JPH0965900A - Cck−a受容体遺伝子を用いる遺伝子診断方法 - Google Patents

Cck−a受容体遺伝子を用いる遺伝子診断方法

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JPH0965900A
JPH0965900A JP7353546A JP35354695A JPH0965900A JP H0965900 A JPH0965900 A JP H0965900A JP 7353546 A JP7353546 A JP 7353546A JP 35354695 A JP35354695 A JP 35354695A JP H0965900 A JPH0965900 A JP H0965900A
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cck
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receptor
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diabetes
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JP7353546A
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Akihiro Funakoshi
顕博 船越
Akira Kono
河野  彬
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Shionogi and Co Ltd
Original Assignee
Shionogi and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】II型糖尿病患者のコレシストキニン(CC
K)−A受容体遺伝子に存する欠失部位を用いたII型糖
尿病の遺伝子診断方法、II型糖尿病患者の組織における
CCK−A受容体遺伝子のmRNAの発現量を健常人の
それと比較することによるII型糖尿病の遺伝子診断方
法、胆石症患者の組織におけるCCK−A受容体遺伝子
のmRNA発現量が低下しているかまたは全く発現して
いないことを指標とする胆石症の遺伝子診断方法。 【効果】本発明により、CCK−A受容体遺伝子を用い
てII型糖尿病や胆石症などのCCK−A受容体の遺伝子
異常を伴う疾患の遺伝子診断方法が可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コレシストキニン
(以下、CCKと略記する。)−A受容体遺伝子を用い
るCCK−A受容体の遺伝子異常を伴う疾患の遺伝子診
断方法に関する。更に詳しくは、該遺伝子を用いたII型
糖尿病や胆石症の遺伝子診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、II型糖尿病すなわち成人糖尿
病の発症には、遺伝的要因と環境的要因の双方が寄与す
ると考えられている。しかし、遺伝的要因の実態は依然
として明らかではない。また、糖尿病の研究には、糖尿
病ラット(DMラット)のような実験動物が盛んに利用
されているが、その遺伝的要因の解明は未だ進まずその
研究の進展が期待されている。従って、II型糖尿病の診
断には、血糖値測定、血中インスリン測定、尿中CPR
測定等が行われているのみであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、CC
K−A受容体遺伝子を用いてCCK−A受容体の遺伝子
異常を伴う疾患の遺伝子診断方法を提供することにあ
る。即ち、II型糖尿病ラット(DMラット)に特徴的で
あり、かつヒトII型糖尿病の原因と考えられる糖尿病発
症に関わるII型糖尿病遺伝子に関する本発明者らの最近
の成果に基づき、II型糖尿病患者のCCK−A受容体遺
伝子に存する欠失部位を用いたII型糖尿病の遺伝子診断
方法を提供することにある。本発明の診断方法は、胆石
症または肥満を伴うII型糖尿病の診断にも有用であり、
さらにII型糖尿病の危険予知に有用である。さらに、本
発明は、胆石症患者の組織におけるCCK−A受容体遺
伝子のmRNA発現量が低下しているかまたは全く発現
していないことを指標とする胆石症の遺伝子診断方法を
提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため、II型糖尿病の動物モデルとして確立さ
れている Otsuka Long-Evans Tokushima Fatty(OLE
TF)ラットとLETOラット(正常ラット)について
比較研究を進めたところ、両動物の膵臓中のインスリン
レベルにはほとんど差が見られず、組織学的にも差は見
られず、また膵臓中におけるCCK−B受容体遺伝子の
発現にも差が見られなかったが、CCK−A受容体遺伝
子は正常ラットでは発現するのに対しII型糖尿病ラット
(OLETFラット)では発現せず、CCK−A受容体
遺伝子の発現に顕著な相違がみられることを発見した。
そこで、本発明者らは、両動物の膵臓を用いて潅流実験
等を行い、インスリンの分泌に及ぼすCCKの影響を調
べたところ、正常ラットではCCKの添加によりインス
リン濃度の顕著な増加が見られたのに対し、II型糖尿病
ラットの膵臓の場合は、CCKの添加に全く応答を示さ
なかった。
【0005】以上の知見から、II型糖尿病ラットにおけ
る膵臓内分泌障害の出現は、インスリン欠乏によるもの
ではなく、CCK−A受容体遺伝子の発現における欠陥
によるものであると判断された(Funakoshi, A. et a
l., Biochem. and Biophys. Res. Commun. 210, 787-79
6 (1995)) 。
【0006】さらに、CCK−A受容体遺伝子の発現に
おける欠陥の原因を明らかにするため、正常ラットとII
