JPH0967805A - 転圧ローラ - Google Patents

転圧ローラ

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Publication number
JPH0967805A
JPH0967805A JP22342495A JP22342495A JPH0967805A JP H0967805 A JPH0967805 A JP H0967805A JP 22342495 A JP22342495 A JP 22342495A JP 22342495 A JP22342495 A JP 22342495A JP H0967805 A JPH0967805 A JP H0967805A
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JP
Japan
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brake
output shaft
releasing
hydraulic
bolt member
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Application number
JP22342495A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Kurosawa
吉信 黒沢
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Sakai Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sakai Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0967805A publication Critical patent/JPH0967805A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上記ブレーキ装置の制動状態を、簡単な手段に
よって強制的に解除可能な構造を持つ転圧ローラを提供
することを目的としている。 【解決手段】油圧モータ12の出力軸15は車幅方向に
延びている。油圧モータ12の車幅方向両側には、一対
のアクスルハウジング20,21が固定されている。左
側のアクスルハウジング21内に湿式油圧多板ブレーキ
26が配置されている。このブレーキ26のピストン4
4は、板バネ45によって常に制動方向に押圧されてい
る。また、上記アクスルハウジング21及びモータハウ
ジング19に解除用ボルト穴47が開設されていて、ブ
レーキ26のシリンダ室43内に開口している。その解
除用ボルト穴47には、解除用ボルト部材48が螺合し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体圧モータの出
力軸に駆動輪が取り付けられる構造の転圧ローラに係
り、ブレーキ装置のブレーキ解除に特徴を有する転圧ロ
ーラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の転圧ローラとしては、例えば、図
7に示すようなものがある。この転圧ローラは、エンジ
ン50に油圧ポンプ51の回転軸が連結し、その油圧ポ
ンプ51は、上記エンジン50からの動力伝達によって
回転駆動されて作動油を吐出可能となっている。その油
圧ポンプ51の吸入口及び吐出口には、それぞれ供給配
管又は戻り配管を構成する各油圧配管52,53の一端
部が接続される。その各油圧配管52,53は、それぞ
れ車体前後方向後方に延設され、その他端部を油圧モー
タ54に接続している。その油圧モータの出力軸は、当
該油圧モータのハウジングから突出し、その突出部分
が、減速機55を介してディファレンシャルギヤ56に
連結されている。そのディファレンシャルギヤ56は、
上記油圧モータ54からの駆動トルクを、チェーン機構
57を介して、その下方に配置された後輪58(駆動
輪)の車軸に伝達可能となっている。
【0003】ここで、上記ハウジング内には、上記モー
タの出力軸を制動するブレーキ装置が設けられている。
このブレーキ装置は、湿式油圧多板ブレーキであって、
上記出力軸における上記突出部分側とは反対側の端部側
に設けられている。そのブレーキ装置の構成は、出力軸
にスプライン結合して当該出力軸と一緒に回転する複数
個のブレーキディスクと、各ブレーキディスクとそれぞ
れ出力軸の軸線方向で対向した状態で、モータハウジン
グに上記軸線方向へ移動可能にスプライン結合した複数
