JPH0972047A - 改修融雪屋根のケラバ部構造 - Google Patents

改修融雪屋根のケラバ部構造

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JPH0972047A
JPH0972047A JP7230845A JP23084595A JPH0972047A JP H0972047 A JPH0972047 A JP H0972047A JP 7230845 A JP7230845 A JP 7230845A JP 23084595 A JP23084595 A JP 23084595A JP H0972047 A JPH0972047 A JP H0972047A
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Surface Heating Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 改修を行う際に融雪機能を付加する屋根改修
構造において、発熱機能を有するシート状発熱体に電流
を導く導電線をケラバ部に格納し、配線を容易にすると
ともに、外観を美しく仕上げる改修融雪屋根の改修構造
に関するものである。 【構成】 既存屋根の妻側端部に配する長尺平板状の下
部材Hと、下部材Hの上面の外方端部に流れ方向と平行
に配した断面が長方形で長尺体の外側部材Iと、下部材
Hの上面の内方端部近傍に下部材Hと平行に配した外側
部材Iと同形状の部材で所定箇所にリード線を通過させ
るための孔1を所定箇所に設けた内側部材Jと、外側部
材Iと内側部材Jの上面に載置され、下部材Hと略同一
形状の上部材Kとから導電線Mを導く空洞Lを形成し、
段葺の新規屋根材Tの下地となる裏打材Rと新規屋根材
Tとの間に配したシート状発熱体Sのリード線13、1
4を内側部材Jの孔1を通過させて導電線Mに接続し、
化粧本体Oとケラバ覆いPの2部材からなるケラバ材N
によって捨板G、下部材H、外側部材I、内側部材J、
上部材Kを外観より隠蔽するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋の既存屋根を改修
するに伴って融雪機能を付加する際の、妻側端部におけ
るケラバ部の構造に係るものである。さらに詳しくは、
融雪のために機能する面状発熱体へ電流を導く導電線を
ケラバ部内に格納することができる改修融雪屋根のケラ
バ部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、降雪地方における雪降ろし作業
は、肉体的に大変かつ危険を伴う作業であった。そこ
で、屋根の改修を行うと同時に融雪機能を付加する方法
としては、新規屋根材の下に合成樹脂に炭素繊維を混入
して形成されたシート状の面状発熱体を介する方法があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、面状発熱体へ
電流を導く導電線を格納するための有効で合理的、かつ
美観を損なわない方法がなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するためのもので、新規屋根のケラバ部に導電線
を格納するための空洞を設け、また長尺体の2部材から
なるケラバ材によって空洞を構成する部材と屋根材の妻
側端部を被覆することにより、導電線を合理的に格納で
き施工が容易で、かつ美しい外観を有するケラバ部を形
成するものである。
【0005】
【作用】導電線を合理的に配線することができるため施
工が容易で、また美しい外観を有するケラバ部を形成す
るものである。
【0006】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る改修融雪屋
根のケラバ部構造について詳細に説明する。図1および
図2は本発明の代表的な一例を示す説明図であり、Aは
垂木Bと野地板C、およびアスファルトルーフィングD
からなる屋根下地、Eは既存屋根材、Fは破風板、Gは
捨板、Hは下部材、Iは外側部材、Jは内側部材、Kは
上部材、Lは空洞、Mは導電線、Nは化粧本体O、ケラ
バ覆いPからなるケラバ材、Qは桟木、Rは裏打材、S
は面状発熱体、Tは新規屋根材である。
【0007】屋根下地Aは垂木B、野地板C、アスファ
ルトルーフィングDとから構成されるもので、野地板C
はアスファルトルーフィングDと共に妻面近傍の垂木B
の外側面に合わせて、切断するものである。アスファル
トルーフィングDは、既存屋根に使用されていたものを
撤去せずに、そのまま使用するものである。野地板Cの
上に敷設された既存屋根材Eは撤去しても良いが、撤去
することなくその上に新規屋根を形成することにより、
防水性、断熱性、防音性に優れた屋根を低コスト、短期
間で形成することができる。
【0008】既存屋根材Eは屋根下地A上に敷設された
一般的な屋根材であり、図1、図2においては金属の横
葺屋根を示してあるが、その他にも平葺き屋根、段葺き
屋根、瓦棒葺き屋根、瓦屋根、新生瓦屋根、等でもよ
い。
【0009】破風板Fは長尺平板で、最も妻側寄りの垂
木Bの外面に、外方に広い平面が臨み、上面は垂木Bの
上面と略同一平面となるように取り付けるものである。
捨板Gは長尺平板で、破風板Fの上面に取り付けられ、
