JPH096957A - 濃度画像の2値化方法および画像2値化装置 - Google Patents
濃度画像の2値化方法および画像2値化装置Info
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- JPH096957A JPH096957A JP7157916A JP15791695A JPH096957A JP H096957 A JPH096957 A JP H096957A JP 7157916 A JP7157916 A JP 7157916A JP 15791695 A JP15791695 A JP 15791695A JP H096957 A JPH096957 A JP H096957A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】原画像に対しても、最適な2値化閾値を決定す
ることができ、精度の高い2値化処理が高速に行える濃
淡画像の2値化方法および画像2値化装置を提供する。 【構成】原画像p1について、2つの隣接する画素の濃
度値の差分が、ある閾値を越えた場合に、その画素をエ
ッジとしてエッジ領域を抽出し、そのエッジを求めた際
に差分をとった2つの画素の濃度値の間を補間するよう
に、抽出されたエッジ領域内の濃度分布を取り、その濃
度分布の値がほぼ最大となる濃度値を2値化閾値θ1と
する。
ることができ、精度の高い2値化処理が高速に行える濃
淡画像の2値化方法および画像2値化装置を提供する。 【構成】原画像p1について、2つの隣接する画素の濃
度値の差分が、ある閾値を越えた場合に、その画素をエ
ッジとしてエッジ領域を抽出し、そのエッジを求めた際
に差分をとった2つの画素の濃度値の間を補間するよう
に、抽出されたエッジ領域内の濃度分布を取り、その濃
度分布の値がほぼ最大となる濃度値を2値化閾値θ1と
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、濃淡画像の各画素の濃
度値を適当な閾値をもとに2種類の値(例えば1と0)
に変換する2値化方法および画像2値化装置に関する。
度値を適当な閾値をもとに2種類の値(例えば1と0)
に変換する2値化方法および画像2値化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2値化処理とは、濃淡画像の各点の濃度
値を、適当な基準値に対する大小関係に基づいて2種類
の値(例えば0と1)に変換する処理のことである。こ
の2値化処理方法は、例えば、連日大量に送られてくる
郵便物を限られた時間内に処理する必要のある郵便物処
理装置において、その郵便物上の画像を読取り、その読
み取られた画像から宛名情報の記載された領域を検出し
て文字認識を行う際に要となる技術である。すなわち、
2値化処理は郵便物上の画像から目的となる文字を切り
出す、あるいは切り出す対象を限定するという役割を担
っている。
値を、適当な基準値に対する大小関係に基づいて2種類
の値(例えば0と1)に変換する処理のことである。こ
の2値化処理方法は、例えば、連日大量に送られてくる
郵便物を限られた時間内に処理する必要のある郵便物処
理装置において、その郵便物上の画像を読取り、その読
み取られた画像から宛名情報の記載された領域を検出し
て文字認識を行う際に要となる技術である。すなわち、
2値化処理は郵便物上の画像から目的となる文字を切り
出す、あるいは切り出す対象を限定するという役割を担
っている。
【0003】また、郵便物上の宛名を読取り、その読取
結果によって、その郵便物を複数の配達区域毎に区分す
る郵便物処理装置では、郵便物上の宛名情報を高速でし
かも確実に読み取ることが要求される。そのために、読
み取られた郵便物上の画像に対し、できるだけ早い段階
で2値化を行えば、画像処理量を減らし、処理の高速化
が図れるといった効果もある。
結果によって、その郵便物を複数の配達区域毎に区分す
る郵便物処理装置では、郵便物上の宛名情報を高速でし
かも確実に読み取ることが要求される。そのために、読
み取られた郵便物上の画像に対し、できるだけ早い段階
で2値化を行えば、画像処理量を減らし、処理の高速化
が図れるといった効果もある。
【0004】2値化処理に関する研究は古く、その具体
的な方法としては、p−タイル法、モード法、判別分析
法などが提案されている。いずれも、原画像を2値化す
る際の閾値をどう決定するかが方法の中心課題である。
的な方法としては、p−タイル法、モード法、判別分析
法などが提案されている。いずれも、原画像を2値化す
る際の閾値をどう決定するかが方法の中心課題である。
【0005】p−タイル法は、原画像全体に占める文字
等の図の面積の割合があらかじめ判明しているときに、
その図として現れる部分の特徴を満足させるという条件
から2値化閾値を決定するものである。
等の図の面積の割合があらかじめ判明しているときに、
その図として現れる部分の特徴を満足させるという条件
から2値化閾値を決定するものである。
【0006】モード法は、図10に示すような原画像の
濃度値ヒストグラムにおいて、原画像の背景領域と文字
等の図領域に対応する2つの山が存在するとき、そのヒ
ストグラムの谷に対応する濃度値を2値化閾値とするも
のである。
濃度値ヒストグラムにおいて、原画像の背景領域と文字
等の図領域に対応する2つの山が存在するとき、そのヒ
ストグラムの谷に対応する濃度値を2値化閾値とするも
のである。
【0007】判別分析法は、原画像の濃度値ヒストグラ
ムが必ずしも明確な谷をもたない場合にも、多変量解析
の判別分析を用いて、谷とみなされる濃度値を求め、2
値化閾値とするものである。このように、p−タイル
法、モード法、判別分析法は、主に、原画像の濃度分布
のヒストグラムに基づき2値化を行う方法である。
ムが必ずしも明確な谷をもたない場合にも、多変量解析
の判別分析を用いて、谷とみなされる濃度値を求め、2
値化閾値とするものである。このように、p−タイル
法、モード法、判別分析法は、主に、原画像の濃度分布
のヒストグラムに基づき2値化を行う方法である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、いずれの2値
化方法も、原画像の背景領域に対して文字領域が小さ
い、郵便物上の宛名文字の印刷状態の悪さなどの要因で
文字領域の濃度値のばらつきが大きいといった、文字領
域と背景領域の境界が不明確な場合は、例えば、文字領
域の濃度値ヒストグラムの山が小さく、最適な2値化閾
値を決定することが難しい。そのために、明朝体の横ス
トロークの細いストロークがかすれたり、小さな文字が
つぶれたりする場合があり、文字認識が正確に行えなく
なるという問題点があった。
化方法も、原画像の背景領域に対して文字領域が小さ
い、郵便物上の宛名文字の印刷状態の悪さなどの要因で
文字領域の濃度値のばらつきが大きいといった、文字領
域と背景領域の境界が不明確な場合は、例えば、文字領
域の濃度値ヒストグラムの山が小さく、最適な2値化閾
値を決定することが難しい。そのために、明朝体の横ス
トロークの細いストロークがかすれたり、小さな文字が
つぶれたりする場合があり、文字認識が正確に行えなく
なるという問題点があった。
【0009】そこで、本発明は、原画像に対し最適な2
値化閾値を決定することができ、精度の高い2値化処理
が高速に行える濃淡画像の2値化方法および画像2値化
装置を提供することを目的とする。
値化閾値を決定することができ、精度の高い2値化処理
が高速に行える濃淡画像の2値化方法および画像2値化
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の濃度画像の2値
化方法は、2値化する原画像から背景領域と図領域の境
界領域となるエッジ領域を抽出し、その抽出されたエッ
ジ領域内の画素の濃度分布の特徴から2値化閾値を決定
し、この決定した2値化閾値に基づき前記原画像を2値
化することを特徴とする。
化方法は、2値化する原画像から背景領域と図領域の境
界領域となるエッジ領域を抽出し、その抽出されたエッ
ジ領域内の画素の濃度分布の特徴から2値化閾値を決定
し、この決定した2値化閾値に基づき前記原画像を2値
化することを特徴とする。
【0011】また、本発明の濃度画像の2値化方法は、
2値化する原画像の2つの隣接する画素の濃度値の差分
と、あらかじめ設定された閾値とを比較して、前記原画
像からエッジ領域を抽出し、その抽出されたエッジ領域
内の画素について、2つの隣接する画素の濃度値の間を
補間するように、抽出されたエッジ領域内の画素の濃度
分布を求めて、その分布度数がほぼ最大となる濃度値を
2値化閾値として決定し、この決定した2値化閾値に基
づき前記原画像を2値化することを特徴とする。
2値化する原画像の2つの隣接する画素の濃度値の差分
と、あらかじめ設定された閾値とを比較して、前記原画
像からエッジ領域を抽出し、その抽出されたエッジ領域
内の画素について、2つの隣接する画素の濃度値の間を
補間するように、抽出されたエッジ領域内の画素の濃度
分布を求めて、その分布度数がほぼ最大となる濃度値を
2値化閾値として決定し、この決定した2値化閾値に基
づき前記原画像を2値化することを特徴とする。
【0012】また、本発明の濃度画像の2値化方法は、
2値化する原画像の2つの隣接する画素の濃度値の差分
と、あらかじめ設定された閾値とを比較して、前記原画
像から、前記差分が前記閾値より大きい画素で構成され
たエッジ領域を抽出し、その抽出されたエッジ領域内の
画素について、2つの隣接する画素の濃度値の間に前記
原画像を2値化する際の2値化閾値が存在する度合を示
す前記エッジ領域内の画素の各濃度値に対する微分値を
求める微分処理を行い、さらに、前記微分値に対し全濃
度値にわたって積分処理を行って得られる前記エッジ領
域内の画素の濃度分布から、その分布度数がほぼ最大と
なる濃度値を前記2値化閾値として決定し、この決定し
た2値化閾値に基づき前記原画像を2値化することを特
徴とする。
2値化する原画像の2つの隣接する画素の濃度値の差分
と、あらかじめ設定された閾値とを比較して、前記原画
像から、前記差分が前記閾値より大きい画素で構成され
たエッジ領域を抽出し、その抽出されたエッジ領域内の
画素について、2つの隣接する画素の濃度値の間に前記
原画像を2値化する際の2値化閾値が存在する度合を示
す前記エッジ領域内の画素の各濃度値に対する微分値を
求める微分処理を行い、さらに、前記微分値に対し全濃
度値にわたって積分処理を行って得られる前記エッジ領
域内の画素の濃度分布から、その分布度数がほぼ最大と
なる濃度値を前記2値化閾値として決定し、この決定し
た2値化閾値に基づき前記原画像を2値化することを特
徴とする。
【0013】また、本発明の濃度画像の2値化方法は、
2値化する原画像の2つの隣接する画素の濃度値の差分
と、あらかじめ設定された閾値とを比較して、前記原画
像から、前記差分が前記閾値より大きい画素で構成され
たエッジ領域を抽出し、その抽出されたエッジ領域内の
画素について、2つの隣接する画素の濃度値の小さい濃
度値について1を加算し、大きい濃度値について1を減
算して、前記2つの隣接する画素の濃度値の間に前記原
画像を2値化する際の2値化閾値が存在する度合を示す
前記エッジ領域内の画素の各濃度値に対する微分値を求
める微分処理を行い、さらに、その微分値を全濃度値に
わたって累積加算する積分処理を行って得られる前記エ
ッジ領域内の画素の濃度分布から、その分布度数がほぼ
最大となる濃度値を前記2値化閾値として決定し、この
決定した2値化閾値に基づき前記原画像を2値化するこ
とを特徴とする。
2値化する原画像の2つの隣接する画素の濃度値の差分
と、あらかじめ設定された閾値とを比較して、前記原画
像から、前記差分が前記閾値より大きい画素で構成され
たエッジ領域を抽出し、その抽出されたエッジ領域内の
画素について、2つの隣接する画素の濃度値の小さい濃
度値について1を加算し、大きい濃度値について1を減
算して、前記2つの隣接する画素の濃度値の間に前記原
画像を2値化する際の2値化閾値が存在する度合を示す
前記エッジ領域内の画素の各濃度値に対する微分値を求
める微分処理を行い、さらに、その微分値を全濃度値に
わたって累積加算する積分処理を行って得られる前記エ
