
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Abstract
合、その発生を知らすこと、地絡事故点の方向を知らす
こと、地絡が生じた相を知らすことが出来るようにす
る。 【解決手段】 地絡判別装置は、地絡発生を示す信号を
出力する地絡発生判別手段と、地絡事故点の方向を示す
信号を出力する事故点方向判別手段と、地絡事故の発生
した相を示す信号を出力する地絡相判別手段とを備え
る。
Description
別高圧の配電系統(これらの系統を本件明細書中におい
ては単に高圧配電系統と呼び、その配電線を高圧配電線
と呼ぶ)において、瞬時地絡事故が発生したことを検出
する為に用いられる地絡判別装置に関する。
において瞬時地絡が発生した際に生ずる零相電圧の高周
波信号と零相電流の高周波信号とを検出して瞬時地絡事
故の発生を判別すると共に、上記零相電圧の高周波信号
と零相電流の高周波信号との極性を比較して地絡事故点
の方向を判別するようにしている(例えば特公平5−4
6169号公報参照)。
配電系統において地絡事故が発生したことが判る為、そ
の事故点の探査を促すことが出来、又検出点に対して地
絡事故点の方向が判る為、その事故点の探査の際に探査
を行うべき範囲を狭めることが出来て、探査能率の向上
を図ることが出来る。
配電系統における地絡判別装置では、事故点の探査を行
う場合、高圧配電系統における3相の夫々について探査
を行う必要がある。このことは、例えば電柱上に架せら
れた配電線に沿って下から双眼鏡で順次目視検査してい
く場合、3相の配電線の全てについて異常の有無を見て
行かねばならず、多くの手間と長い作業時間を要する問
題点があった。又バケットに乗って電柱上の碍子のそば
まで上昇し、碍子に近付いて探査をする場合には、3相
の内の1線のそばに上がった状態においてはそこから他
の線にまでは届かぬので、1線の碍子について探査が終
わったならばバケットを一旦下げ、その後別の1線のそ
ばに向けてバケットを再び上昇させ、そこでその1線の
碍子について探査を行うという操作を繰り返さねばなら
ず、やはり多くの手間と長い作業時間を要する問題点が
あった。
装置は上記従来技術の問題点(技術的課題)を解決する
為に提供するものである。第1の目的は、3相の高圧配
電系統において瞬時地絡事故が生じた場合、そのことを
知らしめて探査を促すことが出来るようにすることであ
る。第2の目的は、上記の場合、検出点に対して事故点
が何れの側にあるかを知らすことが出来るようにするこ
とにより、事故点の探査の場合に探査範囲を狭めて探査
能率の向上を図ることが出来るようにすることである。
第3の目的は、上記の場合、3相の内の何れの相におい
て地絡事故が生じたかを示すことが出来るようにするこ
とによって、上記探査は3相の配電線の内の1線のみに
ついての探査で足りるようにし、探査の手間や作業時間
を大幅に減少させられるようにすることである。他の目
的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により
容易に明らかになるであろう。
に、本願発明における高圧配電系統における地絡判別装
置は、3相高圧配電線から瞬時地絡発生時に生ずる高周
波信号を検出して地絡発生を示す信号を出力する地絡発
生判別手段と、3相高圧配電線から瞬時地絡発生時に生
ずる上記高周波信号を検出して地絡事故点の方向を示す
信号を出力する事故点方向判別手段とを備える高圧配電
系統における地絡判別装置において、3相高圧配電線か
ら瞬時地絡発生時に生ずる3相の相電圧の変化又は3相
の相電圧の高周波信号を検出して地絡事故の発生した相
を示す信号を出力する地絡相判別手段を備えたものであ
る。
生すると、地絡発生判別手段は、上記地絡発生時に生ず
る高周波信号を検出して地絡発生を示す信号を出力す
る。又、事故点方向判別手段は、上記高周波信号を検出
して地絡事故点の方向を示す信号を出力する。更に、地
絡相判別手段は、上記地絡発生時に生ずる3相の相電圧
の変化又は3相の相電圧の高周波信号を検出して地絡事
故の発生した相を示す信号を出力する。これらの出力信
号により、地絡事故が生じたこと、その事故点の方向、
及び、地絡相が判明する。これらのことは地絡事故点の
探査を容易化する。
図面について説明する。周知の非接地系の高圧配電系統
の一例を示す図1において、1は変電所変圧器、2は母
線、3A〜3Cは複数の高圧配電線を示す。これらの母線2
及び配電線3A〜3Cは何れも三相交流の配電用で通常夫々