型糖尿病ラットのCCK−A受容体遺伝子の遺伝子構造
を検討したところ、正常ラットのそれが5個のエキソン
からなるのに対し、II型糖尿病ラットのそれが3個のエ
キソンからなり、2個のエキソンの欠失があることを発
見した。従って、CCK−A受容体遺伝子の一部欠失が
II型糖尿病になる原因の一つであると判断された。本発
明はこれらの知見に基づいて完成するに至ったものであ
る。
【0007】また、胆石症患者においては、II型糖尿病
でなくともCCK−A受容体遺伝子のmRNA発現量が
意外にも低下しているか、あるいは全く発現していない
ことを見い出し、この知見に基づいて胆石症の遺伝子診
断方法をも完成させるに至った。
【0008】なお、コレシストキニン(CCK)は良く
知られた消化管ホルモンである。末梢組織や中枢神経系
に存在するその受容体は、構造的、機能的に関連のある
一群のペプチドへの親和性に基づき二つのサブタイプ
(CCK−A受容体およびCCK−B受容体)に分類さ
れている。すなわちCCK−A受容体は同一のカルボキ
シル末端を有するペンタペプチドのサルフェート型に親
和性を有し、CCK−B受容体は非サルフェート(N
S)型に親和性を有する。
【0009】本発明の要旨は、(1) II型糖尿病患者
のCCK−A受容体遺伝子に存する欠失部位を用いたII
型糖尿病の遺伝子診断方法、(2) II型糖尿病が、胆
石症または肥満を伴うII型糖尿病である前記(1)記載
の遺伝子診断方法、並びに(3) CCK−A受容体遺
伝子に存する欠失部位が、配列表の配列番号:1に記載
の正常ラットCCK−A受容体遺伝子のうち、配列表の
配列番号:2に記載のエキソン1または配列表の配列番
号:3に記載のエキソン2を含む部分であることを特徴
とする前記(1)または(2)記載の遺伝子診断方法、
(4) II型糖尿病患者の組織におけるCCK−A受容
体遺伝子のmRNAの発現量を健常人のそれと比較する
ことによるII型糖尿病の遺伝子診断方法、並びに(5)
胆石症患者の組織におけるCCK−A受容体遺伝子の
mRNA発現量が低下しているかまたは全く発現してい
ないことを指標とする胆石症の遺伝子診断方法、に関す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明に用いられるII型糖
尿病遺伝子の欠失部位について詳細に説明する。 (1)本発明の診断方法の対象となる糖尿病遺伝子は、
CCK−A受容体遺伝子であり、正常ラットでは、配列
表の配列番号:1に記載の塩基配列を有するが、II型糖
尿病ラットにおいては、正常ラットのCCK−A受容体
遺伝子の一部が欠失している。正常ラットのCCK−A
受容体遺伝子のゲノム構造は、5個のエキソンからなる
ことが見い出された(図1参照)。これに対し、II型糖
尿病ラットのCCK−A受容体遺伝子は正常遺伝子の5
個のエキソンのうち2個、即ち、配列番号:2に記載の
塩基配列を有するエキソン1および配列番号:3に記載
の塩基配列を有するエキソン2を欠失しており、エキソ
ン3、4および5のみから構成されている(図2参
照)。II型糖尿病ラットがII型糖尿病を発症するメカニ
ズムは、これまで明らかにされていないが、このCCK
−A受容体遺伝子の一部欠失がCCK−A受容体発現に
生来的欠陥を与えることになり、それがII型糖尿病発症
の原因の1つとなっていることが本発明において初めて
確認された。以下にこれを裏付ける事実を説明する。
【0011】(2)まず、II型糖尿病ラットが正常ラッ
トと異なり、CCK−A受容体の発現に欠陥があること
を示す。
【0012】 成熟ラットの膵臓および脳並びに胎児
ラットの膵臓におけるCCK−A受容体およびCCK−
B受容体のノ−ザントランスファー分析を行ったとこ
ろ、CCK−A受容体のコード領域の32P標識cDNA
プローブは、正常な成熟ラットの膵臓からの2.7kb mR
NAとハイブリダイズしたが、II型糖尿病成熟ラットお
よび胎児ラットの膵臓の場合は、CCK−A受容体のコ
ード領域のプローブとハイブリダイズする約 2.7 kb の
mRNAは検出されなかった(Funakoshi, A. etal., B
iochem. and Biophys. Res. Commun. 210, 787-796 (19
95))。
【0013】 プライマーとして、ラットのCCK−
A受容体プリカーサーcDNAまたはCCK−B受容体
プリカーサーcDNAのヌクレオチド配列に対応するセ
ンスプライマーおよびアンチセンスプライマーをそれぞ
れ用いて、ラット組織からのCCK−A受容体およびC
CK−B受容体のcDNAのコード領域をポリメラーゼ
連鎖反応(PCR)により増幅した。その結果、正常ラ
ットの膵臓RNAからは、予期されたサイズ(CCK−
A受容体プリカーサーmRNAから増幅されたDNAに
対しては495塩基対)の増幅されたDNAが得られた
が、II型糖尿病ラットからは相当するものは得られなか
った。また、成熟ラット膵臓中のCCK−A受容体のD
NAと同サイズのDNAが、正常ラットの脳のRNAか
らも増幅されたが、II型糖尿病ラットの脳からは得られ
なかった(Funakoshi, A. et al., Biochem. and Bioph
ys. Res. Commun. 210, 787-796 (1995))。
【0014】 ゲノムDNAのサザンブロット分析に
よってもII型糖尿病ラットゲノムと正常ラットゲノムと
の間で明確な相違がみられた。すなわち、II型糖尿病ラ
ットおよび正常ラットのゲノムDNAを、Kpn I 、 Sma
I、Pvu II、またはXba I といったような制限酵素によ
って消化し、CCK−A受容体のcDNAを用いたサザ
ンブロットハイブリダイゼーション分析にかけると、異
なった制限断片が得られた(Funakoshi, A. et al., Bi
ochem. and Biophys. Res. Commun. 210, 787-796 (199
