JPH0969159A - テンプレートマッチング装置 - Google Patents

テンプレートマッチング装置

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JPH0969159A
JPH0969159A JP22336495A JP22336495A JPH0969159A JP H0969159 A JPH0969159 A JP H0969159A JP 22336495 A JP22336495 A JP 22336495A JP 22336495 A JP22336495 A JP 22336495A JP H0969159 A JPH0969159 A JP H0969159A
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JP22336495A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Kioi
一雅 鬼追
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】探索領域が広がると、外部バスを通して転送す
る必要のあるデータ量が多くなって動作周波数を上げる
必要があるため、消費電力が増大する。 【解決手段】画像メモリ108は、参照画像の全画素デ
ータを記憶する。演算セルアレイ102は、探索領域の
画素数以上の個数の演算セル111〜144からなり、
画像メモリ108から供給される探索領域の各画素デー
タをそれぞれ別の演算セル111〜144で記憶すると
ともに、テンプレートの画素データを逐次的に導入し
て、テンプレートマッチング処理のための演算を行う。
前記画像メモリ108から前記演算セル111〜144
への探索領域の画素データの供給は同一チップ内で行え
るよう形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル画像処理
における追尾システム等に用いるテンプレートマッチン
グ装置に関し、特に、処理を短時間で行うことができ、
且つ、消費電力の少ないテンプレートマッチング装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図形認識等のデジタル画像処理において
は、予め定められたひな型(テンプレート)の画素デー
タと探索領域の画素データ(以下、探索データと記す)
とを照合し、何らかの基準によって類似度を判定し、探
索領域中からテンプレートに最も近い領域を検出するテ
ンプレートマッチング法がよく利用される。動画像にお
いても、このテンプレートマッチング法は画面中の移動
物体の移動距離や移動位置等を検知する際によく利用さ
れている。
【0003】以下に、テンプレートマッチング法につい
て、探索領域(例えば、時間的に前の画像)の中からテ
ンプレート(例えば、現時点の画像)と略同一の部分を
検出する場合を例にとって説明する。尚、テンプレート
は図3(a)に示すようなn行×n行の画像領域20
1、探索領域は図3(b)に示すような(n+k)行×
(n+k)行の画像領域203であるものとする。ま
た、テンプレート画像201中の第i行第j列の画素2
02をmij、探索領域中の第g行第h列の画素204
をSghとする。
【0004】図3(b)の探索領域203の中には(k
+1)2個のn行×n行の領域(以下、候補ブロックと
記す)が存在するが、この候補ブロックの内の第g行第
h列の画素204を左上隅の画素とするものをCBgh
表す。
【0005】テンプレートマッチング法においては、各
候補ブロック205が、
【0006】
【数1】
【0007】で定義される絶対値誤差和Dghで評価さ
れ、Dghの最も小さな候補ブロックが、テンプレート
201に最も近いものとして選択される。
【0008】式(1)の演算では一つの候補ブロックに
対するDghを求めるためにn2回の絶対値誤差演算及
び加算を要する。したがって、テンプレートマッチング
処理においては、(k+1)2個の候補ブロックについ
てDghを求めるため、オーダO(n22)の演算量を
必要とする。このようにテンプレートマッチング処理で
は演算量が非常に多いため、動画像の実時間処理等で
は、通常、並列処理を行うテンプレートマッチング装置
が使用される。
【0009】図11は従来のテンプレートマッチング装
置の構成を示すブロック図である(テンプレートの画素