野地板Cと同等の高さを有し、その上面は野地板Cと連
続した平面を形成するものである。また、捨板Gは破風
板Fの外側面より外方に突出しているものである。
【0010】下部材Hは屋根下地Aの端部にて、野地板
Cと捨板Gに跨って、外方端部を捨板Gの端部に揃えて
取り付けられるもので、野地板Cとの間にアスファルト
ルーフィングD、既存屋根材Eの端部を介して取り付け
るものである。
【0011】外側部材Iは図3に示すような断面長方形
の長尺体で、外方面を下部材Hの外方端面と揃えて、下
部材Hの上面に取り付けるものである。内側部材Jは形
状は外側部材Iと同一のものを使用し、下部材Hの上面
の内方端部近傍にてやや外側部材I寄りに取り付けるも
のであり、また後記する面状発熱体Sから延長されたリ
ード線13、14を通過させるための孔1を所定箇所に
必要個数、設けておくものである。
【0012】上部材Kは下部材Hと同一形状の部材を使
用し、外方端部を外側部材Iの外側面と同一平面となる
ように取り付け、下部材H、外側部材I、内側部材Jと
共に空洞Lを形成するものである。空洞Lは後記する面
状発熱体Sに電流を供給するための導電線Mを配設する
ための空間であり、図示しないが導電線Mは棟部にて束
となって家屋内に導かれ、任意の配線を施されるもので
ある。空洞Lによって棟に導線を導き、一箇所にて家屋
内に導電線Mを導くことにより、導電線Mを家屋内に誘
導する孔の穿設の作業が一回で済み、施工が容易な上、
既存屋根に加える加工が少なく済むので、強度、断熱
性、防水性等の劣化を防止することができる。
【0013】ケラバ材Nは、図4(a)、(b)に示さ
れるような化粧本体Oとケラバ覆いPの2部材から構成
されるものである。
【0014】化粧本体Oは、上部材Kよりも広い幅を有
する化粧面2と、化粧面3の内方端を下方へ垂直に屈曲
して中途から外方へ斜めに屈曲し、さらに下方端に舌片
3aを有する内部化粧面3と、化粧面2の外方端部を、
裏面側へU字上に折り返した挟持部4とから構成される
長尺体である。
【0015】ケラバ覆いPは、垂直面からなる垂下面5
と、垂下面5の下端を内方の斜め上方に折り返した屈曲
部6と、垂下面5の上端を外方へ水平に折り返して延長
した嵌挿部7とから構成される長尺体である。
【0016】化粧本体Oは上部材Kの上面に敷設するも
ので、取付けの際にケラバ覆いPの嵌挿部7を挟持部4
に挿入し、ケラバ材Nとして一体化して取り付け、捨板
G、下部材H、外側部材I、上部材Kを外観から覆い隠
し、導電線Mを雨水等から防水すると共に、外観を美し
く仕上げるものである。なお、化粧本体O、ケラバ覆い
P共に、美しい外観に仕上げることから、後記する新規
屋根材Tと同質の材料から形成することが好ましい。
【0017】桟木Qは既存屋根材Eの上に、下部材Hと
同等の高さを有する長尺体を、流れ方向と平行に所定の
間隔を有して配されるものである。桟木Qは、裏打材R
を載置、固定する下地として機能すると共に、桟木Q同
士の間に間隙を形成し、空気の循環路として機能させる
ものである。
【0018】裏打材Rは図5に示すように長尺板状であ
り、桟木Q上に多数枚敷設するものである。さらに、裏
打材Rは新規屋根材Tをバックアップし、屋根上の作
業、積雪のように荷重が加えられても新規屋根材Tの変
形を防止すると共に、後記する面状発熱体Sからの熱の
うち、殆どすべてが融雪に寄与するように断熱し、家屋
内(小屋裏等)に熱が逃げるのを防止するものである。
また、夏季においては太陽によって屋根が加熱されても
家屋内に熱が伝わるのを遮断し家屋内の温度の上昇を防
止することにも役立つと共に、防音にも役立つものであ
る。
【0019】また、裏打材Rの素材としてはシージング
ボード、シージングインシュレーションボート、プラス
チックフォーム(ウレタンフォーム、ヌレートフォー
ム、フェノールフォーム等)、パーチクルボード、木質
複合板、木毛セメント板、コンポージットパネル(コン
パネ)、石膏ボード、ALC板、等であり、断熱性を有
するものである。
【0020】さらに説明すると、裏打材Rは水平方向で
は端面を当接すると共に、図6に示すように軒から棟方
向では下段の裏打材R1 に長尺側面を重ね合わせ、階段
状とすると共に屋根下地Aとの間に三角形状の空隙βを
形成するように固定するものである。この空隙βは新鮮
な空気等の流通路として機能させることができ裏打材R
が有する断熱材、防音材、調湿材等の機能をさらに助長
させると共に、結露を防止して屋根下地A、後記する新
規屋根材T等の腐食防止に寄与するものである。
【0021】面状発熱体Sは図7(a)、(b)に示す
ように長方形状のシート状であり、図1、図2に示すよ
うに裏打材Rと新規屋根材Tの間に介在し、外装部に融
雪に必要な熱を供給するためのものである。また、図5
に示すように面状発熱体Sは裏打材Rの表面に接着剤
(図示せず)、接着テープ8、ステープラ9等の諸手段
により、固定、取り付けるものである。
【0022】さらに、この面状発熱体Sは図7(a)お
よび、7(a)のイ−イ線断面図に該当する図7(b)
に示すように、帯状で中心部分を構成する炭素繊維を混
入した合成樹脂シート10と、合成樹脂シート10の長
手方向両端に形成した導電線11、12と、幅方向一端
に形成し、導電線11、12と連結されたリード線1
