JPH0969371A - 電気コネクタおよびその製造方法 - Google Patents
電気コネクタおよびその製造方法Info
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- JPH0969371A JPH0969371A JP8163370A JP16337096A JPH0969371A JP H0969371 A JPH0969371 A JP H0969371A JP 8163370 A JP8163370 A JP 8163370A JP 16337096 A JP16337096 A JP 16337096A JP H0969371 A JPH0969371 A JP H0969371A
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-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors
- H05K3/306—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors with lead-in-hole components
- H05K3/308—Adaptations of leads
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板に半田付により固設される多段のコンタ
クトを有するコネクタにおいて、温度サイクルを受けた
場合にもこの半田部に過大な応力が掛かるのを防止す
る。 【解決手段】 コンタクト11,12,13が3段に配列され
たヘッダコネクタの最下段のコンタクト11のタイン部
(脚部)11cを基板から遠ざかる方向に迂回させた形状
に形成することにより、このタイン部11cの長さを実質
的に延長し、この結果、タイン部11cが弾性変形範囲内
で吸収し得る撓み量を増大せしめ、ハウジング14のコン
タクト間ピッチと基板20のコンタクト接合部間ピッチと
の伸縮度合いの差を、この増大した撓み量により吸収し
て半田接合部に掛かる負荷を低減させる。
クトを有するコネクタにおいて、温度サイクルを受けた
場合にもこの半田部に過大な応力が掛かるのを防止す
る。 【解決手段】 コンタクト11,12,13が3段に配列され
たヘッダコネクタの最下段のコンタクト11のタイン部
(脚部)11cを基板から遠ざかる方向に迂回させた形状
に形成することにより、このタイン部11cの長さを実質
的に延長し、この結果、タイン部11cが弾性変形範囲内
で吸収し得る撓み量を増大せしめ、ハウジング14のコン
タクト間ピッチと基板20のコンタクト接合部間ピッチと
の伸縮度合いの差を、この増大した撓み量により吸収し
て半田接合部に掛かる負荷を低減させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気コネクタに関
し、詳細にはコンタクトの脚部が半田によりプリント基
板等に固定されるヘッダコネクタおよびその製造方法に
関するものである。
し、詳細にはコンタクトの脚部が半田によりプリント基
板等に固定されるヘッダコネクタおよびその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子または電気機器間を相互接続するた
めに、回路基板上に搭載されるいわゆるヘッダコネクタ
が広く用いられている。このヘッダコネクタは、絶縁ハ
ウジングの内部からその後端壁を貫通して略垂直な方向
(後端壁に平行な方向)に折り曲げられた脚部(タイン
部)を有する複数のコンタクトを有している。
めに、回路基板上に搭載されるいわゆるヘッダコネクタ
が広く用いられている。このヘッダコネクタは、絶縁ハ
ウジングの内部からその後端壁を貫通して略垂直な方向
(後端壁に平行な方向)に折り曲げられた脚部(タイン
部)を有する複数のコンタクトを有している。
【0003】一般的にこのコンタクトはハウジングの内
部に複数列(段)をなして配設されており、さらに各列
ごとに複数のコンタクトが配列されるため、1つのコネ
クタは多数のコンタクトを有するものとなる。
部に複数列(段)をなして配設されており、さらに各列
ごとに複数のコンタクトが配列されるため、1つのコネ
クタは多数のコンタクトを有するものとなる。
【0004】そしてこのコンタクトのタイン部の先端部
が基板に設けられたスルーホールに挿通された状態(デ
ィップタイプという)で、あるいは基板の表面に当接し
た状態(SMT(基板表面実装)タイプという)で、半
田によりこの基板上に固定されるとともに、その基板上
に設けられた電気回路と導通を得るものである。
が基板に設けられたスルーホールに挿通された状態(デ
ィップタイプという)で、あるいは基板の表面に当接し
た状態(SMT(基板表面実装)タイプという)で、半
田によりこの基板上に固定されるとともに、その基板上
に設けられた電気回路と導通を得るものである。
【0005】ところで、このように基板に固設されたヘ
ッダコネクタは、各種機械装置等の制御用中央処理装置
(CPU)の入出力部として使用されることが多く、自
動車の諸機能を制御するCPUの入出力部として使用さ
れることもある。自動車に搭載される場合は、このCP
Uがエンジンルームの近くにまたはエンジンルーム内に
配置されることもあり、特にこのような場合、外気温か
らエンジンの熱による高温範囲まで変化する雰囲気温度
に晒されて基板やコネクタハウジングが伸縮を繰り返す
ことになる。
ッダコネクタは、各種機械装置等の制御用中央処理装置
(CPU)の入出力部として使用されることが多く、自
動車の諸機能を制御するCPUの入出力部として使用さ
れることもある。自動車に搭載される場合は、このCP
Uがエンジンルームの近くにまたはエンジンルーム内に
配置されることもあり、特にこのような場合、外気温か
らエンジンの熱による高温範囲まで変化する雰囲気温度
に晒されて基板やコネクタハウジングが伸縮を繰り返す
ことになる。
【0006】一方、基板はガラス入りエポキシ樹脂材料
(熱膨張率 1.5×10-5/℃)、コネクタハウジングはポ
リブチレンテレフタレート(PBT)樹脂材料(熱膨張
率 9.0×10-5/℃)でそれぞれ形成されるのが一般的で
ある。そしてこれら両材料には熱膨張率に大きな差があ
るため、図5(A)に示すように、コネクタ10側のハウ
ジング14のコンタクト11間ピッチあるいはコンタクト12
間ピッチと基板20のコンタクト接合部(例えばコンタク
ト11のタイン部を挿通するスルーホール21)間ピッチと
の矢印A,B方向の伸縮度合いに差を生じる結果、同図
(B)に示すように、両者の接続部である基板20上の半
田30による接続部に負荷が掛り、上記温度サイクルの繰
り返しによって当該半田30に亀裂31を生じる虞がある。
このように半田接合部に亀裂を生じた場合、その亀裂部
で電気的導通が不完全となってCPUの本来の機能を発