数が4の場合のブロック図である)。このテンプレート
マッチング装置では、入力制御部701の動作に基づい
て、画像メモリ702内の画像データが外部バス704
を通り、演算セル711,712,721,722、レ
ジスタ731に供給されて、演算が行われる。そして、
結果格納部704に結果が送られ、出力制御部705の
動作に基づいて結果が出力される。
【0010】図12は、図11のテンプレートマッチン
グ装置700を用いたテンプレートマッチング法の一例
を説明する図である。図12において、画像データ
1,I2は画像データであり、外部からI1,I2の順に
外部バス704を通って送られてくる。ここでは、画像
データI2の一部分をテンプレートとし、画像データI1
の一部分を探索領域としてテンプレートマッチングを行
う場合について説明する。
【0011】まず、画像メモリ751が外部バスを通じ
て送られてきた画像I1を記憶する(ステップ1)。
【0012】次に、画像メモリ752が外部バスを通じ
て送られてきた画像I2を記憶していく(ステップ
2)。
【0013】そして、テンプレートデータを画像メモリ
752から外部バス704を通じてテンプレートマッチ
ング装置700へプリロードする(ステップ3)。
【0014】プリロードされたテンプレートに対する探
索領域のデータを画像メモリ751から外部バス704
を通じてテンプレートマッチング装置700へ供給す
る。テンプレートマッチング装置700はその探索領域
の中でテンプレートに最も似通った部分を算出する(ス
テップ4)。
【0015】上記のステップ1〜ステップ4により、1
つのテンプレートに対するテンプレートマッチング処理
が行われる。画像データI2すべてについてテンプレー
トマッチングを行う場合には、上記のステップ3〜ステ
ップ4を繰り返す必要がある。
【0016】次に、テンプレートマッチング装置700
の内部処理について具体的に説明する。ここでは、図4
(a)に示す入力画像(現在の画像)401と図5
(a)に示す参照画像(時間的に前の画像)501との
テンプレートマッチングを行うものとし、入力画像40
1を2画素×2画素のブロックに分割し、各ブロックを
テンプレートとして処理を行うものとする。このとき、
入力画像401に対しては20個のブロックが得られる
ので、20回のテンプレートマッチングを実行すること
になる。尚、ここでは、説明を簡単にするため、図4
(a)に示すような水平方向10×垂直方向8画素の画
面401の処理について説明するが、一般に使用される
画面はもっと画素数が多く、例えば、テレビの一規格で
あるNTSC規格では一画面は水平720画素×垂直4
80画素のものである。
【0017】まず、入力画像401中のある注目ブロッ
ク402(図4(a)参照)がテンプレートの場合の処
理について説明する。ここで、探索領域は、参照画像5
01においてテンプレート402と同一部分のブロック
に上下、左右方向に1画素づつ加えた領域502(図5
(a)参照)であるものとする。また、テンプレート4
02及び探索領域502の各画素を、それぞれ、図4
(b),図5(b)に示すようにm11〜m12,s11〜s
44とする。
【0018】図6は、探索領域502の中の9個((2
+1)2個)の候補ブロックCB11〜CB33を示す図で
ある。テンプレートマッチング法では、この9個のブロ
ックCB11〜CB33とテンプレート402とを比較し、
式(1)で定義される絶対値誤差和が最も小さい候補ブ
ロックを求める。図13〜図18はその演算処理工程を
示す図であり、これらの図では演算セル711,71
2,721,722とレジスタ731,結果格納部70
4の同一時刻における状態を横一列に並べて示してい
る。
【0019】まず、時刻t=1(図13参照)で、入力
制御部701の指示に従い、テンプレート402の画素
データ(以下、テンプレートデータと記す)m11がテン
プレートマッチング装置内の演算セル722に入力され
る。続いて時刻t=2,3,4でm21,m12,m22が順
にテンプレートマッチング装置内に入力される。このと
き、先に入力されていたテンプレートデータは隣の演算
セル712,721,711へと順次転送され、t=4
においては、テンプレート402のすべてのテンプレー
トデータが演算セル711,721,712,722中
に1個づつ記憶されている。
【0020】図14の時刻t=5以降では、図5(b)
に示した探索領域502の画素データs11〜s44が入力
