JPH096969A - 輪郭抽出方法 - Google Patents

輪郭抽出方法

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JPH096969A
JPH096969A JP7154363A JP15436395A JPH096969A JP H096969 A JPH096969 A JP H096969A JP 7154363 A JP7154363 A JP 7154363A JP 15436395 A JP15436395 A JP 15436395A JP H096969 A JPH096969 A JP H096969A
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energy
value
contour
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JP7154363A
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English (en)
Inventor
Mikio Ikuta
幹雄 生田
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短い時間で正確に画像から物体の輪郭を抽出
すること。 【構成】 SNAKESにより画像から物体の輪郭を抽
出する際に、最初は計算コストが小さい微分によるエネ
ルギ極小化を行い(ステップS2)、エネルギが収束値
に近づいたら(ステップS3)、正確な輪郭を抽出でき
るDP法によるエネルギ極小化に切り替える(ステップ
S5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、“SNAKES”と呼
ばれるエネルギ最小化原理による動的輪郭モデル(Acti
ve Contour Model)を用いた輪郭抽出方法に関し、特
に、短い処理時間で正確に画像から輪郭を抽出するため
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理による形状や文字の認識等に必
要な画像の構造化の前処理として、従来、物体の輪郭を
画像から抽出する種々の方法が提案されている。
【0003】<エッジトレース方法>輪郭抽出方法の一
つにエッジトレース方法があげられる。エッジトレース
方法では、画像の濃度勾配を適当なしきい値により2値
化してエッジ画像を形成し、エッジ画像中の画素を順次
追跡することにより、輪郭を抽出する。
【0004】しかし、エッジトレース方法には、輪郭線
が閉曲線にならない場合に輪郭抽出が失敗になるという
欠点がある。また、輪郭線が分岐している場合は輪郭抽
出を行うことが難しいという欠点もある。
【0005】<SNAKESによる輪郭抽出方法>これ
に対し、エネルギ最小化原理による動的輪郭モデルが
“SNAKES”と呼ばれて提案され、輪郭抽出に利用
されている。以下、これについて説明する。
【0006】SNAKESなる動的輪郭モデルは図4に
示すようにn個の制御点(頂点)CP1 〜CPn を持つ
多角形1で定義される。つまり、各制御点CPi (i=
1〜n)の位置座標を(Xi ,Yi )で表わすと、それ
らの集合S={(Xi ,Yi),i=1,2,…,n}
が一つの輪郭モデルとなり、この輪郭モデルの各制御点
の間隔が或る程度密ならば、物体の輪郭としての閉曲線
を表わすことができる。
【0007】そこで図5に示すように、まず輪郭抽出の
対象となる物体2の周囲に多角形の初期輪郭Cini を設
定し、次いで各制御点CPi の位置座標(Xi ,Yi
を更新して最適化することにより物体2の輪郭に輪郭線
fin を張り付ける。この輪郭線Cini が抽出結果であ
る。
【0008】<評価関数>制御点の位置座標の最適化に
は、一般に次式(1)の評価関数で与えられるエネルギ
E(C) を用いて、エネルギE(C) を最小化(厳密には極
小化)するように制御点の位置座標を更新する。
【数1】 E(C) =α・Eint (C) −β・Eext (C) …式(1)
【0009】式(1)中で、αとβは定数、「・」は乗
算記号、Eint (C) は輪郭モデルCの幾何学的拘束条件
のエネルギ(内部エネルギ)、Eext (C) は輪郭モデル
