JPH0971827A - 工業用純チタンインゴットの製造方法 - Google Patents

工業用純チタンインゴットの製造方法

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JPH0971827A
JPH0971827A JP22767395A JP22767395A JPH0971827A JP H0971827 A JPH0971827 A JP H0971827A JP 22767395 A JP22767395 A JP 22767395A JP 22767395 A JP22767395 A JP 22767395A JP H0971827 A JPH0971827 A JP H0971827A
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Jun Shimotori
潤 霜鳥
Atsuhiko Kuroda
篤彦 黒田
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】消耗電極式真空アーク溶解法(VAR法)によ
り、酸素の偏析が軽微で、表面欠陥が少なく、径の大き
な工業用純チタンインゴットを生産性よく製造する方法
を提供する。 【解決手段】 通電開始から、平均800A/分以上
の速度で、式(1)を充たす電流I1 (kA)まで溶解
電流を増大させる第1の工程、に引き続き、式(2)を充たす電流I2 で、40
分以下保持する第2の工程、 平均100A/分以上の速度で、式(3)を充たす
電流I3 まで電流を低減させる第3の工程、 式(3)を充たす電流I3 に保持する第4の工程、 溶解終了までの時間が100分以下に達した時点か
ら、電流をI3 から低減する第5の工程、を含む。 I1 ≧35S+5 式(1) 0.9I1 ≦I2 ≦I1 式(2) 0.5I1 ≦I3 ≦0.8I1 式(3) ここで、S:インゴットの横断面積(単位 m2 )を1
2 で除した無次元数

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸素濃度が均一な
工業用純チタンのインゴットの製造方法に関し、より詳
しくは、消耗電極式真空アーク溶解法により、酸素の偏
析が軽微で、表面欠陥の少ない、大型のインゴットを生
産性よく製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、工業用純チタン(以下、純チタ
ンと記す)のインゴットは、消耗電極式真空アーク溶解
法(VAR法)によって製造される。図6に示すよう
に、VAR法で純チタンインゴットを製造する場合に
は、通常、まず、原料のスポンジチタンをプレス成形し
て、円柱状の消耗電極1を作製する。次に、真空下にお
いて、この消耗電極1と水冷銅モールド2の間に直流電
流を流し、消耗電極1とその直下の溶融チタンプール3
との間でアーク放電を起こさせる。その熱によって消耗
電極1を溶融させてプール内に滴下し、プール内の溶融
チタンをプールの底部側から順次凝固させて円柱状のイ
ンゴット4(1次インゴット)を製造する。さらに、得
られたインゴット4を消耗電極として同じ操作を繰り返
して、2次インゴットを製造する。このように再溶解を
2、3回繰り返して、品質のよい純チタンインゴットを
得ている。
【0003】工業用純チタンの化学成分は、JISH4
600に規定されている。H、O、NおよびFeの含有
率についての規定があり、各元素の含有率に応じて1種
から4種に区分されている。酸素の含有率については、
例えば1種で0.15重量%以下、4種では0.40重
量%以下と規定されている。
【0004】最近、歩留りの向上、生産性の向上といっ
た観点から、溶解速度の増大あるいはインゴットの大型
化が図られている。その背景として、溶解速度が小さい
場合には、インゴットの表面欠陥が多発する傾向がある
ので、表面欠陥の除去にともなう歩留まりの低下を招く
という問題がある。したがって、溶解速度の増大は歩留
まりの向上および生産性の向上の両面から効果的な技術
である。
【0005】一方、溶解速度の増大およびインゴットの
大型化は、インゴット内での化学成分偏析が顕著になる
といった弊害がある。特に、純チタン中では酸素の偏析
が問題であり、規格外れ等のトラブルを起こすことがあ
る。したがって、溶解速度の増大、インゴットの大型化
に合わせて、インゴット内での酸素濃度の均一化が強く
要求されている。
【0006】酸素については、溶融チタンが凝固する際
の凝固相と溶融相との間の平衡分配係数(凝固相の酸素
濃度/溶融相の酸素濃度)が1を超えているので、凝固
相に比べて溶融相の方が酸素濃度が低い。したがって、
凝固の進行とともに、溶融プール中の酸素濃度は低くな
っていく。酸素濃度は、インゴットから見ると、先に凝