揮できなくなる虞がある。
(熱膨張率 1.5×10-5/℃)、コネクタハウジングはポ
リブチレンテレフタレート(PBT)樹脂材料(熱膨張
率 9.0×10-5/℃)でそれぞれ形成されるのが一般的で
ある。そしてこれら両材料には熱膨張率に大きな差があ
るため、図5(A)に示すように、コネクタ10側のハウ
ジング14のコンタクト11間ピッチあるいはコンタクト12
間ピッチと基板20のコンタクト接合部(例えばコンタク
ト11のタイン部を挿通するスルーホール21)間ピッチと
の矢印A,B方向の伸縮度合いに差を生じる結果、同図
(B)に示すように、両者の接続部である基板20上の半
田30による接続部に負荷が掛り、上記温度サイクルの繰
り返しによって当該半田30に亀裂31を生じる虞がある。
このように半田接合部に亀裂を生じた場合、その亀裂部
で電気的導通が不完全となってCPUの本来の機能を発
揮できなくなる虞がある。
【0007】以上の問題は、基板からの高さ方向に複数
段のコンタクトを有するコネクタにおいて、基板に最も
近い側の段のコンタクト(図5(A)におけるコンタク
ト11)との半田接合部において発生し易いものと考えら
れており、従来より種々の解決技術が開示されている。
段のコンタクトを有するコネクタにおいて、基板に最も
近い側の段のコンタクト(図5(A)におけるコンタク
ト11)との半田接合部において発生し易いものと考えら
れており、従来より種々の解決技術が開示されている。
【0008】例えば、特開平4−61767 号によれば、こ
の基板に近い側のコンタクトの脚部をコネクタの嵌合面
(開口端面)側にまで延ばしたうえで、その延びた先端
部を基板に半田接合させるもの(同号公報第1図)や、
基板に近い側のコンタクトの脚部を上段側(基板から遠
い側)のコンタクトの脚部に対して、これらコンタクト
が貫通する壁面からより離れた位置まで延長したうえ
で、その延びた先端部を基板に半田接合させるもの(同
号公報第4図)が開示されている。
の基板に近い側のコンタクトの脚部をコネクタの嵌合面
(開口端面)側にまで延ばしたうえで、その延びた先端
部を基板に半田接合させるもの(同号公報第1図)や、
基板に近い側のコンタクトの脚部を上段側(基板から遠
い側)のコンタクトの脚部に対して、これらコンタクト
が貫通する壁面からより離れた位置まで延長したうえ
で、その延びた先端部を基板に半田接合させるもの(同
号公報第4図)が開示されている。
【0009】これらはいずれもコンタクトの脚部を延長
することによってコンタクトの脚部の弾性変形域での撓
み量を増大させて、ハウジングのコンタクト間ピッチと
基板のコンタクト接合部間ピッチとの伸縮度合いの差
を、この増大した撓みにより吸収して半田接合部への負
荷を低減させるものである。
することによってコンタクトの脚部の弾性変形域での撓
み量を増大させて、ハウジングのコンタクト間ピッチと
基板のコンタクト接合部間ピッチとの伸縮度合いの差
を、この増大した撓みにより吸収して半田接合部への負
荷を低減させるものである。
【0010】また特開平6−203896号、特開平7−1535
08号にはそれぞれ、コンタクトの脚部の折曲部に円弧状
の応力吸収部を形成したものが開示されている。
08号にはそれぞれ、コンタクトの脚部の折曲部に円弧状
の応力吸収部を形成したものが開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の各先行
技術において、コンタクトの脚部を嵌合面側まで延長す
るものにあっては、下段(基板に近い側)のコンタクト
群についての半田接合部は嵌合面側となり、一方、上段
(基板から遠い側)のコンタクト群についての半田接合
部はコンタクトが挿通した壁面側となって、コネクタの
前方と後方の2か所に半田接合部が分散することとな
る。この場合、コンタクトと基板とを半田で接合する製
造工程において接合動作に要するストローク量が増大す
るとともに、接合部の品質検査工程においてもこの分散
した2か所を検査する必要があり、これらの製造工程が
複雑になるという問題がある。
技術において、コンタクトの脚部を嵌合面側まで延長す
るものにあっては、下段(基板に近い側)のコンタクト
群についての半田接合部は嵌合面側となり、一方、上段
(基板から遠い側)のコンタクト群についての半田接合
部はコンタクトが挿通した壁面側となって、コネクタの
前方と後方の2か所に半田接合部が分散することとな
る。この場合、コンタクトと基板とを半田で接合する製
造工程において接合動作に要するストローク量が増大す
るとともに、接合部の品質検査工程においてもこの分散
した2か所を検査する必要があり、これらの製造工程が
複雑になるという問題がある。
【0012】また、コンタクトの配列が上下の2段の場
合は対応できても、3段以上の配列については対応する
ことができないという問題もある。
合は対応できても、3段以上の配列については対応する
ことができないという問題もある。
【0013】一方、コンタクトが貫通する後端壁面から
より離れた位置まで脚部を延長したものについては、基
板上におけるコネクタの占有(実装)面積が大きくな
り、装置を小形化するという要請に沿うことができな
い。また、この方法は、上下段のコンタクトが高さ方向
の同一直線上に並ばない千鳥配列のコネクタには適用で
きるが、上下方向でコンタクトが略一直線上に並ぶ配列
のコネクタには下段のコンタクトを延長すると上段のコ
ンタクトに干渉するため適用することができないという
問題がある。
より離れた位置まで脚部を延長したものについては、基
板上におけるコネクタの占有(実装)面積が大きくな
り、装置を小形化するという要請に沿うことができな
い。また、この方法は、上下段のコンタクトが高さ方向
の同一直線上に並ばない千鳥配列のコネクタには適用で
きるが、上下方向でコンタクトが略一直線上に並ぶ配列
のコネクタには下段のコンタクトを延長すると上段のコ
ンタクトに干渉するため適用することができないという
問題がある。
【0014】さらにまた、コンタクトの脚部の折曲部に
円弧状の応力吸収部を有するものにあっては、この円弧
状の応力吸収部を形成するためには図7に示すような3
つの曲げ治具a,b,cを用いた加工を要し、上記のも
のと同様に、上下段のコンタクトが同一直線上に並ぶマ
トリクス配列のコネクタに対しては、下段のコンタクト
を加工する際に治具aが直上のコンタクトに干渉するた
め適用することができないという問題がある。
円弧状の応力吸収部を有するものにあっては、この円弧
状の応力吸収部を形成するためには図7に示すような3
つの曲げ治具a,b,cを用いた加工を要し、上記のも
のと同様に、上下段のコンタクトが同一直線上に並ぶマ
トリクス配列のコネクタに対しては、下段のコンタクト
を加工する際に治具aが直上のコンタクトに干渉するた
め適用することができないという問題がある。
【0015】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、マトリクス配列の多段のコンタクトを有するコネ