制御部701を介して演算セル722に入力される。こ
のとき、演算セル722に新たなデータが入力される度
に、各演算セルから隣の演算セルに探索データが転送さ
れていくが、探索データの転送の場合には演算セル71
2の次にレジスタ731に一旦保持されて(時刻t=7
参照)から演算セル721に転送(時刻t=8参照)さ
れる。これは、テンプレートと探索領域の組み合わせを
調整するためのデータバッファリングであり、テンプレ
ートと探索領域の垂直方向の画素数差によって、必要な
レジスタの個数が決まる。図14の時刻t=8までは探
索データのローディングのみであり、実質的な演算は行
われない。
【0021】次に、図15に記載の時刻t=9から演算
が開始される。尚、図15〜図18では活性となってい
る演算セルは実践枠で記しており、図中da bは|sb
a|の演算結果を示している。
【0022】時刻t=9における演算セル721はテン
プレートデータm21及び探索データs21をセル内部のレ
ジスタに記憶しており、絶対値誤差d21 21=|s21−m
21|の演算を行う。同様に、演算セル711は絶対値誤
差d11 11=|s11−m11|の演算を行う。
【0023】時刻t=10では、演算セル721,71
1での演算結果が演算セル722及び712にそれぞれ
転送される。そして、演算セル722は、自身のレジス
タに記憶しているm22とs22から得られた絶対値誤差d
22 22=|s22−m22|の演算を行った上で演算セル72
1から転送されてきたd21 21との和d21 21+d22 22を演
算する。同様に、演算セル712は絶対値誤差和d12 12
=|s12−m12|の演算を行った上で演算セル711か
ら転送されてきたd11 11との和d11 11+d12 12を演算す
る。
【0024】時刻t=11において、上記の演算セル7
11,712での演算結果が結果格納部704に転送さ
れる。そして、それらが加算されて絶対値誤差和D11
が得られる。この絶対値誤差和D11は図6で示した候
補ブロックCB11と図4(b)に示したテンプレート4
02との絶対値誤差和である。
【0025】演算セル711,721,712,72
2,結果格納部704では、時刻t=11以降も上記と
同様の処理が行われ、図16,図17に示すように、各
候補ブロックに対する絶対値誤差和が求められる。そし
て、t=21においてすべての絶対値誤差和が得られ
る。これらの絶対値誤差和の比較を行うことにより、テ
ンプレート402に最も近い候補ブロックを知ることが
できる。
【0026】図18に示すt=22〜25では、演算セ
ル711,721,712,722中の探索データを排
出する操作が行われ、演算は実行されない。
【0027】上記した図13〜図18の処理により、テ
ンプレート402に対するテンプレートマッチングが行
われる。従って、図4(a)の入力画像401全体で
は、図13〜図18の処理をテンプレートの個数回(2
0回)行う必要がある。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】図11に示したテンプ
レートマッチング装置700では、演算セル711〜7
22が同時並列的に演算を実行するため、多くの演算を
同時に実行することができ、演算量の多いテンプレート
マッチングに適している。
【0029】しかしながら、上記のテンプレートマッチ
ング装置では、探索データを外部バスを通じて演算セル
に逐次的に供給するため、外部バスを通過する情報量が
多いという問題がある。例えば、一画面の画素数を水平
方向p画素,垂直方向q画素、テンプレートの大きさを
n画素×n画素、探索領域の大きさを(n+k)画素×
(n+k)画素とすると、一画面全体についてのテンプ
レートマッチングでは、(n+k)2×{(p/n)×
(q/n)}=(n+k)2pq/n2個のデータを外部
バスを通じて転送する必要がある。一般に、1画面あた
りの処理時間は一定であるから画面の画素数および探索
領域の画素数が大きくなればなるほど、実時間処理を行
うためには動作周波数を上げる必要があり、これによ
り、消費電力が増大してしまう。
【0030】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであって、探索領域が広がっても動作周波数を
上げる必要がなく、低消費電力で動作するテンプレート