固するインゴット底部側から後で凝固する上端部側にか
けて低くなり、また、インゴット外周側から中心部に向
けて低くなる。いわゆる、「酸素の負偏析」が生じる。
この酸素の負偏析は、一般に、溶解速度が大きいほど、
インゴットの外径が大きいほど顕著になることが知られ
ている。
【0007】酸素濃度が不均一なインゴットからチタン
板等の製品を製造すると、位置によって特性あるいは性
質が相違するので品質不良あるいは歩留まりの低下を招
く。
【0008】また、インゴットの大型化を図ることがで
きない場合には、幅が広く長さの長い純チタンコイルを
製造することができないため、生産性を向上できないと
いう問題がある。
【0009】チタンインゴットの化学成分の偏析抑制対
策として、特開平5−214458号公報には、鉄を1
〜5重量%含有するチタン合金からなる消耗式電極を用
いて、VAR法により、溶融チタンのプールの深さが
0.14〜0.35mの範囲になるように制御しながら
再溶解し、チタン合金インゴットを製造する方法が示さ
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述の特開平5−21
4458号公報に開示された方法では、溶融チタンのプ
ールの深さを浅く、かつ所定の範囲に制御することを条
件としているために、溶解速度を小さくする対策が講じ
られている。しかし、溶解速度が小さい場合には、先に
述べたようにインゴット段階での歩留まりの向上が期待
できず、また、生産性が低いという問題がある。
【0011】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、VAR法により、酸素の偏析が軽
微で、表面欠陥が少なく、大型の工業用純チタンインゴ
ットを生産性よく製造する方法を提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決することを目的として、VAR法によって純チタ
ンインゴットを製造する際の溶融チタンのプール(以
下、単に溶融プールと記す)形状と溶解電流(以下、単
に電流と記す)の関係に注目した研究を行った。
【0013】平均溶解速度(インゴット重量(kg)/
溶解所要時間(分))10〜20kg/分の高い溶解速
度条件で検討を行った結果、次の知見を得た。
【0014】a)従来の電流パターンでは、溶融プール
の深さと体積は、溶解開始初期に最大となり、溶解終了
に向けて徐々に減少する。プールの深さと体積が一定と
なることはない。
【0015】図1に示す溶解電流パターン(以下、単に
電流パターンと記す)条件で、外径980mmの純チタ
ンインゴットを製造する場合について、シミュレーショ
ン計算により溶融プールの深さと体積を調査した。図2
に、溶融プールの深さおよび溶融プールの体積の経時的
な変化を示した。溶融プールの深さと体積は、経時的に
激しく変化していることがわかる。
【0016】b)溶融プールの体積(または深さ)が大
きいほど、また、その経時的な変化が大きいほどインゴ
ットの酸素濃度は不均一となるので、酸素濃度の均一化
(偏析抑制)には、溶融プールの体積(または深さ)の
最大値を低くすること、最大値到達後の経時的な変化を
小さくすることが必要である。
【0017】c)溶融プールの体積(または深さ)の最
大値を低くすると同時に、最大値到達後の経時変化を小
さくし、かつ、インゴット底部側の表面欠陥の発生を防
止することができる電流条件を選ぶ必要がある。その電
流パターンは、溶解初期の電流を大きくし、その後速や
かに電流を所定のレベルまで低下させることである。
【0018】本発明は、以上の知見を基に、溶解初期か
ら終了までの間の電流を適正化することによって完成さ
れたものであり、「消耗電極式真空アーク溶解法によ
り、外径0.7m以上、平均酸素濃度0.05重量%以
上の工業用純チタンインゴットを製造する方法におい
て、 通電開始から、平均800A/分以上の速度で、式
(1)を充たす電流I1 (kA)まで溶解電流を増大さ
せる第1の工程、 に引き続き、式(2)を充たす電流I2 で、40
分以下保持する第2の工程、 平均100A/分以上の速度で、式(3)を充たす
電流I3 まで電流を低減させる第3の工程、 式(3)を充たす電流I3 に保持する第4の工程、 溶解終了までの時間が100分以下に達した時点か
ら、電流をI3 から低減する第5の工程、を含むことを
特徴とする工業用純チタンインゴットの製造方法。
【0019】 I1 ≧35S+5 式(1) 0.9I1 ≦I2 ≦I1 式(2) 0.5I1 ≦I3 ≦0.8I1 式(3) ここで、S:インゴットの横断面積(単位 m2 )を1
2 で除した無次元数」を要旨としている。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明では、主として外径:0.