クタにも容易に適用することができるとともに、製造工
程や検査工程等を複雑化すること無く、コネクタのコン
タクトと基板との半田接合部の負荷を低減して温度サイ
クルを受けた場合にもこの半田部に過大な応力が掛かる
のを防止した電気コネクタおよびその製造方法を提供す
ることを目的とするものである。
って、マトリクス配列の多段のコンタクトを有するコネ
クタにも容易に適用することができるとともに、製造工
程や検査工程等を複雑化すること無く、コネクタのコン
タクトと基板との半田接合部の負荷を低減して温度サイ
クルを受けた場合にもこの半田部に過大な応力が掛かる
のを防止した電気コネクタおよびその製造方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の電気コネクタ
は、コンタクトの脚部をハウジングの後端面から露出し
た位置において、そのハウジングの貫通孔の外側開口端
部に形成された曲線形状に沿うように迂回させることに
よって、その脚長をより長く確保し、より大きな応力を
吸収し得るようにしたものである。
は、コンタクトの脚部をハウジングの後端面から露出し
た位置において、そのハウジングの貫通孔の外側開口端
部に形成された曲線形状に沿うように迂回させることに
よって、その脚長をより長く確保し、より大きな応力を
吸収し得るようにしたものである。
【0017】すなわち本発明の電気コネクタは、電気コ
ネクタが実装される基板に対して開口端面および後端壁
が垂直に配置されるハウジングと、該ハウジングの内部
から該ハウジングの前記後端壁を貫通して該ハウジング
の外部に延び、該後端壁に略平行となるように前記基板
に向かって折り曲げられた折曲部を有し、先端部近傍が
前記基板に対して略垂直に固定される脚部を有する、前
記基板からの高さ方向に複数段設けられたコンタクトと
を備えた電気コネクタにおいて、前記コンタクトのうち
少なくとも最も前記基板に近い段のコンタクトが、前記
ハウジングの後端壁を貫通した孔の、前記基板から遠い
側の外側開口端部が曲線形状に形成され、前記最も基板
に近い段のコンタクトが、該ハウジングの曲線形状に沿
うように前記基板から離れる方向に迂回した第2の折曲
部を有することを特徴とするものである。
ネクタが実装される基板に対して開口端面および後端壁
が垂直に配置されるハウジングと、該ハウジングの内部
から該ハウジングの前記後端壁を貫通して該ハウジング
の外部に延び、該後端壁に略平行となるように前記基板
に向かって折り曲げられた折曲部を有し、先端部近傍が
前記基板に対して略垂直に固定される脚部を有する、前
記基板からの高さ方向に複数段設けられたコンタクトと
を備えた電気コネクタにおいて、前記コンタクトのうち
少なくとも最も前記基板に近い段のコンタクトが、前記
ハウジングの後端壁を貫通した孔の、前記基板から遠い
側の外側開口端部が曲線形状に形成され、前記最も基板
に近い段のコンタクトが、該ハウジングの曲線形状に沿
うように前記基板から離れる方向に迂回した第2の折曲
部を有することを特徴とするものである。
【0018】ここで開口端面とは、相手コネクタと嵌合
する際のハウジングの嵌合先端を意味し、また外側開口
端部とは、ハウジング後端壁に形成されたコンタクト挿
通孔のハウジング外面側の端部を意味する。
する際のハウジングの嵌合先端を意味し、また外側開口
端部とは、ハウジング後端壁に形成されたコンタクト挿
通孔のハウジング外面側の端部を意味する。
【0019】また、コンタクトがハウジングの後端壁を
貫通した孔の、前記基板から遠い側の外側開口端部に形
成される曲線形状とは、図6(A)に示すように、開口
端部の角を落として曲線形状(例えばR形状)にしたも
のや、同図(B)に示すように開口端部から外方に断面
半円状の凸部を形成したものを含むものとする。以下の
発明においても同様である。
貫通した孔の、前記基板から遠い側の外側開口端部に形
成される曲線形状とは、図6(A)に示すように、開口
端部の角を落として曲線形状(例えばR形状)にしたも
のや、同図(B)に示すように開口端部から外方に断面
半円状の凸部を形成したものを含むものとする。以下の
発明においても同様である。
【0020】なお、この曲線形状は、少なくとも基板か
ら遠い側の外側開口端部に形成されていればよく、その
開口端部の全周に亘って形成することを妨げるものでは
ない。
ら遠い側の外側開口端部に形成されていればよく、その
開口端部の全周に亘って形成することを妨げるものでは
ない。
【0021】また上記第2の折曲部は、従来の脚部より
も実質的にその長さが長く形成されるものであればいか
なる形状のものであってもよい。
も実質的にその長さが長く形成されるものであればいか
なる形状のものであってもよい。
【0022】さらに、本発明の電気コネクタは、最も前
記基板に近い段のコンタクト以外のコンタクトについて
この第2の折曲部を形成するのを妨げるものではなく、
これらのコンタクトについても、最も基板に近い段のコ
ンタクトと同様に形成することができる。このように基
板に最も近い段のコンタクト以外のコンタクトについて
も適用した場合は、最も基板に近い段のコンタクトの迂
回部分が次の段のコンタクトに接触するのを有効に防止
することができる。
記基板に近い段のコンタクト以外のコンタクトについて
この第2の折曲部を形成するのを妨げるものではなく、
これらのコンタクトについても、最も基板に近い段のコ
ンタクトと同様に形成することができる。このように基
板に最も近い段のコンタクト以外のコンタクトについて
も適用した場合は、最も基板に近い段のコンタクトの迂
回部分が次の段のコンタクトに接触するのを有効に防止
することができる。
【0023】なお、基板に最も近い段のコンタクトにつ
いては、基板に対して垂直な方向であって基板から遠ざ
かる方向に折り曲げ、その延びた部分に連続して、基板
に対して垂直な方向であって基板に近付く方向に向かっ
て折り曲げた形状にするのが最も望ましい。このような
形状に形成することにより、基板面に投影されるこの脚
部の占有(実装)面積を最も小さくすることができるか
らである。
いては、基板に対して垂直な方向であって基板から遠ざ
かる方向に折り曲げ、その延びた部分に連続して、基板
に対して垂直な方向であって基板に近付く方向に向かっ
て折り曲げた形状にするのが最も望ましい。このような
形状に形成することにより、基板面に投影されるこの脚
部の占有(実装)面積を最も小さくすることができるか
らである。
【0024】また、最も基板に近い段のコンタクト以外
のコンタクトについては、上述したような迂回部分を形
成しない場合であっても、ハウジングの外側後端面から
露出した位置において、そのコンタクトの弾性変形の範
囲内で基板から遠ざかる方向に荷重を付加しつつ、上記
折曲部を形成したものが望ましい。
のコンタクトについては、上述したような迂回部分を形
