JPH0969782A - オーディオデータ符号化装置 - Google Patents
オーディオデータ符号化装置Info
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- JPH0969782A JPH0969782A JP7246953A JP24695395A JPH0969782A JP H0969782 A JPH0969782 A JP H0969782A JP 7246953 A JP7246953 A JP 7246953A JP 24695395 A JP24695395 A JP 24695395A JP H0969782 A JPH0969782 A JP H0969782A
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10L—SPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
- G10L19/00—Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
- G10L19/02—Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis using spectral analysis, e.g. transform vocoders or subband vocoders
- G10L19/0204—Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis using spectral analysis, e.g. transform vocoders or subband vocoders using subband decomposition
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 指数部データを差分符号化する際にクリッピ
ング処理が行われないようにし、復号化時に音質の劣化
が少なくなるようにする。 【解決手段】 ブロック浮動小数点変換回路13により
算出された仮数部データと指数部データとを、少なくと
も隣接する帯域間で上記指数部データの差が予め定めら
れた大きさの範囲に入るように補正する平滑化回路14
を設け、平滑化回路14において平滑化された指数部デ
ータを差分符号化回路15で差分符号化するようにする
ことにより、指数部データの差分符号化の際に、指数部
データがクリッピングされることがなくなるようにし、
復号器側で仮数部データと指数部データとからMDCT
係数を再構成する際に誤差が生じなくなるようにする。
ング処理が行われないようにし、復号化時に音質の劣化
が少なくなるようにする。 【解決手段】 ブロック浮動小数点変換回路13により
算出された仮数部データと指数部データとを、少なくと
も隣接する帯域間で上記指数部データの差が予め定めら
れた大きさの範囲に入るように補正する平滑化回路14
を設け、平滑化回路14において平滑化された指数部デ
ータを差分符号化回路15で差分符号化するようにする
ことにより、指数部データの差分符号化の際に、指数部
データがクリッピングされることがなくなるようにし、
復号器側で仮数部データと指数部データとからMDCT
係数を再構成する際に誤差が生じなくなるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオーディオデータの
圧縮装置に関し、特に、ディジタルオーディオデータを
高能率符号化するオーディオデータ符号化装置に関す
る。
圧縮装置に関し、特に、ディジタルオーディオデータを
高能率符号化するオーディオデータ符号化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オーディオデータの高能率符号化には、
オーディオデータを時間軸上で複数の帯域に分割して符
号化する帯域分割符号化や、オーディオデータを周波数
軸上に直交変換し複数の帯域に分割して符号化する変換
符号化がある。また、これらを組み合わせて、時間軸上
で複数の帯域に分割し、各帯域信号をさらに周波数軸上
に直交変換して符号化する高能率符号化もある。
オーディオデータを時間軸上で複数の帯域に分割して符
号化する帯域分割符号化や、オーディオデータを周波数
軸上に直交変換し複数の帯域に分割して符号化する変換
符号化がある。また、これらを組み合わせて、時間軸上
で複数の帯域に分割し、各帯域信号をさらに周波数軸上
に直交変換して符号化する高能率符号化もある。