5))。この事実は、II型糖尿病ラットにおけるCCK−
A受容体遺伝子の構造に変化が生じていることを示す。
以上説明した事実から明らかなように、II型糖尿病遺伝
子はII型糖尿病ラットの糖尿病発症の原因となってい
る。そして、このことはヒトにおけるII型糖尿病にも当
てはまると考えられる。
【0015】(3)II型糖尿病および胆石症の遺伝子診
断 上記の知見から明らかなように、II型糖尿病の遺伝子診
断方法としては、例えば、次の方法を挙げることができ
る。 被検者のCCK−A受容体遺伝子(II型糖尿病遺伝
子)の解析を行い、II型糖尿病患者のCCK−A受容体
遺伝子に存する欠失部位が含まれているか否かを検出す
る方法がある。ゲノムDNAの解析にはサザンブロット
分析を行う。ヒトの場合はPCR−サザンブロット法が
好ましい。すなわち、被検者のCCK−A受容体遺伝子
を標的配列としてPCRを行い、PCR反応産物を電気
泳動にかけ、ついでナイロン膜にサザンブロットを行
い、得られたブロットをII型糖尿病患者のCCK−A受
容体遺伝子に存する欠失部位に対応する32P標識cDN
Aとハイブリダイズさせた後、具体的にはBiochemical
and Biophysical Research Communications 194(2), 8
11-818 (1993) の報告の第1図に記載されているヒトC
CK−A受容体のcDNAクローンの塩基配列(図7に
示す)において、第154位から第265位まで(エキ
ソン1)、第266位から第517位まで(エキソン
2)、第518位から第779位まで(エキソン3)、
第780位から第907位まで(エキソン4)、そして
第908位から第1440位まで(エキソン5)の各D
NA断片を32P標識してプローブとして用いてハイブリ
ダイズさせた後、オートラジオグラフィーにかけること
により、すべてのエキソンとハイブリダイズするものは
正常な配列であり、上記の5つのエキソンのうちのいず
れかとハイブリダイズしないものはII型糖尿病遺伝子で
あると診断することができる。
【0016】 II型糖尿病患者の組織におけるCCK
−A受容体遺伝子のmRNAの発現量を健常人のそれと
比較する方法がある。この方法におけるmRNAの解析
には、当業者に周知のノーザンブロット法を行い、CC
K−A受容体のmRNAが発現されていないことを確認
する。また、RT−PCR法、RFLP法などを使用し
てもよい。
【0017】なお、上記の方法は、CCK−A受容体が
全く発現していない場合のみならず、発現が低下してい
る場合でもII型糖尿病の診断に活用できる。CCK−A
受容体が遺伝子欠損により発現しないという上述の事象
は、発現低下の典型例である。CCK−A受容体の発現
低下は、CCK−A受容体の発現に関わる種々の要因に
より低下する。例えば、CCK−Aコード領域を支配す
るプロモーター領域の異常やなんらかのプロセッシング
異常等により、CCK−A受容体の発現の低下が観察さ
れる。従って、本発明はCCK−A受容体の発現低下を
指標とする診断をも包含している。
【0018】 実施例3、4に示すように、本発明者
らは同様の手法を用いてヒト胆石症患者の胆嚢における
CCK−A受容体の発現低下を確認した。このことから
CCK−A受容体機能の低下による胆嚢収縮不良が胆石
形成の一因である可能性が考えられた。従って、本発明
は、II型糖尿病を伴わない胆石症においても胆嚢におけ
るCCK−A受容体遺伝子のmRNAの発現量が低下し
ているか、全く発現していないかについて、前記のと
同様の方法でmRNAの解析を行なうことにより検出
し、胆石症の遺伝子診断を行なうことができる。
【0019】本発明は糖尿病の診断のみならず、胆石症
あるいは肥満症を伴うII型糖尿病の診断にも有用であ
る。糖尿病、胆石症、肥満症に共通する事象は、これら
が過食を原因としていることである。従って、本発明は
過食が原因となる疾患の危険予知に有用である。即ち、
本発明によりCCK−A受容体の発現低下(全く発現し
ない場合を含む。)が確認されたなら、食事療法によっ
て過食が原因となる疾患を予防することができる。
【0020】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例等により何ら限定される
ものではない。
【0021】実施例1(II型糖尿病ラットのCCK−A
受容体遺伝子の配列決定) II型糖尿病ラットからのゲノムDNAの調製 以下に用いられる一般的DNA技法は、モレキュラー
クローニング ア ラボラトリー マニュアル(T.マ
ニアティス,1982年)に記載されている方法により
行った。大塚製薬から供与を受けたII型糖尿病雄ラット
の膵臓細胞を切除し、ゲノムDNAを標準的フェノール
−クロロホルム法で調製した。
【0022】 サザンブロット分析 II型糖尿病ラットのゲノムDNA10μgを制限酵素で
消化し、0.7%アガロースゲル電気泳動で分離し、ハ
イボンド−Nナイロン膜(アマシャム社製)上にブロッ
ティングした。このブロットを、32PラベルCCK−A
受容体全領域を含むcDNA(S.A.Wank博士か
ら恵与されたもの)とハイブリダイズさせた。この膜を
SDSを含むSSCで常法により洗浄した後オートラジ
オグラフィーを行った。
【0023】 II型糖尿病ラットのゲノムDNAライ
ブラリーの構築 上記のようにして得られたII型糖尿病ラットのゲノムD
NAをSau3AIで部分的に消化し、塩化ナトリウム
密度勾配超遠心にかけて分離した。10kb〜20kb
長のDNA断片を含む画分を採取し、BamHI消化λ
EMBL3アームで連結した。ついでGIGAパックゴ
ールド(ストラタジーン社製)でパッキングした。この
II型糖尿病ラットのゲノムDNAライブラリーは1.8
×106個の独立のファージクローンを含んでいた。
【0024】 ゲノムDNAクローンの単離 II型糖尿病ラットのゲノムDNAライブラリーを、ゲノ
ムサザンブロッティングに用いたものと同じ32Pラベル