Cの画像エネルギ(外部エネルギ)をそれぞれ表わして
いる。
【0010】幾何学的拘束条件としては隣接する制御点
間の距離と、滑らかさが用いられ、そのエネルギEint
(C) は次式(2)で与えられる。なお、式(2)の右辺
第1項が距離に関する成分、同第2項が滑らかさに関す
る成分である。従って、制御点間で距離が短いほど、ま
た滑らかであるほど、エネルギE(C) が小さくなる。
【数2】 α・Eint (C) =α1 ・Σ{(Xi −Xi-1)2 +(Yi −Yi-1)2 }+ α2 ・Σ{(2Xi −Xi-1 −Xi+1)2 + (2Yi −Yi-1 +Yi+1)2 } …式(2)
【0011】画像エネルギEext (C) としては、画像中
における輪郭モデルC上の平均エッジ強度が用いられ、
微分画像における各制御点CPi (Xi ,Yi )での画
素値をG(Xi ,Yi )とすると、次式(3)で与えら
れる。従って、各制御点が物体2の輪郭に近いほど、エ
ネルギE(C) が小さくなる。
【数3】 Eext (C) =ΣG(Xi ,Yi ) …式(3)
【0012】評価関数E(C) を用いたエネルギの極小化
には、下記2つの処理手法がある。
【0013】<第1の処理:微分によるエネルギ極小化
手法>通常、各制御点CPi (Xi ,Yi )でエネルギ
E(C) の微分値Δvi =(ΔXi ,ΔYi )を計算し、
この微分値に基づいて制御点CPi の位置座標を
(X i ,Yi )から(Xi ′,Yi ′)=(Xi +ΔX
i ,Yi +ΔYi )に更新することにより、エネルギE
(C) が極小になる輪郭線Cfin を求める。この手法を第
1の処理と呼ぶ。次式(4)に制御点での微分及び位置
座標更新の式を示す。
【0014】
【数4】
【0015】<第2の処理:DP法によるエネルギ極小
化手法>別の手法として、DP法(Dynamic Programin
g:動的計画法)を用いてエネルギを極小化する手法が
提案されている。この手法を第2の処理と呼び、以下に
説明する。
【0016】式(1)と式(2)を見ると、i番目の制
御点CPi のエネルギは、i−1番目の制御点CPi-1
の位置座標(Xi-1 ,Yi-1 )とi+1番目の制御点C
i+ 1 の位置座標(Xi+1 ,Yi+1 )との関数になって
いる。そこで、i番目の制御点CPi のエネルギをEi
として次式(5)で表わす。
【数5】 Ei =α1 ・{(Xi −Xi-1)2 +(Yi −Yi-1)2 } +α2 ・{(2Xi −Xi-1 −Xi+1)2 + +(2Yi −Yi-1 −Yi+1)2 } −β・G(Xi ,Yi ) …式(5)
【0017】但し、G(Xi ,Yi )は原画像を微分し
て得られた画像の、位置座標(Xi,Yi )における画
素値である。
【0018】次に、1番目からi−2番目の制御点の位
置座標が既に決定しているものと仮定して、i−1番目
の制御点の位置座標を更新する場合の手順を説明する。
【0019】まず、図6に示すように9行9列のテーブ
ル3を作成する。このテーブル3には、i−1番目の制
御点のエネルギを計算する際、i−1番目の制御点を図
7(A)に示すように更新前の位置座標(Xi-1 ,Y
i-1 )の8近傍動かし、且つ、i番目の制御点を図7
(B)に示すように更新前の位置座標(Xi ,Yi )の
8近傍動かすことによってそれらの全ての組合せに対し
て計算されるi−1番目の制御点のエネルギの値が入っ
ている。ここで、i−i番目の制御点の8近傍の各位置
をp(1≦p≦9)、i番目の制御点の8近傍の各位置
をq(1≦q≦9)で表わし、テーブル3の該当する位
置(p,q)の各エネルギ値をT[p][q]とする。
【0020】続いて、図8に示すように、9行9列の同
様なテーブル4を作成する。但し、このテーブル4に
は、i番目の制御点を図9(A)に示すように更新前の
位置座標(Xi ,Yi )の8近傍動かし、且つi+1番
目の制御点を図9(B)に示すように更新前の位置座標
(Xi+1 ,Yi+1 )の8近傍動かすことによってそれら
の全ての組合せに対して計算されるi番目の制御点のエ
ネルギの値が入っている。ここでは、i番目の制御点の
8近傍の各位置をq(1≦q≦9)、i+1番目の制御
点の8近傍の各位置をr(1≦r≦9)で表わし、テー
ブル4の該当する位置(q,r)の各エネルギ値を便宜