成しない場合であっても、ハウジングの外側後端面から
露出した位置において、そのコンタクトの弾性変形の範
囲内で基板から遠ざかる方向に荷重を付加しつつ、上記
折曲部を形成したものが望ましい。
【0025】これは折曲部において所望とする曲げ角度
(通常は90度)を得るためには、この折曲部で発生する
スプリングバックを見積もって、コンタクト13を90度未
満の角度αに曲げる操作をする必要がある(図8(A)
参照)。しかし、このような曲げ操作をすれば、操作中
のコンタクト13の脚部の先端側は、その折曲げ位置より
もコネクタ14側に近くなるため、より下方の段のコンタ
クトに干渉する虞があり、曲げ加工の操作が難しくな
る。
(通常は90度)を得るためには、この折曲部で発生する
スプリングバックを見積もって、コンタクト13を90度未
満の角度αに曲げる操作をする必要がある(図8(A)
参照)。しかし、このような曲げ操作をすれば、操作中
のコンタクト13の脚部の先端側は、その折曲げ位置より
もコネクタ14側に近くなるため、より下方の段のコンタ
クトに干渉する虞があり、曲げ加工の操作が難しくな
る。
【0026】そこで上記スプリングバックを予め見積も
り、図8(B)に示すようにコンタクト13の弾性変形の
範囲内で基板20から遠ざかる方向に荷重を掛けて角度Δ
αだけ弾性変形させ、この状態のままでコンタクト13の
脚部を90度未満の角度αに曲げる操作を行なうことによ
り、操作中のコンタクト13の脚部の先端側は、その折曲
げ位置よりもコネクタ14側に近付くことがなく、曲げ加
工の操作を容易にすることができる。
り、図8(B)に示すようにコンタクト13の弾性変形の
範囲内で基板20から遠ざかる方向に荷重を掛けて角度Δ
αだけ弾性変形させ、この状態のままでコンタクト13の
脚部を90度未満の角度αに曲げる操作を行なうことによ
り、操作中のコンタクト13の脚部の先端側は、その折曲
げ位置よりもコネクタ14側に近付くことがなく、曲げ加
工の操作を容易にすることができる。
【0027】なお上記ハウジング後端壁の貫通孔の外側
開口端部に形成した曲線形状をR形状としたときは、そ
のR形状の半径は、コンタクトの脚部の板厚の1/2以
上とするのが望ましい。この半径がコンタクトの脚部の
板厚の1/2未満であると応力が集中しやすく、また曲
げ部寸法が安定しないからである。
開口端部に形成した曲線形状をR形状としたときは、そ
のR形状の半径は、コンタクトの脚部の板厚の1/2以
上とするのが望ましい。この半径がコンタクトの脚部の
板厚の1/2未満であると応力が集中しやすく、また曲
げ部寸法が安定しないからである。
【0028】本発明の電気コネクタの製造方法は、電気
コネクタが実装される基板に対して開口端面および後端
壁が垂直に配置されるハウジングの内部からそれぞれ該
ハウジングの前記後端壁を貫通して該ハウジングの外部
に延びる、前記基板からの高さ方向に複数段設けられた
コンタクトを、該後端壁に略平行となるように前記基板
に向かって折り曲げて電気コネクタを製造する電気コネ
クタの製造方法において、前記コンタクトのうち少なく
とも最も前記基板に近い段のコンタクトを、該コンタク
トが貫通する前記ハウジングの後端壁に形成された貫通
孔の、該ハウジング外側開口端部の前記折り曲げる方向
とは反対側の端部に形成された曲線形状に沿わせて曲げ
ることを特徴とするものである。
コネクタが実装される基板に対して開口端面および後端
壁が垂直に配置されるハウジングの内部からそれぞれ該
ハウジングの前記後端壁を貫通して該ハウジングの外部
に延びる、前記基板からの高さ方向に複数段設けられた
コンタクトを、該後端壁に略平行となるように前記基板
に向かって折り曲げて電気コネクタを製造する電気コネ
クタの製造方法において、前記コンタクトのうち少なく
とも最も前記基板に近い段のコンタクトを、該コンタク
トが貫通する前記ハウジングの後端壁に形成された貫通
孔の、該ハウジング外側開口端部の前記折り曲げる方向
とは反対側の端部に形成された曲線形状に沿わせて曲げ
ることを特徴とするものである。
【0029】なお本発明の電気コネクタの製造方法にお
いても、最も前記基板に近い段のコンタクト以外のコン
タクトについて後端壁において折り曲げるのを妨げるも
のではなく、これらのコンタクトについても、最も前記
基板に近い段のコンタクトと同様に形成してもよい。こ
のように基板に最も近い段のコンタクト以外のコンタク
トについても適用した場合は、最も前記基板に近い段の
コンタクトの迂回部分がより下方の段のコンタクトに接
触するのを防止することができるとともに、折曲部より
も先端部側の脚部の間隔を狭くして加工することがで
き、基板上における実装面積を狭くすることができる。
いても、最も前記基板に近い段のコンタクト以外のコン
タクトについて後端壁において折り曲げるのを妨げるも
のではなく、これらのコンタクトについても、最も前記
基板に近い段のコンタクトと同様に形成してもよい。こ
のように基板に最も近い段のコンタクト以外のコンタク
トについても適用した場合は、最も前記基板に近い段の
コンタクトの迂回部分がより下方の段のコンタクトに接
触するのを防止することができるとともに、折曲部より
も先端部側の脚部の間隔を狭くして加工することがで
き、基板上における実装面積を狭くすることができる。
【0030】また、最も前記基板に近い段のコンタクト
以外のコンタクトについて上述したような迂回部分を形
成しない場合であっても、ハウジングの後端面から露出
した位置において、そのコンタクトの弾性変形の範囲内
で基板から遠ざかる方向に荷重を付加しつつ、上記折曲
部を形成するのが望ましい。
以外のコンタクトについて上述したような迂回部分を形
成しない場合であっても、ハウジングの後端面から露出
した位置において、そのコンタクトの弾性変形の範囲内
で基板から遠ざかる方向に荷重を付加しつつ、上記折曲
部を形成するのが望ましい。
【0031】
【発明の効果】本発明の電気コネクタは、多段配列のコ
ンタクトのうち基板との距離が最も近い段のコンタクト
の脚部を、一旦基板から離れる方向に迂回させる形状に
形成したことにより実質的に脚部の長さを長くすること
ができ、この結果、長く形成された脚部の弾性変形範囲
内での撓み量を従来より大きくすることができ、ハウジ
ングのコンタクト間ピッチと基板のコンタクト接合部間
ピッチとの伸縮度合いの差を、この増大した撓み量によ
り吸収して半田接合部への負荷を低減させることができ
る。
ンタクトのうち基板との距離が最も近い段のコンタクト
の脚部を、一旦基板から離れる方向に迂回させる形状に
形成したことにより実質的に脚部の長さを長くすること
ができ、この結果、長く形成された脚部の弾性変形範囲
内での撓み量を従来より大きくすることができ、ハウジ
ングのコンタクト間ピッチと基板のコンタクト接合部間
ピッチとの伸縮度合いの差を、この増大した撓み量によ
り吸収して半田接合部への負荷を低減させることができ