個のブレーキプレートと、ブレーキ解除用の油圧ポンプ
から供給される作動油圧によって出力軸の軸線方向に往
復移動可能に配置されて上記ブレーキプレートを対応す
るブレーキディスクに向けて押圧可能なピストンと、上
記ピストンを制動方向に常に押圧する板バネ部材と、を
備えている。
【0004】そして、上記ブレーキ装置においては、エ
ンジンが停止してブレーキ解除用の油圧ポンプも停止し
ているとき、つまり初期状態では、上記ピストンが上記
板バネ部材によって制動方向に常に押圧されて制動状態
となっている。そして、エンジンを始動させてブレーキ
解除用の油圧ポンプが回転することによって上記ピスト
ンに作動油圧が供給され、この作動油圧によって、当該
ピストンが上記板バネ部材に抗して制動解除方向に移動
することで、制動が解除されるようになっている。
【0005】これにより、上記転圧ローラは、非走行状
態においては、上記ブレーキ装置が板バネの作用によっ
て制動状態に設定されることで、転圧ローラの不測の移
動が防止されるようになっている。しかしながら、上記
のような転圧ローラにおいては、駆動装置として、油圧
モータの他、減速機55やチェーン機構57等の多数の
部品が必要である。このため、駆動構造が複雑であり且
つ各構成部品の組付けやメンテナンスが煩雑になる等の
問題がある。
【0006】そこで、このような不具合を解消するため
に、従来から、実開平6−49505号公報等に記載さ
れているような転圧ローラが提案されている。この転圧
ローラでは、車体フレームから垂下するブラケットに油
圧モータのハウジングを固定することで、油圧モータを
駆動輪間に配設する。このとき、上記油圧モータのハウ
ジングから出力軸が車幅方向へ突出するように配置し
て、その突出した出力軸部分を駆動車軸とし、当該出力
軸部分に駆動輪を取り付ける構造となっている。なお、
上記実開平6−49505号公報に記載されるタイプの
転圧ローラでは、一対の油圧モータを備え、その各油圧
モータの出力軸に対して左右の駆動輪を個々に取り付け
る構造となっている。
【0007】また、上記ハウジング内には、上記と同様
な湿式油圧多板ブレーキからなるブレーキ装置が設けら
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなタイプの転圧ローラにおけるブレーキ装置では、
安全のためにエンジンが始動してブレーキ解除用のポン
プが回転してピストンに作動油圧が供給されたときに始
めて制動が解除される構造となっているので、エンジン
が始動できなくなったり上記ピストンに作動油圧を供給
する油圧系統に故障が生じた場合に制動が掛かった状態
のままとなり、駆動輪は回転不能となる。従って、故障
が生じた上記転圧ローラを牽引する場合に、駆動輪を浮
かす必要が生じるが、相当の重量があるので大変であ
る。
【0009】このため、上記油圧モータの出力軸を減速
器55やディファレンシャルギヤ56等を介して後輪5
8の車軸に連結する従来のタイプの転圧ローラでは、次
のような、ブレーキ解除機構が設けられている。即ち、
上記モータハウジングに対して、上記出力軸と同軸又は
ほぼ同軸位置にブレーキ解除用の穴を開設している。こ
のブレーキ解除用の穴は、軸を上記出力軸と平行に向け
た状態で上記ブレーキ装置のピストン等に臨ませ、通常
状態では、プラグによって閉塞させている。
【0010】そして、上記ブレーキ装置の油圧系統に故
障が発生して、制動状態が解除不能となったら、上記プ
ラグを外し、ボルト解除用のボルトをそのブレーキ解除
用の穴に挿入した後、そのボルト解除用のボルトを軸方
向に移動させることで、ブレーキ装置のピストン等を軸
方向に移動させ、もって、一時的にブレーキ装置の制動
状態を解除可能としている。
【0011】しかしながら、このブレーキ解除機構で
は、ブレーキ解除のために車体カバーを外す等の作業が
必要であると共に、車体フレーム内の狭い空間での作業
となり作業性が悪いという問題がある。さらに、予めブ
レーキ解除用の穴にブレーキ解除用のボルトが設置され
ていないので、一旦、プラグを外してからブレーキ解除
用のボルトを取り付ける作業も必要である。
【0012】また、上記実開平6−49505号公報等
に記載されているような転圧ローラでは、上記ブレーキ
解除用の穴が出力軸と同軸又はほぼ同軸に配置されてい
るために、上記ブレーキ解除のための作業が狭い空間で
の作業となり作業性が悪いという問題がある。更に、油
圧モータの出力軸の両端部を共にモータハウジングから
突出させるように構成した転圧ローラの場合には、上記
出力軸近傍に対して上記構成のブレーキ解除機構を配設
しにくいという問題もある。
【0013】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、上記ブレーキ装置の制動状態を、簡単
な手段によってしかも簡単に解除可能なブレーキ解除機
構を備えた転圧ローラを提供することを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載された転圧ローラは、
流体圧モータの出力軸を駆動軸として該出力軸に駆動輪
を取り付ける構造の転圧ローラであって、上記出力軸と
共に回転可能なブレーキディスクと、出力軸の軸線方向
で上記ブレーキディスクに対向するブレーキプレート
と、上記軸線方向に往復移動可能に配置されて作動流体
圧に応じ相対的に上記ブレーキプレートを上記ブレーキ
ディスクに向けて押圧可能な押圧部材と、上記ブレーキ
プレートが上記ブレーキディスクに相対的に押圧される
方向へ常に上記押圧部材を付勢するバネ部材と、を備え
るブレーキ装置を有した転圧ローラにおいて、軸を非回
転部材に螺合すると共に、先端部が、上記出力軸の軸線
方向のうち上記バネ部材による付勢方向とは反対方向か
ら上記押圧部材に対向する解除用ボルト部材を備え、そ
の解除用ボルト部材は、上記出力軸よりも車体前後方向
後側に配置されることを特徴としている。
【0015】この請求項1に記載された転圧ローラの作
用について、次に説明する。この転圧ローラにおいて
は、解除用ボルト部材が、アクスルハウジング等の非回
転部材に螺合しているので、その解除用ボルト部材を締
め込むように軸回転させると、当該解除用ボルト部材
は、非回転部材に反力をとって出力軸の軸線方向、つま
り押圧部材の往復移動可能な方向に前進する。
【0016】そして、上記のように解除用ボルト部材を
締め込むことで前進させ、その先端部を対向する押圧部
材に当接させる。この状態よりさらに、解除用ボルト部
材を前進するように軸回転させると、当該解除用ボルト
部材は、非回転部材に反力をとりながら、バネ部材の付
勢力に抗して当該押圧部材を出力軸の軸線方向に押圧す
る。
【0017】これによって、押圧部材は、バネ部材の付
勢力に抗して、上記ブレーキプレートと上記ブレーキデ
ィスクとが相対的に離隔する方向、つまり制動解除方向
へ強制的に移動する。ここで、本発明の転圧ローラは、
流体圧モータの出力軸を駆動軸として当該出力軸に駆動
輪を取り付ける構造であるために、一般に、上記流体圧
モータは、車体下部の露出した位置、又はアクスルハウ
ジング内に配置されている。このため、上記アクスルハ
ウジング等の非回転部材に螺合する解除用ボルト部材の
頭部を、容易に車外に露出した状態に設定できる。この
結果、車体カバー等を外すなどの作業を行うことなく、
上記解除用ボルト部材の操作が容易に実施可能となる。
【0018】しかも、上記解除用ボルト部材は、出力軸
よりも車体前後方向後側に配置されているので、駆動輪
に邪魔されることなく、開放された広い空間で制動解除
作業を行うことができる。次に、請求項2に記載した発
明は、上記請求項1に記載された構成に対して、上記解
除用ボルト部材は、常時、上記非回転部材に螺合してい
ることを特徴としている。
【0019】この請求項2に記載した発明では、解除用
ボルト部材が、予め、非回転部材に螺合した状態となっ
ているので、従来のような解除用のボルト部材等の取り
付け作業が不要となり、当該解除用ボルト部材を廻すだ
けで制動解除が行われる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。本実施の形態では、転圧ローラとしてキ
ャビン付きタイヤローラを一例として説明する。まず全
体構成について説明すると、図1に示すように、キャビ
ン付きタイヤローラは、車体の後部上側にキャビン(運
転者室)1が設けられている。また、車体の前部には、
3本のタイヤ案内輪2(前輪)が車幅方向に等間隔で配
置されると共に、車体の後部には、左右各2輪づつ4本
の駆動輪3(後輪)が配置されている。
【0021】上記キャビン1内には、運転席4、ステア
リングホィール5の他、図示しない計器類、ブレーキペ
ダル及び駐車ブレーキレバー等の各種操作レバーが配設
されている。また、上記3本の案内輪2のうち中央に位
置する案内輪2は、水平配置された四角形状のフレーム
6に囲まれ、そのフレーム6に、案内輪2の車軸が回転
自在に支持されている。また、上記フレーム6は、上側
からヨーク7によって支持されている。そのヨーク7
は、案内輪2を上側から跨ぐように配置されると共に、
上端部が、上下軸周りに旋回可能に旋回軸受8を介して
車体のフロントフレーム9に支持されている。
【0022】そして、上記ヨーク7から車幅方向に延在