3、14と、これらを被覆する上下の絶縁体シート1
5、16とから形成したものである。
【0023】すなわち、合成樹脂シート10には、塩ビ
樹脂等の各種プラスチック樹脂をベースとして、内部に
炭素繊維が混入されているものであり、リード線13、
14を介して導電線11、12に電気が導かれると、炭
素繊維の抵抗により、発熱するものである。また、炭素
繊維同士は互いに重なり合うように混入されるので、面
状発熱体Sの一部分が万一破壊、切断しても、他の部分
の発熱には全く影響がでないものである
【0024】絶縁シート15、16は塩ビフィルム、フ
ッ素樹脂フィルム、アクリルフィルム等からなり、ラミ
ネート加工を行うことによって、表面保護と防水、電気
的絶縁等の効果を発揮するものである。また、リード線
13、14は内側部材Jの孔1を通過して導電線Mに接
続され、導電性である炭素繊維の抵抗により面状発熱体
S全体が発熱し、熱が外装部の新規屋根材Tに伝達さ
れ、融雪が行われることになる。
【0025】また、図8(a)、(b)は外装部を構成
する段葺き状の新規屋根材Tを示す斜視図であり、新規
屋根材Tは金属板(カラー鋼板、銅板、アルミニウム
板、チタン板、ステンレス板、サンドイッチ鋼板、クラ
ッド鋼板等)等をロール成形、プレス成形、押出成形等
によって形成したものである。
【0026】さらに説明すると、新規屋根材Tは長尺板
状であり、その幅方向一端部を化粧面17の下側、すな
わち、裏面18側に略コ字状に屈曲して段差化粧面19
と差込縁20とを形成した雄型連結部22としたもの
で、化粧面17と段差化粧面19と差込縁20とから略
コ字状の引っかけ溝21形成したものである。
【0027】また、化粧面17の他端には化粧面17の
上側に屈曲して断面略U字状に形成した前記差込縁20
と嵌合する嵌合溝23と、嵌合溝23の先端をコ字状に
折り返した嵌合縁24と、嵌合縁24の先端を下方に屈
曲すると共に化粧面17と略平行で外方にL字状に屈曲
して延長した固定片25を形成した雌型連結部26を形
成したものである。
【0028】さらに、化粧面17の長手方向の両側端縁
をそれぞれ裏面18側にハゼ状に屈曲した連結片27を
形成したものである。連結片27は、図示しない継手材
を介して相隣る新規屋根材T同士を連結する際の係止部
となるものである。なお、図8(a)では長手方向の強
度の強化と、外部からの雨水等が毛細管現象により内部
に浸入することを防止する意味で嵌合溝23と差込縁2
0に凹条28、凹条29を形成している。
【0029】図9は、ケラバ部に隣接する箇所に使用す
る新規屋根材T3 の成形例を示すものである。すなわち
3 は、化粧面17のケラバ側の端部を任意の幅で垂直
上方に折り返し、雄型連結部22の折り返し線31の延
長線より外方に位置する部分は切断して削除し、また雌
型連結部26の折り返し線31の延長線より外方に位置
する部分は、折り返し線31の延長線上に切り込みを入
れて雌型連結部26の形状を平面状に修正し、余剰部分
を雨返し片30と重ねるように折り返すものである。
【0030】雨返し片30は上部材Kの内方端部より内
方に位置し、かつ内側部材Jと接触させるものであり、
ケラバ部への雨水の浸入を防止すると共に、内側部材J
が外観に露出しないようにして、外観を向上させるもの
である。
【0031】ここで、本発明に係る改修融雪屋根のケラ
バ部構造についての施工例を簡単に説明する。まず、既
存のケラバを撤去し、野地板Cの端部を最外部の垂木B
の外面に合わせて切断する。
【0032】次に、図10に示すように、桟木Qを所定
間隔で流れ方向と平行に取り付ける。また、最外部の垂
木Bの外側面に、上面が同一平面になるように揃えて破
風板Fを固定する。そして破風板Fの上面に、捨板Gを
固定するが、捨板Gと野地板Cはその上面において、略
同一平面を形成するものである。
【0033】次に、図11に示すように、下部材Hを野
地板Cと捨板Gに跨って、その外面を捨板Gの外面に合
わせて取り付け、さらに外側部材Iを、その外面を下部
材Hの外面に合わせて取り付ける。さらに、下部材Hの
内方端部の近傍に、予め孔1を穿設しておいた内側部材
Jを、外側部材Iと平行に、かつ所定の間隔を有して固
定する。
【0034】そして、図12および図6に示すように、
桟木Q上に下段の裏打材R1 を敷設する。次に、下段に
位置する裏打材R1 の上面に面状発熱体Sを任意箇所に
敷設し、リード線13、14を内側部材Jの孔1を通過
させて導電線Mに接続する。
【0035】次に、面状発熱体S上から下段の新規屋根
材T1 を載置し、固定片25にて固定具αを打設し新規
屋根材T1 を固定する。そして新規屋根材T1 の固定片
25の上に上段の裏打材R2 の下端部を載置して、さら
に面状発熱体Sを載置、リード線13、14の導電線M
への接続を行い、下段の新規屋根材T1 の嵌合溝23内
に上段の新規屋根材T2 の差込縁20を嵌合、係止し、
上段の裏打材R2 上に上段の新規屋根材T2 を載置す
る。
【0036】このように、軒方向から棟方向へ一段毎葺
成することにより、図6に示すように既存屋根材Eと裏
打材Rとの間に縦断面略三角形状の空隙βが形成され
る。この空隙βは新鮮な空気等の流通路として機能させ
ることができ裏打材Rが有する断熱材、防音材、調湿材
等の機能をさらに助長させると共に、結露を防止して屋