マッチング装置を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のテンプ
レートマッチング装置は、参照画像の全画素データを記
憶する画像記憶手段と、探索領域の画素数以上の個数の
演算器からなり、画像記憶手段から供給される探索領域
の各画素データをそれぞれ別の演算器で保持するととも
に、テンプレートの画素データを逐次的に導入して、テ
ンプレートマッチング処理のための演算を行う演算手段
と、を有してなり、画像記憶手段から演算手段への探索
領域の画素データの供給が同一チップ内で行えるよう形
成されてなるものである。
【0032】このような構成では、参照画像の全画素デ
ータをテンプレートマッチング装置内に記憶しているた
め、外部バスを通して転送する必要のあるデータはテン
プレートの画素データのみとなる。そして、画像メモリ
から演算器への探索領域の画素データの転送を、同一チ
ップ内の複数の転送経路を用いて並列に行うため、探索
領域が広がっても動作周波数を上げる必要がなく、消費
電力を減少させることが可能となる。
【0033】請求項2に記載のテンプレートマッチング
装置は、請求項1に記載のテンプレートマッチング装置
において、画像記憶手段が参照画像の全画素データを行
単位で記憶する複数の行記憶手段からなるものである。
【0034】この構成では、行記憶手段が参照画像の画
素データを行単位で記憶しており、その行記憶手段から
並列に画素データを読み出すことができるため、画像記
憶手段から演算手段への同一チップ内のデータ転送にお
いて、異なる探索領域で重複する画素データの転送を省
略することが可能となる。このため、演算をより短時間
で行うことができる。
【0035】また、請求項3に記載のテンプレートマッ
チング装置は、請求項2に記載のテンプレートマッチン
グ装置において、画像記憶手段と演算手段は複数のチッ
プ上に分かれて形成されており、各チップ上に少なくと
も複数の行記憶手段と探索領域の画素数以上の個数の演
算器が形成されてなるものである。
【0036】上記構成では、テンプレートマッチング装
置を複数のチップに分けて構成しても、画像記憶手段か
ら演算手段へのデータ転送を同一チップ内で行うように
することができる。このため、参照画像の画素数が多
く、1チップ内に演算手段と画像記憶手段を集積化する
ことができない場合でも、低消費電力で動作させること
が可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明のテンプレートマッ
チング装置の実施形態について説明する。
【0038】図1は本発明のテンプレートマッチング装
置の一構成例を示すブロック図である(探索領域の画素
数が16以下の場合の一構成例を示すブロック図であ
る)。本テンプレートマッチング装置は1チップで構成
されており、画像メモリ(特許請求の範囲における画像
記憶手段)108,演算セルアレイ(特許請求の範囲に
おける演算手段)102,結果格納部105,入出力制
御部106からなっている。画像メモリ108は複数の
行メモリ(特許請求の範囲における行記憶手段)101
からなっており、一画面の画素データを行単位で記憶し
ている。入出力制御部106は、外部バス107とのデ
ータの入出力を制御するものである。演算セルアレイ1
02は演算セル(特許請求の範囲における演算器)11
1〜144からなっている。
【0039】図2は、上記構成のテンプレートマッチン
グ装置を用いたテンプレートマッチング法の一例を説明
する図である。図2において、I1,I2は画像データで
あり、外部からI1,I2の順に外部バス107を通って
送られてくる。以下、画像データI2の一部分をテンプ
レートとし、画像データI1の一部分を探索領域とし
て、2つのテンプレートマッチング装置100a,10
0bを使用してテンプレートマッチングを行う場合につ
いて説明する。
【0040】まず、外部バス107を通って送られてき
た画像データI1のデータを入出力制御部106aを介
して画像メモリ108aに記憶する(ステップ1)。
【0041】次に、画像データI2のデータを、入出力
制御部106bを介して画像メモリ108bに記憶する
(ステップ2)。
【0042】テンプレート(画像データI2の一部分)
に対応する探索データ(画像データI1の一部分)を、
入出力制御部106aの指示に基づいて、テンプレート
マッチング装置100aの画像メモリ108aから演算