る。
【0032】またこのような迂回させる形状をハウジン
グの後端壁に形成した曲線形状に押しつけることによっ
て容易にコンタクトを基板から離れる方向に曲げること
ができるとともに、コンタクトはこの曲線に沿って曲げ
られるため、角部のような極狭い範囲で応力が集中する
こともない。
グの後端壁に形成した曲線形状に押しつけることによっ
て容易にコンタクトを基板から離れる方向に曲げること
ができるとともに、コンタクトはこの曲線に沿って曲げ
られるため、角部のような極狭い範囲で応力が集中する
こともない。
【0033】さらに、折曲部で曲げる方向と反対の方向
に曲げるため、折曲部で発生するスプリングバックを、
このハウジングの後端壁で曲げることによって生じる反
対向きのスプリングバックにより相殺することができ
る。
に曲げるため、折曲部で発生するスプリングバックを、
このハウジングの後端壁で曲げることによって生じる反
対向きのスプリングバックにより相殺することができ
る。
【0034】また本発明の電気コネクタの製造方法は、
ハウジングの後端壁に形成した曲線形状にコンタクトを
押しつけることによって容易にコンタクトを基板から離
れる方向に曲げることができるため、応力吸収部たる迂
回部を容易に形成するための加工治具を簡素化すること
ができる。
ハウジングの後端壁に形成した曲線形状にコンタクトを
押しつけることによって容易にコンタクトを基板から離
れる方向に曲げることができるため、応力吸収部たる迂
回部を容易に形成するための加工治具を簡素化すること
ができる。
【0035】さらに、折曲部よりも先端部側の脚部の間
隔を狭くして加工することができ、基板上における実装
面積を狭くすることができる。
隔を狭くして加工することができ、基板上における実装
面積を狭くすることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気コネクタの具
体的な実施の形態について図面を用いて説明する。
体的な実施の形態について図面を用いて説明する。
【0037】図1は本実施形態の電気コネクタを示す斜
視図、図2(A)は図1に示した電気コネクタのA−A
線断面を示す断面図、同図(B)は(A)に示した電気
コネクタのK部の拡大図を示す。
視図、図2(A)は図1に示した電気コネクタのA−A
線断面を示す断面図、同図(B)は(A)に示した電気
コネクタのK部の拡大図を示す。
【0038】図示の電気コネクタ(ヘッダコネクタ)10
は、例えばポリブチレンテレフタレート樹脂等の絶縁性
材料により形成されたハウジング14と、このコネクタ10
が相手コネクタ(図示せず)と嵌合した状態のときに相
手コネクタのコンタクトに接触する、ハウジング14の内
部に収容されている接触部11a,12a,13a、ハウジン
グ14の後端壁14aを貫通して形成された挿通孔14cに挿
通されてこのハウジング14に圧入により保持される被保
持部11b,12b,13b、およびハウジング14の後端壁14
aからハウジング14の外部に延出して後端壁14aに略直
交する方向に延びるプリント配線の形成された基板20に
固定接続されるタイン部(脚部)11c,12c,13cから
なるコンタクト11,12,13とを備えた構成である。
は、例えばポリブチレンテレフタレート樹脂等の絶縁性
材料により形成されたハウジング14と、このコネクタ10
が相手コネクタ(図示せず)と嵌合した状態のときに相
手コネクタのコンタクトに接触する、ハウジング14の内
部に収容されている接触部11a,12a,13a、ハウジン
グ14の後端壁14aを貫通して形成された挿通孔14cに挿
通されてこのハウジング14に圧入により保持される被保
持部11b,12b,13b、およびハウジング14の後端壁14
aからハウジング14の外部に延出して後端壁14aに略直
交する方向に延びるプリント配線の形成された基板20に
固定接続されるタイン部(脚部)11c,12c,13cから
なるコンタクト11,12,13とを備えた構成である。
【0039】ここでコンタクト11,12,13は図1に示す
ように、基板20からの高さ方向に略一直線上に並び、各
段においてそれぞれ複数のコンタクト11,12,13が配列
されている。基板20に最も近い側の段(最下段)に配列
されたコンタクトを11、最も基板20から遠い側の段(最
上段)に配列されたコンタクトを13、これらの略中間の
段(中段)に配列されたコンタクトを12とする。
ように、基板20からの高さ方向に略一直線上に並び、各
段においてそれぞれ複数のコンタクト11,12,13が配列
されている。基板20に最も近い側の段(最下段)に配列
されたコンタクトを11、最も基板20から遠い側の段(最
上段)に配列されたコンタクトを13、これらの略中間の
段(中段)に配列されたコンタクトを12とする。
【0040】基板20は、図中においてハウジング14の下
方に配置される。そして上記コンタクトのうち最下段の
コンタクト11のタイン部11cは、基板20から離れる方向
に迂回した形状を有する。この迂回した形状は、具体的
には図2(A)に示すように、後端壁14aからハウジン
グ14の外部に露出した位置において、後端壁14aに形成
された挿通孔14cのハウジング外側開口端部の基板20か
ら遠い側(上側)に形成された断面半円状の凸部14bに
沿って上方に折り曲げられ、その折曲した折曲部(第2
の折曲部)が、中段のコンタクト12に接触しないように
逆U字状に折り返されて(第1の折曲部)下方に延びた
形状である。すなわち、従来のコンタクトはハウジング
14の外部に露出した位置で下方に向けて折り曲げられる
のに対して、本実施形態のコンタクト11は上述のような
迂回した形状に形成されたため、この迂回形状によって
本実施形態のコンタクト11は従来のものと比べてそのタ
イン部11cの長さが約2Lだけ延長されている。
方に配置される。そして上記コンタクトのうち最下段の
コンタクト11のタイン部11cは、基板20から離れる方向
に迂回した形状を有する。この迂回した形状は、具体的
には図2(A)に示すように、後端壁14aからハウジン
グ14の外部に露出した位置において、後端壁14aに形成
された挿通孔14cのハウジング外側開口端部の基板20か
ら遠い側(上側)に形成された断面半円状の凸部14bに
沿って上方に折り曲げられ、その折曲した折曲部(第2
の折曲部)が、中段のコンタクト12に接触しないように
逆U字状に折り返されて(第1の折曲部)下方に延びた
形状である。すなわち、従来のコンタクトはハウジング
14の外部に露出した位置で下方に向けて折り曲げられる
のに対して、本実施形態のコンタクト11は上述のような
迂回した形状に形成されたため、この迂回形状によって
本実施形態のコンタクト11は従来のものと比べてそのタ
イン部11cの長さが約2Lだけ延長されている。
【0041】なお、ハウジング14の後端壁14aに形成さ
れた断面半円状の凸部14bの半径Rは、コンタクト11の