上Tn [q][r]とする。
【0021】次に、テーブル3のエネルギ値T[p]
[q]とテーブル4のエネルギ値Tn[q][r]との
和T[p][r]+Tn [q][r]を、全ての8近傍
位置p,q,rの組合せについて計算し、そのうち最小
となる組合せにおけるi−1番目の制御点の8近傍の位
置pを、新たなi−1番目の制御点の位置座標とする。
【0022】再びi番目の制御点に着目して、i+1番
の制御点の8近傍移動とi+2番目の制御点の8近傍移
動から順次テーブルを2つ作成し、上記と同じ手順を繰
り返してi番目の制御点の位置座標を決定し、これを全
制御点について行う。
【0023】このような制御点の位置座標更新を、エネ
ルギE(C) が極小値に達するまで繰り返す。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】第1の処理即ち、微分
によるエネルギ極小化手法では、i番目の制御点のエネ
ルギはi−1番目の制御点の位置とi+1番目の制御点
の位置に依存しているにも拘らず、これら2つの点を固
定したままエネルギの極小化を行っているので収束性が
悪く、エネルギが振動する等の欠点がある。そのため、
輪郭の抽出結果が悪い。図10,図11に実験結果を示
す。図10の楕円5が抽出対象となる物体であり、図1
1の外側の閉曲線Cini が初期輪郭であり、内側の閉曲
線Cfin が抽出結果である。
【0025】第2の処理即ち、DP法によるエネルギ極
小化手法では、第1の処理の欠点が解決して図12に示
す閉曲線Cfin のように良好な抽出結果が得られる。し
かし、第2の処理では計算量が非常に多くなり、収束に
非常に時間がかかってしまう。因みに、制御点数がnの
場合の計算コストは、第1の処理ではnに比例するが、
第2の処理ではnの3乗に比例する。
【0026】そこで本発明の課題は、第2の処理よりも
短い処理時間で且つ第1の処理よりも正確に、画像から
物体の輪郭を抽出することができる方法を提供すること
である。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の輪郭抽出方法は、複数の制御点からなる動的輪郭モ
デルを用い、制御点の位置座標の関数として与えられる
エネルギが極小となるように制御点の位置座標を更新す
ることにより画像から物体の輪郭を抽出する輪郭抽出方
法において、(1)各制御点でエネルギの微分値を計算
し、微分値に基づいて各制御点の位置座標を更新する第
1の処理を、エネルギが収束値に近づくまで行うこと、
(2)第1の処理でエネルギが収束値に近づいた後は、
動的計画法によりエネルギが極小となる制御点の位置座
標を決定する第2の処理を行うこと、を特徴とするもの
である。
【0028】あるいは、本発明の輪郭抽出方法は、上記
に加えて、第1の処理を繰り返して行い今回のエネルギ
が前回のエネルギよりも増大した時にエネルギが収束値
に近づいたと判定し、前記第2の処理は制御点の位置座
標をエネルギ増加直前の状態に戻してから開始すること
を特徴とし、あるいは、第1の処理を繰り返して行い今
回のエネルギが前回のエネルギに一致した時にエネルギ
が収束値に近づいたと判定し、直ちに前記第2の処理を
開始することを特徴とし、あるいは、第1の処理を繰り
返して行いエネルギの傾きが予め定めたしきい値を越え
た時にエネルギが収束値に近づいたと判定することを特
徴とし、あるいは前記しきい値はゼロ近傍の負の値であ
ることを特徴とするものである。
【0029】
【作用】第1の処理は微分によるエネルギ極小化手法で
あり、前述の如く、計算コストは小さいが、エネルギが
極小値に近づくと振動して収束性が悪く輪郭抽出結果が
良くない。これに対して第2の処理はDP法によるエネ
ルギ極小化手法であり、前述の如く、輪郭抽出結果は正
確であるが、計算コストが高い。
【0030】そこで本発明では、SNAKESにより輪
郭抽出を行う際に、エネルギが収束値に近づくまでは微
分によるエネルギ極小化手法により制御点の位置座標更
新を行い、その後はDP法によるエネルギ極小化に切り
替える。これにより、全体として比較的小さい計算コス
ト即ち短い処理時間で、正確に輪郭を抽出することがで
きる。
【0031】エネルギが収束値に近づいたか否かの判定
方法は基本的には任意で良いが、第1の処理を繰り返す
場合にその都度得られる今回のエネルギを前回のエネル
ギと比較し、今回のエネルギが前回のエネルギより増大
した時、あるいは今回のエネルギが前回のエネルギに一
致した時に、エネルギが収束値に近づいたと判定する方
法が簡単である。但し、今回のエネルギが前回よりも増
大した時は、エネルギ増加直前の状態に制御点の位置座
標を戻してから第2の処理を開始すると、計算コストが
一層短かくなる。
【0032】あるいは、エネルギは通常減小する方向に
向っているので、その傾きの符号が負であることに着目
すると、エネルギの傾きが或るしきい値を越えた時に、
エネルギが収束値に近づいたと判定する方法も簡単で良
い。この場合、しきい値は基本的に正負、ゼロいずれで
も良いが、ゼロ近傍の負の値にすると、計算コストが一
層短かくなる。
【0033】
【実施例】以下、図面を参照して本発明をその実施例と
ともに説明する。
【0034】<第1実施例>図1を参照して本発明の第
1実施例に係る輪郭抽出方法を説明する。図1におい
て、“SNAKES”により対象物体の周囲に初期輪郭
を設定し(ステップS1)、まずは第1の処理として、
微分によるエネルギ極小化を行う(ステップS2)。
【0035】この微分によるエネルギ極小化では、前述
の通り、式(1)で与えられる内部エネルギEint (C)
と外部エネルギEext (C) からなるエネルギE(C) を用
い、全制御点について、式(4)の如く個々の制御点で
のエネルギE(C) の微分値を計算し得られた微分値に基
づいて同制御点の位置座標を更新する。
【0036】基本的には、このような全制御点の位置座
標更新を繰り返して行う。
【0037】但し、全制御点の位置座標更新の都度エネ
ルギE(C) を計算し、今回のエネルギと前回のエネルギ
との大小関係を判定する(ステップS3)。
【0038】ここで今回が第j番目の位置座標更新であ
り更新後のエネルギの値をEj (C)とし、前回が第j−
1回目の位置座標更新であり更新後のエネルギの値をE
j-1(C) とすると、次のように処理を行う。 (1)Ej (C) <Ej-1 (C) の場合、即ち今回のエネル
ギEj (C) が前回のエネルギEj-1 (C) よりも小さい場
合は、エネルギが減少しているので、ステップS2に戻
り、微分によるエネルギ極小化を繰り返す。 (2)Ej (C) >Ej-1 (C) の場合、即ち今回のエネル
ギEj (C) が前回のエネルギEj-1 (C) よりも増大した
場合は、エネルギの減少が止って収束値に近づいたの
で、第1の処理からステップS5の第2の処理に移る。
但し、第2の処理を開始する前に、各制御点の位置座標
を更新前の状態、即ち第j−1回目の位置座標更新の状
態に戻す(ステップS4)。 (3)Ej (C) =Ej-1 (C) の場合、即ち今回のエネル
ギEj (C) が前回のエネルギEj-1 (C) に一致した場合
も、エネルギの減少が止って収束値に近づいたので、第
1の処理から第2の処理に切り替える。この場合、各制
御点の位置座標を更新前の状態に戻してから第2の処理
を開始しても良いが、エネルギが変っていないので、本
実施例では処理の簡単化のために更新後の状態、即ち第
j回目の位置座標更新の状態のままステップS5の第2
の処理に移る。
【0039】ステップS5では第2の処理として、DP
法によるエネルギ極小化を行う。このDP法によるエネ
ルギ極小化では、前述の通り、式(5)で与えられる制
御点毎のエネルギEi を用いて、i番目の制御点であれ
ば前後のうち未確定の制御点の8近傍移動と当該i番目
の制御点の8近傍移動とからエネルギEi が最小となる
i番目の制御点の位置座標を決定するという処理を全制
御点について行い、全制御点の位置座標を更新する。
【0040】このような全制御点の位置座標更新を、式
(1)で与えられるエネルギE(C)が極小値に達するま
で繰り返す。
【0041】本実施例では、位置座標更新の都度エネル
ギE(C) を計算し、今回のエネルギと前回のエネルギと
を比較し、一致した時に極小値に達したものと判定して
いる(ステップS6)。
【0042】即ち、第1の処理における位置座標更新を
含め、今回が第k番目の位置座標更新でありその更新後
のエネルギの値をEk (C) とし、前回が第k−1番目の
位置座標更新でありその更新後のエネルギの値をEk-1
(C) とすると、Ek (C) =E k-1 (C) となったら第2の
処理を終了し、この時点での全制御点がなす形状を輪郭
の抽出結果とする。
【0043】図2に本実施例の実験結果を示す。図2に
おいて、5が対象物体としての楕円、Cini が初期輪
郭、Cfin が輪郭の抽出結果である。図2と図11を比
較すると、第1の処理(微分によるエネルギ極小化手
法)のみを用いた場合に比べ、本実施例による抽出結果
は極めて良好であることが判る。
【0044】また、表1に本実施例の実験で要した計算
時間(計算コスト)を、第2の処理(DP法によるエネ
ルギ極小化手法)のみを用いた図12の場合の計算時間
とともに示す。表1から判るように、本実施例の方が極
めて計算時間が短い。なお、制御点数はいずれも同じで
ある。
【0045】
【表1】
【0046】<第2実施例>図3を参照して本発明の第
2実施例に係る輪郭抽出方法を説明する。図3におい
て、本実施例でも“SNAKES”により対象物体の周
囲に初期輪郭を設定し(ステップS11)、まずは第1
の処理として、微分によるエネルギ極小化を行う(ステ
ップS12)。
【0047】この微分によるエネルギ極小化では、第1
実施例と同様、式(1)で与えられる内部エネルギE
int (C) と外部エネルギEext (C) からなるエネルギE
(C) を用い、全制御点について、式(4)の如く個々の
制御点でのエネルギE(C) の微分値を計算し得られた微
分値に基づいて同制御点の位置座標を更新する。基本的
には、このような全制御点の位置座標更新を繰り返して
行う。
【0048】但し、全制御点の位置座標更新の都度エネ
ルギE(C) から、エネルギの傾きG i を計算し、しきい
値Gthとの大小関係を判定する(ステップS13,S1
4)。
【0049】ここで今回が第j番目の位置座標更新であ
り更新後のエネルギの値をEj (C)とし、前回が第j−
1回目の位置座標更新であり更新後のエネルギの値をE
j-1(C) とし、今回の傾きをGj とすると、次式(6)
の計算を行う。
【数6】 Gj =Ej (C) −Ej-1 (C) …式(6)
【0050】しきい値Gthにはゼロ近傍の負の値を設定
してあり、次のように処理を行う。 (1)Gj ≦Gthの場合、即ちエネルギの傾きGi がし
きい値以下である場合は、エネルギが或る程度以上大き
く減少しているので、ステップS12に戻り、DP法に
よるエネルギ極小化を繰り返す。 (2)Gj >Gthの場合、即ちエネルギの傾きGj がし
きい値Gthを越えた場合は、エネルギが殆ど減少しなく
なって収束値に近づいたので、第1の処理からステップ
S15の第2の処理に移る。
【0051】ステップS15では第2の処理として、D
P法によるエネルギ極小化を行う。このDP法によるエ
ネルギ極小化では、第1実施例と同様、式(5)で与え
られる制御点毎のエネルギEi を用いて、i番目の制御
点であれば前後のうち未確定の制御点の8近傍移動と当
該i番目の制御点の8近傍移動とからエネルギEi が最
小となるi番目の制御点の位置座標を決定するという処
理を全制御点について行い、全制御点の位置座標を更新
する。このような全制御点の位置座標更新を、式(1)
で与えられるエネルギE(C) が極小値に達するまで繰り
返す。
【0052】本実施例でも、第1実施例と同じく位置座
標更新の都度エネルギE(C) を計算し、今回のエネルギ
と前回のエネルギとを比較し、一致した時に極小値に達
したものと判定している(ステップS16)。即ち、第
1の処理における位置座標更新を含め、今回が第k番目
の位置座標更新でありその更新後のエネルギの値をE k
(C) とし、前回が第k−1番目の位置座標更新でありそ
の更新後のエネルギの値をEk-1 (C) とすると、E
k (C) =Ek-1 (C) となったら第2の処理を終了し、こ
の時点での全制御点がなす形状を輪郭の抽出結果とす
る。
【0053】
【発明の効果】以上実施例とともに説明したように、本
発明によれば“SNAKES”により画像から物体の輪
郭を抽出する際に、最初は計算コストが小さい第1の処
理を行い、エネルギが収束値に近づいたら正確な輪郭を
抽出できる第2の処理に切り替えるので、全体として従
来よりも短時間で正確に輪郭を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る輪郭抽出方法の手順
を示す図。
【図2】第1実施例の実験結果を示す図。
【図3】本発明の第2実施例に係る輪郭抽出方法の手順
を示す図。
【図4】SNAKESの定義を示す図。
【図5】対象物体と初期輪郭と抽出結果との関係を示す
図。
【図6】DP法におけるi−1番目の制御点のエネルギ
の計算に用いるテーブルの例を示す図。
【図7】図6のテーブルを作成するためのi−1番目の
制御点の8近傍移動とi番目の制御点の8近傍移動を示
す図。
【図8】DP法におけるi番目の制御点のエネルギの計
算に用いるテーブルの例を示す図。
【図9】図8のテーブルを作成するためのi番目の制御
点の8近傍移動とi+1番目の制御点の8近傍移動を示
す図。
【図10】実験における対象物体の例を示す図。
【図11】従来の第1の処理のみによる輪郭抽出方法の
実験結果を示す図。
【図12】従来の第2の処理のみによる輪郭抽出方法の
実験結果を示す図。
【符号の説明】
ini 初期輪郭 Cfin 抽出結果 1 多角形 2 物体 3,4 テーブル 5 楕円(対象物体)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の制御点からなる動的輪郭モデルを
    用い、制御点の位置座標の関数として与えられるエネル
    ギが極小となるように制御点の位置座標を更新すること
    により画像から物体の輪郭を抽出する輪郭抽出方法にお
    いて、 (1)各制御点でエネルギの微分値を計算し、微分値に
    基づいて各制御点の位置座標を更新する第1の処理を、
    エネルギが収束値に近づくまで行うこと、 (2)第1の処理でエネルギが収束値に近づいた後は、
    動的計画法によりエネルギが極小となる制御点の位置座
    標を決定する第2の処理を行うこと、を特徴とする輪郭
    抽出方法。
  2. 【請求項2】 第1の処理を繰り返して行い、今回のエ
    ネルギが前回のエネルギよりも増大した時にエネルギが
    収束値に近づいたと判定し、前記第2の処理は制御点の
    位置座標をエネルギ増加直前の状態に戻してから開始す
    ることを特徴とする請求項1記載の輪郭抽出方法。
  3. 【請求項3】 第1の処理を繰り返して行い、今回のエ
    ネルギが前回のエネルギに一致した時にエネルギが収束
    値に近づいたと判定し、直ちに前記第2の処理を開始す
    ることを特徴とする請求項1記載の輪郭抽出方法。
  4. 【請求項4】 第1の処理を繰り返して行い、エネルギ
    の傾きが予め定めたしきい値を越えた時にエネルギが収
    束値に近づいたと判定することを特徴とする請求項1記
    載の輪郭抽出方法。
  5. 【請求項5】 前記しきい値はゼロ近傍の負の値である
    ことを特徴とする請求項4記載の輪郭抽出方法。
JP7154363A 1995-06-21 1995-06-21 輪郭抽出方法 Withdrawn JPH096969A (ja)

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JP7154363A JPH096969A (ja) 1995-06-21 1995-06-21 輪郭抽出方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1061748A2 (en) * 1999-06-10 2000-12-20 University of Washington Video object segmentation using active contour modelling with global relaxation
CN102854765A (zh) * 2011-06-27 2013-01-02 富士施乐株式会社 图像形成设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1061748A2 (en) * 1999-06-10 2000-12-20 University of Washington Video object segmentation using active contour modelling with global relaxation
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