JPH0968875A - クリーニングブレードを有する画像形成装置 - Google Patents

クリーニングブレードを有する画像形成装置

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JPH0968875A
JPH0968875A JP7248779A JP24877995A JPH0968875A JP H0968875 A JPH0968875 A JP H0968875A JP 7248779 A JP7248779 A JP 7248779A JP 24877995 A JP24877995 A JP 24877995A JP H0968875 A JPH0968875 A JP H0968875A
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transfer sheet
roller
cleaning blade
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JP7248779A
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English (en)
Inventor
Shinji Yamane
信司 山根
Koji Murase
幸司 村瀬
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、中間転写シート及びクリーニ
ングブレードを破損することがなく、残留トナーのかき
落としを行うことができる画像形成装置を提供するこ
と。 【解決手段】 クリーニングブレード63の接触端部6
3aは中間転写ドラム11の回転中心から放射状に放出
する中心線80上に位置するバックアップローラ58D
の中間転写シート26と接触する位置81より寸法Rだ
け上流側の82Aの位置で中間転写シート26と接触し
ている。接触位置81より上流側に接触位置82Aをお
くと、保持具62の反時計方向の付勢力はバックアップ
ローラ58Dの回転中心58Daに吸収され、中間転写
シート26の軌跡26Aは変化せず角度θ3は変化せ
ず、安定して中間転写シートを駆動することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、特
に、感光ドラムから中間転写体に転写された画像を記録
媒体に転写した後に、中間転写体上のトナーを削り落と
すクリーニングブレードを有する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、シート状中間転写体に転写さ
れた画像を記録媒体に転写した後に、中間転写体上のト
ナーを削り落とすクリーニングブレードを有する画像形
成装置は、特開平5ー6128号、特開平5ー3073
42号公報等によって知られている。
【0003】これらは、ともに中間転写シートの裏面か
らバックアップローラ等に中間転写シートを保持する一
方で、該バックアップローラに対抗してクリーニングブ
レードを中間転写シート表面に押圧接触させ、残留トナ
ーをかき落とすものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の技術によると、バックアップローラとク
リーニングブレードとの位置関係により、中間転写シー
トにクリーニングブレード接触端が食い込み、装置の駆
動に過大な負荷がかかり、モータ回転数の変動等により
画像ズレが生じたり、ブレードめくれが生じたり、装置
を破損してしまう恐れに関しては何等問題としていな
い。
【0005】いま、この問題を図11(a)によって説
明する。同図において、中間転写シート26Aは図支し
ない機構において、図上時計方向に回動し、バックアッ
プローラ58Dは中間転写シート26Aの回動につれて
矢印方向に回転可能に配置されている。クリーニングブ
レード63は保持具62に固着され、該保持具62は矢
印方向に付勢されている。クリーニングブレード63の
接触端部63aは中間転写ドラム11の回転中心から放
射状に放出する中心線80上に位置するバックアップロ
ーラ58Dの中間転写シート26と接触する位置81よ
り下流側の82Bの位置で中間転写シート26と接触し
ている。
【0006】今、図11の(a)のごとくバックアップ
ローラ58Dの中間転写シート26と接触する位置81
より下流側でクリーニングブレード63の端部63aが
中間転写シート26に接触すると、補助具62には反時
計方向の回転力が付与されていているとともに、バック
アップローラ58Dは矢印方向に回転しているので、始
め26Aの軌跡を有していた中間転写シート26は接触
位置82Bの摩擦力により26Bの軌跡となり、中間転
写シート26とクリーニングブレード63の圧接角が角
度θ1からθ2に変化し、クリーニングブレード63の
圧接力が増大し、画像ズレが生じたり、ブレードめくれ
が生じたり、中間転写シート26及びクリーニングブレ
ード63を破損する結果となる。
【0007】したがって、クリーニングブレード63の
先端63aは、下流側とならない位置81に当接させる
ことが必要である。しかしながら、部材の製造誤差、組
立誤差、または当初は正規の位置に配置されても、経年
変化などにより、クリーニングブレード先端と中間転写
シート26との接触位置が下流側に位置してしまうとい
う問題がある。上述の事情に鑑み、本発明の目的は、簡
単な構成で、中間転写シート及びクリーニングブレード
を破損することがなく、残留トナーのかき落としを行う
ことができる画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、方形状に成形
されたシートをドラム状に包囲してなり、表面に画像が
転写される中間転写シートの表面に接離可能に配置され
たクリーニングブレードを有する画像形成装置におい
て、前記中間転写シートの裏面にバックアップローラを
設け、該バックアップローラと前記中間転写シートとの
接触ニップ部の中心位置より、前記中間転写シートの回
動方向の上流側で、前記中間転写シート表面と圧接する
ように前記クリーニングブレードを配置して構成した。
【0009】このように構成したので、中間転写シート
にクリーニングブレード接触端が食い込み、装置の駆動
に過大な負荷がかかり、画像ズレが生じたり、ブレード
めくれが生じたり、装置を破損してしまう恐れはなく、