セルアレイ102aにプリロードする(ステップ3)。
【0043】テンプレートデータを、入出力制御部10
6a,106bの指示に基づいて、テンプレートマッチ
ング装置100bの画像メモリ108bから外部バス1
07を介してテンプレートマッチング装置100aに供
給し、テンプレートマッチング装置100aの演算セル
アレイ102aにおいてテンプレートに最も似通った探
索領域の部分を算出する(ステップ4)。
【0044】上記のステップ1〜ステップ4により、1
つのテンプレートに対するテンプレートマッチング処理
が行われる。画像データI2の一画面全体についてテン
プレートマッチングを行う場合には、上記のステップ3
〜ステップ4を繰り返せばよい。このとき本実施形態で
は画像メモリ108を複数の行メモリ101としてお
り、データを行単位で記憶しているため、ステップ3に
おける探索データのプリロードにおいて、他の探索デー
タと重複する部分のプリロードを省略することが可能と
なる。このため、より短時間での演算が可能となる。
【0045】また、本実施形態において、演算のために
外部バス107を通す必要のある情報量(画素数)は、
テンプレートマッチング装置100bからテンプレート
マッチング装置100bへ転送する必要のある画素数で
あるため、一画面を水平方向p画素,垂直方向q画素、
テンプレートをn画素×n画素とすると、(n×n)×
{(p/n)×(q/n)}=pq画素であり、従来の
ように探索領域の画素数((n+k)×(n+k)画
素)には依存せず(従来:pq+(n+k)2pq/n2
画素)、外部バス107を通す必要のある情報量を低減
させることが可能である。このため、消費電力を低減さ
せることができる。
【0046】次に、このテンプレートマッチング装置の
内部処理について具体的に説明する。ここでは、簡単の
ため、従来例で説明した処理と同様の処理を行う場合に
ついて説明する。つまり、図4に示す10画素×8画素
の入力画像と、図5に示す10画素×8画素の参照画像
とのテンプレートマッチングを行う場合について説明す
る。ここで、テンプレートは2画素×2画素であり、探
索領域は4画素×4画素であるものとする。
【0047】まず、テンプレートを図4(a)の402
とし、探索領域を参照画像501においてテンプレート
402と同一部分のブロックに上下、左右方向に1画素
づつ加えた領域502(図5(a)参照)としてテンプ
レートマッチングを行う場合について説明する。尚、テ
ンプレート402の各画素を図4(b)に示すようにm
11〜m22とし、探索領域502の各画素を図5(b)に
示すようにs11〜s44とする。
【0048】図6は、この探索領域502の中の9個
((2+1)2個)の候補ブロックCB11乃至CB33
示す図である。テンプレートマッチング法では、この9
個のブロックCB11乃至CB33とテンプレート402と
を比較し、式(1)で定義される絶対値誤差和が最も小
さい候補ブロックを求める。
【0049】図7〜図9は図1のテンプレートマッチン
グ装置の処理を説明する図である。以下、これらの図に
基づいて、テンプレートマッチング装置の動作を説明す
る。尚、図8〜図9において、da bはテンプレートデー
タmaと探索データsbとの絶対値誤差|sb−ma|を示
しており、Dghは式(1)に示した絶対値誤差和(第
g行第h列を左上隅とする候補ブロックとの絶対値誤差
和)を示している。
【0050】時刻t=1〜4では、演算セル111〜1
44への探索データの供給が行われる。まず、時刻t=
1において、画像メモリ108から、探索データs11
21,s31,s41がそれぞれ対応する行の演算セル11
4,124,134,144に入力される。続いて、時
刻t=2において、上記の演算セル114,124,1
34,144内部のデータがそれぞれ演算セル113,
123,133,143に転送され、演算セル114,
124,134,144には画像メモリ108からそれ
ぞれ探索データs12,s22,s32,s42が入力
される。時刻t=3,4においても同様に、隣の演算セ
ルへのデータの転送と、演算セル114,124,13
4,144への新たなデータの入力が行われる。そし
て、時刻t=4において、すべての探索データがそれぞ
れ一つの演算セルにセットされる。
【0051】続いて、図8に示す時刻t=5において、
演算セル111〜114及び131〜134にテンプレ
ート402の画素データm11が供給され、演算セル12