3本で1組となっているものであるが、図では便宜上1
本の線で示す。次に4A〜4Cは各配電線での地絡事故の発
生の有無を判別するための地絡判別装置で、各々は各配
電線3A〜3Cの夫々全域を守備できるよう各配電線におい
て上記母線2との接続部近くに付設している。
示す図2について説明する(代表として装置4Aを示すが
他の装置も同様の構成である)。5は瞬時地絡事故の発
生を検出する為にそれを判別するようにした地絡発生判
別手段で、3相高圧配電線3Aから瞬時地絡発生時に生ず
る高周波信号を検出して地絡発生を示す信号を出力する
ようにしたものであり、例えば図3に基づいて後から詳
細に説明する符号11,12,20,22a〜22c,26で示す部
材から構成したものを例示する。6は事故点探査の際に
その探査すべき範囲を狭める為に上記地絡事故の事故点
の方向を判別するようにした事故点方向判別手段で、3
相高圧配電線3Aから瞬時地絡発生時に生ずる上記高周波
信号を検出して地絡事故点の方向を示す信号を出力する
ようにしたものであり、同じく図3に基づいて後から詳
細に説明する符号11,12,21,23a〜23c,26で示す部
材から構成したものを例示する。7は事故点探査の際に
探査すべき配電線を1線に絞る為に地絡相の判別を行う
ようにした地絡相判別手段で、3相高圧配電線3Aから瞬
時地絡発生時に生ずる3相の相電圧の変化又は3相の相
電圧の高周波信号を検出して地絡事故の発生した相を示
す信号を出力するようにしたものであり、同じく図3に
基づいて後から詳細に説明する符号14,25,26で示す部
材から構成したものを例示する。8は上記夫々判別され
た結果を表示する為の表示手段を示す。
に示す図3について説明する。11は地絡発生の判別及び
事故点方向の判別の為に、上記3相高圧配電線3Aから瞬
時地絡発生時に生ずる高周波信号として、零相電流の変
化の高周波成分を検出する為の零相電流検出手段を示
し、零相電流検出器13と後述の高周波取出用のフィルタ
18とで構成したものを例示する。零相電流検出器13は配
電線3Aに流れる零相電流を捕える為のもので、例えば零
相変流器が用いられる。該変流器は例えば配電線3Aに既
設の故障区間検出器に内蔵されているものを利用するこ
とができる。しかしそれとは別個のものを配電線に付設
しても良い。12は地絡発生の判別及び事故点方向の判別
の為に、上記瞬時地絡発生時に生ずる高周波信号とし
て、相電圧の変化の高周波成分を検出する為の相電圧検
出手段を示し、相電圧検出器14と後述の高周波取出用の
フィルタ19a〜19cとで構成したものを例示する。上記
相電圧検出器14は例えば周知の接地変圧器、或いは高圧
配電線からコンデンサを介して相電圧を取り出すように
したものを用いることができる。
は例えば上記故障区間検出器の近傍に設置できるように
する為に、電柱への取付が可能な一つの独立したケース
に収納している。16は零相電流の入力端子である。17a
〜17cは相電圧の入力端子で、3相分を備えている。フ
ィルタ18は、零相電流検出器13からの零相電流の信号に
基本波信号と高周波信号が混在している場合に、基本波
信号の存在による誤判定を防止するため、基本波信号を
抑圧して高周波信号を明瞭度高く取り出すようにしたも
のであり、基本波の通過を阻止し高周波のみを通過させ
る広帯域フィルタを例示する。通過帯域は例えば数KHz
〜数MHzである。フィルタ19a〜19cも各相の相電圧の
信号に関して上記フィルタ18と同様の目的で用いたもの
であり、上記フィルタ18と同様のものが用いられる。2
0,22a〜22cは夫々上記各フィルタ18,19a〜19cを
通った零相電流及び各相電圧の高周波信号のレベルを検
出する為のレベル検出回路、21,23a〜23cはそれらの
零相電流及び各相電圧の高周波信号の極性を判別する為
の極性判別回路を示す。25は地絡相の判別の為に3相の
相電圧の変化を捕えるようにしたものを例示し、それら
の相電圧の絶対量を検出する為の相電圧レベル検出回路
を示す。26は符号20,21,22a〜22c,23a〜23cで示
される部材からの信号に基づいて地絡発生の判別、事故
点の方向の判別及び地絡相の判別を行う為の信号処理回
路で、例えば後述の如き判別処理を行うようにしたマイ
クロコンピュータが用いられる。
す表示器で、地絡事故の発生を何れかの点灯で表示する
ようにした複数のランプ28a〜28c,29x,29yを備え
る。これらのランプの内、28a〜28cは地絡事故があっ
た相を点灯表示する地絡相表示ランプでもあり、又29