根下地A、新規屋根材T等の腐食防止に寄与するもので
ある。また、図6において△Tは裏打材2同士の重なり
しろであり、浸入した雨水の逆流を防止し、十分な防水
効果を発揮させるさめには△Tは長ければ長い程良く、
好ましくは△T=50〜60mm程度である。
【0037】なお、面状発熱体Sのリード線13、14
は新規屋根材Tで隠蔽される前に内側部材Jの孔1を通
して導電線Mに接続し、導電線Mは外側部材Iと内側部
材Jの間に格納するものである。導電線Mは何本でも良
いが、面状発熱体Sの範囲、部位によってリード線1
3、14を接続する導電線Mを区別し、家屋内に設けた
制御盤にて通電する導電線Mを指定することにより、融
雪を行う範囲を任意に調節することができる。また、新
規屋根材Tの妻側端部は図9に示すように成形したもの
を使用し、取り付ける際は内側部材Jと密着させるもの
である。
【0038】次に、外側部材Iと内側部材Jの上面に上
部材Kを載置して、導電線Mを格納した空洞Lを形成
し、化粧本体Oの上面に、挟持部4にてケラバ覆いPの
嵌挿部7と係合したケラバ材Nを取り付け、図1、図2
に示されるように仕上げるものである。なお、図示しな
いが、破風板F、捨板G、下部材H、外側部材I、内側
部材J、上部材K、および化粧本体O、ケラバ覆いPの
固定には、釘等の固定具αを使用するものである。
【0039】以上説明したのは、本発明の一実施例にす
ぎず、図13に示すように既存屋根材Eの表面に、桟木
Qと同等の高さに、合成樹脂発泡体よりなるボード、あ
るいは現場発泡型の合成樹脂発泡体からなる断熱材32
を施して、断熱性を更に向上させることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る改修
融雪屋根のケラバ部構造によれば、ケラバ部内に導電
線を隠蔽したので、外観が良く、施工性に優れる。導
電線は棟部の一箇所で家屋内に導かれるので、施工が容
易で、屋根の強度、断熱性、防音性等を劣化させない。
断熱層と外装部の間に面状発熱体を介在したので、面
発熱シートからもたらされる熱が断熱層の形成により家
内部方向へ放散することがなく、殆どを融雪のための熱
源として使用することができ効率が良い。面発熱シー
トを合成樹脂に炭素繊維を混入して形成したので、面発
熱シートの一部分が破壊、切断されても、他の部分の発
熱には全く影響がでない。ケラバ部全体が大きく形成
されるので、重量感のある外観を有する新規屋根とな
る。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る改修融雪屋根のケラバ部構造の代
表的一例を示す説明図である。
【図2】本発明に係る改修融雪屋根のケラバ部構造の代
表的一例を示す断面図である。
【図3】内側部材の説明図である。
【図4】ケラバ材を構成する化粧本体とケラバ覆いの説
明図である。
【図5】裏打材と面状発熱体の例を示す斜視図である。
【図6】新規屋根材の縦方向の接続部を示す拡大図であ
る。
【図7】面状発熱体の説明図である。
【図8】新規屋根材の説明図である。
【図9】ケラバ部近傍で使用する新規屋根材の説明図で
ある。
【図10】本発明の改修融雪屋根のケラバ部構造の施工
例を示す説明図である。
【図11】本発明の改修融雪屋根のケラバ部構造の施工
例を示す説明図である。
【図12】本発明の改修融雪屋根のケラバ部構造の施工
例を示す説明図である。
【図13】本発明の改修融雪屋根のケラバ部構造のその
他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
α 固定具 β 空隙 A 屋根下地 B 垂木 C 野地板 D アスファルトルーフィング E 既存屋根材 F 破風板 G 捨板 H 下部材 I 外側部材 J 内側部材 K 上部材 L 空洞 M 導電線 N ケラバ材 O 化粧本体 P ケラバ覆い Q 桟木 R 裏打材 S 面状発熱体 T 新規屋根材 1 孔 2 化粧面 3 内部化粧面 3a 舌片 4 挟持部 5 垂下面 6 屈曲部 7 嵌挿部 8 接着テープ 9 ステープラ 10 合成樹脂シート 11 導電線 12 導電線 13 リード線 14 リード線 15 絶縁シート 16 絶縁シート 17 化粧面 18 裏面 19 段差化粧面 20 差込縁 21 引っかけ溝 22 雄型連結部 23 嵌合溝 24 嵌合縁 25 固定片 26 雌型連結部 27 連結片 28 凹条 29 凹条 30 雨返し片 31 折り返し線 32 断熱材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 改修融雪屋根のケラバ部構造
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋の既存屋根を改修
するに伴って融雪機能を付加する際の、妻側端部におけ
るケラバ部の構造に係るものである。さらに詳しくは、
融雪のために機能するシート状発熱体へ電流を導く導電
線をケラバ部内に格納することができる改修融雪屋根の
ケラバ部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、降雪地方における雪降ろし作業
は、肉体的に大変かつ危険を伴う作業であった。そこ
で、屋根に融雪機能を施す方法の1つに、特開平6−2
399号のように屋根材の下にシート状の発熱体を設置