部材の製造誤差、組立誤差、または当初は正規の位置に
配置されても、経年変化などにより、クリーニングブレ
ード先端と中間転写シートとの接触位置が下流側に位置
してしまうということはない。
【0010】また、断面方形状に形成された前記クリー
ニングブレードの前記中間転写シート面側の長辺及び短
辺とが交わる稜線で構成されるトナー削り端が、前記中
間転写シートの表面と接触する接触点での中間転写シー
トの接線と前記長辺とが形成する圧接角を鋭角に構成す
ると好ましい。そして、前記圧接角は、16゜〜26゜
に構成するとさらに好ましい。図11(b)における角
度θ3を鋭角、すなわち直角より小さい角度に設定して
いるので、中間転写シートとトナー削り端との接触が良
好となり、中間転写シート26Aの位置82Aと接触す
る先端部63aの隅の角度δは特別の加工をしなくて
も、断面方形状のウレタンシートをプレス切断するだけ
で成形することができ、経済的である。
【0011】また、前記クリーニングブレードは軸芯を
介して前記中間転写シート表面に押圧付勢され、前記軸
芯は、断面方形状に形成された前記クリーニングブレー
ドの前記中間転写シート面側の長辺及び短辺とが交わる
稜線で構成されるトナー削り端が、前記中間転写シート
の表面と接触する接触点での前記中間転写シートの接線
の反バックアップローラ側であって、前記バックアップ
ローラと前記中間転写シートとの接触ニップ部中心位置
と前記バックアップローラ軸とを結ぶ線上より下流側に
位置するように構成すると好ましい。
【0012】このように構成しているので、図11
(b)において、前記軸芯73は、断面方形状に形成さ
れた前記クリーニングブレード63の前記中間転写シー
ト26A面側の長辺63b及び短辺63cとが交わる稜
線で構成されるトナー削り端63d(図8)が、前記中
間転写シート26Aの表面と接触する接触点82Aを通
る接線84の左手側であって、前記バックアップローラ
58Dと前記中間転写シート26Aとの接触位置81と
前記バックアップローラ軸58Daとを結ぶ線上より下
流側に位置する。
【0013】そのために、端部63aがうける中間転写
シート26Aによる応力は軸芯73を中心として反時計
方向に加わり、残留トナーのそぎ落としを良好に行わせ
る結果となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発
明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例
にすぎない。
【0015】図1は、本発明が適用される画像形成装置
の外観図、図2は、中間転写ドラムとその周辺の機構を
示す概略図、図3は、図2のA−A断面図、図4は、図
3のB−B方向から見た図、図5は、中間転写ドラム内
に配設したローラの構成図、図6は、中間転写ドラム内
に配設したローラの作動図、図7は、クリーナー部及び
記録紙転写部の機構図、図8は、クリーナー部の斜視
図、図9、記録紙転写部の斜視図、図10は、クリーナ
ー部の部分拡大図、図11は、クリーナー部の作用説明
図である。
【0016】本発明の実施例に係る画像形成装置は、図
1に示すように、図示しない光源からの光線をポリゴン
ミラー2、レンズ系3、等で構成される光走査系1によ
りミラー4,5,6及び7、8を介して、感光ドラム9
A及び9Bに静電潜像が形成される。そして、感光ドラ
ム9Aには、黒色トナーの現像器10A、及びマゼンタ
色トナーの現像器10Bが付設され、感光ドラム9Bに
は、シアン色トナーの現像器10C、イエロー色トナー
の現像器10Dが付設されている。
【0017】感光ドラム9A,9Bの表面は、中間転写
シート26に接触し、該中間転写シート26は体積抵抗
率が1010〜1014Ωcmの中抵抗領域にある抵抗体で
あり、厚さ150μm程度のポリカーボネイト、ポリイ
ミド、ポリエーテルエーテルケトン等で成形されてい
る。
【0018】感光ドラム9A,9Bは、該ドラムが1回
転ごとに前記現像器から順次一色ずつ現像され、中間転
写シート26にクーロン力により転写される。一色の転
写が終わると、感光ドラムは図示しないクリーナー機構
でトナーを取り除いた後に、他の色が感光ドラムに現像
される。具体的には、感光ドラム9Aから中間転写シー
ト26に黒色が転写され、その後感光ドラム9Bの位置
に回転した中間転写シート26は、感光ドラム9Bから
シアン色を転写される。
【0019】感光ドラム9Aは中間転写シート26に黒
色を転写後は残留トナーをクリーナーで取り除き、マゼ
ンタ色を現像し、該マゼンタ色を中間転写シート26に
転写する。同じように、感光ドラム9Bにおいてもシア
ン色を転写後は、残留トナーをクリーナーで取り除き、
イエロー色を現像して、転写が行われる。
【0020】4色のトナーが中間転写シート26に転写
されると、用紙カセット14に収納されている用紙がロ
ーラ15等によって通路16、17を通って、中間転写
シート26と第2転写ローラ19間に搬送され、該用紙
に各画像を形成するトナーが転写され、転写された用紙
は搬送装置20に排出され、搬送ベルト21により、定
着部22に搬送される。定着部22においては、定着ロ
ーラ23及び加圧ローラ24により定着され、ローラ2
5によって外部に排出される。
【0021】次に、中間転写シート26により形成され
る中間転写ドラム11及びその内部構成を説明する。図
2は、中間転写ドラムとその周囲の機構を示す概略図で
ある。同図において、円筒状に形成される中間転写ドラ
ム11は、外周部を包囲して、感光ドラム9A及び9B
と接触する中間転写シート26が、その端部を支持体3
6に固着される。
【0022】その状態を、図3及び図4を用いて説明す
る。図3は、図2のA−A断面図、図4は、図3のB−
B方向から見た図である。図3に示すように、円筒状に
形成される中間転写ドラム11は、円筒状の両端部にフ
ランジ29を備え、このフランジ29の中央部には開口
孔29bが開設され、該開口孔29bには軸頭28の基
部28bがフランジ29を回動可能に嵌合され、鍔部2
8cのビス31によりフランジ29の上下方向の位置を
規制している。
【0023】軸頭28の中心には孔28dが開設され、
該孔28dには中間転写体軸27の両端部に設けられた
小径端部27aが嵌合し、ビス30により固着される。
フランジ29の外周部には歯車29aが削設され、該歯
車29aは駆動源12(図1)に連結するギア44(図
2、図4)と噛合する。軸頭28は図示しない装置の基