7m以上、平均酸素濃度:0.05重量%(以下、酸素
濃度は重量%で表示する)以上の工業用純チタンインゴ
ットを対象とする。外径0.7m未満、平均酸素濃度
0.05%未満の場合には、溶解速度を大きくしても酸
素の偏析(濃度の不均一性)は、それほど問題にはなら
ないからである。
【0021】以下、上記工程〜の通電条件について
具体的に説明する。図3に本発明の代表的な溶解電流パ
ターンを示す。
【0022】 第1の工程(図3のIの範囲) 通電初期には大きな電流を流し、速やかに所定の深さの
溶融プールを形成させる必要がある。そのためには、速
やかに所定の電流値:I1 まで電流を上昇させること、
1 値をできるだけ大きくすることが必要である。この
1 値は本発明の工程の中でもっとも大きい電流値であ
り、前記の式(1)で規定される(35S+5)kA以
上とする必要がある。すなわち、インゴットの断面積に
応じて電流は大きくなり、例えば、インゴットの断面積
が1m2 (径:1.13m)の場合は40kA以上とな
る。また、このI1 値まで電流を上昇させる速度は、8
00A/分以上とするのが望ましい。800A/分未満
の速度では、溶解初期の入熱量が不足するため、十分な
溶融プールが形成されない。このような場合には、溶解
初期は、モールド底面からの冷却が強く、底面近傍の凝
固層の温度降下が大きいため、インゴットに表面欠陥が
発生する。I1 の上限は特に制限しないが、VAR設備
の容量(能力)あるいは安全性を考慮して選択するのが
よい。
【0023】 第2の工程(図3のIIの範囲) I1 まで電流を上げた後、所定の深さのプールが形成さ
れるまで、式(2)を充たす電流値I2 に一定時間保持
する。保持時間は、おもにI1 (I2 )値によって左右
され、I1 の最低値である(35S+5)kAに近いほ
ど長くする必要がある。ただし、上限は40分である。
1 (I2 )値が十分大きい場合には、保持時間0分と
してもよい。
【0024】 第3の工程(図3のIII の範囲) I2 に所定時間保持し、所定の深さのプールが形成され
た段階で、溶融プールの深さを一定に保持するために、
電流を落とさなければならない。電流を減少させる速度
は100A/分以上とする必要がある。100A/分未
満の場合には入熱量が過剰となり、溶融プールの体積あ
るいは深さが過大となり、インゴットの酸素濃度の均一
化が困難になる。
【0025】 第4の工程(図3のIVの範囲) 溶融プールを所定の深さに維持して溶解を行う工程であ
る。この工程における電流値I3 は、前記の式(3)を
満足する0.5I1 〜0.8I1 の範囲がよい。0.5
1 未満の場合には、入熱量が不足するために溶融プー
ルの温度が低下し、インゴットの表面欠陥発生の原因と
なる。また、I3 が0.8I1 を超えると、入熱量が過
剰となるために溶融プールの体積が過大となり、インゴ
ットの酸素濃度が不均一となる。
【0026】 第5の工程(図3のVの範囲) 溶解電流を徐々に低下し、消耗式電極の溶解および溶融
プールの凝固を完了させる工程であり、電極の溶解がほ
ぼ終了する時期からこの工程に入る。時間的には、溶解
終了までの時間が100分以下がこの工程のスタートと
なる。100分を超える早い時期から電流を落とすと、
溶融プールの凝固速度が遅く、酸素の偏析が助長される
傾向がある。この工程における電流は、実操業では、
0.6I3程度に所定時間保持し、その後、通電を停止
する方法を採るのがよい。
【0027】
【実施例】次に実施例によって本発明の方法を具体的に
説明する。
【0028】スポンジチタンを原料として、VAR法に
よって1次インゴットを製造し、この1次インゴットを