ッジ領域内の画素の濃度分布から、その分布度数がほぼ
最大となる濃度値を前記2値化閾値として決定し、この
決定した2値化閾値に基づき前記原画像を2値化するこ
とを特徴とする。
【0014】また、本発明の濃度画像の2値化方法は、
2値化する原画像を任意の濃度値を閾値として2値化し
た際に、各画素とその近傍画素で形成される形状をもと
に検出される孤立点の濃度分布の特徴をもとに、前記原
画像を2値化する際に前記孤立点の数が最小となる濃度
値を2値化閾値として決定し、この決定した2値化閾値
に基づき前記原画像を2値化することを特徴とする。
2値化する原画像を任意の濃度値を閾値として2値化し
た際に、各画素とその近傍画素で形成される形状をもと
に検出される孤立点の濃度分布の特徴をもとに、前記原
画像を2値化する際に前記孤立点の数が最小となる濃度
値を2値化閾値として決定し、この決定した2値化閾値
に基づき前記原画像を2値化することを特徴とする。
【0015】また、本発明の濃度画像の2値化方法は、
2値化する原画像の注目画素を含む近傍の9画素毎に、
それらの濃度値を比較し、前記注目画素の濃度値が最小
のとき、前記注目画素を、前記原画像を2値化する際の
2値化閾値が前記注目画素の濃度値と前記注目画素以外
の画素の濃度値のうちの最小濃度値との間に存在する際
に形成される孤立点として検出し、さらに、前記注目画
素の濃度値が最大のとき、前記注目画素を、前記原画像
を2値化する際の2値化閾値が前記注目画素の濃度値と
前記注目画素以外の画素の濃度値のうちの最大濃度値と
の間に存在するときに形成される孤立点として検出し、
その検出された孤立点の濃度分布の特徴をもとに、前記
孤立点の数が最小となる濃度値を前記2値化閾値として
決定し、この決定した2値化閾値に基づき前記原画像を
2値化することを特徴とする。
2値化する原画像の注目画素を含む近傍の9画素毎に、
それらの濃度値を比較し、前記注目画素の濃度値が最小
のとき、前記注目画素を、前記原画像を2値化する際の
2値化閾値が前記注目画素の濃度値と前記注目画素以外
の画素の濃度値のうちの最小濃度値との間に存在する際
に形成される孤立点として検出し、さらに、前記注目画
素の濃度値が最大のとき、前記注目画素を、前記原画像
を2値化する際の2値化閾値が前記注目画素の濃度値と
前記注目画素以外の画素の濃度値のうちの最大濃度値と
の間に存在するときに形成される孤立点として検出し、
その検出された孤立点の濃度分布の特徴をもとに、前記
孤立点の数が最小となる濃度値を前記2値化閾値として
決定し、この決定した2値化閾値に基づき前記原画像を
2値化することを特徴とする。
【0016】また、本発明の濃度画像の2値化方法は、
2値化する原画像の注目画素を含む近傍の9画素毎に、
それらの濃度値を比較し、前記注目画素の濃度値が最小
あるいは最大のとき、前記注目画素を孤立点として検出
し、前記注目画素が前記孤立点として検出されるための
前記原画像を2値化する際の2値化閾値が、前記孤立点
として検出された前記注目画素の濃度値と前記9画素の
うち前記注目画素以外の画素の濃度値のうちの最小濃度
値あるいは最大濃度値との間に存在する度合を示す前記
孤立点の各濃度値に対する微分値を求める微分処理を行
い、さらに、前記微分値に対し全濃度値にわたって積分
処理を行って得られる前記孤立点の濃度分布の特徴をも
とに、前記孤立点の数が最小となる濃度値を前記2値化
閾値として決定し、この決定した2値化閾値に基づき前
記原画像を2値化することを特徴とする。
2値化する原画像の注目画素を含む近傍の9画素毎に、
それらの濃度値を比較し、前記注目画素の濃度値が最小
あるいは最大のとき、前記注目画素を孤立点として検出
し、前記注目画素が前記孤立点として検出されるための
前記原画像を2値化する際の2値化閾値が、前記孤立点
として検出された前記注目画素の濃度値と前記9画素の
うち前記注目画素以外の画素の濃度値のうちの最小濃度
値あるいは最大濃度値との間に存在する度合を示す前記
孤立点の各濃度値に対する微分値を求める微分処理を行
い、さらに、前記微分値に対し全濃度値にわたって積分
処理を行って得られる前記孤立点の濃度分布の特徴をも
とに、前記孤立点の数が最小となる濃度値を前記2値化
閾値として決定し、この決定した2値化閾値に基づき前
記原画像を2値化することを特徴とする。
【0017】さらに、本発明の濃度画像の2値化方法
は、2値化する原画像の注目画素を含む近傍の9画素毎
に、それらの濃度値を比較し、前記注目画素の濃度値が
最小のとき、前記注目画素を孤立点として検出し、その
際、その孤立点として検出された注目画素の濃度値につ
いて1を加算し、前記9画素のうち前記注目画素以外の
画素の濃度値のうちの最小濃度値について1を減算し、
一方、前記注目画素の濃度値が最大のときも、前記注目
画素を孤立点として検出し、その際、その孤立点として
検出された注目画素の濃度値について1を減算し、前記
9画素のうち前記注目画素以外の画素の濃度値のうちの
最大濃度値について1を加算して、前記注目画素が前記
孤立点として検出されるための前記原画像を2値化する
際の2値化閾値が、前記孤立点として検出された前記注
目画素の濃度値と前記最小濃度値あるいは前記最大濃度
値との間に存在する度合を示す前記孤立点の各濃度値に
対する微分値を求める微分処理を行い、さらに、その微
分値に対し全濃度値にわたって累積加算する積分処理を
行って得られる前記孤立点の濃度分布の特徴をもとに、
前記孤立点の数が最小となる濃度値を前記2値化閾値と
して決定し、この決定した2値化閾値に基づき前記原画
像を2値化することを特徴とする。
は、2値化する原画像の注目画素を含む近傍の9画素毎
に、それらの濃度値を比較し、前記注目画素の濃度値が
最小のとき、前記注目画素を孤立点として検出し、その
際、その孤立点として検出された注目画素の濃度値につ
いて1を加算し、前記9画素のうち前記注目画素以外の
画素の濃度値のうちの最小濃度値について1を減算し、
一方、前記注目画素の濃度値が最大のときも、前記注目
画素を孤立点として検出し、その際、その孤立点として
検出された注目画素の濃度値について1を減算し、前記
9画素のうち前記注目画素以外の画素の濃度値のうちの
最大濃度値について1を加算して、前記注目画素が前記
孤立点として検出されるための前記原画像を2値化する
際の2値化閾値が、前記孤立点として検出された前記注
目画素の濃度値と前記最小濃度値あるいは前記最大濃度
値との間に存在する度合を示す前記孤立点の各濃度値に
対する微分値を求める微分処理を行い、さらに、その微
分値に対し全濃度値にわたって累積加算する積分処理を
行って得られる前記孤立点の濃度分布の特徴をもとに、
前記孤立点の数が最小となる濃度値を前記2値化閾値と
して決定し、この決定した2値化閾値に基づき前記原画
像を2値化することを特徴とする。
【0018】また、本発明の画像2値化装置は、2値化
すべき原画像の2つの隣接する画像の濃度値の差分を求
め、この差をあらかじめ定められた閾値と比較する比較
手段と、この比較手段により前記閾値以上の差があると
き、前記原画像のエッジ領域として抽出する手段と、こ
の抽出手段により抽出されたエッジ領域内の画素につい
て、2つの隣接する画素の濃度値の間を補間するととも
に、全ての抽出されたエッジ領域内の画素の濃度分布を
算出する算出手段と、この算出手段で算出された分布度
数がほぼ最大となる濃度値を2値化閾値として決定する
決定手段と、この決定手段によって決定した2値化閾値
に基づいて前記原画像を2値化する2値化手段とを具備
している。
すべき原画像の2つの隣接する画像の濃度値の差分を求
め、この差をあらかじめ定められた閾値と比較する比較
手段と、この比較手段により前記閾値以上の差があると
き、前記原画像のエッジ領域として抽出する手段と、こ
の抽出手段により抽出されたエッジ領域内の画素につい
て、2つの隣接する画素の濃度値の間を補間するととも
に、全ての抽出されたエッジ領域内の画素の濃度分布を
算出する算出手段と、この算出手段で算出された分布度
数がほぼ最大となる濃度値を2値化閾値として決定する
決定手段と、この決定手段によって決定した2値化閾値
に基づいて前記原画像を2値化する2値化手段とを具備
している。
【0019】また、本発明の画像2値化装置は、2値化
すべき原画像の2つの隣接する画像の濃度値の差分を求
め、この差をあらかじめ定められた閾値と比較する比較
手段と、この比較手段により前記閾値より大きい濃度値
の画素で構成されたエッジ領域を前記画素から抽出する
抽出手段と、この抽出手段により抽出されたエッジ領域
内の画素について、2つの隣接する画素の濃度値の間に
前記原画像を2値化する際の2値化閾値が存在する度合
を示す前記エッジ領域内の画素の各濃度値に対する微分
値を求める微分手段と、この微分手段により求められた
微分値に対し全濃度わたって積分処理を行うことにより
前記エッジ領域内の画素の濃度分布を算出する算出手段
と、この算出手段により算出された濃度分布から、その
分布度数がほぼ最大となる濃度値を前記2値化閾値とし
て決定する決定手段と、この決定手段によって決定した
2値化閾値に基づき原画像を2値化する2値化手段とを
具備している。
すべき原画像の2つの隣接する画像の濃度値の差分を求
め、この差をあらかじめ定められた閾値と比較する比較
手段と、この比較手段により前記閾値より大きい濃度値
の画素で構成されたエッジ領域を前記画素から抽出する
抽出手段と、この抽出手段により抽出されたエッジ領域
内の画素について、2つの隣接する画素の濃度値の間に
前記原画像を2値化する際の2値化閾値が存在する度合
を示す前記エッジ領域内の画素の各濃度値に対する微分
値を求める微分手段と、この微分手段により求められた
微分値に対し全濃度わたって積分処理を行うことにより
前記エッジ領域内の画素の濃度分布を算出する算出手段
と、この算出手段により算出された濃度分布から、その
分布度数がほぼ最大となる濃度値を前記2値化閾値とし
て決定する決定手段と、この決定手段によって決定した
2値化閾値に基づき原画像を2値化する2値化手段とを
具備している。
【0020】また、本発明の画像2値化装置は、2値化
する原画像の注目画素を含む近傍の9画素毎に、それら
の濃度値を比較することにより、前記注目画素の濃度値
が最小または最大であるか否かを判断する判断手段と、
この判断手段により注目画素の濃度値が最小であると判
断されたとき、前記注目画素を、前記原画像を2値化す
る際の2値化閾値が前記注目画素の濃度値と前記注目画
素以外の画素の濃度値のうち最小濃度値との間に存在す
る際に形成される孤立点として検出する第1の検出手段
と、前記判断手段により、注目画素の濃度値が最大であ
ると判断されたとき、前記注目画素を、前記原画像を2
値化する際の2値化閾値が前記注目画素の濃度値と前記
注目画素以外の画素の濃度値のうち最大濃度値との間に
存在する際に形成される孤立点として検出する第2の検
出手段と、これら第1、第2の検出手段で検出された孤
立点の濃度分布を算出する算出手段と、この算出手段に
よって算出された濃度分布から前記孤立点の数が最小と
なる濃度値を前記2値化閾値として決定する決定手段
と、この決定手段によって決定した2値化閾値に基づき
前記原画像を2値化する2値化手段とを具備している。
する原画像の注目画素を含む近傍の9画素毎に、それら
の濃度値を比較することにより、前記注目画素の濃度値
が最小または最大であるか否かを判断する判断手段と、
この判断手段により注目画素の濃度値が最小であると判
断されたとき、前記注目画素を、前記原画像を2値化す
る際の2値化閾値が前記注目画素の濃度値と前記注目画
素以外の画素の濃度値のうち最小濃度値との間に存在す
る際に形成される孤立点として検出する第1の検出手段
と、前記判断手段により、注目画素の濃度値が最大であ
ると判断されたとき、前記注目画素を、前記原画像を2
値化する際の2値化閾値が前記注目画素の濃度値と前記
注目画素以外の画素の濃度値のうち最大濃度値との間に
存在する際に形成される孤立点として検出する第2の検
出手段と、これら第1、第2の検出手段で検出された孤
立点の濃度分布を算出する算出手段と、この算出手段に
よって算出された濃度分布から前記孤立点の数が最小と
なる濃度値を前記2値化閾値として決定する決定手段
と、この決定手段によって決定した2値化閾値に基づき
前記原画像を2値化する2値化手段とを具備している。