CCK−A受容体cDNAプローブでスクリーニングし
た。標準的プラークハイブリダイゼーション条件下で約
1.0×106個のファージクローンをスクリーニング
し、7個のポジティブファージクローンを単離し、さら
にサザンブロット分析および制限酵素マッピングにより
同定した。
【0025】 DNA配列解析 CCK−A受容体cDNAプローブとハイブリダイズし
たSalI消化DNA断片をλN15およびλN25フ
ァージクローンから単離し、さらに塩基配列決定のため
にDNアーゼIでランダムに消化しM13mp19にサ
ブクローニングした。DNA配列決定は、ABI Dy
e Primer UniCycleシークェンシング
キットを用い、ABIモデル373A DNAシークェ
ンサーで行い、得られた配列はインヘリット シークェ
ンス アナリシス システム(パーキン エルマー社
製)を用いて連結した。塩基配列解析はパーソナルコン
ピュータープログラム(ジーン ワークス、インテリジ
ェネティックス社製)を用いて行った。
【0026】 上記の実験の結果、II型糖尿病ラット
のCCK−A受容体遺伝子の塩基配列として、図3に示
すように配列表の配列番号:1に記載した正常ラットの
塩基配列のうちの塩基配列番号−2382から4465
までが欠失した塩基配列を得た。この欠失部分にはエキ
ソン1(配列表の配列番号:2)とエキソン2(配列表
の配列番号:3)が含まれていた(図3)。
【0027】実施例2(ラット組織からのCCK−A受
容体遺伝子のPCR−サザンブロット分析によるII型糖
尿病ラットの診断) cDNAの合成のために、ファースト−ストランドcD
NA合成キット(ファルマシア バイオテク製)を用
い、1μgのmRNAをMLVの逆転写酵素と37℃で
60分間インキュベートした。CCK−A受容体プリカ
ーサーcDNAのコード領域を増幅するために、上記の
cDNA溶液、2.5ユニットの Taq DNAポリメラーゼ
(生化学工業製)、およびラットCCK−A受容体プリ
カーサーcDNAのヌクレオチド配列に対応するセンス
プライマー(ヌクレオチド313−337、配列番号:
4)およびアンチセンスプライマー(ヌクレオチド11
29−1109、配列番号:5)の各50pmol、お
よび内部標準としてラットβ2 ミクログロブリンプリカ
ーサーcDNAのヌクレオチド配列に対応するセンスプ
ライマー(ヌクレオチド284−303、配列番号:
6)およびアンチセンスプライマー(ヌクレオチド37
3−392、配列番号:7)を含む反応混合液中でPC
Rを40サイクル行った。
【0028】サイクルは、96℃で3分間、54℃で3
0秒間、72℃で60秒間を1サイクル、続いて94℃
で30秒間、54℃で3分間、72℃で3分間を40サ
イクル行った。その反応生成物を NuSieveアガロース
(3%)ゲル電気泳動で分画し、ついで得られたゲルを
エチジウムブロミドで染色した。
【0029】その結果、正常ラットの膵臓RNAから
は、40サイクルのPCRにより、予期されたサイズ
(CCK−A受容体プリカーサーmRNAから増幅され
たDNAに対しては495塩基対、そしてβ2 −ミクロ
グロブリンプリカーサーmRNAから増幅されたDNA
に対しては109塩基対)の二つの増幅されたDNAが
得られたが、II型糖尿病ラットからは得られなかった
(図4)。また、成熟ラットの膵臓のCCK−A受容体
のDNAと同サイズのDNAが正常ラットの脳のRNA
からも増幅されたが、II型糖尿病ラットの脳からは得ら
れなかった(図4)。
【0030】得られたDNAについて、PCR−サザン
ブロット法を行った。 PCR−サザンブロット法は次
のようにして行った。即ち、PCR反応生成物を、 NuS
ieveアガロースゲル中で電気泳動的に分離し、ついでナ
イロン膜上にブロットした。得られたブロットを、ラッ
トのCCK−A受容体の配列表の配列番号:2に記載の
エキソン1および/または配列表の配列番号:3に記載
のエキソン2を含む部分のコード領域の〔32P〕標識c
DNAプローブと37℃で12時間ハイブリダイズさ
せ、0.1%SDSを含むSSC液洗浄液を最終濃度
0.1×SSCまで順次薄めつつ65℃で洗浄し、次い
で同様にオートラジオグラフにかけた。これにより、正
常ラットの場合は、0.5kbの1本のハンブリダイズ
する断片が得られた。しかし、II型糖尿病ラットの場合
はプローブとハイブリダイズする断片は得られなかっ
た。
【0031】実施例3(ヒト胆石症患者の胆嚢における
CCK−A受容体の発現低下) ノーザントランスファー法により、ヒト胆石症患者の胆
嚢におけるCCK−A受容体遺伝子の発現を健常人の胆
嚢におけるそれと比較した。対照として、アクチンmR
NAの発現をも検討した。ヒト胆石症患者の胆嚢は、い
ずれも手術時に摘出した。その結果は、図5に示すよう
に、アクチンmRNAの発現の場合は胆石症患者の胆嚢
と健常人の胆嚢との間に差は認められなかったが、CC
K−A受容体mRNAの発現の場合は、ヒト胆石症患者
において、顕著な発現の低下が認められた。本実施例に
おけるオートラジオグラフィーは、Biochemical and Bi
ophysicalResearch Communications 194(2), 811-818
(1993) の報告の第1図に記載されているヒトCCK−
A受容体の全長cDNAをプローブとして用いた。
【0032】実施例4(ヒト胆石症患者の胆嚢における
CCK−A受容体の発現低下および発現不能) 実施例3と同様に3例の胆石症患者の末梢血よりDNA
を抽出し、サザーン法と、プロモーター領域を含む各エ
クソン部位のPCRによる増幅を行い、ヒトにおける遺
伝子異常を検索した。さらに手術により、胆嚢組織を採
取してCCK−A受容体mRNAの発現量について検討
した。その結果、図6に示すように胆石症患者(No. 4
〜6)の胆嚢内CCK−A受容体mRNA量は正常胆嚢
(No. 1〜3)に比べ、有意の発現低下を2例(No.