板厚をt1としたとき、 R≧t1/2 の示す範囲で設定するのが望ましい。これは半径Rが板
厚t1/2未満であると、コンタクト11の曲げ寸法が安
定しにくく、また応力が集中しやすいことを考慮するか
らである。本実施形態においては好適な一例としてR=
0.6mm,t1=0.64mmを採用している。
れた断面半円状の凸部14bの半径Rは、コンタクト11の
板厚をt1としたとき、 R≧t1/2 の示す範囲で設定するのが望ましい。これは半径Rが板
厚t1/2未満であると、コンタクト11の曲げ寸法が安
定しにくく、また応力が集中しやすいことを考慮するか
らである。本実施形態においては好適な一例としてR=
0.6mm,t1=0.64mmを採用している。
【0042】コンタクト11は、初期的には直線状に形成
されたもの(図2(B)の2点鎖線で示す形状)であ
り、後に逆U字状に折曲される(図2(B)の実線で示
す形状)部分のうちその内周側になる部分には、曲げ加
工によって生じる余剰な肉厚による皺の発生を防止する
ために、また曲げ応力を集中させて加工に要する力を低
減するために、他の部分(厚さt1)よりも肉薄となる
ように切欠部(図2(B)参照)が設けられている。た
だしこのような切欠部を設けたものが望ましい態様であ
るが、これに限るものではない。
されたもの(図2(B)の2点鎖線で示す形状)であ
り、後に逆U字状に折曲される(図2(B)の実線で示
す形状)部分のうちその内周側になる部分には、曲げ加
工によって生じる余剰な肉厚による皺の発生を防止する
ために、また曲げ応力を集中させて加工に要する力を低
減するために、他の部分(厚さt1)よりも肉薄となる
ように切欠部(図2(B)参照)が設けられている。た
だしこのような切欠部を設けたものが望ましい態様であ
るが、これに限るものではない。
【0043】この切欠部は、コンタクト11単体の成形時
に例えばプレス加工によって形成してもよいし、成形後
に切削加工等により形成してもよい。なおこの肉薄とな
った部分11eと他の部分との肉厚の比t2/t1の値は
例えば 0.9程度に設定すればよい。
に例えばプレス加工によって形成してもよいし、成形後
に切削加工等により形成してもよい。なおこの肉薄とな
った部分11eと他の部分との肉厚の比t2/t1の値は
例えば 0.9程度に設定すればよい。
【0044】次に図2(A)に示したコンタクト11の、
迂回形状の形成方法について図3を用いて説明する。
迂回形状の形成方法について図3を用いて説明する。
【0045】まず直線状のコンタクト11をハウジング14
の挿通孔14cに挿通し、このハウジング14の外側に露出
した部分に、上述の肉薄部11eを図中の下方(基板側)
から治具1により反時計回り方向R1にわずかな力で押
圧するとともに、この肉薄部11eよりもタイン部11cの
先端に近い側を治具2により上方から時計回り方向R2
に押圧する(図3(A)参照)。肉薄部11eは曲げ応力
が集中するため治具1によるわずかな押圧力および治具
2による押圧力で上向きに凸となるように曲り始めると
ともに、ハウジング14から露出した根元の部分がハウジ
ング14の後端面14aに設けられた凸部14bの周面に沿っ
て上方に曲り始める。肉薄部11eが曲り始めると治具1
は下方Dに退避するが、治具2はそのまま時計回り方向
R2にコンタクト11を押圧し続ける(同図(B))。
の挿通孔14cに挿通し、このハウジング14の外側に露出
した部分に、上述の肉薄部11eを図中の下方(基板側)
から治具1により反時計回り方向R1にわずかな力で押
圧するとともに、この肉薄部11eよりもタイン部11cの
先端に近い側を治具2により上方から時計回り方向R2
に押圧する(図3(A)参照)。肉薄部11eは曲げ応力
が集中するため治具1によるわずかな押圧力および治具
2による押圧力で上向きに凸となるように曲り始めると
ともに、ハウジング14から露出した根元の部分がハウジ
ング14の後端面14aに設けられた凸部14bの周面に沿っ
て上方に曲り始める。肉薄部11eが曲り始めると治具1
は下方Dに退避するが、治具2はそのまま時計回り方向
R2にコンタクト11を押圧し続ける(同図(B))。
【0046】治具2がコンタクト11を押圧し続ける結
果、タイン部11cはハウジング14の後端面14aに接触す
るまで曲げられる(同図(C))。ここで治具2はもと
の位置に退避するが、この曲げられたタイン部11cは、
曲げられた2か所のそれぞれにおいて生じるスプリング
バックにより、わずかに曲げ角度が緩和されて上述の迂
回形状(同図(D))が形成される。
果、タイン部11cはハウジング14の後端面14aに接触す
るまで曲げられる(同図(C))。ここで治具2はもと
の位置に退避するが、この曲げられたタイン部11cは、
曲げられた2か所のそれぞれにおいて生じるスプリング
バックにより、わずかに曲げ角度が緩和されて上述の迂
回形状(同図(D))が形成される。
【0047】上述のような形成方法によって形成された
迂回形状は中段のコンタクト12に接触しないように構成
されるが、最下段のコンタクト11の部品精度やタイン部
11cの加工精度のばらつきによって誤って中段のコンタ
クト12と接触するのをより確実に防止するために、中段
のコンタクト12のタイン部12cも図2(A)に示すよう
に上方に向けて折曲した迂回形状としてもよい。これと
同様に最上段のコンタクト13のタイン部13cについても
迂回形状とすることもできる。
迂回形状は中段のコンタクト12に接触しないように構成
されるが、最下段のコンタクト11の部品精度やタイン部
11cの加工精度のばらつきによって誤って中段のコンタ
クト12と接触するのをより確実に防止するために、中段
のコンタクト12のタイン部12cも図2(A)に示すよう
に上方に向けて折曲した迂回形状としてもよい。これと
同様に最上段のコンタクト13のタイン部13cについても
迂回形状とすることもできる。
【0048】なお、この中段および上段のコンタクト1
2、13の各タイン部12c,13cを相反する方向にそれぞ
れ1回ずつ曲げ加工することにより、各曲げ部分で生じ
るスプリングバックが生じる向きも相反するため全体と
してスプリングバックを相殺することができるという効
果がある。
2、13の各タイン部12c,13cを相反する方向にそれぞ
れ1回ずつ曲げ加工することにより、各曲げ部分で生じ
るスプリングバックが生じる向きも相反するため全体と
してスプリングバックを相殺することができるという効
果がある。
【0049】すなわち、図4(A)に示すような従来の
コンタクトでは、曲げ部分が下向きの折曲部G1の1か
所であるため、この曲げ角度αを90度にするためには、
予めスプリングバック量を例えば10度位に見込んで曲げ
角度αを80度前後に設定していた。このように曲げ角度
αを鋭角に設定すると、タイン部12c,13cの先端部
は、折曲部から先端部までの長さL2,L3が長くなる
程ハウジング14の後端壁に近付く方向への見込み量P
2,P3を大きく設定する必要がある。このためタイン
部12c,13cの先端部同士が曲げ加工中に互いに接触し
ないようにするためには、タイン部11c,12c間の先端
部におけるピッチP′2およびタイン部12c,13c間の
先端部におけるピッチP′3を大きく設定しておく必要
があった。具体的にはP′2=4.5,P′3=4.5(mm)程
度であった。
コンタクトでは、曲げ部分が下向きの折曲部G1の1か
所であるため、この曲げ角度αを90度にするためには、
予めスプリングバック量を例えば10度位に見込んで曲げ
角度αを80度前後に設定していた。このように曲げ角度
αを鋭角に設定すると、タイン部12c,13cの先端部
は、折曲部から先端部までの長さL2,L3が長くなる
程ハウジング14の後端壁に近付く方向への見込み量P
2,P3を大きく設定する必要がある。このためタイン
部12c,13cの先端部同士が曲げ加工中に互いに接触し
ないようにするためには、タイン部11c,12c間の先端
部におけるピッチP′2およびタイン部12c,13c間の
先端部におけるピッチP′3を大きく設定しておく必要
があった。具体的にはP′2=4.5,P′3=4.5(mm)程
度であった。
【0050】一方、本実施形態の電気コネクタのコンタ
クト11,12,13(同図(B))はそのタイン部11c,12
c,13cを下向きの折曲部G1および上向きの第2の折
曲部G2で互いに逆方向に曲げ加工(曲げ角度β、α)
したことにより、各折曲部で生じるスプリングバックが
全体として相殺され、その結果、タイン部11c,12c間
の先端部におけるピッチP′2およびタイン部12c,13
c間の先端部におけるピッチP′3を従来のものより小
さくすることができ、コネクタ全体として基板上での占
有(実装)面積を小さくすることができるという効果が
得られる。具体的にはP′2=3.0,P′3=3.0(mm)を
実現することができ、さらにP′2=P′3=1.5(mm)
程度まで小さくすることが本願出願人により確認されて
いる。
クト11,12,13(同図(B))はそのタイン部11c,12
c,13cを下向きの折曲部G1および上向きの第2の折
曲部G2で互いに逆方向に曲げ加工(曲げ角度β、α)
したことにより、各折曲部で生じるスプリングバックが
全体として相殺され、その結果、タイン部11c,12c間
の先端部におけるピッチP′2およびタイン部12c,13
c間の先端部におけるピッチP′3を従来のものより小
さくすることができ、コネクタ全体として基板上での占
有(実装)面積を小さくすることができるという効果が
得られる。具体的にはP′2=3.0,P′3=3.0(mm)を
実現することができ、さらにP′2=P′3=1.5(mm)
程度まで小さくすることが本願出願人により確認されて
いる。
【0051】以上のように構成された本実施形態の電気
コネクタ10によれば、多段配列のコンタクト11,12,13
の各タイン部11c,12c,13cを迂回形状としたことに
より、各コンタクト11,12,13のタイン部11c,12c,
13cの長さを従来のものより長くすることができ、この
結果、弾性変形範囲内で吸収し得る撓み量が増大し、ハ
ウジング14のコンタクト間ピッチと基板20のコンタクト
接合部間ピッチとの伸縮度合いの差を、この増大した撓
み量により吸収して半田接合部への負荷を低減すること
ができる。なお最下段のコンタクト11のタイン部11cは
他のコンタクト12,13のタイン部12c,13cよりも短い
ため、少なくともこの最下段のコンタクト11を迂回形状
とするだけでも上記効果と同等の効果を得ることができ
る。
コネクタ10によれば、多段配列のコンタクト11,12,13
の各タイン部11c,12c,13cを迂回形状としたことに
より、各コンタクト11,12,13のタイン部11c,12c,
13cの長さを従来のものより長くすることができ、この
結果、弾性変形範囲内で吸収し得る撓み量が増大し、ハ
ウジング14のコンタクト間ピッチと基板20のコンタクト
接合部間ピッチとの伸縮度合いの差を、この増大した撓
み量により吸収して半田接合部への負荷を低減すること
ができる。なお最下段のコンタクト11のタイン部11cは
他のコンタクト12,13のタイン部12c,13cよりも短い
ため、少なくともこの最下段のコンタクト11を迂回形状
とするだけでも上記効果と同等の効果を得ることができ
る。
【0052】このように本発明の電気コネクタは、最上
段のコンタクト12および中段のコンタクト13については
迂回形状とするものに限るものではないが、例えば図9
に示すように、最下段のコンタクト以外のコンタクトの
最終的な形状を迂回形状としない場合であっても、その
製造の段階においては、各タイン部12c,13cの根元の
部分(ハウジング14の後端壁14aから露出した直後の部
分)G2を弾性変形の範囲内で上方に変形させることに
よって、最終的な安定形状における前述のタイン部11
c,12c,13c間の先端部におけるピッチP′2,P′
3を従来のものより小さくすることができる。
段のコンタクト12および中段のコンタクト13については
迂回形状とするものに限るものではないが、例えば図9
に示すように、最下段のコンタクト以外のコンタクトの
最終的な形状を迂回形状としない場合であっても、その
製造の段階においては、各タイン部12c,13cの根元の
部分(ハウジング14の後端壁14aから露出した直後の部
分)G2を弾性変形の範囲内で上方に変形させることに
よって、最終的な安定形状における前述のタイン部11
c,12c,13c間の先端部におけるピッチP′2,P′
3を従来のものより小さくすることができる。
【0053】これは図8(B)に示すようにコンタクト
13の弾性変形の範囲内で基板20から遠ざかる方向に荷重
を掛けて角度Δαだけ弾性変形させ、この状態のままで
コンタクト13の脚部を90度未満の角度αに曲げる操作を
行なうことにより、操作中のコンタクト13の脚部の先端
側は、その折曲げ位置よりもコネクタ14側に近付くこと
がないため、各コンタクト間のピッチをより狭めても曲
げ加工を行なうことが可能となるからである。
13の弾性変形の範囲内で基板20から遠ざかる方向に荷重
を掛けて角度Δαだけ弾性変形させ、この状態のままで
コンタクト13の脚部を90度未満の角度αに曲げる操作を
行なうことにより、操作中のコンタクト13の脚部の先端
側は、その折曲げ位置よりもコネクタ14側に近付くこと
がないため、各コンタクト間のピッチをより狭めても曲
げ加工を行なうことが可能となるからである。
【0054】なお本実施形態の電気コネクタにおいて
は、最下段のコンタクト11のタイン部11cの迂回形状
を、後端壁14aに平行に上方に折曲し、その折曲した延
長部を逆U字状に折り返した形状の例について説明した
が、本発明の電気コネクタは実施例に示した形状に限る
ものではなく、この最下段のコンタクト11よりも上段の
コンタクトのタイン部と接触しない範囲で種々の形状を
採用することができる。ただし後端壁14aから露出した
タイン部の根元の部分における曲げ方向は水平方向より
も上方に折曲した形状とするのが望ましい。
は、最下段のコンタクト11のタイン部11cの迂回形状
を、後端壁14aに平行に上方に折曲し、その折曲した延
長部を逆U字状に折り返した形状の例について説明した
が、本発明の電気コネクタは実施例に示した形状に限る
ものではなく、この最下段のコンタクト11よりも上段の
コンタクトのタイン部と接触しない範囲で種々の形状を
採用することができる。ただし後端壁14aから露出した
タイン部の根元の部分における曲げ方向は水平方向より
も上方に折曲した形状とするのが望ましい。
【0055】また、タイン部の先端形状は、基板20のス
ルーホール21,22,23への挿通に好適な図示の直線的形
状に限らず、SMTに好適な屈曲形状であってもよい。
ルーホール21,22,23への挿通に好適な図示の直線的形
状に限らず、SMTに好適な屈曲形状であってもよい。
【0056】さらにまた上記実施形態は、ハウジング14
の後端壁14aに断面半円状の凸部14bを設けた構成のも
のであるが、このような凸部14bに代えて、図6(A)
に示すように、挿通孔の開口端部の角を面取りするよう
に、挿通孔14cの内壁面自体を曲線形状としてもよく、
この場合の曲線形状としてはR面とすることもでき、R
面としたときのそのRの半径も、コンタクト11の板厚を
tとしたとき、 R≧t/2 の示す範囲で設定するのが望ましい。
の後端壁14aに断面半円状の凸部14bを設けた構成のも
のであるが、このような凸部14bに代えて、図6(A)
に示すように、挿通孔の開口端部の角を面取りするよう
に、挿通孔14cの内壁面自体を曲線形状としてもよく、
この場合の曲線形状としてはR面とすることもでき、R
面としたときのそのRの半径も、コンタクト11の板厚を
tとしたとき、 R≧t/2 の示す範囲で設定するのが望ましい。
【図1】本発明の実施形態の電気コネクタを示す斜視図
【図2】(A)は図1に示した電気コネクタのA−A線
断面を示す断面図、(B)は(A)に示した電気コネク
タのK部の拡大図
断面を示す断面図、(B)は(A)に示した電気コネク
タのK部の拡大図
【図3】迂回形状の形成方法を示す図
【図4】(A)従来のコンタクト形状によるタイン部先
端間のピッチを示す図、(B)本発明の実施形態のコン
タクト形状によるタイン部先端間のピッチを示す図
端間のピッチを示す図、(B)本発明の実施形態のコン
タクト形状によるタイン部先端間のピッチを示す図
【図5】(A)従来のコネクタの外観形状を示す斜視
図、(B)半田接合部に過大な負荷が掛かることにより
生じる半田接合部の亀裂を示す断面図
図、(B)半田接合部に過大な負荷が掛かることにより
生じる半田接合部の亀裂を示す断面図
【図6】ハウジング後端壁に形成される曲線形状の態様
を示す図
を示す図
【図7】コンタクトの折曲部に応力吸収部を形成する従
来の方法を示す図
来の方法を示す図
【図8】最下段以外のコンタクトについて弾性変形領域
での荷重状態で折曲部を形成する方法を示す図
での荷重状態で折曲部を形成する方法を示す図
【図9】他の実施形態を示す図
【符号の説明】 10 電気コネクタ(ヘッダコネクタ) 11,12,13 コンタクト 11c,12c,13c タイン部 14 ハウジング 14a 後端壁 20 基板
Claims (3)
- 【請求項1】 電気コネクタが実装される基板に対して
開口端面および後端壁が垂直に配置されるハウジング
と、 該ハウジングの内部から該ハウジングの前記後端壁を貫
通して該ハウジングの外部に延び、該後端壁に略平行と
なるように前記基板に向かって折り曲げられた折曲部を
有し、先端部近傍が前記基板に対して略垂直に固定され
る脚部を有する、前記基板からの高さ方向に複数段設け
られたコンタクトとを備えた電気コネクタにおいて、 前記コンタクトのうち少なくとも最も前記基板に近い段
のコンタクトが、前記ハウジングの後端壁を貫通した孔
の、前記基板から遠い側の外側開口端部が曲線形状に形
成され、 前記最も基板に近い段のコンタクトが、該ハウジングの
曲線形状に沿うように前記基板から離れる方向に迂回し
た第2の折曲部を有することを特徴とする電気コネク
タ。 - 【請求項2】 前記曲線形状の半径が、前記コンタクト
の脚部の板厚の1/2以上であることを特徴とする請求
項1記載の電気コネクタ。 - 【請求項3】 電気コネクタが実装される基板に対して
開口端面および後端壁が垂直に配置されるハウジングの
内部からそれぞれ該ハウジングの前記後端壁を貫通して
該ハウジングの外部に延びる、前記基板からの高さ方向
に複数段設けられたコンタクトを、該後端壁に略平行と
なるように前記基板に向かって折り曲げて電気コネクタ
を製造する電気コネクタの製造方法において、 前記コンタクトのうち少なくとも最も前記基板に近い段
のコンタクトを、該コンタクトが貫通する前記ハウジン
グの後端壁に形成された貫通孔の、該ハウジング外側開
口端部の前記折り曲げる方向とは反対側の端部に形成さ
れた曲線形状に沿わせて曲げることを特徴とする電気コ
ネクタの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8163370A JPH0969371A (ja) | 1995-06-23 | 1996-06-24 | 電気コネクタおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-157738 | 1995-06-23 | ||
| JP15773895 | 1995-06-23 | ||
| JP8163370A JPH0969371A (ja) | 1995-06-23 | 1996-06-24 | 電気コネクタおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0969371A true JPH0969371A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=26485086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8163370A Pending JPH0969371A (ja) | 1995-06-23 | 1996-06-24 | 電気コネクタおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0969371A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-06-24 JP JP8163370A patent/JPH0969371A/ja active Pending
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