する方法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、屋根の改修と
同時にシート状の発熱体を施して融雪機能を備える方法
がなく、従って屋根の改修に伴ってシート状の発熱体に
よる融雪機能を施す際にシート状発熱体へ電流を導く導
電線を格納するのに適した方法がなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこの問題を解決
するためのもので、新規屋根のケラバ部に導電線を格納
するための空洞を設け、また長尺体の2部材からなるケ
ラバ材によって空洞を構成する部材と屋根材の妻側端部
被覆し、シート状発熱体に電流を導くための導電線を
空洞内に格納するものである。
【0005】
【作用】屋根改修を行うに伴ってシート状の発熱体によ
る融雪機能を施す際に、導電線を合理的に配線すること
ができるため施工が容易で、かつ美しい外観を有するケ
ラバ部を形成するものである。
【0006】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る改修融雪屋
根のケラバ部構造について詳細に説明する。図1および
図2は本発明の代表的な一例を示す説明図であり、Aは
垂木Bと野地板C、およびアスファルトルーフィングD
からなる屋根下地、Eは既存屋根材、Fは破風板、Gは
捨板、Hは下部材、Iは外側部材、Jは内側部材、Kは
上部材、Lは空洞、Mは導電線、Nは化粧本体O、ケラ
バ覆いPからなるケラバ材、Qは桟木、Rは裏打材、S
シート状発熱体、Tは新規屋根材である。
【0007】屋根下地Aは垂木B、野地板C、アスファ
ルトルーフィングDとから構成されるもので、野地板C
はアスファルトルーフィングDと共に妻面近傍の垂木B
の外側面に合わせて、切断するものである。アスファル
トルーフィングDは、既存屋根に使用されていたものを
撤去せずに、そのまま使用するものである。野地板Cの
上に敷設された既存屋根材Eは撤去しても良いが、撤去
することなくその上に新規屋根を形成することにより、
防水性、断熱性、防音性に優れた屋根を低コスト、短期
間で形成することができる。
【0008】既存屋根材Eは屋根下地A上に敷設された
一般的な屋根材であり、図1、図2においては金属の横
葺屋根を示してあるが、その他にも平葺き屋根、段葺き
屋根、瓦棒葺き屋根、瓦屋根、新生瓦屋根、等でもよ
い。
【0009】破風板Fは長尺平板で、最も妻側寄りの垂
木Bの外面に、外方に広い平面が臨み、上面は垂木Bの
上面と略同一平面となるように取り付けるものである。
捨板Gは長尺平板で、破風板Fの上面に取り付けられ、
野地板Cと同等の高さを有し、その上面は野地板Cと連
続した平面を形成するものである。また、捨板Gは破風
板Fの外側面より外方に突出しているものである。
【0010】下部材Hは屋根下地Aの端部にて、野地板
Cと捨板Gに跨って、外方端部を捨板Gの端部に揃えて
取り付けられるもので、野地板Cとの間にアスファルト
ルーフィングD、既存屋根材Eの端部を介して取り付け
るものである。
【0011】外側部材Iは図3に示すような断面長方形
の長尺体で、外方面を下部材Hの外方端面と揃えて、下
部材Hの上面に取り付けるものである。内側部材Jは形
状は外側部材Iと同一のものを使用し、下部材Hの上面
の内方端部近傍にてやや外側部材I寄りに取り付けるも
のであり、また後記するシート状発熱体Sから延長され
たリード線13、14を通過させるための孔1を所定箇
所に必要個数、設けておくものである。
【0012】上部材Kは下部材Hと同一形状の部材を使
用し、外方端部を外側部材Iの外側面と同一平面となる
ように取り付け、下部材H、外側部材I、内側部材Jと
共に空洞Lを形成するものである。空洞Lは後記する
ート状発熱体Sに電流を供給するための導電線Mを配設
するための空間であり、図示しないが導電線Mは棟部に
て束となって家屋内に導かれ、任意の配線を施されるも
のである。空洞Lによって棟に導線を導き、一箇所にて
家屋内に導電線Mを導くことにより、導電線Mを家屋内
に誘導する孔の穿設の作業が一回で済み、施工が容易な
上、既存屋根に加える加工が少なく済むので、強度、断
熱性、防水性等の劣化を防止することができる。
【0013】ケラバ材Nは、図4(a)、(b)に示さ
れるような化粧本体Oとケラバ覆いPの2部材から構成
されるものである。
【0014】化粧本体Oは、上部材Kよりも広い幅を有
する化粧面2と、化粧面3の内方端を下方へ垂直に屈曲
して中途から外方へ斜めに屈曲し、さらに下方端に舌片
3aを有する内部化粧面3と、化粧面2の外方端部を、
裏面側へU字上に折り返した挟持部4とから構成される
長尺体である。
【0015】ケラバ覆いPは、垂直面からなる垂下面5
と、垂下面5の下端を内方の斜め上方に折り返した屈曲
部6と、垂下面5の上端を外方へ水平に折り返して延長
した嵌挿部7とから構成される長尺体である。
【0016】化粧本体Oは上部材Kの上面に敷設するも
ので、取付けの際にケラバ覆いPの嵌挿部7を挟持部4
に挿入し、ケラバ材Nとして一体化して取り付け、捨板
G、下部材H、外側部材I、上部材Kを外観から覆い隠
し、導電線Mを雨水等から防水すると共に、外観を美し
く仕上げるものである。なお、化粧本体O、ケラバ覆い