【0021】さらに、本発明の画像2値化装置は、2値
化する原画像の注目画素を含む近傍の9画素毎に、それ
らの濃度値を比較することにより、前記注目画素の濃度
値が最小あるいは最大であるか否かを判断する判断手段
と、この判断手段により注目画素の濃度値が最大又は最
小であると判断されたとき、前記注目画素を孤立点とし
て検出する検出手段と、前記注目画素が前記検出手段で
前記孤立点として検出されるための前記原画像を2値化
する際の2値化閾値が、前記孤立点として検出された前
記注目画素の濃度値と前記9画素のうち前記注目画素以
外の画素の濃度値のうち最小濃度値あるいは最大濃度値
との間に存在する度合を示す前記孤立点の各濃度値に対
する微分値を求める微分手段と、この微分手段により求
められた微分値に対し、全濃度にわたって積分処理を行
うことにより、孤立点の濃度分布を算出する算出手段
と、この算出手段により算出された濃度分布から前記孤
立点の数が最小となる濃度値を前記2値化閾値として決
定する決定手段と、この決定手段により決定した2値化
閾値に基づき前記原画像を2値化する2値化手段とを具
備している。
化する原画像の注目画素を含む近傍の9画素毎に、それ
らの濃度値を比較することにより、前記注目画素の濃度
値が最小あるいは最大であるか否かを判断する判断手段
と、この判断手段により注目画素の濃度値が最大又は最
小であると判断されたとき、前記注目画素を孤立点とし
て検出する検出手段と、前記注目画素が前記検出手段で
前記孤立点として検出されるための前記原画像を2値化
する際の2値化閾値が、前記孤立点として検出された前
記注目画素の濃度値と前記9画素のうち前記注目画素以
外の画素の濃度値のうち最小濃度値あるいは最大濃度値
との間に存在する度合を示す前記孤立点の各濃度値に対
する微分値を求める微分手段と、この微分手段により求
められた微分値に対し、全濃度にわたって積分処理を行
うことにより、孤立点の濃度分布を算出する算出手段
と、この算出手段により算出された濃度分布から前記孤
立点の数が最小となる濃度値を前記2値化閾値として決
定する決定手段と、この決定手段により決定した2値化
閾値に基づき前記原画像を2値化する2値化手段とを具
備している。
【0022】
【作用】2値化する原画像の2つの隣接する画素の濃度
値の差分と、あらかじめ設定された閾値とを比較して、
前記原画像から、前記差分が前記閾値より大きい画素で
構成されたエッジ領域を抽出し、その抽出されたエッジ
領域内の画素について、2つの隣接する画素の濃度値の
間に前記原画像を2値化する際の2値化閾値が存在する
度合を示す前記エッジ領域内の画素の各濃度値に対する
微分値を求める微分処理を行い、さらに、前記微分値に
全濃度値にわたって積分処理を行って得られる前記エッ
ジ領域内の画素の濃度分布から、その分布度数がほぼ最
大となる濃度値を前記原画像を2値化する際の2値化閾
値とすることにより、前記原画像の濃度分布以外の特
徴、すなわち、エッジ領域を検出してその領域内の濃度
分布の特徴をもとに、最適な2値化閾値を決定すること
ができ、精度の高い2値化処理が高速に行える。
値の差分と、あらかじめ設定された閾値とを比較して、
前記原画像から、前記差分が前記閾値より大きい画素で
構成されたエッジ領域を抽出し、その抽出されたエッジ
領域内の画素について、2つの隣接する画素の濃度値の
間に前記原画像を2値化する際の2値化閾値が存在する
度合を示す前記エッジ領域内の画素の各濃度値に対する
微分値を求める微分処理を行い、さらに、前記微分値に
全濃度値にわたって積分処理を行って得られる前記エッ
ジ領域内の画素の濃度分布から、その分布度数がほぼ最
大となる濃度値を前記原画像を2値化する際の2値化閾
値とすることにより、前記原画像の濃度分布以外の特
徴、すなわち、エッジ領域を検出してその領域内の濃度
分布の特徴をもとに、最適な2値化閾値を決定すること
ができ、精度の高い2値化処理が高速に行える。
【0023】さらに、2値化する原画像の注目画素を含
む近傍の9画素について、それらの濃度値を比較し、前
記注目画素の濃度値が最小あるいは最大のとき、前記注
目画素を孤立点として検出し、その際、前記注目画素が
前記孤立点として検出されるための前記原画像を2値化
する際の2値化閾値が、前記孤立点として検出された前
記注目画素の濃度値と前記9画素のうち前記注目画素以
外の画素の濃度値のうちの最小濃度値あるいは最大濃度
値との間に存在する度合を示す前記孤立点の濃度分布の
各濃度値に対する微分値を求める微分処理を行い、さら
に、前記微分値に全濃度値にわたって積分処理を行って
得られる前記孤立点の濃度分布の特徴をもとに、前記孤
立点の数が最小となる濃度値を前記原画像を2値化する
際の2値化閾値として決定することにより、前記原画像
の濃度分布以外の特徴、すなわち、前記原画像を任意の
閾値で2値化した際の孤立点の濃度分布の特徴をもと
に、最適な2値化閾値を決定することができ、精度の高
い2値化処理が高速に行える。
む近傍の9画素について、それらの濃度値を比較し、前
記注目画素の濃度値が最小あるいは最大のとき、前記注
目画素を孤立点として検出し、その際、前記注目画素が
前記孤立点として検出されるための前記原画像を2値化
する際の2値化閾値が、前記孤立点として検出された前
記注目画素の濃度値と前記9画素のうち前記注目画素以
外の画素の濃度値のうちの最小濃度値あるいは最大濃度
値との間に存在する度合を示す前記孤立点の濃度分布の
各濃度値に対する微分値を求める微分処理を行い、さら
に、前記微分値に全濃度値にわたって積分処理を行って
得られる前記孤立点の濃度分布の特徴をもとに、前記孤
立点の数が最小となる濃度値を前記原画像を2値化する
際の2値化閾値として決定することにより、前記原画像
の濃度分布以外の特徴、すなわち、前記原画像を任意の
閾値で2値化した際の孤立点の濃度分布の特徴をもと
に、最適な2値化閾値を決定することができ、精度の高
い2値化処理が高速に行える。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本実施例に係る2値化方法を適
用する光学的文字読取装置1の構成を概略的に示したも
のである。この光学的文字読取装置1(以下、簡単に文
字読取装置1と呼ぶ)は、例えば、郵便物を取り扱う郵
便物処理装置として、郵便物上の画像を読取り、その読
み取られた画像をもとに、宛名文字を文字認識する際に
用いられたり、あるいは、帳票読取装置として、帳票に
書かれた文字を読み取る際にも用いられる。
して説明する。図1は、本実施例に係る2値化方法を適
用する光学的文字読取装置1の構成を概略的に示したも
のである。この光学的文字読取装置1(以下、簡単に文
字読取装置1と呼ぶ)は、例えば、郵便物を取り扱う郵
便物処理装置として、郵便物上の画像を読取り、その読
み取られた画像をもとに、宛名文字を文字認識する際に
用いられたり、あるいは、帳票読取装置として、帳票に
書かれた文字を読み取る際にも用いられる。
【0025】読取対象物Qの画像は、光学的に読み取ら
れた後、CCDセンサ等を用いた光電変換回路2によっ
て電気信号に変換される。電気信号に変換された入力画
像は、画像処理回路3によって処理される。画像処理回
路3では、微分処理等が施され、その処理結果をもと
に、読取領域検出回路4において、ラベリング、射影な
どの技術を用いて読取の対象となる領域を検出する。
れた後、CCDセンサ等を用いた光電変換回路2によっ
て電気信号に変換される。電気信号に変換された入力画
像は、画像処理回路3によって処理される。画像処理回
路3では、微分処理等が施され、その処理結果をもと
に、読取領域検出回路4において、ラベリング、射影な
どの技術を用いて読取の対象となる領域を検出する。
【0026】読取対象領域とは、文字読取装置1が郵便
物処理装置として用いられているならば、宛名記載領域
のことであり、帳票読取装置として用いられているなら
ば、顧客番号あるいは金額欄などの情報領域のことであ
る。
物処理装置として用いられているならば、宛名記載領域
のことであり、帳票読取装置として用いられているなら
ば、顧客番号あるいは金額欄などの情報領域のことであ
る。
【0027】このようにして検出された読取対象領域の
画像は、2値化回路(画像2値化装置)5において、2
値化処理が行われる。2値化処理は、入力画像全体に対
してその閾値を決定する場合、読取領域全体に対して閾
値を決定する場合、各文字行ごとに閾値を決定する場
合、あるいはさらに小さな領域についてそれぞれ閾値を
決定する場合が考えられる。広い領域について2値化閾
値を決定する際、ある領域ではかすれ、別の領域ではつ
ぶれるという問題が起きやすい。逆に、2値化処理対象
となる領域が狭すぎると、2値化がうまくいかない場合
もある。そこで、ここでは、2値化処理対象となる領域
を何分割かした領域について閾値処理をするのが適当と
思われる。
画像は、2値化回路(画像2値化装置)5において、2
値化処理が行われる。2値化処理は、入力画像全体に対
してその閾値を決定する場合、読取領域全体に対して閾
値を決定する場合、各文字行ごとに閾値を決定する場
合、あるいはさらに小さな領域についてそれぞれ閾値を
決定する場合が考えられる。広い領域について2値化閾
値を決定する際、ある領域ではかすれ、別の領域ではつ
ぶれるという問題が起きやすい。逆に、2値化処理対象
となる領域が狭すぎると、2値化がうまくいかない場合
もある。そこで、ここでは、2値化処理対象となる領域
を何分割かした領域について閾値処理をするのが適当と
思われる。
【0028】2値化回路5で2値化された2値化画像
は、さらに、文字検出切出回路6において、ラベリン
グ、射影情報などから一文字一文字に分離される。分離
文字の統合、接触文字の切り離しも行われる。このよう
にして切り出された文字は、認識回路7において、文字
辞書8の文字パターンと照合され、最も類似している何
種類かのカテゴリに分類することによって文字候補が求
められる。
は、さらに、文字検出切出回路6において、ラベリン
グ、射影情報などから一文字一文字に分離される。分離
文字の統合、接触文字の切り離しも行われる。このよう
にして切り出された文字は、認識回路7において、文字
辞書8の文字パターンと照合され、最も類似している何
種類かのカテゴリに分類することによって文字候補が求
められる。
【0029】さらに、知識処理回路9において、知識辞
書10との単語照合などを行って、例えば、宛名情報が
組み立てられる。知識辞書10とは、読取対象物Qに応
じた単語照合のための辞書であり、例えば、文字読取装
置1が郵便物処理装置として用いられているならば、住
所の情報が格納されている。
書10との単語照合などを行って、例えば、宛名情報が
組み立てられる。知識辞書10とは、読取対象物Qに応
じた単語照合のための辞書であり、例えば、文字読取装
置1が郵便物処理装置として用いられているならば、住
所の情報が格納されている。
【0030】知識処理回路9での読取結果は、読取結果
処理回路11に送られる。ここでは、例えば、文字読取
装置1が郵便物処理装置として用いられているならば、
読取結果をもとに、各宛先毎に分けられた区分口に郵便
物を搬送する処理を行い、文字読取装置1が帳票読取装
置として用いられているならば、読取結果をディスプレ
イ装置等に表示し、ファイルに保存するという処理を行
う。
処理回路11に送られる。ここでは、例えば、文字読取
装置1が郵便物処理装置として用いられているならば、
読取結果をもとに、各宛先毎に分けられた区分口に郵便
物を搬送する処理を行い、文字読取装置1が帳票読取装
置として用いられているならば、読取結果をディスプレ
イ装置等に表示し、ファイルに保存するという処理を行
う。
【0031】さて、本発明の2値化方法は図1の2値化
回路5で適用されるものであり、この2値化方法につい
て、以下、説明する。なお、以下の説明において、画像
中の各画素は、その濃度値が小さいほど黒く、逆に大き
いほど白いものとする。
回路5で適用されるものであり、この2値化方法につい
て、以下、説明する。なお、以下の説明において、画像
中の各画素は、その濃度値が小さいほど黒く、逆に大き
いほど白いものとする。
【0032】まず、第1の2値化方法について説明す
る。この第1の2値化方法をここでは、「エッジ領域内
濃度分布を用いた2値化閾値決定法」、あるいは、「エ