消耗電極として再溶解した。再溶解の際には、後述の本
発明例の電流パターンおよび比較例の電流パターンによ
って溶解した。得られた2次インゴットを板状に圧延
し、圧延材の各位置の酸素濃度を分析することによっ
て、酸素濃度の均一性を評価した。
【0029】表1に、消耗電極(1次インゴット)およ
び2次インゴットの大きさならびに2次インゴットの平
均酸素濃度、さらに第1工程から第5工程までの溶解電
流条件をまとめて示した。また、図4および図5に、表
1の電流条件に相当する溶解電流パターンを図示した。
【0030】
【表1】
【0031】(実施例1)実施例1(本発明例1、比較
例1および2)に用いた消耗電極は、平均酸素濃度が
0.16重量%、外径880mmの純チタン1次インゴ
ットである。表1および図4に示した電流パターンで再
溶解し、外径980mmの2次インゴットを溶製した。
2次インゴットに表面欠陥がある場合は、表面手入れを
行った。2次インゴットの表面の健全性を評価するため
に、表面手入れを行った面積割合を表面欠陥除去面積率
として求めた。
【0032】次に、2次インゴットを熱間鍛造し、厚さ
280mm、幅1200mmのスラブとした後、さらに
熱間圧延して、厚さ4mm、幅1200mmの熱延コイ
ルを得た。次にこの熱延コイルを冷間圧延して、厚さ
0.8mm、幅1000mm、長さ1500mの冷延コ
イルを製造した。
【0033】この冷延コイルについて、酸素濃度を調査
した。分析用試料の採取位置は、コイルの長さ方向につ
いては先端から5m、750m、1495m(それぞれ
2次インゴットの上端、中間、下端に相当)、コイルの
幅方向については側端から50mm、300mm、60
0mmとした。酸素濃度の均一性は、各コイル毎に酸素
濃度分析値の平均値を計算し、次式で求められる偏析率
によって評価した。
【0034】酸素濃度の偏析率(%)=(平均値−各部
の分析値)/平均値×100 表2に調査結果をまとめて示した。
【0035】
【表2】
【0036】発明例1については、電流パターンが本発
明の条件の範囲内であるので、酸素濃度の偏析率が2%
以下となっており、酸素濃度が極めて均一であった。ま
た、2次インゴットの表面欠陥も認められなかった。こ
のことは、表面欠陥除去率が0%となっていることから
も裏付けられている。
【0037】一方、比較例1は、溶解中期(本発明の第
4工程に相当)の溶解電流が過大であるために、酸素濃
度の偏析率が15%に達しており、酸素濃度が極めて不
均一であった。比較例2は、溶解初期から電流が小さい
ので、酸素濃度はほぼ均一であるものの、2次インゴッ
トの表面欠陥が著しかった。この結果から、溶解初期の
凝固速度が遅い場合には、インゴットの表面欠陥の発生
を防止できないことが裏付けられた。このように、本発
明の電流パターンの範囲外の比較例1および2について
は、酸素濃度の均一性およびインゴットの表面欠陥の発
生防止の両者を同時に満足させることができなかった。
【0038】(実施例2)実施例2(本発明例2、比較
例3および4)に用いた消耗電極は、平均酸素濃度が
0.18重量%、外径660mmの純チタン1次インゴ
ットである。表1および図5に示した電流パターンで再
溶解し、外径740mmの2次インゴットを製造した。
この2次インゴットを熱間鍛造し、厚さ280mm、幅
1000mmのスラブとした後、さらに熱間圧延して、
厚さ4mm、幅1000mmの熱延コイルを得た。次に
この熱延コイルを冷間圧延して、厚さ1.2mm、幅9
00mm、長さ900mの冷延コイルを製造した。
【0039】この冷延コイルについて、酸素濃度を調査
した。分析用試料の採取位置は、コイルの長さ方向につ
いては先端から5m、450m、895m(それぞれ2