【0003】従来技術の一例として、図4に示すMDC
T(モディファイド離散余弦変換)を用いた変換符号化
について説明する。オーディオデータ入力端子1より入
力されたオーディオデータは、例えば、512サンプル
を1つのブロックとして、ブロック単位で、窓がけ回路
2により窓がけが行われる。窓がけ回路2では、前ブロ
ックに現ブロックの50%がオーバーラップ加算され、
その加算結果がMDCT回路3に入力される。
T(モディファイド離散余弦変換)を用いた変換符号化
について説明する。オーディオデータ入力端子1より入
力されたオーディオデータは、例えば、512サンプル
を1つのブロックとして、ブロック単位で、窓がけ回路
2により窓がけが行われる。窓がけ回路2では、前ブロ
ックに現ブロックの50%がオーバーラップ加算され、
その加算結果がMDCT回路3に入力される。
【0004】MDCT回路3では、MDCTにより直交
変換が行われ、その結果得られるMDCT係数データが
ブロック浮動小数点変換回路4に入力される。ブロック
浮動小数点変換回路4では、MDCT回路3より入力さ
れる512個のMDCT係数データのうち、例えば、零
周波数からの240個がいくつかの帯域、例えば、64
帯域に分割され、1帯域につき1つの指数部データと複
数の仮数部データとから成るブロック浮動小数点データ
に変換される。このとき、1帯域内の係数は、例えば、
1個から8個で、低周波数から高周波数へと1帯域内の
係数の個数が増加するような帯域分割方法をとる。
変換が行われ、その結果得られるMDCT係数データが
ブロック浮動小数点変換回路4に入力される。ブロック
浮動小数点変換回路4では、MDCT回路3より入力さ
れる512個のMDCT係数データのうち、例えば、零
周波数からの240個がいくつかの帯域、例えば、64
帯域に分割され、1帯域につき1つの指数部データと複
数の仮数部データとから成るブロック浮動小数点データ
に変換される。このとき、1帯域内の係数は、例えば、
1個から8個で、低周波数から高周波数へと1帯域内の
係数の個数が増加するような帯域分割方法をとる。
【0005】指数部データ差分符号化回路5では、ブロ
ック浮動小数点変換回路4より入力される指数部データ
を差分符号化する。また、ビット割り当て回路6では、
ブロック浮動小数点変換回路4より入力される指数部デ
ータを基に、人の聴覚マスキング特性等を利用して、仮
数部データの量子化ビット長を決定し、それを量子化符
号化回路7に入力する。量子化符号化回路7では、ビッ
ト割り当て回路6から入力される量子化ビット長の分、
ブロック浮動小数点変換回路4より入力される仮数部デ
ータのMSBからデータを取り出して量子化符号化を行
う。
ック浮動小数点変換回路4より入力される指数部データ
を差分符号化する。また、ビット割り当て回路6では、
ブロック浮動小数点変換回路4より入力される指数部デ
ータを基に、人の聴覚マスキング特性等を利用して、仮
数部データの量子化ビット長を決定し、それを量子化符
号化回路7に入力する。量子化符号化回路7では、ビッ
ト割り当て回路6から入力される量子化ビット長の分、
ブロック浮動小数点変換回路4より入力される仮数部デ
ータのMSBからデータを取り出して量子化符号化を行
う。
【0006】以上の処理により、第1のデータ出力端子
8から指数部差分符号化データが出力され、第2のデー
タ出力端子9から仮数部符号化データが出力される。こ
れらの出力されたデータは、記録媒体に蓄積されたり、
伝送路を介して送信されたりする。
8から指数部差分符号化データが出力され、第2のデー
タ出力端子9から仮数部符号化データが出力される。こ
れらの出力されたデータは、記録媒体に蓄積されたり、
伝送路を介して送信されたりする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、指数部デー
タの差分符号化では、情報量圧縮のために、指数部デー
タをそのまま符号化するのではなく、低周波数から高周
波数へと差分値を符号化している。これにより指数部デ
ータの情報量を圧縮している。
タの差分符号化では、情報量圧縮のために、指数部デー
タをそのまま符号化するのではなく、低周波数から高周
波数へと差分値を符号化している。これにより指数部デ
ータの情報量を圧縮している。
【0008】しかしながら、一般に、指数部データの差
分符号化では、ある値以上の差分値をクリッピングする
処理、例えば、差分値が4以上のものを4にし、−4以
下のものを−4にするという処理を行っている。このク
リッピング処理のために、復号器側で仮数部データと指