ッジ2値化法」と呼ぶことにする。
る。この第1の2値化方法をここでは、「エッジ領域内
濃度分布を用いた2値化閾値決定法」、あるいは、「エ
ッジ2値化法」と呼ぶことにする。
【0033】エッジ2値化法は、入力画像において、2
つの隣接する画素の濃度値の差分が、ある閾値を越えた
場合に、その画素を濃淡の異なる2つの領域の境界であ
るエッジとし、これを全画素について行ってエッジ領域
を抽出し、そのエッジを求めた際に差分をとった2つの
画素の濃度値の間を補間するように、抽出されたエッジ
領域内の濃度分布を取り、その濃度分布の値がほぼ最大
となる濃度値を2値化閾値とするものである。すなわ
ち、最適な2値化閾値はエッジにあるという仮定に基づ
く2値化方法である。
つの隣接する画素の濃度値の差分が、ある閾値を越えた
場合に、その画素を濃淡の異なる2つの領域の境界であ
るエッジとし、これを全画素について行ってエッジ領域
を抽出し、そのエッジを求めた際に差分をとった2つの
画素の濃度値の間を補間するように、抽出されたエッジ
領域内の濃度分布を取り、その濃度分布の値がほぼ最大
となる濃度値を2値化閾値とするものである。すなわ
ち、最適な2値化閾値はエッジにあるという仮定に基づ
く2値化方法である。
【0034】次に、図2を参照して、エッジ2値化法に
ついてさらに詳しく説明する。図2において、画像全体
に濃淡が少なく、しかも、画像全体の濃度が濃く(平均
濃度値が小さい)、文字領域と背景領域の境界が不明確
な原画像p1のある注目画素の濃度値を「144」、そ
の注目画素の右側の画素の濃度値を「232」、下側の
画素の濃度値を「240」とする。この注目画素につい
て、x方向の左側の画素を「−」、右側の画素を「+」
とするx方向微分フィルタC2を用いて、これらの差分
を求めると、 232−144=88 …(1) となる。
ついてさらに詳しく説明する。図2において、画像全体
に濃淡が少なく、しかも、画像全体の濃度が濃く(平均
濃度値が小さい)、文字領域と背景領域の境界が不明確
な原画像p1のある注目画素の濃度値を「144」、そ
の注目画素の右側の画素の濃度値を「232」、下側の
画素の濃度値を「240」とする。この注目画素につい
て、x方向の左側の画素を「−」、右側の画素を「+」
とするx方向微分フィルタC2を用いて、これらの差分
を求めると、 232−144=88 …(1) となる。
【0035】このとき、エッジ領域閾値が「30」であ
るとすると、式(1)で求めた差分値「88」は、エッ
ジ閾値を越えているから、その画素はエッジ領域内にあ
ると定める。
るとすると、式(1)で求めた差分値「88」は、エッ
ジ閾値を越えているから、その画素はエッジ領域内にあ
ると定める。
【0036】原画像p1のy方向についても前述と同様
な操作を行う。すなわち、y方向の上側の画素を
「−」、下側の画素を「+」とするy方向微分フィルタ
C3を用いて、これらの差分を求めると、 240−144=96 …(2) となる。
な操作を行う。すなわち、y方向の上側の画素を
「−」、下側の画素を「+」とするy方向微分フィルタ
C3を用いて、これらの差分を求めると、 240−144=96 …(2) となる。
【0037】このとき、式(2)で求めた差分値「9
6」は、エッジ領域閾値を越えているから、その画素は
エッジ領域内にあると定める。注目画素を例えば原画像
p1の左上から順に1画素ずつ移動していき、全ての画
素について(詳しくは、最も右の1列、最も下の1列を
除く全ての画素について)上記の操作を繰り返して、エ
ッジ領域が抽出される。
6」は、エッジ領域閾値を越えているから、その画素は
エッジ領域内にあると定める。注目画素を例えば原画像
p1の左上から順に1画素ずつ移動していき、全ての画
素について(詳しくは、最も右の1列、最も下の1列を
除く全ての画素について)上記の操作を繰り返して、エ
ッジ領域が抽出される。
【0038】尚、エッジ領域閾値は、原画像p1中の文
字等の図領域と、背景領域との境界となり得る適当な濃
度値で、原画像p1の濃度分布の状態に応じて、あらか
じめ決定されるものである。
字等の図領域と、背景領域との境界となり得る適当な濃
度値で、原画像p1の濃度分布の状態に応じて、あらか
じめ決定されるものである。
【0039】次に、抽出されたエッジ領域内の濃度分布
を求める。すなわち、エッジを求めた際に差分をとった
2つの画素の濃度値の間にある2値化閾値を求めるため
に、その2つの画素の濃度値を補間するように濃度分布
を求める。
を求める。すなわち、エッジを求めた際に差分をとった
2つの画素の濃度値の間にある2値化閾値を求めるため
に、その2つの画素の濃度値を補間するように濃度分布
を求める。
【0040】その際、まず、エッジ領域内の2つの隣接
する画素の濃度値の大小に基づき、その2つの隣接する
画素の濃度値の間に原画像p1を2値化する際の2値化
閾値が存在する度合を示す前記エッジ領域内の画素の濃
度分布の各濃度値に対する微分値を求める微分処理を行
ってから、エッジ領域内の全濃度値に渡って積分して、
エッジ領域内の濃度分布を求める。
する画素の濃度値の大小に基づき、その2つの隣接する
画素の濃度値の間に原画像p1を2値化する際の2値化
閾値が存在する度合を示す前記エッジ領域内の画素の濃
度分布の各濃度値に対する微分値を求める微分処理を行
ってから、エッジ領域内の全濃度値に渡って積分して、
エッジ領域内の濃度分布を求める。
【0041】その結果、図3に示すような、原画像p1
から抽出されたエッジ領域内の画素の濃度値のヒストグ
ラム(エッジ領域内濃度分布)が得られ、この濃度分布
において、分布値がほぼ最高となる濃度値が2値化閾値
θ1となる。
から抽出されたエッジ領域内の画素の濃度値のヒストグ
ラム(エッジ領域内濃度分布)が得られ、この濃度分布
において、分布値がほぼ最高となる濃度値が2値化閾値
θ1となる。
【0042】このように、濃度分布の微分値を求めてか
ら濃度分布を作成することは、計算処理ステップを少な
くして、処理の高速化が図れるという効果がある。次
に、図4を参照して、図1の2値化回路5における、エ
ッジ2値化法の具体的な処理手順について説明する。
ら濃度分布を作成することは、計算処理ステップを少な
くして、処理の高速化が図れるという効果がある。次
に、図4を参照して、図1の2値化回路5における、エ
ッジ2値化法の具体的な処理手順について説明する。
【0043】入力された濃淡画像(原画像p1)の横方
向の長さをW、縦方向の長さをHとする。まず、ステッ
プS1〜ステップS6では、各画素値について、例えば
左上から順に注目画素を移動していき、エッジ領域の抽
出と、その抽出されたエッジ領域内の濃度分布の微分を
求める。
向の長さをW、縦方向の長さをHとする。まず、ステッ
プS1〜ステップS6では、各画素値について、例えば
左上から順に注目画素を移動していき、エッジ領域の抽
出と、その抽出されたエッジ領域内の濃度分布の微分を
求める。
【0044】x方向への変数i、y方向への変数をjと
し、各画素を(i、j)で表す。ステップS1、ステッ
プS2では注目画素(i、j)を順次セットし、最も右
の1列、最も下の1列を除く(0、0)から(W−2、
H−2)までの全ての画素について、ステップS3以下
の処理を行うようチェックを行う。
し、各画素を(i、j)で表す。ステップS1、ステッ
プS2では注目画素(i、j)を順次セットし、最も右
の1列、最も下の1列を除く(0、0)から(W−2、
H−2)までの全ての画素について、ステップS3以下
の処理を行うようチェックを行う。
【0045】以下の処理では、ステップS1、ステップ
S2でセットされた注目画素(i、j)と、その注目画
素にx方向に隣接する画素(i+1、j)、y方向に隣
接する画素(i、j+1)が処理対象画素となる。
S2でセットされた注目画素(i、j)と、その注目画
素にx方向に隣接する画素(i+1、j)、y方向に隣
接する画素(i、j+1)が処理対象画素となる。
【0046】ステップS3では、前述したように、注目
画素について、x方向の左側の画素を「−」、右側の画
素を「+」とするx方向微分フィルタC2を用いて、こ
れらの差分を求め、エッジ領域閾値a(例えば「3
0」)との比較を行う。
画素について、x方向の左側の画素を「−」、右側の画
素を「+」とするx方向微分フィルタC2を用いて、こ
れらの差分を求め、エッジ領域閾値a(例えば「3
0」)との比較を行う。
【0047】すなわち、注目画素の濃度値をf(i、
j)、その左側の画素の濃度値をf(i+1、j)とす
ると、それらの差分|f(i+1、j)−f(i、j)
|がエッジ領域閾値aより大きいとき、その画素は、エ
ッジ領域内にあると判断され、ステップS4に進む。エ
ッジ領域閾値aより小さいときは、その画素はエッジ領
域外であり、ステップS4をスキップしてステップS5
に進む。
j)、その左側の画素の濃度値をf(i+1、j)とす
ると、それらの差分|f(i+1、j)−f(i、j)
|がエッジ領域閾値aより大きいとき、その画素は、エ
ッジ領域内にあると判断され、ステップS4に進む。エ
ッジ領域閾値aより小さいときは、その画素はエッジ領
域外であり、ステップS4をスキップしてステップS5
に進む。
【0048】ステップS4では、エッジ領域内の画素に
ついて、x方向に隣接する2つの画素の濃度値の大小に
基づき、エッジ領域内の画素の濃度分布の各濃度値に対
する微分値を求める。
ついて、x方向に隣接する2つの画素の濃度値の大小に
基づき、エッジ領域内の画素の濃度分布の各濃度値に対
する微分値を求める。
【0049】まず、エッジ領域内の画素の濃度値kにお
ける微分値をg´(k)と表すと、g´(k)は以下の
ようにして求めることができる。すなわち、2つの画素
の濃度値を比較して、濃度最小値(濃度値の小さい方の
値)における微分値には度数「1」が加算される。
ける微分値をg´(k)と表すと、g´(k)は以下の
ようにして求めることができる。すなわち、2つの画素
の濃度値を比較して、濃度最小値(濃度値の小さい方の
値)における微分値には度数「1」が加算される。
【0050】2つの画素の濃度値f(i、j)、f(i
+1、j)のうち濃度最小値を min(f(i、j)、f(i+1、j)) と表すと、その濃度最小値における微分値には度数
「1」が加算されるので、濃度最小値における微分値 g´(min(f(i、j)、f(i+1、j))) には、 g´(min(f(i、j)、f(i+1、j)))+
1 が代入される。
+1、j)のうち濃度最小値を min(f(i、j)、f(i+1、j)) と表すと、その濃度最小値における微分値には度数
「1」が加算されるので、濃度最小値における微分値 g´(min(f(i、j)、f(i+1、j))) には、 g´(min(f(i、j)、f(i+1、j)))+
1 が代入される。
【0051】一方、2つの画素の濃度値を比較して、濃
度最大値(濃度値の大きい方の値)における微分値には
度数「1」が減算される。2つの画素の濃度値f(i、
j)、f(i+1、j)のうち濃度最大値を max(f(i、j)、f(i+1、j)) と表すと、その濃度最小値における微分値には度数
「1」が減算されるので、濃度最大値における微分値 g´(max(f(i、j)、f(i+1、j))) には、 g´(max(f(i、j)、f(i+1、j)))−
1 が代入される。
度最大値(濃度値の大きい方の値)における微分値には
度数「1」が減算される。2つの画素の濃度値f(i、
j)、f(i+1、j)のうち濃度最大値を max(f(i、j)、f(i+1、j)) と表すと、その濃度最小値における微分値には度数
「1」が減算されるので、濃度最大値における微分値 g´(max(f(i、j)、f(i+1、j))) には、 g´(max(f(i、j)、f(i+1、j)))−
1 が代入される。
【0052】具体的には、図2で説明したように、濃度
値「144」の注目画素と、それに隣接する濃度値「2
32」の画素の場合、濃度最小値における微分値g´
(144)には、度数「1」が加算されるので、 g´(144)+1 が代入される。また、濃度最大値における微分値g´
(232)には、度数「1」が減算されるので、 g´(232)−1 が代入される。
値「144」の注目画素と、それに隣接する濃度値「2
32」の画素の場合、濃度最小値における微分値g´