板部に固着され、フランジ29は軸頭28を軸として、
駆動源12からの駆動力を受けて回転可能に構成され
る。
【0024】図3及び図4において、フランジ29に
は、歯車29aの近傍に凹陥部29cが設けられ、該凹
陥部29cには支持体36がビス32によって固着さ
れ、両フランジ間は、この支持体36によって一体化さ
れる。長方形状に形成された中間転写シート26は、そ
の端部に両面テープ78により押さえ板37を貼着し、
支持体36に該押さえ板37をビス32で固着すること
により、取り付ける。
【0025】一方、中間転写ドラム11の内部には、図
2に示すように、ゴムローラで構成されたバックアップ
補助ローラ57A,57B、鉄性のローラで構成された
バックアップローラ58A〜58D、導電性ゴムローラ
で構成された第1転写ローラ59A,59B等が、軸5
3A〜53Hにより中間転写シート26に所定押圧力で
付勢されて設けられている。
【0026】バックアップ補助ローラ57A,57Bを
取り付けた軸53A,53D、バックアップローラ58
Cを取付た軸53G、及びバックアップローラ58Dを
取り付けた軸53Hは中間転写体11の回転中心11a
から外方に放射する放射状軸として構成され、軸53A
の近傍に該軸53Aと平行に設けた第1転写ローラ59
Aを取り付けた軸53B及び、軸53Dの近傍に該軸5
3Dと平行に設けた第1転写ローラ59Bを取り付けた
軸53E、バックアップローラ58A,58Bを取り付
けた軸53C,53F等は中間転写ドラム11の回転中
心11aから右方に離れた位置から外方に向かう非放射
状軸として構成される。
【0027】これらの放射状軸及び非放射状軸等の軸5
3は、図3に示すように、中間転写軸27にビス51で
固着された軸支持体52に植設され、頭部53aにはゴ
ム等の弾性部材で成形されたダンパ55が貼着され、軸
53には2軸軸受56の軸孔56bが摺動可能に嵌合
し、該2軸軸受56は軸53に巻回されたコイルバネ5
4により、図3上左方向に付勢され、ダンパ55が2軸
軸受に当接した位置でローラ57Aが中間転写シート2
6に所定押圧力で押圧するように構成される。
【0028】これらの、軸53、コイルバネ54、ダン
パ55、及びローラ57が中間転写シート26に所定押
圧力で押圧する構成は、バックアップ補助ローラ57B
においても同様であり、また、その他のローラ58A〜
58D、第1転写ローラ59A,59Bにおいても中間
転写シート26に押圧する所定押圧力の違いはあって
も、他の構成は同じである。
【0029】さて、ここで、再度図2に戻り、中間転写
ドラム11の内部には、カム35が支持体36に設けら
れている。このカム35は中間転写ドラム11が時計方
向に回転するとき、各ローラを中間転写シート26から
離間して、支持体36にローラが接触しないように押し
下げる働きをなすものである。このカム35は図4に示
すように、支持体36の端部近傍に1個ずつ設けられ、
図3に示すように2軸軸受56の軸孔56aと嵌合する
小径の軸部57Aaとローラ最外径部との間にある軸部
57Aaより大径の段部57Abに当接して、ローラの
中間転写シート26と非接触の状態にローラを押し下げ
る。
【0030】各ローラとカム35及び2軸軸受56との
関係は図5に示される。(a)はローラ58Dの構成を
示し、カム35は段部58Dbに接触し、支持体36と
ローラ58Dの外径とは間隔Tを有して離間している。
(b)は、バックアップローラ58及び第1転写ローラ
59の構成を示し、カム35は段部59b(58Ab、
58Bb、59Ab,59Bb)に接触し、支持体36
とローラの外径とは間隔Tを有して離間している。ま
た、(c)はバックアップ補助ローラ57の構成を示
し、カム35は段部57Ab(57Bb)に接触し、支
持体36とローラ57の外径とは間隔Tを有して離間し
ている。
【0031】次に、このように構成された本実施例の動
作を図6を用いて説明する。中間転写シート26が時計
方向に回転すると、カム35の下辺35aは、まずライ
ンL1が軸53Aの中心線S1となす角度α57Aでロ
ーラ57Aの段部57Abと当接する。そして、カム3
5の回動につれてカム35の下辺35aはラインL2に
示すように角度α57Aを増しながら移動する。
【0032】このカム35の移動につれて、ローラ57
Aは仮想線(一点鎖線)に示すように下降するが、第1
転写ローラ59Aが取付られている軸53Bは軸53a
と平行に傾斜しているので、ローラ57Aはローラ59
Aに接触することはない。カム35の下辺35aがL3
の位置(角度α59A)に到るとローラ59Aの段部5
9Abと接触し、ローラ57Aとともにローラ59Aも
下降を始める。カム35の移動につれて、ローラ57A
は仮想線で示す最下点から上昇を始めカム35の下辺3
5aがL4の位置(角度β57A)に到ると、カム35
の下辺35aはローラ57Aの段部57Abから離脱が
始まる。
【0033】ほぼ、このL4と同じ頃、ローラ59Aは
仮想線で示す最下点に至り、カム35の下辺35aがL
5の位置(角度α58A)に到る。カム35の移動につ
れて、ローラ59Aは仮想線で示す最下点から上昇を始
めカム35の下辺35aがL6の位置(角度β59A)
に到ると、カム35の下辺35aはローラ59Aの段部
59Abから離脱が始まる。ほぼ、このL6と同じ頃、
ローラ58Aは仮想線で示す最下点に至り、カム35の
移動につれて、ローラ58Aは仮想線で示す最下点から
上昇を始めカム35の下辺35aがL7の位置(角度β
58A)に到ると、カム35の下辺35aはローラ58
Aの段部58Abから離脱が始まる。
【0034】ほぼ、このL7と同じ頃、カム35の下辺
35aは、ローラ57Bの段部57Bbと接触する。爾
後、前述したローラ57A、59A及び58Aと同じ動
作をローラ57B,59B,58Bが行い、カム35の
回動につれてカム35の下辺35aはラインL8(角度
α58C)にいたる。カム35の移動につれて、ローラ
58Cは仮想線で示す最下点に至り、カム35の移動に
つれて、ローラ58Cは仮想線で示す最下点から上昇を
始めカム35の下辺35aがL9の位置(角度β58
C)に到ると、カム35の下辺35aはローラ58Cの
段部58Cbから離脱が始まる。
【0035】カム35の回動につれて、カム35の下辺
35aはラインL10(角度α58D)にいたる。カム
35の移動につれて、ローラ58Dは仮想線で示す最下