数部データとからMDCT係数を再構成する際に誤差が
生じてしまい、音質を劣化させてしまうという問題があ
った。
分符号化では、ある値以上の差分値をクリッピングする
処理、例えば、差分値が4以上のものを4にし、−4以
下のものを−4にするという処理を行っている。このク
リッピング処理のために、復号器側で仮数部データと指
数部データとからMDCT係数を再構成する際に誤差が
生じてしまい、音質を劣化させてしまうという問題があ
った。
【0009】そこで、本発明は、指数部データを差分符
号化する際にクリッピング処理が行われないようにし、
復号化時に音質の劣化が少なくなるようなオーディオデ
ータ符号化装置を提供することを目的とする。
号化する際にクリッピング処理が行われないようにし、
復号化時に音質の劣化が少なくなるようなオーディオデ
ータ符号化装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のオーディオデー
タ符号化装置は、指数部データの差分符号化の前に、隣
接する帯域の指数部データの差が所定範囲内に収まるよ
うに、仮数部データと指数部データとの平滑化処理を行
う。
タ符号化装置は、指数部データの差分符号化の前に、隣
接する帯域の指数部データの差が所定範囲内に収まるよ
うに、仮数部データと指数部データとの平滑化処理を行
う。
【0011】上記のように構成した本発明によれば、仮
数部データと指数部データとの平滑化処理を行うので、
指数部データの差分符号化の際に、指数部差分データが
クリッピング処理されることがなくなる。これにより、
復号器側で仮数部データと指数部データとからMDCT
係数を再構成する際に誤差を生じることがなくなり、音
質を劣化させることがない。
数部データと指数部データとの平滑化処理を行うので、
指数部データの差分符号化の際に、指数部差分データが
クリッピング処理されることがなくなる。これにより、
復号器側で仮数部データと指数部データとからMDCT
係数を再構成する際に誤差を生じることがなくなり、音
質を劣化させることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による一実施形態
を、図1を用いて説明する。オーディオデータ入力端子
10より入力されたオーディオデータは、例えば、51
2サンプルを1つのブロックとして、ブロック単位で、
窓がけ回路11により窓がけが行われる。窓がけ回路1
1では、前ブロックに現ブロックの50%がオーバーラ
ップ加算され、その加算結果がMDCT回路12に入力
される。
を、図1を用いて説明する。オーディオデータ入力端子
10より入力されたオーディオデータは、例えば、51
2サンプルを1つのブロックとして、ブロック単位で、
窓がけ回路11により窓がけが行われる。窓がけ回路1
1では、前ブロックに現ブロックの50%がオーバーラ
ップ加算され、その加算結果がMDCT回路12に入力
される。
【0013】MDCT回路12では、MDCTにより直
交変換が行われ、その結果得られるMDCT係数データ
がブロック浮動小数点変換回路13に入力される。ブロ
ック浮動小数点変換回路13では、MDCT回路12よ
り入力される512個のMDCT係数データのうち、例
えば、零周波数からの240個がいくつかの帯域、例え
ば、64帯域に分割され、1帯域につき1つの指数部デ
ータと複数の仮数部データとから成るブロック浮動小数
点データに変換される。
交変換が行われ、その結果得られるMDCT係数データ
がブロック浮動小数点変換回路13に入力される。ブロ
ック浮動小数点変換回路13では、MDCT回路12よ
り入力される512個のMDCT係数データのうち、例
えば、零周波数からの240個がいくつかの帯域、例え
ば、64帯域に分割され、1帯域につき1つの指数部デ
ータと複数の仮数部データとから成るブロック浮動小数
点データに変換される。
【0014】ここで、ブロック浮動小数点変換について
説明する。まず、1帯域内のMDCT係数データの絶対
値の中で最大値を見つける。次に、その最大値データF
を次式のように表現する。 F= M×2 exp (-N) ただし、 F:浮動小数点データ M:仮数部データ、 0.5≦M <1 , -1≦M <-0.5 N:指数部データ、正の整数
説明する。まず、1帯域内のMDCT係数データの絶対
値の中で最大値を見つける。次に、その最大値データF
を次式のように表現する。 F= M×2 exp (-N) ただし、 F:浮動小数点データ M:仮数部データ、 0.5≦M <1 , -1≦M <-0.5 N:指数部データ、正の整数