(144)には、度数「1」が加算されるので、 g´(144)+1 が代入される。また、濃度最大値における微分値g´
(232)には、度数「1」が減算されるので、 g´(232)−1 が代入される。
【0053】次に、ステップS5に進み、前述したよう
に、注目画素について、y方向の上側の画素を「−」、
下側の画素を「+」とするy方向微分フィルタC3を用
いて、これらの差分を求め、エッジ領域閾値a(例えば
「30」)との比較を行う。
に、注目画素について、y方向の上側の画素を「−」、
下側の画素を「+」とするy方向微分フィルタC3を用
いて、これらの差分を求め、エッジ領域閾値a(例えば
「30」)との比較を行う。
【0054】すなわち、注目画素の濃度値をf(i、
j)、その下側の画素の濃度値をf(i、j+1)とす
ると、それらの差分|f(i、j+1)−f(i、j)
|がエッジ領域閾値aより大きいとき、その画素は、エ
ッジ領域内にあると判断され、ステップS5に進む。エ
ッジ領域閾値aより小さいときは、その画素はエッジ領
域外であるので、ステップS1、ステップS2に戻り、
変数iあるいはjを更新する。
j)、その下側の画素の濃度値をf(i、j+1)とす
ると、それらの差分|f(i、j+1)−f(i、j)
|がエッジ領域閾値aより大きいとき、その画素は、エ
ッジ領域内にあると判断され、ステップS5に進む。エ
ッジ領域閾値aより小さいときは、その画素はエッジ領
域外であるので、ステップS1、ステップS2に戻り、
変数iあるいはjを更新する。
【0055】ステップS6では、エッジ領域内の画素に
ついて、ステップS4での処理と同様に、y方向に隣接
する2つの画素の濃度値の大小に基づき、エッジ領域内
の画素の濃度分布の各濃度値に対する微分値を求める。
ついて、ステップS4での処理と同様に、y方向に隣接
する2つの画素の濃度値の大小に基づき、エッジ領域内
の画素の濃度分布の各濃度値に対する微分値を求める。
【0056】具体的には、図2で説明したように、濃度
値「144」の注目画素と、それに隣接する濃度値「2
40」の画素の場合、濃度最小値における微分値g´
(144)には、度数「1」が加算されるので、 g´(144)+1 が代入される。また、濃度最大値における微分値g´
(240)には、度数「1」が減算されるので、 g´(240)−1 が代入される。
値「144」の注目画素と、それに隣接する濃度値「2
40」の画素の場合、濃度最小値における微分値g´
(144)には、度数「1」が加算されるので、 g´(144)+1 が代入される。また、濃度最大値における微分値g´
(240)には、度数「1」が減算されるので、 g´(240)−1 が代入される。
【0057】以上のステップS1〜ステップS6までの
処理を、原画像p1の最も右の1列、最も下の1列を除
く全ての画素について施す。次に、ステップS7〜ステ
ップS9において、ステップS6までで求められたエッ
ジ領域内の濃度分布の微分値g´(k)を、エッジ領域
内の全濃度値に渡って積分して、エッジ領域内の濃度分
布g(k)を求める処理を行う。
処理を、原画像p1の最も右の1列、最も下の1列を除
く全ての画素について施す。次に、ステップS7〜ステ
ップS9において、ステップS6までで求められたエッ
ジ領域内の濃度分布の微分値g´(k)を、エッジ領域
内の全濃度値に渡って積分して、エッジ領域内の濃度分
布g(k)を求める処理を行う。
【0058】まず、ステップS7では、エッジ領域内の
濃度分布g(k)の初期値を求める。すなわち、濃度値
k=0の時のg(0)の値をg´(0)とする。ステッ
プS8〜ステップS9では、濃度値kの値を順次「l」
づつ増加しながら、微分値g´(k)を累積加算して、
エッジ領域内の全濃度値(k=0〜L、L=255)に
渡って積分し、濃度分布g(k)を求める。
濃度分布g(k)の初期値を求める。すなわち、濃度値
k=0の時のg(0)の値をg´(0)とする。ステッ
プS8〜ステップS9では、濃度値kの値を順次「l」
づつ増加しながら、微分値g´(k)を累積加算して、
エッジ領域内の全濃度値(k=0〜L、L=255)に
渡って積分し、濃度分布g(k)を求める。
【0059】具体的には、濃度分布g(k)は、次式の
ように算出される。 g(0)=g´(0) g(1)=g(0)+g´(0) g(2)=g(1)+g´(2) ・ ・ ・ g(k)=g(k−1)+g´(k) ・ ・ ・ g(255)=g(254)+g´(255) このようにして、エッジ領域内の全濃度値に渡って積分
して、エッジ領域内の濃度分布を作成した結果、例え
ば、図3に示したような、エッジ領域における濃度値の
ヒストグラム(エッジ領域内濃度分布)が得られる。
ように算出される。 g(0)=g´(0) g(1)=g(0)+g´(0) g(2)=g(1)+g´(2) ・ ・ ・ g(k)=g(k−1)+g´(k) ・ ・ ・ g(255)=g(254)+g´(255) このようにして、エッジ領域内の全濃度値に渡って積分
して、エッジ領域内の濃度分布を作成した結果、例え
ば、図3に示したような、エッジ領域における濃度値の
ヒストグラム(エッジ領域内濃度分布)が得られる。
【0060】図3のエッジ領域内濃度分布より、濃度値
「160」付近に分布度数の山があることがわかる。そ
の山の頂点、すなわちエッジ領域内濃度分布が最大値と
なる濃度値k:maxarg(g(k))に、オフセット量αを
加えたものを2値化閾値θとする(ステップS10)。
ここで、k:maxarg()は、括弧の中の式を最大にするkを
表す。また、α=0の場合は、オフセット量なしという
ことである。
「160」付近に分布度数の山があることがわかる。そ
の山の頂点、すなわちエッジ領域内濃度分布が最大値と
なる濃度値k:maxarg(g(k))に、オフセット量αを
加えたものを2値化閾値θとする(ステップS10)。
ここで、k:maxarg()は、括弧の中の式を最大にするkを
表す。また、α=0の場合は、オフセット量なしという
ことである。
【0061】なお、濃度分布最大の点から一定量(オフ
セット量)ずらして2値化閾値とすることは、濃度分布
最大の濃度値をそのまま2値化閾値とする場合と比較し
て、より精度の高い2値化処理を行えることは、経験上
明らかな事実である。
セット量)ずらして2値化閾値とすることは、濃度分布
最大の濃度値をそのまま2値化閾値とする場合と比較し
て、より精度の高い2値化処理を行えることは、経験上
明らかな事実である。
【0062】以上説明したように、例えば、図3に示す
ような原画像p1について、2つの隣接する画素の濃度
値の差分が、ある閾値を越えた場合に、その画素をエッ
ジとしてエッジ領域を抽出し、そのエッジを求めた際に
差分をとった2つの画素の濃度値の間を補間するよう
に、抽出されたエッジ領域内の濃度分布を取り、その濃
度分布の値がほぼ最大となる濃度値を2値化閾値とする
ことにより、図3に示した原画像p1のような、画像全
体に濃淡が少なく、文字領域と背景領域の境界が不明確
な画像であっても最適な2値化閾値θ1を決定すること
ができ、原画像p1に対する2値化処理が正確に行える
(図3の2値化画像p2参照)。
ような原画像p1について、2つの隣接する画素の濃度
値の差分が、ある閾値を越えた場合に、その画素をエッ
ジとしてエッジ領域を抽出し、そのエッジを求めた際に
差分をとった2つの画素の濃度値の間を補間するよう
に、抽出されたエッジ領域内の濃度分布を取り、その濃
度分布の値がほぼ最大となる濃度値を2値化閾値とする
ことにより、図3に示した原画像p1のような、画像全
体に濃淡が少なく、文字領域と背景領域の境界が不明確
な画像であっても最適な2値化閾値θ1を決定すること
ができ、原画像p1に対する2値化処理が正確に行える
(図3の2値化画像p2参照)。
【0063】また、エッジを求めた際に差分をとった2
つの画素の濃度値の間にある2値化閾値を求めるため
に、まず、エッジ領域内の2つの隣接する画素の濃度値
の間に原画像p1を2値化する際の2値化閾値が存在す
る度合を示す前記エッジ領域内の画素の濃度分布の各濃
度値に対する微分値を求める微分処理を行ってから、エ
ッジ領域内の全濃度値に渡って積分して、エッジ領域内
の濃度分布を求めてることにより、2値化処理が高速に
行える。
つの画素の濃度値の間にある2値化閾値を求めるため
に、まず、エッジ領域内の2つの隣接する画素の濃度値
の間に原画像p1を2値化する際の2値化閾値が存在す
る度合を示す前記エッジ領域内の画素の濃度分布の各濃
度値に対する微分値を求める微分処理を行ってから、エ
ッジ領域内の全濃度値に渡って積分して、エッジ領域内
の濃度分布を求めてることにより、2値化処理が高速に
行える。
【0064】さらに、もともと微分フィルタを具備する
画像処理装置では、その回路を使うことができるので、
2値化回路5の回路が小規模になる。次に、図1の2値
化回路5で適用される第2の2値化方法について説明す
る。この第2の2値化方法をここでは、「ノイズ最小化
2値化閾値決定法」、あるいは、「ノイズ2値化法」と
呼ぶことにする。
画像処理装置では、その回路を使うことができるので、
2値化回路5の回路が小規模になる。次に、図1の2値
化回路5で適用される第2の2値化方法について説明す
る。この第2の2値化方法をここでは、「ノイズ最小化
2値化閾値決定法」、あるいは、「ノイズ2値化法」と
呼ぶことにする。
【0065】ノイズ2値化法では、原画像を任意の濃度
値を閾値として2値化した際に、各画素とその近傍画素
で形成される形状をもとに検出される孤立点の濃度分布
の特徴をもとに、最適2値化閾値を求めるものである。
ここでは、注目画素と近傍画素が作る、ある形状をノイ
ズと呼ぶことにする。
値を閾値として2値化した際に、各画素とその近傍画素
で形成される形状をもとに検出される孤立点の濃度分布
の特徴をもとに、最適2値化閾値を求めるものである。
ここでは、注目画素と近傍画素が作る、ある形状をノイ
ズと呼ぶことにする。
【0066】図5は、注目画素とその近傍画素により構
成されるノイズ形状の具体例を示したものである。図5
において、ノイズ形状h1は、注目画素のみが黒で、8
近傍画素は白の場合である。注目画素は、文字のかす
れ、背景の孤立ノイズなどによってできる孤立点とみな
される。ノイズ形状h2は、ノイズ形状h1を白黒反転
させた孤立点を示す。
成されるノイズ形状の具体例を示したものである。図5
において、ノイズ形状h1は、注目画素のみが黒で、8
近傍画素は白の場合である。注目画素は、文字のかす
れ、背景の孤立ノイズなどによってできる孤立点とみな
される。ノイズ形状h2は、ノイズ形状h1を白黒反転
させた孤立点を示す。
【0067】ノイズ形状h3は、同様の原因によって、
あるいはエッジ部分にできる細かい凹凸によってできる
ノイズである。ノイズ形状h4は、ノイズ形状h3を白
黒反転させたものである。
あるいはエッジ部分にできる細かい凹凸によってできる
ノイズである。ノイズ形状h4は、ノイズ形状h3を白
黒反転させたものである。
【0068】ノイズ形状h5は、エッジ部分にできる細
かい凹凸によってできるノイズであり、きれいに輪郭が
とれない場合に多く生ずると思われる。ノイズ形状h6
は、ノイズ形状h5を白黒反転させたものである。
かい凹凸によってできるノイズであり、きれいに輪郭が
とれない場合に多く生ずると思われる。ノイズ形状h6
は、ノイズ形状h5を白黒反転させたものである。
【0069】ノイズ形状h7もノイズ形状h5と同様に
してできるものである。ノイズ形状h8はノイズ形状h
7を白黒反転させたものである。いずれの形状も、2値
化閾値が適切な場合にはその画素が減少し、不適切な場
合には増加する性質をもっている。本発明では、そのよ
うな特徴を用いて2値化閾値を決定する。
してできるものである。ノイズ形状h8はノイズ形状h
7を白黒反転させたものである。いずれの形状も、2値
化閾値が適切な場合にはその画素が減少し、不適切な場
合には増加する性質をもっている。本発明では、そのよ
うな特徴を用いて2値化閾値を決定する。
【0070】ここでは、特に、図5のノイズ形状h1、
h2で表される孤立点について、これらをノイズと定義
する。以下、ノイズと孤立点は同意であるとする。図6
は、ノイズ2値化法の原理について説明するためのもの
で、画像全体に濃淡が少なく、しかも、画像全体の濃度