5、6)に認め、1例(No. 4)は正常に発現しなかっ
た。このCCK−A受容体mRNAが正常に発現しなか
ったNo. 4の例では図6に示すように異常サイズ(short
form)のものが発現し、スプライス異常が示唆された。
これらのことからCCK−A受容体機能の低下による胆
嚢収縮不良が胆石形成の一因である可能性が考えられ
た。尚、本実施例におけるオートラジオグラフィーも実
施例3と同様に、Biochemical and Biophysical Resear
ch Communications 194(2), 811-818 (1993) の報告の
第1図に記載されているヒトCCK−A受容体の全長c
DNAをプローブとして用いた。
【0033】実施例5(ヒトII型糖尿病診断におけるヒ
トCCK−A受容体遺伝子の利用) Biochemical and Biophysical Research Communication
s 194(2), 811-818 (1993) の報告の第1図に記載され
ているヒトCCK−A受容体のcDNAの塩基配列にお
いて、第154位から第265位までがエキソン1、第
266位から第517位までがエキソン2、第518位
から第779位までがエキソン3、第780位から第9
07位までがエキソン4、そして第908位から第14
40位までがエキソン5である。従って、ラットにおけ
る知見に基づき、ヒトの場合においても、CCK−A受
容体遺伝子のエキソン1〜エキソン5のそれぞれをプロ
ーブとして、ヒトII型糖尿病患者の膵臓におけるCCK
−A受容体遺伝子の発現を調べることにより、プローブ
のいずれともハイブリダイズする正常なCCK−A受容
体遺伝子が発現しないか、あるいは発現の低下したこと
を指標としてヒトII型糖尿病患者を発見することが可能
となる。
【0034】
【発明の効果】本発明により、CCK−A受容体遺伝子
を用いてII型糖尿病や胆石症などのCCK−A受容体の
遺伝子異常を伴う疾患の遺伝子診断方法が可能となっ
た。
【0035】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:10914 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起原 生物名:正常ラット 特徴を決定した方法:E 配列 AGCATTCGGT TCCCTCAGTG GGAAACTTGT ACACAATGGG TGCGAGGGAT ACCTAGCAAA 60 TAGATCAGGT CATAATACAC TTGGACAAAC CAGTCAAAAA CACAGATGTT CAGACTAAGG 120 CCAGTTGTAT AGTGAACAGT GAGGGACTTT TAAATATTGT GTAACTTCCT AAAATAAATC 180 CAGGCCCCTG AACATGTCTC TCACACTCCT CCCCGCTCCC GACATTCCCT AACTTATTCC 240 TACTTCTGTT GTTCAAACAG GCCAATCTCA TTACTGCCTA AGACCCAGAG GTAACCTCTG 300 CAAAAAATGT TGTGTCTCCT GTTGGAAGCT TTCTTATTTA CCCCTCAGAT CTTACACCAC 360 CAGTACCCCA GACCCCTACC AGGGAGGCTG CAATCCTTTC CTTCTCATCC TGGAAGGCTT 420 GAAAAGCACT CAGCAAATGG TTGACTCTTG GTGAACAGGT CTGAGTGGAC AAAGCAAAAA 480 ACAAACAAAA TAAACAAACG TGAATAAAAA CATTGCTGAT TTCTATAGTA TTAAGGACCT 540 AGGAATCTGT ATTCAGAAGA GTCCCCATTT CTGGTTAACA AGGGCAGAGA GAGACCACAA 600 GCCACAGAAC CGTGCTTGGT AACACCTTAA CAACCAGCAG TTCTCTCCGT ACACATTGCT 660 GGGCAAGGCT CCAAAGCTAA AAGGCACTAA TTGCTGTATA TAAGGAGATA GGAATGCAGT 720 CCTTCTGTGT CCCTTAGTCC TGATGGTCTG CATTATCGGA TCTGTTACCT TGTTAATTGA 780 TGCTGTCTCT CACAGTTCAG GTCTCACTCT GAATATGTCT GGGACAATGA CAGGCAGAGG 840 GGAGAGGTAA TAATTGGAGT TCTCTCTCTG TCTCTCTCTC TCTCTCTCTC TCTCTCTCTC 900 TCTCTCTCTC CACACTCGTG TGTGTGTGTG TGTGTGTGTC GCGCGCGCGC ACGCGAGCAC 960 ACATGCACGC ATGCAGATGT GTCCCCATTC TGGGAAGGGT TAATATGCAG CCAGCTCTGC 1020 CTGTGTTCAG GGCCTCAGCC TGGCCCAGGA GTGGGAGGGG TGGGCCTGGA AGGTGGAGTG 1080 GAGCAGGCTT GACTTGCACA GGCTGCCTTC TCCCCACAGG AGTGCAAATG CTTGCCCAGA 1140 TGCTCTGAGA ATGGCGAACT CAAGTTGCCT TTAGGAATGG CTGCAAAGCC CACACCTGGA 1200 AATCTCCCCC TCCCTGCTCC TCCACGGCAG GTTGCATTTG GGAGACTCTG TGATCATTAG 1260 AGGAGAGAGA CAGGA ATG AGC CAT TCA CCA GCT CGC CAG CAC TTG GTA GAA 1311 Met Ser His Ser Pro Ala Arg Gln His Leu Val Glu 5 10 AGC AGC AGG ATG GAC GTG GTC GAC AGC CTT CTT ATG AAT GGG AGC AAC 1359 Ser Ser Arg Met Asp Val Val Asp Ser Leu Leu Met Asn Gly Ser Asn 15 20 25 ATC ACT CCC CCC TGT GAA CTC GGA CTG GAA AAT GAG ACG CTT TTC TGC 1407 Ile Thr Pro Pro Cys Glu Leu Gly Leu Glu Asn Glu Thr Leu Phe Cys 30 35 40 TTG GAT CAA CCT CAA CCT TCA AAA GGTAGGTGCC AGACACTATG ATTAGAATTC 1461 Leu Asp Gln Pro Gln Pro Ser Lys G 45 50 AGAAAACTAC CGAGTTAAGG GAGATATAGC AACAGCAAGG CTAATTGAAA TATACATGC 1521 ATGAAATATA CA------- 527 