する操舵アーム7aにステアリングホィール5が連結し
ていて、そのステアリングホィール5の操作に応じて、
操舵用シリンダ8が作動することで、案内輪2が転舵す
るようになっている。また、キャビン1前方の下部位置
には、エンジン10が配置されている。そのエンジン1
0は、図示しないクランク軸を車幅方向に向けて所謂横
置きに配置されることで、車両の重量分布が前方に偏ら
ないようにして車両の前後の重量バランスを確保してい
る。
【0023】また、エンジン10の車幅方向の一端部
(左端部)には、油圧ポンプ11が取り付けられてい
る。油圧ポンプ11は、エンジン10からの動力伝達に
よって回転駆動されて、作動油を後述の油圧モータ12
に供給するものである。その油圧ポンプ11の流入口に
は戻り配管13が接続され、吐出口には供給配管14が
接続されている。その両配管13,14は、それぞれ車
体前後方向後方に延設され、その各端部は、それぞれ油
圧モータ12の吐出口及び流入口に接続されている。
【0024】上記油圧モータ12は、図2及び図3に示
すように、多行程型ラジアルピストンモータである。こ
の多行程型ラジアルピストンモータは、薄型でかつ低速
高トルクを発生する公知の油圧モータ12である。その
油圧モータ12の構成は、上記図2及び図3に示すよう
に、中央部に配置された出力軸15の外周に対して同軸
にシリンダブロック16が固定されている。そのシリン
ダブロック16は、薄型の円柱形状をしていて、その外
周面には、その周方向に沿って複数(本実施の形態では
8個)のシリンダ孔17が等間隔に形成されている。上
記シリンダ孔17は、出力軸15を中心に放射状に配置
されていて、各シリンダ孔17内には、それぞれ進退可
能にピストン18が挿入されている。その各ピストン1
8の先端部にはローラ18aが回転自在に設けられてい
る。そして、各ピストン18は、そのローラ18aを介
して、外周に配置されたカムリング19のカム面19a
に当接している。上記カムリングは、モータのハウンジ
ングを兼ねている。
【0025】また、上記各シリンダ孔17には、後述す
るアクスルハウジング20内に形成された通路22を介
して作動油が供給可能となっている。図2中、23は、
その油圧ポートである。そして、各シリンダ孔17内に
作動油が流入することにより、ピストン18は、シリン
ダ孔17内を往復移動し、その移動時にローラ18aが
カム面19aを押しつける反力によって、シリンダブロ
ック16が回転し、そのシリンダブロック16と一体的
になっている出力軸15が回転するようになっている。
【0026】上記構成を有する油圧モータ12の出力軸
15は、車幅方向両側に延びるように配置されて、駆動
車軸を構成している。また、上記油圧モータ12の車幅
方向両側には、図2に示すように、当該油圧モータ12
を挟み込むようにして一対のアクスルハウジング20,
21が配置されている。その左右のアクスルハウジング
20,21は、図2及び、車幅方向右側からみた図4に
示すように、それぞれ上記油圧モータ12のハウジング
19にボルト止めされることで、上記モータハウジング
19と一体的になっている。また、各アクスルハウジン
グ20,21は、上記出力軸15の外周に同軸に配置さ
れると共に、軸受24を介して上記出力軸15を回転自
在に支持している。
【0027】そして、上記右側のアクスルハウジング2
0には、油圧モータ12のための油圧ポート23が設け
られていて、その油圧ポート23は、当該アクスルハウ
ジング20内に形成された通路22を介して上記油圧モ
ータ12のシリンダ孔17に連通している。また、左側
のアクスルハウジング21内には、出力軸15と同軸に
湿式油圧多板ブレーキ26が配置されている。この湿式
油圧多板ブレーキ26は、図2に示すように、複数枚の
ブレーキディスク41及びブレーキプレート42と、シ
リンダ室43と、ピストン44と、板バネ45と、を主
な構成としている。
【0028】上記複数個のブレーキディスク41は、出
力軸15の軸線方向に等間隔に並んだ状態で該出力軸1
5の外周面にスプライン結合して、上記出力軸15と一
緒に回転するようになっている。その複数のブレーキデ
ィスク41間に外周から遊挿するようにして、各ブレー
キプレート42が配置され、当該各ブレーキプレート4
2は、出力軸15の軸線方向で対応する各ブレーキディ
スク41とそれぞれ対向している。その複数のブレーキ
プレート42は、アクスルハウジング21に対して、出
力軸15の軸線方向に移動可能にスプライン結合してい
る。
【0029】また、上記ブレーキプレート42よりも外
周位置のアクスルハウジング21内には、縦断面リング
状のシリンダ室43が形成され、そのシリンダ室43
は、車幅方向左側に延びて左側で開口している。そのシ
リンダ室43には、押圧部材を構成するピストン44が
挿入されていて、当該ピストン44は、上記シリンダ室
43内に供給される作動油圧に応じて車幅方向に往復移
動可能となっている。また、このピストン44は、上記
ブレーキプレート42に左側から当接可能となってい
て、車幅方向右方向に移動することで各ブレーキプレー
ト42を対応するブレーキディスク41に押しつけるよ
うになっている。そのピストン44の車幅方向左側には
板バネ45が配設され、その板バネ45は、上記ピスト
ン44を常に、車幅方向右方向に、つまり制動方向に押
圧している。
【0030】また、上記シリンダ室43は、アクスルハ
ウジング21に形成した油圧ポート46を介して油圧が
供給可能となっていて、図示ないブレーキレバーを操作
することで、上記シリンダ室43に油圧が供給可能とな
っている。また、非回転部材である上記アクスルハウジ
ング21及びモータハウジング19には、上記出力軸1
5よりも車体前後方向後側位置において、両ハウジング
21,19を同軸に貫通する解除用ボルト穴47が、上
部位置と下部位置に形成されている。その解除用ボルト
穴47は、軸を出力軸15の軸線と平行な方向に向けて
開設されていて、車幅方向右側の開口部分は、上記シリ
ンダ室43内に開口している。
【0031】その一対の解除用ボルト穴47には、図2
及び図4に示すように、それぞれ右側から解除用ボルト
部材48が螺合している。各解除用ボルト部材48は、
図2に示すように、ピン部材48cとボルト部材本体4
8dとから構成され、そのピン部材48cとボルト部材
本体48dとが同軸に上記解除用ボルト穴47内に配置
されている。そして、ピン部材48cの先端部48aが
シリンダ室43内に面しており、その先端部48aは、
通常状態では、上記シリンダ室43内に突出しないよう
に設定されている。これによって、上記先端部48a
は、所定間隔をあけて上記ピストン44に対向すること
になる。また、上記ボルト部材本体48dの頭部48b
は、露出した状態となっている。
【0032】ここで、上記のように、解除用ボルト部材
48を、ピン部材48cとボルト部材本体48dとから
構成することで、各解除用ボルト穴47に螺合するボウ
ト部材48dの軸を短く設定している。勿論、上記解除
用ボルト部材48を軸の長い一本のボルト部材から構成
しても構わない。また、上記アクスルハウジング20,
21の外周部には、車幅方向に互いに離れて形成された
一対の取付けフランジ27が、上部位置及び下部位置に
それぞれ設けられている。その取付けフランジ27は、
厚さ方向を車体前後方向に向けていると共に、その中央
部にボルト穴が開設されている。そして、上記アクスル
ハウジング20,21は、その取付けフランジ27を介
して車体フレーム29に設けられたブラケット28に取
り付けられている。
【0033】上記ブラケット28は、車幅方向で対向す
る一対の取付けプレート28aから構成され、図5に示
すように、その一対の取付けプレート28aは、車体フ
レーム29の車幅方向中央部から垂下している。その一
対の取付けプレート28aは、車幅方向に延びる複数の
補強リブ37で連結されることで補強されている。その
各取付けプレート28aの車体方向後側の端面には、ア
クスルハウジング20,21の周方向の半分の形状に対
応する略半円形状の切欠き部28bが上下方向に形成さ
れている。各取付けプレート28aにおける上記切欠き
部28bの上端部及び下端部同士間には、当接部を構成
する四角柱形状の取付けブロック30がそれぞれ横架さ
れている。その取付けブロック30の上記取付けフラン
ジ27と当接可能な位置には、ボルト孔30aが車体前
後方向に軸を向けて開設されている。
【0034】そして、アクスルハウジング20,21を
上記切欠き部28bに係合した状態で、上端部及び下端
部に設けられた各取付けフランジ27を、上記取付けブ
ロック30に車体前後方向から当接してボルト31で固
定する。このとき、上記ボルト31の軸は、車体前後方
向に向くため、上記ボルト31による取付け・取り外し
作業の際に、左右に駆動輪3があっても当該駆動輪3は
邪魔にならない。この結果、アクスルハウジング20,
21及び上記油圧モータ12は、簡単に車体フレーム2
9に取り付けられる。
【0035】なお、図中、32は車体後部に配置された
タンクを示している。また、上記油圧モータ12の出力
軸15は、車幅方向両側にそれぞれ延設され、その先端
部15a,15bは駆動車軸を構成している。その出力
軸15の左右の先端部15a,15bには、図6に示す
ように、それぞれ、2輪で一組をなす駆動輪3のハブ3
3が固定され、その各ハブ33にハブナット34を介し
て2個のディスクホイール35がそれぞれ取り付けられ
ている。これによって、各出力軸15の先端部15a,
15bには、それぞれ2個の駆動輪3が取り付けられる
ことになる。
【0036】次に、上記構成のタイヤローラの駆動等に
ついて説明する。上記のようなタイヤローラでは、作業
員がなんら操作を行わない初期状態では、即ち、エンジ
ンを始動していない状態では、ブレーキ解除用油圧ポン
プも停止して作動油圧は発生しないので、上記アクスル
ハウジング21内に設けたブレーキ装置26は、板バネ
45の付勢力によって、ピストン44が車幅方向右側に
移動した状態であり、これによって、各ブレーキプレー
ト42が対応するブレーキディスク41にそれぞれ押圧
されて、制動が掛かった状態となっている。このため、
タイヤローラには不測の移動が生じることはない。
【0037】そして、上記タイヤローラを走行させると
きには、まず、エンジンを始動させる。すると、図示し
ないブレーキ解除用油圧ポンプを含む油圧系から上記シ
リンダ室43内に作動油圧が供給され、その作動油圧
で、ピストン44は、板バネ45に抗して車幅方向左
側、つまり制動解除方向に移動し、各ブレーキプレート
42とブレーキディスク41との間に発生していた押圧
力が解除される。
【0038】上記操作を行った後に、アクセルペダルや
前後切換え装置等を操作することで、油圧ポンプ11か
ら配管13を介して油圧モータ12に作動油が供給され
て、当該油圧モータ12は回転駆動され、出力軸15、
つまり駆動輪3は正回転又は逆回転し、もって、タイヤ
ローラは前進又は後進する。また、なんらかの理由で、
エンジンが停止したり上記ブレーキ装置26に油圧を供
給する油圧系が故障すると、上記シリンダ室43内に作
動油が供給不能となる。この状態では、板バネ45の作
用によって、上記ブレーキ装置26は制動状態のままと
なり、駆動輪3は回転不能の所謂ロック状態となる。
【0039】このとき、本実施の形態では、上記ブレー
キ装置26の制動状態を強制的に解除するために、一対
の各解除用ボルト部材48のボルト部材本体48dをそ
れぞれ締め込む。上記のようにボルト部材本体48dを
締め込むように軸回転させると、当該ボルト部材本体4
8dは、アクスルハウジング20,21及びモータハウ
ジング12に反力をとって、ピストン44に向けて前進
し、各解除用ボルト部材48のピン部材48cも、ボル
ト部材本体48dに押されてピストン44に向けて前進
し、板バネ45による押圧方向とは反対側(車幅方向右
側)から当該ピストン44に当接する。
【0040】さらに、上記解除用ボルト部材48のボル
ト部材本体48dを締め込んで前進させると、当該解除
用ボルト部材48は、アクスルハウジング20,21及
びモータハウジング12に反力をとりながら、板バネ4
5の押圧力に抗して上記ピストン44を車幅方向左側に
押圧する。これによって、ピストン44は、板バネ45
に抗して、上記ブレーキプレート42と上記ブレーキデ
ィスク41とが離隔される車幅方向左方向へ強制的に移
動して、制動状態が解除される。
【0041】上記のようにブレーキを強制的に解除する
ことで、タイヤローラは、駆動輪3を浮かすことなく、
牽引によって移動可能となる。このように、本実施の形
態では、解除用ボルト部材48を締め込むという簡単な
操作によって、ブレーキを強制的に解除することができ
る。このため、故障したタイヤローラの移動作業が容易
となる。
【0042】特に、上記解除用ボルト部材48の頭部4
8bは、アクスルハウジング20から露出した状態であ
るので、車体カバーを外すなどの作業を行うことなく、
容易に操作することができる。しかも、車体後方側に上
記解除用ボルト部材48が配設されているので、後輪3
等が邪魔になることなく比較的広い空間で上記制動解除
作業を行うことができる。更に、本実施の形態では、予
め、解除用ボルト部材48が解除用ボルト穴47に取り
付けられているので、従来のような解除用ボルト部材4
8の取り付け作業をすることなく、当該解除用ボルト部
材48を廻すだけで制動が解除され、さらに作業性が向
上する。
【0043】なお、上記実施の形態では、油圧モータ1
2として多行程型ラジアルピストンモータを採用してい
るが、必ずしもこれに限定されるものではなく、他の公
知の油圧モータ12を採用してもよい。また、上記ブレ
ーキ26としては、湿式多板ブレーキに限定されるもの
ではなく、単板ディスクブレーキ等、他の公知のブレー
キ装置を採用してもよい。
【0044】また、本実施の形態では、一個の油圧モー
タによって左右の駆動輪3を駆動させる構造の転圧ロー
ラで説明しているが、これに限定されるものではなく、
従来のように、一対の油圧モータを装備し、左右の駆動
輪を個々の油圧モータの出力軸に取り付ける構造の転圧
ローラに採用してもよい。この場合には、各油圧モータ
対応に上記ブレーキ装置が存在するので、各ブレーキ装
置対応に上記解除用ボルト部材を設ける。
【0045】また、上記実施の形態では、一対の解除用
ボルト部材48を設けた例で説明したが、解除用ボルト
部材は、一本だけ装備しても良いし、3本以上装備させ
てもよい。また、上記解除用ボルト穴47は、軸を出力
軸15の軸線と平行な方向に向けて開設されているが、
必ずしも平行である必要はなく、傾いていてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の転圧
ローラでは、エンジンが始動できない状態とか油圧系統
の故障によりブレーキ装置が制動状態のままとなった場
合に、車体カバーを取り外す等の作業を行うことなく、
車体の外部から解除用ボルト部材を締め込むという簡単
な操作によってブレーキ装置の制動状態が強制的に解除
でき、しかも、その解除作業が極めて容易に行うことが
できるという効果がある。
【0047】このとき、請求項2に記載した発明を採用
すると、予め取り付けられている解除用ボルトを廻すだ
けで、ブレーキ装置の制動状態が容易に解除でき、さら
に操作性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態のキャビン付きタイヤ
ローラを示す側面図である。
【図2】本発明に係る実施の形態の油圧モータ、アクス
ルハウジング、及びブレーキ装置の関係を示す断面図で
ある。
【図3】本発明に係る実施の形態の油圧モータとしての
多行程型ラジアルピストンモータを示す断面図である。
【図4】本発明に係る実施の形態の出力軸の軸方向から
みた油圧モータのハウジングとアクスルハウジングとの
結合を示す図である。
【図5】本発明に係る実施の形態のアクスルハウジング
の車体フレームへの取付けを示す側面図である。
【図6】本発明に係る実施の形態の出力軸への駆動輪の
取付け状態を示す図である。
【図7】従来の転圧ローラを示す図である。
【符号の説明】
3 駆動輪(後輪) 11 油圧ポンプ 12 油圧モータ 15 出力軸 19 モータのハウジング 20,21 アクスルハウジング 26 湿式油圧多板ブレーキ 41 ブレーキディスク 42 ブレーキプレート 43 シリンダ室 44 ピストン(押圧部材) 45 板バネ(バネ部材) 47 解除用ボルト穴 48 解除用ボルト部材 48c ピン部材 48d ボルト部材本体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体圧モータの出力軸を駆動軸として該
    出力軸に駆動輪を取り付ける構造の転圧ローラであっ
    て、上記出力軸と共に回転可能なブレーキディスクと、
    出力軸の軸線方向で上記ブレーキディスクに対向するブ
    レーキプレートと、上記軸線方向に往復移動可能に配置
    されて作動流体圧に応じ相対的に上記ブレーキプレート
    を上記ブレーキディスクに向けて押圧可能な押圧部材
    と、上記ブレーキプレートが上記ブレーキディスクに相
    対的に押圧される方向へ常に上記押圧部材を付勢するバ
    ネ部材と、を備えるブレーキ装置を有した転圧ローラに
    おいて、 軸を非回転部材に螺合すると共に、先端部が、上記出力
    軸の軸線方向のうち上記バネ部材による付勢方向とは反
    対方向から上記押圧部材に対向する解除用ボルト部材を
    備え、その解除用ボルト部材は、上記出力軸よりも車体
    前後方向後側に配置されることを特徴とする転圧ロー
    ラ。
  2. 【請求項2】 上記解除用ボルト部材は、常時、上記非
    回転部材に螺合していることを特徴とする請求項1に記
    載された転圧ローラ。
JP22342495A 1995-08-31 1995-08-31 転圧ローラ Pending JPH0967805A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002309510A (ja) * 2001-04-16 2002-10-23 Howa Mach Ltd タイヤローラの転圧タイヤ支持駆動構造
CN100348874C (zh) * 2005-10-28 2007-11-14 周伟 径向摆缸柱塞式液压马达

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