が濃く(平均濃度値が小さい)、文字領域と背景領域の
境界が不明確な原画像j1に対し、任意の閾値につい
て、画像全体におけるノイズの数を求めてプロットした
ものである。
h2で表される孤立点について、これらをノイズと定義
する。以下、ノイズと孤立点は同意であるとする。図6
は、ノイズ2値化法の原理について説明するためのもの
で、画像全体に濃淡が少なく、しかも、画像全体の濃度
が濃く(平均濃度値が小さい)、文字領域と背景領域の
境界が不明確な原画像j1に対し、任意の閾値につい
て、画像全体におけるノイズの数を求めてプロットした
ものである。
【0071】原画像j1に対し、比較的小さい濃度値
(例えば濃度値「218」)を2値化閾値として2値化
した場合、2値化画像j4のように、文字がかすれて、
ストロークの一部が孤立点となり、ノイズ数は増加す
る。
(例えば濃度値「218」)を2値化閾値として2値化
した場合、2値化画像j4のように、文字がかすれて、
ストロークの一部が孤立点となり、ノイズ数は増加す
る。
【0072】原画像j1に対し、比較的大きい濃度値
(例えば濃度値「127」)を2値化閾値として2値化
した場合、2値化画像j2のように、文字がつぶれて背
景ノイズが目立ち、やはりノイズ数が増加する。
(例えば濃度値「127」)を2値化閾値として2値化
した場合、2値化画像j2のように、文字がつぶれて背
景ノイズが目立ち、やはりノイズ数が増加する。
【0073】図6において、孤立点の数がピークとなる
の二つの山の間の谷の部分を最適2値化閾値とすれば、
ノイズが最大限削除された最適な2値画像j3を得るこ
とができる。
の二つの山の間の谷の部分を最適2値化閾値とすれば、
ノイズが最大限削除された最適な2値画像j3を得るこ
とができる。
【0074】次に、図7を参照してノイズ2値化法につ
いて、さらに詳しく説明する。図5のノイズ形状h1の
ようなノイズとなる条件は、注目画素の濃度値がその8
近傍画素の最小濃度値よりも小さい場合で、2値化閾値
がその注目画素の濃度値と8近傍画素の最小濃度値の間
に存在するときであり、図5のノイズ形状h2のような
ノイズとなる条件は、注目画素の濃度値がその8近傍画
素の最大濃度値よりも大きい場合で、2値化閾値がその
注目画素の濃度値と8近傍画素の最大濃度値の間に存在
するときである。
いて、さらに詳しく説明する。図5のノイズ形状h1の
ようなノイズとなる条件は、注目画素の濃度値がその8
近傍画素の最小濃度値よりも小さい場合で、2値化閾値
がその注目画素の濃度値と8近傍画素の最小濃度値の間
に存在するときであり、図5のノイズ形状h2のような
ノイズとなる条件は、注目画素の濃度値がその8近傍画
素の最大濃度値よりも大きい場合で、2値化閾値がその
注目画素の濃度値と8近傍画素の最大濃度値の間に存在
するときである。
【0075】図7において、原画像j1の注目画素g3
について、その8近傍画素について考慮する。注目画素
g3の濃度値は「144」、その注目画素の8近傍画素
の濃度値のうち、最大値は右下にある画素g4の「24
4」、最小値は右上にある画素g2の「140」であ
る。
について、その8近傍画素について考慮する。注目画素
g3の濃度値は「144」、その注目画素の8近傍画素
の濃度値のうち、最大値は右下にある画素g4の「24
4」、最小値は右上にある画素g2の「140」であ
る。
【0076】この場合、ノイズ形状h1、h2の条件は
どちらも満たさないので、注目画素g3は孤立点にはな
らない。一方、原画像j1の注目画素g7について、そ
の8近傍画素について考慮すると、注目画素g7の濃度
値は「156」、その注目画素の8近傍画素の濃度値の
うち、最大値は左上にある画素g5の「244」、最小
値は左横にある画素g6の「204」である。
どちらも満たさないので、注目画素g3は孤立点にはな
らない。一方、原画像j1の注目画素g7について、そ
の8近傍画素について考慮すると、注目画素g7の濃度
値は「156」、その注目画素の8近傍画素の濃度値の
うち、最大値は左上にある画素g5の「244」、最小
値は左横にある画素g6の「204」である。
【0077】この場合、2値化閾値が「156」よりも
大きく、「204」よりも小さい場合、ノイズ形状h1
のようなノイズとなる。このように、ノイズ2値化法で
は、まず、注目画素とその8近傍画素の濃度値のうち最
大濃度値と最小濃度値とを比較して、ノイズ形状h1、
h2の条件を満たすとき、その注目画素を、その注目画
素の濃度値と8近傍画素の最大濃度値あるいは最小濃度
値との間に存在する濃度値を原画像j1を2値化する際
の閾値とした際に形成される孤立点として検出し、その
検出された孤立点の濃度分布から、孤立点の数が最小と
なる濃度値を2値化閾値とするものである。
大きく、「204」よりも小さい場合、ノイズ形状h1
のようなノイズとなる。このように、ノイズ2値化法で
は、まず、注目画素とその8近傍画素の濃度値のうち最
大濃度値と最小濃度値とを比較して、ノイズ形状h1、
h2の条件を満たすとき、その注目画素を、その注目画
素の濃度値と8近傍画素の最大濃度値あるいは最小濃度
値との間に存在する濃度値を原画像j1を2値化する際
の閾値とした際に形成される孤立点として検出し、その
検出された孤立点の濃度分布から、孤立点の数が最小と
なる濃度値を2値化閾値とするものである。
【0078】孤立点の濃度分布(ノイズ分布)を求める
際、前述のエッジ2値化法と同様に、まず、孤立点の濃
度分布の各濃度値に対する微分値を求めてから、その微
分値に全濃度値にわたって積分処理を行ってノイズ分布
を求める。
際、前述のエッジ2値化法と同様に、まず、孤立点の濃
度分布の各濃度値に対する微分値を求めてから、その微
分値に全濃度値にわたって積分処理を行ってノイズ分布
を求める。
【0079】すなわち、原画像j1において、注目画素
と8近傍画素の濃度値を比較して、ノイズ形状h1、h
2の条件を満たすとき、注目画素を孤立点として検出
し、その注目画素が孤立点として検出されるための原画
像j1を2値化する際の2値化閾値が、孤立点として検
出された注目画素の濃度値と8近傍画素の最大濃度値あ
るいは最小濃度値との間に存在する度合を示す孤立点の
濃度分布の各濃度値に対する微分値を求める微分処理を
行い、その微分値に全濃度値にわたって積分処理を行
う。
と8近傍画素の濃度値を比較して、ノイズ形状h1、h
2の条件を満たすとき、注目画素を孤立点として検出
し、その注目画素が孤立点として検出されるための原画
像j1を2値化する際の2値化閾値が、孤立点として検
出された注目画素の濃度値と8近傍画素の最大濃度値あ
るいは最小濃度値との間に存在する度合を示す孤立点の
濃度分布の各濃度値に対する微分値を求める微分処理を
行い、その微分値に全濃度値にわたって積分処理を行
う。
【0080】ノイズ分布の微分値を求めてから濃度分布
を作成することは、エッジ2値化法の場合と同様、計算
処理ステップを少なくして、処理の高速化が図れるとい
う効果がある。
を作成することは、エッジ2値化法の場合と同様、計算
処理ステップを少なくして、処理の高速化が図れるとい
う効果がある。
【0081】次に、図8を参照して、図1の2値化回路
5における、ノイズ2値化法の具体的な処理手順につい
て説明する。まず、ステップS20〜ステップS26で
は、原画像j1の1番外側の画素以外の全ての画素につ
いて、例えば左上から順に注目画素を移動して、その注
目画素とその注目画素の8近傍画素に基づく孤立点の検
出と、その検出された孤立点の濃度分布の微分を求め
る。
5における、ノイズ2値化法の具体的な処理手順につい
て説明する。まず、ステップS20〜ステップS26で
は、原画像j1の1番外側の画素以外の全ての画素につ
いて、例えば左上から順に注目画素を移動して、その注
目画素とその注目画素の8近傍画素に基づく孤立点の検
出と、その検出された孤立点の濃度分布の微分を求め
る。
【0082】x方向への座標変数i、y方向への座標変
数をjとし、各画素を(i、j)で表す。また、注目画
素(i、j)における濃度値をf(i,j)とする。ス
テップS20、ステップS21では、注目画素(i、
j)を順次セットし、最も外側を除く(1、1)から
(W−2、H−2)までの全ての画素について、ステッ
プS22以下の処理を行うようチェックを行う。
数をjとし、各画素を(i、j)で表す。また、注目画
素(i、j)における濃度値をf(i,j)とする。ス
テップS20、ステップS21では、注目画素(i、
j)を順次セットし、最も外側を除く(1、1)から
(W−2、H−2)までの全ての画素について、ステッ
プS22以下の処理を行うようチェックを行う。
【0083】以下の処理では、ステップS20、ステッ
プS21でセットされた注目画素(i、j)と、その注
目画素の8近傍画素(i´、j´)が処理対象画素とな
る。ここで、 i´=i−1、i、i+1 j´=j−1、j、j+1 ただし(i´、j´)≠(j、j)である。
プS21でセットされた注目画素(i、j)と、その注
目画素の8近傍画素(i´、j´)が処理対象画素とな
る。ここで、 i´=i−1、i、i+1 j´=j−1、j、j+1 ただし(i´、j´)≠(j、j)である。
【0084】ステップS22では、注目画素(i、j)
の8近傍画素(i´、j´)のうち最大濃度値max (f
(i´、j´))と、最小濃度値min (f(i´、j
´))を求める。
の8近傍画素(i´、j´)のうち最大濃度値max (f
(i´、j´))と、最小濃度値min (f(i´、j
´))を求める。
【0085】ステップS23では、注目画素の8近傍画
素における最大濃度値と、注目画素の濃度値を比較し、
ノイズ形状h2のようなノイズとなる条件をチェックす
る。すなわち、注目画素の濃度値f(i、j)が8近傍
画素における最大濃度値max (f(i´、j´))より
大きいときに、ノイズの検出を行い、ステップS24に
進む。
素における最大濃度値と、注目画素の濃度値を比較し、
ノイズ形状h2のようなノイズとなる条件をチェックす
る。すなわち、注目画素の濃度値f(i、j)が8近傍
画素における最大濃度値max (f(i´、j´))より
大きいときに、ノイズの検出を行い、ステップS24に
進む。
【0086】一方、ノイズ形状h2のようなノイズが検
出されなかったとき、ステップS25に進み、ノイズ形
状h1のようなノイズとなる条件をチェックする。ステ
ップS24では、ステップS23で検出されたノイズの
濃度分布の変化の度合、すなわち、各濃度値に対する分
布度数の微分値を求める。
出されなかったとき、ステップS25に進み、ノイズ形
状h1のようなノイズとなる条件をチェックする。ステ
ップS24では、ステップS23で検出されたノイズの
濃度分布の変化の度合、すなわち、各濃度値に対する分
布度数の微分値を求める。
【0087】この方法は、エッジ2値化法と同様に、ま
ず、検出されたノイズの濃度値kにおける微分値をg´
(k)と表すと、g´(k)は以下のようにして求める
ことができる。すなわち、注目画素(i、j)の濃度値
f(i、j)が8近傍画素の濃度最大値max (f(i
´、j´))よりも大きい場合、濃度値f(i、j)に
おける微分値 g´(k)=g´(f(i、j)) には度数「1」が減算され、濃度最大値max (f(i
´、j´))における微分値 g´(k)=g´(max (f(i´、j´))) には度数「1」を加算する。
ず、検出されたノイズの濃度値kにおける微分値をg´
(k)と表すと、g´(k)は以下のようにして求める
ことができる。すなわち、注目画素(i、j)の濃度値
f(i、j)が8近傍画素の濃度最大値max (f(i
´、j´))よりも大きい場合、濃度値f(i、j)に
おける微分値 g´(k)=g´(f(i、j)) には度数「1」が減算され、濃度最大値max (f(i
´、j´))における微分値 g´(k)=g´(max (f(i´、j´))) には度数「1」を加算する。
【0088】次に、ステップS25に進み、注目画素の
8近傍画素における最小濃度値と、注目画素の濃度値を
比較し、ノイズ形状h1のようなノイズとなる条件をチ
ェックする。すなわち、注目画素の濃度値f(i、j)
が8近傍画素における最小濃度値min (f(i´、j
´))より小さいときに、ノイズの検出を行い、ステッ
プS26に進む。
8近傍画素における最小濃度値と、注目画素の濃度値を