bp -------GGACATCA TCAGGAACTA AGCACTCCC 2088 TTGGGGGCTT AAGGTTTTTA ACATTCTGCC CTCTAAACCC CCCATCCCTC CAACTCTCC 2148 CCTTCACTCC GCAG AG TGG CAG TCT GCA CTG CAG ATT CTC CTG TAC TCC 2197 Glu Trp Gln Ser Ala Leu Gln Ile Leu Leu Tyr Ser 55 60 ATC ATA TTC CTT CTC AGT GTG CTG GGG AAC ACG CTG GTT ATA ACG GTG 2245 Ile Ile Phe Leu Leu Ser Val Leu Gly Asn Thr Leu Val Ile Thr Val 65 70 75 80 CTG ATT CGA AAC AAG AGG ATG CGG ACG GTC ACC AAC ATC TTC CTG CTG 2293 Leu Ile Arg Asn Lys Arg Met Arg Thr Val Thr Asn Ile Phe Leu Leu 85 90 95 TCC CTG GCT GTC AGT GAC CTC ATG CTC TGC CTC TTC TGC ATG CCG TTC 2341 Ser Leu Ala Val Ser Asp Leu Met Leu Cys Leu Phe Cys Met Pro Phe 100 105 110 AAC CTC ATC CCC AAC CTG CTC AAG GAT TTC ATC TTC GGA AGT GCC GTG 2389 Asn Leu Ile Pro Asn Leu Leu Lys Asp Phe Ile Phe Gly Ser Ala Val 115 120 125 TGC AAG ACT ACC ACC TAC TTC ATG GGTGAGTCCT GCAGGTGTCT GTGGACAGGG 2443 Cys Lys Thr Thr Thr Tyr Phe Met G 130 135 CTTATCCCCC CACACACCCC TTTGTCAGCC CCTTGATGGT CACAGCAGAC AGACCCTGTT 2503 GGGTTCCAAA A ----- 2910 bp ------TCTCAGGCA ATTCTAAACT GCAGTTCTGA 5453 TACATTTAAG CTAATGTACA AATAAACTTT GGAGTCAACA CCTGAGTACC AACCCTCTTT 5513 GTTCCTCTCA GGC ACT TCC GTG AGC GTT TCC ACC TTC AAC CTG GTA GCC 5562 ly Thr Ser Val Ser Val Ser Thr Phe Asn Leu Val Ala 140 145 ATC TCT CTG GAG AGA TAT GGC GCC ATC TGC AGA CCC CTA CAG TCC CGC 5610 Ile Ser Leu Glu Arg Tyr Gly Ala Ile Cys Arg Pro Leu Gln Ser Arg 150 155 160 165 GTC TGG CAA ACA AAG TCC CAT GCT TTG AAG GTC ATC GCT GCC ACC TGG 5658 Val Trp Gln Thr Lys Ser His Ala Leu Lys Val Ile Ala Ala Thr Trp 170 175 180 TGC CTC TCC TTT ACC ATC ATG ACT CCG TAC CCC ATT TAC AGC AAC TTG 5706 Cys Leu Ser Phe Thr Ile Met Thr Pro Tyr Pro Ile Tyr Ser Asn Leu 185 190 195 GTG CCT TTT ACT AAA AAT AAT AAC CAG ACG GCG AAC ATG TGC CGC TTC 5754 Val Pro Phe Thr Lys Asn Asn Asn Gln Thr Ala Asn Met Cys Arg Phe 200 205 210 CTG TTG CCA AGT GAC GCT ATG CAG CAG TCC TGG TAAGGCAGTG CACTTCGCTC 5914 Leu Leu Pro Ser Asp Ala Met Gln Gln Ser Tr 215 220 CTCCTTTACA ATAAAGCTAG TCTAAGTTAG CAGTGTGAGG GACCGGAAAG CCTTACCAGA 5974 TGACTATGAG TCAGATATC------ 1800 bp -------AAATTAACGT GTCTGCTCAC 7813 ACCACCTCAC CCTCGTCATT CCCGCCCATC AGAACATGAA GGTCCAGAGT CACTAATTAG 7873 ATTTCTTTTA ATTGTATTAG G CAA ACA TTC CTG CTA CTC ATC CTC TTT CTT 7924 p Gln Thr Phe Leu Leu Leu Ile Leu Phe Leu 225 230 CTC CCT GGG ATT GTG ATG GTG GTG GCC TAC GGG TTG ATC TCT CTG GAA 7972 Leu Pro Gly Ile Val Met Val Val Ala Tyr Gly Leu Ile Ser Leu Glu 235 240 245 250 CTC TAC CAA GGA ATC AAA TTT GAT GCC AGC CAG AAG AAA TCT GCT AAA 8020 Leu Tyr Gln Gly Ile Lys Phe Asp Ala Ser Gln Lys Lys Ser Ala Lys 255 260 265 GGT ACTGATCTTT GGGCTGGATA TTTATTCCAA AAGAGCTCAA GAGCTTTCTT 8073 G TGTAAGTTAG CTAGAAGGAC TCAGGATATA TGGAGCACGT GCTGGAAA---------- 8121 -- 734 bp -----TCCAGCTCAA GTTCCTGGAT TGGGGGTAGT CAGGGGCTTT 8895 ACGTCTTCTC TCTGGCATGA CTTGTCCTGA ACACTAAAAT GATGTCCCTT TCCCACCCAG 8955 AG AAG AAG CCG AGC ACT GGC AGC AGC ACC CGA TAT GAG GAT AGT GAT 9002 lu Lys Lys Pro Ser Thr Gly Ser Ser Thr Arg Tyr Glu Asp Ser Asp 270 275 280 GGC TGT TAC TTG CAG AAG TCC CGG CCC CCG AGG AAG CTG GAG CTT CAG 9050 Gly Cys Tyr Leu Gln Lys Ser Arg Pro Pro Arg Lys Leu Glu Leu Gln 285 290 295 CAG CTG TCT AGC GGC AGC GGT GGC AGC AGA CTC AAC CGG ATC AGG AGC 9098 Gln Leu Ser Ser Gly Ser Gly Gly Ser Arg Leu Asn Arg Ile Arg Ser 300 305 310 AGC AGT TCA GCT GCC AAC CTG ATA GCC AAG AAG CGC GTG ATC CGC ATG 9146 Ser Ser Ser Ala Ala Asn Leu Ile Ala Lys Lys Arg Val Ile Arg Met 315 320 325 330 CTC ATT GTC ATC GTG GTC CTC TTC TTC CTG TGC TGG ATG CCC ATC TTC 9194 Leu Ile Val Ile Val Val Leu Phe Phe Leu Cys Trp Met Pro Ile Phe 335 340 345 AGC GCC AAC GCC TGG CGG GCA TAT GAC ACG GTT TCT GCC GAG AAG CAC 9242 Ser Ala Asn Ala Trp Arg Ala Tyr Asp Thr Val Ser Ala Glu Lys His 350 355 360 CTC TCA GGG ACT CCC ATC TCC TTC ATC CTC CTC CTC TCC TAC ACC TCC 9290 Leu Ser Gly Thr Pro Ile Ser Phe Ile Leu Leu Leu Ser Tyr Thr Ser 365 370 375 TCC TGT GTT AAC CCC ATC ATC TAT TGC TTC ATG AAC AAA CGC TTT CGC 9338 Ser Cys Val Asn Pro Ile Ile Tyr Cys Phe Met Asn Lys Arg Phe Arg 380 385 390 CTG GGC TTC ATG GCC ACC TTC CCT TGT TGC CCG AAT CCC GGT CCC CCA 9386 Leu Gly Phe Met Ala Thr Phe Pro Cys Cys Pro Asn Pro Gly Pro Pro 395 400 405 410 GGG GTG AGA GGA GAG GTG GGA GAG GAG GAG GAT GGG AGG ACC ATA AGG 9434 Gly Val Arg Gly Glu Val Gly Glu Glu Glu Asp Gly Arg Thr Ile Arg 415 420 425 GCA TTG CTG TCC AGG TAT TCC TAC AGC CAC ATG AGC ACC TCT GCT CCA 9482 Ala Leu Leu Ser Arg Tyr Ser Tyr Ser His Met Ser Thr Ser Ala Pro 430 435 440 CCC CCC TGAACTCCAC CTGGTCCACT GCTGCAGCAG GAAGGAGGGG ACCGGGGAGC 9538 Pro Pro### AAGGAGGAAG AGGAAGTGGG AGGAAAGGAG AGGGAAGACC CATTTCTCAC GGCGATTCTT 9598 CAATGTCTGC TTTTCATCCT TCACAAAGTT CCAGAAGGAA CCTAAGGTGG GGTCATGAAA 9658 ACGCCAAGAC ATTTTCCATA ATGTTTACCA TGGGAGAGAC CTCAGCAGGC CGGTGATAAG 9718 AGCCCCACTG GGCTCATGCG ACAAATGTCA CTGACAAGTC CATGTTCAAA ATGGAGGTGT 9778 AGACTTTGAT GAGCTTTAGA ATTTTCTAGA ACAGCCCAGG TGAAGTGTCT CTATAGTGAC 9838 ACACTGCTGT TCTCTGCTTC TGCTCCTGTA GAATTATGGC CCTCCCCAGG AAACCCATGC 9898 CTCCTTCCTA TGTACTCACT ACAACTACAC ACCTTCTCAT GGCCACCAAG GACACATGGG 9958 ACACACACAC CTCCTCTGGC CACGTCTGAA TATGGGAATA GTCTGACAAT TTTTAAAGCT10018 TGAGGTTGGC CAAGTACACT CATGGGTGTA AGCTGGGGTC ATCATCAGAA AACCAAGAAT10078 GTGTCTAAAA GACAGGTTTT AGAATTTTTA TTTCTACAAA GGAAAGCGTG TGCAAGGCCA10138 GTAGCCAGAA GGACTGTTTT CTGTCAGCAA TGTCAAGCTG CAGAAGGGAG GGTGATCTAT10198 ACGGTGTAAT CTCTCCTCTG TATCTAACCC CACAACATTT TTTTTTACCT CAACTTAATT10258 TCGTGTGTTC ACCTGTATTT CCTCCTTTCC AGAAACACCT CCAGGTAAGA AGGGATATGT10318 ACATACCAGG GCAAGGGTGG TAACATGTGT AGTCAGTCCC CAAGGAACAC TGGCATGCTG10378 GGACTCAGTT AATAAGTAGC TTTGAATGCC AAAACTATGT ATGCTTTTAA GTACTGTTGA10438 TGTAGCTCTT GGTAATTTGG CTCAGTGTGT GTGTGTGTGT GTATGTGTGT GTGTGTGATC10498 TGAACATATG GCTACATTAT GTGTGTGTTA ATAACTTGTA AGTGGATATT GGAATTCAAC10558 AAATGTCATC ATTCTTCCAT AAAAGTTGGA GTATCGTGTG AGCTTCATTT CTTTGAAAAA10618 TTAGTGTTGA AAATACTGAA CTCTGAGAAC TCTGTTTAAA AACTGAAATA AATTACACAA10678 TGAGGGAGAC CATTTCTAGA TACCATGTAC GATCCAGTGT ACCAAGCACA CACTTCGGCT10738 CCCTTCCTCC CTCCCTCCCT TCATTCTTCT TCCTTGCACG TTATTGTCTT GTTTACTAAA10798 AAGAGTTAGT ATGAACCTTT CCAACAGAAA CAAGTTTGTA CGCGCATGTG GAAACTAAAA10858 AATATGCAAA GAAAAGGATC CAAGGCAAGT AAGTTCATTG CTGCGAAGCT GTCGAC 10914