1〜124及び141〜144にはテンプレート402
の画素データm21が供給される。そして、演算セル11
4,124,134,144以外の演算セルにおいて絶
対値誤差が計算される。例えば、演算セル111では、
テンプレートデータm11と探索データs11を用いてd11
11=|s11−m11|が計算される。尚、図8,図9にお
いては、活性な演算セル(演算の行われる演算セル)を
実線で囲んでいる。
【0052】時刻t=6では、演算セル111〜114
及び131〜134にテンプレートデータm12が供給さ
れ、演算セル121〜124及び141〜144にはテ
ンプレートデータm22が供給される。そして、演算セル
111,121,131,141以外の演算セルにおい
て絶対値誤差が計算され、その計算結果と各演算セルの
左隣の演算セルから転送されてきたt=5における演算
結果との和が計算される。
【0053】更に、時刻t=7においては、t=6にお
ける演算結果が右隣の演算セルへ転送される。このと
き、右端の演算セル114,124,134,144か
らは結果格納部105への演算結果の転送が行われる。
そして、結果格納部105において、図6で示した候補
ブロックCB13及びCB33と図4で示したテンプレート
402との絶対値誤差和D13及びD33が得られる。
【0054】以下、同様の手順を繰り返すことにより、
図6で示したすべての候補ブロックに対して図4で示し
たテンプレート402との絶対値誤差和が結果格納部1
05において得られる。
【0055】尚、時刻t=5からt=12までの活性な
演算セルにおいては、基本的に同一の処理を行ってい
る。例えば、時刻t=5においては隣接セルから転送さ
れてくる演算データがないため、有意な加算処理が行わ
れていないだけで、時刻t=6における演算処理を実行
するために必要な機能があれば、時刻t=5における処
理は実行できる。
【0056】以上のように、本発明によれば、1チップ
内に画像メモリ108と演算セルアレイ102を含んで
いるため、探索データ502は外部バス107を介する
ことなく演算セル111〜144に供給される。このた
め、低消費電力で演算を行うことが可能となる。しかし
ながら、参照画面の画素数が増大すると、1チップ内に
画像メモリ108と演算セルアレイ102を形成するこ
とが困難になる。
【0057】上記のような場合、テンプレートマッチン
グ装置を図10に示すように構成すればよい。すなわ
ち、画像メモリを複数の行メモリ毎に分割してそれぞれ
を別々のチップ上に形成する(図10では3つのチップ
1〜T3上に形成されている)。そして、各チップ上に
探索領域の画素数以上の演算セルを形成して、画像メモ
リから演算セルへの探索データの転送は同一チップ内で
行うようにする。この構成により、チップ間でデータ転
送を行う必要のあるものは絶対値誤差和を求めるための
部分和だけであるので、探索データ502をチップ間で
転送する必要は生じない。また、探索範囲を大きくした
場合においても、外部バスを介して転送する必要のある
情報量は変わらないため、実時間処理を行う際にも動作
周波数を高くする必要はなく、消費電力を低減すること
ができる。尚、図10においては、入出力制御部106
と結果格納部105は省略している。
【0058】
【発明の効果】請求項1に記載のテンプレートマッチン
グ装置では、画像メモリに一画面分の画素データを記憶
し、同一チップ内で探索領域の画素データの転送を行う
ため、外部バスを介して探索データを転送する必要がな
い。このため、探索領域の画素数が多くなっても動作周
波数を大きくする必要がないため、消費電力を低減する
ことができる。
【0059】また、請求項2に記載のテンプレート装置
では、画像メモリが行メモリとなっているため、画像メ
モリから演算セルアレイへのプリロードを効率よく行う
ことができ、処理を高速化することができる。
【0060】更に、請求項3に記載のテンプレートマッ
チング装置によれば、テンプレートマッチング装置を複
数のチップに分けて構成しても、画像メモリから演算セ
ルへのデータ転送を同一チップ内で行うようにすること
ができる。このため、参照画像の画素数が多く、1チッ
プ内に画像メモリと演算セルアレイを構成することがで
きない場合でも、低消費電力で動作させることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテンプレートマッチング装置の一構成