x,29yは地絡事故点の方向を表示する事故点方向表示
ランプでもある。上記表示器は例えば判別装置4Aのケー
スにその外部から目視出来る状態に備えられる。この場
合、事故点方向表示ランプの矢印は配電線3Aの方向と一
致させるとよい。尚上記表示手段は、上記のような表示
器に代えて、変電所或いは電力会社の営業所等にある監
視システムのモニターであってもよい。又は上記表示器
と上記モニターとを併用しても良い。これらの場合、上
記監視システムへの信号の伝送は有線、無線何れで行っ
ても良い。
一回路例を示すもので、各相の相電圧の絶対量を示すも
のとして、相電圧を直流化した信号のレベルを得るよう
にしたものを例示する。図において、31a〜31cは相電
圧の受入の為に前記入力端子17a〜17cに個別に接続す
る入力端、32a〜32cは整流回路、33a〜33cは平滑回
路で、これらは相電圧の基本波を整流及び平滑可能なも
のが用いてある。34a〜34cは平滑化された直流のレベ
ルを検出する為のレベル検出回路、35a〜35cは出力端
で、上記検出したレベルを示す信号を前記信号処理回路
に与えるようにしている。
正常時には配電線3A〜3Cには零相電流が流れないため、
地絡判別装置4A〜4Cは作動せずそれらの表示器8の全て
のランプは消灯のままである。
のA相において、瞬時的な地絡事故、例えば碍子の一部
に亀裂が入りケーブルからその碍子の亀裂部分を通して
放電を起こし瞬時的な地絡電流が流れるという地絡事故
が発生した場合を説明する。上記地絡電流は各配電線の
対地間静電容量37に流れる電流であって零相電流であ
り、該零相電流I0は各配電線に例えば夫々矢印で示さ
れる方向に流れる。又3相間においては上記地絡電流
は、地絡点(A相)→大地→相対地間静電容量→健全相
(この場合はB相とC相)→地絡点を流れる回路を形成
する。そしてB相並びにC相に流れた殆どが高周波成分
の零相電流によって、B相並びにC相の相電圧(対地間
電圧)に高周波成分が誘起される。上記相電圧(対地間
電圧)の高周波成分はどの相においても同じである。そ
して、零相電流I0は故障回線(この場合配電線3A)と
健全回線(この場合配電線3B,3C)とで極性が異なって
いる。
4Aは次のように動作する。零相電流検出器13は配電線3A
から零相電流を検出し、零相電流信号を出力する。相電
圧検出器14は配電線3Aから3相の相電圧を検出し、相電
圧信号を出力する。それらの信号の波形の一例は図6の
(A)にI0及びVA〜VCで示す通りである。40〜43が
上記地絡事故に伴う高周波信号である。フィルタ18,19
a〜19cは上記零相電流信号と相電圧信号とを受けて、
図6の(B)に示すように上記零相電流信号と相電圧信
号の高周波信号I0H及びVAH〜VCHのみを出力する。各
レベル検出回路20,22a〜22cは上記各信号を受けて零
相電流の高周波信号及び各相電圧の高周波信号のレベル
を夫々検出する。又各極性判別回路21,23a〜23cは同
様に高周波信号の立ち上がり部分40a〜43aの極性を夫
々判別する。相電圧レベル検出回路25は上記各相の相電
圧信号を受けて各々の相の絶対量のレベルを検出する。
ル検出結果及び極性判別結果を受けて図7のフローチャ
ートに示す判別を行う。先ず地絡発生の判別をステップ
S1及びステップS2のように行う。即ち、ステップS1にお
いて零相電流の高周波信号のレベル検出結果を読み込ん
で、それが設定レベルを超えているかどうかを確認す
る。次にステップS2において3相の相電圧の高周波信号
のレベル判別結果を読み込んで全てが所定レベルを超え
ているかどうかを確認する。それが確認されると地絡発
生を示す信号を出力する。
ステップS3〜S5のように行う。即ち、上記地絡発生を示
す信号が出力されると、それを受けて先ずステップS3に
おいて3相の相電圧の高周波信号の極性判別結果を読み
込み、その極性が3相とも同極性であることを確認す
る。この確認は、瞬時地絡事故以外の原因(例えば高圧
配電線に高調波等が重畳された場合)で高周波信号が発
生した場合は高周波信号の立ち上がり部分が3相共同極
性にはならないことがあるため、そのような場合には誤
った方向判別を行わぬようにすることによって、事故点
の方向判別の信頼性を高める目的で行う。上記同極性を
確認すると、次にステップS4において零相電流の高周波
信号の極性判別結果と相電圧の高周波信号の極性判別結
果(これは例えばA相を用いるが他の何れの相であって
も良い)とを読み込み、それを比較する。次にステップ
S5において上記両者の極性を判別して地絡事故点の方向
を示す信号を出力する。例えば上記極性が同極性ならば
地絡判別装置の付設されている回線が健全回線、逆極性
ならば事故回線と判別し、その判別結果の信号を表示手
段に出力する。この場合図6の(B)から明らかなよう
に逆極性であるので、事故回線と判別する。
検出結果を受けて地絡相の判別を次のように行う。先ず
その判別原理を図8に基づき説明する。地絡事故が発生
していない場合、A相、B相、C相の状態は実線で示す
ようになっており、それらの中性点Nが零電位となって
いる。A相において地絡が生ずると各相の状態は破線で
示されるようになる。即ち地絡したA相の電位が零(接
地されているのと同じ)となり、中性点電位がNから
N’に移動し、健全相の相電圧(この場合はB相とC相
の対地間電圧)はNB’、NC’になり、その大きさは
線間電圧にまで上昇する。よって相電圧(対地間電圧)
が変化した状態を検出することによって地絡相を判別す
ることが出来る。例えばそれらの相電圧の絶対量を夫々
測定し、その絶対量が一番小さくなった相(この場合は
A相)を判別することによってそれを地絡相として判別
できる。
のフローチャートに示すように行う。先ずステップS6に
おいてA相、B相、C相の相電圧レベルを読み込む。次
にステップS7においてそれらの相電圧レベルを相互に比
較する。次にステップS8においてそれらの内の最もレベ
ルの小さい相を地絡相と判別し、その判別結果の信号を
表示手段に出力する。
果の信号が出力されると、表示手段8においては図1の
判別装置4Aに示されるような表示、即ち地絡事故が発生
したことの表示として何れかのランプの点灯が行われ、
事故点が判別装置4Aの付設地点よりも負荷側にあること
(配電線3Aが事故回線であること)の表示としてランプ
29xの点灯が行われ、地絡相がA相であることの表示と
してランプ28aの点灯が行われる。
置4Bの動作は次の通りである。上記地絡事故の場合、地
絡電流(零相電流I0)は上記したように流れるので、地
絡判別装置4Bの零相電流検出器13と相電圧検出器14によ
って夫々検出される零相電流信号と3相の相電圧信号は
図6の(C)に示すようになり(40’〜43’が高周波信
号)、抽出された高周波信号は図6の(D)に示すよう
になる。即ち零相電流の高周波信号の立ち上がり部分40
a'と相電圧の高周波信号の立ち上がり部分41a'〜43a'の
極性は逆極性となっている。従って上記した地絡判別装
置4Aの動作説明から明らかなように、地絡判別装置4B
は、地絡事故が発生したこと、地絡事故点は地絡判別装
置4Bの付設地点に対して負荷側とは反対の側にあること
(配電線3Bは健全回線であること)、及び地絡相はA相
であることを判別し、その表示を図1に示すように行
う。尚もう一つの他の配電線3Cに付設した地絡判別装置
4Cの動作は上記地絡判別装置4Bと同様である。
り、A相が地絡相であることが判明すると、事故探査の
範囲を配電線3AのA相のみに限定でき、事故点探査を迅
速に行うことが出来る。又上記のように瞬時的な地絡が
生ずる段階で事故回線が判明し、地絡事故点の探査を行
うことができると、その地絡事故点が完全地絡事故を起
こす状態となる前に事故原因を取り除き、配電系統の保
全を図ることが出来る。
の高周波信号として零相電流の高周波信号と3相の相電
圧の高周波信号を検出するようにしているが、該判別の
為の信号としては、1相の相電圧の高周波信号のみ、3
相の相電圧の高周波信号のみ、零相電流の高周波信号の
み、零相電流の高周波信号と1相の相電圧の高周波信号
の何れを検出して行うこともできる。又、事故点方向を
判別する為の信号として零相電流の高周波信号と3相の
相電圧の高周波信号を検出するようにしているが、該判
別の為の信号としては、零相電流の高周波信号と1相の
相電圧の高周波信号を検出して行うこともできる。
図11について説明する。この例は前記地絡相判別手段
における地絡相の判別を、その判別用の信号として相電
圧の高周波信号を用い、特にその高周波信号のレベルを
判別して行う例を示すものである。図において、45は地
絡相の判別の為に各相の相電圧の高周波信号の絶対量を
検出する為の相電圧高周波信号レベル検出回路で、前記
図3の回路において相電圧レベル検出回路25に代えて図
示の如き位置に接続して用いられる。この相電圧高周波
信号レベル検出回路45は例えば前記相電圧レベル検出回
路25の図5に示された回路と同様の回路構成であるが、
整流回路と平滑回路は高周波信号に適合するものが用い
られる。
高周波信号のレベルを利用する場合の信号処理回路26に
おける地絡相の判別は、図11のフローチャートのよう
に行う。先ずステップS11において、各相の相電圧の高
周波信号のレベルをレベル検出回路45から読み込む。次
にステップS12においてそれらの相電圧の高周波信号の
レベルを相互に比較する。次にステップS13においてそ
れらの内の最もレベルの大きい相を地絡相と判別し、そ
の判別結果を示す信号を表示手段に出力する。該ステッ
プS13においてレベルの最も大きい相を地絡相として判
別するのは、相電圧の高周波信号は高圧配電線のインダ
クタンス分(高周波にとっては高抵抗になる)によって
減衰することになる。このインダクタンス分は3相のう
ち地絡点に最も近い地絡相が最も小さく、上記相電圧の
高周波信号は該地絡相において最も減衰が小さい。従っ
て、相電圧の信号から取り出した上記高周波信号の絶対
量(前記レベル)が最も大きい相が地絡相であると判別
できるからである。なお、機能上前図のものと同一又は
均等の構成で説明が重複すると考えられる部分には、前
図と同一の符号を付して重複する説明を省略した。(ま
た次図以降のものにおいても同様の考えで同一の符号を
付して重複する説明を省略する。)
地絡相の判別を、その判別用の信号として相電圧の高周
波信号を用い、特に各相相互間におけるその高周波信号
の時間的遅速を判別して行う例を示すものである。図に
おいて、47は先入力優先ロック回路で、レベル検出回路
22a〜22cの内最も早くレベル判別の結果が出力された
相を優先して信号処理回路26に出力し、その他は信号処
理回路26に出力せぬようにする回路である。このロック
回路47は前記図3の回路において相電圧レベル検出回路
25に代えて図示の如き位置に接続して用いられる。
が生じた場合、各相の相電圧の波形は例えば図13の
(A)のようになり、そこから前記フィルタ19a〜19c
によって高周波信号のみを取り出すと(B)のようにな
る。この(B)の一部を時間軸を拡大して示すと(C)
のようになり、A相の相電圧の高周波信号VAHに比べ他
のB相及びC相の相電圧の高周波信号VBH,VCHには遅
れ48,49が生ずる。従って上記ロック回路47により、上
記レベル検出回路22a〜22cの内最も早く結果を出力し
た相の信号を優先して信号処理回路26に与えることによ
り、信号処理回路26ではその相を地絡相として判別し、
その判別結果を示す信号を表示手段に出力する。
の異なる例を示すもので、1系統の高圧配電線51に多数
の地絡判別装置4D〜4G(何れも前記地絡判別装置4Aと同
様のもの)を所定間隔毎(例えば数十メートル或いは数
百メートル毎)に付設し、地絡事故が発生した場合その
事故点が上記地絡判別装置の付設によって区分された区
間52〜56の内の何れの区間のどの相にあるかを判別でき
るようにする例を示すものである。この例の場合、各地
絡判別装置に対してその付設地点の一方の側の配電線は
例えば付設地点よりも負荷側(交流電力の供給を受ける
側であり、一般的には変電所と反対の側)の配電線であ
り、他方の側の配電線は例えば付設地点よりも電源側
(交流電力の供給を行う側であり、一般的には変電所の
側)の配電線である。
において地絡事故が発生すると、零相電流I0が矢印の
ように流れる。すると地絡判別装置4D,4Eは前記地絡判
別装置4Aと均等の動作を行い、地絡事故点がそれらの付
設地点よりも負荷側のA相にあることを前記表示具のラ
ンプ29x,28bの点灯によって表示する。一方地絡判別
装置4F,4Gは地絡事故点がそれらの付設地点よりも電源
側のB相にあることを表示具のランプ29y,28bの点灯
によって表示する。従ってそれらの地絡事故判別装置4D
〜4Gの表示具の状態を見ることによって、地絡事故点の
場所を区間54のB相と限定することが出来る。
は、従来の完全地絡の判別装置と組み合わせて、完全地
絡事故(金属地絡)と瞬時地絡事故(放電を伴う地絡)
の両方を検出できるようにしても良い。
るとの判別信号を地絡判別装置4の付設地点近くの区分
開閉器に与えるようにし、該区分開閉器はその信号を受
けて開放動作を行うようにしても良い。このようにした
場合、地絡判別装置4は高周波信号を用いて地絡事故点
の方向判別をするようにしてあってその判別を速く行う
ことが出来るので(商用周波例えば60Hzは1サイク
ルが16.7msecであるのに対し、例えば1kHz以上の高
周波は1サイクルが1msec以下である為、瞬時地絡事故
を速く検出し判別できる)、その判別の信号で上記区分
開閉器を開かせることにより、該区分開閉器以降の配電
線(地絡事故点を含む)のみを速く(変電所が地絡事故
を検出してトリップする前に)切り離すことが出来る。
これにより変電所の回線別のトリップを回避でき、その
結果、停電区間を狭くとどめることが出来る。
の高圧配電系統において瞬時地絡事故が発生した場合、
その発生を地絡判別手段5によって知ることが出来るの
で、事故点の探査を促すことが出来る効果がある。しか
もその事故点の探査の場合、検出点に対して事故点が何
れの側にあるかを知ることが出来るので、要探査範囲を
狭めて探査能率の向上を図ることが出来る効果がある。
その上上記のように地絡事故があった場合、地絡事故の
生じた相を特定できる特長がある。このことは上記探査
の場合において、例えば電柱上に架せられた配電線3Aに
沿って下から双眼鏡で順次目視検査していく場合、特定
された1相(例えばA相)の配電線についてのみ見て行
けば良く、手間少なく、探査作業を短い時間で行い得る
効果があり、又、バケットに乗って電柱上の碍子のそば
まで上昇し、碍子に近付いて探査をする場合には、特定
された1線の碍子のそばに向けて一度上がり、その碍子
について探査を行うのみで良く、手間少なく、探査作業
を短い時間で行い得る効果がある。更に本願発明の地絡
判別装置にあっては、高周波信号を用いて瞬時地絡事故
の方向判別を行うので、その判別を速く行うことが出来
る特長がある。このことは、該判別の信号によって区分
開閉器の開放動作を行わせるようにすることにより、前
述のように地絡事故による停電区間の減少を図ることの
出来る効果がある。
と3相の各相電圧の波形図、(B)はそれらから抽出さ
れた高周波信号の波形図、(C)は健全回線の判別装置
における零相電流と3相の各相電圧の波形図、(D)は
それらから抽出された高周波信号の波形図。
ート。
性点の電位の関係を示す図。
図。
ート。
部分図。
それらから抽出された高周波信号の波形図、(C)は
(B)の時間軸を拡大した図。
統図。
Claims (1)
- 【請求項1】 3相高圧配電線から瞬時地絡発生時に生
ずる高周波信号を検出して地絡発生を示す信号を出力す
る地絡発生判別手段と、3相高圧配電線から瞬時地絡発
生時に生ずる上記高周波信号を検出して地絡事故点の方
向を示す信号を出力する事故点方向判別手段とを備える
高圧配電系統における地絡判別装置において、3相高圧
配電線から瞬時地絡発生時に生ずる3相の相電圧の変化
又は3相の相電圧の高周波信号を検出して地絡事故の発
生した相を示す信号を出力する地絡相判別手段を備えた
ことを特徴とする高圧配電系統における地絡判別装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23773995A JP3546396B2 (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 高圧配電系統における地絡判別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP23773995A JP3546396B2 (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 高圧配電系統における地絡判別装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0965567A true JPH0965567A (ja) | 1997-03-07 |
| JP3546396B2 JP3546396B2 (ja) | 2004-07-28 |
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ID=17019763
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|---|---|
| JP (1) | JP3546396B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1995-08-22 JP JP23773995A patent/JP3546396B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP3546396B2 (ja) | 2004-07-28 |
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