【0015】そして、最大値データFの指数部 2exp(-
N) で1帯域内の他のMDCT係数データを割って、そ
れらを仮数部データとする。この処理によって、1帯域
につき1つの指数部データと、1帯域内のMDCT係数
データの個数に等しい数の仮数部データとが算出され
る。
N) で1帯域内の他のMDCT係数データを割って、そ
れらを仮数部データとする。この処理によって、1帯域
につき1つの指数部データと、1帯域内のMDCT係数
データの個数に等しい数の仮数部データとが算出され
る。
【0016】このとき、1帯域に含まれる係数データの
個数は、例えば1個から8個で、低周波数から高周波数
へと1帯域内の係数の個数が2n単位に増加する帯域分
割方法をとる。例えば、低周波数から順に、1帯域内の
係数が1個の帯域が16個、1帯域内の係数が2個の帯
域が16個、1帯域内の係数が4個の帯域が16個、1
帯域内の係数が8個の帯域が16個というふうにであ
る。この場合、指数部データは16×4=64個、仮数
部データは16×(1+2+4+8)=240個にな
る。この場合の帯域分割の様子を図2に示す。
個数は、例えば1個から8個で、低周波数から高周波数
へと1帯域内の係数の個数が2n単位に増加する帯域分
割方法をとる。例えば、低周波数から順に、1帯域内の
係数が1個の帯域が16個、1帯域内の係数が2個の帯
域が16個、1帯域内の係数が4個の帯域が16個、1
帯域内の係数が8個の帯域が16個というふうにであ
る。この場合、指数部データは16×4=64個、仮数
部データは16×(1+2+4+8)=240個にな
る。この場合の帯域分割の様子を図2に示す。
【0017】次に、平滑化回路14では、ブロック浮動
小数点変換回路13より入力される仮数部データと指数
部データとを平滑化する。以下に、平滑化の方法につい
て説明する。一例として、差分符号化回路15では、差
分値のR 以上のものをR にし、−R 以下のものを−R に
丸める処理を行うものとする。
小数点変換回路13より入力される仮数部データと指数
部データとを平滑化する。以下に、平滑化の方法につい
て説明する。一例として、差分符号化回路15では、差
分値のR 以上のものをR にし、−R 以下のものを−R に
丸める処理を行うものとする。
【0018】また、以下の説明のために、ブロック浮動
小数点変換回路13より入力される64個の指数部デー
タを、低周波数から高周波数へと順に、 N(x),x=0,
1,...,63とする。また、240個の仮数部データを、低
周波数から高周波数へと順に、 M(x,y),x=0,1,...,63,y
=0,1,...,L;ただし,x=0,..,15 のときL=0 , x=1
6,..,31 のときL=1 ,x=32,..,47のときL=3 ,x=48,..,
63のときL=7 とする。
小数点変換回路13より入力される64個の指数部デー
タを、低周波数から高周波数へと順に、 N(x),x=0,
1,...,63とする。また、240個の仮数部データを、低
周波数から高周波数へと順に、 M(x,y),x=0,1,...,63,y
=0,1,...,L;ただし,x=0,..,15 のときL=0 , x=1
6,..,31 のときL=1 ,x=32,..,47のときL=3 ,x=48,..,
63のときL=7 とする。
【0019】ここで、仮数部データM(x,y)のx は、図2
の周波数の低い方から数えた何番目の帯域かを示す変数
であり、y はその帯域内で何番目の係数かを示す変数で
ある。例えば、図2の周波数の低い方から数えて35番
目の帯域はx=35と表せる。このとき、この帯域には1つ
の帯域に4つの係数データが含まれているので、y は1
〜4の値をとることができる。
の周波数の低い方から数えた何番目の帯域かを示す変数
であり、y はその帯域内で何番目の係数かを示す変数で
ある。例えば、図2の周波数の低い方から数えて35番
目の帯域はx=35と表せる。このとき、この帯域には1つ
の帯域に4つの係数データが含まれているので、y は1
〜4の値をとることができる。
【0020】このように、仮数部データを変数x,y で表
すと決めたときに、平滑化は、次に示す(1)〜(3)
式に従い、帯域x=0,1,..,63 の順に行われる。
すと決めたときに、平滑化は、次に示す(1)〜(3)
式に従い、帯域x=0,1,..,63 の順に行われる。
【0021】N(x) > N(x+k) + k×R (1) の場合には、k 帯域離れた指数部データ間の値に k×R
以上の差が有ることになる。すなわち、k=1 の場合は隣