P共に、美しい外観に仕上げることから、後記する新規
屋根材Tと同質の材料から形成することが好ましい。
【0017】桟木Qは既存屋根材Eの上に、下部材Hと
同等の高さを有する長尺体を、流れ方向と平行に所定の
間隔を有して配されるものである。桟木Qは、裏打材R
を載置、固定する下地として機能すると共に、桟木Q同
士の間に間隙を形成し、空気の循環路として機能させる
ものである。
【0018】裏打材Rは図5に示すように長尺板状であ
り、桟木Q上に多数枚敷設するものである。さらに、裏
打材Rは新規屋根材Tをバックアップし、屋根上の作
業、積雪のように荷重が加えられても新規屋根材Tの変
形を防止すると共に、後記するシート状発熱体Sからの
熱のうち、殆どすべてが融雪に寄与するように断熱し、
家屋内(小屋裏等)に熱が逃げるのを防止するものであ
る。また、夏季においては太陽によって屋根が加熱され
ても家屋内に熱が伝わるのを遮断し家屋内の温度の上昇
を防止することにも役立つと共に、防音にも役立つもの
である。
【0019】また、裏打材Rの素材としてはシージング
ボード、シージングインシュレーションボート、プラス
チックフォーム(ウレタンフォーム、ヌレートフォー
ム、フェノールフォーム等)、パーチクルボード、木質
複合板、木毛セメント板、コンポージットパネル(コン
パネ)、石膏ボード、ALC板、等であり、断熱性を有
するものである。
【0020】さらに説明すると、裏打材Rは水平方向で
は端面を当接すると共に、図6に示すように軒から棟方
向では下段の裏打材R1 に長尺側面を重ね合わせ、階段
状とすると共に屋根下地Aとの間に三角形状の空隙βを
形成するように固定するものである。この空隙βは新鮮
な空気等の流通路として機能させることができ裏打材R
が有する断熱材、防音材、調湿材等の機能をさらに助長
させると共に、結露を防止して屋根下地A、後記する新
規屋根材T等の腐食防止に寄与するものである。
【0021】シート状発熱体Sは図7(a)、(b)に
示すように長方形状のシート状であり、図1、図2に示
すように裏打材Rと新規屋根材Tの間に介在し、外装部
に融雪に必要な熱を供給するためのものである。また、
図5に示すようにシート状発熱体Sは裏打材Rの表面に
接着剤(図示せず)、接着テープ8、ステープラ9等の
諸手段により、固定、取り付けるものである。
【0022】さらに、このシート状発熱体Sは図7
(a)および、7(a)のイ−イ線断面図に該当する図
7(b)に示すように、帯状で発熱部分となるシート1
0と、シート10の長手方向両端に形成した導電線1
1、12と、幅方向一端に形成し、導電線11、12と
連結されたリード線13、14と、これらを被覆する上
下の絶縁体シート15、16とから形成したものであ
る。
【0023】シート10は、適度な電気抵抗を有し、通
電すると発熱現象を起こす組成であれば特に指定される
ものではないが、その組成としては、例えば炭素繊維を
合成樹脂等でバインダしたものや混入したもの、パルプ
繊維とカーボンファイバー、カーボン粒子、金属粉末等
を粘材により合成したものを使用するもので、カーボン
ファイバー同士は互いに重なり合うように混入されるの
で、シート状発熱体Sの一部分が万一破壊、切断して
も、他の部分の発熱には全く影響がでないものである。
シート10はリード線13、14を介して導電線11、
12に電気が導かれると発熱するものである。
【0024】絶縁シート15、16は塩ビフィルム、フ
ッ素樹脂フィルム、アクリルフィルム等からなり、ラミ
ネート加工を行うことによって、表面保護と防水、電気
的絶縁等の効果を発揮するものである。また、リード線
13、14は内側部材Jの孔1を通過して導電線Mに接
続され、導電性である組成物の抵抗によりシート状発熱
S全体が発熱し、熱が外装部の新規屋根材Tに伝達さ
れ、融雪が行われることになる。
【0025】また、図8(a)、(b)は外装部を構成
する段葺き状の新規屋根材Tを示す斜視図であり、新規
屋根材Tは金属板(カラー鋼板、銅板、アルミニウム
板、チタン板、ステンレス板、サンドイッチ鋼板、クラ
ッド鋼板等)等をロール成形、プレス成形、押出成形等
によって形成したものである。
【0026】さらに説明すると、新規屋根材Tは長尺板
状であり、その幅方向一端部を化粧面17の下側、すな
わち、裏面18側に略コ字状に屈曲して段差化粧面19
と差込縁20とを形成した雄型連結部22としたもの
で、化粧面17と段差化粧面19と差込縁20とから略
コ字状の引っかけ溝21形成したものである。
【0027】また、化粧面17の他端には化粧面17の
上側に屈曲して断面略U字状に形成した前記差込縁20
と嵌合する嵌合溝23と、嵌合溝23の先端をコ字状に
折り返した嵌合縁24と、嵌合縁24の先端を下方に屈
曲すると共に化粧面17と略平行で外方にL字状に屈曲
して延長した固定片25を形成した雌型連結部26を形
成したものである。
【0028】さらに、化粧面17の長手方向の両側端縁
をそれぞれ裏面18側にハゼ状に屈曲した連結片27を
形成したものである。連結片27は、図示しない継手材
を介して相隣る新規屋根材T同士を連結する際の係止部
となるものである。なお、図8(a)では長手方向の強
度の強化と、外部からの雨水等が毛細管現象により内部
に浸入することを防止する意味で嵌合溝23と差込縁2
0に凹条28、凹条29を形成している。