【0036】配列番号:2 配列の長さ:157 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起原 生物名:正常ラット 配列の特徴 特徴を表す記号:exon 特徴を決定した方法:E 配列 ATG AGC CAT TCA CCA GCT CGC CAG CAC TTG GTA GAA AGC AGC AGG ATG 48 Met Ser His Ser Pro Ala Arg Gln His Leu Val Glu Ser Ser Arg Met 5 10 15 GAC GTG GTC GAC AGC CTT CTT ATG AAT GGG AGC AAC ATC ACT CCC CCC 96 Asp Val Val Asp Ser Leu Leu Met Asn Gly Ser Asn Ile Thr Pro Pro 20 25 30 TGT GAA CTC GGA CTG GAA AAT GAG ACG CTT TTC TGC TTG GAT CAA CCT 144 Cys Glu Leu Gly Leu Glu Asn Glu Thr Leu Phe Cys Leu Asp Gln Pro 35 40 45 CAA CCT TCA AAA G 157 Gln Pro Ser Lys G 50
【0037】配列番号:3 配列の長さ:291 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起原 生物名:正常ラット 配列の特徴 特徴を表す記号:exon 特徴を決定した方法:E 配列 AG TGG CAG TCT GCA CTG CAG ATT CTC CTG TAC TCC ATC ATA TTC CTT 47 Glu Trp Gln Ser Ala Leu Gln Ile Leu Leu Tyr Ser Ile Ile Phe Leu 5 10 15 CTC AGT GTG CTG GGG AAC ACG CTG GTT ATA ACG GTG CTG ATT CGA AAC 95 Leu Ser Val Leu Gly Asn Thr Leu Val Ile Thr Val Leu Ile Arg Asn 20 25 30 AAG AGG ATG CGG ACG GTC ACC AAC ATC TTC CTG CTG TCC CTG GCT GTC 143 Lys Arg Met Arg Thr Val Thr Asn Ile Phe Leu Leu Ser Leu Ala Val 30 35 40 AGT GAC CTC ATG CTC TGC CTC TTC TGC ATG CCG TTC AAC CTC ATC CCC 191 Ser Asp Leu Met Leu Cys Leu Phe Cys Met Pro Phe Asn Leu Ile Pro 45 50 55 60 AAC CTG CTC AAG GAT TTC ATC TTC GGA AGT GCC GTG TGC AAG ACT ACC 239 Asn Leu Leu Lys Asp Phe Ile Phe Gly Ser Ala Val Cys Lys Thr Thr 65 70 75 ACC TAC TTC ATG GGTGAGTCCT GCAGGTGTCT GTGGACAGGG 291 Thr Tyr Phe Met G 80
【0038】配列番号:4 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 AGTCTGCACT GCAGATTCTC C 21
【0039】配列番号:5 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 GCTTCTTGGC TATCAGGTTG G 21
【0040】配列番号:6 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 ACCGAGACCG ATGTATATGC 20
【0041】配列番号:7 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 TGATTCAGAG CTCCATAGAG 20
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、正常ラットのCCK−A受容体遺伝子
のゲノム構造を示す。
【図2】図2は、糖尿病ラット(II型糖尿病ラット)の
CCK−A受容体遺伝子のゲノム構造を示す。
【図3】図3は、正常ラットのCCK−A受容体プリカ
ーサー遺伝子と比べた場合のII型糖尿病ラットのCCK
−A受容体プリカーサー遺伝子の欠失塩基配列部分を示
す図である。
【図4】図4は、ラット組織におけるCCK−A受容体
プリカーサー遺伝子の発現を示す電気泳動図である。M
(マーカー)は Hap II で消化した pUC19を示す。レー
ン1は正常ラットの膵臓を、2はII型糖尿病ラットの膵
臓を、3は正常ラットの脳を、そして4はII型糖尿病ラ
ットの脳を示す。
【図5】図5は、実施例3におけるノーザントランスフ
ァー分析による、胆石症患者の胆嚢におけるCCK−A
受容体遺伝子の発現を示す電気泳動図である。1は健常
人の胆嚢、2は胆石症患者Aの胆嚢、3は胆石症患者B
の胆嚢についての結果を示す。
【図6】図6は、実施例4におけるノーザントランスフ
ァー分析による、胆石症患者の胆嚢におけるCCK−A
受容体遺伝子の発現を示す電気泳動図である。1〜3は
健常人の胆嚢、4〜6は胆石症患者の胆嚢についての結
果を示す。
【図7】図7は、ヒトCCK−A受容体の全長cDNA
を示す図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 II型糖尿病患者のコレシストキニン(C
    CK)−A受容体遺伝子に存する欠失部位を用いたII型
    糖尿病の遺伝子診断方法。
  2. 【請求項2】 II型糖尿病が、胆石症または肥満を伴う
    II型糖尿病である請求項1記載の遺伝子診断方法。
  3. 【請求項3】 CCK−A受容体遺伝子に存する欠失部
    位が、配列表の配列番号:1に記載の正常なCCK−A
    受容体遺伝子のうち、配列表の配列番号:2に記載のエ
    キソン1または配列表の配列番号:3に記載のエキソン
    2を含む部分であることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の遺伝子診断方法。
  4. 【請求項4】 II型糖尿病患者の組織におけるCCK−
    A受容体遺伝子のmRNAの発現量を健常人のそれと比
    較することによるII型糖尿病の遺伝子診断方法。
  5. 【請求項5】 胆石症患者の組織におけるCCK−A受
    容体遺伝子のmRNA発現量が低下しているかまたは全
    く発現していないことを指標とする胆石症の遺伝子診断
    方法。
JP7353546A 1995-06-20 1995-12-29 Cck−a受容体遺伝子を用いる遺伝子診断方法 Pending JPH0965900A (ja)

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