点に至り、カム35の移動につれて、ローラ58Dは仮
想線で示す最下点から上昇を始めカム35の下辺35a
がL11の位置(角度β58D)に到ると、カム35の
下辺35aはローラ58Dの段部58Dbから離脱が始
まる。
【0036】上述したように、本実施例においては、中
間転写ドラム11内には、感光ドラム9から潜像を中間
転写シート26に転写する第1次転写ローラ69、この
転写ローラの上流側に位置して前記中間転写シート26
をより感光ドラム側に押し上げるバックアップ補助ロー
ラ57、中間転写シート26の回転を良好に行わせるバ
ックアップローラ58が設けられている。これらのロー
ラは、前記中間転写シート26に向かってバネにより付
勢力を有した軸受に回転可能に回転軸が嵌合し、前記中
間転写シート26に接触する大径部と前記軸受間に介在
する前記大径部より小径の段部とが設けられている。
【0037】一方、カム35が前記中間転写シート26
と一体的に設けられ、前記中間転写シート26の回転に
より、前記段部と係合して前記付勢力に抗して前記ロー
ラを押し下げることにより、前記中間転写シート26の
回転に同期して前記複数のローラを順次所定量前記中間
転写シート26から離間させる。
【0038】したがって、前記ローラを押し下げるカム
の形状を適宜に選定することによって、押し下げ深さ、
及び押し下げに寄与する中間転写シートの回転角度を設
定することができる。よって、前記中間転写シート26
と接触する必要のない場合は、ローラを前記シートから
離間させることによりローラの耐久性を向上することが
できる。尚、カム35はローラの段部に当接して該ロー
ラを押し下げているが、前記段部を押し下げても、軸受
け部分を押し下げてもよいものである。
【0039】また、円形に形成された2個のフランジ間
に渡設された支持部材36を設け、前記シートを筒状に
包囲した前記中間転写シートの端部を前記支持部材36
に固設し、前記カム35によって、前記ローラが前記支
持部材36と所定量非接触状態となるように前記中間転
写シート26の回転軸方向に離間させるように構成して
いるので、前記ローラは支持部材と接触することがな
く、前記中間転写シート26の端部の継ぎ目に前記した
支持部材が位置していても、前記各ローラが支持部材に
接触することがなく、該ローラを変形させ画像形成に悪
影響を及ぼしたり、各ローラの耐久性を低下させること
がない。
【0040】また、複数のローラを、前記中間転写ドラ
ムの回転中心11aから放射状に外方に向かう軸芯方向
を有した放射状軸53A、53D、53G,53Hと、
該回転軸中心より外れた位置から外方に向かう軸芯方向
を有した非放射状軸53B,53C,53E、53Fと
でそれぞれ保持されるとともに、前記放射状軸と隣合う
前記非放射状軸は両者のローラの摺動がお互いに干渉し
ない範囲で離間して構成されている。
【0041】したがって、複数のローラ間の距離を最小
距離に設定することができる。すなわち、隣合う2個の
ローラの配置は、両者とも中間転写シート26の回転軸
中心と放射方向に摺動するように設定すると、両者のロ
ーラがカムに押されて降下すると、両者は互いに接近し
て、その外周が接触してしまう。ところが、一方のロー
ラを放射方向摺動に設定し、他方を非放射方向摺動に設
定すると、両ローラを接近して配設しても両ローラが押
し下げられたとき、お互いに接近しないか、または、接
近しても干渉しない。したがって、中間転写シートの外
径を大きくすることがなく、より多くのローラを省スペ
ースで配置することができ、各用途に合わせてローラの
外径を選択することができる。
【0042】また、前記非放射状軸は、隣合う前記放射
状軸と平行に配置された平行非放射状軸を有して構成し
ているので、両ローラを接近して配設しても両ローラが
押し下げられたとき、お互いに接近しない。そして、隣
合う一方の前記放射状軸と平行に配置しているので、前
記一方の放射状軸と平行状態を脱してまで隣合う他方の
放射状軸に接近することはなく、さらに小径の中間転写
体を提供できるとともに、小型な画像形成装置の提供が
可能である。
【0043】図6に示すように、カム35の下辺35a
は、各ローラに対して角度αで侵入接触し、角度βで離
脱する。この侵入接触する角度は、各ローラの軸を放射
状軸とせず、時計方向にずれた位置からの非放射状軸と
すると、大きくとることができる。この角度を大きくと
ることにより、カム35が各ローラの段部に接触すると
き軸に垂直方向に掛かる力を弱めることができ、軸の耐
久性が向上するので望ましい。
【0044】しかしながら、省スペースの観点から考え
ると、すべてを非放射状軸とすると、ローラを近接して
配置する必要がある場合には、かえって大型化する。し
たがって、その際には、放射状軸と非放射状軸との組み
合わせが望ましい。そして、62°〜115°の間、製
造、組立誤差等を考慮すると、60°〜120°の間で
ローラとカム35の接触、離脱が行われるのが望まし
い。
【0045】また、頭部にそれぞれ弾性緩衝部材を有す
る前記放射状軸及び非放射状軸と、互いに直角方向に開
設した2個の軸孔を有した2軸軸受とを設け、該2軸軸
受の一方の軸孔に前記複数のローラの一つを回動可能に
嵌合するとともに、他方の軸孔に前記放射状軸もしくは
非放射状軸を前記中間転写シート押圧方向に付勢力を付
与して摺動可能に嵌合して構成し、前記複数のローラの
前中間転写記シートへの押圧復帰時の衝撃を緩和するよ
うに構成している。
【0046】よって、前記弾性緩衝部材により前記中間
転写シートへのローラの復帰接触時における衝撃が緩和
され、前記複数のローラを順次連続して中間転写シート
に離間接触を繰り返しても振動を極力押さえることがで
きるとともに、負荷変動の少ない中間転写体の提供を可
能とし、画像形成への悪影響を排除できるとともに、異
音、騒音が少ない耐久性が向上した画像形成装置を提供
することができる。
【0047】次に、本実施例に係るクリーナー部及び記
録紙転写部の構成を説明する。図7において、中間転写
シート26の残留トナーを取り除くクリーナー部13
は、クリーニングブレード63を中間転写ドラム11の
中間転写シート26に接離可能に保持具62に設け、記
録紙転写部79により記録紙に転写が終了した中間転写
シート26上の残留トナーを取り除くように構成され
る。
【0048】そして、記録紙転写部79の第2転写ロー
ラ19及びクリーナー部13のクリーニングブレード6
3はともに、スプリングにより中間転写シート26に押
圧力が付与されるが、プランジャーの作用により前記ス
プリング力に抗して中間転写シート26と離間して係止
されるが、プランジャーの係止が解除されると、スプリ
ングの力で中間転写シート26に接近する。しかしなが
ら、このスプリングによる接近速度は駆動源12から連
結される減速ギアにより規制され、中間転写シート26
への衝撃を緩和するように構成されている。以下、この
機構について説明する。
【0049】図7において、駆動源12(図1)からの
駆動力はギア38に連結される。そして、駆動力は、さ
らにギア38、39、40、41とクリーナー部13側
に伝達される。最終的には、ギア41からギア42に伝
達されるが、この詳細は後述する図8に示される。ま
た、前記駆動力はギア38から、ギア39、43、4
4、45、46、47、48、49と記録紙転写部79
側に伝達される。最終的には、ギア49からギア50に
伝達されるが、この詳細は後述する図9に示される。
【0050】図8はクリーナー部13の斜視図である。
回転軸70は端部70a,70bを図示しない装置の地
板に回転可能に配設されている。軸70にはギア71が
一体的に固着され、該ギア71はギア41と噛合してい
る。軸70に嵌挿されるギア42と軸70間には、ワン
ウエークラッチが介在し、ギア42の反時計方向の回転
は自由であるが、時計方向の回転は軸70の回転に追従
しての回転は許容されるが軸70の回転を越えては回転
できないように規制されている。
【0051】ギア42には、長孔65Aa内に図示しな
い装置の地板に植設されたガイド軸72、72によって
ガイドされ、左右動可能に配設されたラック65Aが設
けられ、該ラック65Aの一端はプランジャ66Aの駆
動軸に連結され、他端は連結板64の一端と連結し、該
連結板64の他端は、図示しない装置の地板に植設され
た軸73を支点として、左右動可能に設けられた保持具
62の下方端部に植設されたピン62aに回動可能に連
結されている。
【0052】保持具62の中間転写シート26側には、
該中間転写シート26と接触して、残留トナーを取り去
るクリーニングブレード63が接着剤等により固着さ
れ、保持具62の屋根部62aにはコイルバネ68によ
って軸73を中心として反時計方向に付勢力が与えられ
ている。図示は、プランジャ66Aによって、ラック6
5Aが左方向いっぱいに引き寄せられた状態であり、ク
リーニングブレード63の稜線63dと中間転写シート
26とは非接触状態を保っている。
【0053】このように構成された本実施例は、駆動源
12(図1)からの駆動力によってギア71が時計方向
回転し、軸70が同じ方向に回転しているときは、軸7
0とギア42間のワンウエークラッチによりギア42は
回転しない。一方、プランジャ66Aに電気信号が入来
し、左方向へ引き寄せる力が解除されると、バネ68の
付勢力によりラック65Aは右方向に移動しようとする
が、駆動源12からギア71に到る過程で十分減速され
ていると、ギア42は軸70の回転速度に規制され、そ
れを越えてギア42が移動することはできず、クリーニ
ングブレード63が高速で中間転写シート26に衝突し
て、その衝撃により両者の部材が傷つき耐久性が低下し
たり、騒音が発生することがない。
【0054】軸70が時計方向に回転中であっても、プ
ランジャ66Aが保持力を解除した状態において、電気
信号が入来するとプランジャ66Aはラック65Aを吸
引駆動する。そして、ギア42の反時計方向の回転は自
由にできるので、保持具62は初期位置に自動的に復帰
する。
【0055】図9は記録紙転写部79の斜視図である。
回転軸74は端部74a,74bを図示しない装置の地
板に回転可能に配設されている。軸74にはギア83が
一体的に固着され、該ギア83はギア49と噛合してい
る。軸74に嵌挿されるギア50と軸74間には、ワン
ウエークラッチが介在し、ギア50の時計方向の回転は
自由であるが、反時計方向の回転は軸74の回転に追従
しての回転は許容されるが軸74の回転を越えては回転
できないように規制されている。
【0056】ギア50には、長孔65Ba内に図示しな
い装置の地板に植設されたガイド軸75によってガイド
され、左右動可能に配設されたラック65Bが設けら
れ、該ラック65Bの一端はプランジャ66Bの駆動軸
に連結され、他端は図示しない装置の地板に植設された
軸67aを支点として、回動可能に設けられた第2転写
ローラ19を配設した第2転写ローラ保持板67の一端
と連結し、該保持板67の他端はコイルバネ69によ
り、図上時計回転方向に付勢力が与えられている。図示
は、プランジャ66Bによって、ラック65Bが左方向
いっぱいに引き寄せられた状態であり、第2転写ローラ
19と中間転写シート26とは非接触状態を保ってい
る。
【0057】このように構成された本実施例は、駆動源
12(図1)からの駆動力によってギア83が反時計方
向回転し、軸74が同じ方向に回転しているときは、軸
74とギア50間のワンウエークラッチによりギア50
は回転しない。一方、プランジャ66Bに電気信号が入
来すると、左方向へ引き寄せる力が解除され、バネ69
の付勢力によりラック65Bは右方向に移動しようとす
るが、駆動源12からギア83に到る過程で十分減速さ
れていると、ギア50は軸74の回転速度に規制され、
それを越えてギア50が移動することはできず、第2転
写ローラ19が高速で中間転写シート26に衝突して、
その衝撃により両者の部材が傷つき耐久性が低下した
り、騒音が発生することがない。
【0058】軸74が反時計方向に回転中であっても、
プランジャ66Bが保持力を解除した状態において、電
気信号が入来するとプランジャ66Bはラック65Bを
吸引駆動する。そして、ギア50の時計方向の回転は自
由にできるので、第2転写ローラ保持板67は初期位置
に自動的に復帰する。
【0059】本実施例は、上述のように構成しているの
で、特別なダンパを用いなくても移動部材が中間転写シ
ートに当接する際に、該表面に衝撃を与えず、また、ダ
ンパの振動等によって移動部材の中間転写シートの外表
への安定押圧までにタイムロスの生じず、耐久性が向上
した画像形成装置を提供することができる。
【0060】また、前記移動部材をクリーニングブレー
ドに適応すると、特別なダンパを用いなくても移動部材
が中間転写シートに当接する際に、表面に衝撃を与え
ず、また、ダンパの振動等によって移動部材の中間転写
シートへの安定押圧までにタイムロスが生じないため
に、クリーナー部を上流側にある記録転写部との距離を
近ずけて位置することができ、装置を小型にすることが
できる。
【0061】また、前記移動部材を記録紙転写ローラに
適応すると、特別なダンパを用いなくても移動部材が中
間転写シートに当接する際に、表面に衝撃を与えず、ま
た、ダンパの振動等によって移動部材の中間転写シート
への安定押圧までにタイムロスが生じないために、マー
ジンが決められた記録紙と同期して記録紙上の正確な位
置に画像の転写が可能である。
【0062】また、前記移動部材は記録紙転写ローラ
と、クリーニングブレードであり、これら両者に連結す
る回転軸である一方向回転駆動部材は同一駆動源によっ
て駆動されるように構成すると、クリーナー部を上流側
にある記録転写部との距離を近ずけて位置した場合であ
っても、両移動部材の駆動速度を一定に制御でき、両者
の押圧安定位置を正確に制御することができる。
【0063】また、前記記録紙転写ローラと、クリーニ
ングブレードに連結するそれぞれの回転軸である一方向
回転駆動部材及び前記中間転写シートは同一駆動源と連
結する減速歯車列により駆動されるように構成すると、
中間転写シートの移動速度と、前記一方向回転駆動部材
の移動速度とを歯車の歯数に対応させて、中間転写シー
トの移動歯数に対して中間転写シートがどこまで回転し
た時に中間転写シートの表面と接触するかを正確に制御
することができる。
【0064】また、前記保持手段はプランジャとし電気
信号により前記移動部材の吸引・保持・解除の制御を行
うように構成すると、移動部材は、駆動機構等を駆動し
て初期位置に復帰させる必要はなく、電気信号によりプ
ランジャを駆動して復帰できるために、簡単な構成で余
分な機構を駆動させずに、迅速に復帰が完了する。した
がって、記録転写紙のジャムによりトラブルが発生した
際には、該転写紙を取り除いた後に、駆動機構を移動部
材を逆駆動して初期位置に復帰させる必要がないため、
いたずらに駆動源から駆動機構を駆動させないので、耐
久性が向上する。
【0065】また、本実施例の保持手段は、プランジャ
で構成し、電気信号により前記移動部材の吸引・保持・
解除の制御を行うように構成している。よって、電気信
号を発生する手段として、コンデンサとパルス発生装置
等を用意し、装置に電源供給中は該コンデンサを充電
し、電源遮断に同期して該コンデンサに充電された電荷
を所定時間後に放電して、その電気信号をパルス状にプ
ランジャに印加することにより、プランジャを駆動して
移動部材を初期位置に復帰することもできる。
【0066】また、プランジャ内に永久磁石により移動
部材を初期位置に自己保持し、電力を供給することによ
りに、前記自己保持力に抗して移動部材を駆動して、電
源遮断により移動部材を前記永久磁石の吸引力により初
期位置に復帰させるように構成してもよい。
【0067】このように構成すると、前記保持手段は電
源遮断に同期して前記移動部材を吸引保持することがで
き、記録紙のジャム、停電等により、電源が遮断された
とき、移動部材は自動的に初期位置に復帰するために、
電源遮断を条件に中間転写シートと移動部材は非接触と
なるため、非使用状態において、移動部材が中間転写シ
ートと非接触状態で保持されるため、移動部材もしくは
中間転写シートが押圧で変形して画像形成に悪影響する
ことがない。
【0068】次に、本発明に実施例の特徴である中間転
写ドラム11の中間転写シート26を効率よく回動する
補助ローラ機構の説明をする。図2において、中間転写
ドラム11はフランジ29の部分は歯車29aにより駆
動力を受けて回動する。中間転写シート26の感光ドラ
ム9A及び9Bと、それに対抗して設けられている第1
転写ローラ59A,59B部分は、効率よく回動される
が、その他のバックアップローラ58のみの部分は、そ
のローラにより十分な押圧力が得られずに、中間転写シ
ート26に部分的な遅れが生じて、歪みが生じて画像形
成に影響することとなる。
【0069】本実施例は、バネ性を有する補助ローラ押
さえ61に硬質ゴム、合成樹脂、鉄等の硬質材を用いた
補助ローラ60を回動可能に配設して、図8、図9に示
すように、バックアップローラ58A,58B、58
C,58Dの長手方向両端の位置に、適宜の押圧力を付
与して補助ローラ押さえ61A,61B,61C,61
Dを配設(図2)したものである。
【0070】これらの補助ローラ押さえ61は、図7に
示すように、図示しない装置の地板部分に固着され、補
助ローラ押さえ61に配設された補助ローラ60は図8
及び図9に示すように、中間転写シート26の長手方向
両端部を介して、バックアップローラ58を押圧してい
る。また、バックアップローラは250〜350gfで
中間転写シート26を押圧しているのに対して、補助ロ
ーラ100〜200gfで押圧している。
【0071】本実施例はこのように構成しているので、
バックアップローラ58A〜58Dを250〜350g
fの押圧付勢力により前記裏面側から押圧接触し、中間
転写シート26の表面側から該バックアップローラに対
抗して押圧する補助ローラ60A〜60Dにより中間転
写シート26を挟んで中間転写シート26が走行するの
で、両ローラ間の接触が十分に保たれ、ローラと前記シ
ート26とのスリップが生じることがなく、前記シート
26を著しく摩耗させることがない。また、前記シート
26への押圧が、ローラ全面に亙って均一となり、印加
ムラが生じることがなく、硬度の高いローラを用いた場
合においても、中間転写シート26が蛇行し、画像の乱
れを生じることがない。
【0072】また、前記補助ローラの押圧力は、前記バ
ックアップローラが前記中間転写シートと接触する法線
方向の押圧力より小として構成しているので、前記バッ
クアップローラは所定位置に所定の上下動を許容して、
且つ、所定の押圧力を付与されて中間転写シートに押圧
接触している。そして、前記補助ローラは、その押圧力
より小さい力で前記バックアップローラに押圧力を付与
しているので、中間転写シートは所定の外径を保持し
て、且つ、その位置で補助ローラにより押圧挟持されな
がら走行する。
【0073】よって、下流側のバックアップ補助ローラ
57B、第1転写ローラ59Bに所定の張力を有して中
間転写シート26を送ることができ、前記シートへの押
圧が、ローラ全面に亙って均一となり、印加ムラが生じ
ることがなく、硬度の高いローラを用いた場合において
も、シートが蛇行して、画像の乱れを生じることがな