接する帯域間の指数部データの差を表すので、隣接する
帯域間にクリッピング処理の閾値であるR 以上の差が有
ることになる。
以上の差が有ることになる。すなわち、k=1 の場合は隣
接する帯域間の指数部データの差を表すので、隣接する
帯域間にクリッピング処理の閾値であるR 以上の差が有
ることになる。
【0022】また、k=2 の場合は両隣の帯域よりも更に
1つ離れた帯域との指数部データの差を表すので、この
差が 2×R 以上有ることは、2つ先の帯域との間で隣接
する帯域間にクリッピング処理の閾値であるR 以上の差
が必ず発生することを示していることになる。
1つ離れた帯域との指数部データの差を表すので、この
差が 2×R 以上有ることは、2つ先の帯域との間で隣接
する帯域間にクリッピング処理の閾値であるR 以上の差
が必ず発生することを示していることになる。
【0023】同様に、k=iの場合は、両隣の帯域よりも
更にi-1離れた帯域との指数部データの差を表すので、
この差がi×R 以上有ることは、iだけ先の帯域との間
で隣接する2つの帯域間にクリッピング処理の閾値であ
るR 以上の差が発生する部分が存在することを示してい
ることになる。
更にi-1離れた帯域との指数部データの差を表すので、
この差がi×R 以上有ることは、iだけ先の帯域との間
で隣接する2つの帯域間にクリッピング処理の閾値であ
るR 以上の差が発生する部分が存在することを示してい
ることになる。
【0024】図3に示すように、帯域1から見て、帯域
2との差Δ1がR 以下であったとしても、次の帯域2と
帯域3との差Δ2がR 以上であった場合には、帯域2と
帯域3との間だけで補正を行うよりも、帯域1と帯域3
の間、もしくは更に先の帯域4との間で補正を行った方
が、エンベロープをなだらかにできる。
2との差Δ1がR 以下であったとしても、次の帯域2と
帯域3との差Δ2がR 以上であった場合には、帯域2と
帯域3との間だけで補正を行うよりも、帯域1と帯域3
の間、もしくは更に先の帯域4との間で補正を行った方
が、エンベロープをなだらかにできる。
【0025】そこで、本実施形態では、両隣だけではな
く、更に先の帯域間でのクリッピング処理を予測して、
指数部データの差がクリッピング処理の閾値であるR 以
下になるように、以下のようにして指数部データを事前
に補正する。
く、更に先の帯域間でのクリッピング処理を予測して、
指数部データの差がクリッピング処理の閾値であるR 以
下になるように、以下のようにして指数部データを事前
に補正する。
【0026】 M(x,y) = M(x,y) × ( 2×exp(N(x+k) + k×R - N(x))), y=0,..,L (2) N(x) = N(x+k) + k×R (3)
【0027】上記した(1)〜(3)式について詳しく
説明する。まず(1)式によって、平滑化する指数部デ
ータN(x)と、 k帯域離れた指数部データN(x+k)に k×R
を加えた値N(x+k) + k×R とを比較している。これによ
り、指数部データの差分符号化の際にクリッピング処理
の対象となる指数部データを予め検出している。
説明する。まず(1)式によって、平滑化する指数部デ
ータN(x)と、 k帯域離れた指数部データN(x+k)に k×R
を加えた値N(x+k) + k×R とを比較している。これによ
り、指数部データの差分符号化の際にクリッピング処理
の対象となる指数部データを予め検出している。
【0028】上記(1)式を満足した場合には、(3)
式に示すように、平滑化する指数部データN(x)を、k 帯
域離れた指数部データN(x+k)に k×R を加えた値N(x+k)
+ k×R で置き換える。これにより、指数部データの差
分符号化の際にクリッピング処理の対象とならないよう
にすることができる。
式に示すように、平滑化する指数部データN(x)を、k 帯
域離れた指数部データN(x+k)に k×R を加えた値N(x+k)
+ k×R で置き換える。これにより、指数部データの差
分符号化の際にクリッピング処理の対象とならないよう
にすることができる。
【0029】このとき、指数部データが置き換わるの
で、仮数部データもそれにあわせて修正する必要があ
る。これを(2)式によって行っている。(2)式で
は、k 帯域離れた指数部データN(x+k)に k×R を加えた
値N(x+k) + k×R からN(x)を減じた値(2×exp(N(x+k) +
k×R - N(x)))を、x 帯域すべての仮数部に乗じてい
る。
で、仮数部データもそれにあわせて修正する必要があ
る。これを(2)式によって行っている。(2)式で