比較し、ノイズ形状h1のようなノイズとなる条件をチ
ェックする。すなわち、注目画素の濃度値f(i、j)
が8近傍画素における最小濃度値min (f(i´、j
´))より小さいときに、ノイズの検出を行い、ステッ
プS26に進む。
【0089】一方、ノイズ形状h1のようなノイズが検
出されなかったとき、ステップS20、ステップS21
に戻り、座標変数i、jを更新する。ステップS26で
は、前述同様に、ステップS25で検出されたノイズの
濃度分布の変化の度合、すなわち、各濃度値に対する分
布度数の微分値を求める。
出されなかったとき、ステップS20、ステップS21
に戻り、座標変数i、jを更新する。ステップS26で
は、前述同様に、ステップS25で検出されたノイズの
濃度分布の変化の度合、すなわち、各濃度値に対する分
布度数の微分値を求める。
【0090】すなわち、注目画素(i、j)の濃度値f
(i、j)が8近傍画素の濃度最小値min (f(i´、
j´))よりも小さい場合、濃度値f(i、j)におけ
る微分値 g´(k)=g´(f(i、j)) には度数「1」が加算され、濃度最小値min (f(i
´、j´))における微分値 g´(k)=g´(min (f(i´、j´))) には度数「1」が減算される。
(i、j)が8近傍画素の濃度最小値min (f(i´、
j´))よりも小さい場合、濃度値f(i、j)におけ
る微分値 g´(k)=g´(f(i、j)) には度数「1」が加算され、濃度最小値min (f(i
´、j´))における微分値 g´(k)=g´(min (f(i´、j´))) には度数「1」が減算される。
【0091】具体的には、図7で説明したように、濃度
値「156」の注目画素g7がノイズとして検出された
場合、濃度値「156」におけるノイズ分布の微分値g
´(156)には度数「1」が加算され、8近傍画素の
濃度最小値「204」におけるノイズ分布の微分値g´
(204)には度数「1」が減算される。
値「156」の注目画素g7がノイズとして検出された
場合、濃度値「156」におけるノイズ分布の微分値g
´(156)には度数「1」が加算され、8近傍画素の
濃度最小値「204」におけるノイズ分布の微分値g´
(204)には度数「1」が減算される。
【0092】以上のステップS20〜ステップS26ま
での処理を、原画像の最も外側の画素を除く全ての画素
について施す。次に、ステップS27〜ステップS30
において、ステップS26までで求められたノイズの濃
度分布の微分値g´(k)を、全濃度値(例えば、濃度
値「0」〜「255」)に渡って積分して、ノイズの濃
度分布g(k)を求める処理を行う。
での処理を、原画像の最も外側の画素を除く全ての画素
について施す。次に、ステップS27〜ステップS30
において、ステップS26までで求められたノイズの濃
度分布の微分値g´(k)を、全濃度値(例えば、濃度
値「0」〜「255」)に渡って積分して、ノイズの濃
度分布g(k)を求める処理を行う。
【0093】ステップS27〜ステップS29の処理
は、図4のステップS7〜ステップS9までの処理と同
様である。ステップS30では、ノイズの濃度分布の微
分値g´(k)を、全濃度値に渡って積分した結果得ら
れたノイズ分布について、例えば、近傍のノイズ数の重
み付け平均をとるなどして、ノイズ分布の小さな凹凸を
除去する平滑化処理を行う。
は、図4のステップS7〜ステップS9までの処理と同
様である。ステップS30では、ノイズの濃度分布の微
分値g´(k)を、全濃度値に渡って積分した結果得ら
れたノイズ分布について、例えば、近傍のノイズ数の重
み付け平均をとるなどして、ノイズ分布の小さな凹凸を
除去する平滑化処理を行う。
【0094】原画像j1に対してステップS30までの
処理を施した結果、例えば、図9に示すようなノイズ分
布が得られる。図9に示した孤立点(ノイズ)の濃度分
布において、ノイズ形状h1、h2として検出された孤
立点の数の分布は、e1、e2といった2つのピーク点
(山)を示すようになる。
処理を施した結果、例えば、図9に示すようなノイズ分
布が得られる。図9に示した孤立点(ノイズ)の濃度分
布において、ノイズ形状h1、h2として検出された孤
立点の数の分布は、e1、e2といった2つのピーク点
(山)を示すようになる。
【0095】次に、ステップS31に進み、例えば、図
9に示すようなノイズ分布において、まず、ノイズ分布
の最大値を求め、それを1つ目の山e1とする。その山
e1の頂点の次に大きな頂点を2つ目の山e2として検
出し、その2つの山e1、e2の谷の部分の濃度値をノ
イズ2値化法による2値化閾値θ2とする。その際、小
さな山を誤って選択することのないように、2つの山e
1、e2の間の谷の小さいものを除くなどの例外処理も
行う必要がある。
9に示すようなノイズ分布において、まず、ノイズ分布
の最大値を求め、それを1つ目の山e1とする。その山
e1の頂点の次に大きな頂点を2つ目の山e2として検
出し、その2つの山e1、e2の谷の部分の濃度値をノ
イズ2値化法による2値化閾値θ2とする。その際、小
さな山を誤って選択することのないように、2つの山e
1、e2の間の谷の小さいものを除くなどの例外処理も
行う必要がある。
【0096】なお、上記実施例では、図5のノイズの形
状h1、h2についてのみ説明したが、図5のノイズ形
状h3〜h8についても、ほぼ同様である。この場合、
ノイズを検出する際の条件が異なる。
状h1、h2についてのみ説明したが、図5のノイズ形
状h3〜h8についても、ほぼ同様である。この場合、
ノイズを検出する際の条件が異なる。
【0097】ノイズ形状h3の検出条件は、例えば、注
目画素の濃度値と、その注目画素の真下の画素の濃度値
のうち最小濃度値が、それ以外の近傍画素の濃度値のう
ち最小濃度値より小さいことである。
目画素の濃度値と、その注目画素の真下の画素の濃度値
のうち最小濃度値が、それ以外の近傍画素の濃度値のう
ち最小濃度値より小さいことである。
【0098】ノイズ形状h4の検出条件は、例えば、注
目画素の濃度値と、その注目画素の真下の画素の濃度値
のうち最大濃度値が、それ以外の近傍画素の濃度値のう
ち最大濃度値とより大きいことである。
目画素の濃度値と、その注目画素の真下の画素の濃度値
のうち最大濃度値が、それ以外の近傍画素の濃度値のう
ち最大濃度値とより大きいことである。
【0099】ノイズ形状h5〜h8の場合も、図5に示
したようなノイズ形状に合わせて注目画素を含んだ複数
の画素の濃度値のうちの最大あるいは最小濃度値と、そ
れ以外の近傍画素の濃度値のうち最大あるいは最小濃度
値とを比較して、それらの大小をもとに検出できる。
したようなノイズ形状に合わせて注目画素を含んだ複数
の画素の濃度値のうちの最大あるいは最小濃度値と、そ
れ以外の近傍画素の濃度値のうち最大あるいは最小濃度
値とを比較して、それらの大小をもとに検出できる。
【0100】このようにして、例えば、ノイズ形状h
4、h6、h8が検出されたとき、図9のステップS2
4で、注目画素を含む複数の画素の濃度値のうち最大濃
度値に対するノイズ分布の微分値には、度数「1」が減
算され、それ以外の近傍画素の濃度値のうち最大濃度値
に対するノイズ分布の微分値には、度数「1」が加算さ
れる。また、ノイズ形状h3、h5、h7が検出された
とき、図9のステップS26で、注目画素を含む複数の
画素の濃度値のうち最小濃度値に対するノイズ分布の微
分値には、度数「1」が加算され、それ以外の近傍画素
の濃度値のうち最小濃度値に対するノイズ分布の微分値
には、度数「1」が減算される。以下の処理は、図9の
説明と同様である。
4、h6、h8が検出されたとき、図9のステップS2
4で、注目画素を含む複数の画素の濃度値のうち最大濃
度値に対するノイズ分布の微分値には、度数「1」が減
算され、それ以外の近傍画素の濃度値のうち最大濃度値
に対するノイズ分布の微分値には、度数「1」が加算さ
れる。また、ノイズ形状h3、h5、h7が検出された
とき、図9のステップS26で、注目画素を含む複数の
画素の濃度値のうち最小濃度値に対するノイズ分布の微
分値には、度数「1」が加算され、それ以外の近傍画素
の濃度値のうち最小濃度値に対するノイズ分布の微分値
には、度数「1」が減算される。以下の処理は、図9の
説明と同様である。
【0101】以上、説明したように、例えば、図6に示
したような原画像j1について、図5のノイズ形状h
1、h2の条件を満たすノイズを検出し、図8に示すよ
うなノイズの濃度分布(ノイズ分布)を求め、その分布
度数が最大となる1つ目の山e1と、その山e1の分布
度数の次に大きな頂点を2つ目の山e2として検出し、
その2つの山e1、e2の間の谷の部分の濃度値を2値
化閾値θ2とすることにより、図6に示した原画像j1
のように、画像全体に濃淡が少なく、文字領域と背景領
域の境界が不明確なものであっても、最適な2値化閾値
θ2を決定することができ、原画像j1に対する2値化
処理が正確に行え、鮮明な2値化画像(図6の2値化画
像j3参照)が得られる。
したような原画像j1について、図5のノイズ形状h
1、h2の条件を満たすノイズを検出し、図8に示すよ
うなノイズの濃度分布(ノイズ分布)を求め、その分布
度数が最大となる1つ目の山e1と、その山e1の分布
度数の次に大きな頂点を2つ目の山e2として検出し、
その2つの山e1、e2の間の谷の部分の濃度値を2値
化閾値θ2とすることにより、図6に示した原画像j1
のように、画像全体に濃淡が少なく、文字領域と背景領
域の境界が不明確なものであっても、最適な2値化閾値
θ2を決定することができ、原画像j1に対する2値化
処理が正確に行え、鮮明な2値化画像(図6の2値化画
像j3参照)が得られる。
【0102】また、注目画素とその8近傍画素の濃度値
を比較して、ノイズ形状h1、h2の条件を満たしたと
き、その注目画素を孤立点として検出し、その際、その
注目画素が孤立点として検出されるための原画像j1を
2値化する際の2値化閾値が、孤立点として検出された
注目画素の濃度値と8近傍画素の最大濃度値あるいは最
小濃度値との間に存在する度合を示す孤立点の濃度分布
の各濃度値に対する微分値を求める微分処理を行い、そ
の微分値に全濃度値にわたって積分処理を行ってノイズ
分布を求めることにより、2値化処理が高速に行える。
を比較して、ノイズ形状h1、h2の条件を満たしたと
き、その注目画素を孤立点として検出し、その際、その
注目画素が孤立点として検出されるための原画像j1を
2値化する際の2値化閾値が、孤立点として検出された
注目画素の濃度値と8近傍画素の最大濃度値あるいは最
小濃度値との間に存在する度合を示す孤立点の濃度分布
の各濃度値に対する微分値を求める微分処理を行い、そ
の微分値に全濃度値にわたって積分処理を行ってノイズ
分布を求めることにより、2値化処理が高速に行える。
【0103】さらに、ノイズ2値化法は、文字にかすれ
が生じるとき、また逆に背景ノイズが目立って文字がつ
ぶれてしまうとき、ノイズが増加するという特質を応用
して2値化を行っているので、細いストロークをもつ明
朝体等の印刷活字の2値化などに適している。
が生じるとき、また逆に背景ノイズが目立って文字がつ
ぶれてしまうとき、ノイズが増加するという特質を応用
して2値化を行っているので、細いストロークをもつ明
朝体等の印刷活字の2値化などに適している。
【0104】以上説明したように、本実施例によれば、
原画像に対し2値化処理を行う際、その原画像の濃度分
布以外の特徴、すなわち、原画像からエッジ領域を検出
してその領域内の濃度分布の特徴をもとに、あるいは、
原画像を任意の閾値で2値化した際の孤立点の濃度分布
の特徴をもとに、最適な2値化閾値を決定することがで
き、精度の高い2値化処理が高速に行える。
原画像に対し2値化処理を行う際、その原画像の濃度分
布以外の特徴、すなわち、原画像からエッジ領域を検出
してその領域内の濃度分布の特徴をもとに、あるいは、
原画像を任意の閾値で2値化した際の孤立点の濃度分布
の特徴をもとに、最適な2値化閾値を決定することがで
き、精度の高い2値化処理が高速に行える。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
画像に対し最適な2値化閾値を決定することができ、精
度の高い2値化処理が高速に行える濃淡画像の2値化方
法および画像2値化装置を提供できる。
画像に対し最適な2値化閾値を決定することができ、精
度の高い2値化処理が高速に行える濃淡画像の2値化方
法および画像2値化装置を提供できる。
【図1】本発明の一実施例に係る光学文字読取装置の構
成を概略的に示した図。
成を概略的に示した図。
【図2】エッジ2値化法について説明するための図。
【図3】原画像から抽出されたエッジ領域内の画素の濃
度分布の具体例を示した図。
度分布の具体例を示した図。
【図4】図1の2値化回路におけるエッジ2値化法の具
体的な処理手順について説明するためのフローチャー
ト。
体的な処理手順について説明するためのフローチャー
ト。
【図5】注目画素とその近傍画素により構成されるノイ
ズ形状の具体例を示した図。
ズ形状の具体例を示した図。
【図6】ノイズ2値化法の原理について説明するための
図。
図。
【図7】ノイズ2値化法について、さらに詳しく説明す
るための図。
るための図。
【図8】図1の2値化回路におけるノイズ2値化法の具
体的な処理手順について説明するためのフローチャー
ト。
体的な処理手順について説明するためのフローチャー
ト。
【図9】原画像に対して図8のノイズ2値化処理を施し
た結果得られる孤立点の濃度分布の具体例を示した図。
た結果得られる孤立点の濃度分布の具体例を示した図。
【図10】従来の2値化方法について説明するための
図。
図。
1…光学的文字読取装置、5…2値化回路(画像2値化
装置)、p1…原画像、p2…2値化画像、θ1…2値
化閾値、j1…原画像、j2〜j4…2値化画像、g
3、g7…注目画素、θ2…2値化閾値。
装置)、p1…原画像、p2…2値化画像、θ1…2値
化閾値、j1…原画像、j2〜j4…2値化画像、g
3、g7…注目画素、θ2…2値化閾値。
Claims (12)
- 【請求項1】 2値化する原画像から背景領域と図領域
の境界領域となるエッジ領域を抽出し、その抽出された
エッジ領域内の画素の濃度分布の特徴から2値化閾値を
決定し、この決定した2値化閾値に基づき前記原画像を
2値化することを特徴とした濃度画像の2値化方法。 - 【請求項2】 2値化する原画像の2つの隣接する画素
の濃度値の差分と、あらかじめ設定された閾値とを比較
して、前記原画像からエッジ領域を抽出し、その抽出さ
れたエッジ領域内の画素について、2つの隣接する画素
の濃度値の間を補間するように、抽出されたエッジ領域
内の画素の濃度分布を求めて、その分布度数がほぼ最大
となる濃度値を2値化閾値として決定し、この決定した
2値化閾値に基づき前記原画像を2値化することを特徴
とした濃度画像の2値化方法。 - 【請求項3】 2値化する原画像の2つの隣接する画素
の濃度値の差分と、あらかじめ設定された閾値とを比較
して、前記原画像から、前記差分が前記閾値より大きい
画素で構成されたエッジ領域を抽出し、その抽出された
エッジ領域内の画素について、2つの隣接する画素の濃
度値の間に前記原画像を2値化する際の2値化閾値が存
在する度合を示す前記エッジ領域内の画素の各濃度値に
対する微分値を求める微分処理を行い、さらに、前記微
分値に対し全濃度値にわたって積分処理を行って得られ
る前記エッジ領域内の画素の濃度分布から、その分布度
数がほぼ最大となる濃度値を前記2値化閾値として決定
し、この決定した2値化閾値に基づき前記原画像を2値
化することを特徴とした濃度画像の2値化方法。 - 【請求項4】 2値化する原画像の2つの隣接する画素
の濃度値の差分と、あらかじめ設定された閾値とを比較
して、前記原画像から、前記差分が前記閾値より大きい
画素で構成されたエッジ領域を抽出し、その抽出された
エッジ領域内の画素について、2つの隣接する画素の濃
度値の小さい濃度値について1を加算し、大きい濃度値
について1を減算して、前記2つの隣接する画素の濃度
値の間に前記原画像を2値化する際の2値化閾値が存在
する度合を示す前記エッジ領域内の画素の各濃度値に対
する微分値を求める微分処理を行い、さらに、その微分
値を全濃度値にわたって累積加算する積分処理を行って
得られる前記エッジ領域内の画素の濃度分布から、その
分布度数がほぼ最大となる濃度値を前記2値化閾値とし
て決定し、この決定した2値化閾値に基づき前記原画像
を2値化することを特徴とした濃度画像の2値化方法。 - 【請求項5】 2値化する原画像を任意の濃度値を閾値
として2値化した際に、各画素とその近傍画素で形成さ
れる形状をもとに検出される孤立点の濃度分布の特徴を
もとに、前記原画像を2値化する際に前記孤立点の数が
最小となる濃度値を2値化閾値として決定し、この決定
した2値化閾値に基づき前記原画像を2値化することを
特徴とした濃度画像の2値化方法。 - 【請求項6】 2値化する原画像の注目画素を含む近傍
の9画素毎に、それらの濃度値を比較し、前記注目画素
の濃度値が最小のとき、前記注目画素を、前記原画像を
2値化する際の2値化閾値が前記注目画素の濃度値と前
記注目画素以外の画素の濃度値のうちの最小濃度値との
間に存在する際に形成される孤立点として検出し、さら
に、前記注目画素の濃度値が最大のとき、前記注目画素
を、前記原画像を2値化する際の2値化閾値が前記注目
画素の濃度値と前記注目画素以外の画素の濃度値のうち
の最大濃度値との間に存在するときに形成される孤立点
として検出し、その検出された孤立点の濃度分布の特徴
をもとに、前記孤立点の数が最小となる濃度値を前記2
値化閾値として決定し、この決定した2値化閾値に基づ
き前記原画像を2値化することを特徴とした濃度画像の
2値化方法。 - 【請求項7】 2値化する原画像の注目画素を含む近傍
の9画素毎に、それらの濃度値を比較し、前記注目画素
の濃度値が最小あるいは最大のとき、前記注目画素を孤
立点として検出し、前記注目画素が前記孤立点として検
出されるための前記原画像を2値化する際の2値化閾値
が、前記孤立点として検出された前記注目画素の濃度値
と前記9画素のうち前記注目画素以外の画素の濃度値の
うちの最小濃度値あるいは最大濃度値との間に存在する
度合を示す前記孤立点の各濃度値に対する微分値を求め
る微分処理を行い、さらに、前記微分値に対し全濃度値
にわたって積分処理を行って得られる前記孤立点の濃度
分布の特徴をもとに、前記孤立点の数が最小となる濃度
値を前記2値化閾値として決定し、この決定した2値化
閾値に基づき前記原画像を2値化することを特徴とした
濃度画像の2値化方法。 - 【請求項8】 2値化する原画像の注目画素を含む近傍
の9画素毎に、それらの濃度値を比較し、前記注目画素
の濃度値が最小のとき、前記注目画素を孤立点として検
出し、その際、その孤立点として検出された注目画素の
濃度値について1を加算し、前記9画素のうち前記注目
画素以外の画素の濃度値のうちの最小濃度値について1
を減算し、一方、前記注目画素の濃度値が最大のとき
も、前記注目画素を孤立点として検出し、その際、その
孤立点として検出された注目画素の濃度値について1を
減算し、前記9画素のうち前記注目画素以外の画素の濃
度値のうちの最大濃度値について1を加算して、前記注
目画素が前記孤立点として検出されるための前記原画像
を2値化する際の2値化閾値が、前記孤立点として検出
された前記注目画素の濃度値と前記最小濃度値あるいは
前記最大濃度値との間に存在する度合を示す前記孤立点
の各濃度値に対する微分値を求める微分処理を行い、さ
らに、その微分値に対し全濃度値にわたって累積加算す
る積分処理を行って得られる前記孤立点の濃度分布の特
徴をもとに、前記孤立点の数が最小となる濃度値を前記
2値化閾値として決定し、この決定した2値化閾値に基
づき前記原画像を2値化することを特徴とした濃度画像
の2値化方法。 - 【請求項9】 2値化すべき原画像の2つの隣接する画
像の濃度値の差分を求め、この差をあらかじめ定められ
た閾値と比較する比較手段と、 この比較手段により前記閾値以上の差があるとき、前記
原画像のエッジ領域として抽出する手段と、 この抽出手段により抽出されたエッジ領域内の画素につ
いて、2つの隣接する画素の濃度値の間を補間するとと
もに、全ての抽出されたエッジ領域内の画素の濃度分布
を算出する算出手段と、 この算出手段で算出された分布度数がほぼ最大となる濃
度値を2値化閾値として決定する決定手段と、 この決定手段によって決定した2値化閾値に基づいて前
記原画像を2値化する2値化手段と、 を具備したことを特徴とする画像2値化装置。 - 【請求項10】 2値化すべき原画像の2つの隣接する
画像の濃度値の差分を求め、この差をあらかじめ定めら
れた閾値と比較する比較手段と、 この比較手段により前記閾値より大きい濃度値の画素で
構成されたエッジ領域を前記画素から抽出する抽出手段
と、 この抽出手段により抽出されたエッジ領域内の画素につ
いて、2つの隣接する画素の濃度値の間に前記原画像を
2値化する際の2値化閾値が存在する度合を示す前記エ
ッジ領域内の画素の各濃度値に対する微分値を求める微
分手段と、 この微分手段により求められた微分値に対し全濃度わた
って積分処理を行うことにより前記エッジ領域内の画素
の濃度分布を算出する算出手段と、 この算出手段により算出された濃度分布から、その分布
度数がほぼ最大となる濃度値を前記2値化閾値として決
定する決定手段と、 この決定手段によって決定した2値化閾値に基づき原画
像を2値化する2値化手段と、 を具備したことを特徴とする画像2値化装置。 - 【請求項11】 2値化する原画像の注目画素を含む近
傍の9画素毎に、それらの濃度値を比較することによ
り、前記注目画素の濃度値が最小または最大であるか否
かを判断する判断手段と、 この判断手段により注目画素の濃度値が最小であると判
断されたとき、前記注目画素を、前記原画像を2値化す
る際の2値化閾値が前記注目画素の濃度値と前記注目画
素以外の画素の濃度値のうち最小濃度値との間に存在す
る際に形成される孤立点として検出する第1の検出手段
と、 前記判断手段により、注目画素の濃度値が最大であると
判断されたとき、前記注目画素を、前記原画像を2値化
する際の2値化閾値が前記注目画素の濃度値と前記注目
画素以外の画素の濃度値のうち最大濃度値との間に存在
する際に形成される孤立点として検出する第2の検出手
段と、 これら第1、第2の検出手段で検出された孤立点の濃度
分布を算出する算出手段と、 この算出手段によって算出された濃度分布から前記孤立
点の数が最小となる濃度値を前記2値化閾値として決定
する決定手段と、 この決定手段によって決定した2値化閾値に基づき前記
原画像を2値化する2値化手段と、 を具備したことを特徴とする画像2値化装置。 - 【請求項12】 2値化する原画像の注目画素を含む近
傍の9画素毎に、それらの濃度値を比較することによ
り、前記注目画素の濃度値が最小あるいは最大であるか
否かを判断する判断手段と、 この判断手段により注目画素の濃度値が最大又は最小で
あると判断されたとき、前記注目画素を孤立点として検
出する検出手段と、 前記注目画素が前記検出手段で前記孤立点として検出さ
れるための前記原画像を2値化する際の2値化閾値が、
前記孤立点として検出された前記注目画素の濃度値と前
記9画素のうち前記注目画素以外の画素の濃度値のうち
最小濃度値あるいは最大濃度値との間に存在する度合を
示す前記孤立点の各濃度値に対する微分値を求める微分
手段と、 この微分手段により求められた微分値に対し、全濃度に
わたって積分処理を行うことにより、孤立点の濃度分布
を算出する算出手段と、 この算出手段により算出された濃度分布から前記孤立点
の数が最小となる濃度値を前記2値化閾値として決定す
る決定手段と、 この決定手段により決定した2値化閾値に基づき前記原
画像を2値化する2値化手段と、 を具備したことを特徴とする画像2値化装置。
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|---|---|---|---|
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| JP7157916A JPH096957A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 濃度画像の2値化方法および画像2値化装置 |
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