次インゴットの上端、中間、下端に相当)、コイルの幅
方向については側端から50mm、250mm、500
mmとした。
【0040】2次インゴットの表面欠陥および酸素濃度
の均一性の評価方法は、実施例1の場合と同じである。
【0041】表3に調査結果をまとめて示した。
【0042】
【表3】
【0043】実施例2は、上記のように、実施例1に比
較して、1次および2次インゴットのサイズが小さくな
っている点がおもな相違点である。それに応じて、表1
および図5に示したように、発明例、比較例ともに、実
施例1の場合より電流を低くしている。
【0044】表3から明かなように、発明例2は、酸素
濃度の偏析は小さく、均一であった。また、2次インゴ
ットの表面欠陥除去率0%から分かるように、インゴッ
トの表面欠陥も認められなかった。これに対して、比較
例3および4は、それぞれ実施例1における比較例1、
2とほぼ同様な結果であった。このように、実施例2に
おいても、本発明の電流パターンの範囲外の比較例3お
よび4については、酸素濃度の均一性およびインゴット
の表面欠陥の発生防止の両者を同時に満足させられない
ことが確認された。
【0045】
【発明の効果】本発明の純チタンインゴットの製造方法
は、VAR溶解における、溶解初期から末期にかけて、
比較的に大きな電流条件で溶融チタンのプールの深さが
一定になるように溶解電流パターンを規定している。し
たがって、酸素の偏析が軽微で、表面欠陥が少なく、径
の大きな工業用純チタンインゴットを生産性よく製造す
ることができる。そのために、酸素濃度が均一で品質に
優れた大型の純チタンコイル等の製品を安価に製造する
ことが可能であり、工業用純チタンの用途拡大等多大の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】VAR溶解法における従来の溶解電流パターン
の1例を示す図である。
【図2】図1の溶解電流パターンによって溶解した場合
の溶融チタンのプールの深さおよび体積の経時的な変化
を示す図である。
【図3】本発明の溶解電流パターンの1例を示す図であ
る。
【図4】実施例1における溶解電流パターンを示す図で
ある。
【図5】実施例2における溶解電流パターンを示す図で
ある。
【図6】消耗電極式真空アーク溶解法(VAR法)の説
明図である。
【符号の説明】
1:消耗電極 2:水冷銅モールド 3:溶融チタンプール 4:インゴット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消耗電極式真空アーク溶解法により、外径
    0.7m以上、平均酸素濃度0.05重量%以上の工業
    用純チタンインゴットを製造する方法において、 通電開始から、平均800A/分以上の速度で、式
    (1)を充たす電流I1 (kA)まで溶解電流を増大さ
    せる第1の工程、 に引き続き、式(2)を充たす電流I2 で、40
    分以下保持する第2の工程、 平均100A/分以上の速度で、式(3)を充たす
    電流I3 まで電流を低減させる第3の工程、 式(3)を充たす電流I3 に保持する第4の工程、 溶解終了までの時間が100分以下に達した時点か
    ら、電流をI3 から低減する第5の工程、を含むことを
    特徴とする工業用純チタンインゴットの製造方法。 I1 ≧35S+5 式(1) 0.9I1 ≦I2 ≦I1 式(2) 0.5I1 ≦I3 ≦0.8I1 式(3) ここで、S:インゴットの横断面積(単位 m2 )を1
    2 で除した無次元数
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