は、k 帯域離れた指数部データN(x+k)に k×R を加えた
値N(x+k) + k×R からN(x)を減じた値(2×exp(N(x+k) +
k×R - N(x)))を、x 帯域すべての仮数部に乗じてい
る。
【0030】これは、k 帯域離れた指数部データに許容
される差を超える部分をx 帯域の仮数部データで吸収し
ていることになる。実際の計算順序としては、(3)式
により指数部N(x)を置き換える前に、(2)式により仮
数部M(x,y)を修正しておかなくてはならない。
される差を超える部分をx 帯域の仮数部データで吸収し
ていることになる。実際の計算順序としては、(3)式
により指数部N(x)を置き換える前に、(2)式により仮
数部M(x,y)を修正しておかなくてはならない。
【0031】上記の平滑化処理では、x 帯域の指数部デ
ータN(x)に対して、k 帯域離れた指数部データN(x+k)
を、どこまで比較の対象とするか、すなわち、k の値を
1からいくつまで変化させるかが課題となる。
ータN(x)に対して、k 帯域離れた指数部データN(x+k)
を、どこまで比較の対象とするか、すなわち、k の値を
1からいくつまで変化させるかが課題となる。
【0032】x 帯域の指数部データN(x)を他のすべての
指数部データと比較して平滑化処理を行えば、差分符号
化の際にクリッピング処理の対象となるものは完全にな
くなる。しかし、その場合の計算量は膨大で、実際の符
号化処理には不向きなものとなる。そこで、本実施形態
では、 k=-2,-1,1,2だけを平滑化の対象範囲として計算
量を軽減させている。
指数部データと比較して平滑化処理を行えば、差分符号
化の際にクリッピング処理の対象となるものは完全にな
くなる。しかし、その場合の計算量は膨大で、実際の符
号化処理には不向きなものとなる。そこで、本実施形態
では、 k=-2,-1,1,2だけを平滑化の対象範囲として計算
量を軽減させている。
【0033】音声信号を入力とする場合には、各指数部
データにはかなり相関があり、急激な変化が起きないた
め、ほとんどの場合、k=1,2 の平滑化処理によりクリッ
ピング処理の対象となることをなくすことができる。
データにはかなり相関があり、急激な変化が起きないた
め、ほとんどの場合、k=1,2 の平滑化処理によりクリッ
ピング処理の対象となることをなくすことができる。
【0034】次に、指数部データ差分符号化回路15で
は、上記平滑化回路14より入力される指数部平滑化デ
ータの差分値を算出し、算出した-RからR までの値域を
持つ指数部差分データを適当な符号に置き換えて符号化
する。また、ビット割り当て回路16では、平滑化回路
14より入力される指数部平滑化データを基に、人間の
聴覚マスキング特性等を利用して、仮数部データの量子
化ビット長を決定し、それを量子化符号化回路17に入
力する。
は、上記平滑化回路14より入力される指数部平滑化デ
ータの差分値を算出し、算出した-RからR までの値域を
持つ指数部差分データを適当な符号に置き換えて符号化
する。また、ビット割り当て回路16では、平滑化回路
14より入力される指数部平滑化データを基に、人間の
聴覚マスキング特性等を利用して、仮数部データの量子
化ビット長を決定し、それを量子化符号化回路17に入
力する。
【0035】量子化符号化回路17では、ビット割り当
て回路16から入力される量子化ビット長の分、平滑化
回路14より入力される仮数部平滑化データのMSBか
らデータを取り出して量子化符号化を行う。そして、第
1のデータ出力端子18から指数部差分符号化データが
出力され、第2のデータ出力端子19から仮数部符号化
データが出力される。これらの出力されたデータは、記
録媒体に蓄積されたり、伝送路を介して送信されたりす
る。
て回路16から入力される量子化ビット長の分、平滑化
回路14より入力される仮数部平滑化データのMSBか
らデータを取り出して量子化符号化を行う。そして、第
1のデータ出力端子18から指数部差分符号化データが
出力され、第2のデータ出力端子19から仮数部符号化
データが出力される。これらの出力されたデータは、記
録媒体に蓄積されたり、伝送路を介して送信されたりす
る。
【0036】
【実施例】以下、具体的な数値を用いて上述した平滑化
を説明する。ここでは、K=1 、N(x)=8、M(x,y)=0.8、N
(x+1)=2、R=4 とする。
を説明する。ここでは、K=1 、N(x)=8、M(x,y)=0.8、N
(x+1)=2、R=4 とする。
【0037】この場合、まず、帯域x の指数部データN