【0029】図9は、ケラバ部に隣接する箇所に使用す
る新規屋根材T3 の成形例を示すものである。すなわち
3 は、化粧面17のケラバ側の端部を任意の幅で垂直
上方に折り返し、雄型連結部22の折り返し線31の延
長線より外方に位置する部分は切断して削除し、また雌
型連結部26の折り返し線31の延長線より外方に位置
する部分は、折り返し線31の延長線上に切り込みを入
れて雌型連結部26の形状を平面状に修正し、余剰部分
を雨返し片30と重ねるように折り返すものである。
【0030】雨返し片30は上部材Kの内方端部より内
方に位置し、かつ内側部材Jと接触させるものであり、
ケラバ部への雨水の浸入を防止すると共に、内側部材J
が外観に露出しないようにして、外観を向上させるもの
である。
【0031】ここで、本発明に係る改修融雪屋根のケラ
バ部構造についての施工例を簡単に説明する。まず、既
存のケラバを撤去し、野地板Cの端部を最外部の垂木B
の外面に合わせて切断する。
【0032】次に、図10に示すように、桟木Qを所定
間隔で流れ方向と平行に取り付ける。また、最外部の垂
木Bの外側面に、上面が同一平面になるように揃えて破
風板Fを固定する。そして破風板Fの上面に、捨板Gを
固定するが、捨板Gと野地板Cはその上面において、略
同一平面を形成するものである。
【0033】次に、図11に示すように、下部材Hを野
地板Cと捨板Gに跨って、その外面を捨板Gの外面に合
わせて取り付け、さらに外側部材Iを、その外面を下部
材Hの外面に合わせて取り付ける。さらに、下部材Hの
内方端部の近傍に、予め孔1を穿設しておいた内側部材
Jを、外側部材Iと平行に、かつ所定の間隔を有して固
定する。
【0034】そして、図12および図6に示すように、
桟木Q上に下段の裏打材R1 を敷設する。次に、下段に
位置する裏打材R1 の上面にシート状発熱体Sを任意箇
所に敷設し、リード線13、14を内側部材Jの孔1を
通過させて導電線Mに接続する。
【0035】次に、シート状発熱体S上から下段の新規
屋根材T1 を載置し、固定片25にて固定具αを打設し
新規屋根材T1 を固定する。そして新規屋根材T1 の固
定片25の上に上段の裏打材R2 の下端部を載置して、
さらにシート状発熱体Sを載置、リード線13、14の
導電線Mへの接続を行い、下段の新規屋根材T1 の嵌合
溝23内に上段の新規屋根材T2 の差込縁20を嵌合、
係止し、上段の裏打材R2 上に上段の新規屋根材T2
載置する。
【0036】このように、軒方向から棟方向へ一段毎葺
成することにより、図6に示すように既存屋根材Eと裏
打材Rとの間に縦断面略三角形状の空隙βが形成され
る。この空隙βは新鮮な空気等の流通路として機能させ
ることができ裏打材Rが有する断熱材、防音材、調湿材
等の機能をさらに助長させると共に、結露を防止して屋
根下地A、新規屋根材T等の腐食防止に寄与するもので
ある。また、図6において△Tは裏打材2同士の重なり
しろであり、浸入した雨水の逆流を防止し、十分な防水
効果を発揮させるさめには△Tは長ければ長い程良く、
好ましくは△T=50〜60mm程度である。
【0037】なお、シート状発熱体Sのリード線13、
14は新規屋根材Tで隠蔽される前に内側部材Jの孔1
を通して導電線Mに接続し、導電線Mは外側部材Iと内
側部材Jの間に格納するものである。導電線Mは何本で
も良いが、シート状発熱体Sの範囲、部位によってリー
ド線13、14を接続する導電線Mを区別し、家屋内に
設けた制御盤にて通電する導電線Mを指定することによ
り、融雪を行う範囲を任意に調節することができる。ま
た、新規屋根材Tの妻側端部は図9に示すように成形し
たものを使用し、取り付ける際は内側部材Jと密着させ
るものである。
【0038】次に、外側部材Iと内側部材Jの上面に上
部材Kを載置して、導電線Mを格納した空洞Lを形成
し、化粧本体Oの上面に、挟持部4にてケラバ覆いPの
嵌挿部7と係合したケラバ材Nを取り付け、図1、図2
に示されるように仕上げるものである。なお、図示しな
いが、破風板F、捨板G、下部材H、外側部材I、内側
部材J、上部材K、および化粧本体O、ケラバ覆いPの
固定には、釘等の固定具αを使用するものである。
【0039】以上説明したのは、本発明の一実施例にす
ぎず、図13に示すように既存屋根材Eの表面に、桟木
Qと同等の高さに、合成樹脂発泡体よりなるボード、あ
るいは現場発泡型の合成樹脂発泡体からなる断熱材32
を施して、断熱性を更に向上させることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る改修
融雪屋根のケラバ部構造によれば、ケラバ部内に導電
線を隠蔽したので、外観が良く、施工性に優れる。導
電線は棟部の一箇所で家屋内に導かれるので、施工が容
易で、屋根の強度、断熱性、防音性等を劣化させない。
断熱層と外装部の間にシート状発熱体を介在したの
で、面発熱シートからもたらされる熱が断熱層の形成に
より家内部方向へ放散することがなく、殆どを融雪のた
めの熱源として使用することができ効率が良い。シー
ト状発熱体にカーボンファイバーを混入して形成した場
合、シート状発熱体の一部分が破壊、切断されても、他
の部分の発熱には全く影響がでない。ケラバ部全体が
大きく形成されるので、重量感のある外観を有する新規
屋根となる。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る改修融雪屋根のケラバ部構造の代
表的一例を示す説明図である。
【図2】本発明に係る改修融雪屋根のケラバ部構造の代
表的一例を示す断面図である。
【図3】内側部材の説明図である。
【図4】ケラバ材を構成する化粧本体とケラバ覆いの説
明図である。
【図5】裏打材とシート状発熱体の例を示す斜視図であ
る。
【図6】新規屋根材の縦方向の接続部を示す拡大図であ
る。
【図7】シート状発熱体の説明図である。
【図8】新規屋根材の説明図である。
【図9】ケラバ部近傍で使用する新規屋根材の説明図で
ある。
【図10】本発明の改修融雪屋根のケラバ部構造の施工
例を示す説明図である。
【図11】本発明の改修融雪屋根のケラバ部構造の施工
例を示す説明図である。
【図12】本発明の改修融雪屋根のケラバ部構造の施工
例を示す説明図である。
【図13】本発明の改修融雪屋根のケラバ部構造のその
他の例を示す説明図である。
【符号の説明】 α 固定具 β 空隙 A 屋根下地 B 垂木 C 野地板 D アスファルトルーフィング E 既存屋根材 F 破風板 G 捨板 H 下部材 I 外側部材 J 内側部材 K 上部材 L 空洞 M 導電線 N ケラバ材 O 化粧本体 P ケラバ覆い Q 桟木 R 裏打材 S シート状発熱体 T 新規屋根材 1 孔 2 化粧面 3 内部化粧面 3a 舌片 4 挟持部 5 垂下面 6 屈曲部 7 嵌挿部 8 接着テープ 9 ステープラ 10 合成樹脂シート 11 導電線 12 導電線 13 リード線 14 リード線 15 絶縁シート 16 絶縁シート 17 化粧面 18 裏面 19 段差化粧面 20 差込縁 21 引っかけ溝 22 雄型連結部 23 嵌合溝 24 嵌合縁 25 固定片 26 雌型連結部 27 連結片 28 凹条 29 凹条 30 雨返し片 31 折り返し線 32 断熱材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04H 9/16 E04H 9/16 H H05B 3/20 305 H05B 3/20 305

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存の各種屋根を改修すると共に融雪機
    能を備える改修屋根のケラバ部において、既存屋根のケ
    ラバを取り除いた後に屋根下地の最外端の垂木と密接し
    て取り付けられる長尺平板状の破風板と、該破風板の上
    面に野地板と同一平面を形成するように取り付けられる
    長尺平板状の捨板と、既存屋根の妻側端部に流れ方向と
    平行に配する長尺平板状の下部材と、該下部材の上面の
    外方端部に下部材と平行に配した断面が長方形で長尺体
    の外側部材と、下部材の上面の内方端部近傍に下部材と
    平行に配し、該外側部材と同形状の部材の所定箇所にリ
    ード線を通過させるための孔を設けた内側部材と、該外
    側部材と内側部材の上面に載置される前記下部材と略同
    一形状の上部材と、既存屋根上に流れ方向と平行に所定
    の間隔を有して取り付けられる桟木と、少なくとも幅方
    向の一端部を化粧面側に略U字状に屈曲して係合溝を形
    成すると共に、再び略コ字状に折り返して嵌合縁を形成
    し、他端部には裏面側に略コ字状に屈曲した段差化粧面
    と差込係合片とを形成した段葺き用の屋根材と、該段葺
    き用の屋根材の裏面側に重ね張りする長尺板状の裏打材
    と、裏打材と屋根材との間に介在させた、合成樹脂に炭
    素繊維を混入して形成されたシート状の面状発熱体と、
    水平面である化粧面と該化粧面の内方端部を垂直下方に
    屈曲した内部化粧面と該化粧面の外方端部を下方側にU
    字状に折り返した挟持部を有する長尺体の化粧本体と、
    垂直面の垂下面と該垂下面の上端を外方へ水平に折り返
    した嵌挿部を有するケラバ覆いの2部材からなるケラバ
    材とから構成され、前記桟木上に、長手方向の端部を前
    記下部材の近傍に揃えて配した裏打材の上面に面状発熱
    体を敷設してリード線を内側部材の孔を通過させ、面状
    発熱体の上面に屋根材を配して新規屋根を形成し、また
    屋根材の外方端部は化粧面部の端部を折り返して内側部
    材に接触し、ケラバ材の化粧本体を屋根材と内側部材の
    接触面を覆うように上部材の上面に配し、またケラバ覆
    いの垂下面によって外側部材、下部材、捨板および破風
    板の一部を覆うように嵌挿部を該化粧本体の挟持部に係
    合して配し、また下部材、外側部材、内側部材、上部材
    に囲まれることによって形成された空洞に面状発熱体に
    電流を導く導電線を配し、リード線と接続したことを特
    徴とする改修融雪屋根のケラバ部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009203612A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 屋根上散水配管構造
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