い。特に、中間転写シート26の帯電・除電をバックア
ップローラ58を介して行う場合は、バックアップロー
ラ58を金属で形成するために硬度が高くなり、本実施
例は有効である。
【0074】また、前記補助ローラ60A〜60Dは、
前記中間転写シート26の転写画像の画像領域外の前記
バックアップローラの押圧域の両端に対応する部分を押
圧するように配設して構成している(図8、図9)の
で、画像形成領域を犯すこともなく、かつ、バックアッ
プローラに対してその両端部分を押圧しているので、そ
の両端部分がともに良好に押圧接触するので、中間転写
シートが蛇行し、画像の乱れを生じることがない。
【0075】また、方形状に成形された中間転写シート
26をドラム状に包囲して、その両端を支持部36に固
着し、前記中間転写シート26の裏面側の前記支持部3
6にカム35を配設するとともに、中間転写ローラであ
る第1転写ローラ59A、59Bを設け、この中間転写
ローラ及び前記バックアップローラを順次前記中間転写
シート26の裏面から離間させるようになし、前記中間
転写ローラの下流側に前記バックアップローラの一つ
(例えば58A、58B)を、前記中間転写ローラの前
記中間転写シート26の裏面への復帰動作に同期して、
離間動作が行われる。
【0076】したがって、継ぎ目を有する中間転写シー
ト26が該シート26裏面側の支持部に固着されるの
で、前記中間転写ローラ及びバックアップローラ等のロ
ーラ群は、前記シートの走行中に前記支持部と押圧接触
することがなく、該カムにより前記ローラ群を順次前記
中間転写シートの裏面から離間させるように駆動する。
【0077】よって、前記支持部は前記ローラに接触せ
ず、前記ローラに傷の発生がなく、よって、その傷によ
り中間転写シートの画像が乱れることがない。また、前
記中間転写ローラの下流側に前記バックアップローラの
一つを、前記中間転写ローラの前記中間転写シート裏面
への復帰動作に同期して、離間動作を行うことにより、
下流側への中間転写シートの張力、すなわち、張り具合
の変動を少なく押さえることができ、下流側における画
像形成を安定して行うことができる。
【0078】上述したように、バックアップローラは中
間転写シートにより従動しているので、用途に応じて適
宜ローラ径を選定することができる。また、バックアッ
プローラの材質として金属を選定してもバックアップロ
ーラと中間転写シート間のスリップを防止でき、中間転
写シートの蛇行がなく、画像のズレが解消し、コストダ
ウンできるとともに耐久性が向上する。
【0079】次に、本実施例に用いられるクリーナー部
13のクリーニングブレード63と中間転写シート26
との接触位置を説明する。図10において、クリーニン
グブレード63の接触端部63aは中間転写ドラム11
の回転中心から放射状に放出する中心線80上に位置す
るバックアップローラ58Dの中間転写シート26と接
触する位置81より寸法Rだけ上流側の82Aの位置で
中間転写シート26と接触している。
【0080】本実施例の動作を図11(b)を用いて説
明する。接触位置81より上流側に接触位置82Aをお
くと、保持具62の反時計方向の付勢力はバックアップ
ローラ58Dの回転中心58Daに吸収され、中間転写
シート26の軌跡26Aは変化せず、したがって、角度
θ3も変化せず、安定して中間転写シートを駆動するこ
とができる。
【0081】そして、本実施例は、前記中間転写シート
26Aの裏面にバックアップローラ58Dを設け、該バ
ックアップローラと前記中間転写シートとの接触位置よ
り、前記中間転写シートの回動方向の上流側において、
前記中間転写シート表面と圧接するように前記クリーニ
ングブレードを配置して構成したので、中間転写シート
にクリーニングブレード接触端が食い込み、装置の駆動
に過大な負荷がかかり、モータ回転数の変動等により画
像ズレが生じたり、ブレードめくりが生じたり、装置を
破損してしまう恐れはなく、部材の製造誤差、組立誤
差、または当初は正規の位置に配置されても、経年変化
などにより、クリーニングブレード先端と中間転写シー
トとの接触位置が下流側に位置してしまうということは
ない。
【0082】また、断面方形状に形成された前記クリー
ニングブレード63の前記中間転写シート面側の長辺6
3b及び短辺63cとが交わる稜線63d(図8)で構
成されるトナー削り端63aが、前記中間転写シートの
表面と接触する接触点を通る接線84と前記長辺とが形
成する圧接角θ3を、16゜〜26゜に構成しているの
で、残留トナーのそぎ落としを良好に行うことができ、
中間転写シート26Aの位置82Aと接触する先端部6
3aの隅の角度δは特別の加工をしなくても、断面方形
状のウレタンシートをプレス切断するだけで成形するこ
とができ、経済的である。
【0083】また、図11(b)に記載されているよう
に、クリーニングブレード63を保持する保持具62の
軸芯73は、断面方形状に形成された前記クリーニング
ブレード63の前記中間転写シート26A面側の長辺6
3b及び短辺63cとが交わる稜線で構成されるトナー
削り端63d(図8)が、前記中間転写シート26Aの
表面と接触する接触点82Aを通る接線84の左手側で
あって、前記バックアップローラ58Dと前記中間転写
シート26Aとの接触位置81と前記バックアップロー
ラ軸58Daとを結ぶ線上より下流側に位置する。その
ために、端部63aがうける中間転写シート26Aによ
る応力は軸芯73を中心として反時計方向に加わり、残
留トナーのそぎ落としを良好に行わせる結果となる。
【0084】
【実施例】図6に示すように、カム35の下辺35a
は、各ローラに対して角度αで侵入接触し、角度βで離
脱する。これらの角度は、バックアップ補助ローラ57
Aに対しては、α57Aは62°、β57Aは115°
である。以下、各ローラに対するこれらのデータを記載
すると、第1転写ローラ59Aは、α59Aは65°、
β59Aは115°、バックアップローラ58Aは、α
58Aは70°、β58Aは115°、バックアップロ
ーラ58Cは、α58Cは70°、β58Cは111
°、バックアップローラ58Dは、α58Dは66°、
β58Dは112°であった。
【0085】尚、バックアップ補助ローラ57Bは、5
7Aと同じ中間転写ドラム11の回転中心11aから外
方に向かう放射状軸であり、且つ同じ部材を用いている
ので、57Aと同じデータを有する。また、第1転写ロ
ーラ59Bも59Aと同じデータを有し、バックアップ
ローラ58Bも58Aと同じデータを有する。これらの
データから明かなように、62°〜115°の間でロー
ラとカム35の接触、離脱が行われる。
【0086】尚、前記補助ローラ60A〜60Dの幅は
5mmであり、感光ドラム9A,9Bの長さは260m
m、バックアップローラ58A〜58Dの長さは260
〜280mm、中間転写シート26の幅は280〜35
0mmである。また、押圧力はバックアップローラ58
A〜58Dは250〜350gfであり、補助ローラ6
0A〜60Dは100〜200gfである。
【0087】尚、クリーニングブレード63は、硬度6
0kg/cm2、厚さ2.2mm×17.6mmの断面
形状を有するウレタンゴムシートをプレス切断して成形
した。クリーニングブレード63の圧接角θ3は、23
°、バックアップローラ58Dは直径φ20mmの金属
ローラ、中間転写シート26Aの厚みは0.15mm、
中間転写ドラム11の径はφ135mm、クリーニング
ブレード63の圧接点とニップ中心の距離R(図10)
は0.5mm、感光ドラム9の径はφ45mmである。
【0088】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、中間転写
シートの裏面にバックアップローラを設け、該バックア
ップローラと前記中間転写シートとの接触位置より、前
記中間転写シートの回動方向の上流側において、前記中
間転写シート表面と圧接するように前記クリーニングブ
レードを配置して構成したので、中間転写シートにクリ
ーニングブレード接触端が食い込み、装置の駆動に過大
な負荷がかかり、画像ズレが生じたり、ブレードめくり
が生じたり、装置を破損してしまう恐れはなく、部材の
製造誤差、組立誤差、または当初は正規の位置に配置さ
れても、経年変化などにより、クリーニングブレード先
端と中間転写シートとの接触位置が下流側に位置してし
まうということがない画像形成装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の外観図であ
る。
【図2】中間転写ドラムとその周辺の機構を示す概略図
である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図3のB−B方向から見た図である。
【図5】中間転写ドラム内に配設したローラの構成図で
ある。
【図6】中間転写ドラム内に配設したローラの作動図で
ある。
【図7】クリーナー部及び記録紙転写部の機構図であ
る。
【図8】クリーナー部の斜視図である。
【図9】記録紙転写部の斜視図である。
【図10】クリーナー部の部分拡大図である。
【図11】クリーナー部の作用説明図である。
【符号の説明】
9 感光ドラム 11 中間転写ドラム 12 駆動源 13 クリーナー部 15、25 ローラ 19 第2転写ローラ 26 中間転写シート 27 中間転写ドラム軸 29 フランジ 35 カム 36 支持体 37 押さえ板 52 軸支持体 53、70、74 軸 56 2軸軸受 57 バックアップ補助ローラ 58 バックアップローラ 59 第1転写ローラ 60 補助ローラ 61 補助ローラ押さえ 62 保持具 63 クリーニングブレード 64 連絡板 65 ラック 66 プランジャ 67 第2転写ローラ保持板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形状に成形されたシートをドラム状に
    包囲してなり、表面に画像が転写される中間転写シート
    の表面に接離可能に配置されたクリーニングブレードを
    有する画像形成装置において、 前記中間転写シートの裏面にバックアップローラを設
    け、該バックアップローラと前記中間転写シートとの接
    触ニップ部の中心位置より、前記中間転写シートの回動
    方向の上流側で、前記中間転写シート表面と圧接するよ
    うに前記クリーニングブレードを配置したことを特徴と
    するクリーニングブレードを有する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 断面方形状に形成された前記クリーニン
    グブレードの前記中間転写シート面側の長辺及び短辺と
    が交わる稜線で構成されるトナー削り端が、前記中間転
    写シートの表面と接触する接触点での前記中間転写シー
    トの接線と前記長辺とが形成する圧接角は鋭角であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のクリーニングブレードを
    有する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニングブレードは軸芯を介し
    て前記中間転写シート表面に押圧付勢され、前記軸芯
    は、断面方形状に形成された前記クリーニングブレード
    の前記中間転写シート面側の長辺及び短辺とが交わる稜
    線で構成されるトナー削り端が、前記中間転写シートの
    表面と接触する接触点での前記中間転写シートの接線の
    反バックアップローラ側であって、前記バックアップロ
    ーラと前記中間転写シートとの接触ニップ部の中心位置
    と前記バックアップローラ軸とを結ぶ線上より下流側に
    位置することを特徴とする請求項1記載のクリーニング
    ブレードを有する画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記圧接角は、16゜〜26゜であるこ
    とを特徴とする請求項2記載のクリーニングブレードを
    有する画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017026907A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JPWO2023007545A1 (ja) * 2021-07-26 2023-02-02

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JP2017026907A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
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