(x)と帯域x+1 の指数部データN(x+1)との差が6である
ので、クリッピング処理の閾値である R=4を超えている
ことになる。実際に(1)式に各値を代入すると、次式
のようになる。 8 > 2 + 1×4
(x)と帯域x+1 の指数部データN(x+1)との差が6である
ので、クリッピング処理の閾値である R=4を超えている
ことになる。実際に(1)式に各値を代入すると、次式
のようになる。 8 > 2 + 1×4
【0038】このように、(1)式の比較条件を満足す
るので、(2)式および(3)式の平滑化処理を行う。
すなわち、(2)式に各値を代入して、次式を得る。 M(x,y) = 0.8×(2×exp(2 + 1×4 - 8)) = 0.8×(2×exp(-2)) = 0.8×0.25 = 0.2
るので、(2)式および(3)式の平滑化処理を行う。
すなわち、(2)式に各値を代入して、次式を得る。 M(x,y) = 0.8×(2×exp(2 + 1×4 - 8)) = 0.8×(2×exp(-2)) = 0.8×0.25 = 0.2
【0039】また、(3)式に各値を代入して、次式を
得る。 N(x) = 2 + 1×4 = 6
得る。 N(x) = 2 + 1×4 = 6
【0040】これらの平滑化された仮数部データM(x,y)
=0.2と指数部データN(x)=6とから再構成したMDCT係
数データ 0.2×2exp(-6) = 0.003125 は、平滑化前の仮
数部データM(x,y)=0.8と指数部データN(x)=8とから再構
成したMDCT係数データ 0.8×2exp(-8) = 0.003125
と一致し、誤差が生じないことがわかる。
=0.2と指数部データN(x)=6とから再構成したMDCT係
数データ 0.2×2exp(-6) = 0.003125 は、平滑化前の仮
数部データM(x,y)=0.8と指数部データN(x)=8とから再構
成したMDCT係数データ 0.8×2exp(-8) = 0.003125
と一致し、誤差が生じないことがわかる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、指数部デ
ータの差分符号化の前に、仮数部データと指数部データ
との平滑化処理を行うようにしているので、指数部デー
タの差分符号化の際に、指数部差分データがクリッピン
グ処理されることをなくすことができる。これにより、
復号器側で仮数部データと指数部データとからMDCT
係数を再構成する際に誤差が生じることをなくすことが
でき、音質の劣化を防止することができる。この場合、
実際の計算に適した形で平滑化の対象範囲を狭くして
も、音声信号を入力した場合の指数部データの相関性に
よって、復号器側でMDCT係数データを再構成する際
の誤差をほとんどなくすことができる。
ータの差分符号化の前に、仮数部データと指数部データ
との平滑化処理を行うようにしているので、指数部デー
タの差分符号化の際に、指数部差分データがクリッピン
グ処理されることをなくすことができる。これにより、
復号器側で仮数部データと指数部データとからMDCT
係数を再構成する際に誤差が生じることをなくすことが
でき、音質の劣化を防止することができる。この場合、
実際の計算に適した形で平滑化の対象範囲を狭くして
も、音声信号を入力した場合の指数部データの相関性に
よって、復号器側でMDCT係数データを再構成する際
の誤差をほとんどなくすことができる。
【図1】本発明の一実施形態であるMDCTを用いたオ
ーディオデータ符号化装置の構成例を示すブロック図で
ある。
ーディオデータ符号化装置の構成例を示すブロック図で
ある。
【図2】MDCT係数の帯域分割例を示す図である。
【図3】異なる帯域間における指数部データの差を説明
するための説明図である。
するための説明図である。
【図4】従来のMDCTを用いたオーディオデータ符号
化装置の構成例を示すブロック図である。
化装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】 10 オーディオデータ入力端子 11 窓がけ回路 12 MDCT回路 13 ブロック浮動小数点変換回路 14 平滑化回路 15 差分符号化回路 16 ビット割り当て回路 17 量子化符号化回路 18 第1のデータ出力端子 19 第2のデータ出力端子
Claims (1)
- 【請求項1】 オーディオデータに窓がけを行う窓がけ
回路と、 上記窓がけ回路により窓がけされたデータに対してMD
CTにより直交変換するMDCT回路と、 上記MDCT回路により直交変換されたMDCT係数デ