例を示すブロック図である。
【図2】テンプレートマッチング法の一例を説明する図
である。
【図3】テンプレート及び探索データを説明する図であ
る。
【図4】入力画像の一例を示す図である。
【図5】参照画像の一例を示す図である。
【図6】候補ブロックを示す図である。
【図7】図1のテンプレートマッチング装置の処理過程
(t=1〜4)を説明する図である。
【図8】図1のテンプレートマッチング装置の処理過程
(t=5〜9)を説明する図である。
【図9】図1のテンプレートマッチング装置の処理過程
(t=10〜12)を説明する図である。
【図10】複数チップに形成されたテンプレートマッチ
ング装置の一構成例を示すブロック図である。
【図11】従来のテンプレートマッチング装置の構成を
示すブロック図である。
【図12】従来のテンプレートマッチング法の一例を説
明する図である。
【図13】従来のテンプレートマッチング装置の処理過
程(t=1〜4)を説明する図である。
【図14】従来のテンプレートマッチング装置の処理過
程(t=5〜8)を説明する図である。
【図15】従来のテンプレートマッチング装置の処理過
程(t=9〜13)を説明する図である。
【図16】従来のテンプレートマッチング装置の処理過
程(t=14〜17)を説明する図である。
【図17】従来のテンプレートマッチング装置の処理過
程(t=18〜21)を説明する図である。
【図18】従来のテンプレートマッチング装置の処理過
程(t=22〜25)を説明する図である。
【符号の説明】
101 行メモリ 102 演算セルアレイ 105 結果格納部 106 入出力制御部 108 画像メモリ 111〜144 演算セル 402 テンプレート 502 探索データ T1〜T3 チップ m11〜m22 テンプレートデータ s11〜s44 探索データ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】参照画像中の探索領域の画素データとテン
    プレートの画素データに所定の演算を行うことにより、
    前記探索領域の中から前記テンプレートと最も近い領域
    を抽出するテンプレートマッチング装置において、 前記参照画像の全画素データを記憶する画像記憶手段
    と、 前記探索領域の画素数以上の個数の演算器からなり、前
    記画像記憶手段から供給される前記探索領域の各画素デ
    ータをそれぞれ別の前記演算器で保持するとともに、前
    記テンプレートの画素データを逐次的に導入して、前記
    所定の演算を行う演算手段と、を有してなり、 前記画像記憶手段から前記演算手段への前記探索領域の
    画素データの供給が同一チップ内で行えるよう形成され
    てなることを特徴とするテンプレートマッチング装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のテンプレートマッチング
    装置において、 前記画像記憶手段は、前記参照画像の全画素データを前
    記参照画像の行単位で記憶する複数の行記憶手段からな
    ることを特徴とするテンプレートマッチング装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のテンプレートマッチング
    装置において、 前記画像記憶手段と前記演算手段は複数のチップ上に分
    かれて形成されており、 各チップ上に、少なくとも複数の前記行記憶手段と前記
    探索領域の画素数以上の個数の前記演算器が形成されて
    なることを特徴とするテンプレートマッチング装置。
JP22336495A 1995-08-31 1995-08-31 テンプレートマッチング装置 Pending JPH0969159A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005083632A1 (ja) * 2004-02-27 2005-09-09 Hiroshima University, A National University Corporation Of Japan 参照データ最適化学習方法とパターン認識システム
CN108711173A (zh) * 2018-04-13 2018-10-26 深圳安博电子有限公司 多目标识别方法及装置

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