ータをブロック浮動小数点変換するブロック浮動小数点
変換回路と、 上記ブロック浮動小数点変換回路により算出された仮数
部データと指数部データとを、少なくとも隣接する帯域
間で上記指数部データの差が予め定められた大きさの範
囲に入るように補正する平滑化回路と、 上記平滑化回路により平滑化された指数部データを差分
符号化する指数部データ差分符号化回路と、 上記平滑化回路により算出された指数部平滑化データに
よりビット割り当てを行うビット割り当て回路と、 上記ビット割り当て回路により算出される仮数部データ
の量子化ビット長と仮数部データの属する帯域とによっ
て、上記平滑化回路により算出された仮数部平滑化デー
タを量子化符号化する量子化符号化回路とを有し、 上記平滑化回路において仮数部データと指数部データと
を平滑化し、平滑化された指数部データを差分符号化す
るようにすることを特徴とするオーディオデータ符号化
装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7246953A JPH0969782A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | オーディオデータ符号化装置 |
| KR1019960037038A KR970013791A (ko) | 1995-08-31 | 1996-08-30 | 입력하는 오디오 데이터를 고능률 부호화 하는 오디오 데이터 부호화 장치 및 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7246953A JPH0969782A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | オーディオデータ符号化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0969782A true JPH0969782A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=17156195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7246953A Withdrawn JPH0969782A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | オーディオデータ符号化装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0969782A (ja) |
| KR (1) | KR970013791A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8947274B2 (en) | 2012-06-21 | 2015-02-03 | Mitsubishi Electric Corporation | Encoding apparatus, decoding apparatus, encoding method, encoding program, decoding method, and decoding program |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP7246953A patent/JPH0969782A/ja not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-08-30 KR KR1019960037038A patent/KR970013791A/ko not_active Ceased
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8947274B2 (en) | 2012-06-21 | 2015-02-03 | Mitsubishi Electric Corporation | Encoding apparatus, decoding apparatus, encoding method, encoding program, decoding method, and decoding program |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR970013791A (ko) | 1997-03-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |